JP2021042074A - シート処理装置、製本システム、制御プログラム及びシート処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図11は、基本設定画面を示す。基本設定画面では、用紙サイズや製本スタイルなどの基本設定を行う。マルチサイズチェックボックス302は、冊子に異なる用紙サイズの用紙を含めるときにチェックされる。一覧表示欄304には、冊子に含める用紙種別の一覧が表示される。用紙サイズ追加アイコン306をクリックすると、図12で後述する用紙サイズ設定画面が表示され、冊子に含める用紙種別の用紙サイズを設定できる。上移動アイコン308、下移動アイコン310、または削除アイコン312をクリックすると、一覧において選択した用紙種別を上に移動、下に移動、または削除できる。ユーザーは、一覧に表示される用紙種別の表示順が出来上がりの冊子を構成する用紙種別の順になるように設定する。プレビュー欄314には、設定した各用紙サイズの用紙を重ねた状態を示す模式図が表示される。
・給紙部「1」、「2」
・給紙部「3」、「4」
・給紙部「4」、「5」
・給紙部「5」、「6」
・給紙部「7」、「8」
・給紙部「9」、「10」、「11」、「12」
したがって、上述のようにグループ分けされている場合、以下の制御が行われる。
丁合装置12は、まず給紙部「1」、「2」の各給紙部から給紙して重ね合わせて用紙束を作成し、それを方向変換装置14に送り出す。次に、給紙部「3」、「4」の各給紙部から給紙して重ね合わせて用紙束を作成し、それを方向変換装置14に送り出す。次に、給紙部「5」、「6」の各給紙部から給紙して重ね合わせて用紙束を作成し、それを方向変換装置14に送り出す。次に、給紙部「7」、「8」の各給紙部から給紙して重ね合わせて用紙束を作成し、それを方向変換装置14に送り出す。次に給紙部「9」〜「12」の各給紙部から給紙して重ね合わせて用紙束を作成し、それを方向変換装置14に送り出す。中綴じ装置18では、これら五つの用紙束が積載され、冊子が作成される。
実施形態では、前回用紙束の用紙サイズと今回用紙束の用紙サイズが異なる場合に、用紙サイズに応じた位置にストッパ72を移動させる場合について説明したが、これに限定されない。前回用紙束とは先端位置が異なる位置に今回用紙束を停止させる場合であれば、前回用紙束と今回用紙束の用紙サイズが同じであっても、実施形態の技術思想を適用できる。
実施形態では、処理内容取得部200が用紙サイズに基づいて給紙部を自動でグループ分けする場合について説明したが、これには限定されない。ユーザーの入力のみにより、給紙部がグループ分けされてもよい。この場合、処理内容取得部200は、異なる用紙サイズの用紙が積載される給紙部を同一のグループに設定することを禁止してもよい。具体的には、処理内容取得部200は、同一の用紙種別の用紙が積載される隣接する給紙部のうちの一番下の給紙部のグループ設定チェックボックス334を、チェック不可能にしてもよい。
実施形態では、それぞれの給紙部38に対して、その棚40に積載されるあるいは積載される予定の用紙の用紙種別であって用紙サイズが設定された用紙種別を設定する場合について説明したが、これには限定されない。例えば、それぞれの給紙部38に対して、その棚40に積載されるあるいは積載される予定の用紙の用紙サイズを直接設定してもよい。
図14は、製本システム10を用いてマルチサイズ製本を行って製本した冊子(マルチサイズ冊子100)の一例を模式的に示した斜視図である。
マルチサイズ製本では、サイズが異なる用紙束4a同士は、丁合装置12から方向変換装置14への用紙の供給タイミングを異ならせる。そして、第一ガイド面56aと第二ガイド面58aとの距離「W」(図3参照)が各サイズの用紙束4aの幅方向の長さに合うように、且つ、第一ガイド面56aと第二ガイド面58aとの幅方向の中央を折り基準線Lが通るように、折り装置16に搬出する前の用紙束4aの位置決めを行う。具体的には、それぞれの用紙束4aの幅方向の長さに応じて、用紙束4aの位置決め時の第一ガイド56と第二ガイド58との両方の位置を変更する。このとき、第一ガイド面56aから折り基準線Lまでの距離と、第二ガイド面58aから折り基準線Lまでの距離とが、実質的に同じ距離となるように、用紙束4aの位置決め時の第一ガイド56と第二ガイド58との位置を折り基準線Lを挟んで逆方向に変更する。そして、サイズ毎に折り装置16での折り処理を行い、バッファ部70で重ねる。それぞれ幅方向の中央部に折り目が形成されたサイズの異なる用紙を重ねた用紙束に対して綴じ処理を施すことで、図14に示すように複数種類のサイズの用紙を纏めたマルチサイズ冊子100を作成するマルチサイズ製本を行うことができる。
本実施形態の製本システム10は、小口側の用紙の端部を階段状にずらし、この階段状にずらした各ページの小口側の端部近傍を上方から一目で視認できる冊子を作成する製本(以下、「インデックス製本」という)を行うことができる。
図15は、製本システム10を用いてインデックス製本を行って製本した冊子(インデックス冊子300)の一例を模式的に示した斜視図である。
図16は、同サイズの三つの用紙束4a(4a1〜4a3)でインデックス製本を行う場合を示している。インデックス製本を行うときの用紙束4aの数は、三つに限らず、二以上であればよい。
