JP2021034161A - ケーブル組立体及びコネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の変形に追従できるケーブル組立体を提供する。【解決手段】第1コネクタ1はケーブル3の端部に取り付けられている。第1コネクタ1は、複数のケーブル3の端部にそれぞれ接続される複数の端子11と、複数の第1端子11をそれぞれ有している複数の第1嵌合体10と、弾性材料で形成されている柔軟部30とを有している。柔軟部30は、複数の嵌合体10を連結している連結部31と、複数のケーブル3の端部を保持しているケーブル保持部32とを有している。【選択図】図7

Description

本発明は、ケーブル組立体及びコネクタ組立体に関する。
導体パッドが形成されている基材に複数のケーブルを接続するためのコネクタが利用されている(例えば、特許文献1)。このようなコネクタにおいて、ケーブル端部に設けられている端子は、プラスチックで形成されているハウジングによって保持されている。そのため、端子間の相対位置は固定されている。
特開2015−149251号公報
導体パッドが形成されている基材が柔軟性のある材料で形成され、衣服や皮膚などの柔軟性のある場所にこの基材が取り付けられる場合、基材が変形する(撓む)ことがある。ところが、従来のコネクタの形状(言い換えれば、端子間の相対位置)は、基材の変形に追従できないという問題がある。
(1)本開示で提案するケーブル組立体は、第1の方向で並んでいる複数のケーブルと、コネクタと、を有している。前記コネクタは、前記複数のケーブルの端部にそれぞれ接続されている複数の端子と、前記第1の方向で並んでおり、前記複数の端子をそれぞれ有し、相手コネクタと嵌合する複数の嵌合体と、弾性材料で形成されている柔軟部と、を有している。前記柔軟部は、前記複数の嵌合体を連結している連結部と、前記複数のケーブルの前記端部を保持しているケーブル保持部とを有している。この構造によると、連結部が変形することによって、コネクタの形状が基材の変形に追従できるようになる。また、ケーブル保持部によって、部品数を増すことなく、ケーブルの屈曲等に対する機械的な耐久性を向上できる。
(2)(1)のケーブル組立体において、前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数のハウジングのそれぞれは、前記端子を収容し前記相手コネクタと嵌合する嵌合部を有してもよい。
(3)(1)のケーブル組立体において、前記複数の嵌合体は、前記端子を収容し前記相手コネクタと嵌合する複数のハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数の端子のそれぞれは、前記相手コネクタの端子と接触する接触部と、前記端子の前記接触部以外の部分である基部とを有してもよい。前記複数のケーブルのそれぞれは、外被と、前記外被から露出し前記端子と接続している露出部を有している芯線と、を有してもよい。前記端子の前記基部と、前記芯線の前記露出部は、前記ハウジングと前記柔軟部の少なくとも一方に埋まっていてもよい。
(4)(3)のケーブル組立体において、前記芯線の前記露出部と前記外被の端部は前記ケーブル保持部に埋まっていてもよい。
(5)(1)のケーブル組立体において、前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数のハウジングは、隣り合う2つのハウジングの間に隙間を有してもよい。
(6)(1)のケーブル組立体において、前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数の端子の基部は前記複数のハウジングによってそれぞれ保持されてもよい。前記柔軟連結部は前記複数のハウジングを連結してもよい。
(7)(1)のケーブル組立体において、前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成され前記端子を収容している複数のハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数の端子の基部は前記連結部によって保持されてよい。そして、前記連結部の外側に前記複数のハウジングが固定されてもよい。
(8)本開示で提案するコネクタ組立体の一例は、(1)に記載されるケーブル組立体を有し、前記ケーブル組立体の前記コネクタである第1コネクタと、前記第1コネクタと嵌合可能な第2コネクタとを有しているコネクタ組立体である。前記第2コネクタは、前記第1の方向で並んでいる複数の第2端子と、前記複数の第2端子をそれぞれ有し前記複数の第1嵌合体とそれぞれ嵌合するよう構成されている複数の第2嵌合体とを有している。この構造によると、連結部が変形することによって、第1コネクタの形状が基材の変形に追従できる。また、ケーブル保持部によって、部品数を増すことなく、ケーブルの耐久性を向上できる。
(9)(8)のコネクタ組立体において、前記複数の第1嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数の第1ハウジングをそれぞれ有してもよい。前記複数の第1ハウジングのそれぞれは、前記第1端子を収容している凹部である嵌合部を有してもよい。前記複数の第2嵌合体は、弾性材料によって形成され且つ前記嵌合部の内側に嵌合する第2ハウジングを有してもよい。
