JP2021029423A - 電気掃除機の吸込口構造体およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口構造体およびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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【課題】掃除性能が優れた電気掃除機の吸込口構造体およびそれを備えた電気掃除機を提供すること。【解決手段】吸込口を有する吸込部と、前記吸込口を覆うように前記吸込部に設けられた床拭き部とを備え、前記吸込部と前記床拭き部とは互いに往復移動方向にスライド可能に結合しており、前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の一方向へスライドした第1スライド状態では前記吸込口の前記一方向側が開きかつ他方向側が閉じ、前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の他方向へスライドした第2スライド状態では前記吸込口の前記他方向側が開きかつ前記一方側が閉じるように構成された電気掃除機の吸込口構造体。【選択図】図7

Description

本発明は、電気掃除機の吸込口構造体およびそれを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機の吸込口体として、吸込口を有する吸込部と、吸込口に隣接するように吸込口部に設けられた床拭き部とを備え、床面上の塵埃を吸込部にて吸引除去することおよび床面上の塵埃を床拭き部材にて拭き取ることが可能な吸込口体がある。
従来のこの種の吸込口体として、例えば特許文献1では、床面側の中央部に頂部を有する断面形状が逆三角形の本体ケースを有すると共に、本体ケースの頂部を挟んだ一方側に設けられた吸込口および他方側に設けられた床拭き部を有する吸込口体(掃除機用床ノズル)が提案されている。
特許文献1の吸込口体は、本体ケースの連結部に筒状のハンドルが左右方向の軸心を中心として揺動可能に連結されており、このハンドルにスティック型またはキャニスター型の掃除機本体の延長管を接続可能となっている。
特許文献1の吸込口体によれば、ハンドルを吸込口とは反対側に傾けることにより吸込口が床面に近接し、この状態で掃除機本体を駆動することにより床面上の塵埃を吸込口に吸引することができる。また、ハンドルを床拭き部とは反対側に傾けることにより床拭き部の不織布が床面に当接し、本体ケースを移動させることにより床面上の塵埃を不織布にて拭き取ることができるとされている。
特開2001−224537号公報
特許文献1の吸込口体は、床面側の頂部を支点として逆三角形の本体ケースがシーソーのように傾くため、吸込口を床面に近接させると床拭き部が床面から浮き上がり、床拭き部を床面に接触させると吸込口が床面から遠ざかる。したがって、床面上の塵埃を吸引除去しながら除去しきれなかった塵埃を床拭き部にて拭き取る、という効率的な清掃を行うことができない。
本発明は、このような課題に鑑みなされた電気掃除機の吸込口構造体およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、吸込口を有する吸込部と、前記吸込口を覆うように前記吸込部に設けられた床拭き部とを備え、
前記吸込部と前記床拭き部とは互いに往復移動方向にスライド可能に結合しており、
前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の一方向へスライドした第1スライド状態では前記吸込口の前記一方向側が開きかつ他方向側が閉じ、前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の他方向へスライドした第2スライド状態では前記吸込口の前記他方向側が開きかつ前記一方側が閉じるように構成された電気掃除機の吸込口構造体が提供される。
また、本発明によれば、送風部および集塵部を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に接続される前記吸込口構造体とを備えた電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機の吸込口構造体によれば、床面を効率的に掃除することができる。
本発明の吸込口構造体(吸込口体)を備えた電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の電気掃除機における吸込口体を示す斜視図である。 第1実施形態の吸込口体を斜め下方から視た斜視図である。 第1実施形態の吸込口体の分解斜視図である。 第1実施形態の吸込口体の中間スライド状態を示す部分的な断左側面図である。 第1実施形態の吸込口体の正面側から視た断面図である。 第1実施形態の吸込口体の第1スライド状態を示す部分的な斜視図である。 第1実施形態の吸込口体の第2スライド状態を示す部分的な斜視図である。 第1実施形態の吸込口体の第1スライド状態を示す(A)は部分的な斜視図、(B)は部分的な左側断面図である。 第1実施形態の吸込口体の第2スライド状態を示す(A)は部分的な斜視図、(B)は部分的な左側断面図である。 第1実施形態の吸込口体の吸込部本体と接続管部とを平面視略平行にした状態を示す斜視図である。 第2実施形態の吸込口体の中間スライド状態を示す左側断面図である。 第2実施形態の吸込口体の(A)は第1スライド状態を示す部分的な左側断面図、(B)は第2スライド状態を示す部分的な左側断面図である。 第3実施形態の吸込口体を示す部分的な左側拡大断面図である。
