JP2021048477A - 車両用ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゾーンECUの起動による遅延時間を短縮する。【解決手段】車両用ネットワークシステム1は、車両内の複数のゾーンのそれぞれに配置されて対応するゾーンに設けられた機器を制御するゾーンECUと、ゾーンECUを統合的に制御するセントラルECU13と、を備える。各ゾーンECUは、通常の動作状態である起動状態と、起動状態よりも電力の消費量が少ないスリープ状態と、の切り替えが可能な構成である。各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間では、非バス型通信を行うための基幹通信線26を介して各機器の制御に関する各種の情報の伝達が行われる。各ゾーンECUのそれぞれの間では、バス型通信を行うための補助通信線28を介してゾーンECUを起動状態へと切り替えるための起動情報の伝達が行われる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載された複数の電子制御装置同士の間での通信を行うための車両用ネットワークシステムに関する。
従来、車両用ネットワークシステムとしてEthernetが用いられている(例えば特許文献1参照)。そして、このような車両用ネットワークシステムとして、車両内を複数のゾーンに分割し、それら複数のゾーンのそれぞれに電子制御装置を配置して各電子制御装置同士をEthernetで接続する構成のものが提案されている。なお、Ethernetは登録商標である。また、本明細書では、電子制御装置のことをECUと称することがある。
上記構成において、各ゾーンに配置されたECUは、対応するゾーンに設けられたセンサ、アクチュエータ、スイッチなどの機器を制御するものであり、ゾーンECUと呼ばれる。このような構成の車両用ネットワークシステムによれば、各ゾーン内で配線が閉じられることになり、それにより、配線の煩雑さの低減およびワイヤハーネスの重量の軽減を図ることができるとともに、各ゾーン内でセンサなどを制御することができるといったメリットが得られる。
米国特許出願公開第2015/0076901号明細書
上述したような従来の車両用ネットワークシステム(以下、従来技術と称す)において、各ゾーンECUは、通常の動作状態である起動状態と、その起動状態よりも電力の消費量が少ないスリープ状態と、の切り替えが可能な構成であり、機器の制御を実行していなときにはスリープ状態となっている。したがって、所定のゾーンECUによる機器の制御を実行させる場合、そのゾーンECUを起動させる必要がある。
このような従来技術では、次のような問題が生じるおそれがある。以下、従来技術による問題について、運転席のドアに設置されたスイッチを操作することにより燃料タンクの蓋のロックを解除する装置、つまり燃料タンクの蓋を開けるための装置であるフューエルリッドオープナーを例に説明する。すなわち、Ethernetは、通信線を共有するバス型通信ではないため、従来技術では、上記スイッチが操作されたときには、そのスイッチを制御するゾーンECUから、燃料タンクの蓋の開閉を制御するゾーンECUまでの間に介在する各ゾーンECUを順番に起動していかなければならない。
一般的な車両の構成を考慮すると、上記スイッチを制御するゾーンECUから蓋の開閉を制御するゾーンECUまでの間に介在する各ゾーンECUを順番に起動する際、例えば6段階程度の起動手続きが必要になると考えられる。ここで、1ホップの起動に要する時間が例えば100msであるとすると、上記スイッチが操作された時点から実際に蓋が開く時点までの遅延時間が600ms程度といった比較的長い時間となり、ユーザに違和感などを与えるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゾーンECUの起動による遅延時間を短縮することができる車両用ネットワークシステムを提供することにある。
請求項1に記載の車両用ネットワークシステムは、車両(2)に搭載された複数の電子制御装置(3、5、7、9、11、13、14、16、18、20、22、24)同士の間での通信を行うためのものである。この場合、前記車両内は、複数のゾーン(Z1〜Z12)に分割されている。そして、前記車両用ネットワークシステムは、ゾーンECU(3、5、7、9、11、14、16、18、20、22、24)、セントラルECU(13)、基幹通信線(26)および補助通信線(28)を備える。前記ゾーンECUは、前記複数のゾーンのそれぞれに配置され、対応する前記ゾーンに設けられた機器(4、6、8、10、12、15、17、19、21、23、25)を制御する前記電子制御装置である。前記セントラルECUは、前記ゾーンECUを統合的に制御する前記電子制御装置である。
