JP2021050558A - パーキングブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作時の電波を届きやすくさせるなど、機能を向上させることが可能なパーキングブロックを提供する。【解決手段】所定の部位に設置されて固定可能なベース部20と、当該ベース部20と連結されて接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動可能な可動部30と、前記ベース部20に対して前記可動部30を所定の位置に移動させる駆動機構40とを備え、前記可動部30は、接地面に近接する状態において、接地面を基準とした上面と下面とを有し、前記下面となる側に所定の第2の機能部50を配置し、前記上面となる側には前記第2の機能部50を遮蔽する保護部材33を配置してある。保護板33は、上面となる側において第2の機能部50を遮蔽する保護部材として機能する。このように、第2の機能部50は、保護板33と接地面との間の隙間に配置されて保護されている。【選択図】図3

Description

本発明は、パーキングブロックに関する。
一つの駐車場を複数の車両が利用する場合、地面に白線を引いて各車両に駐車エリアを割り当て、各車両が割り当てられた駐車エリアを利用している。
しかし、割り当てられた駐車エリアに、無断で他人が車両を駐車するケースが増えてきた。
このため、割り当てられた利用者の車両が駐車エリアから離れているときに、無断で車両が進入するのを阻止し、かつ、利用者が車両を駐車するときには阻止しないようにする非特許文献1に示されるようなパーキングブロックが利用されている。
このパーキングブロックは、駐車エリアに設置されて固定可能なベース部と、このベース部と連結されて接地面に伏す状態と、接地面から離れて起立する状態との間で往復動可能な可動部と、ベース部に対して可動部を所定の位置に移動させる駆動機構とを備えている。
ベース部は、車両の駐車エリアに設置されても、車両が上面を覆うように駐車可能である。一方、可動部が起立した状態のときには、車両が駐車エリアに進入する際の障害物となり、接地面に伏す状態のときには、車両が駐車エリアに進入する際の障害物とならない。
https://www.aliexpress.com/item/Remote-Control-Automatic-Car-Park-Barrier-Bollard-Parking-Saver-Blockade-no-battery/32811806579.html
上述した従来のパーキングブロックは、無線信号で遠隔操作したり、可動部を駆動するための機構などがすべてベース部に収容されている。無線信号を送受信するためのアンテナもベース部に収容されるが、地面に近い位置に配置されるため、微弱な電波は届きにくい。一方、駐車エリアに設置されるものであるため、車両に踏まれたときに壊れない耐久性が求められており、ベース部は強固な筐体を備え、この筐体内にアンテナなどを収容せざるを得なかった。
本発明は、遠隔操作時の電波を届きやすくさせるなど、機能を向上させることが可能なパーキングブロックを提供する。
本発明は、所定の部位に設置されて固定可能なベース部と、当該ベース部と連結されて接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動可能な可動部と、前記ベース部に対して前記可動部を所定の位置に移動させる駆動機構とを備えるパーキングブロックであって、前記可動部は、接地面に近接する状態において、接地面を基準とした上面と下面とを有し、前記下面となる側に所定の機能部を配置し、前記上面となる側には前記機能部を遮蔽する保護部材を配置した構成としてある。
前記構成において、ベース部は所定の部位に設置されて固定可能であり、可動部は当該ベース部と連結されて接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動可能であり、駆動機構が前記ベース部に対して前記可動部を所定の位置に移動させている。また、前記可動部は、接地面に近接する状態において、接地面を基準とした上面と下面とを有し、前記下面となる側に所定の機能部を配置し、前記上面となる側には前記機能部を遮蔽する保護部材を配置してある。
可動部が、接地面から離れた状態へ移動させられると、前記機能部は、接地面から離れた位置に移動する。このため、アンテナなどは地面から離れ、より微弱な電波も送受信できるようになる。これにより、以前では届かなかった距離があっても遠隔操作できる。
また、可動部が、接地面に近接する状態に移動させられたときは、接地面を基準とした下面となる側に所定の機能部を配置してあり、その上面となる側には保護部材が配置されることになる。この保護部材が前記機能部を遮蔽するので、たとえ車両に踏まれたとしても前記機能部は保護される。
本発明によれば、従来は単なる障害物としてしか利用していなかった可動部に機能部を支持させることで、起立することによって利用価値を高めつつ、機能部の保護も図ることができる。
