JP2021027348A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、封止部に半導体チップの冷却路の一部又は全部の機能を持たせた半導体装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明の半導体装置10は、基材20と、第1面32及び第2面34を有し、第1面32を基材20に向けて配置されている半導体チップ30と、半導体チップ30を基材20に電気的に接合させている接合部40と、半導体チップ30の側面36に接触して接合部40を封止する封止部50と、を備え、封止部50は、半導体チップ30を冷却する冷却液を流すための少なくとも1つの流路FLの一部又は全部を構成している。【選択図】図1A
Description
本発明は、半導体装置に関する。
プロセッサー等の半導体チップの高速処理能力が向上したことに伴い、半導体チップの排熱処理が必要となっている。例えば、半導体チップに金属製の枠を被せ当該枠に液体の冷媒の流れる流路を有する冷却装置を接触させ、当該流路に液体の冷媒を流すことにより行われる排熱処理がある。また、同じような排熱処理の技術として、特許文献1に開示されているように、半導体チップに冷媒路部材を被せて、冷媒路部材と半導体チップとで囲まれた冷媒路に冷媒(水を含む)を流す技術がある。
例えば、特許文献1の技術の場合、半導体チップの冷却路は、半導体チップを囲むために別途設けられたものである。そのため、特許文献1の場合、冷却するための構造が複雑となる。
本発明は、封止部に半導体チップの冷却路の一部又は全部の機能を持たせた半導体装置の提供を目的とする。
本発明の一態様の半導体装置は、
基材と、
第1面及び第2面を有し、前記第1面を前記基材に向けて配置されている半導体チップと、
前記半導体チップを前記基材に電気的に接合させている接合部と、
前記半導体チップの側面に接触して前記接合部を封止する封止部と、
を備え、
前記封止部は、前記半導体チップを冷却する冷却液を流すための少なくとも1つの流路の一部又は全部を構成している。
基材と、
第1面及び第2面を有し、前記第1面を前記基材に向けて配置されている半導体チップと、
前記半導体チップを前記基材に電気的に接合させている接合部と、
前記半導体チップの側面に接触して前記接合部を封止する封止部と、
を備え、
前記封止部は、前記半導体チップを冷却する冷却液を流すための少なくとも1つの流路の一部又は全部を構成している。
本発明の半導体装置によれば、封止部に半導体チップの冷却路の一部又は全部の機能を持たせることができる。これに伴い、冷却構造を簡単にすることができる。
≪概要≫
以下、本発明の一例である第1〜第5実施形態について説明する。次いで、第1〜第9変形例を含む複数の変形例について説明する。
以下、本発明の一例である第1〜第5実施形態について説明する。次いで、第1〜第9変形例を含む複数の変形例について説明する。
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態の半導体装置10について説明する。最初に、第1実施形態の半導体装置10の機能及び構成について図1Aを参照しながら説明する。次いで、第1実施形態の半導体装置10の製造方法について図1Bを参照しながら説明する。次いで、第1実施形態の効果について説明する。
まず、第1実施形態の半導体装置10について説明する。最初に、第1実施形態の半導体装置10の機能及び構成について図1Aを参照しながら説明する。次いで、第1実施形態の半導体装置10の製造方法について図1Bを参照しながら説明する。次いで、第1実施形態の効果について説明する。
<第1実施形態の半導体装置の機能及び構成>
本実施形態の半導体装置10は、図1Aに示されるように、プリント基板20(基材の一例)と、半導体チップ30と、接合部40と、封止部50とを備えている。そして、本実施形態の半導体装置10は、一例として、表示装置、駆動装置その他の装置(図示省略)を制御する制御装置として機能する。また、本実施形態の半導体チップ30は、一例として、高速処理が可能なAIチップである。そのため、半導体チップ30は、その動作に伴い大量の熱を発熱するため、動作時に冷却を必要とする。
本実施形態の半導体装置10は、図1Aに示されるように、プリント基板20(基材の一例)と、半導体チップ30と、接合部40と、封止部50とを備えている。そして、本実施形態の半導体装置10は、一例として、表示装置、駆動装置その他の装置(図示省略)を制御する制御装置として機能する。また、本実施形態の半導体チップ30は、一例として、高速処理が可能なAIチップである。そのため、半導体チップ30は、その動作に伴い大量の熱を発熱するため、動作時に冷却を必要とする。
〔プリント基板、半導体チップ及び接合部〕
まず、プリント基板20、半導体チップ30及び接合部40について説明する。
プリント基板20は、絶縁性の板と、配線パターン(図示省略)とを有する。配線パターンは、プリント基板20の少なくとも一方の面(表面22)に形成されている。なお、表面22の反対の面には、電子部品等(図示省略)を外部接続するための配線が形成されていてもよい。
半導体チップ30は、その一方の面をプリント基板20の表面22に向けて配置されている。ここで、当該一方の面を表面32(第1面の一例)とし、表面32と反対側の面を裏面34(第2面の一例)とする。また、表面32及び裏面34以外の面、すなわち、表面32と裏面34とを繋ぐ面を側面36とする。半導体チップ30の複数の接合用端子(図示省略)は、表面32に形成されている。
接合部40は、複数個の半田ボール42と、アンダーフィル44とを有する。複数個の半田ボール42は、プリント基板20と半導体チップ30との間に配置され、配線パターンと複数の接合用端子の各端子とを電気的に接合させている。アンダーフィル44は、各半田ボール42を囲むように配置されている。
まず、プリント基板20、半導体チップ30及び接合部40について説明する。
プリント基板20は、絶縁性の板と、配線パターン(図示省略)とを有する。配線パターンは、プリント基板20の少なくとも一方の面(表面22)に形成されている。なお、表面22の反対の面には、電子部品等(図示省略)を外部接続するための配線が形成されていてもよい。
半導体チップ30は、その一方の面をプリント基板20の表面22に向けて配置されている。ここで、当該一方の面を表面32(第1面の一例)とし、表面32と反対側の面を裏面34(第2面の一例)とする。また、表面32及び裏面34以外の面、すなわち、表面32と裏面34とを繋ぐ面を側面36とする。半導体チップ30の複数の接合用端子(図示省略)は、表面32に形成されている。
接合部40は、複数個の半田ボール42と、アンダーフィル44とを有する。複数個の半田ボール42は、プリント基板20と半導体チップ30との間に配置され、配線パターンと複数の接合用端子の各端子とを電気的に接合させている。アンダーフィル44は、各半田ボール42を囲むように配置されている。
〔封止部〕
次に、封止部50について説明する。
封止部50は、接合部40を封止する機能を有する。具体的には、本実施形態では、封止部50は、プリント基板20と半導体チップ30との間に配置されている接合部40が外部に露出されないように封止している。この場合、封止部50は、半導体チップ30の側面36及び裏面34並びにプリント基板20の表面22に接触した状態で接合部40を封止している。また、別の見方をすると、封止部50は、半導体チップ30の裏面34における周縁(側面36の近傍の部分)に接触して半導体チップ30を把持している。
