JP2021026714A - 情報提供システム、アプリケーション及びサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】情報提供者の主観が反映される態様で情報を出力する。【解決手段】複数種類の情報要素を含む所定情報と、前記複数種類の情報要素に対して前記所定情報の情報提供者が付与した重み情報とを記憶する記憶部と、情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記重み情報に基づいて、前記複数種類の情報要素を出力する情報出力部とを含む、情報提供システムが開示される。【選択図】図8
Description
本開示は、情報提供システム、アプリケーション及びサーバに関する。
記事の重要度に応じて適切にコンテンツを配置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような従来技術では、記事のような各種情報の重要度は、記事に含まれる単語に基づいて算出されており、情報提供者の主観が反映されることはない。例えば、情報提供者がその情報の分野に関する専門家である場合、当該専門家の主観は、情報提供を受けるユーザ(例えばその情報の分野に関しては専門家ではないユーザ)にとって有用となる場合がある。
そこで、本開示は、情報提供者の主観が反映される態様で情報を出力できる情報提供システム、アプリケーション及びサーバの提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、複数種類の情報要素を含む所定情報と、前記複数種類の情報要素に対して前記所定情報の情報提供者が付与した重み情報とを記憶する記憶部と、
情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記重み情報に基づいて、前記複数種類の情報要素を出力する情報出力部とを含む、情報提供システムが提供される。
情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記重み情報に基づいて、前記複数種類の情報要素を出力する情報出力部とを含む、情報提供システムが提供される。
本開示によれば、情報提供者の主観が反映される態様で情報を出力できる情報提供システム、アプリケーション及びサーバが得られる。
以下、添付図面を参照しながら各実施形態について詳細に説明する。
図1は、一実施形態による情報送信システム1のシステム構成を概略的に示す図である。
情報送信システム1は、情報提供端末21と、情報閲覧端末22と、サーバ群30とを含む。
情報提供端末21と、情報閲覧端末22と、サーバ群30とは、ネットワーク4を介して通信可能に接続される。
ネットワーク4は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、無線通信網、有線ネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
情報提供端末21は、情報提供者が所持する端末である。情報提供端末21は、通信機能を有する。情報提供端末21は、例えば携帯端末であり、この場合、情報提供端末21は、例えば、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末であるが、ウェアラブル端末(例えばスマートウオッチ等)等であってもよい。また、情報提供端末21は、固定端末(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
なお、情報提供者は、典型的には、複数(多数)であり、従って、多数の情報提供端末21が情報送信システム1を構成する。
情報閲覧端末22は、情報閲覧者が所持する端末である。情報閲覧端末22は、通信機能を有する。情報閲覧端末22は、情報提供端末21と同様、携帯端末であってもよいし、固定端末であってもよい。
なお、情報閲覧者は、典型的には、複数であり、従って、多数の情報閲覧端末22が情報送信システム1を構成する。なお、ある所定情報に関して情報提供者が、他の所定情報に関して情報閲覧者となる場合もありうる。情報提供者及び情報閲覧者は、情報送信システム1を利用するにあたり、情報送信システム1を運営する運営会社等でユーザ登録等を行う必要があってもよい。この場合、限られた情報提供者及び情報閲覧者が、情報送信システム1を利用できる。あるいは、情報送信システム1は、不特定多数の情報提供者及び不特定多数の情報閲覧者が自由に利用できる態様で開放されてもよい。また、ユーザ登録は、既存の医師認証のためのシステムと連携して実現されてもよい。
サーバ群30は、複数のサーバ31、32、...からなる。複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、1つ以上のサーバコンピュータにより形成される。
