JP2021050449A - 繊維体堆積装置および繊維体堆積方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム内の解繊物の重量を検出することができる繊維体堆積装置およびシート製造装置を提供すること。【解決手段】解繊物を導入および放出し得るドラムを備えているドラム部と、前記ドラムに前記解繊物を供給する供給部と、前記ドラムの内部にある前記解繊物の重量を検出する検出部と、を備えることを特徴とする繊維体堆積装置。また、前記供給部は、前記解繊物の前記ドラムへの供給量を調整する供給量調整部を備え、繊維体堆積装置は、前記検出部の検出結果に基づいて前記供給量を調整するように前記供給量調整部の作動を制御する制御部を備えるのが好ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、繊維体堆積装置および繊維体堆積方法に関する。
近年では、水を極力利用しない乾式によるシート製造装置が提案されている。このシート製造装置は、例えば、繊維体を放出して堆積させる堆積装置と、堆積装置によって形成された堆積物を加圧してシートに製造する方法が知られている。この堆積装置としては、例えば、特許文献1に示すような構成のものが挙げられる。
特許文献1に記載されている堆積装置は、噴出穴を備えており、回転するドラムと、ドラム内に繊維を供給する供給部と、を備えている。ドラムが回転することにより、ドラム内の繊維が噴出穴から放出されて下方で堆積する。
特開2004−292959号公報
しかしながら、特許文献1の堆積装置では、ドラム内の繊維の重量を把握できる構成ではないため、繊維の重量に応じてドラム内に供給する供給量や、ドラムから放出する放出量を調整することが難しい。そのため、堆積物の厚さにムラが生じやすく、その結果、製造されたシートの品質が低下するという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明の繊維体堆積装置は、解繊物を導入および放出し得るドラムを備えているドラム部と、
前記ドラムに前記解繊物を供給する供給部と、
前記ドラムの内部にある前記解繊物の重量を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の繊維体堆積装置は、解繊物を導入および放出し得るドラムを備えているドラム部と、
前記ドラムに前記解繊物を供給する供給部と、
前記ドラムの内部にある前記解繊物の重量に関するパラメーターを検出する検出部と、を備えることを特徴とする繊維体堆積装置。
本発明の繊維体堆積方法は、解繊物を導入および放出し得るドラム内の前記解繊物の重量を検出する検出工程と、
前記検出工程での検出結果に基づいて、前記ドラムへの前記解繊物の供給量と、前記ドラムからの前記解繊物の放出量のうちの少なくとも一方を調整する調整工程と、を有することを特徴とする繊維体堆積方法。
図1は、第1実施形態に係る繊維体堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。 図2は、図1に示す繊維体堆積装置が備える制御部を示すブロック図である。 図3は、図1に示す供給部の断面図である。 図4は、図1に示すドラム部および計量部を模式的に示す斜視図である。 図5は、図4に示す矢印A方向から見た図であり、駆動源の動作を示す図である。 図6は、図4に示す矢印A方向から見た図であり、駆動源の動作を示す図である。 図7は、図2に示す制御部が行う制御動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、本発明の繊維体堆積装置の第2実施形態が備える検出部の斜視図である。 図9は、本発明の繊維体堆積装置の第2実施形態が備える検出部の斜視図である。 図10は、本発明の繊維体堆積装置の第3実施形態が備えるドラム部および検出部の縦断面図である。 図11は、本発明の繊維体堆積装置の第3実施形態が備えるドラム部および検出部の縦断面図である。 図12は、本発明の繊維体堆積装置の第4実施形態を示すブロック図である。
以下、本発明の繊維体堆積装置および繊維体堆積方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る繊維体堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。図2は、図1に示す繊維体堆積装置が備える制御部を示すブロック図である。図3は、図1に示す供給部の断面図である。図4は、図1に示すドラム部および計量部を模式的に示す斜視図である。図5は、図4に示す矢印A方向から見た図であり、駆動源の動作を示す図である。図6は、図4に示す矢印A方向から見た図であり、駆動源の動作を示す図である。図7は、図2に示す制御部が行う制御動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「+」、その反対方向を「−」と言う。また、図1、図3〜図6および図8〜図11の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。
<シート製造装置>
図1に示すシート製造装置100は、原料M1を粗砕、解繊し、結合素材を混合して堆積させ、この堆積物を成形することにより成形体を得る装置である。
シート製造装置100により製造される成形体は、例えば、再生紙のようなシート状をなしていてもよく、ブロック状をなしていてもよい。また、成形体の密度も特に限定されず、シートのような繊維の密度が比較的高い成形体であってもよく、スポンジ体のような繊維の密度が比較的低い成形体であってもよく、これらの特性が混在する成形体であってもよい。
以下では、原料M1は、使用済みまたは不要となった古紙とし、製造される成形体は、再生紙であるシートSとして説明する。
図1に示すように、シート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、供給部31と、ドラム部18と、検出部32と、第2ウェブ形成部19と、成形部20と、切断部21と、ストック部22と、回収部27と、これらの作動を制御する制御部28と、を備えている。これらのうち、供給部31、ドラム部18および検出部32が繊維体堆積装置1を構成する。さらに、供給部31よりも上流側、すなわち、原料供給部11〜混合部17を備えて繊維体堆積装置1として捉えてもよい。
また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236と、を備えている。さらに、シート製造装置100は、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263と、を備えている。
加湿部231〜236およびブロアー261〜263は、制御部28と電気的に接続されており、制御部28によってその作動が制御される。すなわち、本実施形態では、1つの制御部28によってシート製造装置100の各部の作動が制御される構成である。ただし、これに限定されず、例えば、繊維体堆積装置1の各部の作動を制御する制御部と、繊維体堆積装置1以外の部位の作動を制御する制御部と、をそれぞれ備えている構成であってもよい。
