JP2021029459A - 内視鏡システム及び内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡装置とプロセッサとの接続部の小型化をはかりながら、内視鏡装置の連結可撓管の取り回しや操作部の操作性の向上をはかった内視鏡システム及び内視鏡装置を提供する。【解決手段】内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより構成される無線信号伝送路及び無線給電路を介して、プロセッサと内視鏡装置との間の信号伝送及びプロセッサから内視鏡装置への給電を行い、無線信号伝送路は、内視鏡装置側コネクタ筐体141とプロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか一方の相対向する面間に、送信素子と受信素子とを相対向させて配置して形成され、無線給電路は、内視鏡装置側コネクタ筐体141とプロセッサ側コネクタコネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか他方の面間に、給電素子と受電素子とを相対向させて配置して形成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、内視鏡システム及び内視鏡装置に関する。
一般に、内視鏡システムは、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部を有する内視鏡装置(スコープ)と、内視鏡装置で撮像した観察対象の撮像信号を用いて観察対象の画像を生成するプロセッサと、を備えた構成になっている。また、内視鏡装置は、挿入部に加え、挿入部の基端側に配置された操作部と、一側が操作部に接続された連結可撓管(ユニバーサルコード)と、連結可撓管の他側が接続された内視鏡装置側コネクタと、を備えた構成になっている。
このような内視鏡システムでは、例えば、特許文献1に開示されているように、内視鏡装置側コネクタをプロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタに接続することによって、内視鏡装置とプロセッサとの間で、制御信号,映像信号等の信号伝送や内視鏡装置の駆動電力の電力伝送が行われる。内視鏡システムでは、内視鏡装置側コネクタとプロセッサ側コネクタとを接続することによって、内視鏡装置とプロセッサとの接続部には、相対向する発信素子と受信素子とからなる信号伝送に関しての無線信号伝送路や相対向する給電素子と受電素子とからなる無線電力伝送に関しての無線給電路が、内視鏡装置とプロセッサとの間に形成される。
特許第5978238号公報
ところで、内視鏡装置とプロセッサとが接続されている内視鏡システムの使用状態では、内視鏡装置とプロセッサとの接続部の大きさ、特に内視鏡装置側コネクタのコネクタ筐体の大きさが大きくなると、内視鏡装置の連結可撓管の取り回しが悪くなり、ひいては操作部の操作性も低下する。そのため、連結可撓管の取り回しや操作部の操作性の向上をはかるため、内視鏡装置とプロセッサとの接続部の小型化が望まれていた。
特許文献1に記載されている内視鏡システムのように、プロセッサ側コネクタに嵌合し且つプロセッサ側コネクタによって覆われる嵌合部が突出配置されている内視鏡装置コネクタ筐体の筐体端面に、この嵌合部を間に挟むようにして、無線信号伝送のための発信素子や受信素子と無線給電のための受電素子とを一緒に配置した内視鏡装置側コネクタの構成では、無線信号伝送路や無線給電路は、嵌合部を取り囲むようにして、嵌合部の突出方向に沿って配置される。そのため、嵌合部の突出方向、すなわちプロセッサ側コネクタに対する内視鏡装置コネクタの着脱(挿抜)方向を向いた内視鏡装置側コネクタ筐体の筐体端面の大きさ(面積)が大きくなり、内視鏡装置の連結可撓管の取り回しや操作部の操作性に支障を及ぼすことがあった。
本開示は、上述した内視鏡システム特有の課題に鑑み、内視鏡装置とプロセッサとの接続部の小型化をはかりながら、内視鏡装置の連結可撓管の取り回しや操作部の操作性の向上をはかった内視鏡システム及び内視鏡装置を提供する。
上記課題を解決するために、本開示に係る内視鏡システムは、
内視鏡装置と、プロセッサとを有し、
前記内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより構成される無線信号伝送路及び無線給電路を介して、前記プロセッサと前記内視鏡装置との間の信号伝送及び前記プロセッサから前記内視鏡装置への給電を行い、
前記無線信号伝送路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、内視鏡装置側コネクタ筐体とプロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか一方の相対向する面間に、送信素子と受信素子とを相対向させて配置して形成され、
前記無線給電路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか他方の面間に、給電素子と受電素子とを相対向させて配置して形成されている、内視鏡システムを提供する。
また、本開示に係る内視鏡システムは、
被検体の内部に挿入される管状の挿入部と、前記挿入部の基端側に配置された操作部と、一側が前記操作部に接続された連結可撓管と、前記連結可撓管の他側に接続された内視鏡装置側コネクタと、を備え
前記内視鏡装置側コネクタとプロセッサ側コネクタとの間での無線信号伝送のための送受信素子と、プロセッサから内視鏡装置への無線給電のための受電素子とを、前記プロセッサの前記プロセッサ側コネクタに対する着脱方向を向いた前記内視鏡装置側コネクタ筐体の端面と着脱方向に沿った前記内視鏡装置側コネクタ筐体の周面とに分けて配置した、内視鏡装置を提供する。
本開示によれば、プロセッサと内視鏡装置との間の無線信号伝送路及び無線給電路について、内視鏡装置側コネクタ筐体とプロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間と周面間とに分けて配置したことから、内視鏡装置とプロセッサとの接続部の小型化、特に内視鏡装置側コネクタの小型化をはかることできる。その結果、内視鏡装置の連結可撓管の取り回しが悪くなったり、操作部の操作性が低下することを防止できる。
本開示に係る一実施形態の内視鏡システムの全体構成図である。 本開示に係る一実施形態の内視鏡システムの全体システム構成図である。 本実施形態の内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分に関係するシステム構成図である。 本実施形態の内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタの構成説明図である。 本実施形態のプロセッサのプロセッサ側コネクタの構成説明図である。 本実施形態の内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタと、プロセッサのプロセッサ側コネクタとの接続状態の説明図である。 内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタの別の実施形態の構成説明図である。 プロセッサのプロセッサ側コネクタの別の実施形態の構成説明図である。 内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタの別の実施形態と、プロセッサのプロセッサ側コネクタの別の実施形態との接続状態の説明図である。
以下、本開示の一実施形態に係る内視鏡システムについて、医療用機器の内視鏡システムを例に説明する。医療用機器の内視鏡システムにおける観察の対象部位は、例えば、呼吸器,消化器等である。呼吸器は、例えば、肺,気管支,耳鼻咽喉等である。消化器は、例えば、大腸,小腸,胃,食道,十二指腸,子宮,膀胱等である。上述のような対象部位を観察する場合、特定の生体構造を強調した画像の活用がより効果的である。
<内視鏡システムの構成>
図1は、本開示に係る一実施形態の内視鏡システムの概略構成図である。
