JP2021040438A - 車両用電源システム - Google Patents

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清二 高谷
Seiji Takatani
清二 高谷
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Abstract

【課題】車両の制動時の回生発電による発電量が所定値以下の場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置への充電を適切に制御する。
【解決手段】取得部31は、車両の制動時に回生発電することが可能な発電機であるISG10による回生発電時の発電量を取得する発電量取得部31aを有する。スイッチ制御部32は、発電量取得部31aによって取得したISG10による回生発電時の発電量が所定値Th0以下である場合には、第1電気負荷11及び第1バッテリBAT1(第1蓄電装置)と、ISG10と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第1スイッチSW1、及び、第2バッテリBAT2(第2蓄電装置)と、ISG10と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第2スイッチSW2のうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用電源システムに関する。
車両が走行することによって発電機が発電した電力を二次電池に蓄えておき、車両が有する様々な電気負荷(例えば車両を走行させる走行用モータ、エアコンやライトといった各種補機等)に供給するようにした車両用電源システムが知られている。また、近年では、例えば鉛蓄電池及びリチウムイオン蓄電池といった2つの二次電池を備え、車両が制動する際に行われる回生発電時にこれらの蓄電池を発電機に電気的に接続して充電するようにした車両用電源システムもある。
特許文献1には、回生発電を実行可能な発電機に対して並列に接続された第1蓄電装置(例えば鉛蓄電池)及び第2蓄電装置(例えばリチウムイオン蓄電池)への同時充電の開始後、第1蓄電装置の充電状態に基づくタイミングで第2蓄電装置への優先充電を開始し、該第2蓄電装置への優先充電の開始後、第1蓄電装置の充電率が閾値以下になった場合に第1蓄電装置への優先充電を開始するようにした技術が記載されている。
特許文献2には、内燃機関への燃料供給を停止する燃料カット運転の開始時点において、バッテリの充電量が所定充電量より大きいか否かを判別し、該充電量が所定充電量以下と判別した場合はバッテリの出力電圧よりも高い第1高電圧で発電機に発電させ、該充電量が所定充電量より大きいと判別した場合は第1高電圧よりもさらに高い第2高電圧で発電機に発電させるようにした技術が記載されている。
特許第6465907号公報 特許第5655050号公報
ところで、車両の制動時に回生発電する場合、回生発電による発電量が十分でないこともある。このように車両の制動時の回生発電による発電量が所定値以下の場合であっても、第1蓄電装置或いは第2蓄電装置を効率よく充電することが望まれる。
本発明は、車両の制動時の回生発電による発電量が所定値以下の場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置への充電を適切に制御することができる車両用電源システムを提供する。
本発明は、
車両における電力の供給状態を制御する車両用電源システムであって、
前記車両の制動時に回生発電することが可能な発電機と、
前記車両に搭載され、電力の供給に応じて所定の動作を行う複数の電気負荷と、
前記複数の電気負荷のうちの第1電気負荷と電気的に接続された第1蓄電装置と、
前記第1蓄電装置とは異なる第2蓄電装置と、
前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第1スイッチと、
前記第2蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第2スイッチと、
前記複数の電気負荷のうちの前記第1電気負荷とは異なる第2電気負荷と、前記第2蓄電装置と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第3スイッチと、
前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記第2電気負荷と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第4スイッチと、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの接続状態又は非接続状態を制御するスイッチ制御部と、
を備え、
前記スイッチ制御部は、前記発電機の前記回生発電による発電量が所定値以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする。
本発明によれば、車両の制動時の回生発電による発電量が所定値以下の場合に、第1蓄電装置及び第2蓄電装置への充電を適切に制御することができる。
本実施形態の車両用電源システムの構成を示す図である。 車両用電源システムにおける制御装置の機能的構成を示すブロックである。 第1スイッチパターン時の電力の供給状態を示す図である。 第2スイッチパターン時の電力の供給状態を示す図である。 第3スイッチパターン時の電力の供給状態を示す図である。 第4スイッチパターン時の電力の供給状態を示す図である。 制御装置が行うスイッチ制御処理の一例を示すフローチャートである。 制御装置が行う閾値変更処理の一例を示すフローチャートである。 制御装置が行うスイッチ制御処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用電源システム1は、不図示の車両に搭載され、車両が有する第1蓄電装置、第2蓄電装置及び電気負荷への電力の供給状態を制御するものである。具体的に説明すると、車両用電源システム1は、ISG(Integrated Starter Generator)10と、第1電気負荷11と、第2電気負荷12と、第1バッテリBAT1と、第2バッテリBAT2と、エンジンENGと、第1スイッチSW1と、第2スイッチSW2と、第3スイッチSW3と、第4スイッチSW4と、制御装置CTRと、を備える。また、ここで、第2バッテリBAT2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4は、一体化されて、バッテリパック15を構成している。
ISG10は、車両の制動時に回生発電することが可能な発電機の一例であり、配線Wr11を介して、バッテリパック15の端子Tr1と電気的に接続される。さらに、ISG10は、ベルトやプーリー等の動力伝達機構10aを介して、車両の動力源である内燃機関の一例であるエンジンENGの出力軸と連結される。これにより、ISG10は、エンジンENGが出力する動力によって発電することもできる。
以下、エンジンENGが出力する動力によるISG10の発電を「通常発電」ともいう。また、以下、回生発電と通常発電とを合わせて、単に「発電」ともいう。なお、ISG10は、回生発電と通常発電とを同時に行うこともできる。より具体的には、ISG10は、例えば、車両の制動時において、回生発電だけでは発電量が足りない場合に、回生発電と合わせて通常発電も行ったりする。これにより、ISG10は発電量を確保できる。
ISG10が発電することによって発生した電流、即ち、発電したISG10から出力される電流(以下、単に「出力電流」ともいう)は、例えば、ISG10の製造者等により設定された所定範囲内の出力電圧でISG10から出力される。
