JP2021043484A - ウィンドウ表示システム及びウィンドウの表示制御方法 - Google Patents

ウィンドウ表示システム及びウィンドウの表示制御方法 Download PDF

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Masashi Uyama
政志 宇山
秋山 勝彦
Katsuhiko Akiyama
勝彦 秋山
中島 健次
Kenji Nakajima
健次 中島
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Abstract

【課題】複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウのみを前面側に移動させて視認できるようにする。【解決手段】ウィンドウ表示システムは、表示装置が有する表示領域に対してジェスチャが行われたことを検知するジェスチャ検知装置、ジェスチャに応じて表示装置におけるウィンドウの表示状態を制御する制御装置を備える。制御装置は、表示装置において複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態のとき、ジェスチャ判定部が所定のジェスチャであると判定すると、その所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定し、第1のウィンドウ毎に、ジェスチャ領域と第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は両者間の距離を算出する。重なり面積又は距離に基づいて第2のウィンドウよりも前面側に表示させる第1のウィンドウを選定する。【選択図】図6

Description

本発明は、ウィンドウ表示システム及びウィンドウの表示制御方法に関する。
従来、複数のウィンドウを表示することができる表示装置が知られている。このような表示装置では、表示領域内で複数のウィンドウが重なり、背面側に位置するウィンドウが前面側に位置する他のウィンドウに隠れることがある。このように、複数のウィンドウが重なることで背面側に位置しているウィンドウを前面側に移動させたり、ウィンドウによって隠されたオブジェクトを視認可能な状態に表示させたりする技術が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特開平7−44559号公報 特開2003−108281号公報 特開2009−289047号公報 特開2015−87847号公報 特開2017−204099号公報
ところで、複数のウィンドウが重なった状態となっており、他のウィンドウの背面側に隠れているウィンドウに対して操作を行いたい場合等、その隠れているウィンドウを即座に前面側に移動させたい場合がある。例えば、最前面に表示されたウィンドウ上に存在するオブジェクトをその背面側に位置して隠れているウィンドウに対してドラッグ・アンド・ドロップをしたい場合には、背面側に位置するウィンドウを前面側に移動させたい。このような場合、一旦、オブジェクトの移動先となるウィンドウを前面側に移動させた後にオブジェクトを移動させなければならず、操作が煩雑であった。このような操作を簡略化するために、例えば、作業者の所定の動作を検知したときに、最前面に位置するウィンドウを最背面に移動させることが考えられる。しかしながら、このようなウィンドウの移動により、不要なウィンドウまで表示されることになり、却って全体の作業効率を低下させてしまうことが想定される。前記特許文献に開示された技術は、いずれもこのような問題を解決するものとはなっていない。
1つの側面では、本明細書開示の発明は、複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウを選択して前面側に移動させて視認できるようにすることを目的とする。
1つの態様では、ウィンドウ表示システムは、複数のウィンドウを表示可能な表示領域を有する表示装置と、前記表示領域に対してジェスチャが行われたことを検知するジェスチャ検知装置と、ジェスチャに応じて前記表示装置における前記ウィンドウの表示状態を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記表示装置において、複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態となっているときに、前記ジェスチャ検知装置が検知したジェスチャが所定のジェスチャであるか否かを判定するジェスチャ判定部と、前記所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定する特定部と、前記第1のウィンドウ毎に、前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとの距離を算出する算出部と、前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定するウィンドウ選定部と、前記ウィンドウ選定部によって選定された前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる表示変更部と、を備えている。
本明細書開示の発明によれば、複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウを選択して前面側に移動させて視認できるようにすることができる。
図1は第1実施形態におけるウィンドウ表示システムのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図2は第1実施形態におけるウィンドウ表示システムが備える表示装置の表示領域に表示された複数のウィンドウの一例を示す説明図である。 図3は第1実施形態のウィンドウ表示システムが備えるコンピュータによって実現される機能ブロック図の一例である。 図4はジェスチャ領域を特定する方法の一例を示す説明図である。 図5は第1実施形態のウィンドウ表示システムの制御の一例を示すフローチャートである。 図6は第1実施形態のウィンドウ表示システムによってウィンドウの表示重なり順が変更される様子を示す模式図である。 図7(A)は第1実施形態における各ウィンドウの位置、寸法を示すテーブルであり、図7(B)は第1実施形態におけるジェスチャ領域の位置、寸法を示すテーブルである。 図8は第1実施形態における所定のジェスチャの前後におけるウィンドウの表示重なり順を示すテーブルである。 図9(A)は第1実施形態におけるウィンドウとジェスチャ領域との位置関係の一例を示す説明図であり、図9(B)はウィンドウ毎に指標値の算出例を示すテーブルである。 図10は第2実施形態におけるウィンドウ表示システムが備える表示装置の表示領域に表示された複数のウィンドウの一例を示す説明図である。 図11(A)は第2実施形態における各ウィンドウの位置、寸法を示すテーブルであり、図11(B)は第3実施形態におけるジェスチャ領域の位置、寸法を示すテーブルである。 図12は第2実施形態における所定のジェスチャの前後におけるウィンドウの表示重なり順を示すテーブルである。 図13は第2実施形態におけるウィンドウ毎の指標値とウィンドウの移動の有無を示すテーブルである。 