JP2021044646A - 情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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祐機 岩本
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Abstract

【課題】会議室ごとにアプリケーションのライセンスを管理することにより会議を効率よく行うことが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムは、会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録処理部と、前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得部と、前記問い合わせ取得部により前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
従来、一定のライセンス数の範囲内において各デバイス間で所定プログラムを実行可能にするライセンス数管理装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。例えば、前記ライセンス数管理装置は、USBメモリに格納されたアプリケーション及びそのライセンス情報を取得するアプリケーション管理部を備えたMFPであって、ライセンス情報から前記ライセンス数を抽出する手段と、MFP毎のプログラムの有効/無効データを、所定グループに属するすべてのMFPから抽出する手段と、有効/無効データ及びライセンス数に基づきグループにおけるプログラムの残ライセンス数を算出する手段と、残ライセンス数の範囲内において自己が取得したプログラムを有効に設定してその実行を許諾する手段と、無効化コードを他のデバイスに送信する手段と、無効化コードの受信に応じて自己が取得したプログラムを無効に設定してその実行を制限する手段と、を備えて構成されている。
特許第5130126号公報
ここで、アプリケーションの中には、特定の場所でのみユーザに利用を許可するアプリケーションが存在する場合がある。例えば、所定の会議室で会議を行う場合、会議の参加者は、当該会議室でのみ所定のアプリケーションを利用することができる。このようなケースでは、会議室ごとに前記アプリケーションのライセンスが付与されることが望ましい。しかし、従来の技術では、デバイスごとにライセンスが付与されるため、上述のケースでは、会議が開始される際にデバイスごとにライセンスを有効にする処理が必要になり、会議を効率よく行うことができない。
本発明の目的は、会議室ごとにアプリケーションのライセンスを管理することにより会議を効率よく行うことが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係る情報処理システムは、会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録処理部と、前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得部と、前記問い合わせ取得部により前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御部と、を備える。
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録ステップと、前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得ステップと、前記問い合わせ取得ステップにより前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する。
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録ステップと、前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得ステップと、前記問い合わせ取得ステップにより前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行させるための情報処理プログラムである。
本発明によれば、会議室ごとにアプリケーションのライセンスを管理することにより会議を効率よく行うことが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係る会議システムの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議室情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される機器情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるユーザ情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議情報の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるライセンス情報の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議室端末情報の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、本発明の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
本発明に係る情報処理システムは、例えば一つの場所(会議室)において一又は複数のユーザが参加する会議に適用することができる。本実施形態に係る会議システムは、本発明に係る情報処理システムの一例である。例えば本実施形態に係る会議システムでは、会議室に、会議に参加する各ユーザが利用する会議室端末(ユーザ端末)と、当該会議室端末の表示画面などを表示する表示装置、各会議室端末の表示画面を共有するための共有装置、ユーザの音声を受信する音声処理装置などの機器(会議用機器)とが配置される。ままた、前記会議システムは、前記会議室で利用可能なアプリケーションのライセンスを管理する管理サーバを含む。
