JP2021047923A - 情報処理システム及び情報処理システム用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】建築現場における管理を容易にする。【解決手段】建築物における作業を管理するための情報処理システムが、前記建築物を示す建築用データを入力するデータ入力手段と、前記建築用データを画面上に出力する建築用データ出力手段と、前記建築用データが出力された画面上において、前記作業が行われる位置に、識別表示を出力する識別表示出力手段と、前記識別表示と、前記作業を識別できる識別情報とを対応させたリストを出力するリスト出力手段と、前記識別情報に対応し、かつ、前記作業が行われる前に入力され、前記作業に関連する情報を示す作業関連データを入力する作業関連データ入力手段と、前記識別情報に対応させて、前記作業が行われる前に撮像される第1画像データを入力する第1画像データ入力手段と、前記識別情報に対応させて、前記作業が行われた後に撮像される第2画像データを入力する第2画像データ入力手段と、前記第2画像データを撮像する際に、前記第1画像データを表示する画像表示手段とを含む。【選択図】図17

Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理システム用プログラムに関する。
建築現場において、作業を管理する方法が知られている。
例えば、調査現場において、モバイルPC(Personal Computer)等が、まず、施工図面上に不具合アイコンを表示する。そして、調査カードに不具合内容及び写真のデータを入力する方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
特開2007−4349号公報
しかしながら、従来の方法では、不具合アイコン等の識別表示と、調査カードのようなリスト上の識別情報との対応が不明な場合が多い。そのため、アイコン等が示す作業が、リスト上のどこに記載されているかが分かりにくい場合が多く、建築現場における管理が大変な場合が多い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、建築現場における管理を容易にすることを目的とする。
本発明の各実施形態に係る情報処理システムは、以下のような構成を有する。
建築物における作業を管理するための情報処理システム(例えば、情報処理システム10である。)は、
前記建築物を示す建築用データ(例えば、建築用データD1である。)を入力するデータ入力手段と、
前記建築用データを画面(例えば、画面PLである。)上に出力する建築用データ出力手段と、
前記建築用データが出力された画面上において、前記作業が行われる位置に、識別表示(例えば、アイコンICN1である。)を出力する識別表示出力手段と、
前記識別表示と、前記作業を識別できる識別情報とを対応させたリスト(例えば、リストLIである。)を出力するリスト出力手段と、
前記識別情報に対応し、かつ、前記作業が行われる前に入力され、前記作業に関連する情報を示す作業関連データ(例えば、作業関連データD2である。)を入力する作業関連データ入力手段と
を含む。
また、前記リスト出力手段は、
前記リストに、前記識別表示が出力される位置を特定できる位置情報を前記識別情報に対応させて出力する(例えば、画面PLである。)のが望ましい。このような構成であると、例えば、対象となる作業がどこの場所で行われるかが分かりやすく表示できる。
また、前記識別表示出力手段は、
前記作業が行われる前か後かによって、前記識別表示を異ならせて出力する(例えば、図12(A)及び図12(B)におけるアイコンICN1である。)のが望ましい。このような構成であると、例えば、管理者は、どこの作業がまだ作業がされていない状態であるかを見つけやすい。
また、情報処理システムは、
前記識別情報に対応させて、前記作業が行われる前に撮像される第1画像データ(例えば、第1画像データIMG1である。)及び前記作業が行われた後に撮像される第2画像データ(例えば、第2画像データIMG2である。)を入力する画像データ入力手段を更に含むのが望ましい。このような構成であると、例えば、第2画像データを利用して作業の前後の画像を比較することで、管理者は、作業の前後でどのような変化があったか等を容易に把握することができる。
また、情報処理システムは、
入力される画像データが、前記第1画像データ又は前記第2画像データのどちらであるかを判定する判定手段と、
前記第1画像データ及び前記第2画像データのそれぞれの数を出力するデータ数出力手段(例えば、カウント数CNT1及びカウント数CNT2である。)とを更に含むのが望ましい。このような構成であると、例えば、管理者は、第1画像データ及び第2画像データのそれぞれの枚数が容易に把握できる。
また、前記識別表示出力手段は、
前記識別表示に基づいて複製を行う複製操作が入力されると(例えば、図16に示す操作である。)、前記識別表示に対応する作業関連データのうち、所定の項目を示すデータを複製し(例えば、図16(B)に示すような結果となる。)、かつ、複製識別表示(例えば、アイコンICN1Cである。)を更に出力するのが望ましい。このような構成であると、例えば、管理者は、作業関連データを最初から入力するのと比較して、負荷を少なくできる。
また、前記リスト出力手段は、
前記複製操作が入力されると、前記複製識別表示に対応する複製識別情報を前記リストに追加し、かつ、前記識別情報を振り直す(例えば、アイコン番号N2及びアイコン番号N2Aである。)のが望ましい。このような構成であると、例えば、管理者は、他のデータを繰り下げる等の手間を省くことができる。
また、前記リスト出力手段は、
前記作業の対象物を計測した実測値、前記作業の設計値、前記対象物が作業後に計測される計測項目及び前記対象物を示す画像を少なくとも項目として有するリストを出力するのが望ましい(例えば、図15に示すようなチェックシートである)。このような構成であると、例えば、管理者等が、国又は地方自治体等の公的機関等に提出する書面を作成する負荷を軽減できる。
建築物における作業を管理するための情報処理システム用プログラムは、
前記建築物を示す建築用データを入力するデータ入力ステップと、
前記建築用データを画面上に出力する建築用データ出力ステップと、
前記建築用データが出力された画面上において、前記作業が行われる位置に、識別表示を出力する識別表示出力ステップと、
前記識別表示と、前記作業を識別できる識別情報とを対応させたリストを出力するリスト出力ステップと、
前記識別情報に対応し、かつ、前記作業が行われる前に入力され、前記作業に関連する情報を示す作業関連データを入力する作業関連データ入力ステップと
を含む。
また、建築物における作業を管理するための情報処理システム(例えば、情報処理システム10である。)は、
前記建築物を示す建築用データ(例えば、建築用データD1である。)を入力するデータ入力手段と、
前記建築用データを画面(例えば、画面PLである。)上に出力する建築用データ出力手段と、
前記建築用データが出力された画面上において、前記作業が行われる位置に、識別表示(例えば、アイコンICN1である。)を出力する識別表示出力手段と、
前記識別表示と、前記作業を識別できる識別情報とを対応させたリスト(例えば、リストLIである。)を出力するリスト出力手段と、
前記識別情報に対応し、かつ、前記作業が行われる前に入力され、前記作業に関連する情報を示す作業関連データ(例えば、作業関連データD2である。)を入力する作業関連データ入力手段と、
前記識別情報に対応させて、前記作業が行われる前に撮像される第1画像データ(例えば、第1画像データIMG1である。)を入力する第1画像データ入力手段と、
前記識別情報に対応させて、前記作業が行われた後に撮像される第2画像データ(例えば、第2画像データIMG2である。)を入力する第2画像データ入力手段と、
前記第2画像データを撮像する際に、前記第1画像データを表示する画像表示手段(例えば、撮像画面IMGPNである。)と
を含む。このような構成であると、第2画像データを撮像するのが容易となるため、建築現場における管理を容易にできる。
また、前記画像表示手段は、
前記第2画像データのプレビュー表示において、前記第1画像データを表示する(例えば、撮像画面IMGPNのように表示する。)のが望ましい。このような構成であると、第2画像データを第1画像データと同じように撮像するのを容易にできる。
また、情報処理システムは、前記第1画像データを表示する位置、大きさ、範囲又はこれらの組み合わせを設定する画像表示設定手段(例えば、設定ボタンBTNSである。)を更に含むのが望ましい。
