JP2021048428A - 端末装置および端末装置の制御方法 - Google Patents

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浩一 横山
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Abstract

【課題】不感地の測定コストを低減すること。【解決手段】電波を受信する端末装置30において、低軌道衛星20からの電波を受信する受信手段(受信部32)と、受信手段の受信感度を検出する検出手段(受信感度検出部33)と、端末装置の現在の位置情報を取得する取得手段(GPS部35)と、検出手段によって検出された受信感度に関する情報と、取得手段によって取得された位置情報とを記憶する記憶手段(メモリ34)と、記憶手段に記憶された受信感度に関する情報と、位置情報とを他の装置に対して送信する送信手段(通信部38)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置および端末装置の制御方法に関するものである。
特許文献1には、地図ソフトを格納したパソコンに地図を表示させて基地局データの入力を行ない、次いで、測定エリアのメッシュ分けを行ない、メッシュ毎に走行時に通過するポイントを自動設定し、メッシュ内の前記ポイントを全て通る走行距離が短いルート図を自動作成し、携帯可能なパソコンに前記ルート図に関するデータをインプットし、この携帯可能なパソコンを電測車に搭載し、パソコンに表示される走行ルート図に従って走行して電波の強弱を測定するエリア試験を行う技術が開示されている。
特開2003−332975号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、電波測定車両で現地まで出向いて、不感地(通信不可能地域)であるか否かを判定し、電界強度の分布に関する地図であるエリアマップの作成を行うので、測定のコストが高くつくという問題点がある。
本発明は、不感地の測定コストを低減することが可能な端末装置および端末装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、電波を受信する端末装置において、低軌道衛星からの電波を受信する受信手段と、前記受信手段の受信感度を検出する検出手段と、前記端末装置の現在の位置情報を取得する取得手段と、前記検出手段によって検出された前記受信感度に関する情報と、前記取得手段によって取得された前記位置情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記受信感度に関する情報と、前記位置情報とを他の装置に対して送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、不感地の測定コストを低減することが可能となる。
また、本発明は、現在の日時を示す日時情報を計時する計時手段を有し、前記記憶手段は、前記受信感度に関する情報、前記位置情報、および、前記日時情報を記憶し、前記送信手段は、前記受信感度に関する情報、前記位置情報、および、前記日時情報を他の装置に対して送信する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、日時情報も参照して、リアルタイムで不感地を検出して、他の車両等に対して警告を発することができる。
また、本発明は、前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報を送信することを特徴とする。
このような構成によれば、低軌道衛星とは異なる経路を利用して、受信感度に関する情報を他の装置に送信することができる。
また、本発明は、前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報をリアルタイムで送信することを特徴とする。
このような構成によれば、地上無線が通信可能である場合には、受信感度に関する情報を他の装置に迅速に送信することができる。
また、本発明は、前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報を前記局側装置と通信可能となった後に送信することを特徴とする。
このような構成によれば、地上無線が通信不能である場合であっても、通信可能となった際に、受信感度に関する情報を他の装置に迅速に送信することができる。
また、本発明は、前記低軌道衛星を介して、文字、音声、画像を送受信することを特徴とする。
このような構成によれば、低軌道衛星を利用して種々の情報を送受信することが可能になる。
また、本発明は、カーナビゲーション装置と接続して情報を入出力する入出力手段を有することを特徴とする。
このような構成によれば、受信感度に関する情報および低軌道衛星から得られた情報をカーナビゲーション装置に供給して、例えば、地図情報と重畳して表示させることができる。
また、本発明は、電波を受信する端末装置の制御方法において、低軌道衛星からの電波を受信する受信ステップと、前記受信ステップの受信感度を検出する検出ステップと、
