JP2021032568A - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】出発地から目的地までの所要時間をより高精度に算出することが可能なナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納されるリンク速度情報を記憶する記憶部と、車両が走行する走行ルートを作成する作成部と、走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とをリンク速度情報から取得し、取得した走行速度とリンク長とに基づいて、走行ルートを車両が走行する場合の所要時間を算出する算出部と、を有する、ナビゲーション装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムに関する。
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの走行ルートを検索する際、当該走行ルートを走行した場合の所要時間を算出することで到着時刻を予想する機能を備えている。例えば特許文献1には、普段走行し慣れている地域での到着時刻の予想精度を向上させる技術が開示されている。
特開2010−216831号公報
従来のナビゲーション装置は、出発地から目的地までの所要時間を算出する場合、走行ルートに含まれる道路の道路種別や道路の幅に応じて予め定められた走行速度に基づいて所要時間を算出している。しかしながら、実際の道路における走行速度は、道路種別や道路の幅に応じて一律に設定されているのではない。例えば、同一の道路種別や道路の幅であっても、異なる走行速度が設定されていることがあり得る。従って、従来のナビゲーション装置では、所要時間を高精度に算出することが困難であった。
そこで、本発明は、出発地から目的地までの所要時間をより高精度に算出することが可能なナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るナビゲーション装置は、道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納されるリンク速度情報を記憶する記憶部と、車両が走行する走行ルートを作成する作成部と、走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とをリンク速度情報から取得し、取得した走行速度とリンク長とに基づいて、走行ルートを車両が走行する場合の所要時間を算出する算出部と、を有する、ナビゲーション装置を含む。
本発明によれば、出発地から目的地までの所要時間をより高精度に算出することが可能なナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係るナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の機能構成の一例を示す図である。 リンク速度情報の一例を示す図である。 道路リンクに設定された走行速度の一例を示す図である。 渋滞速度情報の一例を示す図である。 VICS(登録商標)信号に含まれる交通情報の一例を示す図である。 ナビゲーション装置が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 所要時間の算出例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態では、ナビゲーション装置10として、例えば、車載装置、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末、眼鏡型ウェアラブルデバイスなどを用いることができる。ナビゲーション装置10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical processing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、情報の出力を行う出力デバイス15、GPS衛星からの電波を受信するGPS受信装置16、及び、道路上に設置されたVICS(Vehicle Information and Communication System)信号を受信するVICS受信装置17を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等である。
<機能構成>
図2は、本実施形態に係るナビゲーション装置10の機能構成の一例を示す図である。ナビゲーション装置10は、記憶部101と、受信部102と、ルート作成部103と、算出部104と、出力部105とを含む。記憶部101は、ナビゲーション装置10が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、受信部102と、ルート作成部103と、算出部104と、出力部105とは、ナビゲーション装置10のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD−ROM等の記憶媒体であってもよい。
記憶部101は、地図画面をディスプレイに表示させるために必要な地図情報110を記憶する。地図情報110は、更に、車両が走行する走行速度を道路リンクごとに示すリンク速度情報1101と、渋滞時等における車両の走行速度を示す渋滞速度情報1102と、ID変換情報1103とを含む。リンク速度情報1101、渋滞速度情報1102及びID変換情報1103の全部又は一部は、ナビゲーション装置10とは異なる他の装置に記憶されていてもよい。この場合、ナビゲーション装置10は、当該他の装置にアクセスすることで、当該他の装置に記憶されたリンク速度情報1101、渋滞速度情報1102及びID変換情報1103から情報を取得する。