次に、封止部50について説明する。
封止部50は、接合部40を封止する機能を有する。具体的には、本実施形態では、封止部50は、プリント基板20と半導体チップ30との間に配置されている接合部40が外部に露出されないように封止している。この場合、封止部50は、半導体チップ30の側面36及び裏面34並びにプリント基板20の表面22に接触した状態で接合部40を封止している。また、別の見方をすると、封止部50は、半導体チップ30の裏面34における周縁(側面36の近傍の部分)に接触して半導体チップ30を把持している。
次に、封止部50が複数の部分から構成されているとする観点から、封止部50について説明する。
封止部50は、本体52と、複数の壁54と、蓋56とを有している。
本体52は、接合部40を封止するとともに半導体チップ30を挟んでプリント基板20の反対側に凹み521空洞521が形成されている部分である。複数の壁54は、凹み521空洞521の内部に互いに並んだ状態で配置され、凹み521空洞521を複数の領域に隔てている。蓋56は、複数の壁54を挟んで半導体チップ30の反対側に配置され、本体52及び複数の壁54とで複数の流路FLを形成している。また、本実施形態では、本体52、複数の壁54及び蓋56は、一体的に形成されている。なお、本実施形態では、封止部50は、一例として、エポキシ樹脂及び無機充填材(シリカ、金属粉など)を含んだ材料で構成されている。すなわち、本実施形態の封止部50は、一例として、少なくともエポキシ樹脂及びシリカを含んでいる。
封止部50は、本体52と、複数の壁54と、蓋56とを有している。
本体52は、接合部40を封止するとともに半導体チップ30を挟んでプリント基板20の反対側に凹み521空洞521が形成されている部分である。複数の壁54は、凹み521空洞521の内部に互いに並んだ状態で配置され、凹み521空洞521を複数の領域に隔てている。蓋56は、複数の壁54を挟んで半導体チップ30の反対側に配置され、本体52及び複数の壁54とで複数の流路FLを形成している。また、本実施形態では、本体52、複数の壁54及び蓋56は、一体的に形成されている。なお、本実施形態では、封止部50は、一例として、エポキシ樹脂及び無機充填材(シリカ、金属粉など)を含んだ材料で構成されている。すなわち、本実施形態の封止部50は、一例として、少なくともエポキシ樹脂及びシリカを含んでいる。
次に、複数の流路FLについて説明する。複数の流路FLは、半導体チップ30を冷却する水(冷却液の一例)を流すための流路(冷却路)としての機能を有する。
前述のとおり、複数の壁54は空洞521の内部に互いに並んだ状態で配置されているため、複数の流路FLは互いに同じ方向に沿って並んでいる。また、一例として、複数の流路FLには、その並び方向の一方に水を供給する供給部(図示省略)が接続され、他方に水を排出する排出部(図示省略)が接続されている。そして、半導体装置10の動作時に、供給部から供給された水は、複数の流路FLを流れて排出部から排出されるようになっている。これに伴い、半導体チップ30が発熱した熱は、複数の流路FLを流れる水によって排熱されるようになっている。
なお、本実施形態の場合、封止部50は複数の流路FLの全部を構成している。
前述のとおり、複数の壁54は空洞521の内部に互いに並んだ状態で配置されているため、複数の流路FLは互いに同じ方向に沿って並んでいる。また、一例として、複数の流路FLには、その並び方向の一方に水を供給する供給部(図示省略)が接続され、他方に水を排出する排出部(図示省略)が接続されている。そして、半導体装置10の動作時に、供給部から供給された水は、複数の流路FLを流れて排出部から排出されるようになっている。これに伴い、半導体チップ30が発熱した熱は、複数の流路FLを流れる水によって排熱されるようになっている。
なお、本実施形態の場合、封止部50は複数の流路FLの全部を構成している。
以上が、第1実施形態の半導体装置10の機能及び構成についての説明である。
<第1実施形態の半導体装置の製造方法>
次に、本実施形態の半導体装置10の製造方法について図1Bを参照しながら説明する。
本実施形態の半導体装置10の製造方法は、第1工程及び第2工程を含み、これらの記載順で行われる。図1Bでは、第1工程を説明するための部分を「1st STEP」、第2工程を説明するための部分を「2nd STEP」と表記する。
次に、本実施形態の半導体装置10の製造方法について図1Bを参照しながら説明する。
本実施形態の半導体装置10の製造方法は、第1工程及び第2工程を含み、これらの記載順で行われる。図1Bでは、第1工程を説明するための部分を「1st STEP」、第2工程を説明するための部分を「2nd STEP」と表記する。
〔第1工程〕
第1工程は、プリント基板20に半導体チップ30を実装する工程である。具体的には、プリント基板20に対して半導体チップ30を位置決めし、プリント基板20と半導体チップ30とを複数の半田ボール42により接合する。次いで、プリント基板20と半導体チップ30との間に一例として液状のアンダーフィル剤を充填する。
そして、液状のアンダーフィル剤が硬化すると、接合部40を介してプリント基板20に半導体チップ30が実装された実装基板200が製造されて第1工程が終了する。
第1工程は、プリント基板20に半導体チップ30を実装する工程である。具体的には、プリント基板20に対して半導体チップ30を位置決めし、プリント基板20と半導体チップ30とを複数の半田ボール42により接合する。次いで、プリント基板20と半導体チップ30との間に一例として液状のアンダーフィル剤を充填する。
そして、液状のアンダーフィル剤が硬化すると、接合部40を介してプリント基板20に半導体チップ30が実装された実装基板200が製造されて第1工程が終了する。
〔第2工程〕
第2工程は、第1工程で製造された実装基板200に封止部50を固定する工程である。具体的には、第1型MD1及び第2型MD2を有し、これらを嵌め合せるとキャビティCTを形成する金型MDのキャビティCT内に、実装基板200及び複数のピンPNをそれぞれ定められた姿勢及び位置関係で配置する。
次いで、キャビティCT内に硬化後に封止部50となる液状のモールド樹脂MRを注入する。そして、モールド樹脂MRが硬化した後に、封止部50に埋め込まれた複数のピンPNを抜き取ると、第2工程が終了する。なお、複数のピンPNが抜き取られた部分は、複数の流路FLとなる。
第2工程は、第1工程で製造された実装基板200に封止部50を固定する工程である。具体的には、第1型MD1及び第2型MD2を有し、これらを嵌め合せるとキャビティCTを形成する金型MDのキャビティCT内に、実装基板200及び複数のピンPNをそれぞれ定められた姿勢及び位置関係で配置する。
次いで、キャビティCT内に硬化後に封止部50となる液状のモールド樹脂MRを注入する。そして、モールド樹脂MRが硬化した後に、封止部50に埋め込まれた複数のピンPNを抜き取ると、第2工程が終了する。なお、複数のピンPNが抜き取られた部分は、複数の流路FLとなる。
以上が、第1実施形態の半導体装置10の製造方法についての説明である。
<第1実施形態の効果>
次に、本実施形態の効果について説明する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
〔第1の効果〕