前記端末装置の現在の位置情報を取得する取得ステップと、前記検出ステップにおいて検出された前記受信感度に関する情報と、前記取得ステップにおいて取得された前記位置情報とを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された前記受信感度に関する情報と、前記位置情報とを他の装置に対して送信する送信ステップと、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、日時情報も参照して、リアルタイムで不感地を検出して、他の車両等に対して警告を発することができる。
本発明によれば、不感地の測定コストを低減することが可能な端末装置および端末装置の制御方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 降雨時における低軌道衛星の周波数と減衰量の関係を示す図である。 メモリに格納される検出情報の一例を示す図である。 不感地を地図上に示した図である。 図1に示す端末装置において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。 図1に示す局側装置において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の変形実施形態の構成例を説明するための図である。 本発明の他の変形実施形態の構成例を説明するための図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る端末装置30を有する通信システムの構成例を示す図である。本実施形態に係る端末装置30を有する通信システムは、局側装置10としての通信装置11およびアンテナ12、ならびに、低軌道衛星20、端末装置30、局側装置40としての通信装置41およびアンテナ42を有している。
ここで、通信装置11は、図示しないネットワークを介して供給されるデータを変調し、アンテナ12を介して低軌道衛星20に対して電波を送信する。アンテナ12は、例えば、パラボラアンテナによって構成され、通信装置11から供給される電気信号を電波に変換して送信する。
低軌道衛星20は、軌道高度として、例えば、300kmより低い軌道を飛行し、アンテナ12から送信される電波を受信して増幅した後、端末装置30に対して送信する。なお、低軌道衛星20は、例えば、1台により、数キロから数十キロのエリアをカバーし、このエリア内に存在する端末装置30に対して電波を送信する。また、低軌道衛星20は、局側装置40による電波の不感地に対して電波を送信し、不感地を解消する役割を有する。
端末装置30は、例えば、ユーザによって所持されたり、あるいは、車両に搭載されたりし、低軌道衛星20からの電波を受信してその受信感度を検出し、アンテナ42を介して通信装置41に供給する。
端末装置30は、制御部31、受信部32、受信感度検出部33、メモリ34、GPS(Global Positioning System)部35、日時検出部36、表示部37、および、通信部38を有している。
ここで、制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され、メモリ34に格納されているプログラムを読み込んで実行することで、後述する図5および図6に示す処理を実行し、装置の各部を制御する。
受信部32は、低軌道衛星20から送信される電波を受信して復調処理を施し、得られたデータを出力する。
受信感度検出部33は、受信部32の受信感度を検出し、制御部31に供給する。なお、受信感度としては、受信信号の強度を検出することができる。なお、これ以外にも、例えば、MER(Modulation Error Ratio)および/またはBER(Bit Error Rate)を検出するようにしてもよい。
メモリ34は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等によって構成され、制御部31が実行するプログラムを格納するとともに、制御部31の演算途中のデータを格納する。
GPS部35は、図示しない複数のGPS衛星から送信される信号を受信し、これらの受信信号の時間差から端末装置30の現在の位置情報(緯度および経度情報)を取得して出力する。
日時検出部36は、例えば、GPS衛星から送信される日時情報に基づいて日時を検出して出力する。
表示部37は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、制御部31から供給される文字、画像等の情報を表示する。
通信部38は、例えば、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)等によって変調された電波によって、局側装置40との間で地上無線によって情報を授受する。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。以下では、図2〜図3を参照して、本発明の実施形態の動作の概要について説明した後、図5〜図6を参照して、本発明の実施形態の詳細な動作について説明する。
