JP2021045935A - 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省電力モードにおけるPFC回路の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる情報処理装置を提供する。【解決手段】複合機100は、スリープモード時にPFC回路106を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面500を操作部120に表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
通常電力モードや省電力モード等の複数の電力モードを切り替え可能な情報処理装置としての複合機が知られている。複合機は、PFC(Power Factor Correction)回路を備える(例えば、特許文献1を参照)。PFC回路は、複合機の電源ユニットに供給される交流電力の電流波形の乱れを整形して電流波形の位相を電圧波形の位相に近づけることで、力率を改善させる回路である。複合機は、例えば、当該複合機に設けられる複数のユニットを動作させるための電力を電源ユニットから供給する通常電力モードにおいてPFC回路を動作させる(例えば、特許文献2を参照)。これにより、通常電力モードにおいて、複合機の電源ラインに生じる高調波成分を低減してノイズ障害の発生を防ぎ、且つ電力効率を向上可能となる。
一方、省電力モードでは、複合機は、当該複合機に設けられる複数のユニットのうち、省電力モードにおいて動作させる特定のユニットのみに電力を供給する。例えば、複合機が移行した電力モードに関わらずネットワークを介して接続された外部装置から送信されたデータを保持できるように、通常電力モード及び省電力モードの何れにおいても複合機のストレージに電力が供給される。省電力モードでは、上述したように特定のユニットのみに電力が供給され電源ユニットから供給される電力は小さく、高調波成分による弊害もほとんどないため、複合機はPFC回路を停止させる。これにより、省電力モードにおいて複合機全体の消費電力からPFC回路の消費電力分を削減可能となる。
特開2018−77617号公報 特開2007−90830号公報
しかしながら、省電力モードにおいて電力が供給されるストレージの種別や個数といったストレージの構成に応じて、省電力モードにおける高調波成分による弊害が無視できなくなることがある。例えば、複合機に搭載されたストレージが所定の容量より大きな容量のストレージに交換された場合、省電力モードにおいて電源ユニットから交換済みの大容量のストレージへ電力が供給される。また、複合機において2つのストレージに同一のデータを書き込むミラーリング機能がオンされた場合、省電力モードにおいて電源ユニットから2つのストレージへ電力が供給される。これらのような場合、省電力モード時にPFC回路を停止させると、高調波成分による弊害が顕著に表れ、電力効率が低下してしまう。これに対し、例えば、通常電力モードだけでなく省電力モードもPFC回路を動作させると、省電力モードにおいてPFC回路を動作させた分の消費電力が増加してしまう。このように、従来の複合機では、省電力モードにおけるPFC回路の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができない。
本発明の目的は、省電力モードにおけるPFC回路の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる情報処理装置、その制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、少なくとも第1の電力モードと前記第1の電力モードより低消費電力の第2の電力モードとを有する情報処理装置において、力率改善回路と、前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、省電力モードにおけるPFC回路の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置としての複合機の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のPFC回路の構成を概略的に示す回路図である。 図1の複合機の電力モードの遷移図である。 図1の複合機によって実行される電力モード制御処理の手順を示すフローチャートである。 図1の操作部に表示される選択画面の一例を示す図である。 図4の電力モード制御処理の第1の変形例の手順を示すフローチャートである。 図1の操作部に表示される設定画面の一例を示す図である。 図6のステップS606の判別結果に対応するストレージの構成の具体例を示す図である。 図1の複合機の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図4の電力モード制御処理の第2の変形例の手順を示すフローチャートである。 図9の複合機の電力モードの遷移図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。なお、本実施の形態では、情報処理装置としての複合機に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は複合機に限られず、PFC回路を備える装置に本発明を適用してもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置としての複合機100の構成を概略的に示すブロック図である。図1において、複合機100は、電源スイッチ101、電源プラグ102、電源ユニット103、及び画像形成ユニット115を備える。なお、以下では、スイッチを「SW」と記す。
