JP2021032375A - ベローズ型空気ばねのカバー装置 - Google Patents

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達也 大倉
Tatsuya Okura
達也 大倉
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Abstract

【課題】ベローズ型空気ばねに液体等が付着することを防止して耐久性を確保するとともに点検や交換を容易にしてダウンタイムを削減する。【解決手段】カバー装置30は、上筒体32と下筒体60とを含んで構成されている。上筒体32を構成する第1筒体40と第2筒体50は、上面板16から下方に突設されている。下筒体60は、下面板14から上方に突節され、空気ばね本体12の伸縮時に上筒体32と協働し空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆う。上筒体32を構成する第1筒体40と第2筒体50、および下筒体60は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ベローズ型空気ばねのカバー装置に関する。
ベローズ型空気ばねの多くは、ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、その空気ばね本体の両端開口部に取り付けられた下面板および上面板と、空気ばね本体のくびれ部に取り付けられた締め付けリングとを備えている。
ベローズ型空気ばねは、例えば、下面板を、床などの下部構造体に取り付け、上面板を、産業機器などの上部構造体に取り付け、下面板の中央部に設けられた給気口から空気ばね本体の内部に空気を供給し、内圧を調整して高さを合わせることで上部構造体の振動を吸収するばねとして利用されている(特許文献1)。
特開平8−326818号公報
ところで、ベローズ型空気ばねがアルカリ性の高い薬品を含む液体やゴミなどが付着する環境下に設置された場合、液体等の付着によりゴム膜が劣化したり締め付けリングに錆が生じ、ベローズ型空気ばねの耐久性を確保する上で不利となる。
また、液体等を付着させないようにベローズ型空気ばねを覆うカバー装置を設けた場合、ベローズ型空気ばねの点検や交換が困難となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ベローズ型空気ばねに液体等が付着することを防止して耐久性を確保するとともに点検や交換を容易にしてダウンタイムを削減する上で有利なベローズ型空気ばねのカバー装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明は、ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた上面板および下面板とを有するベローズ型空気ばねのカバー装置であって、前記上面板から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側で前記空気ばね本体を覆う上筒体と、前記下面板から上方に突設され前記上筒体と同軸上で前記上筒体に対して上下方向に相対的に変位可能に配置され、前記空気ばね本体の伸縮時に前記上筒体と協働し前記空気ばね本体の上下方向の全長にわたって前記空気ばね本体の周囲を覆う下筒体とを備え、前記上筒体および前記下筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記上筒体は、前記上面板から下方に突設された第1筒体と、前記第1筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記第1筒体に上下方向に移動可能に結合され前記下筒体に対して上下方向に相対的に変位可能に配置された第2筒体とを含んで構成され、前記第1筒体および前記第2筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体を構成する複数の第1筒体用分割体は、前記上面板に取り付けられる取り付け板部と、前記取り付け板部から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有し、前記第2筒体を構成する複数の第2筒体用分割体は、前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有し、前記下筒体を構成する複数の下筒体用分割体は、前記下面板に取り付けられる取り付け板部と、前記取り付け板部から上方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体用分割体および前記下筒体用分割体の前記結合部は、前記分割体本体部の両端部に半径方向外側に突出するフランジと、隣り合う前記フランジを重ね合わせた状態で取り外し可能に接続する接続部材とで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体用分割体および前記下筒体用分割体の前記結合部は、周方向の端部同士を突き合わせて配置した前記分割体本体部の外周部全周にわたって取り付けられ前記分割体本体部を半径方向内側に締め付ける締め付け部材で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2筒体用分割体の前記結合部は、一方の前記分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち一方の方向に向いた第1当接面と、前記第1当接面から前記一方の方向に突出する突出部と、他方の前記分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち他方の方向に向き前記第1当接面に当接可能な第2当接面と、前記第2当接面に設けられ前記突出部が挿脱可能に嵌合される凹部とで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2筒体用分割体の前記分割体本体部は、前記下筒体用分割体の前記結合部に対向する位置を切り欠いた切り欠き部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面から突出し、前記上面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入される固定部材を有し、前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面から突出し、前記下面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入される固定部材を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面に、前記上面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合される突起部を有し、前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面に、前記下面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合される突起部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面に、前記上面板の外周面全周に設けられた環状突起部に挿脱可能に結合される溝を有し、前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面に、前記下面板の外周面全周に設けられた環状突起部に挿脱可能に結合される溝を有することを特徴とする。