また、ISG10は、配線Wr11を介してバッテリパック15側から供給された電力に応じて、エンジンENGの出力軸を回転させる動力を出力する電動機としても機能することができる。さらに、ISG10は、エンジンENGを始動(例えばアイドリングストップ後に再始動)させるスターターモーターとしても機能することができる。
ISG10は、発電機センサユニット20を有する。発電機センサユニット20は、ISG10の発電量を検出する。より具体的には、発電機センサユニット20は、発電したISG10から出力される出力電流の電流値を、ISG10の発電量として検出する。なお、回生発電時のISG10の発電量を、以下「回生量」ともいう。発電機センサユニット20によって検出されたISG10の発電量を示す情報は、発電量情報として制御装置CTRへ送られる。
第1電気負荷11は、車両に搭載され、電力の供給に応じて所定の動作を行う電子機器である。第1電気負荷11は、例えば、車両に搭載された電子機器のうち車両を走行させるために重要な役割を果たす電子機器(即ち安定した電力の供給を必要とする電子機器)である。より具体的には、第1電気負荷11は、例えば、メータ、ヘッドライト、パワーステアリングの駆動装置等であり、また、後述の制御装置CTRを含んでもよい。
第1電気負荷11は、配線Wr12を介して、配線Wr12の一端に設けられる第1バッテリBAT1と電気的に接続される。また、配線Wr12の他端は、バッテリパック15の端子Tr2と接続される。これにより、配線Wr12を介して、第1バッテリBAT1又はバッテリパック15側から第1電気負荷11に電力が供給され、第1電気負荷11は動作できる。また、第1電気負荷11は、自装置が動作するために必要な電力(以下「要求電力」ともいう)を示す要求電力情報を制御装置CTRへ送る。
第1バッテリBAT1は、第1蓄電装置の一例である。第1バッテリBAT1は、例えば、第2バッテリBAT2よりも高電位な二次電池であり、具体的な一例を挙げると鉛蓄電池である。また、第1バッテリBAT1は、前述したように、配線Wr12を介して第1電気負荷11に電力を供給できる。さらに、第1バッテリBAT1は、配線Wr12を介してバッテリパック15側から供給された電力によって充電することもできる。
また、第1バッテリBAT1は、第1バッテリセンサユニット21を有する。第1バッテリセンサユニット21は、第1バッテリBAT1の端子電圧や充放電電流(即ち第1バッテリBAT1の出力)を検出する。第1バッテリセンサユニット21によって検出された第1バッテリBAT1の端子電圧や充放電電流を示す情報は、第1バッテリ情報として制御装置CTRへ送られる。
第2電気負荷12は、第1電気負荷11と同様に、車両に搭載され、電力の供給に応じて所定の動作を行う電子機器である。第2電気負荷12は、車両に搭載された電子機器のうち第1電気負荷11とは異なる電子機器であり、例えば、車両に搭載された電子機器のうち車両を走行させるために重要な役割を果たさない電子機器(即ち安定した電力の供給を必要としない電子機器)である。より具体的には、第2電気負荷12は、車両における音響機器等である。また、第2電気負荷12も、第1電気負荷11と同様に、要求電力情報を制御装置CTRへ送るようにすることで、第2電気負荷12の要求電力を制御装置CTRに通知できる。
第2電気負荷12は、配線Wr13を介して、バッテリパック15の端子Tr3と接続される。これにより、配線Wr13を介して、バッテリパック15側から第2電気負荷12に電力が供給され、第2電気負荷12は動作できる。
バッテリパック15は、前述したように、第2バッテリBAT2と、第1スイッチSW1と、第2スイッチSW2と、第3スイッチSW3と、第4スイッチSW4と、を有する。また、バッテリパック15は、端子Tr1と端子Tr2とを接続する配線Wr21と、配線Wr21と合流する合流部P1が一端に設けられるとともに第2バッテリBAT2が他端に設けられる配線Wr22と、合流部P1よりも端子Tr2側で配線Wr21と合流する合流部P2が一端に設けられるとともに端子Tr3が他端に設けられる配線Wr23と、合流部P1よりも第2バッテリBAT2側で配線Wr22と合流する合流部P3が一端に設けられるとともに合流部P2よりも端子Tr3側で配線Wr23と合流する合流部P4が他端に設けられる配線Wr24と、を有する。
第2バッテリBAT2は、第1蓄電装置とは異なる第2蓄電装置の一例である。例えば、第2バッテリBAT2は、第1バッテリBAT1よりも、低電位・高出力密度・大容量で、短時間で繰り返し充電が可能な二次電池であり、具体的な一例を挙げるとリチウムイオン蓄電池である。また、第2バッテリBAT2は、前述したように、配線Wr22の端部に設けられており、配線Wr22を介してバッテリパック15の外部(例えば第2電気負荷12)に電力を供給できる。さらに、第2バッテリBAT2は、配線Wr22を介して供給された電力によって充電することもできる。
また、第2バッテリBAT2は、第2バッテリセンサユニット22を有する。第2バッテリセンサユニット22は、第2バッテリBAT2の端子電圧や充放電電流(即ち第2バッテリBAT2の出力)を検出する。第2バッテリセンサユニット22によって検出された第2バッテリBAT2の端子電圧や充放電電流を示す情報は、第2バッテリ情報として制御装置CTRへ送られる。
第1スイッチSW1は、第1電気負荷11及び第1バッテリBAT1とISG10とが電気的に接続される接続状態と、第1電気負荷11及び第1バッテリBAT1とISG10とが電気的に接続されない非接続状態と、を切り替え可能なスイッチである。具体的に説明すると、第1スイッチSW1は、配線Wr21において合流部P1と合流部P2との間に設けられる。そして、第1スイッチSW1は、オンであるときには、配線Wr21における合流部P1と合流部P2との間を接続状態とする。一方、第1スイッチSW1は、オフであるときには、配線Wr21における合流部P1と合流部P2との間を非接続状態とする。
第2スイッチSW2は、第2バッテリBAT2とISG10とが電気的に接続される接続状態と、第2バッテリBAT2とISG10とが電気的に接続されない非接続状態と、を切り替え可能なスイッチである。具体的に説明すると、第2スイッチSW2は、配線Wr22において合流部P1と合流部P3との間に設けられる。そして、第2スイッチSW2は、オンであるときには、配線Wr22における合流部P1と合流部P3との間を接続状態とする。一方、第2スイッチSW2は、オフであるときには、配線Wr22における合流部P1と合流部P3との間を非接続状態とする。
第3スイッチSW3は、第2電気負荷12と第2バッテリBAT2とが電気的に接続される接続状態と、第2電気負荷12と第2バッテリBAT2とが電気的に接続されない非接続状態と、を切り替え可能なスイッチである。具体的に説明すると、第3スイッチSW3は、配線Wr24において合流部P3と合流部P4との間に設けられる。そして、第3スイッチSW3は、オンであるときには、配線Wr24における合流部P3と合流部P4との間を接続状態とする。一方、第3スイッチSW3は、オフであるときには、配線Wr24における合流部P3と合流部P4との間を非接続状態とする。
第4スイッチSW4は、第1電気負荷11及び第1バッテリBAT1と第2電気負荷12とが電気的に接続される接続状態と、第1電気負荷11及び第1バッテリBAT1と第2電気負荷12とが電気的に接続されない非接続状態と、を切り替え可能なスイッチである。具体的に説明すると、第4スイッチSW4は、配線Wr23において合流部P2と合流部P4との間に設けられる。そして、第4スイッチSW4は、オンであるときには、配線Wr23における合流部P2と合流部P4との間を接続状態とする。一方、第4スイッチSW4は、オフであるときには、配線Wr23における合流部P2と合流部P4との間を非接続状態とする。