複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、例えば、各種の所定情報を管理する。各種の所定情報は、任意であるが、好ましくは、法律情報や、料理情報、スポーツ情報のような、専門性の高い分野の情報である。例えば、本実施形態では、一例として、各種の所定情報は、医療情報に関連する所定情報を含み、サーバ31が、医療情報に関連する所定情報を管理する。この場合、ある一の所定情報は、疾患の診断等に有用な情報であり、症状/身体所見(所見)の各項目や、検査所見(検査)の各項目、治療の各項目のような、複数種の情報要素を含む。所定情報の詳細例は後述する。なお、変形例では、サーバ群30は、医療情報に関連する所定情報を管理するサーバ31のみを含んでもよい。
複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、対応する種類の所定情報が情報提供者から提供される。例えば、所定情報の提供は、情報提供端末21からネットワーク4を経由する態様で実現されてもよい。あるいは、所定情報の提供は、他のサーバを経由して実現されてもよいし、可搬性のメモリ(例えばUSBメモリ)等を介して実現されてもよい。複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、対応する種類の所定情報の提供を受けると、当該所定情報を記憶する。
なお、変形例では、複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、対応する種類の所定情報自体ではなく、当該所定情報を生成可能なソース情報が提供されてもよい。この場合も、ソース情報の提供は、情報提供端末21からネットワーク4を経由する態様で実現されてもよい。あるいは、ソース情報の提供は、他のサーバを経由して実現されてもよいし、可搬性のメモリ等を介して実現されてもよい。複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、対応する種類の所定情報のソース情報の提供を受けると、当該ソース情報に基づき生成した所定情報を記憶する。
複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、情報閲覧端末22からの要求に応じて、所定情報をネットワーク4を介して、情報閲覧端末22に送信する。なお、情報閲覧端末22からの要求は、所定情報を特定した形での要求であってもよいし、所定の検索条件を示す態様の要求であってもよい。所定の検索条件を示す態様の要求の場合、複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、当該所定の検索条件を満たすような所定情報を抽出し、抽出した所定情報をネットワーク4を介して、情報閲覧端末22に送信する。
このようにして本実施形態では、サーバ群30を介して、複数の情報提供者と複数の情報閲覧者との間で、各種の所定情報の共有化を図ることができる。
以下では、各種の所定情報のうちの、医療情報に関連する所定情報の共有化を実現するための構成例を説明する。ただし、医療情報に関連する所定情報以外の種類の所定情報についても実質的に同様であってよい。
図2は、サーバ31のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示す例では、サーバ31は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、及び入力部107を含む。
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。主記憶部102は、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリ」又は「アプリケーション」と省略する場合がある)などのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、アプリなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介してサーバ31にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、サーバ31により実行可能となる。
ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器とサーバ31とのインターフェースである。
入力部107は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやタッチパッド等を有する。
なお、図2に示す例において、以下で説明する各種処理等は、プログラム(アプリ)をサーバ31に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105をサーバ31に読み取らせて、以下で説明する各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、記録媒体105は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