前記基幹通信線は、前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間を接続するとともに非バス型通信を行うための通信線である。前記補助通信線は、前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間を接続するとともにバス型通信を行うための通信線である。前記ゾーンECUは、通常の動作状態である起動状態と、前記起動状態よりも電力の消費量が少ないスリープ状態と、の切り替えが可能な構成である。
上記構成では、前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間では、前記基幹通信線を介して前記機器の制御に関する各種の情報の伝達が行われる。また、上記構成では、複数の前記ゾーンECUのそれぞれの間では、前記補助通信線を介して前記ゾーンECUを前記起動状態へと切り替えるための起動情報の伝達が行われるようになっている。このように、上記構成では、バス型通信を行うための補助通信線を用いて各ゾーンECUを起動させることができるため、従来技術のように各ゾーンECUを順番に起動させる必要がない。したがって、上記構成によれば、従来技術に比べ、ゾーンECUの起動による遅延時間を短縮することができるという優れた効果が得られる。
第1実施形態に係る車両用ネットワークシステムの構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る車両用ネットワークシステムの一部の構成を模式的に示すブロック図 第1実施形態に係る各ゾーンECU間の通信に関する具体的な構成を模式的に示す図 比較例に係る各ゾーンECUの起動手続きの一例を説明するための図 比較例に係る第1具体例のユースケースにおける起動手続きを説明するための図 第2実施形態に係る各ゾーンECU間の通信に関する具体的な構成を模式的に示す図 第3実施形態に係る各ゾーンECU間の通信に関する具体的な構成を模式的に示す図 第4実施形態に係る各ゾーンECU間の通信に関する具体的な構成を模式的に示す図 第5実施形態に係る各ゾーンECU間の通信に関する具体的な構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1および図2に示す本実施形態の車両用ネットワークシステム1は、車両2に搭載された複数のECU同士の間での通信を行うためのシステムである。この場合、図1に示すように、車両2内は、複数のゾーン、具体的には12のゾーンZ1〜Z12に細かく分割されている。なお、図2では、図1に示した構成のうち一部の構成だけが示されている。ゾーンZ1は、車両2の前方右側の領域に設けられたFront Right Zoneである。ゾーンZ1には、ゾーンECU3およびゾーンECU3により制御される複数の機器4が設けられる。なお、図1では、機器4および後述する他のゾーンに設けられる機器が3つ図示されているが、各ゾーンに設けられる機器の数は2つでもよいし、4つ以上でもよい。
ゾーンZ2は、車両2の前方左側の領域に設けられたFront Left Zoneである。ゾーンZ2には、ゾーンECU5およびゾーンECU5により制御される複数の機器6が設けられる。ゾーンZ3は、ゾーンZ1とゾーンZ2の間の領域に設けられたFront Zoneである。ゾーンZ3には、ゾーンECU7およびゾーンECU7により制御される複数の機器8が設けられる。
ゾーンZ4は、右側の前席である運転席のドア付近の領域に設けられたFR Door Zoneである。ゾーンZ4には、ゾーンECU9およびゾーンECU9により制御される複数の機器10が設けられる。ゾーンZ5は、左側の前席である助手席のドア付近の領域に設けられたFL Door Zoneである。ゾーンZ5には、ゾーンECU11およびゾーンECU11により制御される複数の機器12が設けられる。ゾーンZ6は、ゾーンZ4とゾーンZ5の間の領域に設けられたCenter Zoneである。ゾーンZ6には、セントラルECU13が設けられる。
ゾーンZ7は、右側の後席のドア付近の領域に設けられたRR Door Zoneである。ゾーンZ7には、ゾーンECU14およびゾーンECU14により制御される複数の機器15が設けられる。ゾーンZ8は、左側の後席のドア付近の領域に設けられたRL Door Zoneである。ゾーンZ8には、ゾーンECU16およびゾーンECU16により制御される複数の機器17が設けられる。ゾーンZ9は、ゾーンZ7とゾーンZ8の間の領域に設けられたRear Passenger Zoneである。ゾーンZ9には、ゾーンECU18およびゾーンECU18により制御される複数の機器19が設けられる。
ゾーンZ10は、車両2の後方右側の領域に設けられたRear Right Zoneである。ゾーンZ10には、ゾーンECU20およびゾーンECU20により制御される複数の機器21が設けられる。ゾーンZ11は、車両2の後方左側の領域に設けられたRear Left Zoneである。ゾーンZ11には、ゾーンECU22およびゾーンECU22により制御される複数の機器23が設けられる。ゾーンZ12は、ゾーンZ10とゾーンZ11の間の領域に設けられたRear Zoneである。ゾーンZ12には、ゾーンECU24およびゾーンECU24により制御される複数の機器25が設けられる。
