JP2021033174A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置本体の骨格フレームに内方に挿抜自在に装着される装着部材を備えた画像形成装置において、装着部材の配置自由度を向上させる。【解決手段】装着部材31は、装着部材本体311と、該装着部材本体311における所定方向の両側面から突出し、一対の横梁113,123によってその延設方向にスライド可能に支持される一対の被支持部312とを有している。一対の被支持部312は、外力が作用しない状態では、それぞれの突出端同士の上記所定方向の距離D1が、一対の柱111,121同士の該所定方向の離間距離D2よりも大きい第一状態となる一方、装着部材31の挿抜作業時に、該各被支持部312が該各柱111,121に当接すると、該各柱111,121から所定方向の内側に向かう外力を受けて該内側に変位することで上記一対の柱111,121の間を通過可能な第二状態になるように構成されている。【選択図】図8B
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、複数の柱と横梁と組合せた骨格フレームを有する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置では、画像形成に必要な機器をユニット化して骨格フレームに支持させる場合がある。
特許文献1には、このような支持構造の一例として光走査ユニットを骨格フレームの上端に支持させる構成が開示されている。この支持構造では、骨格フレームの隅角に位置する四つの隅柱と、隣接する隅柱同士を連結する複数の横梁とを有している。複数の横梁は、骨格フレームの上端にて前後方向に対向する一対の上端横梁と、骨格フレームの上下方向の中間部にて前後方向に対向する一対の中間横梁とを有している。光走査ユニットの上面には板状の補強部材が固定され、この補強部材が一対の上端横梁の上面に跨ることで光走査ユニットが骨格フレームの上端に支持されている。
特許文献1に示す従来の支持構造では、光走査ユニット(装着部材)が骨格フレームの上端(一対の上端横梁の上面)に支持されているため、装着部材を二本の隅柱の間から挿抜する際に装着部材が各隅柱に干渉することはない。
しかし、装着部材を骨格フレームの上下方向の中間部又は下端に支持させた場合、装着部材を左右方向にスライドさせて二本の隅柱の間から挿抜しようとしても、装着部材の端部(挿抜方向に直交する方向の端部)が二本の隅柱と干渉してしまう。このため、従来の画像形成装置では、装着部材を骨格フレームの上下方向の中間部又は下端に配置することができず、装着部材の配置自由度が低いという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置本体の骨格フレームに支持され、該骨格フレームの内方に挿抜自在に装着される装着部材を備えた画像形成装置において、その構成に工夫を凝らすことで、装着部材の配置自由度を向上させることにある。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体の骨格フレームに支持され、該骨格フレームの内方に挿抜自在に装着される装着部材を備えている。
そして、上記骨格フレームは、所定方向にて対向する一対の柱と、該一対の柱のそれぞれの下端又は上下方向の中間部に接続され、該所定方向に間隔を空けて並ぶ一対の横梁とを有し、上記装着部材は、装着部材本体と、該装着部材本体における上記所定方向の両側面から突出し、上記一対の横梁によって該各横梁の延設方向にスライド可能に支持される一対の被支持部とを有していて、上記一対の柱の間から挿抜可能に構成されており、上記一対の被支持部は、上記所定方向に変位可能に構成されていて、外力が作用しない状態では、それぞれの突出端同士の上記所定方向の離間距離が、上記一対の柱同士の該所定方向の離間距離よりも大きい第一状態となる一方、上記装着部材の挿抜作業時に、該各被支持部が該各柱に当接すると、該各柱から上記所定方向の内側に向かう外力を受けて該内側に変位することで上記一対の柱の間を通過可能な第二状態になるように構成されている。
本発明によれば、画像形成装置本体の骨格フレームに支持され、該骨格フレームの内方に挿抜自在に装着される装着部材を備えた画像形成装置において、装着部材の配置自由度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、実施形態における画像形成装置1を示す概略構成図を示す。尚、以下の説明において、前側、後側、左側及び右側は、画像形成装置1を基準として各図に示す方向軸の定義にしたがうものとする。
図1は、実施形態における画像形成装置1を示す概略構成図を示す。尚、以下の説明において、前側、後側、左側及び右側は、画像形成装置1を基準として各図に示す方向軸の定義にしたがうものとする。