また、情報処理システムは、前記第1画像データを表示するか否かを切り替える表示切替手段(例えば、表示切替ボタンBTNWである。)を更に含む。このような構成であると、第1画像データが表示されているとプレビューが見づらい場合等において、第1画像データを非表示とし、第2画像データの撮像を操作しやすくできる。
また、情報処理システムは、
前記第1画像データ又は前記第2画像データを複数入力して記憶する記憶手段(例えば、記憶装置101H2である。)と、
前記記憶手段が記憶する画像のうち、いずれかの画像を選択する選択手段(例えば、選択画面SLPNである。)と
を更に含み、
前記画像表示手段は、
前記選択手段で選択される画像を表示するのが望ましい。このような構成であると、他の第1画像データ又は他の第2画像データ等といった様々な画像データを参照して第2画像データを撮像できる。
建築物における作業を管理するためのコンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムは、
コンピュータが、前記建築物を示す建築用データを入力するデータ入力手順と、
コンピュータが、前記建築用データを画面上に出力する建築用データ出力手順と、
コンピュータが、前記建築用データが出力された画面上において、前記作業が行われる位置に、識別表示を出力する識別表示出力手順と、
コンピュータが、前記識別表示と、前記作業を識別できる識別情報とを対応させたリストを出力するリスト出力手順と、
コンピュータが、前記識別情報に対応し、かつ、前記作業が行われる前に入力され、前記作業に関連する情報を示す作業関連データを入力する作業関連データ入力手順と、
コンピュータが、前記識別情報に対応させて、前記作業が行われる前に撮像される第1画像データを入力する第1画像データ入力手順と、
コンピュータが、前記識別情報に対応させて、前記作業が行われた後に撮像される第2画像データを入力する第2画像データ入力手順と、
コンピュータが、前記第2画像データを撮像する際に、前記第1画像データを表示する画像表示手順と
を実行させる。
本発明に係る各実施形態によれば、建築現場における管理を容易にできる。
全体構成の一例を示す概念図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 建築用データの例を示す図である。 作業関連データの例を示す図である。 アイコン設定データの例を示す図である。 全体処理例を示すフローチャートである。 図面データの例を示す図である。 作業前データの入力例を示す図である。 第1画像データの入力例を示す図である。 作業後データの入力例を示す図である。 作業が行われる前か後かで識別表示を異なるように出力する例を示す図である。 比較する形式で作業関連データを出力する例を示す図である。 機能構成例を示す機能ブロック図である。 チェックシートの例を示す図である。 複製例を示す図である。 第2実施形態における全体処理例を示すフローチャートである。 第1画像データの表示例を示す図である。 画像表示手段の変形例(その1)を示す図である。 画像表示手段の変形例(その2)を示す図である。 画像表示手段の変形例(その3)を示す図である。
[第1実施形態]
以下、各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載において実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
本情報処理システムは、建築現場を管理するためのものであり、行われた作業を管理者が記録や管理を容易にするためのシステムである。
<情報処理システムを含む全体構成例>
図1は、全体構成の一例を示す概念図である。図示するように、情報処理システム10は、例えば、情報処理装置101と、サーバ102とを有する全体構成である。図示するように、情報処理システム10では、情報処理装置101と、サーバ102とは、無線又は有線のネットワークによって接続され、相互にデータを送受信することができる。
情報処理装置101は、管理者20が有するタブレット、スマートフォン、モバイルPC(Personal Computer)又はこれらの組み合わせ等である。
サーバ102は、サーバ、PC又はこれらの組み合わせ等である。
なお、全体構成は、図示するような構成に限られない。例えば、情報処理システム10は、図示する以外の情報処理装置を更に有してもよい。一方で、情報処理装置101及びサーバ102は、1つの情報処理装置でもよい。
<ハードウェア構成例>
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。例えば、情報処理装置101は、図示するようなハードウェア構成である。
例えば、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)101H1と、記憶装置101H2と、ネットワークインターフェース101H3と、入力装置101H4と、出力装置101H5と、撮像装置101H6と、GPS(Global Positioning System)受信器101H7とを有するハードウェア構成である。
CPU101H1は、演算装置及び制御装置の例である。
記憶装置101H2は、メモリ等の主記憶装置である。なお、記憶装置101H2は、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置を更に有してもよい。
ネットワークインターフェース101H3は、有線、無線又はこれらの組み合わせによる通信によって、ネットワークを介して外部装置等とデータを送受信するインタフェースである。例えば、ネットワークインターフェース101H3は、アンテナ又はコネクタ等である。
入力装置101H4は、人による操作を入力するインタフェースとなる装置である。例えば、入力装置101H4は、キーボード、マウス又はこれらの組み合わせである。
出力装置101H5は、人に処理結果等を出力するインタフェースとなる装置である。例えば、出力装置101H5は、ディスプレイ等である。なお、出力装置101H5は、音声等を出力してもよい。
撮像装置101H6は、カメラ等である。したがって、人により、シャッタを切る操作が行われると、撮像装置101H6は、画像データを生成する。
GPS受信器101H7は、情報処理装置101の位置を示す位置情報等を取得する。なお、GPS受信器101H7は、取得する位置情報に対応する場所の名称等を出力してもよい。
なお、入力装置101H4及び出力装置101H5は、一体となるタッチパネル等でもよい。また、入力装置101H4及び出力装置101H5は、コネクタ等であって、外部装置とデータを送受信するインタフェースでもよい。また、撮像装置101H6及びGPS受信器101H7は、情報処理装置101と一体である必要はなく、別の装置であってもよい。
さらに、位置情報は、管理者等が入力できる構成でもよい。この場合では、情報処理装置101は、GPS受信器101H7がないハードウェア構成でもよい。
なお、各情報処理装置のハードウェア構成は、異なる構成でもよい。また、各情報処理装置は、図示するハードウェア構成に限られない。例えば、情報処理装置は、演算装置又は記憶装置等のハードウェア資源を内部又は外部に更に有してもよい。
図3は、サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
例えば、サーバ102は、CPU102H1と、記憶装置102H2と、ネットワークインターフェース102H3と、入力装置102H4と、出力装置102H5とを有するハードウェア構成である。
CPU102H1は、演算装置及び制御装置の例である。
記憶装置102H2は、メモリ等の主記憶装置である。なお、記憶装置102H2は、ハードディスク又はSSD等の補助記憶装置を更に有してもよい。
ネットワークインターフェース102H3は、有線、無線又はこれらの組み合わせによる通信によって、ネットワークを介して外部装置等とデータを送受信するインタフェースである。例えば、ネットワークインターフェース102H3は、アンテナ又はコネクタ等である。
入力装置102H4は、人による操作を入力するインタフェースとなる装置である。例えば、入力装置102H4は、キーボード、マウス又はこれらの組み合わせである。
出力装置102H5は、人に処理結果等を出力するインタフェースとなる装置である。例えば、出力装置102H5は、ディスプレイ等である。なお、出力装置102H5は、音声等を出力してもよい。
なお、入力装置102H4及び出力装置102H5は、一体となるタッチパネル等でもよい。また、入力装置102H4及び出力装置102H5は、コネクタ等であって、外部装置とデータを送受信するインタフェースでもよい。