なお、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4の各スイッチは、例えば不図示のソレノイドによってオン及びオフの切り替え動作を実行可能に構成されており、このソレノイドは制御装置CTRによって制御される。即ち、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4の各スイッチは、制御装置CTRの制御にしたがってオン及びオフを切り替える。
制御装置CTRは、例えば、プロセッサ、メモリ、インターフェース等を備えるECU(Electronic Control Unit)によって実現され、発電機センサユニット20、第1バッテリセンサユニット21及び第2バッテリセンサユニット22等から受け付けた情報に基づいて、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の接続状態又は非接続状態(即ち各スイッチのオン・オフ)を制御する。また、図示及び詳細な説明は省略するが、例えば、車両のアクセルペダルに対する操作量(AP開度)を示す情報、車両の車速を示す情報、エンジンENGの回転数を示す情報等も、制御装置CTRに入力される。
なお、制御装置CTRは、バッテリパック15の内部に設けられてもよいし、バッテリパック15の外部に設けられてもよい。また、制御装置CTRがバッテリパック15の外部に設けられる場合、制御装置CTRは、バッテリパック15の内部に設けられた別のECUを介して、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4の接続状態又は非接続状態を制御してもよい。
[制御装置の機能的構成]
次に、制御装置CTRの機能的構成について説明する。図2に示すように、制御装置CTRは、取得部31と、スイッチ制御部32と、発電制御部33と、を有する。これらの各機能部は、例えば、ECUのプロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、又はECUのインターフェースによって、その機能を実現できる。
取得部31は、ISG10の発電量を取得する発電量取得部31aと、第1バッテリBAT1のSOC(State Of Charge:残容量ともいう)である第1SOCを取得する第1SOC取得部31bと、第2バッテリBAT2のSOCである第2SOCを取得する第2SOC取得部31cと、を有する。なお、SOCは、バッテリの充電状態を百分率によってあらわす変数である。
発電量取得部31aは、発電量センサユニット20から制御装置CTRへ送られた発電量情報を受け付けることによってISG10の発電量を取得できる。また、第1SOC取得部31bは、第1バッテリセンサユニット21から制御装置CTRへ送られた第1バッテリ情報を受け付けることによって第1SOCを取得できる。また、第2SOC取得部31cは、第2バッテリセンサユニット22から制御装置CTRへ送られた第2バッテリ情報を受け付けることによって第2SOCを取得できる。また、取得部31は、第1電気負荷11から制御装置CTRへ送られた要求電力情報も取得する。また、第2電気負荷12が要求電力情報を制御装置CTRへ送るように構成した場合には、取得部31は、第2電気負荷12から制御装置CTRへ送られた要求電力情報も取得する。
スイッチ制御部32は、取得部31が取得したISG10の発電量、第1SOC及び第2SOCに基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4の接続状態又は非接続状態を制御する。
具体的に説明すると、スイッチ制御部32は、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第2SOCが所定値Th2以上である場合に、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)とする。
なお、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3を接続状態とし、且つ、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4を非接続状態とするスイッチの設定パターンを、以下「第1スイッチパターン」ともいう。
図3に示すように、第1スイッチパターンの場合、ISG10からの出力電流は、矢印A1aに示すように、第1バッテリBAT1及び第1電気負荷11へは流れる一方で、第2バッテリBAT2及び第2電気負荷12へは流れない。即ち、第1スイッチパターンの場合、ISG10が発電した電力は、第1バッテリBAT1及び第1電気負荷11には供給される一方で、第2バッテリBAT2及び第2電気負荷12には供給されない。そして、第1スイッチパターンの場合、矢印A1bに示すように、第2電気負荷12には第2バッテリBAT2から電力が供給される。
したがって、第1スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第1バッテリBAT1に供給して第1バッテリBAT1を充電できる。また、第1スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第1電気負荷11に供給して、第1バッテリBAT1に充電された電力の消費(即ち第1SOCの低下)を抑えつつ、第1電気負荷11を動作できる。このため、第1スイッチパターンとすることで、第1バッテリBAT1を効率よく充電できる。
また、第1スイッチパターンとすることで、第1バッテリBAT1を、第2バッテリBAT2や第2電気負荷12から電気的に切り離すことができる。これにより、第1バッテリBAT1に充電された電力が、第2バッテリBAT2や第2電気負荷12に供給されてしまうことによる第1SOCの低下を抑制できる。さらに、第1スイッチパターンとすることで、第2バッテリBAT2に充電された電力によって第2電気負荷12を動作できるため、第2電気負荷12を動作させつつ、第1バッテリBAT1を効率よく充電できる。
一方、スイッチ制御部32は、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第2SOCが所定値Th2未満である場合には、第1SOCに応じて異なるスイッチパターンとする。
具体的には、この場合、第1SOCが所定値Th1より大きければ(即ち第1SOCが所定値Th1以下でなければ)、スイッチ制御部32は、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)とする。
なお、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態とし、且つ、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を非接続状態とするスイッチの設定パターンを、以下「第2スイッチパターン」ともいう。
図4に示すように、第2スイッチパターンの場合、ISG10からの出力電流は、矢印A2aに示すように、第2バッテリBAT2及び第2電気負荷12へは流れる一方で、第1バッテリBAT1及び第1電気負荷11へは流れない。即ち、第2スイッチパターンの場合、ISG10が発電した電力は、第2バッテリBAT2及び第2電気負荷12には供給される一方で、第1バッテリBAT1及び第1電気負荷11には供給されない。そして、第2スイッチパターンの場合、矢印A2bに示すように、第1電気負荷11には第1バッテリBAT1から電力が供給される。