図3は、情報提供端末21のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示す例では、情報提供端末21は、制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、ドライブ装置204、ネットワークI/F部206、入力部207、及びディスプレイ装置208を含む。
制御部201は、主記憶部202や補助記憶部203に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部207や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部202は、ROMやRAMなどである。主記憶部202は、制御部201が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部203は、HDDやSSDなどであり、アプリなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置204は、記録媒体205、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体205は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体205に格納されたプログラムは、ドライブ装置204を介して情報提供端末21にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、情報提供端末21により実行可能となる。
ネットワークI/F部206は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と情報提供端末21とのインターフェースである。
入力部207は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやタッチパッド等を有する。なお、入力部207は、ディスプレイ装置208に設けられるタッチパネルにより実現されてもよい。
ディスプレイ装置208は、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等であってよい。
なお、図3に示す例において、以下で説明する各種処理等は、プログラム(アプリ)を情報提供端末21に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体205に記録し、このプログラムが記録された記録媒体205を情報提供端末21に読み取らせて、以下で説明する各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体205は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、記録媒体205は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
なお、情報閲覧端末22のハードウェア構成については、説明を省略するが、情報提供端末21と同様であってよい。
図4は、情報送信システム1のサーバ31の機能の一例を示す機能ブロック図である。図5は、医療情報記憶部311内に記憶される所定情報の一例の説明図である。図6は、情報提供者情報記憶部312内に記憶される情報提供者情報の一例の説明図である。なお、サーバ31の機能の一部又は全部が情報提供端末21及び/又は情報閲覧端末22により実現されてもよい。なお、図5及び図6において、表内の“***”は何らかの情報が入っていることを表し、“・・・”は同様の態様で連続する場合があることを表す省略記号を表す。
サーバ31は、医療情報記憶部311と、情報提供者情報記憶部312と、医療情報生成部313と、情報提供者情報生成部314と、検索部315と、医療情報出力部316とを含む。医療情報記憶部311及び情報提供者情報記憶部312は、例えば図2に示した補助記憶部103により実現できる。また、医療情報生成部313、情報提供者情報生成部314、検索部315、及び医療情報出力部316は、例えば図2に示した制御部101が記憶装置(例えば主記憶部102)内の1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。
医療情報記憶部311には、医療情報生成部313により生成される医療情報が記憶される。医療情報は、上述のように情報提供者から提供される所定情報(又は情報提供者から提供されるソース情報に基づく所定情報)を含む。図5に示す例では、複数の医療情報が、医療情報IDごとに記憶されている。各医療情報IDには、疾患名、環境情報、及び提供者情報が対応付けられる。また、各医療情報IDには、症状/所見の各項目、検査の各項目、及び治療の各項目が対応付けられ、症状/所見の各項目には、重み情報α1及び付属情報β1が対応付けられ、検査の各項目には、重み情報α2及び付属情報β2が対応付けられ、治療の各項目には、重み情報α3及び付属情報β3が対応付けられる。
