JP2021051928A - 発光モジュール及び照明器具 - Google Patents

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博志 寺坂
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Tsutomu Araki
努 荒木
杉山 正洋
Masahiro Sugiyama
正洋 杉山
勲 阿部
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勲 阿部
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Abstract

【課題】簡単な構成により安価に製造することができ放熱性に優れた発光モジュール及び照明器具を提供することを課題とする。【解決手段】発光モジュール10は、基板30と、基板30の表面30aに実装したLED素子1と、基板30の裏面30bに設けたサブ基板240と、サブ基板に実装した、LED素子1を点灯させる点灯回路20の電子部品22と、を有する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、例えば、天井に取り付けるベースライトなどの照明器具、及びこの照明器具に組み込まれた発光モジュールに関する。
例えば、天井に取り付ける照明器具として、複数のLED素子を基板に実装した発光モジュールを備えたベースライトが知られている。この種のベースライトは、発光モジュールの基板の裏面側を支持したシャーシ、発光モジュールの複数のLED素子に給電して点灯させる点灯回路を備えた電源ユニット、発光モジュールの基板の表面側を覆う透明なカバーなどを備えている。
電源ユニットの点灯回路は、基板に実装した複数の電子部品を有する。また、電源ユニットは、点灯回路の複数の電子部品を実装した基板を収容した金属製のケースを有する。電源ユニットは、例えば、基板を収容したケースの開口側をシャーシの裏面に対向させてシャーシに固定される。
特開2017−98377号公報 特開2017−112076号公報
上述した従来のベースライトは、発光モジュールをシャーシの表面に取り付けるとともに電源ユニットをシャーシの裏面に取り付けているため、器具構造が複雑で、小型・軽量化が難しく、安価に製造すること難しい。
これに対し、複数のLED素子を実装した発光モジュールの基板に点灯回路の複数の電子部品をまとめて実装し、部品点数を少なくした照明器具が知られている。
しかし、発熱する複数のLED素子と点灯回路の複数の電子部品を1枚の基板にまとめて実装する場合、LED素子の放熱を考慮する必要があり、且つ部品間の沿面距離を確保する必要があり、基板上の部品レイアウトが難しい。
よって、簡単な構成により安価に製造することができ放熱性に優れた発光モジュール及び照明器具の開発が望まれている。
実施形態に係る発光モジュールは、基板と、基板の第1面に実装した発光素子と、基板の第2面に設けたサブ基板と、サブ基板に実装した、発光素子を点灯させる点灯回路の電子部品と、を有する。
実施形態に係る照明器具は、上述した発光モジュールと、発光モジュールの基板の第1面に実装した発光素子を覆うように第1面側に設けた透明なカバーと、を有する。
実施形態によると、簡単な構成により安価に製造することができ放熱性に優れた発光モジュール及び照明器具を提供することができる。
図1は、ベースライトの参考例を天井側から見た斜視図である。 図2は、図1のベースライトをF2−F2に沿って見た断面図である。 図3は、図1のベースライトに組み込まれた発光モジュールを示す平面図である。 図4は、第1の実施形態に係るベースライトを示す外観斜視図である。 図5は、図4のベースライトの灯体を天井側から見た平面図である。 図6は、図5の灯体をF6−F6に沿って切断した要部の断面図である。 図7は、図5の灯体をF7−F7に沿って切断した要部の断面図である。 図8は、第2の実施形態に係るベースライトの灯体を天井側から見た平面図である。 図9は、図8の灯体をF9−F9に沿って切断した要部の断面図である。 図10は、図8の灯体をF10−F10に沿って切断した要部の断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係る発光モジュール10は、基板30と、基板30の表面30aに実装したLED素子1と、基板30の裏面30bに設けたサブ基板240と、サブ基板240に実装した、LED素子1を点灯させる点灯回路20の電子部品22と、を有する。