図14は第3実施形態におけるウィンドウ表示システムが備える表示装置の表示領域に表示された複数のウィンドウの一例を示す説明図である。 図15(A)は第3実施形態における各ウィンドウの位置、寸法を示すテーブルであり、図15(B)は第3実施形態におけるジェスチャ領域の位置、寸法を示すテーブルである。 図16は第3実施形態における所定のジェスチャの前後におけるウィンドウの表示重なり順を示すテーブルである。 図17は第3実施形態におけるウィンドウ毎の指標値とウィンドウの移動の有無を示すテーブルである。 図18は第4実施形態におけるウィンドウ表示システムが備える表示装置の表示領域に表示された複数のウィンドウの一例を示す説明図である。 図19は第4実施形態におけるウィンドウ毎の指標値とウィンドウの移動の有無を示すテーブルである。 図20は第4実施形態におけるウィンドウ表示システムが備える表示装置の表示領域に表示された複数のウィンドウの一例を示す説明図である。 図21は第4実施形態におけるウィンドウ毎の指標値とウィンドウの移動の有無を示すテーブルである。 図22はジェスチャ領域を特定する他の例について示す説明図である。 図23はポインティングデバイスの他の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4を参照して、第1実施形態のウィンドウ表示システム100の概略構成について説明する。図1を参照すると、ウィンドウ表示システム100は、表示装置としてのディスプレイ1と、ジェスチャ検知装置としてのポインティングデバイス10及び制御装置20を備えている。
図2を参照すると、ディスプレイ1は、表示領域1aを備えている。ディスプレイ1は、表示領域1aに複数のウィンドウを表示することができる。図2に示す例では、ウィンドウW1からW4が表示されている。但し、図2に示す状態では、第1のウィンドウに相当する複数のウィンドウW2からW4が第2のウィンドウに相当するウィンドウW1によって隠された状態となっている。各ウィンドウは、適宜、その表示重なり順を変更することができる。なお、本明細書における以下の説明では、ある時点のディスプレイ1において、複数のウィンドウを隠す状態とするウィンドウを第2のウィンドウとし、この第2のウィンドウに隠されるウィンドウを第1のウィンドウとしている。このため、図2に示す例では、ウィンドウW1が第2のウィンドウであり、ウィンドウW2からW4が第1のウィンドウとされている。しかしながら、各ウィンドウの寸法や、表示領域1a内における表示位置に応じて、いずれのウィンドウが第1のウィンドウ、又は、第2のウィンドウに相当するかは、適宜変更される。
表示領域1aは、X方向及びY方向に向かって広がっており、原点P0の座標を(0,0)とすると、原点P0と対角線上に位置する対角点P1の座標は、(799,399)とされている。このような表示領域1aにおいて、ウィンドウW1の位置を示すときは、左上に位置する角部PW1の座標で示すこととする。同様に、ウィンドウW2の位置は角部PW2の座標、ウィンドウW3の位置については角部PW3の座標、ウィンドウW4の位置については角部PW4の座標によって示すこととする。以下の実施形態の説明においても同様に表示するものとする。なお、本実施形態では、図2に示すように、表示領域1aの左上角部を原点P0としているが座標の設定方法は、これに限定されるものではない。
ポインティングデバイス10は、表示領域1aに表示されたウィンドウやオブジェクトに対して操作を行うことができる。例えば、あるウィンドウ内又はウィンドウ外に表示されているオブジェクトを所望の位置に移動させるいわゆるドラッグ・アンド・ドロップ操作を行うことができる。本実施形態のポインティングデバイス10は、表示領域1aに組み込まれたタッチパネル12を備えており、ペン11(図5参照)を用いて表示領域1aに表示されたウィンドウやオブジェクトに対して所望の操作を行うことができる。タッチパネル12は、指先で操作してもよい。ポインティングデバイスとしては、マウス等、従来、公知のデバイスを採用することができる。
ポインティングデバイス10は、ジェスチャ検知装置として機能する。ここで、ジェスチャとは、ポインティングデバイスを操作する動作であり、本実施形態では、ジェスチャのうち、所定のジェスチャを、ウィンドウ表示システム100を制御する際のコマンドとして規定している。所定のジェスチャは、適宜、規定することができるが、通常のドラッグ・アンド・ドロップで行われるような、直線に近い軌跡や、一方向に向かう軌跡を描く動作と区別し易い特徴的な動きを所定のジェスチャとして採用することが望ましい。例えば、表示領域1aに接触させたペン11を表示領域1aのX方向に沿って移動させて折り返す動作や、一定回数以上の円軌跡を描く動作である。本実施形態では、ペン11をX方向に沿って移動させて折り返す往復動を所定回数行ってジグザグの軌跡を描くような動作を所定のジェスチャとしている。ユーザは、表示させたいウィンドウ上やそのようなウィンドウ近傍で所定のジェスチャを行う。このような所定のジェスチャについては、後に詳細に説明する。
本実施形態においてジェスチャ検知装置として機能するポインティングデバイス10は、2人以上の作業者のジェスチャを同時に検知可能である。すなわち、ポインティングデバイス10は、複数人によるマルチタスクに対応可能となっている。
制御装置20は、コンピュータによって構成されている。図1を参照すると、制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))24を備える。また、制御装置20は、入出力インターフェイス25、及び可搬型記憶媒体用ドライブ26等を備えている。これらの制御装置20の構成各部は、バス28に接続されている。制御装置20では、ROM22あるいはHDD24に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ26が可搬型記憶媒体27から読み取ったプログラムをCPU21が実行し、制御装置20の各機能が実現される。なお、図4の各部の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。ディスプレイ1及びポインティングデバイス10は、入出力インターフェイス25を介して制御装置20に接続されている。
制御装置20は、図3に示す機能ブロック図に示された機能部分を有する。すなわち、制御装置20は、操作処理部30、ウィンドウ管理部31、ジェスチャ判定部32、特定部33、ウィンドウ抽出部34、算出部35、ウィンドウ選定部36及び表示変更部37を有する。これらの機能部分は、制御装置20に含まれる各要素が協働することで実現される。
操作処理部30は、ポインティングデバイス10がどのように操作されたかを判定し、また、ポインティングデバイス10の操作に応じてオブジェクト等を移動させたり、ドロップしたりする。
ウィンドウ管理部31は、各ウィンドウの位置、前後関係の情報を管理する。また、ウィンドウ管理部31は、オブジェクトのドラッグ開始の判定を行い、オブジェクトのドラッグ操作中の表示移動処理を行い、ドラッグ操作終了の判定を行い、ドラッグ操作終了時の処理を行う。
ジェスチャ判定部32は、ポインティングデバイス10と協働してドラッグ操作中に予め指定された所定のジェスチャが行われたか否かを判定する。本実施形態では、ジェスチャ判定部32は、ペン11をX方向に沿って移動させて折り返す往復動を所定回数行うことでジグザグの軌跡が描かれたか否かを判定する。
