JP2021032576A - 対象物選出システム、対象物選出装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、地震等の振動に起因して影響を受ける対象物を、より容易に選出することができる対象物選出システム等を提供することを目的とする。
ここで、構造物選出手段は、数値を基に振動の大きさの分布を示すマップを作成し、マップを基に対象物を選出するようにすることができる。この場合、振動の分布を把握することができる。
また、構造物選出手段は、マップを基に予め定められた構造物を選出するようにすることができる。この場合、損傷を受けやすい構造物を、より高い精度で選出することができる。
さらに、構造物選出手段は、数値の間の差が大きい隣接する複数の振動センサの間に位置する対象物を選出するようにすることができる。この場合、対象物を、より簡易に選出することができる。
またさらに、構造物選出手段は、数値と予め定められた数値との差が大きい複数の振動センサの間に位置する対象物を選出するようにすることができる。この場合、本来出力されるべき数値と異なる対象物を選出することで、対象物を、より簡易に選出することができる。
また、構造物選出手段は、複数の振動センサの各々により検出された振動の振動モードを基に対象物を選出するようにすることができる。この場合、固有振動数を基に振動の影響を把握することができる。
そして、構造物選出手段は、複数の振動センサの各々により検出された振動により生じる応力を基に対象物を選出するようにすることができる。この場合、応力を基に振動の影響を把握することができる。
また、構造物選出手段は、地震の振動により影響を受ける対象物を選出するようにすることができる。この場合、地震により影響を受けうる対象物を選出することができる。
さらに、構造物選出手段は、対象物として、地震により損傷の可能性がある構造物を選出するようにすることができる。この場合、地震により損傷を受けうる対象物を選出することができる。
そして、構造物選出手段は、事故に起因する振動を基に、対象物として、事故が生じた場所を選出するようにすることができる。この場合、対象物として事故の位置を選出することができる。
また、構造物選出手段は、振動を基に、対象物として疲労が蓄積した部位を選出するようにすることができる。この場合、疲労が蓄積された対象物を選出することができる。
図1は、本実施の形態における対象物選出システム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の対象物選出システム1は、振動を検知する振動センサ10と、振動センサ10が取得した振動に関するデータを管理する管理サーバ20と、管理サーバ20からの通知を受け取る端末装置30と、振動センサ10、管理サーバ20および端末装置30とを接続するネットワーク40と、を備える。
この振動センサ10は、より安価であるため、一般的な地震計に比較して、振動の測定点を増やしやすく、より密に設置することができる。
地点情報は、例えば、振動センサ10の地球上の位置の情報であり、北緯および東経等により記述される。また、地点情報は、例えば、建物内の位置の情報であり、設置される階数やその階における平面上の位置についての情報である。さらに、地点情報は、例えば、任意の箇所に原点を設定したときに、その原点を基準とした座標の情報である。この座標の情報は、2次元の直交座標系であるx、y座標系、3次元の直交座標系であるx、y、z座標系により記述できる。また、このような直交座標系ではなく、極座標系や円筒座標系を用いてもよい。
また、SI値と計測震度とは、相関性が非常に高く、高価な地震計を用いなくても、SI値を利用すれば、地震の計測震度を求めることができる。
図2は、対象物選出システム1の概略動作の例について示した図である。
まず、振動センサ10が、振動を検知すると、振動の加速度等からSI値を算出する(1A)。
次に、振動センサ10は、算出したSI値を含む振動に関する情報を、送信情報として管理サーバ20に送信する(1B)。送信情報は、ネットワーク40を介し、管理サーバ20に送られる。
管理サーバ20は、複数の振動センサ10から取得した送信情報を、記憶し、蓄積する(1C)。
そして、管理サーバ20は、選択した一組の振動センサ10の間にある対象物を選択する(1F)。
さらに、管理サーバ20は、選択した対象物を、端末装置30に通知する(1G)。端末装置30では、例えば、通知された対象物についての情報が表示される。
図3は、対象物選出システム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、対象物選出システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
振動センサ10は、振動を検知する振動検知部11と、外部に情報を送信する送信部12とを備える。
