JP2021049119A - 生体情報測定方法、生体情報測定プログラム、および生体情報測定装置 - Google Patents

生体情報測定方法、生体情報測定プログラム、および生体情報測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】血管緊張度等の生体情報を定量的に評価することが可能な生体情報測定方法、生体情報測定プログラム、および生体情報測定装置を提供すること。【解決手段】被検者の第一部分における血管の血圧を測定するステップ(STEP1)と、被検者の第二部分における血管の血管内容量を測定するステップ(STEP2)と、血圧に対応する第一波形と、血管内容量に対応する第二波形と、の位相差に基づいて、第一波形と第二波形の少なくとも一方を補正することによって、第一波形および第二波形に基づく補正波形データセットを取得するステップ(STEP3)と、補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力するステップ(STEP4)と、を含む生体情報測定方法。【選択図】図11

Description

本発明は、生体情報測定方法、生体情報測定プログラム、および生体情報測定装置に関する。
特許文献1は、血圧の波形をX軸に、血管内容量波形をY軸にしたリサージュ図形を利用し、血管の収縮および拡張を判断する血管緊張度測定装置を開示している。
特開2001−245856号公報
特許文献1に記載のリサージュ図形から、医療従事者が被検者の血管緊張度等の血管状態を把握する場合、医療従事者の技量や経験に基づく判断が必要となる場合がある。したがって、医療従事者の判断にばらつきが出る虞があり、被検者の血管状態を定量的に評価することができない場合がある。
本発明は、血管の弾性の変化である血管緊張度等の生体情報を定量的に評価することが可能な生体情報測定方法、生体情報測定プログラム、および生体情報測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための一態様に係る生体情報測定方法は、
被検者の第一部分における第一脈波を測定するステップと、
前記被検者の第二部分における第二脈波を測定するステップと、
前記第一脈波に対応する第一波形と、前記第二脈波に対応する第二波形と、の位相差に基づいて、前記第一波形と前記第二波形の少なくとも一方を補正することによって、前記第一波形および前記第二波形に基づく補正波形データセットを取得するステップと、
前記補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力するステップと、
を含む。
上記の目的を達成するための一態様に係る生体情報測定プログラムは、
少なくともプロセッサとメモリを備えるコンピュータによって実行されることにより、前記プロセッサに、
被検者の第一部分における第一脈波に対応する第一波形と、被検者の第二部分における第二脈波に対応する第二波形と、の位相差に基づいて、前記第一波形と前記第二波形の少なくとも一方を補正することによって、前記第一波形および前記第二波形に基づく補正波形データセットを取得させ、
前記補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力させる。
上記の目的を達成するための一態様に係る血管緊張度測定装置は、
前記生体情報測定プログラムを実行するプロセッサを備えている。
上記のような構成によれば、第一脈波に対応する第一波形と第二脈波に対応する第二波形の位相差に基づいて、第一波形と前記第二波形の少なくとも一方を補正することによって、第一波形および第二波形に基づく補正波形データセットが取得される。そして、取得された補正波形データセットに基づいて、リサージュ図形が出力される。したがって医療従事者は、技量や経験に基づく判断をせずとも、出力されたリサージュ図形から血管緊張度等の生体情報を定量的に評価することができる。
本実施形態に係る血管緊張度測定システムの構成例を示す図である。 血圧計から出力される連続波形を例示する図である。 パルスオキシメータから出力される連続波形を例示する図である。 図2に示す波形のうち、破線で囲われた領域における血圧波形の一例である。 図3に示す波形のうち、破線で囲われた領域における血管内容量波形の一例である。 血管内容量波形の補正に用いるコレログラムを例示する図である。 自己相関関数により血管内容量波形を補正する場合におけるリサージュ図形の一例を示す図である。 脈波伝播時間の差分に基づき血管内容量波形を補正する場合におけるリサージュ図形の一例を示す図である。 第二波形を補正しない場合における第一波形と第二波形の相関係数のトレンドを例示する図である。 自己相関関数を用いて第二波形を補正した場合および脈波伝播時間の差分に基づき第二波形を補正した場合における第一波形と第二波形の相関係数のトレンドを例示する図である。 血管緊張度測定装置の動作を例示するフローチャートである。