特定部33は、所定のジェスチャが行われた領域を算出し、特定する。本実施形態においては、具体的に、ウィンドウW2からW4がウィンドウW1によって隠された状態となっているときに、ポインティングデバイス10が所定のジェスチャを検知すると、検知した所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域Argを特定する。例えば、ジグザグの軌跡を描く所定のジェスチャの出発点から終点までのジェスチャ軌跡gの外接矩形をジェスチャ領域として算出し、特定することが考えられる。
ここで、図4を参照して、ジェスチャ領域Argの特定の一例について説明する。例えば、X方向に沿って所定回数往復させてジグザグのジェスチャ軌跡gが描かれた場合について説明する。ジェスチャ軌跡gの出発点は、第1点g1であり、ジェスチャ軌跡gの終点は、第6点g6であるとする。第1点g1は、所定のジェスチャの開始点となる。例えば、ある場所でオブジェクトをドラッグし、その状態でそのオブジェクトを第1点g1まで移動させ、そこから、所定のジェスチャを開始するものとする。
ジェスチャ軌跡gは、第1点g1から右下方に進み、第2点g2で左下方へ進むように折り返される。そして、第3点g3で右下方へ進むように折り返され、第4点で左下方へ進むように折り返される。その後、第5点g5で右下方へ進むように折り返され、終点となる第6点g6へ到達するものとする。
所定のジェスチャが行われた否かは、ジェスチャ判定部32によって判断される。本実施形態では、3回折り返し動作が行われた場合には、所定のジェスチャが行われたものと判断される。本実施形態では、第1点g1から第6点g6に到達するまで4回折り返しされており、3回以上の折り返し動作が確認されることから、ジェスチャ判定部32は、所定のジェスチャがされたと判断する。
なお、X方向に沿って折り返す往復回数については、適宜定めることができる。また、本実施形態のように、予め定められた折り返し回数を超えた場合に所定のジェスチャが行われたと判断するようにすることに代えて、予め定められた折り返し回数通りの動作がされた場合に所定のジェスチャが行われたとしてもよい。
ここで、各点の座標は、g1(Xg1,Yg1)、g2(Xg2,Yg2)、g3(Xg3,Yg3)、g4(Xg4,Yg4)、g5(Xg5,Yg5)、g6(Xg6,Yg6)である。そして、これらの点のうち、最も上側に位置しているのは第1点g1であり、最も右側に位置しているのは、第2点g2であり、最も左側に位置しているは、第5点g5である。そして、最も下側に位置しているのは、第6点g6である。
ジェスチャ領域Argはジェスチャ軌跡gの外接矩形であるので、左上に位置する第1角部Arg1、左下に位置する第2角部Arg2、右上に位置する第3角部Arg3、右下に位置する第4角部Arg4を有する矩形の領域となる。このとき、第1角部Arg1の座標は(Xg5,Yg1)、第2角部Arg2の座標は(Xg5,Yg6)、第3角部Arg3の座標は(Xg2,Yg1)、第4角部Arg4の座標は(Xg2,Yg6)である。
ウィンドウ抽出部34は、ウィンドウ管理部31の情報を参照し、ウィンドウW1よりも背面側に位置し、ウィンドウW1に隠れたウィンドウの集合を抽出する。すなわち、第1のウィンドウに相当するウィンドウ、本実施形態にあっては、ウィンドウW2からW4を抽出する。
算出部35は、第1のウィンドウ毎、すなわちウィンドウW2からW4について、ジェスチャ領域Argと重なった部分の面積である重なり面積S1を算出する。本実施形態では、後に説明するように重なり面積S1に基づいてウィンドウW2からW4の中から、ウィンドウW1よりも前面側に表示させるウィンドウを選定する。重なり面積S1は、この選定のためのパラメータの一例である。算出部35は、この選定のためのパラメータとして、重なり面積S1に代えてジェスチャ領域ArgとウィンドウW2からW4の各ウィンドウとの距離を算出することもできる。
ウィンドウ選定部36は、重なり面積S1に基づいて、第1のウィンドウに相当するウィンドウW2からW4のそれぞれについて指標値を算出し、第2のウィンドウに相当するW1よりも前面側に表示させるウィンドウを選定する。本実施形態におけるポインティングデバイス10は、2人以上の作業者のジェスチャを同時に検知可能である。そこで、ウィンドウ選定部36は、ウィンドウW2からW4をウィンドウW1よりも前面側に表示したときに、所定のジェスチャを行った第1作業者U1以外の第2作業者U2に対してウィンドウW2からW4のそれぞれが与える影響を示す指標値を算出する(例えば、図6参照)。ウィンドウ選定部36は、算出した指標値と、予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて第2のウィンドウに相当するウィンドウW1よりも前面側に表示させるウィンドウを選定する。基本的に、ウィンドウW2からW4のうち、ウィンドウW1よりも前面側に表示させることで、第2作業者の作業を邪魔することになる等、その影響が大きい場合、そのウィンドウは、ウィンドウW1の前面側に表示させない。なお、指標値については、種々変更することができる。他の指標値を用いる例については、後に他の実施形態として説明する。
表示変更部37は、ウィンドウW2からW4のうち、ウィンドウ選定部36によって選定されたウィンドウをウィンドウW1よりも前面側に表示させる。そして、ウィンドウ管理部31が管理する各ウィンドウの位置、前後関係の情報を更新する。
つぎに、図5から図9を参照して、本実施形態のウィンドウ表示システム100の動作の一例について説明する。図5はウィンドウ表示システム100の制御の一例を示すフローチャートである。このフローチャートでは、図6において左側に示すウィンドウの表示状態を図6において右側に示すウィンドウの表示状態とする例について説明する。
図6は、第1作業者U1がディスプレイ1の左側に立ち、ウィンドウW1上に存在するオブジェクトob1に対して作業を行っており、第2作業者U2がディスプレイ1の右側に立ち、ウィンドウW1上のオブジェクトob2、ob3に対して作業を行っている。また、図6において左側に示す状態では、ウィンドウW2からW4のいずれもがウィンドウW1によって隠れた状態となっている。
このような状態において、第1作業者U1は、オブジェクトob1をウィンドウW3に移動させようと考えているが、ウィンドウW3はウィンドウW2と共にウィンドウW1に隠れており、オブジェクトob1を移動させることができない。
一方、第2作業者U2は、ウィンドウW4を表示させたいとは考えていない。従って、ウィンドウW4がウィンドウW1よりも前面側に移動すると、第2作業者U2の作業が邪魔される状態となる。
そこで、本実施形態では、図6の右側に示すように、第1作業者U1が作業しているディスプレイ1の左側に位置しているウィンドウW2及びW3のみをウィンドウW1よりも前面側に移動させて表示させる。すなわち、第2作業者U2が作業しているディスプレイ1右側に位置しているウィンドウW4はウィンドウW1に対してそのままの重なり状態を維持させる。このような表示状態に移行させるために、ウィンドウ表示システム100によって、以下の制御が行われる。