(第1実施形態)
図1は本発明の吸込口構造体(吸込口体)を備えた電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図である。なお、図1において、電気掃除機の前後左右上下方向を矢印にて示している。
図1に示すように、この電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるバッテリー20と、本発明の吸込口構造体30(以下、吸込口体30とおいうこともある)と、掃除機本体10と吸込口構造体30とを着脱可能に接続する接続管としての延長パイプ60とを備える。
なお、第1実施形態では、本発明の吸込口構造体を備えた電気掃除機として、代表的にコードレスタイプのスティック型電気掃除機を例示しているが、本発明の吸込口構造体はハンディ型、キャニスター型、アップライト型等の電気掃除機にも適用可能である。また、発明の吸込口構造体は、例えば、スティック型、ハンディ型およびキャニスター型の電気掃除機に適用される場合は掃除機本体と着脱可能な別体で構成されてもよく、アップライト型の電気掃除機に適用される場合は掃除機本体と一体化されていてもよい。あるいは、自動ロボット掃除機の吸込口に、本発明の吸込口構造体を適用しても良い。以下の各実施形態では、掃除機本体と直接または接続管を介して接続可能な別体としての吸込口構造体30(以下、「吸込口体30」という)およびそれを備えた電気掃除機について説明する。
掃除機本体10は、電動送風機を内蔵する送風部としての駆動装置10aと、駆動装置10aに着脱可能に装着される集塵部としての集塵装置10bとを備える。
駆動装置10aは、電動送風機収容部10aaと、電動送風機収容部10aaの後方に設けられたハンドル10abと、ハンドル10abに設けられた操作スイッチ10acと、バッテリー20を着脱可能に保持するよう電動送風機収容部10aaの下方に設けられたバッテリー保持部10adと、延長パイプ60と着脱可能なように電動送風機収容部10aの前方に設けられた接続筒部10aeとを有し、電動送風機収容部10aaと接続筒部10aeとの間のスペースが集塵装置10bを着脱可能に保持する集塵装置保持部10afとなっている。
集塵装置10bは、集塵容器10baと、集塵容器10baに着脱可能に装着されるフィルター部10bbとを有し、集塵容器10ba内に空気と共に流入した比較的大きな塵埃を空気から遠心分離し、比較的小さな塵埃をフィルター部10bbにて捕捉するように構成されている。
<吸込口体の構成について>
図2は第1実施形態の電気掃除機における吸込口体(吸込構造体)を示す斜視図であり、図3は第1実施形態の吸込口体を斜め下方から視た斜視図であり、図4は第1実施形態の吸込口体の分解斜視図であり、図5は第1実施形態の吸込口体の中間スライド状態を示す部分的な断左側面図である。また、図6は第1実施形態の吸込口体の正面側から視た断面図であり、図7は第1実施形態の吸込口体の第1スライド状態を示す部分的な斜視図であり、図8は第1実施形態の吸込口体の第2スライド状態を示す部分的な斜視図である。なお、図2と図5において、吸込口体の前後左右上下方向を矢印にて示している。
図2〜図8に示すように、本実施形態の吸込口体30は、吸込口32aを有する吸込部31と、吸込口32aを覆うように吸込部31に設けられた床拭き部35とを備える。
また、この吸込口体30において、吸込部31と床拭き部35とは互いに往復移動方向にスライド可能に結合している(図7、図8参照)。
ここで、「往復移動方向」とは、床面清掃時に吸込口体30を移動させる方向であり、例えば、前後往復移動方向、左右往復移動方向等が含まれる。換言すると、「往復移動方向」とは、本実施形態の場合、吸込部31の後述の平面視長方形の吸込部本体32の長手方向Aと略直交する(長手方向Aと直交する方向Bを含む)方向である(図2参照)。なお、本発明の吸込口体において、吸込部本体の平面視形状は、長方形に限定されず、正方形、三角形、楕円形、円形等でもよく、これら各種形状の吸込部本体の場合も、吸込口体を床面清掃時に往復移動させる方向に、吸込部本体と床拭き部とが互いにスライドするようになっていればよい。
吸込部31は、吸込口32aを有する平面視長方形の吸込部本体32と、吸込口32aと連通するように吸込部本体32と連結した接続管部33とを有する。なお、吸込部本体32は、接続管部33の長手方向Aに対して垂直方向の軸心Pを中心に360°回動可能であり、図2では接続管部33の長手方向を前後方向に合わせ、接続管部33の長手方向に対して吸込部本体32の長手方向Aを左右方向に合わせた場合を例示している。
吸込部31において、吸込部本体32は、長細い略半円筒形に形成された半円筒形壁部32bと、半円筒形壁部32bの長手方向Aの両端に設けられた略半円形の一対の端壁部32c、32dとを有する。
吸込口32aは、半円筒形壁部32bの互いに平行な一対の下端縁と、一対の端壁部32c、32dの下端縁とで構成された長方形の開口である。
