JP2021037794A - 車両制御装置 - Google Patents
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状態取得部は、車両(3)の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成されている。
選択設定部は、車両の運転状態が、車両の運転者の操作による運転状態又は運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、異常情報と車両情報とに基づいて、運転者の操作が必要とされない自動運転に切り替えるか否かを、運転者によって選択可能な状態に設定するように構成されている。
つまり、車両の運転状態が、車両の運転者の操作による運転状態又は運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、例えば異常情報と車両情報とが取得された
場合には、運転者の操作が必要とされない自動運転に切り替えるか否かが、運転者によって選択可能な状態に設定される。
状態取得部は、車両(3)の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成されている。
選択設定部は、車両の運転状態が、車両の運転者の操作による運転状態又は運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、異常情報と車両情報とに基づいて、車両を停止させる位置に案内する制御を実施するか否かを、運転者によって選択可能な状態に設定するように構成されている。
例えば、画像を表示する表示装置の表示画面等に、車両を停止させる位置に案内する制御を実施するか否かを選択できる選択画面を表示する場合には、運転者はこの選択画面を操作することにより、車両を停止させる位置に案内する制御に切り替えることができる。
状態取得部は、車両(3)の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成されている。
選択設定部は、車両の運転状態が、車両の運転者の操作による運転状態又は運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、異常情報と車両情報とに基づいて、運転者の操作が必要とされない自動運転に切り替えるか又は車両を停止させる位置に案内する制御を実施するかを、運転者によって選択可能な状態に設定するように構成されている。
例えば、画像を表示する表示装置の表示画面等に、運転者の操作が必要とされない自動
運転又は車両を停止させる位置に案内する制御に切り替えるかを選択できる選択画面を表示する場合には、運転者はこの選択画面を操作することにより、運転者の操作が必要とされない自動運転又は車両を停止させる位置に案内する制御に切り替えることができる。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
まず、本第1実施形態の車両制御装置を備えた車両システムの全体構成について説明する。
Up Displayの略である。
また、この車両3は、運転者の操作による運転、即ち、自動運転ではない運転が可能であるとともに、自動運転による運転が可能である。なお、自動運転としては、レベル1〜5の自動運転が可能である。つまり、運転者の操作が必要なレベル1、2の自動運転や、運転者の操作が不要なレベル3〜5の自動運転が可能である。
[1−2.各構成]
次に、車両システム1の各構成について、図2等に基づいて説明する。
第2カメラ11bは、室内の後部座席の天井に配置されて、下方を撮影するカメラである。この第2カメラ11bによって、後部座席の全体を撮影することができる。従って、後部座席に配置されたチャイルドシート25に載せられた幼児の顔等を撮影することができる。
なお、各カメラ11a、11b、11cから得られた画像に基づいて、どの座席に運転者や同乗者が着座したかを検知することができるが、各座席に配置された図示しない着座
センサによっても、どの座席に運転者や同乗者が着座したかを検知することができる。
チャイルドシート25と後部座席のそれぞれが備える専用の機構を結合させることによりチャイルドシート25を後部座席に固定させる場合がある。チャイルドシートセンサ11gは、これらの機構の結合状態を監視し、これらの機構が正常に結合しているか否かを出力するセンサである。
地図記憶部13aには、地図情報やAR情報等が記憶されている。地図情報はナビゲーション装置13による経路案内や、実風景に矢印やアイコン等のAR画像を重畳表示させるために用いられる。なお、ARは、Augmented Reality(即ち、拡張現実)の略である。
ナビ用表示装置19は、運転者等が視認可能なように、ダッシュボード12に設けられたLCDパネルである。このナビ用表示装置19の表示画面には、ナビゲーション装置13から送信された情報に基づいて、自車3の現在位置及び進行方向、目的地までの経路、自車3の周囲に存在する道路や施設に関する地図情報やAR情報等を表示することができる。なお、LCDは、Liquid Crystal Displayの略である。
[1−3.車両制御装置]
次に、車両制御装置5について説明する。
状態取得部31は、例えば乗員状態検知部11からの信号に基づいて、車両3の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成されている。
また、負荷の程度は、車両情報の程度の大小を判定値で区分したり、車両情報の種類によって区分することにより、負荷が大きな状態(即ち、第1状態)や第1状態より負荷の
少ない状態(即ち、第2状態)に分けることができる。なお、負荷が大きなことを示す第1条件が満たされた場合が第1状態であり、負荷が第1状態より小さなことを示す第2条件が満たされた場合が第2状態である。
次に、本第1実施形態の車両制御装置5にて実施される各処理について説明する。
<異常判定処理>
本処理は、運転者以外の同乗者(例えば、子供)の異常などを判定するための処理である。