[会議システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す図である。会議システム100は、管理サーバ1と、会議室端末2と、会議用機器3と、データベースDBとを含んでいる。図1には、会議室R1及び会議室R2を示している。会議室R1には、会議の参加者であるユーザAが利用する会議室端末2Aと、会議用機器3の一例である表示装置3Aとが配置されている。会議室R2には、会議の参加者であるユーザBが利用する会議室端末2B及びユーザCが利用する会議室端末2Cと、会議用機器3の一例である表示装置3B及び共有装置3Cとが配置されている。
管理サーバ1は、例えば1台又は複数台のデータサーバ(仮想サーバ)で構築される。データベースDBは、各種データを記憶する。データベースDBは、管理サーバ1、会議室端末2、及び会議用機器3のいずれか一つの機器に含まれてもよいし、複数の機器に分散して含まれてもよい。会議室端末2は、会議に参加するユーザが会議室に持ち込む自身の端末装置であってもよい。会議室には、例えば会議に参加するユーザの人数分の会議室端末2が含まれてもよい。
管理サーバ1、会議室端末2、会議用機器3、及びデータベースDBは、ネットワークN1を介して互いに接続されている。ネットワークN1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。会議用機器3は、本発明の機器の一例である。会議室端末2は、本発明の操作端末の一例である。
[管理サーバ1]
図2に示すように、管理サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信インターフェース13などを備える。管理サーバ1は、1台又は複数台の仮想サーバ(クラウドサーバ)であってもよいし、1台又は複数台の物理サーバであってもよい。
通信インターフェース13は、管理サーバ1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば会議室端末2、会議用機器3、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部11に後述の会議支援理を実行させるための会議支援処理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援処理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、管理サーバ1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶されてもよい。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバ1を制御する。
また制御部11は、データベースDBを参照して各種処理を実行する。データベースDBには、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザ情報D3、会議情報D4、ライセンス情報D5、会議室端末情報D6などのデータが記憶される。
図3には会議室情報D1の一例を示している。会議室情報D1には、会議室ごとに、対応する「会議室ID」、「会議室名」、「機器ID」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「会議室ID」は会議室の識別情報であり、「会議室名」は会議室の名前である。「機器ID」は、会議室に設置される会議用機器3の識別情報である。例えば、会議室R1に表示装置3Aが設置される場合、会議室R1に対応する前記機器IDに、表示装置3Aの識別情報「S001」が登録される。同様に、会議室R2に共有装置3C及び表示装置3Bが設置される場合、会議室R2に対応する前記機器IDに、共有装置3Cの識別情報「S002」及び表示装置3Bの識別情報「S003」が登録される。
図4には機器情報D2の一例を示している。機器情報D2には、会議用機器3ごとに、対応する「機器ID」、「IPアドレス」、「認証情報」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「機器ID」は会議室に設置される会議用機器3の識別情報であり、会議室情報D1の「機器ID」と同一である。「認証情報」は、会議用機器3を認証するための情報であり、ポート番号、パスワード、PIN番号などが含まれる。また、機器情報D2には、ネットワークN1に接続されるクラウドストレージ(後述)にアクセスするためのアクセス情報(認証情報など)が登録される。前記クラウドストレージには、例えばユーザがアップロードしたファイル(表示データ)が記憶される。
図5にはユーザ情報D3の一例を示している。ユーザ情報D3には、ユーザごとに、対応する「ユーザID」、「ユーザ名」、「パスワード」などの情報が互いに関連付けられて登録される。ユーザ情報D3には、会議に参加するユーザだけでなく、会議システム100を利用する権限を有する全てのユーザに関する情報が事前に登録される。例えば、企業の全社員の情報がユーザ情報D3に登録される。「ユーザID」はユーザの識別情報であり、「ユーザ名」はユーザの名前である。「ユーザID」及び「パスワード」はユーザが会議に参加する際のログインに利用される情報である。
例えば、会議に参加するユーザは、会議を開始する際に自身の会議室端末2において会議支援アプリケーション(後述)を起動させて、ログイン画面にログイン情報である前記ユーザID及び前記パスワードを入力する。管理サーバ1は前記ログイン情報に基づいてログイン処理を行う。前記会議が行われる会議室に前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合、ログインしたユーザは、前記会議支援アプリケーションを利用した会議に参加することが可能となる。