なお、以下の説明では、ゾーンZ1〜Z12について、それぞれを区別する必要がない場合には、符号を省略して単にゾーンと総称することとする。また、ゾーンECU3、5、7、9、11、14、16、18、20、22、24および機器4、6、8、10、12、15、17、19、21、23、25についても、それぞれを区別する必要がない場合には、同様に符号を省略して総称することとする。
図2に示すように、各ゾーンECUが制御する機器としては、具体的には、センサ、アクチュエータ、スイッチなどとなっている。各ゾーンECUは、複数のゾーンのそれぞれに配置され、対応するゾーンに設けられた機器を制御する。各ゾーンECUが制御対象の機器との間で信号をやり取りするための信号線は、そのゾーン内に設けられている。このように、上記構成の車両用ネットワークシステム1では、各ゾーン内で配線が閉じられていると言える。
セントラルECU13は、モビリティコンピュータとも呼ばれ、各ゾーンECUを統合的に制御する。各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間は、基幹通信線26により接続されている。基幹通信線26は、非バス型通信を行うための通信線である。非バス型通信としては、例えばEthernetなどの広帯域通信が挙げられる。基幹通信線26が分岐する箇所には、Ethernet Switchであるスイッチングハブ27が設けられている。各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間では、基幹通信線26を介して機器の制御に関する各種の情報の伝達が行われる。
図3に示すように、本実施形態の車両用ネットワークシステム1では、各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間は、基幹通信線26に加え、補助通信線28によっても接続されている。補助通信線28は、バス型通信を行うための通信線である。バス型通信としては、例えばCAN、LINなどの通信が挙げられる。なお、図3では、図1に示した構成のうち一部の構成だけが示されている。
ゾーンECUは、通常の動作状態である起動状態と、その起動状態よりも電力の消費量が少ないスリープ状態と、の切り替えが可能な構成となっている。ゾーンECUは、機器の制御を実行していなときにはスリープ状態となっている。そのため、所定のゾーンECUによる機器の制御を実行させる際には、その所定のゾーンECUを起動させる必要がある。各ゾーンECUは、後述するWakeUpフレームが与えられると、または、自身の制御対象の機器から起動のための起動信号が与えられると、スリープ状態から起動状態へと切り替わるようになっている。
本実施形態の車両用ネットワークシステム1では、複数のゾーンECUのそれぞれの間では、補助通信線28を介してWakeUpフレームの伝達が行われるようになっている。WakeUpフレームは、ゾーンECUをスリープ状態から起動状態へと切り替えるための起動情報である。この場合、WakeUpフレームによる起動対象は、全てのゾーンECUとなっている。各ゾーンECUは、自身の制御対象の機器から起動信号が与えられると、起動するとともに、補助通信線28を介してWakeUpフレームを他のゾーンECUに与えるようになっている。
以上説明したように、本実施形態の車両用ネットワークシステム1では、各ゾーンECUのそれぞれの間において、バス型通信を行う補助通信線28を介してWakeUpフレームの伝達が行われることにより、全てのゾーンECUを一斉に起動させることができる。つまり、本実施形態によれば、従来技術のように各ゾーンECUを順番に起動させる必要がないため、従来技術に比べ、ゾーンECUの起動による遅延時間を短縮することができるという優れた効果が得られる。
このような本実施形態により得られる効果は、従来技術の構成と比較することで一層明確になる。そこで、以下では、従来技術の構成に相当する比較例と比較する形で、本実施形態により得られる効果を詳細に説明する。なお、比較例において本実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。図4に示すように、比較例では、各ゾーンECUのそれぞれの間は、Ethernetなどの非バス型通信を行うための基幹通信線26によってのみ接続されている。
このような比較例における起動手続きの一例について、例えば、ゾーンECU9の制御対象の機器10が「起動要因の発生部」であるとともにゾーンECU22の制御対象の機器23が「起動させる機器」である場合を例に説明する。なお、上述した「起動要因の発生部」および「起動させる機器」とは、例えば次のようなものである。すなわち、所定のスイッチが操作されると、所定のアクチュエータが動作する、といった機能(例えばフューエルリッドオープナーなど)を考えたとき、上記所定のスイッチが「起動要因の発生部」に相当し、上記所定のアクチュエータが「起動させる機器」に相当する。
