JP2021032744A - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化を比較的簡素な構成で実現可能とする。【解決手段】放射線撮像装置は、放射線を間接変換方式で検出可能に構成された第1の撮像部と、前記第1の撮像部と共に撮像領域を形成するように配され、放射線を直接変換方式で検出可能に構成された第2の撮像部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、放射線撮像装置に関する。
放射線撮像装置の放射線検出方式の典型例として、放射線を直接的に電気信号に変換する直接変換方式と、放射線を光に変換して該光を電気信号に変換する間接変換方式と、が挙げられる(特許文献1参照)。また、放射線検出方式の他の例として、放射線フォトンを1個ずつ計測可能なフォトンカウンティング方式が挙げられる(特許文献2参照)。
直接変換方式は、放射線を直接的に電気信号に変換可能であるため、鮮鋭度の向上、即ち画像の高品質化に有利な場合がある。一方、間接変換方式は、比較的簡便に製造可能であると共に該製造に用いる材料を比較的安価に用意可能であり、撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化に有利な場合がある。また、フォトンカウンティング方式は、線量が比較的小さくても放射線を適切に検出可能であり、SN比の向上、即ち画像の高品質化に有利な場合がある。一般に、撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化を同時に実現することは難しい。
特許第5235466号 特許第6518651号 特開2017−161456号公報 特表2016−524152号公報
特許文献3〜4には、撮像領域を形成する撮像部(画素領域)の一部を他の部分とは異なる構造にすることが記載されている。例えば、特許文献3の構造によれば、シンチレータの一部を異なる構成にすることが記載されている。また、特許文献4によれば、シンチレータパネル上に別体の検出器を設けることが記載されている。しかしながら、上述の撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化を図るのに際して、これらは、製造の煩雑化や構造の複雑化の可能性があり、改良の余地があった。
本発明は、撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化を比較的簡素な構成で実現可能とすることを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は放射線撮像装置にかかり、前記放射線撮像装置は、放射線を間接変換方式で検出可能に構成された第1の撮像部と、前記第1の撮像部と共に撮像領域を形成するように配され、放射線を直接変換方式で検出可能に構成された第2の撮像部と、を備えることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化を実現可能となる。
放射線検出方式の幾つかの例を示す模式図。 放射線撮像装置の構成例を示す模式図。 撮像ユニットの構成例を示す模式図。 撮像ユニットの構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の他の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の他の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の他の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の他の構成例を示す模式図。 第1の撮像部および第2の撮像部の他の構成例を示す模式図。 撮像ユニットの作製方法の一例を示す模式図。 放射線画像の一例を示す模式図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1(A)は、直接変換方式による放射線検出を実現可能な構成の一例として、放射線検出器91の構成例を示す。放射線検出器91は、それぞれが画素を形成する複数の放射線検出素子911を備える。各検出素子911は、例えば、放射線910を電荷(電子及び正孔)910’に変換する変換部912、並びに、画素電極913及び914、により形成される。変換部912は、例えばCdTe(テルル化カドミウム)、CdZnTe(テルル化亜鉛カドミウム)、a−Se(アモルファスセレン)、Si(シリコン)、Ge(ゲルマニウム)、GaAs(ガリウム砒素)等で構成され、特にCdTe、CdZnTe等が好適に用いられうる。変換部912には画素電極913及び914により所定電圧が印加される。このような構成により、上記変換された電荷910’は所定の読出回路919を介して電気信号として読み出される。
即ち、直接変換方式の放射線検出器91は、放射線を直接的に電気信号に変換することにより放射線を検出する。直接変換方式においては、一般に、鮮鋭度の向上、即ち画像の高品質化に有利な場合が多い。