ユーザが複合機100の電源SW101をオンすると、コンセント(不図示)から商用の交流電力が、当該コンセントに接続された電源プラグ102を介して電源ユニット103に供給される。複合機100は、複数の電力モード、例えば、スタンバイモード、及び当該スタンバイモードより低消費電力のスリープモードを切り替え可能である。
電源ユニット103は、ACフィルタ104、整流部105、PFC回路(力率改善回路)106、スイッチングレギュレータ107、及びFETSW112〜FETSW114を備える。整流部105は、ACフィルタ104によってノイズ成分が除去された交流電力の交流電流を、例えば、全波整流する。PFC回路106は、電源ユニット103に供給される交流電力の電流波形の乱れを整形して電流波形の位相を電圧波形の位相に近づけることで、力率を改善させる回路である。なお、PFC回路106の構成は後述する。スイッチングレギュレータ107は、電源ユニット103が画像形成ユニット115へ供給する直流電力の電圧値を所望の電圧値に変換する。電源ユニット103は、4つの電源ライン108〜電源ライン111から画像形成ユニット115へ電力を供給する。例えば、電源ユニット103は、画像形成ユニット115においてスタンバイモード及びスリープモードの何れも動作するデバイス(以下、「常夜動作デバイス」とする。)に対し、電源ライン108から電力を供給する。常夜動作デバイスは、例えば、CPU117、ROM118、LANコントローラ121、電源制御部124、ストレージ制御部125、及びストレージ126である。また、電源ユニット103は、画像形成ユニット115においてスタンバイモード及びスリープモードのうちスタンバイモードに動作するデバイス(以下、「非常夜動作デバイス」とする。)に対し、電源ライン109〜電源ライン111から電力を供給する。電源ユニット103は、複合機100がスリープモードに移行した際に、FETSW112〜FETSW114をオフして、非常夜動作デバイスへの電力の供給を停止する。
画像形成ユニット115は、制御部116、プリンタエンジン128、プリンタエンジンI/F129、スキャナ130、及びスキャナI/F131を備える。制御部116は、プリンタエンジンI/F129及びスキャナI/F131と接続されている。プリンタエンジン128は、プリンタエンジンI/F129と接続されている。スキャナ130は、スキャナI/F131と接続されている。
制御部116は、CPU117、ROM118、DRAM119、操作部120、LANコントローラ121、電源制御部124、ストレージ制御部125、ストレージ126、及び画像処理部127を備える。CPU117、ROM118、DRAM119、操作部120、LANコントローラ121、電源制御部124、ストレージ制御部125、及び画像処理部127は、バス132を介して互いに接続されている。ストレージ126は、ストレージ制御部125と接続されている。なお、本実施の形態では、制御部116が1つのストレージを備える構成について説明するが、制御部116が複数のストレージを備えていても良い。例えば、制御部116は、2つのストレージを備え、各ストレージに同一のデータを書き込むミラーリングを行う。ミラーリング機能のオンオフ設定は、ユーザによって予め行われる。
CPU117は、複合機100を制御するマイクロコンピュータである。ROM118は、複合機100の制御プログラムを格納する。DRAM119は、CPU117が実行するプログラムを格納する。また、DRAM119は、CPU117が演算処理に用いるデータを一時的に格納するワークメモリとして使用される。操作部120は、ユーザが各種指示を入力するためのタッチパネル式のディスプレイ等を備える。操作部120には、例えば、複合機100のステータス情報、各種設定項目が表示される。ユーザが操作部120に入力した情報は、CPU117へ転送される。LANコントローラ121は、ネットワーク122を介して接続された外部装置123等とのデータ通信を制御する。
電源制御部124は、FETSW112〜FETSW114のオンオフを制御して複合機100の各デバイスへの電力の供給を制御する。また、電源制御部124は、PFC制御信号133をPFC回路106へ出力する。PFC制御信号133は、PFC回路106を有効及び無効に切り替えるための信号である。ストレージ制御部125は、当該ストレージ制御部125に接続されたストレージ、例えば、ストレージ126を制御するホストコントローラである。なお、制御部116が複数のストレージを備える場合、ストレージ制御部125は、制御部116に設けられた全てのストレージを制御する。ストレージ126は、例えば、文書データ、CPU117による処理中のデータ、複合機100の制御に関するソフトウェアモジュールや設定データを格納する。また、ストレージ126は、画像データを一時的にスプールする。本実施の形態では、複合機100が移行した電力モードに関わらず、ネットワーク122を介して接続された外部装置123等から取得したデータを保持できるように、スタンバイモード及びスリープモードの何れにおいても、ストレージ制御部125及びストレージ126に電力が供給される。