(10)(8)のコネクタ組立体において、前記第2ハウジングの外面と前記第1ハウジングの前記嵌合部の内面のうちの一方に、他方に押し付けられるシール部が形成されてよい。
本開示で提案する第1の例によるケーブル組立体と、第2コネクタの上側を示す斜視図である。 図1で示す第1コネクタが有している第1嵌合体と係合部材の上側を示す斜視図である。 図1で示す第1コネクタの下側を示す斜視図である。 図1で示す第1コネクタが有している第1嵌合体の平面図である。 第1コネクタが有している第1端子と、第2コネクタが有している第2嵌合体とを示す斜視図である。 第2嵌合体が有している第2端子を示す斜視図である。 図4で示すVII−VII線で得られる第1コネクタと第2コネクタの断面図である。切断面は、第2端子が有している2つの接触部を通っている。 第1コネクタの第2の例を示す斜視図である。 図8で示す第1コネクタが有している柔軟部の斜視図である。 図8で示す第1コネクタの下側を示す斜視図である。 図8で示す第1コネクタと第2コネクタの断面図である。
以下、本開示で提案するケーブル組立体及びコネクタ組立体について説明する。本明細書では、図1のZ1及びZ2で示す方向をそれぞれ上方及び下方と称し、図1のY1及びY2で示す方向をそれぞれ前方及び後方と称し、図1のX1及びX2で示す方向をそれぞれ右方及び左方と称する。これらの方向は、ケーブル組立体及びコネクタ組立体の要素(部品、部材、部位)の相対的な位置関係を説明するために使用される。これらの方向は、ケーブル組立体の使用時におけるケーブル組立体及びコネクタ組立体の姿勢を限定するものではない。
[全体]
図1で示すように、コネクタ組立体は、左右方向で並んでいる複数のケーブル3と、第1コネクタ1と、第2コネクタ2とを有している。2つのコネクタ1・2は上下方向で嵌合可能である。第1コネクタ1は複数のケーブル3の端部に取り付けられており、複数のケーブル3とともにケーブル組立体Mを構成する。
第2コネクタ2は、左右方向で並んでいる複数の第2嵌合体60(図1参照)を有している。第2嵌合体60は一定の間隔で並んでいる。各第2嵌合体60は第2端子61(図6参照)と第2ハウジング70(図5参照)とを有している。複数の第2嵌合体60は、例えば、柔軟性を有する基材B上に配置される。基材Bとしては、例えば、Flexible Printed Circuitが利用される。第2端子61は基材Bに形成されている導体部(不図示)に電気的に接続される。隣り合う2つの第2嵌合体60は左右方向で離れている。そのため、第2嵌合体60の位置は、基材Bの変形(例えば、撓み)に応じて変化し得る。
第1コネクタ1は、左右方向で並んでいる複数の第1嵌合体10(図2参照)を有している。第1嵌合体10は第1端子11と第1ハウジング20とを有している。複数の第1嵌合体10は、複数のケーブル3の端部にそれぞれ取り付けられている。第1端子11はケーブル3の端部に接続されている。第1ハウジング20は第1端子11の接触部11a(図3参照)を収容している。
なお、本明細書において「ケーブルの端部」とは、端子の接続部(第1コネクタ1において接続部11c)と電気的に接触している部分を含む。例えば、「ケーブルの端部」は、ケーブルの外被から露出している芯線の端部(ケーブル3において露出部3a)を含む。端子とケーブルとの接続は、半田付けが利用されてもよいし、圧着が利用されてもよい。圧着とは、端子を変形させて、ケーブルの芯線に端子を接触させることを意味する。また、端子とケーブルとの接続には、圧接が利用されてもよい。すなわち、外被を剥がしていないケーブルが略U字形状の圧接刃に押し込まれ、圧接刃が外被を破り芯線に接触してもよい。
[第1コネクタ]
第1端子11は、例えば、金属板からプレス加工によって形成されたものである。第1端子11は、第2コネクタ2の第2端子61と接触する接触部11aを有している。図5で示すように、第1コネクタ1の例において、接触部11aは下方に延びている板状である。また、第1端子11は、接触部11a以外の部分である基部11bを有している。基部11bは、ケーブル3と電気的に接続する接続部11cを、例えば第1端子11の後部に有する。ケーブル3は、外被3bと、外被3bによって覆われている芯線(電線)とを有している。芯線は、その端部に、外被3bから露出している露出部3aを有している。露出部3aは、例えば半田によって第1端子11の接続部11cに取り付けられる。基部11bは、接続部11cから前方に延びている被保持部11dを有している。接触部11aは、被保持部11dに対して折り曲げられて、下方に延びている。接続部11cの位置は被保持部11dよりも低い。第1端子11の形状は、第1コネクタ1の例に限られず、適宜変更されてよい。例えば、接触部11aは、ピン状であってもよい。
