JP2021027569A - ワイヤレスイヤフォン - Google Patents

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Takayuki Uchida
孝之 内田
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Abstract

【課題】ユーザの操作上の不具合を防止できるワイヤレスイヤフォンを提供すること。【解決手段】所定のタイミングで一方のイヤフォン11Aをマスターと設定し、他方のイヤフォン11Bをスレーブと設定する主従関係設定部22A、22Bと、一対のイヤフォン11A,11Bの左右チャンネルをそれぞれ設定するチャンネル設定部23A、23Bと、一対のイヤフォン11A,11Bにそれぞれ設けられた操作部12A、12Bと、チャンネル設定部23A、23Bに応じて、左チャンネルのイヤフォン11Aの操作部12Aに左チャンネル操作機能を設定し、右チャンネルのイヤフォン11Bの操作部12Bに右チャンネル操作機能を設定する操作機能設定部25A、25Bと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信により音声信号を受信するワイヤレスイヤフォンに関する。
一般に、左右のイヤフォンが完全に独立した、TWS(True Wireless Stereo)と呼ばれるワイヤレスイヤフォンが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のワイヤレスイヤフォンでは、一方(例えば左側)のイヤフォンがマスターとして動作し、他方(例えば右側)のイヤフォンがスレーブとして動作するように設定され、Bluetооth(登録商標)を介して、外部装置(例えばスマートフォンなど)に接続されている。
実用新案登録第3220967号公報
ところで、上記のワイヤレスイヤフォンでは、各イヤフォンにそれぞれ操作ボタンが設けられ、マスターとして動作するイヤフォンの操作ボタン、及びスレーブとして動作するイヤフォンの操作ボタンにはそれぞれファームウェアで異なる機能が設定されている。
一方、近年、各イヤフォンの消費電力の平準化のため、左右のイヤフォンが交互にマスター及びスレーブとして動作するように、マスター及びスレーブを自動的に切り替える技術が開発されている。従来の構成では、マスター及びスレーブを切り替えた場合に、左右のイヤフォンの各操作ボタンの機能も切り替わってしまうため、操作上の不具合が生じる問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの操作上の不具合を防止できるワイヤレスイヤフォンを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、近距離無線通信を介して、音声信号を受信可能に外部装置と接続されるワイヤレスイヤフォンであって、所定のタイミングで一方のイヤフォンをマスターと設定し、他方のイヤフォンをスレーブと設定する主従関係設定部と、一対の前記イヤフォンの左右のチャンネルをそれぞれ設定するチャンネル設定部と、一対の前記イヤフォンにそれぞれ設けられた操作部と、前記チャンネル設定部の設定結果に応じて、左チャンネルの前記イヤフォンの前記操作部に左チャンネル操作機能を設定し、右チャンネルの前記イヤフォンの前記操作部に右チャンネル操作機能を設定する操作機能設定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、一対のイヤフォンのマスター及びスレーブの設定に関わりなく、操作部の操作機能の変更を防止することができ、ユーザの操作上の不具合を防止できる。
