JP2021051525A - 資金調達支援システム、資金調達支援方法及び資金調達支援プログラム - Google Patents

資金調達支援システム、資金調達支援方法及び資金調達支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの資金調達を支援するための資金調達支援システム、資金調達支援方法及び資金調達支援プログラムを提供する。【解決手段】支援サーバ20は、融資を行なう場合の融資条件を記憶した融資情報記憶部23と、資金調達の目標額、プロジェクト内容を含むプロジェクト情報を記憶した募集情報記憶部25と、制御部21を備える。そして、制御部21は、募集情報記憶部25に記録されたプロジェクト情報の目標額を集めるために、プロジェクト内容を用いて、クラウドファンディングによる資金調達の出資額を予測し、予測した出資額に基づいて、目標額に対する不足額を補うための融資を行なう場合の融資条件を、融資情報記憶部23を用いて算出し、算出した融資条件に応じて、目標額を集めるための融資額と出資額との分配を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの資金調達を支援するための資金調達支援システム、資金調達支援方法及び資金調達支援プログラムに関する。
資金調達のために、クラウドファンディングが利用されることがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されているように、クラウドファンディングでは、不特定多数の人がインターネット等を経由して資金の提供や協力などを行なう。このクラウドファンディングには、リターン(見返り)がない寄付型、リターンとして収益の一部を還元する投資型、リターンとしての商品やサービスを先行して提供する購入型がある。
特開2017−204034号公報
しかしながら、クラウドファンディングだけでは、目的の資金調達を行なうことができず、プロジェクトを実行できない場合もある。
上記課題を解決する資金調達支援システムは、融資を行なう場合の融資条件を記憶した融資情報記憶部と、資金調達の目標額、プロジェクト内容を含むプロジェクト情報を記憶した募集情報記憶部と、制御部とを備える。そして、前記制御部が、前記募集情報記憶部に記録されたプロジェクト情報の目標額を集めるために、前記プロジェクト内容を用いて、クラウドファンディングによる資金調達の出資額を予測し、前記予測した出資額に基づいて、前記目標額に対する不足額を補うための融資を行なう場合の融資条件を、前記融資情報記憶部を用いて算出し、前記算出した融資条件に応じて、前記目標額を集めるための融資額と前記出資額との分配を決定する。
本発明によれば、効率的かつ的確に資金調達を行なうことができる。
本実施形態の資金調達支援システムの説明図。 本実施形態のハードウェア構成の説明図。 本実施形態の情報記憶部の説明図であって、(a)はユーザ情報記憶部、(b)は融資情報記憶部、(c)は実績情報記憶部、(d)は募集情報記憶部の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の出資額と融資額との関係の説明図。 本実施形態のサービス概要の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図。
以下、図1〜図6に従って、資金調達支援システム、資金調達支援方法及び資金調達支援プログラムを具体化した実施形態を説明する。本実施形態では、所定の商品を製造・販売するプロジェクトのための資金を、クラウドファンディング及び銀行融資により調達するサービスを説明する。
図6に示すように、本実施形態のサービスでは、調達者の目標額の資金調達を行なう。この資金調達のために、クラウドファンディングと銀行融資とを併用する。ここでは、クラウドファンディングにより調達可能な予想額を算出し、目標額に不足する資金を銀行融資により調達する。更に、プロジェクトのリターンとして提供される商品について、クラウドファンディングにより、マーケットリサーチを行なうことも可能である。すなわち、クラウドファンディングのリターンにより商品の先行提供を行ない、その後、商品の本格的提供を行なう場合、クラウドファンディングに対する出資状況に応じてマーケットを予想することができる。この場合には、クラウドファンディングにおいて、マーケットを予想するマーケットリサーチ可能な情報量が必要である。
図1に示すように、資金調達を支援するサービスを提供するために、ユーザ端末10、担当者端末15、支援サーバ20を用いる。
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、ユーザ端末10、担当者端末15、支援サーバ20を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶部H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースカードや無線インタフェース等である。
入力装置H12は、利用者等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイ等である。
記憶部H14は、ユーザ端末10、担当者端末15、支援サーバ20の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置である。記憶部H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