図6には会議情報D4の一例を示している。会議情報D4には、会議ごとに、対応する「会議ID」、「会議名」、「会議室ID」、「開始日時」、「終了日時」、「参加者ID」、「添付ファイルID」などの情報(スケジュール情報)が互いに関連付けられて登録される。「会議ID」は会議の識別情報であり、「会議名」は会議の名称(件名)である。「開始日時」は会議の開始日時であり、「終了日時」は会議の終了日時である。「参加者ID」は、会議に参加するユーザの識別情報(ユーザID)である。「添付ファイルID」は、会議に使用されるファイル(資料)の識別情報であり、添付ファイルIDに対応するファイルデータは、データベースDBに記憶される。会議情報D4は、会議の開催予定が決定すると責任者などにより事前に登録される。図6では、ユーザA(「U001」)が会議室R1(「R001」)で開催される会議M1の参加者として登録され、ユーザB(「U002」)及びユーザC(「U003」)が会議室R2(「R002」)で開催される会議M2の参加者として登録され、ユーザC(「U003」)が会議室R3(「R003」)で開催される会議M3の参加者として登録されていることを示している。
図7にはライセンス情報D5の一例を示している。ライセンス情報D5には、会議が開催される場所(会議室)ごとに、「ライセンス」、「機器ID」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「ライセンス」は、所定のアプリケーションに関するライセンスの有無を示す情報である。
ここで、前記所定のアプリケーションは、例えば、会議室R1に設置された表示装置3Aに会議室端末2の表示画面を表示させる処理、音声により表示装置3Aの電源をON/OFFさせる処理、音声により表示装置3Aの音量を変更させる処理など、表示装置3Aを制御するためのアプリケーション、会議室R2に設置された共有装置3Cを制御して会議室R2に配置された会議室端末2Bから表示装置3B及び会議室端末2Cへ表示画面を共有させるためのアプリケーション、会議室R3に設置された音声処理装置3Dを制御して音声コマンドを実行させるためのアプリケーション、会議室R1に設置された表示装置3Aに表示させる添付ファイル(表示データ)を記憶する記憶部(例えばデータベースDB)にアクセスするためのアプリケーションなど、会議を支援するアプリケーションである。以下、前記所定のアプリケーションを、「会議支援アプリケーション」と称す。表示装置3A、共有装置3C、音声処理装置3Dのそれぞれは、本発明の機器の一例である。
図7に示す「機器ID」は、前記会議支援アプリケーションを実行する会議用機器3の識別情報である。例えば、会議室ID「R001」の会議室R1には、音声により表示装置3A「S001」を制御可能な前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている。また会議室ID「R002」の会議室R2には、会議室端末2Bの表示画面と会議室端末2Cの表示画面とを共有させるための共有装置3C「S002」を制御可能な前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている。なお、会議室ID「R003」の会議室R3には、ユーザの音声を受信可能な音声処理装置3D「S004」を制御可能な前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されていない。
図8には会議室端末情報D6の一例を示している。会議室端末情報D6には、会議が開始されてログインしたユーザが利用する会議室端末2の情報が登録される。会議室端末情報D6には、「会議室ID」、「端末ID」、「ユーザID」、「IPアドレス」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「端末ID」は会議室端末2の識別情報であり、「ユーザID」は会議室端末2を利用するユーザの識別情報である。ユーザが前記ログイン情報を入力すると、当該ユーザの会議室端末2の識別情報が「端末ID」に登録される。会議室端末情報D6には、会議に参加中のユーザが利用する会議室端末2の情報がリアルタイムで登録及び更新される。
なお、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザ情報D3、会議情報D4、ライセンス情報D5、会議室端末情報D6などの情報の一部又は全部が、管理サーバ1、会議室端末2、及び会議用機器3のいずれかに記憶されてもよいし、これら複数の装置に分散して記憶されてもよい。また、前記各情報が会議システム100からアクセス可能なサーバに記憶されてもよい。この場合、会議システム100は、前記サーバから前記各情報を取得して、後述の会議支援処理などの各処理を実行してもよい。
図2に示すように、制御部11は、登録処理部111、問い合わせ取得部112、会議情報取得部113、ライセンス判定部114、利用制御部115、通知処理部116などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
登録処理部111は、会議が行われる場所(会議室)を示す場所情報(会議室ID)と、前記会議室に設置される会議用機器3の識別情報(機器ID)と、会議用機器3に対応する機能(前記会議支援アプリケーション)のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けてデータベースDBに登録する。登録処理部111は、本発明の登録処理部の一例である。具体的には、登録処理部111は、会議室ごとに、会議室IDと、会議室に設置される会議用機器3の識別情報(機器ID)とを互いに関連付けて会議室情報D1(図3参照)に登録する。例えば、登録処理部111は、表示装置3AがネットワークN1に接続されてIPアドレス及び認証情報(図4参照)を取得した場合に、会議室情報D1に会議室ID「R001」及び表示装置3Aの機器ID「S001」を登録する。
