JP2021040286A - 振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】接続不良を抑制可能な振動デバイスを提供する。【解決手段】振動デバイス100は、主面11aを有する圧電素体11と、主面上に配置された一対の外部電極13,15と、を有する圧電素子10と、主面11a上で一対の外部電極13,15に接続された帯状の第一配線部材50と、第一配線部材50に接続された板状の第二配線部材60と、一対の外部電極13,15と第一配線部材50との間に配置され、一対の外部電極13,15と第一配線部材50とを接合している接合部材70と、第一配線部材50と第二配線部材60との間に配置され、第一配線部材50と第二配線部材60とを接合している接合部材72と、を備える。接合部材70は、導電性粒子を含み、一対の外部電極13,15と第一配線部材50とを電気的に接続している。接合部材72は、導電性粒子を含み、第一配線部材50と第二配線部材60とを電気的に接続している。【選択図】図4

Description

本開示は、振動デバイスに関する。
圧電素体及び一対の外部電極を有する圧電素子を備える振動デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような振動デバイスにおいて、圧電素体の一方の主面上に一対の外部電極を配置し、一方の主面上で一対の外部電極と配線部とを接続する構成が考えられる。
特開2006−33774号公報
上述の構成では、圧電素子の振動により接続不良が生じるおそれがある。
本開示は、接続不良を抑制可能な振動デバイスを提供する。
本開示の一つの態様に係る振動デバイスは、主面を有する圧電素体と、主面上に配置された一対の外部電極と、を有する圧電素子と、主面上で一対の外部電極に接続された帯状の第一配線部材と、第一配線部材に接続された板状の第二配線部材と、一対の外部電極と第一配線部材との間に配置され、一対の外部電極と第一配線部材とを接合している第一樹脂層と、第一配線部材と第二配線部材との間に配置され、第一配線部材と第二配線部材とを接合している第二樹脂層と、を備え、第一樹脂層は、導電性粒子を含み、一対の外部電極と第一配線部材とを電気的に接続しており、第二樹脂層は、導電性粒子を含み、第一配線部材と第二配線部材とを電気的に接続している。
この振動デバイスでは、一対の外部電極と第一配線部材とが第一樹脂層により接合され、第一配線部材と第二配線部材とが第二樹脂層により接合されている。このため、半田により接合されている場合と比べて、圧電素子の振動による影響が第一樹脂層及び第二樹脂層により緩和される。これにより、一対の外部電極と第一配線部材との間、及び、第一配線部材と第二配線部材との間において、圧電素子の振動による剥離等の接続不良が生じることが抑制される。しかも、第一樹脂層は、導電性粒子を含み、一対の外部電極と第一配線部材とを電気的に接続しており、第二樹脂層は、導電性粒子を含み、第一配線部材と第二配線部材とを電気的に接続している。よって、一対の外部電極と第一配線部材とを電気的に接続する部材、及び、第一配線部材と第二配線部材とを電気的に接続する部材を更に設ける必要がない。
第二配線部材は、第一配線部材よりも硬くてもよい。この場合、第一配線部材の振動が第二配線部材によって抑制される。
第一樹脂層の長手方向と第二樹脂層の長手方向とは、互いに交差していてもよい。この場合、圧電素子の振動が第一配線部材から第二配線部材に伝わることが抑制される。
圧電素子、第一配線部材及び第二配線部材が配置されたケースを更に備え、ケースは、第二配線部材が配置された配置面と、第二配線部材を配置面に固定している四つの固定部と、を有し、四つの固定部は、第二樹脂層を囲むように配置されていてもよい。この場合、第一配線部材と第二配線部材との間において、圧電素子の振動による剥離等の接続不良が生じることが更に抑制される。
第一配線部材は、圧電素子と接続された部分と第二配線部材と接続された部分との間に幅が狭くされた幅狭部を有していてもよい。この場合、圧電素子の振動の伝達が幅狭部によって抑制される。
第一配線部材は、幅狭部に設けられた補強部を更に有していてもよい。この場合、幅狭部に応力が加わったときでも、幅狭部が損傷することが抑制される。
本発明の一つの態様によれば、接続不良を抑制可能な振動デバイスが提供される。
実施形態に係る振動デバイスの断面図である。 図1の一部拡大図である。 振動部の斜視図である。 振動部の分解斜視図である。 振動部の上面図である。 圧電素子の分解斜視図である。 配線部材の下面図である。 図5のVIII-VIII線に沿っての断面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る振動デバイスの断面図である。図2は、図1の一部拡大図である。図3は、振動部の斜視図である。図4は、振動部の分解斜視図である。図5は、振動部の上面図である。図1〜図5に示される振動デバイス100は、例えば、スピーカー、又はブザーとして用いられる音響デバイスである。振動デバイス100は、振動部1と、振動部1に接続された配線部2と、振動部1が配置される音響空間を形成するケース3と、接合部材70(第一樹脂層)と、接合部材71とを備えている。振動デバイス100は、図1に示されるように、被取付部材200の被取付面200aに取り付けられる。被取付部材200は、例えば、テレビ、スマートフォン等の電子機器である。