本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、接合部40を封止するだけではなく、複数の流路FLを構成している。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50に半導体チップ30の冷却路の機能を持たせることができる。
本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、接合部40を封止するだけではなく、複数の流路FLを構成している。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50に半導体チップ30の冷却路の機能を持たせることができる。
〔第2の効果〕
また、本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、半導体チップ30の側面36及び裏面34並びにプリント基板20の表面22に接触した状態で接合部40を封止している。別の見方をすると、封止部50は、少なくとも半導体チップ30の裏面34における周縁に接触して半導体チップ30を把持している。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50は、半導体チップ30の裏面34における周縁に接触していない場合に比べて、半導体チップ30を安定的に把持することができる。
また、本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、半導体チップ30の側面36及び裏面34並びにプリント基板20の表面22に接触した状態で接合部40を封止している。別の見方をすると、封止部50は、少なくとも半導体チップ30の裏面34における周縁に接触して半導体チップ30を把持している。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50は、半導体チップ30の裏面34における周縁に接触していない場合に比べて、半導体チップ30を安定的に把持することができる。
〔第3の効果〕
また、本実施形態の封止部50には、図1Aに示されるように、互いに同じ方向に沿って並ぶ複数の流路FLが形成されている。別言すると、封止部50に形成されている空洞521が互いに同じ方向に沿って並ぶ複数の流路FLに分けられている。
したがって、本実施形態の半導体装置10によれば、空洞521が複数の流路FLに分けられていない場合、すなわち、空洞521のままの場合に比べて、半導体チップ30を冷却するための水を整流させ易い。これに伴い、半導体チップ30の冷却効率が高い。
また、本実施形態の封止部50には、図1Aに示されるように、互いに同じ方向に沿って並ぶ複数の流路FLが形成されている。別言すると、封止部50に形成されている空洞521が互いに同じ方向に沿って並ぶ複数の流路FLに分けられている。
したがって、本実施形態の半導体装置10によれば、空洞521が複数の流路FLに分けられていない場合、すなわち、空洞521のままの場合に比べて、半導体チップ30を冷却するための水を整流させ易い。これに伴い、半導体チップ30の冷却効率が高い。
〔第4の効果〕
また、本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、それを構成する複数の部分、すなわち、本体52、複数の壁54及び蓋56が一体的に形成されている。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50に2つの機能、すなわち、接合部40を封止する機能と、複数の流路FLを形成する機能とを持たせることができる。
また、本実施形態の封止部50は、図1Aに示されるように、それを構成する複数の部分、すなわち、本体52、複数の壁54及び蓋56が一体的に形成されている。
したがって、本実施形態の半導体装置10は、封止部50に2つの機能、すなわち、接合部40を封止する機能と、複数の流路FLを形成する機能とを持たせることができる。
以上が、第1実施形態の半導体装置10の効果についての説明である。
また、以上が、第1実施形態の半導体装置10についての説明である。
また、以上が、第1実施形態の半導体装置10についての説明である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の半導体装置10Aについて図2A及び図2Bを参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
次に、第2実施形態の半導体装置10Aについて図2A及び図2Bを参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
<第2実施形態の半導体装置の機能及び構成>
本実施形態の半導体装置10Aは、封止部50Aを構成する本体52及び複数の壁54が一体的に形成され、蓋56Aが本体52及び複数の壁54と別体である点、及び、蓋56Aが金属製である点で、第1実施形態の場合と異なる。
以上が、第2実施形態の半導体装置10Aの機能及び構成についての説明である。
本実施形態の半導体装置10Aは、封止部50Aを構成する本体52及び複数の壁54が一体的に形成され、蓋56Aが本体52及び複数の壁54と別体である点、及び、蓋56Aが金属製である点で、第1実施形態の場合と異なる。
以上が、第2実施形態の半導体装置10Aの機能及び構成についての説明である。
<第2実施形態の半導体装置の製造方法>
次に、本実施形態の半導体装置10Aの製造方法について図2Bを参照しながら説明する。
本実施形態の半導体装置10Aの製造方法は、第1工程〜第4工程を含み、これらの記載順で行われる。図2Bでは、第1工程を説明するための部分を「1st STEP」、第2工程を説明するための部分を「2nd STEP」、第3工程を説明するための部分を「3rd STEP」、第4工程を説明するための部分を「4th STEP」と表記する。
次に、本実施形態の半導体装置10Aの製造方法について図2Bを参照しながら説明する。
本実施形態の半導体装置10Aの製造方法は、第1工程〜第4工程を含み、これらの記載順で行われる。図2Bでは、第1工程を説明するための部分を「1st STEP」、第2工程を説明するための部分を「2nd STEP」、第3工程を説明するための部分を「3rd STEP」、第4工程を説明するための部分を「4th STEP」と表記する。
〔第1工程〕
本実施形態の第1工程は、第1実施形態の第1工程と同じである。
本実施形態の第1工程は、第1実施形態の第1工程と同じである。
〔第2工程〕
第2工程は、第1工程で製造された実装基板200に溝無し封止部500を固定する工程である。具体的には、第1型MD1及び第2型MD2を有し、これらを嵌め合せるとキャビティCTを形成する金型MDのキャビティCT内に、実装基板200を定められた姿勢で配置する。
次いで、キャビティCT内に硬化後に封止部50Aとなる液状のモールド樹脂MRを注入する。そして、モールド樹脂MRが硬化すると、実装基板200に溝無し封止部500が固定された中間品が製造されて、第2工程が終了する。
第2工程は、第1工程で製造された実装基板200に溝無し封止部500を固定する工程である。具体的には、第1型MD1及び第2型MD2を有し、これらを嵌め合せるとキャビティCTを形成する金型MDのキャビティCT内に、実装基板200を定められた姿勢で配置する。
次いで、キャビティCT内に硬化後に封止部50Aとなる液状のモールド樹脂MRを注入する。そして、モールド樹脂MRが硬化すると、実装基板200に溝無し封止部500が固定された中間品が製造されて、第2工程が終了する。
〔第3工程〕
