JP2021040213A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電位を0Vにした場合でも内部回路を保護できるトレラントバッファを備えた半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置において、保護電位生成回路100は、パッド4に印加された電位padvを分圧した分圧電位と電源電位Vddとのうち大きいほうを保護電位protectvとして生成する。内部ロジック回路2A,2Bおよび出力バッファ10を保護する第1の保護回路200ならびに入力バッファ20を保護する第2の保護回路300は、この保護電位protectvで動作する。【選択図】図3

Description

本開示は、半導体装置に関し、たとえば、耐高電位の入力保護回路(いわゆる、入力トレラント機能)を備えた半導体装置に関する。
半導体集積回路に使用されるトランジスタは、年々微細化が進んでいる。このため、IF(Interface)用途のトランジスタでも、その耐圧性能がIFで用いられる電位を下回る製造プロセスも増えてきている。この一因は、製造プロセスの進化に対して、IFの規格自体は大きく刷新されないことにある。
トレラントバッファは、このような場合において、半導体集積回路の電源電位よりも大きな振幅を有する信号の入力を可能にするバッファ回路である。たとえば、米国特許第6150843号明細書(特許文献1)は、トレラントなI/O(Input and Output)バッファの一例を開示する。
米国特許第6150843号明細書
上記の特許文献1に示されるような従来のトレラントバッファの動作は、半導体集積回路を駆動するための電源が活きていることが前提になっている。このため、省電力の要請から、半導体集積回路の電源を落としてしまうとトレラント機能が動作しないという問題が生じる。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施形態の半導体装置において、トレラントバッファは、外部接続用のパッドに印加された電位を分圧した分圧電位と電源電位とのうち大きいほうの電位によって動作する。
上記の実施形態によれば、トレラントバッファは、電源電位を0Vにした場合でも内部回路を保護できる。
LSIの構成を模式的に示す平面図である。 外部からの入力電位がIC(Integrated Circuit)を駆動するための電源電位よりも高くなる例を説明する図である。 図1のトレラントバッファの概略構成を示すブロック図である。 図3のトレラントバッファの詳細な構成の一例を示す回路図である。 保護電位生成回路のシミュレーション結果を示す図である。 パッドに高電位が印加されているときの、PMOSトランジスタP200_2の動作を説明するための図である。 中間電位midが電源電位Vddよりも大きい場合において、各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。 電源電位Vddが中間電位midよりも大きい場合において、各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。 第2の実施形態のトレラントバッファにおいて、保護電位生成回路の構成例を示す回路図である。 第3の実施形態のトレラントバッファにおいて、保護電位生成回路の構成例を示す回路図である。 電源電位Vddが0Vの場合において、パッド電位padvに応じた各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。 図11に示す条件の場合において、回路C100_1の各ノードの電位のシミュレーション結果を示す図である。 電源電位Vddが3.3Vの場合において、保護電位protectvに応じた各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。 図13に示す条件の場合において、回路C100_1の各ノードの電位のシミュレーション結果を示す図である。 保護電位protectvに応じた貫通電流の大きさを示すである。 第4の実施形態によるトレラントバッファの構成を示す回路図である。 通常動作時における出力バッファの電流駆動能力を示す図である。
以下、各実施形態について図面を参照して詳しく説明する。以下では、Nチャネルのトランジスタの例としてNMOS(Negative-Channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを例に挙げる。また、Pチャネルのトランジスタの例としてPMOS(Positive-Channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを例に挙げる。しかし、トランジスタの構造はMOS構造に限定されるものでないし、FET(Field Effect Transistor)に限定されるものでもない。したがって、本開示ではより一般的に、NチャネルFETなどを総称してN型トランジスタと称し、PチャネルFETなどを総称してP型トランジスタと称する場合がある。また、N型およびP型のいずれかに限定しない場合には、単にトランジスタと称する。
なお、以下の説明において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない場合がある。
<第1の実施形態>
[半導体装置の全体構成]
図1は、LSIの構成を模式的に示す平面図である。図1を参照して、LSI(Large Scale Integration)1は、基板6の主面上に配置された内部ロジック回路2と、主面上でその周縁部に配置された複数のパッド4とを含む。
LSI1は、さらに、内部ロジック領域2と複数のパッド4との間に配置されたインタフェース領域3を含む。インタフェース領域3は、外部からパッド4に入力された信号を内部ロジック領域2に伝達したり、内部ロジック領域2からの信号を、パッド4を介して外部に出力したりするためのバッファ回路を含む。
トレラントバッファ5は、バッファ回路に内部保護回路を付加したものである。これにより、対応するパッド4Aに電源電位よりも高い電位が印加された場合でも、バッファ回路および内部ロジック領域2を保護できる。特に、本実施形態のトレラント回路5は、LSI1を駆動するための電源電位が供給されていない場合でも、インタフェース領域3のバッファ回路および内部ロジック領域2を保護可能に構成されている。
[トレラントバッファが必要となる例]
図2は、外部からの入力電位がIC(Integrated Circuit)を駆動するための電源電位よりも高くなる例を説明する図である。以下、図2を参照して、トレラントバッファ5が必要になる場合を具体的に説明する。
図2(A)を参照して、3.3Vの電源を備えたボード500(以下、3.3Vボード500と称する)上には、IC501が実装される。IC501は、3.3Vの電源電位で動作する。一方、5Vの電源を備えたボード530(以下、5Vボード530と称する)には、IC531が実装される。IC531は、5Vの電源電位で動作する。電源電位の異なるこれらのIC501およびIC503とは、信号線540を介して相互に接続されている。
上記の構成の場合、電源電位の低いほうのIC501には、トレラントバッファ505を設ける必要がある。なぜなら、IC531から出力された信号のハイレベル電位は5Vになり、電源電位3.3VのIC501の耐圧を超えるからである。