図1(B)は、間接変換方式による放射線検出を実現可能な構成の一例として、放射線検出器92の構成例を示す。放射線検出器92は、それぞれが画素を形成する複数の放射線検出素子921を備える。各検出素子921は、例えば、放射線920を光920’に変換する変換部922、及び、光920’を電荷に変換する変換部923、により形成される。変換部922は、例えばCsI(ヨウ化セシウム)、GOS(酸硫化ガドリニウム)等のシンチレータにより構成される。変換部922により変換された光920’はシンチレーション光とも称される。変換部923は、例えばフォトダイオード、PINセンサ、MISセンサ等の光電変換素子により構成される。このような構成により、上記変換された電荷は所定の読出回路929を介して電気信号として読み出される。
即ち、間接変換方式の放射線検出器92は、放射線を光に変換して該光を電気信号に変換することにより放射線を検出する。間接変換方式においては、一般に、比較的簡便に製造可能であると共に該製造に用いる材料を比較的安価に用意可能であり、撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化に有利な場合が多い。
図1(C)は、フォトンカウンティング方式による放射線検出を実現可能な構成の一例として、放射線検出器93の構成例を示す。本例においては、放射線検出器93は、上記放射線検出器92同様に間接変換方式の構成を有し、それぞれ画素を形成する複数の放射線検出素子931を備える。各検出素子931は、検出素子921に対応し、即ち、変換部922及び923にそれぞれ対応する変換部932及び933、により形成される。
フォトンカウンティング方式においては、複数の検出素子931の信号値(画素値)が所定のパターンに一致したことに基づいて放射線フォトン930の計測が行われる。このことは、上述の変換部932及び933により放射線フォトン930に基づく光930’を検出することで実現される。例えば、或る画素に放射線フォトン930が入射したとして、その画素及びその周辺の他の画素の画素値が所定の分布を示した場合、放射線フォトン930の入射態様(例えば、エネルギー値、入射位置、入射角等)が特定されうる。
放射線検出器93は、放射線フォトン930を1個ずつ計測可能に構成されればよく、本例では間接変換方式の構成を示したが、他の例として直接変換方式の構成が採用されてもよい。直接変換方式においては、放射線を光に変換する変換部としてCdTe、CdZnTe等が好適に用いられうる。
即ち、フォトンカウンティング方式の放射線検出器93は、放射線フォトン930を1個ずつ計測することにより放射線を検出する。フォトンカウンティング方式においては、一般に、線量が比較的小さくても放射線を適切に検出可能であり、SN比の向上、即ち画像の高品質化に有利な場合が多い。
小括すると、直接変換方式およびフォトンカウンティング方式は、画像の高品質化に有利であるのに対して、間接変換方式は、撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化に有利である、と云える。
図2は、実施形態に係る放射線撮像装置1の構成例を示す。放射線撮像装置1は、放射線源2と、撮像ユニット3と、冷却ユニット4と、架台5と、プロセッサ60と、ディスプレイ61と、入力端末62と、フットスイッチ63と、を備える。
放射線源2は、放射線を発生する。本実施形態では放射線としてエックス線が用いられるものとするが、ガンマ線等、他の電磁波が用いられてもよい。撮像ユニット3は、詳細については後述とするが、2種類の撮像部がユニット化されて成り、放射線源2からの放射線を検出して放射線撮像を可能とする。撮像ユニット3は、放射線検出ユニットあるいは単に検出ユニット等と表現されてもよい。本実施形態では、放射線源2と撮像ユニット3とは、C型アーム800の両端部にそれぞれ配されることにより互いに対向するように固定される。即ち、本実施形態においては、放射線撮像装置1はCアーム型放射線診断装置である。
冷却ユニット4は、詳細については後述とするが、撮像ユニット3内の所定ユニットを冷却するための装置である。架台5は、放射線源2と撮像ユニット3との間に配され、架台5上には、患者等の被検者OBを載せることが可能である。即ち、撮像ユニット3は、架台5上の被検者OBを通過した放射線を検出する。
プロセッサ60は、放射線撮像を実現するための放射線撮像装置1のシステム全体の制御を行い、本明細書で説明される個々の要素の駆動制御を直接的または間接的に行う。プロセッサ60は、CPU(中央演算装置)、メモリおよび通信インタフェースを備えるコンピュータとし、上記駆動制御は、プロセッサ60が所定のプログラムを実行することにより実現されるものとする。プロセッサ60は、他の実施形態として、ASIC(特定用途向け半導体集積回路)等の半導体装置により実現されてもよく、即ち、上記駆動制御は、ハードウェアおよびソフトウェアの何れによっても実現可能である。
ディスプレイ61は、所定情報を表示するための装置である。例えば、プロセッサ60は、撮像ユニット3から受け取った信号に基づいて画像データを生成し、この画像データに基づく画像(放射線画像)をディスプレイ61に表示させる。その際、プロセッサ60は、画像処理部として機能して画像データに対して所定の画像処理を行うこと、及び/又は、信号補正部として機能して撮像ユニット3から受け取った信号に対して所定の補正処理を行うこと、も可能である。医師、放射線技師等のユーザは、ディスプレイ61に表示された放射線画像に基づいて診断を行うことができる。
