JP2021042665A - 遮蔽装置 - Google Patents

遮蔽装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021042665A
JP2021042665A JP2020194013A JP2020194013A JP2021042665A JP 2021042665 A JP2021042665 A JP 2021042665A JP 2020194013 A JP2020194013 A JP 2020194013A JP 2020194013 A JP2020194013 A JP 2020194013A JP 2021042665 A JP2021042665 A JP 2021042665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
damper
cord
shielding device
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020194013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7083462B2 (ja
Inventor
万人 山岸
Kazuto Yamagishi
万人 山岸
貴俊 植松
Takatoshi Uematsu
貴俊 植松
武信 江波戸
Takenobu Ebato
武信 江波戸
高橋 大輔
Daisuke Takahashi
大輔 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd filed Critical Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2020194013A priority Critical patent/JP7083462B2/ja
Publication of JP2021042665A publication Critical patent/JP2021042665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7083462B2 publication Critical patent/JP7083462B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Abstract

【課題】ダンパへの不必要な加圧を防止可能に構成される遮蔽装置を提供する。【解決手段】引張コードを引くことにより遮蔽材3を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材3の自重下降に伴って従動する引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で引張コードに抵抗を加えるダンパと、内部の底面又は側面を設置面としてケースが設置されるヘッドボックス1と、ダンパの変位を阻止する当接手段とを備え、当接手段は、設置面から離れる方向にダンパが変位したときにケースの上面と当接してダンパの変位を阻止するように構成される。【選択図】図10

Description

この発明は、横型ブラインドやプリーツカーテン等の遮蔽装置に関する。
横型ブラインドのスラットの角度調節操作及び昇降操作を行う操作装置の一種類として、ヘッドボックスの一端部からスラットの角度調節操作を行うための操作棒が垂下され、ヘッドボックスから操作棒内を貫通させ又はさせず別途に昇降コードを垂下したものがある。
このような横型ブラインドでは、操作棒を回転操作することにより、ヘッドボックス内に配設される角度調節装置及びラダーコードを介してスラットが回動される。また、ヘッドボックスから引き出された昇降コードを引くことによりボトムレール及びスラットが引き上げられ、引き出された昇降コードをヘッドボックスに引き込ませることによりボトムレール及びスラットが下降されるようになっている。
ヘッドボックス内にはボトムレール及び遮蔽材としてのスラットの自重降下を防止する自重降下防止装置が設けられている。この自重降下防止装置は、昇降コードを引き出した後に手放したとき、昇降コードのヘッドボックスへの引き込みを阻止してボトムレール及びスラットの自重降下を阻止するロック状態となり、この状態から昇降コードを僅かに引き出せば、ロック状態を解除して自重降下によりボトムレール及びスラットの下降操作を可能とするものである。なお、ロック状態から昇降コードを引き出してボトムレール及びスラットの引き上げ操作を行うことも可能である。
特許文献1には、制動力を発生させる遠心ガバナと、ブレーキ部に連結される軸(コードキャッチ)とからなるダンパであって、昇降コードが当該軸の外周面に接触し、昇降コードの移動によって当該軸が回転して当該ブレーキ部が作動することを特徴とするダンパを備えるブラインドの昇降装置が開示されている。このダンパを用いることで自重下降に伴う昇降コードの移動に対して確実に抵抗を与えることができる。
特開2005−030084号公報
近年ヘッドボックスの小型化やダンパの精密化が進んでいる。特に、部品どうしが互いに接近するように設計される精密なダンパであってコードキャッチと遠心ガバナとからなるダンパは、コードキャッチの軸方向と平行な方向(例えば、鉛直下向き方向や水平方向)に押さえつけるようにヘッドボックス内に固定してしまうと、ダンパが不必要に加圧されることとなる。その結果、ダンパの筐体(ダンパケース)が歪むことによる性能低下のおそれがある。
この発明の目的は、ダンパへの不必要な加圧を防止可能に構成される遮蔽装置を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパと、内部の底面又は側面を設置面として前記ケースが設置されるヘッドボックスと、前記ダンパの変位を阻止する当接手段とを備え、前記当接手段は、前記設置面から離れる方向に前記ダンパが変位したときに前記ケースの上面と当接して前記ダンパの変位を阻止するように構成される、遮蔽装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパを備え、前記ケースは、その内部に回転する回転部材が設けられ且つ当該回転部材の回転面に垂直な方向に圧力がかからないように構成される、遮蔽装置が提供される。
上記本発明によれば、ダンパは、当接手段によってヘッドボックス内でダンパが設置される設置面から離れる方向の変位が阻止されるように、ヘッドボックス内に配置されるため、ダンパにかかる不必要な圧力が緩和され、ダンパの性能低下を防止することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記ケースの内部には、前記引張コードの移動を入力として回転を伝達する回転伝達機構と、前記伝達された回転によってウェイトが外径方向に遠心力が加えられ且つこれが前記ケースの内壁と接触して前記抵抗を発生させる遠心ガバナとが設けられる。
好ましくは、前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが上下に構成される。
好ましくは、前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが並列に構成される。
好ましくは、前記当接手段は、前記スラットの角度調節軸である。
好ましくは、前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられた固定部材であり、前記ダンパの変位であって前記設置面から離れる方向の変位及び前記設置面方向の変位を阻止する。
好ましくは、前記固定部材は、前記遠心ガバナ以外の部分において前記ダンパと常時当接している。
好ましくは、前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられたリブである。
好ましくは、前記当接手段は、前記ヘッドボックスにおける前記設置面に対向する面である。
好ましくは、前記ケースには突起が設けられ、前記ヘッドボックスには前記突起が挿入される挿通孔が設けられる。
好ましくは、前記ダンパは、前記引張コードを挟着するコードキャッチを備え、前記コードキャッチは、前記ヘッドボックスの短手方向の位置が前記突起の位置と略一致している。
好ましくは、前記設置面に対して垂直な軸を中心に回転する回転部材を備える。
好ましくは、前記回転部材は前記遠心ガバナにおける前記ウェイトであり且つ前記軸は前記ウェイトを保持するウェイトホルダの回転軸である。
好ましくは、前記回転部材は前記引張コードを挟着するコードキャッチであり且つ前記軸は前記コードキャッチを構成するローラの回転軸である。
好ましくは、前記ダンパにおいて、前記回転部材は前記ケースの内面と近接又は当接して回転するように構成される。
好ましくは、前記回転部材は、当該回転部材の静止時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される。
好ましくは、前記回転部材は、当該回転部材の回転時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される。
好ましくは、前記回転部材は、前記ケースが前記ヘッドボックスにおける設置面から離間した場合において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される。
好ましくは、前記ケースは、スナップフィット機構により保持される。