また、本発明は、ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた上面板および下面板とを有するベローズ型空気ばねのカバー装置であって、前記上面板から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側で前記空気ばね本体を覆う上筒体と、前記上筒体と同軸上で前記上筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記上筒体に上下方向に移動可能に結合され、前記空気ばね本体の伸縮時に前記上筒体と協働し前記空気ばね本体の上下方向の全長にわたって前記空気ばね本体の周囲を覆う下筒体とを備え、前記上筒体および前記下筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記上筒体は、前記上面板から下方に突設された第1筒体と、前記第1筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記第1筒体に上下方向に移動可能に結合され前記下筒体が上下方向に移動可能に結合される第2筒体とを含んで構成され、前記第1筒体および前記第2筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記下筒体は、前記上筒体の半径方向内側に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2筒体は、前記第1筒体の半径方向内側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、上筒体と下筒体により下面板と上面板の間で空気ばね本体の上下方向の全長にわたって空気ばね本体の周囲を覆うため、例えば、ベローズ型空気ばねにより支持された産業機器からアルカリ性の液体がこぼれたり、ゴミが浮遊していた場合であっても、ベローズ型空気ばねのゴム膜や締め付けリングに液体等が付着することを防止して耐久性を確保する上で有利となる。
また、上筒体と下筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されているため、上筒体と下筒体を分割することでベローズ型空気ばねの点検や交換を容易にしてダウンタイムを削減する上で有利となる。
また、本発明によれば、上筒体を、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成された第1筒体と第2筒体とを含んで構成しているため、空気ばね本体の変化量が大きい場合であっても上筒体と下筒体により空気ばね本体の周囲を確実に覆うことで液体等が付着することを防止しして耐久性を確保するとともに、第1筒体と第2筒体を分割することでベローズ型空気ばねの点検や交換を容易にしてダウンタイムを削減する上で有利となる。
また、本発明によれば、第1筒体用分割体および下筒体用分割体の結合部を、分割体本体部の両端部に半径方向外側に突出するフランジと、隣り合うフランジを重ね合わせた状態で取り外し可能に接続する接続部材とで構成しているため、簡易な作業で確実に第1筒体用分割体および下筒体用分割体を結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、本発明によれば、第1筒体用分割体および下筒体用分割体の結合部を、周方向の端部同士を突き合わせて配置した分割体本体部の外周部全周にわたって取り付けられ分割体本体部を半径方向内側に締め付ける締め付け部材で構成しているため、簡易な作業で確実に第1筒体用分割体および下筒体用分割体を結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、本発明によれば、第2筒体用分割体の結合部を、一方の分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち一方の方向に向いた第1当接面と、第1当接面から一方の方向に突出する突出部と、他方の分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち他方の方向に向き第1当接面に当接可能な第2当接面と、第2当接面に設けられ突出部が挿脱可能に嵌合される凹部とを含んで構成されているため、一方の分割体本体部の突起部に他方の分割体本体部の凹部を嵌め込む簡易な作業で確実に第2筒体用分割体を結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、本発明によれば、第2筒体用分割体の分割体本体部に、下筒体用分割体の結合部に対向する位置を切り欠いた切り欠き部が設けられているため、第2筒体が下筒体に干渉することを回避でき、第2筒体が下筒体に対して上下方向に相対的に変位する上で有利となる。
また、本発明によれば、第1筒体用分割体の取り付け板部の上面板の外周面に対向する面から突出する固定部材を上面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入し、下筒体用分割体の取り付け板部の下面板の外周面に対向する面から突出する固定部材を下面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入することでカバー装置をベローズ型空気ばねに取り付けるため、既存の上面板および下面板に挿入孔を形成する簡易な加工を施すだけで既存の面板にカバー装置を後付けできる。
また、本発明によれば、第1筒体用分割体の取り付け板部の上面板の外周面に対向する面に有する突起部を上面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合し、下筒体用分割体の取り付け板部の下面板の外周面に対向する面に有する突起部を下面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合することでカバー装置をベローズ型空気ばねに取り付けるため、既存の上面板および下面板に溝を形成する簡易な加工を施すだけで既存の面板にカバー装置を後付けできる。
また、本発明によれば、第1筒体用分割体の取り付け板部の上面板の外周面に対向する面に有する溝に上面板の外周面全周に設けられた環状突起部を挿脱可能に結合させ、下筒体用分割体の取り付け板部の下面板の外周面に対向する面に有する溝に下面板の外周面全周に設けられた環状突起部を挿脱可能に結合させることでカバー装置をベローズ型空気ばねに取り付けるため、既存の上面板および下面板に突起を形成する簡易な加工を施すだけで既存の面板にカバー装置を後付けできる。
