JP2021028584A - 重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】容器内に保管されている生産資材の重量を検出する。【解決手段】重量検出システム(1)は、容器(110)内に保管されている生産資材の重量を検出する。重量検出システムは、容器又は容器を支える支持部材(120)の表面に取り付けられており、生産資材の重みによって生ずる容器又は支持部材の歪みを検出する検出手段(150)と、検出手段で検出された歪みに基づいて、生産資材の重量を算出する算出手段(320)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器内に保管されている生産資材の重量を検出する重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体の技術分野に関する。
この種のシステムとして、容器の内容物の残量を自動的に検出するものが知られている。例えば特許文献1及び2では、荷重に起因する歪みを用いることで、重量を検出する技術が開示されている。その他、本願発明に関連する先行技術文献として、特許文献3があげられる。
特開2001−033320号公報 特開昭59−004876号公報 特開2013−152131号公報
上述した特許文献1及び2に記載されている技術では、歪みを検出するセンサが容器又は容器の重みがかかる部材に内蔵されていることが要求される。このため、既存の容器にセンサを導入する際に大きな手間やコストが必要となってしまう。また、例えばセンサが故障した場合、センサだけを交換することが難しく、装置そのものを交換することが要求されてしまう。このように、特許文献1及び2に記載されている技術には、より好適に重量を検出するという点で改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、容器内に保管されている生産資材の重量を好適に検出することが可能な重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを課題とする。
本発明の重量検出システムの一の態様は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられており、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを検出する検出手段と、前記検出手段で検出された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段とを備える。
本発明の重量検出装置の一の態様は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得手段と、前記取得手段で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段とを備える。
本発明の重量検出方法の一の態様は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得工程と、前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程とを含む。
本発明のコンピュータプログラムの一の態様は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支柱部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支柱部材の歪みを取得する取得工程と、前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程とをコンピュータに実行させる。
本発明の記録媒体の一の態様は、上述したコンピュータプログラムが記録されている。
上述した重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体のそれぞれの一の態様によれば、容器内に保管されている生産資材の重量を好適に検出することが可能である。
第1実施形態に係る重量検出システムの全体構成を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る重量検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係る重量検出装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る重量検出システムの動作の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る重量検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 第2実施形態に係る重量検出システムの動作の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る重量検出システムについて、図1から図4を参照して説明する。以下では、重量検出システムが固体状の飼料を保管するタンクに適用される場合を例にとり説明する。なお、本発明において、固体状とは様々な大きさの粒子を含む態様を示す用語とする。
(システム構成)
まず、図1を参照しながら、第1実施形態に係る重量検出システムの全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る重量検出システムの全体構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る重量検出システム1は、タンク110に保管されている飼料の重量を検出するものであり、主な構成要素として、歪みセンサ150と、測定器200と、重量検出装置300とを備えて構成されている。
