JP2021046877A - 防振装置 - Google Patents
防振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021046877A JP2021046877A JP2019168417A JP2019168417A JP2021046877A JP 2021046877 A JP2021046877 A JP 2021046877A JP 2019168417 A JP2019168417 A JP 2019168417A JP 2019168417 A JP2019168417 A JP 2019168417A JP 2021046877 A JP2021046877 A JP 2021046877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid chamber
- communication portion
- chamber
- flow path
- frequency orifice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 169
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 98
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims abstract description 58
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims abstract description 37
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims abstract description 26
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims abstract description 8
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 54
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 36
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 35
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
Description
この防振装置では、大きな荷重(振動)が入力され、主液室が急激に負圧化されたときに、低周波オリフィスの流路内で気泡が発生しても、この気泡を、複数の細孔を通過させることで、細かく分割して主液室に分散させることが可能になり、気泡が崩壊するキャビテーション崩壊が生じても、発生する異音を小さく抑えることができる。この際、高周波オリフィスでは、メンブランが、収容室の内面のうち、主液室側の第1端面に密に当接して第1連通部を閉塞するので、気泡が発生することはない。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付部材、および他方に連結される第2取付部材と、前記第1取付部材および前記第2取付部材を互いに弾性的に連結し、かつ前記第1取付部材における軸方向の一端開口部を閉塞する弾性体と、前記第1取付部材における軸方向の他端開口部を閉塞し、前記弾性体との間に、液体が封入された液室を画成するダイヤフラムと、前記液室を、前記弾性体を隔壁の一部に有する主液室と、前記ダイヤフラムを隔壁の一部に有する副液室と、に仕切る仕切部材と、を備えるとともに、前記仕切部材に、高周波オリフィス、および前記高周波オリフィスの共振周波数より共振周波数が低い低周波オリフィスが形成された液体封入型の防振装置であって、前記高周波オリフィスは、メンブランが収容された収容室、前記収容室と前記主液室とを連通する第1連通部、前記副液室に開口する第2連通部、および前記収容室と前記第2連通部とを連通する第1流路を備え、前記低周波オリフィスは、前記主液室に開口する第3連通部、前記副液室に開口する第4連通部、および前記第3連通部と前記第4連通部とを連通する第2流路を備え、前記第3連通部は、前記主液室に面する障壁を貫く複数の細孔を備えている。
以上のように、気泡の発生そのものを抑えることができる上、たとえ気泡が発生したとしても、気泡を細かく分散させた状態に維持し易くすることができるので、気泡が崩壊するキャビテーション崩壊が生じても、発生する異音を小さく抑えることができる。
一方、高周波オリフィスでは、防振装置に大きな荷重(振動)が入力され、主液室が急激に負圧化された際、メンブランが、収容室の内面のうち、主液室側の第1端面に密に当接して第1連通部を閉塞するので、気泡が発生することも、高周波オリフィスから液体が高速で主液室に流入することもない。
第1端面、および第2端面のうちの少なくとも一方に、環状溝が形成されているので、例えばアイドル振動の入力時に収容室に流入した液体を、メンブランと、第1端面および第2端面と、の間の狭い隙間に限らず、環状溝にも流入させることが可能になる。これにより、例えばアイドル振動の入力時に収容室に流入した液体が、前述の狭い隙間を主に流通することに起因して、意図しない共振が発生しやすくなるのを防ぐことができる。
図1に示すように、防振装置10は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第1取付部材11と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第2取付部材12と、第1取付部材11および第2取付部材12を互いに弾性的に連結する弾性体13と、第1取付部材11内において弾性体13との間に、液体が封入された液室19を画成するダイヤフラム20と、液室19を後述する主液室14と副液室15とに仕切る仕切部材16と、を備える液体封入型の防振装置である。