第1の実施の形態のカバー装置が取り付けられたベローズ型空気ばねの断面正面図であり、(A)は空気ばね本体の標準状態を示し、(B)は空気ばね本体が最も圧縮された状態を示し、(C)は空気ばね本体が最も伸張された状態を示す。 ベローズ型空気ばねの面板の説明図であり、(A)は面板の上面図であり、(B)は面板の側面図である。 第1の実施の形態の第1筒体の説明図であり、(A)は第1筒体の斜視図であり、(B)は第1筒体用分割体の上面図であり、(C)は第1筒体用分割体の側面図であり、(D)は第1筒体用分割体の(B)におけるA−A断面図である。 第1の実施の形態の第2筒体の説明図であり、(A)は第2筒体の斜視図であり、(B)は第2筒体用分割体の上面図であり、(C)は第2筒体用分割体の側面図であり、(D)は第2筒体用分割体の(B)におけるB−B断面図である。 第1の実施の形態の下筒体の説明図であり、(A)は下筒体の斜視図であり、(B)は下筒体用分割体の上面図であり、(C)は下筒体用分割体の側面図であり、(D)は下筒体用分割体の(B)におけるC−C断面図である。 第2の実施の形態の第1筒体の説明図であり、(A)は第1筒体用分割体の上面図であり、(B)は締め付けバンドの上面図であり、(C)は第1筒体の側面図である。 第3の実施の形態の上面板と第1筒体の説明図であり、(A)は上面板の上面図であり、(B)は上面板の(A)におけるD−D側面図であり、(C)は第1筒体用分割体の上面図であり、(D)は第1筒体用分割体の(C)におけるE−E断面図である。 第4の実施の形態の上面板と第1筒体の説明図であり、(A)は上面板の上面図であり、(B)は上面板の(A)におけるF−F側面図であり、(C)は第1筒体用分割体の上面図であり、(D)は第1筒体用分割体の(C)におけるG−G断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、カバー装置30はベローズ型空気ばね10へのアルカリ性の高い薬品を含む液体やゴミなどの付着を防止するものであり、ベローズ型空気ばね10と同様に下部構造体Dと上部構造体Uとの間に設けられる。
まず、ベローズ型空気ばね10について説明すると、ベローズ型空気ばね10は、圧縮空気の弾力性を利用して軸心方向に振動を吸収するばね装置であって、本実施の形態のベローズ型空気ばね10は、軸心方向を鉛直方向に向けて使用される。
ベローズ型空気ばね10は、ゴム膜から形成された中空筒状をなす蛇腹状の空気ばね本体12と、金属製の面板である下面板14および上面板16と、2つの締め付けリング18とを含んで構成されている。
空気ばね本体12を構成するゴム膜は、内層ゴムと、複数の補強層と、外層ゴムとを貼り合わせて接着した積層ゴムで形成されている。
空気ばね本体12は、空気ばね本体12の軸心方向に並べられた3つの大径部20と、それら大径部20の間に設けられた2つのくびれ部22とを含んで構成されている。
すなわち、空気ばね本体12は、ゴム膜から形成され上下に隣り合う大径部20の間にくびれ部22が設けられた中空筒状を呈している。
各くびれ部22には締め付けリング18が設けられている。
締め付けリング18は、金属製で、ベローズ型空気ばね10に供給された空気の内圧による膨れを抑制して形状を保持するものであり、ベローズ型空気ばね10のくびれ部22に取着される。
下面板14と上面板16は、空気ばね本体12の両端に取り付けられ、空気ばね本体12の両端開口部を閉塞している。
下面板14と上面板16は、本実施の形態では、空気ばね本体12の外径よりも小さい寸法の同一外径の円形で形成されている。
下面板14には、空気ばね本体12内部へ空気やガスを供給するための給気口(不図示)が形成されている。
また、図2に示すように、上面板16の外周面には、直径L1を挟んで直径L1から同距離の位置に、直径L1に対して平行に設けられた4つの挿入孔1602が設けられている。
下面板14についても上面板16と同様に、4つの挿入孔1402が設けられている。
ベローズ型空気ばね10は、下面部14を下部構造体Dに取り付け、上面部16を上部構造体Uに取り付けた後に、下面板14の給気口から空気を供給し、内圧を調整し上部構造体Uの高さを合わせることで上部構造体Uの振動を吸収するばねとして使用される。
次に、カバー装置30について説明する。
カバー装置30は、上筒体32と下筒体60とを含んで構成され、上筒体32は、第1筒体40と第2筒体50とを含んで構成され、第1筒体40と第2筒体50と下筒体60とは同軸上に配置されている。
カバー装置30は、金属製または合成樹脂製であり、本実施の形態では、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などからなる透明な合成樹脂が用いられている。
カバー装置30として透明な合成樹脂を用いることにより、内部にあるベローズ型空気ばね10を外側から見ることができ点検が容易であるとともに、軽量化を図ることができる。
上筒体32を構成する第1筒体40と第2筒体50は、上面板16から下方に突設され、空気ばね本体12の半径方向外側で空気ばね本体12の周囲を覆っている。
下筒体60は、下面板14から上方に突設され、上筒体32に対して上下方向に相対的に変位可能に配置され、空気ばね本体12の半径方向外側で空気ばね本体12の周囲を覆っている。
第1筒体40、第2筒体50、および下筒体60は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている。
図1、図3に示すように、第1筒体40を構成する2つの第1筒体用分割体42は、第1筒体40を直径で二等分に分割した分割体であって、上面板16に取り付けられる取り付け板部44と、取り付け板部44から下方に突設され空気ばね本体12の半径方向外側を覆う分割体本体部46と、分割体本体部46に設けられそれら分割体本体部46の相互を分割可能に結合する結合部48とを有している。
2つの第1筒体用分割体42が結合され第1筒体40になると、図2(A)に示すように、2つの取り付け板部44は環板状になり、2つの分割体本体部46は円筒状になる。
取り付け板部44は、環板状の板状部材を直径で二等分に分割した板部材であって、半円周の外周面4402と、外周面4402より半径の小さい半周面の内周面4404と、周方向の両端に位置する端面4406とを有している。
従って、取り付け板部44は、周方向の端面4406同士を突き合わせて結合されると環板状の板部材となり、ベローズ型空気ばね10に取り付けられる際には、その内部に形成された円形状の空間に上面板16が配置される。
取り付け板部44には、ベローズ型空気ばね10に取り付けられた際に上面板16の外周面に対向する内周面4404から突出する2つの固定ポール4408(固定部材)がそれぞれ設けられている。