本発明の一実施形態にかかるパーキングブロックの側面図である。 同パーキングブロックの移動過程の側面図である。 同パーキングブロックの移動後の側面図である。 パーキングブロック10の概略構成を示すブロック図である。 ベース部と可動部を示す正面図である。 車両認識手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 車両認識手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 車両認識手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 車両認識手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 報知手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 報知手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 報知手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 無線信号送受信手段備えるパーキングブロックの斜視図である。 無線信号送受信手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 無線信号送受信手段を備えるパーキングブロックの斜視図である。 可動部に第2の可動部を備えたパーキングブロックの斜視図である。 可動部に第2の可動部を備えたパーキングブロックの斜視図である。 可動部に第2の可動部を備えたパーキングブロックの斜視図である。 保護板の変形例を示す斜視図である。 保護板の変形例を示す斜視図である。 保護板の変形例を示す斜視図である。 保護板の変形例を示す側面図である。 他の保護板の変形例を示す正面図である。 他の保護板の変形例を示す正面図である。 第2の可動部の変形例を示す斜視図である。 第2の可動部の変形例を示す斜視図である。 第2の可動部の変形例を示す斜視図である。 第2の可動部の変形例を示す斜視図である。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態にかかるパーキングブロックを側面図により示している。
同図において、パーキングブロック10は、ベース部20と、可動部30と、第1の機能部である駆動機構40とを備えている。前記ベース部20は、前記第1の機能部を収容する箱形の本体ケース21を備え、可動部30は、本体ケース21の側壁から外方に突き出る回転軸31と、同回転軸31に対して径方向に湾曲したアーム部32と、同アーム部32における回転軸31から離れて回動する位置に固定された保護板33とを備えている。
回転軸31は、所定の角度の範囲で往復回転動作可能であり、アーム部32は回転軸31の回転に伴って、接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動可能となっている。
保護板33は、アーム部32が接地面に近接する状態において、接地面との間に隙間を生じる位置に形成されている。可動部30が接地面に近接する状態において、可動部30は接地面を基準として上面と下面となる。この保護板33の下面となる側には第2の機能部(以下、単に機能部と呼ぶ)50を配置してある。また、保護板33は、上面となる側において機能部50を遮蔽する保護部材として機能する。このように、機能部50は、保護板33と接地面との間の隙間に配置されて保護されている。
ベース部20は、車両の駐車エリアに設置して固定可能であり、車両が上面を覆うように駐車可能である。可動部30は、前記駆動機構40にて駆動されることにより、接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動する。可動部30が接地面から離れた状態のときとは、主に可動部30が地面に対してほぼ垂直に起立した状態であり、車両が駐車エリアに進入するときに障害物となる。また、可動部30が接地面に近接する状態のときとは、主に可動部30が地面に対してほぼ平行となるように伏した状態であり、車両が駐車エリアに進入する際の障害物とならない。
図4はパーキングブロック10の概略構成を示すブロック図である。
本パーキングブロック10は、所定の近隣エリアにおける車両の有無を認識するための車両認識手段51と、近隣にある車両が特定車両であることを認識するための特定車両認識手段52と、無線信号を送受信する無線信号送受信手段53と、発電する発電手段54と、発光または音を発する報知手段55とを備えている。また、これらを制御するとともに、駆動機構40を制御して可動部30を起立させたり寝かせたりする制御手段56も備えている。
車両認識手段51は、アーム部32が接地面に近接する状態において、本パーキングブロック10の上方における車両の有無を認識する。車両がある場合にアーム部32を起立させようとすると、双方が衝突するため、車両認識手段51が上方に車両があると認識した場合には、制御部56が駆動機構40によってアーム部32を起立させないようにする。