画像処理部127は、印刷するデータに対して、色補正処理、諧調補正処理、文字のエッジスムージング処理、ハーフトーン処理等の各種画像処理を施す。プリンタエンジン128は、プリンタエンジンI/F129を介して取得した画像データに基づいて用紙に画像を印刷する。スキャナ130は、載置された原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F131を介してDRAM119に画像データを格納する。
図2は、図1のPFC回路106の構成を概略的に示す回路図である。図2のPFC制御部201は、電源制御部124からPFC回路106を有効化するためのPFC制御信号133を受信すると、このPFC制御信号133の受信に同期してFET202のゲートをオンさせる。FET202のゲートがオンすると、コイル203に流れる電流によって磁界が生じ、電気エネルギーから変換された磁気エネルギーがコイル203に蓄積される。また、PFC制御部201は、抵抗205、206によって分圧された電圧の値と抵抗207に流れる電流の値とを検出した結果に基づいてFET202のゲートのオンオフを制御する。FET202のゲートがオフすると、コイル203に蓄積された磁気エネルギーがダイオード204を介して平滑コンデンサ208に供給される。このように、PFC制御部201がFET202のゲートのオンオフを制御することで、電源ユニット103に供給された交流電力の電流波形が調整される。
一方、PFC制御部201は、電源制御部124からPFC回路106を無効化するためのPFC制御信号133を受信すると、このPFC制御信号133の受信に同期してFET202のゲートをオフさせる。PFC回路106を無効化するためのPFC制御信号133を受信した場合、PFC回路106を有効化するためのPFC制御信号133を受信するまで、FET202のゲートは、オフされたままとなる。FET202のゲートがオフされている間、複合機100では、PFC回路106の動作が停止し、力率改善制御は行われない。複合機100のデフォルト設定では、スタンバイモード時に電源制御部124からPFC回路106へPFC回路106を有効化するためのPFC制御信号133が送信され、PFC回路106による力率改善制御が行われる。また、スリープモード時に電源制御部124からPFC回路106へPFC回路106を無効化するためのPFC制御信号133が送信され、PFC回路106による力率改善制御が行われない。
図3は、図1の複合機100の電力モードの遷移図である。電源オフ状態の複合機100において、ユーザが電源SW101をオンすると、CPU117が起動処理を実行する。これにより、複合機100は、図3に示すように、スタンバイモードに移行する。スタンバイモードでは、電源ユニット103から画像形成ユニット115の各ユニットへ電力が供給され、複合機100はプリントジョブやスキャンジョブ等を実行する。アイドル状態が所定の時間継続すると、電源制御部124がFETSW112〜FETSW114をオフして、複合機100がスタンバイモードからスリープモードへ移行する。スリープモードでは、電源ユニット103から画像形成ユニット115の常夜動作デバイスへ電力が供給される。複合機100は、所定のイベントが発生した際にスタンバイモードに復帰する。所定のイベントは、例えば、LANコントローラ121が外部装置123からジョブデータを受信したことを検知するイベントや、CPU117が操作部120にて割り込みジョブの実行指示を受け付けたことを検知するイベントである。スタンバイモード及びスリープモードの何れかに移行した複合機100において、ユーザが電源SW101をオフすると、CPU117がシャットダウンシーケンスを実行する。これにより、複合機100は電源オフ状態となる。
図4は、図1の複合機100によって実行される電力モード制御処理の手順を示すフローチャートである。図4の処理は、CPU117がROM118等に格納されたプログラムを実行することによって実現される。図4の処理は、複合機100が電源オフ状態であることを前提とする。