図1は、第1実施形態に係るワイヤレスイヤフォンと外部装置とが無線接続された状態を示す概略図である。 図2は、左右のイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。 図3は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。 図4は、第2実施形態に係るワイヤレスイヤフォンが備える左右のイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。 図5は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。 図6は、第3実施形態に係るワイヤレスイヤフォンのイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。 図7は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るワイヤレスイヤフォンと外部装置とが無線接続された状態を示す概略図である。図2は、左右のイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。ワイヤレスイヤフォン10は、左右一対のイヤフォン11A、11Bを備えて構成される。本明細書では、『左右』は人間(ユーザ)に装着される際の位置関係をいい、左耳に装着されるイヤフォンを左(左チャンネル)のイヤフォン11Aとし、右耳に装着されるイヤフォンを右(右チャンネル)のイヤフォン11Bとする。
左右のイヤフォン11A、11Bは、例えば、カナルタイプのイヤフォンであり、イヤピース(不図示)を耳の孔に挿入して使用する。なお、イヤフォン11A、11Bは、カナルタイプに限るものではなく、インナーイヤ式であってもよく、TWSタイプのイヤホンであれば形式は問わない。左右のイヤフォン11A、11Bは、Bluetооth(登録商標;近距離無線通信)を介して、外部装置100に接続されている。接続方式は、Bluetооthに限らず、NFMI(Near Field Magnetic Induction;近距離磁気誘導技術(近距離無線通信))など別の接続方式であってもよい。外部装置100は、例えば、オーディオプレーヤや、オーディオプレーヤの機能を備えたスマートフォンなど携帯端末であり、音声信号を送信可能に構成されている。また、左右のイヤフォン11A,11Bは、それぞれイヤフォン11A,11Bの表面に突出した操作部12A、12Bを備える。これら操作部12A、12Bは、外部装置100に対する操作を実行する操作ボタンスイッチであり、例えば、音量調整や曲送り/戻し、通話などの各種操作を実行できる。
本実施形態のワイヤレスイヤフォン10は、一方のイヤフォンがマスターとして動作し、他方のイヤフォンがスレーブとして動作するように設定される。例えば、左のイヤフォン11Aがマスターとして動作する場合には、右のイヤフォン11Bがスレーブとして動作する。左のイヤフォン11A(マスター)は、第1の無線接続101により外部装置100との間で無線通信すると共に、第2の無線接続102により右のイヤフォン11B(スレーブ)との間で無線通信する。これにより、左のイヤフォン11A(マスター)は、外部装置100から送信された音声信号を受信しつつ、右チャンネル用の音声信号を右のイヤフォン11B(スレーブ)に送信する。また、本実施形態では、ワイヤレスイヤフォン10は、左右のイヤフォン11A,11Bの間で、マスターとスレーブとを自動的に切り替えるように構成されており、右のイヤフォン11Bがマスターとして動作する場合、右のイヤフォン11Bは、第1の無線接続103により外部装置100との間で無線通信すると共に、第2の無線接続104により、左のイヤフォン11A(スレーブ)との間で無線通信を行う。
次に、一対のイヤフォン11A、11Bの機能構成について説明する。これらイヤフォン11A、11Bは同等の機能構成を備えているため、共通する部分はイヤフォン11Aを例示して説明し、構成の異なる部分は両方をそれぞれ説明する。
イヤフォン11Aは、図2に示すように、上記した操作部12Aと、無線通信部13Aと、音声再生部14Aと、音声出力部15Aと、電源部16Aと、記憶部17Aと、制御部20Aとを備える。例えば、無線通信部13A、音声再生部14A、記憶部17A及び制御部20Aは、同一の基板(チップ)30A上に実装されている。
操作部12Aは、外部装置100に対して、設定された機能操作を実行する。無線通信部13Aは、Bluetооth規格に準拠した無線通信を介して、右のイヤフォン11Bの無線通信部13Bや外部装置100の無線通信部(不図示)との間で音声信号及び操作信号の通信を行う。音声再生部14Aは、無線通信部13Aが受信した音声信号をデコードして再生する。本実施形態では、左のイヤフォン11Aに備えられる音声再生部14Aは、受信した音声信号のうち、左チャンネル用の音声信号をデコードして再生する。音声出力部15Aは、音声再生部14Aに接続されて該音声再生部14Aで再生された音声を出力する。