図2は、本開示に係る一実施形態の内視鏡システムの全体システム構成図である。
本実施形態の内視鏡システム1は、内視鏡装置(電子スコープ)100と、プロセッサ200と、モニタ300と、を備えている。
内視鏡装置100は、図1に示すように、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部110と、挿入部110の基端側に配置された操作部120と、一側が操作部120に接続された連結可撓管(ユニバーサルコード)130と、連結可撓管130の他側に接続された内視鏡装置側コネクタ140と、を備えている。
内視鏡装置100は、システム的には、図2に示すように、光源装置201からの照射光を導くLCB(Light Carrying Bundle)101と、LCB101の出射端に設けられた配光レンズ102と、対物レンズ103と、対物レンズ103を介して被照射部分(観察部位)からの戻り光を受光する撮像素子104と、撮像素子104を駆動するドライバ信号処理回路105と、メモリ106と、を備えている。
光源装置201からの照射光は、LCB101の一端側から入射し、LCB101内で全反射を繰り返すことによって、LCB101内を他端側へ伝播する。LCB101は、内視鏡装置側コネクタ140、連結可撓管130、及び操作部120の内部を介して、挿入部110の先端部111に延設されている。LCB101内を伝播した照射光は、挿入部110の先端部111内に配置されたLCB101の他端の出射端から出射され、配光レンズ102を介して、被検体の観察部位に照射される。被照射部分(被検体の観察部位)からの戻り光は、対物レンズ103を介して、先端部111内の撮像素子104の受光面上の各画素で光学像を結ぶ。
撮像素子104には、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられる。撮像素子104は、受光面上の各画素で結像した光学像(生体組織からの戻り光)を光量に応じた電荷として蓄積して、R,G,Bの画像信号を生成して出力する。撮像素子104は、ドライバ信号処理回路105によって駆動され、1フィールドもしくは1フレーム分の画素信号が、所定の時間間隔(例えば1/60秒あるいは1/30秒間隔)で読み出される。なお、撮像素子104は、CCDイメージセンサに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやその他の種類の撮像装置に置き換えてもよい。
操作部120は、挿入部110をはじめとする内視鏡装置100の装置各部の操作を行うものである。例えば、挿入部110の先端部111の向き、すなわち対物レンズ103を介した被検体の観察方向は、操作部120の操作ノブの操作に応動して先端部111の基端側にある湾曲部を湾曲させることにより、調整できる。
連結可撓管130は、操作部120と内視鏡装置側コネクタ140との間を接続し、可撓性部材で形成された管壁部を備えた管状部材で構成されている。連結可撓管130の管内には、各種信号線,LCB101等が挿通配置されている。各種信号線には、例えば、挿入部110の先端部111内部に配設された撮像素子104の駆動信号ラインや画素信号ライン,操作部120に設けられたスイッチからのスイッチ信号ライン等が含まれる。
内視鏡装置側コネクタ140は、プロセッサ200に設けられたプロセッサ側コネクタ240に対して、着脱(挿抜)自在に構成されている。内視鏡装置100は、内視鏡装置側コネクタ140がプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ240に接続された状態で、プロセッサ200との間で信号接続及び電源接続される。
プロセッサ200は、内視鏡装置100からの信号を処理する信号処理装置と、自然光の届かない体腔内を内視鏡装置100を介して照射する光源装置とを、一の筐体内に一体的に備えた装置である。なお、以下では、信号処理装置と光源装置とを、プロセッサと総称することとする。プロセッサの信号処理装置と光源装置とは、別筐体で、個別に構成してもよい。
図2に示すように、プロセッサ200は、光源装置201と、システムコントローラ202と、光学フィルタ203と、光学フィルタドライバ204と、前段信号処理回路205と、色変換回路206と、後段信号処理回路207と、メモリ208とを備えている。
さらに、プロセッサ200は、図示しない操作パネルを備えていてもよい。操作パネルとしては、例えば、プロセッサ200の筐体フロント面に実装された機能毎のハードウェアキーやタッチパネル式GUI(Graphical User Interface)、ハードウェアキーとGUIとの組合せ等が考えられる。
システムコントローラ202は、メモリ208に格納された各種プログラムを実行し、内視鏡システム1全体を統合的に制御する。システムコントローラ202は、制御信号を用いて、プロセッサ200とコネクタ接続されている内視鏡装置100側で制御信号に基づく処理がなされるように、プロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。なお、システムコントローラ202は、上述の操作パネルに接続されていてもよい。この場合、システムコントローラ202は、操作パネルより入力される施術者からの指示に応じて、内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。
光源装置201は、例えば、キセノンランプ,ハロゲンランプ,水銀ランプ,メタルハライドランプ等の高輝度ランプやLED(Light Emitting Diode)で構成することができる。光源装置201からの照射光は、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む光)である。光源装置201からの照射光は、光学フィルタ203を介して、LCB101内に入射する。
内視鏡装置100とプロセッサ200との間での制御信号や映像信号に係るデータ通信は、本実施形態に例示する内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続による光無線通信方式が用いられている。また、プロセッサ200から内視鏡装置100への駆動電力の供給も、両コネクタ110,210の接続による無線給電方式が用いられている(図3参照)。
本実施形態による内視鏡システム1では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間は、括線挿抜が可能に構成されている。つまり、プロセッサ200の主電源をONしたままで、内視鏡装置100の内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ240に接続したり、また、内視鏡装置100の内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ240から取り外したりすることができるようになっている。この括線挿抜を実現するため、プロセッサ200には、内視鏡装置100の接続・取り外しを検知し、その検知結果に基づいて、プロセッサ200内に設けられた給電部260やレーザドライバ257等の動作の有効(enable)・無効(disable)を制御する構成も備えられている。
<内視鏡装置とプロセッサとのコネクタ接続部分のシステム構成>
図3は、内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分に関係するシステム構成図である。
図3は、主に内視鏡装置100,プロセッサ200それぞれの図2に示したシステム構成を、両者間の無線信号伝送及び無線給電に関係する視点から表したものである。