第1端子11の基部11b(より詳細には、被保持部11d)は、第1ハウジング20によって保持されている(図7参照)。第1コネクタ1の例においては、第1端子11の被保持部11dは、第1ハウジング20に埋まっている。すなわち、第1ハウジング20はインサート成形によって形成されている。インサート成形においては、第1端子11の基部11bが内部に配置されている金型に、第1ハウジング20の材料となる樹脂が供給される。これによって、第1端子11の基部11b(より詳細には、被保持部11d)が第1ハウジング20に埋まることとなり、第1ハウジング20は被保持部11dに対して水密に形成されている。
図7で示すように、第1端子11の基部11bは第1ハウジング20の上部20dに埋まっている。第1ハウジング20は嵌合部21を有している。嵌合部21は、下側に向かって開口している凹部であり、その内側に第1端子11の接触部11aが配置されている。この構造によると、第1端子11を第1ハウジングによって保護できる。より具体的には、嵌合部21によって接触部11aを保護できる。第1ハウジング20は、後述する柔軟部30を形成する弾性材料よりも高い剛性を有する材料(具体的には、樹脂)で形成されている。そのため、第1ハウジング20による接触部11aの保護をより確実化できる。第1ハウジング20の材料は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)や、ポリアミド、ポリフェニリンサルファイド(PPS)などである。嵌合部21の内側に、第2コネクタ2の第2嵌合体60が嵌合する。第1ハウジング20は、下方に向かって開いている嵌合部21の開口(第2嵌合体60が挿入される開口)以外に、外部に通じている開口を有していない。
[柔軟部]
第1嵌合体10は、左右方向において一定間隔で並んでいる。隣り合う2つ第1嵌合体10の間に隙間G1(図7参照)が確保されている。図1及び図7で示すように、第1コネクタ1は、弾性材料で形成されている柔軟部30を有している。弾性材料は、例えばエラストマーや、ゴムである。エラストマーの一例としては、熱可塑性ポリエステルをあげることができる。柔軟部30は、複数の第1嵌合体10を連結する連結部31を有している。この構造によると、連結部31の変形によって、複数の第1嵌合体10の相対位置の変化(例えば上下方向での相対位置の変化)が許容される。その結果、第1端子11と第2端子61の接続を維持したまま、第2コネクタ2が取り付けられている基材Bの変形(撓み)に追従して、第1コネクタ1も変形できる。第1コネクタ1の例では、連結部31は左右方向で延びていて、これに複数の第1嵌合体10が固定されている。連結部31は、各第1嵌合体10の位置を左右方向で通過している。1つの連結部31によって、全ての第1嵌合体10が連結されている。この構造によると、第1コネクタ1が第2コネクタ2に接続している状態で第2コネクタ2が実装されている基材Bが変形したときに、基材Bの変形が第1コネクタ1の全体に伝わり、第1コネクタ1が基材Bに追従して変形し易くなるというメリットが得られる。基材Bの変形としては、基材Bが上側に向かって膨らむように変形する場合(コネクタ1・2の中央部が上側に向かって膨らむ場合)や、基材Bが下側に向かって膨らむように変形する場合(コネクタ1・2の中央部が下側に向かって膨らむ場合)がある。また、基材Bがねじれるように変形する場合や、基材Bの右部と左部(コネクタ1・2の右部と左部)とが前後方向でずれる場合もある。いずれの変形に対しても、第1コネクタ1と第2コネクタ2の双方が追従し得る。
複数の第1端子11の基部11bは複数の第1ハウジング20によってそれぞれ保持されている。連結部31は複数の第1ハウジング20を連結している。図1及び図7で示すように、第1コネクタ1の例では、連結部31は複数の第1ハウジング20の上側に形成され、第1ハウジング20の上面を覆っている。また、連結部31は、第1ハウジング20の前面に沿って形成される部分(前部31a、図3参照)と、第1ハウジング20の背面に沿って形成される部分(後部31b、図3参照)とを有している。隣り合う2つの第1ハウジング20の側面の間に、隙間G1(図7参照)が確保されている。このため、隣り合う2つの第1ハウジング20の相対位置の変化がスムーズになる。連結部31は、平面視において第1ハウジング20の間に位置している部分を有している。
このように、柔軟部30よりも高い剛性を有する材料で形成されている第1ハウジング20が第1端子11の基部11bを保持し、柔軟部30が複数の第1ハウジング20を連結している。この構造によると、第1コネクタ1の製造時に、第1ハウジング20が成形され、その後に、柔軟部30が成形されることとなる。その結果、第1ハウジング20の材料として、柔軟部30よりも高い融点を有する材料を使用することが可能となる。このため、材料の選択が容易となる。
図7で示すように、連結部31は、隣り合う2つの第1ハウジング20の側面の間に位置し、それらを連結している部分31eを有している。(図7の例において、部分31eは、第1ハウジング20の上面20cよりも下方に位置する部分である。以下では、「部分31e」を「側面連結部31e」と称する。)側面連結部31eによって、複数の第1ハウジング20の連結強度を向上できる。