リンク速度情報1101には、道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納される。リンク速度情報1101には、道路リンクを複数に区切った区間ごとに、走行速度と区間のリンク長を示す情報とが格納されていてもよい。また、リンク速度情報1101には、気象条件ごと及び/又は時間帯ごとに走行速度が対応づけて格納されていてもよい。
図3は、リンク速度情報1101の一例を示す図である。「道路リンクID」は、地図情報110に含まれる道路リンクを一意に特定するIDである。ここで、ノードとは、交差点や道路上の結節点といった点を示す用語であり、道路リンクとは、ノードとノードの間を結ぶ道路区間を示す用語である。「道路種別」は、道路リンクが示す道路の種別であり、例えば、高速道路、国道、県道、市道、自動車専用道路等のうちいずれかが格納される。なお、これらに限定されず、更に詳細な道路の種別が格納されてもよい。「リンク長」は、道路リンクに対応する道路の現実世界における長さ(距離)を示す。「方向」は、道路リンクに対応する道路を車両が走行する際の進行方向を示す。順方向は、道路リンクにおける開始地点側のノードから終了地点側のノードに向かう方向を示し、逆方向は、道路リンクにおける終了地点側のノードから開始地点側のノードに向かう方向を示す。「車線数」は、車線の数を示す。例えば、図3の例では、道路リンクIDがM100である道路の順方向の車線数は2であり、逆方向の車線数も2である。これは、道路リンクIDがM100である道路は、合計4車線の道路であることを示している。
「走行条件(曜日)」は、後述する「走行速度情報」が適用される曜日を示す。「走行条件(時間帯)」は、「走行速度情報」が適用される曜日を示す。「走行条件(天気)は、「走行速度情報」が適用される天候を示す。走行条件(天気)は、気象条件と称されてもよい。「情報数」は、「走行速度情報」の繰り返し数を示す。「走行速度」は、道路上を車両が走行する速度を示す。なお、走行速度には法定速度が格納されてもよいし、道路の構造(道路幅や勾配など)や道路周辺の環境等に基づき予想される現実の走行速度が格納されてもよい。「開始位置」及び「終了位置」は、道路リンク全体のうち、走行速度が適用される区間を示す。方向が順方向の場合、0%は開始地点側のノードを意味し、100%は終了地点側のノードを意味する。また、方向が逆方向の場合、0%は終了地点側のノードを意味し、100%は開始地点側のノードを意味する。
道路リンクIDがM100である道路に適用される走行速度の例を図4のA及びBに図示する。図4のAは、「方向」が順方向である場合に対応し、図4のBは、「方向」が順方向である場合に対応する。同様に、道路リンクIDがM101である道路に適用される走行速度を図4のC及びDに図示する。図4のCは、「方向」が順方向である場合に対応し、図4のDは、「方向」が順方向である場合に対応する。
図5は、渋滞速度情報1102の一例を示す図である。渋滞速度情報1102は、後述する交通情報に含まれる各渋滞度に対応する車両の走行速度を定義する情報であり、渋滞度ごとに車両の走行速度が格納されている。「道路種別」は、道路の種別であり、例えば、高速道路、国道、県道、市道、自動車専用道路等のうちいずれかが格納される。なお、これらに限定されず、更に詳細な道路の種別が格納されてもよい。また、格納可能な道路の種別は、リンク速度情報1101の「道路種別」に格納可能な道路の種別と同一であってもよい。「1.5車線未満」、「1.5車線以上、2.5車線未満」及び「2.5車線以上」は、道路の幅を示している。道路の幅は、特定の進行方向(順方向又は逆方向のいずれか)における道路の幅を意味するが、これに限定されず、道路全体の幅を意味することとしてもよい。
ID変換情報1103は、道路リンクIDと後述するVICSリンク番号とを相互に変換するための情報である。ID変換情報1103には、道路リンクIDとVICSリンク番号とが対応づけられて格納されている。なお、道路リンクIDとVICSリンク番号とが1対1に対応するとは限られない。例えば、1つのVICSリンクに複数の道路リンクが対応づけられていてもよい。また、1つの道路リンクに複数のVICSリンクが対応づけられていてもよい。図2に戻り説明を続ける。
受信部102は、VICS信号に含まれる交通情報を受信する。
図6は、VICS信号に含まれる交通情報の一例を示す図である。「VICSリンク番号」は、VICSにて道路を一意に特定する識別子である。「VICSリンクの距離」は、VICSリンクの現実世界における実際の長さを示す。「VICSリンクの旅行時間」は、車両がVICSリンク全体を通過する際に要する所要時間を示す。また、交通情報には、VICSリンクを複数に区切った区間ごとに、渋滞度を示す情報を格納することができる。渋滞度は、渋滞が生じていないことを示す「順調」と、渋滞とは言えないが道路が混雑していることを示す「混雑」と、道路が渋滞していることを示す「渋滞」の3段階で表現される。また、渋滞度が通知されてない区間は渋滞度が不明であることから、本実施形態では「不明」と表現する。
図6の例では、VICSリンクの起点となる地点から2kmの区間は順調であり、次の2kmの区間は渋滞しており、次の3kmの区間は混雑しており、次の3kmの区間の渋滞度は不明であることを示している。図2に戻り説明を続ける。
ルート作成部103は、車両が走行する走行ルートを作成する。本実施形態では、ルート作成部103は、どのような方法でルートを作成してもよい。