内視鏡装置100は、例えば、内視鏡装置100の全体動作を制御する第1コントローラ151と、画像処理に関する動作を制御する第2コントローラ152と、プロセッサ200から給電される電源を無線で受電する受電部160と、受電部160の受電出力から内視鏡装置100の各部の駆動電源を生成する電源回路161と、プロセッサ200から光通信で送信されてきた制御信号等を受信(受光)するフォトダイオード153と、フォトダイオード153の受信した信号レベルを増幅するトランスインピーダンス増幅器154と、トランスインピーダンス増幅器154で増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換するリミッティングアンプ155と、内視鏡装置100側からプロセッサ200側に撮像素子104で取得した映像信号や制御信号の応答信号等をそれぞれ光通信で送信するレーザダイオード156と、レーザダイオード156を駆動するレーザドライバ157と、を備えている。この場合、第1コントローラ151は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、第2コントローラ152は、例えば、FPGA(field-programmable gate array)で構成することができる。
一方、プロセッサ200は、プロセッサ200の全体動作を制御する第1コントローラ251と、電源供給・停止を制御すると共に、画像処理に関する動作を制御する第2コントローラ252と、後段信号処理回路207と、第2コントローラ252からの制御に応答して、内視鏡装置100に対する無線による電源供給の開始・停止を行う給電部260と、制御信号等を内視鏡装置100に対して光通信で送信するレーザダイオード256と、レーザダイオード256を駆動するレーザドライバ257と、内視鏡装置100から光通信で送信されてきた映像信号や制御信号の応答信号等を受信するフォトダイオード253と、フォトダイオード253の受信した信号レベルを増幅するトランスインピーダンス増幅器254と、トランスインピーダンス増幅器254で増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換するリミッティングアンプ255と、第2コントローラ252の制御に基づいて、制御信号送信用のレーザダイオード256やレーザドライバ257,制御信号受信用のフォトダイオード253,トランスインピーダンス増幅器254,及びリミッティングアンプ255に対し、電源供給の開始・停止を行う第1パワーIC228と、映像信号受信用のフォトダイオード253,トランスインピーダンス増幅器254,及びリミッティングアンプ227に対し、電源供給の開始・停止を行う第2パワーIC229と、を備えている。この場合、第1コントローラ251は、例えば、CPUで構成することができ、第2コントローラ252は、例えば、FPGAで構成することができる。
プロセッサ200においては、コントローラ251,252と後段信号処理回路207とが、電源ON状態保持側回路として構成され、これら以外の構成要素は、電源供給ON/OFF切替側回路として構成されている。電源ON状態保持側回路の構成要素(第1コントローラ251,後段信号処理回路207,第2コントローラ252)は、内視鏡システム使用時に、内視鏡装置100の挿抜に関係なく、電源ON状態にしておくことができる。一方、電源供給ON/OFF切替側回路の構成要素は、内視鏡装置100の取り外し状態では電源供給がOFF状態となるように第2コントローラ252によって制御される。ただし、給電部260、第1パワーIC228、及び第2パワーIC229は、内視鏡装置の取り外し状態であっても電源には接続されているが、それぞれからの電源供給は無効(disable)となっている。
図3に示した例では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、一対の相対向するレーザダイオード156-1とフォトダイオード253-1、一対の相対向するレーザダイオード156-2とフォトダイオード253-2によって、映像信号伝送用の2つのチャネルが形成されている。同様にして、一対の相対向するフォトダイオード153-1とレーザダイオード256-1、一対の相対向するレーザダイオード156-3とフォトダイオード253-3によって、送受信が分離された、制御信号伝送用の2つのチャネルが形成されている。すなわち、図3に示した例では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、計4つの光信号伝送用のチャネルが形成されている。
また、内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、一対の給電部260と受電部160によって、無線電力伝送部の無線給電路が形成されている。本実施形態の場合、無線給電路は、例えば、電磁誘導方式によって構成されている。そのため、無線給電路は、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続状態で相対向させられる、給電部260に備えられた給電用コイルと受電部160に備えられた受電用コイルとの間で形成されている。そして、電源回路161の出力は、必要に応じて電流逆流防止ダイオードのような電流逆流防止素子162を介して、第1コントローラ151,第2コントローラ152,フォトダイオード153,トランスインピーダンス増幅器154,リミッティングアンプ155,レーザダイオード156,レーザドライバ157、等の、内視鏡装置100に備えられたそれぞれ回路負荷と接続されている。無線電力伝送部は、これら内視鏡装置100側の回路負荷に対し、プロセッサ200側から駆動電力を無線給電するようになっている。
なお、一対の給電部260と受電部160とによって構成される無線給電路は、電磁誘導方式による無線給電路に限られない。例えば、電界結合方式で構成した場合は、無線給電路は、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続状態で相対向させられる、給電部260に備えられた給電用キャパシタと受電部160に備えられた受電用キャパシタとの間で形成される。
加えて、図示の例では、無線電力伝送部は、一対の給電部260と受電部160とから形成される無線給電路を1つ備えた構成としたが、一対の給電部260と受電部160とから形成される無線給電路を複数備えた構成としてもよい。この場合は、各無線給電路の受電部160に接続された電源回路161それぞれから、内視鏡装置100の駆動電源が生成される。各電源回路161の出力は、それぞれ電流逆流防止素子162を介して互いに接続された後、内視鏡装置100のそれぞれ回路負荷と接続され、これら回路負荷に対し、駆動電力を供給できるようになっている。このように、無線電力伝送部を、一対の給電部260と受電部160とから形成される無線給電路を複数備える構成とし、内視鏡装置100の駆動電源を、各受電部160とそれぞれ対応する各電源回路161とで、並列電源として構成してもよい。このように、内視鏡装置100の駆動電源を並列電源化すれば、内視鏡装置100の高機能化等によって内視鏡装置100の回路負荷の消費電力が増加するような場合であっても、容易に対応できるようになる。
したがって、内視鏡装置とプロセッサとのコネクタ接続部分は、光信号伝送用のチャネル及び無線電力伝送部によって、内視鏡装置100とプロセッサ200との間を電気的に非接触化することができ、内視鏡装置100とプロセッサ200との間の絶縁をはかることができ、内視鏡装置100側の回路を患者側回路に、プロセッサ200側の回路を2次側回路にすることができる。
<コネクタ部分の構成>
図4,図5は、内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタ、プロセッサのプロセッサ側コネクタの構成説明図である。
図4(a)は、内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタの断面模式図である。図4(b)は、内視鏡装置側コネクタの接続端面の外観模式図である。
図5(a)は、プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタの断面模式図である。図5(b)は、プロセッサ側コネクタの接続端面の外観模式図である。