この場合、医療情報のうちの、疾患名、症状/所見の各項目(複数種類の情報要素の一例)、検査の各項目(複数種類の情報要素の一例)、及び治療の各項目(複数種類の情報要素の一例)が、所定情報である。以下では、情報提供者とは、説明している一の所定情報に係る情報提供者を指す。なお、情報提供者は、所定情報ごとに異なりうる。
疾患名は、脳梗塞やパーキンソン病のような疾患の名称を表す。
症状/所見の各項目は、対応する疾患名の病気に疾患した場合に現れる症状/所見を表す。症状/所見の各項目の数は、疾患ごとに異なってよい。症状/所見の各項目は、情報提供者により規定されてもよい。
重み情報α1は、症状/所見の各項目に対して情報提供者が付与した重みを表す。情報提供者は、症状/所見の各項目間での重要度や有用性が高いほど大きい重みが付与される態様で、症状/所見の各項目に対して重みを付与する。従って、重み情報α1は、情報提供者の主観が反映された情報となる。
付属情報β1は、症状/所見の各項目に対して情報提供者が適宜提供可能な情報である。付属情報β1の形態は任意であり、例えば文字(テキスト)、画像、動画、音声等であってよい。なお、付属情報β1は、情報提供者が自ら生成した情報(例えば情報提供者が自ら撮像した画像)であってもよいし、信頼性が高い情報源から情報提供者が取得した情報であってもよい。
検査の各項目は、対応する疾患名の疾患に罹患した状態を判定するための検査方法/条件および検査異常を表す。検査の各項目の数は、疾患ごとに異なってよい。検査の各項目は、情報提供者により規定されてもよい。
重み情報α2は、検査の各項目に対して情報提供者が付与した重みを表す。情報提供者は、検査の各項目間での重要度や有用性が高いほど大きい重みが付与される態様で、検査の各項目に対して重みを付与する。従って、重み情報α2は、情報提供者の主観が反映された情報となる。
付属情報β2は、検査の各項目に対して情報提供者が適宜提供可能な情報である。付属情報β2の形態は任意であり、例えば文字(テキスト)、画像、動画、音声等であってよい。なお、付属情報β2は、情報提供者が自ら生成した情報(例えば情報提供者が自ら撮像した画像)であってもよいし、信頼性が高い情報源から情報提供者が取得した情報であってもよい。
治療の各項目は、対応する疾患名の疾患に疾患した場合に有効な治療を表す。治療の各項目の数は、疾患ごとに異なってよい。治療の各項目は、情報提供者により規定されてもよい。
重み情報α3は、治療の各項目に対して情報提供者が付与した重みを表す。情報提供者は、治療の各項目間での重要度や有用性が高いほど大きい重みが付与される態様で、治療の各項目に対して重みを付与する。従って、重み情報α3は、情報提供者の主観が反映された情報となる。
付属情報β3は、治療の各項目に対して情報提供者が適宜提供可能な情報である。付属情報β3の形態は任意であり、例えば文字(テキスト)、画像、動画、音声等であってよい。なお、付属情報β3は、情報提供者が自ら生成した情報(例えば情報提供者が自ら撮像した画像)であってもよいし、信頼性が高い情報源から情報提供者が取得した情報であってもよい。
環境情報は、医療情報に含まれる所定情報に係る環境を表す。例えば、環境情報は、情報提供者が当該所定情報を得た国、地域、病院、期間等であってよい。これは、症状/所見、検査、治療等は、環境に依存する場合があるためである。なお、環境情報は、情報提供者から提供されてもよいし、サーバ31側で自動的に生成されてもよい。この場合、サーバ31は、情報提供者の情報提供者情報(図6参照)の主たる勤務地や勤務期間等に基づいて、当該勤務地の属する国、地域、病院や、勤務期間等を環境情報として記憶してもよい。
提供者情報は、当該所定情報に係る情報提供者を表す情報であり、この場合、情報提供者を表す情報である。例えば、提供者情報は、情報提供者を表す情報提供者IDであってよい。
このようにして、医療情報記憶部311に記憶される医療情報に含まれる各所定情報は、情報提供者の主観が反映された重み情報α1からα3を含むものとなる。なお、重み情報α1からα3は、1人の情報提供者の主観が反映されるが、2人以上の情報提供者により共同して生成される場合は、当該2人以上の情報提供者の主観が反映される場合がある。また、2人以上の情報提供者により同一の疾患について所定情報が提供された場合、情報提供者ごとの医療情報が記憶されてもよいし、統合した医療情報(例えば平均値等を取ることで統合された医療情報)が記憶されてもよい。
なお、医療情報は、図5に示した形態に限られず、図5に示した情報項目の一部が省略されてもよいし、図5に示した項目以外の情報項目(例えば、当該疾患の診療経験の有無、経験事例数、遭遇頻度)等を含んでもよい。
情報提供者情報記憶部312には、情報提供者情報が記憶される。情報提供者情報は、情報提供者の職業属性や、情報提供者の勤務地等のような、情報提供者に関する情報である。図6に示す例では、情報提供者情報は、提供者IDごとに、情報提供者名、職業属性、主たる勤務地、1つ以上の提供情報が対応付けられ、提供情報ごとに閲覧者評価が対応付けられる。
