JP2020200896A - 空気ばね - Google Patents

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達也 大倉
Tatsuya Okura
達也 大倉
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Abstract

【課題】空気ばね本体のひび割れや摩耗といった劣化状態を容易に視認でき、空気ばね本体の交換時期を適切に判断する。【解決手段】空気ばね10Aは、ゴム膜から形成された中空筒状をなす蛇腹状の空気ばね本体12Aと、金属製の面板である下面板14および上面板16と、2つの締め付けリング18とを含んで構成されている。空気ばね本体12Aを構成するゴム膜は、内面ゴム層20と、複数の補強層22と、外面ゴム層24とを貼り合わせて接着した積層ゴムで形成されている。補強層22は、有機繊維や不織布などの強化繊維で構成された芯体22Aと、芯体22Aを被覆するコートゴム層22Bとで構成されている。内面ゴム層20および外面ゴム層24と色が異なる着色ゴム層42Aが、空気ばね本体12Aの軸心方向の少なくとも一部において空気ばね本体12Aの全周にわたって設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気ばねに関する。
ベローズ型空気ばね(以下空気ばねという)は、空気の弾性を利用して振動を吸収するばねであって、鉄道車両や自動車、各種産業機器、建築物等に用いられている。
空気ばねは、ゴム膜などの可撓性材料から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、その空気ばね本体の両端開口部に取り付けられた下面板および上面板と、空気ばね本体のくびれ部に取り付けられた締め付けリングとを備えている。
ゴム膜は、空気ばね本体の内周面を形成する内面ゴム層と、空気ばね本体の外周面を形成する外面ゴム層と、それらゴム層の間に配置される複数の補強層とが積層されて構成されている。
空気ばねは、例えば、下面板を、床などの下部構造体に取り付け、上面板を、産業機器などの上部構造体に取り付け、下面板の中央部に設けられた給気口から空気ばね本体の内部に空気を供給し、内圧を調整して高さを合わせることで上部構造体の振動を吸収するばねとして利用されている(特許文献1)。
特開平8−326818号公報
ところで振動を吸収する際、空気ばね本体は伸縮するが、長期使用により伸縮が繰り返されると、内面ゴム層あるいは外面ゴム層にひび割れが生じたり、あるいは、締め付けリングが設けられた外面ゴム層の箇所が摩耗するなど劣化が生じる。
このような劣化が空気ばねの交換時期の目安となっているが、空気ばね本体のひび割れや摩耗は視認しにくく、劣化状態を正確に把握することは難しい。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、空気ばね本体のひび割れや摩耗といった劣化状態を容易に視認でき、空気ばね本体の交換時期を適切に判断する上で有利な空気ばねを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた面板とを有し、前記ゴム膜は、前記空気ばね本体の内周面を形成する内面ゴム層と、前記空気ばね本体の外周面を構成する外面ゴム層と、それら内面ゴム層と外面ゴム層との間に挟まれた補強層とを張り合わせた積層ゴムで構成された空気ばねであって、前記内面ゴム層および前記外面ゴム層と色が異なる着色ゴム層が、前記空気ばね本体の軸心方向の少なくとも一部において前記空気ばね本体の全周にわたって設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記補強層は、芯体と、前記芯体を覆うコートゴム層とで構成され、前記着色ゴム層は前記コートゴム層で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記着色ゴム層は前記空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む前記外面ゴム層の内周面または外周面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記着色ゴム層は前記空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む前記内面ゴム層の内周面または外周面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記空気ばね本体は、その軸心方向に沿って並べられた少なくとも2つの大径部と、それた大径部の間に位置し締め付けリングが取り付けられたくびれ部とを有し、前記着色ゴム層は、前記くびれ部を構成する前記外面ゴム層の外周面に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、内面ゴム層および外面ゴム層と色が異なる着色ゴム層が、空気ばね本体の軸心方向の少なくとも一部において空気ばね本体の全周にわたって設けられているため、外面ゴム層および内面ゴム層のひび割れ、あるいは、外面ゴム層の摩耗が発生している場合は、着色ゴム層の色と内面ゴム層および外面ゴム層の色との違いに基づいて、空気ばね本体のひび割れや摩耗といった劣化状態を容易に視認でき、空気ばね本体の交換時期を適切に判断する上で有利となる。
