JP2021051934A - コネクタ及び電子機器 - Google Patents

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和太 吉田
元太 山▲崎▼
Genta YAMAZAKI
元太 山▲崎▼
岡部 芳史
Yoshiji Okabe
芳史 岡部
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Abstract

【課題】接続対象物の挿入に伴うコネクタの破損を抑制可能なコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、枠状に形成されている第1インシュレータ20と、第1インシュレータ20の内側に配置され、第1インシュレータ20に対して移動可能であり、第1インシュレータ20に向けて突出する位置規制部35を有する第2インシュレータ30と、第1インシュレータ20及び第2インシュレータ30に支持され、接続対象物70及び回路基板CBを電気的に接続する複数のコンタクト40と、第1インシュレータ20に支持されている基部51と、位置規制部35を支持している受け部53と、受け部53と連結している弾性変形可能な第1弾性部54と、を有する金具50と、を備え、受け部53は、位置規制部35よりも回路基板CB側に位置し、かつ、回路基板CBと間隔を空けて配置されている。【選択図】図8

Description

本開示は、コネクタ及び電子機器に関する。
従来、接続対象物との接続信頼性を向上させるための技術として、例えば嵌合中及び嵌合後においてもコネクタの一部が可動することで接続対象物とコネクタとの間の位置ずれを吸収するフローティング構造を有したコネクタが知られている。
例えば、特許文献1には、フローティングコネクタ用固定具を用いることで相手コネクタとの着脱時にコンタクトの座屈及び変形のない構造のフローティングコネクタが開示されている。
特開2010−055852
このような従来のフローティングコネクタにおいて、接続対象物をコネクタに挿入するときの力が強いと、例えばコネクタにおける可動部分が、接続対象物の挿入に伴う衝撃によって回路基板と接触し、破損する可能性がある。特許文献1に記載のような従来のコネクタでは、このような接続対象物の挿入に伴うコネクタの破損について十分に考慮されていなかった。
このような問題点に鑑みてなされた本開示の目的は、接続対象物の挿入に伴うコネクタの破損を抑制可能なコネクタ及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係るコネクタは、
枠状に形成されている第1インシュレータと、
前記第1インシュレータの内側に配置され、前記第1インシュレータに対して移動可能であり、前記第1インシュレータに向けて突出する位置規制部を有する第2インシュレータと、
前記第1インシュレータ及び前記第2インシュレータに支持され、接続対象物及び回路基板を電気的に接続する複数のコンタクトと、
前記第1インシュレータに支持されている基部と、前記位置規制部を支持している受け部と、前記受け部と連結している弾性変形可能な第1弾性部と、を有する金具と、
を備え、
前記受け部は、前記位置規制部よりも前記回路基板側に位置し、かつ、前記回路基板と間隔を空けて配置されている。
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係る電子機器は、
上記のコネクタを備える。
本開示の一実施形態に係るコネクタ及び電子機器によれば、接続対象物の挿入に伴うコネクタの破損を抑制可能である。
接続対象物が接続されている状態の一実施形態に係るコネクタを上面視で示した外観斜視図である。 接続対象物と分離している状態の一実施形態に係るコネクタを上面視で示した外観斜視図である。 図1のコネクタ単体を上面視で示した外観斜視図である。 図1のコネクタ単体を下面視で示した外観斜視図である。 図3のコネクタの上面視による分解斜視図である。 図5の第1金具単体を上面視で第1方向から示した外観斜視図である。 図5の第1金具単体を下面視で第2方向から示した外観斜視図である。 図3のVII−VII矢線に沿った断面図である。 図3のVIII−VIII矢線に沿った断面斜視図である。 接続対象物が接続されている状態の図7に対応する断面図である。 第1変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第2変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第3変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第4変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第5変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第6変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。 第7変形例に係る第1金具単体を上面視で示した外観斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について詳細に説明する。以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準とする。各矢印の方向は、異なる図面同士で互いに整合している。図面によっては、簡便な図示を目的として、後述する回路基板CBの図示を省略する。