図4(a),図5(a)は、図4(b),図5(b)中でa−a矢視方向に視た断面模式図に該当し、図4(b),図5(b)は、図4(a),図5(a)中でb−b矢視方向に視たコネクタの接続端面の外観模式図に該当する。
また、各図中に示した座標軸おいて、x軸方向は、内視鏡装置側コネクタ110とプロセッサ側コネクタ210との接続方向(着脱(挿抜)方向)であり、このx軸方向が内視鏡装置側コネクタ110及びプロセッサ側コネクタ210の長さ方向を示すことにすると、y軸方向は、内視鏡装置側コネクタ110及びプロセッサ側コネクタ210の幅方向に、z軸方向は、内視鏡装置側コネクタ110及びプロセッサ側コネクタ210の高さ方向に、それぞれ該当する。
(i)内視鏡装置側コネクタの構成
図4に示すように、内視鏡装置側コネクタ140は、一端側がプロセッサ側コネクタ240とのコネクタ接続部141Aとなり、他端側が連結可撓管130の管接続部141Bとなった中空筒状の内視鏡装置側コネクタ筐体141を有する。そして、内視鏡装置側コネクタ筐体141のコネクタ接続部141Aの接続端の外周面形状は、図示の例では、図4(b)に示すような、角丸四角形状になっている。このため、図示の例では、内視鏡装置側コネクタ筐体141のコネクタ接続部141Aは、内視鏡装置側コネクタ140の着脱(挿抜)方向(図では、x軸方向)から眺めて、筐体上面141Au,筐体下面141Ad,筐体左側面141Al,筐体右側面141Arを有した形態になっている。コネクタ接続部141Aにおける筐体上面141Au,筐体下面141Ad,筐体左側面141Al,筐体右側面141Arは、内視鏡装置側コネクタ140のプロセッサ200側との接続周面部141Cを形成する。
また、内視鏡装置側コネクタ筐体141のプロセッサ200側との接続端には、中空筒状のコネクタ筐体内部を外部から画成するように、接続端壁部141Awが接続周面部141Cと一体的に形成されている。接続端壁部141Awは、コネクタ接続部141Aの軸方向である内視鏡装置側コネクタ140の着脱(挿抜)方向に関して、中空筒状の筐体内部を外部と画成し、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eを形成する。接続端面部141Eには、信号送受信用窓142と、ライトガイド配設孔143が形成されている。
図4(b)に示した例では、接続端面部141Eの端面上における下方側(z軸の−方向側)の予め定められた規定位置に、各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1専用の4つの独立した信号送受信用窓142が、幅方向(y軸方向)に沿って横一列に配列されて形成されている。また、この4つの独立した信号送受信用窓142の上方側(z軸の+方向側)の、接続端面部141Eの端面上における予め定められた規定位置には、内視鏡装置100側のライトガイド配設孔143が形成されている。
コネクタ接続部141A側の内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内には、図3に示した各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1が、それぞれ対応する信号送受信用窓142にその発光面又は受光面を臨ませて設けられている。図4(b)に示した例では、接続端面部141Eの幅方向(y軸の+方向)に沿って、レーザダイオード156-3、フォトダイオード153-1、レーザダイオード156-2,156-1の順で、それぞれ発光面又は受光面を内視鏡装置側コネクタ140の接続方向(x軸の+方向)に向けて、対応する信号送受信用窓142から臨ませて設けられている。
各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1は、各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1が搭載された図示せぬ非接触送受信基板144を内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内の規定位置に配置することによって、それぞれ対応する信号送受信用窓142にその発光面又は受光面を臨ませて一括的に設けることできる構造になっている。そのため、非接触送受信基板144は、内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内の所定位置に配置された状態で、各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1の発光面又は受光面をそれぞれ対応する信号送受信用窓142と対向させることができる板面上の所定位置に、レーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1を位置決め搭載できるようになっている。
さらに、図示の例では、非接触送受信基板144には、これらレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1と共に、図3に示した、各チャネルのレーザドライバ157や、トランスインピーダンス増幅器154及びリミッティングアンプ155も実装されるようになっている(図4(b)では、図示省略)。チャネルそれぞれのレーザドライバ157やトランスインピーダンス増幅器154は、対応するレーザダイオード156またはフォトダイオード153と板面上で配線接続される。図示の例では、レーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1、チャネルそれぞれのレーザドライバ157やトランスインピーダンス増幅器154が実装された非接触送受信基板144で、内視鏡装置100側の無線信号伝送部を構成できるようになっている。
ところで、内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内には、内視鏡装置側コネクタ140の管接続部141Bに接続された連結可撓管130から、管内を挿通配置された撮像素子104の駆動信号ラインや画素信号ライン,操作部120のスイッチからのスイッチ信号ライン,内視鏡装置100側のLCB101が導入される。そのうち、導入された内視鏡装置100側のLCB101は、内視鏡装置側ライトガイド145に接続固定される。内視鏡装置側ライトガイド145は、図4(a)に示すように、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eに形成されたライトガイド配設孔143に位置決め固定され、その延設方向を内視鏡装置側コネクタ140の接続方向(x軸の+方向)に向けて、接続端面部141Eから外方に突出させて設けられている。内視鏡装置側ライトガイド145は、ライトガイド本体を構成する金属部が後述の信号処理基板170をはじめとする内視鏡装置100の内部回路のグランドと共通になっており、後述のプロセッサ側ライトガイド244と接続されると、容量結合によって交流的に導通されるようになっている。
一方、内視鏡装置側コネクタ100の接続周面部141C、図示の例では内視鏡装置側コネクタ筐体141の無線接続部141Aにおける筐体下面141Adには、所定形状、所定大きさの受電開口部146が形成されている。受電開口部146には、受電開口部146を閉塞するように、非接触受電基板163が設けられている。
非接触受電基板163は、板面上に、磁気シールド用の磁性シート164を介して、受電コイル165が搭載された構成になっている。受電コイル165には、例えば、薄型スパイラルコイル又は薄膜コイル等のような平板若しくは平面形状のコイルが用いられ、磁束方向を非接触受電基板163の板面と直交させるようにして、非接触受電基板163の板面上に、磁性シート164を介して、搭載されている。
非接触受電基板163は、受電開口部145を閉塞して受電開口部145から受電コイル165を筐体外部に臨ませ、受電コイル165の磁束方向が筐体下面141Ad(接続周面部141C )と直交させるようにして、内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内に配置固定されている。
