JP2021036244A - 力覚センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】保護機構が機能するまでの変位量を正確に管理できる力覚センサを提供する。【解決手段】実施形態に係る力覚センサは、円筒状の本体11と、本体に対して動作可能な円筒状の可動体12と、本体及び可動体に固定され、可動体の動作に従って変形可能な起歪体16と、起歪体に設けられた歪センサ26と、可動体の周囲に等間隔に設けられた少なくとも3つの円形の開口部13と、開口部のそれぞれの内部に配置され、開口部の直径より小さな第1外径を有する第1側面14aと第1外径より小さな第2外径を有する第2側面14bとを有するストッパ14と、ストッパを本体に固定する固定部材15とを具備する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、例えばロボットアーム等に用いられる6軸力覚センサに関する。
力覚センサは、例えばロボットアーム等に用いられ、XYZ方向の外力およびトルクを検出する(例えば、特許文献1、2参照)。
力覚センサにおいて、可動部としての受力体に加えられた外力は、例えば起歪体としてのダイアフラム部に伝達され、ダイアフラム部の変形が電気信号に変換して検出される。
ここで、ダイアフラム部に過剰な外力が加わると、ダイアフラム部の変形が限界を超え、外力が除去された後であってもダイアフラム部の形状が元に復元しなかったり、ダイアフラム部に破損が生じるおそれがある。
そこで、このような過剰な外力からダイアフラム部を保護するため、受力体の変位を規制するストッパ等の保護機構が設けられている。
特開2010−8343号公報 特公平6−43937号公報
しかしながら、受力体の変位量は、極僅かであるため、高感度な6軸方向の力覚センサを実現しようとする場合、受力体とストッパとの距離(保護機構が機能するまでの変位量)を6軸方向の全てにおいて極めて高精度に管理する必要がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされており、受力体とストッパとの距離を高精度に管理できる力覚センサを提供するものである。
実施形態に係る力覚センサは、円筒状の本体と、前記本体に対して動作可能な円筒状の可動体と、前記本体及び前記可動体に固定され、前記可動体の動作に従って変形可能な起歪体と、前記起歪体に設けられた歪センサと、前記可動体の周囲に等間隔に設けられた少なくとも3つの円形の開口部と、前記開口部のそれぞれの内部に配置され、前記開口部の直径より小さな第1外径を有する第1側面と前記第1外径より小さな第2外径を有する第2側面とを有するストッパと、前記ストッパを前記本体に固定する固定部材とを具備する。
第1実施形態に係る力覚センサを示す斜視図。 第1実施形態に係る力覚センサを示す分解斜視図。 第1実施形態に係る力覚センサを示す平面図。 図3のIV−IVに沿った力覚センサを示す断面図。 Z軸方向における外力検出動作を説明するための断面図。 治具が装着された力覚センサを示す平面図。 図6のVII−VIIに沿った力覚センサを示す断面図。 Z方向に荷重を加えた場合の起歪体の変位と荷重との関係を示す図。 第2実施形態に係る力覚センサを示すものであり、要部のみを示す断面図。 図9のAで示す部分を拡大して示す断面図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、実質的に同一の機能及び要素については、同一符号を付し、必要に応じて説明を行う。また、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係や各層の厚みの比率などは現実のものと異なることがある。
(第1実施形態)
[構成]
全体構成
図1および図2を用い、第1実施形態に係る力覚センサの全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る力覚センサを示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る力覚センサを示す分解斜視図である。第1実施形態に係る力覚センサ10は、例えばロボットアーム等に用いられ、XYZ方向の力およびトルクを検出するための6軸力覚センサを一例に挙げて説明する。
力覚センサ10は、円筒状の本体11と、本体11に対して動作可能な円筒状の可動体12とを備える。本体11は、本体11の底部に形成された複数のネジ穴19aを貫通する複数の取付ネジ19により、図示せぬロボットアームの本体に固定される。可動体12は、その上面に図示せぬロボットアームのハンド部分を取りけるためのハンド取付プレートとして機能する。