算出部104は、ルート作成部103が作成した走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とを、リンク速度情報1101から取得する。また、算出部104は、取得した走行速度とリンク長とに基づいて、走行ルートを車両が走行する場合の所要時間を算出する。例えば、算出部104は、走行ルートに含まれる複数の道路リンクの各々について所要時間を算出し、算出した所要時間を合計することで、走行ルート全体の所要時間を算出する。
出力部105は、ルート作成部103が作成した走行ルートと、算出部104が算出した所要時間とを、出力デバイス15から出力する。出力部105は、例えば、現在時刻に所要時間を加算することで、到着予想時刻をディスプレイに表示するようにしてもよいし、「目的地まで、約xx分かかります」といったように、所要時間をスピーカから音声で出力するようにしてもよい。
<処理手順>
図7は、ナビゲーション装置10が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS11で、ルート作成部103は、ユーザから指定された出発地及び目的地の間の走行ルートを作成する。
ステップS12で、算出部104は、ルート作成部103で作成された走行ルートに、受信部102で受信された交通情報に含まれるVICSリンクの全部又は一部に対応する区間が存在するか否かを判定する。存在しない場合はステップS12の処理手順を省略してステップS13の処理手順に進む。存在する場合、算出部104は、VICSリンクの全部又は一部に対応する区間を車両が走行する場合の所要時間を算出する。
算出部104は、走行ルートに、交通情報で通知されたVICSリンクの全部が含まれる場合、走行ルートのうちVICSリンクに対応する走行ルートを車両が走行する場合の所要時間については、当該VICSリンクの通過に要する所要時間と同一であるとみなして所要時間を算出するようにしてもよい。例えば、交通情報に含まれるVICSリンクの旅行時間が10分である場合、算出部104は、走行ルートのうち当該VICSリンクに該当する区間の所要時間は10分であるとみなす。
また、算出部104は、走行ルートにVICSリンクの一部が含まれる場合、当該一部の区間に対応する走行ルートを車両が走行する場合の所要時間については、交通情報に含まれる当該一部区間に対応する渋滞度と、渋滞速度情報1102から取得する該渋滞度に対応する車両の速度とを用いて算出するようしてもよい。
例えば、走行ルートに、図6に示すVICSリンクのうち「渋滞」の区間のみが含まれていると仮定する。この場合、算出部104は、「渋滞」に対応する車両の速度を、渋滞速度情報1102から取得する。より具体的には、算出部104は、VICSリンクが示す道路の道路種別と車線数とを取得し、「渋滞」に対応する車両の速度のうち、取得した道路種別と車線数に対応する車両の速度を渋滞速度情報1102から取得するようにしてもよい。ここで、VICSリンクが示す道路の道路種別及び車線数は、ID変換情報1103とリンク速度情報1101から取得するようにしてもよい。具体的には、VICSリンクに対応する道路リンクを、ID変換情報1103を用いて取得し、取得した道路リンクをキーとしてリンク速度情報1101を検索することで、VICSリンクが示す道路の道路種別及び車線数を取得することができる。例えば、VICSリンクが国道であり、かつ、車線数が2車線である場合、「渋滞」に対応する車両の速度は8km/hであると取得することができる。
ステップS13で、算出部104は、作成された走行ルートのうち、VICSリンク以外の区間を車両が走行する場合の所要時間を算出する。具体的には、算出部104は、走行ルートのうちVICSリンク以外の複数の道路リンクの各々について、走行速度とリンク長とをリンク速度情報1101から取得し、リンク長を走行速度で除算することで、各道路リンクの所要時間を算出する。また、算出した各道路リンクの所要時間を合計することで、VICSリンク以外の区間を車両が走行する場合の所要時間を算出する。
もし、受信した交通情報に含まれるVICSリンクの全部又は一部に対応する区間が走行ルートに存在しない場合、算出部104は、作成された走行ルートに含まれる全ての道路リンクの各々について、リンク速度情報1101から取得した走行速度とリンク長とに基づいて所要時間を算出する。また、算出部104は、算出した全ての道路リンクの所要時間を合算することで、走行ルート全体の所要時間を算出する。
なお、走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度が複数の区間に区切られている場合、算出部104は、走行ルートに含まれる道路リンクの区間ごとの走行速度と区間のリンク長とをリンク速度情報1101から取得するようにしてもよい。続いて、算出部104は、取得した、道路リンクの区間ごとの走行速度と区間のリンク長とに基づいて、走行ルートを車両が走行する場合の所要時間又は到着予想時刻を算出するようにしてもよい。例えば、図4のAに示す道路リンクの長さが1kmであると仮定する。この場合、算出部104は、当該道路リンクを車両が走行する際の所要時間を、1km×40%÷40km/h+1km×60%÷50km/h=36.0秒+43.2秒=79.2秒と算出することができる。
また、算出部104は、車両が走行する時点の気象条件及び/又は時間帯に対応する走行速度をリンク速度情報1101から取得し、取得した該走行速度に基づいて、走行ルートを車両が走行する場合の所要時間を算出するようにしてもよい。例えば、車両が走行する走行ルートが作成された時点の気象条件が「雨」である場合、算出部104は、走行条件(天気)に「雨」が設定されているレコードの走行速度情報を取得して所要時間を算出するようにしてもよい。