歪みセンサ150は、取り付けられた部材の歪みを検出可能なセンサであり、例えば金属の伸び縮みによって生ずる電気抵抗の変化を利用して、歪みを検出する。本実施形態に係る歪みセンサ150は特に、タンク110に保管されている飼料の重みがかかる箇所(言い換えれば、重みに起因して歪みが生ずる箇所)の表面に取り付けられている。具体的には、歪みセンサ150は、図1に示すように、タンク110を支える支柱120の表面(図1に示す例では、側面)に取り付けられている。或いは、歪みセンサ150は、支柱120に加えて又は代えて、支柱120とは異なり且つタンク110を支持する任意の支持部材(例えば、支柱120とタンク110とを接続する接続部材等)に取り付けられていてもよい。或いは、歪みセンサ150は、支柱120に加えて又は代えて、タンク110そのものの表面に取り付けられていてもよい。歪みセンサ150は、飼料の重みによる歪みの変化を精度よく検出するために、比較的大きな歪みが発生する箇所に設けられることが好ましい。また、歪みセンサ150は、1つのタンク110に対して1つでも足りるが、複数取り付けられていてもよい。複数の歪みセンサ150を取り付けておくことで、例えば飼料の偏りや少なくとも一つの歪みセンサ150の故障(異常)等を検出することが可能となる。
測定器200は、歪みセンサ150の出力値(例えば、歪みに応じた電気抵抗の値)から、実際に生じている歪みの値を算出することが可能に構成されている。なお、歪みセンサ150の出力値と、実際に生じている歪みの値との関係は、予め設定されている。この関係は、タンク110や支柱120の材質や形状から決定されてもよいし、事前のシミュレーション等によって決定されてもよい。測定器200は、算出した歪みの値(測定データ)を、重量検出装置300に出力可能に構成されている。測定器200は、支柱に取り付けられていてもよい。このとき、測定器200は、歪みセンサ150と一体的に設けられてもよい。また測定器200は、例えば無線送信機を備えていてもよく、この場合、遠く離れた重量検出装置300に対して測定データを出力することができる。なお、測定器200は、重量検出装置300に内蔵されていてもよい。この場合、歪みセンサ150の出力値は、歪みセンサ150から重量検出装置300に出力されてもよい。
重量検出装置300は、測定器200から入力される測定データに基づいて、タンク110内の飼料の重量を検出可能に構成されている。重量検出装置300は、複数の測定器200(即ち、複数のタンク110)から出力される測定データをそれぞれ取得して、複数のタンク110各々における飼料の重量を検出可能に構成されてよい。なお、測定器200が無線送信機を備えている場合には、重量検出装置300は、無線受信機を備えていればよい。これにより、遠隔で飼料の重量を検出することが可能となる。また、重量検出装置300は、クラウドとして構成されてもよい。重量検出装置300の具体的な構成については以下で詳述する。尚、重量検出装置300は、歪みセンサ150の出力値に基づいて、タンク110内の飼料の重量を検出可能に構成されていてもよい。この場合、重量検出システム1は、測定器200を備えていなくてもよい。
(重量検出装置の構成)
次に、図2及び図3を参照して、第1実施形態に係る重量検出装置300の具体的な構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る重量検出装置の構成を示す機能ブロック図である。図3は、第1実施形態に係る重量検出装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、第1実施形態に係る重量検出装置300は、その動作を実現するための機能ブロックとして、測定データ取得部310及び重量算出部320を備えている。
測定データ取得部310は、測定器200から出力される測定データ(即ち、歪みの値)を取得する。測定データ取得部310は、取得した測定データに対して各種処理(例えば、重量を算出する前段階の演算処理等)を実行可能に構成されてもよい。測定データ取得部310で取得された測定データは、重量算出部320に出力される構成となっている。
重量算出部320は、測定データ取得部310で取得された測定データを用いて、タンク110内の飼料の重量を算出する。なお、歪みの値から重量を算出する具体的な手法については、既存の手法を適宜採用することができるが、例えば歪みが大きいほど、飼料の重量は大きい値として算出される。このため、重量算出部320は、歪みと飼料の重量との相関関係を示す相関情報(例えば、関数、グラフ、マップ及びテーブルの少なくとも一つ)に基づいて、歪みの値から重量を算出してもよい。このような相関情報は、重量検出システム1の使用を開始する前に、タンク110に投入する試料の重量を変えながら歪みセンサ150の実際の出力値を取得することで作成されてもよい。重量算出部320で算出された重量データ(即ち、飼料の重量を示すデータ)は、例えばディスプレイ等の出力装置に表示される。
図3に示すように、第1実施形態に係る重量検出装置300は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、記憶装置14とを備えている。重量検出装置300は更に、入力装置15と、出力装置16とを備えていてもよい。CPU11と、RAM12と、ROM13と、記憶装置14と、入力装置15と、出力装置16とは、データバス17を介して接続されている。
CPU11は、コンピュータプログラムを読み込む。例えば、CPU11は、RAM12、ROM13及び記憶装置14のうちの少なくとも一つが記憶しているコンピュータプログラムを読み込んでもよい。例えば、CPU11は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体が記憶しているコンピュータプログラムを、図示しない記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。CPU11は、ネットワークインタフェースを介して、重量検出装置300の外部に配置される不図示の装置からコンピュータプログラムを取得してもよい(つまり、読み込んでもよい)。CPU11は、読み込んだコンピュータプログラムを実行することで、RAM12、記憶装置14、入力装置15及び出力装置16を制御する。本実施形態では特に、CPU11が読み込んだコンピュータプログラムを実行すると、CPU11内には、飼料の重量を算出するための機能ブロックが実現される。上述した、測定データ取得部310及び重量算出部320は、例えばこのCPU11において実現されるものである。