また、補強層を、芯体と芯体を覆うコートゴム層とで構成し、着色ゴム層をコートゴム層で構成すると、着色を簡単に行なえ、空気ばねのコストダウンを図る上で有利となる。
また、着色ゴム層を空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む外面ゴム層の内周面または外周面に設けると、特にひび割れが発生しやすい大径部で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となる。
また、着色ゴム層を空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む内面ゴム層の内周面または外周面に設けると、特にひび割れが発生しやすい大径部で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となる。
また、着色ゴム層を、くびれ部を構成する外面ゴム層の外周面に設けると、外面ゴム層の外周面の摩耗を容易に発見する上で有利となる。
第1の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。 第2の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。 第3の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。 第4の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。 第5の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。 第6の実施の形態の空気ばねの半部断面正面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
空気ばねは、圧縮空気の弾力性を利用して軸心方向に振動を吸収するばね装置であって、鉄道車両や自動車、プレス機械などの各種産業機器、建築物の免震装置等に用いられている。
図1に示すように、空気ばね10Aは、ゴム膜から形成された中空筒状をなす蛇腹状の空気ばね本体12Aと、金属製の面板である下面板14および上面板16と、2つの締め付けリング18とを含んで構成されている。
空気ばね本体12Aを構成するゴム膜は、空気ばね本体12Aの内周面を形成する内面ゴム層20と、空気ばね本体12Aの外周面を形成する外面ゴム層24と、それら内面ゴム層20と外面ゴム層24との間に挟まれた複数の補強層22とを貼り合わせて接着した積層ゴムで形成されている。
補強層22は、有機繊維や不織布などの強化繊維で構成された芯体22Aと、芯体22Aを被覆するコートゴム層22Bとで構成されている。
本実施の形態の空気ばね10Aは、軸心方向を鉛直方向に向けて使用される。
空気ばね本体12Aは、下端に設けられた環板状の下取り付け板部26と、上端に設けられた環板状の上取り付け板部28と、それら下取り付け板部26と上取り付け板部28の間に空気ばね本体12Aの軸心方向に沿って並べられた3つの大径部30と、それら大径部30の間に設けられた2つのくびれ部32とを含んで構成されている。
また、下取り付け板部26の中心は、下開口部34Aとして形成され、上取り付け板部28の中心は上開口部34Bとして形成されている。
下開口部34Aと上開口部34Bを形成する下取り付け板部26と上取り付け板部28の内周端2602、2802には環状の金属ワイヤ束からなるビード36が設けられており、補強層22の端部がビード36で折り返されて配置され、下取り付け板部26と上取り付け板部28の内周端2602、2802の厚みが、他の箇所に比べて厚く形成されている。
各大径部30は、大径部30の軸心方向の中央に位置し最も外径が大きい箇所を含む中央領域30Aと、中央領域30Aから軸心方向に沿って離れるにつれて外径が次第に小さくなる一対の端部領域30Bとを有している。
最も下位に位置する大径部30の下側の端部領域30Bの端部は、下取り付け板部26に接続され、最も上位に位置する大径部30の上側の端部領域30Bの端部は、上取り付け板部28に接続されている。
くびれ部32は、くびれ部32の軸心方向の中央に位置し最も外径が小さい箇所を含む中央領域32Aと、中央領域32Aから軸心方向に沿って離れるにつれて外径が次第に大きくなる一対の端部領域32Bとを有している。
一対の端部領域32Bは、上下方向において隣り合う大径部30の端部領域30Bに接続されている。
締め付けリング18は、各くびれ部32の中央領域32Aに設けられている。
締め付けリング18は、金属製で、空気ばね10Aに供給された空気の内圧による膨れを抑制して形状を保持するものであり、空気ばね本体12Aのくびれ部32の中央領域32Aに巻き付けられ、空気ばね10Aの加硫成形時に中央領域32Aに一体的に取着される。
下面板14と上面板16はほぼ同一の輪郭で、円板部38と、円板部38の内周部に設けられた環状の突出部40とを含んで構成され、下面板14の円板部38に、空気ばね本体12A内部へ空気やガスを供給するための給気口(不図示)が形成されている。