プロセッサH15は、記憶部H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、ユーザ端末10、担当者端末15、支援サーバ20における各処理を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各サービスのための各種プロセスを実行する。
プロセッサH15は、自身が実行するすべての処理についてソフトウェア処理を行なうものに限られない。例えば、プロセッサH15は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行なう専用のハードウェア回路(例えば、特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、プロセッサH15は、(1)コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、(2)各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは(3)それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
(各機能部の説明)
ユーザ端末10は、本サービスの利用者が用いるコンピュータ端末である。本実施形態では、資金調達を希望する調達者や、クラウドファンディングへの出資者がユーザ端末10を用いる。また、担当者端末15は、本サービスの管理者が用いるコンピュータ端末である。
支援サーバ20は、資金調達を支援するコンピュータシステムである。この支援サーバ20は、制御部21、ユーザ情報記憶部22、融資情報記憶部23、実績情報記憶部24、募集情報記憶部25を備える。
制御部21は、管理段階、予測段階、融資計算段階、募集段階等の各処理等を行なう。このため、支援サーバ20には、資金調達支援アプリケーション(サーバ用)が格納されている。資金調達支援アプリケーションを起動することにより、制御部21は、管理部211、予測部212、融資計算部213、募集部214として機能する。
管理部211は、資金調達を希望する調達者からの資金調達依頼を受け付けて、クラウドファンディング及び銀行融資による資金調達を管理する処理を実行する。
予測部212は、クラウドファンディングにおいて調達可能な資金を予測する処理を実行する。この予測部212は、クラウドファンディングのリターン(商品)の新規性及び独自性、デザイン性、価格性、品質、ブランド力等の各評価項目のスコアに基づいて、調達可能な金額を算出する。
融資計算部213は、ユーザに対して提供可能な融資可能金額を計算する処理を実行する。
募集部214は、クラウドファンディングにおいて出資を管理する処理を実行する。
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部22には、各ユーザについてのユーザ管理レコード220が記録される。このユーザ管理レコード220は、ユーザ登録が行なわれた場合に記録される。ユーザ管理レコード220には、ユーザID、認証情報、ユーザ属性、ユーザ状況等に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、支援サーバ20を利用するユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
認証情報データ領域には、このユーザを認証するためのデータが記録される。
ユーザ属性データ領域には、各ユーザの氏名、住所、連絡先(例えばメールアドレス)や格付等に関するデータが記録される。
ユーザ状況データ領域には、このユーザの資産状況(例えば、口座残高や保有株式に関する情報)、このユーザとの取引状況等が記録される。
図3(b)に示すように、融資情報記憶部23には、融資条件についての融資条件レコード230が記録される。この融資条件レコード230は、融資条件が登録された場合に記録される。融資条件レコード230には、ユーザ条件、融資可能額、融資条件に関するデータが記録される。
ユーザ条件データ領域には、ユーザに対して融資を行なう場合の条件に関するデータが記録される。このユーザ条件としては、例えばユーザ属性、ユーザ状況等を用いることができる。
融資可能額データ領域には、ユーザ条件に応じて融資可能な最高額に関するデータが記録される。
融資条件データ領域には、この融資における手数料、金利等の条件に関するデータが記録される。
図3(c)に示すように、実績情報記憶部24には、提供実績がある既存商品に関する実績管理レコード240が記録される。この実績管理レコード240は、既存商品の提供実績が登録された場合に記録される。実績管理レコード240には、商品ID、詳細内容、価格、提供実績に関するデータが記録される。
商品IDデータ領域には、提供実績がある各既存商品を特定するための識別子に関するデータが記録される。
詳細内容の各データ領域には、この既存商品の名称、商品が属するカテゴリ、商品画像、仕様等の詳細内容に関するデータが記録される。詳細内容は、新たにクラウドファンディングを行なう商品に類似する既存商品を検索するために用いられる。
価格、提供実績の各データ領域には、この既存商品の提供時の価格、提供数に関するデータが記録される。
図3(d)に示すように、募集情報記憶部25には、ユーザの資金調達の依頼についての募集管理レコード250が記録される。この募集管理レコード250は、ユーザから資金調達の依頼を取得した場合に記録される。募集管理レコード250は、基本レコード251、評価結果レコード252、融資管理レコード253、出資管理レコード254を含む。