入力端末62は、放射線撮像を行うのに必要な情報を入力するための装置である。プロセッサ60は、ユーザにより入力端末62に入力された情報に基づいて、例えば、放射線源2および撮像ユニット3を駆動制御する。例えば、プロセッサ60は、放射線源2が発生する放射線の照射強度、照射時間等の撮像条件を設定し、また、撮像ユニット3内の各要素を駆動制御して放射線撮像を実現する。ここでは入力端末62としてキーボードを図示したが、タッチパネル、マウス等の他の入力端末が付随的に用いられうる。
フットスイッチ63は、ユーザが放射線撮像の開始の要求指示を行う際に押圧するための装置である。プロセッサ60は、フットスイッチ63が押圧されたことに応じて、放射線源2および撮像ユニット3を駆動制御し、放射線撮像を開始する。フットスイッチ63は入力端末62の一部であってもよく、例えば、ユーザは、フットスイッチ63に代替して/付随して、入力端末62を用いて放射線撮像の開始の要求指示を行うことも可能である。
尚、放射線撮像装置1の構成は上述の例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で部分的に変更が加えられてもよい。例えば、装置1の或る要素の機能の一部は他の要素に設けられてもよく、一例として、プロセッサ60の画像処理及び/補正処理の機能は撮像ユニット3に設けられてもよい。
図3は、撮像ユニット3の構成例を示す斜視図である。図中においては(後述の他の図についても同様であるが)、構造の理解の容易化のため、X方向、Y方向およびZ方向を示す。X方向は、撮像ユニット3による放射線の検出面(放射線が入射する面)と平行な一方向に対応する。Y方向は、この検出面と平行かつX方向と実質的に直交する方向に対応する。また、Z方向は、この検出面に対して垂直な方向(放射線が入射する方向)に対応する。本実施形態では、撮像ユニット3は、平面視において(Z方向で見た場合(上面視))略矩形形状の外形を有しており、X方向は短手方向に対応し、Y方向は長手方向に対応するものとする。
詳細については後述とするが、撮像ユニット3の撮像領域R0は、図3に示されるように、2つの領域R1及びR2により形成される。本実施形態では、第1の領域R1は、撮像領域R0における周縁部に対応し、第2の領域R2は、撮像領域R0における中央部に対応する。領域R2は中央領域等と表現されてもよいし、領域R1は周縁領域、周辺領域、外周領域、端部領域等と表現されてもよい。
図4は、撮像ユニット3の構成例を示す断面模式図である。撮像ユニット3は、パネルユニット31と、機能性部材32と、第1の回路基板331と、第2の回路基板332と、熱伝導性の板材34と、これらを収容する筐体30と、を含む。
パネルユニット31は、詳細については後述とするが、領域R1に対応する第1の撮像部311と、領域R2に対応する第2の撮像部312と、を含む。
機能性部材32は、パネルユニット31下方に配される。回路基板331は、機能性部材32下方に配され、信号線391を介して撮像部311から受け取った信号に対して所定の信号処理を行う。回路基板332は、機能性部材32と回路基板331との間に配され、信号線392を介して撮像部312から受け取った信号に対して所定の信号処理を行う。機能性部材32は、例えば鉛(Pb)等で構成されたシールド部材であり、放射線源2から回路基板331及び332への放射線と、回路基板331及び332への外来ノイズと、を遮蔽可能に構成されうる。
本実施形態では、回路基板331は、信号線393を介して回路基板332から信号を受け取り、撮像部311の信号と撮像部312の信号とを信号線394を介してプロセッサ60に出力する。他の実施形態として、撮像部311の信号および撮像部312の信号は、回路基板331および回路基板332からそれぞれ個別にプロセッサ60に出力されてもよい。
熱伝導性の板材34は、熱伝導率の比較的高い材料(例えば銅等)で構成され、回路基板331下方に配される。例えば、回路基板331に実装されている複数の電子部品のうち発熱量が比較的大きいもの(電子部品3311とする。)は、熱伝導性の部材341を介して板材34に接続される。このような構成により、電子部品3311から板材34への放熱が実現されうる。電子部品3311の例としては、撮像部311からの信号に対して信号処理を行うための半導体パッケージ等が挙げられる。
本実施形態においては、撮像部312は、チューブ411を介して冷却ユニット4に接続され、また、板材34は、チューブ412を介して冷却ユニット4に接続される。このような構成により、冷却ユニット4は、撮像部312および板材34に冷却媒体を循環させ、それらを冷却可能とする。冷却媒体の例としては水が挙げられ、冷却ユニット4には公知のウォータポンプが用いられうる。
図5(A)は、パネルユニット31の内部構成の一例を示す断面模式図である。パネルユニット31は、筐体30内において、2種類の撮像部311及び312、並びに、これらを封止ないし密封するためのケース319を含む。
撮像部311は、変換部3110と、基板3111と、センサパネル3112と、基台3113と、位置調整用の台3114と、を含む。本実施形態では、変換部3110は、CsIで構成され、放射線を光に変換する。また、基板3111は、変換部3110を形成する際の下地層として機能する。また、センサパネル3112は、上記変換された光を検出するための複数の光電変換素子が配列された半導体基板である。即ち、変換部3110およびセンサパネル3112は、前述の間接変換方式の放射線検出器92(図1(B)参照)を実現する。
