JP2021051398A - 検知システム、機器制御システム、検知システムの制御方法及びプログラム - Google Patents

検知システム、機器制御システム、検知システムの制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像部が設置される高さに応じて検知部の機能を設定する検知システムを提供する。【解決手段】機器制御システムにおいて、検知システム1は、検知部111と、機能設定部154と、を備える。検知部111は、天井側に設置される撮像部13が撮像した画像に基づいて、撮像部13の撮像範囲の少なくとも一部を含む検知範囲において、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する。機能設定部154は、撮像部13が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知部111の機能を設定する。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に検知システム、機器制御システム、検知システムの制御方法及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、撮像部が撮像した画像に基づいて検知対象を検知する検知システム、検知システムを備える機器制御システム、検知システムの制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、撮像部により撮像された画像を用いて侵入者を検知する検知システムが記載されている。
特許文献1に記載の検知システム(人体検知装置)は、監視領域内の画像を撮像する画像入力手段と、画像入力手段により入力された画像から人体の有無を判定する判定手段と、を備える。特許文献1に記載の検知システムでは、ある時間差を有して撮像された同一領域の2枚の画像から差分画像を得て、2値化された差分画像に現れる各々の像についての面積値を用いて、人体の有無を判定する。
特開2000−348268号公報
本開示の目的は、撮像部が設置される高さに応じて検知部の機能を設定することができる検知システム、機器制御システム、検知システムの制御方法及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る検知システムは、検知部と、機能設定部と、を備える。前記検知部は、天井側に設置される撮像部が撮像した画像に基づいて、前記撮像部の撮像範囲の少なくとも一部を含む検知範囲において、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する。前記機能設定部は、前記撮像部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知部の機能を設定する。
本開示の一態様に係る検知システムは、検知部と、機能設定部と、を備える。前記検知部は、天井側に設置されるセンサ部のセンシング結果に基づいて、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する。前記機能設定部は、前記センサ部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知部の機能を設定する。
本開示の一態様に係る機器制御システムは、前記検知システムと、特定制御機器と、を備える。前記特定制御機器は、前記検知システムの前記検知部の検知結果に応じて動作する。前記特定制御機器は、第1制御機器、及び前記第1制御機器によって制御される第2制御機器の少なくとも一方を含む。
本開示の一態様に係る検知システムの制御方法は、検知ステップと、設定ステップと、を備える。前記検知ステップは、天井側に設置される撮像部が撮像した画像に基づいて、前記撮像部の撮像範囲の少なくとも一部を含む検知範囲において、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知するステップである。前記設定ステップは、前記撮像部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知ステップの機能を設定するステップである。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記検知システムの制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、撮像部が設置される高さに応じて検知部の機能を設定することができる、という効果がある。
図1は、実施形態に係る検知システム及び機器制御システムの構成を示す図である。 図2は、同上の検知システムのブロック図である。 図3は、同上の検知システム及び機器制御システムの適用例を示す図である。 図4は、同上の検知システムが備える検知部の検知範囲を示す図である。 図5A〜図5Fは、同上の検知システムが備える検知部の検知範囲のうち撮像部の撮像範囲と重なる検知範囲の設定例を示す図である。 図6は、同上の検知システムの動作を示すシーケンス図である。
(実施形態)
以下、実施形態に係る検知システム及び機器制御システムについて説明する。ただし、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、下記の実施形態及び変形例に限定されない。下記の実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)概要
まず、実施形態に係る検知システム1及び機器制御システム100の概要について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態に係る検知システム1は、例えば、オフィスビル、店舗、学校、又は工場等の施設500に用いられ、施設500内の検知対象400を検知するためのシステムである。本実施形態では、施設500がオフィスビルである場合を例として説明する。検知システム1は、図3に示すように、例えば、施設500の天井501に取り付けられ、施設500内の検知対象400を検知する。検知システム1は、動体を含む少なくとも1つの検知対象400を検知可能である。動体は、例えば、人H1である。本実施形態では、検知対象400は、施設500内の人H1と、施設500内の明るさと、を含む。施設500内の明るさは、例えば、施設500の床面502の照度である。つまり、本実施形態に係る検知システム1では、2つの検知対象400を検知可能である。
また、本実施形態に係る機器制御システム100は、例えば、施設500に用いられ、施設500に設置されている照明器具22等の制御対象を制御するためのシステムである。本実施形態では、機器制御システム100が照明器具22を制御するための照明制御システムである場合を例として説明する。
本実施形態に係る検知システム1は、図2に示すように、検知部111と、機能設定部154と、を備える。検知部111は、天井501側に設置される撮像部13が撮像した画像に基づいて、撮像部13の撮像範囲300の少なくとも一部を含む検知範囲200において、動体を含む少なくとも1つの検知対象400を検知する。機能設定部154は、撮像部13が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知部111の機能を設定する。