非接触受電基板163には、受電コイル165に加えて、図3に示した、無線給電路の電源回路161や電流逆流防止素子162も実装されている。非接触受電基板163は、内視鏡装置100の電源供給回路として、信号処理基板170,非接触送受信基板142それぞれと基板間接続され、信号処理基板149及び非接触送受信基板142にそれぞれ駆動電源を供給する。非接触受電基板163の板面上では、搭載された受電コイル165は、非接触受電基板163に実装された無線給電路の電源回路161と配線接続されている。図示の例では、受電コイル165,電源回路161,電流逆流防止素子162が実装された非接触受電基板163で、内視鏡装置100側の無線電力伝送部を構成できるようになっている。
さらに、図示の例では、内視鏡装置側コネクタ100の接続周面部141Cとしての無線接続部141Aにおける筐体上面141Auの所定位置には、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ240に接続した状態で、内視鏡装置側コネクタ140の、プロセッサ側コネクタ240からの抜け止めをはかる抜け止め機構180の係合凹部183が形成されている。
そして、内視鏡装置側コネクタ筐体141の筒状の筐体内部には、非接触送受信基板144、非接触受電基板163に加え、内視鏡装置100の信号処理基板170が収容固定されている。
信号処理基板170には、図3に示した、内視鏡装置100の全体動作を制御する第1コントローラ151、画像処理に関する動作を制御する第2コントローラ152、等が実装されている。また、信号処理基板170には、連結可撓管130内に挿通配置されている、撮像素子104の駆動信号ラインや画素信号ライン,操作部120のスイッチからのスイッチ信号ラインそれぞれの一方端も配線接続されている。信号処理基板170は、前述したように、非接触送受信基板144や非接触受電基板163とも、基板間同士で信号及び電源接続されている。
このように、本実施形態による内視鏡装置側コネクタ140は、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との間での無線信号伝送のためのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1と、プロセッサ200から内視鏡装置100への無線給電のための受電コイル165とを、プロセッサ200のプロセッサ側コネクタ240に対する着脱方向(x軸方向)を向いた内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eと着脱方向(x軸方向)に沿った内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続周面部141Cとに分けて配置した構成になっている。
これにより、本実施形態の内視鏡装置側コネクタ140によれば、例えば内視鏡システム1の高性能化及び高機能化によって内視鏡装置100とプロセッサ200との間の伝送量が増大しても、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制しながら、隣り合う光信号伝送用のチャネル同士間での信号の干渉やクロストークの発生可能性を防止しつつ光信号伝送用のチャネルの多チャンネル化にも容易に対応することができる構成になっている。また、内視鏡装置自体の高機能及び多機能化に伴う内視鏡装置側の電力消費の増加に対しても、受電部160の受電コイル165を大型化したり、受電コイル165を複数設けて無線給電路を複数にしても、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eは受電部160の変化に伴う影響を受けないので、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制できる構成になっている。
(ii)プロセッサ側コネクタの構成
図5に示すように、プロセッサ側コネクタ240は、一端側に内視鏡装置側コネクタ140の無線接続部141Aが着脱自在な嵌装孔241Aが形成された、プロセッサ側コネクタ筐体241を有する。プロセッサ側コネクタ240は、プロセッサ200の本体筐体210に形成された設置孔211(図1参照)からプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aの孔開口を外部に臨ませるようにして、本体筐体210に取り付け固定される。
プロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aは、内視鏡装置側コネクタ140の受電部160を収容可能な孔深さすなわち孔軸方向に沿った長さを有する有底の孔で、内視鏡装置側コネクタ140の無線接続部141Aが挿抜可能な、孔軸に垂直な孔内周面形状を有する。図示の例では、嵌装孔241Aの孔内周面形状は、図5(b)で示されるような、内視鏡装置側コネクタ140の無線接続部141Aの外周面形状と同様な角丸四角形状になっている。このため、図示の例では、プロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aの孔内周面形状は、図示のように、内視鏡装置側コネクタ110の接続方向から(x軸の−側から+側へ)眺めて、孔内上面241Au,孔内下面241Ad,孔内左側面241Al,孔内右側面241Ar,孔底面241Awを有した形状になっている。これにより、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、プロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aの孔内上面241Au,孔内下面241Ad,孔内左側面241Al,孔内右側面241Arは、内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体上面141Au,筐体下面141Ad,筐体左側面141Al,筐体右側面141Arとそれぞれ相対向させることができ、嵌装孔241Aの孔底面241Awを、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端壁部141Awに相対向させることができるようになっている。したがって、内視鏡装置側コネクタ140の接続周面部141Cに相対向する、プロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aの孔内上面241Au,孔内下面241Ad,孔内左側面241Al,孔内右側面241Arは、プロセッサ側コネクタ241の接続周面部241Cになり、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eに相対向する、嵌装孔241Aの孔底面241Awは、プロセッサ側コネクタ241の接続端面部241Eになる。
その上で、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、プロセッサ側コネクタ241の接続周面部241Cを形成する嵌装孔241Aの孔内下面241Adには、磁気シールド用の磁性シート264を介して給電コイル265が搭載された非接触給電基板263が、内視鏡装置側コネクタ140の非接触受電基板163の受電コイル165と相対向させるようにして、孔内面から突出しないように配置固定されている。
図示の例では、給電コイル265も、受電コイル165と同様な薄型スパイラルコイル又は薄膜コイル等のような平板若しくは平面形状のコイルが用いられ、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、給電コイル265の磁束方向と受電コイル165の磁束方向とを一致させることができるようになっている。
同様に、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、プロセッサ側コネクタ240の接続端面部241E形成する嵌装孔241Aの孔底面241Awには、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端壁部141Awに設けられた各信号送受信用窓142及びライトガイド配設孔143と相対向させるようにして、各信号送受信用窓242及びライトガイド配設孔243が形成されている。