図2(B)を参照して、3.3Vボード500上に実装されたIC501には、PCI(Peripheral Component Interconnect)規格の信号線540が接続されている。PCI規格の信号線540の電位レベルは、規格によって5Vに定められているので、電源電位3.3VのIC501の耐圧を超える。このため、IC501には、トレラントバッファ505を設ける必要がある。
[トレラントバッファの概略構成]
図3は、図1のトレラントバッファの概略構成を示すブロック図である。図3を参照して、トレラントバッファ5は、出力バッファ10と、入力バッファ20と、保護電位生成回路100と、保護回路200,300とを含む。
出力バッファ10は、出力動作時に、内部ロジック回路2Bからの出力信号に基づいて、対応するパッド4に接続された外部回路(不図示)を駆動する。出力バッファ10は、電流駆動能力を向上するために設けられている。
入力バッファ20は、入力動作時に、外部からパッド4に入力された信号に基づいて、対応する内部ロジック回路2Aを駆動する。入力バッファ20は、入力信号を整形するともに、電流駆動能力を向上させるために設けられている。
保護電位生成回路100は、パッド4に入力された電位padvを分圧した中間電位midと、電源電位Vddとを比較する。保護電位生成回路100は、中間電位midと電源電位Vddとのうち大きい方を保護電位protectvとして出力する。なお、本開示において、パッド4に入力された電位をパッド電位padvと称し、中間電位midを分圧電位とも称する。
保護回路200は、パッド4に高電位が印加された場合に(すなわち、パッド電位padvが保護電位protectvよりも大きい場合に)、出力バッファ10および内部ロジック回路2Bを保護する。保護回路200は、動作電源として保護電位protectvを用いる。したがって、保護回路200は、電源電位Vddが0Vであっても動作可能である。
保護回路300は、パッド4に高電位が印加された場合に(すなわち、パッド電位padvが保護電位protectvよりも大きい場合に)、入力バッファ20を保護する。保護回路300は、動作電源として保護電位protectvを用いる。したがって、保護回路300は、電源電位Vddが0Vであっても動作可能である。
[トレラントバッファの詳細な構成]
図4は、図3のトレラントバッファの詳細な構成の一例を示す回路図である。図4において、トレラントバッファ5に供給される電源電位をVddと記載し、接地電位をGndと記載する。また、電源電位Vddが与えられるノードをVddノードと称し、接地電位Gndが与えられるノードをGndノードと称する。図4の内部ロジック回路2A,2B,2Cの各々は、図1の内部ロジック領域2に対応する。
前述のように、パッド4に入力されるパッド電位padvは、電源電位Vddよりも大きい場合がある。さらに、トレラントバッファ5を構成する各トランジスタの動作可能範囲は、パッド4に入力される電位padvの最大値に比べて小さい。このため、バッファ回路5がトレラント機能を有していない場合には、次の問題が生じる。第1に、PMOSトランジスタの寄生ダイオードを介して、パッド4からVddノードに異常電流が流れるという問題が生じる。第2に、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧以上の電圧が印加されるために、ゲート酸化膜の信頼性に問題が生じる。
以下に詳しく説明するように、本実施形態のトレラントバッファ5は、電源電位Vddが0[V]の場合であっても上記の問題が生じないように構成される。以下、図4を参照して、トレラントバッファ5を構成する各機能ブロックの構成および動作を詳細に説明する。
(保護電位生成回路の構成および動作)
保護電位生成回路100は、入力ノードIN1、出力ノードOUT1、回路C100_1、および回路C100_2を含む。
入力ノードIN1は、対応するパッド4と接続される。保護電位生成回路100には、入力ノードIN1を介してパッド電位padvが入力される。また、保護電位生成回路100は、生成した保護電位protectvを出力ノードOUT1から出力する。以下の説明において、出力ノードOUT1をprotectvノードとも称する。
回路C100_1は、パッド電位padvを分圧することによって中間電位midを生成する。中間電位midは、接地電位Gnd(0V)以上、かつパッド電位padv以下の電位である。すなわち、中間電位midは、
padv≧mid≧Gnd …(1)
を常に満たす。上式(1)で等号はpadv=Gnd=0Vの場合に成立する。
パッド電位padvが最大電位であったとしても、各トランジスタの各電極の電位が動作可能範囲に収まり、各トランジスタの電極間の電位が定格内に収まるように、中間電位midが設定される。たとえば、各トランジスタの動作可能範囲を4.0Vとし、パッド電位padvの最大値を5.5Vとし、回路C100_1の分圧比を0.5とする。この場合、中間電位midは、5.5V×0.5=2.75Vとなるので、トランジスタの動作可能範囲に収まっている。
図4の回路C100_1は、一例として、入力ノードIN1とGndノードとの間に互いに直列に接続された抵抗素子R100_1,R100_2を含む。抵抗素子R100_1と抵抗素子R100_2との接続ノードから中間電位midが出力される。以下の説明では、抵抗素子R100_1と抵抗素子R100_2との接続ノード、すなわち、中間電位midを有するノードを、midノードまたは分圧ノードと称する。パッド4とGndノードとの間を流れる電流を削減するために、抵抗素子R100_1,R100_2の抵抗値は100kΩ以上であることが望ましい。
回路C100_2には、電源電位Vddと回路C100_1からの中間電位midとが入力される。中間電位midは、回路C100_2の動作可能範囲に収まっている。回路C100_2は、電源電位Vddと中間電位midとのうち、大きい方の電位を保護電位protectvとして出力する。回路C100_2は、一例としてPMOSトランジスタP100_1,P100_2を含む。
PMOSトランジスタP100_1のソースはmidノードに接続され、ゲートはVddノードに接続され、ドレインおよびバックゲートは出力ノードOUT1に接続される。PMOSトランジスタP100_2のソースはVddノードに接続され、ゲートはmidノードに接続され、ドレインおよびバックゲートは出力ノードOUT1に接続される。
まず、中間電位midが電源電位Vddよりも大きい場合(mid>Vdd)について説明する。この場合、PMOSトランジスタP100_1のソース電位がゲート電位よりも大きく、PMOSトランジスタP100_2のゲート電位がソース電位よりも大きい。したがって、PMOSトランジスタP100_1が導通し、PMOSトランジスタP100_2は遮断される。この結果、保護電位protectvとして中間電位midが出力ノードOUT1から出力される。
一方、電源電位Vddが中間電位midよりも大きい場合(Vdd>mid)について説明する。この場合、PMOSトランジスタP100_1のゲート電位がソース電位よりも大きく、PMOSトランジスタP100_2のソース電位がゲート電位よりも大きい。したがって、PMOSトランジスタP100_1は遮断され、PMOSトランジスタP100_2は導通する。この結果、保護電位protectvとして電源電位Vddが出力ノードOUT1から出力される。
図5は、保護電位生成回路のシミュレーション結果を示す図である。図5は、上から順にパッド電位padv、電源電位Vdd、中間電位mid、および保護電位protectvの時間変化を示す。図5に示すグラフの横軸は時間軸であり、その単位は任意単位(a.u.:arbitrary unit)である。