図7で示すように、側面連結部31eは第1嵌合体10の上部に位置し、第1ハウジング20の下端には達していない。したがって、隣り合う2つの第1ハウジング20の下部の間には、連結部31が存在していないスペースS1が確保されている。これによって、第1ハウジング20の下部が左右方向(図7においてh1の方向)に動きやすくなる。その結果、第2コネクタ2の第2嵌合体60が第1嵌合体10に嵌まっているとき、隣り合う2つの第1ハウジング20の下部の間の距離の拡大・縮小に要する力を低減できる。その結果、第1コネクタ1の位置や動きについて柔軟性を向上でき、基材Bの変形への第1コネクタ1の追従を容易化できる。
図7で示すように、連結部31は、その上面に、前後方向で延びている溝31fを有している。溝31fは、連結部31の上面の前端から後端まで延びている。溝31fは、第1コネクタ1の平面視において、隣り合う2つの第1嵌合体10の間(すなわち、隣り合う2つの第1ハウジング20の間)に位置している。この溝31fも、第1コネクタ1の柔軟性の向上に寄与する。
[ケーブル保持部]
図1で示すように、柔軟部30は複数のケーブル保持部32を有している。複数のケーブル保持部32は、複数のケーブル3の端部をそれぞれ保持している。これによって、部品数を増やすことなく、ケーブル3の耐久性を向上できる。複数のケーブル保持部32は連結部31から後方に延び、ケーブル3の端部と一体化している。ケーブル保持部32は弾性材料で形成されているので、ケーブル保持部32によって、例えばケーブル3を曲げたときにケーブル3の端部に作用する負荷を軽減し、ケーブル3の耐久性を向上できる。
図2で示すように、第1端子11の接続部11cは、第1ハウジング20の後面から後方に突出している。ケーブル3の芯線は、外被3bから露出し第1端子11の接続部11cに接続している露出部3aを有している。ケーブル保持部32は、接続部11cの全体、露出部3aの全体、及び外被3bの端部を覆っている。すなわち、接続部11cの全体、露出部3aの全体、及び外被3bの端部は、ケーブル保持部32の材料に埋まっている。これによって、ケーブル保持部32は接続部11c及び露出部3aに対して水密に形成されている。
第1コネクタ1では、第1端子11の基部11b(被保持部11d)は第1ハウジング20に埋まっており、ケーブル3の端部はケーブル保持部32に埋まっている。したがって、第1端子11の接触部11a以外の導体部(より詳細には、第1端子11の基部11bと、芯線の露出部3a)は、第1ハウジング20と柔軟部30とによって完全に覆われており、すなわち、第1ハウジング20と柔軟部30とに埋まっており、外部に露出している部分を有していない。このため、第1端子11及びケーブル3について、高い防水性が確保できている。
また、第1コネクタ1の例では、第1端子11の接続部11cとケーブル3の露出部3aは、第1ハウジング20ではなく、柔軟部30に埋まっている。こうすることで、柔軟部30の材料に比して融点が高い材料で形成される第1ハウジング20がケーブル3の外被3bに触れることを防ぐことができる。また、例えば、第1コネクタ20とは異なり、第1端子11の接続部11cとケーブル3の露出部3aとが第1ハウジング20に埋まっている構造によると、第1コネクタ1の製造工程においてケーブル3を第1端子11に接続している状態で第1ハウジング20を成形することが必要となり、ケーブル3が第1ハウジング20を成形作業の邪魔となり得る。これに対して、第1端子11の接続部11cとケーブル3の露出部3aが柔軟部30に埋まっている構造によると、第1コネクタ1の製造工程において、ケーブル3を第1端子11に接続する前に、第1ハウジング20を成形することが可能となる。このため、第1コネクタ1の製造作業を容易化できる。さらに、この構造によると、柔軟部30のケーブル保持部32が柔軟にケーブル3の動きに追従できるようになる。
図3で示すように、ケーブル保持部32には、ケーブル3を取り囲む周方向で延びている複数の溝32aが形成されている。複数の溝32aは前後方向で並んでいる。この構造によると、ケーブル3を端部で曲げたときに、ケーブル保持部32に作用する応力を低減できる。
ケーブル保持部32の形状は、第1コネクタ1の例に限られない。第1コネクタ1の例において、隣り合う2つのケーブル保持部32は左右方向において離れている。しかしながら、柔軟部30は、例えば左右方向で延びている1つのケーブル保持部32を有してもよい。そして、この1つのケーブル保持部32によって複数のケーブル3の端部が覆われていてもよい。また、第1端子11の接続部11cやケーブル3の露出部3aは、柔軟部30ではなく、第1ハウジング20によって覆われてもよい。この場合、外被3bの端部は、柔軟部30のケーブル保持部32で覆われてもよい。
[製造方法]
第1コネクタ1の製造方法の例を説明する。まず、プレス加工により複数の第1端子11を形成する。そして、第1端子11の基部11bと一体化した複数の第1ハウジング20を、インサート成形によって形成する。次に、第1ハウジング20の後面から突出している第1端子11の接続部11cに、複数のケーブル3の端部(具体的には芯線の露出部3a)をそれぞれ接続する。接続は、例えば半田によってなされる。これにより、ケーブル3の端部に取り付けられ複数の第1嵌合体10が得られる。この手順によると、ケーブル3を第1端子11に接続する前に、第1ハウジング20を成形することが可能となる。このため、第1コネクタ1の製造作業を容易化できる。