図4において、CPU117は、ユーザが電源スイッチ101をオンすると(ステップS401)、図5の選択画面500を操作部120に表示する(ステップS402)(表示制御手段)。選択画面500は、スリープモード時にPFC回路106を動作させるか否かをユーザに選択させるための画面である。選択画面500は、「する」ボタン501及び「しない」ボタン502を備える。「する」ボタン501は、スリープモード時にPFC回路106を動作させる設定を行うためのボタンである。「しない」ボタン502は、スリープモード時にPFC回路106を動作させない設定を行うためのボタンである。CPU117は、選択画面500の設定に基づいて、スリープモード時にPFC回路106を動作させるか否かを制御する。次いで、CPU117は、本処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、スリープモード時にPFC回路106を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面500が操作部120に表示される。これにより、スリープモード時にPFC回路106を動作させるか否かに関してユーザに設定させることができる。この設定に基づいて、スリープモードにおけるPFC回路の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、複合機100の管理者が複合機100にログインした際に、選択画面500が操作部120に表示されても良い。
また、上述した実施の形態では、ミラーリング設定情報やストレージ情報を含むストレージ関連情報に基づいて選択画面500を操作部120に表示させるか否かを制御しても良い。
図6は、図4の電力モード制御処理の第1の変形例の手順を示すフローチャートである。図6の処理も、CPU117がROM118等に格納されたプログラムを実行することによって実現される。図6の処理も、複合機100が電源オフ状態であることを前提とする。
図6において、CPU117は、ステップS401の処理を行う。次いで、CPU117は、ストレージ制御部125が制御するストレージの構成(以下、単に、「複合機100のストレージ構成」という。)を確認する(ステップS601)。ステップS402では、例えば、CPU117は、ユーザが図7の設定画面700にて予め設定したミラーリング機能のオンオフを示すミラーリング設定情報を取得する。設定画面700は、ミラーリング機能のオンオフ設定を行うための画面である。設定画面700は、シングルボタン701及びミラーリングボタン702を備える。シングルボタン701は、ミラーリング機能をオフするためのボタンである。ミラーリングボタン702は、ミラーリング機能をオンするためのボタンである。設定画面700にて設定された値は、ミラーリング設定情報としてROM118等に格納される。なお、ミラーリング機能がオンに設定された場合、電源ユニット103は、制御部116が備える複数、例えば、2つのストレージの両方に電力を供給する。一方、ミラーリング機能がオフに設定された場合、電源ユニット103は、制御部116が備える複数、例えば、2つのストレージの何れか一方に電力を供給する。
ステップS601において、CPU117は、ミラーリング設定情報に基づいてミラーリング機能のオンオフ設定の変更を確認する。また、CPU117は、制御部116のストレージ126が別のストレージに交換されたか否かを確認する。次いで、CPU117は、複合機100のストレージ構成が変更されたか否かを判別する(ステップS602)。例えば、ミラーリング機能のオンオフ設定が直近の設定から変更された場合、又は制御部116のストレージ126が別のストレージに交換された場合、CPU117は、複合機100のストレージ構成が変更されたと判別する。一方、ミラーリング機能のオンオフ設定が直近の設定のままであり且つ制御部116のストレージ126が別のストレージに交換されない場合、CPU117は、複合機100のストレージ構成が変更されないと判別する。
ステップS602の判別の結果、複合機100のストレージ構成が変更されないとき、CPU117は、本処理を終了する。ステップS602の判別の結果、複合機100のストレージ構成が変更されたとき、CPU117は、ストレージ制御部125に、当該ストレージ制御部125が制御するストレージへidentify deviceコマンドを発行させる(ステップS603)。ストレージ制御部125が制御するストレージ、例えば、ストレージ126が、identify deviceコマンドを受信すると、応答として下記表1のストレージ情報をストレージ制御部125へ送信する。
Figure 2021045935
ストレージ情報は、512wordで構成される。10word目〜16word目は、ストレージ126のシリアル番号を表す。27word目〜46word目は、ストレージ126の名称を示すモデル番号を表す。106word目は、ストレージ126の容量を表す。217word目は、ストレージ126の性能に関する情報を表す。例えば、ストレージ126がHDDである場合、ストレージ情報の217word目には、ストレージ126の回転数(rpm)が設定される。ストレージ126がSSDである場合、ストレージ情報の217word目には、0x01(h)の値が設定される。ストレージ制御部125は、ストレージ126から受信したストレージ情報をCPU117へ転送する。