電源部16Aは、イヤフォン11Aを駆動するための電源であり、本実施形態では、充電池で構成されている。記憶部17Aは、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶手段で構成され、イヤフォン11Aの動作を制御するためのファームウェア(制御プログラム)が記憶されている。
制御部20Aは、CPU、RAM及びROMを含むマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータで構成することができる。制御部20Aは、機能的な内部構成として、電池容量検出・比較部21Aと、主従関係設定部22Aと、チャンネル設定部23Aと、チャンネル判別部24Aと、操作機能設定部25Aとを備える。これらの構成要素は、記憶部17Aに記憶されたファームウェアを実行した際の制御動作によって構成されているが、ハードウェアで構成されていてもよい。さらに、ファームウェアとハードウェアとを組み合わせて構成してもよい。
電池容量検出・比較部21Aは、自己の電源部16Aに接続されて電源部16Aの電池容量(電池残量)を検出すると共に、無線通信部13A、13Bを介して、他のイヤフォン11Bの電源部16Bの電池容量と比較して、いずれの電源部16A、16Bの電池容量が多いかを取得する。主従関係設定部22Aは、比較した電池容量に応じて、自己のイヤフォン11Aをマスターまたはスレーブと設定する。具体的には、自己の電源部16Aの電池容量が他の電源部16Bよりも多い場合、主従関係設定部22Aは、自己のイヤフォン11Aをマスターとして設定する。このとき、他のイヤフォン11Bの主従関係設定部22Bは、自己のイヤフォン11Bをスレーブとして設定する。
マスターとして動作するイヤフォンは、外部装置100と通信すると共に、スレーブとして動作するイヤフォンとも通信を行うため、マスターのイヤフォンの方がスレーブのイヤフォンよりも消費電力が大きくなる。主従関係設定部22A、22Bは、比較した電池容量に応じて、イヤフォン11A、11Bの主従関係を設定するため、各イヤフォン11A、11Bの消費電力の平準化を図ることができ、結果的にワイヤレスイヤフォン10の使用時間を長く延ばすことができる。イヤフォン11A、11Bの主従関係の設定は、ワイヤレスイヤフォン10を使用開始時、すなわちイヤフォン11A、11Bの電源をオンした時に実施される。なお、ワイヤレスイヤフォン10の使用中、定期的にイヤフォン11A、11Bの電源部16A、16Bの電池容量の検出・比較を行い、電源部16A、16Bの電池容量に応じて、イヤフォン11A、11Bの主従関係を再設定(切り替え)してもよい。
チャンネル設定部23A、23Bは、イヤフォン11A、11Bが左右いずれのチャンネルであるかを設定する。具体的には、チャンネル設定部23A、23Bは、チャンネル判別部24A、24Bの接続先に基づいて左右のチャンネルをそれぞれ設定する。本実施形態では、チャンネル判別部24A、24Bは、基板30A、30B上に実装され、実装されたLSIの端子を介して、基板30A、30Bの外部となるイヤフォン11A,11Bの回路基板に設けられた回路上の電位の異なる箇所に予めそれぞれ接続されており、その接続先の電位を検出する。チャンネル判別部24Aは、基準電位となるイヤフォン11Aの回路基板におけるGND31Aに接続され、チャンネル判別部24Bは、基準電位よりも電位の高い電源電位となるイヤフォン11Bの回路基板におけるVCC32Bに接続されている。チャンネル判別部24A、24Bは、検出される電位から接続先を判別し、この結果をチャンネル設定部23A、23Bに送る。チャンネル設定部23A、23Bは、チャンネル判別部24A、24Bの接続先が基準電位となるGND31Aの場合、自己のイヤフォン11Aを左(左チャンネル)と設定し、電源電位となるVCC32Bの場合には、自己のイヤフォン11Bを右(右チャンネル)と設定する。このように、イヤフォン11A、11Bのハードウェア構成を少し変えておくことにより、同一のファームウェアをそれぞれ実行した際に、イヤフォン11A、11Bの左右のチャンネルを自動的に設定することができる。なお、接続先の電位と、左右のチャンネルとの対応関係は一例であり、適宜に変更することが可能である。