図5(b)に示した例では、プロセッサ側コネクタ240の接続端面部241Eの端面上における下方側(z軸の−方向側)の予め定められた規定位置に、各チャネルのフォトダイオード253-1〜253-3及びレーザダイオード256-1専用の4つの独立した信号送受信用窓242が、幅方向(y軸の−方向)に沿って横一列に配列されて形成されている。また、この4つの独立した信号送受信用窓242の上方側(z軸の+方向側)の、接続端面部241Eの端面上における予め定められた規定位置には、プロセッサ200側のライトガイド配設孔243が形成されている。
プロセッサ側コネクタ筐体241には、図3に示した各チャネルのフォトダイオード253-1〜253-3及びレーザダイオード256-1が、それぞれ対応する信号送受信用窓242にその発光面又は受光面を臨ませて設けられている。図5(b)に示した例では、接続端面部241Eの幅方向(y軸の+方向)に沿って、フォトダイオード253-3、レーザダイオード256-1、フォトダイオード253-2,253-1の順で、それぞれ受光面又は発光面を内視鏡装置側コネクタ140の接続方向(x軸の−方向)に向けて、対応する信号送受信用窓242から臨ませて設けられている。
これにより、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態では、図3に示すように、プロセッサ側コネクタ240のフォトダイオード253-1,253-2,253-3のそれぞれ受光面が、内視鏡装置側コネクタ140のレーザダイオード156-1,156-2,156-3のそれぞれ発光面に相対向し、プロセッサ側コネクタ240のレーザダイオード256-1の発光面が、内視鏡装置側コネクタ140のフォトダイオード153-1の受光面に相対向する。
また、プロセッサ側コネクタ筐体241のライトガイド配設孔243には、プロセッサ200側のLCB101のプロセッサ側ライトガイド244が設けられている。内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、プロセッサ200側のLCB101のプロセッサ側ライトガイド244は、内視鏡装置100側のLCB101の内視鏡装置側ライトガイド144に接合し、光源装置201からの照射光を挿入部110の先端部111に導くLCB101が形成される。
プロセッサ側コネクタ240の嵌装孔241Aの孔内上面241Auを形成する、プロセッサ側コネクタ筐体241の筐体部分には、抜け止め機構180が設けられている。抜け止め機構180は、内視鏡装置側コネクタ140がプロセッサ側コネクタ240に接続された状態で、係止作動部181の係止片182が内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体上面141Auに形成されている係合凹部183と係合し、その接続状態を抜け止め保持する。係止作動部181は、その係止片182が嵌装孔241Aの孔上面241Auから嵌装孔241Aの孔内内方に突出するように常時付勢する構成になっている。
<内視鏡システムの内視鏡装置とプロセッサとのコネクタ接続状態>
図6は、内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタと、プロセッサのプロセッサ側コネクタとの接続状態の説明図である。
図6に示すように、本実施の形態に係る内視鏡システム1では、内視鏡装置側コネクタ筐体141の一端側の無線接続部141Aを、プロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに挿入配置することによって、内視鏡装置側コネクタ140は、プロセッサ側コネクタ240に対して接続状態になる。なお、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続状態では、抜け止め機構180の作動によって、両者の接続状態が自動的に保持されるようになっている。図示の例では、抜け止め機構180は、両者が接続状態になると、バネ等の付勢手段によって付勢されてプロセッサ側コネクタ筐体241に設けられた係止作動部181の係止片182が内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体上面141Auに設けられた係合凹部183に係合して、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ240に係止する構成になっている。また、内視鏡装置側コネクタ140のプロセッサ側コネクタ240に対する係止状態は、付勢手段の付勢力に抗して係止作動部181の係止片182を移動させることにより係止解除でき、この係止解除した状態で、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ240から離脱させることできる。
この内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続状態において、内視鏡装置側コネクタ140の接続周面部141C(無線接続部141Aの筐体下面141Ad)に設けられた受電コイル165が、プロセッサ側コネクタ240の接続周面部241C(嵌装孔241Aの孔内下面241Ad)に設けられた給電コイル265に相対向する状態になり、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との間には、図3に示すように、給電部260と受電部160との対からなる無線給電路が形成される。これにより、内視鏡装置100に備えられたそれぞれ回路負荷には、この無線給電路を介して、駆動電力が供給可能になる。
また、この内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との接続状態において、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eに形成された各チャネルの信号送受信用窓142が、プロセッサ側コネクタ240の接続端面部241E形成された各チャネルの信号送受信用窓242と相対向し、内視鏡装置側コネクタ140における各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1の発光面又は受光面も、プロセッサ側コネクタ240における各チャネルのフォトダイオード253-1〜253-3及びレーザダイオード256-1と相対向し、内視鏡装置100とプロセッサ200との間で、制御信号,映像信号等の信号伝送が可能になる。同様に、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eに設けられた内視鏡装置側ライトガイド145は、プロセッサ側コネクタ240の接続端面部241Eに設けられたプロセッサ側ライトガイド245と接合し、プロセッサ200の光源装置201からの照射光を、LCB101を介して、内視鏡装置100の挿入部110の先端部111に導くことが可能になる。
本実施形態の内視鏡装置システムによれば、内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ240に対して接続してなる内視鏡装置100の使用状態において、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との間での無線信号伝送路と、プロセッサ200から内視鏡装置100への無線給電路とを、内視鏡装置側コネクタ140のプロセッサ側コネクタ240に対する着脱方向(x軸方向)を向いた内視鏡装置側コネクタ140及びプロセッサ側コネクタ240の接続端面部141E,241Eと、着脱方向(x軸方向)に沿った内視鏡装置側コネクタ140及びプロセッサ側コネクタ240の接続周面部141C,241Cとに分けて配置したので、無線信号伝送路と無線給電路とが互いに平行にならず、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制でき、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続部の小型化をはかりながら、内視鏡装置100の連結可撓管130の取り回しや操作部120の操作性の向上をはかることができる。