本体(ベース)11は、力覚センサ10の本体となるベース部材であり、可動体12は、弾性変形が可能な起歪体16を介在して本体11に対して、6軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、及び各軸周り方向)に動作可能に取着されている。すなわち、図2に示すように、起歪体16は、起歪体16に形成された複数のネジ穴17aをそれぞれ貫通する起歪体固定ネジ17により、本体11に固定され、複数のネジ穴18aをそれぞれ貫通するハンドプレート固定ネジ18により、可動体12にも固定される。
起歪体16の表面は、X軸、Y軸により形成される面と平行に配置され、起歪体16の中心を垂直に通る線は、Z軸と一致されている。可動体12に外力が加えられると、可動体12が動作し、起歪体16が変位する。起歪体16には後述する歪センサが設けられ、歪センサにより起歪体16の変位が検出される。
可動体12の周面には、例えば4つの円形の開口部13が等間隔に設けられている。すなわち、各開口部13は、X軸方向とY軸方向に配置されている。開口部13の数は、4つに限定されず、3つ以上であればよい。各開口部13の内部にはストッパ14が配置され、各ストッパ14は、ストッパ取付ボルト15により、本体11に固定されている。
ストッパ14は、可動体12の動作範囲を規制するものであり、ストッパ14の最外周部には、開口部13の内面が当接可能な第1側面14aを備えている。すなわち、第1側面14aは、可動体12の動作に伴って起歪体16が変形した際、可動体12の開口部13の内面が当接し、起歪体16の過剰な変形を防止する保護機構として機能する。
本体11の内部には、起歪体16に対向して基板20が設けられる。基板20は、複数のねじ穴21aを有し、各ネジ穴21aを貫通する固定ネジ21により、本体11に固定される。基板20には、起歪体16に設けられた歪センサが電気的に接続される。
本体11の底部には、開口部11aを閉塞するカバー22が装着される。すなわち、カバー22は、複数のねじ穴23aを有し、これらネジ穴23aを貫通する固定ネジ23により、本体11に固定される。
本体11の側面には、検出信号を外部に伝達するための配線25が引き出されている。配線25は、基板20と電気的に接続されている。
平面構成および断面構成
図3および図4を用い、第1実施形態に係る力覚センサの平面構成および断面構成について詳細に説明する。図3は、力覚センサ10を示す平面図である。図4は、図3のIV−IVに沿った力覚センサ10を示す断面図である。
前述した歪センサ(図示せず)は、起歪体16の表面の所定箇所に張り付けられており、起歪体16のそれぞれの場所の変位を測定することで、6軸方向の力およびトルクを検出する。尚、歪センサの構成、及び配置は、特に限定されるものではなく、変形可能である。また、起歪体16の表面の歪センサと基板20とを電気的に接続するためのFPC(Flexible printed circuits)26が設けられている。FPC26は、絶縁性の柔軟なフィルムと当該フィルムに配線された所定の電気回路とを備えており、可動体12の動きに合わせて自在に曲がることが可能な構成となっている。
ストッパ14は、前述した第1側面14aと、第2側面14bを有している。第1側面14aは、第2側面14bより可動体12の内側に位置され、可動体12の開口部13の直径R13より小さな第1外径R14aを有している。第2側面14bは、第1外径R14aより小さな第2外径R14bを有している。従って、第1側面14bと開口部13の内面との間の距離W14は、第2側面14bと開口部13の内面との間の距離W30よりも小さくなるように構成されている(W14<W30)。尚、可動体12と本体11の側面にも、距離W30に相当する間隙が設けられ、本体11に対して、可動体12が動作可能とされている。距離W30は、例えば数mm程度である。
ここで、第1側面14aと開口部13の内面との間における距離(クリアランス)W14は、例えば20μm〜40μm程度であるため、非常に狭い。しかも、可動体12が動作した際、起歪体16の破損を防止するため、この距離W14を極めて高精度に管理する必要がある。
さらに、図4の破線で囲った部分を拡大して示すように、実際には、第1側面14aと対向するストッパ14の内側面と固定ボルト15の軸との間には距離W15aの所定の隙間が設けられる。また、第1、第2側面14a、14bと対向するストッパ14の内側面と固定ボルト15の頭部の側面との間にも距離W15bの所定の隙間が設けられている。上記距離W15a、W15bは、例えば0.2mm程度である。尚、以降の説明において、これらの隙間の図示は省略する。