パッド電位padvは、0[V]から5.5[V]の範囲で変化する。電源電位Vddは、0[V]から3.3[V]の範囲で変化する。回路C100_1の分圧比を0.5とすると、中間電位midはパッド電位padvの1/2に等しい。
図5において、時刻t1から時刻t3までと時刻t4以降では、中間電位midが電源電位Vddよりも大きいので、保護電位protectvは中間電位midに追従する。すなわち、protectv=midである。注目すべき点は、時刻t1から時刻t2の間では、電源電位Vddは0[V]であるが、保護電位生成回路100によって生成される保護電位protectvは0[V]よりも大きいという点である。
一方、時刻t3から時刻t4までの間では、電源電位Vddのほうが中間電位midよりも大きいので、保護電位protectvは電源電位Vddに追従する。すなわち、protectv=Vddである。
(入力バッファの構成)
図4を参照して、入力バッファ20は、一例として入力ノードIN11と、出力ノードOUT6と、縦続接続された2個のインバータとを含む。入力バッファ20の入力ノードIN11には、パッド4および保護回路300を介して入力信号padinvが入力される。入力バッファ20の出力ノードOUT6から内部ロジック回路2Aに、入力信号padinvに基づく信号outvが出力される。
より詳細には、入力バッファ20は、前段のインバータとしてPMOSトランジスタP20_1とNMOSトランジスタN20_1とを含む。さらに、入力バッファ20は、後段のインバータとしてPMOSトランジスタP20_2とNMOSトランジスタN20_2とを含む。以下、これらの接続関係について説明する。
PMOSトランジスタP20_1,P20_2の各ソースはVddノードに接続される。PMOSトランジスタP20_1のゲートおよびNMOSトランジスタN20_1のゲートは入力ノードIN11に接続される。NMOSトランジスタN20_1,N20_2の各ソースはGndノードに接続される。PMOSトランジスタP20_1のドレインおよびNMOSトランジスタN20_1のドレインは、PMOSトランジスタP20_2のゲートおよびNMOSトランジスタN20_2のゲートに接続される。図4において、これらの共通ノードは中間ノードMND2として示されている。PMOSトランジスタP20_2のドレインおよびNMOSトランジスタN20_2のドレインは、出力ノードOUT6に接続される。
(入力バッファ用の保護回路の構成および動作)
外部からパッド4に入力されたロジック信号は、保護回路300および入力バッファ20を順に介して内部ロジック回路2Aに入力される。保護回路300は、パッド4に高電位が印加された場合でも、入力バッファ20を構成する各トランジスタのゲート・ソース間の電圧を定格内に納めるための保護回路である。
保護回路300は、一例として、入力ノードIN9,IN10と、出力ノードOUT5と、NMOSトランジスタN300_1とを含む。NMOSトランジスタN300_1のソースは、入力ノードIN9を介してパッド4に接続される。NMOSトランジスタN300_1のゲートには、入力ノードIN10を介して保護電位protectvが入力される。NMOSトランジスタN300_1のドレインおよびバックゲートは、出力ノードOUT5を介して入力バッファ20の入力ノードIN11と接続される。
なお、バックゲート・ソース間およびバックゲート・ドレイン間の許容電圧は、一般的に他の電極間の許容電圧よりも大きい。したがって、許容電圧の大きさによっては、NMOSトランジスタN300_1のバックゲートをGndノードに接続することが可能である。
次に、保護回路300の動作を説明する。NMOSトランジスタN300_1のゲートには、保護電位protectvが入力される。NMOSトランジスタN300_1のドレインの電位は、パッド電位padvが保護電位protectvよりも高電位であったとしても、保護電位protectv以下に制限される。正確には、NMOSトランジスタN300_1の閾値電圧をVtnとして、ドレイン電位は最大でprotectv−Vtnまでに制限される。これにより、入力バッファ20に入力される入力信号padinvのハイレベルの電位も、最大で保護電位protectv(正確には、protectv−Vtn)となる。この結果、入力バッファ20を構成する各トランジスタの電極間の電位差を全て定格内に納めることができる。
(出力バッファの構成)
出力バッファ10は、一例として入力ノードIN5〜IN8と、出力ノードOUT4と、PMOSトランジスタP10_1と、NMOSトランジスタN10_1,N10_2とを含む。以下、これらの接続関係について説明する。
PMOSトランジスタP10_1のソースおよびNMOSトランジスタN10_1のゲートは入力ノードIN5に接続される。入力ノードIN5には保護電位protectvが入力される。
PMOSトランジスタP10_1のバックゲートは、入力ノードIN6に接続される。入力ノードIN6は、保護回路200の出力ノードOUT2と接続される。図4において、入力ノードIN6および出力ノードOUT2の電位を、バックゲート電位pbgvと称する。
PMOSトランジスタP10_1のゲートは、入力ノードIN7に接続される。入力ノードIN7には、内部ロジック回路2Bから保護回路200を介してゲート制御信号pgatevが入力される。
PMOSトランジスタP10_1のドレインとNMOSトランジスタN10_1のドレインは、出力ノードOUT4に接続される。出力ノードOUT4はパッド4に接続される。
NMOSトランジスタN10_1のソースおよびバックゲートとNMOSトランジスタN10_2のドレインは、中間ノードnmidに接続される。また、NMOSトランジスタN10_1のソースはGndノードに接続される。
NMOSトランジスタN10_1のゲートは、入力ノードIN8に接続される。入力ノードIN8には、内部ロジック回路2Cからゲート制御信号ngatevが入力される。
(出力バッファ用の保護回路の構成)
通常動作時に内部ロジック回路2Bから出力された信号は、保護回路200および出力バッファ10を介してパッド4に伝播される。すなわち、保護回路200は、通常の出力動作時に、内部ロジック回路2Bから出力された信号をPMOSトランジスタP10_1のゲートに伝達する回路である。
一方、保護回路200は、パッド4に高電位が印加された場合に、内部ロジック回路2Bへの高電位の伝播を防止する。さらに、保護回路200は、パッド4に高電位が印加された場合に、PMOSトランジスタP10_1のゲート電位をパッド電位padvに追従させる。これによって、PMOSトランジスタP10_1をオフ状態にし、パッド4からVddノードに異常電流が流入するのを防止する。
保護回路200は、一例として、入力ノードIN2〜IN4と、出力ノードOUT2,OUT3と、PMOSトランジスタP200_1,P200_2とを含む。保護回路200は、さらに、インバータ210と、トランスファゲート220とを含む。図4に示すように、インバータ210は、PMOSトランジスタP200_5とNMOSトランジスタN200_2とを含む。トランスファゲート220は、PMOSトランジスタP200_3,P200_4とNMOSトランジスタN200_1とを含む。以下、これらの接続関係について説明する。
PMOSトランジスタP200_1のソース、PMOSトランジスタP200_2のゲート、PMOSトランジスタP200_5のソースおよびバックゲートは、入力ノードIN2に接続される。さらに、NMOSトランジスタN200_1のゲートが入力ノードIN2に接続される。入力ノードIN2には保護電位protectvが入力される。