基台3113は、上述の要素3110〜3112を下方から支持する。また、位置調整用の台3114は、基台3113下方に配され、基台3113の高さを調整可能とする。詳細については後述とするが、所望の厚さの台3114を用いることにより上述の要素3110〜3112のZ方向の位置を調整することができる。
撮像部312は、変換部3120と、基板3121と、回路基板3122と、基台3123と、冷却素子3124と、熱伝導性の台3125と、を含む。本実施形態では、変換部3120は、CdTeで構成され、放射線を電荷に変換する。また、基板3121は、変換部3120を形成する際の下地層として機能する。また、回路基板3122は、上記変換された電荷を電気信号として読み出すための読出回路が設けられた半導体基板である。即ち、変換部3120および回路基板3122は、前述の直接変換方式の放射線検出器91(図1(A)参照)を実現する。
基台3123は、上述の要素3120〜3122を下方から支持する。また、冷却素子3124は、信号線395を介して受け取った電気信号に基づいて温度調整を行う。冷却素子3124には、典型的にはペルチェ素子が用いられうる。また、熱伝導性の台3125は、板材34同様、熱伝導率の比較的高い材料(例えば銅等)で構成され、チューブ411を介して冷却ユニット4に接続される。
ケース319は、乾燥空気で充填され、本実施形態では、撮像部311及び312の双方がケース319により封止されるものとする。前述のとおり、撮像部312においては、冷却素子3124での冷却および台3125での冷却(冷却ユニット4による冷却)が行われるため、結露が生じることが考えられる。よって、撮像部311及び312のうち少なくとも撮像部312が、ケース319により封止され、外気(湿気)から保護されればよい。
ここで、撮像部311において、位置調整用の台3114には、冷却素子3124および台3125の厚みに相当する位置調整を実現可能なものが用いられればよい。
図5(B)は、パネルユニット31の内部構成の他の例(区別のため、パネルユニット31’とする。)を示す断面模式図である。パネルユニット31’においては、撮像部312の冷却素子3124および台3125は省略され、それに伴い、撮像部311の台3114も省略される。撮像部312についての上記冷却が不要である場合にはパネルユニット31’の構造が採用されればよい。
図6は、パネルユニット31(図5(A)参照)の詳細構成を説明するための分解模式図を示す。図中から分かるように、領域R1に対応する上述の要素3110〜3113は、中央部に開口を形成するように環状のセンサパネルを撮像部311として形成している。一方、領域R2に対応する上述の要素3120〜3123は、この開口を埋めるように配置された他のセンサパネルを撮像部312として形成している。
ここで、センサパネル3112は、少なくとも2種類のサイズのセンサパネルが複数配列されて成る。例えば、2[cm]×15[cm]の小サイズのセンサパネルを20枚準備し、2[cm]×10[cm]の更に小サイズのセンサパネルを10枚準備する。これら2種類のセンサパネルをタイリングすることにより、30[cm]×30[cm]の大サイズのセンサパネル3112を、その中央部に10[cm]×10[cm]の開口が形成されるように構成することが可能である。2種類のセンサパネルの個々は、公知の半導体製造プロセスを用いて比較的簡便に製造可能であるため、センサパネル3112は比較的安価に作製可能である。
他の実施形態として、上記開口を形成することは、上記更に小サイズのセンサパネル(2[cm]×10[cm]のセンサパネル)のみをタイリングすることによっても(2[cm]×15[cm]のセンサパネルを用いずに)、実現可能である。即ち、上記開口を有するセンサパネル3112は、1種類のセンサパネルをタイリングすることにより実現可能であり、必ずしも2種類のサイズのセンサパネルが用いられる必要はない。
尚、図6には示されていないが、位置調整用の台3114は、基台3113の個々の辺部を支持可能に設けられてもよいし、基台3113の個々の角部を支持可能に設けられてもよいし、或いは、基台3113の外周部全体を支持可能に一体に設けられてもよい。
ここで、撮像ユニット3全体の重心のバランスをとることを目的の一つとして、撮像部311及び312は、それらの重心位置がZ方向(放射線の入射方向)において互いに一致するように並設されるとよい。図5(A)の例では、撮像部311及び312が共にZ方向における略同じ位置(略同じ高さ)に並設された構造を示したが、撮像部311及び312の位置はZ方向において互いに異なっていてもよい。
図7(A)は、図5(A)の構造の変形例として、撮像部312が撮像部311に対して放射線の入射側に位置するように構成した場合の一例を示す。図7(B)は、図5(B)の構造の変形例を図7(A)同様に示す。これらの例においては、撮像部312は支柱801により撮像部311上方に支持される。このような構成によれば、撮像ユニット3全体の重心のバランスを調整することが可能となる。
また、撮像部311と撮像部312とは互いに異なる高さに固定されるため、図7(A)および図7(B)の例によれば、平面視において撮像部311と撮像部312との間に生じうる空隙を解消することも可能となる。即ち、撮像部311と撮像部312とは、Z方向において部分的に重なるとよい。このような構成によれば、撮像領域R0に生じうる画素抜けを低減ないし防止することが可能となる。これにより、撮像部311の信号に基づく画像データと、撮像部312の信号に基づく画像データとを適切に単一の画像データに合成することが可能となる。