また、登録処理部111は、会議室IDと、会議が開始されてログインしたユーザのユーザIDと、当該ユーザが利用する会議室端末2の識別情報(端末ID)とを互いに関連付けて会議室端末情報D6(図8参照)に登録する。
また、登録処理部111は、会議室ごとに、会議室IDと、前記会議支援アプリケーションのライセンスの有無とを互いに関連付けてライセンス情報D5(図7参照)に登録する。例えば、登録処理部111は、会議室R1の会議室ID「R001」と、会議室R1に設置される表示装置3Aの機器ID「S001」と、前記会議支援アプリケーションのライセンス情報「有」とを互いに関連付けてライセンス情報D5(図7参照)に登録する。また、登録処理部111は、会議室R2の会議室ID「R002」と、会議室R2に設置される共有装置3Cの機器ID「S002」と、前記会議支援アプリケーションのライセンス情報「有」とを互いに関連付けてライセンス情報D5(図7参照)に登録する。また、登録処理部111は、会議室R3の会議室ID「R003」と、会議室R3に設置される音声処理装置3Dの機器ID「S004」と、前記会議支援アプリケーションのライセンス情報「無」とを互いに関連付けてライセンス情報D5(図7参照)に登録する。なお、登録処理部111は、会議が開始される前に予めライセンス情報D5を登録する。
問い合わせ取得部112は、会議室端末2から前記会議支援アプリケーションのライセンスの有無に関する問い合わせを取得する。問い合わせ取得部112は、本発明の問い合わせ取得部の一例である。例えば、ユーザAが会議室R1の会議室端末2において前記会議支援アプリケーションを起動させると、会議室端末2Aは、会議室R1において前記会議支援アプリケーションを利用するためのライセンスの有無(利用許否)を確認する問い合わせを送信する。前記問い合わせには、会議室情報(会議室ID)、ユーザ情報(参加者ID、メールアドレスなど)、会議システムの種別(システムID)、会議室端末2の位置情報などが含まれる。問い合わせ取得部112は、会議室端末2Aから前記各情報を含む前記問い合わせを取得する。
会議情報取得部113は、会議情報D4から会議情報を取得する。具体的には、会議情報取得部113は、会議情報D4(図6参照)を参照して、前記問い合わせに含まれる各情報に対応する会議情報を取得する。
ライセンス判定部114は、会議情報取得部113により取得された前記会議情報と、問い合わせ取得部112により取得された前記問い合わせの各情報とに基づいて、前記会議支援アプリケーションの前記ライセンスの有無を判定する。ライセンス判定部は、本発明のライセンス判定部の一例である。例えば、ライセンス判定部114は、会議情報取得部113が会議室端末2Aから前記問い合わせを取得すると、ライセンス情報D5(図7参照)を参照して、会議室ID「R001」と表示装置3Aの機器ID「S001」とに対応するライセンスの有無を判定する。ライセンス判定部114は、会議室に設置される会議用機器3に対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合に、前記会議支援アプリケーションのライセンスが有ると判定する。ここでは、会議M1が行われる会議室R1に設置される表示装置3A「S001」に対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されているため、ライセンス判定部114は、会議室R1に対応する表示装置3Aにおける前記会議支援アプリケーションのライセンスを「有」と判定する。
また、ライセンス判定部114は、会議室R1に前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合において、さらに、会議室端末2の位置が前記会議室に含まれる場合に、前記ライセンスを「有」と判定してもよい。例えば、会議室端末2は、通信機能を利用して自身の位置情報を取得し、取得した前記位置情報を前記問い合わせに含めて管理サーバ1に送信する(後述)。ライセンス判定部114は、会議室端末2から前記位置情報を取得すると、会議室端末2が前記ライセンスを付与された会議室内に存在する場合に前記ライセンスを「有」と判定する。なお、ライセンス判定部114は、周知の方法を用いて、会議室端末2が所定の会議室内に位置するか否かを判定することができる。
また、ライセンス判定部114は、会議室R1に前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合において、さらに、会議用機器3を利用するユーザの識別情報(参加者ID)が会議情報D4(図6参照)に登録された参加者IDと一致する場合に、前記ライセンスを「有」と判定してもよい。
また、ライセンス判定部114は、会議室R1に前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されている場合において、さらに、前記システムIDが会議システム100において利用可能な前記会議システムのシステムIDに一致する場合に、前記ライセンスを「有」と判定してもよい。
利用制御部115は、問い合わせ取得部112により前記問い合わせが取得された場合に、会議室IDと会議用機器3の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記会議支援アプリケーションの利用を制御する。利用制御部115は、本発明の利用制御部の一例である。具体的には、利用制御部115は、ライセンス判定部114による判定結果に応じて前記会議支援アプリケーションの利用を許可又は禁止する。
例えば、ライセンス判定部114により会議室R1に対応する表示装置3Aに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが「有」と判定された場合に、利用制御部115は、会議室R1に設置される表示装置3Aに対して前記会議支援アプリケーションの利用を許可して、前記会議支援アプリケーションを有効に設定する。