PMOSトランジスタP200_1のゲート、PMOSトランジスタP200_2のソース、PMOSトランジスタP200_3のゲートは、入力ノードIN3に入力される。入力ノードIN3はパッド4に接続される。
PMOSトランジスタP200_1のドレインおよびバッグゲート、ならびにPMOSトランジスタP200_2,P200_3,P200_4のバックゲートは、出力ノードOUT2に接続される。出力ノードOUT2の電位は、前述のバックゲート電位pbgvに等しい。
PMOSトランジスタP200_2,P200_3の各ドレインならびにPMOSトランジスタP200_4のゲートおよびドレインは、出力ノードOUT3に接続される。さらに、NMOSトランジスタN200_1のドレインも、出力ノードOUT3に接続される。出力ノードOUT3から前述のゲート制御信号pgatevが出力される。
PMOSトランジスタP200_3,P200_4のソースならびにNMOSトランジスタN200_1のソースおよびバックゲートは、中間ノードMND1に接続される。中間ノードMND1は、さらに、PMOSトランジスタP200_5のドレインおよびNMOSトランジスタN200_2のドレインに接続される。中間ノードMND1の電位をprepgatevとする。NMOSトランジスタN200_2のソースおよびバックゲートは、Gndノードに接続される。
PMOSトランジスタP200_5のゲートおよびNMOSトランジスタN200_2のゲートは、入力ノードIN4に接続される。入力ノードIN4には、内部ロジック回路2Bから出力信号pinvが入力される。
(出力バッファ用の保護回路の動作)
次に、保護回路200の動作について説明する。パッド4に高電位が印加されていない通常出力動作時には、PMOSトランジスタP200_1は導通状態である。この場合、PMOSトランジスタP10_1のバックゲートには、PMOSトランジスタP200_1のチャネルを介して保護電位protectv(=pbgv)が入力される。すなわち、通常出力動作時には、PMOSトランジスタP200_1は、PMOSトランジスタP10_1のバックゲート電位pbgvの給電経路である。
パッド4に高電位が印加されている場合、PMOSトランジスタP200_1のソースには保護電位protectv(=mid)が入力され、ゲートにはパッド電位padvが入力される。したがって、padv>protectvのとき、PMOSトランジスタP200_1は非導通状態となる。これにより、PMOSトランジスタP10_1の寄生ダイオードを介して流入するパッド電位padvが、PMOSトランジスタP200_1を通ってVddノードに到達するのを防止できる。
パッド4に高電位が印加されていない通常出力動作時には、PMOSトランジスタP200_2はオフ状態である。一方、パッド4に高電位が印加されている場合、次図6に示すように、PMOSトランジスタP200_2は導通状態となって、PMOSトランジスタP10_1のゲートにパッド電位padvを供給する。
図6は、パッドに高電位が印加されているときの、PMOSトランジスタP200_2の動作を説明するための図である。なお、P型基板(P−Sub)には接地電位Gndが供給されるので、P型基板とN型ウェル(N−Well)との間は非導通である。
図6に示すように、P型ドレイン(P−Drain)にはパッド電位padvが供給され、ゲート(Gate)には保護電位protectvが入力される。パッド電位padvは保護電位protectvよりも大きい(padv>protectv)。したがって、PMOSトランジスタP200_2は導通状態となって、Pチャネル(P−channel)にはチャネル電流が流れる。これにより、P型ソース(P−Source)の電位(pgatev)は、パッド電位padvにほぼ等しくなる。この結果、出力バッファ10を構成するPMOSトランジスタP10_1のゲートには、パッド電位padvが供給される。PMOSトランジスタP10_1のソースには、保護電位protectvが供給されているので、PMOSトランジスタP10_1はオフ状態になる。
さらに、図6に示すように、P型ドレインとN型ウェルとの間の寄生ダイオードが導通状態になる。これにより、PMOSトランジスタP200_2のバックゲート(Backgate)の電位pbgvは、パッド電位padvに追従する。正確には、バックゲート電位pbgvは、padv−Vtp(ただし、Vtpは閾値電圧)に等しい。
以上のように、padv>protectvの場合、PMOSトランジスタP200_1,P200_2の各電極の電位は、パッド電位padvまたは保護電位protectvのいずれかである。したがって、PMOSトランジスタP200_1,P200_2の各々のいずれの電極間の電位差を定格内に納めることができる。
再び図4を参照して、トランスファゲート220は、パッド4に高電位が印加されていない通常出力動作時には、内部ロジック回路2Bからの入力信号を伝播するスルー回路として動作する。
一方、トランスファゲート220は、パッド4に高電位が印加されている場合には、パッド電位padvを内部ロジック回路2Bに回り込ませない保護回路として動作する。具体的にpadv>protectvの場合、PMOSトランジスタP200_3,P200_4のゲートにはパッド電位padvが供給される。したがって、PMOSトランジスタP200_3,P200_4はオフ状態になる。NMOSトランジスタN200_2のゲートには保護電位protectvが供給されるので、NMOSトランジスタN200_2はオン状態になる。ただし、NMOSトランジスタN200_2のソース電位(prepgatev)は、保護電位protectv以上には上昇しない。この結果、トランスファゲート220を構成するトランジスタの各電極の電位は、パッド電位padvまたは保護電位protectvのいずれかである。したがって、各トランジスタの電極間の電位差も定格内に納めることができる。
インバータ210を構成するPMOSトランジスタP200_5およびNMOSトランジスタN200_2の各電極に供給される最大電位は、保護電位protectvである。したがって、インバータ210を構成する各トランジスタの電極間の電位差は定格内に収まる。
また、PMOSトランジスタP200_5のバックゲートには保護電位protectvが供給されている。ここで、前述のようにNMOSトランジスタN200_1を介して、中間ノードMND1に保護電位protectvが供給されることがある。しかしながら、この場合に、PMOSトランジスタP200_5のドレイン側の寄生ダイオードは導通しない。したがって、内部電源に異常電流が供給されることはない。なお、PMOSトランジスタP200_5のバックゲートに保護電位protectvが供給されてさえすれば、インバータ210に代えて他の回路構成を用いても構わない。
(出力バッファの保護のまとめ)
以上の保護回路200に構成に基づいて、出力バッファ10の保護についてまとめる。
パッド4に高電位が印加されているとき(padv>protectv)、PMOSトランジスタP10_1のゲートには、保護回路200を介してパッド電位padvが供給される。したがって、PMOSトランジスタP10_1はオフ状態になる。
また、前述のPMOSトランジスタP200_2の場合と同様に、PMOSトランジスタP10_1のドレインにはパッド電位padvが供給される。したがって、PMOSトランジスタP10_1のバックゲートの電位(pbgv)は、ドレイン側の寄生ダイオードを介してパッド電位padv(正確には、padv−Vtp)に追従する。