ここで肯定判断されると前記S180に進んで異常検出フラグをセットし、一方否定判断されるとS120に進む。
ば、高温)か否を判定する。ここで肯定判断されるとS180に進んで異常検出フラグをセットし、一方否定判断されるとS150に進む。
<表示判定処理>
本処理は、HUD装置17やナビ用表示装置19で各種の表示を行う際に用いられるフラグを設定する処理である。
ここで、HUD表示フラグとは、後述するように、運転負荷が小さい場合や周囲に障害物がない場合、つまり、運手者の運転に余裕がある場合にセットされるフラグである。なお、後述するように、このHUD表示フラグがセットされている場合には、HUD装置17にて、後部座席の子供等の画像が表示される。
S220では、ナビゲーション装置13からの情報や、図示しないETC装置からの情報(即ち、ETC情報)に基づいて、現在、自車3が、運転の負荷が少ない高速道路を走行中であるか否かを判定する。なお、ECTとは、Electronic Toll Collection Systemの略であり、登録商標である。ここで肯定判断されるとS260に進み、一方否定判断されるとS230に進む。
一方、S230では、ナビゲーション装置13からの情報やETC装置からの情報に基
づいて、現在、自車3が、運転の負荷の多い住宅地を走行中であるか否かを判定する。なお、住宅地であるか否かは、地図情報に基づいて判定することができる。ここで肯定判断されるとS270に進み、一方否定判断されるとS240に進む。
一方、S240では、方向指示スイッチから得られるウインカー情報から、自車3が左折又は右折を行う状態であるか否か、従って運転の負荷が多い状態か否かを判定する。ここで肯定判断されると前記S270に進んでナビ表示フラグをセットし、一方否定判断されるとS250に進む。
本処理は、ナビ表示フラグやHUD表示フラグなどに応じて、後部座席の子供等の画像を表示する制御や、各種の運転の制御を行うための処理である。
。
詳しくは、S340では、例えば、音声によって、「一旦停止できる場所を案内しますか」との出力がなされる。また、例えば、HUD装置17に後部座席の子供等の画像が表示されている場合には、図12に示すように、子供等の画像の下に、「一旦停止できる場所を案内しますか?」との表示がなされる。
また、前記選択用の表示画面の表示とともに、或いは、表示画面の表示をすることなく、音声によって、道案内の切り替えを行ってもよい。例えば、S340では、音声によって、「一旦停止できる場所を案内しますか」との問いがなされ、運転者が、「案内して下さい」と返事すれば、道案内の処理に切り替えてもよい。
道案内をする場合には、例えば、HUD装置17の表示画面を、例えば図15に示すような表示に切り替えて、矢印等を用いて、一旦停止できる場所へ案内する。なお、図15では、「一旦停止できる場所に案内します」との表示がなされる。このとき、周知の経路案内のように、音声にて道案内を行ってもよい。
上記第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1a)本第1実施形態の車両制御装置5では、車両3の運転状態が、車両3の運転者の操作による運転状態又は運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、例えば後部座席の子供等の状態が異常であることを示す異常情報と、運転者の運転の負荷が大きな状態を示す車両情報とが検出された場合には、運転者の操作が必要とされない自動運転か一旦停止できる場所に案内する否かを、運転者によって選択可能な状態に設定される。
(1f)本第1実施形態の車両制御装置5では、HUD装置17やナビ用表示装置19に、例えば後部座席の子供等の同乗者の画像を表示するので、運転者は、振り向く等の動作を行わなくても、同乗者の状態を好適に把握することができる。従って、運転の安全性が向上する。
本第1実施形態において、車両3が車両に対応し、車両制御装置5が車両制御装置に対応し、状態取得部31が状態取得部に対応し、情報取得部33が情報取得部に対応し、選択設定部35が選択設定部に対応し、HUD装置17及びナビ用表示装置19が表示装置に対応する。
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本第2実施形態では、図16に示すように、S400では、前記S300と同様に、HUD表示フラグ又はナビ表示フラグがセットされているか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS420に進み、一方否定判断されるとS410に進む。
一方、S420では、例えば、HUD表示フラグがセットされている場合には、HUD装置17では、通常のHUD装置17による簡易的な道案内や危険表示等の表示を、子供等の画像の表示に切り替えて表示する。一方、例えば、ナビ表示フラグがセットされている場合には、通常のHUD装置17では通常の表示とし、ナビ用表示装置19にて、子供等の映像出力を開始する。
詳しくは、S430では、例えば、音声によって、「自動運転に切り替えますか又は一旦停止できる場所を案内しますか」との出力がなされる。
一方、道案内が選択された場合には、S440にて、道案内の制御を実施し、一旦本処理を終了する。
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本第3実施形態では、図17に示すように、S500では、前記S300と同様に、HUD表示フラグ又はナビ表示フラグがセットされているか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS520に進み、一方否定判断されるとS510に進む。
一方、S520では、例えば、HUD表示フラグがセットされている場合には、HUD装置17では、通常のHUD装置17による簡易的な道案内や危険表示等の表示を、子供等の画像の表示に切り替えて表示する。一方、例えば、ナビ表示フラグがセットされている場合には、通常のHUD装置17では通常の表示とし、ナビ用表示装置19にて、子供等の映像出力を開始する。