この場合、まず、機器10からゾーンECU9に対して起動信号が与えられる。これにより、ゾーンECU9は、起動するとともに基幹通信線26を介してゾーンECU18を起動させる。すると、ゾーンECU18は、起動するとともに基幹通信線26を介してゾーンECU24を起動させる。これにより、ゾーンECU24は、起動するとともに基幹通信線26を介してゾーンECU22を起動させる。すると、ゾーンECU22は、起動するとともに機器23の動作制御を開始する。
このように、比較例では、起動要因の発生部である機器10から起動させる機器である機器23へと至る経路上に存在する各ゾーンECUを順番に起動させていかなければならない。このような比較例の場合、上述したケースでは、ゾーンECU9を起動する手続きと、ゾーンECU18を起動する手続きと、ゾーンECU24を起動する手続きと、ゾーンECU22を起動する手続きと、機器23を動作させるための手続きと、の5段階の起動手続きが必要となる。
一方、本実施形態では、図3に示したように、機器10からゾーンECU9に対して起動信号が与えられると、ゾーンECU9が起動する。ゾーンECU9は、起動すると、バス型通信を行う補助通信線28を介してWakeUpフレームを送信する。これにより、ゾーンECU18、24、22を含む全てのゾーンECUが一斉に起動する。すると、ゾーンECU22は、起動するとともに機器23の動作制御を開始する。
このように、本実施形態では、起動要因の発生部である機器10と同じゾーンZ4に設けられたゾーンECU9が起動した後は、全てのゾーンECUを一斉に起動させることができる。このような本実施形態の場合、上述したケースでは、ゾーンECU9を起動する手続きと、ゾーンECU9以外の全てのゾーンECUを一斉に起動させる手続きと、機器23を動作させるための手続きと、の3段階の起動手続きが必要となる。このように、本実施形態によれば、比較例に対し、起動手続きが少なくなるため、ゾーンECUの起動による遅延時間が短縮されることが分かる。
また、比較例では、起動要因の発生部から起動させる機器へと至る経路上に存在するゾーンECUの数が多くなるほど起動手続きの数が増えて遅延時間が増加するのに対し、本実施形態では、起動要因の発生部から起動させる機器へと至る経路上に存在するゾーンECUの数に関係なく、常に3段階の起動手続きだけでよい。したがって、本実施形態による遅延時間の短縮効果は、起動要因の発生部から起動させる機器へと至る経路上に存在するゾーンECUの数が多くなるほど、一層顕著なものとなる。
一般に、人は、自身が何らかの操作を実行した時点から、その操作の結果として何らかの動作が実行される時点までの遅延時間が500ms程度になると遅いと感じる。そこで、比較例では、このような遅延時間が500ms程度になることで問題が生じるおそれがある一方で、本実施形態では、そのような問題が生じるおそれがない具体的なユースケースを説明する。なお、以下の説明では、1ホップの起動、つまり1つの起動手続きに要する時間は、例えば100msであるとする。
[1]第1具体例
第1具体例としては、前述したフューエルリッドオープナーが挙げられる。この場合、ゾーンZ4の機器10のいずれかがスイッチであり、ゾーンZ11の機器23のいずれかが燃料タンクの蓋のロックを解除するためのアクチュエータであるとする。図5に示すように、比較例では、スイッチ(機器10)が操作されてから蓋のロックを解除するためのアクチュエータ(機器23)が動作するまでの間には、ゾーンECU9を起動する手続きと、スイッチングハブ27を起動するための手続きと、ゾーンECU18を起動する手続きと、ゾーンECU24を起動する手続きと、ゾーンECU22を起動する手続きと、機器23を動作させるための手続きと、の6段階の起動手続きが必要となる。
このように、比較例では、上記スイッチが操作された時点から実際に蓋が開く時点までに6段階の起動手続きが必要になると考えられ、その結果、遅延時間が600ms程度といった比較的長い時間となり、ユーザに対して違和感、ストレスなどを与えるおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、第1具体例のユースケースであっても、3段階の起動手続きだけでよく、遅延時間が300ms程度に抑えられるため、ユーザに対して違和感などを与えるおそれがない。
[2]第2具体例
第2具体例としては、ユーザが車両2のドアノブなどに触れることによりドアをアンロックするスマートエントリー機能が挙げられる。このような第2具体例において、比較例では、照合ECUとして機能するゾーンECUの搭載場所、車両2の構成などに依存するものの、ユーザがドアノブに触れてからドアがアンロックされるまでの間には、4〜6段階の起動手続きが必要となる。