第1〜第3実施形態に係る横型ブラインドを正面から見た模式図である。 図1に示された横型ブラインドを図1の左側側面から見た模式図である。 図1の一点鎖線で囲まれた領域Aを正面から見た模式図である。 遠心ガバナの内部を示す模式図である。 図3のX−X断面を上面から見た模式図である。 図3のY−Y断面を左側側面から見た図であって、第1実施形態に係るダンパの配置を説明するための模式図である。 図6に示すダンパの配置の変形例を説明するための模式図である。 図3のY−Y断面を左側側面から見た図であって、第2実施形態に係るダンパの配置を説明するための模式図である。 図3のY−Y断面を左側側面から見た図であって、第3実施形態に係るダンパの配置を説明するための模式図である。 第1実施形態の具体例(本例)に係る制動装置1000を備えた日射遮蔽装置の一例である。 図10においてヘッドボックス1内部の拡大図である。 図11におけるC−C断面を表す図である。 取付筒702とウェイト340の回転中心の位置関係を表す図である。 本例に係る制動装置1000の分解斜視図であり、(a)は前方上側から見た図、(b)は後方上側から見た図である。 ウェイト340に突起341を設ける代わりに、ベースに溝709を設けた例を表す図であり、(a)は平面図、(b)はS−S線切断部断面図である。 本例に係る制動装置1000の組立図であり、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図、(c)は左側面図である。 本例に係るケース10Aを表す図であり、(a)は前方斜視図、(b)は後方斜視図である。 本例に係るケース10Aを表す図であり、(a)は平面図、(b)は下側から見た斜視図である。 図16(c)のA−A線切断部断面図である。 本例に係る制動装置1000の断面図である。 図19を用いて本発明の制動装置1000がコードCDを制動する様子を示す図であり、(a)はコードCDに何ら張力が与えられない状態(定常状態)、(b)はコードCDに張力が与えられ、ローレット240及びローラ部42でコードCDが挟着された状態(挟着状態)、(c)は(a)から(b)へ状態変化する際における各部材の回転方向をまとめた図である。 具体例に係る別例を表す図である。 具体例に係る他の別例を表す図である。 具体例に係る他の別例を表す図である。 図24に示された別例の更なる変形例を表す図である。
発明を実施するため形態
以下、本発明に係る遮蔽装置を横型ブラインドに具体化した実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面中に示される矢印W方向は、後述のヘッドボックス1の長手方向を示す。矢印H方向は、ヘッドボックス1の高さ方向を示す。矢印D方向は、ヘッドボックス1の短手方向を示す。
<第1の観点>
ここで、本発明の第1の観点に係る遮蔽装置は、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパと、内部の底面又は側面を設置面として前記ケースが設置されるヘッドボックスと、前記ダンパの変位を阻止する当接手段とを備え、前記当接手段は、前記設置面から離れる方向に前記ダンパが変位したときに前記ケースの上面と当接して前記ダンパの変位を阻止するように構成される、遮蔽装置。
、遮蔽装置である。
<第2の観点>
また、本発明の第2の観点に係る遮蔽装置は、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパを備え、前記ケースは、その内部に回転する回転部材が設けられ且つ当該回転部材の回転面に垂直な方向に圧力がかからないように構成される、遮蔽装置である。
(第1実施形態)
(1)構成の説明
(1−1)横型ブラインド全体の構成
第1実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第1の観点に係る遮蔽装置の一例である。図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係る横型ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊り下げ支持され、同ラダーコード2の下端にはボトムレール4が吊り下げ支持されている。なお、多数段のスラット3及びボトムレール4が日射遮蔽材として機能する。
図1及び図3に示すように、ヘッドボックス1内には案内滑車24が各ラダーコード2に近接して複数個(本実施形態では3個)配設される。案内滑車24は、不図示の案内滑車ケース内において、軸26によって回動可能に構成され、軸26が当該案内滑車ケースに軸支されている。ラダーコード2は、ヘッドボックス1の底面に設けられた挿通孔27を介してヘッドボックス1内に挿通される。そして、その上端部は、ドラム6に取着され、そのドラム6の中心部には角度調節軸7が嵌挿されている。
したがって、角度調節軸7が回転されると、ドラム6が回転され、そのドラム6の回転に伴ってラダーコード2の一方が引上げられることにより、各スラット3が同位相で角度調節される。
ヘッドボックス1の一端部には操作棒8が吊り下げ支持されている。操作棒8を回転操作すると、ヘッドボックス1内に配設される不図示のギヤボックスを介して角度調節軸7が回転される。したがって、操作棒8の回転操作により、各スラット3を角度調節可能となっている。
スラット3には複数本(本実施形態では3本)の昇降コード10(特許請求の範囲における「引張コード」の一例)が挿通され、その昇降コード10の一端はボトムレール4に取着される。すなわち、各案内滑車24は各昇降コード10に対応して配設されている。
図1に示されるように、3本の昇降コード10の他端はヘッドボックス1の長手方向に並んでいる各案内滑車24を介し、ダンパ5を経て、ヘッドボックス1の一端部に配設される自重降下防止装置1100に案内される。
各昇降コード10は、その自重降下防止装置1100からギヤボックスを経て、操作棒8内に挿通され、その先端は操作部8aの下方に設けられたコードイコライザ8bに接続される。したがって、コードイコライザ8bを下方へ引いて、ヘッドボックス1から昇降コード10を引き出すと、ボトムレール4が引き上げられることにより、スラット3が引き上げられる。
そして、昇降コード10の引き出し操作を停止して、昇降コード10を手放せば、自重降下防止装置1100が作動して、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止される。また、自重降下防止装置1100が作動している状態から、昇降コード10を下方へ僅かに引くと、自重降下防止装置1100の作動が解除され、スラット3及びボトムレール4をその自重により下降操作可能となる。なお、自重降下防止装置1100は、例えば特開2001−173343号公報等に開示されている公知の自重降下防止装置1100を利用すればよい。すなわち、昇降コード10を引くことにより遮蔽材であるスラット3及びボトムレール4を昇降可能に構成されている。
(1−2)ダンパ
次に、ダンパ5について図3〜図5を用いて説明する。本実施形態に係るダンパ5は、遮蔽材であるスラット3及びボトムレール4の自重下降に伴って従動する昇降コード10によって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で昇降コード10に抵抗を加えるように構成される。また、ダンパ5は、ローレット20と、軸21と、遠心ガバナ22と、挟圧滑車23とを有し、これらがダンパケース5d(特許請求の範囲における「ケース」の一例)内に設けられる。
<ローレット>
ローレット20(特許請求の範囲における「回転部材」の一例)は、軸21に固定されている。また、ローレット20は、外周面にローレット加工が施されている。また、図3に示されるように、本実施形態においてローレット20の軸21に係る方向(コードキャッチ30の軸方向)は、鉛直方向である。換言すると、軸21は、後述のヘッドボックス1における設置面1cに垂直である。
<遠心ガバナ>
遠心ガバナ22は、ガバナケース22dを備え、ローレット20と挟圧滑車23がガバナケース22dによって回転可能に支持されている。本実施形態では、遠心ガバナ22は、ローレット20と挟圧滑車23の下側に設けられているが、上側や上下両側に設けられてもよい。遠心ガバナ22は、図4に示されるように、ガバナケース22d内に、ワンウェイクラッチ22a、遊星歯車機構22b、軸22e及びブレード22c(特許請求の範囲における「遠心拡張部」の一例)を有する。
ワンウェイクラッチ22aには、軸21の回転が入力される。ワンウェイクラッチ22aは、ボトムレール4の上昇方向に昇降コード10が変位する際には、ローレット20の軸21の回動を遊星歯車機構22bを介して軸22eに伝達できない非伝達状態とし、ボトムレール4の下降方向に昇降コード10が変位する際にはローレット20の軸21の回動を遊星歯車機構22bを介して軸22eに伝達可能な伝達状態とする。ブレード22cは、ワンウェイクラッチ22aに係る伝達状態においてローレット20に回動力が加えられると、その回動を抑制するように構成されている。
すなわち、スラット3を下降操作する際にスラット3の自重により昇降コード10が変位すると、ローレット20の軸21の回動が遠心ガバナ22における軸22eに伝達されて、遠心ガバナ22が昇降コード10の変位に抵抗を与え、昇降コード10の変位が抑制される。よって、スラット3の下降操作時にスラット3の自重によって加速度的に上昇する変位速度を減速させることができる。
より詳細には、ボトムレール4の昇降コード10の変位によってローレット20が回動すると、遠心ガバナ22における遊星歯車機構22b(特許請求の範囲における「増速機構」の一例)がこれを増速して軸22eに伝達し、軸22eの回転に伴ってブレード22cが回転する。ブレード22cが回転することで遠心力が働き、ブレード22cが遠心ガバナ22のガバナケース22dの内壁と接触して摩擦力が発生する。これによりローレット20の回動が抑制される。このため、スラット3の下降に伴い変位速度が加速度的に上昇するところ、昇降コード10の変位が抑制されることにより、スラット3の下降操作時のボトムレール4の変位速度を減速させることができる。
一方、スラット3を上昇操作する際に操作者が昇降コード10を変位させると、ローレット20の軸21の回動はワンウェイクラッチ22aによって軸22eに伝達されないため、昇降コード10の変位に対して昇降コード10に対する操作者の操作は遠心ガバナ22が機能せずそのまま作用することとなる。よって、スラット3の上昇操作時に操作者に負荷をかけずに操作することができる。
また、昇降コード10がボトムレール4の上昇する方向へ変位する際には非伝達状態とし、同昇降コード10がボトムレール4の下降する方向へ変位する際には伝達状態とするワンウェイクラッチ22aにより、スラット3及びボトムレール4の自重によって下降する下降操作時にはブレード22cによる抵抗力を機能させることで、ボトムレール4の変位速度を減速させることができる。また、操作者が操作するスラット3の上昇操作時にはブレード22cを機能させないことで、負荷がかからずに操作者が操作できるとともに、昇降コード10が急激に引張操作された際にブレード22cに負荷をかけることを抑制することができる。