シート製造装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、供給工程と、放出工程と、堆積工程と、シート形成工程と、切断工程と、がこの順に実行される。また、シート製造装置100では、放出工程と同時に、検出工程および調整工程が実行される。このことに関しては、後に詳述する。
以下、各部の構成について説明する。
原料供給部11は、例えば、古紙やパルプシートなどの繊維を含む単票状の原料Mを粗砕部12に連続的に投入するため、一旦格納し、格納した原料Mを1枚ずつ、あるいは複数枚単位(例えば、2枚束)ずつ投入する供給機である。この原料M1は、例えば、セルロース繊維を含む繊維含有物からなるシート状材料が挙げられる。セルロース繊維とは、化合物としてのセルロースを主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロースに限らず、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。原料M1は、例えば、古紙を解繊して再生、製造されたリサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーとは限らない。
粗砕部12は、大気中等の気中で、原料供給部11から供給された原料M1を粗砕するものであり、例えば、シュレッダーである。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート122と、を備えている。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。粗砕刃121によって、大気中(空気中)で原料Mを裁断することを「粗砕」と呼ぶ。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば、漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含むフィルターを備えており、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式の加湿器である。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、本実施形態では、例えば、高速回転する回転刃と、回転刃の外周に位置するライナーと、を備えているインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、回転刃とライナーとの間に挟まれて解繊される。解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
また、解繊部13は、回転刃の回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ、すなわち、気流を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。ブロアー261により、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別するものである。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。第1選別物M4−1の平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを備えている。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。ドラム部141に、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側、すなわち、下流側が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに再び解繊処理される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成するものである。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト151と、3つの張架ローラー152と、吸引部153と、を備えている。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、ベルトの表面に第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、例えば、塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
さらに、回収部27には、管245が接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。ブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。ブロアー262により、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達し回収される。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、その結果、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまう現象を抑制することができる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器である。加湿部235により、第1ウェブM5に水分を供給することができ、その結果、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162と、を備えている。回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、気化式の加湿器である。加湿部233により、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することができる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と添加剤とを混合する混合機である。この混合部17は、添加剤供給部171と、管172と、ブロアー173と、を備えている。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ドラム部18のハウジング182と、を接続しており、細分体M6と添加剤との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、添加剤供給部171が接続されている。添加剤供給部171は、添加剤が収容されたハウジング部170と、ハウジング部170内に設けられたスクリューフィーダー174と、を備えている。スクリューフィーダー174の回転により、ハウジング部170内の添加剤がハウジング部170から押し出されて管172内に供給される。管172内に供給された添加剤は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