図1は、接続対象物70が接続されている状態の一実施形態に係るコネクタ10を上面視で示した外観斜視図である。図2は、接続対象物70と分離している状態の一実施形態に係るコネクタ10を上面視で示した外観斜視図である。例えば図2に示すとおり、コネクタ10は、第1インシュレータ20と、第2インシュレータ30と、コンタクト40と、第1金具50と、第2金具60と、を有する。
以下の説明では、例えば、一実施形態に係るコネクタ10はリセプタクルコネクタであり、接続対象物70はカードエッジ型基板であるとして説明する。すなわち、コネクタ10と接続対象物70とが接続される際に、コンタクト40が弾性変形するコネクタ10をリセプタクルコネクタとして説明する。コネクタ10及び接続対象物70の種類は、これらに限定されない。例えば、コネクタ10は、プラグコネクタの役割を果たしてもよい。例えば、接続対象物70は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)であってもよい。
以下の説明では、コネクタ10は、回路基板CBに実装され、接続対象物70は、モジュールの一部を構成するとして説明する。コネクタ10は、コネクタ10と嵌合した接続対象物70と回路基板CBとを電気的に接続し、モジュールと回路基板CBとを電気的に接続する。回路基板CBは、リジッド基板であってよいし、又はそれ以外の任意の回路基板であってもよい。例えば、回路基板CBは、FPCであってもよい。
以下の説明では、コネクタ10及び接続対象物70は、回路基板CBに対して直交する方向から所定の角度で接続対象物70が傾斜した状態で互いに接続されるとして説明する。すなわち、コネクタ10及び接続対象物70は、一例として上下方向から所定の角度で接続対象物70が傾斜した状態で互いに接続される。接続方法は、これに限定されない。コネクタ10及び接続対象物70は、回路基板CBに対して平行な方向から所定の角度で接続対象物70が傾斜した状態で互いに接続されてもよい。コネクタ10及び接続対象物70は、回路基板CBに対して直交する方向又は平行な方向に互いに接続されてもよい。
以下の説明では、「回路基板CB側」は、一例として下側を意味する。「回路基板CBの反対側」は、一例として上側を意味する。
一実施形態に係るコネクタ10は、フローティング構造を有している。コネクタ10は、接続されている接続対象物70が回路基板CBに対して相対的に移動及び回転することを許容する。すなわち、接続対象物70は、コネクタ10と接続されている状態であっても、回路基板CBに対して所定の範囲内で動くことができる。
図2に示すとおり、接続対象物70は、後面における下方の先端に形成されている複数の信号線71を有する。複数の信号線71は、左右方向に沿って互いに所定の間隔で離間した状態で形成されている。信号線71は、接続対象物70がコネクタ10に接続されている状態で、コネクタ10のコンタクト40と接触する。
図3は、図1のコネクタ10単体を上面視で示した外観斜視図である。図4は、図1のコネクタ10単体を下面視で示した外観斜視図である。図5は、図3のコネクタ10の上面視による分解斜視図である。図3乃至図5を参照しながら、一実施形態に係るコネクタ10の構成について主に説明する。
コネクタ10は、一例として以下の方法で組み立てられる。すなわち、第1インシュレータ20の下方から第2インシュレータ30を挿入し、第1インシュレータ20の内側に第2インシュレータ30を配置する。第1インシュレータ20、及び第1インシュレータ20の内側に配置されている第2インシュレータ30の下方からコンタクト40を圧入する。第1インシュレータ20の下方から第1金具50及び第2金具60を圧入する。
以下では、コンタクト40が弾性変形していない状態におけるコネクタ10の各部品の構成について主に説明する。初めに、図3乃至図5を参照しながら、第1インシュレータ20の構成について主に説明する。
第1インシュレータ20は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形した、角筒状の部材である。第1インシュレータ20は、枠状に形成され、中空である。第1インシュレータ20は、上下両側に開口21a及び21bをそれぞれ有する。第1インシュレータ20は、前後左右の4つの側壁を含み、内部の空間を囲繞する外周壁22を有する。より具体的には、外周壁22は、左右両側の一対の短手壁22aと前後両側の一対の長手壁22bとにより形成されている。
第1インシュレータ20は、短手壁22aに凹設されている第1金具取付溝23aを有する。第1金具取付溝23aには、第1金具50が取り付けられている。第1インシュレータ20は、前側の長手壁22bの中央下端部に凹設されている第2金具取付溝23bを有する。第2金具取付溝23bには、第2金具60が取り付けられている。
第1インシュレータ20は、後側の長手壁22bにおいて、左右方向に沿って互いに所定の間隔で離間した状態で下端部から形成されている複数のコンタクト取付溝24を有する。コンタクト取付溝24は、第1インシュレータ20の長手壁22bで上下方向にわたり延在する。コンタクト取付溝24には、コンタクト40が取り付けられる。
第1インシュレータ20は、短手壁22aの下半部における内面に凹設されている収容部25を有する。収容部25は、水平面として形成されている規制面25aを含む。第1インシュレータ20は、後側の長手壁22bの左右両側の下端部に突設されている一対のボス26を有する。
続いて、図5を主に参照しながら、第2インシュレータ30の構成について説明する。
第2インシュレータ30は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形した、図5に示す形状を有する枠状の部材である。第2インシュレータ30は、左右方向に延在する。第2インシュレータ30は、上下両側に開口31a及び31bをそれぞれ有する。第2インシュレータ30は、前後左右の4つの側壁を含み、内部の空間を囲繞する外周壁32を有する。より具体的には、外周壁32は、左右両側の一対の短手壁32aと前後両側の一対の長手壁32bとにより形成されている。第2インシュレータ30は、外周壁32によって囲まれている挿入部33を有する。