基本レコード251には、案件ID、調達者ID、件名、詳細内容、提供単価、目標額、調達期間、実行期間、マーケティング要否、必要数に関するデータが記録される。
案件IDデータ領域には、資金調達を行なう案件(プロジェクト)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
調達者IDデータ領域には、このプロジェクトにおいて、資金調達を希望するユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
件名データ領域には、このプロジェクトの件名に関するデータが記録される。
詳細内容データ領域には、このプロジェクトについて具体的なプロジェクト内容に関するデータが記録される。この詳細内容には、プロジェクトのリターンとして出資者に提供される商品が属するカテゴリ、商品画像、仕様等が含まれる。
提供単価データ領域には、リターンとして提供される商品の単価に関するデータが記録される。
目標額、調達期間の各データ領域には、それぞれ、このプロジェクトにおける資金調達の目標額、資金調達の期限に関するデータが記録される。
実行期間データ領域には、このプロジェクトにおける終了期限に関するデータが記録される。
マーケティング要否データ領域には、このプロジェクトにより、リターンとしての商品を本格的に提供する場合のマーケティングの要否を判定するためのフラグが記録される。
必要数データ領域には、このプロジェクトによりマーケティングを行なう場合に、マーケティングに必要な最低数(必要条件)に関するデータが記録される。そして、提供単価にマーケティング必要数を乗算することにより、クラウドファンディングにより資金調達すべき最低額(必要金額)を算出することができる。
評価結果レコード252には、このプロジェクトにより提供されるリターン(商品)を評価したスコア、見込金額に関するデータが記録される。
スコアデータ領域には、このリターン(商品)を評価するためのスコアリング結果に関するデータが記録される。このスコアは、例えば「新規性」、「独自性」、「デザイン性」、「価格」、「品質」、「ブランド力」等についての評価結果である。
見込金額データ領域には、スコアリング結果に基づいて、クラウドファンディングにより資金調達可能な予想金額に関するデータが記録される。
融資管理レコード253には、資金調達において銀行融資を利用する場合の資金使途、融資調達額、融資条件、融資実行日、返済期間に関するデータが記録される。
資金使途データ領域には、調達した資金の具体的な利用方法に関するデータが記録される。資金使途は、例えば「設備資金」を設定することができる。
融資調達額、融資条件の各データ領域には、それぞれ、銀行融資により資金調達を行なう金額、融資における適用金利に関するデータが記録される。
融資実行日データ領域には、融資を実行する予定年月日に関するデータが記録される。
返済期間データ領域には、この融資額の返済期間に関するデータが記録される。
出資管理レコード254には、出資状況、出資者ID、出資額に関するデータが記録される。
出資状況データ領域には、このクラウドファンディングにおける出資状況に関するデータが記録される。出資状況として、例えば、クラウドファンディングにおける出資者数、出資金の総額等が含まれる。
出資者IDデータ領域には、このクラウドファンディングにおける出資希望のユーザ(出資者)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
出資額データ領域には、この出資者が、出資する金額に関するデータが記録される。
(資金調達処理)
次に、図4を用いて、資金調達処理を説明する。
まず、支援サーバ20の制御部21は、資金調達の登録処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、資金調達を希望する調達者は、ユーザ端末10を用いて、支援サーバ20にアクセスする。この場合、制御部21の管理部211は、アクセス者のユーザ認証を行なう。そして、管理部211は、ユーザ認証を完了し、調達者のユーザIDを特定した場合、調達者のユーザ端末10のディスプレイに、調達登録画面を出力する。この調達登録画面には、件名、詳細内容、目標額、調達期間、マーケティングの要否、マーケティングに必要な最低数の入力欄が含まれる。管理部211は、調達登録画面において入力完了を検知した場合、各入力欄に入力された調達依頼情報を取得する。次に、管理部211は、案件IDを付与し、調達者のユーザIDに関連付けて、調達依頼に含まれる各情報を記録した基本レコード251を生成する。そして、管理部211は、生成した基本レコード251を募集情報記憶部25に記録する。