実施形態に係るベースライト100は、上述した発光モジュール10と、発光モジュール10の基板30の表面30aに実装したLED素子1を覆うように表面30a側に設けた透明なカバー60と、を有する。
(参考例)
図1は、照明器具の参考例として、ベースライト100を建物の天井C側から見た斜視図を示す。図1に二点鎖線で示すように、天井Cには、ベースライト100を取り付けるためのライティングレールLが取り付けられている。ベースライト100は、後述する発光モジュール10(図3)と、発光モジュール10をライティングレールLに取り付けるためのコネクタ40と、天井Cに対向するシャーシ50と、カバー60と、を有する。コネクタ40は、ベースライト100の長手方向の略中央でシャーシ50の裏面52に設けられている。ベースライト100は、ライティングレールLの延設方向に沿う姿勢で天井Cに取り付けられる。コネクタ40は、ライティングレールLに対するベースライト100の機械的な接続および電気的な接続を担う。
図2に示すように、発光モジュール10の基板30は、シャーシ50の表面51に熱伝導性を有する接着剤やネジ等により固定されている。シャーシ50は、基板30を取り付けた表面51及びコネクタ40を取り付けた裏面52を有する。シャーシ50は、例えば、1枚の金属板により形成されており、基板30の裏面30bに接触して基板30を保持するとともにLED素子1(発光素子)の熱を放熱する機能を担う。シャーシ50は、熱伝導性のよい金属材料により形成することが望ましいが、熱伝導性を有する樹脂などにより形成してもよい。また、シャーシ50は、必須の構成ではなく、基板30の裏面30bにコネクタ40を実装してシャーシ50を省略してもよい。この場合、基板30を熱伝導性のよい材料により形成することが望ましい。
シャーシ50の基板30を取り付けた表面51側には、複数のLED素子1を覆うように基板30の表面30a側に配置したカバー60が取り付けられている。カバー60は、例えば、透明な白色の樹脂材料により形成されており、天井Cから床(図示せず)に向けてドーム状に膨出した断面形状を有する。カバー60の長手方向の両端には、シャーシ50との間の開口部を塞ぐための端板部材61、62(図1)が取り付けられている。
シャーシ50は、その裏面52側に突出した突出部分54(図1、図2)を有する。突出部分54は、シャーシ50の一部を天井Cに向けて断面コ字状に折り曲げて形成されている。この突出部分54の内側には、基板30の裏面30bに実装した挿入実装タイプの電子部品22が収容配置される。つまり、突出部分54は、点灯回路20に対向する位置に設けられている。突出部分54は、ベースライト100をライティングレールLに取り付けた状態(図2に示す状態)でライティングレールLに干渉しない位置に設けられている。
図3に示すように、基板30は、矩形板状の第1の部分31と、第1の部分31より短い矩形板状の第2の部分32と、を一体に有する。基板30は、1枚の平らな板状部材をL字状にした形状を有する。第1の部分31と第2の部分32は、基板30の長手方向と直交する幅方向に隣接して配置されている。基板30の第1の部分31の一端31aと第2の部分32の一端32aは、基板30の長手方向と直交する幅方向に隣接して配置されている。基板30の第2の部分32の他端32bは、第1の部分31の長手方向に沿った長さの半分未満の長さで一端32aから長手方向に離れた位置にある。つまり、基板30の第2の部分32は、第1の部分31の一端31a側に片寄った位置にある。
基板30の表面30aには、複数のLED素子1と点灯回路20の複数の電子部品21が実装されている。基板30の表面30aに実装した電子部品21は、例えば表面実装タイプの電子部品である。複数のLED素子1は、基板30の第1の部分31の長手方向に沿って等間隔に並べて配置されている。複数のLED素子1の間隔は、ベースライト100の配光特性に応じて決まる。よって、基板30の長さも、第1の部分31の長さによって決まる。
電子部品21は、種々の形状や大きさのものがあり、基板30の第2の部分32に設けられている。電子部品21は、LED素子1とは異なり、放熱を考慮する必要があまりない。このため、LED素子1と比べて電子部品21は密集した実装が可能である。言い換えると、電子部品21の実装領域はLED素子1の実装領域に比べて小さくすることが可能であり、例えばLED素子1の実装領域の半分未満の領域にすることもできる。