振動検知部11は、例えば、上述したMEMS加速度センサであり、地震の振動の加速度を測定し、これをSI値等に数値化する。
また、送信部12は、数値化したSI値等の情報を含む送信情報を管理サーバ20に対し送信する。送信部12は、例えば、通信I/Fであり、ネットワーク40を介し、管理サーバ20に送信情報を送信する。
記憶部22は、送受信部21が取得した情報を記憶する。
選択部23および地点取得部24は、地点情報取得手段の一例であると捉えることができる。
ここで、対象物とは、構造物選出部25により選出され、振動により影響を受けうると判断される対象である。具体的には、地震等の振動により、構造物が損傷を受けうる場合、構造物選出部25は、この構造物を対象物として選出する。また、構造物の一部が、損傷を受けうる場合、構造物選出部25は、損傷を受けうる部位を対象物として選出することもできる。
また、位置情報は、対象物の位置を示す情報であり、地点情報と同様の内容を有する。即ち、位置情報は、例えば、対象物の地球上の位置の情報である。
例えば、上述したタッチパネルである。この場合、タッチパネルは、表示部32および入力部33の双方の機能を有する。つまり、管理サーバ20からの通知を表示するとともに、表示された画面に対し、タッチを行うことで、専用アプリの起動・終了や専用アプリに対する操作を行うことができる。なお、これに限られるものではなく、入力部33は、キーボードやマウス等で構成されていてもよい。
次に、対象物選出システム1の動作について、より詳細に説明を行う。
図4は、対象物選出システム1の動作について説明したフローチャートである。
まず、振動センサ10の振動検知部11が、振動を検知したか否かを判断する(ステップ101)。
その結果、振動を検知していない場合(ステップ101でNo)、ステップ101に戻る。
対して、振動を検知した場合(ステップ101でYes)、振動検知部11は、振動を測定し、SI値等の数値を算出する(ステップ102)。
次に、振動検知部11は、算出した数値を含む送信情報を作成し、送信部12を介して管理サーバ20に対し送信する(ステップ103)。
次に、選択部23が、送信情報に含まれる数値を基に、一組の振動センサ10を選択する(ステップ105)。
そして、地点取得部24が選択した一組の振動センサ10の地点情報を、例えば、記憶部22から取得する(ステップ106)。
さらに、構造物選出部25が、地点情報から選択した一組の振動センサ10の間にあり、予め定められた条件に合致する対象物を選出する(ステップ107)。
通知情報を受けた端末装置30では、送受信部31が通知情報を受け取り、その内容を、表示部32が表示する(ステップ109)。なおこのとき、端末装置30を操作するユーザが、受領確認などを入力部33により入力し、管理サーバ20に対し送信してもよい。
次に、以上説明した対象物選出システム1のさらに具体的な動作の例について説明を行う。
ここでは、まず、対象物選出システム1の動作の第1の実施形態について説明を行う。
第1の実施形態では、振動センサ10は、地震の振動を検知し、数値としてSI値を出力する。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に、地震の振動により影響を受ける対象物を選出する。さらに具体的には、管理サーバ20は、対象物として、地震により損傷の可能性がある構造物を選出する。ここでは、SI値から、地震の振動の大きさを表すマップを作成し、これを利用する方法について説明を行う。
図5は、振動の大きさを表すマップを作成し、このマップを基に構造物を選択する方法について示した図である。
図5は、複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に振動の大きさの分布を示すマップMaを作成した例を示している。
図示するマップMaでは、予め用意された地図を用い、この地図上に振動の大きさの分布を重畳して表示した例を示している。振動の大きさの分布は、複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に、これらの振動センサ10のSI値を補間することで、算出することができる。このマップMaでは、SI値がより大きかった地点ほど濃い色で表示を行い、SI値がより小さかった地点ほど薄い色で表示を行っている。振動センサ10は、上述したように密に設置できるため、振動の分布として、より細かい分布を算出することができる。
これらの構造物は、例えば、古い耐震基準により建設された構造物である。つまり、地震の振動により、損傷をより受けやすい構造物が選出される。また、公共施設など避難先に行くのに必要となる橋、道路等である。つまり、地震の振動により、損傷を受けた場合、避難先に行くのに適さなくなる構造物である。また、これらの構造物は、例えば、インフラとして重要な施設である。具体的には、エネルギー施設、水供給施設、交通施設、情報施設などの生活に必要なインフラ設備に関連する構造物である。つまり、地震の振動により、損傷を受けた場合、生活に支障が生じるおそれがある構造物である。具体的には、水道管、鉄道設備、パイプラインなどが該当する。