以下、実施形態の例について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る血管緊張度測定システム(生体情報測定システムの一例)1の構成例を示す図である。血管緊張度測定システム1は、血圧計2と、パルスオキシメータ3と、心電計4と、血管緊張度測定装置5(生体情報測定装置の一例)と、を備えうる。
まず、血管緊張度測定システム1に用いられる血圧計2、パルスオキシメータ3、および心電計4について説明する。血圧計2は、取得部21と、A/D変換器22と、を備えている。取得部21は、被検者の血管の血圧(例えば、収縮期血圧および拡張期血圧)や橈骨動脈波形を取得可能に構成されている。取得部21は、例えば連続測定型の血圧センサを含む。連続測定型の血圧センサは、血圧の値を連続的に測定する。連続測定型の血圧センサは、1拍ごとの血圧を連続測定する。連続測定型の血圧センサとしては、例えばトノメトリ方式又は光学方式等を用いた血圧センサである。
トノメトリ方式は、手首の橈骨動脈等の動脈が通る生体部位に圧力センサを直接接触させて、圧力センサが検出する情報を用いて血圧値を測定する方式である。光学方式は、光を血管に当てその反射波または透過波から血圧値を測定する方式である。取得部21は、被検者の身体のうち任意の部分に装着される。なお、本明細書では、取得部21が装着される部分を第一部分と呼ぶ。第一部分は、例えば手首である。取得部21は血圧脈波(第一脈波の一例)を測定し、測定された血圧脈波をA/D変換器22に出力する。
A/D変換器22は、取得部21から出力された血圧脈波を、所定のサンプリング周期毎に、デジタル信号に変換する。当該デジタル信号は、血圧脈波に対応する血圧波形(第一波形の一例)として、血管緊張度測定装置5に送信される。
パルスオキシメータ3は、測定部31と、A/D変換器32と、を備えている。パルスオキシメータ3は、患者の指などに光を当て透過または反射した光の強度を測定する。透過光強度の時間的変化から得られる波形は光電脈波(第二脈波の一例)である。パルスオキシメータ3は、複数の波長の光を照射して得られた光電脈波を演算することにより動脈血のみの吸光特性を取りだし動脈血酸素飽和度(SpO)を出力する装置である。出力された波形は動脈脈波に対応する血管内容量波形(第二波形の一例)である。
測定部31は、例えば、被検者の指に装着可能なプローブを含む。測定部31は、被検者の身体のうち、第一部分とは異なる任意の部分に装着される。なお、本明細書では、測定部31が装着される部分を第二部分と呼ぶ。第二部分は、例えば指先である。測定部31は、プローブに備わる受光部から入力される透過光または反射光の検出信号を用いて、被検者の血管内の酸素飽和度を出力可能に構成されている。
A/D変換器32は、測定部31から出力された光電脈波を、所定のサンプリング周期毎に、デジタル信号に変換する。当該デジタル信号は、血管緊張度測定装置5に送信される。
なお、動脈血管は外周に筋組織をもつ弾性のある管であるので、内圧によって伸縮する。パルスオキシメータ3が出力する前記デジタル信号の波形のベースラインは、動脈圧がないとき(最低血圧状態)の動脈血量に相当する。一方、同波形の波高部分は、脈動が、動脈圧が最大のとき(最高血圧状態)の動脈血量を含んで変化する時間帯における増加した血液量にあたる。したがって、パルスオキシメータ3が出力する連続波形は、動脈の血管内容量に対する相対値としての変化量を示す。このため、前記デジタル信号は、光電脈波に対応する血管内容量波形として扱うことができる。
心電計4は、心電図取得部41と、A/D変換器42と、を備えている。心電図取得部41は、被検者の心電図波形を取得可能に構成されている。心電図取得部41は、例えば、被検者に装着可能な電極を含む。心電図取得部41は、被検者に装着された電極から入力された測定電位に基づき、被検者の心電図情報を取得する。心電図取得部41は、取得した心電図情報に基づいて、心電図波形(アナログ信号)を出力する。
A/D変換器42は、心電図波形を、所定のサンプリング周期毎に、デジタル信号に変換する。当該デジタル信号は、血管緊張度測定装置5に送信される。
血管緊張度測定装置5は、通信インターフェース(I/F)51と、操作部52と、制御部53と、を備えている。
通信インターフェース51は、血圧計2、パルスオキシメータ3、心電計4への接続を可能にするインターフェースである。血管緊張度測定装置5は、通信インターフェース51を介して、血圧計2、パルスオキシメータ3、心電計4と適宜通信することができる。なお、血圧計2、パルスオキシメータ3、心電計4は、モジュール化され、血管緊張度測定装置5と一体をなす構成であってもよい。