また、アーム部32が起立した状態のときには、近接エリアの車両の有無を認識し、その結果に基づいて制御部56が特定車両認識手段52を起動させる。特定車両認識手段52が特定車両の接近を認識したときには、制御部56が駆動機構40によってアーム部32が接地面に近接するように駆動させる。すなわち、ユーザの車両であれば可動部30を寝かせた状態として車両の障害物とならないようにする必要があるため、特定車両であることを認識する必要がある。
特定車両であるか否かは、特定車両から発信される無線信号を受信して行なうことができる。このため、無線信号送受信手段53が同無線信号を送受信できるようにしている。一例として、特定車両にはRFIDタグを設置するようにしてもよい。一般的にRFIDタグは数メートルの範囲で検知可能であり、認識可能な範囲を調整したい場合は適宜変更すれば良い。RFIDタグに対応するリーダーを備えることで、その電波が届くエリア内に車両が接近したら特定車両が近隣エリアに入ったものと認識することができる。
本パーキングブロック10は、駐車エリアに設置されることになるため、駆動源は電池57である。長期間にわたって使用できるように、発電手段54が発電し、同電池57に充電することが望ましい。
駐車エリアに特定車両が駐車されていないときには、可動部30が起立して障害物となっており、本来はそれだけでこの駐車エリアに無断駐車することを防止できる。しかし、駐車エリアに無断駐車しようとする者は、可動部30の存在に気づかない場合もある。このため、車両認識手段51が近隣エリアに車両があることを認識した場合に、報知手段55は発光または音を発することで注意を促すようにすることが望ましい。
機能部50は、少なくとも所定の近隣エリアにおける車両の有無を認識するための車両認識手段51と、近隣にある車両が特定車両であることを認識するための特定車両認識手段52と、無線信号を送受信する無線信号送受信手段53と、発電する発電手段54と、発光または音を発する報知手段55のいずれか1つを有している。
ベース部20は、箱形の本体ケース21を備えている。箱形は、特に形状を特定するものではなく、1)車両が駐車エリアに出入りする際に邪魔にならない程度の高さであり、2)内部に所定の収容空間を確保しており、3)車両に踏まれたとしても破壊されない強度を備えていればよい。
第1の機能部である駆動機構40は、ベース部20内に収容され、可動部30の回転軸31と連結されている。駆動機構40が回転軸31を介して可動部30の姿勢を変化させる。なお、駆動機構40の構成は一例に過ぎず、カム機構を使用したり、他のメカニズムによって可動部30の姿勢を変化させれば良い。
図5は、ベース部と可動部を示す正面図である。
可動部30のアーム部32は、全体としてU字形の形状とされ、U字形とした開いた側ではベース部20の互いに反対の側となる両側壁に対して回動可能に連結され、U字形とした閉じた側の近辺に保護板33を固定してある。
本実施例においては、アーム部32を全体としてU字形の形状としているが、この形状に限定されるものではない。例えば、逆U字形状であったり、全体としてO字形状であったり、T字形状であったり、I字形状であったりしてもよい。
図6〜図9は、機能部50の一例として、車両認識手段51を備えるパーキングブロック10の斜視図である。
車両認識手段51は、撮像素子で可動部30の正面を撮影し、撮影画像に基づいて近隣エリアにおける車両の有無を認識する。この場合の所定の近隣エリアとは、撮像素子で撮像できる範囲である。撮像素子はカメラレンズ部51aを備えており、図6に示すように、保護板33に形成した貫通穴33aを介してカメラレンズ部51aを外部に露出されている。保護板33の裏面側には、カメラレンズ部51aと電気的に接続されているカメラ回路部51bが配置され、保護板33がこれらの機能部50を保護している。
図8に示すように、可動部30が地面に対してほぼ平行となるとき、カメラレンズ部51aは上方を向いてしまうが、この状態となるときは特定車両が駐車しているときである。すなわち、上方を向いている場合には、カメラレンズ部51aによって上方に車両が位置しているか否かを判断することもできる。また、図9に示すように車両のタイヤが可動部30やベース部20の上面に乗ってしまうこともあるが、機能部50は保護板33の裏面の地面との間の隙間に収容されているため、機能部50が壊れることはない。
図10〜図12は、機能部50の一例として、報知手段55を備えるパーキングブロック10の斜視図である。
報知手段55は、可動部30が起立しているときに、可動部30を認識しやすくするためのLED表示部55aを有している。LED表示部55aは、保護板33に形成された表示穴33bに対してはめ込まれた複数のLED素子を備えており、各LED素子は保護板33から突出しないようにしている。
