JP2021036162A - 管継手 - Google Patents

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祐斗 椎名
Yuto Shiina
祐斗 椎名
悠太 豊田
Yuta Toyoda
悠太 豊田
正典 上林
Masanori Kambayashi
正典 上林
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Abstract

【課題】継手としての接続信頼性を維持しつつ、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手の提供。【解決手段】本発明の管継手は、シール部材20と、一端部同士でシール部材20を挟持する第1及び第2のスリーブ10a,10bと、第1のスリーブ10aに挿通され、該第1のスリーブのフランジ部12aに係合するとともに、外周面に第1の雄ねじ部32を有する雄ナット30と、第2のスリーブ10bに挿通され、縮径部41が第2のスリーブ10bのフランジ部12bに係合するとともに他端部の内周面に雄ナットの第1の雄ねじ部32と螺合する第1の雌ねじ部42を有する袋ナット40と、を含む管継手であって、袋ナット40は、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部42を含む第1袋ナット40aと、前記縮径部41を含む第2袋ナット40bとからなる。【選択図】図2

Description

本発明は、管継手、特に半導体製造用プロセスガスの供給に用いられる管継手に関する。
半導体製造装置等の高いクリーン度と耐薬品性、密封性が要求される各種バルブや配管等を接続する管継手として、例えば特許文献1に示す継手が知られている。この管継手は、一例として図9に示すように、一端部にフランジ部とシール部を有する管材である第1及び第2のスリーブ10a,10bの前記一端部(継手側端部)同士が、シール部材としての環状のガスケット20を介して突き合わされ、第1のスリーブ10aのフランジ部に係合した雄ナット30と、第2のスリーブ10bのフランジ部に係合した袋ナット(雌ナット)40とが互いに螺合して、2つのスリーブ10a,10bを結合し、シールするようになっている。
スリーブの他端部は、流体機器の円管状部分やステンレス配管等と溶接されているのが一般的である。
雄ナット30と袋ナット40とは、大きな螺合長さ(はめあい長さ)で螺合しており、上記2つのスリーブを安定して結合している。
一方、例えば成膜装置では、ALD(Atomic Layer Deposition)プロセスに対応すべく、プロセスガス等のガス制御装置は、精密なプロセスシーケンスに従って遅滞なくガスを供給を制御できるように、処理チャンバの近くに配置され、そのためにガス制御装置の小型化が求められている。
このため、上記管継手も、狭いスペースの中で接続や分離などの施工作業ができることが求められている。
特表2002−511919号公報 特開2016−161029号公報
しかし、雄ナットと袋ナットとは、大きな螺合長さで螺合しているため、この螺合を解除して両者を分離するには、袋ナットを緩めながら軸方向に大きく移動させねばならず、例えば、図9の例において、袋ナット40が第1のスリーブ10a側に掛らないようにするためには、袋ナット40を、スリーブのフランジとシール部を含むヘッド部分の長さL1と螺合長さL2とガスケット厚tの合計L1+L2+tだけ軸方向左側に移動する必要がある。(尚、本明細書において「掛かる」とは、第2のスリーブ側の要素の先端位置が、第1のスリーブ側の要素の先端位置より第1のスリーブ側にあることを意味する。)
この袋ナット40が移動する軸方向に障害物(例えば、スリーブに溶接されたL継手や、スリーブが貫通する壁など)があると、袋ナットと雄ナットとが分離できないという問題があった。
この場合、例えば、雄ナット側の流体機器ごと取り外さなければならなくなる場合もあり、作業性が悪いという問題があった。
この問題に対し、特許文献2では、袋ナットを、第1配管部材の突き合わせ端部に係合する「可動部」と、一端部が「可動部」に係合するとともに他端部が雄ナットに螺合する「ナット本体」とからなる伸縮構造(テレスコープ構造)とし、管継手の結合を解除する際には、この「ナット本体」を雄ナットとの螺合を解除して「可動部」側に退避させることで、袋ナット全体の移動量を小さくしている。