インデックス製本を行うときには、用紙束4aの位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の距離を一定(用紙束4aの幅方向の長さ「W0」)としたまま、第一ガイド56の第一ガイド面56aから折り基準線Lまでの距離(L1〜L3)を異ならせるように、位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の位置を折り基準線Lに対して同方向に変更する。このように、用紙束4a毎に位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の位置を変更することで、用紙束4aの位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の幅方向の中央部(図中一点鎖線で示す仮想線。以下、「ガイド中央線GC」という。)と折り基準線Lとの距離(d1〜d3)を、用紙束4a毎に異ならせる。
幅方向の中央部に対する折り目のずれ量が互いに異なる三つの用紙束4aを、折り目が重なるようにバッファ部70で蓄積することで、図17に示すように、用紙束4aの端部が階段状となるように重なったインデックス用紙束4dを作成する。
インデックス用紙束4dを綴じ部80に送って折り目上で綴じる中綴じを施し、折り畳み部90で折り畳み、必要に応じて天地断裁装置22で天地を断裁することで、図15に示すインデックス冊子300を作成することができる。
図18を用いて、図16に示すインデックス製本の制御フローを説明する。
ユーザーがインデックス製本の設定を行い、スタートを押すと、ガイド部材(56、58)の位置を第一用紙束4a1(シート材)に対応した位置に移動させる(S1)。具体的には、第一ガイド56を図16(a)の位置とし、第二ガイド58は図16(a)に示す位置よりも丁合装置12側の位置とする。
このとき、幅方向における用紙束4aの中央部(ガイド中央線GCの位置)に対する折り目の位置(折り基準線Lの位置)のずれ量が、先行の第一用紙束4a1では「d1」であったのに対して、後続の第二用紙束4a2では「d1」よりも大きい値の「d2」となる。
また、先行の第一用紙束4a1と後続の第二用紙束4a2とで、幅方向における第一ガイド面56aから第二ガイド面58aまでの距離が「W0」で一定で、第一ガイド面56aから折り目の位置(折り基準線Lの位置)までの距離が異なる。具体的には、第一ガイド面56aから折り目の位置(折り基準線Lの位置)までの距離が先行の第一用紙束4a1では「L1」であったのに対して、第二用紙束4a2では「L1」よりも小さい値の「L2」となる。
このとき、バッファ部70には、中央部に対する折り目の位置が互いに異なり、且つ、幅方向の一方の端部から折り目までの距離も互いに異なる、第一用紙束4a1と第二用紙束4a2と第三用紙束4a3とが蓄積された状態となる。
このとき、幅方向における用紙束4aの中央部(ガイド中央線GCの位置)に対する折り目の位置(折り基準線Lの位置)のずれ量が、先行の第二用紙束4a2では「d2」であったのに対して、後続の第三用紙束4a3では「d2」よりもさらに大きい値の「d3」となる。
また、先行の第二用紙束4a2と後続の第三用紙束4a3とで、幅方向における第一ガイド面56aから第二ガイド面58aまでの距離が「W0」で一定で、第一ガイド面56aから折り目の位置(折り基準線Lの位置)までの距離が異なる。具体的には、第一ガイド面56aから折り目の位置(折り基準線Lの位置)までの距離が先行の第二用紙束4a2では「L2」であったのに対して、第三用紙束4a3では「L2」よりもさらに小さい値の「L3」となる。
このとき、バッファ部70には、図17に示すように、中央部に対する折り目の位置が互いに異なり、且つ、幅方向の一方の端部から折り目までの距離も互いに異なる、第一用紙束4a1と第二用紙束4a2と第三用紙束4a3とが蓄積された状態となる。
小口断裁の必要な場合としては、例えば、インデックス用紙束4dの最も外側のシート材(第三用紙束4a3)が複数枚のシートからなり、折り畳むことで小口側の端部が揃わない場合がある。また、最も外側のシート材の枚数に関わらず、冊子のサイズを調整するために小口断裁を行ってもよい。
後続のシート材に合わせてガイド部材を移動させる制御としては、先行するシート材を方向変換装置14から排出(S4)後に、排出したシート材が一冊分を作成する最後のシート材か否かの判断を行い、否であれば、後続のシート材に合わせてガイド部材を移動させる制御としてもよい。この制御であれば、先行のシート材の折り処理及び蓄積処理と並行して、後続のシート材のガイド部材の移動及び方向変換装置14への搬入等を行うことができ、処理時間の短縮を図ることができる。
本実施形態では、図11を用いて説明したマルチサイズ製本の設定画面を用いてインデックス製本の設定を行う。インデックス製本の設定画面としては、マルチサイズ製本の設定画面とは別に、インデックス製本用の設定画面を表示する構成としてもよい。
図19〜図23は、インデックス製本の設定画面の説明図である。これらの設定画面中の「Sheet 1」、「Sheet 2」及び「Sheet 3」は、図15〜図17中の第一用紙束4a1、第二用紙束4a2及び第三用紙束4a3にそれぞれ対応する。以下の説明では、一例として用紙束4aの用紙サイズがA4である場合について説明するが、他の用紙サイズであっても同様にインデックス製本を行うことができる。