また例えば、ライセンス判定部114により会議室R2に対応する共有装置3Cに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが「有」と判定された場合に、利用制御部115は、会議室R2に設置される共有装置3Cに対して前記会議支援アプリケーションの利用を許可して、前記会議支援アプリケーションを有効に設定する。
一方、例えば、ライセンス判定部114により会議室R3に対応する音声処理装置3Dに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが「無」と判定された場合に、利用制御部115は、会議室R3に設置される音声処理装置3Dに対して前記会議支援アプリケーションの利用を禁止して、前記会議支援アプリケーションを無効に設定する。
なお、利用制御部115に対応する処理部は、会議室端末2の制御部21に含まれてもよい。すなわち、会議室端末2の制御部21が、会議室IDと会議用機器3の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記会議支援アプリケーションの利用を制御する処理を実行してもよい。
通知処理部116は、問い合わせ取得部112により前記問い合わせが取得された場合に、ライセンス判定部114による前記ライセンスの有無に関する判定結果(回答)を会議室端末2に通知する。例えば、通知処理部116は、会議室端末2Aに、表示装置3Aに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが有ることを示す回答(「ライセンス有」)を通知する。また例えば、通知処理部116は、会議室端末2B,2Cに、共有装置3Cに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが有ることを示す回答(「ライセンス有」)を通知する。また例えば、通知処理部116は、会議室端末2Dに、音声処理装置3Dに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが無いことを示す回答(「ライセンス無」)を通知する。
[会議室端末2]
図2に示すように、会議室端末2は、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、通信インターフェース25などを備える。図2では、会議室R1に配置される会議室端末2Aと、会議室R2に配置される会議室端末2Bとを例示している。会議室端末2A,2Bは、互いに同一の機能を備える。
操作部23は、会議室端末2を利用するユーザの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどである。表示部24は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示パネルである。操作部23及び表示部24は、一体に形成されたユーザインターフェースであってもよい。
通信インターフェース25は、会議室端末2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバ1、会議用機器3、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、制御部21に後述の会議支援処理を実行させるための会議支援処理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援処理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、会議室端末2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶されてもよい。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより会議室端末2を制御する。
具体的には、制御部21は、受付処理部211、会議情報取得部212、位置取得部213、問い合わせ処理部214、実行処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
受付処理部211は、ユーザから各種操作を受け付ける。例えば、受付処理部211は、ユーザから前記会議支援アプリケーションを起動する操作を受け付ける。例えば、会議室R1において会議M1が開始される際に、ユーザAが会議室端末2Aにおいて前記会議支援アプリケーションを起動させる操作を行うと、受付処理部211は当該操作を受け付ける。また、受付処理部211は、前記会議支援アプリケーションのログイン画面においてユーザAが前記ユーザID及び前記パスワードを入力する操作を行うと、受付処理部211は前記ユーザID及び前記パスワードを取得する。受付処理部211が前記ユーザID及び前記パスワードを取得すると、管理サーバ1は前記ログイン情報に基づいて前記ログイン処理を行う。
会議情報取得部212は、データベースDBから前記会議情報を取得する。具体的には、会議情報取得部212は、会議情報D4(図6参照)から、ログインされたユーザのユーザIDに対応する前記会議情報を取得する。例えば、ユーザA「U001」が会議室端末2Aにおいてログインした場合に、会議室端末2Aの会議情報取得部212は、データベースDBの会議情報D4を参照して、ユーザID「U001」に対応する前記会議情報を取得する。
なお、会議情報取得部212は、会議室端末2が配置された会議室の会議室IDに対応する前記会議情報を取得してもよい。例えば、会議室端末2Aの会議情報取得部212は、会議室端末2Aが会議室R1に配置されてネットワークN1に接続されたときに会議室ID「R001」を取得する。会議室端末2Aの会議情報取得部212は、データベースDBの会議情報D4を参照して、取得した会議室ID「R001」に対応する前記会議情報を取得する。