ここで、添加剤供給部171から供給される添加剤としては、例えば、繊維同士を結着させる結着材や、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤、解繊物等が挙げられ、これらのうちの一種または複数種を組み合わせて用いることができる。以下では、一例として、添加剤が結着材としての樹脂P1である場合について説明する。添加剤が繊維同士を結合させる結合材を含むことにより、シートSの強度を高めることができる。
樹脂P1は、粉体または粒子状のものを用いることができる。また、樹脂P1は、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いるのが好ましい。
管172の途中には、添加剤供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が備えている羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂P1との混合が促進される。ブロアー173は、供給部31に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、供給部31に搬送される。混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
供給部31は、混合部17とドラム部18との間に設けられている。供給部31は、ドラム部18のドラム181内に解繊物としての混合物M7を供給する供給機である。
(供給部)
図3に示すように、供給部31は、混合物M7を貯留する貯留部311と、貯留部311内に設けられたスクリューフィーダー312と、スクリューフィーダー312を回転駆動するモーター313と、貯留部311に接続された供給管314と、供給量調整部315と、を備えている。
貯留部311は、混合物M7を導入する導入口316と、混合物M7を排出する排出口317と、を備えている。導入口316には、管172が接続されている。排出口317には、供給管314が接続されている。
スクリューフィーダー312は、貯留部311の底部付近に設けられている。また、スクリューフィーダー312は、長尺状をなし、その中心軸周りに回転することにより、その延在方向に沿って混合物M7を送り出すことができる。これにより、排出口317から混合物M7が排出され、供給管314を介して混合物M7がドラム部18に供給される。
また、スクリューフィーダー312の一端部は、図示しない減速機等を介してモーター313に接続されている。モーター313の駆動によってスクリューフィーダー312が回転駆動する。図2に示すように、モーター313は、モータードライバーD1を介して制御部28と電気的に接続されている。制御部28がモーター313への通電条件を制御することにより、モーター313の作動が制御される。
供給管314は、一端部が排出口317に接続され、他端部がドラム部18に接続されている。供給管314の途中には、ドラム181に供給する混合物M7の供給量を調整する供給量調整部315としての開閉弁318が設けられている。この開閉弁318は、例えば、電磁弁で構成されており、通電によって供給管314の開閉を切り替える。
図4に示すように、供給管314は、ドラム181側の端部が2股に分岐しており、分岐した端部は、ドラム181の導入口180にそれぞれ接続されている。
開閉弁318は、通電条件を調整することにより開度を調整可能である。これにより、混合物M7のドラム181への供給量を多段階または無段階で微調整することができる。図2に示すように、このような開閉弁318は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
供給管314の開閉弁318よりもドラム部18側には、ブロアー319が設けられている。ブロアー319は、菅314内にドラム部18に向かう気流を発生させるものである。これにより、排出口317から排出された混合物M7がドラム部18に向かうのを促進することができる。図2に示すように、このブロアー319は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。また、制御部28はブロアー319への通電条件を変更することにより、ブロアー319の送風量を調整可能である。
なお、本実施形態では、供給量を調整する供給量調整部315として、上述した開閉弁318に限定されず、例えば、スクリューフィーダー312のモーター313の回転量を調整することにより供給量を調整してもよく、ブロアー319の作動を制御することにより供給量を調整してもよく、これらのうちの複数を組み合わせて供給量を調整する構成であってもよい。この場合、スクリューフィーダー312のモーター313およびブロアー319が供給量調整部315として機能する。
ドラム部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐして放出するものである。ドラム部18は、解繊物である混合物M7を導入および放出するドラム181と、ドラム181を収納するハウジング182と、ドラム181を回転駆動する駆動源183と、を備えている。
ドラム181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム181の両端面には、導入口180が形成されており、各導入口180には、分岐した供給管314の端部がそれぞれ接続されている。これにより、ドラム181内に導入口180を介して混合物M7が導入される。ドラム181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされて放出される。
図5および図6に示すように、駆動源183は、モーター184と、減速機185と、ベルト186と、張力調整機構187とを備えている。モーター184は、モータードライバーD2を介して制御部28と電気的に接続されている。また、モーター184から出力された回転力は、減速機185によって減速される。
ベルト186は、無端ベルトで構成されており、減速機185の出力軸およびドラム181の外周に掛け回されている。これにより、減速機185の出力軸の回転力がベルト186を介してドラム181に伝達される。
また、モーター184は、通電条件を調整することにより、出力する回転量を調整可能である。制御部28がモーター184への通電条件を調整することにより、ドラム181の回転量を調整することができる。その結果、ドラム181から放出される混合物M7の放出量を調整することができる。このように、回転量を調整可能なモーター184は、放出量調整機構184Aである。放出量調整機構184Aとしては、これに限定されず、例えば、ドラム181の網の目開きの大きさを調整する機構であってもよい。