本実施形態では、第2側面14bと開口部13の内面との間に、距離W30と実質的に同一の厚さを有する挿入部を有する調整用の治具としてのシムを挿入した状態で、固定ボルト15によりストッパ14を本体11へ固定する。このように調整することで、上記隙間の距離W15a、15b分だけストッパ14が移動可能であるため、可動体12の開口部13の内面とストッパ14の第1側面14aとの間の距離(クリアランス)W14を高精度に管理でき、本体11に対する可動体12の所定の可動範囲を確保し、力覚センサ10の感度を向上できる。この詳細については、後述する。
[検出動作]
図5を用いて上記構成の力覚センサ10の検出動作について説明する。図5は、Z軸方向における外力検出動作を説明するための断面図である。ここでは、Z軸方向において可動体11のほぼ中央部分に加えられた外力(荷重)FZを検出する場合を一例に挙げる。
図示するように、Z軸方向において可動体11のほぼ中央部分に外力FZが加えられると、外力FZによって可動体11がZ軸方向に沿って下方に移動する。本体11は固定されており外力FZによっても移動しないため、可動体11は、開口部13の上側の内面がストッパ14の上側の第1側面14aに当接するまで、下方に移動する。上記移動により、上側の距離W14Uは実質的に0となり、下側の距離W14Dは移動前の初期状態に比べて2倍程度まで増大する。
そのため、可動体12の下面12aが起歪体16の上面を加圧し、加圧された起歪体16は変形を起こす。ストッパ14により、起歪体16の変形は所定の範囲に限定されているため、過剰な外力による破壊から起歪体16が保護される。起歪体16の変形は、歪センサ26により検出され、電気信号としての検出信号に変換される。検出信号は基板20を介して配線25により外部に伝達されることで、外力FZを検出することができる。
その後、可動体12への外力FZの印加が解除されると、起歪体16は、弾性変形により、元の形状に復帰する。
尚、ここでは、Z軸方向における外力検出動作を一例に挙げたが、X軸方向およびY軸方向におけるその他の外力検出動作も同様である。また、X、Y、Z軸方向における各トルク検出動作についても、上記外力検出動作と実質的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
[クリアランスW14の調整]
次に、図6、図7を用いて、クリアランスの調整について説明する。
図6、図7に示すように、クリアランスの調整は、開口部13にシム30を装着して行われる。図6、図7は、1つの開口部13にシム30を装着した場合を示しているが、4つの開口部13の全てにシム30を装着した状態で、調整することが好ましい。この場合、調整精度が一層向上し、調整作業の時間を短縮することが可能である。
シム30は、筒状の挿入部30aと、つまみ部30b及び開口部33を有している。
つまみ部30bは、開口部13の直径R13より大きな外径R30を有している。
開口部33は、つまみ部30aを貫通し、取付ボルト15の頭部に設けられた六角穴に取着される図示せぬ六角レンチが挿入可能とされている。
挿入部30aは、可動体12の開口部13の直径とほぼ等しい外径R13を有し、挿入部30aの厚みは、ストッパ14の第2側面14bと開口部13の内面との間の距離W30と実質的に同一の厚さに設定されている。
取付ボルト15を緩めた状態において、図7に示すように、シム30の挿入部30aがストッパ14の第2側面14bと開口部13の内面との間に挿入される。挿入部30aの外径は、開口部13の直径R13と実質的に同一であり、挿入部30aの内径は、ストッパ14の第2側面14bの第2外径R14bと実質的に同一である。このため、シム30の挿入部30aを開口部13に挿入した状態で、シム30の軸心C30とストッパ14の軸心C14とが互いに一致され、同心円となる。すなわち、この状態において、上記隙間の距離W15a、15b分だけストッパ14が移動可能であるため、ストッパ14の第1側面14aと、開口部13の内面との距離W14が正確に設定される。
この状態において、シム30の開口部33から図示せぬ六角レンチを挿入して取付ボルト15を締め付けることにより、ストッパ14が本体11に固定される。
このように、距離W30に相当する厚みを有する挿入部30aをストッパ14の第2側面14bと開口部13との間に挿入することにより、ストッパ14の第1側面14aと開口部13の内面との距離W14であるクリアランスを正確に管理することができる。
[作用効果]
上記第1実施形態によれば、ストッパ14は、可動体12の開口部13の内面が当接される第1側面14aと、第1側面より外径が小さい第2側面14bを有し、ストッパ14の調整時、ストッパ14の第2側面14bと開口部13の内面との間に、第2側面14bと開口部13の内面との間の距離W30に相当する厚みを有するシム30の挿入部30aを挿入している。このため、シム30の軸心C30とストッパ14の軸心C14とが一致することにより、上記隙間の距離W15a、15b分だけストッパ14が移動し、ストッパ14の第1側面14aと、開口部13の内面との距離W14を正確に設定することができる。