第2インシュレータ30は、後側の長手壁32bにおいて、左右方向に沿って互いに所定の間隔で離間した状態で形成されている複数のコンタクト取付溝34を有する。コンタクト取付溝34は、第2インシュレータ30の長手壁32bで上下方向にわたり延在する。コンタクト取付溝34には、コンタクト40が取り付けられる。
第2インシュレータ30は、短手壁32aの外面から左右方向の外側に向けて突設されている位置規制部35を有する。位置規制部35は、円筒状の突起35aと、突起35aの上端部を切り欠いて水平面として形成されている被規制面35bと、を含む。
第2インシュレータ30は、前後両側の長手壁32bの上内縁部、及び左右両側の短手壁32aの上内縁部において、下方に向かうほど第2インシュレータ30の内側に傾斜する誘い込み面36を有する。
続いて、図5を主に参照しながら、コンタクト40の構成について説明する。
コンタクト40は、例えば、リン青銅、ベリリウム銅、若しくはチタン銅等を含むばね弾性を備えた銅合金又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図5に示す形状に成形加工したものである。コンタクト40の加工方法は、抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含む。コンタクト40は、弾性変形に伴う形状変化が大きくなるように、例えば弾性係数の小さい金属材料によって形成されている。コンタクト40の表面には、ニッケルめっきで下地を形成した後に、金又は錫等によるめっきが施されている。
コンタクト40は、上下方向に沿って延在する第1支持部41を有する。コンタクト40は、第1支持部41の下端部からL字状に屈曲しながら後方に延出する実装部42を有する。
コンタクト40は、第1支持部41の上端部から逆U字状に屈曲しながら前方に延出する第1弾性部43を有する。第1弾性部43は、第1支持部41の上端部から屈曲している逆U字状部分と、当該逆U字状部分と連続して形成されているコ字状部分と、を含む。コンタクト40は、第1弾性部43のコ字状部分と連続して形成されている第2支持部44を有する。コンタクト40は、第2支持部44の上端部から逆U字状に屈曲しながら前方に延出する第2弾性部45を有する。コンタクト40は、第2弾性部45の下端部に形成されている接触部46を有する。
続いて、図5を主に参照しながら、第2金具60の構成について説明する。
第2金具60は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図5に示す形状に成形加工したものである。第2金具60の加工方法は、抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含む。第2金具60は、本体を構成する基部61を有する。第2金具60は、基部61の左右両縁部に突設されている支持部62を有する。第2金具60は、基部61の下縁部からU字状に屈曲しながら前方に延出する実装部63を有する。
図3及び図4に示すとおり、第2金具60は、第1インシュレータ20の第2金具取付溝23bに圧入され、第1インシュレータ20の前側の長手壁22bに取り付けられている。より具体的には、第2金具60の支持部62が第2金具取付溝23bの内壁に係止する。これにより、基部61は、第1インシュレータ20に支持されている。第2金具60の下端に位置する実装部63は、第1インシュレータ20から下方に露出する。
図6Aは、図5の第1金具50単体を上面視で第1方向から示した外観斜視図である。図6Bは、図5の第1金具50単体を下面視で第2方向から示した外観斜視図である。図6A及び図6Bを参照しながら、第1金具50の構成について主に説明する。
第1金具50は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図6A及び図6Bに示す形状に成形加工したものである。第1金具50の加工方法は、抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含む。第1金具50は、本体を構成する基部51を有する。基部51は、基部51の前後両端において上方に直線状に延出する一対の支持部52を有する。
第1金具50は、上下方向に直交する平面を含む受け部53を有する。第1金具50は、受け部53と連結している弾性変形可能な第1弾性部54を有する。第1弾性部54は、受け部53の第2インシュレータ30側、すなわち左右方向の内側から下方に屈曲して延出する。第1弾性部54は、第1金具50において異なる位置に一対形成されている。より具体的には、一対の第1弾性部54は、受け部53の前後両端部から下方に屈曲するようにそれぞれ形成されている。
第1金具50は、基部51の下端部から第2インシュレータ30側に向けて延出し、第1弾性部54と連結している第2弾性部55を有する。第2弾性部55は、基部51の異なる位置から第2インシュレータ30側に向けて延出するように一対形成されている。より具体的には、一対の第2弾性部55は、基部51の前後両端部から第2インシュレータ30側に向けて延出するようにそれぞれ形成されている。
受け部53、第1弾性部54、及び第2弾性部55の全体形状は、前後方向の側面視においてコ字状となるように形成されている。第2弾性部55は、受け部53よりも回路基板CB側に位置する。第2弾性部55は、上下方向において回路基板CBと間隔を空けて配置されている。