操作機能設定部25A、25Bは、チャンネル設定部23A、23Bによって設定されたチャンネルに対応する操作機能を操作部12A,12Bにそれぞれ設定する。操作部12A,12Bに設定される操作機能はチャンネルによって異なり、ユーザが感覚的に覚えやすいようになっている。このように、本実施形態では、イヤフォン11A、11Bの操作部12A,12Bに対して、各チャンネルに対応した操作機能がそれぞれ設定されるため、イヤフォン11A、11Bのマスターとスレーブとが切り替わった場合であっても、操作部12A,12Bの操作機能は変更されない。従って、ユーザが操作上の不具合を感じることを防止できる。
次に、ワイヤレスイヤフォン10の動作について説明する。図3は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。まず、ワイヤレスイヤフォン10の各イヤフォン11A、11Bの電源が投入(オン)される(ステップS1)と、イヤフォン11A、11Bの電池容量検出・比較部21A、21Bは、それぞれ自己の電源部16A、16Bの電池容量を検出すると共に、無線通信部13A、13Bを介して、イヤフォン11A、11B間で無線通信を行う(ステップS2)。この際、電池容量検出・比較部21A、21Bは、検出した自己の電源部16A、16Bの電池容量を比較して、いずれの電源部16A、16Bの電池容量が多いかという情報を取得する。
続いて、主従関係設定部22A、22Bは、比較した電池容量に応じて、自己のイヤフォン11A、11Bをマスターまたはスレーブに設定する(ステップS3)。例えば、イヤフォン11A(一方のイヤフォン)の電源部16Aの電池容量が他の電源部16Bの電池容量よりも多い場合、主従関係設定部22Aは、自己のイヤフォン11Aをマスターとして設定する。また、イヤフォン11B(他方のイヤフォン)の主従関係設定部22Bは、自己のイヤフォン11Bをスレーブとして設定する。
続いて、チャンネル判別部24A、24Bは、それぞれ検出された電位に基づいて接続先を判別する(ステップS4)。この判別において、例えば、イヤフォン11Aのチャンネル判別部24Aが検出した電位が基準電位であった場合(ステップS4;L)、チャンネル設定部23Aは、自己のイヤフォン11Aを左チャンネルと設定し(ステップS5)、操作機能設定部25Aは、自己のイヤフォン11Aの操作部12Aに左チャンネル機能(左チャンネルに対応する操作機能)を設定する(ステップS6)。
一方、イヤフォン11Bのチャンネル判別部24Bが検出した電位が基準電位よりも高い電源電位であった場合(ステップS4;H)、チャンネル設定部23Bは、自己のイヤフォン11Bを右チャンネルと設定し(ステップS7)、操作機能設定部25Bは、自己のイヤフォン11Bの操作部12Bに右チャンネル機能(右チャンネルに対応する操作機能)を設定する(ステップS8)。
そして、マスターとして機能する左のイヤフォン11Aの制御部20Aは、無線通信部13Aを介して、外部装置100との無線接続処理を行い(ステップS9)、処理を終了する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係るワイヤレスイヤフォンが備える左右のイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。第2実施形態に係るワイヤレスイヤフォン10は、図4に示すように、左右一対のイヤフォン111A、111Bを備えて構成される。これらイヤフォン111A、111Bは、制御部120A、120Bの構成が上記したイヤフォン11A、11Bと異なる。このため、第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明し、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
制御部120A、120Bは、それぞれ機能的な内部構成として、電池容量検出・比較部21A、21Bと、主従関係設定部22A、22Bと、チャンネル設定部123A、123Bと、チャンネル判別部124A、124Bと、操作機能設定部25A、25Bとを備える。