例えば、本実施形態に係る力覚センサ10に、Z方向に荷重FZを加えた場合、起歪体16の変位[μm]と検出された荷重[N]との関係は、図8のように示される。図8に示すように、特性線CL10は、Z方向の変位が0.022μm付近(変曲点)において、その傾き(立ち上がる角度)が変化している。これは、変位がゼロの状態から変曲点まで(D1)ではストッパ14が機能せず起歪体16が変形することを示し、変曲点以降(D2)ではストッパ14の第1側面14aが開口部13の内面に当接するためストッパ14が機能していることを示す。変曲点以降(D2)では、特性線CL10の傾きが増大し、起歪体16が変形しにくくなっており、クリアランスである距離W14を正確に設定することができていることは明らかである。
しかも、取付ボルト15を緩めた状態において、シム30を取り付け、シム30の開口部33から取付ボルト15を締め付けるだけで良いため、クリアランスである距離W14の誤差を可能な限り低減しつつ、調整作業を容易化することができる。
さらに、ストッパ14の第1側面14a及び第2側面14bは、例えば同一の工程を用いて連続的に切削することにより形成できる。そのため、第1側面14aおよび第2側面14bの寸法管理および検査が容易である。
また、可動体12は、その製造加工においても、開口部13の直径R13の寸法のみを管理すればよいため、寸法管理および検査が容易である。
さらに、シム30は、挿入部30aの外面および内面を、例えば同一の工程を用いて連続的に切削することにより形成できる。そのため、シム30の寸法管理、検査および同心度を容易化することできる。
しかも、ストッパ14は、非常にシンプルな形状であり、6軸方向の全てに対して保護機能を有している。このため、高感度かつ製造コストの低減化に有利な力覚センサ10を提供することが可能となる。
(第2実施形態(テーパ構造を有する一例))
次に、図9および図10を用い、第2実施形態に係る力覚センサ10Aについて説明する。第2実施形態は、ストッパ14およびシム30がテーパ構造を有する一例に関する。
[構造]
図9は、第2実施形態に係る力覚センサ10Aを示す断面図である。図10は、図9のA近傍であって、治具を使用した状態での力覚センサ10Aを示す断面図である。
図9に示すように、第2実施形態において、ストッパ14は、第2側面14cが、第1側面14aから離れるに従って第2外径R14cが小さくなるように構成されるテーパ構造を有する。図10に示すように、ストッパ14の第2側面14cと水平面との成す角θ14は、鋭角である。
さらに、図10に示すように、上記ストッパ14のテーパ構造と一致するように、シム30の挿入部30aの内側面は、第1側面14aから離れるに従ってその内径が小さくなるように構成されるテーパ構造を有する。シム30の挿入部30aの内側面と水平面との成す角θ30は、鋭角である。
その他の構造は、上記第1実施形態と実質的に同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、検出動作に関しても、上記第1実施形態と実質的に同様であるため、その詳細な説明を省略する。
[作用効果]
第2実施形態に係る力覚センサ10Aの構造および動作によれば、少なくとも第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第2実施形態に係る力覚センサ10Aでは、ストッパ14の第2側面14cおよびシム30の挿入部30aが、テーパ構造を有する。具体的には、図9に示すように、ストッパ14の第2側面14cおよび挿入部30aの内側面は、第1側面14aから離れるに従って第2外径R14cおよび内径が小さくなるように構成される。
このように、ストッパ14の第2側面14cおよびシム30の挿入部30aがテーパ構造を有することによって、ストッパ14の位置決めを行う際、開口部13に対してシム30の挿入部30aを容易に挿入することが可能である。
しかも、ストッパ14の第2側面14cおよびシム30の挿入部30aがテーパ構造を有することにより、ストッパ14とシム30の軸心を確実に一致させることができる。そのため、第1側面14aと開口部13の内面との間の距離W14を、第1実施形態と比較して、より高精度に管理することができる。
(変形例)
本発明は、上記第1および第2実施形態の開示に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ストッパ14は、取付ボルト15により本体11に固定されているが、この構成に限定されない。具体的には、第1実施形態において、可動体12の開口部13が設けられた部分は、本体11の取付ボルト15が螺合される部分より外側に位置しているが、本体11に開口部13が設けられる部分を設け、可動体12に取付ボルト15が螺合される部分を設け、本体11に設けられた開口部13が設けられる部分を可動体12に設けられた取付ボルト15が螺合される部分より外側に配置し、本体11に設けられた開口部13内にストッパ14を配置した構成であってもよい。