張力調整機構187は、従動ローラー188と、従動ローラー188を移動させる移動機構189と、を備えている。従動ローラー188は、ベルト186に対して接近離間可能に構成されている。従動ローラー188は、ベルト186に接触している状態では、ベルト186の回転に伴い回転する。
図5に示すように移動機構189は、従動ローラー188がベルト186に押し付けられてベルト186にテンションを付与する位置と、図6に示すように従動ローラー188がベルト186から離間した位置とに従動ローラー188を移動させるものである。移動機構189は、例えば、モーターおよび減速機を備えている駆動源や、ソレノイドで構成される。また、移動機構189は、制御部28と電気的に接続され、その作動が制御される。
図5に示すように、張力調整機構187によってベルト186にテンションが加えられた状態では、減速機185の回転力がベルト186を介してドラム181に伝達される。一方、図6に示すように、張力調整機構187によってベルト186にテンションが加えられていない状態では、後述するように、検出部32によるドラム181内の混合物M7の重量の測定を正確に行うことができる。
ハウジング182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、気化式の加湿器である。これにより、ハウジング182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング182内を加湿することができるので、混合物M7がハウジング182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
ドラム181で放出された混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7を堆積させて堆積物である第2ウェブM8を形成するものである。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト191と、張架ローラー192と、吸引部193と、を備えている。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、ベルトの表面に混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさであることから、混合物M7は、メッシュベルト191を通過せずに、メッシュベルト191上に堆積する。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されることによって、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引するサクション機構である。吸引部193により、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することによって、メッシュベルト191上に混合物M7が堆積することが促進される。
吸引部193には、管246が接続されている。この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。ブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ドラム部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器である。加湿部236により、第2ウェブM8に水分を供給することができ、第2ウェブM8の水分量が調整される。その結果、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部231〜加湿部236までに加えられる合計水分量は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、成形部20が配置されている。成形部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するものである。この成形部20は、加圧部201と、加熱部202と、を備えている。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を備えており、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。加熱する場合の加熱の程度としては、例えば、樹脂P1を溶融させない程度であるのが好ましい。この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を備えており、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。このシートSは、切断部21に向けて搬送される。一対の加熱ローラー204の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
成形部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程を行なう部分である。この切断部21は、第1カッター211と、第2カッター212と、を備えている。
第1カッター211は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断するものであり、本実施形態では、一例として、シートSの搬送方向と直交する方向に切断するものである。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。この切断は、シートSの両側端部、すなわち、+y軸方向および−y軸方向の端部の不要な部分を除去して、シートSの幅を整えるものである。
第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の形状、大きさのシートSが得られる。このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
シート製造装置100が備える各部は、制御部28と電気的に接続されている。これら各部の作動は、制御部28によって制御される。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit)281と、記憶部282と、を備えている。CPU281は、記憶部282に記憶された各種プログラムを実行することができ、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。
記憶部282には、例えば、シートSを製造するプログラム等の各種プログラムや、各種検量線、テーブル等が記憶されている。