図2は、各種衛星から送信される電波の地上における周波数と電波の減衰量との関係を示す図である。図2において、横軸は周波数(GHz)を示し、縦軸は減衰量(dB)を示す。また、複数の曲線は降雨強度が1mm/h、2mm/h、5mm/h、および、10mm/hにおける周波数と減衰量との関係を示している。
低軌道衛星では、一例として、28〜40GHz程度の周波数帯を使用しており、GPSおよび現在のBSの信号に比較すると非常に高い周波数帯となっている。また、超低軌道衛星では40〜55GHzの帯域を使用している。低軌道衛星および超低軌道衛星が使用する周波数帯では、現在のBS等に比較すると、降雨の影響を受けやすくなっている。
低軌道衛星20は、局側装置40からの電波の不感地に電波を届けるために使用される。このため、低軌道衛星20が電波を届ける領域は、元々、局側装置40の電波が届かない領域である。このような、不感地において、例えば、雨または雪等の降雨によって、低軌道衛星20からの電波が減衰し、端末装置30によって電波を受信できなくなったとすると、端末装置30は低軌道衛星20だけでなく、局側装置40からも電波を受信できなくなる。このような場合、端末装置30を所有するユーザは、情報を全く得られない状態となるとともに、例えば、外部に対して連絡を取れない状態になってしまう。
そこで、本実実施形態では、受信感度検出部33が、所定の頻度(例えば、数分間隔)で、受信部32による低軌道衛星20からの電波の受信強度を検出し、制御部31に供給する。制御部31は、GPS部35から供給される緯度情報および経度情報と、日時検出部36から供給される日時情報と、受信感度検出部33から供給される受信強度に関する情報とを対応付けしてメモリ34に供給する。
この結果、メモリ34には、例えば、図3に示すような情報が格納される。図3の例では、情報の番号と、受信感度と、緯度・経度と、日時情報とが対応付けされて格納されている。具体的には、番号が「1」の情報は、受信感度として「55dBμV」と、緯度・経度として「36.370169,138.441386」と、日時として「2019/7/5 12:53:01:22」とが対応付けして格納されている。
制御部31は、このようにしてメモリ34に格納された情報を、通信部38と局側装置40との通信が可能になった後に、通信装置41に対して送信する。例えば、電波の不感地を脱した場合に、制御部31は、通信部38を介して、メモリ34に格納されている情報(図3に示すような情報)を、通信装置41に対して送信する。
通信装置41は、端末装置30から送信された電波を、アンテナ42を介して受信し、復調することで、受信信号に含まれている受信感度に関する情報と、緯度情報および経度情報と、日時情報を取得する。
通信装置41は、このようにして受信したこれらの情報を図示しないメモリに格納するとともに、受信した情報に基づいて、例えば、図4に示すような不感地を示すマップを生成する。図4の例では、道路が太線で示され、河川が細線で示され、県境等の行政区画が破線で示されている。通信装置41は、受信した情報に含まれている受信感度が所定の閾値未満である場合には、低軌道衛星20の電波の不感地であると判定し、当該場所を地図上に表示する。例えば、図4の例では、ハッチングを施した丸形のエリア内が低軌道衛星20の電波の不感地として表示されている。なお、このような不感地は、受信感度が所定の閾値未満である緯度情報および経度情報に基づいて特定することができる。なお、図4では、場所だけが表示されているが、日時情報も合わせて表示するようにしてもよい。
このような不感地を示すマップが生成されると、通信装置41は、電波不感地に接近する車両がある場合には、例えば、警告を発する。例えば、他の車両が図4に示すハッチングを施した丸形エリアに接近していることが、他の車両から送信される情報(緯度情報および経度情報等)によって判断される場合には、通信装置41は、他の車両に対して、低軌道衛星20の電波の不感地に接近しているため、情報の授受ができなくなる可能性を警告する。
なお、通信装置41が図4に示す地図情報を、他の車両に送信し、「所定の時間後に不感地に進入する可能性がある」ことを警告するようにしてもよい。
また、不感地の情報と、日時情報と、天気情報(降雨情報、雲に関する情報等)とを対比することで、天気情報と不感地との相関関係をデータとして蓄積することができる。そして、このようなデータを用いることにより、天気情報から不感地の発生を推定し、推定した情報に基づいて、警告等を事前に行うようにしてもよい。あるいは、不感地に災害等が発生した場合には、低軌道衛星20の位置を移動させて、不感地を解消するようにしてもよい。
以上の動作によれば、一般の車両に対して、端末装置30を搭載し、低軌道衛星20の電波の不感地を検出し、通信装置41に送信するようにしたので、従来技術のように、専用の車両を使用して検出する場合に比較して、コストを低減することができる。
また、検出した情報をメモリ34に格納し、通信装置41との通信が可能になった際にまとめて送信するようにしたので、検出した情報を通信装置41に確実に送信することができる。