第1金具50は、受け部53における第2インシュレータ30側の先端に形成され、回路基板CB側に向けて屈曲する先端部56を有する。第1金具50は、第2弾性部55よりも回路基板CB側に位置する実装部57を有する。実装部57は、基部51の下端部から下方に向けてL字状に突出するように形成されている。実装部57は、第2インシュレータ30側に向けて延出する。
図3及び図4に示すとおり、第1金具50は、第1インシュレータ20の第1金具取付溝23aに圧入され、第1インシュレータ20の短手壁22aに取り付けられている。より具体的には、第1金具50の支持部52が第1金具取付溝23aの内壁に係止する。これにより、基部51は、第1インシュレータ20に支持されている。第1金具50の基部51の一部は、第1インシュレータ20の短手壁22aから左右方向の外側に露出する。第1金具50の下端に位置する実装部57は、第1インシュレータ20から下方に露出する。
図7は、図3のVII−VII矢線に沿った断面図である。図8は、図3のVIII−VIII矢線に沿った断面斜視図である。図7及び図8を参照しながら、コネクタ10の構成について主に説明する。
図7に示すとおり、第1インシュレータ20は、回路基板CBの対応する孔にボス26が嵌まることで回路基板CBに対して位置決めされる。
第2インシュレータ30は、第1インシュレータ20の内側に所定位置で配置されている。このとき、第2インシュレータ30の外周壁32は、第1インシュレータ20の外周壁22によって前後左右方向から囲まれた状態で、外周壁22の内側に所定位置で配置されている。ここで、「所定位置」は、コンタクト40の第1弾性部43が弾性変形していないときの第2インシュレータ30の原点位置を意味する。
複数のコンタクト40は、第1インシュレータ20及び第2インシュレータ30に取り付けられている。より具体的には、コンタクト40の第1支持部41は、第1インシュレータ20のコンタクト取付溝24に対して係止する。同様に、コンタクト40の第2支持部44は、第2インシュレータ30のコンタクト取付溝34に対して係止する。コンタクト40は、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20及び回路基板CBと離間した状態で、第2インシュレータ30を支持している。コンタクト40は、接続対象物70及び回路基板CBを電気的に接続する。
コンタクト40が第1インシュレータ20及び第2インシュレータ30に取り付けられると、コンタクト40の接触部46が第2インシュレータ30の挿入部33内に露出する。コンタクト40の下端に位置する実装部42は、第1インシュレータ20から下方に露出する。
コンタクト40の第1弾性部43のコ字状部分、第2支持部44、及び第2弾性部45は、上下方向に対して所定の角度で傾斜している。第2インシュレータ30のコンタクト取付溝34は、第2支持部44の傾斜に対応するように、上下方向に対して所定の角度で傾斜している。同様に、第2インシュレータ30の前側の長手壁32bの内面は、上下方向に対して所定の角度で傾斜している。
図8に示すとおり、第1金具50の先端部56は、第2インシュレータ30の位置規制部35の下方に位置する。第2インシュレータ30の位置規制部35は、第1インシュレータ20に向けて突出し、第1インシュレータ20の収容部25に収容されている。位置規制部35と収容部25との間には空隙が形成されている。一方で、位置規制部35は、第1金具50の受け部53によって回路基板CB側から支持されている。受け部53によって支持されている位置規制部35の被支持面は曲面である。当該被支持面の曲率半径は一定である。受け部53は、位置規制部35よりも回路基板CB側に位置し、かつ、回路基板CBと間隔を空けて配置されている。
第2インシュレータ30は、所定位置から第1インシュレータ20に対して相対的に移動可能である。より具体的には、第2インシュレータ30は、所定位置から上下前後左右方向に移動可能である。同様に、第2インシュレータ30は、回転軸により第1インシュレータ20に対して回転可能である。より具体的には、第2インシュレータ30は、左右方向に沿った回転軸を中心として所定位置から時計回り及び反時計回りに回転可能である。
第2インシュレータ30の位置規制部35は、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して回転するときの中心となる回転軸を含む。より具体的には、位置規制部35の突起35aは、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して回転するときの中心となる回転軸として機能する。上述したとおり、第1金具50の受け部53によって支持されている当該回転軸の被支持面は曲面である。
以上のような構造のコネクタ10では、回路基板CBの実装面に形成された回路パターンに対して、コンタクト40の実装部42がはんだ付けされる。当該実装面に形成された接地パターン等に対して、第1金具50の実装部57及び第2金具60の実装部63がはんだ付けされる。以上により、コネクタ10は、回路基板CBに対して実装される。回路基板CBの実装面には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、コントローラ、又はメモリ等のコネクタ10とは別の電子部品が実装される。
以下では、フローティング構造を有するコネクタ10の動作について主に説明する。
コンタクト40の実装部42、第1金具50の実装部57、及び第2金具60の実装部63が回路基板CBに対してはんだ付けされることで、第1インシュレータ20は、回路基板CBに対して固定される。第2インシュレータ30は、コンタクト40の第1弾性部43が弾性変形することで、回路基板CBに対して固定されている第1インシュレータ20に対して相対的に移動及び回転可能となる。
