JP2021032478A - 学習用データセット、および、それを用いた機械学習方法 - Google Patents
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Description
第5観点の学習用データセットは、エリアデータは、第1エリアに配置される第1温度センサの検出値と第2エリアに配置される第2温度センサの検出値を含む。第1エリアと第2エリアの温度を含むので、より正確な第1エリアの温度制御と、第2エリアの温度制御を学習可能なデータセットを提供できる。
(1)空調制御システム1の全体構成
第1実施形態の空調制御システム1は、空気調和機10と、設定部70と、制御部40とを備えている。
本実施形態の空気調和機10は、2台の利用側装置30a、30bと、熱源側装置20と、利用側装置30a、30bと熱源側装置20とを接続する冷媒配管と、を有している。
本実施形態の空調制御システム1は、図4に示すように、利用側装置30a、30bから離れて、室内の各エリアの温度が計測可能な、第1温度センサ15aと第2温度センサ15bとを備えている。第1温度センサ15aと第2温度センサ15bは、たとえば、会議室の椅子などの家具、間仕切りなどに配置されている。第1温度センサ15aは、第1エリアS1の空気の温度を、第2温度センサ15bは、第2エリアS2の空気の温度を測定する。第1温度センサ15aと第2温度センサ15bは、無線通信によって、それぞれ制御部40に接続されている。第1温度センサ15aと第2温度センサ15bで測定された温度データは、制御部40に送られる。制御部40は、受けとった温度データを利用して、第1エリアS1と第2エリアS2の空気の温度を制御する。
本実施形態の空調制御システム1の構成を示すブロック図を図3に示す。
設定部70は、ユーザに入力された、室内の第1エリア(S1)に対する目標温度である第1温度と、室内の第2エリア(S2)に対する目標温度である第2温度とを設定する。設定部70は、リモートコントローラの一部である。
学習部50は、コンピュータである。学習部50は、さらに、記憶部51に接続されている。学習部50は、図3に示すように、ネットワークを介して、制御部40に接続されている。空気調和機10の運転データである学習用データは、記憶部41に記憶されている。記憶部41に記憶されていた学習用データは、ネットワークを介して学習部50と接続されている記憶部51に送信される。
本実施形態の空調制御システム1による室内の空気温度の制御について、図面を用いて説明する。本実施形態においては、図4に示すような室内において、空調制御システム1の2台の利用側装置30a、30bを用いて、室内全体の空気調和を行う。特に、第1エリアと第2エリアに関してはそれぞれの目標温度となるように空調制御システム1の制御を行う。
制御の全体フローについて図5を用いて説明する。
ステップS100のデータ集め運転について、図6Aのフローチャート、図7の運転点表を用いて説明する。
温度飽和判定フローについて、図6Bのフローチャートを用いて説明する。温度飽和判定については、上記データ集め運転における図6のステップS500に限らず、通常運転における学習用データ収集における図8のステップS500においても用いる。図6BのS500、または、図8のS500が、図6BのS501〜S507に相当する。
本実施形態の機械学習(S200)で作成される、学習用データセットの一覧表を図9に示す。本実施形態の学習用データセットのデータは、上記で説明したように、温度センサの値が飽和したと判断したときに取得したデータである。
ステップS200の機械学習(温度予測モデル作成)について、説明する。
なお、式(1)において、Tは転置行列、−1は逆行列を表している。
Y’=AX・・・・・・・・・・・・・・・(2)
を作成する。
ステップS300では、制御部40は、通常運転を行いつつ、さらに、運転データの収集が行われる。通常運転における学習用データの収集フローについて、図8のフローチャートを用いて説明する。
(3−1)
本実施形態の空気調和機10の制御方法においては、学習用データセットを用いた機械学習を利用する。学習用データセットは、風向データと、冷媒データと、風量データと、エリアデータとを含んでいる。風向データは、空気調和機から吹出される空気の吹出し方向に関する。冷媒データは、空気調和機内を流れる冷媒の温度、または、空気調和機から吹出される空気の温度に関する。風量データは、空気調和機から吹出される空調空気の風量に関する。エリアデータは、第1エリアS1、第2エリアS2の空気温度に関する。
本実施形態においては、第1利用側装置30aと第2利用側装置30bとを協調させて、特定の第1エリアS1、第2エリアS2の空気温度の制御を行っている。そしてこのような協調制御において、2台の利用側装置のデータを含む学習用データセットを活用している。
(4−1)変形例1A