第3工程は、溝無し封止部500の定められた位置に複数の溝DTを形成する工程である。この場合、例えば、複数の溝DTは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。以上より、溝無し封止部500に複数の溝DTが形成されて溝無し封止部500が本体52及び複数の壁54の組合せとなった中間品が製造されて、第3工程が終了する。
第3工程は、溝無し封止部500の定められた位置に複数の溝DTを形成する工程である。この場合、例えば、複数の溝DTは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。以上より、溝無し封止部500に複数の溝DTが形成されて溝無し封止部500が本体52及び複数の壁54の組合せとなった中間品が製造されて、第3工程が終了する。
〔第4工程〕
第4工程は、第3工程後に製造された中間品の複数の溝DTを蓋56Aで塞ぐ工程である。この場合、蓋56Aは、例えば接着剤その他の固定手段により本体52及び複数の壁54の組合せに固定される。以上より、実装基板200に封止部50Aが固定された半導体装置10Aが製造されて、第4工程が終了する。
第4工程は、第3工程後に製造された中間品の複数の溝DTを蓋56Aで塞ぐ工程である。この場合、蓋56Aは、例えば接着剤その他の固定手段により本体52及び複数の壁54の組合せに固定される。以上より、実装基板200に封止部50Aが固定された半導体装置10Aが製造されて、第4工程が終了する。
以上が、第2実施形態の半導体装置10Aの製造方法についての説明である。
<第2実施形態の効果>
次に、本実施形態の効果について説明する。
第1実施形態の半導体装置10(図1A)では蓋56が樹脂製であるのに対して、本実施形態の半導体装置10A(図2A)では蓋56Aが金属製である。すなわち、本実施形態の蓋56Aは、第1実施形態の蓋56よりも熱伝導性が高い。
したがって、本実施形態の半導体装置10Aは、第1実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Aのその他の効果は、第1実施形態の場合と同じである。
次に、本実施形態の効果について説明する。
第1実施形態の半導体装置10(図1A)では蓋56が樹脂製であるのに対して、本実施形態の半導体装置10A(図2A)では蓋56Aが金属製である。すなわち、本実施形態の蓋56Aは、第1実施形態の蓋56よりも熱伝導性が高い。
したがって、本実施形態の半導体装置10Aは、第1実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Aのその他の効果は、第1実施形態の場合と同じである。
以上が、第2実施形態の半導体装置10Aの効果についての説明である。
また、以上が、第2実施形態の半導体装置10Aについての説明である。
また、以上が、第2実施形態の半導体装置10Aについての説明である。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態の半導体装置10Bについて図3を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)及び第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
次に、第3実施形態の半導体装置10Bについて図3を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)及び第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
<第3実施形態の半導体装置の機能及び構成>
本実施形態の半導体装置10Bは、封止部50Bを構成する複数の壁54B及び蓋56Aが一体的に形成され、複数の壁54B及び蓋56Aが本体52と別体である点、半導体チップ30の裏面34の周縁以外の部分が封止部50Bで被覆されていない点、並びに、複数の壁54Bが裏面34に接触している点で、第2実施形態の場合と異なる。なお、複数の壁54B及び蓋56Aは、金属製、又は、エポキシ樹脂及びシリカを含んだ材料であってもよい。
以上が、第3実施形態の半導体装置10Bの機能及び構成についての説明である。
なお、第2実施形態の場合と同様に、半導体チップ30の裏面34全体を封止部50Bで被覆している形態でもよい。
本実施形態の半導体装置10Bは、封止部50Bを構成する複数の壁54B及び蓋56Aが一体的に形成され、複数の壁54B及び蓋56Aが本体52と別体である点、半導体チップ30の裏面34の周縁以外の部分が封止部50Bで被覆されていない点、並びに、複数の壁54Bが裏面34に接触している点で、第2実施形態の場合と異なる。なお、複数の壁54B及び蓋56Aは、金属製、又は、エポキシ樹脂及びシリカを含んだ材料であってもよい。
以上が、第3実施形態の半導体装置10Bの機能及び構成についての説明である。
なお、第2実施形態の場合と同様に、半導体チップ30の裏面34全体を封止部50Bで被覆している形態でもよい。
<第3実施形態の半導体装置の製造方法>
本実施形態の半導体装置10Bの製造方法では、第2実施形態の場合の第3工程(図2Bの3rd STEP参照)で複数の溝DTを形成せずに空洞521を形成する点で異なる。また、第2実施形態の場合の第4工程(図2Bの4th STEP参照)で複数の壁54Aが固定されている蓋56Aを本体52に固定する点で異なる。
以上が、第3実施形態の半導体装置10Bの製造方法についての説明である。
本実施形態の半導体装置10Bの製造方法では、第2実施形態の場合の第3工程(図2Bの3rd STEP参照)で複数の溝DTを形成せずに空洞521を形成する点で異なる。また、第2実施形態の場合の第4工程(図2Bの4th STEP参照)で複数の壁54Aが固定されている蓋56Aを本体52に固定する点で異なる。
以上が、第3実施形態の半導体装置10Bの製造方法についての説明である。
<第3実施形態の効果>
次に、本実施形態の効果について説明する。
第2実施形態の半導体装置10A(図2A)では複数の壁54が樹脂製に限られるのに対して、本実施形態の半導体装置10B(図3)では複数の壁54Bが金属製又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材にすることができる。
例えば、金属製にした場合、本実施形態の半導体装置10Bは、第2実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高くすることができる。一方、エポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材にした場合、事前に加工した水路を半導体装置に組み込むことができるため、加工性の面で有利である。
また、本実施形態の場合、半導体チップ30を冷却する水が半導体チップ30の裏面34に直接接触する。
したがって、本実施形態の半導体装置10Bは、第2実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Bのその他の効果は、第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じである。
次に、本実施形態の効果について説明する。
第2実施形態の半導体装置10A(図2A)では複数の壁54が樹脂製に限られるのに対して、本実施形態の半導体装置10B(図3)では複数の壁54Bが金属製又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材にすることができる。