また、吸込部31において、半円筒形壁部32bの長手方向Aの中間部には吸込口32と連通する貫通孔32eが設けられると共に、半円筒形壁部32bの一対の下端縁に沿って第1切欠き部32fおよび第2切欠き部32gが設けられている。
また、貫通孔32eの内周面の全周には、凹周溝32eaと、凹周溝32eaの下方に隣接する環状リブ32ebとが設けられている(図5、図6参照)。
一方の端壁部32cの外面の下端縁には長手方向Aへ突出する突条部32caが設けられると共に、突条部32ca上における長手方向Aと直交する方向Bの両端には一対のストッパ凸部32cbが設けられている。
また、他方の端壁部32dの外面の下端縁にも長手方向Aへ突出する突条部32caが設けられると共に、突条部32ca上における方向Bの両端に一対のストッパ凸部32cbが設けられている。
吸込部31において、接続管部33は、吸込部本体32の貫通孔32eに挿入された垂直管部33aと、水平方向外方へ向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜管部33bと、垂直管部33aに対して傾斜管部33bを傾斜状態で連結する連結管部33cとを有する。
垂直管部33aにおける貫通孔32eに挿入された部分の外面の全周には、環状リブ33aaと、環状リブ33aaの下方に隣接する凹周溝33abとが設けられている(図5、図6参照)。
垂直管部33aの環状リブ33aaは貫通孔32eの凹周溝32eaに嵌合し、貫通孔32eの環状リブ32ebは垂直管部33aの凹周溝33abに嵌合している。これにより、垂直管部33aは、吸込部本体32に対して軸心Pを中心に360°回動可能となっている。なお、図1〜図8では、平面的に視て、接続管部33の傾斜管部33bが吸込部本体32の長手方向Aと直交する方向Bに向けられた状態を示している。
床拭き部35は、一対の係止爪35aaを有する平面視長方形の板状の基台35aと、基台35aにおける吸込口32aとは反対側の外面35abに設けられた床拭き材35bとを有してなる。
床拭き材35bとしては、水洗いして再使用可能なシート状起毛布、マイクロファイバークロス等が用いられ、基台35aと一体化されている。
一対の係止爪35aaは、基台35aの吸込口32aと対向する内面35acにおける長手方向の両端に、かつ、逆L字形に折れ曲がって互いに向かい合うように設けられている(図6参照)。
また、一対の係止爪35aaは、それらが互いに離れる方向に弾性変形可能であり、吸込部31の吸込部本体32の一対の突条部32caに係脱可能に係止すると共に、一対の突条部32caに沿ってスライド可能となっている。
この構成により、吸込口体30は、図7に示すように吸込部31が床拭き部35に対して往復移動方向(例えば、前後方向)の一方向Q1へスライドした第1スライド状態と、図8に示すように吸込部31が床拭き部35に対して往復移動方向の他方向Q2へスライドした第2スライド状態とに切り替え可能となっている。また、この構成により、床拭き部35が汚れた場合、吸込部31から床拭き部35を取り外して新しいものと交換する、あるいは床拭き部を洗浄して再使用することができる。
これについて詳しくは後述する。
また、図5〜図8に示すように、基台35aは、その内面35acにおける往復移動方向の一方向Q1寄りの位置に設けられた長手方向Aに延びる第1リブ35adと、内面35acにおける他方向寄りの位置に設けられた長手方向Aに延びる第2リブ35aeとを有する。
第1リブ35adは吸込部本体32の第1切欠き部32fよりも長く、第2リブ35aeは吸込部本体32の第2切欠き部32gよりも長くなっている。
第1リブ35adおよび第2リブ35aeは、図7と図8で説明した第1スライド状態および第2スライド状態のときの吸込口32aの吸引力低下を抑えるために設けられており、詳しくは後述する。
<吸込口体の動作と作用効果について>
次に、電気掃除機による床面清掃時の吸込口体の動作と作用効果について説明する。
図9は第1実施形態の吸込口体の第1スライド状態を示す(A)は部分的な斜視図、(B)は部分的な左側断面図である。また、図10は第1実施形態の吸込口体の第2スライド状態を示す(A)は部分的な斜視図、(B)は部分的な左側断面図である。
図1〜図3および図5では、吸込口体30の床面Fと接する床拭き部35に対して、吸込部本体32が第1スライド状態(図7参照)と第2スライド状態(図8参照)の間の中間スライド状態であるときを示している。
この中間スライド状態では、吸込部本体32の吸込口32a全体が床拭き部35上に載っているため、吸込口体30を下方から見ると吸込口32aが床拭き部35によって塞がれている(隠されている)。このとき、床拭き部35(より具体的には、基台35aの内面35ac)と吸込部本体32の第1切欠き部32fとの間には第1通風路32fxが形成されると共に、床拭き部35(より具体的には、基台35aの内面35ac)と吸込部本体32の第2切欠き部32gとの間には第2通風路32gxが形成されている(図5参照)。
中間スライド状態となっているときに掃除機本体10を駆動させて吸引力を発生させると、外部の空気が第1通風路32fxおよび第2通風路32gxを通って吸込部本体32内に流入する。これにより、吸込部本体32の床拭き部35への吸い付きが抑制される。