尚、上述の観点から、撮像部311及び312が並設されていることは、平面視において撮像部311及び312が並んでいればよく、それらの相対位置がZ方向において互いに異なる態様をも含む。
図8(A)は、図5(A)の構造の他の変形例として、撮像部311が撮像部312に対して放射線の入射側に位置するように構成した場合の一例を示す。図8(B)は、図5(B)の構造の変形例を図8(A)同様に示す。これらの例においては、撮像部311は支柱801により撮像部312上方に支持される。これらの例によっても、図7(A)および図7(B)の例同様の効果を実現可能である。
ここで、図7(A)及び図8(A)においては2つの撮像部312が並設される。図7(A)においては、撮像部312が撮像部311上方に位置することとなるため、信号線392が撮像部311による撮像の妨げとならないように、2つの撮像部312の間に信号線392を配置した。一方、図8(A)においては、撮像部312が撮像部311下方に位置することとなるため、信号線392を撮像部312側方かつ撮像部311下方に配置することが可能となる。よって、図8(A)においては、2つの撮像部312を、互いに近接した状態あるいは互いに接触した状態で並設可能となる。このことは図8(B)についても同様である。
図9は、パネルユニット31の内部構成の他の例(区別のため、パネルユニット31bとする。)を、その電気接続の一態様と共に示す断面模式図である。パネルユニット31bにおいては、撮像部312の電気接続を信号線392に代替してバンプ392’により実現することにより(このような接続態様はバンプ接続と称されうる。)、撮像部311及び312間の間隔をパネルユニット31(又は31’)に比べて小さくしている。また、本例においては、回路基板331及び332を単一の回路基板33で構成する。即ち、回路基板33は、撮像部311とは信号線391で電気接続され(パネルユニット31同様)、その一方で、撮像部312とは信号線392ではなくバンプ392’で電気接続される。
パネルユニット31bにおいては、撮像部312の基板3121は撮像部311上まで延在する。このような構成によれば、基板3121の電気接続を、撮像部311側方で(平面視において撮像部311外方の位置で)実現可能となる。このことは、信号線392が存在したことによる放射線画像における影(偽像)を解消し、画像の高品質化にも有利と云える。尚、基板3121と撮像部311とは接触していてもよいし、それらの間に空隙が存在してもよい。
図10(A)は、撮像ユニット3の他の構成例(区別のため、撮像ユニット3’とする。)を示す斜視図である。図10(B)は、上記撮像ユニット3’についての撮像部312を通る断面での断面模式図である(切断面はY−Z平面と平行とする。)。
前述の撮像ユニット3(図3参照)においては、領域R1に対応する撮像部311が撮像領域R0における周縁部に配され、領域R2に対応する撮像部312が撮像領域R0における中央部に配された構成を示した。これに対して、撮像ユニット3’は、図10(A)から分かるように、領域R1に対応する撮像部311は、領域R2に対応する撮像部312の両側方に設けられている。本実施形態においては、撮像部311はX方向において撮像部312と隣り合うものとし、即ち、撮像部312は撮像領域R0のY方向の一端から他端まで延設される。尚、他の実施形態として、撮像部311はY方向において撮像部312と隣り合ってもよい(撮像部312は撮像領域R0のX方向の一端から他端まで延設されてもよい。)。
ここでは、撮像部312は、Y方向に一体に延設された基板3121と、基板3121に配列された複数の変換部3120と、複数の変換部3120に対応してそれぞれ設けられた複数の回路基板3122と、により形成されるものとする。この構成においては、基板3121は、側方(Y方向にける端部領域)において電気接続が可能であり、また、複数の回路基板3122は、それぞれバンプ392’(図9参照)により電気接続が可能である。
図11は、図10(A)および図10(B)に示される撮像ユニット3’の断面模式図である。図11から分かるように、撮像ユニット3’のパネルユニット31(区別のため、パネルユニット31cとする。)においては、図9に例示される撮像ユニット3のように撮像部312の基板3121を撮像部311上まで延在させる必要がなく、構造の更なる簡素化に有利と云える。
撮像部311の変換部3110は、公知の製造プロセスを用いて作製可能である。例えば、変換部3110としてのCsIは、公知の真空蒸着装置を用いた蒸着法により基板3111上に形成される。
一例として、図12(A)に示されるように、基板3111およびその上に蒸着された変換部3110を、それらの中央部に開口が形成されるように、切断機802を用いて切断する(図中の破線は切断線を示す。)。即ち、この開口の側面は、切断機802により形成された切断面(実質的に平坦面)となる。このような切断態様は、撮像ユニット3(図3参照)の作製に適用可能である。
尚、切断機802としては、レーザ光によって部材を切断可能なレーザ切断装置が用いられてもよいし、部材を機械的に切断可能な切断装置(例えば電動のこぎり)が用いられてもよい。