なお、本実施形態におけるウィンドウW1からW4の位置及び寸法は、図7(A)に示す通りである。
図5に示すフローチャートを参照すると、ステップs1では、ポインティングデバイス10がドラッグ操作を検知したか否かを操作処理部30が判断する。例えば、第1作業者U1がペン11によって作業対象であるオブジェクトob1を押えた状態としたか否かが判断される。ステップs1で肯定判定(YES)をしたときは、ステップs2へ進む。ステップs1で否定判定(NO)をしたときは、ステップs1で肯定判定されるまで、ステップs1の工程を繰り返す。
ステップs2では、操作処理部30は、ポインティングデバイス10の動作に基づいてドラッグ対象オブジェクトの移動処理を行う。具体的に、ペン11によって押えられた状態のオブジェクトob1をペン11の操作に応じて移動させる。
ステップs2に引き続いて行われるステップs3では、ジェスチャ判定部32は、ポインティングデバイス10と協働してポインティングデバイス10が所定のジェスチャを検知したか否かが判定される。例えば、第1作業者U1がペン11でオブジェクトob1を押えた状態で、オブジェクトob1を表示領域1aのX方向に沿って3回以上折り返して往復させ、ジグザグの軌跡を描いた場合には、肯定判定(YES)がされる。一方、このような所定のジェスチャが検知されなかった場合には、ステップs3で否定判定(NO)され、ステップs4へ進む。
ステップs4では、操作処理部30は、ドラッグ操作が終了したか否かの判定をする。例えば、第1作業者U1がペン11よってオブジェクトob1を押える動作を中止したときは、ドラッグ操作は終了したとして、肯定判定(YES)がされる。一方、第1作業者U1がペン11によりオブジェクトob1を押える動作を継続しているときは、否定判定(NO)がされ、ステップs3からの工程が繰り返される。
ステップs4で肯定判定がされた場合は、ステップs5へ進む。ステップs5では、操作処理部30によってドロップ操作がされる。すなわち、オブジェクトob1が、ペン11によって抑えられる動作が解除された地点へドロップされる。但し、所定のジェスチャが検知されることなく、すなわち、ステップs3における否定判定を経てステップs4における肯定判定がされた場合、オブジェクトob1は、ウィンドウW1上にドロップされる。所定のジェスチャが検知されておらず、ウィンドウW1とウィンドウW2、W3との表示順は入れ替わっていないからである。
ステップs5の工程が終了した後は、一連の工程は、一旦、エンドとなり、再び、ステップs1からの工程が繰り返される。
ステップs3において、ジェスチャ判定部32が肯定判定をした場合、ステップs6へ進む。ステップs6では、特定部33がジェスチャ領域Argを特定する。ジェスチャ領域Argは、図4に示すように特定される。このように特定された本実施形態におけるジェスチャ領域Argの位置及び寸法は、図7(B)に示すとおりである。
ステップs6に引き続いて行われるステップs7では、ウィンドウ抽出部34によって、ウィンドウW1が他のウィンドウを隠しているか否かが判定される。ウィンドウの前後関係は、ウィンドウ管理部31によって管理されている。このため、ウィンドウ抽出部34は、ウィンドウ管理部31に問い合わせ、ウィンドウの前後関係に関する情報に基づいて、ウィンドウW1が他のウィンドウを隠しているか否かを判定する。ここで、図8を参照すると、所定のジェスチャ前の表示重なり順は、ウィンドウW1が最前面に位置し、そのすぐ背面側(後側)にウィンドウW3とウィンドウW4が位置している。そして、ウィンドウW3の背面側にウィンドウW2が位置している。従って、ウィンドウW1がウィンドウW2からW4を隠した状態となっており、ウィンドウ抽出部34は、ステップs7で肯定判定を行う。ステップs7で肯定判定が行われた場合は、ステップs8へ進む。一方、ステップs7で否定判定が行われた場合は、ステップs4へ進む。ステップs4及びステップs5については、上述の通りであるので、その詳細な説明は省略する。
ステップs8では、ウィンドウ抽出部34がウィンドウW1によって隠れているウィンドウを抽出する。従ってウィンドウW2からウィンドウW4が抽出される。
ステップs8に引き続いて行われるステップs9では、算出部35によって重なり面積S1が算出される。そして、ウィンドウ選定部36によってこの重なり面積S1に基づく指標値として差分面積S2が算出される。
ここで、ウィンドウW2からW4とジェスチャ領域Argとの位置関係及び重なり状態を示す図9(A)を参照すると、ジェスチャ領域Argは、ウィンドウW2、W3に重なっている。このような状態におけるジェスチャ領域Argの面積S0、ウィンドウW2からW4のそれぞれとジェスチャ領域Argとの重なり面積S1及び差分面積S2は図9(B)にまとめた通りである。
すなわち、ジェスチャ領域Argの面積S0は、ジェスチャ領域Argの幅及び高さから、S0=240×70=16800である。このようなジェスチャ領域ArgとウィンドウW2とが重なっている領域は、図9(B)の重なり面積S1の欄においてハッチングを付して示した部分であり、重なり面積S1は、各部の座標に基づいてS1=120×50=6000である。そして、差分面積S2は、ジェスチャ領域Argの面積S0−重なり面積S1であることからS2=10800である。これは、概ね0.64×S0に相当する。
同様に、ウィンドウW3については、S1=160×70=11200であり、差分面積S2は、S2=5600である。これは、概ね0.33×S0に相当する。
また、ウィンドウW4については、ジェスチャ領域Argと重なっていないことから、重なり面積S1=0、差分面積S2=16800=1×S0である。
ここで、本実施形態では、閾値として0.7×S0が採用されており、差分面積S2が閾値0.7×S0以上である場合には、第2作業者U2へ作業への影響が大きいとして、ウィンドウW4のウィンドウW1よりも前面側への移動が回避される。すなわち、第1作業者U1がオブジェクトob1の移動先として表示させたいウィンドウW3と、このウィンドウW3と重なっているウィンドウW2のみがウィンドウW1よりも前面側へ移動される。ウィンドウW3がウィンドウW1よりも前面側へ移動されることで、第1作業者U1はオブジェクトob1をウィンドウW3へドロップできるようになる。なお、閾値は適宜設定することができる。
本実施形態では、第1作業者U1が表示させたいウィンドウW3以外にウィンドウW2も表示されるが、ウィンドウW2が表示されても第2作業者U2が作業している領域から離れており、第2作業者U2に対する影響は少ない。
一方、ウィンドウW4は第2作業者U2が作業している領域に位置しているため、ウィンドウW1よりも前面側に位置することによる第2作業者U2への影響が大きい。このように、第2作業者U2への影響が大きい場合には、ウィンドウW1よりも前面側への移動は回避される。
ここで、重なり面積S1をそのまま指標値として採用してもよいが差分面積S2を指標値として採用しているのは、以下の理由による。上述のように、差分面積S2を採用すると、第2作業者U2への影響が大きい場合に指標値が大きいと指標値の大小関係と、第2作業者U2への影響の大小関係が一致する。一方、指標値として重なり面積S1を採用すると、重なり面積が小さいほど、第2作業者U2への影響が小さいことになり、指標値と、第2作業者U2への影響の大小関係が直観的に理解し難くなると考えられる。そこで、本実施形態では、差分面積S2を指標値として採用している。