中間スライド状態のとき、ユーザーが掃除機本体10を前方へ移動させると、床拭き部35が前方へ移動するときには床拭き材35bと床面Fとの摩擦抵抗(摩擦抵抗A)が生じるため、図7、図9(A)および(B)に示すように、吸込部本体32が床拭き部35よりも先に前方へ移動して第1スライド状態となる。すなわち、吸込部本体32と床拭き部35との摩擦抵抗Bは摩擦抵抗Aよりも小さいため、第1スライド状態が可能となっている。
第1スライド状態では、吸込部本体32の吸込口32aの前方側が開き、かつ、後方側が閉じる。このとき、図9(B)に示すように、吸込口32aにおける後方側の端縁32ayと床拭き部35の第2リブ35aeとが互いに当接して第2通風路32gxが閉じるため、外部の空気が第2通風路32gxを通って吸込部本体32内へ流入しにくくなる。これにより前方で開口した吸込口32aの吸引力が低下しないようになっている。
また、吸込口32aの端縁32ayと床拭き部35の第2リブ35aeとが当接したとき、吸込部本体32の左右の端壁部32cに設けられた後方のストッパ凸部32cbが床拭き部35の左右の係止爪35aaに当接する。これにより、前方へ移動する吸込部本体32によって床拭き部35が前方へ押されるため、吸込部本体32が前方へ移動しながら吸込口32aへ塵埃Dを吸引すると共に、床拭き部35が前方へ移動しながら吸引しきれなかった床面F上の塵埃Dを拭き部材35bにて拭き取ることができる。このとき、床拭き材35の前端に塵埃D1が溜まった場合は、この塵埃D1も吸込口32aへ吸引される。
本発明の吸込口体30によれば、前進する吸込口体30にて床面F上の塵埃を吸引しながら床拭き部35にて拭き掃除した後、床面F上の清掃済み領域に隣接する未清掃領域を清掃するために吸込口体30を長手方向Aの左または右側へ移動させ、吸込口体30を未清掃領域で後退させながら床掃除することもできる。つまり、吸込部本体32を第1スライド状態(図7、図9(A)および(B)参照)から中間スライド状態(図5参照)を経て第2スライド状態(図8、10(A)および(B)参照)に切り替えて床掃除することができる。
第2スライド状態では、吸込部本体32の吸込口32aの後方側が開き、かつ、前方側が閉じる。このとき、図10(B)に示すように、吸込口32aにおける前方側の端縁32axと床拭き部35の第1リブ35adとが互いに当接して第1通風路32fxが閉じるため、外部の空気が第1通風路32fxを通って吸込部本体32内へ流入しにくくなっており、これにより後方で開口した吸込口32aの吸引力が低下しないようになっている。
また、吸込口32aの端縁32axと床拭き部35の第1リブ35adとが当接したとき、吸込部本体32の左右の端壁部32cに設けられた前方のストッパ凸部32cbが床拭き部35の左右の係止爪35aaに当接する。これにより、後方へ移動する吸込部本体32によって床拭き部35が後方へ押されるため、吸込部本体32が後方へ移動しながら吸込口32aへ塵埃Dを吸引すると共に、床拭き部35が後方へ移動しながら吸引しきれなかった床面F上の塵埃Dを拭き部材35bにて拭き取ることができる。このとき、床拭き材35の後端に塵埃D2が溜まった場合は、この塵埃D2も吸込口32aへ吸引される。
このように、第1実施形態の吸込口体30によれば、吸込口体30を前進させたときも後退させたときも、常に吸引清掃した床面F上を床拭き材35bにて拭き掃除することができるため、効率よくきれいに床掃除することができると共に、床拭き材35bが汚れにくくなるため、床拭き材35bの水洗いの頻度を抑えることができる。また、砂粒など吸い取ったのちに床拭き材35で床面を拭くため、床面に傷がつく可能性を低減できる。
なお、前記説明は吸込口体30による床掃除の一例であり、その他の床掃除の仕方としては、例えば、吸込口体30を前後方向に往復移動させながら前進させて床掃除する場合や、吸込口体30を斜め前後方向に往復移動させながら左または右方向に進む場合などでも前記説明と同様に吸込口体30が動作して同様の作用効果を得ることができる。
また、図11に示すように、吸込口体30の吸込部本体32と接続管部33とを平面視略平行にして床掃除することもできる。
この場合、例えば、吸込部本体32の長手方向Aと略直交する方向C(直線または円弧を描く方向)に吸込部本体32を往復移動させながら吸込口体30を前進させることにより、前記説明と同様に吸込部本体32を第1スライド状態と第2スライド状態とに交互に切り替えながら広範囲を効率よくきれいに床掃除することが可能となる。
(第2実施形態)
図12は第2実施形態の吸込口体の中間スライド状態を示す左側断面図である。また、図13は第2実施形態の吸込口体の(A)は第1スライド状態を示す部分的な左側断面図、(B)は第2スライド状態を示す部分的な左側断面図である。なお、図12、図13(A)および(B)において、図5、図9(B)および図10(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の吸込口体130は、第1実施形態の吸込口体30における吸込部本体32の第1切欠き部32fと第2切欠き部32gが省略された点、第1実施形態の吸込口体30における床拭き部35の基台35aの第1リブ35adと第2リブ35aeが省略された点が、第1実施形態とは異なる。