例えば、金属製にした場合、本実施形態の半導体装置10Bは、第2実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高くすることができる。一方、エポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材にした場合、事前に加工した水路を半導体装置に組み込むことができるため、加工性の面で有利である。
また、本実施形態の場合、半導体チップ30を冷却する水が半導体チップ30の裏面34に直接接触する。
したがって、本実施形態の半導体装置10Bは、第2実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Bのその他の効果は、第1実施形態及び第2実施形態の場合と同じである。
以上が、第3実施形態の半導体装置10Bの効果についての説明である。
また、以上が、第3実施形態の半導体装置10Bについての説明である。
また、以上が、第3実施形態の半導体装置10Bについての説明である。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態の半導体装置10Cについて図4を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)、第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)及び第3実施形態(図3参照)の場合と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
次に、第4実施形態の半導体装置10Cについて図4を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)、第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)及び第3実施形態(図3参照)の場合と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
<第4実施形態の半導体装置の機能及び構成>
本実施形態の半導体装置10C(図4)は、封止部50Cに形成されている空洞521Cの形状が第3実施形態の場合(図3)と異なる。
具体的には、封止部50Cの本体52Cの内面、すなわち空洞521Cは、図示で上側ほど外側に広がっている。より具体的には、図示において、空洞521Cが、半導体チップ30の上面の外縁部分から円弧状に上側が図示で横方向に広がっている。
蓋56Aの下面に設けられた複数の壁54Bが、空洞521Cの内部に互いに並んだ状態で配置され、壁54B間が流路FLとして機能している。一例として、複数の流路FLには、その並び方向の一方に水を供給する供給部(図示省略)が接続され、他方に水を排出する排出部(図示省略)が接続されている。そして、半導体装置10の動作時に、供給部から供給された水は、複数の流路FLを流れて排出部から排出されるようになっている。
また、流路FLの別の形態として、半導体チップ30の第2面(裏面34(図示では上側の面))に向けて冷却液を流す第1流路FL1と、半導体チップ30の前記第2面(裏面34)を冷却した冷却液を外部に流す第2流路FL2と、を有してもよい。
具体的には、半導体チップ30の裏面34の上側に設けられた壁54B間の領域(すなわち第1流路FL1)に水を供給し、半導体チップ30を冷却した水が、空洞521Cにおける半導体チップ30の横方向の空間(第2流路FL2)に排出されるようにしてもよい。このとき、水の供給部は、蓋56Aやその近傍に設けられていることが好ましい。水の排出部は、半導体チップ30の横方向の空間(第2流路)を構成する要素、ここでは本体52Cの円弧形状部分や蓋56Aに設けられてもよい。
また、封止部50Cは、接合部を封止する本体52Cと、本体52Cを覆って本体52Cに取り付けられる蓋56Aと、を有し、蓋56Aは、第1流路及び前記第2流路を有する構成であってもよい。上記の円弧状部分の構成を、本体52Cでなく蓋56Aとしてもよい。このとき、蓋56Aは、第1流路FL1が設けられた第1蓋部と、第1蓋部を覆うように設けられた第2蓋部と、を有し、第1蓋部と第2蓋部とによって、それらの間の空間に第2流路FL2が設けられている構成としてもよい。第1流路FL1は、蓋56A側から半導体チップ30側に延びる複数の管として形成され、その管に水が供給されるようにしてもよい。
以上が、第4実施形態の半導体装置10Cの機能及び構成についての説明である。
本実施形態の半導体装置10C(図4)は、封止部50Cに形成されている空洞521Cの形状が第3実施形態の場合(図3)と異なる。
具体的には、封止部50Cの本体52Cの内面、すなわち空洞521Cは、図示で上側ほど外側に広がっている。より具体的には、図示において、空洞521Cが、半導体チップ30の上面の外縁部分から円弧状に上側が図示で横方向に広がっている。
蓋56Aの下面に設けられた複数の壁54Bが、空洞521Cの内部に互いに並んだ状態で配置され、壁54B間が流路FLとして機能している。一例として、複数の流路FLには、その並び方向の一方に水を供給する供給部(図示省略)が接続され、他方に水を排出する排出部(図示省略)が接続されている。そして、半導体装置10の動作時に、供給部から供給された水は、複数の流路FLを流れて排出部から排出されるようになっている。
また、流路FLの別の形態として、半導体チップ30の第2面(裏面34(図示では上側の面))に向けて冷却液を流す第1流路FL1と、半導体チップ30の前記第2面(裏面34)を冷却した冷却液を外部に流す第2流路FL2と、を有してもよい。
具体的には、半導体チップ30の裏面34の上側に設けられた壁54B間の領域(すなわち第1流路FL1)に水を供給し、半導体チップ30を冷却した水が、空洞521Cにおける半導体チップ30の横方向の空間(第2流路FL2)に排出されるようにしてもよい。このとき、水の供給部は、蓋56Aやその近傍に設けられていることが好ましい。水の排出部は、半導体チップ30の横方向の空間(第2流路)を構成する要素、ここでは本体52Cの円弧形状部分や蓋56Aに設けられてもよい。
また、封止部50Cは、接合部を封止する本体52Cと、本体52Cを覆って本体52Cに取り付けられる蓋56Aと、を有し、蓋56Aは、第1流路及び前記第2流路を有する構成であってもよい。上記の円弧状部分の構成を、本体52Cでなく蓋56Aとしてもよい。このとき、蓋56Aは、第1流路FL1が設けられた第1蓋部と、第1蓋部を覆うように設けられた第2蓋部と、を有し、第1蓋部と第2蓋部とによって、それらの間の空間に第2流路FL2が設けられている構成としてもよい。第1流路FL1は、蓋56A側から半導体チップ30側に延びる複数の管として形成され、その管に水が供給されるようにしてもよい。
以上が、第4実施形態の半導体装置10Cの機能及び構成についての説明である。
<第4実施形態の半導体装置の製造方法>
本実施形態の半導体装置10Cの製造方法では、第3実施形態の場合の第3工程で第3実施形態の場合と異なる形状の空洞521Cを形成する点で異なる。具体的には、空洞521Cは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。
以上が、第4実施形態の半導体装置10Cの製造方法についての説明である。
なお、空洞521Cの形成方法は、例えば、金型(図示省略)による封止部50Cの成形によって形成してもよい。