しかし、このようなこのような伸縮構造では、継手の結合を解除する際に、「ナット本体」の退避を行っても、「ナット本体」が螺合長さだけ第1のスリーブ10aに掛っているため、袋ナット全体を螺合長さだけ左側に移動する必要があった。
勿論、螺合長さを小さくすれば、袋ナットの移動量をさらに小さくできるが、そうすると、継手としての接続信頼性が懸念される。
本発明の目的は、このような課題を解決し、継手としての接続信頼性を維持しつつ、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手を提供することにある。
本発明の管継手は、シール部材と、
一端部にフランジ部とシール部を有し、前記一端部同士で前記シール部材を挟持する第1及び第2のスリーブと、
内周面が前記第1のスリーブに挿通され、内周面の一端部が該第1のスリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに、外周面に第1の雄ねじ部を有する雄ナットと、
前記第2のスリーブに挿通され、一端部の内周面の縮径部が前記第2のスリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに他端部の内周面に前記雄ナットの第1の雄ねじ部と螺合する第1の雌ねじ部を有する袋ナットと、
を含む管継手であって、
前記袋ナットは、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部を含む前記他端部側の第1袋ナットと、前記縮径部を含む前記一端部側の第2袋ナットとからなることを特徴とする。
代替的には、本発明の管継手は、
一端部にフランジ部とシール部を有する管材であるスリーブと、
前記スリーブの前記一端部に当接された環状のシール部材と、
一端部にシール部を有すると共に外周面に第1の雄ねじ部を有し、前記一端部が前記シール部材を挟んで前記スリーブの一端部に突き当てられた継手ボディと、
前記スリーブに挿通され、一端部の内周面の縮径部が前記スリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに、他端部の内周面に前記継手ボディの第1の雄ねじ部に螺合する第1の雌ねじ部を有する袋ナットと、を含む管継手であって、
前記袋ナットは、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部を含む前記他端部側の第1袋ナットと、前記縮径部を含む前記一端部側の第2袋ナットとからなることを特徴とする。
好ましくは、前記第1袋ナットは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面に第2の雄ねじ部を有し、前記第2袋ナットは、前記他端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に前記第1袋ナットの第2の雄ねじ部と螺合する第2の雌ねじ部を有する構成を採用できる。
代替的には、前記第1袋ナットは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面から突設する爪部を有し、前記第2袋ナットは、前記一端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に溝部を有し、前記爪部が前記溝部に係合することにより、前記第1袋ナットが前記第2袋ナットと結合する構成を採用できる。
好ましくは、前記介在物として、前記第2のスリーブの外周と前記第2袋ナットの内周の間において、該第2のスリーブのフランジ部と該第2袋ナットの縮径部の間に配置されて、該第2のスリーブに対する該第2袋ナットの回転を容易化するベアリングをさらに有する構成を採用できる。
本発明によれば、袋ナットを互いに着脱可能に連結された第1袋ナットと第2袋ナットとからなる構成としたので、袋ナット全体を雄ナットから分離しなくても、第1袋ナットから第2袋ナットを分離することにより、第1のスリーブ側と第2のスリーブ側とを分離することができるので、継手としての接続信頼性を維持しつつ、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手を提供することができる。