上記画像形成装置1は、例えば胴内排紙型の複写機により構成されていて、画像形成装置本体2と、画像形成装置本体2の上側に設けられた画像読取装置50とを有している。画像読取装置50は、原稿画像を光学的に読み取ってその画像データを生成する。
画像形成装置本体2内には、画像読取装置50にて読取った原稿の画像データを基に用紙Pに画像を転写形成する画像形成部3が設けられている。画像形成部3の下方には、レーザー光を照射する露光装置4が配置され、画像形成部3の上方には、転写ベルト5が配置されている。露光装置4の下方には、用紙Pを貯留する給紙部6が配置されている。転写ベルト5の右側の上方には、用紙Pに転写形成された画像に定着処理を施す定着部8が配置されている。画像形成装置本体2の上部には、定着部8で定着処理が施された用紙Pを排出する排紙部9が形成されている。画像形成装置本体2内には、給紙部6から排紙部9に向かって延びる主搬送路T1と、画像形成装置本体2の下端から上側に延びて主搬送路T1に合流するオプション搬送路T2とが設けられている。画像形成装置本体2における主搬送路T1及びオプション搬送路T2に隣接する右側壁部2aには矩形状の開口部7が形成されている。この開口部7は、開閉カバー20によって閉塞されている。
上記画像形成部3は、転写ベルト5に沿って一列に配置された4つの画像形成ユニット10を備えている。各画像形成ユニット10は、感光体ドラム11を有している。各感光体ドラム11の直下には、帯電器12が配置され、各感光体ドラム11の左側には、現像装置13が配置され、各感光体ドラム11の直上には、一次転写ローラー14が配置され、各感光体ドラム11の右側には、感光体ドラム11の周面をクリーニングするクリーニング部15が配置されている。
各感光体ドラム11は、帯電器12によって周面が一様に帯電され、当該帯電後の各感光体ドラム11の周面に対して、上記コンピューター等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置4から照射される。この結果、各感光体ドラム11の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置13から現像剤が供給されて、各感光体ドラム11の周面にイエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像が形成される。これらトナー像は、一次転写ローラー14に印加された一次転写バイアスにより転写ベルト5にそれぞれ重ねて転写される。
転写ベルト5の右側には、二次転写ローラー16が配置されている。二次転写ローラー16は、転写ベルト5と当接した状態で配置されている。二次転写ローラー16は、給紙部6から主搬送路T1に沿って搬送されてくる用紙Pを該二次転写ローラー16と転写ベルト5とで挟持する。二次転写ローラー16には二次転写バイアスが印加されており、この印加された二次転写バイアスにより転写ベルト5上のトナー像が用紙Pに転写される。
主搬送路T1における二次転写ローラー16の搬送上流側には、用紙Pを画像形成部3に供給するタイミングを調整するレジストローラー対17と、搬送ローラー対18とが設けられている。搬送ローラー対18の下側のオプション搬送路T2には、搬送ローラー対19が設けられている。搬送ローラー対19は、画像形成装置本体2の下側に装着されるオプション給紙装置(図1では未装着のための図示しない)から用紙Pを受け入れて主搬送路T1に供給する。
定着部8は、加熱ローラー8aと加圧ローラー8bとを有していて、これら加熱ローラー8aと加圧ローラー8bとにより用紙Pを挟持して用紙Pを加圧しながら加熱する。そうして、定着部8は、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着処理後の用紙Pは排紙部9に排出される。
上記開閉カバー20は開閉可能になっており、主搬送路T1又はオプション搬送路T2内でジャムが発生した場合には、開閉カバー20を開くことでジャム紙を容易に除去することができる。具体的には、開閉カバー20は、開口部7の形状に対応して略矩形板状に形成されており、開閉カバー20の下端部は、開口部7の下側縁部に沿って延びる軸部22を介して画像形成装置本体2に取付けられている。開閉カバー20は、軸部22回りに回動することで開口部7を開閉する。図1は、開閉カバー20が開口部7を閉塞する閉塞状態を示している。開閉カバー20は、この閉塞状態から軸部22を支点として画像形成装置本体2の外側(図1の右側)に回動することで開放される。
開閉カバー20の内壁面20a(画像形成装置1の内方側の面)には搬送路形成部材21が取付けられている。搬送路形成部材21は、主搬送路T1及びオプション搬送路T2に沿って延びる用紙ガイド面21aを有している。用紙ガイド面21aには、二次転写ローラー16と、レジストローラー対17の一方のローラーと、搬送ローラー対18の一方のローラーと、搬送ローラー対19の一方のローラーとが設けられている。
