JP2021027626A - 磁石温度推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を精度よく推定できる、磁石温度推定方法を提供する。【解決手段】車両1の空走時に、永久磁石同期電動機であるモータ2に供給される電流の指令値が零に設定されて、その状態でモータ2に生じる逆起電圧が検出される。モータ2の冷機時に検出される逆起電圧から冷機時逆起電圧定数が算出され、また、モータ2の暖機時(現時)に検出される逆起電圧から暖機時逆起電圧定数が算出されて、その暖機時逆起電圧定数と冷機時逆起電圧定数との差分から、現時の永久磁石の温度と冷機時の永久磁石の温度との温度差が求められる。そして、その温度差が冷機時の永久磁石の温度に加算されることにより、現時における永久磁石の温度が求められる。【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を推定する磁石温度推定方法に関する。
ハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)や電気自動車(EV:Electric Vehicle)には、走行用の駆動源としてのモータと、モータに対する電力の入出力を制御するPCU(Power Control Unit:パワーコントロールユニット)とが搭載されている。
モータには、永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)が広く採用されている。永久磁石同期電動機は、回転子に強磁性体である永久磁石を用いた同期電動機である。永久磁石の磁束は、温度上昇に伴って減少し、冷めると元に戻る特性を有している。しかしながら、高温下で一定以上の電流が永久磁石同期電動機に通電されると、永久磁石に不可逆変化が生じ、永久磁石の磁束が減少したままとなる。この減磁が生じると、モータ(永久磁石同期電動機)の通常使用時でのトルクが低下する。
そこで、永久磁石の減磁を回避するため、永久磁石の温度を推定し、永久磁石の温度が予め設定された温度よりも高い場合に、モータに流す電流を低減させる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この技術では、モータに発生する逆起電圧と、モータの回転数(回転速度)とが検出され、その逆起電圧および回転数に基づいて、モータの永久磁石の温度が推定される。
特開2017−108568号公報
ところが、永久磁石の温度と磁束との関係には、モータの個体間でばらつきがあるため、従来の技術では、永久磁石の温度を精度よく推定できない。
本発明の目的は、永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を精度よく推定できる、磁石温度推定方法を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る磁石温度推定方法は、車両に走行用の駆動源として搭載された永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を推定する方法であって、永久磁石同期電動機が力行運転および回生運転されない空走時に、永久磁石同期電動機に供給される電流の指令値を零に設定し、永久磁石同期電動機に流れる電流値が零となっているときに、永久磁石同期電動機に生じる逆起電圧を検出し、その検出した逆起電圧に相関する値であって、永久磁石同期電動機の回転数に影響されない相関値を求め、その相関値と永久磁石同期電動機の冷機時に予め求めた相関値との差分から永久磁石の温度を推定する方法である。
この方法によれば、車両の空走時に、永久磁石同期電動機に供給される電流の指令値が零に設定されて、その状態で永久磁石同期電動機に生じる逆起電圧が検出される。そして、逆起電圧に相関する値であって、永久磁石同期電動機の回転数に影響されない相関値が求められ、その相関値と永久磁石同期電動機の冷機時に予め求められた相関値との差分から永久磁石の温度が推定される。
逆起電圧は、永久磁石同期電動機が有する逆起電圧定数と相関があり、逆起電圧定数は、永久磁石の磁束と相関がある。逆起電圧定数および磁束は、永久磁石同期電動機の回転数に影響されない値であり、永久磁石の温度に応じて変動する値である。したがって、永久磁石同期電動機の現時の逆起電圧定数と冷機時の逆起電圧定数との差分から現時の永久磁石の温度と冷機時の永久磁石の温度との温度差を求めることができる。したがって、冷機時の永久磁石の温度が判っていれば、その冷機時の永久磁石の温度と求めた温度差とから現時における永久磁石の温度を求めることができる。磁束についても同様である。