チャンネル設定部123A、123Bは、チャンネル判別部124A、124Bの判別結果に基づいて、各イヤフォンの左右チャンネルをそれぞれ設定する。本実施形態では、チャンネル判別部124A、124Bは、記憶部17A、17Bにそれぞれ記憶された左右判別フラグ170A、170Bに基づき左右のチャンネルを判別する。記憶部17Aには、例えば、0に設定された左右判別フラグ170Aを有し、記憶部17Bは、例えば、1に設定された左右判別フラグ170Bを有している。チャンネル判別部124A、124Bは、それぞれファームウェアの実行時に、左右判別フラグ170A、170Bを読み出して左右チャンネルを判別し、この結果をチャンネル設定部123A、123Bに送る。チャンネル判別部124A、124Bは、読み出した左右判別フラグ170Aが「0」に設定されている場合、自己のイヤフォン111Aを左(左チャンネル)と判別し、左右判別フラグ170Bが「1」に設定されている場合には、自己のイヤフォン111Bを右(右チャンネル)と判別して、これらの判別結果をそれぞれチャンネル設定部123A、123Bに送る。チャンネル設定部123A、123Bは、受け取った判別結果に基づき、自己のイヤフォンの左右のチャンネルをそれぞれ設定する。このように、第2実施形態では、記憶部17A、17Bには、それぞれ異なる左右判別フラグ170A、170Bが記憶されているため、同一(共通)のファームウェアをそれぞれ実行させることにより、イヤフォン111A、111Bの左右のチャンネルを自動的に設定することができる。なお、左右判別フラグの数値と、左右のチャンネルとの対応関係は一例であり、適宜に変更することが可能である。
次に、ワイヤレスイヤフォン10の動作について説明する。図5は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。この動作手順についても、上記した第1実施形態と同一の手順については同一の符号を付して説明を省略する。
主従関係設定部22A、22Bがそれぞれ自己のイヤフォン111A、111Bをマスターまたはスレーブに設定する(ステップS3)と、チャンネル判別部124A、124Bは、記憶部17A、17Bが有する左右判別フラグ170A、170Bを判別する(ステップS14)。この判別において、例えば、記憶部17Aが有する左右判別フラグ170Aが「0」の場合(ステップS14;0)、チャンネル判別部124Aは、自己のイヤフォン111Aを左(左チャンネル)と判別した判別結果をチャンネル設定部123Aに送り、チャンネル設定部123Aは、自己のイヤフォン111Aを左チャンネルと設定する(ステップS5)。一方、記憶部17Bが有する左右判別フラグ170Bが「1」の場合(ステップS14;1)、チャンネル判別部124Bは、自己のイヤフォン111Bを右(右チャンネル)と判別した判別結果をチャンネル設定部123Bに送り、チャンネル設定部123Bは、自己のイヤフォン111Bを右チャンネルと設定する(ステップS7)。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図6は、第3実施形態に係るワイヤレスイヤフォンのイヤフォンの機能構成を示すブロック図である。第3実施形態に係るワイヤレスイヤフォン10は、左右の区別のない同一構成の一対のイヤフォン211を備える。このイヤフォン211は、制御部220及び位置センサ18を備える点で、上記したイヤフォン11A、11Bと異なる。このため、第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明し、同一の構成については同様(A、Bの符号を外した)の符号を付して説明を省略する。
イヤフォン211は、左右の区別はないものの、ユーザの耳に装着された時にどちらが所定の向き(例えば前方)になるかが予め定められた形状となっている。例えば、カナルタイプのイヤフォンでは、音を発する音筒(耳の孔に挿入される部分)は傾いており、耳へ装着した時に音筒が向いている方向が前方となっている。位置センサ18は、イヤフォン211の姿勢(向き)や相対的位置関係を検出するものであり、本実施形態では地磁気3軸センサが用いられている。上記したように、イヤフォンの前方は、音筒が向いている方向に設定されているため、音筒先端部端面を正面に見て、音筒が前に向かって延びているように持った状態(すなわち耳に装着した状態)において、地磁気3軸センサのZ軸方向が所定方向を向いているか否かでイヤフォン211の左右を判別する。