次いで、CPU117は、ストレージ制御部125からストレージ情報を取得する(ステップS604)。次いで、CPU117は、ミラーリング設定情報及びストレージ情報を含むストレージ関連情報に基づいて複合機100のストレージに関する消費電力の予測値を算出する(ステップS605)。例えば、制御部116が1つのストレージ126を備える場合、又は制御部116がストレージ126を含む複数のストレージを備え且つミラーリング機能がオフされている場合、ステップS605にて、CPU117は、電源ユニット103から電力を供給されるストレージ126の消費電力の予測値を複合機100のストレージに関する消費電力の予測値として算出する。また、制御部116がストレージ126を含む複数のストレージを備え且つミラーリング機能がオンされている場合、CPU117は、ステップS605にて各ストレージの消費電力の予測値の合算値を複合機100のストレージに関する消費電力の予測値として算出する。次いで、CPU117は、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が予め設定された閾値以上であるか否かを判別する(ステップS606)。閾値は、例えば、スリープモード時にストレージを含む常夜動作デバイスが動作した際に力率改善制御を行う必要がある複合機100全体の消費電力に基づいて規定された値である。
ステップS606の判別の結果、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値未満であるとき、複合機100のストレージ構成が、スリープモードにおいて力率改善制御を行わなくても、複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害がほとんど表れない構成と言える。このようなストレージの構成において、CPU117は、選択画面500を操作部120に表示させない(ステップS607)。これにより、複合機100のデフォルト設定に従って、複合機100がスリープモードへ移行した際に、PFC回路106の動作が停止される。このように、本実施の形態では、スリープモードにおいて、PFC回路106の動作を停止しても複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害がほとんど表れないようなストレージの構成において、スリープモードにおけるPFC回路106が動作した分の消費電力の削減が優先され、力率改善制御が行われない。このようなストレージの構成は、例えば、図8の構成1に示すように、電源ユニット103が所定の容量より小さな容量の1つのストレージ126に電力を供給する構成である。次いで、CPU117は、本処理を終了する。
ステップS407の判別の結果、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値以上であるとき、複合機100のストレージ構成が、力率改善制御を行わないと、複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害が顕著に表れる構成であると言える。このようなストレージの構成において、CPU117は、ステップS402の処理を行う。このように、本実施の形態では、スリープモードにおいて、PFC回路106の動作を停止すると、複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害が顕著に表れるようなストレージの構成において、操作部120に選択画面500を表示してスリープモード時に力率改善制御を行うことをユーザに設定させる。このようなストレージの構成は、例えば、図8の構成2に示すように、電源ユニット103が所定の容量より大きな容量の1つのストレージ126に電力を供給する構成や、図5の構成3、4に示すように、ミラーリング機能がオンされ、ミラーリングを行うための複数のストレージに電源ユニット103が電力を供給する構成である。次いで、CPU117は、本処理を終了する。
本実施の形態では、下記表2に示すように、PFC回路106のオンオフがユーザによって制御される。
Figure 2021045935
具体的に、スタンバイモードのように、複合機100において多数のユニットを動作させるために電源ユニット103が大きな電力を供給する場合、複合機100は、複合機100のデフォルト設定に従って、力率改善制御を行うPFC回路106を動作させる。また、スリープモードのように、電源ユニット103から供給される電力の量が比較的小さい場合、複合機100は、複合機100のデフォルト設定に従って、PFC回路106を停止させて、スリープモード時にPFC回路106が動作する分の消費電力を削減する。スリープモードであっても、電源ユニット103が所定の容量より大きな容量のストレージに電力を供給する構成や、ミラーリング機能がオンされて電源ユニット103がミラーリングを行うための複数のストレージに電力を供給する構成では、複合機100は、操作部120に選択画面500を表示してスリープモード時に力率改善制御を行うことをユーザに設定させる。
上述した実施の形態では、ミラーリング設定情報やストレージ情報を含むストレージ関連情報に基づいて、選択画面500を表示させるか否かが制御される。