また、検出した情報を車両間で共有するようにしたので、検出した情報を有効利用することができる。
つぎに、図5および図6を参照して、図1に示す実施形態において実行される処理の詳細について説明する。図5は、図1に示す端末装置30において実行される処理の詳細を示す図である。図5に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、受信部32は、低軌道衛星20からの電波を受信する。より詳細には、局側装置10を構成する通信装置11から供給される通信信号は、アンテナ12を介して低軌道衛星20に送信される。低軌道衛星20は、アンテナ12から送信された電波を受信し、例えば、電力を増幅した後、局側装置40の不感地であるエリアに対して電波を送信する。このような電波は、受信部32によって受信される。
ステップS11では、受信感度検出部33は、受信部32による低軌道衛星20の電波の受信状態を参照し、受信感度を検出する。この結果、例えば、図3に示すように、「55dBμV」等が取得される。このようにして検出された受信感度は、制御部31に供給される。なお、MERおよび/またはBER等の情報を取得するようにしてもよい。
ステップS12では、GPS部35は、図示しない複数のGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号の時間差に基づいて、現在位置の緯度情報および経度情報を検出する。この結果、例えば、図3に示すように「36.370169,138.441386」が検出される。このようにして検出された緯度情報および経度情報は、制御部31に供給される。
ステップS13では、日時検出部36は、GPS部35によって受信されるGPS衛星の信号に基づいて、現在の日時を検出する。この結果、例えば、図3に示すように、日時として「2019/7/5 12:53:01:22」が検出される。このようにして検出された日時情報は、制御部31に供給される。
ステップS14では、制御部31は、ステップS11〜ステップS13で検出した、受信感度に関する情報、緯度情報および経度情報、ならびに、日時情報をメモリ34に対応付けして格納する。この結果、例えば、図3に示すように、受信感度に関する情報、緯度情報および経度情報、ならびに、日時情報が対応付けされてメモリ34に格納される。
ステップS15では、制御部31は、局側装置40と通信が可能か否かを判定し、通信可能であると判定した場合(ステップS15:Y)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS15:N)にはステップS20に進む。例えば、低軌道衛星20のカバーする範囲である不感地を脱して、局側装置40と通信可能になった場合にはステップS20に進み、それ以外の場合にはステップS20に進んで、図3に示す情報の蓄積が繰り返し実行される。
ステップS16では、制御部31は、ステップS14でメモリ34に格納した検出結果を、通信部38を介して局側装置40に送信する。この結果、その時点までにメモリ34に格納されている情報が一括して局側装置40に送信される。なお、送信が完了した場合には、メモリ34に格納されている情報は削除するようにしてもよい。
ステップS17では、制御部31は、他の端末装置30によって検出され、局側装置40に格納されている検出結果の情報を通信部38によって受信させる。例えば、ステップS16で送信した検出結果の情報に含まれる最新の(日時が新しい)緯度情報および緯度情報を参照し、端末装置30の現在位置を推定し、この推定位置に近い検出結果(他の端末装置30によって検出された検出結果)を局側装置40から取得する。
ステップS18では、制御部31は、ステップS17で受信した検出結果の情報から端末装置30自身(または自車両)に関連する情報が存在するか否かを判定し、関連する情報が存在すると判定した場合(ステップS18:Y)にはステップS19に進み、それ以外の場合(ステップS18:N)にはステップS20に進む。
ステップS19では、制御部31は、ステップS18で特定した関連情報を表示部37に供給して表示させる。例えば、自車両が進行する方向の前方に、例えば、不感地が存在する場合には、「2km先に、半径10kmの不感地が存在します。緊急時に連絡が取れなくなりますので、走行には注意してください。」を表示することができる。なお、「2km先」については、不感地と自車両の現在位置との差分値から計算することができる。また、「半径10kmの不感地」については、図3に示す情報において、受信感度が所定の閾値未満の場所の緯度情報および経度情報から求めることができる。
ステップS20では、制御部31は、処理を繰り返すか否かを判定し、処理を繰り返すと判定した場合(ステップS20:Y)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS20:N)には処理を終了する。