本実施形態の半導体装置10Cの製造方法では、第3実施形態の場合の第3工程で第3実施形態の場合と異なる形状の空洞521Cを形成する点で異なる。具体的には、空洞521Cは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。
以上が、第4実施形態の半導体装置10Cの製造方法についての説明である。
なお、空洞521Cの形成方法は、例えば、金型(図示省略)による封止部50Cの成形によって形成してもよい。
<第4実施形態の効果>
本実施形態の半導体装置10Cの効果は、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じである。
本実施形態の半導体装置10Cの効果は、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の場合と同じである。
以上が、第4実施形態の半導体装置10Cの効果についての説明である。
また、以上が、第4実施形態の半導体装置10Cについての説明である。
また、以上が、第4実施形態の半導体装置10Cについての説明である。
≪第5実施形態≫
次に、第5実施形態の半導体装置10Dについて図5を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)、第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)、第3実施形態(図3参照)及び第4実施形態(図4参照)の場合と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
次に、第5実施形態の半導体装置10Dについて図5を参照しながら説明する。以下、本実施形態については第1実施形態の場合(図1A及び図1B参照)、第2実施形態の場合(図2A及び図3B参照)、第3実施形態(図3参照)及び第4実施形態(図4参照)の場合と異なる部分についてのみ説明する。なお、本実施形態において第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じ構成要素を用いる場合、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じ名称及び符号を用いて説明する。
<第5実施形態の半導体装置の機能及び構成>
本実施形態の半導体装置10D(図5)は、半導体チップ30Dの裏面34に複数の溝38が形成されており、各溝38が各流路FLの一部を構成している点で、第3実施形態の場合(図3参照)と異なる。すなわち、本実施形態の場合は、第3実施形態の場合よりも各流路FLにおける半導体チップ30Dとの接触面積が大きい。なお、複数の壁54Dは、金属製、又は、エポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料であってもよい。
以上が、第5実施形態の半導体装置10Dの機能及び構成についての説明である。
本実施形態の半導体装置10D(図5)は、半導体チップ30Dの裏面34に複数の溝38が形成されており、各溝38が各流路FLの一部を構成している点で、第3実施形態の場合(図3参照)と異なる。すなわち、本実施形態の場合は、第3実施形態の場合よりも各流路FLにおける半導体チップ30Dとの接触面積が大きい。なお、複数の壁54Dは、金属製、又は、エポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料であってもよい。
以上が、第5実施形態の半導体装置10Dの機能及び構成についての説明である。
<第5実施形態の半導体装置の製造方法>
本実施形態の半導体装置10Dの製造方法では、第1工程時までに半導体チップ30Dの裏面34に複数の溝38が形成された状態の実装基板200Dを準備する点で、第3実施形態の場合と異なる。具体的には、空洞521Cは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。
以上が、第5実施形態の半導体装置10Dの製造方法についての説明である。
本実施形態の半導体装置10Dの製造方法では、第1工程時までに半導体チップ30Dの裏面34に複数の溝38が形成された状態の実装基板200Dを準備する点で、第3実施形態の場合と異なる。具体的には、空洞521Cは、ダイシング、ルーター、レーザーその他の方法により形成する。
以上が、第5実施形態の半導体装置10Dの製造方法についての説明である。
<第5実施形態の効果>
本実施形態の場合の半導体チップ30Dの裏面34に対する複数の壁54Dとの接触面積は、第3実施形態の場合に比べて大きい。
したがって、本実施形態の半導体装置10Dは、第3実施形態の場合に比べて、半導体チップ30Dの冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Dのその他の効果は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じである。
本実施形態の場合の半導体チップ30Dの裏面34に対する複数の壁54Dとの接触面積は、第3実施形態の場合に比べて大きい。
したがって、本実施形態の半導体装置10Dは、第3実施形態の場合に比べて、半導体チップ30Dの冷却効率が高い。
本実施形態の半導体装置10Dのその他の効果は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態の場合と同じである。
以上が、第5実施形態の半導体装置10Dの効果についての説明である。
また、以上が、第5実施形態の半導体装置10Dについての説明である。
また、以上が、第5実施形態の半導体装置10Dについての説明である。
以上のとおり、本発明について前述の複数の実施形態をそれぞれ一例として説明したが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲には、下記のような形態(変形例)等も含まれる。
例えば、第3実施形態(図3参照)では、封止部50Bを構成する複数の壁54B、及び蓋56Aが金属製又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料であることを説明した。しかしながら、これらは、セラミック製又は、プラスチック製であってもよい。
また、例えば、第4実施形態(図4参照)では、蓋56Aに複数の壁54Bが並んだ状態で固定されていることを説明した。しかしながら、図6Aに示される第1変形例の半導体装置10Eように、例えば、複数の壁54Bが一体化した壁54Eとなっていてもよい。
また、例えば、第1実施形態(図1A参照)では、半導体チップ30の裏面34が封止部50により被覆されていることを説明した。しかしながら、図6Bに示される第2変形例の半導体装置10Fのように、接着層70及び板60を追加して、半導体チップ30の裏面34に接着層70を介して板60が配置されるとともに板60が各壁54の端部が板60に接触するようにしてもよい。この場合、板60を金属製又はセラミック製とすればよい。また、板60を例えば、ヒートスプレッダとしてもよい。