制御部28は、シート製造装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、シート製造装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、例えば、インターネット等のようなネットワークを介してシート製造装置100と接続されている場合、等がある。
CPU281と記憶部282とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPU281がシート製造装置100に内蔵され、記憶部282が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよいし、記憶部282がシート製造装置100に内蔵され、CPU281が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
制御部28は、繊維体堆積装置1の構成要素であってもよく、繊維体堆積装置1の構成要素でなくてもよいが、以下では、制御部28は、繊維体堆積装置1の構成要素として説明する。
(重量検出方法)
シート製造装置100は、以下のような構成を備えていることにより、第2ウェブM8の厚さを可及的に均一に保つことができ、シートSの品質を高めることができる。以下、このことについて説明する。
図4〜図6に示す検出部32は、ドラム181内の解繊物としての混合物M7の重量を検出するものである。本実施形態では、検出部32は、吊り計り321を備えている。吊り計り321は、制御部28と電気的に接続されている。吊り計り321は、吊り計り321に吊られている測定対象の重量を検出し、その重量に相当する信号を制御部28に出力する。
図4に示すように、本実施形態では、吊り計り321には、ドラム181が吊り下げられており、ドラム181内の混合物M7の重量をドラム181ごと検出する構成である。具体的には、ドラム181の導入口180付近の供給管314が吊り下げ部材322によって吊り計り321に吊り下げられている。なお、吊り計り321は、例えば、図示しないシート製造装置100のケーシングの上部に直接または固定部材を介して固定されていてもよく、ハウジング182の上部に固定されていてもよい。
ドラム181がハウジング182に支持されている場合、吊り計り321は、ドラム181内の混合物M7の重量をドラム181およびハウジング182ごと検出する構成であってもよい。
例えば、ドラム181内に混合物M7が収容されていない状態における吊り計り321が検出した重量をGx(kg)とし、ドラム181内に混合物M7が収容されている状態における吊り計り321が検出した重量をGy(kg)とした場合、Gy−Gx(kg)が混合物M7の重量となる。
また、ドラム181内に混合物M7が収容されていない状態における吊り計り321が検出した重量Gx(kg)に関しては、予め検出して記憶部282に記憶することができる。したがって、ドラム181内に混合物M7が収容されている状態において吊り計り321が重量を検出し、その検出結果を制御部28に送信する。そして、CPU281がGy−Gx(kg)を演算して算出することにより、混合物M7の重量を把握することができる。このような混合物M7の重量検出を、シート製造装置100の稼働中に行う。
なお、Gy−Gxの演算は、上記では、CPU281が演算する構成について説明したが、CPU281以外のCPUが行う構成であってもよい。この場合、当該CPUは、吊り計り321に内蔵されていてもよく、吊り計り321とは異なる位置に設置されていてもよい。
このように、検出部32は、解繊物としての混合物M7をドラム181ごと計量する計量部である吊り計り321を備えている。これにより、既存の繊維体堆積装置に検出部32を設置するに際し、その設置を容易に行うことができる。また、上記のような簡単な減算により、混合物M7の重量を検出することができる。
CPU281は、混合物M7の重量Gy−Gx(kg)が、記憶部282に記憶されている基準上限値Gmax〜基準下限値Gminの範囲内であるか否かを判断する。重量Gy−Gx(kg)が基準上限値Gmax〜基準下限値Gminの範囲外であった場合、すなわち、混合物M7の重量が重すぎたり、軽すぎたりした場合には、ドラム181から放出される混合物M7の放出量のムラが大きくなり、第2ウェブM8の厚さにムラが生じる。第2ウェブM8の厚さにムラが生じた場合、そのまま成形するとシートSの品質の低下を招くおそれがある。
そのため、シート製造装置100では、混合物M7の重量Gy−Gx(kg)が基準上限値Gmax〜基準下限値Gminの範囲外であった場合、ドラム181への混合物M7の供給量およびドラム181が放出する混合物M7の放出量のうちの少なくとも一方を調整することにより、ドラム181内の混合物M7の重量を可及的に所望の範囲に保ち、第2ウェブM8の厚さを可及的に均一に保つことができる。
以下、制御部28の制御動作について図7に示すフローチャートを用いて具体的に説明する。
図7に示すように、まず、ステップS101において、シート製造装置100の各部を所定の条件で稼働させて、シート製造を開始する。ステップS101における供給量調整部315の開閉弁318の開度をAとする。ステップS101におけるドラム181を回転駆動するモーター184の回転量をRaとする。
次に、ステップS102において、ドラム181内の解繊物、すなわち、混合物M7の重量を検出するか否かを判断する。本ステップにおける判断は、例えば、原料供給部11から供給された原料M1の枚数が所定枚数に達したか、シート製造を開始して所定時間が経過したか等に基づいて行われる。
ステップS102では、一端、ドラム181の回転を停止するとともに、ドラム181への混合物M7の供給を停止する。すなわち、開度を0にする。図6に示すように、移動機構189を駆動させて従動ローラー188をベルト186から離間させる。これにより、ドラム181にベルト186のテンションがかからず、吊り計り321が正確な検出を行うことができる。
次に、ステップS103では、ステップS102において、重量を検出すると判断した場合、ドラム181内の混合物M7の重量を検出する。すなわち、検出部32が検出した検出結果である重量Gyを得て、重量Gy−Gxを算出する。本ステップが、検出工程である。
次に、ステップS104において、Gmax<Gy−Gxであるか否かを判断する。すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準上限値Gmaxを超えているか否かを判断する。ステップS104において、Gmax<Gy−Gxではないと判断した場合、後述するステップS107に移行する。
ステップS104において、Gmax<Gy−Gxであると判断した場合、ステップS105において、供給部31からドラム181への供給量を減らすように稼働する。すなわち、本実施形態では、開閉弁318の開度をAよりも小さい値にする。なお、この値の決定は、例えば、開閉弁318の開度と重量Gy−Gxとの関係性を示すテーブルまたは検量線に基づいて行うことができる。このテーブルまたは検量線は、予め実験的に求めることができ、記憶部282に記憶されている。このステップS105が調整工程である。なお、この工程では、供給を再開するとともにドラム181の回転も再開する。