4つの固定ポール4408は、第1筒体40となった際の直径L2を挟んで直径L2から同距離の位置に直径L2に対して平行に設けられており、上述した上面板16の外周面に設けられた挿入孔1602それぞれに挿脱可能に挿入されることで、上面板16に第1筒体40が取り付けられる。
分割体本体部46は、円筒状の部材を直径で二等分に分割した部材であって、2つの分割体本体部46が結合された際の内径は、最も圧縮された状態の空気ばね本体12の外径よりも大きい均一の寸法で形成されている。
分割体本体部46は、周方向に間隔をおいた複数箇所に、本実施の形態ではそれぞれ2箇所に、第1筒体40となった際の軸心方向に沿って延在するガイド穴4602が形成されている。
結合部48は、分割体本体部46の両端部の上部に半径方向外側に突出するフランジ4802と、2つの第1筒体用分割体42が結合される際に隣り合うフランジ4802を重ね合わせた状態で、取り外し可能に接続するボルト4804とナット4806(接続部材)とで構成されている。
結合部48は、フランジ4802が重ね合わされた状態で、フランジ4802に形成された挿通孔(不図示)にフランジ4802の一方側からボルト4804を挿入し、フランジ4802の他方側で挿通されたボルト4804にナット4806を取り付けることで、2つの第1筒体用分割体42を結合している。
図1、図4に示すように、第2筒体50を構成する2つの第2筒体用分割体52A、52Bは、第2筒体50を2つに分割した分割体であって、空気ばね本体12の半径方向外側を覆う分割体本体部54A、54Bと、分割体本体部54A、54Bに設けられそれら分割体本体部54A、54Bの相互を分割可能に結合する結合部とを有している。
第2筒体用分割体52A、52Bが結合され第2筒体50になると、図4(A)に示すように、分割体本体部54A、54Bは円筒状になり、第2筒体50は、第1筒体40の半径方向内側に配置され、第1筒体40に上下方向に移動可能に結合される。
第2筒体50を構成する2つの分割体本体部54A、54Bのうちの一方の分割体本体部である分割体本体部54Aは、筒体を分割した円弧状の部材であって、周方向の両端部の下部に下部端部5402Aが周方向に延在している。
分割体本体部54Aは、後述する下筒体60の結合部68(後述)に対向する位置を矩形形状に切り欠いた切り欠き部5406Aが設けられている。
切り欠き部5406Aは、分割体本体部54の周方向の下部で下筒体60の結合部68に対向する位置あればいずれの箇所でもよいが、本実施の形態では、分割体本体部54Aの両端部近傍であって、下部端部5402Aの下側に設けられている。
第2筒体50を構成する2つの分割体本体部54A、54Bのうちの他方の分割体本体部である分割体本体部54Bは、筒体を分割した円弧状の部材であって、周方向の両端部の上部に上部端部5402Bが周方向に延在している。
分割体本体部54A、54Bは、周方向の上部に間隔をおいた複数箇所に、本実施の形態ではそれぞれ2箇所に雄ねじ部材挿入孔5408が設けられ、雄ねじ部材挿入孔5408に半径方向外側から挿入された雄ねじ部材5002が取り付けられている。
雄ねじ部材5002の円柱状の頭部は、第1筒体40のガイド穴4602にスライド可能に挿入されることで、第2筒体50が第1筒体40に上下方向に移動可能に結合され、下筒体80に対して上下方向に相対的に変位可能に配置される。
図1に示すように、第1筒体40と第2筒体50が上面板16に取り付けられた状態で、第2筒体50の雄ねじ部材5002の頭部がガイド穴4602の上面に当接する第2筒体50の位置が第2筒体50の上限位置となり、雄ねじ部材5002の頭部がガイド穴4602の下面に当接した第2筒体50の位置が第2筒体50の下限位置となる。
従って、第2筒体50は下限位置とその上方箇所との間で移動可能に第1筒体40に結合されている。
分割体本体部54A、54Bを結合する結合部は、第1当接面5602Aと、結合ピン5604(突出部)と、第2当接面5602Bと、孔部5606(凹部)とを含んで構成されている。
第1当接面5602Aは、分割体本体部54Aの周方向の両端部に設けられ上方向に向いた面、すなわち下部端部5402Aの上面である。
結合ピン5604は、それぞれの第1当接面5602Aから上方向に突出して設けられている。
第2当接面5602Bは、分割体本体部54Bの周方向の両端部に設けられ下方向に向き第1当接面5602Aに当接可能な面、すなわち上部端部5402Bの下面である。
孔部5606は、それぞれの第2当接面5603Bから上方向に窪んで設けられており、結合ピン5604が挿脱可能に嵌合される。
なお、本実施の形態の第2筒体50は、分割体本体部54Aの第1当接面5602に結合ピン5604が設けられ、分割体本体部54Bの第2当接面5602Bに孔部5606が設けられた構成となっているが、結合ピンと孔部を反対に設けた構成としてもよい。
すなわち、分割体本体部54Aの第1当接面5602に孔部を設け、分割体本体部54Bの第2当接面5602Bに結合ピンを設けた構成にしてもよい。
図1、図5に示すように、下筒体60を構成する2つの下筒体用分割体62は、下筒体60を直径で二等分に分割した分割体であって、下面板14に取り付けられる取り付け板部64と、取り付け板部64から上方に突設され空気ばね本体12の半径方向外側を覆う分割体本体部66と、分割体本体部66に設けられそれら分割体本体部66の相互を分割可能に結合する結合部68とを有している。
2つの下筒体用分割体62が結合され下筒体60になると、図5(A)に示すように、2つの取り付け板部64は環板状になり、2つの分割体本体部66は円筒状になり、下筒体60は、上筒体32の第2筒体50の半径方向内側に配置される。
取り付け板部64は、環板状の板状部材を直径で二等分に分割した板部材であって、半円周の外周面6402と、外周面6402より半径の小さい半周面の内周面6404と、周方向の両端に位置する端面6406とを有している。
従って、取り付け板部64は、周方向の端面6406同士を突き合わせて結合されると環板状の板部材となり、ベローズ型空気ばね10に取り付けられる際には、その内部に形成された円形状の空間に下面板14が配置される。
取り付け板部64には、ベローズ型空気ばね10に取り付けられた際に下面板14の外周面に対向する第2外周面6404から突出する2つの固定ポール6408(固定部材)がそれぞれ設けられている。
4つの固定ポール6408は、下筒体60となった際の直径L3を挟んで直径L3から同距離の位置に直径L3に対して平行に設けられており、上述した下面板14の外周面に設けられた挿入孔1402それぞれに挿脱可能に挿入されることで、下面板14に下筒体60が取り付けられる。
分割体本体部66は、円筒状の部材を直径で二等分に分割した部材であって、2つの分割体本体部66が結合された際の内径は、最も圧縮された状態の空気ばね本体12の外径よりも大きい均一の寸法で形成され、2つの分割体本体部66が結合された際の外径は、第2筒体50の内径よりもわずかに小さく、したがって下筒体60は第2筒体50に対して相対的に変位可能に配置されている。