例えば図7に示す状態から、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して相対的に前後左右方向に移動すると、コンタクト40の第1弾性部43は、第2インシュレータ30の移動方向に沿って弾性変形する。コンタクト40の第2支持部44は、第2インシュレータ30の前後左右方向への移動に伴う第1弾性部43の弾性変形により、第2インシュレータ30を所定位置に向けて付勢する。
例えば図7に示す状態から、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して相対的に上方向に移動すると、コンタクト40の第1弾性部43は、第2インシュレータ30の移動方向に沿って弾性変形する。コンタクト40の第2支持部44は、第2インシュレータ30の上方向への移動に伴う第1弾性部43の弾性変形により、第2インシュレータ30を所定位置に向けて付勢する。
例えば図8に示す状態から、第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して相対的に下方向に移動すると、コンタクト40の第1弾性部43並びに第1金具50の第1弾性部54及び第2弾性部55は、第2インシュレータ30の移動方向に沿って弾性変形する。コンタクト40の第2支持部44及び第1金具50の受け部53は、第2インシュレータ30の下方向への移動に伴う第1弾性部43並びに第1弾性部54及び第2弾性部55の弾性変形により、第2インシュレータ30を所定位置に向けて付勢する。
第1インシュレータ20の短手壁22aは、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の過剰な移動を規制する。より具体的には、例えば図8に示す状態から第2インシュレータ30が大きく左右方向に移動すると、第2インシュレータ30の短手壁32aと第1インシュレータ20の短手壁22aとが互いに接触する。これにより、第2インシュレータ30は、左右方向の外側にさらに移動しない。
第1インシュレータ20の長手壁22bは、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の過剰な移動を規制する。より具体的には、例えば図7に示す状態から第2インシュレータ30が大きく前後方向に移動すると、第2インシュレータ30の長手壁32bと第1インシュレータ20の長手壁22bとが互いに接触する。これにより、第2インシュレータ30は、前後方向の外側にさらに移動しない。
第1インシュレータ20の収容部25は、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の過剰な移動を規制する。より具体的には、例えば図8に示す状態から第2インシュレータ30が上方向に移動すると、第2インシュレータ30の位置規制部35と第1インシュレータ20の収容部25とが互いに接触する。例えば、位置規制部35の被規制面35bと収容部25の規制面25aとが互いに接触する。これにより、第2インシュレータ30は、上方向にさらに移動しない。
第1金具50の受け部53は、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の過剰な移動を規制する。より具体的には、例えば図8に示す状態から第2インシュレータ30が下方向に移動すると、第1金具50の第1弾性部54及び第2弾性部55が弾性変形した状態で、第2インシュレータ30の位置規制部35と第1金具50の受け部53とが互いに接触する。これにより、第2インシュレータ30は、下方向にさらに移動しない。
第1インシュレータ20の長手壁22bは、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の過剰な回転を規制する。より具体的には、例えば図7に示す状態から、左右方向から見た側面視において第2インシュレータ30が大きく時計回り又は反時計回りに回転すると、第2インシュレータ30の長手壁32bと第1インシュレータ20の長手壁22bとが互いに接触する。これにより、第2インシュレータ30は、左右方向から見た側面視における時計回り又は反時計回りにさらに回転しない。
図9は、接続対象物70が接続されている状態の図7に対応する断面図である。図9を参照しながら、コネクタ10に対して接続対象物70を接続するときの、フローティング構造を有するコネクタ10の動作について主に説明する。
上記のようなフローティング構造を有するコネクタ10に対して、接続対象物70の前後位置及び左右位置を略一致させながら、互いを上下方向に対向させる。その後、第1インシュレータ20の開口21a及び第2インシュレータ30の開口31aを通過させて接続対象物70を下方に移動させる。このとき、互いの位置が例えば前後左右方向に多少ずれていても、第2インシュレータ30の誘い込み面36と接続対象物70とが接触する。その結果、コネクタ10のフローティング構造により第2インシュレータ30が第1インシュレータ20に対して相対的に移動する。これにより、接続対象物70がコネクタ10に誘い込まれる。
接続対象物70を下方にさらに移動させると、接続対象物70の一部が第2インシュレータ30の挿入部33に挿入される。接続対象物70は、回路基板CBに対して直交する方向から所定の角度で傾斜している。このとき、コネクタ10のコンタクト40と接続対象物70とが互いに接触する。より具体的には、コンタクト40の接触部46が接続対象物70の信号線71と接触する。このとき、コンタクト40の第2弾性部45は、後方に向けて若干弾性変形し、第1弾性部43及び第2支持部44との前後方向の間隔を狭める。同様に、第2インシュレータ30の前側の長手壁32bと接続対象物70とが互いに接触する。