なお、第1取付部材11、第2取付部材12、および弾性体13はそれぞれ、平面視した状態で円形状、若しくは円環状に形成されるとともに、中心軸線Oと同軸に配置されている。
ダイヤフラム20は、ゴム、若しくは軟質の合成樹脂等の弾性材料で形成され、有底円筒状に形成されている。ダイヤフラム20の外周面は、ダイヤフラムリング21の内周面に加硫接着されている。ダイヤフラムリング21は、第1取付部材11の下端部内に、第2ゴム膜13bを介して嵌合されている。ダイヤフラムリング21は、第1取付部材11の下端部内に加締められて固定されている。ダイヤフラム20およびダイヤフラムリング21それぞれの上端開口縁は、仕切部材16の下面に液密に当接している。
図示の例では、ダイヤフラム20の底部が、外周側で深く中央部で浅い形状になっている。ただし、ダイヤフラム20の形状としては、このような形状以外にも、従来公知の種々の形状を採用することができる。
高周波オリフィス22は、アイドル振動(例えば、周波数が15Hz〜30Hz、振幅が±0.5mmより小さい)の入力時に共振が発生するようにチューニングされ、低周波オリフィス23は、シェイク振動(例えば、周波数が14Hz以下、振幅が±0.5mm以上)の入力時に共振が発生するようにチューニングされている。
低周波オリフィス23は、主液室14に開口する第3連通部26、副液室15に開口する第4連通部27、および第3連通部26と第4連通部27とを連通する第2流路25を備えている。低周波オリフィス23は、主液室14と副液室15とを連通する。
上側障壁35は主液室14に面している。下側障壁36は副液室15に面しており、第4連通部27は、下側障壁36を軸方向に貫く1つの開口により構成されている。第4連通部27は、下側障壁36の外周面に開口している。
細孔26aは、図3に示されるように、第2流路25側の第1部分26bと、主液室14側の第2部分26cと、を備えている。第1部分26bの流路長は、第2部分26cの流路長より短い。第1部分26bおよび第2部分26cはそれぞれ、第2流路25側から主液室14側に向かうに従い、縮径している。第1部分26bの内周面の軸方向に対する傾斜角度は、第2部分26cの内周面の軸方向に対する傾斜角度より大きくなっている。細孔26aの内径は、第2流路25側の開口端で最大となり、主液室14側の開口端で最小となっている。
なお、メンブラン41および収容室42の平面視形状は、例えば角形状、若しくは星形状にする等、適宜変更してもよい。
なお、伸縮部41bをメンブラン41に複数連ねて配置し蛇腹状にしてもよい。また、伸縮部41bは、下方に向けて屈曲してもよい。また、伸縮部41bは、例えばメンブラン41において、外周縁部41aのうち角部41dに位置する部分に対して、この外周縁部41aの内側から連なる部分に限って配設してもよい。
ここで、メンブラン41において、伸縮部41bより内側に位置する本体部の上下面に複数の突起体が設けられている。伸縮部41bは、図示の例に代えて例えば、メンブラン41の本体部のうち、複数の突起体を除く部分の厚さより薄肉に形成され、かつ軸方向に直交する方向に延びる平板状に形成されてもよい。
逃げ凹部44は、第1端面42aにおいて、支持部43に収容室42の内側から連なる部分に形成されている。逃げ凹部44は、支持部43の内周面に沿ってその全周にわたって連続して配置されている。逃げ凹部44の溝幅は、係止溝45の溝幅より広くなっている。逃げ凹部44および係止溝45の各深さは互いに同等になっている。
なお、第2連通部18、および第4連通部27を互いに独立させてもよい。
本実施形態では、低周波オリフィス23の第2流路25が、渦室34を備えているので、防振装置10に大きな荷重(振動)が入力されたときに、主流路31から渦室34に流入した液体が、渦室34内で圧力損失させられながら旋回することとなり、主液室14に流入する液体の流速を確実に抑えることができる。
収容室42に、逃げ凹部44、および係止溝45を形成しなくてもよい。
収容室42に、支持部43を設けず、振動の入力時にメンブラン41を収容室42内で変位させてもよい。
11 第1取付部材
12 第2取付部材
13 弾性体
14 主液室
15 副液室
16 仕切部材
17 第1連通部
18 第2連通部
19 液室
20 ダイヤフラム
22 高周波オリフィス
23 低周波オリフィス
24 第1流路
25 第2流路
26 第3連通部
26a 細孔
27 第4連通部
28 環状溝
29 短絡溝
35 上側障壁
36 下側障壁
38 第1障壁(障壁)
39 第2障壁
41 メンブラン
41a 外周縁部
42 収容室
42a 第1端面
42b 第2端面
O 中心軸線
Claims (5)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付部材、および他方に連結される第2取付部材と、
前記第1取付部材および前記第2取付部材を互いに弾性的に連結し、かつ前記第1取付部材における軸方向の一端開口部を閉塞する弾性体と、
前記第1取付部材における軸方向の他端開口部を閉塞し、前記弾性体との間に、液体が封入された液室を画成するダイヤフラムと、
前記液室を、前記弾性体を隔壁の一部に有する主液室と、前記ダイヤフラムを隔壁の一部に有する副液室と、に仕切る仕切部材と、を備えるとともに、
前記仕切部材に、高周波オリフィス、および前記高周波オリフィスの共振周波数より共振周波数が低い低周波オリフィスが形成された液体封入型の防振装置であって、
前記高周波オリフィスは、メンブランが収容された収容室、前記収容室と前記主液室とを連通する第1連通部、前記副液室に開口する第2連通部、および前記収容室と前記第2連通部とを連通する第1流路を備え、
前記低周波オリフィスは、前記主液室に開口する第3連通部、前記副液室に開口する第4連通部、および前記第3連通部と前記第4連通部とを連通する第2流路を備え、
前記第3連通部は、前記主液室に面する障壁を貫く複数の細孔を備えている、防振装置。 - 前記メンブランは、前記収容室の内面のうち、前記主液室側の第1端面、および前記副液室側の第2端面に当接、若しくは近接し、