また、本実施形態に係る機器制御システム100は、図1に示すように、検知システム1と、特定制御機器2と、を備える。特定制御機器2は、検知システム1の検知部111の検知結果に応じて動作する。特定制御機器2は、第1制御機器21、及び第1制御機器21によって制御される第2制御機器22の少なくとも一方を含む。
本実施形態に係る検知システム1及び機器制御システム100は、高さ情報に応じて検知部111の機能を設定する機能設定部154を備えているので、撮像部13が設置される高さに応じて検知部111の機能を設定することができる。
(2)詳細
次に、本実施形態に係る検知システム1及び機器制御システム100の詳細について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る機器制御システム100は、図1に示すように、複数の検知システム1と、複数の特定制御機器2と、伝送ユニット3と、を備える。複数の特定制御機器2は、複数の第1制御機器21と、複数の第1制御機器21と一対一に対応する複数の第2制御機器22と、を含む。本実施形態では、複数の第1制御機器21の各々は制御端末(以下、「制御端末21」ともいう)である。また、本実施形態では、複数の第2制御機器22の各々は照明器具(以下、「照明器具22」ともいう)である。つまり、複数の第2制御機器22の各々は、複数の第1制御機器21のうち対応する第1制御機器21によって制御される機器である。
複数の検知システム1の各々、及び複数の制御端末21の各々は、2線式の信号線4に電気的に接続されている。伝送ユニット3は、信号線4に電気的に接続されており、複数の検知システム1の各々、及び複数の制御端末21の各々と通信する。
本実施形態に係る機器制御システム100では、例えば、双極性(±24V)の時分割多重信号からなる伝送信号によりデータの送受信が行われる。つまり、本実施形態に係る機器制御システム100では、ポーリング/セレクティング方式のプロトコルに従って、伝送ユニット3と各検知システム1及び各制御端末21との間で、信号線4を介した伝送信号の送受信によりデータ伝送が行われる。
(2.1)制御端末
制御端末21は、制御対象である照明器具22と一体に構成されている。なお、制御端末21は、制御対象である照明器具22と別体であってもよい。この場合、制御端末21は、照明器具22、又は照明器具22の給電路上に設けられたリレーに電気的に接続される。制御端末21は、伝送ユニット3から送信される伝送信号に従って、照明器具22のオン/オフ、調光、又は調色等の制御を行う機能を有する。
(2.2)検知システム
検知システム1は、図2に示すように、制御部11と、通信部12と、撮像部13と、赤外線受光部14と、設定部15と、記憶部16と、を備える。本実施形態では、撮像部13及び赤外線受光部14が検知システム1に含まれているが、含まれていなくてもよい。つまり、撮像部13及び赤外線受光部14の出力が検知システム1に入力されるようになっていてもよい。
検知システム1は、図3に示すように、筐体10を更に備える。筐体10は、正面視の形状(施設500の天井501に取り付けられた筐体10を下側から見た形状)が円形である。本実施形態では、制御部11、通信部12、撮像部13、赤外線受光部14、設定部15及び記憶部16が筐体10内に収納されている。つまり、本実施形態に係る検知システム1は、すべての機能が一体に構成された画像センサ装置である。
(2.2.1)制御部
制御部11は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部11は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部11(検知部111を含む)として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部11は、検知部111を有する。検知部111は、撮像部13が撮像した画像に基づいて、撮像部13の撮像範囲300の少なくとも一部を含む検知範囲200内に存在する人H1を検知する人検知機能を有する。また、検知部111は、上記画像に基づいて、検知範囲200内の明るさを検知する明るさ検知機能を有する。ここで、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111の検知範囲200は、後述するエリア設定部153によって複数の第1エリア201〜204に分割可能である。そして、検知部111は、複数の第1エリア201〜204ごとに、人検知機能及び明るさ検知機能を実行する。つまり、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111は、複数の第1エリア201〜204ごとに、複数の検知対象400を検知可能である。また、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111の検知結果は、人に関する人情報を含む。本実施形態では、人情報は、検知範囲200内に人H1が存在するか否かを示す在/不在情報と、検知範囲200内に存在している人H1の人数を示す人数情報と、を含む。さらに、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111の検知結果は、周囲環境に関する情報を含む。本実施形態では、周囲環境に関する情報は、施設500内の明るさ情報であり、具体的には施設500の床面502の照度に関する情報である。
また、検知部111は、赤外線受光部14が受光した赤外線に基づいて、赤外線受光部14の検知範囲(後述する第2エリア205〜208)内に存在する人H1を検知可能である。本実施形態に係る検知システム1は、図3に示すように、複数(図3では4つ)の赤外線受光部14を有する。検知部111は、複数の赤外線受光部14と一対一に対応する複数の第2エリア205〜208ごとに、人H1の有無を検知することができる。
第2エリア205は、図4に示すように、複数の第1エリア201〜204のうち第1エリア201を含むように設定されている。第2エリア206は、図4に示すように、複数の第1エリア201〜204のうち第1エリア202を含むように設定されている。第2エリア207は、図4に示すように、複数の第1エリア201〜204のうち第1エリア203を含むように設定されている。第2エリア208は、図4に示すように、複数の第1エリア201〜204のうち第1エリア204を含むように設定されている。つまり、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111は、赤外線受光部14が受光した赤外線に基づいて、複数の第1エリア201〜204と少なくとも一部で重複する複数の第2エリア205〜208ごとに人H1の有無を検知する。
本開示でいう「検知範囲」とは、検知対象400を検知する検知高さでの平面に含まれる領域をいう。例えば、検知対象400が施設500内の明るさである場合には、上記平面は施設500の床面502であり、検知範囲は床面502に含まれる領域である。
また、制御部11は、通信部12、撮像部13及び赤外線受光部14を各別に制御するように構成されている。
(2.2.2)通信部
通信部12は、伝送ユニット3と通信を行うための通信インターフェースである。通信部12は、伝送ユニット3から送信される伝送信号を受信する機能と、伝送ユニット3に対して伝送信号を送信する機能と、を有する。つまり、通信部12は、伝送ユニット3との間で双方向の通信が可能となるように構成されている。本実施形態では、通信部12は、複数の第1エリア201〜204ごとに設定された識別情報を用いて、複数の第1エリア201〜204ごとに検知部111の検知結果を出力する。通信部12は、検知部111の検知結果として、後述する人検知機能の出力情報及び明るさ検知機能の出力情報を伝送ユニット3に出力する。