以上により、コネクタ10と接続対象物70とは、完全に接続される。このとき、コンタクト40及び信号線71を介して、回路基板CBとモジュールとが電気的に接続される。
この状態で、コンタクト40の接触部46と第2インシュレータ30の前側の長手壁32bとは、コンタクト40の第2弾性部45による前後方向に沿った外側への弾性力により接続対象物70を前後両側から挟持する。これにより生じる、接続対象物70への押圧力の反作用により、接続対象物70をコネクタ10から抜去する場合、第2インシュレータ30は、コンタクト40を介して抜去方向、すなわち上方向への力を受ける。
これにより、仮に第2インシュレータ30が上方向に移動したとしても、図8に示す第1インシュレータ20の収容部25が、第2インシュレータ30の第1インシュレータ20からの上方への抜けを抑制する。より具体的には、収容部25の規制面25aは、第2インシュレータ30の位置規制部35の被規制面35bの直上に位置している。規制面25aと被規制面35bとは、互いに上下方向に対向している。したがって、第2インシュレータ30が上方に移動しようとすると、被規制面35bが規制面25aと接触する。これにより、第2インシュレータ30は、上方にさらに移動しない。
以上のような一実施形態に係るコネクタ10によれば、接続対象物70の挿入に伴うコネクタ10の破損を抑制可能である。より具体的には、第1金具50が受け部53及び第1弾性部54を有することで、接続対象物70をコネクタ10に挿入するときの力が強いときであっても、第1金具50の第1弾性部54が接続対象物70の挿入に伴う衝撃を吸収可能である。したがって、第1金具50は、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損を抑制可能である。加えて、第1金具50は、接続対象物70の挿入に伴う衝撃によって第2インシュレータ30が大きく沈み込み、回路基板CBと接触することを抑制可能である。これにより、第2インシュレータ30及び回路基板CBの破損が抑制可能である。加えて、第1金具50は、接続対象物70の挿入に伴う衝撃によって第2インシュレータ30が大きく沈みこむことを抑制可能であるので、コンタクト40の変形及び破損を抑制することもできる。
第1金具50の受け部53によって支持されている第2インシュレータ30の回転軸の被支持面が曲面であることで、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の回転運動が滑らかに行われる。加えて、回転軸から受け部53に力が加わりやすくなるため、第1金具50が弾性変形しやすくなる。以上により、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損が抑制可能である。
第1金具50の受け部53によって支持されている第2インシュレータ30の回転軸の被支持面の曲率半径が一定であることで、第1インシュレータ20に対する第2インシュレータ30の回転運動がより滑らかに行われる。加えて、回転軸から受け部53に力がより加わりやすくなるため、第1金具50がより弾性変形しやすくなる。以上により、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損がさらに抑制可能である。
第1金具50が異なる位置に形成されている一対の第1弾性部54を有することで、第1金具50が弾性変形するときの形状バランスが安定する。したがって、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損がさらに抑制可能である。
第1金具50が第1弾性部54と連結している第2弾性部55を有することで、第1金具50の弾性変形がより容易になる。したがって、第1金具50が接続対象物70の挿入に伴う衝撃をより効果的に吸収可能であるので、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損がより効果的に抑制可能である。
第1金具50が異なる位置に形成されている一対の第2弾性部55を有することで、第1金具50が弾性変形するときの形状バランスが安定する。したがって、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損がさらに抑制可能である。
受け部53、第1弾性部54、及び第2弾性部55の全体形状がコ字状となるように形成されていることで、第1弾性部54及び第2弾性部55の弾性変形が容易となる。したがって、第1金具50が接続対象物70の挿入に伴う衝撃をより効果的に吸収可能であるので、接続対象物70の挿入に伴う第2インシュレータ30、より具体的には位置規制部35の破損がより効果的に抑制可能である。
第2弾性部55が受け部53よりも回路基板CB側に位置することで、受け部53が上方から受けた力を第1弾性部54と共に第2弾性部55による弾性変形によって下方から受け止めることが可能となる。したがって、第1金具50が接続対象物70の上方からの挿入に伴う衝撃をより効果的に吸収可能である。
第1金具50において、第2弾性部55が実装部57よりも回路基板CBの反対側に位置し、かつ、回路基板CBと間隔を空けて配置されていることで、第2弾性部55が弾性変形したときであっても、第2弾性部55と回路基板CBとの間の接触が抑制可能である。したがって、第2インシュレータ30及び回路基板CBの破損が抑制可能である。加えて、回路基板CBと第2弾性部55との間の空間により、第2弾性部55が弾性変形したときの弾性変形量が十分に得られる。