なお、各情報処理装置のハードウェア構成は、異なる構成でもよい。また、各情報処理装置は、図示するハードウェア構成に限られない。例えば、情報処理装置は、演算装置又は記憶装置等のハードウェア資源を内部又は外部に更に有してもよい。
<データ構成例>
図4は、建築用データの例を示す図である。例えば、サーバ102は、図示するような建築現場で建築される建築物を示す図面データ、「図面上位置データ」及び「場所データ」等を含むデータ(以下「建築用データD1」という。)を入力する。図面データの詳細は、後述する。
具体的には、「図面上位置データ」は、図面における位置を識別できる番号等である。また、「場所データ」は、図示するように、建築現場の名称等を示し、作業が行われる場所を説明できるデータである。このような建築用データD1及び以下に説明するアイコン設定データD3等があると、図面データに基づいて表示される画面上に、アイコンを配置して、作業が行われる場所が、表示可能となる。
図5は、作業関連データの例を示す図である。例えば、サーバ102は、図示するような建築現場で行われるそれぞれの作業の内容を示すデータ等(以下「作業関連データD2」という。)を入力する。
具体的には、「図面上位置データ」及び「場所データ」は、建築用データD1のデータと同様の内容を示し、作業関連データD2のデータと、建築用データD1のデータとは、対応する。
「作業の内容」、「担当者名」、「確認者」、「完成予定日」及び「完了日」は、それぞれの作業の内容を示す項目の例である。図示する例では、「作業の内容」には、作業の対象物が入力される。また、「担当者名」には、作業を行う者の氏名等が入力される。同様に、「確認者」には、作業の終了後、確認を行う者の氏名等が入力される。また、「完成予定日」には、作業が完了する予定の日時があらかじめ入力される。さらに、「完了日」には、実際に作業が完了した日時が入力される。
図6は、アイコン設定データの例を示す図である。例えば、サーバ102は、図示するような画面上にアイコンを表示するための設定を示すデータ等(以下「アイコン設定データD3」という。)を入力する。
具体的には、「アイコンNo.」は、それぞれのアイコンを識別するための番号等である。「図面上位置データ」及び「場所データ」は、建築用データD1のデータと同様の内容を示し、作業関連データD2及び建築用データD1等のデータと、対応する。「画像データ」は、それぞれの作業の内容を示す画像データである。「日時」は、「画像データ」が撮像された日時等を示す。「コメント」は、例えば、管理者等がメモを入力できる項目である。
<全体処理例>
図7は、全体処理例を示すフローチャートである。以下、図示するように、まず、「準備」となる手順が行われる。そして、「準備」となる各手順が行われた後、「運用」となる手順が行われる。
<建築用データ等の入力例>(ステップS01)
ステップS01では、情報処理装置101は、建築用データ等を入力するデータ入力ステップを行う。例えば、ステップS01では、図4に示すような形式のデータと、CAD(Computer Aided Design)データの形式で入力される図面データ等がそれぞれ入力される。具体的には、ステップS01では、図4に示すようなデータの他に、以下のような図面データが更に入力される。すなわち、図面データ及び図4に示すような形式のデータ等によって、建築用データは構成される。
図8は、図面データの例を示す図である。図示する例は、建築物30の1フロア分を示す図面データの例である。すなわち、図示するように、建築物30は、例えば、1フロアごと、図面データが入力される。このように、図面データが入力されると、情報処理装置101は、図示するように、建築物30の内部を示す図面を表示したり、又は、表示する図面上に様々な情報を重ねて表示したりすることが可能となる。
以上のようにして「準備」となる各手順が行われる。なお、「準備」の各手順は、図示する以外の処理が更に行われてもよい。続いて、「準備」の各手順が終了すると、「運用」の各手順が例えば以下のように行われる。また、以下の例は、建築用データD1及び作業関連データD2等のデータが「準備」であらかじめ入力され、「運用」が行われると、アイコン設定データD3が生成される例である。
以下、「運用」に係る手順の一例を説明する。なお、「運用」における手順は、管理者が行う「作業」の前に行われる「作業前」の手順と、「作業」の後に行われる「作業後」の手順とに分かれる。まず、「作業前」の手順から説明する。
<位置情報の取得例>(ステップS02)
ステップS02では、情報処理装置101は、位置情報を取得する位置情報取得ステップを行う。位置情報取得ステップによって取得される位置情報は、例えば、GPS等によって取得できる座標を示すデータ等である。すなわち、位置情報があると、現在位置が特定できる。
<時刻データの取得例>(ステップS03)
ステップS03では、情報処理装置101は、時刻データを取得する。図示するように、「作業前」等に、時刻データを取得できるのが望ましい。時刻データは、「作業前」の時点を示す時刻等を示すデータである。また、「作業後」も時刻データが取得されるとすると、時刻データに基づいて、情報処理装置101は、「作業前」及び「作業後」に入力されたデータのうち、どのデータが「作業前」のデータであるか、又は、「作業後」のデータであるか等が判断できる。
さらに、「作業前」及び「作業後」のどちらでも時刻データが取得され、かつ、「作業前」、「作業」及び「作業後」が、時間経過においてほぼ連続しているとすると、時刻データに基づいて、各データがどの「作業」に対応するかが判断できる。つまり、連続した時刻データであったり、近しい時刻を示す時刻データであったりすれば、「作業前」及び「作業後」に入力されたデータは、同一の「作業」に対応する可能性が高い。このように、時刻データによって、各データが「作業」に対応付けされてもよい。
<作業前データの入力例>(ステップS04)
ステップS04では、情報処理装置101は、作業前データを入力する。以下、「作業前」に入力され、かつ、「作業」に対応付けされるデータを「作業前データ」という。作業前データは、例えば、以下のように入力される。また、作業前データは、作業に関連する情報を示し、「作業前」に入力される作業関連データの一例である。
図9は、作業前データの入力例を示す図である。まず、ステップS01で建築用データが入力されると、情報処理装置101は、図示するように、建築物30を示す図面等を画面PL上に出力する(図示する例では、図の上半分が相当する。)出力ステップを行うことができる。
出力ステップが行われた後、図示するように、図面等が出力された画面上には、識別表示の例であるアイコンICN1が出力される。例えば、アイコンICN1は、管理者が画面上をタップすると、出力する位置が定まる。アイコンICN1は、作業が行われる位置を示すように出力される。このように、情報処理装置101は、作業が行われる位置を示すアイコンICN1を図面等の上に出力する識別表示出力ステップを行う。
次に、情報処理装置101は、図示するように、識別表示と、作業を識別できる識別情報INFRとを対応させたリストLIを出力するリスト出力ステップを行う。図示する例では、リスト出力ステップは、画面PL上で、リストLIを出力することに相当する。
リストLIにおける「識別情報」は、各作業を識別できる識別情報の例である。具体的には、図示するように、「識別情報」は、例えば、「1、2、3・・・」のように、連続した番号等である。
図示するように、リストLIは、識別情報INFRと、アイコンICN1が有する識別表示番号NUMとを対応させて出力される。図示する例は、「識別情報」が示す識別番号の「1」と、識別表示番号NUMである「(1)」とを同じ番号にすることで、識別表示と、識別情報とを対応させる例である。このような対応付けがされていると、識別表示番号NUMで特定される作業が、どのような作業関連データに対応しているか、すなわち、リストLI上のどの「識別情報」であるかが分かりやすく、作業の管理が容易となる。
また、図示する例では、「位置情報」、「作業の内容」、「業者名」及び「完了予定日」等が作業前データとなる例である。
「位置情報」には、図示するように作業が行われる建築物の名称、部屋の名称及びエリア等が入力される。
「作業の内容」には、作業の内容、作業方法、対象となる場所で発生している不具合の内容又は指摘事項等が入力される。
「業者名」には、作業を行う者の所属する組織名等が入力される。
「完了予定日」には、作業が完了する予定の日程等が入力される。
なお、作業前データは、図示するような項目数、項目名及び順序でなくともよい。