ステップS106において、Gmax≧Gy−Gxであるか否かを判断する。すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準上限値Gmax以下になったか否かを判断する。ステップS106において、Gmax≧Gy−Gxであると判断した場合、ステップS107に移行する。なお、ステップS106において、Gmax≧Gy−Gxでないと判断した場合、すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準上限値Gmax以下になっていなかったら、ステップS105に戻る。
ステップS107では、Gmin>Gy−Gxであるか否かを判断する。すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準下限値Gminよりも小さいか否かを判断する。ステップS107において、Gmin>Gy−Gxではない、すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準下限値Gmin以上であると判断した場合、混合物M7の重量Gy−Gxが基準上限値Gmax〜基準下限値Gminの範囲内に調整されたこととなる。この場合、ステップS109に移行する。
一方、ステップS107において、Gmin>Gy−Gxである、すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準下限値Gmin未満であると判断した場合、ステップS108において、供給部31からドラム181への供給量を増やすように稼働する。すなわち、本実施形態では、開閉弁318の開度をAよりも大きい値とする。なお、この値の決定は、前述したステップS105と同様に、開閉弁318の開度と重量Gy−Gxとの関係性を示すテーブルまたは検量線に基づいて行うことができる。このステップS108が調整工程である。なお、この工程では、供給を再開するとともにドラム181の回転も再開する。
ステップS108を行った後に、再度、ステップS107に戻る。これにより、Gmin>Gy−Gxではない、すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準下限値Gmin以上になるまで、ステップS108が行われる。
ステップS107において、Gmin>Gy−Gxではない、すなわち、混合物M7の重量Gy−Gxが、基準下限値Gmin以上になったと判断した場合、ステップS109において、シート製造が完了したか否かを判断する。この判断は、例えば、製造したシートSの枚数が所定枚数に達したか、供給した原料M1の枚数が所定枚数に達したか等に基づいて行われる。
ステップS109において、完了していないと判断した場合、ステップS101に戻り、以降のステップを順次繰り返す。なお、このとき、開閉弁318の開度を、初期設定のAに戻す。
なお、ステップS105では、供給部31からドラム181への供給量の調整に代えて、ドラム181から放出される混合物M7の放出量を増やすように調整してもよい。また、供給量および放出量の双方を調整してもよい。放出量を増やす調整は、ドラム181を回転駆動するモーター184の回転量をRbよりも大きい値とすることにより可能である。この値の決定は、例えば、モーター184の回転量と供給量との関係性を示すテーブルまたは検量線に基づいて行うことができる。このテーブルまたは検量線は、予め実験的に求めることができ、記憶部282に記憶されている。
また、ステップS108においても、供給量の調整に代えて、ドラム181から放出される混合物M7の放出量を減らすように調整してもよい。供給量および放出量の双方を調整してもよい。この調整は、上記と同様に、モーター184の回転量と供給量との関係性を示すテーブルまたは検量線に基づいて行うことができる。
このように、ステップS105およびステップS108では、ドラム181への供給量およびドラム181からの排出量のうちの少なくとも一方を調整することにより、混合物M7の重量を所望の範囲内とすることができる。ただし、第2ウェブM8の厚さを均一にするという観点からは、ドラム181への供給量を調整する方が好ましい。
以上説明したように、繊維体堆積装置1は、解繊物としての混合物M7を導入および放出し得るドラム181を備えているドラム部18と、ドラム181に解繊物を供給する供給部31と、ドラム181の内部にある解繊物としての混合物M7の重量を検出する検出部32と、を備える。ドラム181内の混合物M7の重量が所望の範囲内から外れると、第2ウェブM8の厚さにムラが生じる。ドラム181内の重量を把握しておくことにより、例えば、ドラム181への混合物M7の供給量やドラム181からの混合物M7の放出量を調整することにより、第2ウェブM8の厚さを可及的に均一にすることができる。その結果、シートSの品質を高めることができる。
また、第2ウェブM8の厚さや、シートSの厚さを測定して、その測定結果をドラム181の放出量にフィードバックするという構成も考えられる。この場合、検出してフィードバックする前に、一旦は、厚さムラの大きい第2ウェブM8またはシートSを製造してしまうこととなる。これに対し、重量を検出して、検出した重量に基づいて供給量や放出量を調整する構成であると、厚さムラの大きい第2ウェブM8またはシートSが形成される前にドラム181内の重量を所望の範囲とすることができる。その結果、シートSの品質より高めることができるとともに、シートSの良品率の向上に寄与する。
また、供給部31は、ドラム181に供給する解繊物である混合物M7の供給量を調整する供給量調整部315を備えている。そして、繊維体堆積装置1は、検出部32の検出結果に基づいて供給量調整部315の作動を制御する制御部28を備える。ドラム181内の混合物M7の重量の増減に応じて供給量を調整することにより、ドラム181内の混合物M7の重量を可及的に一定に保つことができる。よって、第2ウェブM8の厚さにムラが生じることをより確実に低減させることができる。
また、本発明の繊維体堆積方法は、解繊物である混合物M7を放出するドラム181内の混合物M7の重量を検出する検出工程と、検出工程での検出結果に基づいて、ドラム181内に混合物M7を供給する供給量と、前記ドラム部が放出する前記解繊物の放出量のうちの少なくとも一方を調整する調整工程と、を備えている。これにより、第2ウェブM8の厚さを可及的に均一にすることができる。その結果、シートSの品質を高めることができる。
<第2実施形態>
図8および図9は、本発明の繊維体堆積装置の第2実施形態が備える検出部の斜視図である。
なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。本実施形態は、検出部の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図8および図9に示すように、検出部32A(計量部)は、受け部321Aと、受け部321Aを回転駆動する駆動源322Aと、受け部321Aと駆動源322Aとを連結する連結棒323Aと、ロードセル324Aと、を備えている。