電子部品21は、基板30の長手方向に沿って、第1の部分31に実装されたLED素子1の間に配置されている。言い換えると、電子部品21は、LED素子1に対して基板30の幅方向に対向する位置から外れた位置に設けられている。このように、電子部品21をLED素子1の間に配置することにより、電子部品21をLED素子1からできるだけ離れた位置に配置することができ、LED素子1と電子部品21との間に十分な沿面距離を確保することができる。また、このような電子部品21のレイアウトを採用することで、発熱するLED素子1からできるだけ離れた位置に電子部品21を実装することができ、同一基板にLED素子1と電子部品21を実装したことにより放熱性能を損なう不具合を抑制することができる。
また、基板30の第2の部分32の他端32bには、給電端子台24が取り付けられている。給電端子台24は、コネクタ40を介してライティングレールLに電気的に接続される。給電端子台24とコネクタ40は、シャーシ50を貫通して設けた図示しない配線により電気的に接続されている。
なお、基板30に実装した点灯回路20の電子部品21、22は、ライティングレールを介して給電される100Vの交流電圧を直流に変換して複数のLED素子1へ給電する。このため、基板30の表面30aであって第1の部分31の一端31aおよび第2の部分32の一端32aの近傍(一端31a及び一端32aを含む基板30の一端と点灯回路20及びLED素子1の間)には、点灯回路20を複数のLED素子1に電気的に接続した配線パターン26が設けられている。なお、図3では、点灯回路20の配線パターン及び複数のLED素子1の配線パターンの図示を省略してある。
さらに、基板30の裏面30bには、点灯回路20に含まれる挿入実装タイプの複数の電子部品22(ディスクリート部品)が実装されている(図2では1つのみを図示)。これら複数の電子部品22は、リード端子を介して基板30の第2の部分32に取り付けられるため、上述した基板30の表面30aに実装した表面実装タイプの電子部品21と比較して、基板30に対する実装高さが高い。本参考例では、このように高さを有する電子部品22を基板30の裏面30b側に配置するとともにシャーシ50の突出部分54の中に配置し、突出部分54をライティングレールLに干渉しない位置に設けた。
言い換えると、本参考例では、図3に示すように、発光モジュール10の第1の部分31の長手方向に沿った中心線がベースライト100の中心線と重なるように発光モジュール10をシャーシ50に対して位置決めし、基板30の第2の部分32をベースライト100の幅方向の一側に片寄った位置にした。つまり、複数のLED素子1を実装した基板30の第1の部分31をベースライト100の中心線上に配置し、第1の部分31の幅方向の片側に第2の部分32を増設した。これにより、ベースライト100の中心線に対向するライティングレールLと基板30の第2の部分32に対向するシャーシ50の突出部分54を図2に示すように入れ子状に配置することができる。
なお、基板30の裏面30bには、発熱する挿入実装タイプの電子部品22を設けることが望ましい。基板30の表面30aに実装した複数のLED素子1は発熱する素子であることが知られており、LED素子1の熱を放熱する必要がある。LED素子1の放熱を効果的に実施するためには、基板30に発熱部品をなるべく実装しないことが望ましい。しかし、本参考例のように、基板30に電子部品21、22を実装する場合には、発熱する電子部品をLED素子1から熱的にできるだけ離間させることが望ましい。このため、本実施形態では、発熱する電子部品を挿入実装タイプの電子部品22とし、リード端子を介してこの電子部品22のパッケージを基板30から離間させた上で、基板30の裏面30bに配置するようにした。これにより、LED素子1に当該電子部品22の熱が伝わる不具合を抑制することができ、LED素子1の放熱を効果的に実施することができる。
また、発熱部品をできるだけ挿入実装タイプに置き換えることで、表面実装タイプの電子部品21と比較して電子部品22のサイズを大きくして表面積を大きくし放熱効果を高めることも期待できる。この場合、基板30の裏面30b側に電子部品22を配置するための比較的大きな設置スペースを設けることができるため、電子部品22のレイアウトの自由度も高く、ベースライト100の小型・軽量化を妨げることもない。
以上のように、本参考例の発光モジュール10によると、表面30aに複数のLED素子1を実装した基板30の裏面30bに発熱する挿入実装タイプの電子部品22を配置したため、簡単且つ安価な構成によりLED素子1を効果的に放熱させることができる。