次に、複数の第1嵌合体10と一体化した柔軟部30をインサート成形によって形成する。インサート成形においては、ケーブル3が取り付けられている複数の第1嵌合体10が内部に配置されている金型に、柔軟部30の材料が供給される。これにより、複数の第1ハウジング20を連結する連結部31と、接続部11c、露出部3a、及び外被3bの端部を覆うケーブル保持部32とが得られる。このとき、後述する被係合部材41も、インサート成形によって、柔軟部30に固定されてもよい。これにより、第1コネクタ1が得られる。
なお、第1コネクタ1の製造方法は上の例に限られない。例えば、複数の第1端子11の接続部11cに、複数のケーブル3の端部(具体的には芯線の露出部3a)をそれぞれ接続してもよい。そして、ケーブル3が接続された第1端子11の基部11bと一体化した第1ハウジング20を、インサート成形によって形成してもよい。
[第2コネクタ]
第2コネクタ2を構成している第2嵌合体60は、第2端子61を有している。図6で示すように、第2端子61は、例えば、2つの接触部61aを有する。2つの接触部61aは左右方向において互いに反対側に配置され、それらの間に第1端子11の接触部11aが差し込まれる。第1コネクタ1の例において接触部11aは板状である。2つの接触部61aは、接触部11aの2面にそれぞれ接する。2つの接触部61aの位置は前後方向にずれている。第2コネクタ2の例とは異なり、2つの接触部61aは互いに向き合っていてもよい。
図6で示すように、第2端子61は、その下部に、板状の接続部61bを有している。接続部61bは、基材Bの導体部に、例えば半田によって取り付けられる。第2端子61は、接続部61bから上方に延びている被保持部61cを有している。第2コネクタ2の例において、第2端子61は、前後方向で離れている2つの被保持部61cを有している。第2ハウジング70は、被保持部61cを保持している。第2ハウジング70は、例えばインサート成形によって形成されている。すなわち、第2端子61の被保持部61cが内部に配置されている金型に、第2ハウジング70の材料が供給されて、第2ハウジング70と第2端子61の被保持部61cとが一体化している。
第2端子61の形状は、第2コネクタ2の例に限られず、適宜変更されてよい。例えば、第2端子61の接触部61aは、第1端子61の接触部11aと同様、板状に形成されてもよい。この場合、第1端子11が互いに向き合う2つの接触部11aを有してもよい。そして、2つの接触部11aの間に、板状の接触部61aが差し込まれてもよい。
第2ハウジング70は、第1ハウジング20が有している嵌合部21の内側に嵌まるように構成されている。図5で示すように、第2ハウジング70は、第2端子61の基部(より具体的には、接触部61aの基部61eと、被保持部61cの基部61f、図6参照)を保持しているベース部71を有している。また、第2ハウジング70は、ベース部71から上方に延びている保護部72を有している。保護部72は、2つの接触部61aを取り囲み、これらを保護している。保護部72は、上方に開いている開口72aを有しており、第1端子11の接触部11aは、開口72aを通って2つの接触部61aの間に差し込むことができる。第2端子61の被保持部61cは保護部72によって保持されている。すなわち、被保持部61cは保護部72に埋まっている。
図5で示すように、第2ハウジング70の外面に、環状のシール部71aが形成されている。シール部71aは、例えばベース部71の外面に形成され、第2端子61の基部を取り囲む。シール部71aの位置は、第2端子61の接触部61aよりも低い。図7で示すように、第2ハウジング70が第1ハウジング20の嵌合部21の内側に嵌まっているとき、シール部71aは嵌合部21の開口の縁(凹部の入り口)近くに位置し、嵌合部21の内面21aに押し付けられる。これにより、嵌合部21の内部(接触部11a・61aが配置される空間)に、嵌合部21の下端から水が浸入することを防ぐことができる。嵌合部21の下部での内幅W1(図7参照)は、内面21aの上部での内幅W2(図7参照)よりも大きい。内面21aの下部にシール部71aが位置している。
第2ハウジング70は弾性材料で形成され、第1ハウジング20は、柔軟部30の弾性材料よりも高い剛性を有している樹脂で形成されている。そのため、例えば双方が弾性材料で形成されている場合に比して、第1ハウジング20と第2ハウジング70との嵌合確実性を向上でき、シール部71aによる防水性を向上できる。
第2コネクタ2の例において、シール部71aは、第2ハウジング70と一体的に形成されている。すなわち、第2ハウジング70の成形時に、シール部71aは第2ハウジング70の他の部位と一緒に成形される。これにより、第2コネクタ2の部品数を低減できる。これとは異なり、シール部71aは第2ハウジング70とは別個に形成された環状部材であってもよい。この環状部材は第2ハウジング70のベース部71の外側に嵌められてよい。さらに他の例として、シール部は第2ハウジング70ではなく、第1ハウジング20の嵌合部21の内面12a(図7参照)に形成或いは配置されてもよい。