なお、第1作業者U1は、表示させたいウィンドウW3がウィンドウW1に隠れている場合であっても、ウィンドウW3が表示領域1aのどの辺りに位置しているか概ね把握していると考えられる。このため、ジェスチャ領域ArgがウィンドウW3と重なるように所定のジェスチャを容易に行うことができ、ウィンドウW3を適切に表示させることができると考えられる。一方、表示させたいウィンドウW3の位置がどの辺りであるのか、記憶が曖昧である場合は、ジェスチャ領域Argが広くなるように所定のジェスチャを行えば良い。
ステップs9における指標値の算出後は、ステップs10へ進む。ステップs10では、ウィンドウ選定部36によって閾値(=0.7×S0)以下の指標値を有するウィンドウが選定される。すなわち、ウィンドウW2、W3が選定される。
ステップs10では、表示変更部37によってステップs9で選定されたウィンドウW2、W3がウィンドウW1よりも前面側に移動させられ、表示される。この結果、図8に示すように、ウィンドウW3が最前面となり、その後、背面側に向かって、ウィンドウW2、ウィンドウW1の順に重ねられた状態となり、ウィンドウW4が最背面に位置した状態となる。そして、この表示重なり順のデータがウィンドウ管理部31において更新される。
ステップs11の工程が終了した後は、ステップs4へ進む。ステップs4及びステップs5の工程は、上述しているため、その詳細な説明は省略する。
本明細書開示の発明によれば、複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウを選択して前面側に移動させて視認できるようにすることができる。
(第2実施形態)
つぎに、図10から図13を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、指標値の設定の仕方である。すなわち、第1実施形態では、差分面積S2を指標値として採用しているが、第2実施形態では、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW1よって隠れた状態のウィンドウとの距離を指標値として採用している。すなわち、第1実施形態と、第2実施形態とを比較すると、図5に示すフローチャートにおけるステップs9、s10における処理が異なる。ウィンドウ表示システム100のハード構成や、ジェスチャ領域Argを特定する方法については、第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
図10を参照すると、ディスプレイ1の表示領域1a内には、ウィンドウW1からW5が表示されている。各ウィンドウの位置及び寸法は、図11(A)に示す通りである。また、ジェスチャ領域Argの位置及び寸法は、図11(B)に示すとおりである。
図12を参照すると、所定のジェスチャ前の表示重なり順は、ウィンドウW1が最前面に位置し、そのすぐ背面側(後側)にウィンドウW2とウィンドウW4が位置している。そして、ウィンドウW2の背面側にウィンドウW3が位置し、ウィンドウW4の背面側にウィンドウW5が位置している。
図10を参照すると、ジェスチャ領域Argは、ウィンドウW2、W3と重なっている。このため、図13に示すように、ウィンドウW2の指標値と、ウィンドウW3の指標値は、いずれも0である。再び図10を参照すると、ウィンドウW4とジェスチャ領域Argとの距離は170であり、ウィンドウW5とジェスチャ領域Argとの距離は70である。このため、図13に示すようにウィンドウW4に対する指標値は170であり、ウィンドウW5に対する指標値は70である。ここで、各ウィンドウとジェスチャ領域Argとの間の距離は、両者の対向する辺縁間の距離としている。例えば、ウィンドウW4とジェスチャ領域Argとの間の距離は、X座標が370であるジェスチャ領域Argの右端縁とX座標が540であるウィンドウW4の左端縁との距離である。同様に、ウィンドウW5とジェスチャ領域Argとの間の距離は、X座標が370であるジェスチャ領域Argの右端縁とX座標が440であるウィンドウW5の左端縁との距離である。なお、指標値とされる距離は、これに限定されることなく、例えば、ウィンドウの中心点とジェスチャ領域Argの中心点との距離であってもよい。
図13を参照すると、本実施形態では閾値として距離160が採用されている。この結果、図12に示すように、所定のジェスチャ後の表示重なり順は、ウィンドウW2とウィンドウW5が最前面となり、ウィンドウW2の背面側にウィンドウW3が位置し、その背面側にウィンドウW1が位置している。そして、最背面となるウィンドウW1の背面側にウィンドウW4が位置している。このように、距離(指標値)が閾値160以上である場合には、第2作業者U2へ作業への影響が大きいとして、ウィンドウW1よりも前面側への移動が回避される。なお、閾値は適宜設定することができる。例えば、閾値160のように絶対距離ではなく、ジェスチャ領域Argの幅、高さに基づく相対距離を用いてもよい。相対距離としては、例えば、ジェスチャ領域Argの幅×0.5を閾値としてもよい。
このように指標値としてウィンドウとジェスチャ領域Argとの距離を採用してもよい。この場合であっても、第1実施形態と同様に、複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウを選択して前面側に移動させて視認できるようにすることができる。
(第3実施形態)
つぎに、図14から図17を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、指標値の設定の仕方である。すなわち、第1実施形態では、差分面積S2を指標値として採用しているが、第3実施形態では、差分面積S2から前面側に位置する他の第1のウィンドウと重なる部分の面積をさらに差し引いた残存領域面積S3を指標値として採用している。すなわち、第1実施形態と、第3実施形態とを比較すると、図5に示すフローチャートにおけるステップs9、s10における処理が異なる。ウィンドウ表示システム100のハード構成や、ジェスチャ領域Argを特定する方法については、第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
図14を参照すると、ディスプレイ1の表示領域1a内には、ウィンドウW1からW3及びウィンドウW6が表示されている。各ウィンドウの位置及び寸法は、図15(A)に示す通りである。また、ジェスチャ領域Argの位置及び寸法は、図15(B)に示すとおりである。
図16を参照すると、所定のジェスチャ前の表示重なり順は、ウィンドウW1が最前面に位置し、そのすぐ背面側(後側)にウィンドウW2とウィンドウW6が位置している。そして、ウィンドウW2の背面側にウィンドウW3が位置している。
ここで、ウィンドウW2、W3及びW6とジェスチャ領域Argとの位置関係及び重なり状態を示す図17を参照すると、ジェスチャ領域Argは、ウィンドウW2、W3に重なっている。
従って、ウィンドウW2における残存領域は、図17のウィンドウ名:W2においてハッチングを付して示された領域であり、その面積である残存領域面積S3は、S3=160×80=12800である。これは、概ね0.76×S0に相当する。ウィンドウW2ついては、第1のウィンドウに属する他のウィンドウがウィンドウW2よりも前面側に位置していないことから、残存領域面積S3は、第1実施形態における差分面積S2と一致する。