マルチサイズチェックボックス302にチェックを入れてマルチサイズモードとし、一覧表示欄304にA3サイズのタブを三つ作成する。これにより、プレビュー欄314に「Sheet 1」から「Sheet 3」までのイメージが生成される。図19では、用紙の幅方向の一方(図中の左側)の端部から破線で示す折り目までの距離を示す数値が用紙幅(420.0[mm])の半分の長さである「210.0[mm]」となっている。用紙の幅方向の中央部に折り目を付ける場合は、この数値が用紙幅の半分の値となる。図19〜図23に示す設定画面中の用紙の幅方向の一方の端部から折り目までの長さは、第一ガイド面56aから折り基準線Lまでの距離となる。
上移動アイコン308や下移動アイコン310を操作して、一覧表示欄304の「Sheet 3」を選択する。
次に、プレビュー欄314の用紙の幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値(図19中の「210.0mm」)をクリックすると、折り目の位置を入力できるテンキーが表示される。このテンキーで「160」と入力することで、プレビュー欄314における「Sheet 3」を示すイメージの幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値が、図20に示すように「160.0mm」となる。この「Sheet 3」の幅方向の一方の端部から折り目までの距離である「160.0mm」は、図16(c)に示す距離「L3」の値となる。
上移動アイコン308や下移動アイコン310を操作して、一覧表示欄304の「Sheet 2」を選択する。
次に、プレビュー欄314の用紙の幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値をクリックし、折り目の位置を入力できるテンキーで「180」と入力する。これにより、プレビュー欄314における「Sheet 2」を示すイメージの幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値が、図21に示すように「180.0mm」となる。この「Sheet 2」の幅方向の一方の端部から折り目までの距離である「180.0mm」は、図16(b)に示す距離「L2」の値となる。
上移動アイコン308や下移動アイコン310を操作して、一覧表示欄304の「Sheet 1」を選択する。
次に、プレビュー欄314の用紙の幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値をクリックし、折り目の位置を入力できるテンキーで「160」と入力する。これにより、プレビュー欄314における「Sheet 1」を示すイメージの幅方向の一方の端部から折り目までの距離を示す数値が、図22に示すように「200.0mm」となる。この「Sheet 1」の幅方向の一方の端部から折り目までの距離である「200.0mm」は、図16(a)に示す距離「L1」の値となる。
プレビュー欄314の二つのタブ(「Paper」と「Finished Size」)のうちの「Paper」のタブが選択された状態で、図19〜図22の設定画面で、第一用紙束4a1〜第三用紙束4a3の折り目の位置を設定した後、「Finished Size」のタブを選択することで図23に示す製本イメージを確認することができる。
製本イメージを確認後、製本システムの製本スタート操作を行うことで、インデックス製本を開始することができる。
冊子となったときに最も内側のページを形成する第一用紙束4a1の折り目の位置の設定で、一方の端部から折り目までの距離は、用紙幅(420[mm])の半分(210[mm])の値から所望の段差の幅「dW」(20[mm])の半分(10[mm])を引いた値(210[mm]−10[mm]=200[mm])に設定する。次に、冊子となったときに一つ外側のページを形成する第二用紙束4a2の折り目の位置の設定で、一方の端部から折り目までの距離は、一つ内側のページを形成する第一用紙束4a1の一方の端部から折り目までの距離(200[mm])から所望の段差の幅「dW」(20[mm])を引いた値(180[mm])に設定する。同様に、外側のページを形成する用紙束4aほど、一方の端部から折り目までの距離が所望の段差の幅「dW」(20[mm])分短くなるように設定することで、作成したインデックス冊子300の段差の幅「dW」を一定にすることができる。
カバー用紙4fは、幅方向の中央部で折り目を付けており、幅方向の端部から折り目までの長さが、第三用紙束4a3の幅方向の端部から折り目までの長さが長い方よりも長い。すなわち、カバー用紙4fは、第一用紙束4a1〜第三用紙束4a3を形成する用紙とはサイズが異なり、幅方向の長さが長い用紙である。
図24に示すように、カバー用紙4fを追加したインデックス用紙束を、綴じ部80で中綴じを施し、折り畳み部90で折り畳み、必要に応じて、小口断裁装置20での小口断裁や天地断裁装置22での天地断裁を行う。これにより、図25に示すような、表紙付きのインデックス冊子300を作成することができる。