(第1の実施形態)
図4は、第1の実施形態に係る照明器具としてのベースライト200を示す外観斜視図である。ベースライト200は、発光モジュール210(図6、7)を備えた灯体220、及び灯体220を天井Cに取り付けるためのアダプタ230を有する。アダプタ230は、天井Cに図示しないネジなどにより直接固定するタイプのリニューアルプレートなどであってもよく、上述したライティングレールLに着脱可能に取り付けるタイプのコネクタ40などであってもよい。なお、ここでは、上述した参考例と同様に機能する構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5は、灯体220を天井C側から見た平面図である。図6は、図4及び図5の灯体220の要部をF6−F6に沿って切断した横断面図であり、図7は、図4及び図5の灯体220の要部をF7−F7に沿って切断した横断面図である。灯体220は、カバー60、発光モジュール210、放熱プレート250(放熱部材)、ケース260、及び端子台270を有する。図6及び図7では、灯体220のカバー60の図示を省略してある。
図6及び図7に示すように、灯体220に組み込まれた発光モジュール210は、上述した参考例の発光モジュール10と略同じ構造を有する。発光モジュール210は、長尺な矩形板状の基板30’と、基板30’の表面30a(第1面)に実装した複数のLED素子1と、基板30’の裏面30b(第2面)に取り付けたサブ基板240と、を有する。本実施形態の基板30’は、上述した参考例の基板30の第1の部分31と略同じ形状を有し、第2の部分32に相当する増設部分を有していない。
複数のLED素子1は、基板30’の長手方向に沿った中心線に沿って所定の間隔で配列されている。サブ基板240は、基板30’の裏面30b側でLED素子1に重ならない位置に配置されている。本実施形態では、複数のLED素子1の列から幅方向の一側に外れた位置で、基板30’の長手方向に沿う向きでサブ基板240を基板30’の裏面30bに取り付けた。サブ基板240は、基板30’と略直交する姿勢で取り付けられている。
なお、本実施形態では、基板30’の形状を長尺な矩形板状としたが、サブ基板240を取り付ける領域を確保するため、基板30’の幅を部分的に広くした増設領域を設けてもよい。この場合、増設領域は、基板30’の長手方向の任意の位置に設けることができる。例えば、基板30’として上述した参考例のL字状の基板30を用いてもよい。基板30’の表面には、表面実装タイプの電子部品21を設けることもできる。
サブ基板240は、点灯回路20の電子部品21、22のうち主に挿入実装タイプの電子部品22を実装する。しかし、サブ基板240には、表面実装タイプの電子部品21を実装することもできる。サブ基板240には、実装タイプによらず、発熱する電子部品21、22を実装することが望ましい。サブ基板240に発熱部品を実装することにより、LED素子1の効果的な放熱が可能となる。
サブ基板240の大きさは、比較的サイズの大きい挿入実装タイプの複数の電子部品22を実装可能な面積を有していればよく、例えば、基板30’の半分未満の長さで基板30’より狭い幅にすることができる。また、サブ基板240は、1枚に限らず、2枚以上設けてもよい。この場合、さらに小さい複数枚のサブ基板240を基板30’の長手方向に分散して配置してもよい。
サブ基板240は、基板30’の裏面30bと略直交するように立設されている。例えば、サブ基板240の1つの端縁からサブ基板240の面方向に突設したピン(図示せず)を基板30の孔(図示せず)に挿通し、基板30の表面30a側でピンの先端を半田により基板30に固定することにより、サブ基板240を基板30’に固定することができる。
上述したように、サブ基板240には、複数の挿入実装タイプの電子部品22が実装されている。電子部品22は、サブ基板240の内面(基板30’の幅方向の内側に向く面)側に取り付けられている。このため、電子部品22は、基板30’の裏面30b側でLED素子1に対向する位置に配置される。よって、比較的サイズの大きい電子部品22であっても、その設置スペースを確保し易く、発光モジュール210の小型化を妨げることはない。特に、このサブ基板240を用いた電子部品22の実装は、実装高さが比較的高い挿入実装タイプの電子部品22に有利である。