ウィンドウW3における残存領域は、図17のウィンドウ名:W3においてハッチングを付して示された領域であり、その面積である残存領域面積S3は、S3=(50×150)+(110×10)−(20×60)=7400である。ウィンドウW3は、これよりも前面側にウィンドウW2が位置しているため、ウィンドウW2と重なっている部分の面積も差し引く。残存領域面積S3=7400は、概ね0.44×S0に相当する。なお、このように、他の第1のウィンドウと重なる部分の面積を差し引く措置が取られるのは、ジェスチャ領域Argと重なっていることが前提となる。
ウィンドウW6は、ジェスチャ領域Argと重なっていないだけでなく、第1のウィンドウに属する他のウィンドウと重なっていないことから、残存領域面積S3は、S3=160×150=24000である。これは、概ね1.13×S0に相当する。なお、仮に、ウィンドウW6が他の第1のウィンドウと重なっている場合であっても、ウィンドウW6がジェスチャ領域Argと重なっていない場合には、他の第1のウィンドウと重なっている部分の面積の差し引きは行われない。
ここで、本実施形態では、閾値として1×S0が採用されている。この結果、図16に示すように、所定のジェスチャ後の表示重なり順は、ウィンドウW2が最前面となり、ウィンドウW2の背面側にウィンドウW3が位置し、その背面側にウィンドウW1が位置している。そして、最背面となるウィンドウW1の背面側にウィンドウW6が位置している。このように、残存領域面積S3が閾値1×S0以上である場合には、第2作業者U2へ作業への影響が大きいとして、ウィンドウW6のウィンドウW1よりも前面側への移動が回避される。換言すると、第1作業者U1がオブジェクトob1の移動先として表示させたいウィンドウW2と、このウィンドウW2と重なっているウィンドウW3のみがウィンドウW1よりも前面側へ移動される。ウィンドウW2がウィンドウW1よりも前面側へ移動されることで、第1作業者U1はオブジェクトob1をウィンドウW2へドロップできるようになる。なお、閾値は適宜設定することができる。
このように指標値として残存領域面積S3を採用してもよい。この場合であっても、第1実施形態と同様に、複数のウィンドウが重なることで一部のウィンドウが視認できない状態となっているときに、所望のウィンドウを選択して前面側に移動させて視認できるようにすることができる。
(第4実施形態)
つぎに、図18(A)から図21を参照して、第4実施形態について説明する。第4実施形態が第1実施形態や第2実施形態と異なる点は、指標値の設定の仕方である。すなわち、第1実施形態では、差分面積S2を指標値として採用し、第2実施形態では、各ウィンドウとジェスチャ領域との距離を指標値として採用している。これに対し、第4実施形態では、ウィンドウとジェスチャ領域Argとの距離が大きいほど第1のウィンドウの面積を大きく補正し、補正後の面積に基づいて算出した指標値を採用している。第1実施形態と、第4実施形態とを比較すると、図5に示すフローチャートにおけるステップs9、s10における処理が異なる。ウィンドウ表示システム100のハード構成や、ジェスチャ領域Argを特定する方法については、第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
図18(A)は、ディスプレイ1の表示領域1a内に表示されるウィンドウW1、ウィンドウW2、W3、W7及びW8とジェスチャ領域Argを示している。ウィンドウW1は、第2のウィンドウに相当し、第1のウィンドウに分類されるウィンドウW2、W3、W7及びW8を隠すことがある。ここで、ウィンドウW7、W8の幅×高さは、いずれも80×80である。またジェスチャ領域Argの面積は、幅×高さ=270×195=52650である。
図18(A)や図19を参照すると、ジェスチャ領域Argは、ウィンドウW2、W3に重なっている。このため、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW2との距離、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW3との距離は、いずれも0である。これに対し、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW7との距離LW7は70であり、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW8との距離LW8は170である。
このような各ウィンドウとジェスチャ領域Argとの位置関係及び寸法である場合、本実施形態では、各ウィンドウとジェスチャ領域Argとの距離が大きいほど第1のウィンドウの面積を大きく補正する。そして、補正後の面積である拡大面積S4を指標値として採用する。
図18(B)や図19を参照すると、ウィンドウW7について、距離LW7を用いて実際の面積を拡大し、拡大面積S4を算出する。具体的に、ウィンドウW7を左右上下方向に距離LW7ずつ拡大し、拡大面積S4を算出する。ウィンドウW7についての拡大面積S4は、S4=(70+80+70)×(70+80+70)=48400となる。
同様に、ウィンドウW8について、距離LW8を用いて実際の面積を拡大し、拡大面積S4を算出する。具体的に、ウィンドウW8を左右上下方向に距離LW8ずつ拡大し、拡大面積S4を算出する。ウィンドウW8についての拡大面積S4は、S4=(170+80+170)×(170+80+170)=176400となる。
ここで、本実施形態では、閾値として1×S0が採用されている。この結果、図19に示すように、ジェスチャ領域Argの面積52650よりも小さい拡大面積S4を示すウィンドウW2、W3及びW7は、ウィンドウW1よりも前面側へ移動させられる。これに対し、ジェスチャ領域Argの面積よりも大きい拡大面積S4を示すウィンドウW8のウィンドウW1よりも前面側への移動が回避される。
つぎに、図20(A)を参照すると、図18(A)と同様に、ディスプレイ1の表示領域1a内に表示されるウィンドウW1、ウィンドウW2、W3、W9及びW10とジェスチャ領域Argが示されている。ウィンドウW1は、第2のウィンドウに相当し、第1のウィンドウに分類されるウィンドウW2、W3、W9及びW10を隠すことがある。ここで、ウィンドウ9の幅×高さは、ウィンドウW、W8と異なっており、幅×高さは、160×160とされている。また、ウィンドウW10の幅×高さは、40×40とされている。ジェスチャ領域Argの面積は、幅×高さ=270×195=52650であり、図18(A)に示す例と同様である。
図20(A)や図21を参照すると、ジェスチャ領域Argは、ウィンドウW2、W3に重なっている。このため、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW2との距離、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW3との距離は、いずれも0である。この点は、図18(A)に示した例と同様である。これに対し、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW9との距離LW9は40であり、ジェスチャ領域ArgとウィンドウW10との距離LW10は60である。