上述したインデックス製本では、方向変換装置14に搬入されてくるタイミングが異なる用紙束4a毎に、用紙束4aの位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の位置を異ならせることで、製本後の小口側の端部に段差を形成する構成を実現している。製本後の小口側の端部に段差を形成する構成としては、位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の位置を異ならせる構成に限らず、この二つのガイド部材の位置に対する折り基準線Lの位置を変更する構成としてもよい。この構成の場合、方向変換装置14に対して折り装置16を幅方向に移動させる構成となり、折り目の位置を変更するために移動させる機構が大きくなる。これに対して、上述した実施形態では、位置決め時の二つのガイド部材(56、58)の位置を異ならせるのみでよく、折り目の位置を変更させるために移動させる機構を小さくすることができる。
先行のシート材と後続のシート材とで、折り目を付ける位置から突き当て部材までの距離を変更する構成としては、突き当て部材の位置を変更できる折り目形成手段で折り目を形成し、折り目を付けたシート材を下流側に搬送し、折り目の位置が異なるシート材同士を折り目が重なるように束ねて、綴じ処理を行う構成が考えられる。
図26は、先行のシート材と後続のシート材とで、折り目を付ける位置から突き当て部材までの距離を変更する他の構成を備えたシート処理装置500の概略構成図である。
図26に示すシート処理装置500は、綴じ処理部501と折り処理部510とを備える。
図26中の矢印「α」は、綴じ処理部501の上流側の供給部から折り処理部510までのシート材S(S1〜S3)の搬送方向を示す。
不図示の供給部からシート処理装置500に供給されたシート材Sは、第一突き当て部材502または第二突き当て部材504に突き当たり、綴じ処理部501に蓄積される。
綴じ処理部501で一冊分のシート材Sが蓄積されると、綴じ処理部501の綴じ機構503が、一冊分のシート材Sが蓄積されたシート束SBに対して綴じ針505を打ち込み綴じ処理を行う。
シート束SBを形成するシート材Sのサイズが同一で、全てのシート材Sの先端を第一突き当て部材502に突き当てて、綴じ処理を行うと冊子を形成する小口側のシート材Sの端部が一般的な製本処理を行うことができる。
供給部から供給されてくるタイミングが異なるシート材Sのうち、最初に搬送されてきた第一シート材S1を第一突き当て部材502に突き当てて停止させ、次に搬送されてくる第二シート材S2が到達する前に第二突き当て部材504を第一シート材S1の上面に接触または近接する位置に下降させ、搬送されてきた第二シート材S2を第二突き当て部材504に突き当てて停止させる。次に、搬送されてくる第三シート材S3が到達する前に第二突き当て部材504を上昇させ、搬送方向上流側に移動し、第二シート材S2の上面に接触または近接する位置に下降させる。そして、搬送されてきた第三シート材S3を第二突き当て部材504に突き当てて停止させる。このように突き当て部材の位置を異ならせた複数のシート材Sによって作成されたシート束SBは図26に示すように、搬送方向の上流側の端部と下流側の端部とがともに階段状にずれた状態となる。この状態のシート束SBに対して綴じ処理を行い、綴じ位置が折り目となるように、折り処理部510で折り処理を行うことで、図15に示すようなインデックス冊子300を作成することができる。
用紙束4a等のシート材に折り目を付ける折り装置16等の折り目形成手段と、シート材における折り目を付ける位置を調整する方向変換装置14等の折り位置調整手段と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成するバッファ部70等の蓄積手段と、を備える製本システム10等のシート処理装置において、折り目に直交する方向(幅方向等)におけるシート材の中央部に対する折り目の位置のずれ量(ガイド中央線GCに対する折り基準線Lのずれ量「d1」〜「d3」等)が、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで異なるように折り位置調整手段を制御し、蓄積手段で、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を蓄積する制御を行う統合制御装置26等の制御手段を備えることを特徴とするものである。
このシート処理装置によれば、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してシート束を作成することで、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様1に係るシート処理装置は、インデックス製本に用いるシート束を作成できるという優れた効果がある。
態様1に係るシート処理装置において、制御手段は、後続のシート材ほどずれ量を大きくする(d3>d2>d1)ように折り位置調整手段を制御することを特徴とするものである。