RAM12は、CPU11が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶する。RAM12は、CPU11がコンピュータプログラムを実行している際にCPU11が一時的に使用するデータを一時的に記憶する。RAM12は、例えば、D−RAM(Dynamic RAM)であってもよい。
ROM13は、CPU11が実行するコンピュータプログラムを記憶する。ROM13は、その他に固定的なデータを記憶していてもよい。ROM13は、例えば、P−ROM(Programmable ROM)であってもよい。
記憶装置14は、重量検出システム1が長期的に保存するデータを記憶する。記憶装置14は、CPU11の一時記憶装置として動作してもよい。記憶装置14は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)及びディスクアレイ装置のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
入力装置15は、重量検出システム1のユーザからの入力指示を受け取る装置である。入力装置15は、例えば、キーボード、マウス及びタッチパネルのうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
出力装置16は、重量検出システム1に関する情報を外部に対して出力する装置である。例えば、出力装置16は、重量検出システム1に関する情報を表示可能な表示装置であってもよい。
(動作説明)
次に、図4を参照しながら、第1実施形態に係る重量検出システム1の動作の流れについて説明する。図4は、第1実施形態に係る重量検出システムの動作の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、第1実施形態に係る重量検出システム1の動作時には、まず歪みセンサ150が、タンク110又は支柱120に生じている歪みを測定する(ステップS101)。歪みセンサ150の測定値は、測定器200を介して、重量検出装置300に出力される。
続いて、重量検出装置300における測定データ取得部310が、測定データを取得する(ステップS102)。そして、重量算出部320が、測定データ取得部310で取得された測定データを用いて、タンク110内の飼料の重量を算出する(ステップS103)。重量算出部320は、算出した重量データを出力装置16等に出力する。
(技術的効果)
次に、第1実施形態に係る重量検出システム1によって得られる技術的効果について説明する。
図1から図4で説明したように、第1実施形態に係る重量検出システム1によれば、タンク110や支柱120等の歪みに基づいて、タンク110内の飼料の重量が検出される。このため、例えば目視等で重量を確認する場合と比較して、飼料の残量を管理する作業の省力化や、情報の即時入手性の向上を実現することができる。また、検出された重量データを蓄積することで、飼料の減り具合を正確に把握することが可能となり、生産管理、発注管理等が好適に行えるようになる。
ちなみに、飼料の重量は、タンク110内の撮像画像等を用いて検出することもできるが、特に、固体状の飼料(例えば、流動性の悪い粉末状の飼料)は、タンク110内で偏りが生じたり、粉塵が生じたりするため、正確な測定をすることが難しい。また、飼料の重量は、タンク110の上部から飼料の上面までの距離を測定して検出することもできるが、これも撮像画像等を用いる場合と同様の理由で正確な測定をすることが難しい。これに対し、タンク110や支柱120に生ずる歪みは、上述したような状況に影響されないため、より正確に飼料の重量を検出することができる。
本実施形態では更に、歪みを検出する歪みセンサ150が、タンク110及び支柱120の少なくとも一方の表面に取り付けられている。このため、重量検出システム1が適用されていない既存の設備(即ち、タンク110や支柱120を含む設備)に対して、新たに重量検出システム1を導入することが極めて容易である。具体的には、設備の外側から歪みセンサ150を取り付けるだけで済む。タンク110内の飼料の重量の検出には、例えばロードセル等の比較的大型の内蔵型の装置が用いられることが多いため、基本的にロードセル等を含む重量検出システムの後付けはできない構成となっているが、本実施形態に係る重量検出システム1は、その点において極めて有益な特長を有している。
また、タンク110には飼料が保管されるため、その品質を担保するためにも、タンク110内に異物が存在している状況は好ましくない。タンク110の上面の蓋などにボルト等で歪みセンサを取り付けようとすると、タンク110にボルト留め用の穴を開けたり、留め具を利用する必要があるため、タンク110内の防湿性能が低下したり、多額の改造コストが発生することもある。しかしながら、タンク110及び支柱120の少なくとも一方の表面に歪みセンサ150を取り付けるだけで済めば、上記のようにタンク110の内部に別途部材を取り付ける必要がない。従って、上述した不都合の発生を好適に回避できる。
なお、飼料を保管するタンク110は、約20年程度の耐用年数がある一方で、歪みセンサ150の耐用年数は通常それよりも短い。このため、重量検出システム1を長期間利用し続ける場合、適当なタイミングで歪みセンサ150を交換することが要求されるが、すでに説明したように、本実施形態に係る歪みセンサ150の交換は非常に容易である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る重量検出システム1について、図5及び図6を参照して説明する。なお、第2実施形態は、すでに説明した第1実施形態と概ね同様の構成となっており、一部の構成や動作のみが異なる。このため、以下では第1実施形態と異なる部分について詳しく説明し、他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