次に、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング予測処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の予測部212は、実績情報記憶部24の詳細内容情報を用いて、リターン(商品)と同じカテゴリの商品を検索する。そして、予測部212は、同じカテゴリの商品であって、形状や配色、コンセプトが類似する類似商品を特定する。次に、予測部212は、特定した類似商品の提供価格情報を実績情報記憶部24から取得する。次に、予測部212は、ユーザ情報記憶部22から、調達者の格付情報を取得する。そして、予測部212は、評価画面を担当者端末15に出力する。この評価画面には、リターン(商品)に関する情報、類似商品に関する情報、調達者に関する情報を含める。更に、この評価画面には、リターン(商品)の新規性及び独自性、デザイン性、価格性、品質、ブランド力等の各評価項目の入力欄を含める。この場合、担当者は、リターン(商品)と類似商品とを比較し、調達者に関する情報を確認して、評価画面の各入力欄にスコアを入力する。予測部212は、評価画面への入力完了を検知した場合、評価画面に入力された各評価項目のスコアを記録した評価結果レコード252を生成し、募集情報記憶部25に記録する。次に、予測部212は、各評価項目のスコアの統計値(総合スコア)を算出する。例えば、既存商品に対する新規性=「1」、独自性=「1」、デザイン性=「1」、価格性=「1」、品質=「1」、ブランド力=「1」とした場合、新規性〜ブランド力の総和値を項目数で除算して統計値を算出する。
次に、予測部212は、実績情報記憶部24に記録された類似商品の提供実績及び総合スコアに基づいて、クラウドファンディングにおけるリターン(商品)の出資予想数を予測する。ここでは、類似商品の提供数に総合スコアを乗算して、出資予想数を算出する。そして、予測部212は、この応募予想数に、リターン(商品)の提供単価を乗算することにより、クラウドファンディングによる予測額を算出し、見込金額として評価結果レコード252に記録する。
次に、支援サーバ20の制御部21は、マーケティング利用かどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の予測部212は、基本レコード251に記録されているマーケティング要否情報に基づいて、マーケティング利用かどうかを判定する。
マーケティング利用と判定した場合(ステップS1−3において「YES」の場合)、支援サーバ20の制御部21は、マーケティング可能条件の設定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の予測部212は、基本レコード251に記録されている必要数を特定する。そして、予測部212は、提供単価に必要数を乗算することにより、マーケティングに必要な金額を算出する。この金額は、クラウドファンディングによって資金調達する必要がある。
一方、マーケティング利用でないと判定した場合(ステップS1−3において「NO」の場合)、支援サーバ20の制御部21は、マーケティング可能条件の設定(ステップS1−4)をスキップする。
次に、支援サーバ20の制御部21は、融資可能額の算出処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の融資計算部213は、ユーザ情報記憶部22に記録されたユーザ属性、ユーザ状況と、融資情報記憶部23に記録されたユーザ条件とを比較し、この調達者に融資可能な最高額を算出する。
次に、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディングと銀行融資との分配処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の管理部211は、資金調達の目標額の調達方法について、クラウドファンディングと銀行融資とに分配する。
図5は、資金調達の目標額を、クラウドファンディングによる出資額(縦軸)と、銀行の融資額(横軸)との関係を示すグラフである。このグラフには、出資額と融資額との合計が目標額となる斜め線(分配線)が描かれている。そして、クラウドファンディング予測処理(ステップS1−2)により算出された見込金額を、出資額軸の上限値として設定する。また、マーケティングを行なう場合には、クラウドファンディングにより調達する必要がある必要金額を出資額軸の下限値として設定する。また、融資可能額の算出処理(ステップS1−5)において算出された融資可能額を、融資額軸に上限値として設定する。そして、分配線上で、クラウドファンディングによる調達額と、銀行融資による調達額との許容範囲R1を定める。
次に、管理部211は、許容範囲R1において、融資情報記憶部23の融資条件レコード230に記録された融資条件を用いて、銀行融資の手数料や金利が低い範囲で、融資額が最も高くなる金額を特定する。なお、融資実行予定日としては、調達期限、返済期間としては、プロジェクトにおける終了期限を用いる。そして、管理部211は、融資調達額、融資条件、融資実行日、返済期間を含めた融資管理レコード253を生成し、募集情報記憶部25に記録する。
そして、管理部211は、調達者のユーザ端末10のディスプレイに、確認画面を出力する。この確認画面には、クラウドファンディングによる調達額及び銀行融資による調達額に関する情報を含める。そして、管理部211は、確認画面において調達者の合意の入力を検知した場合には、銀行システムに対して、調達者に対する融資依頼を送信する。
更に、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング開始処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の募集部214は、クラウドファンディングについて、募集画面を公開する。そして、出資者のユーザ端末10からの応募を受け付けた場合、出資者ID、出資額に関する情報を含む出資管理レコード254を生成し、募集情報記憶部25に記録する。更に、募集部214は、出資管理レコード254の出資状況を更新する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング予測処理を実行する(ステップS1−2)。これにより、クラウドファンディングを用いて、資金調達可能な見込額を予測することができる。