結合部68は、分割体本体部66の両端部の下部に半径方向外側に突出するフランジ6802と、2つの下筒体用分割体62が結合される際に隣り合うフランジ6802を重ね合わせた状態で、取り外し可能に接続するボルト6804とナット6806(接続部材)とで構成されている。
結合部68は、フランジ6802が重ね合わされた状態で、フランジ6802に形成された挿通孔(不図示)にフランジ6802の一方側からボルト6804を挿入し、フランジ6802の他方側で挿通されたボルト6804にナット6806を取り付けることで、2つの下筒体用分割体62を結合している。
下筒体60は、空気ばね本体12の伸縮時に上筒体32と協働し空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆い、言い換えると、下筒体60は空気ばね本体12の伸縮時に上筒体32と協働し空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆う。
すなわち、図1(A)に示すように、複数のベローズ型空気ばね10により下部構造体D上(床面上)で上部構造体Uが支持された状態で、第2筒体50はその自重により下限位置または下限位置の近傍に位置して第2筒体50の下端は下部構造体Dに当接しまたは下部構造体Dの近傍に位置する。
そして、第1筒体40の分割体本体部46の下部と第2筒体50の分割体本体部54A、54Bの上部および下筒体60の分割体本体部66の上部とが空気ばね本体12の半径方向において重なる。
また、第2筒体50の分割体本体部54A、54Bと下筒体60の分割体本体部66が空気ばね本体12の半径方向において重なる。
従って、上筒体32(第1筒体40と第2筒体50)と下筒体60により、下面板14と上面板16の間で空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆う。
また、図1(B)に示すように、空気ばね本体12が最も圧縮された状態では、第2筒体50の上端と下筒体60の上端とが取り付け板部44の下面近傍に位置し、第1筒体40の分割体本体部46と第2筒体50の分割体本体部54A、54Bと下筒体60の分割体本体部66が空気ばね本体12の半径方向において重なる。
従って、上筒体32(第1筒体40と第2筒体50)と下筒体60により下面板14と上面板16の間で空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆う。
また、図1(C)に示すように、空気ばね本体12が最も伸張された状態では、第2筒体50がその自重により雄ねじ部材5002の頭部がガイド穴4602の下面に当接した下限位置となる。
そして、第1筒体40の分割体本体部46の下部と第2筒体50の分割体本体部54A、54Bの上部とが空気ばね本体12の半径方向において重なり、第2筒体50の分割体本体部54A、54Bの下部と下筒体60の分割体本体部66の上部とが空気ばね本体12の半径方向において重なる。
従って、上筒体32(第1筒体40と第2筒体50)と下筒体60により下面板14と上面板16の間で空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆う。
次に、図1〜5を参照して、ベローズ型空気ばね10へのカバー装置30の取り付け方法について説明する。
まず、下筒体60を取り付ける。
下筒体60を構成する2つの下筒体用分割体62を、ベローズ型空気ばね10を半径方向外側から直径に沿って挟むように移動させていく。
このとき、下面板14の4つの挿入孔1402それぞれに、取り付け板部64の4つの固定ポール6408を挿脱可能に挿入しながら、2つの取り付け板部64の両端の端面6406をそれぞれ突き合わせる。
これにより、分割体本体部66の周方向の端面同士も突き合わされ、隣り合うフランジ6802が重ね合わされる。
フランジ6802が重ね合わされた状態で、フランジ6802に形成された挿通孔(不図示)にボルト6804を挿入してナット6806を取り付けることで、2つの下筒体用分割体62が結合部68により結合され、下筒体60が取り付けられる。
次に、第2筒体50を取り付ける。
下筒体60の半径方向外側に、第2筒体50を構成する第2筒体用分割体52Aを配置する。
このとき、分割体本体部54Aに形成された切り欠き部5406が、下筒体60の結合部68に位置するように調整する。
次に、ベローズ型空気ばね10を挟んで第2筒体用分割体52Aと反対側から、第2筒体50を構成する第2筒体用分割体52Bを取り付けていく。
このとき、分割体本体部54Aの第1当接面5602Aに設けられた結合ピン5604を、分割体本体部54Bの第2当接面5602Bに設けられた孔部5606に挿脱可能に嵌合することで、分割体本体部54A、54Bが結合され、第2筒体50が取り付けられる。
そして、第1筒体40を取り付ける。
第1筒体40を構成する2つの第1筒体用分割体42を、第2筒体50の半径方向外側から直径に沿って挟むように移動させていく。
このとき、上面板16の4つの挿入孔1602それぞれに、取り付け板部44の4つの固定ポール4408を挿脱可能に挿入しながら、2つの取り付け板部44の両端の端面4406をそれぞれ突き合わせる。
さらに、このとき、第2筒体50に取り付けられた雄ねじ部材5002の頭部を、分割体本体部46に形成されたガイド穴4602に挿入する。
これにより、分割体本体部46の周方向の端面同士も突き合わされ、隣り合うフランジ4802が重ね合わされる。
フランジ4802が重ね合わされた状態で、フランジ4802に形成された挿通孔(不図示)にボルト4804を挿入してナット4806を取り付けることで、2つの第1筒体用分割体42が結合部48により結合され、第1筒体40が取り付けられる。
また、カバー装置30を取り外す場合は、逆の手順で分解すればよい。
すなわち、まず、第1筒体40の結合部48のボルト4804とナット4806を取り外し、上面板16の挿入孔1602から固定ポール4408を抜きながら、2つの第1筒体用分割体42を離す方向に移動させて第1筒体40を取り外す。
次に、第2筒体50の分割体本体部54Bの孔部5606から、分割体本体部54Aの結合ピン5604を抜きながら、分割体本体部54A、54Bを離す方向に移動させて第2筒体50を取り外す。
そして、下筒体60の結合部68のボルト6804とナット6806を取り外し、下面板14の挿入孔1402から固定ポール6408を抜きながら、2つの下筒体用分割体62を離す方向に移動させて下筒体60を取り外す。
このようにして、カバー装置30を分解して取り外すことで、ベローズ型空気ばね10の点検や交換ができる。
このように、第1の実施の形態のカバー装置30によれば、上筒体32(第1筒体40および第2筒体50)と下筒体60により下面板14と上面板16の間で空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆うため、例えば、ベローズ型空気ばね10により支持された産業機器からアルカリ性の液体がこぼれたり、ゴミが浮遊していた場合であっても、ベローズ型空気ばね10のゴム膜や締め付けリング18に液体等が付着することを防止して耐久性を確保する上で有利となる。