搬送路形成部材21の下端部におけるオプション搬送路T2を挟んで反対側には、搬送ガイドユニット30が設けられている。搬送ガイドユニット30は、オプション搬送路T2に沿ったガイド面を有するガイド部材31と、搬送ローラー対19の他方のローラーとをユニット化して構成されている。搬送ガイドユニット30は、画像形成装置本体2の骨格フレーム100内に左右方向に挿抜可能に装着されている。
[骨格フレーム100の構成]
図2に示すように、骨格フレーム100は、複数の柱及び梁を組合せて構成されており、各柱及び横梁は例えば断面矩形状の中空パイプにより構成されている。
図2に示すように、骨格フレーム100は、複数の柱及び梁を組合せて構成されており、各柱及び横梁は例えば断面矩形状の中空パイプにより構成されている。
より具体的には、骨格フレーム100は、前後方向(所定方向の一例)に間隔空けて配置された前側フレーム部110及び後側フレーム部120と、両フレーム部110,120を互いに連結する連結部130と、両フレーム部110,120の上端部に連結支持された上端フレーム部140とを有している。
前側フレーム部110は、骨格フレーム100の前側の左右の隅部にて上下方向に延びる第一隅柱111及び第二隅柱112と、左右方向に延びて該第一隅柱111及び第二隅柱112を互いに連結する三つの横梁113,114,115とを有している。
三つの横梁113,114,115はそれぞれ左右方向に水平に延びている。横梁113は、第一隅柱111の下端部と第二隅柱112の下端部とを連結している。他の二つの横梁114,115は、第一隅柱111の上下方向の中間部と第二隅柱112の上下方向の中間部とを連結している。横梁114は、横梁113に対して上側に間隔を空けて配置され、横梁115は、横梁114に対して上側に間隔を空けて配置されている。尚、本実施形態では、前側フレーム部110において、第一隅柱111及び第二隅柱112は横梁114を挟んで上下に分割されているが、これに限ったものではなく、各隅柱111,112を一本の柱で構成してもよいし、三つ以上に分割してもよい。
後側フレーム部120は、骨格フレーム100の後側の左右の隅部にて上下方向に延びる第三隅柱121及び第四隅柱122と、左右方向に延びて該第三隅柱121及び第四隅柱122を互いに連結する三つの横梁123,124,125とを有している。
三つの横梁123,124,125はそれぞれ左右方向に水平に延びている。横梁123は、第三隅柱121の下端部と第四隅柱122の下端部とを連結している。他の二つの横梁124,125は、第三隅柱121の上下方向の中間部と第四隅柱122の上下方向の中間部とを連結している。横梁124は、横梁123に対して上側に間隔を空けて配置され、横梁125は、横梁124に対して上側に間隔を空けて配置されている。これら二つの横梁124,125はそれぞれ、前側フレーム部110の各横梁114,115と同じ高さに位置している。二つの横梁124,125の後側面には、各色の画像形成ユニット10の後端面に当接する板金フレーム127が取付けられている。尚、本実施形態では、後側フレーム部120において、第三隅柱121及び第四隅柱122は横梁124を挟んで上下に分割されているが、これに限ったものではなく、各隅柱121,122を一本の柱で構成してもよいし、三つ以上に分割してもよい。
連結部130は、一対の下端連結梁131と、中間連結梁132と、上端連結梁133と、上側補助連結梁134と、下側補助連結梁135とを有している。各連結梁131〜135はそれぞれ前後方向に水平に延びている。
一対の下端連結梁131は左右方向に間隔を空けて配置されている。左側の下端連結梁131は、前側フレーム部110に含まれる第二隅柱112の下端部と、後側フレーム部120に含まれる第四隅柱122の下端部とを連結している。中間連結梁132は、前側フレーム部110に含まれる第二隅柱112の上下方向の中間部と、後側フレーム部120に含まれる第四隅柱122の上下方向の中間部とを連結している。上端連結梁133は、前側フレーム部110に含まれる第二隅柱112の上端と、後側フレーム部120に含まれる第四隅柱122の上端とを連結している。上側補助連結梁134は、前側フレーム部110に含まれる横梁115の左右方向の中間部と、後側フレーム部120に含まれる横梁125の左右方向の中間部とを連結している。下側補助連結梁135は、前側フレーム部110に含まれる横梁114の左右方向の中間部と、後側フレーム部120に含まれる横梁124の左右方向の中間部とを連結している。下側補助連結梁135には、ガイド部材31の位置決めを行うための前後一対の位置決め孔135a(図2では後側の位置決め孔135aのみを示す)が形成されている。