(2.2.3)撮像部
撮像部13は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサ(撮像素子)を有する。撮像部13は、例えば、カラー画像を撮像する。したがって、本実施形態に係る検知システム1では、撮像部13が撮像した画像に基づいて、撮像範囲300に含まれる施設500内の明るさについても検知することができる。
ここで、本実施形態に係る検知システム1では、撮像部13の撮像範囲300は、検知部111の検知範囲200と一致している(図4参照)。言い換えると、本実施形態に係る検知システム1では、検知部111の検知範囲200は、撮像部13の撮像範囲300と同じ大きさに設定されている。なお、検知部111の検知範囲200は、撮像部13の撮像範囲300の少なくとも一部を含んでいればよく、撮像部13の撮像範囲300と同じ大きさでなくてもよい。
撮像部13は、図3に示すように、円形に形成された筐体10のほぼ中央に配置されており、施設500の天井501に設置されている。なお、撮像部13は、天井501側に設置されていればよく、例えば、スケルトン天井に設置されていてもよい。
(2.2.4)赤外線受光部
赤外線受光部14は、例えば、PIR(Passive Infrared)センサである。赤外線受光部14は、人体から放射される赤外線を検知する。具体的には、人H1が赤外線受光部14の検知範囲(第2エリア205〜208のいずれか)に入ると、赤外線受光部14に入射する赤外線の量が人体表面と背景との温度差に相当する量だけ変化し、これにより人H1の動きを捉えることができる。
本実施形態に係る検知システム1は、図3に示すように、複数(図3では4つ)の赤外線受光部14を備える。複数の赤外線受光部14は、円形に形成された筐体10の中央に位置する撮像部13の周りに等間隔に配置されている。
(2.2.5)設定部
設定部15は、検知システム1に関する各種の設定を行うように構成されている。設定部15は、図2に示すように、識別情報設定部151と、検知範囲設定部152と、エリア設定部153と、機能設定部154と、情報設定部155と、を有する。
識別情報設定部151は、検知部111の検知範囲200に対して設定された複数の第1エリア201〜204の各々に割り当てられる固有のアドレス(識別情報)を設定する。複数の第1エリア201〜204の各々に割り当てられる固有のアドレスは、第1アドレスと、第2アドレスと、を含む。第1アドレスは、検知部111の検知結果として、施設500内の明るさに関する情報(床面502の照度の情報)を送信するためのアドレスである。第2アドレスは、検知部111の検知結果として、施設500内の人H1に関する情報を送信するためのアドレスである。つまり、本実施形態に係る検知システム1では、識別情報設定部151によって、複数の第1エリア201〜204ごとに、第1アドレス及び第2アドレスを設定することができる。言い換えると、複数の第1エリア201〜204ごとに設定される識別情報は、複数の第1エリア201〜204の各々について、複数の検知対象400ごとに設定される。
ここで、本実施形態に係る検知システム1では、識別情報設定部151は、設定モードを有している。設定モードは、複数の第1エリア201〜204のうちの1つである特定エリアに対して識別情報を設定することで、特定エリアを除く他のエリアに対して識別情報を自動的に設定するモードである。例えば、複数の第1エリア201〜204のうち第1エリア201を特定エリアとし、第1エリア201に対して識別情報を設定した場合、識別情報設定部151は、特定エリアを除く他のエリアである第1エリア202〜204に対して識別情報を設定する。具体的には、識別情報設定部151は、設定モードにおいて、例えば、第1エリア201に対して「1」のアドレスが設定されると、残りの第1エリア202〜204に対して、「2」、「3」、「4」のアドレスをそれぞれ設定する。なお、第1エリア201に対するアドレス設定は、リモコン(設定器)6を用いて行うことができる。すなわち、本実施形態に係る検知システム1では、識別情報設定部151は、外部(リモコン6)からの入力に基づいて、特定エリア(第1エリア201)に対して識別情報(アドレス)を設定することで、他のエリア(第1エリア202〜204)に対して識別情報を設定する設定モードを有する。これにより、特定エリアに対して識別情報を設定するだけで、すべてのエリア(特定エリア及び他のエリア)に対して識別情報を設定することができる。その結果、第1エリア201〜204に対して識別情報を設定する際に要する時間を短縮することができる。
検知範囲設定部152は、撮像部13の撮像範囲300に対して検知部111の検知範囲200を設定するように構成されている。検知範囲設定部152は、例えば、撮像範囲300を構成する単位領域301(図4参照)ごとに、検知対象400を検知するか否かを設定する。単位領域301は、例えば、複数の画素により構成される領域であるが、画素単位に設定されていてもよい。本実施形態では、検知範囲設定部152によって、すべての単位領域301に対して検知対象400を検知するように設定されており、その結果、検知部111の検知範囲200は、撮像部13の撮像範囲300と同じ大きさに設定されている(図4参照)。
エリア設定部153は、検知部111の検知範囲200に対して複数の第1エリア201〜204を設定可能である。また、エリア設定部153は、複数の第1エリア201〜204の分割数を変更可能である。これにより、検知部111の検知範囲200に対して、1つの第1エリア201を設定したり、2つの第1エリア201,202を設定したり、4つの第1エリア201〜204を設定したりすることができる。また、エリア設定部153は、図4に示すように、複数の赤外線受光部14の検知範囲である複数の第2エリア205〜208よりも小さいサイズで、複数の第1エリア201〜204を設定することができる。なお、検知範囲200のエリア設定については、「(3)エリア設定」の欄で詳しく説明する。
機能設定部154は、リモコン6を用いて入力される高さ情報に応じて、検知部111の機能を設定するように構成されている。つまり、機能設定部154は、外部(例えばリモコン6)からの入力に基づいて高さ情報を取得する。高さ情報は、撮像部13が設置される高さに関する情報である。本実施形態では、高さ情報は、検知システム1が設置されている施設500の天井501までの高さ寸法である。例えば、人検知機能のうち、検知範囲200内に人H1が存在するか否かを検知する第1人検知機能の場合には、機能設定部154は、上記高さ寸法が2.4m以上で、かつ4.5m以下であれば、第1人検知機能を有効とする。また、人検知機能のうち、検知範囲200内に存在する人H1の人数を検知する第2人検知機能の場合には、機能設定部154は、上記高さ寸法が2.8m以上で、かつ8.0m以下であれば、第2人検知機能を有効とする。また、明るさ検知機能の場合には、機能設定部154は、上記高さ寸法が2.4m以上で、かつ8.0m以下であれば、明るさ検知機能を有効とする。このように、機能設定部154によって、上記高さ情報に応じて検知部111の機能を設定することができる。