受け部321Aは、中空の円柱を縦に2分割した形状をなしている。すなわち、半円弧上に湾曲した湾曲板325Aと、湾曲板325Aの縁部に接続された2枚の半円状の側板326Aと、を備えている。
一方の側板326Aには、連結棒323Aが接続されている。連結棒323Aは、棒状をなし一端が側板326Aに接続され、他端が駆動源322Aに接続されている。連結棒323Aは、側板326Aの半円の中心に接続されている。
駆動源322Aは、例えば、図示しないモーターおよび減速機を備えている。このモーターが図示しないモータードライバーを介して制御部28と電気的に接続されており、制御部28によってその作動が制御される。駆動源322Aの駆動により、連結棒323Aを介して受け部321Aがドラム181内で回転する。
ロードセル324Aは、駆動源322Aを支持するように駆動源322Aの下方に設置されている。ロードセル324Aは、外力を検出してその検出結果を電気信号に変換して出力する機能を備えているロードセルである。ロードセル324Aは、制御部28と電気的に接続されており、ロードセル324Aの検出結果が制御部28に送信される。なお、ロードセル324Aの方式は、特に限定されず、磁歪式ロードセル、静電容量型、ジャイロ式、ひずみゲージ式等であってもよい。
図9に示すように、このような検出部32Aでは、混合物M7の重量を検出しない状態では、ドラム181内で受け部321Aの開口が下を向いた状態で上側に位置している。この状態が、混合物M7を計量しない第2状態である。検出工程では、受け部321Aが図9に示す状態から180°回転し、図8に示すように、受け部321Aの開口が上を向いた状態で下側に移動する。この状態が、ドラム181内で混合物M7を計量可能な第1状態である。なお、第2状態から第1状態に向かって受け部321Aが回転する際、ドラム181内の混合物M7をすくうようにして受け部321A内に混合物M7が収容される。この状態で、ロードセル324Aが混合物M7の重量を検出することができる。
なお、検出工程が終わると、再度、図9に示す第2状態に向かって受け部321Aを回転させる。
このように、検出部32Aは、解繊物である混合物M7を計量可能な第1状態と、混合物M7を計量しない第2状態とに変位する受け部321Aを備える計量部を備えている。これにより、受け部321Aの第1状態と第2状態とを切り替えるという簡単な構成により、混合物M7の重量の検出を行うことができる。
受け部321Aは、第1状態および第2状態において、ドラム181内に位置している。これにより、受け部321Aをドラム181から出し入れすることなく第1状態と第2状態とを切り替えることができる。
なお、第2状態では、受け部321Aは、外側に位置していてもよい。この場合、ドラム181の一部が開放し、その開放した部分を介して受け部321Aの出し入れを行うことができる。
<第3実施形態>
図10および図11は、本発明の繊維体堆積装置の第3実施形態が備えるドラム部および検出部の縦断面図である。
なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。本実施形態は、検出部の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図10および図11に示すように、本実施形態では、ドラム181の端部に位置する壁部が着脱可能になっており、ドラム181は、両端部に開口を備えている円筒の状態をとり得る。
また、検出部32Bは、ドラム181内の混合物M7を排出する排出部321Bと、排出部321Bにより排出された混合物M7を計量する計量部322Bとを備えている。
排出部321Bは、ドラム181の内径と略同じ大きさの外径を有する円板状の押出板323Bと、押出板323Bに連結された連結棒324Bと、連結棒324Bを移動操作して押出板323Bを移動させる図示しない移動機構325Bとを備えている。移動機構325Bは、例えば、モーターおよび減速機を備えている構成や、ソレノイド等で構成することができる。また、この移動機構325Bは、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
計量部322Bは、受け皿326Bを備えているロードセルを用いることができる。なお、ロードセルとしては、例えば、前述した第2実施形態で挙げたようなものを用いることができる。計量部322Bは、ドラム181の右側の開口、すなわち、移動機構325Bと反対側の開口の鉛直下方に設置されている。
図9に示すように、検出部32Bでは、混合物M7の重量を検出しない状態では、押出板323Bがドラム181の外側に位置している。検出工程では、まず、ドラム181の端部に位置する両壁部を離脱させる。なお、この離脱は、手動であってもよく自動で行ってもよい。次いで、図11に示すように、移動機構325Bの作動により、押出板323Bをドラム181の一端から他端まで移動させる。この移動の際に、ドラム181内の混合物M7がドラム181内から押し出されて排出され、受け皿326Bに落下する。これにより、混合物M7の重量を検出することができる。
このように検出部32Bは、ドラム181の外側に設けられた計量部322Bと、ドラム181内の解繊物である混合物M7を排出し、計量部322Bまで移送する排出部321Bと、を備えている。これにより、簡単な構成でドラム181内の混合物M7の重量を検出することができる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の繊維体堆積装置の第4実施形態を示すブロック図である。
なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。本実施形態は、検出部の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図12に示すように、検出部32Cは、ドラム181内の混合物M7の重量に関するパラメーターを検出するものである。具体的には、検出部32Cは、ドラム181を回転駆動する駆動源183に加わる負荷、すなわち、負荷トルクを検出する負荷検出部321Cを備えている。負荷検出部321Cは、制御部28と電気的に接続されており、負荷検出部321Cが検出した負荷トルクの情報は、制御部28に送信される。
なお、駆動源183に加わる負荷トルクは、モーター184に加わる負荷トルクであってもよく、図示しない減速機に加わる負荷トルクであってもよい。
また、記憶部282には、負荷トルクと混合物M7の量との関係を示す検量線またはテーブルが記憶されている。CPU281は、この検量線またはテーブルに基づいて、負荷検出部321Cが検出した負荷トルクから混合物M7の重量を推定することができる。よって、ドラム181内の混合物M7の重量を把握することができる。