振動部1は、圧電素子10と、振動部材12と、を有している。振動部材12は、例えば、Ni−Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス鋼等金属からなる。振動部材12は、板状部材である。振動部材12は、圧電素子10が設けられた主面12aと、主面2aと厚さ方向で対向している主面12bと、を有している。主面12a,12bは、長方形状を呈している。つまり、厚さ方向から見て、振動部材12は、長方形状を呈している。ここで、長方形状には、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。長方形状には、正方形状も含まれる。本実施形態では、主面12a,12bは、例えば、一辺の長さが21mm以上29mm以下の正方形状を呈している。振動部材12の厚さは、例えば、0.06mm以上0.15mm以下である。
図6は、圧電素子の分解斜視図である。図6に示されるように、圧電素子10は、圧電素体11と、互いに極性が異なる一対の外部電極13,15と、を有している。圧電素体11は、直方体形状を呈している。直方体形状には、例えば、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。圧電素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11bを有している。主面11aには、一対の外部電極13,15が設けられている。主面11bは、主面12a(図2参照)と対向し、接合部材71によって主面12aの中央部に接合(接着)されている。
主面11a,11bは、長方形状を呈している。以下では、主面11a,11bの長辺方向をX方向、主面11a,11bの短辺方向をY方向、主面11a,11bの対向方向をZ方向とする。主面11a,11bの長辺方向、短辺方向及び対向方向は、それぞれ主面12a,12bの長辺方向、短辺方向及び対向方向と一致している。圧電素子10のX方向での長さは、例えば、20mmである。圧電素子10のY方向での長さは、例えば、10mmである。圧電素子10のZ方向での長さは、例えば、0.45mmである。
圧電素体11は、複数の圧電体層17a,17b,17c,17dが積層されて構成されている。すなわち、圧電素体11は、積層されている複数の圧電体層17a,17b,17c,17dを有している。本実施形態では、圧電素体11は、四つの圧電体層17a,17b,17c,17dを有している。圧電素体11では、複数の圧電体層17a,17b,17c,17dが積層されている方向がZ方向と一致している。圧電体層17aは、主面11aを有している。圧電体層17dは、主面11bを有している。圧電体層17b,17cは、圧電体層17aと圧電体層17dとの間に位置している。
各圧電体層17a,17b,17c,17dは、圧電材料からなる。本実施形態では、各圧電体層17a,17b,17c,17dは、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料には、例えば、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)が用いられる。各圧電体層17a,17b,17c,17dは、例えば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体11では、各圧電体層17a,17b,17c,17dは、各圧電体層17a,17b,17c,17dの間の境界が認識できない程度に一体化されている。
圧電素子10は、圧電素体11内に配置されている複数の内部電極19,21,23を備えている。本実施形態では、圧電素子10は、三つの内部電極19,21,23を備えている。各内部電極19,21,23は、導電性材料からなる。導電性材料には、例えば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。各内部電極19,21,23は、例えば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。本実施形態では、各内部電極19,21,23の外形形状は、長方形状である。
各内部電極19,21,23は、Z方向において異なる位置(層)に配置されている。内部電極19と内部電極21とは、Z方向に間隔を有して対向している。内部電極21と内部電極23とは、Z方向に間隔を有して対向している。内部電極19は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。内部電極21は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。内部電極23は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。各内部電極19,21,23は、圧電素体11の表面には露出していない。すなわち、各内部電極19,21,23は、各側面には露出していない。各内部電極19,21,23は、Z方向から見て、主面11a,11bの全ての縁(四辺)から離間している。