したがって、第2スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第2バッテリBAT2に供給して第2バッテリBAT2を充電できる。また、第2スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第2電気負荷12に供給して、第2バッテリBAT2に充電された電力の消費(即ち第2SOCの低下)を抑えつつ、第2電気負荷12を動作できる。このため、第2スイッチパターンとすることで、第2バッテリBAT2を効率よく充電できる。
また、第2スイッチパターンとすることで、第1バッテリBAT1に充電された電力によって第1電気負荷11を動作できるため、第1電気負荷11を動作させつつ、第2バッテリBAT2を効率よく充電できる。また、第2スイッチパターンとすることで、第1バッテリBAT1を、第2バッテリBAT2や第2電気負荷12から電気的に切り離すことができる。これにより、第1バッテリBAT1に充電された電力が、第2バッテリBAT2や第2電気負荷12に供給されてしまうことによる第1SOCの低下も抑制できる。
また、第1SOCが所定値Th1以下の場合には、スイッチ制御部32は、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を接続状態(即ちオン)とし、且つ、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を非接続状態(即ちオフ)とする。
なお、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を接続状態とし、且つ、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を非接続状態とするスイッチの設定パターンを、以下「第3スイッチパターン」ともいう。
図5に示すように、第3スイッチパターンの場合、ISG10からの出力電流は、矢印A3に示すように、第1バッテリBAT1、第1電気負荷11及び第2電気負荷12へは流れる一方で、第2バッテリBAT2へは流れない。即ち、第3スイッチパターンの場合、ISG10が発電した電力は、第1バッテリBAT1、第1電気負荷11及び第2電気負荷12には供給される一方で、第2バッテリBAT2には供給されない。
したがって、第3スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第1バッテリBAT1に供給して第1バッテリBAT1を充電できる。また、ISG10が発電した電力を第1電気負荷11に供給し、第1バッテリBAT1に充電された電力の消費(即ち第1SOCの低下)を抑えつつ、第1電気負荷11を動作できる。さらに、ISG10が発電した電力を第2電気負荷12に供給し、第2バッテリBAT2に充電された電力の消費(即ち第2SOCの低下)を抑えつつ、第2電気負荷12を動作できる。
また、第3スイッチパターンとすることで、第1バッテリBAT1を第2バッテリBAT2から電気的に切り離すことができる。これにより、第1バッテリBAT1に充電された電力が、第2バッテリBAT2に供給されてしまうことによる第1SOCの低下も抑制できる。
また、取得部31が取得した第1SOCが所定値Th1以下の場合は、発電制御部33がエンジンENGを始動させることでISG10による通常発電も開始させる。これにより、ISG10は、車両の走行状態によらず発電量を確保できる。より具体的には、ISG10は、例えば車両の制動が緩減速であるため、回生発電だけでは発電量が足りなくなるような場合であっても、通常発電を行うことで発電量を確保できる。また、例えば、スイッチ制御部32が、第3スイッチパターンとした際、その旨を発電制御部33に通知するようにして、発電制御部33がこの通知を受けてから通常発電を開始させるようにしてもよい。このようにすれば、通常発電が開始される前に(即ち発電量が少ないときに)第3スイッチパターンとなることを防止できる。また、発電制御部33がスイッチ制御部32に対して設定中のスイッチパターンを適宜問い合わせるようにしてもよい。
また、スイッチ制御部32は、ISG10の発電量が所定値Th0より大きい場合に、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ、第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)とする。
なお、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態とし、且つ、第4スイッチSW4を非接続状態とするスイッチの設定パターンを、以下「第4スイッチパターン」ともいう。
図6に示すように、第4スイッチパターンの場合、ISG10からの出力電流は、矢印A4に示すように、第1バッテリBAT1、第1電気負荷11、第2バッテリBAT2及び第2電気負荷12のいずれへも流れる。即ち、第4スイッチパターンの場合、ISG10が発電した電力は、第1バッテリBAT1及び第1電気負荷11と第2バッテリBAT2と第2電気負荷12とのいずれにも供給される。
したがって、第4スイッチパターンとすることで、ISG10が発電した電力を第1バッテリBAT1及び第2バッテリBAT2に供給してこれらを充電できる。また、ISG10が発電した電力を第1電気負荷11及び第2電気負荷12に供給して、第1バッテリBAT1及び第2バッテリBAT2に充電された電力の消費(即ち第1SOC及び第2SOCの低下)を抑えつつ、第1電気負荷11及び第2電気負荷12を動作できる。
また、第4スイッチパターンの場合は、第1バッテリBAT1と第2バッテリBAT2とが電気的に接続されることになるが、ISG10の発電量が大きいので、第1バッテリBAT1に充電された電力が、第2バッテリBAT2に供給されてしまうことによる第1SOCの低下を抑制できる。
なお、前述した所定値Th0、Th1、Th2は、例えば、車両用電源システム1や制御装置CTRの製造者等によって制御装置CTRに予め設定される。また、ここで、所定値Th1には、例えば、所定の基準値と、該基準値より大きい変更値と、が設けられる。
そして、スイッチ制御部32は、取得部31によって取得した要求電力情報に基づき、第1電気負荷11の負荷量に応じて、所定値Th1として基準値を用いたり、所定値Th1として変更値を用いたりする。第1電気負荷11の負荷量は、例えば第1電気負荷11の要求電力である。より具体的には、スイッチ制御部32は、第1電気負荷11の要求電力が所定の閾値を超えるまでは所定値Th1として基準値を用い、第1電気負荷11の要求電力が所定の閾値を超えると所定値Th1として変更値を用いる。ここで、所定値Th1を変更する条件となる上記の閾値は、例えば、車両用電源システム1や制御装置CTRの製造者等によって制御装置CTRに予め設定される。
このように、スイッチ制御部32は、第1電気負荷11による負荷が大きい場合に、基準値よりも大きい変更値を所定値Th1として用いることで、第1スイッチSW1を接続状態にしやすくして、第1電気負荷11に対しISG10から電力を供給しやすくできる。したがって、第1バッテリBAT1から第1電気負荷11への電力の供給を抑制し、第1SOCが低下しすぎることを抑制できる。
また、スイッチ制御部32は、取得部31が取得したISG10の発電量及び要求電力情報に基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4の接続状態又は非接続状態を制御してもよい。このようにすることで、後述するように、制御装置CTRは、第1電気負荷11や第2電気負荷12の負荷量(例えば要求電力)に基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御することが可能となる。