変形例1Aは、第1実施形態と学習用データセットが異なる他は、第1実施形態と同様である。変形例1Aの学習用データセットは、第1実施形態の学習用データセットに加えて、空気調和機10の第1利用側装置の吸込温度データ、第2利用側装置の吸込温度データ、外気温度データ、室内の熱負荷に関する熱負荷データ、消費電力データ、を含んでいる。
さらに、変形例1Aの学習データセットは、空気調和機10の消費電力に関する消費電力データを含んでいる。変形例1Aの学習用データセットは、風向データ、冷媒データ、風量データ、エリアデータに加えて、消費電力データを含んでいるので、消費電力を抑制しながら、第1エリア、第2エリアの空気温度の制御が行える。
第1実施形態で用いる学習用データセットは、センサ温度が飽和した状態で取得されたものであった。飽和する前のデータを学習用データセットとして含んでいてもよい。
第1実施形態においては、第1温度センサ15aと第2温度センサ15bを用いていた。変形例1Cの空気調和機10は、利用側装置30aに赤外線温度センサ(赤外線カメラ)を搭載している。その他は、第1実施形態と同様である。赤外線温度センサは、センサが直接赤外線を検出できる室内の人、壁、床、障害物などの温度を測定することができる。
第1実施形態においては、第1利用側装置30aと第2利用側装置30bとは、共通の冷媒回路を構成していた。変形例1Dの第1利用側装置30aと第2利用側装置30bとは、独立の冷媒回路に属している。言い換えると、別々の熱源側装置20に接続されている。その他は、第1実施形態と同様である。
第1実施形態においては、学習部50は、制御部40とネットワークを介して配置されたサーバーに配置されていた。学習部50を配置する場所は、これに限定されない。変形例1Eの学習部は、制御部40と共通のコンピュータにある。制御部40は、空気調和機10の熱源側装置20とともに、または、熱源側装置に隣接して配置されている。
第1実施形態においては、運転データ、学習用データセット、運転点表は、熱源側装置20内の記憶部41に記憶されていた。運転データ、学習用データセット、運転点表の記憶場所は、他の場所であっても良い。変形例1Fにおいては、運転データ、学習用データセット、運転点表は、学習部50に直接接続された記憶部51に記憶されている。
第1実施形態においては、空気調和機10の利用側装置30は、2台であった。利用側装置の数は、2台に限定されず、1台でも3台以上でも良い。変形例1Gにおいては、1台である。その他の空気調和機10の構成は、第1実施形態と同様である。
変形例1Hの空調制御システムの構成は、第1実施形態の空調制御システムの構成と同じである。また、変形例1Hの空気調和機の制御方法は、図5に示す第1実施形態の空気調和機の制御方法と同様である。また、変形例1Hの学習用データセットも、第1実施形態で説明したものと同じである。第1実施形態においては、式(1)、(2)のモデルを用いた重回帰を利用した機械学習を行っていた。機械学習方法は、これに限定されない。
第1実施形態においては、空調制御システム1は、室内の第1エリアS1と第2エリアS2の温度を制御していた。エリアは3箇所以上であっても良い。変形例1Iにおいては、エリアは6箇所である。第1エリア〜第6エリアには、それぞれ、第1温度センサ〜第6温度センサが配置される。その他の空調制御システム1の構成は、第1実施形態と同様である。
第1の実施形態においては、データ集め運転を行って学習データを取得したのちに、通常運転を行いつつデータ収集を行った。変形例1Jでは、データ集め運転を行うことなく通常運転を行い学習用データを収集し、学習用データが蓄積された後に機械学習を行うようにしてもよい。
10、10a、10b 空気調和機
15a 第1温度センサ
15b 第2温度センサ
S1 第1エリア
S2 第2エリア
30、30a、30b 利用側装置
40 制御部
50 機械学習装置、学習部
51 記憶部
60 リモートコントローラ
61 入力部
Claims (13)
- 一室内の複数のエリアの内の第1エリア(S1)に対して、空気調和機(10)を用いて空気温度の制御を行うための学習モデルで用いる、学習用データセットであって、
前記空気調和機から吹出される空気の吹出し方向に関する風向データと、
前記空気調和機内を流れる冷媒の温度、または、前記空気調和機から吹出される空気の温度に関する冷媒データと、
前記空気調和機から吹出される空調空気の風量に関する風量データと、
前記第1エリアの空気温度に関するエリアデータと、
を備える、
学習用データセット。 - 前記エリアデータは、前記空気調和機(10)から離れて前記第1エリアに配置される第1温度センサ(15a)の検出値である、
請求項1に記載の学習用データセット。 - 前記空気調和機(10)は、同一の室内に配置された第1利用側装置(30a)と第2利用側装置(30b)とを有し、
前記風向データは、
前記第1利用側装置から吹出される空気の吹出し方向に関する第1風向データと、
前記第2利用側装置から吹出される空気の吹出し方向に関する第2風向データと、
を含み、
前記冷媒データは、
前記第1利用側装置を流れる冷媒の温度、または、前記第1利用側装置から吹出される空気の温度に関する第1冷媒データと、