また、ステップS04では、情報処理装置101は、図示するような画面を出力する等によって、管理者に作業前データを入力させる作業関連データ入力ステップを行う。作業関連データ入力ステップは、図示するように、管理者がタップして各項目を入力してもよいし、取得するデータ等に基づいて作業関連データが入力されてもよい。例えば、「位置情報」は、ステップS02で取得される位置情報が入力されてもよい。一方で、「位置情報」には、管理者が名称等を文字で入力してもよい。
また、作業前データとして、以下のように画像データが入力されるのが望ましい。
図10は、第1画像データの入力例を示す図である。例えば、「作業前」では、図示するようなGUI(Graphical User Interface)等によって画像データを入力する画像データ入力ステップが行われる。なお、以下、「作業前」に入力される画像データを「第1画像データIMG1」という。一方で、「作業後」に入力される画像データを「第2画像データIMG2」という。
図10(A)は、撮像前のGUIを示す。例えば、図示するように、入力されるのが作業前データであることを設定するため、作業前ボタンBN1が表示される。すなわち、作業前ボタンBN1が押されると、ボタン押下後に入力されるデータは、作業前データであると認識される。
そして、図10(A)の画面でカメラ起動ボタンBN2が押されるとカメラが起動し、所定のシャッタボタンが操作されたことに基づいて、図示するように、第1画像データIMG1が撮像される。第1画像データIMG1は、例えば、作業が行われる前の対象物の状態を示す画像データである。すなわち、第1画像データIMG1があると、作業によって対象物がどのように変化したか等が判断できる。したがって、第1画像データIMG1は、作業が行われたか否か、及び、作業が正しい内容であるか否か等を判断するのに証拠となるデータである。
なお、撮影する際にその場所で既に撮影した第1画像データIMG1を表示するようにしてもよい。すなわち、作業対象となる箇所を撮影するためにカメラを起動してカメラフレームが表示された状態で、作業前の第1画像データIMG1をカメラフレームと並べて表示するようにすることにより、カメラのアングルを作業前と作業後で同じようにすることができるので好ましい。また、作業対象の箇所もわかりやすいので好ましい。
次に、撮像後、追加ボタンBN3が押されると、例えば、図10(A)に示す画面は、図10(B)のような画面に遷移する。そして、追加ボタンBN3が押されると、図示するように第1画像データIMG1が保存される。
図10(B)は、第1画像データIMG1を保存した画面の例を示す図である。なお、保存の際には、画像以外のデータが入力されてもよい。例えば、図10(B)に示す画面では、テキストボックスTXに、テキストが入力できる。このテキストボックスTXには、例えば、作業に関するメモ等が管理者によって入力される。このように入力されるデータは、第1画像データIMG1と一緒に保存される。
上記のように、カメラ起動ボタンBN2、シャッタボタン及び追加ボタンBN3による操作に基づいて、画像データが入力された際には、画像データが第1画像データであるか、又は、第2画像データであるかを判定する判定ステップが行われるのが望ましい。判定ステップは、例えば、作業前ボタンBN1による設定等に基づいて行われる。図示する例では、図10(A)に示すように、作業前ボタンBN1が押された状態で、画像データが入力される。このような場合には、情報処理装置101は、画像データが第1画像データ、すなわち、「作業前」に撮像された画像データであると判定する。そして、図10(B)に示す例では、情報処理装置101は、判定の結果、作業前データDJ1であると表示する。
また、情報処理装置101は、第1画像データ及び第2画像データのそれぞれの枚数を出力するデータ数出力ステップを行うのが望ましい。図示する例では、図10(A)の状態では、第1画像データ及び第2画像データのいずれも枚数は、「0 枚」である。一方で、図10(B)のように、撮像後は、第1画像データが「1 枚」増えた状態となる。そして、データ数出力ステップにより、第1画像データのカウント数CNT1が出力される。具体的には、図10(B)における「1 枚」等のように、カウント数CNT1が出力される。このようにすると、第1画像データ及び第2画像データのそれぞれの枚数が容易に把握できる。
続いて、情報処理装置101は、画像データ入力ステップでは、第1画像データIMG1を識別情報に対応させる。図示する例では、識別情報「1」に対応させて、第1画像データIMG1が入力される。なお、第1画像データIMG1を撮像する際に、位置情報等に基づいて第1画像データIMG1が識別情報に対応付けされてもよい。すなわち、同じ位置で行われる作業と、同じ位置で撮像された画像データとは、同じ作業に対応する可能性が高い。したがって、同じ位置で行われた作業と、画像データとを対応させて、リストに画像データが入力されてもよい。
ステップS04と、ステップS05との間で、「作業」が行われるとする。すなわち、ステップS05以降の処理は、「作業」が完了すると、行われる処理である。
<作業後データの入力例>(ステップS05)
ステップS05では、情報処理装置101は、作業後データを入力する。以下、「作業後」に「作業」対応付けられ、入力されるデータを「作業後データ」という。作業後データは、例えば、以下のように入力される。また、作業後データは、作業に関連する情報を示し、「作業後」に入力される作業関連データの一例である。
図11は、作業後データの入力例を示す図である。例えば、作業後データは、作業前データと同様に、作業後ボタンBN4によって設定される。
具体的には、図示するように、入力されるのが作業後データであることを設定するため、作業後ボタンBN4が表示される。すなわち、作業後ボタンBN4が押されると、ボタン押下後に入力されるデータは、作業後データであると認識される。
作業後データは、作業前データと同様にテキスト等が入力されてもよい。
また、図示するように、作業後データとして第2画像データIMG2が入力されるのが望ましい。例えば、第1画像データと同様に、画像入力ステップにおいて、第2画像データIMG2は、カメラ起動ボタンBN2、シャッタボタン及び追加ボタンBN3による操作に基づいて撮像されて入力される。このように、第2画像データIMG2があると、管理者は、作業の前後でどのような変化があったか等が、画像を比較することで容易に把握することができる。
また、画像データが入力された際には、画像データが第1画像データであるか、又は、第2画像データであるかを判定する判定ステップが行われるのが望ましい。判定ステップは、例えば、作業後ボタンBN4による設定等に基づいて行われる。図示する例では、作業後ボタンBN4が押された状態で、画像データが入力される。このような場合には、情報処理装置101は、画像データが第2画像データ、すなわち、「作業後」に撮像された画像データであると判定する。そして、図示する例では、情報処理装置101は、判定の結果、作業後データDJ2であると表示する。
また、情報処理装置101は、第1画像データと同様に、第2画像データの枚数を出力するデータ数出力ステップを行うのが望ましい。図示する例では、図10(B)の後から、第2画像データが「1 枚」増えた状態となる。そして、データ数出力ステップにより、第2画像データのカウント数CNT2が出力される。具体的には、図示するように、「1 枚」等のようにカウント数CNT2が出力される。このようにすると、第1画像データ及び第2画像データのそれぞれの枚数が容易に把握できる。
図示するように、判定ステップにより、第1画像データIMG1と、第2画像データIMG2とは、区別されて登録されるのが望ましい。すなわち、作業前データと、作業後データとは区別できるようにリスト等に登録されるのが望ましい。作業前データと、作業後データとは、似たような内容を含む場合も多いため、混在すると、後で区別するのが難しい場合もある。そこで、図示するように、ラベリング等によって、「作業前」を示すデータであるか、「作業後」を示すデータであるかが区別されているのが望ましい。
なお、判定結果に基づいて、チェック等が行われてもよい。例えば、作業前データを作業後データで上書きするような操作が行われた場合には、情報処理装置101は、アラームを出したり、メッセージを表示したりしてもよい。
続いて、情報処理装置101は、第1画像データと同様に、画像データ入力ステップでは、第2画像データIMG2を識別情報に対応させる。図示する例では、識別情報「1」に対応させて、第2画像データIMG2が入力される。
<出力例>(ステップS06)