上端フレーム部140は、四つの横梁141を左右方向に長い矩形枠状に連結して構成されている。そして、上端フレーム部140の上面は画像読取装置50の載置面として機能する。上端フレーム部140の右側且つ後側の端部は第三隅柱121の上端及び補強柱126の上端に連結支持されている。また、上端フレーム部140の右側且つ前側の端部は、支持梁142を介して第一隅柱111の上端及び補強柱116の上端に連結支持されている。さらに上端フレーム部140左側且つ後側の端部は一対の支持柱150を介して上端連結梁133の上面に連結支持されている。
[搬送ガイドユニット30のガイド部材31]
図2に示すように、搬送ガイドユニット30のガイド部材31(装着部材の一例)は、骨格フレーム100の右側の二つの隅部に設けられた第一隅柱111及び第三隅柱121の間から挿抜可能に構成されている。ガイド部材31は、骨格フレーム100の下端部の前後方向の全体に延設さており、ガイド部材31の右側面がオプション搬送路T2に面して用紙ガイド面として機能する。
図2に示すように、搬送ガイドユニット30のガイド部材31(装着部材の一例)は、骨格フレーム100の右側の二つの隅部に設けられた第一隅柱111及び第三隅柱121の間から挿抜可能に構成されている。ガイド部材31は、骨格フレーム100の下端部の前後方向の全体に延設さており、ガイド部材31の右側面がオプション搬送路T2に面して用紙ガイド面として機能する。
図3及び図4に示すように、ガイド部材31は、左側に開放する断面コ字状のガイド部材本体311(装着部材本体に相当)と、ガイド部材本体311の前後方向の両側面から突出する一対の被支持部312とを有している。ガイド部材本体311と一対の被支持部312とは、例えば樹脂材料を用いて一体成形されている。尚、後述するように一対の被支持部312をガイド部材本体311と別体で構成するようにしてもよい。
ガイド部材本体311は、上下方向且つ前後方向に延びる鉛直ガイド部311aと、鉛直ガイド部311aの上端部から左側に突出する上側水平部311bと、鉛直ガイド部311aの下端部から左側に突出する下側水平部311cとを有している。鉛直ガイド部311aの右側面が用紙ガイド面として機能する。
上側水平部311bの突出側の端面には、一対のボス部311dが突設されている。一対のボス部311dは前後方向に間隔を空けて形成されており、各ボス部311dが補助連結梁135に形成された一対の位置決め孔135a(図2参照)に嵌合されることでガイド部材本体311の位置決めがされる。上側水平部311bにはさらに、該各ボス部311dを挟んで対向する一対の挿入ガイド板311eが形成されている。ガイド部材31の装着作業時には、この一対の挿入ガイド板311eの間に下側補助連結梁135が係合することでガイド部材31の大まかな位置決めがされる。作業者は、この大まかな位置決めがされた状態で、各ボス部311dを位置決め孔135aに嵌合させる作業に集中すればよいのでガイド部材31の位置決め作業を容易に行うことができる。ガイド部材31は、位置決め完了後、図5に示すように、上側二箇所をビス32により下側補助連結梁135(図2参照)に締結し、下側二箇所をビス32により下端連結梁131に締結して固定される。尚、図5中の符号160は床面に設置される防止パッドである。
図6に示すように、ガイド部材本体311の下側水平部311cは、下面が開放する偏平な矩形箱状に形成されている。下側水平部311cの前後方向の両側面(図6では前側面のみを示す)には、左右方向に長い矩形状の開口部311fが形成されている。この開口部311fの左側の端縁部には被支持部312が接続されている。被支持部312は、下側水平部311cの前後両側面から外側に突出していて平面視でく字状に形成されている。
より具体的には、各被支持部312は、第一傾斜板部312aと円弧板部312bと第二傾斜板部312cとを有している。第一傾斜板部312aは、開口部311fの左側の端縁部から右側に向かって前後方向の外側に傾斜している。円弧板部312bは、第二傾斜板部312cと第一傾斜板部312aとを滑らかに接続する接続部であってく字の頂部を構成している。第二傾斜板部312cは、円弧板部312bの右側端から右側に向かって前後方向の内側に傾斜している。第二傾斜板部312cの右側端と開口部311fの右側端との間には隙間δが設けられている。そして、各被支持部312は、第一傾斜板部312aの基端部を支点として前後方向(つまりガイド部材31の挿抜方向に直交する方向)に可撓可能(弾性変形可能)に構成されている。開口部311fは、各被支持部312が前後方向の内側に変位した際の逃げ孔として機能する。