<本開示の別の実施形態>
本開示の別の実施形態に係る内視鏡システム1’について、医療用機器の内視鏡システムを例に、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態に係る内視鏡システムの説明に当たっては、前述した実施形態に係る内視鏡システム1と同一又は同様な構成部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
<内視鏡装置とプロセッサとのコネクタ接続部分のシステム構成>
内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、図3に示した内視鏡装置100,プロセッサ200それぞれのコネクタ部分に関係するシステム構成における計4つの光信号伝送用のチャネル及び無線電力伝送部の無線給電路に加えて、内視鏡装置側コネクタ140に備えられた内視鏡装置側電気接点部190とプロセッサ側コネクタ240に備えられたプロセッサ側電気接点部290との当接による非無線伝送部がさらに備えられている。非無線伝送部は、内視鏡装置100とプロセッサ200との間の信号伝送用の有線チャネルであっても、プロセッサ200から内視鏡装置100への有線給電路であってもよい。
<コネクタ部分の構成>
図7,図8は、内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタ、プロセッサのプロセッサ側コネクタの構成説明図である。
図7(a)は、内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタの断面模式図である。図7(b)は、内視鏡装置側コネクタの接続端面の外観模式図である。
図8(a)は、プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタの断面模式図である。図8(b)は、プロセッサ側コネクタの接続端面の外観模式図である。
図7(a),図8(a)は、図7(b),図8(b)中でa−a矢視方向に視た断面模式図に該当し、図7(b),図8(b)は、図7(a),図8(a)中でb−b矢視方向に視たコネクタの接続端面の外観模式図に該当する。
(i)内視鏡装置側コネクタの構成
内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端壁部141Awは、コネクタ接続部141Aの軸方向である内視鏡装置側コネクタ140の着脱(挿抜)方向に関して、中空筒状の筐体内部を外部と画成し、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eを形成する。接続端面部141Eには、伝送開口部148が形成されている。伝送開口部148には、非接触送受信基板144が取り付けられ、閉塞されている。非接触送受信基板144には、基板上における予め定められた規定位置に、各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1と、内視鏡装置側ライトガイド145とが、伝送開口部148に対する取付前に、予め取り付けられている。
一方、内視鏡装置側コネクタ100の接続周面部141C、図示の例では内視鏡装置側コネクタ筐体141の無線接続部141Aにおける筐体下面141Adには、所定形状、所定大きさの受電開口部146及び接点開口部147が長さ方向(x軸方向)に沿って並べて形成されている。内視鏡装置側コネクタ筐体141の筐体内部には、受電開口部146及び接点開口部147を閉塞するように、非接触受電基板163が設けられている。
非接触受電基板163の板面上における受電開口部146該当部分には、磁気シールド用の磁性シート164を介して、受電コイル165が搭載され、接点開口部147該当部分には、内視鏡装置側電気接点部190が搭載されている。
このように、本実施形態による内視鏡装置側コネクタ140は、内視鏡装置側コネクタ140とプロセッサ側コネクタ240との間での無線信号伝送のためのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1と、プロセッサ200から内視鏡装置100への無線給電のための受電コイル165及び非無線伝送部を構成する内視鏡装置側電気接点部190とを、プロセッサ200のプロセッサ側コネクタ240に対する着脱方向(x軸方向)を向いた内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eと着脱方向(x軸方向)に沿った内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続周面部141Cとに分けて配置した構成になっている。
これにより、本実施形態の内視鏡装置側コネクタ140によれば、例えば内視鏡システム1の高性能化及び高機能化によって内視鏡装置100とプロセッサ200との間の伝送量が増大しても、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制しながら、隣り合う光信号伝送用のチャネル同士間での信号の干渉やクロストークの発生可能性を防止しつつ光信号伝送用のチャネルの多チャンネル化にも容易に対応することができる構成になっている。また、内視鏡装置自体の高機能及び多機能化に伴い非無線伝送部の内視鏡装置側電気接点部190を追加しても、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eは受電部160や非無線伝送部の内視鏡装置側電気接点部190の影響を受けないので、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制できる構成になっている。
また、各チャネルのレーザダイオード156-1〜156-3及びフォトダイオード153-1と内視鏡装置側ライトガイド145とは、伝送開口部148に対する取付前に、非接触送受信基板144の基板上における予め定められた規定位置に取り付けられてアセンブリ化されているので、光信号伝送用のチャネルの数が変化しても、内視鏡装置側コネクタ筐体141の種類を変えることなく、非接触送受信基板144だけを取り換えるだけで容易に対応することができる。
(ii)プロセッサ側コネクタの構成
内視鏡装置側コネクタ140をプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装した状態で、プロセッサ側コネクタ241の接続周面部241Cを形成する嵌装孔241Aの孔内下面241Adには、磁気シールド用の磁性シート264を介して給電コイル265が搭載された非接触給電基板263が、内視鏡装置側コネクタ140の非接触受電基板163の受電コイル165と相対向させるようにして、孔内面から突出しないように配置固定されている。また、プロセッサ側電気接点部290が、内視鏡装置側コネクタ140の内視鏡装置側電気接点部190と相対向させるようにして設けられている。プロセッサ側電気接点部290は、内視鏡装置側コネクタ140の内視鏡装置側電気接点部190との当接を確保できるように、内視鏡装置側コネクタ140がプロセッサ側コネクタ筐体241の嵌装孔241Aに嵌装されていない状態では、図示せぬ付勢手段によって孔内面から進退可能に僅かだけ突出している。
また、プロセッサ側コネクタにおいても、各チャネルのレーザダイオード253-1〜253-3及びフォトダイオード256-1とプロセッサライトガイド245とは、伝送開口部248に対する取付前に、非接触送受信基板244の基板上における予め定められた規定位置に取り付けられてアセンブリ化されている。
<内視鏡システムの内視鏡装置とプロセッサとのコネクタ接続状態>