ステップS06では、情報処理装置101は、入力された作業前データ及び作業後データ等を出力する出力ステップを行う。まず、情報処理装置101は、例えば、図9のように、識別情報と、識別表示とを同一の番号を付すようにすることで対応させたリストを出力するリスト出力ステップ等を行う。ほかにも、情報処理装置101は、図9のように、識別表示を出力する識別表示出力ステップ等を行う。なお、作業が複数ある場合には、情報処理装置101は、ステップS06の後、ステップS02にループするようにして、作業ごとにステップS02乃至ステップS06の処理を行ってもよい。
さらに、情報処理装置101は、例えば、以下のように、作業が行われる前か後かによって、識別表示を異ならせて出力するのが望ましい。
図12は、作業が行われる前か後かで識別表示を異なるように出力する例を示す図である。図12(A)は、「作業前」の状態で出力される画面の例を示す。一方で、図12(B)は、「作業後」の状態で出力される画面の例を示す。
図12(A)と、図12(B)とでは、アイコンICN1を表示する色が異なる。すなわち、「作業前」であるか、「作業後」であるかによって、アイコンICN1は、区別できるように出力されるのが望ましい。
なお、アイコンICN1は、色以外の方法で異なるように出力されてもよい。例えば、作業が行われる前か後かによって、アイコンICN1は、グレーアウト、点滅の有無、形状が異なる、又は、透明度が異なる等のように出力されてもよい。すなわち、アイコンICN1が「作業前」であるか「作業後」であるかを管理者が見て分かりやすい表示であれば、出力方法は、色に限られない。
図示する例では、アイコンICN1は、「作業前」及び「作業後」のいずれでも、識別情報「1」に対応する作業を示す。このように、「作業前」であるか「作業後」であるかによって、アイコンICN1が異なると、管理者は、どこの作業がまだ作業がされていない状態であるかを見つけやすい。
ほかにも、情報処理装置101は、「作業前」及び「作業後」を比較する形式で作業関連データ等を出力してもよい。具体的には、情報処理装置101は、以下のような出力をしてもよい。
図13は、比較する形式で作業関連データを出力する例を示す図である。図示する例では、「作業前」の列には、作業前データが出力される。一方で、「作業後」の列には、作業後データが出力される。また、図示するように、「作業前」及び「作業後」のいずれの作業関連データも、識別情報に対応するリスト形式で出力されるのが望ましい。このような形式で出力がされると、「作業前」及び「作業後」の作業関連データを比較しやすい。
<機能構成例>
図14は、機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、情報処理システム10は、図示するように、データ入力手段10F1と、建築用データ出力手段10F2と、識別表示出力手段10F3と、リスト出力手段10F4と、作業関連データ入力手段10F5とを含む機能構成である。また、情報処理システム10は、図示するように、画像データ入力手段10F6と、判定手段10F7と、データ数出力手段10F8と、記憶手段10F9とを更に含む機能構成であるのが望ましい。以下、図示する機能構成の場合を例に説明する。
データ入力手段10F1は、建築用データD1を入力する建築用データ入力ステップを行う。例えば、データ入力手段10F1は、ネットワークインターフェース101H3又は入力装置101H4等によって実現される。
建築用データ出力手段10F2は、例えば、データ入力手段10F1が入力する建築用データD1に含まれる図面データ等に基づいて、画面等を出力する建築用データ出力ステップを行う。例えば、建築用データ出力手段10F2は、出力装置101H5等によって実現される。
識別表示出力手段10F3は、建築用データD1に基づいて出力された図面等が表示された画面上において、作業が行われる位置に、アイコン等の識別表示を出力する識別表示出力ステップを行う。また、図示する例では、識別表示出力手段10F3は、アイコンが識別表示番号NUMを有する。例えば、識別表示出力手段10F3は、出力装置101H5等によって実現される。
リスト出力手段10F4は、識別表示と、識別情報とを識別表示番号NUMによって対応させたリストを出力するリスト出力ステップを行う。例えば、リスト出力手段10F4は、出力装置101H5等によって実現される。
作業関連データ入力手段10F5は、識別情報に対応し、かつ、作業が行われる前に入力される作業に関連する情報を示す作業関連データD2を入力する作業関連データ入力ステップを行う。例えば、作業関連データ入力手段10F5は、ネットワークインターフェース101H3又は入力装置101H4等によって実現される。
画像データ入力手段10F6は、識別情報に対応させて、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2を入力する画像データ入力ステップを行う。例えば、画像データ入力手段10F6は、ネットワークインターフェース101H3又は入力装置101H4等によって実現される。
判定手段10F7は、画像データ入力手段10F6によって入力される画像データが、第1画像データIMG1又は第2画像データIMG2のどちらであるかを判定する判定ステップを行う。例えば、判定手段10F7は、CPU101H1等によって実現される。
データ数出力手段10F8は、判定手段10F7による判定結果に基づいて、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2のそれぞれの数を出力するデータ数出力ステップを行う。例えば、データ数出力手段10F8は、出力装置101H5等によって実現される。
記憶手段10F9は、入力されたデータを記憶する。例えば、記憶手段10F9は、記憶装置101H2等によって実現される。
<まとめ>
建築用データD1等がデータ入力手段10F1によって入力されると、情報処理システム10は、建築用データ出力手段10F2によって、画面上に、建築物を示す図面等を表示できる。そして、例えば、画面PL等のように、管理者の操作等によって指定される作業が行われる位置に、識別表示出力手段10F3は、識別表示を出力する。そして、例えば、識別表示には、識別表示番号等が付けられる。
一方で、作業関連データ入力手段10F5によって作業関連データD2が入力される。そして、識別表示と、作業関連データD2とは、番号等によって対応付けされ、リスト出力手段10F4によって、例えば、画面PL上等に、リストLIで出力される。
以上のように、作業関連データD2が、番号等により、識別表示と対応付けされると、管理者等は、作業関連データD2がどの作業と対応するか容易に把握できる。従来の方法では、作業と、管理用に入力される作業関連データD2とが対応付けされていないため、各データがどの作業を指しているか不明な場合等があり、対応している作業を確認する等の手間が発生し、管理の負荷が大きかった。一方で、本実施形態であると、作業と、作業関連データD2とが紐付けできるため、画面上に表示されている作業と、リスト上の作業の対応付けが容易にできる。ゆえに、建築現場における作業等の管理を容易にすることができる。
[その他の実施形態]
情報処理装置101は、例えば、リスト出力ステップによって、以下のような形式で出力を行ってもよい。
図15は、チェックシートの例を示す図である。例えば、リスト出力ステップによって、図示するようなチェックシート形式で作業関連データは、出力される。なお、チェックシートは、図15(A)及び図15(B)のように、工程管理、出来形管理及び品質管理等がしやすい形式が望ましい。また、チェックシートは、図15(B)のように、写真管理がしやすい形式でもよい。
図示するように、チェックシートに用いる項目は、例えば、「画像名」、「作業名」、「対象物の名称」、「計測項目」、「(作業後の)実測値」及び「設計値」等である。
具体的には、「画像名」は、作業の対象となる対象物を示す画像のファイル名等である。
「作業名」は、対象物に対して行われる作業の名称である。
「対象物の名称」は、作業の対象となる対象物の名称等である。「対象物の名称」には、対象物の識別番号等が用いられてもよい。
「計測項目」は、作業後の対象物が計測される項目名等である。例えば、対象物の長さが作業によって変わる場合には、対象物の長さ等が「計測項目」となる。
「(作業後の)実測値」は、作業後に、対象物を「計測項目」について計測した結果である。
「設計値」は、作業によって変える対象物の値等である。つまり、作業は、「設計値」になるように行われる。