また、保護板33の裏面にはLED表示部55aを点滅させるLED回路部55bが配置され、保護板33がこれらの機能部50を保護している。
LED表示部55aは、より効率的に運転者に視認させるようにすることも可能である。例えば、アーム部32の側に反射板の機能を持たせることにより、車両が接近する前方からの視認性を上げる。具体的には、アーム部32の内側の発光手段から光が当たる部分にミラーなどの反射部材や、光を拡散させる部材を配置する。このようにすると、車両の接近時にドライバーがいち早くアーム部32を視認でき、気づかないまま誤って車両を当接させてしまうことを防止できる。
図13〜図15は、機能部50の一例として、無線信号送受信手段53を備えるパーキングブロック10の斜視図である。
無線信号送受信手段53は、無線送受信回路部53aと、アンテナ部53bとを備えている。この例では、保護板33と、アーム部32の頂部との間には隙間32cが形成してある。保護板33の裏面には、箱形の収容部位が形成されており、この内部に無線送受信回路部53aが収容されている。また、アンテナ部53bは、アンテナ53b1と図示しないアンテナ駆動機構とから構成されている。可動部30が起立したとき、アンテナ部53bのアンテナ駆動機構がアンテナ53b1を水平面内で回転させて、隙間32cからアンテナ53b1の大部分を露出させる。アーム部32は耐久性のある金属で形成されるから、無線信号を送受信する際の障害物となりやすい。しかしながら、アンテナ53b1がアーム部32から離れる位置に突き出ることで、より微弱な無線信号をも送受信できるようになる。アンテナ53b1の形状や突き出る方向などは適宜変更可能である。
図16〜図18は、可動部30に第2の可動部を備えたパーキングブロック10の斜視図である。
可動部30が起立したときに機能部50の位置が変化し、所定の機能を働く。上述したカメラレンズ部51aは正面を撮影する。撮影するためには、カメラレンズ部51aの表面にゴミなどが付着していないことが望ましいが、屋外に設置されるため、常に異物の付着がないようにさせることは難しい。
この例では、機能部50の取付位置の付近に第2の可動部60を備えている。この第2の可動部60として、ワイパー部61を備える構成としている。ワイパー部61は所定の軸芯を回転軸として所定範囲で往復回動運動されるようにしている。この結果、カメラレンズ部51aの表面を横切る際に表面、機能部50の前面、に付着している異物をぬぐい去ることができる。
図19〜図21は、保護板の変形例を示す斜視図であり、図22は、側面図である。
この例では、保護板34の一部は、可動部30が接地面に近接する状態のときに、ベース部20の上面に配置された所定の機能部品58を覆う状態となる。
ベース部20の上面に、機能部品58の一例としてソーラーパネル58aを装着する必要がある場合もある。ベース部20の本体は強固に作ることが可能であっても、ソーラーパネル58aは同等の強固さとすることができない。このソーラーパネル58aを外面に露出させておけば、自動車が乗り上げたときにソーラーパネル58aを破壊しかねない。
前記保護板34は、可動部30が接地面に近接するときにベース部20の上面に干渉しないように湾曲した形状としてあり、一部がベース部20の上面を覆うことができるようになっている。この覆われた部分にソーラーパネル58aを装着されるようにしておく。可動部30が起立しているときは、保護板34はソーラーパネル58aから離れ、上面を覆わない。これによりソーラーパネル58aは太陽光を受光して機能を果たすことになる。可動部30が接地面に近接してくると、一部がベース部20におけるソーラーパネル58aの上面部分を覆う。すると、自動車が乗り上げたとしても保護板34の上に乗り上げるだけであり、直にソーラーパネル58aに乗り上げることはない。これによりソーラーパネル58aは保護される。車両がベース部20の上方にあるときにはソーラーパネル58aは太陽光を受光できないので、保護板34が上方を覆っていても問題は無い。
図23と図24は、他の保護板の変形例を示す正面図である。
図22に示すように、可動部30が接地面に近接してくると、保護板34はベース部20の上面のある部位に装着されたセンサー59に近接するし、可動部30が起立すると、保護板34はセンサー59から離れる。この駆動経路に着目し、保護板34にブラシなどからなるデバイス清掃部34aを装着しておく。デバイス清掃部34aは可動部30が所定の範囲で往復動する際に円弧状の経路を移動し、移動時にデバイス清掃部34aがセンサー59に接触して移動することで、センサー59に付着する異物などを除去する。この例では、デバイス清掃部34aはブラシであるが、ブラシに限定されるわけではなく、他の清掃機構を備えた構成としても良い。
すなわち、可動部30は、接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動するときに、異物除去機構であるデバイス清掃部34aがベース部20上の異物または障害物を取り除くことができる。本実施例では、デバイス清掃部34aが保護板34を介して可動部30に装着されているが、保護板34ではなく直にアーム部32に装着されるようにしても良い。