位置取得部213は、会議室端末2の位置情報を取得する。位置取得部213は、周知の方法を用いて、前記位置情報を取得することができる。例えば、位置取得部213は、会議室端末2に搭載される通信機能、会議室に設置されたビーコン、近距離無線通信機器などを利用して前記位置情報を取得する。なお、会議室端末2において、位置取得部213は省略されてもよい。
問い合わせ処理部214は、前記会議支援アプリケーションのライセンスの有無に関する前記問い合わせを管理サーバ1に送信する。前記問い合わせには、会議室情報(会議室ID)、ユーザ情報(参加者ID、メールアドレスなど)、会議システムの種別(システムID)などが含まれる。また会議室端末2が位置取得部213を備える場合、前記問い合わせには、さらに前記位置情報が含まれる。
実行処理部215は、前記会議支援アプリケーションを実行する。実行処理部215は、本発明の実行処理部の一例である。具体的には、実行処理部215は、利用制御部115により前記会議支援アプリケーションが有効に設定され、通知処理部116から前記会議支援アプリケーションに対する「ライセンス有」の回答を取得した場合に、前記会議支援アプリケーションを実行する。例えば、実行処理部215は、利用制御部115により会議用機器3(表示装置3A、共有装置3C、音声処理装置3Dなど)に対して前記会議支援アプリケーションが有効に設定された場合に、会議室端末2及び会議用機器3を互いにデータ通信可能に接続する。会議室端末2は、会議用機器3への接続に必要な情報である機器情報D2(図4参照)の情報を管理サーバ1から取得する。例えば管理サーバ1は「ライセンス有」の場合にのみ機器情報D2の情報を会議室端末2に渡す。また、「ライセンス有」の場合に会議室端末2が、管理サーバ1からデータベースDBへのアクセス権を取得し、当該アクセス権を用いて直接データベースDBにアクセスして機器情報D2の情報を取得してもよい。
例えば、会議室R1に表示装置3Aが設置されている場合、前記会議支援アプリケーションは、音声制御アプリケーションを起動して、管理サーバ1から取得した機器情報D2に含まれる、会議室R1の表示装置3AのIPアドレス、ポート番号、機器ID、及び認証情報などの情報を前記音声制御アプリケーションに渡す。これにより、会議室R1のユーザは、例えば音声により表示装置3Aの電源をON/OFFさせたり、音声により表示装置3Aの音量を変更させたりすることが可能となる。
また例えば、会議室R1に共有装置3Cが設置されている場合、前記会議支援アプリケーションは、画面制御アプリケーションを起動して、管理サーバ1から取得した機器情報D2に含まれる、会議室R2の共有装置3CのIPアドレス、PIN番号などの認証情報を前記画面制御アプリケーションに渡す。これにより、会議室R2の表示装置3B、会議室端末2B,2Cの表示画面を互いに共有させることが可能となる。
また例えば、前記会議支援アプリケーションは、前記クラウドストレージにアクセスするためのアクセス制御アプリケーションを起動して、管理サーバ1から取得した前記クラウドストレージにアクセスするためのアクセス情報(認証情報)を前記アクセス制御アプリケーションに渡す。これにより、会議室R1の会議室端末2Aの表示画面に前記クラウドストレージに記憶されたファイル(表示データ)を表示させることが可能となる。なお、前記クラウドストレージは、ネットワークN1に接続されたデータベース(データサーバ)であって、例えばクラウドストレージサービスにおいて利用可能なデータベースである。
また例えば、前記会議支援アプリケーションは、会議システムを設定するための会議制御アプリケーションを起動して、前記会議システムに応じた設定値の変更などを行う。これにより、ユーザは前記会議システムを利用した会議に参加することが可能となる。
[会議支援処理]
以下、図9及び図10を参照しつつ、会議システム100において実行される会議支援処理の手順の一例について説明する。
なお、本発明は、前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する会議支援処理方法(本発明の情報処理方法の一例)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記会議支援処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは会議システム100に含まれる装置(管理サーバ1、会議室端末2)の各制御部によって前記会議支援処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、1又は複数のプロセッサによって前記会議支援処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
ここでは、上述した会議室R1において開催される会議M1に対応する会議支援処理を例に挙げて説明する。図9は、会議室端末2Aにおいて実行される前記会議支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。例えば、会議室端末2Aの制御部21がユーザAから前記会議支援アプリケーションを起動する操作を受け付けることにより前記会議支援処理プログラムの実行を開始することによって、前記会議支援処理の実行を開始する。なお、前記会議支援処理は、例えば、会議室に複数台の会議室端末2が含まれる場合、各会議室端末2において、個別に並行して実行される。
ステップS11において、会議室端末2Aの制御部21は、前記会議支援アプリケーションを起動する操作を受け付ける。例えば制御部21は、ユーザAからログイン操作を受け付ける。具体的には、制御部21は、ユーザAによりログイン画面に入力されるログイン情報(ユーザID及びパスワード)を取得する。制御部21により前記ログイン情報が取得されると、管理サーバ1は前記ログイン情報に基づいてログイン処理を行う。
次にステップS12において、制御部21は、データベースDBから会議情報を取得する。具体的には、制御部21は、データベースDBから、ユーザAの前記ログイン情報により特定されるユーザAが参加する会議の会議情報D4(図6参照)に含まれる各情報を取得する。