図7に示すように、各被支持部312は、ガイド部材31を骨格フレーム100に装着した状態では、骨格フレーム100の下端に設けられた前後の横梁113,123(図7では前側の横梁113のみを示す)の上面に支持される。各被支持部312は、前後の横梁113,123の上面に支持された状態でガイド部材本体311と共に左右方向(各横梁113,123の延設方向)にスライド可能になっている。ガイド部材31を取外す場合には、ガイド部材31を装着位置から右側にスライドさせて第一隅柱111と第三隅柱121との間から抜き出す。一方、ガイド部材31を装着する場合には、ガイド部材31を第一隅柱111と第三隅柱121との間から骨格フレーム100内に挿入して左側にスライドさせる。
いずれの場合も、ガイド部材31の前後の被支持部312が各隅柱111,121に干渉してガイド部材31の移動が妨げられる虞があるが、本実施形態では、各被支持部312がその可撓性により変位して前後の隅柱111,121の間を通過できるようになっている。
図8A〜図8Cを参照して、ガイド部材31の挿抜作業時における被支持部312の変位過程を説明する。各図では、ガイド部材31を簡略化して下側水平部311c及び被支持部312のみを描いている。各図の矢印Y1はガイド部材31の挿入作業時のスライド方向を示し、矢印Y2はガイド部材31の抜取り作業時のスライド方向を示している。
ガイド部材31の挿入作業では、先ず、図8Aに示すように、ガイド部材31を骨格フレーム100の外側で且つ二つの隅柱111,121の間に対応する位置にセットする。この状態では、ガイド部材31の前後の被支持部312に外力が作用しておらず、各被支持部312の互いの突出端同士の前後方向の離間距離D1が、二つの隅柱111,121の前後方向の離間距離D2よりも大きくなっている。この状態が第一状態に相当する。
次に、ガイド部材31を左側(矢印Y1方向)に移動させて図8Bに示すようにガイド部材31を二つの隅柱111,121の間に挿入する。このとき、前後の被支持部312の第一傾斜板部312aが各隅柱111,121に当接することで第一傾斜板部312aには前後方向の内側に向かう分力(外力)が作用する。この結果、各被支持部312が、第一傾斜板部312aの基端部を支点に前後方向の内側に変位し、各被支持部312の突出量が図8Aに比べて減少する。そして、各被支持部312の互いの突出端同士の前後方向の距離D1と、二つの隅柱111,121の前後方向の離間距離D2とが等しくなると、各被支持部312は二つの隅柱111,121の間を通過可能な状態になる。この状態が第二状態に相当する。
ガイド部材31を図8Bの状態からさらに左側に移動させて行くと、前後の被支持部312が二つの隅柱111,121を通過し終える。そうすると、被支持部312には外力が作用しなくなるので、各被支持部312はその復元力によって第一傾斜板部312aの基端部を支点として前後方向の外側に変位する。この結果、各被支持部312の互いの突出端同士の離間距離D1が、二つの隅柱111,121の離間距離D2よりも大きくなって上記第一状態に戻る。これにより、各被支持部312は、前後の横梁113,123の上面に脱落不能に支持される。この状態でガイド部材31を装着位置までスライドさせることでガイド部材31の挿入作業が完了する。
一方、ガイド部材31を二つの隅柱111,121の間から抜出す作業では、上述の図8A〜図8Cに至る過程の逆を辿ればよい。この場合、ガイド部材31を図8Cに示す状態から右側(矢印Y2方向)にスライドさせる。そうすると、前後の被支持部312の第二傾斜板部312cが各隅柱111,121に当接して、各被支持部312には前後方向の内側に向かう分力(外力)が作用する。この結果、各被支持部312は、図8Bに示すように、第一傾斜板部312aの基端部を支点に前後方向の内側に変位して二つの隅柱111,121の間を通過可能な状態(第二状態)に遷移する。そして、ガイド部材31をさらに右側にスライドさせて行くと、図8Aに示すように、ガイド部材31が二つの隅柱111,121を通過し終えて骨格フレーム100の外側に抜出される。この結果、各被支持部312には外力が作用しなくなり、各被支持部312が復元力により元の状態(第一状態)に戻る。
以上説明したように、本実施形態では、ガイド部材31の挿抜作業時に前後の被支持部312が二つの隅柱111,121に当接すると、各被支持部312が内側に変位して二つの隅柱111,121の間を通過可能になる。したがって、従来のように前後の被支持部312と二つの隅柱111,121との干渉を避けるためにガイド部材31を骨格フレーム100の上端に配置する必要がなくなる。よって、ガイド部材31の配置自由度を向上させることができる。