前記第2利用側装置を流れる冷媒の温度、または、前記第2利用側装置から吹出される空気の温度に関する第2冷媒データと、
を含み、
前記風量データは、
前記第1利用側装置から吹出される空調空気の風量に関する第1風量データと、
前記第2利用側装置から吹出される空調空気の風量に関する第2風量データと、
を含み、
前記第1エリアに対して、前記第1利用側装置と前記第2利用側装置とを用いて空気温度の制御を行うための学習モデルで用いる、請求項1または2に記載の学習用データセット。 - 前記室内には、第1エリア(S1)と、前記第1エリアと異なる第2エリア(S2)が含まれ、
前記エリアデータは、
前記第1エリアの空気温度に関する第1エリアデータと、
前記第2エリアの空気温度に関する第2エリアデータと、
を含む、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記第1エリアデータは、前記空気調和機(10)から離れて第1エリアに配置される第1温度センサ(15a)の検出値であり、
前記第2エリアデータは、前記空気調和機から離れて前記第2エリアに配置される第2温度センサ(15b)の検出値である、
請求項4に記載の学習用データセット。 - 前記学習セットの、前記風向データと前記冷媒データと前記風量データと前記エリアデータは、前記空気調和機の制御により前記エリアの空気温度が安定した状態のデータである、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記空気調和機は、冷媒を利用して空気調和を行うものであり、
前記冷媒データは、前記冷媒の温度に関するものである、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記学習用データセットは、さらに、
前記空気調和機の吸込み空気温度に関する吸込温度データを備える、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記学習用データセットは、さらに、
外気の温度に関する外気温度データを備える、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記学習用データセットは、さらに、
前記室内の熱負荷に関する熱負荷データを備える、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 前記学習用データセットは、さらに、
前記空気調和機の消費電力に関する消費電力データを備える、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の学習用データセット。 - 室内の複数のエリア内の第1エリアに対して、空気調和機(10)によって空気温度の制御を行うため、学習用データセットを用いる、機械学習方法であって、
前記学習用データセットは、
前記空気調和機から吹出される空気の吹出し方向に関する風向データと、
前記空気調和機内を流れる冷媒の温度、または、前記空気調和機から吹出される空気の温度に関する冷媒データと、
前記空気調和機から吹出される空調空気の風量に関する風量データと、
前記エリアの空気温度に関するエリアデータと、
を備える、
機械学習方法。 - コンピュータを備えた機械学習装置(50)であって、
前記コンピュータは、CPUと記憶部(51)とを含み、
前記CPUは、室内の複数のエリア内の第1エリア(S1)に対して、空気調和機(10)によって空気温度の制御を行うための機械学習を行い、
前記記憶部には、前記機械学習を行うための学習済みデータセットが記憶され、
前記学習済みデータセットは、
前記空気調和機から吹出される空気の吹出し方向に関する風向データと、
前記空気調和機内を流れる冷媒の温度、または、前記空気調和機から吹出される空気の温度に関する冷媒データと、
前記空気調和機から吹出される空調空気の風量に関する風量データと、
前記エリアの空気温度に関するエリアデータと、
を備える、
機械学習装置。
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JP2019153117A JP2021032478A (ja) | 2019-08-23 | 2019-08-23 | 学習用データセット、および、それを用いた機械学習方法 |
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WO2023089740A1 (ja) * | 2021-11-18 | 2023-05-25 | 三菱電機株式会社 | 換気空気調和制御システムおよび換気空気調和制御装置 |
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JP2001280663A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置及びその制御方法 |
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