特に、第1袋ナットを、一端部側で雄ナットと、他端部側で第2袋ナットと、それぞれ同一ピッチのねじで螺合する構成を採用することにより、第1袋ナットのみを回転させて、雄ナット側に移動させることで第2袋ナットとの螺合を解除できる。このため、管継手の両側に位置する雄ナットと第2袋ナットの位置を動かす必要がなく、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の管継手を示す外観図。 図1の管継手の縦断面図。 図1の管継手の組付け方法を示す説明図。 図1の管継手の分離方法を示す説明図。 図1の管継手の分離方法を示す説明図。 図1の管継手の分離方法を示す説明図。 本発明の第2の実施形態の管継手を示す縦断面図。 本発明の第3の実施形態の管継手を示す縦断面図。 図6の管継手の第1袋ナットを示すA−A矢視図。 図6の管継手の第2袋ナットを示すB−B矢視図。 従来の管継手の一例を示す縦断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の管継手を示す外観図であり、図2はその縦断面図である。
本実施形態の管継手100は、第1及び第2のスリーブ10a,10bと、ガスケット20と、雄ナット30と、袋ナット40と、さらに、ベアリング50とからなる。
第1及び第2のスリーブ10a,10bは、一端部にシール部11とフランジ部12を有する管材であって、前記一端部同士で前記ガスケット20を挟持するようになっている。
シール部11は、スリーブ10a,10bの端部から軸方向に円環状に膨出した形状を有し、ガスケット20に当接してシールする部分である。
フランジ部12は、袋ナット40の内周側の縮径部と係合して軸方向に引き寄せられる部分である。
フランジ部12に連続する大径部分13は、雄ナット30及び袋ナット40の内周側が擦接する部分で、雄ナット30の内径や袋ナット40の縮径部の内径に合わせて規格化された外径を有する。
第1及び第2のスリーブ10a,10bの他端部側の小径部分14は、溶接用端部15を有し、溶接する管材等に合わせて様々な内径、外径を有するものが用意されている。尚、各図面は、第2のスリーブ10b(図5ではスリーブ10)にL型継手が溶接された例を示している。
ガスケット20は、シール部材であって、ニッケル又はステンレス鋼などからなる、環状の円板状の部材で、図2の例では、周縁部に折り曲げられたリテナー部21と一体となっている。但し、ガスケット20は、リテナー部21のないものであってもよい。また、ガスケット20は、オリフィスガスケットや、ブラインドガスケット等、種々用いてもよい。
雄ナット30は、内周面が前記第1のスリーブ10aに挿通され、内周面の一端部31が該第1のスリーブ10aのフランジ部12aに直接又は介在物を介して係合するとともに、外周面に並行ねじからなる第1の雄ねじ部32を有する
袋ナット40は、前記第2のスリーブ10bに挿通され、一端部の内周面の縮径部41が前記第2のスリーブ10bのフランジ部12bに直接又は介在物を介して係合するとともに他端部の内周面に前記雄ナット30の第1の雄ねじ部32と螺合する並行ねじからなる第1の雌ねじ部42を有する。尚、雄ナット30及び雌ナット40の上記「介在物」としては、後述するベアリング50等が挙げられる。
ここで、本発明においては、袋ナット40は、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部42を含む前記他端部側の第1袋ナット40aと、前記縮径部41を含む前記一端部側の第2袋ナット40bとからなることを特徴とする。
本実施形態では、前記第1袋ナット40aは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面に並行ねじからなる第2の雄ねじ部43を有し、前記第2袋ナット40bは、前記他端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に前記第1袋ナットの第2の雄ねじ部43と螺合する並行ねじからなる第2の雌ねじ部44を有する。
これにより、図1および2の状態から、第1袋ナット40aのみを回転させて雄ナット30側に移動させることで、第2袋ナット40bとの螺合を解除できる。このため、管継手の両側に位置する雄ナット30と第2袋ナット40bの位置を動かす必要がなく、狭いスペースでも着脱作業ができる。
尚、螺合距離が小さい場合等、ねじとして並行ねじの代わりにテーパねじ等を使用することも可能である。
尚、本実施形態では、互いに螺合する第1の雄ねじ部32と第1の雌ねじ部42のピッチP1は、互いに螺合する第2の雄ねじ部43と第2の雌ねじ部44のピッチP2と、同一に形成されている。この場合、上記作業ができることに加えて、通常時に第1袋ナット40aが動いても、継手の連結が緩みにくいというメリットがある。