また、上述した例では、振動が大きかったエリアAr内の構造物Tm1を選出したが、これに限られるものではない。例えば、エリアArの外縁部Ar1において、振動の大きさが大きく変化している場所に構造物が存在する場合、即ち、振動の大きさが異なるエリアを跨いで構造物が存在する場合、構造物に対する損傷が大きくなることがある。よって、このような場所に存在する構造物を選出してもよい。
次に、対象物選出システム1の動作の第2の実施形態について説明を行う。
第2の実施形態では、振動センサ10は、地震の振動を検知し、数値としてSI値を出力する。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に、対象物として、建物内において地震により損傷を受けた可能性のある箇所を選出する。
図6(a)は、地震により損傷を受けた可能性のある箇所を選出する方法の第1の例を示した図である。ここでは、以下に説明するように、振動センサ10により出力されたSI値の差を利用する。
また、図示するように、ガス配管H1〜H3には、振動センサ10として、振動センサ10H1〜10H6が設置されている。この場合、ガス配管H1〜H3に、それぞれ2個ずつの振動センサ10が設置される、そのため、地震が生じた際には、振動センサ10H1〜10H6は、それぞれ、ガス配管H1〜H3の振動を測定し、SI値を出力する。
図6(b)では、図6(a)と同様に、建物Tm2内に、ガス配管H1〜H6が配される場合を示している。ただし、ガス配管H1〜H3は、長さが異なり、それぞれが異なる構造を有する。また、図6(a)と同様に、ガス配管H1〜H3には、振動センサ10H1〜10H6が設置されている。
管理サーバ20は、振動センサ10H1〜10H3の各々の間のSI値と本来出力されると予測されるSI値とを比較する。この本来出力されると予測されるSI値は、この地域に設置される地震計等の他の装置から推測することができる。しかし、振動センサ10H1〜10H6の何れかから出力されたSI値が、予測されるSI値に対し、大きく異なる場合、この振動センサが取り付けられるガス配管に損傷が生じていることが考えられる。例えば、振動センサ10H1、10H2のSI値が、予測されるSI値に対し、大きく異なる場合、ガス配管H1に損傷が生じていることが予想される。振動センサ10H3、10H5のSI値が、予測されるSI値に対し、大きく異なる場合、ガス配管H5に損傷が生じていることが予想される。
次に、対象物選出システム1の動作の第3の実施形態について説明を行う。
第3の実施形態では、振動センサ10は、突発的な事故の振動を検知し、数値として最大加速度を出力する。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10により送信された最大加速度を基に、対象物として事故が生じた場所を選出する。なお、ここで事故とは、車両や船舶同士などの衝突、車両や船舶の建物等への衝突の他、爆発等も含む。また、土砂崩れなどの自然災害であってもよい。
図7(a)〜(b)は、最大加速度を基に、事故が生じた場所を選出する方法について示した図である。
このうち、図7(a)は、振動センサ10の設置の状態について示した図である。図示するように、道路Dに、振動センサ10として、振動センサ10D1〜10D5が設置されている。振動センサ10D1〜10D5は、道路Dに沿って一定間隔で設置される。振動センサ10D1〜10D5は、道路Dに沿って埋設されることで設置されてもよく、電柱や信号機等に取り付けることで設置されてもよい。
そして、事故が生じたときは、車両が通常走行する場合より、大きい振動が生じる。そして、振動センサ10D1〜10D5の何れかが、予め定められた閾値より大きい最大加速度を検知する。このときの最大加速度は、管理サーバ20に送られ、管理サーバ20では、事故が生じたことを判断できる。
振動センサ10D1〜10D5の中で、振動センサ10D2および振動センサ10D3の最大加速度が、閾値を超えている。これから、振動センサ10D2と振動センサ10D3との間で、事故が生じたと推定できる、具体的には、管理サーバ20は、事故が生じたことを判断したときに、最も大きい最大加速度を出力した振動センサ10と次に大きい最大加速度を出力した振動センサ10を選択する。そして、この両者の間の道路D上で事故が生じたと推定する。この場合、管理サーバ20は、事故に起因する振動を基に、対象物として、事故が生じた場所を選出する、と言うことができる。
次に、対象物選出システム1の動作の第4の実施形態について説明を行う。