このような各ウィンドウとジェスチャ領域Argとの位置関係及び寸法である場合、本実施形態では、各ウィンドウとジェスチャ領域Argとの距離が大きいほど第1のウィンドウの面積を大きく補正する。そして、補正後の面積である拡大面積S4を指標値として採用する。
図20(B)や図21を参照すると、ウィンドウW9について、距離LW9を用いて実際の面積を拡大し、拡大面積S4を算出する。具体的に、ウィンドウW9を左右上下方向に距離LW9ずつ拡大し、拡大面積S4を算出する。ウィンドウW9についての拡大面積S4は、S4=(40+160+40)×(40+160+40)=57600となる。
同様に、ウィンドウW10について、距離LW10を用いて実際の面積を拡大し、拡大面積S4を算出する。具体的に、ウィンドウW10を左右上下方向に距離LW10ずつ拡大し、拡大面積S4を算出する。ウィンドウW10についての拡大面積S4は、S4=(60+40+60)×(60+40+60)=25600となる。
本実施形態では、閾値として1×S0が採用されている。この結果、図21に示すように、ジェスチャ領域Argの面積52650よりも小さい拡大面積S4を示すウィンドウW2、W3及びW10は、ウィンドウW1よりも前面側へ移動させられる。これに対し、ジェスチャ領域Argの面積よりも大きい拡大面積S4を示すウィンドウW9のウィンドウW1よりも前面側への移動が回避される。
ここで、ウィンドウW9、W10の移動をウィンドウW7、W8の移動と比較しつつ説明する。ウィンドウW7とジェスチャ領域Argとの距離LW7は、ウィンドウW8とジェスチャ領域Argとの距離LW8と比較して小さい。また、ウィンドウW7の拡大面積S4は、ウィンドウW8の拡大面積S4と比較して小さい。すなわち、ウィンドウW7とウィンドウW8を比較した場合、距離を指標値とした場合の大小関係と、拡大面積S4を指標値とした場合の大小関係は一致している。
これに対しウィンドウW9とウィンドウW10では、この関係が逆転する。具体的に、ウィンドウW9とジェスチャ領域Argとの距離LW9は、ウィンドウW10とジェスチャ領域Argとの距離LW10と比較して小さい。一方、ウィンドウW9の拡大面積S4は、ウィンドウW10の拡大面積S4と比較して大きい。すなわち、ウィンドウW9とウィンドウW10を比較した場合、距離を指標値とした場合の大小関係と、拡大面積S4を指標値とした場合の大小関係は異なるものとなる。
仮に、ウィンドウW9について、距離LW9のみに基く指標値とした場合、ウィンドウW9はウィンドウW1よりも前面側に移動することが考えられる。しかしながら、ウィンドウW9は、幅×高さが大きく、第2作業者U2への影響が大きいと考えられ、ウィンドウW1よりも前面側に移動させると、第2作業者U2の作業の邪魔となる可能性が高い。
このように、本実施形態によれば、ウィンドウの寸法を考慮してウィンドウW1の前面側へ移動させるか否かの判断をすることができる。
(その他の実施形態)
第1実施形態から第4実施形態では、図4を用いて説明したように、ジェスチャ領域Argは、ジェスチャ軌跡gの外接矩形としている。これに対し、図22に示すように、Y方向に沿って延びる辺縁をジェスチャ軌跡gに基づいて規定すると共に、X方向に沿って延びる辺縁を表示領域1aの上端縁1a1、下端縁1a2によって規定してもよい。
また、第1実施形態から第4実施形態では、ペン11によって操作するタッチパネル12を有するポインティングデバイス10を備えたウィンドウ表示システム100としているが、図23に示すようなウィンドウ表示システム200としてもよい。ウィンドウ表示システム200は、ポインティングデバイス10に代えてカメラ16を備える。また、これに伴って、ウィンドウ表示システム100のディスプレイ1に代えてプロジェクタ15を備えている。このようなウィンドウ表示システム200は、プロジェクタ15の表示領域上での作業者の動作をカメラ16で撮影し、その動作を分析することで所望の操作を実現することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のウィンドウを表示可能な表示領域を有する表示装置と、前記表示領域に対してジェスチャが行われたことを検知するジェスチャ検知装置と、ジェスチャに応じて前記表示装置における前記ウィンドウの表示状態を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記表示装置において、複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態となっているときに、前記ジェスチャ検知装置が検知したジェスチャが所定のジェスチャであるか否かを判定するジェスチャ判定部と、
前記所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定する特定部と、
前記第1のウィンドウ毎に、前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとの距離を算出する算出部と、
前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定するウィンドウ選定部と、
前記ウィンドウ選定部によって選定された前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる表示変更部と、
を備えたウィンドウ表示システム。
(付記2)
前記ジェスチャ検知装置は、2人以上の作業者のジェスチャを同時に検知可能であり、
前記ウィンドウ選定部は、前記所定のジェスチャに応じて前記第1のウィンドウそれぞれを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示したときに、前記所定のジェスチャを行った作業者以外の作業者に対して前記第1のウィンドウそれぞれが与える影響を示す指標値を、前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記複数の第1のウィンドウ毎に算出し、前記指標値に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する付記1に記載のウィンドウ表示システム。
(付記3)
前記ウィンドウ選定部は、前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前記ジェスチャ領域の面積から前記重なり面積を差し引いた差分面積を前記指標値として算出する付記2に記載のウィンドウ表示システム。
(付記4)
前記ウィンドウ選定部は、前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前面側に位置する他の前記第1のウィンドウと重なる部分の面積をさらに差し引いて前記指標値を算出する付記3に記載のウィンドウ表示システム。
(付記5)
前記ウィンドウ選定部は、前記距離に基づいて前記指標値を算出する際に、前記距離が大きいほど前記第1のウィンドウの面積を大きく補正し、補正後の面積に基づいて前記指標値を算出する付記2に記載のウィンドウ表示システム。
(付記6)