また、例えば、図6Cに示される第3変形例の半導体装置10Gのように、封止部50Gを、第1部分52G1及び第2部分52G2を有する本体52G、複数の壁54G及び蓋56Gで構成してもよい。この場合、本体52Gのうちプリント基板20側の第1部分52G1を第1実施形態の封止部50と同じ材料とし、第1部分52G1を挟んでプリント基板20の反対側の第2部分52G2、複数の壁54G及び蓋56Gを一体化させた金属製の部材又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材としてもよい。また、本変形例では、封止部50Gが、第1部分52G1及び第2部分52G2を有する本体52G、複数の壁54G及び蓋56Gに分けた複数の部材で構成されているが、複数の部材の分け方、すなわち、封止部50Gの分割箇所は、本変形例と異なるようにしてもよい。なお、本変形例の場合、第1部分52G1は、半導体チップ30の裏面34に対しては周縁にのみ接触している。
また、例えば、図6Dに示される第4変形例の半導体装置10Hのように、封止部50Hを、第1部分52H1及び第2部分52H2を有する本体52H、複数の壁54H及び蓋56Hで構成してもよい。この場合、本体52Hのうちプリント基板20側の第1部分52H1を第1実施形態の封止部50と同じ材料とし、第1部分52H1を挟んでプリント基板20の反対側の第2部分52H2、複数の壁54H及び蓋56Hを一体化させた金属製の部材又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材としてもよい。ここで、本変形例の場合、第1部分52H1は、半導体チップ30の裏面34全体を被覆している。
なお、第4変形例では、第1部分52H1を第1実施形態の封止部50と同じ材料、第2部分52H2を金属としたが、第1部分52H1及び第2部分52H2を金属製又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材としてもよい。また、本変形例では、封止部50Hが、第1部分52H1及び第2部分52H2を有する本体52H、複数の壁54H及び蓋56Hに分けた複数の部材で構成されているが、複数の部材の分け方、すなわち、封止部50Hの分割箇所は、本変形例と異なるようにしてもよい。
なお、第4変形例では、第1部分52H1を第1実施形態の封止部50と同じ材料、第2部分52H2を金属としたが、第1部分52H1及び第2部分52H2を金属製又はエポキシ樹脂及び無機充填材を含んだ材料の部材としてもよい。また、本変形例では、封止部50Hが、第1部分52H1及び第2部分52H2を有する本体52H、複数の壁54H及び蓋56Hに分けた複数の部材で構成されているが、複数の部材の分け方、すなわち、封止部50Hの分割箇所は、本変形例と異なるようにしてもよい。
また、例えば、第1実施形態等では、半導体チップ30は半田ボール42によりプリント基板20に接合されていると説明した。しかしながら、半田ボール42に換えてワイヤーより接合されていてもよい(ワイヤーボンディング方式でもよい)。また、半田ボール42に換えて、半田付きの銅ピラーが形成された半導体チップを用いて接合してもよい。
また、例えば、各実施形態では、アンダーフィル44が各半田ボール42を囲むように配置されていると説明した。しかしながら、アンダーフィル44を使わず、封止部50を用いて一括成型してもよい。
また、前述の第2変形例(図6B参照)の更なる変形例として、図6Eの第5変形例の半導体装置10Iのようにしてもよい。具体的には、本変形例の半導体装置10Iでは、第2変形例の板60を具体的にヒートスプレッダ60Iとし、ヒートスプレッダ60IをTIM層(Themal Inerface Material層)という熱伝導性が高く接着性を有する材料で構成されている接着層70で半導体チップ30の裏面34に固定している。また、本変形例では、ヒートスプレッダ60Iが熱を拡散させる機能を有することから、ヒートスプレッダ60Iを挟んで半導体チップ30の反対側にある複数の流路FLは、半導体チップ30の幅からはみ出した範囲であってヒートスプレッダ60Iの幅方向全域に亘って形成されている。
本変形例によれば、前述の第2変形例の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高いという効果を奏する。
本変形例によれば、前述の第2変形例の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高いという効果を奏する。
また、第5実施形態の半導体装置10D(図5参照)の更なる変形例として、図6Fの第6変形例の半導体装置10Jのようにしてもよい。具体的には、本変形例の封止部50Jを構成する複数の壁54Jは、第5実施形態の封止部50Dの複数の壁54Dよりも短く設定されており、複数の壁54Jと半導体チップ30Dの裏面34と離れている。
以上の構成により、本変形例の場合、半導体チップ30Dの裏面34に形成されている複数の溝38は、半導体チップ30を冷却する水を流すための流路として機能する。すなわち、本変形例は、第3実施形態(図3参照)に比べて、半導体チップ30Dの裏面34における流路FLとなる部分の面積が大きい。
したがって、本変形例によれば、第3実施形態に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
以上の構成により、本変形例の場合、半導体チップ30Dの裏面34に形成されている複数の溝38は、半導体チップ30を冷却する水を流すための流路として機能する。すなわち、本変形例は、第3実施形態(図3参照)に比べて、半導体チップ30Dの裏面34における流路FLとなる部分の面積が大きい。
したがって、本変形例によれば、第3実施形態に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
また、第5実施形態の半導体装置10D(図5参照)の更なる変形例又は第6変形例(図6F参照)の更なる変形例として、図6Gの第7変形例の半導体装置10Kのようにしてもよい。具体的には、本変形例の場合、半導体チップ30の裏面34に形成されている複数の溝34の位置が第6変形例の場合と逆の位置関係になっている。
本変形例の場合であっても、第3実施形態に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
本変形例の場合であっても、第3実施形態に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
また、第1実施形態の半導体装置10(図1参照)では、複数の流路FLと半導体チップ30には封止部50の一部が挟まれている形態とした。しかしながら、図6Hの第8変形例の半導体装置10L(及び封止部50L)のように、各壁54Lの半導体チップ30側の部分を繋ぐ封止部50Lの一部がなく、としてもよい。本変形例の場合、半導体チップ30は、各流路FLにより直接冷却されるため、第1実施形態の場合に比べて、半導体チップ30の冷却効率が高い。
また、第5変形例の半導体装置10I(図6E参照)では、各流路FLの一端がヒートスプレッダ60Iに直接接触している形態とした。しかしながら、図6Iの第9変形例の半導体装置10M(及び封止部50M)のように、各流路FLとヒートスプレッダ60Iとに封止部50Mの一部(本体52Mの一部)が挟まれている形態、すなわち、各流路FLがヒートスプレッダ60Iに接触していない形態としてもよい。
また、第1実施形態(図1A参照)では、複数の流路FLには、その並び方向の一方に水を供給する供給部(図示省略)が接続され、他方に水を排出する排出部(図示省略)が接続されているとして説明した。しかしながら、各流路FLの一方から水が供給され他方から排出されれば、各流路FLにおける供給部及び排出部の接続構造等は第1実施形態の場合と異なっていてもよい。例えば、複数の流路FLのうち半導体チップ30の幅方向の一端側の流路FLの一方に供給部が接続され、他端側の流路FLの他方に排出部が接続され、半導体装置10等を平面視にて(半導体装置10等をその厚み方向から見た場合に)、各流路FLは隣接する他の流路FLとジグザグ状に連結されていることで、供給部から供給された水が複数の流路FLを直列的に流れて排出部から排出されるようにしてもよい(図示省略)。