また、ローレット20の下方には、ローレット20と協動して昇降コード10を挟圧して案内する挟圧滑車23が設けられるため、昇降コード10をローレット20に確実に接触させることができ、昇降コード10とローレット20との接触抵抗が大きくなり、昇降コード10の変位とローレット20とを確実に同期させ、遠心ガバナ22による減速をより確実に伝達させることができる。
また、ローレット20の外周面にはローレット加工が施されるため、昇降コード10とローレット20との接触抵抗が大きくなり、昇降コード10の変位とローレット20とを確実に同期させ、昇降コード10の移動速度の減速(すなわちボトムレール4の下降速度の減速)をより確実に伝達させることができる。
<挟圧滑車>
挟圧滑車23は、図5に示されるように、ローレット20とともに昇降コード10を押圧することで、昇降コード10と確実に接触するように構成される。これにより、昇降コード10とローレット20との動きを同期させることができる。換言すると、ローレット20及び挟圧滑車23が、昇降コード10を挟着するコードキャッチ30として機能することとなる。
(1−3)ダンパの配置
続いて、図6を用いて第1実施形態に係るヘッドボックス1の内部におけるダンパ5の配置について説明する。
<挿通孔・突起>
挿通孔1aは、ヘッドボックス1においてダンパ5が設置される設置面1cに設けられる。図6に示されるように本実施形態では、設置面1cは、ヘッドボックス1の内側底面である。また、突起5b(特許請求の範囲における「突起」の一例)は、ダンパケース5dにおいて設置面1cに当接する当接面5c上に設けられる。本実施形態では、当接面5cは、ダンパケース5dの外側底面である。
すなわち、設置面1cに設けられた挿通孔1aに、当接面5cに設けられた突起5bが挿入されることで、ネジ等を用いて固定する従来手法のようにダンパケース5dに軸21方向の不必要な圧力をかけることなく、ダンパ5がヘッドボックス1に設置されることとなる。これにより、ダンパ5の水平方向(矢印W方向及び矢印D方向)の変位が規制される。
ところで、コードキャッチ30は、ヘッドボックス1の矢印D方向の位置が突起5bの位置と略一致していることが好ましい。更に、昇降コード10がダンパケース5d内において矢印D方向における略中心付近を挿通することを前提として、ダンパ5における突起5bは、当接面5cの略中心付近に設けられることがより好ましい。昇降コード10が変位する際に偏ったトルクが加わることでダンパ5が当接面5c内で回転してしまうことを回避するためである。
<角度調節軸>
角度調節軸7(特許請求の範囲における「当接手段」の一例)は、ダンパ5の上方に位置する。換言すると、ダンパ5は、角度調節軸7の下方に位置するように配置される。ここで、ダンパ5と角度調節軸7との間には圧力が生じていない。例えば図6においては、角度調節軸7とダンパ5とが隙間を有するように配置されており、当該圧力が生じていないことが示されている。ネジ等を用いて固定する従来手法のようにダンパケース5dに軸21方向の不必要な圧力をかけることなく、ダンパ5が設置面1cから離れる方向の変位(矢印H方向)を規制することができる。
なお、あくまでも、ダンパ5と角度調節軸7との間に圧力が生じていないことが好ましく、図6に示された隙間を略0として実施してもよい。
また、ダンパ5の矢印D方向における略中心付近で角度調節軸7に当接するように、ダンパ5が配置されることが好ましい。ダンパ5と角度調節軸7とが当接する際に、ダンパ5の上部に偏ったトルクが加わることで、挿通孔1aから突起5bが外れてダンパ5が傾斜したり転倒したりすることを回避するためである。
(2)動作の説明
続いて、ダンパ5を備えた横型ブラインドの動作について、概説する。
(2−1)上昇
コードイコライザ8bが操作者によって下方へ引かれ、ヘッドボックス1から昇降コード10が引き出される。昇降コード10は、ヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100及びダンパ5とスラット3とを挿通してボトムレール4に取着されている。このため、かかる引き出しによりボトムレール4に鉛直上方向の力がかかり、ボトムレール4が引き上げられ、これとともにスラット3も引き上げられる。このとき、ダンパ5におけるワンウェイクラッチ22aは、ローレット20の軸21の回動を軸22eに伝達できない非伝達状態としている。つまり、遠心ガバナ22による制動力がかからず操作者の負担は小さいもので済む。また、上述のダンパ5の配置によって軸21方向にかかる不要な圧力は従来に比して軽減されている。
(2−2)上昇停止
昇降コード10の引き出し操作が操作者によって停止され且つ手放されると、ヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100が作動し、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止される。
(2−3)下降
自重降下防止装置1100が作動してボトムレール4が所望の位置で停止している状態から、昇降コード10が操作者によって僅かに引かれると、作動中の自重降下防止装置1100が解除され、ボトムレール4が自重降下する。このとき、ダンパ5におけるワンウェイクラッチ22aは、ローレット20の軸21の回動を軸22eに伝達可能な伝達状態としている。つまり、昇降コード10に遠心ガバナ22による抵抗力がかかるため、スラット3はボトムレール4とともにゆるやかに下降する。換言すると、下降速度の加速を防止することができる。また、下降時においても上述のダンパ5の配置によって軸21方向にかかる不要な圧力は従来に比して軽減されている。
(2−4)下降停止
スラット3及びボトムレール4の下降に伴う昇降コード10の上昇が、操作者の手掴み等により停止されると、ボトムレール4の下降が停止する。そして、昇降コード10が手放されると、再びヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100が作動することとなる。そして、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止される。
(2−5)チルト
操作棒8が操作部8aを介して操作者によって回転操作されると、ヘッドボックス1内に配設される不図示のギヤボックスを介して角度調節軸7が回転する。そして、角度調節軸7が回転とともにドラム6が回転し、そのドラム6の回転に伴ってラダーコード2の一方が引き上げられることにより、回転に応じて各スラット3の角度が同位相で調節される。
(3)作用効果
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(イ)ダンパ5は、ヘッドボックス1内に配置された角度調節軸7によって、ヘッドボックス1内でダンパ5が設置される設置面1cから離れる方向の変位が阻止されるように配置されるため、ダンパ5をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力がなく、ダンパ5の性能低下を防止することができる。
(ロ)ダンパケース5dの底面である当接面5cに設けられた突起5bが、ヘッドボックス1の底面である設置面1cに設けられた挿通孔1aに挿入されることで、ダンパ5をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力無しにダンパ5の水平方向の変位を規制することができる。
なお、図7に示されるようなコードキャッチ30が当接面5cに近接するような変形例においては、ダンパケース5dの歪みによってローレット20や挟圧滑車23が当接面5cに接触してしまい、ダンパ5の性能低下が著しいと考えられる。すなわち、かかる変形例においては上述のダンパ5の配置による(イ)の効果が大きい。
(第1実施形態の詳細)
続いて、上述の第1実施形態に係るダンパ5のより具体的な例を説明する。以下の具体的な例においては、ダンパ5が制動装置1000に相当し、昇降コード10がコードCDに相当し、突起5bが取付筒702に相当し、遊星歯車機構22bが内歯付キャリア260及び遊星歯車280に相当し、ブレード22c及び軸22eが太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340に相当し、ガバナケース22dがケース10Aに相当し、挟圧滑車23がアイドルローラ40に相当し、ローレット20がローレット240に相当する。また、図10〜図13に、本例に係る制動装置1000を備えた日射遮蔽装置を図示している。配置については、おおよそ上述の第1実施形態の説明の通りであるが、本例では、自重降下防止装置1100が制動装置1000よりもスラット側(すなわち図中の左側)にある。
本例に係る制動装置1000は、コードの移動を制動する制動装置である。具体的には、本例に係る制動装置1000では、運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように設けられる。ここで、本例においては、スライダー220、コイルスプリングSP、軸芯41及びローラ部42からなるアイドルローラ40、ローレット240、ピニオンギア50、軸芯31、ワッシャー241、内歯付キャリア260及び遊星歯車280が、運動変換部を構成し、ウェイト340、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びケース10Aが、抵抗付与部を構成する。
4−1<全体構成>
図14は、本例に係る制動装置1000の分解斜視図である。制動装置1000は、整列部材200、ケース10A、スライダー220、コイルスプリングSP、軸芯41及びローラ部42からなるアイドルローラ40、ローレット240、ピニオンギア50、ローレット240及びピニオンギア50を挿通する軸芯31、ワッシャー241、内歯付キャリア260、遊星歯車280、プレート300、太陽歯車付ウェイトホルダ320、ウェイト340及びベース70により構成される。
本例において、アイドルローラ40及びローレット240は、コードを挟着する挟着体として機能する。また、アイドルローラ40が支柱に、ローレット240がコードの長手方向の移動により回転するローラとして機能する。また、スライダー220は、アイドルローラ40及びローレット240を保持する。
図14に示されるように、本例では、内歯付キャリア260に4つの遊星歯車280が設けられ、太陽歯車付ウェイトホルダ320に8つのウェイト340が保持される。以下、各部材について説明する。
4−1−1<整列部材200>