第4の実施形態では、振動センサ10は、構造物に設置され、振動をモニタリングする。そして、振動センサ10は、数値として振動の加速度を出力する。さらに、管理サーバ20は、複数の振動センサ10により送信された加速度を基に、構造物の中で疲労が大きい対象物を選出する。なおここで、「疲労」とは、構造物が力学的応力を継続的に、あるいは繰り返し受けた場合に、その構造物の強度が低下する現象を言う。このうち、金属からなる構造物で発生する場合、金属疲労と呼ばれ、特に問題になりやすい。ただし、これに限られるものではなく、樹脂、ガラス、セラミックスなど金属以外の材料で構成される場合も生じうる。
ここでは、まず、振動モードを利用して構造物の疲労を求める場合について説明する。
図8、図9(a)〜(b)、図10(a)〜(b)は、振動モードを利用して構造物の疲労を求める方法を示した図である。なおここでは、構造物が橋梁である場合を例にして説明を行う。
このうち、図8は、振動センサ10の設置の状態について示している。
図示する例では、橋梁Kは、鉄道用のトラス橋である。そして、振動センサ10として、振動センサ10K1〜10K9が設置されている。この場合、橋梁Kの橋桁K1〜K3に、それぞれ3個ずつの振動センサ10が設置される、そして、鉄道車両が通過する際には、これらの振動センサ10K1〜10K9が振動を検知する。
この場合、少なくとも10sの間、橋梁Kを鉄道車両が走行したことを示している。
また、図9(b)は、図9(a)に示した波形Wvを基に求めたパワースペクトルPsである。ここで、横軸は、振動数を表し、縦軸は、パワーを表す。
パワースペクトルPsに示すように、振動数が、3.25Hzおよび6.35Hzの箇所に、それぞれピークP1およびピークP2が存在する。これらの周波数3.25Hzおよび周波数6.35Hzは、橋梁Kの固有周波数である。また、前者を1次モードの固有周波数、後者を2次モードの固有周波数と言うことがある。なお、2次モードの固有周波数より大きい固有周波数が存在することもあり、これは、周波数の小さい方から、3次モードの固有周波数、4次モードの固有周波数、 … となるが、ここでは、検出されていない。
図10(a)は、疲労の程度と1次モードの固有周波数の関係について示した図である。また、図10(b)は、疲労の程度と2次モードの固有周波数の関係について示した図である。ここで、横軸は、疲労の程度を表し、縦軸は、固有周波数を表す。
図示するように、この場合、疲労が蓄積されるに従い、1次モードおよび2次モードの固有周波数は、双方とも小さくなっていく。
よって、固有周波数により、疲労の程度がわかるため、管理サーバ20は、固有周波数により、疲労が蓄積された対象物を選出することができる。この場合は、振動センサ10K1〜10K9により、対象物として、橋桁K1〜K3の疲労を判断することができる。また、構造物に、複数の振動センサを設置するため、構造物が橋梁Kのように大きいものである場合でも、その何れの箇所に疲労が蓄積されているかを判断できる。
例えば、振動センサ10K1および振動センサ10K2について、図10に示す固有振動数の変化が大きいことが検出された場合は、振動センサ10K1および振動センサ10K2の間の主桁K1aで疲労が蓄積されていることが推定される。
この場合、管理サーバ20は、一組の振動センサ10として、1次モードや2次モードの固有周波数が予め定められた閾値以上減少したものとして、振動センサ10K1および振動センサ10K2を選択する。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10の各々により検出された振動の振動モードを基に対象物として主桁K1aを選出する。
次に、振動により生じる応力から構造物の疲労を求める場合について説明する。なおここでは、構造物が、図8〜図10と同様の橋梁Kである場合を例にして説明を行う。
ここでは、まず図9(a)に示す振動の波形Wvから、橋桁K1〜K3に生じる応力を算出する。この応力は、周波数応答解析など既知の方法で算出することができる。周波数応答解析とは、指定した周波数で繰返し荷重が負荷される場合の応答を把握する解析手法である。
応力の大小と疲労の程度とは相関関係にある。つまり、加わる応力が大きい場合、疲労は蓄積されやすい。対して、加わる応力が小さい場合、疲労は蓄積されにくい。よって、応力の大小により、時間に対する疲労の程度が推定できる。この場合、主桁K1a〜K3aの何れの箇所に、疲労が蓄積されていくかがわかる。本実施の形態の場合、構造物に、複数の振動センサ10を設置するため、構造物が橋梁Kのように大きいものである場合でも、各部に生じる応力の算出精度が向上する。なお、加わる応力がさらに大きい応力集中が生じる箇所がある場合、特に疲労が蓄積されやすい。図11に示す例では、振動センサ10K1および振動センサ10K2の位置について、応力が他よりも大きい。そして、振動センサ10K1および振動センサ10K2の位置で疲労が蓄積されることが推定できる。この場合、主桁K1aに、疲労が蓄積されていると推定される。