図7で示すように、第2ハウジング70の保護部72の左右方向での幅は、第1ハウジング20の嵌合部21の左右方向での内幅W2に対応している。基材Bと第1コネクタ1とが撓んだことに起因して、第2ハウジング70の保護部72の外面が、第1ハウジング20の嵌合部21の内面21aに当たった場合でも、第2ハウジング72が弾性材料で形成されているので、第1ハウジング20に過大な力が作用することを防ぐことができる。第2ハウジング70の保護部72の前後方向での幅も、第1ハウジング20の嵌合部21の内側の前後方向での幅に対応していてもよい。
図5で示すように、保護部72の側面には開口72bが形成されている。開口72bは接触部61aに対して、接触部61aの変形方向(左右方向)に位置している。このことによって、接触部61aと保護部72との接触を防ぎながら、接触部61aの可動範囲を十分に確保できている。
[係合部材]
第1コネクタ1は、その両端部に、被係合部材41(図2参照)を有している。被係合部材41は、例えば、下方に突出している突部41aを有する。突部41aの先端の径は基部の径より大きくなっている。一方、第2コネクタ2は、その両端部に、係合部材81(図1参照)を有している。係合部材81は、例えば、上方に開口している凹部81aを有する。被係合部材41の突部41aが凹部81aに嵌まると、突部41aの端部が凹部81aによって保持される。このことによって、コネクタ1・2の接続安定性を向上できる。
図2で示すように、突部41aの先端はボール状である。そのため、コネクタ1・2が基材Bの変形(撓み)に追従して変形した場合、被係合部材41の突部41aは係合部材81に対して傾斜できる。その結果、両者の間に過大な応力が作用することを防ぐことができる。
被係合部材41と係合部材81は、例えば、金属板に対してプレス加工を施すことによって形成される。被係合部材41は、弾性材料によって形成される柔軟部30によって保持される。係合部材81は、例えば半田によって、基材Bの表面に取り付けられる被取付部81b(図1参照)を有する。被係合部材41と係合部材81の構造は、図で示す例に限られない。例えば、被係合部材41に下方に開いた凹部が形成され、係合部材81に突部が形成されてもよい。
[第1コネクタの第2の例]
本開示で提案する第1コネクタの第2の例として、図8から図11で示す第1コネクタ100について説明する。以下の説明では、図1等を参照しながら説明した第1コネクタ100との相違点を中心として説明する。第1コネクタ100について説明のない事項は、第1コネクタ1の例と同じであってよい。なお、図8等で示す第1コネクタ100に嵌合する第2コネクタ2は、図1等を参照しながら説明した第2コネクタ2と同様であってよい。
図9で示すように、第1コネクタ100は柔軟部130を有している。柔軟部130は、左右方向で延びている連結部131を有している。連結部131は、図1等で説明した第1コネクタ1の柔軟部30と同様、弾性材料で形成されている。図11で示すように、複数の第1端子11の基部11bは、連結部131によって保持されている。第1コネクタ100の例では、柔軟部130は、インサート成形によって第1端子11とともに形成されている。そのため、第1端子11の基部11b(より詳細には被保持部11d、図5参照)は、連結部131に埋まっている。
図9で示すように、柔軟部130は、その後部に、複数のケーブル3の端部をそれぞれ保持する複数のケーブル保持部132を有している。ケーブル保持部132はケーブル3の端部と一体化している。第1コネクタ100の例において、ケーブル保持部132は、第1端子11の接続部11cと、ケーブル3の芯線の露出部3aと、外被3bの端部とを覆っている。すなわち、接続部11cと、露出部3aと、外被3bの端部は、ケーブル保持部132に埋まっている。
したがって、第1端子11の接触部11aを除く導体部(すなわち、第1端子11の基部11b、及び芯線の露出部3a)は、柔軟部130によって完全に覆われており、外部に露出している露出している部分を有していない。これによって、ケーブル3について高い防水性を確保でき、また、ケーブル3の耐久性を向上できる。第1コネクタ100の例において、複数のケーブル保持部132は左右方向で離れている。これとは異なり、柔軟部130は、例えば左右方向で延びている1つのケーブル保持部132を有してもよい。そして、この1つのケーブル保持部132によって複数のケーブル3の端部が覆われていてもよい。なお、連結部131には、複数の穴131a(図9参照)が形成されてもよい。この穴131aから第1端子11の一部が露出していてもよい。この場合、穴131aは第1ハウジング120によって埋められる。
図8で示すように、第1コネクタ100は、左右方向で並んでいる複数の第1ハウジング120を有している。第1ハウジング120は柔軟部130の外側に固定されている。この構造によると、2つのコネクタ100・2の嵌合時に、作業者の指の力が第1コネクタ100に伝わり易くなり、嵌合作業が容易化できる。また、柔軟部130の露出面積を減らすことができ、コネクタの耐久性を向上できる。
第1コネクタ100の製造時には、柔軟部130をインサート成形によって形成し、複数の第1端子11を連結部131によって連結し、その後に、第1ハウジング120が柔軟部130の外側に形成されることとなる。隣り合う2つの第1ハウジング120の間に隙間G1が確保されている。連結部131は、平面視において、これら2つの第1ハウジング120の間に位置する部分を有している。