図16(a),(b)に示されるように、整列部材200は、コードCDを挿通し、コードCDの向きを整えるものである。また、複数のコードCDを互いに同じ向きに整列させるものである。整列部材200は、例えば、プラスチック等の樹脂で形成することができる。ここで、図16(a)に示されるように、矢印の向きをそれぞれ前後、左右、上下とする。すなわち、第1天壁溝16と第2天壁溝17の距離が狭くなる向きを前方とし、左右方向(幅方向)、上下方向を定める。
1−1−2<ケース10A>
次に、図17(a),(b)及び図18を用いてケース10Aについて説明する。なお、以下、図18において左向きを前方、右向きを後方、上向きを右側、下向きを左側として説明する。ケース10Aは、ベース70とともに筐体を構成し、その内部にスライダー220、コイルスプリングSP、軸芯41及びローラ部42からなるアイドルローラ40、ローレット240、ピニオンギア50、軸芯31、ワッシャー241、内歯付キャリア260、遊星歯車280、プレート300、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340を保持する。
また、ケース10Aは、例えばベース70とともに制動装置1000の筐体を構成するものである。また、例えば太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340とともに、抵抗付与部を構成するものである。
図17に示されるように、ケース10Aは、外形が概ね正方形の天壁部11と、前側壁部12fと、前側壁部12f及び天壁部11に連結される右側壁部12r及び左側壁部12lと、右側壁部12r及び左側壁部12lのそれぞれに連結される後側壁部12bと、天壁部11に対向し、前側壁部12f、後側壁部12b、前側壁部12f及び左側壁部12lから径方向側に向かって延在する鍔部13と、鍔部13に連結される円筒部13Cと、円筒部13Cに連結されるカバー部112とを主な構成として有する。
前側壁部12f及び後側壁部12bには、ガイド溝113が形成されている。これら2つのガイド溝113は、互いに前後方向に対向している。これらのガイド溝113はコードCDが前後方向に挿通されるための溝である。ここで、ガイド溝113に挿通するコードCDの数は特に限定されないが、本例では3本のコードCDが縦方向に挿通された例について示している(図16参照)。
また、右側壁部12r及び左側壁部12lには、係合孔19が設けられる。係合孔19は、すでに述べた通り、整列部材200の爪部209と係合し、整列部材200をケース10Aに固定するものである。
更に、左右の係合孔19の上方には支持溝114が設けられる。支持溝114は、図16に示されるように、ケース10Aがスライダー220を内部に保持するにあたり、スライダー220に設けられる突起230を支持するものである。これにより、スライダー220を浮き状態で支持することができる。なお、詳細は後述する。
天壁部11には、第1天壁溝16と第2天壁溝17とが形成されている。図18(a)に示されるように、第1天壁溝16及び第2天壁溝17は、それぞれコードCDの長手方向すなわち前後方向に対して斜めに形成されており、コードCDの一方の長手方向である前方に向かうにつれて、第1天壁溝16と第2天壁溝17との距離が小さくされている。また、第1天壁溝16は円弧状に形成されており、第1天壁溝16の円弧は、内歯付キャリア260の内周面と平面視において同心円上となるように形成される。一方、第2天壁溝17は緩やかなカーブを描いた形状に形成されている。具体的には、第2天壁溝17は、前方側が略直線状の形状とされ、後方に向かうにつれて、第1天壁溝16から離れる向きに湾曲している。これは、第2天壁溝17を略直線状とした場合、第1天壁溝16は後方から前方に向かってコードCDに近づくような円弧であるので、例えば軸芯31及び軸芯41がそれぞれ第1天壁溝16及び第2天壁溝17に沿って移動するときに、コードCDに対する垂直方向の変位が、軸芯31と軸芯41とで異なってしまうことを防ぐためである。つまり、一方が円弧であるのに対し、他方が略直線状であると、前後方向においてコードCDへの垂直距離が異なるためである。このように、軸芯31及び軸芯41のコードCDの鉛直方向に対する変位を近接させることにより、ローレット240及びローラ部42が適切にコードCDを挟着することが可能となる。なお、第2天壁溝17はこれに限定されず、例えば、第1天壁溝16と略同一形状の溝を、コードCD側に向かって湾曲する配置としてもよい。これにより、CDに対する鉛直方向の変位を、軸芯31と軸芯41とで略同一にすることができ、コードCDの摩耗を低減することが可能となる。ここで、本例では、CDに対する鉛直方向の変位を、軸芯31と軸芯41とでなるべく同じにすることに加え、他の部材の移動等による相互作用等を考慮し、図18(a)に示される形状を採用した。
第1天壁溝16の縁には、図17(a),(b)、図18(a)に示されるように、ケース10Aの平面視において、第1天壁溝16におけるケース10Aの外側の縁に沿った位置の少なくとも一部に、第1天壁溝16から上方に突出する第1ガイド壁16Aが設けられる。本例では、第1ガイド壁16Aは、第1天壁溝16に対して略90度となるように設けられる。第1ガイド壁16Aは、第1天壁溝16に沿って移動する軸芯31の面圧を下げることを目的としている。つまり、第1ガイド壁16Aを設けることにより、軸芯31と接触する面積が増大することにより、軸芯31の面圧を低減するものである。これは、コードCDに張力が与えられ、制動装置1000が作用している間は軸芯31の面圧が第1天壁溝16の内面に加わっており、かかる面圧により第1天壁溝16の内面が削れると、ローレット240とローラ部42の間隔が変化して、ローレット240への回転伝達が不十分になる恐れがあるためである。第1ガイド壁16Aを設けることにより、軸芯31からの圧力によりケース10Aが削れることを防止することが可能となる。なお、第1ガイド壁16Aの肉厚は任意であるが、ケース10Aの素材、軸芯31の移動速度等を考慮して適宜設計すればよい。
また、ケース10Aの平面視において、第2天壁溝17におけるケース10Aの外側の縁に沿った位置には、ケース10Aの中心から遠方に位置する縁に沿った位置の少なくとも一部に、第2天壁溝17から上方に突出する第2ガイド壁17Aが設けられる。本例では、第2ガイド壁17Aは、第2天壁溝17に対して略90度となるように設けられる。第2ガイド壁17Aは、第2天壁溝17に沿って移動する軸芯41の面圧を下げることを目的としている。つまり、第2ガイド壁17Aを設けることにより、軸芯41と接触する面積が増大することにより、軸芯41の面圧を低減するものである。これは、コードCDに張力が与えられ、制動装置1000が作用している間は軸芯41の面圧が第2天壁溝17の内面に加わっており、かかる面圧により第2天壁溝17の内面が削れると、ローレット240とローラ部42の間隔が変化して、ローレット240への回転伝達が不十分になる恐れがあるためである。第2ガイド壁17Aを設けることにより、軸芯41からの圧力によりケース10Aが削れることを防止することが可能となる。なお、第2ガイド壁17Aの肉厚は任意であるが、ケース10Aの素材、軸芯41の移動速度等を考慮して適宜設計すればよい。
なお、ケース10Aを金属等の強固な材料で成形した場合には、第1ガイド壁16A及び第2ガイド壁17Aを設けなくてもよい。これは、ケース10Aが堅牢であるので、軸芯31及び軸芯41からの圧力によりケース10Aがほとんど削れることがないためである。
鍔部13は、天壁部11に対向し、前側壁部12f、後側壁部12b、前側壁部12f及び左側壁部12lから径方向側に向かって延在する部位であり、本例では略円形とされる。
円筒部13Lは、鍔部13に連結され、内周ギア115の外側に位置する。本例では、円筒部13Cは、略円筒状の形状とされる。
カバー部112は、円筒部13Cに連結され、ベース70と嵌合する箇所である。本例では、カバー部112の外縁は略正方形とされる。そして、カバー部112は、左右の側面の両端にそれぞれ2つの第1係合溝111Aが設けられる。そして、前端部の両端に2つの第2係合溝111Bが設けられ、後端部の略中央に1つの第2係合溝111Bが設けられる。第1係合溝111Aは、ベース70の第1係合板部701Aと係合するものである。また、第2係合溝111Bは、ベース70の第2係合板部701Bと係合するものである。これにより、ケース10Aとベース70が係合され、筐体を形成する。
次に、図18(b)を用いて、ケース10Aの内部構造について説明する。ケース10Aの内部には、図19に示されるように、遊星歯車280と歯合するリング状の内周ギア115が形成される。そして、内周ギア115の上部には、平面視において略リング状の波形部116が形成される。波形部116は、内周ギア115の中心を通る円の中心からの水平距離が小さい部分及び大きい部分が交互に並んでおり、平面視においてジグザグ形状となる形状である。具体的には、多数の直線を結んでできる多角形状をなしている。更に、鍔部13の内面側の面には、段差117が設けられる。波形部116及び段差117を設けることにより、例えば内歯付キャリア260等の他の部材の位置決めを容易にし且つ摩擦抵抗を低減することができる。
4−1−3<内歯付キャリア260及び遊星歯車280>
次に、図14を用いて内歯付キャリア260及び遊星歯車280について説明する。本例では、内歯付キャリア260は、平面視において略ドーナツ形状である。内歯付キャリア260は、円柱部264から平面視において外側に突出するフランジ262を備える。
円柱部264の内側の内周面には、ピニオンギア50と歯合する内歯車261が形成される。そして、フランジ262には、鉛直方向において下向きに突出する支持軸263が形成される。支持軸263の個数は特に限定されないが、特に等間隔であることが好ましい。なお、本例では、一例として支持軸263が4つ設けられた構成としている。
そして、支持軸263にはそれぞれ、遊星歯車280が回転可能に支持されている。遊星歯車280は、後述する太陽歯車323と、ケース10Aの内部に設けられた内周ギア115と互いに歯合する。そして、内歯車261の中心部を中心として公転することが可能である。したがって、ピニオンギア50の回転が内歯車261に伝達されることにより内歯付キャリア260が回転し、それにともない内歯付キャリア260のフランジ262に設けられた支持軸263に回転可能に支持された遊星歯車280が回転することで、ピニオンギア50に起因する回転を増速させることが可能となる。また、遊星歯車280には段差281が設けられている。かかる段差により、他の部材との接触を回避することが可能となる。