また、骨格フレーム100の横梁113,123をガイド部材31の支持部材として兼用化することができるので、部品点数を削減して画像形成装置1の軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では、各被支持部312におけるガイド部材31の挿抜方向(左右方向)の両側面は、第一傾斜板部312a及び第二傾斜板部312cによって形成されている。各傾斜板部312a,312cは、ガイド部材31の挿抜作業時に二つの隅柱111,121に当接した際に、各隅柱111,121から前後方向の内側に向かう外力(分力)を受けるように傾斜している。
この構成によれば、ガイド部材31の各被支持部312が二つの隅柱111,121に当接した際に受ける反力(外力)を、前後方向の内側に向かう分力に効率良く変換することができる。よって、各被支持部312の前後方向の内側への変位を円滑に行うことができ、延いては、各被支持部312が各隅柱111,121に当接してガイド部材31の移動が妨げられるのを確実に防止することができる。
また、各被支持部312は、ガイド部材本体311対して前後方向に可撓可能に一体成形された可撓片により構成されている。
この構成によれば、各被支持部312をガイド部材本体311と別体で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。
また、上記実施形態では、ガイド部材本体311の前後方向の両側面にはそれぞれ開口部311fが形成さ、各被支持部312を構成する可撓片は、基端部が開口部311fの左側の端縁部に接続される一方、先端部が自由端とされている。そして、開口部311fは、各被支持部312を構成する可撓片がその基端部を支点として前後方向の内側に変位した際の逃げ孔として機能する。
この構成によれば、可撓片の内側への変位量が大きくても可撓片がガイド部材本体311の他の部位と干渉することがない。したがって、各被支持部312の前後後方向の内側への可撓量を大きくとることができる。延いては、各被支持部312と横梁113,123との掛かり代を十分に確保してガイド部材31の脱落を防止することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、ガイド部材31の前後の被支持部312は、ガイド部材本体311に対して一体成形されているが、これに限ったものではない。例えば図9に示すように、前後の被支持部312をガイド部材本体311とは別体で構成してもよい。この図の例では、被支持部312(第一傾斜板部312a)は、ガイド部材本体311の開口部311fの左側端部に支持ピン313を介して回動可能に取付けるようにしている。被支持部312は、不図示の付勢部材(例えば捻りバネ)により支持ピン313を支点として図の反時計回り方向に付勢されている。ガイド部材本体311には、被支持部312の回転を規制するストッパー部311gが形成されている。この構成によれば、各被支持部312は、支持ピン313を支点として前後方向に変位可能になっている。したがって、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態では、ガイド部材31の前後の被支持部312は、ガイド部材本体311に対して一体成形されているが、これに限ったものではない。例えば図9に示すように、前後の被支持部312をガイド部材本体311とは別体で構成してもよい。この図の例では、被支持部312(第一傾斜板部312a)は、ガイド部材本体311の開口部311fの左側端部に支持ピン313を介して回動可能に取付けるようにしている。被支持部312は、不図示の付勢部材(例えば捻りバネ)により支持ピン313を支点として図の反時計回り方向に付勢されている。ガイド部材本体311には、被支持部312の回転を規制するストッパー部311gが形成されている。この構成によれば、各被支持部312は、支持ピン313を支点として前後方向に変位可能になっている。したがって、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、二つ隅柱111,121の下端に接続された横梁113,123にガイド部材31の各被支持部312を支持させるようにしているが、これに限ったものではなく、各隅柱111,121の上下方向の中間部に接続される横梁(上記実施形態の例では一対の横梁114,124又は一対の横梁115,125等)に支持させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ガイド部材31の前後の被支持部312はく字状に形成されているが、これに限ったものではなく、例えば台形状や半円状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、ガイド部材31の前後の被支持部312は、樹脂材料の可撓性により弾性変形する構成とされている、これに限ったものではなく、例えばガイド部材31を金属製のバネ材料で構成することで各被支持部312を弾性変形させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、装着部材の一例として搬送ガイドユニット30のガイド部材31を挙げて説明したが、これに限ったものではなく、例えば定着部8をユニット化した定着ユニットの筐体や、排出ローラー対等をユニット化した排出ユニットの筐体等であってもよい。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置について有用であり、特に、プリンター、ファクシミリー、又は複合機(MFP)に適用する場合に有用である。