一対の外部電極13,15は、主面11a上に配置されている。外部電極13と外部電極15とは、X方向に並んでいる。外部電極13と外部電極15とは、X方向で隣り合っている。一対の外部電極13,15は、主面11aの中央部に配置されている。一対の外部電極13,15は、Z方向から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。各外部電極13,15は、Z方向から見て、長方形状を呈している。各外部電極13,15は、導電性材料からなる。導電性材料には、例えば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。各外部電極13,15は、例えば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
外部電極13は、ビア導体31を通して接続導体25と電気的に接続されている。接続導体25は、内部電極19と同じ層に位置している。接続導体25は、内部電極19の内側に位置している。内部電極19には、Z方向から見て、外部電極13に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体25は、内部電極19に形成されている開口内に位置している。Z方向から見て、接続導体25の全縁が、内部電極19で囲まれている。
接続導体25は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。内部電極19と接続導体25とは、離間している。接続導体25は、Z方向で、外部電極13と対向している。ビア導体31は、外部電極13と接続されていると共に、接続導体25と接続されている。接続導体25は、ビア導体33を通して内部電極21と電気的に接続されている。接続導体25は、Z方向で、内部電極21と対向している。ビア導体33は、接続導体25と接続されていると共に、内部電極21と接続されている。
内部電極21は、ビア導体35を通して接続導体27と電気的に接続されている。接続導体27は、内部電極23と同じ層に位置している。接続導体27は、内部電極23の内側に位置している。内部電極23には、Z方向から見て、外部電極13(接続導体25)に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体27は、内部電極23に形成されている開口内に位置している。Z方向から見て、接続導体27の全縁が、内部電極23で囲まれている。
外部電極15は、ビア導体37を通して内部電極19と電気的に接続されている。内部電極19は、Z方向で、外部電極15と対向している。ビア導体37は、外部電極15と接続されていると共に、内部電極19と接続されている。
内部電極19は、ビア導体39を通して接続導体29と電気的に接続されている。接続導体29は、内部電極21と同じ層に位置している。接続導体29は、内部電極21の内側に位置している。内部電極21には、Z方向から見て、外部電極15に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体29は、内部電極21に形成されている開口内に位置している。Z方向から見て、接続導体29の全縁が、内部電極21で囲まれている。
接続導体29は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。内部電極21と接続導体29とは、離間している。接続導体29は、Z方向で、内部電極19と対向している。ビア導体39は、内部電極19と接続されていると共に、接続導体29と接続されている。接続導体29は、ビア導体41を通して内部電極23と電気的に接続されている。接続導体29は、Z方向で、内部電極23と対向している。ビア導体41は、接続導体29と接続されていると共に、内部電極23と接続されている。
外部電極13は、ビア導体31、接続導体25、及び、ビア導体33を通して、内部電極21と電気的に接続されている。外部電極15は、ビア導体37を通して、内部電極19と電気的に接続されている。外部電極15は、ビア導体37、内部電極19、ビア導体39、接続導体29、及び、ビア導体41を通して、内部電極23と電気的に接続されている。
接続導体25,27,29及びビア導体31,33,35,37,39,41は、導電性材料からなる。ビア導体31,33,35,37,39,41のそれぞれは、複数のビア導体からなるビア導体群であるが、単体のビア導体であってもよい。Z方向で互いに隣り合う圧電体層17a,17bに配置されたビア導体31,33は、Z方向から見て互いに離間し、重ならないように配置されている。圧電体層17a,17bに配置されたビア導体37,39は、Z方向から見て互いに離間し、重ならないように配置されている。Z方向で互いに隣り合う圧電体層17b,17cに配置されたビア導体33,35は、Z方向から見て互いに離間し、重ならないように配置されている。圧電体層17b,17cに配置されたビア導体39,41は、Z方向から見て互いに離間し、重ならないように配置されている。