また、機能設定部154は、リモコン6を用いて入力される高さ情報に応じて、機能を制限するように構成されている。例えば、第1人検知機能の場合には、機能設定部154は、上記高さ寸法が4.6m以上であれば、第1人検知機能を無効とし、かつ検知部111の検知結果を「在」に固定する。また、第2人検知機能の場合には、機能設定部154は、上記高さ寸法が2.8m未満であれば、第2人検知機能を無効とし、かつ検知部111の検知結果の出力を停止させる。
ここで、本実施形態に係る検知システム1は、上述したように、撮像部13及び赤外線受光部14の両方を有している。つまり、検知部111は、撮像部13が撮像した画像に基づいて検知対象400を検知する第1機能と、赤外線受光部14が受光した赤外線に基づいて検知対象400を検知する第2機能と、を有している。そのため、機能設定部154は、上記高さ情報に応じて、第1機能及び第2機能の少なくとも一方の有効/無効を設定するように構成されていることが好ましい。これにより、第1機能及び第2機能の少なくとも一方について有効/無効を設定することができる。本実施形態では、機能設定部154は、第1機能及び第2機能の両方の有効/無効を設定可能である。
また、本実施形態のように、撮像部13が撮像した画像、及び撮像部13とは異なる他のセンサ(赤外線受光部14)の出力に基づいて検知対象400を検知する場合には、撮像部13と他のセンサとの組み合わせを上記高さ情報に応じて異ならせることが好ましい。例えば、上記高さ寸法が4.5m以下である場合には、赤外線受光部14が正常に機能するため、撮像部13及び赤外線受光部14の出力に基づいて検知対象400(人H1)を検知する。一方、上記高さ寸法が4.6m以上である場合には、赤外線受光部14が正常に機能しないことがあるため、撮像部13のみの出力に基づいて検知対象400を検知する。このように、撮像部13が設置される高さに応じて撮像部13と他のセンサとの組み合わせを変えることで、上記高さにかかわらず検知対象400(人H1)を検知することができる。
さらに、上記高さ情報は、撮像部13に関する設定に兼用されることが好ましい。例えば、撮像部13については、上記高さ情報が入力されることで検知対象400までの焦点距離を設定することができる。これにより、撮像部13に関する設定を行うための高さ情報を入力しなくてもよい、という利点がある。
情報設定部155は、複数の機能ごとに、検知部111の検知結果に基づいた出力情報を設定するように構成されている。本実施形態に係る検知システム1では、検知部111は、人検知機能及び明るさ検知機能を有している。つまり、検知部111は、複数の機能を有している。したがって、情報設定部155は、人検知機能に対して出力情報を設定し、かつ明るさ検知機能に対して出力情報を設定する。情報設定部155は、例えば、人検知機能のうち第1人検知機能については、上記高さ寸法が4.6m以上であれば、「在」又は「不在」を示す情報を出力情報に設定する。また、情報設定部155は、例えば、第1人検知機能について、上記高さ寸法が2.4m以上で、かつ4.5m以下であれば、検知部111の検知結果を出力情報に設定する。このように、情報設定部155によって、複数の機能ごとに出力情報を設定することができる。
(2.2.6)記憶部
記憶部16は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。
記憶部16は、検知範囲設定部152によって設定された検知範囲200を記憶する。また、記憶部16は、エリア設定部153によって設定された第1エリア201〜204を記憶する。また、記憶部16は、識別情報設定部151によって設定された識別情報(第1アドレス、第2アドレス)を記憶する。また、記憶部16は、リモコン6を用いて入力された検知システム1の高さ情報を記憶する。また、記憶部16は、人検知機能の有効/無効、明るさ検知機能の有効/無効、第1機能の有効/無効、及び第2機能の有効/無効を記憶する。また、記憶部16は、情報設定部155によって設定された出力情報を各機能に対応付けて記憶する。
(2.3)伝送ユニット
伝送ユニット3は、複数の検知システム1の各々に割り当てられた固有のアドレス(識別情報)を用いて、複数の検知システム1を個別に識別する。本実施形態では、各検知システム1には、検知部111の検知範囲200に対して設定された複数の第1エリア201〜204ごとに固有のアドレス(第1アドレス及び第2アドレス)が割り当てられている。そのため、伝送ユニット3は、複数の第1エリア201〜204の各々に割り当てられた固有のアドレスを用いて、複数の第1エリア201〜204を個別に認識する。また、本実施形態では、複数の制御端末21の各々に割り当てられた固有のアドレスを用いて、複数の制御端末21を個別に識別する。
(3)エリア設定
次に、検知部111の検知範囲200に対して第1エリア201〜204を設定するエリア設定について、図5A〜図5Fを参照して説明する。図5A〜図5Fでは、検知範囲200は、第1方向(図5A〜図5Fの左右方向)に8個の単位領域301が並び、かつ第2方向(図5A〜図5Fの上下方向)に8個の単位領域301が並ぶ、8行×8列の単位領域301にて構成されている。なお、第1方向及び第2方向における単位領域301の個数は一例であり、8個に限定されない。
本実施形態に係る検知システム1では、図5A〜図5Fに示すように、第1方向における単位領域301の個数と、第2方向における単位領域301の個数とを入力することにより、第1エリアを設定することができる。
図5Aでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「0」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「0」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、1つの第1エリア201を設定する。つまり、この場合には、第1エリア201は、検知部111の検知範囲200と一致する。
図5Bでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「0」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「3」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、境界L2によって第2方向に分割された2つの第1エリア201,202を設定する。第1エリア201は、8行×5列の計40個の単位領域301を含む領域である。第1エリア202は、8行×3列の計24個の単位領域301を含む領域である。
図5Cでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「6」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「0」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、境界L1によって第1方向に分割された2つの第1エリア201,202を設定する。第1エリア201は、6行×8列の計48個の単位領域301を含む領域である。第1エリア202は、2行×8列の計16個の単位領域301を含む領域である。
図5Dでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「4」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「4」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、境界L1,L2によって分割された4つの第1エリア201〜204を設定する。第1エリア201〜204の各々は、4行×4列の計16個の単位領域301を含む領域である。また、リモコン6からの入力データは、境界L1,L2の交点P1と一致する。