詳しくは、S530では、例えば、音声によって、「自動運転に切り替えますか」との出力がなされる。
できる。
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本第4実施形態では、図18に示すように、S600では、前記S300と同様に、HUD表示フラグ又はナビ表示フラグがセットされているか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS620に進み、一方否定判断されるとS610に進む。
一方、S620では、例えば、HUD表示フラグがセットされている場合には、HUD装置17では、通常のHUD装置17による簡易的な道案内や危険表示等の表示を、子供等の画像の表示に切り替えて表示する。一方、例えば、ナビ表示フラグがセットされている場合には、通常のHUD装置17では通常の表示とし、ナビ用表示装置19にて、子供等の映像出力を開始する。
詳しくは、S630では、例えば、音声によって、「一旦停止できる場所を案内しますか」との出力がなされる。
本第4実施形態では、このような処理によって、第1実施形態と同様な効果を奏する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(5b)本開示に記載の車両制御装置での処理の手法は、コンピュータプログラムによ
り具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の車両制御装置での処理の手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
Claims (9)
- 車両制御装置(5)であって、
車両(3)の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成された状態取得部(31)と、
前記車両が走行する周辺の情報及び/又は前記車両の走行状態に関する情報を示す車両情報を取得するように構成された情報取得部(33)と、
前記車両の運転状態が、前記車両の運転者の操作による運転状態又は前記運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、前記異常情報と前記車両情報とに基づいて、前記運転者の操作が必要とされない自動運転に切り替えるか否かを、前記運転者によって選択可能な状態に設定するように構成された選択設定部(35)と、
を備えた車両制御装置。 - 車両制御装置(5)であって、
車両(3)の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成された状態取得部(31)と、
前記車両が走行する周辺の情報及び/又は前記車両の走行状態に関する情報を示す車両情報を取得するように構成された情報取得部(33)と、
前記車両の運転状態が、前記車両の運転者の操作による運転状態又は前記運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、前記異常情報と前記車両情報とに基づいて、前記車両を停止させる位置に案内する制御を実施するか否かを、前記運転者によって選択可能な状態に設定するように構成された選択設定部(35)と、
を備えた車両制御装置。 - 車両制御装置(5)であって、
車両の運転席以外の座席に着座した同乗者の異常を示す異常情報を取得するように構成された状態取得部(31)と、
前記車両が走行する周辺の情報及び/又は前記車両の走行状態に関する情報を示す車両情報を取得するように構成された情報取得部(33)と、
前記車両の運転状態が、前記車両の運転者の操作による運転状態又は前記運転者の操作が必要とされる自動運転による運転状態の場合に、前記異常情報と前記車両情報とに基づいて、前記運転者の操作が必要とされない自動運転に切り替えるか又は前記車両を停止させる位置に案内する制御を実施するかを、前記運転者によって選択可能な状態に設定するように構成された選択設定部(35)と、
を備えた車両制御装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記異常情報が得られ、且つ、前記車両情報が得られた場合に、
前記選択設定部による、前記運転者によって選択可能な状態に設定する制御が実施されるように構成された、
車両制御装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記異常情報は、前記同乗者を撮影した画像から得られた情報である、
車両制御装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記周辺の情報は、前記車両が走行している位置の情報及び/又は前記車両の周囲の障害物の情報である、
車両制御装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記車両の走行状態に関する情報は、自身のウインカーの動作に関する情報である、
車両制御装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記運転者によって前記車両の運転状態が変更された場合には、前記車両の運転状態が変更されたことを音声又は音声以外の音で報知するように構成された、
車両制御装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
前記運転者よりも前方に、画像を表する表示装置(17、19)を備えている場合に、
前記表示装置に、前記同乗者の画像を表示するように構成された、
車両制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019159014A JP2021037794A (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 車両制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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