第1ハウジング120は、例えば、連結部131の上側に位置する上部120aと、連結部131の下側に配置される嵌合部121とを有する。嵌合部121は下方に開いた凹部であり、その内側に第1端子11の接触部11aが位置している。嵌合部121の内側に、第2コネクタ2の第2ハウジング70が嵌合する(図11参照)。嵌合部121の前部121b(図10参照)と後部121c(図10参照)は、上部120a(図8参照)につながっている。柔軟部130のケーブル保持部132は、第1ハウジング120の後部121cによって保持されている。
第1ハウジング120と第1端子11とによって、第1嵌合体110が構成されている。左右方向で並ぶ複数の第1嵌合体110は連結部131で連結されている。連結部131の変形によって、複数の第1嵌合体110の相対位置の変化(例えば上下方向での相対位置の変化)が許容される。その結果、第1端子11と第2端子61の接続を維持したまま、第2コネクタ2が取り付けられている基材Bの変形(撓み)に追従して第1コネクタ100も変形できる。
図11で示すように、連結部131は第1嵌合体110の上部にだけ位置している。したがって、隣り合う2つの第1ハウジング120の下部の間には、連結部131が存在していないスペースS1が確保されている。これによって、第1ハウジング120の下部が左右方向に動きやすくなる。その結果、第2コネクタ2の第2嵌合体60が第1嵌合体110に嵌まっているとき、隣り合う2つの第1ハウジング120の下部の間の距離の拡大・縮小に要する力を低減できる。その結果、第1コネクタ100の位置や動きについて柔軟性を向上でき、基材Bの変形に対する第1コネクタ100の追従を容易化できる。
[製造方法]
第1コネクタ100の製造方法の例を説明する。まず、プレス加工により複数の第1端子11を形成する。そして、複数のケーブル3の端部(具体的には芯線の露出部3a)を複数の第1端子11にそれぞれ接続する。接続は、例えば半田によってなされる。次に、第1端子11の基部11bと一体化した柔軟部30をインサート成形によって形成する。これにより、複数の第1端子11の基部11bを保持している連結部131と、接続部11c、露出部3a、及び外被3bの端部を覆っているケーブル保持部132とが得られる。このとき、係合部材41も、インサート成形によって、柔軟部130に固定されてもよい。次に、柔軟部30の外側に固定される複数の第1ハウジング120をインサート成形によって形成する。これにより、第1コネクタ100が得られる。
第1コネクタ1・100と第2コネクタ2の嵌合方法の例を説明する。第1コネクタ1・100と第2コネクタ2とを嵌合行程では、例えば、最初に被係合部材41の突部41a(図2及び図9参照)を係合部材81の凹部81aに嵌め入れる。その後に、第1コネクタ1・100が有している複数の第1嵌合体10・110を、第2コネクタ2を構成している複数の第2嵌合体60にそれぞれ嵌合させる。
上述したように、突部41aの先端はボール状である。そのため、第1コネクタ1・100と第2コネクタ2の使用時において、第1コネクタ1・100と第2コネクタ2が基材Bの変形(撓み)に追従して変形した場合、両者の間に過大な応力を発生することなく、被係合部材41の突部41aは係合部材81に対して傾斜できる。
[まとめ]
以上説明したように、第1コネクタ1・100は、左右方向で並んでいる複数のケーブル3の端部にそれぞれ接続される複数の端子11と、左右方向で並んでおり複数の第1端子11をそれぞれ有し、第2コネクタ2と嵌合する複数の第1嵌合体10・110と、弾性材料で形成されている柔軟部30・130と、を有している。柔軟部30・130は、複数の嵌合体10・110を連結している連結部31・131と、複数のケーブル3の端部を保持しているケーブル保持部32・132とを有している。この構造によると、連結部31・131が変形することによって、第1コネクタ10・100の形状が基材Bの変形に追従できる。また、ケーブル保持部32・132によって、部品数を増すことなく、ケーブル3の耐久性を向上できる。
[その他の例]
本開示で提案するケーブル組立体M及びコネクタ組立体の構造は、これまで説明した例に限られない。
例えば、第2コネクタ2は、弾性材料で形成され複数の第2ハウジング70を連結する柔軟部を有してもよい。
また、第1コネクタ1・100の例においては、連結部31・131は左右方向に延びており、1つの連結部31・131に全ての第1ハウジング20・120が取り付けられていた。しかしながら、第1コネクタ1・100は複数の連結部31・131を有してもよい。そして、各連結部31・131は、隣り合う2つの第1ハウジング20・120だけを連結してもよい。
さらに他の例として、第1ハウジング20・120も、第2ハウジング70と同様に、弾性材料で形成されてもよい。この場合、第1ハウジング20・120は、柔軟部30・130と一体的に形成されてもよい。この場合、第2ハウジング70は、弾性材料よりも高い剛性を有する樹脂で形成されてもよい。