第1金具50が受け部53から連続しながら回路基板CB側に向けて屈曲する先端部56を有することで、例えば第2インシュレータ30が左右方向に沿って移動したときであっても、第1金具50における第2インシュレータ30側の先端による第2インシュレータ30の削れが抑制可能である。したがって、第2インシュレータ30の破損が抑制可能である。
コンタクト40が弾性係数の小さい金属材料によって形成されていることで、コネクタ10は、第2インシュレータ30にかかる力が小さい場合であっても、必要とされる第2インシュレータ30の移動量を確保できる。すなわち、第2インシュレータ30は、第1インシュレータ20に対して滑らかに移動することができる。これにより、コネクタ10は、接続対象物70とコネクタ10との間の位置ずれを容易に吸収できる。コネクタ10では、何らかの外的要因によって発生する振動をコンタクト40の第1弾性部43が吸収する。これにより、実装部42に大きな力が加わることがないので、コネクタ10は、回路基板CBとの接続部分が破損することを抑制できる。したがって、コネクタ10は、接続対象物70と接続されている状態であっても、接続信頼性を維持することができる。
第1金具50及び第2金具60が第1インシュレータ20に圧入されて、実装部57及び実装部63が回路基板CBにそれぞれはんだ付けされることで、第1金具50及び第2金具60は、第1インシュレータ20を回路基板CBに対して安定して固定できる。すなわち、第1金具50及び第2金具60により、回路基板CBに対する第1インシュレータ20の実装強度が向上する。
本開示は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。開示の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
上述したコネクタ10の組立方法は、上記の説明の内容に限定されない。コネクタ10の組立方法は、その機能が発揮されるように組み立てることができるのであれば、任意の方法であってもよい。例えば、第1金具50及び第2金具60の少なくとも一方は、圧入ではなくインサート成形によって第1インシュレータ20と一体的に成形されてもよい。例えば、コンタクト40は、圧入ではなくインサート成形によって第1インシュレータ20及び第2インシュレータ30の少なくとも一方と一体的に成形されてもよい。
例えば、第1金具50の受け部53によって支持されている回転軸の被支持面は、曲面でなく、平面等の任意の形状の面であってもよい。
例えば、第2インシュレータ30は、位置規制部35が回転軸を含まず、第1インシュレータ20に対して回転しないように形成されていてもよい。
例えば、第1金具50の受け部53によって支持されている回転軸の被支持面の曲率半径は一定でなくてもよい。
例えば、上述した第1金具50の機能を実現可能であれば、第2弾性部55は、受け部53よりも回路基板CBと反対側に位置してもよい。
図10は、第1変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図10に示すような形状で形成されていてもよい。第1変形例では、第1金具50は、第2弾性部55及び先端部56を有さなくてもよい。第1変形例では、第1金具50の一対の第1弾性部54は、受け部53の前後両側にそれぞれ配置されていてもよい。このとき、受け部53は、一対の第1弾性部54よりも一段下方に凹んだ状態で形成されていてもよい。
図11は、第2変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図11に示すような形状で形成されていてもよい。第2変形例では、第1金具50は、先端部56を有さなくてもよい。第2変形例では、第1金具50の受け部53は、第2インシュレータ30の位置規制部35の突起35aの形状に対応した凹部53aを有していてもよい。
図12は、第3変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図12に示すような形状で形成されていてもよい。第3変形例では、第1金具50は、先端部56を有さなくてもよい。第3変形例では、第1金具50の受け部53は、前後方向の中央部で分割され、一対の片持ち梁として形成されていてもよい。
図13は、第4変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図13に示すような形状で形成されていてもよい。第4変形例では、第1金具50は、先端部56を有さなくてもよい。第4変形例では、第1金具50の受け部53は、1つの片持ち梁として形成されていてもよい。このとき、第1金具50は、第1弾性部54及び第2弾性部55を1つずつのみ有してもよい。
図14は、第5変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図14に示すような形状で形成されていてもよい。第5変形例では、第1金具50は、先端部56を有さなくてもよい。第5変形例では、受け部53、第1弾性部54、及び第2弾性部55の全体形状は、コ字状ではなくZ字状となるように形成されていてもよい。
図15は、第6変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図15に示すような形状で形成されていてもよい。第6変形例では、第1金具50は、第2弾性部55及び先端部56を有さなくてもよい。第6変形例では、第1金具50の第1弾性部54は、基部51の異なる位置から第2インシュレータ30側に向けて延出するように一対形成されていてもよい。このとき、受け部53は、一対の第1弾性部54と連結するように前後方向に沿って延在してもよい。