(重量検出装置の構成)
まず、図5を参照して、第2実施形態に係る重量検出装置300の具体的な構成について説明する。図5は、第2実施形態に係る重量検出装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図5では、図2で示した第1実施形態の各構成要素と同様の構成要素に、同一の参照符号を付している。
図5に示すように、第2実施形態に係る重量検出装置300は、その動作を実現するための機能ブロックとして、測定データ取得部310及び重量算出部320に加え、外部要因データ取得部315、報知判定部330及び閾値変更部340を備えている。
外部要因データ取得部315は、重量検出に影響する外部要因に関するデータを取得する。外部要因は、例えば、気温、湿度、雨量、積雪量などの気象データ、タンク110に積もった積雪やゴミなどの堆積物データ等を含む。外部要因データ取得部315は、各種センサを用いて検出した情報を外部要因データとして取得するようにしてもよいし、例えば気象データについては気象庁や民間企業から取得するようにしてもよい。
報知判定部330は、重量算出部320で算出された飼料の重量を用いて、タンク110内の飼料の重量が所定閾値以下となっているか否かを判定することが可能に構成されている。なお、ここでの「所定閾値」とは、タンクの残量が少なくなっていることを判定するための閾値であり、予めユーザの操作等により設定されている。報知判定部330は、タンク110内の飼料の重量が所定閾値以下となっていると判定した場合に、重量算出部320に対して、重量データに加えて報知情報も出力するように指示を出力する。報知情報は、例えば飼料が少なくなっていることをユーザに報知する警告表示や警告音として出力される。
なお、所定閾値を複数設定することで、段階的に報知情報が出力されるようにしてもよい。具体的には、飼料の重量が100kg以下になった時点で軽めの警告が表示され、飼料の重量が50kg以下になった時点で通常の警告が表示され、飼料の重量が10kg以下になった時点で緊急の警告が表示されるようにしてもよい。
閾値変更部340は、報知判定部における所定閾値を変更可能とするものである。具体的には、閾値変更部340は、ユーザの操作を受けて所定閾値を任意の値に設定することが可能である。所定閾値を変更することで、報知情報の出力され易さ(言い換えれば、出力され難さ)を適宜調整することが可能となる。具体的には、報知情報を比較的早いタイミング(例えば、飼料は多少減っているがまだ余裕のある状態)で受け取りたい場合、ユーザは所定閾値を高めに設定すればよい。逆に、報知情報を比較的遅いタイミング(例えば、飼料が残り僅かとなっている状態)で受け取りたい場合、ユーザは所定閾値を低めに設定すればよい。ただし、重量検出装置300は、閾値変更部340を備えていなくてもよい。
(動作説明)
次に、図6を参照しながら、第2実施形態に係る重量検出システム1の動作の流れについて説明する。図6は、第2実施形態に係る重量検出システムの動作の流れを示すフローチャートである。なお、図6では、図4で示した第1実施形態の各ステップと同様のステップに、同一の参照符号を付している。
図6に示すように、第2実施形態に係る重量検出システム1の動作時には、第1実施形態と同様に、歪みセンサ150が、タンク110又は支柱120に生じている歪みを測定する(ステップS101)。そして、重量検出装置300における測定データ取得部310が測定データを取得する(ステップS102)。
続いて第2実施形態では、外部要因データ取得部315が外部要因データを取得する(ステップS151)。重量算出部320は、測定データ取得部310で取得された測定データ、及び外部要因データ取得部315で取得された外部要因データを用いて、タンク110内の飼料の重量を算出する(ステップS103)。重量の算出に外部要因データを用いることで、より正確に重量を検出することが可能となる。例えば、湿度が高い場合には、タンク110の表面に付着する水分が多く、湿度が低い場合にはタンク110の表面に付着する水分が少なくなる。この場合、外部要因データとして湿度を用いることによって、正確に飼料の重量を算出することが可能となる。
第2実施形態では更に、報知判定部330が、算出された飼料の重量が所定閾値以下であるか否かを判定する(ステップS201)。なお、飼料の重量が所定閾値を超えている場合には(ステップS201:NO)、第1実施形態と同様に、重量算出部320が、算出した重量データを出力する(ステップS104)。一方で、飼料の重量が所定閾値以下である場合には(ステップS201:YES)、重量算出部320は、算出した重量データに加えて報知情報を出力する(ステップS202)。
(技術的効果)
次に、第2実施形態に係る重量検出システム1によって得られる技術的効果について説明する。
図5及び図6で説明したように、第2実施形態に係る重量検出システム1によれば、外部要因データが用いられるため、より正確に飼料の重量を算出することができる。また、飼料の重量が所定閾値以下となった場合には、報知情報が出力される。よって、ユーザに対して飼料が少なくなっていることを好適に報知することが可能である。また、ユーザは所定閾値を適宜変更することができるため、任意のタイミングで報知情報を受け取ることができる。
上述した第1及び第2実施形態では、飼料を保管するタンク110について説明したが、他の生産資材(例えば、肥料や農薬等の固体状の生産資材、或いは固体状以外の生産資材)を保管するタンク110についても、本実施形態に係る重量検出システム1を適用することができる。
<付記>
以上説明した実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
付記1に記載の重量検出システムは、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられており、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを検出する検出手段と、前記検出手段で検出された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段とを備えることを特徴とする重量検出システムである。