NMOSトランジスタN10_1のゲートには、NMOSトランジスタN300_1の場合と同様に、保護電位protectvが供給される。したがって、NMOSトランジスタN10_1のドレインにパッド電位padvが入力されていたとしても、そのソース(中間ノードnmid)の電位は、保護電位protectvに制限される。正確には、NMOSトランジスタN10_1の閾値電圧をVtnとして、中間ノードnmidの電位は、protectv−Vtnに制限される。
したがって、PMOSトランジスタP10_1およびNMOSトランジスタN10_1の各電極の電位は、パッド電位padvまたは保護電位protectvのいずれかとなる。よって、これらのトランジスタの電極間の電位差は定格内に収めることができる。
最後に、NMOSトランジスタN10_2のドレイン(中間ノードnmid)の電位は、最大で、保護電位protectv(正確には、protectv−Vtn)である。したがって、NMOSトランジスタN10_2の電極間の電位差は全て定格内に収めることができる。
[トランジスタの電極間の電位差の具体例]
以下、具体的な数値例を挙げて、回路動作をさらに説明する。
図7は、中間電位midが電源電位Vddよりも大きい場合において、各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。
図7では、パッド電位padvを5.5Vとし、電源電位Vddを0Vとする。回路C100_1の分圧比を0.5とすると、中間電位mid(=保護電位protectv)は2.75Vである。NMOSトランジスタの閾値電圧Vtnを0.5Vとし、PMOSトランジスタの閾値電圧Vtpを0.5Vとする。各トランジスタの電極間の許容電位差を4.0Vとする。電源電位Vddが0Vであるので、内部のロジック回路からの出力を0Vとする。
図7で用いられる記号は図4の場合と同じである。電極間の電位差として、ゲート・ソース間電圧Vgs、ゲート・ドレイン間電圧Vgd、ドレイン・ソース間電圧Vdsが示されている。さらに、電極間の電位差として、ゲート・バックゲート間電圧Vgb、ドレイン・バックゲート間電圧Vdb、ソース・バックゲート間電圧Vsbが示されている。図7に示すように、これらの電極間の電位差(絶対値)は最大で3.25Vであり、許容電位差の範囲に収まっている。
図8は、電源電位Vddが中間電位midよりも大きい場合において、各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。
図8では、パッド電位padvを5.5Vとし、電源電位Vdd(=保護電位protectv)を3.3Vとする。回路C100_1の分圧比を0.5とすると、中間電位midは2.75Vである。NMOSトランジスタの閾値電圧Vtnを0.5Vとし、PMOSトランジスタの閾値電圧Vtpを0.5Vとする。各トランジスタの電極間の許容電位差を4.0Vとする。電源電位Vddが3.3Vであるので、内部のロジック回路は動作状態である。出力バッファ10の出力をハイインピーダンス(HiZ)状態であるとする。図8で用いられる記号は図7の場合と同じである。
図8に示すように、電極間の電位差(絶対値)は最大で3.3Vであり、許容電位差の範囲に収まっている。
[第1の実施形態の効果]
従来のトレラントバッファでは、トレラント機能に必要な電位をLSIの電源電位Vddによって賄っていた。このために、LSIの保護は電源の状態に依存しており、電源が遮断されている場合はトレラント機能が動作しなかった。これに対して、第1の実施形態のトレラントバッファは、保護電位生成回路100を含む。この保護電位生成回路100は、外部回路からLSIに供給される電位を利用してトレラントバッファの動作に必要な保護電位protectvを生成できる。これにより、省電力化のためにLSI用の電源を遮断した場合でも、LSIを保護できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、保護電位生成回路100のうち回路C100_1の構成が変更される。具体的に、抵抗素子を用いた分圧回路に代えて、複数のPMOSトランジスタを用いた分圧回路が提示される。以下、図面を参照して具体的に説明する。
[保護電位生成回路の構成]
図9は、第2の実施形態のトレラントバッファにおいて、保護電位生成回路の構成例を示す回路図である。第2の実施形態のトレラントバッファのうち図9に示す保護電位生成回路100以外の構成は、図4で説明した第1の実施形態の場合と同じであるので説明を繰り返さない。また、保護電位生成回路100のうち、回路C100_2の構成は、図4で説明した第1の実施形態の場合と同じであるので説明を繰り返さない。
図9の回路C100_1は、入力ノードIN1とGndノードとの間に互いに直列に接続されたPMOSトランジスタP100_3,P100_4を含む。PMOSトランジスタP100_3,P100_4の各々はダイオード接続されている。
具体的に、PMOSトランジスタP100_3のソースおよびバックゲートは入力ノードIN1に接続される。PMOSトランジスタP100_3のゲートおよびドレインはmidノードに接続される。また、PMOSトランジスタP100_4のソースおよびバックゲートはmidノードに接続される。PMOSトランジスタP100_4のゲートおよびドレインはGndノードに接続される。図4で説明したように、midノードは、PMOSトランジスタP100_1のソースおよびPMOSトランジスタP100_2のゲートに接続される。
なお、図9では、直列接続されたPMOSトランジスタが2個の例を示しているが、取り出したい中間電位midの大きさ及びPMOSトランジスタP100_1の消費電力に応じて、直列接続するPMOSトランジスタの個数を変更可能である。さらに、PMOSトランジスタに代えてNMOSトランジスタを用いることも可能であるし、他の種類の半導体素子を用いてもよい。
PMOSトランジスタP100_3,P100_4の素子特性、たとえば、L/W比などは基本的に同じであることが望ましい。PMOSトランジスタP100_3,P100_4の各々を導通状態にするのに十分なパッド電位padvが入力ノードIN1に入力されたとき、図9の回路C100_1は分圧回路として動作する。この場合、パッド電位padvは、PMOSトランジスタP100_3,P100_4によって均等に分割される。したがって、回路C100_1は、0.5の分圧比を有する分圧回路として動作する。
[効果]
抵抗素子の代わりにMOSトランジスタを用いることで、回路サイズを縮小できるという効果を奏する。
具体的に、図4の回路C100_1において、抵抗素子R100_1,R100_2の抵抗値(絶対値)によっては、入力ノードIN1とGndノードとの間の貫通電流が大きくなる。この貫通電流を最大で数μA程度のオーダーに抑制しようとすると、抵抗素子の抵抗値は数100kΩから数MΩ程度必要になる。LSIの内部にこの抵抗値を有する抵抗素子を形成する場合には、プロセスの制約によっては(たとえば、抵抗体のシート抵抗値によっては)回路面積が大きくなる。
これに対して、MOSトランジスタを用いた場合に、貫通電流を絞るにはゲート幅Wを小さくすればよいので、回路面積が肥大化することはない。この結果、回路サイズを小さくできる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、第2の実施形態の保護電位生成回路をさらに変更した例について説明する。具体的には、分圧回路C100_1を構成するPMOSトランジスタの個数が増加するとともに、回路C100_1の動作/非動作を切り替えるためのスイッチ素子が設けられる。以下、図面を参照して詳しく説明する。