このシート処理装置によれば、蓄積手段で、後続のシート材ほどシート束の外側となるように蓄積する場合、シート材の中央部に対する前記折り目の位置のずれ量を後続のシート材ほど大きくすることで、シート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束を作成する構成を実現できる。
なお、先行したシート材を折り畳んだ状態で蓄積し、折り畳んだシート材の内側に、後続のシート材を折り畳んだ状態で挿入する蓄積手段を備える構成では、後続のシート材ほどずれ量を小さくするように制御する。これにより、シート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束を作成する構成を実現できる。
用紙束4a等のシート材に折り目を付ける折り装置16等の折り目形成手段と、シート材における折り目を付ける位置を調整する方向変換装置14等の折り位置調整手段と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成するバッファ部70等の蓄積手段と、を備える製本システム10等のシート処理装置において、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで、折り目に直交する方向(幅方向)におけるシート材の一方の端部(右側の端部)から他方の端部(左側の端部)までの距離が一定(W0等)で、一方の端部から折り目の位置までの距離(「L1」と「L2」等)が異なるように折り位置調整手段を制御し、蓄積手段で、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を蓄積する制御を行う統合制御装置26等の制御手段を備えることを特徴とするものである。
このシート処理装置によれば、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してシート束を作成することで、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様3に係るシート処理装置は、インデックス製本に用いるシート束を作成できるという優れた効果がある。
態様3に係るシート処理装置において、制御手段は、一方の端部から折り目の位置までの距離が後続のシート材ほど短くなる(L3<L2<L1)ように制御することを特徴とするものである。
このシート処理装置によれば、蓄積手段で、後続のシート材ほどシート束の外側となるように蓄積する場合、シート材の一方の端部から折り目の位置までの距離が後続のシート材ほど短くなることで、シート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束を作成する構成を実現できる。
なお、先行したシート材を折り畳んだ状態で蓄積し、折り畳んだシート材の内側に、後続のシート材を折り畳んだ状態で挿入する蓄積手段を備える構成では、後続のシート材ほど一方の端部から折り目の位置までの距離が後続のシート材ほど長くなるように制御する。これにより、シート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束を作成する構成を実現できる。
態様1乃至4の何れか一の態様に係るシート処理装置において、折り位置調整手段は、折り目に直交する方向におけるシート材の一方の端部の位置を規制する第一ガイド56等の第一規制部材と、他方の端部の位置を規制する第二ガイド58等の第二規制部材とを備え、制御手段は、前記先行のシート材と後続のシート材とで、第一規制部材と第二規制部材との距離(W0)は変更せず、折り目の位置に対する第一規制部材及び第二規制部材の位置を変更する制御を行うことを特徴とする。
これによれば、シート材に対する折り目の位置を変更するために位置を変更する機構が、第一規制部材及び第二規制部材であり、折り目の位置を変更させるために移動させる機構を小さくすることができる。
態様1乃至5の何れか一の態様に係るシート処理装置において、蓄積手段は、シート材の折り目が頂点となるように鞍掛けする鞍71等の鞍掛部材を備えることを特徴とする。
これによれば、蓄積手段で折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積する構成を実現できる。
丁合装置12等の給紙手段から搬出される一冊分の用紙束4a等のシート材のうちの所定枚数のシート材(第一用紙束4a1、第二用紙束4a2及び第三用紙束4a3)を位置決めして搬出する方向変換装置14等のシート位置決め手段と、シート位置決め手段から搬出したシート材に折り目を付ける折り装置16等のシート折り目形成手段と、シート折り目形成手段から搬出したシート材を折り目が重なるように重ねて、一冊分のシート材を蓄積してインデックス用紙束4d等の一冊分のシート束を作成するバッファ部70等のシート蓄積手段と、シート蓄積手段で蓄積した一冊分のシート束に対して綴じ処理を施す綴じ部80等のシート綴じ手段と、を備える製本システム10等の製本システムにおいて、シート位置決め手段と、シート折り目形成手段と、シート蓄積手段と、を備える構成として、態様1乃至6の何れかの態様に係るシート処理装置の構成を備えることを特徴とするものである。
これによれば、インデックス製本を実行可能な製本システムを実現することができる。
態様7に係る製本システムにおいて、シート綴じ手段は、一冊分のシート材の折り目の部分を綴じる中綴じ処理を行う構成であることを特徴とする。