ステップS14で、算出部104は、ステップS12の処理手順で算出した所要時間と、ステップS13の処理手順で算出した所要時間とを合計することで、走行ルート全体を車両が走行する場合の所要時間を算出する。もし、ステップS12の処理手順が省略された場合、算出部は、ステップS13の処理手順で算出した所要時間を、走行ルート全体を車両が走行する場合の所要時間とする。
続いて、出力部105は、走行ルート全体を車両が走行する場合の所要時間を、出力デバイス15から出力する。
<処理手順の具体例>
図8は、所要時間の算出例を示す図である。図8において、ルート作成部103は、出発地Aから目的地Bまでの走行ルートRを作成したとする。また、渋滞速度情報1102には図5に示す情報が格納されているものとする。
道路リンク1は、出発地Aからノード1までの道路であり、道路リンク1の長さは500mであり、リンク速度情報1101に含まれる道路リンク1における車両の走行速度は30km/hであるとする。道路リンク2は、ノード1からノード2までの道路であり、道路リンク2の長さは1kmであり、リンク速度情報1101に含まれる道路リンク2における車両の走行速度は50km/hであるとする。道路リンク3は、ノード2からノード3までの道路であり、道路リンク3の長さは2kmであり、リンク速度情報1101に含まれる道路リンク3における車両の走行速度は50km/hであるとする。
道路リンク4は、ノード3からノード4までの道路であり、道路リンク4の長さは1kmであるとする。また、リンク速度情報1101に含まれる道路リンク4における車両の走行速度は、ノード3を起点とする70%の区間(つまりノード3からノード4に向かって700mの区間)は60km/hであり、残りの30%の区間(つまりノード4からノード3に向かって300mの区間)は30km/hであるとする。道路リンク5は、ノード4から目的地Bまでの道路であり、道路リンク5の長さは1kmであり、リンク速度情報1101に含まれる道路リンク2における車両の走行速度は30km/hであるとする。
また、VICSリンクAは、ノード5からノード6までの道路であり、VICSリンクAの長さは2kmであるとする。また、VICSリンクAのうち、ノード5とノード2の間の渋滞度は順調であり、ノード2とノード3の間の渋滞度は渋滞であり、ノード3とノード6の間の渋滞度は順調であるとする。また、VICSリンクAに対応する道路は県道であり、片側1車線の道路であるとする。
図8の例では、走行ルートRのうち、ノード2とノード3の間の区間は、VICSリンクAの一部である。従って、算出部104は、ノード2とノード3の間の区間については、図7のステップS12で説明した処理手順に従って所要時間を算出する。
図8の例において、ノード2とノード3の間の区間の渋滞度は「渋滞」である。従って、算出部104は、渋滞速度情報1102を検索し、道路種別が県道であり、車線が1.5車線未満であり、渋滞度が渋滞である場合の速度(7km/h)を取得する。道路リンク3の長さは2kmであることから、算出部104は、ノード2とノード3の間の区間の所要時間は、2km÷7km/h=約17分と算出することができる。
続いて、算出部104は、走行ルートRのうち、VICSリンクAの一部ではない区間、すなわち、道路リンク1、道路リンク2、道路リンク4及び道路リンク5の区間については、図7のステップS13で説明した処理手順に従って所要時間を算出する。
道路リンク1の長さは500mであり、走行速度は30km/hである。従って、算出部104は、道路リンク1の所要時間を、500m÷30km/h=60秒であると算出することができる。
道路リンク2の長さは1kmであり、走行速度は50km/hである。従って、算出部104は、道路リンク2の所要時間を、1km÷50km/h=72秒であると算出することができる。
道路リンク4のうち70%の長さは700mであり、走行速度は60km/hである。従って、算出部104は、道路リンク4のうち70%の区間の所要時間を、700m÷60km/h=42秒であると算出することができる。また、道路リンク4のうち30%の長さは300mであり、走行速度は30km/hである。従って、算出部104は、道路リンク4のうち30%の区間の所要時間を、300m÷30km/h=36秒であると算出することができる。
道路リンク5の長さは1kmであり、走行速度は30km/hである。従って、算出部104は、道路リンク2の所要時間を、1km÷30km/h=120秒であると算出することができる。
以上の手順で算出した所要時間の合計値は、17分+60秒+72秒+42秒+36秒+120秒=約22.5分である。従って、算出部104は、出発地Aから目的地Bまでの走行ルートRの所要時間を約22.5分と算出することができる。
<まとめ>
以上説明した実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけられるデータベース(リンク速度情報1101)を記憶しておき、道路リンクごとに所要時間を算出するようにした。これにより、ナビゲーション装置10は、道路リンクの単位で走行速度を保持していない従来のナビゲーション装置10と比較して、出発地から目的地までの所要時間をより高精度に算出することが可能になった。
また、リンク速度情報1101には、気象条件に応じた走行速度を格納することを可能とした。これにより、ナビゲーション装置10がルート案内をする際の気象条件に応じた走行速度を用いて所要時間を算出することが可能になった。
また、リンク速度情報1101には、同一の道路リンクを複数に区切った区間ごとに走行速度を格納することを可能とした。これにより、道路リンク内で走行速度が変化する場合の所要時間をより正確に算出することが可能になった。
また、ナビゲーション装置10は、走行ルートにVICSリンクが含まれる場合、当該区間についてはVICSから受信する旅行時間を所要時間とみなすようにした。これにより、VICSから受信した現実の所要時間を用いることができ、出発地から目的地までの所要時間をより高精度に算出することが可能になった。