下面板14は、突出部40が下取り付け板部26の下開口部34Aに挿入され、突出部40の外周面が下取り付け板部26の内周端2602の内周面に合され、突出部40の径方向外側の下面板14の上面が下取り付け板部26の下面に合されて空気ばね本体12Aに取り付けられている。
同様に上面板16は、突出部40が上取り付け板部28の上開口部34Bに挿入され、突出部40の外周面が上取り付け板部28の内周端2802の内周面に合され、突出部40の径方向外側の上面板16の下面が上取り付け板部28の上面に合されて空気ばね本体12Aに取り付けられている。
空気ばね10Aは、下面部14を下部構造体Dに取り付け、上面部16を上部構造体Uに取り付けた後に、下面板14の給気口から空気を供給し、内圧を調整して上部構造体Uの高さを合わせることで、上部構造体Uの振動を吸収するばねとして使用される。
なお、図1において符号3810は、下面部14を下部構造体Dに取り付けるための取り付け孔、符号3820は、上面部16を上部構造体Uに取り付けるための取り付け孔を示している。
空気ばね10Aは、内部の空気の弾性により空気ばね本体12Aが伸縮することでばねとして機能するが、この伸縮の際に空気ばね本体12Aが繰り返し屈曲することで、ひび割れや摩耗といった劣化が生じる。
具体的には、大径部30の内周面、外周面の箇所には応力が集中しやすく、ひび割れが生じやすい。
また、締め付けリング18が取り付けられたくびれ部32の外面ゴム層24の外周面2404の箇所は締め付けリング18との摩擦が生じやすく、外面ゴム層24の摩耗が生じやすい。
そこで、図1に示すように、内面ゴム層20および外面ゴム層24と色が異なる着色ゴム層42Aが、空気ばね本体12Aの軸心方向の少なくとも一部において空気ばね本体12Aの全周にわたって設けられている。
本実施の形態では、着色ゴム層42Aがコートゴム層22Bで構成され、言い換えると、コートゴム層22Bが着色されて構成されている。
したがって、本実施の形態では、コートゴム層22Bは空気ばね本体12Aの内部でその軸心方向の全域でかつ全周に設けられていることから、着色ゴム層42Aが空気ばね本体12Aの内部でその軸心方向の全域でかつ全周に設けられている。
一般的に内面ゴム層20、外面ゴム層24は黒色であり、着色ゴム層42Aは黒色に対して目立つ白色や黄色で着色することが劣化状態を視認しやすくする上で有利となる。
なお、内面ゴム層20、外面ゴム層24が黒色以外の色であった場合は、着色ゴム層42Aの色をその色と補色関係にある色で着色することが劣化状態を視認しやすくする上で有利となる。
このような構成とすると、外面ゴム層24を点検する際、空気ばね本体12Aをその外側から観察することで、外面ゴム層24の外周面2402にひび割れが発生している場合には、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Aが容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Aの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
また、内面ゴム層20を点検する際、空気ばね本体12Aを下面板14、上面板16から取り外し、空気ばね本体12Aをその内側から観察することで、内面ゴム層20の内周面2002にひび割れが発生している場合は、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Aが容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Aの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
また、締め付けリング18が取り付けられたくびれ部32の外面ゴム層24を点検する際、空気ばね本体12Aを下面板14、上面板16から取り外し、くびれ部32の外面ゴム層24の箇所を伸ばして空気ばね本体12Aをその外側から観察することで、外面ゴム層24の外周面2404に摩耗が発生している場合は、摩耗した箇所から着色ゴム層42Aが容易に視認できるため、摩耗を容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Aの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
ただし、くびれ部32の外面ゴム層24の外周面2404の箇所の摩耗は、空気ばね10Aが振動を吸収するために伸長と圧縮を繰り返している状態で観察することも可能であるが、上記のように空気ばね本体12Aを下面板14、上面板16から取り外してから観察すると、摩耗した箇所をより容易に確実に視認する上で有利となる。
なお、本実施の形態では、コートゴム層22Bの全域が着色されている場合について説明したが、ひび割れが発生しやすい箇所や摩耗しやすい箇所である大径部30とくびれ部32に位置するコートゴム層22Bの箇所のみを着色するようにしてもよい。ただし、実施の形態のようにコートゴム層22Bの全域を着色すると、着色を簡単に行なえ、空気ばね10Aのコストダウンを図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図2を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について重点的に説明する。