また、シム30の使用は、力覚センサ10、10Aの検査の際に限らず、力覚センサ10、10Aをある程度可動させた後である例えばメンテナンスの際等でもよい。
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10、10A…力覚センサ、11…本体、12…可動体、13…開口部、14…ストッパ(保護機構)、15…固定部材(ストッパ取付ボルト)、16…起歪体、26…歪センサ、30…治具(シム)。
実施形態に係る力覚センサは、円筒状の本体と、前記本体に対して動作可能な円筒状の可動体と、前記本体及び前記可動体に固定され、前記可動体の動作に従って変形可能な起歪体と、前記起歪体に設けられた歪センサと、前記可動体の周囲に等間隔に設けられた少なくとも3つの円形の開口部と、前記開口部のそれぞれの内部に配置され、前記開口部の直径より小さな第1外径を有し、前記開口部の内面に当接可能な第1側面と、前記第1側面より前記開口部内において外側に位置し、前記第1外径より小さな第2外径を有し、前記開口部の内面との間に調整用の治具が挿入可能な第2側面とを有するストッパと、前記ストッパを前記本体に固定する固定部材と、前記第1または第2側面と平行する前記ストッパの内側面と前記固定部材との間に、所定の距離を有する隙間を更に具備し、前記治具が前記開口部の内面と前記第2側面との間に挿入されたとき、前記隙間の距離分だけ前記ストッパが移動可能となるように構成される。
さらに、図4の破線で囲った部分を拡大して示すように、実際には、第1側面14aと対向するストッパ14の内側面と固定ボルト15の軸との間には距離W15aの所定の隙間が設けられる。また、第1、第2側面14a、14bと平行するストッパ14の内側面と固定ボルト15の頭部の側面との間にも距離W15bの所定の隙間が設けられている。上記距離W15a、W15bは、例えば0.2mm程度である。尚、以降の説明において、これらの隙間の図示は省略する。

Claims (6)

  1. 円筒状の本体と、
    前記本体に対して動作可能な円筒状の可動体と、
    前記本体及び前記可動体に固定され、前記可動体の動作に従って変形可能な起歪体と、
    前記起歪体に設けられた歪センサと、
    前記可動体の周囲に等間隔に設けられた少なくとも3つの円形の開口部と、
    前記開口部のそれぞれの内部に配置され、前記開口部の直径より小さな第1外径を有する第1側面と前記第1外径より小さな第2外径を有する第2側面とを有するストッパと、
    前記ストッパを前記本体に固定する固定部材と
    を具備する力覚センサ。
  2. 円筒状の本体と、
    前記本体に対して動作可能な円筒状の可動体と、
    前記本体及び前記可動体に固定され、前記可動体の動作に従って変形可能な起歪体と、
    前記起歪体に設けられた歪センサと、
    前記本体の周囲に等間隔に設けられた少なくとも3つの円形の開口部と、
    前記開口部のそれぞれの内部に配置され、前記開口部の直径より小さな第1外径を有し前記可動体が当接可能な第1側面と、前記第1外径より小さな第2外径を有し前記開口部の内面との間に調整用の部材が挿入可能な第2側面と、を有するストッパと、
    前記ストッパを前記可動体に固定する固定部材と
    を具備する力覚センサ。
  3. 前記第2側面は、前記第1側面から離れるに従って前記第2外径が小さくなる
    請求項1または2に記載の力覚センサ。
  4. 前記開口部の内面と前記第2側面との間に挿入され、前記開口部の内面と前記第1側面との距離を調整するための治具を更に具備する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の力覚センサ。
  5. 前記治具は、前記開口部の内面と前記第2側面との間に挿入可能な挿入部を有し、
    前記挿入部の内側面の径は、前記第1側面から離れるに従って小さくなる
    請求項4に記載の力覚センサ。
  6. 前記第1または第2側面と対向する前記ストッパの内側面と前記固定部材との間に、所定の距離を有する隙間を更に具備し、
    前記治具が前記開口部の内面と前記第2側面との間に挿入されたときに、前記隙間の距離分だけ前記ストッパが移動可能となるように構成される
    請求項4または5に記載の力覚センサ。
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