D1 :離間距離(突出端同士の所定方向の離間距離)
D2 :離間距離(一対の柱同士の所定方向の離間距離)
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
100 :骨格フレーム
111 :第一隅柱(柱)
112 :第二隅柱(柱)
113 :横梁
123 :横梁
311f :開口部
312 :被支持部
D2 :離間距離(一対の柱同士の所定方向の離間距離)
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
100 :骨格フレーム
111 :第一隅柱(柱)
112 :第二隅柱(柱)
113 :横梁
123 :横梁
311f :開口部
312 :被支持部
Claims (4)
- 画像形成装置本体の骨格フレームに支持され、該骨格フレームの内方に挿抜自在に装着される装着部材を備えた画像形成装置であって、
上記骨格フレームは、所定方向にて対向する一対の柱と、該一対の柱のそれぞれの下端又は上下方向の中間部に接続され、該所定方向に間隔を空けて並ぶ一対の横梁とを有し、
上記装着部材は、装着部材本体と、該装着部材本体における上記所定方向の両側面から突出し、上記一対の横梁によって該各横梁の延設方向にスライド可能に支持される一対の被支持部とを有していて、上記一対の柱の間から挿抜可能に構成されており、
上記一対の被支持部は、上記所定方向に変位可能に構成されていて、外力が作用しない状態では、それぞれの突出端同士の上記所定方向の離間距離が、上記一対の柱同士の該所定方向の離間距離よりも大きい第一状態となる一方、上記装着部材の挿抜作業時に、該各被支持部が該各柱に当接すると、該各柱から上記所定方向の内側に向かう外力を受けて該内側に変位することで上記一対の柱の間を通過可能な第二状態になるように構成されている、画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
上記各被支持部における上記装着部材の挿抜方向の両側は傾斜面で構成され、
上記各被支持部の傾斜面は、上記装着部材の挿抜作業時に上記各柱に当接した際に該各柱から上記所定方向の内側に向かう外力を受けるように形成されている、画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
上記各被支持部は、上記装着部材本体に対して上記所定方向に可撓可能に一体成形された可撓片からなる、画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
上記装着部材本体の上記所定方向の両側面にはそれぞれ、開口部が形成され、
上記各被支持部を構成する上記可撓片は、基端部が上記開口部の端縁部に接続される一方、先端部が自由端とされ、
上記開口部は、上記可撓片がその基端部を支点として上記所定方向の内側に変位した際の逃げ孔として機能する、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019156047A JP2021033174A (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019156047A JP2021033174A (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021033174A true JP2021033174A (ja) | 2021-03-01 |
Family
ID=74675794
Family Applications (1)
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JP2019156047A Pending JP2021033174A (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021033174A (ja) |
-
2019
- 2019-08-28 JP JP2019156047A patent/JP2021033174A/ja active Pending
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