さらに、第2実施形態の吸込口体130は、床拭き部135の基台135aの内面135acにおける往復移動方向(図12、図13(A)および(B)では前後方向)側の一対の端縁にそれぞれ第1切欠き凹部135aaと第2切欠き凹部135abが設けられている点が、第1実施形態とは異なる。
第2実施形態において、その他の構成は第1実施形態と概ね同様である。
以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第2実施形態の吸込口体130において、床拭き部135の基台135aは、平面的に視て長方形板状に形成されており、その内面135acにおける一対の長辺に沿って平面視長方形の第1切欠き凹部135aaと第2切欠き凹部135abが設けられている。
また、吸込部131の吸込部本体132において、吸込口132aの端縁は、直線的に形成されており、床拭き部135の基台135aの内面135acにおける第1切欠き凹部135aaと第2切欠き凹部135abを除く領域に摺接可能となっている。
第2実施形態の吸込口体130の場合も、第1実施形態と同様に、吸込部本体132を床拭き部135に対して中間スライド状態(図12参照)から第1スライド状態(図13(A)参照)または第2スライド状態(図13(B)参照)に切り替えることができる。
図12に示すように、中間スライド状態では、吸込部本体132の吸込口132a全体が床拭き部135上に載っているため、吸込口体130を下方から見ると吸込口132aが床拭き部135によって塞がれている(隠されている)。このとき、吸込部本体132と床拭き部135の第1切欠き凹部135aaとの間には第1通風路135fxが形成されると共に、吸込部本体132と床拭き部135の第2切欠き凹部135abとの間には第2通風路135gxが形成されている。
中間スライド状態となっているときに掃除機本体10(図1参照)を駆動させて吸引力を発生させると、外部の空気が第1通風路135fxおよび第2通風路135gxを通って吸込部本体132内に流入する。これにより、吸込部本体132の床拭き部135への吸い付きが抑制される。
中間スライド状態のとき、ユーザーが掃除機本体10を前方へ移動させると、図13(A)に示すように、吸込部本体132が床拭き部135よりも先に前方へ移動して第1スライド状態となる。
第1スライド状態では、吸込部本体132の吸込口132aの前方側が開き、かつ、後方側が閉じる。このとき、吸込口132aにおける後方側の端縁132ayと床拭き部135の内面135acとが互いに接触して後方側の端縁132ayと第2切欠き凹部135abとの間の第2通風路135gx(図12参照)が閉じる。そのため、外部の空気が第2通風路135gxを通って吸込部本体132内へ流入しにくくなる。これにより前方で開口した吸込口132aの吸引力が低下しないようになっている。
また、第1スライド状態では、吸込部本体132の左右の後方のストッパ凸部32cbが床拭き部135の左右の係止爪35aaに当接する(図9(A)参照)。これにより、前方へ移動する吸込部本体132によって床拭き部135が前方へ押されるため、吸込部本体132が前方へ移動しながら吸込口132aへ塵埃Dを吸引すると共に、床拭き部135が前方へ移動しながら吸引しきれなかった床面F上の塵埃Dを床拭き材35bにて拭き取ることができる。このとき、床拭き材35bの前端に塵埃D1が溜まった場合は、この塵埃D1も吸込口132aへ吸引される。
また、第1スライド状態の吸込部本体132を図13(B)のように後方へ移動させると、中間スライド状態を経て、吸込部本体132の吸込口132aの後方側が開き、かつ、前方側が閉じた第2スライド状態となる。このとき、吸込口132aにおける前方側の端縁132axと床拭き部135の内面135acとが互いに接触して前方側の端縁132axと第1切欠き凹部135aaとの間の第1通風路135fx(図12参照)が閉じる。そのため、外部の空気が第1通風路135fxを通って吸込部本体132内へ流入しにくくなっており、これにより後方で開口した吸込口132aの吸引力が低下しないようになっている。
また、第2スライド状態では、吸込部本体132の左右の前方のストッパ凸部32cbが床拭き部135の左右の係止爪35aaに当接する(図10(A)参照)。これにより、後方へ移動する吸込部本体132によって床拭き部135が後方へ押されるため、吸込部本体132が後方へ移動しながら吸込口132aへ塵埃Dを吸引すると共に、床拭き部135が後方へ移動しながら吸引しきれなかった床面F上の塵埃Dを床拭き材35bにて拭き取ることができる。このとき、床拭き材35bの後端に塵埃D2が溜まった場合は、この塵埃D2も吸込口132aへ吸引される。
このように、第2実施形態の吸込口体130によっても、吸込口体130を前進させたときも後退させたときも、常に吸引清掃した床面F上を床拭き材35bにて拭き掃除することができるため、効率よくきれいに床掃除することができると共に、床拭き材35bが汚れにくくなるため、床拭き材35bの水洗いの頻度を抑えることができる。
また、第2実施形態の場合も、吸込口体130の前後方向への移動による床掃除だけでなく、図11で説明したように吸込部本体132を左右方向へ往復移動させながら吸込口体130を前進させることにより床面Fの広範囲を効率よくきれいに床掃除することが可能となる。
(第3実施形態)