これによれば、中綴じを行う製本システムで、インデックス製本を実行できる。
給紙手段から搬出されるシート材Sの搬送方向の先端部に突き当たる第一突き当て部材502または第二突き当て部材504等の突き当て部材で突き当たったシート材を蓄積し、一冊分のシート材を蓄積したシート束SBの所定の位置に綴じ処理を行う綴じ処理部501等の蓄積綴じ手段と、蓄積綴じ手段によって綴じられたシート束の綴じ処理が施された位置が折り目となるように折り処理を施す折り処理部510等の綴じ後折り手段と、を備えるシート処理装置500において、搬送方向における突き当て部材が突き当たる位置を、先行のシート材と後続のシート材とで異ならせる制御を行うことを特徴とする。
これによれば、折り処理前に綴じ処理を行う中綴じシート処理装置で、インデックス製本を実行できる。
用紙束4a等のシート材に折り目を付ける折り装置16等の折り目形成手段と、シート材における折り目を付ける位置を調整する方向変換装置14等の折り位置調整手段と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してシート束を作成するバッファ部70等の蓄積手段と、を備える製本システム10等のシート処理装置を制御する制御プログラムにおいて、折り目に直交する方向(幅方向等)におけるシート材の中央部に対する折り目の位置のずれ量(ガイド中央線GCに対する折り基準線Lのずれ量「d1」〜「d3」等)が、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで異なるように折り位置調整手段を制御し、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を蓄積手段に蓄積する制御を行うことを特徴とするものである。
このような制御プログラムをシート処理装置の制御部(統合制御装置26等)にインストールすることで、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成することができ、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様10に係る制御プログラムを用いることで、シート処理装置によってインデックス製本に用いるシート束を作成することが可能となるという優れた効果がある。
用紙束4a等のシート材に折り目を付ける折り装置16等の折り目形成手段と、シート材における折り目を付ける位置を調整する方向変換装置14等の折り位置調整手段と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してシート束を作成するバッファ部70等の蓄積手段と、を備える製本システム10等のシート処理装置を制御する制御プログラムにおいて、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで、折り目に直交する方向におけるシート材の一方の端部から他方の端部までの距離(W0等)が一定で、一方の端部から折り目の位置までの距離(「L1」と「L2」等)が異なるように折り位置調整手段を制御し、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を蓄積手段に蓄積する制御を行うことを特徴とするものである。
このような制御プログラムをシート処理装置の制御部(統合制御装置26等)にインストールすることで、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成することができ、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様11に係る制御プログラムを用いることで、インデックス製本に用いるシート束を作成できるという優れた効果がある。
用紙束4a等のシート材における折り目を付ける位置を調整するガイド部材移動(S1)等の折り位置調整工程と、シート材に折り目を付ける折り処理(S5)等の折り目形成工程と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積処理(S6)等の蓄積工程と、を備える製本方法等のシート処理方法において、折り位置調整工程では、折り目に直交する方向(幅方向等)におけるシート材の中央部に対する折り目の位置のずれ量(ガイド中央線GCに対する折り基準線Lのずれ量「d1」〜「d3」等)を、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで異ならせ、蓄積工程では、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成することを特徴とするものである。
このシート処理方法では、中央部に対する折り目の位置が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してシート束を作成することができ、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様12に係るシート処理方法では、インデックス製本に用いるシート束を作成することが可能となるという優れた効果がある。