また、上筒体32と下筒体60は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体(第1筒体用分割体42、第2筒体用分割体52A、52B、下筒体用分割体62)で構成されているため、上筒体32と下筒体60を分割することでベローズ型空気ばね10の点検や交換を容易にしてダウンタイムを削減する上で有利となる。
また、上筒体32を、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体(第1筒体用分割体42、第2筒体用分割体52A、52B)で構成された第1筒体40と第2筒体50とを含んで構成しているため、空気ばね本体12の変化量が大きい場合であっても上筒体32と下筒体60により空気ばね本体12の周囲を確実に覆うことできる。
また、第1筒体用分割体42および下筒体用分割体62を、分割体本体部46、66から突出するフランジ4802、6802を重ね合わせた状態でボルト4804、6804およびナット4806、6804で結合しているため、簡易な作業で確実に第1筒体用分割体42および下筒体用分割体62を結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、第2筒体用分割体52A、52Bを、分割体本体部54Aの第1当接面5602Aから上方向に突出する結合ピン5604と、分割体本体部54Bの第2当接面5602Bに設けられた孔部5606とを嵌合させて結合しているため、分割体本体部54Aを分割体本体部54Bに嵌め込む簡易な作業で確実に第2筒体用分割体52A、52Bを結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。
また、第2筒体用分割体52Aの分割体本体部54Aに、下筒体用分割体62の結合部68を回避する切り欠き部5406Aが設けられているため、第2筒体50が下筒体60に干渉することを回避でき、第2筒体50が下筒体60に対して上下方向に相対的に変位する上で有利となる。
また、第1筒体用分割体42の取り付け板部44から突出する固定ポール4408を上面板16の挿入孔1602に挿脱可能に挿入し、下筒体用分割体62の取り付け板部64から突出する固定ポール6408を下面板14の挿入孔1402に挿脱可能に挿入することでカバー装置30をベローズ型空気ばね10に取り付けるため、既存の上面板16および下面板14に挿入孔1602、1402を形成するという簡易な加工を施すだけで既存の面板にカバー装置30を後付けできる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第1筒体用分割体42と下筒体用分割体62を、分割体本体部46、66から突出するフランジ4802、6802を重ね合わせボルト4804、6804およびナット4806、6806により結合していたのに対して、第2の実施の形態では、締め付けバンドによって締め付けることで結合する点が異なっている。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な個所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なった個所について重点的に説明する。
図6に示すように、第2の実施の形態の第1筒体40Aを構成する2つの第1筒体用分割体42Aは、取り付け板部44と、分割体本体部46Aと、結合部48Aを有している。
分割体本体部46Aは、両端部にフランジが設けられておらず、それ以外は第1の実施の形態と同様である。
結合部48Aは、周方向の端部同士を突き合わせて配置した分割体本体部46Aの外周部全周にわたって取り付けられ分割体本体部46Aを半径方向内側に締め付ける締め付けバンド70(締め付け部材)とボルト72とナット74とで構成されている。
締め付けバンド70は、金属製の帯状部材を円形状に形成したバンドであって、両端部に半径方向外側に突出するフランジ7002が設けられている。
結合部48Aは、締め付けバンド70が分割体本体部46Aの外周部全周にわたって取り付けられその両端部のフランジ7002を重ね合わせた状態で、フランジ7002に形成された挿通孔(不図示)にフランジ7002の一方側からボルト72を挿入し、フランジ7002の他方側で挿通されたボルト72にナット74を取り付けることで、2つの第1筒体用分割体42Aを結合している。
なお、下筒体についても同様に、分割体本体部にはフランジが設けられておらず、締め付けバンド70とボルト72とナット74により下筒体用分割体を結合する構成となっている。
このような第2の実施の形態のカバー装置30によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え、第1筒体用分割体42Aの結合部48Aを、周方向の端部同士を突き合わせて配置した分割体本体部46Aの外周部全周にわたって取り付けられ分割体本体部46Aを半径方向内側に締め付ける締め付けバンド70で構成しているため、簡易な作業で確実に第1筒体用分割体42Aを結合でき、作業効率を向上させる上で有利となる。なお、下筒体についても同様の効果を奏する。
また、第1筒体用分割体42Aや下筒体用分割体とは別個の部材である締め付けバンド70を用いて第1筒体用分割体42Aや下筒体用分割体を結合するため、締め付けバンドが破損した場合でも容易に交換することができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、取り付け板部44、64から突出する固定ポール4408、6408を、上面板16、下面板14それぞれの外周面に設けられた挿入孔1602、1402に挿入することで、第1筒体40と下筒体60を上面板16、下面板14それぞれに取り付けていたのに対して、第3の実施の形態では、取り付け板部に設けた突起部を、上面板、下面板それぞれに設けた溝に結合することによって取り付ける点が異なっている。
図7(A)(B)に示すように、上面板16Bの外周面全周には、環状溝1604が設けられている。
同様に、下面板の外周面全周にも環状溝が設けられている。
図7(C)(D)に示すように、本実施の形態の第1筒体用分割体42Bの取り付け板部44Bは、上面板16Bの外周面に対向する面である内周面4404に、上面板16Bに設けられた環状溝1604に挿脱可能に結合する突起部4410を有している。
同様に、下筒体用分割体の取り付け板部にも下面板に設けられた環状溝に挿脱可能に結合する突起部を有している。
ベローズ型空気ばね10の上面板16Bに第1筒体40Bを取り付ける場合、上面板16Bに設けられた環状溝1604に、取り付け板部44Bの突起部4410を結合させる。
同様に、ベローズ型空気ばね10の下面板に下筒体を取り付ける場合、下面板に設けられた環状溝に下筒体の取り付け板部の突起部を結合させる。