図14は第3実施形態の吸込口体を示す部分的な左側拡大断面図である。なお、図14において、図12、図13(A)および(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態の吸込口体230は、床拭き部235の構成が第2実施形態とは異なる以外は、第2実施形態と概ね同様である。
以下、第3実施形態における第2実施形態とは異なる点を主に説明する。
第3実施形態の吸込口体230において、床拭き部250は、一対の係止爪35aa(図6参照)を有する基台235aと、基台235aにおける吸込口132aとは反対側の外面235abに着脱可能に設けられた床拭き材保持プレート235bと、基台235aの外面に設けられた複数の第1係合部としての複数の係合凹部235axと、床拭き材保持プレート235bにおける基台235a側の内面235baに設けられて複数の係合凹部235axと着脱可能に係合する複数の第2係合部としての複数の係合凸部235bxとを有してなる。また、複数の係合凸部235bxは鋭角な頂部をそれぞれ有しているため、各係合凸部235bxをシート状床拭き材Kに突き刺すことができる。
この床拭き部250によれば、使い捨てのシート状床拭き材(例えば、不織布)Cを交換可能に保持することができる。
つまり、交換時には、各係合凹部235axから各係合凸部235bxを離脱させて床拭き材保持プレート235bを基台235aから取り外した後、汚れたシート状床拭き材Kを床拭き材保持プレート235bから取り外して廃棄し、新しいシート状床拭き材Kを巻き付けた床拭き材保持プレート235bを再び基台235aに取り付けることができる。この際、各係合凸部235bxをシート状床拭き材Kの外周部に突き刺して貫通させた状態で、床拭き材保持プレート235bにシート状床拭き材Kを巻き付けて保持することができるため、基台235aと床拭き材保持プレート235bの間からシート状床拭き材Kの外周部がはみ出ないよう簡単に始末することができる。
なお、複数の係合凸部235bxと複数の係合凹部235axの位置は逆であってもよい。すなわち、基台235aの複数の第1係合部を複数の係合凸部とし、床拭き材保持プレート235bの複数の第2係合部を複数の係合凹部としてもよい。
(第4実施形態)
第1実施形態では吸込部本体32に対して接続管部33を360°回動可能とした場合を例示したが、回動可能範囲は90°でもよく、あるいは180°でもよい。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の吸込口構造体は、吸込口を有する吸込部と、前記吸込口を覆うように前記吸込部に設けられた床拭き部とを備え、
前記吸込部と前記床拭き部とは互いに往復移動方向にスライド可能に結合しており、
前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の一方向へスライドした第1スライド状態では前記吸込口の前記一方向側が開きかつ他方向側が閉じ、前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の他方向へスライドした第2スライド状態では前記吸込口の前記他方向側が開きかつ前記一方側が閉じるように構成されたものである。
この構成によれば、吸込口構造体にて床面上を清掃する際、吸込口構造体を往復移動方向の一方向(例えば、前方または左方向)へ移動させたときは第1スライド状態の吸込口にて一方向の塵埃を吸引すると共に、吸引しきれなかった塵埃を床拭き部にて捕捉することができる。この際、床拭き部の前端に溜まった塵埃は上方の吸込口にて吸引除去される。また、吸込口構造体を往復移動方向の他方向(例えば、後方または右方向)へ移動させたときは第2スライド状態の吸込口にて他方向の塵埃を吸引すると共に、吸引しきれなかった塵埃を床拭き部にて捕捉することができる。この際、床拭き部の後端に溜まった塵埃は上方の吸込口にて吸引除去される。
このように、本発明の吸込口構造体によれば、前後往復移動するときまたは左右往復移動するとき、常に進行方向側に開口した吸込口にて進行方向側の塵埃を吸引し、かつ、塵埃を吸引した後に床拭き部にて拭き掃除することができるため、効率よくきれいに床清掃を行うことができる。このとき、吸込口にて塵埃を吸引除去した床面上を床拭き部が拭き掃除するため、床拭き部が短時間で塵埃まみれになることがない。
また、吸込口構造体を前後往復移動または左右往復移動させるときに、吸込口構造体に対してユーザーが立ち位置を変える必要がないため、吸込口構造体の扱いに手間取ることがない。つまり、特許文献1の吸込口体をスティック型またはキャニスター型の電気掃除機に接続して床面上を清掃する場合、吸引清掃時にユーザーが掃除機本体のハンドルを適正な状態で掴むことはできても、床拭き清掃時には掃除機本体のハンドルが上下逆向きとなるためユーザーが掃除機本体のハンドルを掴みにくくなるが、本発明の吸込口構造体ではこのような不具合が生じない。
本発明の電気掃除機の吸込口構造体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記床拭き部は、前記吸込口と対向する内面における前記一方向寄りの位置に設けられた第1リブと、前記内面における前記他方向寄りの位置に設けられた第2リブとを有し、