導電性材料には、例えば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。接続導体25,27,29及びビア導体31,33,35,37,39,41は、例えば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。接続導体25,27,29は、長方形状を呈している。ビア導体31,33,35,37,39,41は、対応する圧電体層17a,17b,17cを形成するためのセラミックグリーンシートに形成された貫通孔に充填された導電性ペーストが焼結することにより形成される。
圧電素体11の主面11bには、内部電極19,23と電気的に接続されている導体と、内部電極21と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、主面11bをZ方向から見たとき、主面11bの全体が露出している。主面11a,11bは、自然面である。自然面とは、焼成により成長した結晶粒の表面により構成される面である。
圧電素体11の各側面にも、内部電極19,23と電気的に接続されている導体と、内部電極21と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、圧電素体11の各側面をX方向及びY方向から見たとき、各側面の全体が露出している。本実施形態では、これらの各側面も、自然面である。
圧電体層17bにおける内部電極19と内部電極21とで挟まれた領域と、圧電体層17cにおける内部電極21と内部電極23とで挟まれた領域とは、圧電的に活性な領域を構成する。本実施形態では、圧電的に活性な領域は、Z方向から見て、一対の外部電極13,15を囲むように位置している。Z方向から見て、圧電素体11は、外部電極13と外部電極15との間に位置している領域に、圧電的に活性な領域を含んでいる。Z方向から見て、圧電素体11は、外部電極13と外部電極15とが位置している領域の外側にも、圧電的に活性な領域を含んでいる。
図1〜図5に示されるように、配線部2は、主面11a上で一対の外部電極13,15に接続された帯状の第一配線部材50と、第一配線部材50に接続された板状の第二配線部材60と、接合部材72(第二樹脂層)と、を有している。
第一配線部材50は、主面11aに直交する直交方向(Z方向)から見て、主面11aの長辺に沿って延在して、主面11aの短辺と直交している。第一配線部材50は、X方向に延在し、Y方向と直交している。第一配線部材50は、第二配線部材60と電気的かつ物理的に接続される一端部50aと、圧電素子10と電気的かつ物理的に接続されている他端部50bと、を有している。第一配線部材50は、一端部50aと他端部50bとの間に幅(Y方向の長さ)が狭くされた幅狭部50cを有している。幅狭部50cは、一端部50aと隣り合って設けられている。第一配線部材50は、幅狭部50c以外の部分において一定の幅を有している。幅狭部50cの幅は、例えば、幅狭部50c以外の部分の幅の56%以上83%以下である。
第一配線部材50の他端部50bは、接合部材70によって一対の外部電極13,15に接合されている。接合部材70は、一対の外部電極13,15と他端部50bとの間に配置され、一対の外部電極13,15と他端部50bとを接合している。接合部材70は、複数の導電性粒子(不図示)を含む樹脂層である。導電性粒子は、例えば、金属粒子、金めっき粒子である。接合部材70は、例えば熱硬化性エラストマーを含んでいる。接合部材70は、例えば、異方性導電ペースト又は異方性導電性膜が硬化することにより形成される。接合部材70は、一対の外部電極13,15と他端部50bとを電気的に接続している。Z方向から見て、接合部材70は、一対の外部電極13,15を一体的に覆っている。Z方向から見て、接合部材70は、他端部50bに設けられた後述の一対の端部53b,55b(図7参照)を一体的に覆っている。
第一配線部材50は、接合部材71によって主面11a及び主面12aに接合されている。接合部材71は、導電性粒子を含んでおらず、電気絶縁性を有する樹脂層である。接合部材71は、例えば、反応型フェノール樹脂とニトリルゴムを主成分にしたホットメルト樹脂である。接合部材71は、接合部材70に含まれる樹脂材料と同じ樹脂材料を含んでいてもよい。接合部材71は、主面11aの一方の短辺に沿って配置されている。接合部材71は、第一配線部材50の幅方向(Y方向)の全体を主面11a及び主面12aに接合している。接合部材71は、接合部材70からX方向において離間している。
第一配線部材50の一端部50aは、接合部材72によって第二配線部材60に接合されている。接合部材72は、後述の一対の導体層63,65(図4参照)と一端部50aとの間に配置され、一対の導体層63,65と一端部50aとを接合している。接合部材72は、複数の導電性粒子(不図示)を含む樹脂層である。導電性粒子は、例えば、金属粒子、金めっき粒子である。接合部材72は、例えば熱硬化性エラストマーを含んでいる。接合部材72は、例えば、異方性導電ペースト又は異方性導電性膜が硬化することにより形成される。接合部材72は、例えば、接合部材70と同じ材料で構成されている。接合部材72は、一対の導体層63,65と一端部50aとを電気的に接続している。Z方向から見て、接合部材70は、一対の導体層63,65を一体的に覆っている。Z方向から見て、接合部材70は、他端部50bに設けられた後述の一対の端部53a,55aを一体的に覆っている。