このような第3の実施の形態のカバー装置30は、第1の実施の形態と同様の効果に加え、第1筒体用分割体42Bは、取り付け板部44Bの上面板16Bの外周面に対向する面に突起部4410を有し、この突起部4410を上面板16Bの外周面全周に設けられた環状溝1604に挿脱可能に結合することで、第1筒体40Bをベローズ型空気ばね10に取り付けるため、既存の上面板16Bに環状の溝を形成するという簡易な加工を施すだけで既存の上面板16Bにカバー装置30を後付けできる。
また、上面板16Bの外周面の全周に環状溝1604が設けられ、取り付け板部44Bの外周面の全周に突起部4410が設けられているため、取り付け板部44Bを上面板16Bに取り付ける際に周方向の位置合わせをすることなく結合させることができる。
なお、下筒体についても同様の構成であるため、同様の効果を奏する。
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態では、取り付け板部に設けた突起部を、上面板、下面板それぞれに設けた溝に結合することによって取り付けていたのに対して、第4の実施の形態では、取り付け板部に設けた溝を、上面板、下面板それぞれに設け突起部に結合することによって取り付ける点が異なっている。
図8(A)(B)に示すように、上面板16Cの外周面全周には、環状突起部1606が設けられている。
同様に、下面板の外周面全周にも環状突起部が設けられている。
図8(C)(D)に示すように、本実施の形態の第1筒体用分割体42Cの取り付け板部44Cは、上面板16Cの外周面に対向する面である内周面4404に、上面板16Cに設けられた環状突起部1606に挿脱可能に結合する溝4412を有している。
同様に、下筒体用分割体の取り付け板部にも下面板に設けられた環状突起部に挿脱可能に結合する溝を有している。
ベローズ型空気ばね10の上面板16Cに第1筒体40Cを取り付ける場合、上面板16Cに設けられた環状突起部1606に、取り付け板部44Cの溝4412を結合させる。
同様に、ベローズ型空気ばね10の下面板に下筒体を取り付ける場合、下面板に設けられた環状突起部に下筒体の取り付け板部の溝を結合させる。
このような第4の実施の形態のカバー装置30は、第1の実施の形態と同様の効果に加え、第1筒体用分割体42Cは、取り付け板部44Cの上面板16Cの外周面に対向する面に溝4412を有し、この溝4412を上面板16Cの外周面全周に設けられた環状突起部1606に挿脱可能に結合することで、第1筒体40Cをベローズ型空気ばね10に取り付けるため、既存の上面板16Cに環状の突起部を形成するという簡易な加工を施すだけで既存の上面板16Cにカバー装置30を後付けできる。
また、上面板16Cの外周面の全周に環状突起部1606が設けられ、取り付け板部44Cの外周面の全周に溝4412が設けられているため、取り付け板部44Cを上面板16Cに取り付ける際に周方向の位置合わせをすることなく結合させることができる。
なお、下筒体についても同様の構成であるため、同様の効果を奏する。
(第5の実施の形態)
第1の実施の形態では、下筒体60が下面板14に取り付けられていたが、下筒体が上筒体とともに上面板16に支持されていてもよい。
本実施の形態の下筒体は、上筒体と同軸上で上筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で上筒体の第2筒体に上下方向に移動可能に結合され、空気ばね本体12の伸縮時に上筒体と協働し空気ばね本体12の上下方向の全長にわたって空気ばね本体12の周囲を覆っている。
具体的には、例えば、第2筒体にも第1の実施の形態の第1筒体と同様に、周方向に間隔をおいた複数個所にガイド穴を設け、下筒体にも第1の実施の形態の第2筒体と同様に、周方向の上部に間隔をおいた複数箇所にボルトを取り付け、下筒体のボルトの頭部を第2筒体のガイド穴にスライド可能に挿入することで、下筒体が第2筒体に上下方向に移動可能に結合する。
また、例えば、第2筒体の外周部の下端に半径方向内側に突出する鍔部を設け、下筒体の外周部の上端に半径方向外側に突出する鍔部を設け、下筒体の鍔部を第2筒体の鍔部に係合させることで、下筒体が第2筒体に上下方向に移動可能に結合する。
このような第5の実施の形態のカバー装置30は、第1の実施の形態と同様の効果に加え、下面板の加工を省略できカバー装置の取り付けが容易となる。
なお、本実施の形態では、空気ばね本体12が3つの大径部20と2つのくびれ部22とで構成されている場合について説明したが、くびれ部22が無く1つの大径部20により構成された空気ばね本体や、大径部20が2つでくびれ部22が1つの空気ばね本体、大径部20が4つ以上でくびれ部22が3つ以上の空気ばね本体にも本発明のカバー装置は無論適用可能である。
また、くびれ部22が無く、したがって、締め付けリング18を有さない1つの大径部20により構成された空気ばね本体や、大径部20が2つでくびれ部22が1つの空気ばね本体に本発明のカバー装置を適用する場合、第2筒体を省略し、上筒体と下筒体との2つの筒体によりカバー装置を構成することも可能である。
また、本実施の形態では、第1筒体、第2筒体、および下筒体が周方向に分割可能な2つの分割体で構成されているが、周方向に分割可能な3つ以上の分割体で構成してもよい。
10 ベローズ型空気ばね
12 空気ばね本体
14 下面板
1402 挿入孔
16 上面板
1602 挿入孔
1604 環状溝
1606 環状突起部
18 締め付けリング
20 大径部
22 くびれ部
30 カバー装置
32 上筒体
40、40A、40B、40C 第1筒体
42 第1筒体用分割体
44 取り付け板部
4408 固定ポール
4410 突起部
4412 溝
46 分割体本体部
48 結合部
50 第2筒体
52A、52B 第2筒体用分割体
54A、54B 分割体本体部
5604 結合ピン
5606 孔部
60 下筒体
62 下筒体用分割体
64 取り付け板部
6408 固定ポール
66 分割体本体部
68 結合部
70 締め付けバンド

Claims (14)

  1. ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた上面板および下面板とを有するベローズ型空気ばねのカバー装置であって、
    前記上面板から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側で前記空気ばね本体を覆う上筒体と、
    前記下面板から上方に突設され前記上筒体と同軸上で前記上筒体に対して上下方向に相対的に変位可能に配置され、前記空気ばね本体の伸縮時に前記上筒体と協働し前記空気ばね本体の上下方向の全長にわたって前記空気ばね本体の周囲を覆う下筒体とを備え、
    前記上筒体および前記下筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている、
    ことを特徴とするベローズ型空気ばねのカバー装置。
  2. 前記上筒体は、前記上面板から下方に突設された第1筒体と、前記第1筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記第1筒体に上下方向に移動可能に結合され前記下筒体に対して上下方向に相対的に変位可能に配置された第2筒体とを含んで構成され、