このように、永久磁石同期電動機の個体ごとに求めた冷機時の永久磁石の温度を基準として、各個体で発生する逆起電圧に相関する相関値(逆起電圧定数または磁束)から現時における永久磁石の温度が推定されるので、現時における永久磁石の温度を従来よりも精度よく推定することができる。その結果、永久磁石の温度が高い場合に永久磁石同期電動機のトルク(電流)に制限を加える構成では、不要なトルク制限を抑制することができ、トルク制限によるドライバビリティの低下を抑制することができる。
本発明によれば、永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を従来よりも精度よく推定することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の要部の構成を示す図である。 冷機時逆起定数算出処理の流れを示すフローチャートである。 磁石温度推定処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の要部構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両1の要部の構成を示す図である。
車両1は、モータ2を走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)である。車両1には、たとえば、シリーズ方式のハイブリッドシステムを採用している。シリーズ方式のハイブリッドシステムでは、エンジンの動力が発電用のモータで電力に変換され、その電力でモータ2が駆動されて、モータ2の動力が駆動輪に伝達される。
モータ2は、回転子に強磁性体である永久磁石を用いた永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)である。モータ2は、電動機として機能し、また、発電機としても機能する。
また、車両1には、駆動用バッテリ3と、PCU(Power Control Unit:パワーコントロールユニット)4とが搭載されている。
駆動用バッテリ3は、複数の二次電池を組み合わせた組電池であり、たとえば、リチウムイオン電池からなる。駆動用バッテリ3は、たとえば、約200〜350Vの直流電力を出力する。
PCU4は、モータ2と駆動用バッテリ3とに接続されている。PCU4は、インバータ5およびマイコン(マイクロコントローラユニット)6を内蔵している。インバータ5は、2個の半導体スイッチング素子の直列回路をモータ2のU相、V相およびW相の各相に対応して設け、それらの直列回路を互いに並列に接続して構成されている。
モータ2が電動機として機能する力行運転時には、駆動用バッテリ3から出力される直流電力がインバータ5で交流電力に変換され、交流電力がインバータ5からモータ2に供給される。一方、モータ2が発電機として機能する回生運転時には、モータ2で駆動輪からの動力が交流電力に変換される。このとき、モータ2が駆動系の抵抗となり、その抵抗による回生制動力が駆動輪に作用する。モータ2で発生した交流電力は、インバータ5で直流電力に変換されて、駆動用バッテリ3に充電される。
マイコン6は、モータ2の回転数を検出する。具体的には、モータ2には、モータ2の回転に同期したパルス信号を出力する回転センサ(図示せず)が設けられており、マイコン6は、回転センサから出力されるパルス信号の周期からモータ2の回転数を求める。また、マイコン6は、モータ2とインバータ5との間に現れる電圧を検出する。
また、車両1には、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)7が搭載されている。ECU7には、CPU、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリが内蔵されている。図1には、1つのECU7のみが示されているが、車両1には、各部を制御するため、ECU7と同様の構成を有する複数のECUが搭載されている。ECU7を含む複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。また、ECU7は、PCU4のマイコン6と通信可能に接続されている。
ECU7は、他のECUやPCU4のマイコン6から受信した情報などに基づいて、マイコン6を介してPCU4のインバータ5の動作を制御する。
<冷機時逆起定数算出処理>
図2は、冷機時逆起定数算出処理の流れを示すフローチャートである。
ECU7は、モータ2の冷機時の逆起電圧定数(逆起定数)を算出するため、車両1の走行中に、図2に示される冷機時逆起定数算出処理を実行する。
冷機時逆起定数算出処理では、まず、モータ2が力行運転および回生運転されない状態で車両1が走行している空走中であるか否かが判定される(ステップS11)。車両1が空走中でない場合(ステップS11のNO)、冷機時逆起定数算出処理は次に進まない。