図5Eでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「3」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「4」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、境界L1,L2によって分割された4つの第1エリア201〜204を設定する。第1エリア201,204の各々は、3行×4列の計12個の単位領域301を含む領域である。第1エリア202,203の各々は、5行×4列の計20個の単位領域301を含む領域である。また、リモコン6からの入力データは、境界L1,L2の交点P1と一致する。
図5Fでは、施工者はリモコン6を用いて、第1方向の単位領域301の個数として「5」を入力し、第2方向の単位領域301の個数として「5」を入力した後、この入力データを検知システム1に送信する。エリア設定部153は、リモコン6からの入力データに基づいて、境界L1,L2によって分割された4つの第1エリア201〜204を設定する。第1エリア201は、5行×3列の計15個の単位領域301を含む領域である。第1エリア202は、3行×3行の計9個の単位領域301を含む領域である。第1エリア203は、3行×5列の計15個の単位領域301を含む領域である。第1エリア204は、5行×5行の計25個の単位領域301を含む領域である。また、リモコン6からの入力データは、境界L1,L2の交点P1と一致する。
上述のように、境界L1,L2の交点P1となる、第1方向の単位領域301の個数及び第2方向の単位領域301の個数を入力することで、検知範囲200に対して第1エリアを任意に設定することができる。また、第1方向の単位領域301の個数及び第2方向の単位領域301の個数を入力することで、第1エリアの分割数についても設定(変更)することができる。
ところで、エリア設定部153は、検知部111の検知結果の出力先又は用途に応じて、複数の第1エリア201〜204を設定するように構成されていることが好ましい。例えば、検知部111の検知範囲200に対して1つの照明器具22が対応付けられている場合には、1つの第1エリア201を設定する。また、検知部111の検知範囲200に対して4つの照明器具22が対応付けられている場合には、4つの第1エリア201〜204を設定する。これにより、検知部111の検知結果の出力先又は用途に応じて、複数の第1エリア201〜204を設定することができる。
また、エリア設定部153は、人H1を検知する用途と、周囲環境を検知する用途とで異なるエリアを設定できるようになっていてもよい。例えば、人H1を検知する用途では、4つの第1エリア201〜204を設定し、周囲環境として明るさを検知する用途では、1つの第1エリア201を設定する。
(4)動作
次に、本実施形態に係る検知システム1の動作について説明する。
(4.1)設定動作
まず、本実施形態に係る検知システム1の設定動作について、図6を参照して説明する。
施工者は、リモコン6を用いて、検知範囲200を設定するための設定入力を行う(ステップS1)。その後、施工者は、リモコン6を用いて、入力情報を検知システム1に送信する(ステップS2)。検知システム1では、検知範囲設定部152は、リモコン6からの入力情報に基づいて、検知範囲200を設定する(ステップS3)。本実施形態では、検知範囲200は、撮像部13の撮像範囲300と同じ大きさに設定されている。そして、制御部11は、検知範囲設定部152が設定した検知範囲200を記憶部16に記憶させる(ステップS4)。
また、施工者は、リモコン6を用いて、第1エリア201〜204を設定するための設定入力を行う(ステップS5)。その後、施工者は、リモコン6を用いて、入力情報を検知システム1に送信する(ステップS6)。検知システム1では、エリア設定部153は、リモコン6からの入力情報に基づいて、第1エリア201〜204を設定する(ステップS7)。そして、制御部11は、エリア設定部153が設定した第1エリア201〜204を記憶部16に記憶させる(ステップS8)。
さらに、施工者は、リモコン6を用いて、第1エリア201〜204の各々に割り当てられるアドレス(第1アドレス及び第2アドレス)を入力する(ステップS9)。その後、施工者は、リモコン6を用いて、入力情報を検知システム1に送信する(ステップS10)。検知システム1では、識別情報設定部151は、リモコン6からの入力情報に基づいて、第1エリア201〜204の各々にアドレス(識別情報)を設定する(ステップS11)。そして、制御部11は、識別情報設定部151が設定したアドレスを第1エリア201〜204に対応付けて記憶部16に記憶させる(ステップS12)。
また、施工者は、リモコン6を用いて、検知システム1(撮像部13)が設置される高さに関する高さ情報を入力する(ステップS13)。本実施形態では、検知部111が有する機能ごとに高さ情報の入力が可能であり、第1人検知機能、第2人検知機能及び明るさ検知機能の各々について高さ情報を入力することができる。その後、施工者は、リモコン6を用いて、入力情報を検知システム1に送信する(ステップS14)。検知システム1では、機能設定部154は、リモコン6からの入力情報に基づいて、検知部111の機能を設定する(ステップS15)。機能設定部154は、例えば、第1人検知機能、第2人検知機能及び明るさ検知機能の有効/無効を設定する。また、機能設定部154は、第1人検知機能を無効に設定した場合には、検知部111からの検知情報として「在」情報を出力するように設定する。さらに、機能設定部154は、第2人検知機能を無効に設定した場合には、検知部111からの検知情報を出力しないように設定する。そして、制御部11は、機能設定部154が設定した内容を記憶部16に記憶させる(ステップS16)。
なお、検知範囲、エリア及びアドレスを設定する順番は一例であり、例えば、エリアを設定した後に検知範囲、アドレスの順番に設定してもよいし、エリアを設定した後にアドレス、検知範囲の順番に設定してもよい。また、高さ情報を入力する順番についても一例であり、例えば、検知範囲を設定する前に行ってもよいし、エリアを設定する前に行ってもよいし、アドレスを設定する前に行ってもよい。
(4.2)通信動作
さらに、伝送ユニット3と検知システム1及び制御端末21との通信動作について説明する。
伝送ユニット3は、割込信号を検知するまではポーリングを実行する。本開示でいう「割込信号」は、複数の検知システム1のうち少なくとも1つの検知システム1が監視入力を検知したときに、監視入力を検知した検知システム1が信号線4に発生させる電流モード信号である。また、本開示でいう「電流モード信号」とは、信号線4の線間を解放した状態と、信号線4の線間に低インピーダンス要素を接続した状態との切り替えによって生じる電流変化で表される信号である。
本実施形態では、監視入力は、第1人検知機能によって人H1が施設500内に存在することを検知した場合に発生する入力、及び明るさ検知機能によって施設500内の明るさ(床面502の照度)が急激に変化したことを検知した場合に発生する入力である。なお、伝送ユニット3は、複数の監視入力が同時に発生した場合には、例えば、小さいアドレスから順番に監視入力を取得するように構成されている。