他の実施形態として、図12(B)に示されるように、基板3111およびその上に蒸着された変換部3110を、2つに分離するように、切断機802を用いて切断してもよい(図中の破線は切断線を示す。)。このような切断態様は、撮像ユニット3’(図10(A)参照)の作製に適用可能である。
更に他の実施形態として、図12(C)に示されるように、基板3111上に変換部3110を蒸着させる際、基板3111と蒸着源803との間に、遮蔽板804を配置することも可能である。遮蔽板804は、蒸着源803から基板3111へのCsIを遮蔽し、これにより、基板3111表面における中央部および周縁部のうち周縁部のみにCsIが形成されることとなる。
ここで、CsIは潮解性を有するため、基板3111上に変換部3110が形成された後、変換部3110を覆うように防湿性の保護膜が形成されうる。図12(A)及び図12(B)の態様においては、切断面において変換部3110が外気(湿気)に晒されるため、実質的に真空環境あるいは乾燥した環境の下で、変換部3110及び基板3111の切断を行う必要がある。このことは、図12(C)の態様においては考慮の必要がないため、図12(C)の態様は製造面において比較的簡便と云える。一方、前述のとおり撮像部311及び312は並設されるため、例えばパネルユニット31の小型化を目的の一つとして、撮像部311及び312間に形成されうる空隙は小さいことが好ましい。この場合、図12(D)に示されるように、図12(A)及び図12(B)の態様は、撮像部311及び312間の空隙Gを小さくするのに好適と云える。
図13は、撮像ユニット3(撮像部311及び312が並設されたパネルユニット31)を用いて得られた放射線画像の一例を示す。本実施形態においては、注目対象となりうる中央部に、画像の高品質化に有利な直接変換方式の撮像部312が設置され、それ以外の部位である周縁部に、撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化に有利な間接変換方式の撮像部311が設置される。これら撮像部311及び312から得られる画像データに基づく放射線画像の品質は互いに異なりうるため、それらの画像データを単一の画像データに合成する際にはプロセッサ60による所定の画像処理ないし補正処理が求められる。
即ち、プロセッサ60は、撮像部311からの信号と、撮像部312からの信号とに対して互いに異なる信号処理を行う。これにより、撮像部311からの信号(或いは、その画像データ)に基づく画像(図13において周縁部の画像IM1として示される。)と、撮像部312からの信号(或いは、その画像データ)に基づく画像(図13において中央部の画像IM2として示される。)と、の不整合を緩和あるいは解消し、違和感のない単一の放射線画像を生成することを可能とする。図中の破線は、画像IM1及びIM2間の境界部を示し、該境界部は後述の補完により描写されうる。
例えば、プロセッサ60は、例えばハードディスク、EEPROM等の記憶部を備えており、この記憶部には、撮像部311からの信号に基づく画像IM1と、撮像部312からの信号に基づく画像IM2とを合成するための情報が記憶される。この情報は、例えば、上記2つの画像IM1及びIM2の境界部を補完するための情報、及び/又は、それらの画像の鮮鋭度の差を示す情報、を含む。付随的/代替的に、この情報は、例えば、撮像部311及び312の画素ピッチの差を示す情報、それらの相対位置を示す情報、及び/又は、それらのノイズ耐性(或いはノイズ特性)の差を示す情報、を含む。
例えば、上記2つの画像IM1及びIM2の境界部を補完するための情報は、撮像部311及び312間の空隙により生じうる画素抜けを補完するのに用いられうる。この補完は、公知の画像処理ないし補正処理により実現可能であり、例えば、画素抜けとなった画素周辺に存在する幾つかの他の画素の信号値(画素値)の加算平均をとることにより行われうる。
また、例えば、上記2つの画像IM1及びIM2の鮮鋭度の差を示す情報は、それらの画像の品質の差に伴う不整合ないし違和感を低減するのに用いられうる。このことは、例えば、フィルタ処理、エッジ協調処理等、公知の画像処理により実現可能である。尚、撮像部311及び312の画素ピッチの差を示す情報、それらの相対位置を示す情報、及び、それらのノイズ耐性の差を示す情報も同様に利用可能である。
撮像部311及び312は、それぞれ、行列状に配列された複数の画素を含んでおり、それらの画素ピッチ(画素の配列間隔)は互いに異なりうる。多くの場合、注目対象となりうる中央部に配される撮像部312は比較的小さい画素ピッチで構成され、このことは本実施形態においても同様とする。ここで、何れの画像データ或いは画像データの何れの部分に対しても上述の信号処理を一様に実行可能とするため、例えば、撮像部311の画素ピッチは、撮像部312の画素ピッチの整数倍であることが好ましい。本実施形態では、撮像部312の画素ピッチは50[μm]に設定され、撮像部311の画素ピッチは150[μm]に設定されているものとする。
このような構成においては、中央部の画像IM2は、等倍表示においては周縁部の画像IM1に比べて拡大された表示態様となりうる。上述の撮像部311及び312の画素ピッチの差を示す情報は、画像処理ないし補正処理に際して、画像IM1及び/又はIM2が適切な縮尺となるように、より詳細には画像IM1が拡大され及び/又は画像IM2が縮小されるように、用いられうる。付随的に、上述の上記2つの画像の境界部を補完するための情報は、画像処理ないし補正処理に際して用いられうる。