以上のような項目があると、工程管理、出来形管理及び品質管理等が行いやすい。例えば、「設計値」と、「(作業後の)実測値」とを比較すると、作業が正しく行われたか等の品質を管理できる。また、「計測項目」、「設計値」及び「(作業後の)実測値」等があると、出来形管理が行いやすい。
なお、チェックシートの項目は、図示する項目でなくてもよい。例えば、国又は地方自治体によるガイドライン等で設けるように指定されている項目がチェックシートにあるのが望ましい。すなわち、チェックシートは、国又は地方自治体等に提出できる形式で作成されるのが望ましい。ほかにも、ガイドライン等によって、アローダイヤグラム、ガントチャート、ネットワーク又はバーチャート方式の図等が求められる場合には、情報処理装置101は、これらの図を作成して出力してもよい。
このように、ガイドライン等を満たす形式でチェックシート等がリスト出力ステップによって出力できると、管理者等が、国又は地方自治体等の公的機関等に提出する書面を作成する負荷を軽減できる。なお、情報処理システム10には、チェックシートが作成された際に、記載された内容を承認するため、「承認」用のボタン等といったGUIを出力してもよい。
<複製例>
情報処理装置101は、作業関連データ等を複製する処理を行ってもよい。例えば、ステップS06までの処理が行われる、又は、ステップS04までの処理が行われると、以下のような画面が表示される。
図16は、複製例を示す図である。例えば、図16(A)に示すように、3つの作業を示す識別表示が出力されるとする。具体的には、識別情報「1」に対応する作業が行われる位置に、アイコンICN1が出力される。さらに、この例では、識別情報「2」に対応する作業が行われる位置に、アイコンICN2が出力される。同様に、この例では、識別情報「3」に対応する作業が行われる位置に、アイコンICN3が出力される。
図示するように、アイコンICN1は、アイコン番号N1が「(1)」であるため、識別情報「1」に対応する。同様に、アイコンICN2は、アイコン番号N2が「(2)」であるため、識別情報「2」に対応する。さらに、アイコンICN3は、アイコン番号N3が「(3)」であるため、識別情報「3」に対応する。
以下、アイコンICN1を複製する場合を例に説明する。例えば、アイコンICN1をタップする操作が、アイコンICN1を複製する操作であるとする。このように、識別表示に基づく複製を行う操作(以下「複製操作」という。)が入力されると、画面は、例えば、図16(A)から図16(B)に遷移する。したがって、複製操作は、ステップS06からループしてステップS02が行われる場合等に、ステップS02が行われる前等のタイミングで行われる。
図16(B)は、複製操作が入力された後の画面を示す図である。図16(A)と比較すると、アイコンICN1Cが複製によって増え、識別表示が、3つから4つになる点が異なる。なお、アイコンICN1Cのように、複製によって生成される識別表示を「複製識別表示」という。
まず、複製操作が管理者等によって行われると、情報処理装置101は、複製識別表示を更に出力する識別表示出力ステップを行う。そして、情報処理装置101は、コピー元となるアイコンICN1に対応する作業関連データを複製し、リストに加える。なお、複製でリストに追加される作業関連データは、あらかじめ設定される所定の項目についてであるのが望ましい。
具体的には、例えば、図16(B)に示すように、複製によって、リストには、識別情報が「2」の作業関連データが追加される。図示する例では、「業者名」、「完了予定日」及び「完了日」等の項目の作業関連データは、複製されて生成される。したがって、図示するように、「業者名」、「完了予定日」及び「完了日」等の項目に入力されている作業関連データは、識別情報が「2」の所定項目データPA1は、識別情報が「1」のデータと同一である。
一方で、図示する例では、「作業の内容」、「第1画像データ」及び「第2画像データ」等の所定外項目データPA2は、コピー元のデータが複製されない。例えば、図示する例では、所定外項目データPA2は、複製せず、何もデータが入力されていない、空欄の状態である。
なお、所定項目データPA1がどのような種類の項目であるかは、あらかじめ設定できる。したがって、所定項目データPA1は、図示するような項目以外であってもよい。また、所定項目データPA1でなく、所定外項目データPA2とする項目が設定できてもよい。図示するように、複製操作が入力されると、リストにおいても、作業関連データが複製されるのが望ましい。このような構成であると、作業関連データを最初から入力するのと比較すると、管理者の負荷を少なくできる。一方で、所定外項目データPA2のように、写真及び自由記入欄等は、複製識別表示について改めて異なるデータを入力する場合が多いため、図示するように、空欄等となるように複製されると、コピー元のデータを削除する手間等が省ける。
さらに、複製操作による複製識別表示を追加する場合には、例えば、図示するように、コピー元の次に割り込むようにリストが作り直されるのが望ましい。すなわち、図16(B)に示す例では、アイコンICN1Cは、末尾に追加されるのではなく、アイコンICN1Cの次となる、識別情報が「2」に対応するように複製される。なお、複製によって生成される識別情報を「複製識別情報」という場合がある。そして、複製操作が行われる前までは、識別情報が「2」であった作業関連データは、図示するように、識別情報が「3」となるように繰り下げられる。同様に、複製操作が行われる前までは、識別情報が「3」であった作業関連データは、図示するように、識別情報が「4」となるように繰り下げられる。すなわち、このような繰り下げに対応するように、識別情報が振り直されるのが望ましい。
具体的には、複製操作が行われる前、すなわち、図16(A)では、アイコンICN1が識別情報の「1」の作業関連データに対応する。同様に、複製操作が行われる前では、アイコンICN2が識別情報の「2」の作業関連データに対応し、アイコンICN3が識別情報の「3」の作業関連データに対応する。
一方で、複製操作が行われた後、すなわち、図16(B)では、アイコンICN2が識別情報の「3」の作業関連データに対応し、アイコンICN3が識別情報の「4」の作業関連データに対応する。
また、図示するように、アイコンICN2のアイコン番号N2は、「(2)」から振り直されて、アイコン番号N2Aとされる。図示するように、アイコン番号N2Aは、アイコン番号N2の次の番号となる「(3)」となる。したがって、アイコン番号N2Aは、複製操作が行われた後のリストにも対応する。
同様に、アイコンICN3のアイコン番号N3は、「(3)」から振り直されて、アイコン番号N3Aとされる。図示するように、アイコン番号N3Aは、アイコン番号N3の次の番号となる「(4)」となる。したがって、アイコン番号N3Aは、複製操作が行われた後のリストにも対応する。
すなわち、識別情報が複製操作の前は、「1、2、3、・・・、N」であったのが、複製操作によって「1」が複製され、複製識別情報は、「2」となる。その結果、複製操作の後、識別情報は、順に「1、(複製された)1、2、3、・・・、N」となる。そこで、複製識別情報を含む識別情報を振り直し、識別情報が「1、2、3、4、・・・、N+1」となるようにする。このように、情報処理装置101は、割り込ませた識別情報より後の識別情報を繰り下げるようにする識別情報の振り直しを行うのが望ましい。
このような振り直しがされると、複製操作によって、似たような作業又は関連する作業等を近しい識別情報で管理するのが容易となる。例えば、末尾に追加される形式であると、末尾に追加された作業関連データを割り込ませるには、同一の番号が重複して使用されないように、他のデータを繰り下げる等の手間が発生する。一方で、本実施形態とすると、他のデータを繰り下げる等の手間を省くことができる。
なお、識別情報の振り直し方法は、上記のように、割り込ませる方法に限られない。例えば、識別情報の振り直し方法は、いわゆる枝番等の形式でもよい。具体的には、上記の例は、識別情報が「1」のデータをコピー元とした場合には、複製識別情報を「コピー元+1」とする形式で複製する例である。これに対して、例えば、識別情報が「1」であるデータをコピー元とした場合には、情報処理装置101は、複製識別情報を「1.1」等のように枝番を発生させるとしてもよい。
また、識別情報及び枝番は、例えば、(「ア」、「イ」、「ウ」、・・・・)又は(「A」、「B」、「C」、・・・・)等のような文字形式であってもよい。