第1コネクタ1・100の例では、複数のケーブル3は同じ方向(後方)に伸びていた。しかしながら、第1コネクタ1・100は、互いに反対向きの2方向に延びていてもよい。例えば、第1端子11から前方に延びているケーブル3と、第1端子11から後方に延びているケーブル3とが左右方向において交互に並んでいてもよい。
また、柔軟部30・130は、複数の第1嵌合体10・110の全体に亘っていなくておよい。言い換えれば、柔軟部30・130は、一端にある第1嵌合体10・11から反対の第1嵌合体10・110にまで連続する第1嵌合体10・110を有していなくてもよい。例えば、隣り合う2つの第1嵌合体10・110の間に柔軟部30・130が配置されてもよい。
また、隣り合う2つの第1嵌合体10・110の位置は前後方向においてずれていてもよい。例えば、前側にオフセットしている第1嵌合体10・110と後側にオフセットしている第1嵌合体10・110とが交互に配置されてもよい。
また、第1嵌合体10・110が並んでいる方向は直線でなくてもよい。例えば、第1端子11及び第1嵌合体10・110は円弧に沿って並んでいてもよい。この場合、第2コネクタ2の第2嵌合体60も円弧に沿って並んでいてもよい。
1・100 第1コネクタ、2 第2コネクタ、3 ケーブル、3a 露出部、3b 外被、10 嵌合体、11 第1端子、11a 接触部、11b 基部、11c 接続部、11d 被保持部、20c 上面、20d 上部、21 嵌合部、21a 内面、30 柔軟部、31 連結部、31a 前部、31b 後部、31e 側面連結部、32 ケーブル保持部、32a 溝、41 被係合部材、41a 突部、60 嵌合体、61a 接触部、61b 接続部、61c 被保持部、61e 基部、61f 基部、71 ベース部、71a シール部、72 保護部、72a 開口、72b 開口、81 係合部材、81a 凹部、81b 被取付部、120a 上部、121 嵌合部、121b 前部、121c 後部、130 柔軟部、131 連結部、131a 穴、132 ケーブル保持部、B 基材、M ケーブル組立体。

Claims (8)

  1. 第1の方向で並んでいる複数の端子を端部に有している複数のケーブルと、
    コネクタと、を有し、
    前記コネクタは、
    前記第1の方向で並んでおり、前記複数の端子をそれぞれ有し、相手コネクタと嵌合する複数の嵌合体と、
    弾性材料で形成されている柔軟部と、を有し、
    前記柔軟部は、前記複数の嵌合体を連結している連結部と、前記複数のケーブルの前記端部を保持しているケーブル保持部とを有している
    ケーブル組立体。
  2. 前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有し、
    前記複数のハウジングのそれぞれは、前記端子を収容し前記相手コネクタと嵌合する嵌合部を有している
    請求項1に記載されるケーブル組立体。
  3. 前記複数の嵌合体は、前記端子を収容し前記相手コネクタと嵌合する複数のハウジングをそれぞれ有し、
    前記複数の端子のそれぞれは、前記相手コネクタの端子と接触する接触部と、前記端子の前記接触部以外の部分である基部とを有し、
    前記複数のケーブルのそれぞれは、外被と、前記外被から露出し前記端子と接続している露出部を有している芯線と、を有し、
    前記端子の前記基部と、前記芯線の前記露出部は、前記ハウジングと前記柔軟部の少なくとも一方に埋まっている
    請求項1に記載されるケーブル組立体。
  4. 前記芯線の前記露出部と前記外被の端部は前記ケーブル保持部に埋まっている
    請求項3に記載のケーブル組立体。
  5. 前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有し、
    前記複数のハウジングは、隣り合う2つのハウジングの間に隙間を有している
    請求項1に記載されるケーブル組立体。
  6. 前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成されている複数のハウジングをそれぞれ有し、
    前記複数の端子の基部は前記複数のハウジングによってそれぞれ保持され、
    前記連結部は前記複数のハウジングを連結している
    請求項1に記載のケーブル組立体。
  7. 前記複数の嵌合体は、前記弾性材料よりも高い剛性を有している材料で形成され前記端子を収容している複数のハウジングをそれぞれ有し、
    前記複数の端子の基部は前記連結部によって保持され、
    前記連結部の外側に前記複数のハウジングが固定されている
    請求項1に記載のケーブル組立体。
  8. 請求項1に記載されるケーブル組立体を有し、前記ケーブル組立体の前記コネクタである第1コネクタと、前記第1コネクタと嵌合可能な第2コネクタとを有しているコネクタ組立体であって、
    前記第2コネクタは、
    前記第1の方向で並んでいる複数の第2端子と、
    前記複数の第2端子をそれぞれ有し前記複数の第1嵌合体とそれぞれ嵌合するよう構成されている複数の第2嵌合体とを有している
    コネクタ組立体。
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