このように、比較例では、ユーザがドアノブに触れた時点から実際にドアがアンロックされる時点までに4〜6段階の起動手続きが必要になると考えられ、その結果、遅延時間が最大で600ms程度といった比較的長い時間となり、ユーザに対して違和感、ストレスなどを与えるおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、第2具体例のユースケースであっても、3段階の起動手続きだけでよく、遅延時間が300ms程度に抑えられるため、ユーザに対して違和感などを与えるおそれがない。
[3]第3具体例
第3具体例としては、ドアの解錠に連動してヘッドライト、ドアミラーランプ、ブレーキランプなどの各種ランプが点灯するウェルカムランプ機能が挙げられる。このような第3具体例において、比較例では、照合ECUとして機能するゾーンECUの搭載場所、車両2の構成などに依存するものの、スマートキーなどによるドア解錠からゾーンZ10(Rear Right Zone)およびゾーンZ11(Rear Left Zone)に設けられた、つまり車両2の後方に設けられたランプが点灯するまでの間には、5〜7段階の起動手続きが必要となる。
このように、比較例では、ドア解錠から実際に車両2の後方に設けられたランプが点灯する時点までに5〜7段階の起動手続きが必要になると考えられ、その結果、遅延時間が最大で700ms程度といった比較的長い時間となり、ユーザに対して違和感、ストレスなどを与えるおそれがある。なお、このようなランプ点灯までの遅延時間は、特に夜間において問題になる可能性が高い。これに対し、本実施形態によれば、第3具体例のユースケースであっても、3段階の起動手続きだけでよく、遅延時間が300ms程度に抑えられるため、夜間においても、ユーザに対して違和感などを与えるおそれがない。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図6を参照して説明する。
図6に示す本実施形態の車両用ネットワークシステム31では、補助通信線28を介して行われるバス型通信はCANであり、各ゾーンECUには、Selective WakeUp機能を有するCAN用トランシーバが搭載されている。この場合、WakeUpフレームによる起動対象は、特定のゾーンECUとなっている。つまり、この場合、WakeUpフレームは、特定のゾーンECUだけをスリープ状態から起動状態へと切り替えるための起動情報である。
起動対象とするゾーンECUの指定は、起動要因の発生部となる機器からゾーンECUに送信される起動信号により行われる。Selective WakeUp機能を有するCAN用トランシーバは、CANのバス(補助通信線28)の状態を常時監視しており、自身が設けられたゾーンECUに対する起動要求を含むWakeUpフレームが送信された場合、自身が設けられたゾーンECUを起動させる機能を有する。
次に、上記構成による各ゾーンECUの起動手続きの一例について、例えば、ゾーンECU9の制御対象の機器10が起動要因の発生部であるとともにゾーンECU24の制御対象の機器25が起動させる機器である場合を例に説明する。まず、機器10からゾーンECU9に対して起動信号が与えられる。この場合、起動信号には、起動させる機器が機器25であることを表す情報が含まれている。つまり、起動信号には、起動対象とするゾーンECUを特定することができる情報が含まれている。なお、起動信号には、このような情報に代えてまたは加えて、起動対象とするゾーンECUを直接指定する情報、つまり起動対象がゾーンECU18、24であることを表す情報が含まれていてもよい。
ゾーンECU9は、上記した起動信号を受信すると起動し、その起動信号に含まれる情報に基づいて起動対象とするゾーンECUを判断する。そして、ゾーンECU9は、バス型通信を行う補助通信線28を介して、ゾーンECU18、24を起動対象とするWakeUpフレーム、つまりゾーンECU18、24に対する起動要求を含むWakeUpフレームを送信する。これにより、ゾーンECU18、24が起動する。すると、ゾーンECU24は、起動するとともに機器25の動作制御を開始する。なお、この場合、ゾーンECU22は、起動されることなく、スリープ状態に維持される。
以上説明したように、本実施形態の車両用ネットワークシステム31によっても、第1実施形態と同様、従来技術のように各ゾーンECUを順番に起動させる必要がないため、従来技術に比べ、ゾーンECUの起動による遅延時間を短縮することができる。また、本実施形態でも、第1実施形態と同様、起動要因の発生部から起動させる機器へと至る経路上に存在するゾーンECUの数に関係なく、常に3段階の起動手続きだけでよいため、上述の経路上に存在するゾーンECUの数に関係なく、遅延時間が短縮されて高速な起動を実現することができる。
また、本実施形態では、WakeUpフレームは、特定のゾーンECUだけをスリープ状態から起動状態へと切り替えるための起動情報となっている。そのため、本実施形態によれば、所望する動作を実現するために必要となるゾーンECUと中継器であるスイッチングハブ27だけを起動させることが可能となり、各種機器の無駄な起動が抑制され、その結果、消費電力が低減されるという効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について図7を参照して説明する。