図9は、内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタと、プロセッサのプロセッサ側コネクタとの接続状態の説明図である。
図9に示すように、本実施の形態に係る内視鏡システム1’でも、内視鏡装置側コネクタ140に備えられた内視鏡装置側電気接点部190とプロセッサ側コネクタ240に備えられたプロセッサ側電気接点部290との当接による非無線伝送部が追加されたにもかかわらず、内視鏡装置側コネクタ筐体141の接続端面部141Eの面積の大型化を抑制でき、内視鏡装置100とプロセッサ200との接続部の小型化をはかりながら、内視鏡装置100の連結可撓管130の取り回しや操作部120の操作性の向上をはかることができる。
<変形例>
本開示に係る内視鏡システム及び内視鏡装置の実施形態は、図示した実施形態に限られるものではなく、種々の変形例を採用可能である。例えば、内視鏡装置側コネクタ140の形状については、接続端面部141Eの周面形状は、角丸四角形状に限られるものではなく、例えば、それ以外の多角形状や円形状であってもよい。また、図示した実施形態では、内視鏡装置100は、内視鏡装置側コネクタ140の接続端面部141Eに無線信号伝送部を構成し、接続周面部141Cに無線電力伝送部を構成したが、接続端面部141Eに無線電力伝送部を構成し、接続周面部141Cに無線信号伝送部を構成してもよい。
<本開示の特定事項>
(1)特定事項1
内視鏡装置と、プロセッサとを有し、
前記内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより構成される無線信号伝送路及び無線給電路を介して、前記プロセッサと前記内視鏡装置との間の信号伝送及び前記プロセッサから前記内視鏡装置への給電を行い、
前記無線信号伝送路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、内視鏡装置側コネクタ筐体とプロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか一方の相対向する面間に、送信素子と受信素子とを相対向させて配置して形成され、
前記無線給電路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか他方の面間に、給電素子と受電素子とを相対向させて配置して形成されている、内視鏡システム。
(2)特定事項2
特定事項1において、
前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面は、
前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの着脱方向に近接離間する、前記内視鏡装置側コネクタ筐体、前記プロセッサ側コネクタ筐体それぞれの筐体端面であり、
前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する周面は、
前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの着脱方向に沿って延びる、前記内視鏡装置側コネクタ筐体、前記プロセッサ側コネクタ筐体それぞれの筐体周面である、内視鏡システム。
(3)特定事項3
被検体の内部に挿入される管状の挿入部と、前記挿入部の基端側に配置された操作部と、一側が前記操作部に接続された連結可撓管と、前記連結可撓管の他側に接続された内視鏡装置側コネクタと、を備え
前記内視鏡装置側コネクタとプロセッサ側コネクタとの間での無線信号伝送のための送受信素子と、プロセッサから内視鏡装置への無線給電のための受電素子とを、前記プロセッサの前記プロセッサ側コネクタに対する着脱方向を向いた内視鏡装置側コネクタ筐体の端面と着脱方向に沿った前記内視鏡装置側コネクタ筐体の周面とに分けて配置した、内視鏡装置。
1 内視鏡システム、
100 内視鏡装置、
110 挿入部、
120 操作部、
130 連結可撓管、
140 内視鏡装置側コネクタ、
141 内視鏡装置側コネクタ筐体、
141A コネクタ接続部、
141B 管接続部、
141Au 筐体上面、
141Ad 筐体下面、
141Al 筐体左側面、
141Ar 筐体右側面、
141Aw 接続端壁部、
141C 接続周面部、
141E 接続端面部、
142 信号送受信用窓、
143 ライトガイド配設孔、
144 非接触送受信基板、
145 内視鏡装置側ライトガイド、
146 受電開口部、
147 接点開口部、
148 伝送開口部、
160 受電部、
161 電源回路、
162 電流逆流防止素子、
163 非接触受電基板、
164 磁性シート、
165 受電コイル、
170 信号処理基板、
180 抜け止め機構、
181 係止作動部、
182 係止片、
183 係合凹部、
190 内視鏡装置側電気接点部、
200 プロセッサ、
210 本体筐体、
211 設置孔、
240 プロセッサ側コネクタ、
241 プロセッサ側コネクタ筐体、
241A 嵌装孔、
241Au 孔内上面、
241Ad 孔内下面、
241Al 孔内左側面、
241Ar 孔内右側面、
241Aw 孔底面、
241C 接続周面部、
241E 接続端面部、
242 信号送受信用窓、
243 ライトガイド配設孔、
244 非接触送受信基板、
245 プロセッサ側ライトガイド、
260 給電部、
263 非接触給電板、
264 磁性シート、
265 給電コイル、
290 プロセッサ側電気接点部

Claims (3)

  1. 内視鏡装置と、プロセッサとを有し、
    前記内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより構成される無線信号伝送路及び無線給電路を介して、前記プロセッサと前記内視鏡装置との間の信号伝送及び前記プロセッサから前記内視鏡装置への給電を行い、
    前記無線信号伝送路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、内視鏡装置側コネクタ筐体とプロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか一方の相対向する面間に、送信素子と受信素子とを相対向させて配置して形成され、
    前記無線給電路は、前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面間又は周面間のうちのいずれか他方の面間に、給電素子と受電素子とを相対向させて配置して形成されている、内視鏡システム。
  2. 請求項1において、
    前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する端面は、
    前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの着脱方向に近接離間する、前記内視鏡装置側コネクタ筐体、前記プロセッサ側コネクタ筐体それぞれの筐体端面であり、
    前記内視鏡装置側コネクタ筐体と前記プロセッサ側コネクタ筐体との相対向する周面は、
    前記内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサ側コネクタとの着脱方向に沿って延びる、前記内視鏡装置側コネクタ筐体、前記プロセッサ側コネクタ筐体それぞれの筐体周面である、内視鏡システム。
  3. 被検体の内部に挿入される管状の挿入部と、前記挿入部の基端側に配置された操作部と、一側が前記操作部に接続された連結可撓管と、前記連結可撓管の他側に接続された内視鏡装置側コネクタと、を備え
    前記内視鏡装置側コネクタとプロセッサ側コネクタとの間での無線信号伝送のための送受信素子と、プロセッサから内視鏡装置への無線給電のための受電素子とを、前記プロセッサの前記プロセッサ側コネクタに対する着脱方向を向いた内視鏡装置側コネクタ筐体の端面と着脱方向に沿った前記内視鏡装置側コネクタ筐体の周面とに分けて配置した、内視鏡装置。
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