用紙束4a等のシート材における折り目を付ける位置を調整するガイド部材移動(S1)等の折り位置調整工程と、シート材に折り目を付ける折り処理(S5)等の折り目形成工程と、折り目が重なるように複数のシート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積処理(S6)等の蓄積工程と、を備える製本方法等のシート処理方法において、折り位置調整工程では、第一用紙束4a1等の先行のシート材と第二用紙束4a2等の後続のシート材とで、折り目に直交する方向におけるシート材の一方の端部から他方の端部までの距離(W0等)を一定としつつ、一方の端部から折り目の位置までの距離(「L1」と「L2」等)を異ならせ、蓄積工程では、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を蓄積してインデックス用紙束4d等のシート束を作成することを特徴とするものである。
このシート処理方法では、一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数のシート材を、折り目が重なるように重ねて蓄積してシート束を作成することができ、蓄積手段で作成されたシート束のシート材の小口側の端部を階段状にずらすことが可能となる。このようにシート材の小口側の端部が階段状にずれたシート束に綴じ処理を施すことで、インデックス製本ができる。よって、態様13に係るシート処理方法では、インデックス製本に用いるシート束を作成できるという優れた効果がある。
4c :冊子
4d :インデックス用紙束
10 :製本システム
12 :丁合装置
14 :方向変換装置
16 :折り装置
18 :中綴じ装置
20 :小口断裁装置
22 :天地断裁装置
24 :ベルトスタッカ
26 :統合制御装置
28 :情報処理装置
30 :ディスプレイ
32 :入力装置
34 :丁合中継搬送装置
36 :丁合後搬送装置
38 :給紙部
56 :第一ガイド
56a :第一ガイド面
58 :第二ガイド
58a :第二ガイド面
60 :筋付け機構
61 :上ローラ
62 :下ローラ
63 :折り機構
64 :折りローラ対
65 :部搬送機構
66 :上流側ローラ
67 :下流側ローラ
68 :搬送ベルト
69 :爪
70 :バッファ部
71 :鞍
72 :ストッパ
72a :傾斜面
73 :第一移動機構
74 :第二移動機構
76 :ジョガー
77 :第一鞍部材
77a :第一傾斜ガイド面
78 :第二鞍部材
78a :第二傾斜ガイド面
80 :綴じ部
90 :折り畳み部
100 :マルチサイズ冊子
150 :丁合制御部
152 :整合制御部
154 :折り制御部
156 :綴じ制御部
158 :小口断裁制御部
160 :天地断裁制御部
200 :処理内容取得部
202 :スタート指示取得部
204 :整合用紙サイズ取得部
206 :ガイド制御部
220 :綴じ用紙サイズ取得部
222 :バッファ制御部
224 :綴じ制御部
226 :折り畳み制御部
228 :部搬送制御部
300 :インデックス冊子
301 :綴じ針
GC :ガイド中央線
L :折り基準線
Claims (13)
- シート材に折り目を付ける折り目形成手段と、
前記シート材における前記折り目を付ける位置を調整する折り位置調整手段と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積手段と、を備えるシート処理装置において、
前記折り目に直交する方向における前記シート材の中央部に対する前記折り目の位置のずれ量が、先行のシート材と後続のシート材とで異なるように前記折り位置調整手段を制御し、
前記蓄積手段で、前記中央部に対する前記折り目の位置が互いに異なる複数の前記シート材を蓄積する制御を行う制御手段を備えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1のシート処理装置において、
前記制御手段は、後続のシート材ほど前記ずれ量を大きくするように前記折り位置調整手段を制御することを特徴とするシート処理装置。 - シート材に折り目を付ける折り目形成手段と、
前記シート材における前記折り目を付ける位置を調整する折り位置調整手段と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積手段と、を備えるシート処理装置において、
先行のシート材と後続のシート材とで、前記折り目に直交する方向における前記シート材の一方の端部から他方の端部までの距離が一定で、前記一方の端部から前記折り目の位置までの距離が異なるように前記折り位置調整手段を制御し、
前記蓄積手段で、前記一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数の前記シート材を蓄積する制御を行う制御手段を備えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3のシート処理装置において、
前記制御手段は、前記一方の端部から前記折り目の位置までの距離が後続のシート材ほど短くなるように制御することを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載のシート処理装置において、