図5乃至図7に示すように、発光モジュール210の放熱プレート250は、略矩形の金属板を2箇所でZ状に折り曲げた断面形状を有する。放熱プレート250は、基板30’の略全長にわたって設けられている。放熱プレート250は、発光モジュール210の基板30’の裏面30bに熱伝導性の高い接着剤やネジ等により固定されている。放熱プレート250が基板30’の裏面30bに接触する位置は、少なくとも複数のLED素子1に重なる位置であることが望ましい。放熱プレート250は、基板30’に熱的に接続されており、複数のLED素子1の熱を放熱させる。
放熱プレート250の形状は、任意に設定可能であるが、上述した点灯回路20の複数の電子部品22を実装したサブ基板240を覆う壁の一部を構成可能な形状であることが望ましい。本実施形態では、放熱プレート250の形状を、基板30’の裏面30bに接触する底板部251と、基板30’の幅方向に関して底板部251の外側の端辺から連続して基板30’の裏面30bから離れる方向に延びた立板部252と、立板部252の図示上端辺に連続して、基板30’の裏面30bから離間した位置で基板30’と略平行に外側に延びた上板部253と、を一体につなげた形状とした。立板部252と上板部253は、基板30’の幅方向に関してサブ基板240と反対側に設けられている。立板部252の基板30’の裏面30bからの突出高さは、サブ基板240の突出高さよりわずかに大きい。
放熱プレート250は、サブ基板240及びサブ基板240に実装した電子部品22に非接触状態で基板30’の裏面30bに取り付けられている。このため、放熱プレート250は、サブ基板240及びサブ基板240に実装した電子部品22を逃がすための切り欠き部255を有する。切り欠き部255は、発光モジュール210の長手方向に関してサブ基板240を配置した領域で、放熱プレート250の底板部251の立板部252から離間した端辺側の一部を矩形に切り欠いた形状を有する。
図5及び図6に示すように、ケース260は、略矩形の金属板を2か所でZ状に折り曲げた断面形状に形成されている。ケース260は、上述した放熱プレート250の切り欠き部255、サブ基板240、及びサブ基板240に実装した電子部品22を覆うように、放熱プレート250の基板30’とは反対の裏面側に配置されている。ケース260は、上述した放熱プレート250の底板部251及び立板部252とともにサブ基板240を囲う壁の一部を構成している。ケース260は、放熱プレート250に接触して配置されており、放熱プレート250に電気的および熱的に接続されている。
本実施形態では、ケース260の形状を、放熱プレート250の切り欠き部255に嵌るとともに基板30’の裏面30bに接触する底板部261と、基板30’の幅方向に関して底板部261の内側の端辺から連続して基板30’の裏面30bから離れる方向に延びた立板部262と、立板部262の図示上端辺に連続して、基板30’の裏面30bから離間した位置で基板30’と略平行に内側に延びた上板部263と、を一体につなげた形状とした。底板部261は、図6に示すように、基板30’の幅方向の一方の縁を超えて外方へ突出して設けられている。ケース260の上板部263の立板部262から離間した先端辺263aは、放熱プレート250の上板部253の基板30’から離間した図示上面の上に重ねられている。
つまり、複数の電子部品22を実装したサブ基板240を囲うケース260は、放熱プレート250の底板部251及び立板部252とともに略矩形筒状に囲まれた空間を形成している。
図5に示すように、端子台270は、上述したように、放熱プレート250とケース260によって囲まれた略矩形筒状の空間の一端を塞ぐ位置に配置されている。つまり、端子台270のケース260側の壁は、サブ基板240を配置した空間を囲む壁の一部となる。端子台270には、天井Cの裏側に配線されたFケーブルが接続され、ベースライト200の点灯回路20へ給電される。
以上のように、本実施形態によると、表面30aに複数のLED素子1を実装した基板30’の裏面30bに、複数の挿入実装タイプの電子部品22を実装したサブ基板240を取り付けた。このため、発熱する挿入実装タイプの電子部品22をサブ基板240に実装することができ、基板30’の表面30aに実装した発熱するLED素子1から熱的に離間させることができる。よって、本実施形態によると、簡単な構成により、LED素子1の放熱効果を高めることができる。