また、以下の実施の形態において、空気ばね本体12B−12Fの色と着色ゴム層42B−42Fの色との関係は第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態の空気ばね10Bでは、着色ゴム層42Bが空気ばね本体12Bの外径が最も大きい箇所を含む外面ゴム層24の内周面2402に設けられている。
詳細には、着色ゴム層42Bは、大径部30の中央領域30Aを構成する外面ゴム層24の内周面2402にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと一対の端部領域30Bを構成する外面ゴム層24の内周面2402にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと中央領域30Aに接続する一対の端部領域30Bの部分を構成する外面ゴム層24の内周面2402にその全周にわたって設けられている。
したがって、3つの大径部30のそれぞれについて中央領域30Aを含む外面ゴム層24の内周面2402の全周に着色ゴム層42Bが設けられている。
具体的には、3つの大径部30の中央領域30Aを含む外面ゴム層24の内周面2402の部分が着色ゴム層42Bで構成されている。
そのため、第2の実施の形態では、着色ゴム層42Bが空気ばね本体12Bの内部でその軸心方向に間隔をおいた箇所でかつ全周に設けられている。
このような構成とすると、外面ゴム層24を点検する際、空気ばね本体12Bをその外側から観察することで、大径部30の外周面2404にひび割れが発生している場合には、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Bが容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30の中央領域30Aやその近傍の端部領域30Bで生じる外面ゴム層24のひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Bの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
なお、大径部30の中央領域30Aや端部領域30Bを構成する外面ゴム層24の内周面2402の部分を着色ゴム層42Bで構成する代わりに、大径部30の中央領域30Aや端部領域30Bを構成する外面ゴム層24の内周面2402にその全周にわたって着色ゴム層42Bを取着するようにしてもよいが、第2の実施の形態のようにすると、空気ばね本体12Bの構造の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図3を参照して説明する。
第3の実施の形態の空気ばね10Cでは、着色ゴム層42Cが空気ばね本体12Cの外径が最も大きい箇所を含む外面ゴム層24の外周面2404に設けられている点が第2の実施の形態と異なっている。
詳細には、着色ゴム層42Cは、大径部30の中央領域30Aを構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと一対の端部領域30Bを構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと中央領域30Aに接続する一対の端部領域30Bの部分を構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられている。
すなわち、3つの大径部30のそれぞれについて中央領域30Aを含む外面ゴム層24の外周面2404の全周に着色ゴム層42Cが設けられている。
具体的には、3つの大径部30の中央領域30Aを含む外面ゴム層24の外周面2404の部分が着色ゴム層42Cで構成されている。
そのため、第3の実施の形態では、着色ゴム層42Cが空気ばね本体12Cの外側でその軸心方向に間隔をおいた箇所でかつ全周に設けられている。
このような構成とすると、外面ゴム層24を点検する際、空気ばね本体12Cをその外側から観察することで、大径部30の外周面2404にひび割れが発生している場合には、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Cと異なる色の外面ゴム層24が容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30で生じる外面ゴム層24のひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Cの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
なお、大径部30の中央領域30Aや端部領域30Bを構成する外面ゴム層24の外周面2404の部分を着色ゴム層42Cで構成する代わりに、大径部30の外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって着色ゴム層42Cを取着するようにしてもよいが、第3の実施の形態のようにすると、空気ばね本体12Cの構造の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について図4を参照して説明する。