車両1が空走中である場合(ステップS11のYES)、次に、車両1が前回の走行を終了してから現時までに所定の第1時間が経過しているか否かが判定される。第1時間は、たとえば、車両1が前回の走行を終了してからモータ2の温度が常温または常温に近い温度である第1温度に低下するのに十分な時間に設定されている。
車両1が前回の走行を終了してから現時までに第1時間が経過している場合(ステップS12のYES)、車両1が今回の走行を開始してから現時までに経過した時間が所定の第2時間以内であるか否かを判定する。第2時間は、たとえば、車両1の走行に伴ってモータ2が第1温度からモータ2の永久磁石の磁束が低減し始める第2温度に上昇するのに要する時間を基準に設定されている。
車両1が前回の走行を終了してから現時までに第1時間が経過していないか(ステップS12のNO)、または、車両1が今回の走行を開始してから現時までの経過時間が第2時間を超えている場合(ステップS13のNO)、冷機時逆起定数算出処理は終了される。
車両1が今回の走行を開始してから現時までの経過時間が第2時間以内である場合(ステップS13のYES)、PCU4のインバータ5からモータ2に供給される電流の指令値が零(0)に設定される(ステップS14)。そして、その零指令値がECU7からPCU4のマイコン6に伝達されて、マイコン6によりインバータ5の動作が制御されることにより、インバータ5からモータ2に供給される電流が零になる。
零指令値の設定は、一定の期間にわたって継続される。この期間に、マイコン6により、モータ2とインバータ5との間に現れる電圧が検出される。インバータ5からモータ2に電流が供給されていないので、このときモータ2とインバータ5との間に現れる電圧は、モータ2の回転子の回転により発生する逆起電圧である。すなわち、零指令値が設定されている期間に、マイコン6によって、モータ2に発生する逆起電圧が検出される(ステップS15)。
電圧の検出方法は、インバータ5のスイッチングを停止させて直接検出する方法でも、インバータ5のスイッチングを停止させずに、インバータ5への入力電圧とインバータ5からモータ2への出力電圧パルス幅から間接的に算出する方法でもよい。
また、マイコン6によって、モータ2の回転数が検出される。マイコン6により検出されるモータ2の逆起電圧および回転数は、マイコン6からECU7に送信される。ECU7にモータ2の逆起電圧および回転数が入力されると、その逆起電圧を回転数で除算することにより、モータ2の逆起電圧定数が算出されて(ステップS16)、冷機時逆起定数算出処理が終了される。
<磁石温度推定処理>
図3は、磁石温度推定処理の流れを示すフローチャートである。
ECU7は、モータ2の永久磁石の温度を推定するため、車両1の走行中に、図3に示される磁石温度推定処理を実行する。
磁石温度推定処理では、モータ2が力行運転および回生運転されない状態で車両1が走行している空走中であるか否かが判定される(ステップS21)。車両1が空走中でない場合(ステップS21のNO)、磁石温度推定処理は次に進まない。
車両1が空走中である場合(ステップS21のYES)、PCU4のインバータ5からモータ2に供給される電流の指令値が零(0)に設定される(ステップS22)。そして、その零指令値がECU7からPCU4のマイコン6に伝達されて、マイコン6によりインバータ5の動作が制御されることにより、インバータ5からモータ2に供給される電流が零になる。
零指令値の設定は、一定の期間にわたって継続される。この期間に、マイコン6により、モータ2とインバータ5との間に現れる電圧が検出される。インバータ5からモータ2に電流が供給されていないので、このときモータ2とインバータ5との間に現れる電圧は、モータ2の回転子の回転により発生する逆起電圧である。すなわち、零指令値が設定されている期間に、マイコン6によって、モータ2に発生する逆起電圧が検出される(ステップS23)。
電圧の検出方法は、インバータ5のスイッチングを停止させて直接検出する方法でも、インバータ5のスイッチングを停止させずに、インバータ5への入力電圧とインバータ5からモータ2への出力電圧パルス幅から間接的に算出する方法でもよい。
また、マイコン6によって、モータ2の回転数が検出される。マイコン6により検出されるモータ2の逆起電圧および回転数は、マイコン6からECU7に送信される。ECU7にモータ2の逆起電圧および回転数が入力されると、その逆起電圧を回転数で除算することにより、モータ2の逆起電圧定数が算出される(ステップS24)。