また、上述した実施の形態では、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値以上である場合、選択画面500が操作部120に表示される。これにより、複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害が顕著に表れるようなストレージの構成において、力率改善制御を行うことをユーザに設定させて電力効率を向上することができる。また、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値未満である場合、選択画面500が操作部120に表示されない。これにより、複合機100の電源ラインに生じる高調波成分による弊害がほとんど表れないようなストレージの構成において、ユーザに選択画面500の設定を強いることなく、省電力モードにおける複合機100全体の消費電力からPFC回路106の消費電力分を削減することができる。このように、本実施の形態では、省電力モードにおけるPFC回路106の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる。
上述した実施の形態では、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値以上である場合は、ミラーリング機能がオンされた場合である。これにより、スリープモードにおいて電源ユニット103が複数のストレージに電力を供給する場合に、力率改善制御を行うことをユーザに設定させて、スリープモードにおける電力効率を向上することができる。
上述した実施の形態では、複合機100のストレージに関する消費電力の予測値が閾値以上である場合は、ストレージ126の容量が所定の容量より大きな容量であった場合である。これにより、スリープモードにおいて電源ユニット103が大容量のストレージ126に電力を供給する場合に、力率改善制御を行うことをユーザに設定させて、スリープモードにおける電力効率を向上することができる。
上述した実施の形態では、複合機100は、画像形成処理を行う画像形成装置であるので、画像形成処理を行う画像形成装置において、省電力モードにおけるPFC回路106の動作に関し、搭載されたストレージの構成に適した制御を行うことができる。
上述した実施の形態では、ミラーリングを行うストレージの構成において、一方のストレージがデグレード状態である場合、ストレージ制御部125が制御するストレージのうちデグレード状態でないストレージの消費電力の予測値に基づいて、選択画面500を操作部120に表示させるか否かを制御しても良い。
図9は、図1の複合機100の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。図9において、複合機100の変形例である複合機900は、電源スイッチ101、電源プラグ102、及び電源ユニット103の他に、画像形成ユニット901を備える。画像形成ユニット901は、プリンタエンジン128、プリンタエンジンI/F129、スキャナ130、及びスキャナI/F131の他に、制御部902を備える。制御部902は、プリンタエンジンI/F129及びスキャナI/F131と接続されている。制御部902は、制御部116が備える各構成要素の他に、FETSW903、FETSW904、及びストレージ905を備える。FETSW903は、電源ユニット103からストレージ126へ電力を供給又は遮断するスイッチである。FETSW904は、電源ユニット103からストレージ905へ電力を供給又は遮断するスイッチである。複合機900では、例えば、ストレージ126がマスターストレージとして使用され、ストレージ905がスレーブストレージとして使用される。
図10は、図4の電力モード制御処理の第2の変形例の手順を示すフローチャートである。図10の処理も、CPU117がROM118等に格納されたプログラムを実行することによって実現される。図10の処理は、複合機100が電源オフ状態であり、且つミラーリング機能がオンに予め設定されていることを前提とする。
図10において、CPU117は、ステップS401、S601〜S602の処理を行う。ステップS602の判別の結果、複合機100のストレージ構成が変更されたとき、CPU117は、ステップS603以降の処理を行う。ステップS602の判別の結果、複合機100のストレージ構成が変更されないとき、CPU117は、2つのストレージの何れかがデグレード状態であるか否かを判別する(ステップS1001)。
ステップS1001の判別の結果、2つのストレージの何れもデグレード状態でないとき、CPU117は、本処理を終了する。ステップS1001の判別の結果、2つのストレージの何れかがデグレード状態であるとき、CPU117は、ミラーリングを行うミラーリングモードではなく、ミラーリングを行わずに1つのストレージのみにデータを書き込むシングルモードに設定する(ステップS1002)。次いで、CPU117は、複合機100の起動処理を行う。シングルモードが設定されると、電源制御部124は、デグレード状態のストレージ、例えば、ストレージ905への電力の供給を停止するために、FETSW904をオフする。なお、マスターストレージであるストレージ126がデグレード状態である場合、電源制御部124は、ストレージ905がマスターストレージとして動作するように設定を変更した後に、ステップS1002の処理を行い、FETSW903をオフしてストレージ126への電力の供給を停止する。