[制御装置が行う処理]
次に、制御装置CTRがISG10の発電量に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するために行うスイッチ制御処理について説明する。制御装置CTRは、例えば、車両が制動状態であるときに(即ちISG10が回生発電を行っているときに)、図7に示すスイッチ制御処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図7に示すように、まず、制御装置CTRは、回生発電中のISG10の発電量(即ち回生量)、第1SOC及び第2SOCを取得する(ステップS01)。つづいて、制御装置CTRは、ステップS01で取得したISG10の発電量が所定値Th0以下であるか否かを判定する(ステップS02)。
ステップS02の結果、ISG10の発電量が所定値Th0以下と判定した場合(ステップS02のYES)、回生発電中のISG10の発電量が少ないので、制御装置CTRは、つづいて、ステップS01で取得した第2SOCが所定値Th2以上であるか否かを判定する(ステップS03)。
ステップS03の結果、第2SOCが所定値Th2以上と判定した場合(ステップS03のYES)、第2バッテリBAT2の残容量が多いので、制御装置CTRは、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS04)、図7に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図3に示した第1スイッチパターンとする。
一方、ステップS03の結果、第2SOCが所定値Th2未満と判定した場合(ステップS03のNO)、第2バッテリBAT2の残容量が少なくなってきているので、制御装置CTRは、つづいて、ステップS01で取得した第1SOCが所定値Th1以下であるか否かを判定する(ステップS05)。
ステップS05の結果、第1SOCが所定値Th1以下と判定した場合(ステップS05のYES)、第1バッテリBAT1の残容量も少なくなってきているので、制御装置CTRは、エンジンENGを始動してISG10による通常発電も開始させる(ステップS06)。また、この場合、制御装置CTRは、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を接続状態(即ちオン)とし、且つ第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS07)、図7に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図5に示した第3スイッチパターンとする。
一方、ステップS05の結果、第1SOCが所定値Th1より大きいと判定した場合(ステップS05のNO)、制御装置CTRは、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS08)、図7に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図4に示した第2スイッチパターンとする。
また、ステップS02の結果、発電量が所定値Th0より大きいと判定した場合は(ステップS02のNO)、回生発電中のISG10の発電量が十分に多いので、制御装置CTRは、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS09)、図7に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図6に示した第4スイッチパターンとする。
次に、制御装置CTRが第1電気負荷11の負荷量に基づいて所定値Th1を変更する閾値変更処理について説明する。制御装置CTRは、例えば、車両のアクセサリ電源がオンとなっているときに、図8に示す閾値変更処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図8に示すように、まず、制御装置CTRは、第1電気負荷11から受け付けた要求電力情報に基づいて、第1電気負荷11の負荷量を取得する(ステップS11)。つづいて、制御装置CTRは、ステップS11で取得した第1電気負荷11の負荷量が所定値Th1を変更する条件となる閾値を超えたか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の結果、第1電気負荷11の負荷量が上記閾値を超えたと判定した場合(ステップS12のYES)、制御装置CTRは、所定値Th1を基準値より大きい変更値に変更して(ステップS13)、図8に示す閾値変更処理を終了する。なお、制御装置CTRは、ステップS13の処理によって所定値Th1を変更値に変更した場合、例えば、その後に第1電気負荷11の負荷量が上記閾値以下となった際に所定値Th1を基準値に戻す。
また、ステップS12の結果、第1電気負荷11の負荷量が上記閾値を超えていないと判定した場合(ステップS12のNO)、制御装置CTRは、所定値Th1として基準値を維持し、そのまま図8に示す閾値変更処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の車両用電源システム1によれば、車両の制動時の回生発電による発電量が所定値Th0以下の場合に、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とするので、第1バッテリBAT1及び第2バッテリBAT2への充電を適切に制御できる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、前述した実施形態では、回生発電時のISG10の出力電流を発電機センサユニット20がISG10の発電量として検出し、制御装置CTRが該発電量に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしたが、これに限らない。例えば、回生発電時にISG10が出力する電力を発電機センサユニット20がISG10の発電量として検出し、制御装置CTRが該発電量に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしてもよい。
また、発電機センサユニット20がISG10の出力電流及び出力電圧を検出し、制御装置CTRが、該出力電流及び該出力電圧に基づき回生発電時にISG10が出力する電力をISG10の発電量として導出して、該発電量に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしてもよい。また、発電機センサユニット20がISG10の出力電流及び出力電圧を検出するとともに、これらからISG10が出力する電力をISG10の発電量として導出し、該発電量を制御装置CTRへ送って、制御装置CTRが該発電量に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、制御装置CTRは、ISG10の発電量、第1SOC及び第2SOCの3つのパラメータに基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしたが、これに限らない。
例えば、制御装置CTRは、ISG10の発電量が所定値Th0以下であれば第3スイッチパターンとし、該発電量が所定値Th0より大きければ第4スイッチパターンとする等、ISG10の発電量のみに基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御してもよい。