図25〜図28は、第2の可動部の変形例を示す斜視図であり、機能部の補助部品の位置を変化させる。
図25と図26は、第2の可動部が、補助部品の位置を高く移動させる。
図に示すように、可動部30が起立したときにアーム部32の上面となる部位に、待避可能なアンテナ71を備えている。アンテナ71は図示しない駆動機構により、アーム部32とほぼ平行となってアーム部32内に収容される状態と、アーム部32からほぼ垂直に飛び出る状態との間で移動可能である。
可動部30が起立した状態で、アンテナ71がアーム部32から飛び出せば、アンテナ71はより高い位置へ移動されることになる。このアンテナ71の図示しない駆動機構は第2の可動部の構成の一部である。アンテナ71の位置が高くなると、接地面から離れ、より微弱な電波でも送受信できるようになる。本実施例では、補助部品はアンテナ71である。
なお、本変形例では、アンテナ71の位置を高く移動させているが、アンテナ71の保護という観点では、アンテナ71の位置が高くなるように駆動させるのではなく、U字形状のアーム部32で囲まれた範囲に突き出るように駆動させるようにしても良い。すなわち、アンテナ71を収容しているアーム部32から突き出るように駆動させるようにすれば、受信感度は上昇したり、アンテナ71の保護の観点でも有効である。駆動機構は、第2の可動部の構成の一部で有り、補助部品を可動部30から突き出るように駆動させる。
図27と図28は、第2の可動部が、補助部品の角度を変化させる。
図27に示すように、保護板33の裏面にはソーラーパネル72と図示しないソーラーパネル駆動機構とが装着されている。可動部30が接地面に近接する状態のときは、ソーラーパネル72aとソーラーパネル駆動機構は保護板33と接地面との間に位置し、保護板33によって覆われて保護されている。
可動部30が起立した状態で、ソーラーパネル駆動機構はソーラーパネル72を水平面に近づけるように回転駆動する。例えば、ソーラーパネルは保護板33の長さ方向に長い帯板形状であるとすると、ソーラーパネル72の長手方向であってアーム部32に近い側の辺と平行に回転軸を設ける。すると、この回転軸を約90度回転させれば反対側の長辺が円弧を描きながら下方から起き上がってきて、ソーラーパネル72はほぼ水平となる。
ソーラーパネル72は水平である必要はなく、ソーラーパネル72の表面平面が太陽光と直交するように対面するのが望ましい。太陽光の傾斜角度に対応してソーラーパネル72を傾動させるようにしても良い。この場合、発電効率が上がるが、機構や制御は複雑となる。一方で、単純に水平あるいはあらかじめ設定した角度となるようにするだけでも、発電効率の向上は望める。本実施例では、補助部品はソーラーパネル72である。
また、機能部50が周囲の明るさや温度を認識することも可能である。明るさはフォトトランジスタやフォトダイオードで検知可能であるし、温度はサーミスタなどで検知可能である。一例として、LED回路部55bの機能として明るさを検知する場合、明るければ報知手段55としてのLED表示部55aでの発光を停止し、暗くなれば発光を開始するように制御する。また、制御手段56の機能として温度を検知する場合、動作保証温度を仕様温度とした場合、仕様温度外であることを検知した場合、駆動機構40によって可動部30を地面に対してほぼ平行となる状態とし、本パーキングブロック10を休止状態にさせる。仕様温度外となって正常な動作を保障できなくなったときに、可動部30が起き上がったまま動かなくなると車両を駐車することもできなくなる。また、車両の駐車中に可動部30を起立させてしまうことも防げる。この場合、少なくとも計測時は、可動部30が起立させるようにするのが望ましい。
温度を計測する場合、ベース部20であると地面に接しているので、地面から熱が伝わりやすく、正確な温度を計測しにくい。これに対して機能部50は可動部30に備えられているので、地面から離れた位置で温度を計測することができ、地面の温度の影響が和らぐ状態で計測を行うことができる。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…パーキングブロック、20…ベース部、21…本体ケース、30…可動部、31…回転軸、32…アーム部、32c…隙間、33…保護板、33a…貫通穴、33b…表示穴、34…保護板、34a…デバイス清掃部、40…駆動機構、50…機能部、51…車両認識手段、51a…カメラレンズ部、51b…カメラ回路部、52…特定車両認識手段、53…無線信号送受信手段、53a…無線送受信回路部、53b…アンテナ部、53b1…アンテナ、54…発電手段、55…報知手段、55a…LED表示部、55b…LED回路部、56…制御手段、57…電池、58…機能部品、58a…ソーラーパネル、59…センサー、60…可動部、61…ワイパー部、71…アンテナ、72…ソーラーパネル、72a…ソーラーパネル。

Claims (16)