このように、繊維体堆積装置1は、解繊物である混合物M7を導入および供給し得るドラム181を備えているドラム部18と、ドラム181に混合物M7を供給する供給部31と、ドラム181の内部にある混合物M7の重量に関するパラメーターである駆動源183に加わる負荷トルクを検出する検出部32Cと、を備える。これにより、ドラム181内の混合物M7の重量を推定し、把握することができる。よって、例えば、ドラム181への混合物M7の供給量やドラム181からの混合物M7の放出量を調整することにより、第2ウェブM8の厚さを可及的に均一にすることができる。その結果、シートSの品質を高めることができる。
また、ドラム部18は、ドラム181を回転させる駆動源183を備えている。検出部32Cは、駆動源183に加わる負荷を検出する負荷検出部321Cを備えている。これにより、直接的にドラム181内の混合物M7の重量を測定しなくても、ドラム181内の混合物M7の重量を推定し、把握することができる。特に、このような構成では、ドラム181の回転を停止することなくリアルタイムで混合物M7の重量を把握することができるため、生産速度を高めることができる。
なお、本実施形態では、ドラム181内の混合物M7の重量に関するパラメーターは、駆動源183に加わる負荷であったが、本発明ではこれに限定されず、例えば、ドラム181内の混合物の体積であってもよい。この場合、例えば、ドラム181内に複数の光センサーを設け、各光センサーの検出結果に基づいて混合物M7の体積を推定し、体積から重量を推定する構成とすることができる。
以上、本発明の繊維体堆積装置およびシート製造装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、繊維体堆積装置およびシート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、繊維体堆積装置およびシート製造装置は、各実施形態の特徴を組み合わせたものであってもよい。
1…繊維体堆積装置、11…原料供給部、12…粗砕部、13…解繊部、14…選別部、
15…第1ウェブ形成部、16…細分部、17…混合部、18…ドラム部、19…第2ウェブ形成部、20…成形部、21…切断部、22…ストック部、27…回収部、28…制御部、31…供給部、32…検出部、32A…検出部、32B…検出部、32C…検出部、100…シート製造装置、121…粗砕刃、122…シュート、141…ドラム部、142…ハウジング部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、161…プロペラ、162…ハウジング部、170…ハウジング部、171…添加剤供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、180…導入口、181…ドラム、182…ハウジング、183…駆動源、184…モーター、184A…放出量調整機構、185…減速機、186…ベルト、187…張力調整機構、188…従動ローラー、189…移動機構、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、211…第1カッター、212…第2カッター、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、281…CPU、282…記憶部、311…貯留部、312…スクリューフィーダー、313…モーター、314…供給管、315…供給量調整部、316…導入口、317…排出口、318…開閉弁、319…ブロアー、321…吊り計り、321A…受け部、321B…排出部、321C…負荷検出部、322…吊り下げ部材、322A…駆動源、322B…計量部、323A…連結棒、323B…押出板、324A…ロードセル、324B…連結棒、325A…湾曲板、325B…移動機構、326A…側板、326B…受け皿、D1…モータードライバー、D2…モータードライバー、Gmax…基準上限値、Gmin…基準下限値、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、S…シート、P1…樹脂

Claims (9)

  1. 解繊物を導入および放出し得るドラムを備えているドラム部と、
    前記ドラムに前記解繊物を供給する供給部と、
    前記ドラムの内部にある前記解繊物の重量を検出する検出部と、を備えることを特徴とする繊維体堆積装置。
  2. 前記検出部は、前記解繊物を前記ドラムごと計量する計量部を備えている請求項1に記載の繊維体堆積装置。
  3. 前記検出部は、前記ドラムの外側に設けられた計量部と、前記ドラム内の前記解繊物を排出し、前記計量部まで移送する排出部と、を備えている請求項1に記載の繊維体堆積装置。
  4. 前記検出部は、前記ドラム内で前記解繊物を計量可能な第1状態と、前記解繊物を計量しない第2状態と、に変位する受け部を備えている計量部である請求項1に記載の繊維体堆積装置。
  5. 前記受け部は、前記第1状態および前記第2状態において、前記ドラム内に位置している請求項4に記載の繊維体堆積装置。
  6. 解繊物を導入および放出し得るドラムを備えているドラム部と、
    前記ドラムに前記解繊物を供給する供給部と、
    前記ドラムの内部にある前記解繊物の重量に関するパラメーターを検出する検出部と、を備えることを特徴とする繊維体堆積装置。
  7. 前記ドラム部は、前記ドラムを回転させる駆動源を備え、
    前記検出部は、前記駆動源に加わる負荷を検出する負荷検出部を備えている請求項6に記載の繊維体堆積装置。
  8. 前記供給部は、前記解繊物の前記ドラムへの供給量を調整する供給量調整部を備え、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記供給量を調整するように前記供給量調整部の作動を制御する制御部を備える請求項1ないし7のいずれか1項に記載の繊維体堆積装置。
  9. 解繊物を導入および放出し得るドラム内の前記解繊物の重量を検出する検出工程と、
    前記検出工程での検出結果に基づいて、前記ドラムへの前記解繊物の供給量と、前記ドラムからの前記解繊物の放出量のうちの少なくとも一方を調整する調整工程と、を有することを特徴とする繊維体堆積方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021050450A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 セイコーエプソン株式会社 繊維体堆積装置
US11686044B2 (en) 2020-08-31 2023-06-27 Seiko Epson Corporation Fibrous body accumulating device and estimation method

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