操作部52は、血管緊張度測定装置5を操作する操作者の入力操作を受付けると共に、当該入力操作に対応する指示信号を生成するように構成されている。操作部52は、例えば、血管緊張度測定装置5の表示部上に重ねて配置されたタッチパネル、血管緊張度測定装置5の筐体に取り付けられた操作ボタン等である。
制御部53は、少なくとも1つのメモリと少なくとも1つのプロセッサを備えている。メモリは、例えば、各種プログラム等が格納されたROM(Read Only Memory)やプロセッサにより実行される各種プログラム等が格納される複数ワークエリアを有するRAM(Random Access Memory)等から構成される。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)であって、ROMに組み込まれた各種プログラムから指定されたプログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理を実行するように構成されている。
制御部53は、補正部531と、出力部532と、を備えている。補正部531の機能と出力部532の機能を含む各種機能は、制御部53のメモリに記憶された血管緊張度測定プログラム(生体情報測定プログラムの一例)がプロセッサに実行されることで実現される。なお、各種機能は、ハードウェアである電子回路によって実現されてもよく、または、少なくとも一部をソフトウェア、すなわちコンピュータ上で実行される処理によって実現されてもよい。
補正部531は、血圧脈波に対応する血圧波形と、光電脈波に対応する血管内容量波形と、の位相差に基づいて、血圧波形および血管内容量波形、または血圧波形もしくは血管内容量波形を補正する。例えば血圧波形および血管内容量波形、または血圧波形もしくは血管内容量波形は、自己相関関数を用いて補正されてもよいし、血圧波形の脈波伝播時間と血管内容量波形の脈波伝播時間との差に基づき補正されてもよい。なお、脈波伝播時間とは、心電図のR波から測定部位の脈波が出現するまでの時間を指す。したがって、血管内容量波形を血圧波形の脈波伝播時間と血管内容量波形の脈波伝播時間との差に基づき補正する場合、補正部531は心電図情報が必要である。つまりこの場合、血管緊張度測定システム1は心電計4を含む。但し、血圧波形、血管内容積波形毎に脈波の立ち上がりを検出して、立ち上がりが一致するように補正する場合には、心電図は含まなくともよい。
本明細書では、第一波形と第二波形の少なくとも一方を補正することによって取得されるデータセットとして、「補正波形データセット」という語を用いうる。補正波形データセットは、例えば補正部531によって補正された血圧波形と、補正部531によって補正された血管内容量波形と、を含むデータセット、補正部531によって補正された血圧波形と、補正されていない血管内容量波形と、を含むデータセット、補正されていない血圧波形と、補正部531によって補正された血管内容量波形と、を含むデータセット、の何れかである。
出力部532は、補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を生成し、当該リサージュ図形を血管緊張度測定装置5の表示部上に出力させるように構成されている。なお、出力部532は、リサージュ波形を紙に出力させてもよい。更には、出力部532は、リサージュ波形を血管緊張度測定装置5と有線又は無線で接続された外部装置に出力させてもよい。
図2は、血圧計2から出力される連続波形を例示する図である。図3は、パルスオキシメータ3から出力される連続波形を例示する図である。図4は、図2に示す波形のうち、破線で囲われた領域Aにおける血圧波形の一例であり、図5は、図3に示す波形のうち、破線で囲われた領域Bにおける血管内容量波形の一例である。
図2に示された領域Aおよび図3に示された領域Bに含まれる波形は、単位周期当たりの波形である。すなわち、単位周期当たりの血圧波形は図4に例示される波形であり、単位周期当たりの血管内容量波形は図5に例示される波形のうち実線で示された波形である。
図4に例示される波形と、図5に例示される波形のうち実線で示された波形と、に基づいて、血管緊張度を測定するためのリサージュ図形が出力されると、出力されたリサージュ図形は、図7および図8のリサージュ図形Xに例示されるように、二軸方向に広がりを持つ幅広な図形になってしまう。医療従事者は、血管緊張度を正しく評価するために、出力されたリサージュ図形からリサージュ図形のスロープ(リサージュ図形に近似直線を付けるための回帰分析により得られる傾き)を認識しようとする。しかし、リサージュ図形が、二軸方向に広がりを持つ幅広な図形であるとき、医療従事者がスロープを正しく認識することは難しく、スロープに基づいて血管緊張度を定量的に把握することが難しい場合がある。そこで発明者は、二軸方向に広がりを持つ幅広なリサージュ図形が形成されてしまう原因について検討した。そうしたところ、発明者は、血圧波形の形状と血管内容量波形の形状のみならず、血圧波形と血管内容量波形の位相差も、出力部532から出力されるリサージュ図形の形状に影響を与えることに気が付いた。