図7に示す本実施形態の車両用ネットワークシステム41では、第2実施形態の車両用ネットワークシステム31と同様、補助通信線28を介して行われるバス型通信はCANであり、各ゾーンECUには、Selective WakeUp機能を有するCAN用トランシーバが搭載されている。
本実施形態の車両用ネットワークシステム41では、複数のゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間では、補助通信線28を介してSleepフレームの伝達が行われるようになっている。Sleepフレームは、特定のゾーンECUを起動状態からスリープ状態へと切り替えるためのスリープ情報である。Sleepフレームには、スリープ対象とするゾーンECUを特定することができる情報が含まれている。この場合、各ゾーンECUは、自身に対するスリープ要求を含むSleepフレームが送信された場合、起動状態からスリープ状態へと切り替わるようになっている。
次に、上記構成による特定のゾーンECUをスリープ状態へと切り替えるための手続きの一例について、例えばゾーンECU22がスリープ対象である場合を例に説明する。まず、所定のゾーンECU、例えばゾーンECU9が、車両2の状態などの各種条件からスリープさせるゾーンECUを決定する。その後、ゾーンECU9は、補助通信線28を介して、ゾーンECU22をスリープ対象とするSleepフレーム、つまりゾーンECU22に対するスリープ要求を含むSleepフレームを送信する。
これにより、ゾーンECU22は、起動状態からスリープ状態へと切り替わる。なお、この場合、ゾーンECU18、24は、スリープ状態へと遷移することなく起動状態に維持される。また、このとき、Sleepフレームを送信したゾーンECU9と、起動状態に維持される他のゾーンECU18、24は、このSleepフレームによりスリープ状態に切り替えられたゾーンECUを特定するための情報、具体的には、ゾーンECU22がスリープ状態に切り替えられた旨を表すログを保持するようになっている。
以上説明したように、本実施形態の車両用ネットワークシステム41では、補助通信線28を利用して特定のゾーンECUをスリープ状態へと切り替えるためのSleepフレームの送信を行うことが可能となっている。そのため、本実施形態によれば、車両2の状態などに応じて必要となるゾーンECUだけを起動状態に維持するとともに不要なゾーンECUをスリープ状態へと切り替えることが可能となり、各種機器の無駄な起動が抑制され、その結果、消費電力が低減されるという効果が得られる。
また、本実施形態では、Sleepフレームにより特定のゾーンECUがスリープ状態へ切り替えられたとき、起動状態に維持されている他のゾーンECUは、そのSleepフレームによりスリープ状態に切り替えられたゾーンECUを特定するためのログを保持するようになっている。このようにすれば、Sleepフレームによりスリープ状態へ切り替えられたゾーンECUに対して再びスリープ要求が出されること、つまり無駄なSleepフレームの送信の発生を防止することができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について図8を参照して説明する。
図8に示す本実施形態の車両用ネットワークシステム51では、各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間では、補助通信線28を介して、基幹通信線26を介して伝達される情報のうち少なくともいずれかと同様の情報の伝達が行われるようになっている。上記情報としては、例えば、車両2の走行系(例えば、走る、曲がる、止まるなど)の制御情報Daなど、車両2の走行に関連する重要な情報が挙げられる。
以上説明したように、本実施形態の車両用ネットワークシステム51では、基幹通信線26を介して伝達される情報の一部、具体的には車両2の走行に関連する重要な情報である制御情報Daなどについて、補助通信線28を利用して冗長化して送信することが可能となる。そのため、本実施形態によれば、何らかの異常に起因して基幹通信線26による通信が途絶した場合でも、補助通信線28を介して車両2の走行に関連する重要な情報の伝達が継続されるため、車両2の走行などの制御が継続して実施可能となり、安全性が向上するという効果が得られる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について図9を参照して説明する。
図9に示す本実施形態の車両用ネットワークシステム61では、第2実施形態の車両用ネットワークシステム31などと同様、補助通信線28を介して行われるバス型通信はCANであり、各ゾーンECUには、Selective WakeUp機能を有するCAN用トランシーバが搭載されている。