[保護電位生成回路の構成]
図10は、第3の実施形態のトレラントバッファにおいて、保護電位生成回路の構成例を示す回路図である。第3の実施形態のトレラントバッファのうち図10に示す保護電位生成回路100以外の構成は、図4で説明した第1の実施形態の場合と同じであるので説明を繰り返さない。
図10を参照して、保護電位生成回路100は、入力ノードIN1,IN12と、出力ノードOUT1と、回路C100_1と、回路C100_2とを含む。ここで、入力ノードIN1および出力ノードOUT1の接続ならびに回路C100_2の構成は、図4で説明した第1の実施形態の場合と同じであるので説明を繰り返さない。
回路C100_1は、PMOSトランジスタP100_3〜P100_11と、NMOSトランジスタN100_1とを含む。以下、これらの接続関係について説明する。
まず、PMOSトランジスタP100_3〜P100_11は、この順番で、入力ノードIN1とGndノードとの間に互いに直列に接続される。すなわち、隣り合う2個のPMOSトランジスタのうち、高電位側のPMOSトランジスタのドレインと低電位側のPMOSトランジスタのソースとが相互に接続される。PMOSトランジスタP100_3〜P100_6およびP100_8〜P100_11の各々において、ゲートがドレインに接続され、バックゲートがソースに接続される。すなわち、PMOSトランジスタP100_3〜P100_6,P100_8〜P100_11の各々はダイオード接続されている。PMOSトランジスタP100_3〜P100_6,P100_8〜P100_10のゲート電位(=ドレイン電位)を、それぞれg100_3〜g100_6,g100_8〜g100_10とする。
PMOSトランジスタP100_7において、ゲートが入力ノードIN12に接続され、ドレインがmidノードに接続され、バックゲートがソースに接続される。入力ノードIN12には、内部ロジック領域2から選択信号protectselectが入力される。PMOSトランジスタP100_7は、オンおよびオフを切り替えるためのスイッチ素子として機能する。
NMOSトランジスタN100_1において、ドレインがmidノード接続され、ゲートが入力ノードIN12に接続され、ソースおよびバックゲートがGndノードに接続される。NMOSトランジスタN100_1は、オンおよびオフを切り替えるためのスイッチ素子として機能する。
[保護電位生成回路の動作]
以下、回路C100_1の動作について説明する。まず、LSIに供給される電源電位Vddが0Vの場合、すなわち電源遮断時の場合について説明する。この場合、内部ロジック領域2から入力される選択信号protectselectはローレベルである。したがって、NMOSトランジスタN100_1はオフ状態になり、PMOSトランジスタP100_7はオン状態になる。この状態において回路C100_1は、第1および第2の実施形態の場合と同様に、パッド4に与えられたパッド電位padvを分圧することによって、中間電位midを生成する。回路C100_2は、中間電位midを保護電位protectvとして出力ノードOUT1から出力する。
次に、電源電位Vddが0から徐々に立ち上がり、LSIの動作が有効になった場合について説明する。LSIの動作が有効になった段階で、内部ロジック領域2は、選択信号protectselectをローレベルからハイレベルに着替える。これによって、NMOSトランジスタN100_1がオン状態になり、PMOSトランジスタP100_7がオフ状態になる。
この結果、入力ノードIN1とGndノードとの間を流れる貫通電流を削減することができる。さらに、中間電位midがほぼ0Vになるので、保護電位protectvの供給元を明示的に電源電位Vddに切り替えることができる。
[回路動作の具体例]
以下、具体的な数値例を挙げて、図10の回路C100_1の動作をさらに説明する。
図11は、電源電位Vddが0Vの場合において、パッド電位padvに応じた各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。表中で用いられる記号は、図4、図7、図10などの場合と同じである。
図11では、パッド電位padvを5.5Vとし、電源電位Vddを0Vとする。回路C100_1の分圧比を0.5とすると、中間電位mid(=保護電位protectv)は2.75Vである。NMOSトランジスタの閾値電圧Vtnを0.5Vとし、PMOSトランジスタの閾値電圧Vtpを0.5Vとする。各トランジスタの電極間の許容電位差を4.0Vとする。電源電位Vddが0Vであるので、内部のロジック回路からの出力を0Vとする。電源電位Vdd=0VでLSIは非動作状態であるので、選択信号protectselectは0Vである。PMOSトランジスタP100_7をスイッチとみなし、そのドレイン・ソース間の電位差Vdsを0Vとする。
図11に示すように、5.5Vのパッド電位padvが、8個のPMOSトランジスタP100_3〜P100_6,P100_8〜P100_11で分圧される。したがって、これらのトランジスタの各々のドレイン・ソース間電圧Vdsは、0.69Vである。中間電位midは、5.5Vのパッド電位padvを分圧することによって得られ、2.75Vに等しい。
図11から明らかなように、各トランジスタの電極間の電位差は、許容電位差の範囲内に収まっている。
図12は、図11に示す条件の場合において、回路C100_1の各ノードの電位のシミュレーション結果を示す図である。回路C100_1の各ノードの電位は、パッド電位padvの分圧電位として決定されることがわかる。
たとえば、PMOSトランジスタP100_3のゲートおよびドレインの電位g100_3は、
g100_3=padv×7/8=5.5×7/8=4.81[V] …(2)
で求められる。他のPMOSトランジスタのゲート電位も同様に求められる。
図13は、電源電位Vddが3.3Vの場合において、保護電位protectvに応じた各トランジスタの電極間の電位差を表形式で示す図である。表中で用いられる記号は図4、図7、図10などの場合と同じである。
図13では、パッド電位padvを5.5Vとし、電源電位Vdd(=保護電位protectv)を3.3Vとする。回路C100_1の分圧比を0.5とすると、中間電位midは2.75Vである。NMOSトランジスタの閾値電圧Vtnを0.5Vとし、PMOSトランジスタの閾値電圧Vtpを0.5Vとする。各トランジスタの電極間の許容電位差を4.0Vとする。電源電位Vddが3.3Vであるので、内部のロジック回路は動作状態である。したがって、選択信号protectselectはハイレベルとなる。
図13に示すように、NMOSトランジスタN100_1はオン状態であり、PMOSトランジスタP100_7〜P100_11はオフ状態である。中間電位midは0Vになる。
一方、入力ノードIN1と入力ノードIN12との間に直列に接続されるPMOSトランジスタP100_3〜P100_6はオン状態となる。これらのトランジスタでは、1個あたり、PMOSトランジスタの閾値電圧に相当する0.5V分電圧降下する。図13に示すように、この場合に、PMOSトランジスタP100_7の電極間の電位差は許容動作電位差内に収まっている。
図14は、図13に示す条件の場合において、回路C100_1の各ノードの電位のシミュレーション結果を示す図である。
図14に示すように、PMOSトランジスタP100_3〜P100_6のゲート電位(=ドレイン電位)g100_3〜g100_6は、パッド電位padvに応じて変化する。こられの電位は、パッド電位padv(=5.5V)と選択信号protectselectの電位(3.3V)との電位差を分割することによって得られる。PMOSトランジスタP100_8〜P100_10のゲート電位(=ドレイン電位)g100_8〜g100_10は、0Vに近い値になる。
図15は、保護電位protectvに応じた貫通電流の大きさを示すである。図15では、上から順にパッド電位padv、保護電位protectv=midの場合の貫通電流、保護電位protectv=Vddの場合の貫通電流を示す。パッド電位padvは、最大で(時刻t5のとき)5.5Vである。
電源電位Vdd=0Vであり、選択信号protectselect=0Vの場合、図10の回路C100_1はパッド電位padvを分圧する分圧回路として機能する。この場合、入力ノードIN1とGndノードとの間を流れる貫通電流の大きさは、最大で269nAである。
一方、電源電位Vdd=protectselect=3.3Vの場合、保護電位protectvとして電源電位Vddが選択される。この場合、貫通電流の大きさは、最大で2.93nAとなり、Vdd=0Vの場合に比較して約100分の1に削減される。
[効果]
上記のとおり第3の実施形態によれば、内部ロジック領域2から出力される選択信号protectselectに応じて、分圧回路C100_1の動作/非動作が切り替えられる。これにより、トレラント機能を実現するための電源として電源電位Vddを明示的に選択することができる。さらに、電源電位Vddを選択した場合、分圧回路C100_1に設けられたスイッチ用のPMOSトランジスタP100_7は、オフ状態に制御される。このため、分圧回路C100_1を流れる貫通電流を抑制することができる。
<第4の実施形態>
図4に示す第1の実施形態の場合には、出力バッファ10を構成するPMOSトランジスタP10_1の電流駆動能力は、PMOSトランジスタP10_1のドレイン・ソース間電圧Vdsだけで決まらない。PMOSトランジスタP10_1のドレイン電流は、PMOSトランジスタP100_2を介して供給されるので、PMOSトランジスタP100_2のゲート・ソース間電圧Vgsの影響も受ける。したがって、パッド電位padvが変化するとそれに応じて、PMOSトランジスタP10_1の電流駆動能力も変化することになる。
上記の問題点を解消するために、第4の実施形態のトレラントバッファは、保護回路400をさらに含むとともに、出力バッファ10にPMOSトランジスタP10_2が追加される。以下、図面を参照して詳しく説明する。なお、その他のトレラントバッファの構成は、図4の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
なお、保護回路400は、出力バッファ10の動作を制御するためのものである。したがって、保護回路400は保護回路200の一部の構成と考えてもよい。
[トレラントバッファの構成]
図16は、第4の実施形態によるトレラントバッファの構成を示す回路図である。図16のトレラントバッファは、保護回路400をさらに含む点で図4のトレラントバッファと異なる。
保護回路400は、一例として入力ノードIN13,IN14と、出力ノードOUT7と、PMOSトランジスタP400_1と、NMOSトランジスタN400_1とを含む。以下、これらの接続関係について説明する。
入力ノードIN13には、内部ロジック回路2D(図1の内部ロジック領域2の一部)から選択信号protectselectが入力される。入力ノードIN14には、保護電位生成回路100から保護電位protectvが入力される。PMOSトランジスタP400_1において、ゲートは入力ノードIN13に接続され、ソースおよびバックゲートは入力ノードIN14に接続される。また、PMOSトランジスタP400_1のドレインは出力ノードOUT7に接続される。NMOSトランジスタN400_1において、ゲートは入力ノードIN13に接続され、ソースおよびバックゲートはGndノードに接続される。また、NMOSトランジスタN400_1のドレインは出力ノードOUT7に接続される。
上記の構成のPMOSトランジスタP400_1およびNMOSトランジスタN400_1はインバータとして動作する。したがって、出力ノードOUT7から出力される選択信号protectselectbは、入力ノードIN13に入力される選択信号protectselectの論理レベルを反転した信号である。
出力バッファ10は、入力ノードIN15およびPMOSトランジスタP10_2をさらに含む点で、図4の出力バッファ10と異なる。まず、これらの接続について説明する。
入力ノードIN15は、保護回路400の出力ノードOUT7と接続されることにより、選択信号protectselectbが入力される。
PMOSトランジスタP10_2について、ソースはVddノードに接続され、ゲートは入力ノードIN15に接続され、バックゲートは入力ノードIN5に接続される。また、PMOSトランジスタP10_2のドレインは、PMOSトランジスタP10_1のソースに接続される。図4の場合と異なり、PMOSトランジスタP10_1のソースは、入力ノードIN5に接続されない。
[出力バッファの動作]
次に、図16の出力バッファ10の動作を説明する。まず、電源電位Vddが0Vの場合、すなわち、LSI用の電源が遮断されている場合について説明する。この場合、内部ロジック回路2Dから出力される選択信号protectselectはローレベルになる。したがって、保護回路400は、出力ノードOUT7からハイレベルの選択信号protectselectb(保護電位protectvに等しい)を出力する。この結果、PMOSトランジスタP10_2のゲートには、保護電位protectv(>Vdd)が入力されるので、PMOSトランジスタP10_2はオフ状態となる。これにより、PMOSトランジスタP10_2のドレイン・ソース間には貫通パスが形成されない。
次に、電源電位Vddがたとえば3.3Vの通常動作について説明する。この場合、内部ロジック回路2Dは選択信号protectselectをハイレベルにする。これにより、保護回路400から出力ノードOUT7を介して出力される選択信号protectselectbはローレベル(0V)になる。したがって、PMOSトランジスタP10_2はオン状態になるので、PMOSトランジスタP10_1のソース電位は電源電位Vddに等しくなる。よって、PMOSトランジスタP10_1の電流駆動能力にパッド電位padvが影響を及ぼすことを防止できる。
図17は、通常動作時における出力バッファの電流駆動能力を示す図である。図17では上から順にパッド電位padv、中間電位mid(図4の場合)、選択信号protectselectb(図16の場合)の各電位[V]が示されている。さらに、図17では、出力バッファの駆動電流Ipadのシミュレーション波形が、図4の場合と図16の場合とを比較して示されている。図17に示すグラフの横軸は時間軸であり、その単位は任意単位(a.u.:arbitrary unit)である。
図17を参照して、時刻t6における電流駆動量を比較する。図4の場合に出力バッファ10からパッド4に供給される電流は1.54mAである。これに対して、図16の場合に出力バッファ10からパッド4に供給される電流は1.97mAである。これにより、本実施形態の場合にPMOSトランジスタP10_1の電流駆動能力が向上していることがわかる。
[効果]
上記のとおり、第1の実施形態の場合には、保護電位protectvの供給経路とPMOSトランジスタP10_1の出力電流の経路とが同じであった。このため、PMOSトランジスタP10_1の電流供給能力がパッド電位padvの影響を受けるという問題があった。
これに対して、本実施形態の出力バッファ10によれば、電流駆動用のPMOSトランジスタP10_1と直列に過電圧保護用のPMOSトランジスタP10_2が接続される。そして、PMOSトランジスタP10_1の出力電流は、VddノードからPMOSトランジスタP10_2を介して供給される。すなわち、出力バッファ10の出力電流の経路は、保護電位protectvの供給経路から分離される。これにより、出力バッファ10の電流駆動能力をより向上させることができる。
なお、上記の構成によれば、静電気放電(ESD:Electro-Static Discharge)経路と保護電位protectvの供給経路とが分離されていることになる。したがって、ESDによる破壊リスクも低減させることができる。
また、第4の実施形態は、第2および第3の実施形態の各々と組み合わせることができる。すなわち、図16の回路C100_1は、図9の回路C100_1に置き換えることができるし、図10の回路C100_1に置き換えることもできる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 LSI、2 内部ロジック領域、2A〜2D 内部ロジック回路、3 インタフェース領域、4,4A パッド、5 トレラントバッファ、10 出力バッファ、20 入力バッファ、100 保護電位生成回路、200,300,400 保護回路、210 インバータ、220 トランスファゲート、C100 分圧回路、Gnd 接地電位、IN1〜IN15 入力ノード、MND1,MND2,nmid 中間ノード、N10,N20,N100〜N400 NMOSトランジスタ、P10,P20,P100,P200,P400 PMOSトランジスタ、OUT1〜OUT7 出力ノード、R100_1,R100_2 抵抗素子。

Claims (11)

  1. パッドと、
    電源電位によって動作する内部ロジック回路と、
    出力動作時に前記内部ロジック回路からの出力信号に基づいて、前記パッドに接続された外部回路を駆動する出力バッファと、
    前記パッドに印加された電位を分圧した分圧電位と前記電源電位とのうち大きいほうを保護電位として出力する保護電位生成回路と、
    前記保護電位によって動作し、前記パッドに前記保護電位よりも大きい電位が印加された場合に、前記内部ロジック回路および前記出力バッファを保護する第1の保護回路とを備える、半導体装置。
  2. 前記保護電位生成回路は、
    前記分圧電位を生成する第1回路と、
    前記分圧電位と前記電源電位のうち大きい方を前記保護電位として、出力ノードから出力する第2回路とを含み、
    前記第2回路は、
    前記分圧電位が入力される第1の主電極、前記出力ノードに接続された第2の主電極、および前記電源電位が入力される制御電極を有する第1のP型トランジスタと、
    前記電源電位が入力される第1の主電極、前記出力ノードに接続された第2の主電極、および前記分圧電位が入力される制御電極を有する第2のP型トランジスタとを含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1回路は、前記パッドと接地電位が与えられる接地ノードとの間に直列に接続された複数の抵抗素子を含む、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1回路は、前記パッドと接地電位が与えられる接地ノードとの間に直列に接続され、各々がダイオード接続された複数のトランジスタを含む、請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1回路は、さらに、
    前記パッドと前記接地ノードとの間で前記複数のトランジスタの各々と直列に接続され、前記内部ロジック回路からの制御信号に応じてオンまたはオフに切り替わる第1のスイッチ素子と、
    前記分圧電位を出力するための分圧ノードと前記接地ノードとの間に接続され、前記制御信号に応じてオンまたはオフに切り替わる第2のスイッチ素子とを含み、
    前記第2のスイッチ素子は、前記第1のスイッチ素子がオフ状態のときにオン状態になる、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記出力バッファは、前記保護電位が入力される第1の主電極および前記パッドに接続された第2の主電極を有する第3のP型トランジスタを含み、
    前記第1の保護回路は、前記出力動作時に、前記内部ロジック回路からの前記出力信号を前記第3のP型トランジスタの制御電極に供給し、
    前記第1の保護回路は、前記パッドに前記保護電位よりも大きい電位が印加された場合に、前記パッドの電位を前記第3のP型トランジスタの前記制御電極に供給する、請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記第1の保護回路は、
    前記パッドに接続された第1の主電極、前記第3のP型トランジスタの前記制御電極に接続された第2の主電極、および前記保護電位が入力される制御電極を有する第4のP型トランジスタを含む、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記出力バッファは、
    前記電源電位が入力される第1の主電極を有する第3のP型トランジスタと、
    前記第3のP型トランジスタの第2の主電極に接続された第1の主電極および前記パッドに接続された第2の主電極を有する第4のP型トランジスタとを含み、
    前記第1の保護回路は、前記出力動作時に、前記内部ロジック回路からの前記出力信号を前記第4のP型トランジスタの制御電極に出力し、
    前記第1の保護回路は、前記保護電位で動作するインバータを含み、前記インバータは、前記内部ロジック回路からの制御信号の論理レベルを反転した信号を前記第3のP型トランジスタの制御電極に出力する、請求項1に記載の半導体装置。
  9. 入力動作時に外部から前記パッドに入力された信号に基づいて、前記内部ロジック回路を駆動する入力バッファと、
    前記保護電位によって動作し、前記パッドに前記保護電位よりも大きい電位が印加された場合に、前記入力バッファを保護する第2の保護回路とをさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記第2の保護回路は、前記パッドに接続された第1の主電極、前記入力バッファの入力ノードに接続された第2の主電極、および前記保護電位が入力される制御電極を有する第1のN型トランジスタを含む、請求項9に記載の半導体装置。
  11. パッドと、
    電源電位によって動作する内部ロジック回路と、
    入力動作時に外部から前記パッドに入力された信号に基づいて、前記内部ロジック回路を駆動する入力バッファと、
    前記パッドに印加された電位を分圧した分圧電位と前記電源電位とのうち大きいほうを保護電位として出力する保護電位生成回路と、
    前記保護電位によって動作し、前記パッドに前記保護電位よりも大きい電位が印加されたときに、前記入力バッファを保護する保護回路とを備える、半導体装置。
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