  1. 所定の部位に設置されて固定可能なベース部と、
    当該ベース部と連結されて接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動可能な可動部と、
    前記ベース部に収容されて、当該ベース部に対して前記可動部を所定の位置に移動させる第一の機能部である駆動機構とを備えるパーキングブロックであって、
    前記可動部は、接地面に近接する状態において、接地面を基準とした上面と下面とを有し、前記下面となる側に所定の第2の機能部を配置し、前記上面となる側には前記第2の機能部を遮蔽する保護部材を配置してあることを特徴とするパーキングブロック。
  2. 前記第2の機能部は、少なくとも所定の近隣エリアにおける車両の有無を認識するための手段と、近隣にある車両が特定車両であることを認識するための手段と、無線信号を送受信する手段と、発電する手段と、発光または音を発する手段のいずれか1つを有することを特徴とする請求項1に記載のパーキングブロック。
  3. 前記ベース部は、車両の駐車エリアに設置され、車両が上面を覆うように駐車可能であり、前記可動部は、接地面から離れた状態のときに、前記車両が前記駐車エリアに進入するときに障害物となり、接地面に近接する状態のときに、前記車両が前記駐車エリアに進入する際の障害物とならないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパーキングブロック。
  4. 前記ベース部は、箱形の本体ケースを備え、
    前記可動部は、前記本体ケースの側壁から外方に突き出る回転軸と、同回転軸に対して径方向に湾曲したアーム部と、同アーム部における前記回転軸から離れて回動する位置に固定された保護板とを備え、前記回転軸は、所定の角度の範囲で往復回転動作可能であり、前記アーム部は前記回転軸の回転に伴って、接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動し、前記保護板は、前記アーム部が接地面に近接する状態において、接地面との間に隙間を生じる位置に形成されており、前記第2の機能部は、保護板と接地面との間の隙間に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパーキングブロック。
  5. 前記アーム部は、全体としてU字形の形状とされ、U字形とした開いた側では前記ベース部の互いに反対の側となる両側壁に対して回動可能に連結され、U字形とした閉じた側の近辺に前記保護板を固定してあることを特徴とする請求項4に記載のパーキングブロック。
  6. 前記保護板の一部は、前記可動部が接地面に近接する状態のときに、前記ベース部の上面に配置された所定の第2の機能部品を覆う状態となることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のパーキングブロック。
  7. 前記可動部は、接地面に近接する状態と、接地面から離れた状態との間で往復動するときに、前記ベース部上の異物または障害物を取り除く異物除去機構を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のパーキングブロック。
  8. 前記第2の機能部の取付位置の付近に第2の可動部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のパーキングブロック。
  9. 前記第2の可動部が、前記第2の機能部の前面の異物をぬぐい去ることを特徴とする請求項8に記載のパーキングブロック。
  10. 前記第2の可動部が、前記第2の機能部の補助部品の位置を変化させることを特徴とする請求項8に記載のパーキングブロック。
  11. 前記第2の可動部が、前記補助部品の位置を高く移動させることを特徴とする請求項10に記載のパーキングブロック。
  12. 前記第2の可動部が、前記補助部品の角度を変化させることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のパーキングブロック。
  13. 前記第2の可動部が、前記補助部品がソーラーパネルであることを特徴とする請求項12に記載のパーキングブロック。
  14. 前記第2の可動部が、前記補助部品がアンテナであることを特徴とする請求項11に記載のパーキングブロック。
  15. 前記第2の機能部が周囲の明るさを検知し、明るさの度合いに応じた制御を行なうことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載のパーキングブロック。
  16. 前記第2の機能部が周囲の温度を検知し、温度に応じた制御を行なうことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のパーキングブロック。
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