上述したように、血圧計2の取得部21が装着される部分(第一部分)とパルスオキシメータ3の測定部31が装着される部分(第二部分)は異なる。すなわち、心臓から第一部分までの距離と心臓から第二部分までの距離は異なっている。発明者は、測定部分の位置の違いにより、血圧波形と血管内容量波形との間には位相差が生じていることに気が付いた。図4および図5に例示されるように、血圧波形の起ち上がり時刻(図4中の点C)は40ミリ秒であるのに対し、血管内容量波形の起ち上がり時刻(図5中の点D)は90ミリ秒である。つまり、血圧波形と血管内容量波形との間には、50ミリ秒の位相差がある。発明者は、リサージュ図形に基づいて被検者の血管状態を判断する場合において、当該位相差を是正することにより、出力されるリサージュ図形の幅を狭めることができ、その結果、被検者の血管状態の判断がしやすくなるのではないかという考えに至った。
このような検討結果に基づき、本実施形態の血管緊張度測定装置5は、補正部531を備えるものとしている。補正部531は、血圧波形と血管内容量波形との間に生じている位相差を算出し、当該位相差に基づいて、血管内容量波形を補正する。血管内容量波形の補正方法としては、例えば自己相関関数を用いた補正や脈波伝播時間の差分に基づく補正である。
自己相関関数を用いて血管内容量波形を補正する場合、補正部531は、血管内容量波形に基づき、自己相関係数を算出する。自己相関係数とは、取得された血管内容量波形と、補正部531によって補正された血管内容量波形との相関の強さを示す係数である。自己相関係数は−1以上1以下である。自己相関係数が1のとき、取得された血管内容量波形と補正された血管内容量波形は、周期、振幅、および位相の各観点において一致する。一方、周期、振幅、および位相の各観点において、取得された血管内容量波形と補正された血管内容量波形との間に差があればあるほど、自己相関係数は小さくなる。
図6を参照して、自己相関係数の算出方法について具体的に説明する。補正部531は、原点に向かって、時間軸に対して平行に血管内容量波形を移動させることで自己相関係数を算出する。本実施形態においては、図6に例示するように、原点に向かって、血管内容量波形を時間軸に対して平行に45ミリ秒移動させたときに、自己相関係数が最大となる。したがって補正部531は、原点に向かって、時間軸に対して平行血管内容量波形を45ミリ秒移動させる補正を行う。補正後の血管内容量波形は、図5において破線で示される波形である。補正後の血管内容量波形に関する情報は、制御部53に保存される。
また血管内容量波形は、血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分に基づき補正されてもよい。この場合、補正部531は、血圧波形の立ち上がり時刻(図4中の点C)と、血管内容量波形の立ち上がり時刻(図5中の点D)と、から血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分を算出する。本実施形態において、血圧波形の立ち上がり時刻と血管内容量波形の立ち上がり時刻との差、すなわち血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差は、50ミリ秒である。補正部531は、算出された脈波伝播時間の差分(すなわち、50ミリ秒)だけ、原点に向かって、時間軸に対して平行に血管内容量波形を移動させる補正を行う。
図7は、自己相関関数により血管内容量波形を補正する場合におけるリサージュ図形を例示する図である。図8は、脈波伝播時間の差分に基づき血管内容量波形を補正する場合におけるリサージュ図形を例示する図である。図7および図8において破線で示される図形は、血管内容量波形が補正されない場合に出力部532から出力されるリサージュ図形Xである。リサージュ図形Xは、図4に例示される波形と、図5に例示される波形のうち実線で示された波形と、に基づいて出力される。図7において太線で示される図形は、血管内容量波形が自己相関関数によって補正された場合に出力部532から出力されるリサージュ図形Yである。リサージュ図形Yは、図4に例示される波形と、図5に例示される波形のうち破線で示された波形と、に基づいて出力される。図8において太線で示される図形は、血管内容量波形が血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分に基づいて補正された場合に出力部532から出力されるリサージュ図形Zである。リサージュ図形Zは、図4に例示される波形と、図5に例示される波形のうち実線で示された波形が血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分に基づいて補正された波形と、に基づいて出力される。図7において一点鎖線で示される直線は、血管内容量波形が自己相関関数によって補正された場合のスロープを表す。図8において一点鎖線で示される直線は、血管内容量波形が血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分に基づいて補正された場合のスロープを表す。これらのスロープは、例えば、血圧波形と補正された血管内容量波形について、リサージュ図形に近似直線を付けるための回帰分析等の統計処理を行うことで生成されうる。スロープの傾斜が大きいほど、血圧波形と補正された血管内容量波形の相関度は強い。