図16は、第7変形例に係る第1金具50単体を上面視で示した外観斜視図である。第1金具50は、図6A及び図6Bに示すような形状に代えて、図16に示すような形状で形成されていてもよい。第7変形例では、第1金具50は、上述した構成部に加えて、規制部58を有してもよい。規制部58は、受け部53の前後両端において第1弾性部54と反対側の縁部から屈曲しながら回路基板CB側に向けて延出してもよい。規制部58は、第1弾性部54が弾性変形したときに受け部53が斜め下方に傾いて、第2弾性部55の上面に接触してもよい。これにより、規制部58は、第1弾性部54の弾性変形に伴う受け部53の過剰な変位を抑制可能である。
コンタクト40は、弾性係数の小さい金属材料によって形成されているとして説明したが、これに限定されない。コンタクト40は、必要とされる弾性変形量を確保できるのであれば、任意の弾性係数を有する金属材料によって形成されていてもよい。
以上のようなコネクタ10は、電子機器に搭載される。電子機器は、例えば、カメラ、レーダ、ドライブレコーダ、又はエンジンコントロールユニット等の任意の車載機器を含む。電子機器は、例えば、カーナビゲーションシステム、先進運転支援システム、又はセキュリティシステム等の車載システムにおいて使用される任意の車載機器を含む。電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又は複合機等の任意の情報機器を含む。その他、電子機器は、任意の産業機器を含む。
このような電子機器では、接続対象物70の挿入に伴うコネクタ10の破損を抑制可能であるので、電子機器の組み立て作業における作業性及び電子機器の製品としての信頼性が向上する。加えて、コネクタ10の良好なフローティング構造により、コネクタ10と接続対象物70との位置ずれが吸収されるので、電子機器の組み立て作業における作業性が向上する。以上により、電子機器の製造が容易になる。また、コネクタ10により回路基板CBとの接続部分の破損が抑制されるので、電子機器の製品としての信頼性がさらに向上する。
10 コネクタ
20 第1インシュレータ
21a、21b 開口
22 外周壁
22a 短手壁
22b 長手壁
23a 第1金具取付溝
23b 第2金具取付溝
24 コンタクト取付溝
25 収容部
25a 規制面
26 ボス
30 第2インシュレータ
31a、31b 開口
32 外周壁
32a 短手壁
32b 長手壁
33 挿入部
34 コンタクト取付溝
35 位置規制部
35a 突起
35b 被規制面
36 誘い込み面
40 コンタクト
41 第1支持部
42 実装部
43 第1弾性部
44 第2支持部
45 第2弾性部
46 接触部
50 第1金具(金具)
51 基部
52 支持部
53 受け部
53a 凹部
54 第1弾性部
55 第2弾性部
56 先端部
57 実装部
58 規制部
60 第2金具
61 基部
62 支持部
63 実装部
70 接続対象物
71 信号線
CB 回路基板

Claims (10)

  1. 枠状に形成されている第1インシュレータと、
    前記第1インシュレータの内側に配置され、前記第1インシュレータに対して移動可能であり、前記第1インシュレータに向けて突出する位置規制部を有する第2インシュレータと、
    前記第1インシュレータ及び前記第2インシュレータに支持され、接続対象物及び回路基板を電気的に接続する複数のコンタクトと、
    前記第1インシュレータに支持されている基部と、前記位置規制部を支持している受け部と、前記受け部と連結している弾性変形可能な第1弾性部と、を有する金具と、
    を備え、
    前記受け部は、前記位置規制部よりも前記回路基板側に位置し、かつ、前記回路基板と間隔を空けて配置されている、
    コネクタ。
  2. 前記位置規制部は、前記第2インシュレータが前記第1インシュレータに対して回転するときの中心となる回転軸を含み、
    前記第2インシュレータは、前記回転軸により前記第1インシュレータに対して回転可能であり、
    前記受け部によって支持されている前記回転軸の被支持面は曲面である、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記金具は、異なる位置に形成されている一対の前記第1弾性部を有する、
    請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記金具は、前記基部から前記第2インシュレータ側に向けて延出し、前記第1弾性部と連結している第2弾性部を有する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記金具は、前記基部の異なる位置から前記第2インシュレータ側に向けて延出する一対の前記第2弾性部を有する、
    請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記受け部、前記第1弾性部、及び前記第2弾性部の全体形状は、コ字状となるように形成されている、
    請求項4又は5に記載のコネクタ。
  7. 前記第2弾性部は、前記受け部よりも前記回路基板側に位置し、かつ、前記回路基板と間隔を空けて配置されている、
    請求項4乃至6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記金具は、前記第2弾性部よりも前記回路基板側に位置する実装部を有する、
    請求項4乃至7のいずれか1項に記載のコネクタ。
  9. 前記金具は、前記受け部における前記第2インシュレータ側の先端に形成され、前記回路基板側に向けて屈曲する先端部を有する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコネクタを備える電子機器。
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