また、制御装置CTRは、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第2SOCが所定値Th2以上であれば第1スイッチパターンとし、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第2SOCが所定値Th2未満であれば第3スイッチパターン(第1スイッチパターンより第2SOCの低下を抑制可能なスイッチパターン)とする等、ISG10の発電量及び第2SOCの2つのパラメータに基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御してもよい。
また、制御装置CTRは、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第1SOCが所定値Th3以下であれば第3スイッチパターンとし、ISG10の発電量が所定値Th0以下であり且つ第1SOCが所定値Th3より大きければ第2スイッチパターンとする等、ISG10の発電量及び第1SOCの2つのパラメータに基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御してもよい。
また、前述した実施形態では、制御装置CTRが、車両用電源システム1や制御装置CTRの製造者等によって設定された所定値Th0等に基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしたが、これに限らない。例えば、制御装置CTRは、第1電気負荷11の負荷量と第2電気負荷12の負荷量との和である合計負荷に基づいて、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御するようにしてもよい。
ここで、制御装置CTRが、第1電気負荷11と第2電気負荷12との合計負荷に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御する場合の変形例について説明する。この場合、制御装置CTRは、例えば、車両が制動状態であるときに(即ちISG10が回生発電を行っているときに)、図9に示すスイッチ制御処理を所定の周期で繰り返し実行する。
図9に示すように、この場合、制御装置CTRは、まず、回生発電中のISG10の発電量(即ち回生量)、第1電気負荷11の負荷量、及び第2電気負荷12の負荷量を取得する(ステップS21)。ここで、回生発電中のISG10の発電量は、例えば回生発電時にISG10が出力する電力である。また、第1電気負荷11の負荷量は、例えば第1電気負荷11の要求電力であり、第2電気負荷12の負荷量は、例えば第2電気負荷12の要求電力である。
つづいて、制御装置CTRは、ステップS21で取得した第1電気負荷11の負荷量及び第2電気負荷12の負荷量から、これらの和である合計負荷を算出する(ステップS22)。そして、制御装置CTRは、ステップS21で取得したISG10の発電量とステップS22で算出した合計負荷とを比較して、ISG10の発電量が合計負荷以下であるか否かを判定する(ステップS23)。
そして、ステップS23の結果、ISG10の発電量が合計負荷以下と判定した場合(ステップS23のYES)、制御装置CTRは、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を接続状態(即ちオン)とし、且つ第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS24)、図9に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図5に示した第3スイッチパターンとする。
一方、ステップS23の結果、ISG10の発電量が合計負荷より大きいと判定した場合(ステップS23のNO)、制御装置CTRは、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3を接続状態(即ちオン)とし、且つ第4スイッチSW4を非接続状態(即ちオフ)として(ステップS25)、図10に示すスイッチ制御処理を終了する。即ち、この場合、制御装置CTRは、図6に示した第4スイッチパターンとする。
このように、制御装置CTRが、第1電気負荷11と第2電気負荷12との合計負荷に基づいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を制御することで、車両用電源システム1や制御装置CTRの製造者が所定値Th0等を予め設定しておく手間を削減しつつ、第1バッテリBAT1や第2バッテリBAT2への充電を適切に制御できる。
具体的には、回生発電中のISG10の発電量が第1電気負荷11と第2電気負荷12との合計負荷以下の場合には、第3スイッチパターンとすることによって第2バッテリBAT2を第1電気負荷11及び第2電気負荷12から電気的に切り離すことで、第2SOCの低下を抑制できる。
仮に、回生発電中のISG10の発電量が合計負荷以下の場合であっても第4スイッチパターンにするとしたとする。このようにした場合、発電量の不足分を補うために、第2バッテリBAT2から第1電気負荷11や第2電気負荷12へ電力の供給が行われる可能性がある。そして、第2バッテリBAT2から第1電気負荷11や第2電気負荷12へ電力の供給が行われると、回生発電中であるにもかかわらず、第2SOCが低下する。このため、前述したように、回生発電中のISG10の発電量が合計負荷以下の場合には第3スイッチパターンとすることで、第2SOCの低下を抑制することが望ましい。
また、ここで説明した例では、第1電気負荷11及び第2電気負荷12の負荷量をこれらの要求電力とした例を説明したが、これに限らない。例えば、第1電気負荷11及び第2電気負荷12の実際の消費電力を測定し、この消費電力を前述した要求電力の代わりに用いるようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、車両の制動時に回生発電することが可能な発電機の一例としてISG10を挙げたが、これに限らない。例えば、スターターモーターとしての機能を有さない一般的なオルタネータを、ISG10の代わりに用いるようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、第1バッテリBAT1を鉛蓄電池、第2バッテリBAT2をリチウムイオン蓄電池としたが、これらは他の種類の二次電池であってよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、前述した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 車両における電力の供給状態を制御する車両用電源システム(車両用電源システム1)であって、
前記車両の制動時に回生発電することが可能な発電機(ISG10)と、
前記車両に搭載され、電力の供給に応じて所定の動作を行う複数の電気負荷(第1電気負荷11、第2電気負荷12)と、
前記複数の電気負荷のうちの第1電気負荷(第1電気負荷11)と電気的に接続された第1蓄電装置(第1バッテリBAT1)と、
前記第1蓄電装置とは異なる第2蓄電装置(第2バッテリBAT2)と、
前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第1スイッチ(第1スイッチSW1)と、
前記第2蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第2スイッチ(第2スイッチSW2)と、