次にステップS13において、制御部21は、会議室端末2Aの位置情報を取得する。なお、ステップS13は省略されてもよい。
次にステップS14において、制御部21は、前記会議支援アプリケーションのライセンスの有無に関する前記問い合わせを管理サーバ1に送信する。前記問い合わせには、会議室情報(会議室ID)、ユーザ情報(参加者ID、メールアドレスなど)、会議システムの種別(システムID)、前記位置情報などが含まれる。制御部21が前記問い合わせを管理サーバ1に送信すると、管理サーバ1の制御部11は、前記問い合わせに基づいて後述(図10参照)する前記会議支援処理を実行する。
次にステップS15において、制御部21は、管理サーバ1から前記問い合わせに対する回答を取得するまで待機する。
制御部21は、管理サーバ1から前記回答を取得すると、ステップS16において、制御部21は、前記会議支援アプリケーションに対するライセンスが「有」であるか又は「無」であるかを判定する。
前記ライセンスが「有」の場合(S16:Yes)、ステップS17において、制御部21は、前記会議支援アプリケーションを実行する。なお、例えば第1の会議支援アプリケーションを実行する中で、会議室端末2Aが、管理サーバ1から機器情報D2の情報を取得して第2の会議支援アプリケーションに渡してもよい。この場合、第2の会議支援アプリケーションに渡された情報は、第2の会議支援アプリケーションの実行時に利用されてもよい。ステップS17は、本発明の実行ステップの一例である。
前記ライセンスが「無」の場合(S16:No)、制御部21は、前記会議支援アプリケーションを実行せず、処理を終了させる。
図10は、管理サーバ1において実行される前記会議支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。例えば、管理サーバ1の制御部11は、会議室端末2から前記問い合わせを取得することによって、前記会議支援処理の実行を開始する。
ステップS21において、制御部11は、会議室端末2から前記問い合わせを取得するまで待機する。ステップS21は、本発明の問い合わせ取得ステップの一例である。
制御部11は、会議室端末2から前記問い合わせを取得すると、ステップS22において、制御部11は、データベースDBから会議情報を取得する。具体的には、制御部11は、データベースDBの会議情報D4(図6参照)を参照して、前記問い合わせに含まれる各情報に対応する会議情報を取得する。
ステップS23において、制御部11は、取得した前記会議情報と、会議室端末2から取得した前記問い合わせの各情報とに基づいて、前記会議支援アプリケーションの前記ライセンスの有無を判定する。例えば、制御部11は、会議室端末2Aから前記問い合わせを取得すると、ライセンス情報D5(図7参照)を参照して、会議室ID「R001」と表示装置3Aの機器ID「S001」とに対応するライセンスの有無を判定する。ここでは、会議M1が行われる会議室R1に設置される表示装置3A「S001」に対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与されているため、制御部11は、会議室R1に対応する表示装置3Aにおける前記会議支援アプリケーションのライセンスを「有」と判定する。
前記ライセンスを「有」と判定した場合(S24:Yes)、処理はステップS25に移行し、前記ライセンスを「無」と判定した場合(S24:No)、処理はステップS26に移行する。
ステップS25において、制御部11は、会議室に設置される会議用機器3に対して前記会議支援アプリケーションの利用を許可して、前記会議支援アプリケーションを有効に設定する。例えば、制御部11は、会議室R1に設置される表示装置3Aに対して前記会議支援アプリケーションの利用を許可して、前記会議支援アプリケーションを有効に設定する。なお、前記会議支援アプリケーションが有効に設定された場合には、管理サーバ1は、会議室端末2からの要求に応じて機器情報D2の情報を会議室端末2に渡してもよい。
ステップS26において、制御部11は、会議室に設置される会議用機器3に対して前記会議支援アプリケーションの利用を禁止して、前記会議支援アプリケーションを無効に設定する。例えば、制御部11は、会議室R3に設置される音声処理装置3Dに対して前記会議支援アプリケーションの利用を禁止して、前記会議支援アプリケーションを無効に設定する。ステップS25,S26は、本発明の利用制御ステップの一例である。
ステップS26において、制御部11は、前記ライセンスの有無に関する判定結果(回答)を会議室端末2に通知する。例えば、制御部11は、会議室端末2Aに、表示装置3Aに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが有ることを示す回答(「ライセンス有」)を通知する。また例えば、制御部11は、会議室端末2Dに、音声処理装置3Dに対して前記会議支援アプリケーションのライセンスが無いことを示す回答(「ライセンス無」)を通知する。会議室端末2は、管理サーバ1から前記回答を取得すると、上述の処理(図9のステップS15〜S17)を実行する。
なお、前記会議支援処理は、会議室の会議室IDと、当該会議室に設置される会議用機器3の識別情報と、会議用機器3に対応する前記会議支援アプリケーションのライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けてデータベースDBに登録する登録処理を含んでもよい。例えば、管理サーバ1の制御部11が前記登録処理を実行する。前記登録処理は、本発明の登録ステップの一例である。