一方、第2の雄ねじ部43と第2の雌ねじ部44のピッチP2を、第1の雄ねじ部32と第1の雌ねじ部42のP1より大きくすると、螺合の解除作業中、第1袋ナット40aを上記のように回転させると第2袋ナット40bが継手の連結を緩める方向に動くので、作業しやすいというメリットが考えられる。
逆に、第2の雄ねじ部43と第2の雌ねじ部44のピッチP2を、第1の雄ねじ部32と第1の雌ねじ部42のP1より小さくすると、螺合の解除作業中、第1袋ナット40aを上記のように回転させると第2袋ナット40bが継手の連結を締める方向に動くので、第2袋ナット40bを逆方向に回転させる必要がある。
ベアリング50は、複数の剛球を環状の平板間に保持したスラストベアリングであり、前記第2のスリーブ10bの外周と前記第2袋ナット40bの内周の間において、該第2のスリーブ10bのフランジ部12bと該第2袋ナット40bの縮径部41の間に配置されて、該第2のスリーブ10bに対する該第2袋ナット40bの回転を容易化する。
但し、このベアリングは、本発明において必須ではなく、第2のスリーブ10bに対して第2袋ナット40bがスムーズに回転できれば、設けなくてもよい。
次に、本実施形態の管継手の組付け方法を、図1〜3に示す。
まず、図3に示すように、第1袋ナット40aの第2の雄ねじ部43と第2袋ナット40bの第2の雌ねじ部44とを最後まで螺合させて連結させる。このとき、この連結された袋ナット40の外周部は、六角柱の形状を有する。
次に、この六角柱の表面を、第1袋ナット40aと第2袋ナット40bの境界を跨いで両方をスパナ等でくわえて袋ナット40全体を回わし、第1袋ナット40aの第1の雌ねじ部42を雄ナット30の第1の雄ねじ部32とを最後まで螺合させて連結させる。さらに、所定角度(例えば1/6回転)増し締めを行う(図1及び2)。
次に、本実施形態の管継手の分離方法を、図1,2及び4A〜4Cに示す。
図1及び2に示す分離前の状態から、袋ナット40のうち、第1袋ナット40aと第2袋ナット40bのそれぞれの外周の六角柱表面を別々のスパナ等でくわえて、第2袋ナット40bを固定しながら、第1袋ナット40aを雄ナット30にさらに螺合する方向に回転させる(図4A)。これにより、第1袋ナット40aと第2袋ナット40bとの螺合が解除され(図4B)、第1のスリーブ10a側と第2のスリーブ10b側が分離する(図4C)。
再度組付ける際には、ガスケット20を交換して組付ける。その際、上記図1〜3に示した手順で組付けを行ってもよいが、スペースが狭い場合は、第1袋ナット40aが雄ナット30に螺合した状態(図4C)から、第1袋ナット40aを第2袋ナットに螺合させ、図2の状態にしてもよい。
本実施形態では、第1袋ナット40aを、一端部側で雄ナット30と、他端部側で第2袋ナット40bと、それぞれ螺合する構成を採用したので、第1袋ナット40aのみを回転させて、雄ナット30側に移動させることで第2袋ナット40bとの螺合を解除できる。これにより、管継手100の両側に位置する雄ナット30と第2袋ナット40bの位置を動かす必要がなく、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の管継手について説明する。
本実施形態の管継手は、図5の縦断面図に示ように、スリーブと継手ボディを結合するものであり、第1の実施形態の管継手100において、第1のスリーブ10aと雄ナット30を継手ボディ70に置き換えたものである。
この管継手200は、一端部にシール部11とフランジ部12とを有する管材であるスリーブ10と、一端部にシール部71を有すると共に外周面に第1の雄ねじ部72を有する継手ボディ70と、環状のガスケット20と、内周の縮径部41がスリーブ10のフランジ部12に係合するとともに内周に第1の雌ねじ部42を有する袋ナット40と、さらに、ベアリング50とからなり、袋ナット40の第1の雌ねじ部42を継手ボディ70の第1の雄ねじ部72に螺合させて締め込むことにより、スリーブ10の前記一端部がガスケット20を挟んで継手ボディ70の前記一端部に押しつけられ、シールされるようになっている。
本実施形態においても、袋ナット40は、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部42を含む前記他端部側の第1袋ナット40aと、前記縮径部41を含む前記一端部側の第2袋ナット40bとからなる。