また、車両用ネットワークシステム61では、第2実施形態の車両用ネットワークシステム31と同様、各ゾーンECUのそれぞれの間では、補助通信線28を介して特定のゾーンECUだけを起動状態へと切り替えるためのWakeUpフレームの伝達が行われるようになっている。さらに、車両用ネットワークシステム61では、第3実施形態の車両用ネットワークシステム41と同様、各ゾーンECUおよびセントラルECU13のそれぞれの間では、補助通信線28を介してSleepフレームの伝達が行われるようになっている。
この場合、各ゾーンECUは、特定のゾーンECUだけを起動状態へと切り替えるためのWakeUpフレームを送信すると、そのWakeUpフレームにより起動されたゾーンECUを特定するための情報を保持するようになっている。また、この場合、各ゾーンECUは、Sleepフレームを送信すると、または他のゾーンECUに対するスリープ要求を含むSleepフレームを受信すると、そのSleepフレームによりスリープ状態に切り替えられたゾーンECUを特定するための情報を保持するようになっている。
また、各ゾーンECUは、WakeUpフレームを受信して起動状態へと切り替えられると、そのWakeUpフレームを送信した、つまり起動のトリガをかけたゾーンECUを特定するための情報と、そのWakeUpフレームにより起動された他のゾーンECUを特定するための情報と、を保持するようになっている。このように、本実施形態の車両用ネットワークシステム61では、各ゾーンECUは、各ゾーンECUの状態(起動状態/スリープ状態)を表すログを保持するようになっている。
次に、上記構成による作用について説明する。
[1]車両2の起動時(イグニッションスイッチオン時)の動作
ここでは、ゾーンECU9の制御対象の機器10が起動要因の発生部であるとともにゾーンECU24の制御対象の機器25が起動させる機器である場合の起動手続きを例に車両2の起動時の動作を説明する。
車両2の起動時、各ゾーンECUは、各ゾーンECUの状態(起動状態/スリープ状態)が分からない。そのため、機器10から起動信号が与えられたゾーンECU9は、起動させる機器である機器25までの経路上に存在する全てのゾーンECU18、24に対する起動要求を含むWakeUpフレームを送信する。このとき、WakeUpフレームを送信したゾーンECU9は、今回起動させたゾーンECUを特定するためのログを保持する。
また、このとき、WakeUpフレームを受信して起動状態へと切り替えられたゾーンECU18、24は、そのWakeUpフレームを送信したゾーンECU9を特定するための情報と、そのWakeUpフレームにより起動された他のゾーンECU18または24を特定するための情報と、を含むログを保持する。
[2]車両2の起動後の動作(1)
ここでは、ゾーンECU9の制御対象の機器10が起動要因の発生部であるとともにゾーンECU22の制御対象の機器23が起動させる機器である場合の起動手続きを例に車両2の起動後の動作を説明する。車両2の起動時の動作の後、機器10から起動信号が与えられたゾーンECU9は、保持しているログに基づいて、起動させる機器である機器23までの経路上に存在する全てのゾーンECU18、24、22の状態を判断する。
この場合、ゾーンECU9は、ログに基づいてゾーンECU18、24は既に起動状態となっていると判断することができる。そこで、ゾーンECU9は、ゾーンECU22に対する起動要求を含むWakeUpフレームを送信する。このとき、WakeUpフレームを送信したゾーンECU9は、今回起動させたゾーンECUを特定するためのログを保持する。なお、ゾーンECU9が、誤って既に起動状態であるゾーンECU18、24に対する起動要求を含むWakeUpフレームを送信した場合、それを受信したゾーンECU18、24において、そのWakeUpフレームは破棄されるようになっている。
[3]車両2の起動後の動作(2)
ここでは、ゾーンECU18の制御対象の機器19が起動要因の発生部であるとともにゾーンECU24の制御対象の機器25が起動させる機器である場合の起動手続きを例に車両2の起動後の動作を説明する。車両2の起動時の動作の後、機器19から起動信号が与えられたゾーンECU18は、保持しているログに基づいて、起動させる機器である機器25までの経路上に存在するゾーンECU24の状態を判断する。この場合、ゾーンECU18は、ログに基づいてゾーンECU24は既に起動状態となっており、WakeUpフレームの送信を行う必要がないと判断することができる。
[4]車両2の起動後の動作(3)
ここでは、ゾーンECU18の制御対象の機器19が起動要因の発生部であるとともにゾーンECU22の制御対象の機器23が起動させる機器である場合の起動手続きを例に車両2の起動後の動作を説明する。車両2の起動時の動作の後、機器19から起動信号が与えられたゾーンECU18は、保持しているログに基づいて、起動させる機器である機器23までの経路上に存在するゾーンECU24、22の状態を判断する。
この場合、ゾーンECU18は、ログに基づいてゾーンECU24は既に起動状態となっていると判断することができる。そこで、ゾーンECU18は、ゾーンECU22に対する起動要求を含むWakeUpフレームを送信する。このとき、WakeUpフレームを送信したゾーンECU18は、今回起動させたゾーンECUを特定するためのログを保持する。