以上のようにして、会議システム100は、前記会議支援処理を実行する。上述のように、本実施形態に係る会議システム100では、会議室ごとに、会議室の識別情報と、会議室に設置される会議用機器3の識別情報と、会議用機器3に対応する前記会議支援アプリケーションのライセンスの有無の情報とが関連付けられて登録される。また、会議システム100では、会議に参加するユーザからの前記問い合わせに基づいて、会議用機器3における前記会議支援アプリケーションの利用が制御される。このため、例えば前記会議支援アプリケーションのライセンスが付与された会議室で会議を行う場合には、当該会議に参加するユーザは、当該会議にログインすることにより会議用機器3において前記会議支援アプリケーションを利用することが可能となる。よって、会議が開始される際に会議用機器3ごとにライセンスを切り替えたりする操作が不要になる。このように、会議室ごとに会議支援アプリケーションのライセンスを管理することにより会議を効率よく行うことが可能となる。
上述の実施形態では、会議システム100が本発明の情報処理システムに相当するが、本発明の情報処理システムは、これに限定されない。例えば、本発明の情報処理システムは、管理サーバ1単体で構成されてもよいし、管理サーバ1と会議室端末2とにより構成されてもよいし、管理サーバ1と会議室端末2と会議用機器3とにより構成されてもよい。
尚、本発明の情報処理システムは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :管理サーバ
2 :会議室端末
3 :会議用機器
100 :会議システム
111 :登録処理部
112 :合わせ取得部
113 :会議情報取得部
114 :ライセンス判定部
115 :利用制御部
116 :通知処理部
211 :受付処理部
212 :会議情報取得部
213 :位置取得部
214 :合わせ処理部
215 :実行処理部

Claims (9)

  1. 会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録処理部と、
    前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得部と、
    前記問い合わせ取得部により前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記問い合わせ取得部により前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の前記ライセンスの有無を判定するライセンス判定部をさらに備え、
    前記利用制御部は、前記ライセンス判定部により前記機能の前記ライセンスが有ると判定された場合に前記機能の利用を許可する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ライセンス判定部は、前記会議が行われる場所に設置される前記機器に対して前記機能の前記ライセンスが付与されている場合に、前記機能の前記ライセンスが有ると判定する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記問い合わせ取得部は、前記会議の参加者が利用する操作端末の位置情報を取得し、
    前記ライセンス判定部は、前記会議が行われる場所に設置される前記機器に対して前記機能の前記ライセンスが付与されており、かつ、前記操作端末の位置が前記会議が行われる場所に含まれる場合に、前記機能の前記ライセンスが有ると判定する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記登録処理部は、さらに、前記場所情報と、前記会議の参加者の識別情報とを互いに関連付けて前記記憶部に登録し、
    前記ライセンス判定部は、前記会議が行われる場所に設置される前記機器に対して前記機能の前記ライセンスが付与されており、かつ、前記機器を利用するユーザの識別情報が前記記憶部に登録された前記参加者の識別情報と一致する場合に、前記機能の前記ライセンスが有ると判定する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  6. 前記問い合わせ取得部は、前記会議の参加者が利用する操作端末から前記問い合わせを取得し、
    前記問い合わせ取得部により前記問い合わせが取得された場合に、前記ライセンス判定部による前記ライセンスの有無に関する判定結果を前記操作端末に通知する通知処理部をさらに備える、
    請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記機能を実行する実行処理部をさらに備え、
    前記実行処理部は、前記ライセンス判定部により前記機能の前記ライセンスが有ると判定された場合に、前記会議の参加者が利用する操作端末及び前記機器を互いに接続する、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録ステップと、
    前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得ステップと、
    前記問い合わせ取得ステップにより前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御ステップと、
    を一又は複数のプロセッサにより実行する情報処理方法。
  9. 会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される機器の識別情報と、前記機器に対応する機能のライセンスに関するライセンス情報とを互いに関連付けて記憶部に登録する登録ステップと、
    前記機能の前記ライセンスの有無に関する問い合わせを取得する問い合わせ取得ステップと、
    前記問い合わせ取得ステップにより前記問い合わせが取得された場合に、前記記憶部に記憶された前記場所情報と前記機器の識別情報と前記ライセンス情報とに基づいて、前記機能の利用を制御する利用制御ステップと、
    を一又は複数のプロセッサにより実行させるための情報処理プログラム。
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