また、このような構成においては、画像IM1及びIM2に画像処理を行わない場合、中央部の画像IM2が周縁部の画像IM1に比べて低ノイズかつ高鮮鋭度となることにより不整合ないし違和感のある放射線画像となりうる。上述の上記2つの画像IM1及びIM2の鮮鋭度の差を示す情報、及び/又は、撮像部311及び312のノイズ耐性の差を示す情報は、画像処理ないし補正処理に際して、これらの不整合ないし違和感が解消されるように、用いられうる。
尚、ノイズについては、撮像部311及び312における個々のノイズの低減処理の内容を個別に設定することにより、上述の不整合ないし違和感を予め低減することも可能である。この場合、ノイズの低減処理には公知のもの(例えばガウシアンフィルタ等)が用いられればよい。同様に鮮鋭度についても公知の補正処理(例えば逆畳み込み処理等)が用いられうる。
本実施形態においては、プロセッサ60は筐体30外に設けられ、上述の信号処理は撮像ユニット3外で行われるものとするが、他の実施形態として、プロセッサ60は筐体30内に設けられ、上述の信号処理は撮像ユニット3内で行われてもよい。
以上、本実施形態によれば、放射線撮像装置1は、放射線を間接変換方式で検出可能に構成された撮像部(第1の撮像部)311と、放射線を直接変換方式で検出可能に構成された撮像部(第2の撮像部)312と、を備える。撮像部311及び312は、共に単一の撮像領域を形成するように並設される。一般に、直接変換方式は、画像の高品質化に有利であるのに対して、間接変換方式は、撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化に有利である。本実施形態によれば、直接変換方式の撮像部312を撮像領域の一部に用いることにより画像の高品質化を図り、それと共に、間接変換方式の撮像部311を撮像領域の他の部分に用いることにより撮像領域の大サイズ化および装置の低コスト化を図ることができる。これにより、撮像領域の大サイズ化、装置の低コスト化および画像の高品質化の何れをも実現可能となる。
また、注目対象となりうる部位に撮像部312を設置し且つそれ以外の部位に撮像部311を設置すればよいため、図12を参照しながら説明した製造方法によれば、上述のことは比較的簡素な構成で実現可能と云える。
特に、直接変換方式においては放射線を光に変換する変換部としてCdTe、CdZnTe等が好適に用いられうるが、これらは一般に製造(結晶を成長させること)が比較的難しい。本実施形態によれば、直接変換方式の撮像部312が用いられるのは撮像領域の一部に留まるため、放射線撮像装置1の製造面においても有利と云える。
尚、他の実施形態として、撮像部312は、放射線をフォトンカウンティング方式で検出可能に構成されてもよく、これによっても同様の効果が得られうる。特に、直接変換方式のフォトンカウンティング方式においては、放射線を光に変換する変換部として、製造が比較的難しいCdTe、CdZnTe等が好適に用いられうる。そのため、上記同様の理由により、この場合においても放射線撮像装置1の製造面においても有利と云える。
以上、いくつかの好適な態様を例示したが、本発明はこれらの例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部が変更され又は組み合わされてもよい。また、本明細書に記載された個々の用語は、本発明を説明する目的で用いられたものに過ぎず、本発明は、その用語の厳密な意味に限定されるものでないことは言うまでもなく、その均等物をも含む。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:放射線撮像装置、311:第1の撮像部、312:第2の撮像部。

Claims (21)

  1. 放射線を間接変換方式で検出可能に構成された第1の撮像部と、
    前記第1の撮像部と共に撮像領域を形成するように配され、放射線を直接変換方式で検出可能に構成された第2の撮像部と、を備える
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記第2の撮像部は、CdTe(テルル化カドミウム)及び/又はCdZnTe(テルル化亜鉛カドミウム)を用いて構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  3. 放射線を間接変換方式で検出可能に構成された第1の撮像部と、
    前記第1の撮像部と共に撮像領域を形成するように配され、放射線をフォトンカウンティング方式で検出可能に構成された第2の撮像部と、を備える
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 前記第2の撮像部は、行列状に配列された複数の画素を含んでおり、該複数の画素の信号値が所定のパターンに一致したことに基づいて放射線フォトンを計測するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の放射線撮像装置。
  5. 前記第1の撮像部は、CsI(ヨウ化セシウム)を用いて構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  6. 前記第2の撮像部は前記撮像領域における中央部に設けられ、前記第1の撮像部は前記撮像領域における周縁部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  7. 前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを収容する筐体と、