以上説明したように、本実施形態の車両用ネットワークシステム61では、各ゾーンECUは、各ゾーンECUの状態(起動状態/スリープ状態)を表すログを保持するようになっている。このようにすれば、既に起動状態となっているゾーンECUに対する起動要求を含むような無駄なWakeUpフレームの送信の発生を防止することができるとともに、既にスリープ状態となっているゾーンECUに対するスリープ要求を含むような無駄なSleepフレームの送信の発生を防止することができる。このように、本実施形態によれば、無駄なWakeUpフレームやSleepフレームの送信が抑制されるため、その分だけ、各ゾーンECUにおける処理負荷の軽減、消費電力の低減などを図ることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態で示した数値などは例示であり、それに限定されるものではない。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1、31、41、51、61…車両用ネットワークシステム、2…車両、3、5、7、9、11、14、16、18、20、22、24…ゾーンECU、13…セントラルECU、4、6、8、10、12、15、17、19、21、23、25…機器、26…基幹通信線、28…補助通信線、Z1〜Z12…ゾーン。

Claims (6)

  1. 車両(2)に搭載された複数の電子制御装置(3、5、7、9、11、13、14、16、18、20、22、24)同士の間での通信を行うための車両用ネットワークシステムであって、
    前記車両内は、複数のゾーン(Z1〜Z12)に分割されており、
    前記複数のゾーンのそれぞれに配置され、対応する前記ゾーンに設けられた機器(4、6、8、10、12、15、17、19、21、23、25)を制御する前記電子制御装置であるゾーンECU(3、5、7、9、11、14、16、18、20、22、24)と、
    前記ゾーンECUを統合的に制御する前記電子制御装置であるセントラルECU(13)と、
    前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間を接続するとともに非バス型通信を行うための基幹通信線(26)と、
    前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間を接続するとともにバス型通信を行うための補助通信線(28)と、
    を備え、
    前記ゾーンECUは、通常の動作状態である起動状態と、前記起動状態よりも電力の消費量が少ないスリープ状態と、の切り替えが可能な構成であり、
    前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間では、前記基幹通信線を介して前記機器の制御に関する各種の情報の伝達が行われ、
    複数の前記ゾーンECUのそれぞれの間では、前記補助通信線を介して前記ゾーンECUを前記起動状態へと切り替えるための起動情報の伝達が行われるようになっている車両用ネットワークシステム。
  2. 前記起動情報は、特定の前記ゾーンECUだけを前記起動状態へと切り替えるための情報である請求項1に記載の車両用ネットワークシステム。
  3. 前記ゾーンECUは、特定の前記ゾーンECUだけを前記起動状態へと切り替えるための前記起動情報を送信すると、その起動情報により起動された前記ゾーンECUを特定するための情報を保持するようになっている請求項2に記載の車両用ネットワークシステム。
  4. 前記ゾーンECUは、前記起動情報を受信して前記起動状態へと切り替えられると、その起動情報を送信した前記ゾーンECUを特定するための情報と、その起動情報により起動された他の前記ゾーンECUを特定するための情報と、を保持するようになっている請求項2または3に記載の車両用ネットワークシステム
  5. 前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間では、前記補助通信線を介して、前記基幹通信線を介して伝達される前記情報のうち少なくともいずれかと同様の情報の伝達が行われるようになっている請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用ネットワークシステム。
  6. 前記ゾーンECUおよび前記セントラルECUのそれぞれの間では、前記補助通信線を介して、特定の前記ゾーンECUを前記スリープ状態へと切り替えるためのスリープ情報の伝達が行われるようになっている請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用ネットワークシステム。
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