前記第1端面、および前記第2端面のうちの少なくとも一方に、環状溝が形成されている、請求項1に記載の防振装置。 - 前記第1端面、および前記第2端面のうちの少なくとも一方に、前記環状溝を短絡させる短絡溝が形成されている、請求項2に記載の防振装置。
- 前記環状溝は、前記第1取付部材の中心軸線に沿う軸方向から見て、前記メンブランの外周縁部に沿って延びている、請求項2または3に記載の防振装置。
- 前記第2連通部、および前記第4連通部は、共通の開口となっている、請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168417A JP7324666B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168417A JP7324666B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021046877A true JP2021046877A (ja) | 2021-03-25 |
JP7324666B2 JP7324666B2 (ja) | 2023-08-10 |
Family
ID=74878115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019168417A Active JP7324666B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7324666B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084823A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-12 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JP2001020992A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 液封入式防振装置 |
JP2003074617A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
JP2019116906A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
-
2019
- 2019-09-17 JP JP2019168417A patent/JP7324666B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084823A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-12 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JP2001020992A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 液封入式防振装置 |
JP2003074617A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
JP2019116906A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7324666B2 (ja) | 2023-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6274927B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2016176509A (ja) | 防振装置 | |
WO2019216403A1 (ja) | 防振装置 | |
JP6995113B2 (ja) | 防振装置 | |
WO2018198444A1 (ja) | 防振装置 | |
JP7015165B2 (ja) | 防振装置 | |
JP6983060B2 (ja) | 防振装置 | |
WO2021090946A1 (ja) | 防振装置 | |
JP2021046877A (ja) | 防振装置 | |
WO2021090938A1 (ja) | 防振装置 | |
WO2021090949A1 (ja) | 防振装置 | |
JP7350627B2 (ja) | 防振装置 | |
JP7350628B2 (ja) | 防振装置 | |
JP7349325B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2018194102A (ja) | 防振装置 | |
JP6836458B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2022062335A (ja) | 防振装置 | |
JP6853674B2 (ja) | 防振装置 | |
JP7027147B2 (ja) | 防振装置 | |
JP6822860B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2021076166A (ja) | 防振装置 | |
JP2021076172A (ja) | 防振装置 | |
JP2021076171A (ja) | 防振装置 | |
WO2018193895A1 (ja) | 防振装置 | |
JP2021076169A (ja) | 防振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20220513 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20220725 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7324666 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |