JP2021039504A - 保険料算出装置および保険料算出方法 - Google Patents

保険料算出装置および保険料算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貸出車両全体の貸出率を高める。【解決手段】サーバ10は、複数の貸出車両2の中から選択された貸出車両2を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する。サーバ10は、利用者ごとの車両貸出サービスの利用履歴情報を記憶する記憶部14と、利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける予約受付部131と、予約受付部131により利用予約が受け付けられると、記憶部14に記憶された利用履歴情報に基づいて、貸出車両2の利用に係る保険料を算出する保険料算出部132と、保険料算出部132により算出された保険料の情報を出力する情報出力部133とを備える。利用履歴情報は、複数の貸出車両2のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両2の車種の情報を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、カーシェアリング事業などに用いられる貸出車両の利用者に対する保険料を算出する保険料算出装置および保険料算出方法に関する。
近年、車両に搭載された各種センサにより検出された運転データを収集、分析し、車両のユーザの保険料を算出する自動車保険サービス、いわゆるテレマティクス保険サービスが普及している。このような保険料を算出する装置として、所有車両等の特定の車両を所定条件で運転した運転回数に応じて保険料を低くするようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2017−168040号公報
ところで、カーシェアリング事業等においては、貸出車両の料金は、一般に車両の大きさ等によって決められ、料金の安い小型車が大型車よりも好まれる傾向にある。したがって、事業者が有する貸出車両全体の貸出率を高めるような保険料を設定することが好ましい。しかしながら、上記特許文献1記載の装置のように、単に運転回数に応じて保険料を設定したのでは、貸出車両全体の貸出率を高めることは難しい。
本発明の一態様は、複数の貸出車両の中から選択された貸出車両を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する保険料算出装置であって、利用者ごとの車両貸出サービスの利用履歴情報を記憶する記憶部と、利用者からの貸出車両の利用予約を受け付ける予約受付部と、予約受付部により利用予約が受け付けられると、記憶部に記憶された利用履歴情報に基づいて、貸出車両の利用に係る保険料を算出する保険料算出部と、保険料算出部により算出された保険料の情報を出力する情報出力部と、を備える。利用履歴情報は、複数の貸出車両のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両の車種の情報を含む。
本発明の別の態様は、複数の貸出車両の中から選択された貸出車両を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する保険料算出方法であって、コンピュータによりそれぞれ実行される、利用者からの貸出車両の利用予約を受け付ける予約受付ステップと、予約受付ステップで利用予約が受け付けられると、記憶部に記憶された利用者ごとの車両貸出サービスの利用履歴情報に基づいて、貸出車両の利用に係る保険料を算出する保険料算出ステップと、保険料算出ステップで算出された保険料の情報を出力する情報出力ステップと、を含む。利用履歴情報は、複数の貸出車両のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両の車種の情報を含む。
本発明によれば、貸出車両全体の貸出率を高めることができる。
貸出車両の利用者に対する保険料について説明するための図。 本発明の実施形態に係る保険料算出装置が用いる保険料の割引率について説明するための図。 本発明の実施形態に係る保険料算出装置を有する保険料算出システムの全体構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る保険料算出装置による処理の一例を示すフローチャート。
以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る保険料算出装置は、例えばカーシェアリング事業やレンタカー事業等を行う事業体が、利用者に対し、貸出車両の保険料を提示できるように構成される。
本実施形態に係る保険料算出装置は、予め登録したICカード等を用いて無人での車両の貸出が行われるカーシェアリング事業、店員と対面して車両の貸出が行われるレンタカー事業のいずれにも適用可能である。以下では、カーシェアリング事業に適用する例を説明する。
貸出車両の利用者に対する保険料は、その利用者が貸出車両を損傷させる可能性や貸出車両の車両価格に応じて利用者ごと、かつ車種ごとに設定され、利用予約のときに利用者に提示される。すなわち、車種ごとに予め定められた保険料の基本額が、利用者の情報に基づいて割り引かれて設定される。例えば、利用者ごとの貸出車両の利用回数に応じて割り引かれる。
図1は、貸出車両の利用者に対する保険料について説明するための図であり、一例として、4回目に貸出車両を利用するときの保険料について説明する。図1に示すように、貸出車両を利用するときの保険料は、過去に貸出車両を利用した回数に応じて割り引かれる。すなわち、初めて貸出車両を利用するときの保険料は、その貸出車両の車種ごとに予め定められた基本額I1に設定され、2〜4回目に貸出車両を利用するときの保険料は、それまでの利用回数1〜3回に応じて割り引かれる。このような料金体系により、利用者が貸出車両を利用するときの動機付けが高められる。
ところで、貸出車両には様々な車種が含まれるが、大型車やスポーツカー等、運転するときの難易度が高い車種や利用料金が高い車種の貸出率は、小型車等の難易度が低い車種や利用料金が安い車種の貸出率に比較して低い傾向がある。そこで、本実施形態では、過去に利用した貸出車両の車種に応じて保険料を割り引くことで、貸出車両全体の貸出率を向上するよう、以下のように保険料算出装置を構成する。
図2は、本発明の実施形態に係る保険料算出装置が用いる保険料の割引率について説明するための図であり、車種A〜Cを利用した場合に適用される次回利用時の保険料の割引率の一例を示す。
車種Aは、コンパクトカー等の小型車であり、車種Aを運転するときの難易度は、「通常」に設定される。車種Bは、SUVやセダン等の大型車であり、車種Bを運転するときの難易度は、「高」に設定される。車種Cは、スポーツカー等であり、車種Cを運転するときの難易度は、「高」に設定される。このように、各車種を運転するときの難易度は、車幅、車長、車高等の車両寸法やエンジン排気量等の車格等に応じて設定される。
このような場合、車種B,Cを利用した場合に適用される次回利用時の保険料の割引率Rb,Rcは、車種Aを利用した場合に適用される次回利用時の保険料の割引率Raよりも高く設定される。すなわち、運転するときの難易度が高い車種B,Cを利用した場合は、通常の難易度の車種Aを利用した場合よりも、次回利用時の保険料の割引率が高くなる。
例えば、1〜3回目に毎回、車種Aを利用した場合は、図1に破線で示すように、貸出車両の保険料が基本額I1から毎回、一定の割引率Raで割り引かれる。より具体的には、2回目の保険料I2は、I2=I1×Ra、3回目の保険料I3は、I3=I2×Ra(=I1×Ra^2)、4回目の保険料I4は、I4=I3×Ra(=I1×Ra^3)に設定される。
一方、1回目に車種A、2回目に車種B、3回目に車種Cを利用した場合は、図1に実線で示すように、貸出車両の保険料が基本額I1に対し、過去に利用した車種A〜Cに応じた割引率Ra〜Rcで割り引かれる。より具体的には、2回目の保険料I2は、I2=I1×Ra、3回目の保険料I3は、I3=I2×Rb(=I1×Ra×Rb)、4回目の保険料I4は、I4=I3×Rc(=I1×Ra×Rb×Rc)に設定される。
このような料金体系により、利用者が難易度の高い車種を利用するときの動機付けが高められ、これにより難易度の高い車種の貸出率が向上し、結果として貸出車両全体の貸出率が向上する。
図3は、本発明の実施形態に係る保険料算出装置の機能を担うサーバ10を有する保険料算出システム100の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、保険料算出システム100は、カーシェアリングサービスを行う事業体が有するサーバ10と、カーシェアリングサービスを行う事業体が保有する貸出車両2に設けられた車載装置20と、貸出車両2を利用する利用者が有する利用者端末30とを有する。
サーバ10と車載装置20と利用者端末30とは、無線通信網、インターネット網、電話回線網などの通信ネットワーク4に接続される。図3には、便宜上、車載装置20と利用者端末30とがそれぞれ1つずつ示されるが、複数の貸出車両2のそれぞれの車載装置20、複数の利用者のそれぞれの利用者端末30を含んで保険料算出システム100が構成されてもよい。また、図3では、単一のサーバ10が示されるが、図3のサーバ10に示す機能を複数のサーバ装置に分散させてもよい。
図3に示すように、車載装置20は、通信ネットワーク4を介してサーバ10と無線通信可能に構成された通信部21と、入出力部22と、演算部23と、記憶部24とを有する。車載装置20には、貸出車両2に搭載されたGPSセンサや加速度センサ等のセンサ群25が接続される。
センサ群25のGPSセンサは、GPS衛星から信号を受信して貸出車両2の現在位置を測定する。GPSセンサにより検出された位置情報に基づいて、貸出車両2の移動速度を算出することができる。センサ群25の加速度センサは、6軸加速度センサ等により構成され、貸出車両2に働く加速度の大きさを検出する。加速度センサにより検出された加速度の大きさに基づいて、貸出車両2の急停止や急発進の有無等を判定することができる。センサ群25からの信号は、貸出車両2を識別する車両IDとともに、通信部21を介して所定時間毎にサーバ10に送信される。
入出力部22は、カードリーダ221を含む。カードリーダ221は、貸出車両2の利用者が有する認証カードから利用者情報を読み取る。認証カードには、例えば集積回路(IC)が組み込まれて利用者の個人情報が格納された運転免許証(ICカード免許証)が用いられる。カードリーダ221は、車両外部から近づけられた認証カードを認識可能なように、貸出車両2の所定部位(例えばリアウインドの下方)に設けられる。
演算部23はCPUを有し、カードリーダ221を介して入力された信号、センサ群25により検出された信号、通信部21を介して車載装置20の外部から受信した信号、および記憶部24に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、車載装置20の各部に制御信号を出力する。
演算部23は、さらに通信部21に制御信号を出力し、車載装置20とサーバ10との間の信号の送受信を制御する。例えば、演算部23は、貸出車両2の貸出時および返却時に、利用者がカードリーダ221に認証カードを近づけたとき、カードリーダ221を介して読み取った利用者情報を、貸出車両2を識別する車両IDとともに、通信部21を介してサーバ10に送信する。利用者情報には、利用者を識別する利用者IDが含まれる。
記憶部24は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部24には、演算部23が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。例えば、カードリーダ221を介して読み取った利用者情報やセンサ群25による検出データが一時的に記憶される。記憶された利用者情報や検出データは、演算部23での処理により、通信部21を介してサーバ10に送信される。
利用者端末30は、利用者により操作されるパーソナルコンピュータや、スマートフォン等により構成される。利用者端末30は、通信部31と、入出力部32と、演算部33と、記憶部34とを有する。
通信部31は、通信ネットワーク4を介してサーバ10と無線通信可能に構成される。通信部31は、利用者を識別する利用者IDとともに、貸出車両2の利用予約やキャンセル等を指令する信号をサーバ10に送信する。
入出力部32は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。利用者は、入出力部32を介して利用者情報および予約情報を入力する。利用者情報には、利用者の住所、氏名、連絡先、免許証番号、決済に必要な情報(例えばクレジットカード番号)等が含まれる。利用者は、利用者情報を入力して会員登録した後に、貸出車両2の利用が可能となる。
貸出車両2の利用予約時には、車種や利用日時等を指定する予約情報が利用者により入力される。このときサーバ10は、指定された車種の保険料を含む各種情報を利用者端末30に送信する。サーバ10から送信された各種情報は、モニタ等の入出力部32に表示される。表示された内容を利用者が承諾すると、車両予約が確定する。
演算部33はCPUを有し、入出力部32を介して入力された信号、通信部31を介して利用者端末30の外部から受信した信号、および記憶部34に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、利用者端末30の各部に制御信号を出力する。演算部33での処理により、利用者はモニタ等の入出力部32を介して利用者情報や予約情報の確認や変更、承諾を行うことができる。
記憶部34は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部34には、演算部33が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。
図3に示すように、サーバ10は、例えばカーシェアリングサービスを行う事業体に設けられる。クラウド上で仮想サーバ機能を利用して、サーバ10を構成することもできる。サーバ10は、通信部11と、入出力部12と、演算部13と、記憶部14とを有する。
通信部11は、通信ネットワーク4を介して車載装置20および利用者端末30とそれぞれ無線通信可能に構成される。入出力部12は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。演算部13はCPUを有し、入出力部12を介して入力された信号、通信部11を介してサーバ10の外部から受信した信号、および記憶部14に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、サーバ10の各部に制御信号を出力する。
記憶部14は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部14には、演算部13が実行する各種プログラムの他、貸出車両2の車種ごとに予め設定された保険料の基本額、運転するときの難易度および保険料の割引率等の各種データが記憶される。さらに記憶部14には、貸出車両2の車載装置20から送信されたセンサ群25による検出データを含む利用履歴情報が、利用者IDに関連付けて利用者ごとに記憶される。利用履歴情報には、利用者端末30から送信された利用者情報および予約情報も含まれる。
演算部13は、プロセッサが担う機能的構成、特に貸出車両2の利用者に対する保険料の提示に関する構成として、予約受付部131と、保険料算出部132と、情報出力部133とを有する。
予約受付部131は、利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける。すなわち、利用者端末30から送信された、車種や利用日時等を指定する予約情報に基づいて、各利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける。
保険料算出部132は、予約受付部131により利用予約が受け付けられると、記憶部14に記憶された利用者ごとの利用履歴情報に基づいて、予約情報で指定された車種の貸出車両2の利用に係る保険料を算出する。すなわち、今回の利用予約で指定された車種の保険料の基本額を、過去に利用した貸出車両2の車種および利用回数に応じて割り引いて、今回の保険料を算出する。
さらに保険料算出部132は、利用者が過去に貸出車両2を利用したときのセンサ群25による検出データに基づいて速度超過や急停止、急発進等の有無を判定し、利用者の安全運転の程度を評価するとともに、算出された保険料を補正する。例えば、速度超過や急停止、急発進等の頻度が所定値を超える場合は、適宜な補正係数を乗じて保険料を割り増すように補正する。
情報出力部133は、保険料算出部132により算出された保険料の情報を利用者端末30に送信する。情報出力部133は、保険料の情報に加え、利用者の安全運転の程度の評価結果や過去に利用した貸出車両2の車種および利用回数、今回適用される割引率、次回適用される割引率等の情報も送信する。利用者端末30に送信された保険料の情報等は、モニタ等の入出力部32に表示され、これにより、今回、貸出車両2を利用するときの保険料が利用者に提示される。
図4は、予め記憶されたプログラムに従いサーバ10の演算部13で実行される処理の一例、特に貸出車両2の利用者に対する保険料の提示に係る処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば利用者端末30から予約情報が送信されると開始される。
まずステップS1で、予約受付部131での処理により、利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける。次いでステップS2で、保険料算出部132での処理により、ステップS1で利用予約を受け付けた利用者が過去に貸出車両2を利用したか否かを判定する。ステップS2で肯定されるとステップS3に進み、否定されるとステップS3をスキップしてステップS4に進む。ステップS3では、記憶部14に記憶された当該利用者の利用履歴情報を読み込み、ステップS4では、利用履歴情報に基づいて今回適用される割引率、今回の保険料、次回適用される割引率を算出する。また、利用者の安全運転の程度を評価し、必要に応じて算出された保険料を補正する。次いでステップS5で、情報出力部133での処理により、ステップS4で算出された保険料の情報を含む各種情報を利用者端末30に送信する。
本実施形態の動作を具体的に説明すると以下のようになる。過去に1回、貸出車両2を利用した利用者が、利用者端末30を使用して車両貸出サービスの予約サイトにログインし、利用日時を指定して予約情報を入力すると、利用可能な車種と保険料を含む利用料金とが予約画面に表示される(図4のステップS1〜S5)。過去の利用時に安全運転をしていた利用者に対しては、過去に利用した貸出車両2の車種Aに応じ、今回利用可能な車種B,Cごとの基本額I1が割引率Raで割り引かれて提示される(図1、図2)。
予約画面にはさらに、今回利用可能な車種B,Cごとに、次回適用される割引率が表示される。すなわち、今回車種Bを利用した場合に次回適用される割引率Ra×Rb、今回車種Cを利用した場合に次回適用される割引率がRa×Rcが表示される。今回利用可能な車種B,Cは、いずれも運転するときの難易度が高いものの、次回の保険料の割引率が高くなるため、利用可能な貸出車両2が難易度の高い車種B,Cのみでも、利用者が利用をためらいにくい。
難易度の高い車種Bを安全運転で利用した利用者が、さらに次回、貸出車両2を利用する場合の割引率Ra×Rbは、毎回、車種Aをした場合の割引率Ra×Raよりも高く設定される。このため、難易度の高い車種Bを安全運転で利用した利用者に対する保険料を適切に割り引くことができる。また、利用者は、難易度の高い車種Bを利用することで運転技術が向上し、通常利用する車種Aを運転するときにも、より安全に運転することができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態に係る保険料算出装置の機能を担うサーバ10は、複数の貸出車両2の中から選択された貸出車両2を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する。サーバ10は、利用者ごとの車両貸出サービスの利用履歴情報を記憶する記憶部14と、利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける予約受付部131と、予約受付部131により利用予約が受け付けられると、記憶部14に記憶された利用履歴情報に基づいて、貸出車両2の利用に係る保険料を算出する保険料算出部132と、保険料算出部132により算出された保険料の情報を出力する情報出力部133と、を備える(図3)。利用履歴情報は、複数の貸出車両2のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両2の車種の情報を含む。
すなわち、過去に利用した貸出車両2の車種に応じて保険料を基本額から割り引くことで、様々な車種を利用する車両貸出サービスの利用者にとって魅力的な料金体系とすることができる。また、難易度が高い車種や利用料金が高い車種を利用した場合に適用される次回利用時の割引率を高く設定することで、貸出車両2全体の貸出率を向上することができる。
(2)利用履歴情報は、複数の貸出車両2のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両2の運転操作の情報を含む。例えばGPSセンサや加速度センサによる検出データに基づいて速度超過や急停止、急発進の有無を判定し、利用者の安全運転の程度を評価することで、算出された保険料を補正することができる。利用者の安全運転の程度に基づいて保険料を補正することで、より適切な保険料を設定できるとともに、利用者の安全運転意識を高めることができる。
(3)複数の貸出車両2は、互いに車種が異なる第1車両と第2車両とを含む。記憶部14は、利用者が第1車両を利用したことの利用履歴情報を記憶する。予約受付部131が利用予約を受け付ける貸出車両2は、第2車両である。利用履歴情報は、第1車両の車種の情報を含む。車両貸出サービスの利用者は、様々な車種の貸出車両2を利用するため、過去に利用した車種に応じて保険料が割り引かれる料金体系を魅力的に感じる。
(4)利用履歴情報は、第1車両を運転するときの第1車両の運転の難易度の情報を含む。例えば、大型車やスポーツカー等、運転するときの難易度が高い車種を利用すると次回利用時の保険料の割引率が高くなるように設定することで、難易度の高い車種の貸出率を向上し、貸出車両全体の貸出率を向上することができる。
(5)第1車両の運転の難易度は、第1車両の車格に基づいて設定される。すなわち、車幅、車長、車高等の車両寸法やエンジン排気量等の車格に応じて難易度が設定されるため、各車種の仕様データ等に基づいて簡易に難易度を設定し、割引率を設定することができる。
(6)第1車両は、第2車両よりも車格が大きい。この場合、第2車両を利用するときの保険料が高い割引率で割り引かれる。このような料金体系により、利用者が車格の大きい貸出車両2を利用するときの動機付けが高められ、これにより車格の大きい車種の貸出率が向上し、結果として貸出車両2全体の貸出率が向上する。
上記実施形態は、種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、利用履歴情報に含まれるセンサ群25による検出データとしてGPSセンサや加速度センサによる検出データを例示したが、貸出車両の運転操作の情報はこのようなものに限らない。例えば、貸出車両2の車速センサの検出値やブレーキセンサの検出情報等であってもよい。
上記実施形態では、保険料算出部132が前回の保険料に所定の割引率を乗じて今回の保険料を算出するようにしたが、保険料を算出する保険料算出部はこのようなものに限らない。過去に利用した車種に応じた所定の割引額を前回の保険料から減算して今回の保険料を算出してもよい。
以上では、本発明を保険料算出装置として説明したが、本発明は、複数の貸出車両2の中から選択された貸出車両2を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する保険料算出方法として用いることもできる。すなわち、保険料算出方法は、コンピュータによりそれぞれ実行される、利用者からの貸出車両2の利用予約を受け付ける予約受付ステップS1と、予約受付ステップS1で利用予約が受け付けられると、記憶部14に記憶された利用者ごとの車両貸出サービスの利用履歴情報に基づいて、貸出車両2の利用に係る保険料を算出する保険料算出ステップS2〜S4と、保険料算出ステップS4で算出された保険料の情報を出力する情報出力ステップS5と、を含む(図4)。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
2 貸出車両、4 通信ネットワーク、10 サーバ、11 通信部、13 演算部、14 記憶部、20 車載装置、21 通信部、22 入出力部、25 センサ群、30 利用者端末、31 通信部、32 入出力部、100 保険料算出システム、131 予約受付部、132 保険料算出部、133 情報出力部

Claims (7)

  1. 複数の貸出車両の中から選択された貸出車両を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する保険料算出装置であって、
    前記利用者ごとの前記車両貸出サービスの利用履歴情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者からの前記貸出車両の利用予約を受け付ける予約受付部と、
    前記予約受付部により利用予約が受け付けられると、前記記憶部に記憶された利用履歴情報に基づいて、前記貸出車両の利用に係る保険料を算出する保険料算出部と、
    前記保険料算出部により算出された保険料の情報を出力する情報出力部と、を備え、
    前記利用履歴情報は、前記複数の貸出車両のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両の車種の情報を含むことを特徴とする保険料算出装置。
  2. 請求項1に記載の保険料算出装置において、
    前記利用履歴情報は、前記複数の貸出車両のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両の運転操作の情報を含むことを特徴とする保険料算出装置。
  3. 請求項1または2に記載の保険料算出装置において、
    前記複数の貸出車両は、互いに車種が異なる第1車両と第2車両とを含み、
    前記記憶部は、利用者が前記第1車両を利用したことの利用履歴情報を記憶し、
    前記予約受付部が利用予約を受け付ける前記貸出車両は、前記第2車両であり、
    前記利用履歴情報は、前記第1車両の車種の情報を含むことを特徴とする保険料算出装置。
  4. 請求項3に記載の保険料算出装置において、
    前記利用履歴情報は、前記第1車両を運転するときの第1車両の運転の難易度の情報を含むことを特徴とする保険料算出装置。
  5. 請求項4に記載の保険料算出装置において、
    前記第1車両の運転の難易度は、前記第1車両の車格に基づいて設定されることを特徴とする保険料算出装置。
  6. 請求項5に記載の保険料算出装置において、
    前記第1車両は、前記第2車両よりも車格が大きいことを特徴とする保険料算出装置。
  7. 複数の貸出車両の中から選択された貸出車両を利用者に貸し出す車両貸出サービスにおける利用者ごとの保険料を算出する保険料算出方法であって、
    コンピュータによりそれぞれ実行される、
    前記利用者からの前記貸出車両の利用予約を受け付ける予約受付ステップと、
    前記予約受付ステップで利用予約が受け付けられると、記憶部に記憶された前記利用者ごとの前記車両貸出サービスの利用履歴情報に基づいて、前記貸出車両の利用に係る保険料を算出する保険料算出ステップと、
    前記保険料算出ステップで算出された保険料の情報を出力する情報出力ステップと、を含み、
    前記利用履歴情報は、前記複数の貸出車両のうちの過去に利用者に貸し出された貸出車両の車種の情報を含むことを特徴とする保険料算出方法。
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