図9は、血管内容量波形が補正されない場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数のトレンドT1を例示する図である。図10は、自己相関関数を用いて血管内容量波形を補正した場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数のトレンドT2および脈波伝播時間の差分に基づき血管内容量波形を補正した場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数のトレンドT3を例示する図である。血管内容量波形が補正されない場合、図9に例示されるように、血圧波形と血管内容量波形の相関係数は1から離れており、0若しくは−1に近い数値となっている。一方、血管内容量波形が補正される場合、図10に例示されるように、血圧波形と血管内容量波形の相関係数は1に近い数値となっている。血圧波形と血管内容量波形の相関係数が1に近い値であるほど、血圧波形と血管内容量波形は、周期、振幅、および位相において乖離が小さく、リサージュ図形は直線形状に近づく。一方、血圧波形と血管内容量波形の相関係数が小さいほど(すなわち、相関係数が1から遠い値であるほど)、血圧波形と血管内容量波形は、周期、振幅、および位相において乖離が大きく、リサージュ図形は二軸方向に広がりを持つ幅広なものになる。
図7および図8に例示されるように、リサージュ図形Xは、リサージュ図形Yおよびリサージュ図形Zと比べて、二軸方向に広がりを持つ幅広なものとなっている。また、図9および図10に例示されるように、血管内容量波形が補正されない場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数は、血管内容量波形が補正される場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数よりも小さい。換言すると、血管内容量波形が補正される場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数は、血管内容量波形が補正されない場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数よりも1に近い値である。したがって、血圧波形と血管内容量波形の相関係数が小さいほど、リサージュ図形は、二軸方向に広がりを持つ幅広なものとなる。反対に、血圧波形と血管内容量波形の相関係数が1に近づけば近づくほど、リサージュ図形の幅は二軸方向に対して狭くなる。リサージュ図形の幅が二軸方向に対して狭くなると、リサージュ図形は直線形状に近づくため、医療従事者は、リサージュ図形に基づいてリサージュ図形の正確なスロープを認識しやすくなる。
また図7および図8に例示されるように、リサージュ図形Yとリサージュ図形Zを比較すると、リサージュ図形Zは、リサージュ図形Yと比べて、リサージュ図形の幅が二軸方向に対して幅広である。さらに、図10に例示されるように、自己相関関数を用いて血管内容量波形を補正する場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数は、血圧波形と血管内容量波形の脈波伝播時間の差分に基づき血管内容量波形を補正する場合における血圧波形と血管内容量波形の相関係数よりも1に近い。
図11は、血管緊張度測定装置5の動作、すなわち血管緊張度測定方法(生体情報測定方法の一例)を例示するフローチャートである。本フローチャートの動作は、制御部53のメモリに記憶された血管緊張度測定プログラムにしたがって、制御部53により実行される。
制御部53は、被検者の手首における血圧脈波を測定し、測定された血圧脈波に対応する血圧波形を血管緊張度測定装置5に送信するように血圧計2を制御する(STEP1)。
制御部53は、被検者の指先における光電脈波を測定し、測定された光電脈波に対応する血管内容量波形を血管緊張度測定装置5に送信するようにパルスオキシメータ3を制御する(STEP2)。
制御部53は、血圧脈波に対応する血圧波形と、光電脈波に対応する血管内容量波形と、の位相差を算出する。制御部53は、算出された位相差に基づいて血管内容量波形を補正し、補正された血管内容量波形と血圧波形を含む補正波形データセットを取得する(STEP3)。