伝送ユニット3は、ポーリングにおいて、順次変更されるアドレスを含む伝送信号を信号線4に対して定期的に送信する。複数の制御端末21の各々は、伝送信号に含まれるアドレスが自己のアドレスに一致すると、伝送信号に含まれる制御データを取得する。そして、複数の制御端末21の各々は、対応する照明器具22の制御状態を監視データとして返信する。本開示でいう「返信」とは、伝送ユニット3から送信される伝送信号のうち返信帯として規定されている期間に同期した電流モード信号により、伝送ユニット3に向けてデータを送信することをいう。
また、複数の検知システム1の各々は、伝送信号に含まれているアドレスが検知部111の検知範囲200に含まれる複数の第1エリア201〜204のいずれかのアドレスに一致すると、伝送信号に含まれる制御データを取得する。そして、複数の検知システム1の各々は、複数の第1エリア201〜204のうち対応する第1エリアにおける検知部111の検知結果を監視データとして返信する。
伝送ユニット3は、割込信号を検知すると、割込処理を実行する。伝送ユニット3は、割込処理において、割込信号の発生元の検知システム1を問い合わせる質問信号を信号線4に対して送信する。そして、割込信号の発生元の検知システム1は、質問信号を受信すると、割込信号の発生を停止し、自己のアドレスを返信する。
伝送ユニット3は、割込信号の発生元の検知システム1から返信があれば、割込信号の発生元の検知システム1のアドレスを取得し、割込信号の発生元の検知システム1を特定する。そして、伝送ユニット3は、割込信号の発生元の検知システム1のアドレスを指定して、返信要求データを含む伝送信号(以下、「返信要求信号」という)を送信する。
割込信号の発生元の検知システム1は、自己のアドレスを含む返信要求データを取得すると、これに応答して監視データを返信する。
伝送ユニット3は、割込信号の発生元の検知システム1からの監視データを取得すると、割込処理を完了する。そして、伝送ユニット3は、監視データに含まれるアドレスに対応する制御端末21に対して、制御データを含む伝送信号(以下、「制御信号」という)を送信する。これにより、制御信号を受信した制御端末21は、受信した制御信号に含まれる制御データに従ってリレーを制御することで、照明器具22を制御する。その後、伝送ユニット3は、再び割込信号が信号線4に発生するまで、ポーリングを実行する。
(5)効果
本実施形態に係る検知システム1及び機器制御システム100は、上述したように、高さ情報に応じて検知部111の機能を設定する機能設定部154を備えている。そのため、例えば、リモコン6を用いて高さ情報を検知システム1に入力することで、撮像部13が設置される高さに応じて検知部111の機能を設定することができる。
また、本実施形態に係る検知システム1のように、撮像部13と赤外線受光部14とを併用した場合には、施設500内が暗い場合でも人H1の有無を検知することができる。
(6)実施例
(6.1)空調制御利用
執務室における空調制御は主に、執務空間の温度、湿度、CO濃度を計測して目標値に近づくようにフィードバック制御している。しかし、無柱構造オフィスビルの増加によりセンサ設置場所が限定される場合があり、温度センサが壁等に設置されている場合は、センサと離れた場所の温度変化が計測値にすぐに反映されないことが課題となる。そこで、温度やCO濃度の増減に影響を与える因子である人数を計測し、空調の温度制御や外気導入制御を温度センサやCO濃度センサの変化より先に制御(フィードフォワード制御)することで、快適重視の空調制御を提供できる可能性がある。例えば、夏場冷房時に会議室等一部のエリアに人が多く集まると、人の発熱によって空間温度は上昇するが、温度センサがその変化を捉えて空調制御するには時間を要する場合がある。そこで、画像センサで人数計測を行い、人数の大幅の増加があれば、補助的に設定温度を下げることで、ワーカに不快感を与えずに空調制御できるものと思われる。
(6.2)オフィス利用状況の見える化
近年、働き方改革への関心の高まりから、オフィスでは様々な改善策が検討されているが、改善前と改善後の働き方の変化はアンケートや人が目視で観察することで調査していることが多い。しかし、アンケートは主観的な結果になってしまうこと、人による観察は継続的な調査が難しいことから、センシングによる客観的で継続的なオフィス利用状況の見える化が望まれている。例えば、画像センサの人数レベル(人数又は人数の多さを複数の区分に分類したものを含む)計測機能で打合せスペースの利用状況を計測した場合には、イベントの有/無と時間帯による打合せスペースの利用状況とを相対的に把握することができる。
(7)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上述の実施形態に係る検知システム1と同様の機能は、検知システム1の制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る検知システム1の制御方法は、検知ステップと、設定ステップと、を含む。検知ステップは、天井501側に設置される撮像部13が撮像した画像に基づいて、撮像部13の撮像範囲300の少なくとも一部を含む検知範囲200において、動体を含む少なくとも1つの検知対象400を検知するステップである。設定ステップは、撮像部13が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知ステップの機能を設定するステップである。一態様に係るプログラムは、上述の検知システム1の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における検知システム1において、制御部11は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における検知システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。更に、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、検知システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは、検知システム1に必須の構成ではない。つまり、検知システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、検知システム1の少なくとも一部の機能、例えば、制御部11の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上述の実施形態では、検知システム1が撮像部13及び赤外線受光部14の両方を備えているが、赤外線受光部14については省略されていてもよい。また、上述の実施形態では、検知システム1が撮像部13を備えているが、撮像部13は検知システム1とは別に設けられていてもよい。この場合、撮像部13にて撮像した画像が検知システム1に入力されるように構成されていればよい。
上述の実施形態では、撮像部13の撮像範囲300と検知部111の検知範囲200とが一致しているが、検知範囲200は、撮像範囲300の少なくとも一部を含むように設定されていればよい。
上述の実施形態では、動体は人H1であるが、動体は動く物体であればよく、人H1に限定されない。
上述の実施形態では、周囲環境に関する情報が明るさ情報であるが、周囲環境に関する情報は明るさ情報に限定されない。