4−1−4<太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340>
次に、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340について、図14を用いて説明する。太陽歯車付ウェイトホルダ320は、リング状のリング部324の外方に向かって、凸部321及び凹部322が交互に並んで形成される。図14に示されるように、リング部324の外側の外周面には、遊星歯車280と歯合する太陽歯車323が、回転軸が凸部321の延在方向と略垂直方向を向くように設けられる。そして、それぞれの凹部322には、ウェイト340が配置される。つまり、太陽歯車付ウェイトホルダ320は、制動装置1000の組み立て時において、凸部321を境としてそれぞれの凹部322内にウェイト340を保持する部材であるとも言える。なお、ウェイト340の数は任意であるが、回転時におけるバランスの観点から等間隔であることが好ましい。なお、本例では、一例として8つのウェイト340を用いている。したがって、凸部321及び凹部322もそれぞれ8つずつ設けられている。
本例では、各ウェイト340には、ベース70側に突起341が設けられる。かかる突起341により、ベース70と当接する際における抵抗を低減することが可能となる。突起341の数は任意であるが、本例では、一例として4つの突起341を設けている。
また、各ウェイト340に突起341を設ける代わりに、ベース70に溝を設けることにより、ウェイト340とベース70との抵抗を低減することが可能となる。例えば、図15に示されるように、ベース70の底部に、周囲より高さの低い溝709(図15のリング状のハッチング部分)を設ける。そして、その上にウェイト340を配置する。このとき、ウェイト340に突起341を設けなくとも、ベース70に溝709が設けられたことにより、ウェイト340とベース70との接触面積が低減することにより、ウェイト340とベース70との抵抗を低減することが可能となる。
ウェイト340は、ピニオンギア50に起因する回転時において、遠心力により内歯車261の中心から遠ざかる方向に移動し、ケース10Aの内周壁と当接することにより、回転に対して遠心ブレーキとして抵抗力を付与するものである。したがって、ケース10Aの内周壁、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340により、抵抗付与部としての作用を奏することが可能となる。
なお、制動装置1000の組み立て時においては、内歯付キャリア260と太陽歯車付ウェイトホルダ320が、プレート300を介して組み立てられる。具体的には、内歯付キャリア260の円柱部264を太陽歯車付ウェイトホルダ320のリング部324に挿入するように組み立てる。したがって、円柱部264の直径は、リング部324の直径よりもわずかに小さく設計される。
ここで、プレート300は、遊星歯車280の傾きを防止するとともに、遊星歯車280とウェイト340の干渉を防ぐ機能を有する。プレート300は、リング形状を有し、太陽歯車付ウェイトホルダ320における凸部321に係る上面に載置される。また、プレート300の上面は、遊星歯車280の下面、特に本例では段差281に囲まれて規定される面と略当接(又は間隔が略0ミリメートル)している。なお、ウェイト340は、制動装置1000全体の厚さを薄くするために、なるべく薄く形成されることが好ましい。特に、プレートの厚さは、0.01〜0.2ミリメートルであることが好ましく、0.05〜0.15ミリメートルであることが更に好ましい。また0.01,0.02,0.03,0.04,0.05,0.06,0.07,0.08,0.09,0.10,0.11,0.12,0.13,0.14,0.15,0.16,0.17,0.18,0.19,0.20ミリメートルのうち何れか2つの数値の間であってもよい。更に、プレート300は、薄く形成するため金属製とするのが好ましいが、技術的に可能である場合には、プレート300を樹脂形成してもよい。この場合、太陽歯車323と一体形成としてもよい。つまり、プレート300は、運動変換部と抵抗付与部とを隔てるように設けられることとなる。
4−1−5<ベース70>
次に、図14を用いて、ベース70について説明する。図14に示されるように、ベース70の略中央には、周囲より嵩高くなっており、下側が凹んでいる円柱部708が設けられる。そして、図14に示されるように、円柱部708の上面に第1ベース溝706、第1ガイド壁706A、第2ベース溝707、第2ガイド壁707Aが設けられる。
第1ベース溝706及び第1ガイド壁706Aはそれぞれ、ケース10Aに設けられた第1天壁溝16及び第1ガイド壁16Aに相当するものである。そして、軸芯31の下端が第1ベース溝706を挿通し、その縁に形成された第1ガイド壁706Aと当接する。同様に、第2ベース溝707及び第2ガイド壁707Aはそれぞれ、ケース10Aに設けられた第2天壁溝17及び第2ガイド壁17Aに相当するものである。そして、軸芯41の下端が第2ベース溝707を挿通し、その縁に形成された第2ガイド壁707Aと当接する。
なお、円柱部708は必須ではないが、円柱部708を設ける等して下側をへこませる
ことにより、軸芯31及び軸芯41の下端が、制動装置1000を載置する載置面と接触することを防ぎ、軸芯31及び軸芯41の下端を適切に挿通することが可能となる。
また、ベース70は、左右の側面の両端にそれぞれ2つの第1係合板部701Aが設けられる。そして、前方の側面の両端に2つの第2係合板部701Bが設けられ、後方の側面の略中央に1つの第2係合板部701Bが設けられる。第1係合板部701Aは、ケース10Aに設けられた第1係合溝111Aと係合するものである。また、第2係合板部701Bは、ケース10Aに設けられた第2係合溝111Bと係合するものである。これにより、ケース10Aとベース70が係合され、筐体を形成する。
更に、ベース70の底面の外側には、遮蔽装置のヘッドボックス1内に制動装置1000を配置するときに利用する取付筒702が設けられる。すなわち、図10、図11及び図12に示すように、ヘッドボックス1内に設けられた挿通孔1aに取付筒702をはめ込むことにより、不要な圧力をかけずに制動装置1000をヘッドボックス1内にて安定して配置させることが可能となる。なお、図13に示すように、取付筒702とウェイト340に係る回転中心とは、ヘッドボックス1の長手方向と平行な直線上にそれぞれ位置する。かかる構成により、コードCDの移動時における制動装置1000の不要な回転を防止することができる。
なお、ローレット240、遊星歯車280、ウェイト340等といった回転する部材(特許請求の範囲における「回転部材」)は、静止時、回転時においてケース10A又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される。また、制動装置1000がヘッドボックス1の底面から離間した場合においても、静止時、回転時においてケース10A又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される。
次に、図19及び図20を用いて、組立状態における各部材間の相対位置について更に詳細に説明する。図19は、図16(c)のA−A線切断部断面図である。図19に示されるように、軸芯31を中心とするピニオンギア50と、内歯付キャリア260に設けられる内歯車261とが互いに歯合している。また、内歯車261の回転は、内歯付キャリア260の支持軸263を介して遊星歯車280に伝達されるように構成される。そして、遊星歯車280は、太陽歯車付ウェイトホルダ320に設けられた太陽歯車323及びケース10Aの内部に設けられた内周ギア115と互いに歯合する。したがって、ピニオンギア50に起因する回転が加えられることにより、遊星歯車280は太陽歯車323と内周ギア115の間に形成される空間内を、内歯車261の中心部を中心として公転することが可能となる。
図20に示されるように、本例では、取付筒702を中心として略左右対称となっている。そして、軸芯31及び軸芯41がケース10Aの上端及びベース70の下端から突出している。なお、本例では、第1ガイド壁16A及び第2ガイド壁17Aの上端が、それぞれ軸芯31及び軸芯41の上端と略同じ高さとなっている。
そして、ローレット240及びローラ部42がスライダー220の内部に位置している。更に、ローレット240とともにスライダー220を挟んだ状態で、ピニオンギア50がスライダー220の外部に位置している。また、ピニオンギア50と内歯車261が互いに歯合している。
そして、ケース10Aの上側から鍔部13にかけて、整列部材200で覆われている。また、ケース10Aはその下端においてベース70と係合している。そして、ベース70の上部には、ウェイト340が保持されている。ここで、本例では、ウェイト340を着脱式としているので、必要な制動力をウェイト340の数又は種類により調整することが可能となる。つまり、大きな制動力が求められる場合にはウェイト340の数を増やしたり、他のより密度の高いウェイトを太陽歯車付ウェイトホルダ320に保持すればよい。一方、小さな制動力で十分な場合には、ウェイト340の数を減らせばよい。なお、ウェイト340は、回転時における安定性の観点から、太陽歯車付ウェイトホルダ320に保持される面上において対称配置することが好ましい。なお、本実施形態では、ウェイト340に設けられた突起341とベース70の底面が当接することにより、回転時におけるウェイト340とベース70との間の抵抗力を低減している。
1−2<動作>
次に、図21を用いて本例に係る制動装置1000の動作について説明する。図21(a)はコードCDに何ら張力が与えられない状態(定常状態)、図21(b)はコードCDに張力が与えられ、ローレット240及びローラ部42でコードCDが挟着された状態(挟着状態)、図21(c)は図21(a)から図21(b)へ状態変化する際における各部材の回転方向をまとめた図である。なお、図21(a),(b)はともに、図19と同様に、図16(c)のA−A線切断部断面図である。ここで、説明の都合上、かかる断面図には現れないローラ部42の外周を軸芯41の周囲に、ローレット240の外周を軸芯31の周囲に重ねて表示した。なお、ローレット240の外周は厳密には円形ではないが、説明の簡略化のため、円形に近似して図示している。