    前記第1筒体および前記第2筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  3. 前記第1筒体を構成する複数の第1筒体用分割体は、前記上面板に取り付けられる取り付け板部と、前記取り付け板部から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有し、
    前記第2筒体を構成する複数の第2筒体用分割体は、前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有し、
    前記下筒体を構成する複数の下筒体用分割体は、前記下面板に取り付けられる取り付け板部と、前記取り付け板部から上方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側を覆う分割体本体部と、前記分割体本体部に設けられそれら分割体本体部の相互を分割可能に結合する結合部とを有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のべローズ型空気ばねのカバー装置。
  4. 前記第1筒体用分割体および前記下筒体用分割体の前記結合部は、前記分割体本体部の両端部に半径方向外側に突出するフランジと、隣り合う前記フランジを重ね合わせた状態で取り外し可能に接続する接続部材とで構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のべローズ型空気ばねのカバー装置。
  5. 前記第1筒体用分割体および前記下筒体用分割体の前記結合部は、周方向の端部同士を突き合わせて配置した前記分割体本体部の外周部全周にわたって取り付けられ前記分割体本体部を半径方向内側に締め付ける締め付け部材で構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のべローズ型空気ばねのカバー装置。
  6. 前記第2筒体用分割体の前記結合部は、一方の前記分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち一方の方向に向いた第1当接面と、前記第1当接面から前記一方の方向に突出する突出部と、他方の前記分割体本体部の周方向の両端部に設けられ上下方向のうち他方の方向に向き前記第1当接面に当接可能な第2当接面と、前記第2当接面に設けられ前記突出部が挿脱可能に嵌合される凹部とを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のべローズ型空気ばねのカバー装置。
  7. 前記第2筒体用分割体の前記分割体本体部は、前記下筒体用分割体の前記結合部に対向する位置を切り欠いた切り欠き部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載のべローズ型空気ばねのカバー装置。
  8. 前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面から突出し、前記上面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入される固定部材を有し、
    前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面から突出し、前記下面板の外周面に設けられた挿入孔に挿脱可能に挿入される固定部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  9. 前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面に、前記上面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合される突起部を有し、
    前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面に、前記下面板の外周面全周に設けられた環状溝に挿脱可能に結合される突起部を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  10. 前記第1筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記上面板の外周面に対向する面に、前記上面板の外周面全周に設けられた環状突起部に挿脱可能に結合される溝を有し、
    前記下筒体用分割体の前記取り付け板部は、前記下面板の外周面に対向する面に、前記下面板の外周面全周に設けられた環状突起部に挿脱可能に結合される溝を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  11. ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた上面板および下面板とを有するベローズ型空気ばねのカバー装置であって、
    前記上面板から下方に突設され前記空気ばね本体の半径方向外側で前記空気ばね本体を覆う上筒体と、
    前記上筒体と同軸上で前記上筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記上筒体に上下方向に移動可能に結合され、前記空気ばね本体の伸縮時に前記上筒体と協働し前記空気ばね本体の上下方向の全長にわたって前記空気ばね本体の周囲を覆う下筒体とを備え、
    前記上筒体および前記下筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている、
    ことを特徴とするベローズ型空気ばねのカバー装置。
  12. 前記上筒体は、前記上面板から下方に突設された第1筒体と、前記第1筒体の下端近傍の下限位置とその上方箇所との間で前記第1筒体に上下方向に移動可能に結合され前記下筒体が上下方向に移動可能に結合される第2筒体とを含んで構成され、
    前記第1筒体および前記第2筒体は、それぞれ周方向に分割可能な複数の分割体で構成されている、
    ことを特徴とする請求項11記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  13. 前記下筒体は、前記上筒体の半径方向内側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1または11に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
  14. 前記第2筒体は、前記第1筒体の半径方向内側に配置される、
    ことを特徴とする請求項2〜10および請求項12のいずれか一項に記載のベローズ型空気ばねのカバー装置。
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