上述の実施形態では、検知システム1が撮像部13と赤外線受光部14とを備えているが、例えば、検知システム1は赤外線受光部14と明るさセンサとを備えていてもよい。この場合、施設500内の人H1の有無を赤外線受光部14にて検知することができ、施設500内の明るさ(床面502の照度)を明るさセンサにて検知することができる。つまり、検知システム1は、検知部111と、機能設定部154と、を備えていてもよい。検知部111は、天井501側に設置されるセンサ部(例えば赤外線受光部14及び明るさセンサ)のセンシング結果に基づいて、動体を含む少なくとも1つの検知対象400を検知する。機能設定部154は、センサ部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知部111の機能を設定する。これにより、センサ部が設置される高さに応じて検知部111の機能を設定することができる。
上述の実施形態では、特定制御機器2が第1制御機器21及び第2制御機器22の両方を含んでいるが、特定制御機器2は、第1制御機器21及び第2制御機器22の少なくとも一方を含んでいればよい。したがって、特定制御機器2は、第1制御機器21のみを含んでいてもよいし、第2制御機器22のみを含んでいてもよいし、第1制御機器21及び第2制御機器22の両方を含んでいてもよい。
上述の実施形態では、検知部111の検知対象400は、人H1及び撮像部13が撮像した画像から求められる明るさ(照度)であるが、検知部111の検知対象400は少なくとも動体を含んでいればよく、明るさは含まれていなくてもよい。
上述の実施形態では、第2制御機器が照明器具22であるが、第2制御機器は照明器具22に限らず、例えば、エアーコンディショナ、換気扇等の空調機器であってもよい。この場合、例えば、撮像部13によって撮像された画像に含まれる人H1の人数に応じて空調機器を制御すればよい。
上述の実施形態では、機能設定部154が撮像部13の高さ情報に応じて各機能を制限する場合を例にして説明したが、機能設定部154は、例えば、上記高さ情報に応じて各機能を解放するように構成されていてもよい。言い換えると、機能設定部154は、複数の機能ごとに、機能の少なくとも一部が制限又は解放される上記高さ情報を設定可能であることが好ましい。本開示でいう「機能の解放」とは、その機能を有効にすることをいう。例えば、機能設定部154は、人検知機能のうち第1人検知機能について、上記高さ情報が2.4m以上で、かつ4.5m以下に設定されていれば、第1人検知機能を有効にする。この構成によれば、複数の機能ごとに、高さ情報に応じて機能の少なくとも一部を制限したり、解放したりすることができる。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る検知システム(1)は、検知部(111)と、機能設定部(154)と、を備える。検知部(111)は、天井(501)側に設置される撮像部(13)が撮像した画像に基づいて、撮像部(13)の撮像範囲(300)の少なくとも一部を含む検知範囲(200)において、動体を含む少なくとも1つの検知対象(400)を検知する。機能設定部(154)は、撮像部(13)が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知部(111)の機能を設定する。
この態様によれば、撮像部(13)が設置される高さに応じて検知部(111)の機能を設定することができる。
第2の態様に係る検知システム(1)では、第1の態様において、機能設定部(154)は、高さ情報に応じて、検知部(111)の検知結果の出力を停止する、又は検知部(111)の検知結果として固定値を出力するように、検知部(111)の機能を設定可能である。
この態様によれば、高さ情報に応じて検知部(111)の機能を制限することができる。
第3の態様に係る検知システム(1)では、第1又は2の態様において、動体は人(H1)である。検知部(111)の検知結果は、人(H1)に関する人情報を含む。
この態様によれば、検知範囲(200)内の人(H1)を検知することができる。
第4の態様に係る検知システム(1)では、第3の態様において、人情報は、検知範囲(200)に人(H1)が存在するか否かを示す在/不在情報と、検知範囲(200)に存在している人(H1)の人数を示す人数情報と、を含む。
この態様によれば、検知範囲(200)内に人(H1)が存在するか否かだけでなく、検知範囲(200)内に存在している人(H1)の人数も検知することができる。
第5の態様に係る検知システム(1)では、第1〜4のいずれかの態様において、検知部(111)の検知結果は、周囲環境(例えば明るさ)に関する情報を含む。
この態様によれば、検知範囲(200)内の周囲環境を検知することができる。
第6の態様に係る検知システム(1)では、第1〜5のいずれかの態様において、高さ情報は、撮像部(13)に関する設定に兼用される。
この態様によれば、撮像部(13)に関する設定を行うための高さ情報の入力を省略することができる。
第7の態様に係る検知システム(1)では、第1〜6のいずれかの態様において、検知部(111)は、複数の機能を有する。機能設定部(154)は、複数の機能ごとに、機能の少なくとも一部が制限又は解放される高さ情報を設定可能である。
この態様によれば、複数の機能ごとに、高さ情報に応じて機能の少なくとも一部を制限したり、解放したりすることができる。
第8の態様に係る検知システム(1)では、第1〜7のいずれかの態様において、機能設定部(154)は、外部(例えばリモコン6)からの入力に基づいて高さ情報を取得する。
この態様によれば、高さ情報を外部から入力することができる。
第9の態様に係る検知システム(1)では、第1〜8のいずれかの態様において、動体は人(H1)である。検知部(111)は、赤外線受光部(14)が受光した赤外線に基づいて、検知範囲(200)に含まれる人(H1)の有無を検知する。
この態様によれば、赤外線受光部(14)が受光した赤外線から、検知範囲(200)内の人(H1)の有無を検知することができる。
第10の態様に係る検知システム(1)では、第1〜9のいずれかの態様において、検知部(111)は、画像、及び撮像部(13)とは異なる他のセンサ(例えば赤外線受光部14)の出力に基づいて検知対象(400)を検知する。撮像部(13)と他のセンサとの組み合わせが高さ情報に応じて異なる。
この態様によれば、高さ情報に応じて撮像部(13)と他のセンサとの組み合わせを変えることで、上記高さ情報にかかわらず検知対象(400)を検知することができる。
第11の態様に係る検知システム(1)では、第1〜10のいずれかの態様において、機能設定部(154)は、高さ情報に応じて、第1機能及び第2機能の少なくとも一方の有効/無効を設定する。第1機能は、画像に基づいて検知対象(400)を検知する機能である。第2機能は、赤外線受光部(14)が受光した赤外線に基づいて検知対象(400)を検知する機能である。
この態様によれば、第1機能及び第2機能の少なくとも一方について有効/無効を設定することができる。
第12の態様に係る検知システム(1)では、第1〜11のいずれかの態様において、検知部(111)は、複数の機能を有する。検知システム(1)は、通信部(12)と、情報設定部(155)と、を更に備える。通信部(12)は、検知部(111)の検知結果に基づいた出力情報を出力する。情報設定部(155)は、複数の機能ごとに出力情報を設定する。
この態様によれば、複数の機能ごとに出力情報を設定することができる。