図21(a)に示されるように、定常状態において、上記のように、コイルスプリングSPは、ケース10Aの後方の内壁と当接し、スライダー220を前方に押圧する。したがって、スライダー220はケース10Aの前方に位置する。このため、スライダー220の第1天壁溝226及び第1底壁溝228により位置が規制されている軸芯31と、第2天壁溝227及び第2底壁溝229により位置が規制されている軸芯41と、がスライダー220とともに前方に移動する。更に、スライダー220の上部に保持されるケース10Aに設けられた第1天壁溝16と第2天壁溝17は、前方に向かうにつれて互いに距離が小さくなっている。同様に、ベース70に設けられた第1ベース溝706及び第2ベース溝707は、前方に向かうにつれて距離が小さくなっている。したがって、軸芯41に回転可能に支持されるローラ部42と、軸芯31に回転可能に支持されるローレット240との距離も小さくなる。つまり、第1天壁溝16及び第1ベース溝706は、ローレット240の軸芯31が移動可能に嵌合し、ローレット240が溝に沿わない動きをすることを規制する規制溝として機能する。同様に、第2天壁溝17及び第2ベース溝707は、ローラ部42の軸芯41が移動可能に嵌合し、ローラ部42が溝に沿わない動きをすることを規制する規制溝として機能する。また、第1天壁溝16及び第1ベース溝706は、内歯付キャリア260の内周面の中心点と平面視において同心円上に形成されるため、軸芯31がそれぞれの溝内を移動しても、ピニオンギア50は内歯付キャリア260に設けられた内歯車261に歯合し続けることができる。
このように、ローレット240とローラ部42との距離が小さくなると、ローレット240はローラ部42に押圧され、ローレット240とローラ部42でコードCDが狭持される。つまり、本例では、コイルスプリングSPは、ローレット240がローラ部42に押圧されるように、ローレット240を常時付勢する付勢部材としても機能する。
そして、定常状態の制動装置1000において、コードCDに矢印D1の向き(前方)に張力を与えたとする。すると、コードCDとの間に生じる摩擦力により、ローレット240が反時計回りに、ローラ部42が時計回りに回転する。そして、ローレット240の回転により、同じ軸芯31を共有して固定されているピニオンギア50もローレット240と同じ向き(反時計周り)に回転(自転)する。この際、図21(b)に示されるように、軸芯31及び軸芯41は、平面視において前方に移動し、左右方向において互いに近接して、ローレット240とローラ部42によるコードCDの挟着力が強くなり、コードCDの移動に応じてローレット240が確実に回転するようになる。すると、ピニオンギア50は内歯車261と歯合しているので、ピニオンギア50の歯から与えられる力により、内歯車261が反時計周りに回転(自転)する。これにより、内歯車261とともに内歯付キャリア260も反時計周りに回転(自転)するので、内歯付キャリア260に設けられた遊星歯車280も同様に反時計周りに回転(公転)する。ここで、遊星歯車280は太陽歯車323及びケース10Aにより固定された内周ギア115と互いに歯合しているので、公転方向とは逆向き(時計回り)に自転しつつ、反時計周りに公転することとなる。したがって、遊星歯車280の内側で遊星歯車280と歯合する太陽歯車323は、遊星歯車280の自転と逆向き(反時計周り)に回転(自転)する。このとき、遊星歯車280により、太陽歯車323の回転は増速される。これにより、太陽歯車323とともに回転する太陽歯車付ウェイトホルダ320に保持されるウェイト340も回転を開始する。なお、すでに述べた通り、遊星歯車280の外側で遊星歯車280と歯合する内周ギア115は、ケース10Aとベース70が固定されているため、遊星歯車280の回転時においても回転しない。
そして、図21(b)に示されるように、ローレット240とローラ部42が限界まで近づく(挟着状態)と、ローレット240の自転は続くもののローレット240の内歯車261に沿った移動が停止する。このとき、ローレット240の自転に起因した他の部材の回転は継続される。すると、遠心力によりウェイト340がケース10Aの内周壁に当接することにより、回転に対して抵抗力が生じる。つまり、コードCDの移動速度が上昇することで回転速度が上昇し、これにより遠心力が上昇する。そして、遠心力が上昇することによりウェイト340がケース10Aの内周壁により強く当接することになり、抵抗力が上昇する。これにより、コードCDの移動速度(日射遮蔽部材の落下速度)を抑えることができる。ここで、コードCDに加えられる張力が略一定の場合(例えば、制動装置1000の前方側のコードCDに昇降可能に吊持される日射遮蔽部材が自由落下する場合)には、コードCDに加えられる張力とウェイト340とケース10Aの内周壁による抵抗力が釣り合うところで、コードCDの移動速度が略一定となる。したがって、制動装置1000は、コードCDの移動に対する回転ダンパとして機能し、日射遮蔽部材をゆっくりと降下させることが可能となる。
以上説明した、定常状態から挟着状態までの挟着状態の変化について、各部材の回転方向(ピニオンギア50については、更に平面視における前後方向及び締め付け方向も含む)をまとめたものが図21(c)である。
一方、コードCDに矢印D1と逆向き(後方)に張力を与えた場合には、ローレット240及びローラ部42が上記と逆向きに回転する。その結果、軸芯31及び軸芯41が第1天壁溝16及び第2天壁溝17に沿って互いに離間するように移動する。すると、コードCDに対するローレット240の挟着力が弱まり、弱い力でコードCDを引っ張ることが可能となる。したがって、ヘッドボックス1内に制動装置1000を設ける場合には、図21において前方にコードCDに張力が加わる向きを日射遮蔽部材の下降する向きとし、後方にコードCDに張力が加わる向きを日射遮蔽部材の上昇する向きとすると好適である。
以上説明したように、本例に係る制動装置1000は、コードと挟着体が一方向に相対移動するときコードを挟着体が挟着し、他方向へ相対移動するときコードが非屈曲状態で解除されるよう挟着状態が変化するよう構成された制動装置と言うことができる。ここで、コードが解除されるとは、コードの移動を許容する状態のことであり、コードと挟着体の接触・非接触を問わない。
<作用・効果>
本例に係る制動装置1000により、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)コードCDの自由移動時において屈曲しない(非屈曲)ために、屈曲抵抗が小さくなり、よりスムーズにコードCDが移動することが可能になる。
(2)引き操作時において操作力を低減し、自動動作(自動降下)時に確実にコードCDを挟着し、意図しない落下を防止することができる。
(3)コードCDに前方へ張力が与えられる場合には、ローレット240及びローラ部42が互いに近接するように移動することにより、コードCDを強く挟着することができ、ローレット240を確実に回転させ、回転をピニオンギア50に伝えることができる。
(4)コードCDに後方へ張力が与え得られる場合には、ローレット240及びローラ部42が互いに離間するように移動することにより、コードCDへの挟着力を弱め、コードCDの自由移動を許可することができる。
(5)筐体(ケース10A及びベース70)に設けられた規制溝により、ローレット240及びローラ部42が意図しない向きに移動することを防止することができる。
(6)スライダー220を浮き状態で保持することにより、抵抗力を低減し、部材の消耗を抑えることができる。
(7)ケース10Aの内部に波形部116や段差117を設けたことにより、摩擦抵抗を低減することができる。
(8)ウェイト340に設けた突起341により、抵抗力を低減することができる。
(9)プレート300により遊星歯車280の傾きを防止するとともに、遊星歯車280とウェイト340の干渉を防ぐことができる。
(10)上記干渉を防止しつつもプレート300を薄型のものとすることで制動装置1000を小型化することができる。
(11)第1ガイド壁16A及び第2ガイド壁17Aにより、軸芯31及び軸芯41からの圧力でケース10Aが削れることを防止することが可能となる。
(12)ピニオンギア50に段差51を設けたことで、ピニオンギア50とスライダー220との間の摺動抵抗を低減することができる。
(13)ウェイト340を着脱式としているので、必要な制動力をウェイト340の数又は種類により調整することが可能となる。
(14)運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように配置されることにより、制動装置1000全体の平面視における面積を低減することが可能となる。
(15)運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように配置されることにより、制動装置1000全体の平面視における面積を低減することが可能となる。
(16)制動装置1000は、ヘッドボックス1内に配置された角度調節軸7によって、ヘッドボックス1内で制動装置1000が設置される面(ヘッドボックス1の底面)から離れる方向の変位が阻止されるように配置されるため、制動装置1000をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力がなく、制動装置1000の性能低下を防止することができる。
(17)取付筒702が、ヘッドボックス1の底面に設けられた挿通孔1aに挿入されることで、制動装置1000をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力無しに制動装置1000の水平方向の変位を規制することができる。
(別例に係る具体例)
上述の具体例においては、角度調節軸7を当接手段として実施しているが、別例として例えば、図22に示されるように角度調節軸7に代えてヘッドボックス1の側面に制動装置1000の変位を制限するリブ7aを設けてもよい。制動装置1000がヘッドボックス1に載置されているときは、制動装置1000のケース10Aとリブ7aとは、通常当接しないことが好ましい。極力不要な圧力がかかることを防止するためである。
上述の具体例においては、ヘッドボックス1の底面を制動装置1000の設置面1cとしているが、図23に示されるように、ヘッドボックス1の側面を制動装置1000の設置面1cとしてもよい。かかる場合であっても当該側面に係る設置面1cには挿通孔1aが設けられ、取付筒702(突起5b)が挿通孔1aに挿入されて設置されることとなる。また、視認性を考慮して図示を省略しているが、角度調節軸7によってケース10Aの頂点を係止することが好ましい。