<変形例>
リンク速度情報1101には、更に、季節ごとに走行速度情報を格納可能としてもよい。また、算出部104は、走行ルートが作成された時点の季節に応じた走行速度に基づいて、所要時間を算出するようにしてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…ナビゲーション装置、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信IF、14…入力デバイス、15…出力デバイス、16…GPS受信装置、17…VICS受信装置、101…記憶部、102…受信部、103…ルート作成部、104…算出部、105…出力部、110…地図情報、1101…リンク速度情報、1102…渋滞速度情報、1103…ID変換情報

Claims (7)

  1. 道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納されるリンク速度情報を記憶する記憶部と、
    車両が走行する走行ルートを作成する作成部と、
    前記走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とを前記リンク速度情報から取得し、前記取得した走行速度とリンク長とに基づいて、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出する算出部と、
    を有する、ナビゲーション装置。
  2. 前記リンク速度情報には、1つの道路リンクについて、走行速度と該走行速度が適用されるリンク長の割合を示す情報とが1又は複数格納されており、
    前記算出部は、前記走行ルートに含まれる道路リンクについて、走行速度とリンク長の割合とを前記リンク速度情報から取得し、取得した前記走行ルートに含まれる道路リンクについての走行速度とリンク長の割合とに基づいて、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出する、
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記リンク速度情報には、気象条件ごと及び/又は時間帯ごとに走行速度が対応づけて格納されており、
    前記算出部は、前記車両が走行する時点の気象条件及び/又は時間帯に対応する走行速度を前記リンク速度情報から取得し、取得した該走行速度に基づいて、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出する、
    請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. VICSリンクの通過に要する所要時間を含む交通情報を受信する受信部、を有し、
    前記算出部は、前記走行ルートに前記VICSリンクが含まれる場合、前記走行ルートのうち前記VICSリンクに対応する走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間については、前記交通情報に含まれる前記VICSリンクの通過に要する所要時間と同一であるとみなして、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記交通情報には、1つのVICSリンクについて、渋滞度と該渋滞度が適用される区間とを示す情報が1又は複数格納されており、
    前記記憶部は、渋滞度ごとの車両の速度を示す渋滞速度情報を記憶し、
    前記算出部は、前記走行ルートに前記VICSリンクの一部が含まれる場合、前記走行ルートのうち前記区間に対応する走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間については、前記交通情報に含まれる前記区間に対応する渋滞度と、前記渋滞速度情報から取得する該渋滞度に対応する車両の速度とに基づき算出される所要時間と同一であるとみなして、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出する、
    請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. ナビゲーション装置が実行するナビゲーション方法であって、
    道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納されるリンク速度情報を記憶部に記憶させるステップと、
    車両が走行する走行ルートを作成するステップと、
    前記走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とを前記リンク速度情報から取得し、前記取得した走行速度とリンク長とに基づいて、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出するステップと、
    を含む、ナビゲーション方法。
  7. コンピュータに、
    道路リンクごとに走行速度とリンク長とが対応づけて格納されるリンク速度情報を記憶部に記憶させるステップと、
    車両が走行する走行ルートを作成するステップと、
    前記走行ルートに含まれる道路リンクに対応する走行速度とリンク長とを前記リンク速度情報から取得し、前記取得した走行速度とリンク長とに基づいて、前記走行ルートを前記車両が走行する場合の所要時間を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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