図6は、図1に示す局側装置40において実行される処理の詳細を示す図である。図6に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30では、局側装置40は、端末装置30から検出結果を受信したか否かを判定し、検出結果を受信したと判定した場合(ステップS30:Y)にはステップS31に進み、それ以外の場合(ステップS30:N)にはステップS38に進む。例えば、図1に示す端末装置30から検出結果の情報を受信した場合には、Yと判定してステップS31に進む。
ステップS31では、局側装置40は、端末装置30から受信感度に関する情報を取得する。例えば、図3に示す1行目の受信感度に関する情報を取得する。
ステップS32では、局側装置40は、端末装置30から緯度情報および経度情報を取得する。例えば、図3に示す1行目の緯度情報および経度情報を取得する。
ステップS33では、局側装置40は、端末装置30から日時情報を取得する。例えば、図3に示す1行目の日時情報を取得する。
ステップS34では、局側装置40は、ステップS31〜ステップS33で受信した情報を対応付けして、図示しないメモリに格納する。この結果、図3の1行目に示すような情報がメモリに格納される。
ステップS35では、局側装置40は、処理を繰り返すか否かを判定し、処理を繰り返すと判定した場合(ステップS35:Y)にはステップS31に戻って、前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS35:N)にはステップS36に進む。例えば、端末装置30から全ての検出情報を取得した場合には、Nと判定してステップS36に進む。
ステップS36では、局側装置40は、ステップS31〜ステップS35の処理によって取得した検出情報を参照し、近隣に位置する端末装置30(または、近隣を走行する車両に搭載された端末装置30)が存在するか否かを判定し、近隣に位置する端末装置30が存在すると判定した場合(ステップS36:Y)にはステップS37に進み、それ以外の場合(ステップS36:N)にはステップS38に進む。例えば、ステップS32で取得した緯度情報および経度情報を参照し、その時点において、近隣に位置する端末装置30が存在する場合にはYと判定してステップS37に進む。
ステップS37では、局側装置40は、ステップS36で特定した近隣に位置する端末装置30に対して、検出結果の情報を送信する。例えば、ステップS32で検出した緯度情報をおよび経度情報に近い位置に存在する端末装置30に対して、例えば、これから進入する領域が、不感地であることを示す情報が送信される。
ステップS38では、局側装置40は、処理を繰り返すか否かを判定し、処理を繰り返すと判定した場合(ステップS38:Y)にはステップS30に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS38:N)には処理を終了する。
以上の処理によれば、例えば、所定の端末装置30によって、例えば、低軌道衛星20によってカバーされる領域が降雨等によって不感地となっていることが検出された場合に、その周辺に位置する(これから当該不感地に進入すると推定される)他の端末装置30に対して、例えば、図5で説明したように、「2km先に、半径10kmの不感地が存在します。緊急時に連絡が取れなくなりますので、走行には注意してください。」を表示することが可能となる。これにより、必要に応じて不感地を回避することが可能になる。
(C)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、図1に示す実施形態では、端末装置30は、車両に搭載される装置として説明したが、例えば、図7に示すように、携帯電話として構成するようにしてもよい。
図7の例では、図1と比較すると、端末装置30は、マイク51、スピーカ52、タッチパネル53、および、カメラ54が追加されている。これら以外の構成は、図1と同様である。
ここで、マイク51は、ユーザの音声または周辺の音声を電気信号に変換して制御部31に供給する。スピーカ52は、制御部31から供給される電気信号を音声に変換して出力する。タッチパネル53は、例えば、LCDである表示部37に重ねて配置され、表示部37を参照してユーザがタッチパネル53を指で操作した場合には、指が接触された位置に関する情報を制御部31に供給する。カメラ54は、例えば、光学系およびCCD(Charge Coupled Device)等によって構成され、被写体からの光を電気信号に変換して制御部31に供給する。
なお、図7に示す実施形態の動作は、図5および図6の場合と同様であるが、携帯電話として構成することにより、図1に示す車載の場合に比較して、車外でも使用することができる。また、図7に示す実施形態では、車内だけでなく車外でも動作可能であることから、より広範囲な検出情報を収集することができる。
図8は、他の変形実施形態を示す図である。図8では、図1と比較すると、端末装置30には、I/F(Interface)部60が追加され、I/F部60を介して、カーナビゲーション装置70が接続されている。これ以外の構成は、図1と同様である。