上述の具体例においては、制動装置1000は、運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように設けられるが、図24に示されるように、運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構とを並列に配置した制動装置2000を実施してもよい。また、制動装置2000においては、別途にヘッドボックス固定部材7bをヘッドボックス1に固定し、別のヘッドボックス固定部材で進行方向及び上方向の少なくとも一方に係る移動を阻止してもよい。なお、ヘッドボックス固定部材7bは、ストッパ、コードサポート、シャフトサポート、ボックスキャップ、コードゲート等を用いてもよい。なお、図24では、ヘッドボックス固定部材7bには進行方向移動規制部7baと上方向移動規制部7bbとが設けられ、進行方向及び上方向の両方に係る移動を阻止する場合が示されている。一方、不図示ではあるが、進行方向の移動を阻止するヘッドボックス固定部材7bと上方向の移動を阻止するヘッドボックス固定部材7bとを別異に実施してもよい。本別例においても、制動装置2000がヘッドボックス1に載置されているときは、制動装置2000と上方向移動規制部7bbとは、通常当接しないことが好ましい。極力不要な圧力がかかることを防止するためである。
一方で、抵抗付与部(遠心ダンパ)に係る機構ではない位置、例えば図25に示される位置であれば、上方向移動規制部7bbと制動装置2000とが常に当接するように実施してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第1の観点に基づく遮蔽装置の一例である。第1実施形態では、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた突起5bが、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた挿通孔1aに挿入される構成であった。第2実施形態では、図8に示されるように、突起5bと挿通孔1aに代えて、ヘッドボックス1の設置面1cに突起1bを設け、ダンパケース5dの当接面5cに挿通孔5aを設ける。かかる場合も、突起1bが挿通孔5aに挿入されることにより、水平方向(矢印W方向及び矢印D方向)の変位が規制される。なお図8では視認性を考慮して、ダンパケース5d内部の図示を故意に省略していることに留意したい。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第2の観点に基づく遮蔽装置の一例である。第1実施形態では、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた突起5bが、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた挿通孔1aに挿入される構成であった。また、第2実施形態では、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた突起1bが、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた挿通孔5aに挿入される構成であった。第3実施形態では、水平方向の変位を規制する突起5bと挿通孔1a(或いは、挿通孔5aと突起1b)とともに又はこれに代えて、スナップフィット機構9a,9bが設けられる。スナップフィット機構9a,9bによりダンパ5がヘッドボックス1に保持される状態となり安定する。
図8ではスナップフィット機構9a,9bのみを設けた例を示している。なお図8では視認性を考慮して、ダンパケース5d内部の図示を故意に省略していることに留意したい。本例に係るスナップフィット機構9a,9bによれば、水平方向(矢印W方向及び矢印D方向)の変位が規制されるだけではなく、軸21方向に圧力をかけずに鉛直方向(矢印H方向)の変位についても規制することができる。また、当然に図8に限定される意図はなく、不図示ではあるがスナップフィット機構9a,9bが、ダンパケース5dの当接面5cとヘッドボックス1の設置面1cとに設けられてもよい。
(変形例)
上記の第1〜第3実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記の第1〜第3実施形態では、角度調節軸7を当接手段として採用したが、これに限らず、例えばヘッドボックス1の内側上面や角度調節軸7以外のシャフトを当接手段として採用してもよい。また、上記スナップフィット機構9a,9bを用いる場合であれば、このようなダンパ5の上方より鉛直方向の変位を規制する当接手段を必ずしも具備しなくてもよい。
上記の第1〜第3実施形態では、ヘッドボックス1内にダンパ5を配置したが、ダンパ5を収容する収容部はこれに限るものではない。すなわち、本発明に係るダンパ5は部品間の距離が小さい精密なダンパを想定するものであり、ヘッドボックス1よりも狭い収容部、例えば、操作棒8の一部に収容部を設け、ここにダンパ5をスナップフィット機構9a,9b等によって軸21方向の不必要な圧力がかからないように収容する構成であってもよい。
第1実施形態では、1つの突起1bが1つの挿通孔5aに挿入され、第2実施形態では、1つの突起5bが1つの挿通孔1aに挿入される構成であった。しかしながら1つに限定されず、2つ以上の突起1b,5b、挿通孔1a,5aが設けられてもよい。特に2つ以上であれば、ダンパ5の設置面内での回転も阻止することができる。
上記の第1〜第3実施形態では、昇降コード10の本数を複数本として3本としたが、1本、2本、又は4本以上としてもよい。
上記の第1〜第3実施形態では、ローレット20にローレット加工を施したが、昇降コード10とローレット20との接触抵抗が十分得られるならば、ローレット加工を施さなくてもよい。
上記の第1〜第3実施形態では、ワンウェイクラッチ22aを使用しているが、スラット3の上昇操作時に抵抗がかかっても構わなければワンウェイクラッチ22aを設けなくてもよい。
上記の第1〜第3実施形態では、減速機構として遠心ガバナ22を採用したがローレット20がオイルダンパを内蔵するように構成されてもよい。特に、オイルダンパが非常に密に構成される場合、加圧によって流路が狭まって性能に影響を与えることが懸念され、かかる場合に効果的と考えられる。
上記の第1〜第3実施形態では、1つのダンパ5が複数の昇降コード10をまとめて減速するような構成であったが、ダンパ5をそれぞれ昇降コード10ごとに複数設けてもよい。
上記の第1〜第3実施形態では、スラット3を昇降する横型ブラインドに本発明を適用したが、これに限らず、カーテン生地等の日射遮蔽材を昇降するプリーツカーテン等の日射遮蔽装置に本発明を適用してもよい。
1:ヘッドボックス、1a:挿通孔、1b:突起、1c:設置面、2:ラダーコード、3:スラット、4:ボトムレール、5:ダンパ、5a:挿通孔、5b:突起、5c:当接面、5d:ダンパケース、6:ドラム、7:角度調節軸、7a:リブ、7b:ヘッドボックス固定部材、7ba:進行方向移動規制部、7bb:上方向移動規制部、8:操作棒、8a:操作部、8b:コードイコライザ、9a:スナップフィット機構、9b:スナップフィット機構、10:昇降コード、10A:ケース、11:天壁部、12b:後側壁部、12f:前側壁部、12l:左側壁部、12r:右側壁部、13:鍔部、13C:円筒部、13L:円筒部、16:第1天壁溝、16A:第1ガイド壁、17:第2天壁溝、17A:第2ガイド壁、19:係合孔、20:ローレット、21:軸、22:遠心ガバナ、22a:ワンウェイクラッチ、22b:遊星歯車機構、22c:ブレード、22d:ガバナケース、22e:軸、23:挟圧滑車、24:案内滑車、26:軸、27:挿通孔、30:コードキャッチ、31:軸芯、40:アイドルローラ、41:軸芯、42:ローラ部、50:ピニオンギア、51:段差、70:ベース、111A:第1係合溝、111B :第2係合溝、112:カバー部、113:ガイド溝、114:支持溝、115:内周ギア、116:波形部、117:段差、118:溝、119A:第1側壁孔、119B:第2側壁孔、200:整列部材、201:第1前方溝、201A:第1前方コード挿入部、202:第2前方溝、202A:第2前方コード挿入部、203:第1後方溝、203A:第1後方コード挿入部、204:第2後方溝、204A:第2後方コード挿入部、205:前方壁部、206:後方壁部、207:右側壁部、208:左側壁部、209:爪部、210:段差、220:スライダー、221:天壁部、222:後側壁部、223:底壁部、224:前側壁部、225:貫通孔、226:第1天壁溝、227:第2天壁溝、228:第1底壁溝、229:第2底壁溝、230:突起、231:凹部、240:ローレット、241:ワッシャー、260:内歯付キャリア、261:内歯車、262:フランジ、263:支持軸、264:円柱部、280:遊星歯車、281:段差、300:プレート、320:太陽歯車付ウェイトホルダ、321:凸部、322:凹部、323:太陽歯車、324:リング部、340:ウェイト、341:突起、701A:第1係合板部、701B:第2係合板部、702:取付筒、706:第1ベース溝、706A:第1ガイド壁、707:第2ベース溝、707A:第2ガイド壁、708:円柱部、709:溝、1000:制動装置、1100:自重降下防止装置、2000:制動装置CD:コード、SP:コイルスプリング

Claims (20)

  1. 引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、
    ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパと、
    内部の底面又は側面を設置面として前記ケースが設置されるヘッドボックスと、
    前記ダンパの変位を阻止する当接手段と
    を備え、
    前記当接手段は、前記設置面から離れる方向に前記ダンパが変位したときに前記ケースの上面と当接して前記ダンパの変位を阻止するように構成される、
    遮蔽装置。