前記複数の電気負荷のうちの前記第1電気負荷とは異なる第2電気負荷(第2電気負荷12)と、前記第2蓄電装置と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第3スイッチ(第3スイッチSW3)と、
前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記第2電気負荷と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第4スイッチ(第4スイッチSW4)と、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの接続状態又は非接続状態を制御するスイッチ制御部(スイッチ制御部32)と、
を備え、
前記スイッチ制御部は、前記発電機の前記回生発電による発電量が所定値(所定値Th0)以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
(1)によれば、車両の制動時に行われる発電機の回生発電による発電量が所定値以下である場合に、第1スイッチ及び第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とするので、回生発電による発電量が少ない場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置又は第2蓄電装置の一方に重点的に回して、該一方の蓄電装置を効率よく充電できる。
(2) (1)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第2蓄電装置の残容量(第2SOC)に応じて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
(2)によれば、回生発電による発電量が所定値以下である場合に、第2蓄電装置の残容量に応じて、第1スイッチ及び第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とするので、回生発電による発電量及び第2蓄電装置の残容量が少ない場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第2蓄電装置に重点的に回して、第2蓄電装置を効率よく充電できる。
(3) (1)又は(2)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第2蓄電装置の残容量が閾値(所定値Th2)以上の場合に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
(3)によれば、回生発電による発電量が所定値以下であり且つ第2蓄電装置の残容量が閾値以上の場合に、第1スイッチ及び第3スイッチを接続状態とし且つ第2スイッチ及び第4スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量が少なく第2蓄電装置の残容量が多い場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置及び第1電気負荷に回して、第1電気負荷を動作させながら、第1蓄電装置を効率よく充電できる。
(4) (1)又は(2)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第2蓄電装置の残容量が閾値未満の場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
(4)によれば、回生発電による発電量が所定値以下であり且つ第2蓄電装置の残容量が閾値未満の場合に、第1スイッチ及び第4スイッチを接続状態とし且つ第2スイッチ及び第3スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量及び第2蓄電装置の残容量が少ない場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置、第1電気負荷及び第2電気負荷に回して、第2蓄電装置の残容量の低下を抑えながら第2電気負荷を動作でき、また、第1電気負荷を動作させながら第1蓄電装置を充電できる。
(5) (1)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第1蓄電装置の残容量(第1SOC)が閾値以下であるか否かに応じて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
(5)によれば、回生発電による発電量が所定値以下である場合に、第1蓄電装置の残容量が閾値以下であるか否かに応じて、第1スイッチ及び第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とするので、回生発電による発電量及び第1蓄電装置の残容量が少ない場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置に重点的に回して、第1蓄電装置を効率よく充電できる。
(6) (5)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値(所定値Th1)以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
(6)によれば、回生発電による発電量が所定値以下であり且つ第1蓄電装置の残容量が閾値以下である場合に、第1スイッチ及び第4スイッチを接続状態とし且つ第2スイッチ及び第3スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量及び第1蓄電装置の残容量が少ない場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置、第1電気負荷及び第2電気負荷に回して、第1電気負荷を動作させながら第1蓄電装置を充電でき、また、第2蓄電装置の残容量の低下を抑えながら第2電気負荷を動作できる。
(7) (5)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値より大きい場合に、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
(7)によれば、回生発電による発電量が所定値以下であり且つ第1蓄電装置の残容量が閾値より大きい場合に、第2スイッチ及び第3スイッチを接続状態とし且つ第1スイッチ及び第4スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量が少なく第1蓄電装置の残容量が多い場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第2蓄電装置及び第2電気負荷に回して、第2電気負荷を動作させながら、第2蓄電装置を効率よく充電できる。
(8) (5)〜(7)のいずれかに記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記第1電気負荷の負荷量に応じて前記閾値を変更する、車両用電源システム。
(8)によれば、第1電気負荷の負荷量に応じて閾値を変更するので、第1電気負荷による負荷が大きい場合には閾値を大きくすることで第1スイッチを接続状態としやすく(即ち第1蓄電装置への充電を行いやすく)でき、第1蓄電装置の残容量が低下しすぎることを抑制できる。
(9) (5)〜(8)のいずれかに記載の車両用電源システムであって、
前記車両用電源システムは、
前記発電機を発電させる内燃機関(エンジンENG)と、
前記内燃機関による前記発電機の発電を制御する発電制御部(発電制御部33)と、をさらに備え、