また、制御部220は、機能的な内部構成として、電池容量検出・比較部21と、主従関係設定部22と、チャンネル設定部223と、操作機能設定部25とを備える。チャンネル設定部223は、イヤフォン211を耳に装着した状態において、位置センサ(地磁気センサ)18の判別結果に基づき、例えば、地磁気センサのZ軸が所定方向(鉛直下向き)を向いていれば、自己のイヤフォン211を左(左チャンネル)と設定し、所定方向(鉛直下向き)を向いていなければ、自己のイヤフォン211を右(右チャンネル)と設定する。このように、第3実施形態では、イヤフォン211がユーザの左右のいずれの耳に装着されているかを判別する位置センサ18を備えているため、イヤフォン211を同一のハードウェア及びファームウェアを備えた構成とすることができ、イヤフォンの装置構成の簡素化を実現できる。
次に、ワイヤレスイヤフォン10の動作について説明する。図7は、ワイヤレスイヤフォンの動作手順を示すフローチャートである。この動作手順についても、上記した第1実施形態と同一の手順については同一の符号を付して説明を省略する。
主従関係設定部22がそれぞれ一対のイヤフォン211をマスターまたはスレーブに設定する(ステップS3)と、チャンネル設定部223は、位置センサ18のZ軸が所定方向を向いているか否かを判別する(ステップS24)。この場合、ユーザは、一対のイヤフォン211を左右の耳に装着し、例えば、操作部12を操作することにより、位置センサ18の検出を実行することが好ましい。
この判別において、位置センサ(地磁気センサ)18のZ軸が所定方向(例えば鉛直下向き)を向いていれば(ステップS24;Yes)、自己のイヤフォン211を左(左チャンネル)と設定する(ステップS5)。また、位置センサ(地磁気センサ)18のZ軸が所定方向(例えば鉛直下向き)を向いていなければ(ステップS24;No)、自己のイヤフォン211を右(右チャンネル)と設定する(ステップS7)。
この第3実施形態では、ワイヤレスイヤフォン10は、左右の区別のない同一構成の一対のイヤフォン211を備えた構成としたが、例えば、形状的に左右の区別をつけた構成も想定される。この場合、位置センサ(地磁気センサ)18は、耳に装着されたイヤフォンの左右を判別し、左右を間違って装着されている場合には、音声出力部15より「左右が逆です」との音声を出力する制御部を備えた構成としてもよい。これによれば、イヤフォンの装着ミスを簡易に促すことができる。
以上、本実施形態によれば、所定のタイミングで一方のイヤフォン11Aをマスターと設定し、他方のイヤフォン11Bをスレーブと設定する主従関係設定部22A、22Bと、一対のイヤフォン11A,11Bの左右チャンネルをそれぞれ設定するチャンネル設定部23A、23Bと、一対のイヤフォン11A,11Bにそれぞれ設けられた操作部12A、12Bと、チャンネル設定部23A、23Bに応じて、左チャンネルのイヤフォン11Aの操作部12Aに左チャンネル操作機能を設定し、右チャンネルのイヤフォン11Bの操作部12Bに右チャンネル操作機能を設定する操作機能設定部25A、25Bと、を備えるため、イヤフォン11A、11Bのマスターとスレーブとの関係に関わりなく、操作部12A,12Bの操作機能の変更を防止することができ、ユーザの操作上の不具合を防止できる。
また、本実施形態によれば、電源電位または基準電位のいずれかに接続されたチャンネル判別部24A、24Bを備え、チャンネル設定部23A、23Bは、チャンネル判別部24A、24Bの接続先に基づいて、イヤフォン11A、11Bの左右のチャンネルをそれぞれ設定するため、ハードウェア構成が僅かに異なるイヤフォン11A、11Bに対して、同一のファームウェアをそれぞれ実行することで、イヤフォン11A、11Bの左右のチャンネルを自動的に設定することができる。また、左右同一のファームウェアにより、生産時のファームウェアの入れ間違いを防止することもできる。