第4の実施の形態の空気ばね10Dでは、着色ゴム層42Dが空気ばね本体12Dの外径が最も大きい箇所を含む内面ゴム層20の内周面2002に設けられている点が第2、第3の実施の形態と異なっている。
詳細には、着色ゴム層42Dは、大径部30の中央領域30Aを構成する内面ゴム層20内周面2002にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと一対の端部領域30Bを構成する内面ゴム層20の内周面2002にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと中央領域30Aに接続する一対の端部領域30Bの部分を構成する内面ゴム層20の内周面2002にその全周にわたって設けられている。
すなわち、3つの大径部30のそれぞれについて中央領域30Aを含む内面ゴム層20内周面2002の全周に着色ゴム層42Dが設けられている。
具体的には、3つの大径部30の中央領域30Aを含む内面ゴム層20の内周面2002の部分が着色ゴム層42Dで構成されている。
そのため、第4の実施の形態では、着色ゴム層42Dが空気ばね本体12Cの外側でその軸心方向に間隔をおいた箇所でかつ全周に設けられている。
このような構成とすると、内面ゴム層20を点検する際、空気ばね本体12Dを下面板14、上面板16から取り外し、空気ばね本体12Dをその内側から観察することで、内面ゴム層20にひび割れが発生している場合は、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Dと異なる色の内面ゴム層20が容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Dの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
なお、大径部30の中央領域30Aや端部領域30Bを構成する内面ゴム層20の内周面2002の部分を着色ゴム層42Dで構成する代わりに、大径部30の内面ゴム層20の内周面2002にその全周にわたって着色ゴム層42Dを取着するようにしてもよいが、第4の実施の形態のようにすると、空気ばね本体12Cの構造の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について図5を参照して説明する。
第5の実施の形態の空気ばね10Eでは、着色ゴム層42Eが空気ばね本体12Eの外径が最も大きい箇所を含む内面ゴム層20の外周面2004に設けられている点が第4の実施の形態と異なっている。
詳細には、着色ゴム層42Eは、大径部30の中央領域30Aを構成する内面ゴム層20の外周面2004にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと一対の端部領域30Bを構成する内面ゴム層20の外周面2004にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域30Aと中央領域30Aに接続する一対の端部領域30Bの部分を構成する内面ゴム層20の外周面2004にその全周にわたって設けられている。
すなわち、3つの大径部30のそれぞれについて中央領域30Aを含む内面ゴム層20の外周面2004の全周に着色ゴム層42Eが設けられている。
具体的には、3つの大径部30の中央領域30Aを含む内面ゴム層20の外周面2004の部分が着色ゴム層42Eで構成されている。
そのため、第5の実施の形態では、着色ゴム層42Eが空気ばね本体12Cの内部でその軸心方向に間隔をおいた箇所でかつ全周に設けられている。
このような構成とすると、内面ゴム層20を点検する際、空気ばね本体12Eを下面板14、上面板16から取り外し、空気ばね本体12Eをその内側から観察することで、内面ゴム層20にひび割れが発生している場合は、ひび割れの箇所から着色ゴム層42Eが容易に視認できるため、特にひび割れが発生しやすい大径部30で生じるひび割れを容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Eの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
なお、大径部30の中央領域30Aや端部領域30Bを構成する内面ゴム層20の外周面2004の部分を着色ゴム層42Eで構成する代わりに、大径部30の内面ゴム層20の外周面2004にその全周にわたって着色ゴム層42Eを取着するようにしてもよいが、第5の実施の形態のようにすると、空気ばね本体12Eの構造の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
(第6の実施の形態)
次に第6の実施の形態について図6を参照して説明する。
第6の実施の形態の空気ばね10Fでは、着色ゴム層42Fが、くびれ部32の外面ゴム層24の外周面2404に設けられている点が第1乃至第5の実施の形態と異なっている。
詳細には、着色ゴム層42Fは、くびれ部32の中央領域32Aを構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域32Aと一対の端部領域32Bを構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられ、あるいは、中央領域32Aと中央領域32Aに接続する一対の端部領域32Bの部分を構成する外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって設けられている。