  2. 前記ケースの内部には、前記引張コードの移動を入力として回転を伝達する回転伝達機構と、前記伝達された回転によってウェイトが外径方向に遠心力が加えられ且つこれが前記ケースの内壁と接触して前記抵抗を発生させる遠心ガバナとが設けられる、請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが上下に構成される、請求項2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが並列に構成される、請求項2に記載の遮蔽装置。
  5. 前記当接手段は、前記スラットの角度調節軸である請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  6. 前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられた固定部材であり、前記ダンパの変位であって前記設置面から離れる方向の変位及び前記設置面方向の変位を阻止する、請求項2〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  7. 前記固定部材は、前記遠心ガバナ以外の部分において前記ダンパと常時当接している、請求項6に記載の遮蔽装置。
  8. 前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられたリブである、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  9. 前記当接手段は、前記ヘッドボックスにおける前記設置面に対向する面である、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  10. 前記ケースには突起が設けられ、前記ヘッドボックスには前記突起が挿入される挿通孔が設けられる、請求項1〜請求項9の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  11. 前記ダンパは、前記引張コードを挟着するコードキャッチを備え、前記コードキャッチは、前記ヘッドボックスの短手方向の位置が前記突起の位置と略一致している、請求項10に記載の遮蔽装置。
  12. 前記ダンパは、前記設置面に対して垂直な軸を中心に回転する回転部材を備える、請求項2〜請求項11の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  13. 前記回転部材は前記遠心ガバナにおける前記ウェイトであり且つ前記軸は前記ウェイトを保持するウェイトホルダの回転軸である、請求項12に記載の遮蔽装置。
  14. 前記回転部材は前記引張コードを挟着するコードキャッチであり且つ前記軸は前記コードキャッチを構成するローラの回転軸である、請求項13に記載の遮蔽装置。
  15. 前記ダンパにおいて、前記回転部材は前記ケースの内面と近接又は当接して回転するように構成される、請求項12〜請求項14の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  16. 引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、
    ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパを備え、
    前記ケースは、その内部に回転する回転部材が設けられ且つ当該回転部材の回転面に垂直な方向に圧力がかからないように構成される、
    遮蔽装置。
  17. 前記回転部材は、当該回転部材の静止時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16に記載の遮蔽装置。
  18. 前記回転部材は、当該回転部材の回転時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16又は請求項17に記載の遮蔽装置。
  19. 前記回転部材は、前記ケースが前記ヘッドボックスにおける設置面から離間した場合において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16〜請求項18の何れか1つに記載の遮蔽装置。
  20. 前記ケースは、スナップフィット機構により保持される、請求項16〜請求項19の何れか1つに記載の遮蔽装置。
JP2020194013A 2020-11-24 2020-11-24 遮蔽装置 Active JP7083462B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020194013A JP7083462B2 (ja) 2020-11-24 2020-11-24 遮蔽装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020194013A JP7083462B2 (ja) 2020-11-24 2020-11-24 遮蔽装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016100039A Division JP6799944B2 (ja) 2016-05-19 2016-05-19 遮蔽装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021042665A true JP2021042665A (ja) 2021-03-18
JP7083462B2 JP7083462B2 (ja) 2022-06-13

Family

ID=74862227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020194013A Active JP7083462B2 (ja) 2020-11-24 2020-11-24 遮蔽装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7083462B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670094U (ja) * 1979-10-31 1981-06-10
US5799715A (en) * 1997-12-03 1998-09-01 Biro; Michael Julius Liftable window covering with multiple lifting cords and a single pull cord
JP2003184455A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Nichibei Co Ltd バランスブラケット
JP2006175160A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nichibei Co Ltd ブラインド用ストッパ装置
CN2811528Y (zh) * 2005-07-06 2006-08-30 丽方企业股份有限公司 以小角度操控的百叶窗滑轮组
JP2014001526A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽装置、支持部材及びスペーサー

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5670094B2 (ja) 2010-05-11 2015-02-18 国立大学法人横浜国立大学 マグネタイトナノ微粒子の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670094U (ja) * 1979-10-31 1981-06-10
US5799715A (en) * 1997-12-03 1998-09-01 Biro; Michael Julius Liftable window covering with multiple lifting cords and a single pull cord
JP2003184455A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Nichibei Co Ltd バランスブラケット
JP2006175160A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nichibei Co Ltd ブラインド用ストッパ装置
CN2811528Y (zh) * 2005-07-06 2006-08-30 丽方企业股份有限公司 以小角度操控的百叶窗滑轮组
JP2014001526A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽装置、支持部材及びスペーサー

Also Published As

Publication number Publication date
JP7083462B2 (ja) 2022-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7444417B2 (ja) 遮蔽装置
JP6799944B2 (ja) 遮蔽装置
JP6956476B2 (ja) 制動装置、及び、それを用いた遮蔽装置
JP7083462B2 (ja) 遮蔽装置
JP6815144B2 (ja) 制動装置及び遮蔽装置
JP6799969B2 (ja) 制動装置及び遮蔽装置
CN106089003B (zh) 日照遮挡装置的速度调节装置
WO2018021475A1 (ja) 制動装置及びこれを備えた遮蔽装置
JP2018091106A (ja) 遮蔽装置
JP2019027128A (ja) 速度調整装置及び遮蔽装置
JP6889996B2 (ja) 制動装置及び遮蔽装置
JP2018080511A (ja) 遮蔽装置
WO2018051883A1 (ja) 制動装置、及び、それを用いた遮蔽装置
JP2018071087A (ja) 制動装置及びこれを備えた遮蔽装置
JP2017210863A (ja) 遮蔽装置
JP6877939B2 (ja) 制動装置
JP2022009536A (ja) 速度調整装置及び遮蔽装置
JP2018053600A (ja) 組立構造体、及びこれを備えた制動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7083462

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150