ここで、I/F部60は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等によって構成され、カーナビゲーション装置70との間で情報の授受を行う際に、データの表現形式を変換するとともに、カーナビゲーション装置70から端末装置30に電力を供給する。
カーナビゲーション装置70は、車両に搭載され、図示しないGPS部から供給される緯度情報および経度情報に基づいて特定される自車両の位置と、地図情報を参照して、走行経路の案内をする装置である。なお、図8に示す実施形態では、端末装置30は、車両内に埋め込む形式で配置するようにしてもよい。
なお、図8に示す実施形態の動作は、図5および図6の場合と同様であるが、図8に示す実施形態では、局側装置40から取得した検出結果の情報を、カーナビゲーション装置70が有する地図情報に重畳して表示することができる。例えば、図4に示すように、不感地が存在する場合には、不感地を地図上に表示するとともに、迂回路が存在する場合には、迂回路を表示して案内するようにすることもできる。
また、以上の各実施形態では、低軌道衛星20を例に挙げて説明したが、低軌道衛星20よりも軌道が低い、超低軌道衛星からの電波を受信するようにしてもよい。例えば、一例として、高度が85km以上の超低軌道衛星からの電波を受信するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、低軌道衛星20から電波を受信する場合を例に挙げて説明したが、端末装置30から低軌道衛星20に対して電波を送信するようにしてもよい。なお、低軌道衛星20に対して送信する電波に対して、例えば、文字、音声、画像データを重畳するように変調することで、これらの情報を、低軌道衛星20を介して局側装置10に送信することができる。
また、図5〜図6に示すフローチャートは一例であって、本発明がこれらに示す処理に限定されるものではない。
10 局側装置
11 通信装置
12 アンテナ
20 低軌道衛星
30 端末装置
31 制御部
32 受信部
33 受信感度検出部
34 メモリ
35 GPS部
36 日時検出部
37 表示部
38 通信部
40 局側装置
41 通信装置
42 アンテナ
51 マイク
52 スピーカ
53 タッチパネル
54 カメラ
60 I/F部
70 カーナビゲーション装置

Claims (8)

  1. 電波を受信する端末装置において、
    低軌道衛星からの電波を受信する受信手段と、
    前記受信手段の受信感度を検出する検出手段と、
    前記端末装置の現在の位置情報を取得する取得手段と、
    前記検出手段によって検出された前記受信感度に関する情報と、前記取得手段によって取得された前記位置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記受信感度に関する情報と、前記位置情報とを他の装置に対して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 現在の日時を示す日時情報を計時する計時手段を有し、
    前記記憶手段は、前記受信感度に関する情報、前記位置情報、および、前記日時情報を記憶し、
    前記送信手段は、前記受信感度に関する情報、前記位置情報、および、前記日時情報を他の装置に対して送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報をリアルタイムで送信することを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  5. 前記送信手段は、地上無線を介して局側装置に対して前記記憶手段に記憶された情報を前記局側装置と通信可能となった後に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  6. 前記低軌道衛星を介して、文字、音声、画像を送受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. カーナビゲーション装置と接続して情報を入出力する入出力手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 電波を受信する端末装置の制御方法において、
    低軌道衛星からの電波を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの受信感度を検出する検出ステップと、
    前記端末装置の現在の位置情報を取得する取得ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された前記受信感度に関する情報と、前記取得ステップにおいて取得された前記位置情報とを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップにおいて記憶された前記受信感度に関する情報と、前記位置情報とを他の装置に対して送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする端末装置の制御方法。
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