前記折り位置調整手段は、前記折り目に直交する方向における前記シート材の一方の端部の位置を規制する第一規制部材と、他方の端部の位置を規制する第二規制部材とを備え、
前記制御手段は、前記先行のシート材と前記後続のシート材とで、前記第一規制部材と前記第二規制部材との距離は変更せず、前記折り目の位置に対する前記第一規制部材及び前記第二規制部材の位置を変更する制御を行うことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載のシート処理装置において、
前記蓄積手段は、前記シート材の前記折り目が頂点となるように鞍掛けする鞍掛部材を備えることを特徴とするシート処理装置。 - 給紙手段から搬出される一冊分のシート材のうちの所定枚数のシート材を位置決めして搬出するシート位置決め手段と、
前記シート位置決め手段から搬出した前記シート材に折り目を付けるシート折り目形成手段と、
前記シート折り目形成手段から搬出した前記シート材を折り目が重なるように重ねて、前記一冊分のシート材を蓄積して一冊分のシート束を作成するシート蓄積手段と、
前記シート蓄積手段で蓄積した前記一冊分のシート束に対して綴じ処理を施すシート綴じ手段と、を備える製本システムにおいて、
前記シート位置決め手段と、前記シート折り目形成手段と、前記シート蓄積手段と、を備える構成として、請求項1乃至6の何れか一項に記載のシート処理装置の構成を備えることを特徴とする製本システム。 - 請求項7の製本システムにおいて、
前記シート綴じ手段は、前記一冊分のシート束の前記折り目の部分を綴じる中綴じ処理を行う構成であることを特徴とする製本システム。 - 給紙手段から搬出されるシート材の搬送方向の先端部に突き当たる突き当て部材で突き当たった前記シート材を蓄積し、一冊分の前記シート材を蓄積したシート束の所定の位置に綴じ処理を行う蓄積綴じ手段と、
前記蓄積綴じ手段によって綴じられた前記シート束の綴じ処理が施された位置が折り目となるように折り処理を施す綴じ後折り手段と、を備えるシート処理装置において、
前記搬送方向における前記突き当て部材が突き当たる位置を、先行のシート材と後続のシート材とで異ならせる制御を行うことを特徴とするシート処理装置。 - シート材に折り目を付ける折り目形成手段と、
前記シート材における前記折り目を付ける位置を調整する折り位置調整手段と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積手段と、を備えるシート処理装置を制御する制御プログラムにおいて、
前記折り目に直交する方向における前記シート材の中央部に対する前記折り目の位置のずれ量が、先行のシート材と後続のシート材とで異なるように前記折り位置調整手段を制御し、
前記中央部に対する前記折り目の位置が互いに異なる複数の前記シート材を前記蓄積手段に蓄積する制御を行うことを特徴とする制御プログラム。 - シート材に折り目を付ける折り目形成手段と、
前記シート材における前記折り目を付ける位置を調整する折り位置調整手段と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積手段と、を備えるシート処理装置を制御する制御プログラムにおいて、
先行のシート材と後続のシート材とで、前記折り目に直交する方向における前記シート材の一方の端部から他方の端部までの距離が一定で、前記一方の端部から前記折り目の位置までの距離が異なるように前記折り位置調整手段を制御し、
前記一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数の前記シート材を前記蓄積手段に蓄積する制御を行うことを特徴とする制御プログラム。 - シート材における折り目を付ける位置を調整する折り位置調整工程と、
前記シート材に前記折り目を付ける折り目形成工程と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積工程と、を備えるシート処理方法において、
前記折り位置調整工程では、前記折り目に直交する方向における前記シート材の中央部に対する前記折り目の位置のずれ量を、先行のシート材と後続のシート材とで異ならせ、
前記蓄積工程では、前記中央部に対する前記折り目の位置が互いに異なる複数の前記シート材を蓄積して前記シート束を作成することを特徴とするシート処理方法。 - シート材における折り目を付ける位置を調整する折り位置調整工程と、
前記シート材に前記折り目を付ける折り目形成工程と、
前記折り目が重なるように複数の前記シート材を重ねて蓄積してシート束を作成する蓄積工程と、を備えるシート処理方法において、
前記折り位置調整工程では、先行のシート材と後続のシート材とで、前記折り目に直交する方向における前記シート材の一方の端部から他方の端部までの距離を一定としつつ、前記一方の端部から前記折り目の位置までの距離を異ならせ、
前記蓄積工程では、前記一方の端部から折り目の位置までの距離が互いに異なる複数の前記シート材を蓄積して前記シート束を作成することを特徴とするシート処理方法。
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-
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