すなわち、2つのくびれ部32のそれぞれについて中央領域32Aを含む外面ゴム層24の外周面2404の全周に着色ゴム層42EFが設けられている。
具体的には、2つのくびれ部32の中央領域32Aを含む外面ゴム層24の外周面2404の部分が着色ゴム層42Eで構成されている。
そのため、第6の実施の形態では、着色ゴム層42EFが空気ばね本体12Fの外側でその軸心方向に間隔をおいた箇所でかつ全周に設けられている。
このような構成とすると、締め付けリング18が取り付けられたくびれ部32を点検する際、空気ばね本体12Fを下面板14、上面板16から取り外し、くびれ部32の箇所を伸ばして空気ばね本体12Fをその外側から観察することで、外面ゴム層24に摩耗が発生している場合は、摩耗した箇所から着色ゴム層42Fと異なる色の外面ゴム層24が容易に視認できるため、摩耗を容易に発見する上で有利となり、空気ばね本体12Fの交換時期を適切に判断する上で有利となる。
なお、2つのくびれ部32の外面ゴム層24の外周面2404の部分を着色ゴム層42Fで構成する代わりに、2つのくびれ部32の外面ゴム層24の外周面2404にその全周にわたって着色ゴム層42Fを取着するようにしてもよいが、第6の実施の形態のようにすると、空気ばね本体12Fの構造の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
また、第6の実施の形態では、着色ゴム層42Fを、中央領域32Aを含むくびれ部32の箇所に設けた場合について説明したが、着色ゴム層42Fを、中央領域32Aと一対の端部領域32Bのうちの何れか一方に設けてもよい。しかしながら、第6の実施の形態のように構成すると、くびれ部32の摩耗を容易に発見する上で有利である。
なお、第1の実施の形態から第6の実施の形態の何れか1つ又は複数を選択し組み合わせて用いるなど任意である。
また、本実施の形態の空気ばね10A−10Fは、空気ばね本体12A−12Fに3つの大径部30が設けられ、2つのくびれ部32にそれぞれ締め付けリング18を取り付けた例を示したが、大径部30を1つ、または4つ以上設ける構成としてもよく、大径部30が1つの場合には締め付けリング18は省略される。
10A−10F 空気ばね
12A−12F 空気ばね本体
14 下面板
16 上面板
18 締め付けリング
20 内面ゴム層
2002 内周面
2004 外周面
22 補強層
22A 芯体
22B コートゴム層
24 外面ゴム層
2402 内周面
2404 外周面
30 大径部
30A 中央領域
30B 端部領域
32 くびれ部
32A 中央領域
32B 端部領域
34A 下開口部
34B 上開口部
42A−42F 着色ゴム層

Claims (5)

  1. ゴム膜から形成された中空筒状をなす空気ばね本体と、前記空気ばね本体の両端開口部にそれぞれ取り付けられた面板とを有し、
    前記ゴム膜は、前記空気ばね本体の内周面を形成する内面ゴム層と、前記空気ばね本体の外周面を構成する外面ゴム層と、それら内面ゴム層と外面ゴム層との間に挟まれた補強層とを張り合わせた積層ゴムで構成された空気ばねであって、
    前記内面ゴム層および前記外面ゴム層と色が異なる着色ゴム層が、前記空気ばね本体の軸心方向の少なくとも一部において前記空気ばね本体の全周にわたって設けられている、
    ことを特徴とする空気ばね。
  2. 前記補強層は、芯体と、前記芯体を覆うコートゴム層とで構成され、
    前記着色ゴム層は前記コートゴム層で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気ばね。
  3. 前記着色ゴム層は前記空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む前記外面ゴム層の内周面または外周面に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気ばね。
  4. 前記着色ゴム層は前記空気ばね本体の外径が最も大きい箇所を含む前記内面ゴム層の内周面または外周面に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気ばね。
  5. 前記空気ばね本体は、その軸心方向に沿って並べられた少なくとも2つの大径部と、それた大径部の間に位置し締め付けリングが取り付けられたくびれ部とを有し、
    前記着色ゴム層は、前記くびれ部を構成する前記外面ゴム層の外周面に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気ばね。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3129444A1 (fr) * 2021-11-23 2023-05-26 Max Sardou Ressort composite de suspension en soufflet

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