    前記筐体内に設けられた画像処理部と、を更に備え、
    前記画像処理部は、前記第1の撮像部からの信号と、前記第2の撮像部からの信号とに対して互いに異なる信号処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  8. 前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを収容する筐体と、
    前記筐体外に設けられた画像処理部と、を更に備え、
    前記画像処理部は、前記第1の撮像部からの信号と、前記第2の撮像部からの信号とに対して互いに異なる信号処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  9. 前記画像処理部は記憶部を含んでおり、前記記憶部には、前記第1の撮像部からの信号に基づく第1の画像と、前記第2の撮像部からの信号に基づく第2の画像とを合成するための情報が記憶される
    ことを特徴とする請求項7または請求項8記載の放射線撮像装置。
  10. 前記記憶部に記憶される前記情報は、前記第1の画像と前記第2の画像との境界部を補完するための情報、前記第1の画像および前記第2の画像の鮮鋭度の差を示す情報、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部の画素ピッチの差を示す情報、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部の相対位置を示す情報、及び/又は、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部のノイズ耐性の差を示す情報、を含む
    ことを特徴とする請求項9記載の放射線撮像装置。
  11. 前記第1の撮像部および前記第2の撮像部は、それらの重心位置が放射線の入射方向において互いに一致するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  12. 前記第2の撮像部は、前記第1の撮像部に対して放射線の入射側に位置する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  13. 前記第1の撮像部は、前記第2の撮像部に対して放射線の入射側に位置する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  14. 乾燥空気で充填され且つ少なくとも前記第2の撮像部を封止するケースを更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  15. 前記第1の撮像部は、平面視において、前記第2の撮像部の周縁部に沿って前記第2の撮像部を取り囲むように設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項14の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  16. 前記第1の撮像部は、前記平面視において、少なくとも2種類のサイズのセンサパネルが複数配列されて成る
    ことを特徴とする請求項15記載の放射線撮像装置。
  17. 前記第1の撮像部は、前記平面視において、その中央部に開口を形成するように構成された第1のセンサパネルであり、
    前記第2の撮像部は、前記平面視において、前記開口に配置された第2のセンサパネルである
    ことを特徴とする請求項15または請求項16記載の放射線撮像装置。
  18. 前記第1の撮像部は、平面視において、前記第2の撮像部の両側方に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項14の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  19. 前記第1の撮像部および前記第2の撮像部は、それぞれ、行列状に配列された複数の画素を含んでおり、前記第1の撮像部の画素ピッチと前記第2の撮像部の画素ピッチとは互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1から請求項18の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  20. 前記第1の撮像部および前記第2の撮像部は、それぞれ、行列状に配列された複数の画素を含んでおり、前記第1の撮像部の画素ピッチは、前記第2の撮像部の画素ピッチの整数倍である
    ことを特徴とする請求項1から請求項19の何れか1項記載の放射線撮像装置。
  21. 前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とは並設され、前記第1の撮像部の前記第2の撮像部側の側面は切断面となっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項20の何れか1項記載の放射線撮像装置。
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