接合部材70,71,72は、厚さ方向(Z方向)からみて、いずれも長方形状を呈している。接合部材70の長手方向は、後述の一対の端部53b,55b(図7参照)の並ぶ方向(X方向)と一致している。接合部材71の長手方向は、主面11aの短辺方向(Y方向)と一致している。接合部材72の長手方向は、後述の一対の導体層63,65(図4参照)の並ぶ方向(Y方向)と一致している。接合部材70の長手方向と、接合部材71,72の長手方向とは互いに交差(直交)している。
図7は、配線部材の下面図である。図1及び図7に示されるように、第一配線部材50は、ベース51、一対の導体層53,55、カバー57、及び補強部59を有している。第一配線部材50は、可撓性を有し、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)である。
ベース51は、帯状を呈し、互いに対向している一対の主面51a,51bを有している。ベース51は、電気絶縁性を有している。ベース51は、例えば、ポリイミド樹脂等の樹脂からなる樹脂層である。ベース51の厚さは、例えば100μmである。
各導体層53,55は、ベース51の主面51a上に配置されている。各導体層53,55は、接着層(不図示)によって、主面51aに接合(接着)されている。各導体層53,55は、例えば、Cuからなる。各導体層53,55は、例えば、Cu層上にNiメッキ層及びAuメッキ層がこの順に設けられた構成であってもよい。導体層53と導体層55とは、互いに離間して配置されている。各導体層53,55の厚さは、例えば20μmである。
導体層53は、第二配線部材60に接続された端部53aと、外部電極13に接続された端部53bと、端部53aと端部53bとを接続している接続部53cと、を含んでいる。接続部53cは、第一配線部材50が延在している方向(X方向)に延在している。端部53aは、接続部53cの一端部と、第一配線部材50が延在している方向において隣り合っている。端部53bは、接続部53cの他端部と、第一配線部材50の幅方向(Y方向)において隣り合っている。
導体層55は、第二配線部材60に接続された端部55aと、外部電極15に接続された端部55bと、端部55aと端部55bとを接続している接続部55cと、を含んでいる。接続部55cは、第一配線部材50が延在している方向(X方向)に延在している。端部55aは、接続部55cの一端部と、第一配線部材50が延在している方向において隣り合っている。端部55bは、接続部55cの他端部と、第一配線部材50の幅方向(Y方向)において隣り合っている。
端部53aと端部55aとは、第一配線部材50の幅方向において互いに離間して配置されている。端部53bと端部55bとは、第一配線部材50の延在している方向において互いに離間して配置されている。接続部53cと接続部55cとは、互いに平行、かつ、第一配線部材50の幅方向において互いに離間して配置されている。
端部53bと外部電極13との間には、接合部材70が存在している。端部53bと外部電極13とは、接合部材70に含まれる導電性粒子を通じて電気的に接続されている。端部55bと外部電極15との間には、接合部材70が存在している。端部55bと外部電極15とは、接合部材70に含まれる導電性粒子を通じて電気的に接続されている。
カバー57は、主面51a上に配置されている。カバー57は、各導体層53,55と、主面51aとを覆っている。カバー57は、各導体層53,55と、主面51aのうち、各導体層53,55から露出している領域とに接着層(不図示)によって接合(接着)されている。カバー57は、例えば、ポリイミド樹脂等の樹脂からなる樹脂層である。カバー57の厚さは、例えば25μmである。導体層53の端部53a,53bと、導体層55の端部55a,55bと、主面51aにおける各端部53a,53b,55a,55bの近傍領域とは、カバー57から露出している。
補強部59は、ベース51の主面51b上に配置されている。補強部59は、接着層(不図示)によって、主面51bに接合(接着)されている。補強部59は、少なくとも幅狭部50cに設けられている。補強部59は、Z方向から見て、第一配線部材50のうち、第二配線部材60と重なる部分、及び、第二配線部材60と重ならない部分の両方にまたがって設けられている。補強部59は、例えば、ポリイミドからなる樹脂層である。補強部59の厚さは、例えば200μmである。
図8は、図5のVIII-VIII線に沿っての断面図である。図4及び図8に示されるように、第二配線部材60は、基板61と、一対の導体層63,65と、一対のレジスト層67,69と、を有している。第二配線部材60には、第二配線部材60を厚さ方向(Z方向)に貫通している複数の貫通孔60cが設けられている。貫通孔60cは、断面円形状を呈している。第二配線部材60は、第一配線部材50よりも硬く、可撓性を有していない。第二配線部材60は、例えば、プリント基板(PCB:Print Circuit Board)である。基板61は、矩形板状を呈し、電気絶縁性を有している。基板61は、互いに対向している矩形状の一対の主面61a,61bを有している。一対の主面61a,61bの長辺方向(X方向)の長さは、例えば17mmである。一対の主面61a,61bの短辺方向(Y方向)の長さは、例えば10.9mmである。基板61の厚さ(基板61のZ方向の長さ)は、例えば0.8mmである。