なお、発熱する電子部品22を実装したサブ基板240は、基板30’の裏面30b側の任意の位置に取り付けることができるため、少なくともLED素子1に重ならない位置に配置することができる。サブ基板240を基板30’の裏面30bに投影した面積は、サブ基板240の厚みに相当する小さな面積であるため、サブ基板240の基板30’に対する配置の自由度は高い。このようにLED素子1に重ならない位置にサブ基板240をレイアウトすることにより、熱源から離れた位置で基板同士を接合することができ、LED素子1と電子部品22を熱的に離間させることができる。
また、本実施形態によると、複数のLED素子1を実装した基板30’の裏面30bに放熱プレート250を接触させて取り付けて、LED素子1の放熱を効果的に実施している。その上、放熱プレート250に切り欠き部255を設けて、この切り欠き部255に複数の電子部品22を実装したサブ基板240を配置し、両者を非接触状態とした。これにより、LED素子1の放熱経路とサブ基板240の放熱経路を分断することができ、LED素子1の放熱を効果的に実施することができる。
また、本実施形態によると、板状の放熱プレート250と板状のケース260によりサブ基板240を囲んで、端子台270により筒状の空間の一端を塞ぐようにしたため、簡単な構成により点灯回路20のエンクロージャを構成することができ、点灯回路20が発火した場合の延焼を防止することができる。この場合、放熱プレート250も、延焼防止のための構成の一部として機能することができる。このように、器具構成を簡略化することにより、器具の製造コストを安価にすることができ、十分な放熱性能を維持した上で、小型・軽量化が可能となる。
さらに、本実施形態によると、ケース260を放熱プレート250に接触させて取り付けたため、ケース260を放熱部材として機能させることができ、放熱効果をより高めることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る照明器具としてのベースライト300の灯体320を天井C側から見た平面図である。図9は、図8の灯体320の要部をF9−F9に沿って切断した横断面図であり、図10は、図8の灯体320の要部をF10−F10に沿って切断した横断面図である。本実施形態のベースライト300は、放熱プレート350(放熱部材)とケース360の構造が異なる以外、上述した第1の実施形態のベースライト200と略同じ構造を有する。よって、ここでは、第1の実施形態と異なる放熱プレート350とケース360の構造について説明し、上述した第1の実施形態と同様に機能する構成要素には、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、放熱プレート350は、基板30’の略全長にわたって設けられている。放熱プレート350は、発光モジュール210の基板30’の裏面30bに熱伝導性の接着剤やネジ等により固定されている。放熱プレート350が基板30’の裏面30bに接触する位置は、少なくとも複数のLED素子1に重なる位置である。放熱プレート350は、基板30’に熱的に接続されている。
放熱プレート350は、図10に示すように、1枚の金属板を長手方向に沿った折り曲げ線に沿って断面ハット形に折り曲げた形状を有する。つまり、放熱プレート350は、発光モジュール210の基板30’の裏面30bに接触して配置した底板部351、基板30’の長手方向に沿った底板部351の両端辺から連続して基板30’の裏面30bから離れる方向に延びた2つの立板部352、353、各立板部352、353の図示上端辺に連続して、基板30’の裏面30bから離間した位置で基板30’と略平行に外側に相反する方向に延びた2つの上板部354、355を一体につなげた形状を有する。底板部351は、基板30’の表面30aに実装した複数のLED素子1の列に対向する位置で基板30’の裏面30bに接触して取り付けられている。
また、放熱プレート350は、基板30’の裏面30bに立設したサブ基板240を逃がす切り欠き部356を有する。切り欠き部356は、基板30’の長手方向に沿ったサブ基板240の幅よりわずかに大きな幅を有し、サブ基板240に対向する位置に設けられている。切り欠き部356は、放熱プレート350の底板部351及び一方の立板部353を切り欠いて形成されている。言い換えると、サブ基板240は、放熱プレート350を基板30’の裏面30bに取り付けた状態で、放熱プレート350の切り欠き部356内に非接触状態で入れ子状に配置される。
ケース360は、例えば、矩形の平らな金属板により形成されている。ケース360は、切り欠き部356に重なる位置で、放熱プレート350の長手方向の一部に重なるように接触して設けられている。より詳細には、ケース360は、放熱プレート350の上板部354に重ねて配置した一端辺と上板部355に重ねて配置した他端辺とを有し、基板30’の裏面30bに取り付けたサブ基板240を覆う位置に配置されている。