また、複製操作によってコピーが作成される位置は、コピー元のアイコンが表示された位置の近傍に表示されるようにしてもよい。これによれば、コピーしたアイコンに対してすぐ入力操作等を行うことができる。また、これに限らず、コピー元のアイコンが表示されている位置と別の位置、例えば隣の場所(エリア)や図面外に複製してもよい。これによれば、コピーしたアイコンの位置を誤ってそのまま放置してしまって間違った指摘になってしまうことを防止できる。
<建築用データについて>
建築用データは、上記に示すようなデータ構造及び形式でなくともよい。すなわち、建築用データは、図面データ及び図4に示すデータの組み合わせでなくともよい。また、建築用データは、上記のように複数のデータの組み合わせでもよいし、1つのデータでもよい。
例えば、図面データは、写真等が取り込まれたデータでもよい。すなわち、建築用データには、建築物の内部等が分かるデータがあればよく、建築物の内部等を示すデータのデータ形式は、CADデータの形式等の図面データでなくともよい。したがって、図面データは、画像データの形式等でもよい。なお、図面データは、2D、3D又はこれらの組み合わせでもよい。
また、入力された図面データは、変換されてもよい。例えば、図面以外の形式でデータが入力された場合には、データの入力後、後段の出力を行う処理で、図面が画面上に表示できるようにデータは変換される。すなわち、情報処理装置101は、入力されるデータを図面として出力できる形式に変換してもよい。
具体的には、例えば、20階の建築物である場合には、2DのCADデータは、20枚取り込まれる。一方で、3DのCADデータである場合には、データ数は、1つでよい。そして、3DのCADデータにおけるどの部分が、何階に相当するかを対応付ける処理を行う。
又は、建築用データは、BIM(Building Information Modeling)データ(例えば、IFC(Industry Foundation Classes)形式データ等である。)等が用いられてもよい。具体的には、BIMデータに含まれる3DのCADデータと、各モデルに持たせた設計情報又は属性情報とを対応させると、いくつかのモデルから、情報処理装置は、何階かを判断できる。また、区域の名称等は、属性情報等から読み出して表示できる。
BIMデータは、例えば、建築物の3次元モデルを示すデータ等を含むデータである。したがって、BIMデータがあると、建築物は、例えば、建築性能の表示、意匠の表示、構造の表示、干渉状態のチェック、内外観の可視化及びCAE(Computer Aided Engineering)による解析等が可能となる。ほかにも、BIMデータがあると、コスト、部材(例えば、素材、数量及び価格等の情報が含まれる。)、地理情報、環境、品質、設計及び工程等を管理することができてもよい。
また、BIMデータは、いわゆるデータベース構造等であってもよい。そして、BIMデータは、例えば、外部装置等から、ネットワーク等を介して、一部又は全部のデータが取得されてもよい。
なお、位置情報は、GPS等で座標等が取得され、取得された座標に対応する場所の名称等が特定されてもよい。具体的には、位置情報取得ステップでは、「○○事務所」等のような場所の名称と、場所の座標とが対応付けされて、データとして入力される。そして、GPS等で取得された座標が、あらかじめ入力されている座標と一致する場合には、情報処理装置101は、座標に対応する場所の名称を位置情報として取得してもよい。
また、位置情報INFPは、リストLIにおいて、識別情報に対応させて出力されるのが望ましい。このように、位置情報INFPと、識別情報とがリストLI上で対応して表示されると、対象となる作業がどこの場所で行われるかが分かりやすく表示できる。
なお、情報処理装置101は、位置情報を管理者等に入力させてもよい。例えば、情報処理装置101は、場所の名称を入力させるGUI等を出力する等でもよい。そして、このGUIに入力される場所の名称等が位置情報となってもよい。
<識別表示、識別表示番号及び識別情報について>
識別表示と、識別情報とを対応させる方法は、上記のように、識別表示が有する識別表示番号と、リストに示す識別情報とを一致させるに限られない。すなわち、識別表示と、識別情報とが同一の内容であることを管理者が認識できる方法であれば、対応させる方法は、どのような方法でもよい。具体的には、識別表示と、識別情報とを同一の色で表示する色分け等の方法で対応付けがされてもよい。
なお、識別表示、識別表示番号及び識別情報は、番号に限られず、文字又は記号等を含んでもよい。識別表示、識別表示番号及び識別情報は、複数の作業がある場合には、各作業に対して順に通し番号となるように設定される。このようにすると、識別表示、識別表示番号及び識別情報は、作業ごとに異なる番号となるため、識別表示、識別表示番号及び識別情報から、特定の作業が識別できるようになる。
なお、識別表示は、アイコンに限られず、作業が行われる位置を示すものであればよく、例えば、あらかじめ設定される他のマーク等でもよい。
また、各データは、図示した項目数、項目名及び順序でなくともよい。例えば、アイコン設定データには、更に「作業の内容」、「担当者」及び「確認者」等の項目があってもよい。つまり、各データの項目等は、あらかじめ設定できる。
なお、アイコンの絵、設定方法、大きさ又は配置等は、上記に説明した通りでなくともよい。つまり、アイコンの絵、大きさ又は配置等は、あらかじめ管理者等が設定できてもよい。
[第2実施形態]
例えば、第2実施形態は、第1実施形態と同様の全体構成及びハードウェア構成等で実現される。第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、全体処理が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心にして説明し、重複する説明を省略する。
図17は、第2実施形態における全体処理例を示すフローチャートである。図示する処理例は、第1実施形態と比較すると、ステップS11が加わる点が異なる。以下、第1実施形態と同様の処理は、同一の符号を付し、説明を省略する。
図示するように、ステップS11は、例えば、ステップS05と並列して実行される処理である。
<作業前の状態を示す画像の表示例>(ステップS11)
ステップS11では、情報処理装置101は、作業前の状態を示す画像を表示する。すなわち、情報処理装置101は、作業後データの入力において、第2画像データIMG2を撮像する際等に、例えば、以下のように第1画像データIMG1を表示する。
<第2画像データを撮像する際に第1画像データを表示する例>
図18は、第1画像データの表示例を示す図である。例えば、ステップS05では、図示するような画面が表示される。具体的には、撮像画面IMGPNに対して操作を入力すると、第2画像データIMG2が撮像される。
そして、図示するように、撮像画面IMGPNには、第2画像データIMG2のプレビュー表示されるのが望ましい。そして、第2画像データIMG2のプレビュー表示において、例えば、図示するように、ステップS11により、第1画像データIMG1が表示される。
このように、第2画像データIMG2のプレビュー表示中等に、第1画像データIMG1が表示されると、第1画像データIMG1を参照しながら第2画像データIMG2を撮像できる。特に、第2画像データIMG2は、作業による変化を記録するため等に用いられる。そのため、作業の前後を比較しやすくするため、第2画像データIMG2は、第1画像データIMG1と同じように撮像されるのが望ましい。ゆえに、第2画像データIMG2を撮像する際に、どのように第1画像データIMG1が撮像されたかを確認できると、第2画像データIMG2を第1画像データIMG1と同じように撮像するのを容易にできる。
ほかにも、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2は、様々な角度又は距離で複数撮像される場合もある。したがって、あらかじめ撮像された第1画像データIMG1と第2画像データIMG2を同様に撮像するためには、それぞれの第1画像データIMG1が、どのように撮像されたかを確認できると、同じような構成の第2画像データIMG2を撮像するのが容易にできる。
なお、第1画像データIMG1は、図示するように、第2画像データIMG2のプレビュー表示の一部、いわゆるPinP(Picture In Pitchcture)の形式でなくともよい。すなわち、第1画像データIMG1は、第2画像データIMG2のプレビュー表示の外側等に表示されてもよい。
<画像表示手段の変形例>
図19は、画像表示手段の変形例(その1)を示す図である。まず、例えば、第2画像データIMG2を撮像する場合には、図示するような撮像画面IMGPNが表示されるとする。そして、撮像画面IMGPNには、あらかじめ撮像された第1画像データIMG1が、例えば、図示するような位置(図示する例では、右下に縮小して表示する。)で表示されるとする。