各導体層63,65は、主面61a上に設けられている。各導体層63,65は、例えば、Cuからなる。各導体層63,65は、例えば、Cu層上にNiメッキ層及びAuメッキ層がこの順に設けられた構成であってもよい。導体層63と導体層65とは、互いに離間して配置されている。各導体層63,65の厚さは、例えば20μmである。レジスト層67は、基板61の主面61a及び各導体層63,65を覆っている。レジスト層67の厚さは、例えば1μmである。レジスト層69は、基板61の主面61bを覆っている。レジスト層69の厚さは、例えば1μmである。
導体層63は、レジスト層67から露出した端部63aを有している。端部63aと端部53aとの間には接合部材72が存在している。端部63aは、端部53aと接合部材72により接合されている。導体層63は、接合部材72に含まれる導電性粒子を通じて端部53aと電気的に接続されている。導体層65は、レジスト層67から露出した端部65aを有している。端部65aと端部55aとの間には接合部材72が存在している。端部65aは、端部55aと接合部材72により接合されている。導体層65は、接合部材72に含まれる導電性粒子を通じて端部55aと電気的に接続されている。図示を省略するが、第二配線部材60は、基板61の下面に設けられ、各導体層63,65とスルーホール導体で接続された一対の導体層を更に有している。
図1〜図5に示されるケース3は、例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、成型樹脂等の樹脂材料からなる。ケース3は、振動部1が収容される第一収容部3a、及び配線部2が収容される第二収容部3bを有している。ケース3には、振動部1及び配線部2が配置される。
第一収容部3aは、例えば、上面(被取付部材200側の面)が開放された直方体形状の箱部材である。第一収容部3aは、底板4と、一対の側板5と、一対の側板6と、支持部7と、を有している。
底板4は、振動部材12の主面12bと対向している主面4a(第三主面)を有している。主面4aは、例えば、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。ここで、長方形状には、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。長方形状には、正方形状も含まれる。主面4aの長辺方向はX方向、主面4aの短辺方向はY方向、底板4の厚さ方向はZ方向とそれぞれ一致している。主面4aは、主面12a,12bよりも大きく、Z方向から見て、主面4aの外縁は、主面12a,12bから離間して主面12a,12bの外側に位置している。底板4の厚さ(Z方向での長さ)は、例えば、1.2mm以上1.4mm以下である。本実施形態では、主面4aは、例えば、主面12a,12bの形状と相似形状であり、一辺の長さが30mm以上33mm以下の正方形状を呈している。なお、主面4aは、各角が面取りされている形状、又は、各角が丸められている形状であるか否かの点で主面12a,12bと異なるが、相似形状は、このような場合も含むとする。つまり、各角が面取りされている形状、又は、各角が丸められている形状であるかを考慮せず、主面4aの概形と、主面12a,12bの概形とが相似形状であれば、主面4aは、主面12a,12bの形状と相似形状であるとする。
一対の側板5は、底板4のX方向の両端に配置され、X方向で互いに対向している。側板5は、厚さ方向(X方向)から見て、長方形状を呈している。一方の側板5には、一対の貫通孔5aがY方向に並んで設けられている。貫通孔5aは、長方形状を呈し、一方の側板5をX方向に貫通している。一対の貫通孔5aは、互いに同形状を呈している。振動デバイス100で発生した音は、主に貫通孔5aを通じてケース3の外部に伝わる。他方の側板5は、第二収容部3bに接続されている。他方の側板5の上端(底板4と反対側の端)には、切り欠き状の凹部5bが形成されている。
一対の側板6は、底板4のY方向の両端に配置され、Y方向で互いに対向している。側板6は、一対の側板5を互いに接続している。側板6は、厚さ方向(Y方向)から見て、長方形状を呈している。一対の側板6は、互いに同形状を呈している。
支持部7は、底板4の主面4aから突出し、振動部材12の主面12bの周縁部12cを支持している。支持部7の上面は、主面12bの周縁部12cと接合されている。支持部7は、矩形枠状を呈する凸部(突条部)である。支持部7の幅は、例えば、3mmである。支持部7は、四つの辺部7aを有し、主面12bの四辺を支持している。四つの辺部7aのうち、Y方向で互いに対向する一対の辺部7aの上面には、それぞれ長さ方向(X方向)の中央に連通部7bが設けられている。連通部7bは、辺部7aを幅方向(Y方向)に横切る切り欠き状の凹部である。連通部7bは、辺部7aの幅全体に設けられている。辺部7aの長さ方向における連通部7bの長さは、例えば、辺部7aの長さよりも短く、2.5mm以上3.5mm以下である。