そして、端子台270が、放熱プレート350とケース360によって囲まれた略矩形筒状の空間の一端を塞ぐ位置に配置されている。つまり、端子台270は、放熱プレート350の底板部351と2つの立板部352、353によって囲まれた凹所内に配置され、ケース360の一端辺に接触する。よって、端子台270のケース360側の壁は、サブ基板240を配置した空間を囲む壁の一部となる。端子台270には、天井Cの裏側に配線されたFケーブルが接続され、ベースライト300の点灯回路20へ給電される。
本実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、発熱する挿入実装タイプの電子部品22を実装したサブ基板240を基板30’の裏面に取り付けたため、簡単な構成によりLED素子1の放熱性能を高めることができる。また、本実施形態においても、ケース360を放熱プレート350に接触させて熱的に接続しているため、ケース360を放熱部材の一部として機能させることができ、放熱性能をより高めることができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の発光モジュール及び照明器具によれば、複数のLED素子1を実装した基板30、30’の裏面30bにサブ基板240を介して発熱する挿入実装タイプの電子部品22を取り付けたため、簡単な構成により、安価に製造することができ、放熱性を良好にすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態または実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態または実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態または実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した第1及び第2の実施形態では、基板30’の裏面30bにサブ基板240を介して電子部品22を取り付けた場合について説明したが、これに限らず、フレキシブルに折り曲げ可能なフレキシブル基板を用いて電子部品22を取り付けても良い。また、上述した実施形態では、挿入実装タイプの電子部品22をサブ基板240を介して基板30、30’の裏面30b側に取り付けた場合について説明したが、これに限らず、発熱する表面実装タイプの電子部品をサブ基板240に設けて基板30、30’の裏面30bに取り付けてもよい。
1…LED素子、10…発光モジュール、20…点灯回路、21、22…電子部品、30、30’…基板、30a…表面、30b…裏面、100、200、300…ベースライト、240…サブ基板、250、350…放熱プレート、260、360…ケース、255、356…切り欠き部、C…天井。

Claims (6)

  1. 基板と;
    前記基板の第1面に実装した発光素子と;
    前記基板の第2面に設けたサブ基板と;
    前記サブ基板に実装した、前記発光素子を点灯させる点灯回路の電子部品と;
    を有する発光モジュール。
  2. 前記基板の前記第2面に熱的に接触し、且つ前記サブ基板及び該サブ基板に実装した前記電子部品に非接触状態で配置した放熱部材をさらに有する、
    請求項1の発光モジュール。
  3. 前記点灯回路の前記電子部品を覆うとともに前記放熱部材に熱的に接続したケースをさらに有する、
    請求項2の発光モジュール。
  4. 前記基板と前記ケースとの間の開口部を塞ぐように前記基板の前記第2面に配置した前記点灯回路の端子台をさらに有する、
    請求項3の発光モジュール。
  5. 前記基板は、前記第1面に前記発光素子を実装した第1の部分、及び前記発光素子と重ならない位置で前記第2面に前記サブ基板を設けた前記第1の部分とは異なる第2の部分を含む、
    請求項1の発光モジュール。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載した発光モジュールと;
    前記発光モジュールの前記基板の前記第1面に実装した前記発光素子を覆うように前記第1面側に設けた透明なカバーと;
    を有する照明器具。
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