(付記2)
付記2に記載の重量検出システムは、前記生産資材は、飼料、肥料、又は農薬であることを特徴とする付記1に記載の重量検出システム。
(付記3)
付記3に記載の重量検出システムは、前記算出手段で算出された前記生産資材の重量を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする付記1又は2に記載の重量検出システムである。
(付記4)
付記4に記載の重量検出システムは、前記出力手段は、前記重量が所定閾値以下である場合に、前記生産資材の残量が少ないことを報知する報知情報を出力することを特徴とする付記3に記載の重量検出システムである。
(付記5)
付記5に記載の重量検出システムは、ユーザの操作に応じて前記所定閾値を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする付記4に記載の重量検出システムである。
(付記6)
付記6に記載の重量検出システムは、前記検出手段で検出された歪みに関する情報を、無線通信で送信する送信手段と、前記送信手段から送信された前記歪みに関する情報を受信し、前記算出手段に入力する受信手段とを更に備えることを特徴とする付記1から5のいずれか一項に記載の重量検出システムである。
(付記7)
付記7に記載の重量検出装置は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得手段と、前記取得手段で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段とを備えることを特徴とする重量検出装置である。
(付記8)
付記8に記載の重量検出方法は、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得工程と、前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程とを含むことを特徴とする重量検出方法である。
(付記9)
付記9に記載のコンピュータプログラムは、生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支柱部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支柱部材の歪みを取得する取得工程と、前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
(付記10)
付記10に記載の記録媒体は、付記9に記載のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体である。
本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う重量検出システム、重量検出装置、重量検出方法、コンピュータプログラム及び記録媒体もまた本発明の技術思想に含まれる。

1 重量検出システム
110 タンク
120 支柱
150 歪みセンサ
200 測定器
300 重量検出装置
310 測定データ取得部
315 外部要因データ取得部
320 重量算出部
330 報知判定部
340 閾値変更部

Claims (10)

  1. 生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられており、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする重量検出システム。
  2. 前記生産資材は、飼料、肥料、又は農薬であることを特徴とする請求項1に記載の重量検出システム。
  3. 前記算出手段で算出された前記生産資材の重量を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の重量検出システム。
  4. 前記出力手段は、前記重量が所定閾値以下である場合に、前記生産資材の残量が少ないことを報知する報知情報を出力することを特徴とする請求項3に記載の重量検出システム。
  5. ユーザの操作に応じて前記所定閾値を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の重量検出システム。
  6. 前記検出手段で検出された歪みに関する情報を、無線通信で送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信された前記歪みに関する情報を受信し、前記算出手段に入力する受信手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の重量検出システム。
  7. 生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする重量検出装置。
  8. 生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支持部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支持部材の歪みを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程と
    を含むことを特徴とする重量検出方法。
  9. 生産資材を保管する容器又は前記容器を支える支柱部材の表面に取り付けられた検出手段から、前記生産資材の重みによって生ずる前記容器又は前記支柱部材の歪みを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された歪みに基づいて、前記生産資材の重量を算出する算出工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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