前記第1袋ナット40aは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面に並行ねじからなる第2の雄ねじ部43を有し、前記第2袋ナット40bは、前記他端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に前記第1袋ナット40aの第2の雄ねじ部43と螺合する並行ねじからなる第2の雌ねじ部44を有する。本実施形態でも、互いに螺合する第1の雄ねじ部72と第1の雌ねじ部42のピッチP1は、互いに螺合する第2の雄ねじ部43と第2の雌ねじ部44のピッチP2と、同一に形成されている。
尚、本実施形態でも、螺合距離が小さい場合等、ねじとして並行ねじの代わりにテーパねじ等を使用することも可能である。
本実施形態の管継手の組付け方法及び分離方法は、第1の実施形態の組付け方法及び分離方法と同様である。
本実施形態では、第1袋ナット40aを、一端部側で継手ボディ70と、他端部側で第2袋ナット40bと、それぞれ螺合する構成を採用したので、第1袋ナット40aのみを回転させて、継手ボディ70側に移動させることで第2袋ナット40bとの螺合を解除できる。これにより、管継手の両側に位置する継手ボディ70と第2袋ナット40bの位置を動かす必要がなく、狭いスペースでも着脱作業ができる、管継手を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の管継手について説明する。
本実施形態の管継手は、図6の縦断面図に示ように、第1の実施形態の管継手100において、第1袋ナット40a及び第2袋ナット40bの連結機構として、ねじの代わりに爪と溝からなる係合機構を用いたものである。
本実施形態の管継手300は、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のスリーブ10a,10bと、ガスケット20と、雄ナット30と、袋ナット80と、さらに、ベアリング50とからなる。
袋ナット80は、第1及び第2の実施形態と同様に、互いに着脱可能に連結された、第1袋ナット80aと、第2袋ナット80bとからなる。
但し、第1袋ナット80aは、外周部の他端部側に外側に張り出した爪部81aとその手前の溝部82aを有し、一方、第2袋ナット80bは、内周部の一端部側に内側に張り出した爪部81bとその手前の溝部82bを有し、第1袋ナット80aの爪部81aと溝部82aが第2袋ナットの溝部82bと爪部81aにそれぞれ係合している。
図7に第1袋ナット80a単体のA−A矢視図、図8に第2袋ナット80b単体のB−B矢視図を示す。第1袋ナット80a及び第2袋ナット80bのそれぞれの爪部81a,81bは、全周ではなく、対向する2箇所にのみ形成されている。また、第2袋ナット80bの溝部82bの終端部近傍には、回転止めのピン83が打設されている。したがって、第1袋ナット80a及び第2袋ナット80bを、爪部81a,81b同士が干渉しない回転位置にセットして嵌め込み、第1袋ナット80aをその爪部81aが回転止めのピン83に突き当たるまで回転させることにより、第1袋ナット80a及び第2袋ナット80bが結合するようになっている。この結合した袋ナット80全体を雄ナット30に螺合させると、第1袋ナット80aと第2袋ナット80bの間に張力が作用し、摩擦により両者の間の回転が固定される。
本実施形態の管継手の組付け方法としては、第1及び第2の実施形態と同様に、まず第1袋ナット80aと第2袋ナット80bを結合させ、この結合した袋ナット80全体を雄ナット30に螺合させる。
一方、分離方法は、第1及び第2の実施形態とは異なり、第1袋ナット80aに対して第2袋ナット80bを回転させることにより、両者の結合を解除する。その後、第2袋ナット80bを第1袋ナット80aから完全に外れる位置まで第2のスリーブ10b側に移動させる。
本実施形態では、第1袋ナット80aと第2袋ナット80bとの連結機構として、ねじの代わりに爪部81a,81bと溝部82a,82bからなる係合機構を用いたので、第2袋ナット80bのみを回転させて、簡単に結合を解除できる。この場合、第2袋ナット80bが第1のスリーブ10a側に掛らないようにするためには、第2袋ナット80bを爪部81bと溝部82bの寸法分だけ第2のスリーブ10b側に移動させる必要があるが、従来構造のような大きな寸法分移動させる必要はなく、狭いスペースでも着脱作業ができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、第3の実施形態において、第1のスリーブ10aと雄ナット30を継手ボディ70に置き換えた構成にしてもよい。