この場合、管理サーバ20は、一組の振動センサ10として、応力が大きい箇所に対応する振動センサ10K1および振動センサ10K2を選択する。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10の各々により検出された振動により生じる応力を基に対象物として主桁K1aを選出する。
このように、第4の実施形態は、管理サーバ20は、振動を基に、対象物として疲労が蓄積した構造物を選出する、と言うこともできる。
ここで、以上説明を行った本実施の形態における管理サーバ20が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、この処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、管理サーバ20に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPUが、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
Claims (13)
- 設置された地点における振動の大きさを示す数値を含む情報を出力する複数の振動センサと、
前記複数の振動センサの各々により出力された前記数値を基に、当該複数の振動センサの中から一組の振動センサを選択し、選択された一組の振動センサの各々が設置された前記地点を特定する情報である地点情報を取得する地点情報取得手段と、
位置情報を対応付けた対象物の中から、前記地点情報取得手段により取得された前記地点情報に係る前記地点の間に位置する対象物を選出する構造物選出手段と、
を備える対象物選出システム。 - 前記構造物選出手段は、前記数値を基に振動の大きさの分布を示すマップを作成し、当該マップを基に対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記マップを基に予め定められた構造物を選出することを特徴とする請求項2に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記数値の間の差が大きい隣接する複数の振動センサの間に位置する対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記数値と予め定められた数値との差が大きい複数の振動センサの間に位置する対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記複数の振動センサの各々により検出された振動の振動モードを基に対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記複数の振動センサの各々により検出された振動により生じる応力を基に対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、地震の振動により影響を受ける対象物を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、前記対象物として、地震により損傷の可能性がある構造物を選出することを特徴とする請求項8に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、事故に起因する振動を基に、前記対象物として、事故が生じた場所を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 前記構造物選出手段は、振動を基に、前記対象物として疲労が蓄積した部位を選出することを特徴とする請求項1に記載の対象物選出システム。
- 設置された地点における振動の大きさを示す数値を含む情報を出力する複数の振動センサの各々により出力された当該数値を基に、当該複数の振動センサの中から一組の振動センサを選択し、選択された一組の振動センサの各々が設置された当該地点を特定する情報である地点情報を取得する地点情報取得手段と、
位置情報を対応付けた対象物の中から、前記地点情報取得手段により取得された前記地点情報に係る前記地点の間に位置する対象物を選出する構造物選出手段と、
を備える対象物選出装置。 - コンピュータに、
設置された地点における振動の大きさを示す数値を含む情報を出力する複数の振動センサの各々により出力された当該数値を基に、当該複数の振動センサの中から一組の振動センサを選択し、選択された一組の振動センサの各々が設置された当該地点を特定する情報である地点情報を取得する地点情報取得機能と、
位置情報を対応付けた対象物の中から、前記地点情報取得機能により取得された前記地点情報に係る前記地点の間に位置する対象物を選出する構造物選出機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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