主面12b及び主面4aの対向方向(Z方向)から見て、支持部7は、圧電素子10から離間している。Z方向から見て、圧電素子10は、支持部7の内側の領域のX方向及びY方向の中央に配置されている。つまり、X方向における圧電素子10の一端と支持部7の一端との間の距離は、X方向における圧電素子10の他端と支持部7の他端との間の距離と等しい。Y方向における圧電素子10の一端と支持部7の一端との間の距離は、Y方向における圧電素子10の他端と支持部7の他端との間の距離と等しい。このような圧電素子10の配置によれば、圧電素子10をバランスよく振動させることができる。
第二収容部3bは、他方の側板5に取り付けられている。第二収容部3bは、断面U字状の溝形状を有している。第二収容部3bの内部空間は、凹部5bを介して第一収容部3aの内部空間と連通している。第二収容部3bは、底板8と、一対の側板9と、を有している。底板8は、配線部2が配置された主面8a(配置面)を有している。底板8は、厚さ方向(Z方向)から見て、長方形状を呈している。一対の側板9は、底板8のY方向の両端に配置され、Y方向で互いに対向している。一対の側板9は、厚さ方向(Y方向)から見て、長方形状を呈している。
底板8は、主面8aから突出する複数(ここでは四つ)の突起部8b(固定部)を有している。各突起部8bは、第二配線部材60の対応する貫通孔60cに挿入されている。突起部8bの先端の径は、貫通孔60cの径よりも大きい。これにより、突起部8bは、第二配線部材60を主面8aに固定している。突起部8bは、図5に示されるように、Z方向から見て、接合部材72を囲むように配置されている。四つの突起部8bは、接合部材72を囲む矩形の頂点をなす位置に設けられている。突起部8bは、第一配線部材50と干渉しないように設けられている。二つの突起部8bは、第一配線部材50の一端部50aよりもX方向の先に設けられている。残り二つの突起部8bは、幅狭部50cをY方向において挟む位置に設けられている。
ケース3は、図2に示されるように、被取付部材200の被取付面200aに取りけられ、被取付面200aのとの間に振動部1が配置される音響空間Sを形成する。音響空間Sは、連通部7bを通じて互いに連通する第一空間S1及び第二空間S2を有する。第一空間S1は、被取付面200aと主面12aとの間に形成される。第二空間S2は、ケース3と主面12bとの間に形成される。第一空間S1は、例えば、第二空間S2よりも広い。
圧電素子10、振動部材12、及び音響空間Sは、可聴域(例えば、2kHz以上20kHz以下の範囲)において互いに異なる共振周波数(共振点)をそれぞれ有するように構成されている。例えば、圧電素子10及び振動部材12の共振周波数は、圧電素子10及び振動部材12の外形を小さくすると高くなり、圧電素子10及び振動部材12の外形を大きくすると低くなる。圧電素子10及び振動部材12の共振周波数は、例えば、圧電素子10及び振動部材12を構成する材料、又は、圧電素子10及び振動部材12の形状等によっても調整される。音響空間Sの共振周波数は、例えば、音響空間Sの大きさや形状等を調整することにより調整される。音響空間Sの共振周波数は、音響空間Sを画定するケース3や被取付部材200等の部材を構成する材料によっても調整される。なお、共振周波数は、音圧が共振によって最大となる周波数である。
圧電素子10は、例えば、2000Hz以上3000Hz以下の範囲に共振周波数を有するように構成されている。音響空間Sは、例えば、3000Hz以上6000Hz以下の範囲に共振周波数を有するように構成されている。振動部材12は、例えば、13000Hz以上17000Hz以下の範囲に共振周波数を有するように構成されている。圧電素子10、振動部材12、及び音響空間Sは、可聴域において互いに異なる範囲(互いに重ならない範囲)に共振周波数を有する。圧電素子10、振動部材12、及び音響空間Sの共振周波数は、少なくとも互いに500Hz以上の差を有して分散するように調整されている。圧電素子10の共振周波数と振動部材12の共振周波数との差は、例えば、10000Hz以上である。振動部材12の共振周波数と音響空間Sの共振周波数との差は、例えば、7000Hz以上である。
以上説明したように、この振動デバイス100では、一対の外部電極13,15と第一配線部材50とが樹脂層である接合部材70により接合され、第一配線部材50と第二配線部材60とが樹脂層である接合部材72により接合されている。このため、半田により接合されている場合と比べて、圧電素子10の振動が接合部分に与える影響が接合部材70及び接合部材72によって緩和される。これにより、一対の外部電極13,15と第一配線部材50との間、及び、第一配線部材50と第二配線部材60との間において、圧電素子10の振動による剥離等の接続不良が生じることが抑制される。しかも、接合部材70は、導電性粒子を含み、一対の外部電極13,15と第一配線部材50とを電気的に接続している。接合部材72は、導電性粒子を含み、第一配線部材50と第二配線部材60とを電気的に接続している。よって、一対の外部電極13,15と第一配線部材50とを電気的に接続する部材、及び、第一配線部材50と第二配線部材60とを電気的に接続する部材を更に設ける必要がない。