次いで、CPU117は、ステップS603〜S605の処理を行う。ステップS605では、CPU117は、ストレージ制御部125が制御するストレージのうちデグレード状態でないストレージの消費電力の予測値を複合機100のストレージに関する消費電力の予測値として算出する。次いで、CPU117は、ステップS606以降の処理を行う。このように、本実施の形態では、ストレージ制御部125が制御するストレージのうちデグレード状態でないストレージの消費電力の予測値に基づいて選択画面500を操作部120に表示させるか否かが制御される。これにより、デグレード状態であるために電力の供給が停止されたストレージを考慮して、ユーザに選択画面500の不要な設定を強いるのを抑制することができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 複合機
106 PFC回路
117 CPU
120 操作部
500 選択画面
126、905 ストレージ

Claims (11)

  1. 少なくとも第1の電力モードと前記第1の電力モードより低消費電力の第2の電力モードとを有する情報処理装置において、
    力率改善回路と、
    前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置の起動指示を受け付ける受け付け手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記起動指示を受け付けたことに応じて、前記選択画面を表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記選択画面で前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させることが選択された場合、前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させる電力制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 1又は複数の記憶手段と、
    前記記憶手段に関する情報を取得する取得手段とを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記記憶手段に関する情報に基づいて前記選択画面を表示するか否かを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶手段に関する情報に基づいて、前記記憶手段の消費電力の予測値を算出する算出手段とを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記予測値が所定の閾値以上である場合、前記選択画面を表示し、前記予測値が前記所定の閾値未満である場合、前記選択画面を表示しないことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記予測値が前記所定の閾値以上である場合は、複数の記憶手段に同一のデータを書き込むミラーリング機能がオンされた場合であることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記予測値が前記所定の閾値以上である場合は、記憶手段の容量が所定の容量より大きな容量である場合であることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  8. 前記算出手段は、前記記憶手段が複数である場合、前記記憶手段のうちデグレード状態でない記憶手段の消費電力の予測値を算出し、
    前記表示制御手段は、前記デグレード状態でない記憶手段の消費電力の予測値に基づいて前記選択画面を表示するか否かを制御することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 画像形成処理を行う画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 力率改善回路を備える情報処理装置の制御方法であって、少なくとも第1の電力モードと前記第1の電力モードより低消費電力の第2の電力モードとを有する情報処理装置の制御方法において、
    前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面を表示する表示制御ステップを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 力率改善回路を備える情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、少なくとも第1の電力モードと前記第1の電力モードより低消費電力の第2の電力モードとを有する情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記情報処理装置の制御方法は、
    前記第2の電力モードにおいて前記力率改善回路を動作させるか否かをユーザに選択させる選択画面を表示する表示制御ステップを有することを特徴とするプログラム。
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