前記発電制御部は、前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値以下の場合に、前記内燃機関による前記発電機の発電を開始する、車両用電源システム。
(9)によれば、第1蓄電装置の残容量が閾値以下の場合に、内燃機関による発電機の発電を開始するので、車両の走行状態によらず発電機の発電量を確保できる。
(10) (1)に記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とし、
前記所定値は、前記第1電気負荷の負荷量と前記第2電気負荷の負荷量との和である、車両用電源システム。
(10)によれば、回生発電による発電量が、第1電気負荷の負荷量と第2電気負荷の負荷量との和以下の場合に、第1スイッチ及び第4スイッチを接続状態とし且つ第2スイッチ及び第3スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量が少ないときに第2蓄電装置から第1電気負荷や第2電気負荷へ電力が供給されることで第2蓄電装置の残容量が低下することを抑制できる。
(11) (1)〜(10)のいずれかに記載の車両用電源システムであって、
前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値より大きい場合に、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
(11)によれば、回生発電による発電量が所定値よりも大きい場合に、第1スイッチ、第2スイッチ、及び第3スイッチを接続状態とし且つ第4スイッチを非接続状態とするので、回生発電による発電量が多い場合には、回生発電した発電機から出力される電流を第1蓄電装置、第2蓄電装置、第1電気負荷及び第2電気負荷に回して、第1電気負荷及び第2電気負荷を動作させながら、第1蓄電装置及び第2蓄電装置を充電できる。
1 車両用電源システム
10 ISG(発電機)
11 第1電気負荷
12 第2電気負荷
32 スイッチ制御部
33 発電制御部
BAT1 第1バッテリ(第1蓄電装置)
BAT2 第2バッテリ(第2蓄電装置)
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
SW3 第3スイッチ
SW4 第4スイッチ

Claims (11)

  1. 車両における電力の供給状態を制御する車両用電源システムであって、
    前記車両の制動時に回生発電することが可能な発電機と、
    前記車両に搭載され、電力の供給に応じて所定の動作を行う複数の電気負荷と、
    前記複数の電気負荷のうちの第1電気負荷と電気的に接続された第1蓄電装置と、
    前記第1蓄電装置とは異なる第2蓄電装置と、
    前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第1スイッチと、
    前記第2蓄電装置と、前記発電機と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第2スイッチと、
    前記複数の電気負荷のうちの前記第1電気負荷とは異なる第2電気負荷と、前記第2蓄電装置と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第3スイッチと、
    前記第1電気負荷及び前記第1蓄電装置と、前記第2電気負荷と、を電気的に接続状態又は非接続状態とすることが可能な第4スイッチと、
    前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの接続状態又は非接続状態を制御するスイッチ制御部と、
    を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記発電機の前記回生発電による発電量が所定値以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
  2. 請求項1に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第2蓄電装置の残容量に応じて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第2蓄電装置の残容量が閾値以上の場合に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
  4. 請求項1又は2に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第2蓄電装置の残容量が閾値未満の場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
  5. 請求項1に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第1蓄電装置の残容量が閾値以下であるか否かに応じて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうちの一方を接続状態とし且つ他方を非接続状態とする、車両用電源システム。
  6. 請求項5に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
  7. 請求項5に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下であり且つ前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値より大きい場合に、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記第1電気負荷の負荷量に応じて前記閾値を変更する、車両用電源システム。
  9. 請求項5〜8のいずれか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記車両用電源システムは、
    前記発電機を発電させる内燃機関と、
    前記内燃機関による前記発電機の発電を制御する発電制御部と、をさらに備え、
    前記発電制御部は、前記第1蓄電装置の残容量が前記閾値以下の場合に、前記内燃機関による前記発電機の発電を開始する、車両用電源システム。
  10. 請求項1に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値以下である場合に、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチを接続状態とし且つ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを非接続状態とし、
    前記所定値は、前記第1電気負荷の負荷量と前記第2電気負荷の負荷量との和である、車両用電源システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両用電源システムであって、
    前記スイッチ制御部は、前記回生発電による発電量が前記所定値より大きい場合に、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記第3スイッチを接続状態とし且つ前記第4スイッチを非接続状態とする、車両用電源システム。
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CN114084086A (zh) * 2021-10-14 2022-02-25 江铃汽车股份有限公司 一种车辆配电方法、装置、可读存储介质及车辆

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