(2)本実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、マーケティング可能条件の設定処理を実行する(ステップS1−4)。これにより、クラウドファンディングを用いてマーケティングを行なうための条件を設定することができる。
(3)本実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、融資可能額の算出処理を実行する(ステップS1−5)。これにより、ユーザ情報を用いて、融資の上限額を算出することができる。そして、貸し倒れのリスクを低減しながら、プロジェクトを支援することができる。
(4)本実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディングと銀行融資との分配処理を実行する(ステップS1−6)。これにより、クラウドファンディングと銀行融資とを併用して、資金調達を行なうことができる。クラウドファンディングを利用することにより、市場で需要がある案件について、迅速かつ効率的に資金調達を行なうことができる。この場合、融資条件に応じて、経済的に有利な資金調達方法を決めることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、プロジェクトのリターンとして商品を提供するが、プロジェクトを評価する対象は商品に限定されるものではない。例えば、サービスを対象としてもよい。
・上記実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング予測処理を実行する(ステップS1−2)。ここでは、担当者によるリターン(商品)の新規性及び独自性、デザイン性、価格性、品質、ブランド力等の各評価項目のスコアを用いる。評価項目は、これらに限定されるものではない。
また、予測部212は、新規性〜ブランド力の総和値を項目数で除算して統計値(平均値)を算出する。算出方法も、新規性〜ブランド力の平均値に限定されるものではない。
また、予測方法も、担当者による評価に限定されるものではない。例えば、クラウドファンディングの開始前に、プロジェクトについて一般公衆の評価情報を取得してもよい。例えば、プロジェクトの公開ページを設け、閲覧者に評価を入力してもらい、この評価情報を用いて、クラウドファンディングによる見込金額を算出してもよい。この場合、ページ閲覧数、高評価率を予測関数に導入して総合スコアを算出する。この予測関数は、過去のクラウドファンディングに応じて生成し、総合スコアに対応する見込金額を算出するための関数である。
また、この閲覧者の評価情報を用いて、融資可能額、融資条件を定めてもよい。この場合には、融資計算部213に、ページ閲覧数、高評価率から融資可能額、融資条件を算出するための情報を保持させておく。
また、クラウドファンディング予測処理(ステップS1−2)において、機械学習を利用してもよい。この場合、過去に行なわれたクラウドファンディングのリターン(商品)と投資状況(1人あたりの投資額、応募人数)とを教師データとして用いる。ここでは、学習段階で、リターン(商品)の内容(画像や商品カテゴリ、その他詳細情報)に対して、投資状況を予測する予測モデルを生成する。そして、予測段階では、クラウドファンディング予測処理(ステップS1−2)において、調達依頼に含まれる各情報(リターンの画像や商品カテゴリ、その他詳細情報)を用いて、投資状況(1人あたりの投資額、応募人数)を予測して、この投資状況から調達額範囲を算出する。
・上記実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディングと銀行融資との分配処理を実行する(ステップS1−6)。これに加えて、クラウドファンディングの状況に応じて、融資調達額、融資条件(金利等)を調整してもよい。
図7を用いて、調整処理を説明する。
まず、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング状況の監視処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、クラウドファンディングの開始後に、制御部21の募集部214は、募集情報記憶部25の出資管理レコード254に記録された出資状況を定期的に取得する。そして、予測部212は、出資状況の経時変化に基づいて、調達期間終了時のクラウドファンディングによる出資の予測総額を算出する。
次に、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディング予測との比較処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の予測部212は、評価結果レコード252に記録された見込金額と予測総額とを比較する。
見込金額と予測総額との差額が基準額以上の場合には、支援サーバ20の制御部21は、融資条件の変更処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の融資計算部213は、見込金額と予測総額との比較結果に応じて、融資条件を調整する。例えば、予測総額が見込金額よりも高い場合には、利率を下げて融資額を高くできるように調整する。
これにより、クラウドファンディング状況に応じて、動的に融資条件を変更することができる。