その後、その算出された逆起電圧定数が暖機時逆起電圧定数とされ、冷機時逆起定数算出処理で算出された逆起電圧定数が冷機時逆起電圧定数とされて、冷機時逆起電圧定数と暖機時逆起電圧定数との差分が求められる。そして、冷機時逆起電圧定数と暖機時逆起電圧定数との差分から、モータ2の永久磁石の温度である磁石温度が推定される。
具体的には、永久磁石は、温度上昇に伴って磁束が減少し、冷めると元に戻る特性を有している。永久磁石の磁束の減少に伴って、モータ2の逆起電圧定数が減少する。すなわち、永久磁石の温度上昇に伴って、永久磁石の磁束が減少し、その磁束の減少に伴って、モータ2の逆起電圧定数が減少する。したがって、冷機時逆起電圧定数と暖機時逆起電圧定数との差分は、冷機時の永久磁石の温度と暖機時の永久磁石の温度との差分に対応する。よって、冷機時逆起電圧定数と暖機時逆起電圧定数との差分から冷機時の永久磁石の温度と暖機時の永久磁石の温度との温度差を求めて、その温度差を冷機時の永久磁石の温度に加算することにより、磁石温度が推定される。
冷気時の永久磁石の温度は、外気温度へと十分に近づいているとみなし、他の温度センサ(外気温度センサや水温センサ)の値から推測してもよい。
<作用効果>
以上のように、車両1の空走時に、永久磁石同期電動機であるモータ2に供給される電流の指令値が零に設定されて、その状態でモータ2に生じる逆起電圧が検出される。逆起電圧は、モータ2が有する逆起電圧定数と相関がある。逆起電圧定数は、モータ2の回転数に影響されない値であり、永久磁石の温度に応じて変動する値である。したがって、モータ2の冷機時に検出される逆起電圧から冷機時逆起電圧定数を算出し、また、モータ2の暖機時(現時)に検出される逆起電圧から暖機時逆起電圧定数を算出して、その暖機時逆起電圧定数と冷機時逆起電圧定数との差分から、現時の永久磁石の温度と冷機時の永久磁石の温度との温度差を求めることができる。そして、その温度差を冷機時の永久磁石の温度に加算することにより、現時における永久磁石の温度を求めることができる。
このように、モータ2の個体ごとに求めた冷機時の永久磁石の温度を基準として、各個体で発生する逆起電圧に相関する逆起電圧定数から現時における永久磁石の温度が推定されるので、現時における永久磁石の温度を従来よりも精度よく推定することができる。その結果、永久磁石の温度が高い場合にモータ2のトルク(電流)に制限を加える構成では、不要なトルク制限を抑制することができ、トルク制限によるドライバビリティの低下を抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、車両1が前回の走行を終了してから現時までに第1時間が経過し、かつ、車両1が今回の走行を開始してから現時までの経過時間が第2時間以内である場合に、モータ2が冷機状態であるとして、モータ2の冷機時逆起電圧定数が算出される。しかし、その冷機時逆起電圧定数を算出する際にモータ2の冷機状態が担保されていればよく、たとえば、車両1の走行中のモータ2の動作の履歴がPCU4のマイコン6のメモリに記録されて、車両1が前回の走行を終了してから現時までに第1時間が経過し、かつ、今回の走行開始からの履歴からモータ2の温度が第2温度に達していないと判断される場合に、冷機時逆起電圧定数が算出されてもよい。
また、モータ2の回転数が所定回転数以上である状態では、弱め界磁制御が入るため、モータ2の永久磁石の冷気時および暖気時の逆起電圧定数測定は、モータ2の回転数が所定回転数未満である場合に実行されることが好ましい。これにより、弱め界磁制御に起因する逆起電圧定数の誤判定を抑制できる。
また、前述の実施形態では、本発明に係る技術がシリーズ方式を採用したハイブリッド車に適用された場合を例にとったが、本発明に係る技術は、他の方式を採用したハイブリッド車に適用されてもよいし、ハイブリッド車に限らず、モータを走行用の駆動源として搭載した車両であれば、エンジンを搭載していない電気自動車に適用することもできる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
2:モータ(永久磁石同期電動機)

Claims (1)

  1. 車両に走行用の駆動源として搭載された永久磁石同期電動機の永久磁石の温度を推定する方法であって、
    前記永久磁石同期電動機が力行運転および回生運転されない空走時に、前記永久磁石同期電動機に供給される電流の指令値を零に設定し、
    電流の指令値が零に設定されているときに、前記永久磁石同期電動機に生じる逆起電圧を検出し、
    その検出した逆起電圧に相関する値であって、前記永久磁石同期電動機の回転数に影響されない相関値を求め、その相関値と前記永久磁石同期電動機の冷機時に予め求めた前記相関値との差分から前記永久磁石の温度を推定する、磁石温度推定方法。
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