前記吸込部は、前記吸込口と連通するように前記吸込口における前記一方向側の端縁に設けられた第1切欠き部と、前記吸込口と連通するように前記吸込口における前記他方向側の端縁に設けられた第2切欠き部とを有し、
前記第1スライド状態では、前記吸込口における前記他方向側の端縁と前記第2リブとが互いに当接して前記床拭き部と前記第2切欠き部との間の第2通風路が閉じ、
前記第2スライド状態では、前記吸込口における前記一方向側の端縁と前記第1リブとが互いに当接して前記床拭き部と前記第1切欠き部との間の第1通風路が閉じ、
前記第1スライド状態と前記第2スライド状態の間の中間スライド状態では、前記一方向側の端縁と前記第1リブとが互いに離間して前記第1通風路が開き、かつ、前記他方向側の端縁と前記第2リブとが互いに離間して前記第2通風路が開くように構成されてもよい。
この構成によれば、第1スライド状態または第2スライド状態のときに開口した吸込口の吸引力を高めることができると共に、中間スライド状態のときに吸込口が床拭き部に吸い付いて吸込部がスライドできなくなる状況を抑制することができる。
・前記床拭き部は、前記吸込口と対向する内面における前記一方向側の端部に設けられた第1切欠き凹部と、前記内面における前記他方向側の端部に設けられた第2切欠き凹部とを有し、
前記第1スライド状態では、前記吸込口における前記他方向側の端縁と前記床拭き部の前記内面とが互いに近接して前記他方向側の端縁と前記第2切欠き凹部との間の第2通風路が閉じ、
前記第2スライド状態では、前記吸込口における前記一方向側の端縁と前記床拭き部の前記内面とが互いに近接して前記一方向側の端縁と前記第1切欠き凹部との間の第1通風路が閉じ、
前記第1スライド状態と前記第2スライド状態の間の中間スライド状態では、前記一方向側の端縁と前記第1切欠き凹部とが互いに近接して前記第1通風路が開き、かつ、前記他方向側の端縁と前記第2切欠き凹部とが互いに近接して前記第2通風路が開くように構成されてもよい。
この構成によれば、第1スライド状態または第2スライド状態のときに開口した吸込口の吸引力を高めることができると共に、中間スライド状態のときに吸込口が床拭き部に吸い付いて吸込部がスライドできなくなる状況を抑制することができる。
・前記吸込部は、前記吸込口における前記往復移動方向と略直交する方向の両端に設けられた一対の突条部と、前記一対の突条部上に互いに前記往復移動方向に離間してそれぞれ設けられた一対のストッパ凸部とを有し、
前記床拭き部は、前記一対の突条部に前記往復移動方向にスライド可能に係止する一対の係止爪を有するものであってもよい。
この構成によれば、吸込部と床拭き部とが互いに往復スライド可能に結合する構造を簡素化することができると共に、組み立ても容易となる。
・前記一対の係止爪は、それらが互いに離れる方向に弾性変形することにより前記一対の突条部に対して係脱可能であってもよい。
この構成によれば、床拭き部が汚れた場合、吸込部から床拭き部を取り外して新しいものと交換する、あるいは床拭き部を洗浄して再使用することができる。
・前記床拭き部は、前記一対の係止爪を有する基台と、前記基台における前記吸込口とは反対側の外面に着脱可能に設けられた床拭き材保持プレートと、前記基台の前記外面に設けられた複数の第1係合部と、前記床拭き材保持プレートにおける前記基台側の内面に設けられて前記複数の第1係合部と着脱可能に係合する複数の第2係合部とを有してなり、
使い捨てのシート状床拭き材が巻き付けられた前記床拭き材保持プレートの前記複数の第2係合部を前記複数の第1係合部に係合することにより、前記シート状床拭き材を前記床拭き部にて保持するように構成されてもよい。
この構成によれば、床拭き材保持プレートを基台から取り外し、床拭き材保持プレートから汚れたシート状床拭き材を取り外し、新しい使い捨てのシート状床拭き材を床拭き材保持プレートに巻き付けて基台へ取り付けることができる。
・前記複数の第2係合部が、鋭角な頂部をそれぞれ有する複数の係合凸部からなり、
前記複数の第1係合部が、前記複数の係合凸部と係脱可能な複数の係合凹部からなってもよい。
この構成によれば、不織布のようなシート状床拭き材を床拭き材保持プレートに巻き付け、シート状床拭き材の周囲部に複数の係合凸部を突き刺し貫通させて保持することができるため、シート状床拭き材の交換作業が容易となる。
・前記吸込部は、前記吸込口を有する吸込部本体と、前記吸込口と連通するように前記吸込部本体に連結された接続管部とを有し、
前記接続管部は、前記吸込部本体に対して垂直方向の軸心を中心に90°以上の範囲で回動可能であってもよい。
この構成によれば、ユーザーが前進しながら吸込口構造体を前後方向に往復移動させる床面清掃と、ユーザーが前進しながら吸込口構造体を左右方向に往復移動させる床面清掃とを選択的に行うことが可能となる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電気掃除機
10 掃除機本体
10a 駆動装置(送風部)
10b 集塵装置(集塵部)
30、130、230 吸込口体(吸込口構造体)
31、131 吸込部
31fx、135fx 第1通風路
31gx、135gx 第2通風路
32、132 吸込部本体
32a、132a 吸込口
32ax、32ay 端縁
32ca 突条部
32cb ストッパ凸部
32f 第1切欠き部
32g 第2切欠き部
33 接続管部
35、135、235 床拭き部
35a、135a、235a 基台