以上のとおり、複数の実施形態及び複数の変形例について便宜上分けて説明したが、いずれか1つの形態の一部の構成を他の形態の一部の構成に置き換えてもよい。
10、10A〜10M 半導体装置
20 プリント基板(基材の一例)
22 表面
30 半導体チップ
30D 半導体チップ
32 表面(第1面の一例)
34 裏面(第2面の一例)
36 側面
38 溝
40 接合部
42 半田ボール
44 アンダーフィル
50 50A〜50M 封止部
52 本体
52G 本体
52G1 第1部分
52G2 第2部分
52H 本体
52H1 第1部分
52H2 第2部分
52M 本体
54 54A〜54L 壁
56 蓋
56A 蓋
56G 蓋
56H 蓋
60 板
60I ヒートスプレッダ
200 実装基板
200D 実装基板
500 溝無し封止部
521 空洞
521C 空洞
CT キャビティ
DT 溝
FL 流路
FL1 第1流路
FL2 第2流路
MD 金型
MD1 第1型
MD2 第2型
MR モールド樹脂
PN ピン
20 プリント基板(基材の一例)
22 表面
30 半導体チップ
30D 半導体チップ
32 表面(第1面の一例)
34 裏面(第2面の一例)
36 側面
38 溝
40 接合部
42 半田ボール
44 アンダーフィル
50 50A〜50M 封止部
52 本体
52G 本体
52G1 第1部分
52G2 第2部分
52H 本体
52H1 第1部分
52H2 第2部分
52M 本体
54 54A〜54L 壁
56 蓋
56A 蓋
56G 蓋
56H 蓋
60 板
60I ヒートスプレッダ
200 実装基板
200D 実装基板
500 溝無し封止部
521 空洞
521C 空洞
CT キャビティ
DT 溝
FL 流路
FL1 第1流路
FL2 第2流路
MD 金型
MD1 第1型
MD2 第2型
MR モールド樹脂
PN ピン
Claims (12)
- 基材と、
第1面及び第2面を有し、前記第1面を前記基材に向けて配置されている半導体チップと、
前記半導体チップを前記基材に電気的に接合させている接合部と、
前記半導体チップの側面に接触して前記接合部を封止する封止部と、
を備え、
前記封止部は、前記半導体チップを冷却する冷却液を流すための少なくとも1つの流路の一部又は全部を構成している、
半導体装置。 - 前記封止部は、前記半導体チップの前記第2面における周縁に接触して前記半導体チップを把持する、
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記少なくとも1つの流路は、互いに同じ方向に沿って並ぶ複数の流路である、
請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 前記封止部は、
前記接合部を封止するとともに前記半導体チップを挟んで前記基材の反対側に空洞が形成されている本体、前記空洞の内部に配置され前記空洞を複数の領域に隔てる複数の壁、並びに、前記複数の壁が固定され前記本体に取り付けられ、前記本体及び蓋とで前記複数の流路を形成する蓋を有する
請求項3に記載の半導体装置。 - 前記複数の壁及び前記蓋の一方又は両方は、樹脂組成物の硬化部材、金属製部材、セラミック製部材、プラスチック製部材の一群から選択された部材からなる、
請求項4に記載の半導体装置。 - 前記半導体チップの前記第2面には、前記同じ方向に沿って並ぶ複数の溝が形成れており、
前記複数の流路の各流路の一部は、それぞれ、前記複数の溝の各溝により形成されている、
請求項3〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記封止部の少なくとも一部は、エポキシ樹脂及びシリカを含んだ材料で構成されている、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記封止部は、前記接合部を封止するとともに前記半導体チップを挟んで前記基材の反対側に空洞が形成されている本体、前記空洞の内部に配置され前記空洞を複数の領域に隔てる複数の壁、並びに、前記本体及び前記複数の壁とで前記複数の流路を形成する蓋を有し、
前記本体、前記複数の壁及び前記蓋は、一体的に形成されている、
請求項3に記載の半導体装置。 - 前記本体、前記複数の壁及び前記蓋は、少なくともエポキシ樹脂及びシリカを含んだ材料で構成されている、
請求項8に記載の半導体装置。 - 前記流路は、
前記半導体チップの前記第2面に向けて冷却液を流す第1流路と、
前記半導体チップの前記第2面を冷却した冷却液を外部に流す第2流路と、
を有する、
請求項1〜9までのいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記封止部は、
前記接合部を封止する本体と、
前記本体を覆って前記本体に取り付けられる蓋と、を有し、
前記蓋は、前記第1流路及び前記第2流路を有する、
請求項10に記載の半導体装置。 - 前記蓋は、
前記第1流路が設けられた第1蓋部と、
前記第1蓋部を覆うように設けられた第2蓋部と、
を有し、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とによって、それらの間の空間に前記第2流路が設けられている、
請求項11に記載の半導体装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019146523 | 2019-08-08 | ||
JP2019146523 | 2019-08-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021027348A true JP2021027348A (ja) | 2021-02-22 |
Family
ID=74662518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020127496A Pending JP2021027348A (ja) | 2019-08-08 | 2020-07-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021027348A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7497490B2 (ja) | 2022-05-13 | 2024-06-10 | ズハイ アクセス セミコンダクター シーオー.,エルティーディー | 液体循環冷却パッケージ基板及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-07-28 JP JP2020127496A patent/JP2021027348A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7497490B2 (ja) | 2022-05-13 | 2024-06-10 | ズハイ アクセス セミコンダクター シーオー.,エルティーディー | 液体循環冷却パッケージ基板及びその製造方法 |
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