また、管継手の分離方法において、袋ナット40のうち、第1袋ナット40b部分のみの外周の六角柱表面をスパナ等でくわえて、第1袋ナット40aとの螺合を解除する方向(スリーブに溶接されたL継手側)に移動するように回転させてもよい。
10 スリーブ
10a 第1のスリーブ
10b 第2のスリーブ
11 シール部
12,12a,12b フランジ部
13,14 大径部分
15 溶接用端部
20 ガスケット(シール部材)
21 リテナー部
30 雄ナット
31 一端部
32 第1の雄ねじ部
40 袋ナット
40a 第1袋ナット
40b 第2袋ナット
41 縮径部
42 第1の雌ねじ部
43 第2の雄ねじ部
44 第2の雌ねじ部
50 ベアリング
70 継手ボディ
71 シール部
72 第1の雄ねじ部
80 袋ナット
80a 第1袋ナット
80b 第2袋ナット
81a,81b 爪部
82a,82b 溝部
83 ピン

100,200,300 管継手

Claims (5)

  1. シール部材と、
    一端部にフランジ部とシール部を有し、前記一端部同士で前記シール部材を挟持する第1及び第2のスリーブと、
    内周面が前記第1のスリーブに挿通され、内周面の一端部が該第1のスリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに、外周面に第1の雄ねじ部を有する雄ナットと、
    前記第2のスリーブに挿通され、一端部の内周面の縮径部が前記第2のスリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに他端部の内周面に前記雄ナットの第1の雄ねじ部と螺合する第1の雌ねじ部を有する袋ナットと、
    を含む管継手であって、
    前記袋ナットは、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部を含む前記他端部側の第1袋ナットと、前記縮径部を含む前記一端部側の第2袋ナットとからなることを特徴とする、管継手。
  2. 一端部にフランジ部とシール部を有する管材であるスリーブと、
    前記スリーブの前記一端部に当接された環状のシール部材と、
    一端部にシール部を有すると共に外周面に第1の雄ねじ部を有し、前記一端部が前記シール部材を挟んで前記スリーブの一端部に突き当てられた継手ボディと、
    前記スリーブに挿通され、一端部の内周面の縮径部が前記スリーブのフランジ部に直接または介在物を介して係合するとともに、他端部の内周面に前記継手ボディの第1の雄ねじ部に螺合する第1の雌ねじ部を有する袋ナットと、を含む管継手であって、
    前記袋ナットは、互いに着脱可能に連結された、前記第1の雌ねじ部を含む前記他端部側の第1袋ナットと、前記縮径部を含む前記一端部側の第2袋ナットとからなることを特徴とする、管継手。
  3. 前記第1袋ナットは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面に第2の雄ねじ部を有し、前記第2袋ナットは、前記他端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に前記第1袋ナットの第2の雄ねじ部と螺合する第2の雌ねじ部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の管継手。
  4. 前記第1袋ナットは、前記一端部側の外周面が縮径されて該縮径された外周面から突設する爪部を有し、前記第2袋ナットは、前記一端部側の内周面が拡径されて該拡径された内周面に溝部を有し、前記爪部が前記溝部に係合することにより、前記第1袋ナットが前記第2袋ナットと結合することを特徴とする、請求項1又は2に記載の管継手。
  5. 前記介在物として、前記第2のスリーブの外周と前記第2袋ナットの内周の間において、該第2のスリーブのフランジ部と該第2袋ナットの縮径部の間に配置されて、該第2のスリーブに対する該第2袋ナットの回転を容易化するベアリングをさらに有する、請求項1〜4のいずれかに記載の管継手。
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