35aa 係止爪
35ab 外面
35ac、135ac、235ba 内面
35ad 第1リブ
35ae 第2リブ
60 延長パイプ(接続管)
135aa 第1切欠き凹部
135ab 第2切欠き凹部
235ab 外面
235ax 係合凹部(第1係合部)
235b 床拭き材保持プレート
235bx 係合凸部(第2係合部)
K シート状床拭き材
P 軸心

Claims (9)

  1. 吸込口を有する吸込部と、前記吸込口を覆うように前記吸込部に設けられた床拭き部とを備え、
    前記吸込部と前記床拭き部とは互いに往復移動方向にスライド可能に結合しており、
    前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の一方向へスライドした第1スライド状態では前記吸込口の前記一方向側が開きかつ他方向側が閉じ、前記吸込部が前記床拭き部に対して前記往復移動方向の他方向へスライドした第2スライド状態では前記吸込口の前記他方向側が開きかつ前記一方側が閉じるように構成されたことを特徴とする電気掃除機の吸込口構造体。
  2. 前記床拭き部は、前記吸込口と対向する内面における前記一方向寄りの位置に設けられた第1リブと、前記内面における前記他方向寄りの位置に設けられた第2リブとを有し、
    前記吸込部は、前記吸込口と連通するように前記吸込口における前記一方向側の端縁に設けられた第1切欠き部と、前記吸込口と連通するように前記吸込口における前記他方向側の端縁に設けられた第2切欠き部とを有し、
    前記第1スライド状態では、前記吸込口における前記他方向側の端縁と前記第2リブとが互いに当接して前記床拭き部と前記第2切欠き部との間の第2通風路が閉じ、
    前記第2スライド状態では、前記吸込口における前記一方向側の端縁と前記第1リブとが互いに当接して前記床拭き部と前記第1切欠き部との間の第1通風路が閉じ、
    前記第1スライド状態と前記第2スライド状態の間の中間スライド状態では、前記一方向側の端縁と前記第1リブとが互いに離間して前記第1通風路が開き、かつ、前記他方向側の端縁と前記第2リブとが互いに離間して前記第2通風路が開くように構成された請求項1に記載の吸込口構造体。
  3. 前記床拭き部は、前記吸込口と対向する内面における前記一方向側の端部に設けられた第1切欠き凹部と、前記内面における前記他方向側の端部に設けられた第2切欠き凹部とを有し、
    前記第1スライド状態では、前記吸込口における前記他方向側の端縁と前記床拭き部の前記内面とが互いに近接して前記他方向側の端縁と前記第2切欠き凹部との間の第2通風路が閉じ、
    前記第2スライド状態では、前記吸込口における前記一方向側の端縁と前記床拭き部の前記内面とが互いに近接して前記一方向側の端縁と前記第1切欠き凹部との間の第1通風路が閉じ、
    前記第1スライド状態と前記第2スライド状態の間の中間スライド状態では、前記一方向側の端縁と前記第1切欠き凹部とが互いに近接して前記第1通風路が開き、かつ、前記他方向側の端縁と前記第2切欠き凹部とが互いに近接して前記第2通風路が開くように構成された請求項1に記載の吸込口構造体。
  4. 前記吸込部は、前記吸込口における前記往復移動方向と略直交する方向の両端に設けられた一対の突条部と、前記一対の突条部上に互いに前記往復移動方向に離間してそれぞれ設けられた一対のストッパ凸部とを有し、
    前記床拭き部は、前記一対の突条部に前記往復移動方向にスライド可能に係止する一対の係止爪を有する請求項1〜3のいずれか1つに記載の吸込口構造体。
  5. 前記一対の係止爪は、それらが互いに離れる方向に弾性変形することにより前記一対の突条部に対して係脱可能である請求項4に記載の吸込口構造体。
  6. 前記床拭き部は、前記一対の係止爪を有する基台と、前記基台における前記吸込口とは反対側の外面に着脱可能に設けられた床拭き材保持プレートと、前記基台の前記外面に設けられた複数の第1係合部と、前記床拭き材保持プレートにおける前記基台側の内面に設けられて前記複数の第1係合部と着脱可能に係合する複数の第2係合部とを有してなり、
    使い捨てのシート状床拭き材が巻き付けられた前記床拭き材保持プレートの前記複数の第2係合部を前記複数の第1係合部に係合することにより、前記シート状床拭き材を前記床拭き部にて保持するように構成された請求項1〜5のいずれか1つに記載の吸込口構造体。
  7. 前記複数の第2係合部が、鋭角な頂部をそれぞれ有する複数の係合凸部からなり、
    前記複数の第1係合部が、前記複数の係合凸部と係脱可能な複数の係合凹部からなる請求項6に記載の吸込口構造体。
  8. 前記吸込部は、前記吸込口を有する吸込部本体と、前記吸込口と連通するように前記吸込部本体に連結された接続管部とを有し、
    前記接続管部は、前記吸込部本体に対して垂直方向の軸心を中心に90°以上の範囲で回動可能である請求項1〜7のいずれか1つに記載の吸込口構造体。
  9. 送風部および集塵部を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に接続される請求項1〜8のいずれか1つに記載の吸込口構造体とを備えた電気掃除機。
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