また、第1画像データIMG1を表示する位置、大きさ、範囲又はこれらの組み合わせは、設定できるのが望ましい。具体的には、図示する例では、設定ボタンBTNSによって、以下のように、位置が設定できる。
図20は、画像表示手段の変形例(その2)を示す図である。図示するように、設定ボタンBTNSによって、第1画像データIMG1を表示する位置を動かす(図示する例は、撮像画面IMGPNにおいて上下左右のいずれかに動かせる例である。)設定ができる。
このように、第1画像データIMG1を表示する位置が設定できると、第2画像データIMG2のプレビュー表示が見やすくできる。
なお、GUIは、設定ボタンBTNSに限られず、数値等で設定できてもよい。
また、第1画像データIMG1を表示する大きさ又は範囲等が設定できてもよい。例えば、設定は、設定ボタンBTNS等のようなGUIで設定できてもよいし、座標値、サイズ又は拡大率等のような数値を入力して設定できてもよい。このように、プレビューが表示される画面において、第1画像データIMG1が邪魔にならないように表示されると、第2画像データIMG2の撮像が操作しやすい。
ほかにも、第1画像データIMG1を表示するか否かは、切り替えることができるのが望ましい。例えば、表示切替ボタンBTNWが押されると、第1画像データIMG1を表示するか、非表示とするかを切り替えることができる。このように、表示切替ボタンBTNW等のGUIによって表示及び非表示が切り替えできると、第1画像データIMG1が表示されているとプレビューが見づらい場合等において、第1画像データIMG1を非表示とし、第2画像データIMG2の撮像を操作しやすくできる。
また、第1画像データIMG1は、例えば、以下のようにして他の画像データに変更されてもよい。
図21は、画像表示手段の変形例(その3)を示す図である。例えば、図示する例は、「画像データ選択」ボタンが押されると、第1画像データIMG1に代わって表示される画像データを選択するための選択画面SLPNが表示される例である。なお、画像データの選択は、他のGUIで実現されてもよい。
例えば、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2が、あらかじめ複数入力される場合には、選択画面SLPNによって、記憶されている第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2を選択することができる。このようにして、選択画面SLPN等によって画像データが選択できると、他の第1画像データ又は他の第2画像データ等といった様々な画像データを参照して第2画像データIMG2を撮像できる。
ほかに、表示される画像データは、視点又は表示される範囲等が変更できるのが望ましい。すなわち、いわゆる視点変換等によって、第1画像データIMG1又は第2画像データIMG2は、対象物が表示される角度、画像データが表示する範囲又はこれらの組み合わせ等が変更できてもよい。
また、プレビュー表示には、第1画像データIMG1に写る被写体を物体認識した結果等が更に表示されてもよい。すなわち、プレビュー表示において、第1画像データIMG1に写る対象物と同じ対象物が写っている場合には、同一と認識された対象物が強調されて表示されてもよい。具体的には、プレビュー表示において、同一と認識された対象物は、エッジが強調される、又は、対象物が写る範囲を所定の色で塗り潰する等の処理で強調される。
なお、物体認識は、例えば、第1画像データIMG1とのパターンマッチング又はあらかじめ学習用データを用いて学習処理を行う等で実現される深層学習(deep learning)等の処理、すなわち、AI(Artificial Intelligence)等で実現される。
このように、物体認識の結果がプレビュー表示において強調されると、どこに第1画像データIMG1と同じ物体が写っているかが分かりやすい。
さらに、第1画像データIMG1と同じような撮像条件となるように、設定がされてもよい。例えば、第1画像データIMG1の明るさ(例えば、画像データ内の平均画素値等である。)等を計算して、同じような明るさになるように、第2画像データIMG2の撮像においてAE(Auto Exposure)等が行われてもよい。すなわち、第1画像データIMG1と同じような明るさとなる第2画像データIMG2を撮像しやすくするため、絞り、シャッタスピード、露光時間又はこれらの組み合わせ等の光学条件が設定されてもよい。
このように、明るさ等が揃うように撮像すると、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2が同じように撮像できる。このように撮像されると、第1画像データIMG1及び第2画像データIMG2を見て比較しやすい。
また、第1画像データIMG1の撮像条件を記憶し、第2画像データIMG2の撮像条件に反映させてもよい。具体的には、撮像条件は、解像度、画角、ホワイトバランスの条件、絞り、シャッタスピード、露光時間又はこれらの組み合わせ等である。なお、撮像条件を初期値とし、AE又はオートフォーカス等が行われてもよい。
このように、撮像条件を揃えることができると、第1画像データIMG1と同じような第2画像データIMG2を撮像するのが容易にできる。
[その他の実施形態]
実施形態は、上記の例に限られない。例えば、情報処理装置の数は、上記の数に限られない。また、情報処理装置の種類及び組み合わせも、上記の構成でなくともよい。
実施形態は、上記の処理に限られない。例えば、本発明に係る情報処理方法は、上記に説明した以外の順序で行われてもよい。また、情報処理方法は、複数の情報処理装置で実行されてもよい。つまり、情報処理方法における各ステップは、冗長、分散、並列、仮想化又はこれらの組み合わせで実行されてもよい。
実施形態は、情報処理システム用プログラムによって実現されてもよい。すなわち、情報処理装置等のコンピュータは、プログラムに基づいて、演算装置及び記憶装置等を制御して上記の情報処理方法を実行してもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布することができる。なお、記録媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、上記の構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 :情報処理システム
101 :情報処理装置
102 :サーバ
10F1 :データ入力手段
10F2 :建築用データ出力手段
10F3 :識別表示出力手段
10F4 :リスト出力手段
10F5 :作業関連データ入力手段
10F6 :画像データ入力手段
10F7 :判定手段
10F8 :データ数出力手段
30 :建築物
D1 :建築用データ
D2 :作業関連データ
IMG1 :第1画像データ
IMG2 :第2画像データ
IMGPN :撮像画面
BTNS :設定ボタン
BTNW :表示切替ボタン
SLPN :選択画面

Claims (3)

  1. 建築物において作業対象となる箇所を撮像する情報処理装置に、
    前記作業対象となる箇所を作業前に第1画像データとして撮像するステップ、
    作業後の前記作業対象となる箇所を第2画像データとして撮像する撮像画面に、前記第2画像データを前記第1画像データと同じアングルで撮像するための前記第1の画像データを利用した表示を行うステップ、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 前記第2画像データを撮像後、前記撮影第1画像データと前記第2画像データとを対応付けて表示するステップ、
    を更に実行させるための請求項1記載のプログラム。
  3. 建築物において作業対象となる箇所を撮像する情報処理装置と、前記情報処理装置とデータを送受信するサーバとを含む情報処理システムであって、
    前記作業対象となる箇所を作業前に第1画像データとして撮像する第1画像データ入力手段と、
    作業後の前記作業対象となる箇所を第2画像データとして撮像する第2画像データ入力手段と、
    前記第2画像データとして撮像する撮像画面に、前記第2画像データを前記第1画像データと同じアングルで撮像するための前記第1の画像データを利用した表示を行う画像表示手段と、
    前記撮影第1画像データと前記第2画像データとを含む書面を出力する出力手段と、
    を有する情報処理システム。
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