第二配線部材60は、第一配線部材50よりも硬い。このため、第一配線部材50の振動が第二配線部材60によって抑制される。また、第二配線部材60は、第一配線部材50のような可撓性を有していないので、例えば、コネクタ(不図示)を第二配線部材60に配置し易い。コネクタを第二配線部材60に配置した場合、コネクタの抜き差しにより配線部2に加わる応力を第二配線部材60で受けることができる。第二配線部材60によって、強度の低い第一配線部材50に応力が加わることが抑制されるので、第一配線部材50の損傷が抑制される。
接合部材70の長手方向(X方向)と接合部材72の長手方向(Y方向)とは、互いに交差している。このため、圧電素子10の振動が第一配線部材50から第二配線部材60に伝わることが抑制される。
ケース3は、第二配線部材60が配置された主面8aと、第二配線部材60を主面8aに固定している四つの突起部8bと、を有する。四つの突起部8bは、接合部材72を囲むように配置されている。このため、第一配線部材50と第二配線部材60との間において、圧電素子10の振動による剥離等の接続不良が生じることが更に抑制される。また、突起部8bは、第一配線部材50と第二配線部材60との接合部よりも突出している。このため、外部衝撃から第一配線部材50と第二配線部材60との接合部を保護することができる。更に、四つの突起部8bによれば、第二配線部材60が主面8aに対してX方向及びY方向にずれることが抑制される。また、第二配線部材60が主面8aに対してZ方向を回転軸として回転するようにずれることも抑制される。このような第二配線部材60のずれを防ぐには、突起部8bは二つ以上であればよい。突起部8bが二つの場合、二つの突起部8bは、接合部材72を囲む矩形の対角をなす位置に設けられればよい。
第一配線部材50は、圧電素子10と接続された他端部50bと第二配線部材60と接続された一端部50aとの間に幅が狭くされた幅狭部50cを有している。このため、圧電素子10の振動の伝達が幅狭部50cによって抑制される。
第一配線部材50は、幅狭部50cに設けられた補強部59を更に有している。この場合、幅狭部50cに応力が加わったときでも、幅狭部50cが損傷することが抑制される。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
第二配線部材60は、突起部8bではなく、接着又はボルト等により主面8aに固定されていてもよい。第一配線部材50は、幅狭部50cを有していなくてもよい。この場合、第一配線部材50の構成を簡単にすることができる。第一配線部材50は、補強部59を有していなくてもよい。この場合、第一配線部材50の構成を簡単にすることができる。
3…ケース、8a…主面(配置面)、8b…突起部(固定部)、10…圧電素子、11…圧電素体、11a…主面、13,15…外部電極、50…第一配線部材、50c…幅狭部、59…補強部、60…第二配線部材、70…接合部材(第一樹脂層)、72…接合部材(第二樹脂層)、100…振動デバイス。

Claims (6)

  1. 主面を有する圧電素体と、前記主面上に配置された一対の外部電極と、を有する圧電素子と、
    前記主面上で前記一対の外部電極に接続された帯状の第一配線部材と、
    前記第一配線部材に接続された板状の第二配線部材と、
    前記一対の外部電極と前記第一配線部材との間に配置され、前記一対の外部電極と前記第一配線部材とを接合している第一樹脂層と、
    前記第一配線部材と前記第二配線部材との間に配置され、前記第一配線部材と前記第二配線部材とを接合している第二樹脂層と、を備え、
    前記第一樹脂層は、導電性粒子を含み、前記一対の外部電極と前記第一配線部材とを電気的に接続しており、
    前記第二樹脂層は、導電性粒子を含み、前記第一配線部材と前記第二配線部材とを電気的に接続している、振動デバイス。
  2. 前記第二配線部材は、前記第一配線部材よりも硬い、請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記第一樹脂層の長手方向と前記第二樹脂層の長手方向とは、互いに交差している、請求項1又は2に記載の振動デバイス。
  4. 前記圧電素子、前記第一配線部材及び前記第二配線部材が配置されたケースを更に備え、
    前記ケースは、
    前記第二配線部材が配置された配置面と、
    前記第二配線部材を前記配置面に固定している四つの固定部と、を有し、
    前記四つの固定部は、前記第二樹脂層を囲むように配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  5. 前記第一配線部材は、前記圧電素子と接続された部分と前記第二配線部材と接続された部分との間に幅が狭くされた幅狭部を有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  6. 前記第一配線部材は、前記幅狭部に設けられた補強部を更に有している、請求項5に記載の振動デバイス。

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