また、本実施形態によれば、記憶部17A、17Bには、それぞれ異なる左右判別フラグ170A、170Bが記憶され、これら左右判別フラグ170A、170Bに基づき左右チャンネルを判別するチャンネル判別部124A、124Bを備え、チャンネル設定部123A、123Bは、チャンネル判別部124A、124Bの判別結果に基づいて、イヤフォン111A、111Bの左右のチャンネルをそれぞれ設定するため、同一(共通)のファームウェアをそれぞれ実行させることにより、イヤフォン111A、111Bの左右のチャンネルを自動的に設定することができる。また、左右判別フラグをファームウェアとは別に書き込むことにより、ファームウェアは左右で共通化され、生産時のファームウェアの入れ間違いを防止することもできる。
また、本実施形態によれば、一対のイヤフォン211がそれぞれ、ユーザの左右のいずれの耳に装着されているかを判別する位置センサ18を備え、チャンネル設定部223は、位置センサ18の判別結果に基づいて、イヤフォン211の左右のチャンネルをそれぞれ設定するため、同一のハードウェア及びファームウェアを備えたイヤフォン211に対して左右のチャンネルを自動的に設定することができる。さらに、左右のイヤフォン211を同一構成とすることができ、イヤフォン211の装置構成の簡素化を実現できる。
また、本実施形態によれば、主従関係設定部22A、22Bは、一対のイヤフォン11A、11Bの電源部16A、16Bの各電池残量に応じて、マスター及びスレーブを設定するため、各イヤフォン11A、11Bの消費電力の平準化を図ることができ、結果的にワイヤレスイヤフォン10の使用時間を長く延ばすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
10 ワイヤレスイヤフォン
11A、11B、111A、111B、211 イヤフォン
12、12A、12B 操作部
13A、13B 無線通信部
16A、16B 電源部
18 位置センサ
20A、20B、120A、120B、220 制御部
21、21A、21B 電池容量検出・比較部
22、22A、22B 主従関係設定部
23A、23B、123A、123B、223 チャンネル設定部
24A、24B、124A、124B チャンネル判別部
25、25A、25B 操作機能設定部
31A 基準電位(GND)
32B 電源電位(VCC)
100 外部装置

Claims (5)

  1. 近距離無線通信を介して、音声信号を受信可能に外部装置と接続されるワイヤレスイヤフォンであって、
    所定のタイミングで一方のイヤフォンをマスターと設定し、他方のイヤフォンをスレーブと設定する主従関係設定部と、
    一対の前記イヤフォンの左右チャンネルをそれぞれ設定するチャンネル設定部と、
    一対の前記イヤフォンにそれぞれ設けられた操作部と、
    前記チャンネル設定部の設定結果に応じて、左チャンネルの前記イヤフォンの前記操作部に左チャンネル操作機能を設定し、右チャンネルの前記イヤフォンの前記操作部に右チャンネル操作機能を設定する操作機能設定部と、を備えたことを特徴とするワイヤレスイヤフォン。
  2. 所定の接続端子における電位に基づき前記左右チャンネルを判別するチャンネル判別部を備え、
    前記チャンネル設定部は、前記チャンネル判別部の判別結果に基づいて、前記左右チャンネルをそれぞれ設定することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスイヤフォン。
  3. 異なるフラグ情報に基づき前記左右チャンネルを判別するチャンネル判別部を備え、
    前記チャンネル設定部は、前記チャンネル判別部の判別結果に基づいて、前記左右チャンネルをそれぞれ設定することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスイヤフォン。
  4. 一対の前記イヤフォンがそれぞれ、ユーザの左右のいずれの耳に装着されているかを判別する位置センサを備え、
    前記チャンネル設定部は、前記位置センサの判別結果に基づいて、前記左右チャンネルをそれぞれ設定することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスイヤフォン。
  5. 前記主従関係設定部は、一対の前記イヤフォンの各電池残量に応じて前記マスター及び前記スレーブを設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のワイヤレスイヤフォン。
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