第13の態様に係る検知システム(1)は、検知部(111)と、機能設定部(154)と、を備える。検知部(111)は、天井(501)側に設置されるセンサ部(例えば赤外線受光部14)のセンシング結果に基づいて、動体を含む少なくとも1つの検知対象(400)を検知する。機能設定部(154)は、センサ部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知部(111)の機能を設定する。
この態様によれば、センサ部が設置される高さに応じて検知部(111)の機能を設定することができる。
第14の態様に係る機器制御システム(100)は、第1〜13のいずれかの態様に係る検知システム(1)と、特定制御機器(2)と、を備える。特定制御機器(2)は、検知システム(1)の検知部(111)の検知結果に応じて動作する。特定制御機器(2)は、第1制御機器(21)、及び第1制御機器(21)によって制御される第2制御機器(22)の少なくとも一方を含む。
この態様によれば、撮像部(13)が設置される高さに応じて検知部(111)の機能を設定することができる。
第15の態様に係る検知システム(1)の制御方法は、検知ステップと、設定ステップと、を含む。検知ステップは、天井(501)側に設置される撮像部(13)が撮像した画像に基づいて、撮像部(13)の撮像範囲(300)の少なくとも一部を含む検知範囲(200)において、動体を含む少なくとも1つの検知対象(400)を検知するステップである。設定ステップは、撮像部(13)が設置される高さに関する高さ情報に応じて、検知ステップの機能を設定するステップである。
この態様によれば、撮像部(13)が設置される高さに応じて検知部(111)の機能を設定することができる。
第16の態様に係るプログラムは、第15の態様に係る検知システム(1)の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、撮像部(13)が設置される高さに応じて検知部(111)の機能を設定することができる。
第2〜13の態様に係る構成については、検知システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 検知システム
2 特定制御機器
12 通信部
13 撮像部
14 赤外線受光部
21 制御端末(第1制御機器)
22 照明器具(第2制御機器)
100 機器制御システム
111 検知部
154 機能設定部
155 情報設定部
200 検知範囲
300 撮像範囲
400 検知対象
501 天井
H1 人

Claims (16)

  1. 天井側に設置される撮像部が撮像した画像に基づいて、前記撮像部の撮像範囲の少なくとも一部を含む検知範囲において、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する検知部と、
    前記撮像部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知部の機能を設定する機能設定部と、を備える、
    検知システム。
  2. 前記機能設定部は、前記高さ情報に応じて、前記検知部の検知結果の出力を停止する、又は前記検知部の検知結果として固定値を出力するように、前記検知部の機能を設定可能である、
    請求項1に記載の検知システム。
  3. 前記動体は人であり、
    前記検知部の検知結果は、人に関する人情報を含む、
    請求項1又は2に記載の検知システム。
  4. 前記人情報は、前記検知範囲に人が存在するか否かを示す在/不在情報と、前記検知範囲に存在している人の人数を示す人数情報と、を含む、
    請求項3に記載の検知システム。
  5. 前記検知部の検知結果は、周囲環境に関する情報を含む、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の検知システム。
  6. 前記高さ情報は、前記撮像部に関する設定に兼用される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の検知システム。
  7. 前記検知部は、複数の機能を有し、
    前記機能設定部は、前記複数の機能ごとに、機能の少なくとも一部が制限又は解放される前記高さ情報を設定可能である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の検知システム。
  8. 前記機能設定部は、外部からの入力に基づいて前記高さ情報を取得する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の検知システム。
  9. 前記動体は人であり、
    前記検知部は、赤外線受光部が受光した赤外線に基づいて、前記検知範囲に含まれる人の有無を検知する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の検知システム。
  10. 前記検知部は、前記画像、及び前記撮像部とは異なる他のセンサの出力に基づいて前記検知対象を検知し、
    前記撮像部と前記他のセンサとの組み合わせが前記高さ情報に応じて異なる、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の検知システム。
  11. 前記機能設定部は、前記高さ情報に応じて、前記画像に基づいて前記検知対象を検知する第1機能、及び赤外線受光部が受光した赤外線に基づいて前記検知対象を検知する第2機能の少なくとも一方の有効/無効を設定する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の検知システム。
  12. 前記検知部は、複数の機能を有し、
    前記検知部の検知結果に基づいた出力情報を出力する通信部と、
    前記複数の機能ごとに前記出力情報を設定する情報設定部と、を更に備える、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の検知システム。
  13. 天井側に設置されるセンサ部のセンシング結果に基づいて、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する検知部と、
    前記センサ部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知部の機能を設定する機能設定部と、を備える、
    検知システム。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の検知システムと、
    前記検知システムの前記検知部の検知結果に応じて動作する特定制御機器と、を備え、
    前記特定制御機器は、第1制御機器、及び前記第1制御機器によって制御される第2制御機器の少なくとも一方を含む、
    機器制御システム。
  15. 天井側に設置される撮像部が撮像した画像に基づいて、前記撮像部の撮像範囲の少なくとも一部を含む検知範囲において、動体を含む少なくとも1つの検知対象を検知する検知ステップと、
    前記撮像部が設置される高さに関する高さ情報に応じて、前記検知ステップの機能を設定する設定ステップと、を含む、
    検知システムの制御方法。
  16. 請求項15に記載の検知システムの制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラム。
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