制御部53は、補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を生成し、当該リサージュ図形を血管緊張度測定装置5の表示部上に出力させる(STEP4)。
上記のような構成によれば、血管緊張度測定装置5の制御部53は、血圧波形(第一波形)と血管内容量波形(第二波形)の位相差に基づいて血管内容量波形を補正し、補正波形データセットを取得した上で、補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力する。出力されたリサージュ図形は、リサージュ図形の幅が二軸方向に対して幅広ではないため、医療従事者はリサージュ図形のスロープを容易に認識することが出来る。したがって医療従事者は、リサージュ図形から被検者の血管状態を把握する際に、技量や経験に基づいてリサージュ図形のスロープを推定する必要がなくなる。その結果、医療従事者は血管緊張度を定量的に評価することできる。
また上記のような構成によれば、血管内容量波形は自己相関関数を用いて補正される。血圧波形あるいは血管内容量波形の立ち上がり付近にアーチファクト(ノイズ)が混入したり、特異的な形状を呈すると、血圧波形や血管内容量波形の測定に関する信頼度が低下してしまう。しかし、上記のような血管緊張度測定装置5によれば、血圧波形や血管内容量波形の測定に関する信頼度に依存することなく、血圧波形と血管内容量波形の位相差を算出し、当該位相差に基づいて血管内容量波形を補正することができる。
また上記のような構成によれば、血管内容量波形は、診断情報としても使用され、標準値など既知である血圧波形の脈波伝播時間と血管内容量波形の脈波伝播時間との差に基づき補正される。その結果、血管緊張度測定装置5の出力部532は、医療従事者が血管緊張度を定量的に評価することが可能なリサージュ図形を出力することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本実施形態では、血管内容量波形が補正されているが、血圧波形が補正されてもよいし、血圧波形と血管内容量波形の双方が補正されてもよい。
本実施形態では、第一波形は血圧波形であり、第二波形は血管内容量波形であるが、第一波形および第二波形は他の生体情報に関連する生体波形であってもよい。
本実施形態では、図11に例示されるSTEP1とSTEP2は同時に実行されるのが望ましいが、個々に実行されてもよい。このとき、STEP1とSTEP2はどちらが先に実行されてもよい。
1:血管緊張度測定システム、5:血管緊張度測定装置、2:血圧計、3:パルスオキシメータ、4:心電計、52:操作部、53:制御部、51:通信インターフェース、21:取得部、22:A/D変換器、31:測定部、32:A/D変換器、41:心電図取得部、42:A/D変換器、531:補正部、532:出力部

Claims (7)

  1. 被検者の第一部分における第一脈波を測定するステップと、
    前記被検者の第二部分における第二脈波を測定するステップと、
    前記第一脈波に対応する第一波形と、前記第二脈波に対応する第二波形と、の位相差に基づいて、前記第一波形と前記第二波形の少なくとも一方を補正することによって、前記第一波形および前記第二波形に基づく補正波形データセットを取得するステップと、
    前記補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力するステップと、
    を含む生体情報測定方法。
  2. 前記補正は、自己相関関数を用いて行われる、請求項1に記載の生体情報測定方法。
  3. 前記補正は、前記第一波形の脈波伝播時間と前記第二波形の脈波伝播時間との差に基づき行われる、請求項1に記載の生体情報測定方法。
  4. 少なくともプロセッサとメモリを備えるコンピュータによって実行されることにより、前記プロセッサに、
    被検者の第一部分における第一脈波に対応する第一波形と、被検者の第二部分における第二脈波に対応する第二波形と、の位相差に基づいて、前記第一波形と前記第二波形の少なくとも一方を補正することによって、前記第一波形および前記第二波形に基づく補正波形データセットを取得させ、
    前記補正波形データセットに基づいてリサージュ図形を出力させる、生体情報測定プログラム。
  5. 前記補正は、自己相関関数を用いて行われる、請求項4に記載の生体情報測定プログラム。
  6. 前記補正は、前記第一波形の脈波伝播時間と前記第二波形の脈波伝播時間との差に基づき行われる、請求項4に記載の生体情報測定プログラム。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の生体情報測定プログラムを実行するプロセッサを備えた生体情報測定装置。
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