表示装置が有する表示領域において複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態となっているときに、前記表示領域に対して行われた所定のジェスチャを検知すると共に、検知した前記所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定する工程と、
前記第1のウィンドウ毎に、前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとの距離を算出する工程と、
前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する工程と、
ウィンドウ選定部によって選定された前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる工程と、
を含むウィンドウの表示制御方法。
(付記7)
前記表示領域に対し、2人以上の作業者がジェスチャを行っているときに、前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する工程において、前記所定のジェスチャに応じて前記第1のウィンドウそれぞれを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示したときに、前記所定のジェスチャを行った作業者以外の作業者に対して前記第1のウィンドウそれぞれが与える影響を示す指標値を、前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記複数の第1のウィンドウ毎に算出し、前記指標値に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する付記6に記載のウィンドウの表示制御方法。
(付記8)
前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前記ジェスチャ領域の面積から前記重なり面積を差し引いた差分面積を前記指標値として算出する付記7に記載のウィンドウの表示制御方法。
(付記9)
前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前面側に位置する他の前記第1のウィンドウと重なる部分の面積をさらに差し引いて前記指標値を算出する付記8に記載のウィンドウの表示制御方法。
(付記10)
前記距離に基づいて前記指標値を算出する際に、前記距離が大きいほど前記第1のウィンドウの面積を大きく補正し、補正後の面積に基づいて前記指標値を算出する付記7に記載のウィンドウの表示制御方法。
1 表示装置
1a ディスプレイ(表示領域)
10 ポインティングデバイス(ジェスチャ検知装置)
11 ペン
15 プロジェクタ
16 カメラ
20 制御装置
31 ウィンドウ管理部
32 ジェスチャ判定部
33 特定部
34 ウィンドウ抽出部
35 算出部
36 ウィンドウ選定部
37 表示変更部
100、200 ウィンドウ表示システム
W1 ウィンドウ(第2のウィンドウ)
W2からW10(第1のウィンドウ)
Arg ジェスチャ領域

Claims (6)

  1. 複数のウィンドウを表示可能な表示領域を有する表示装置と、前記表示領域に対してジェスチャが行われたことを検知するジェスチャ検知装置と、ジェスチャに応じて前記表示装置における前記ウィンドウの表示状態を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記表示装置において、複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態となっているときに、前記ジェスチャ検知装置が検知したジェスチャが所定のジェスチャであるか否かを判定するジェスチャ判定部と、
    前記所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定する特定部と、
    前記第1のウィンドウ毎に、前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとの距離を算出する算出部と、
    前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定するウィンドウ選定部と、
    前記ウィンドウ選定部によって選定された前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる表示変更部と、
    を備えたウィンドウ表示システム。
  2. 前記ジェスチャ検知装置は、2人以上の作業者のジェスチャを同時に検知可能であり、
    前記ウィンドウ選定部は、前記所定のジェスチャに応じて前記第1のウィンドウそれぞれを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示したときに、前記所定のジェスチャを行った作業者以外の作業者に対して前記第1のウィンドウそれぞれが与える影響を示す指標値を、前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記複数の第1のウィンドウ毎に算出し、前記指標値に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する請求項1に記載のウィンドウ表示システム。
  3. 前記ウィンドウ選定部は、前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前記ジェスチャ領域の面積から前記重なり面積を差し引いた差分面積を前記指標値として算出する請求項2に記載のウィンドウ表示システム。
  4. 前記ウィンドウ選定部は、前記重なり面積に基づいて前記指標値を算出する際に、前面側に位置する他の前記第1のウィンドウと重なる部分の面積をさらに差し引いて前記指標値を算出する請求項3に記載のウィンドウ表示システム。
  5. 前記ウィンドウ選定部は、前記距離に基づいて前記指標値を算出する際に、前記距離が大きいほど前記第1のウィンドウの面積を大きく補正し、補正後の面積に基づいて前記指標値を算出する請求項2に記載のウィンドウ表示システム。
  6. 表示装置が有する表示領域において複数の第1のウィンドウが第2のウィンドウによって隠された状態となっているときに、前記表示領域に対して行われた所定のジェスチャを検知すると共に、検知した前記所定のジェスチャが行われたジェスチャ領域を特定する工程と、
    前記第1のウィンドウ毎に、前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとが重なった部分の面積である重なり面積又は前記ジェスチャ領域と前記第1のウィンドウとの距離を算出する工程と、
    前記重なり面積又は前記距離に基づいて前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる前記第1のウィンドウを選定する工程と、
    ウィンドウ選定部によって選定された前記第1のウィンドウを前記第2のウィンドウよりも前面側に表示させる工程と、
    を含むウィンドウの表示制御方法。
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