・上記実施形態では、支援サーバ20の制御部21は、クラウドファンディングと銀行融資との分配処理を実行する(ステップS1−6)。ここでは、許容範囲R1において、融資情報記憶部23の融資条件レコード230に記録された融資条件を用いて、銀行融資の手数料や金利が低い範囲で、融資額が最も高くなる金額を特定する。分配方法は、これに限定されるものではない。例えば、資金調達を希望する調達者の希望に応じて、銀行融資とクラウドファンディングとの優先順位を決めてもよい。
また、クラウドファンディング予測処理(ステップS1−2)において、見込金額の誤差幅を考慮してもよい。ここでは、過去のクラウドファンディング予測処理において算出した見込金額と実際の調達額との金額の差分の統計値(誤差幅)を算出する。そして、クラウドファンディング予測処理(ステップS1−2)において、この統計値を用いて見込金額を算出する。ここでは、調達者がローリスクを希望する場合には、予測額から統計値を差し引いた金額を見込金額として算出する。この場合には、クラウドファンディングと銀行融資との分配処理(ステップS1−6)において、銀行融資による調達額を高くする。一方、調達者がハイリスクを許容するリスクテイクの場合には、予測額に統計値を加算して見込金額として算出する。なお、調達者が中リスクを希望する場合には、差分の統計値(誤差幅)を、クラウドファンディングと銀行融資とに均等に分配する。
10…ユーザ端末、15…担当者端末、20…支援サーバ、21…制御部、211…管理部、212…予測部、213…融資計算部、214…募集部、22…ユーザ情報記憶部、23…融資情報記憶部、24…実績情報記憶部、25…募集情報記憶部。

Claims (6)

  1. 融資を行なう場合の融資条件を記憶した融資情報記憶部と、
    資金調達の目標額、プロジェクト内容を含むプロジェクト情報を記憶した募集情報記憶部と、
    制御部とを備えた資金調達支援システムであって、
    前記制御部が、
    前記募集情報記憶部に記録されたプロジェクト情報の目標額を集めるために、前記プロジェクト内容を用いて、クラウドファンディングによる資金調達の出資額を予測し、
    前記予測した出資額に基づいて、前記目標額に対する不足額を補うための融資を行なう場合の融資条件を、前記融資情報記憶部を用いて算出し、
    前記算出した融資条件に応じて、前記目標額を集めるための融資額と前記出資額との分配を決定することを特徴とする資金調達支援システム。
  2. 前記制御部が、
    前記クラウドファンディングにおいて、マーケティングを達成するための必要条件を取得し、
    前記必要条件に応じて、前記分配を決定することを特徴とする請求項1に記載の資金調達支援システム。
  3. 前記制御部が、
    前記募集情報記憶部に記録されたプロジェクト内容を公開し、
    前記プロジェクト内容に対する評価情報を取得し、
    前記評価情報に応じて、前記融資条件を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の資金調達支援システム。
  4. 前記制御部が、
    前記クラウドファンディングの開始後に出資状況情報を取得し、
    前記出資状況情報に応じて、前記融資条件を変更することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の資金調達支援システム。
  5. 融資を行なう場合の融資条件を記憶した融資情報記憶部と、
    資金調達の目標額、プロジェクト内容を含むプロジェクト情報を記憶した募集情報記憶部と、
    制御部とを備えた資金調達支援システムを用いて、資金調達支援を行なうための方法であって、
    前記制御部が、
    前記募集情報記憶部に記録されたプロジェクト情報の目標額を集めるために、前記プロジェクト内容を用いて、クラウドファンディングによる資金調達の出資額を予測し、
    前記予測した出資額に基づいて、前記目標額に対する不足額を補うための融資を行なう場合の融資条件を、前記融資情報記憶部を用いて算出し、
    前記算出した融資条件に応じて、前記目標額を集めるための融資額と前記出資額との分配を決定することを特徴とする資金調達支援方法。
  6. 融資を行なう場合の融資条件を記憶した融資情報記憶部と、
    資金調達の目標額、プロジェクト内容を含むプロジェクト情報を記憶した募集情報記憶部と、
    制御部とを備えた資金調達支援システムを用いて、資金調達支援を行なうためのプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記募集情報記憶部に記録されたプロジェクト情報の目標額を集めるために、前記プロジェクト内容を用いて、クラウドファンディングによる資金調達の出資額を予測し、
    前記予測した出資額に基づいて、前記目標額に対する不足額を補うための融資を行なう場合の融資条件を、前記融資情報記憶部を用いて算出し、
    前記算出した融資条件に応じて、前記目標額を集めるための融資額と前記出資額との分配を決定する手段として機能させることを特徴とする資金調達支援プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7168275B1 (ja) * 2022-06-17 2022-11-09 グローシップ株式会社 不動産クラウドファンディングシステム

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