情報提供者名は、情報提供者の名前を示す情報である。情報提供者名は、情報提供者IDとは異なり、情報提供者を一意に識別可能でなくてもよい。情報提供者名は、情報提供端末21に対する操作に応じて任意に決定及び変更が可能であってもよい。
職業属性は、医療従事者のうちの属性であり、例えば医者、看護師等である。
主たる勤務地は、情報提供者の主たる勤務地を表す。なお、情報提供者が複数の勤務地での勤務を同時期に経験している場合は、主たる勤務地は、そのうちの最長の勤務地であってよい。なお、変形例では、主たる勤務地に代えて又は加えて、複数の勤務地が記憶されてもよい。
提供情報は、情報提供者が提供した医療情報(及びそれに含まれる所定情報)を表す情報であり、例えば情報提供者が提供した医療情報に係る医療情報IDであってよい。なお、提供情報は、提供者IDによっては複数となる場合がある。
閲覧者評価は、情報提供者が提供した医療情報(及びそれに含まれる所定情報)に対する情報閲覧者による評価を表す。医療情報の評価は、任意の形態であってもよいが、例えば「役に立った」又は「役に立たなかった」のような2段階であってもよいし、3段階以上であってもよいし、情報閲覧者による評価コメント等が付与されてもよい。
なお、情報提供者情報は、図6に示した形態に限られず、図6に示した情報項目の一部が省略されてもよいし、図6に示した項目以外の情報項目(例えば、年齢、性別、経験年数、専門分野、勤務先、学歴/職歴、卒業年度、連絡先情報)等を含んでもよい。
医療情報生成部313は、上述した医療情報記憶部311内の医療情報を生成等する。提供者から提供される所定情報(又はそのソース情報)に基づいて、上述した医療情報を生成する。医療情報生成部313は、新たな医療情報を生成すると、新たな医療情報IDを割り当て、図5に示したように、医療情報記憶部311内に当該医療情報を保存する。また、医療情報生成部313は、その後、特定の医療情報IDに係る医療情報に関して、情報提供者等から修正指示や更新指示を受けると、医療情報記憶部311内の、当該特定の医療情報IDに係る医療情報を修正や更新してもよい。
情報提供者情報生成部314は、上述した情報提供者情報記憶部312内の情報提供者情報を生成等する。情報提供者情報生成部314は、新たな情報提供者を登録する際、新たな情報提供者IDを割り当て、図6に示したように、情報提供者情報記憶部312内の情報提供者情報を生成する。
検索部315は、情報閲覧者からの検索要求(当該情報閲覧者に係る情報閲覧端末22から送信されてくる検索要求)に応答して、医療情報記憶部311に記憶される医療情報データのうちのから、当該検索要求に合致する医療情報を検索し抽出する。検索要求は、例えばキーワード(例えば疾患名)や情報閲覧者等を含む態様で生成されてもよい。検索要求は、例えば、症状/所見、検査、治療等などでもよい。その場合には、検索要求項目から、考えられる疾患の候補が表示される(後述)。
医療情報出力部316は、検索部315により抽出された医療情報を、要求元の情報閲覧者に係る情報閲覧端末22に送信する。情報閲覧端末22は、このようにして医療情報を受信すると、受信した医療情報をディスプレイ装置208(図3参照)上に出力する。なお、医療情報の表示画面自体は、医療情報出力部316側で生成されてもよいし、情報閲覧端末22で生成されてもよい(例えば情報閲覧端末22にダウンロードされた所定アプリにより生成されてもよい)。
なお、医療情報出力部316は、検索部315により抽出された医療情報とともに、当該医療情報に係る情報提供者を表す情報提供者情報を、要求元の情報閲覧者に係る情報閲覧端末22に送信してもよい。この場合、情報閲覧端末22は、医療情報とともに、該医療情報に係る情報提供者を表す情報提供者情報を出力できる。
図7は、情報送信システム1の情報提供端末21の機能の一例を示す機能ブロック図である。図8は、図7の説明図であり、情報提供端末21を介した情報提供の態様の一例の説明図である。図8には、情報提供端末21のディスプレイ装置208上に表示される各種入力画面G80、G81、G82の一例が示される。なお、以下では、情報提供端末21のディスプレイ装置208はタッチパネルを備えるものとし、情報提供端末21は、タッチ操作が可能であるものとする。なお、情報提供端末21の機能の一部はサーバ31により実現されてもよい。
情報提供端末21は、入力画面生成部210と、所定情報取得部211と、重み情報取得部212と、送信データ生成部213とを含む。入力画面生成部210、所定情報取得部211、重み情報取得部212、及び送信データ生成部213は、例えば図2に示した制御部101が記憶装置(例えば主記憶部102や補助記憶部103)内の1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。本実施形態では、一例として、所定情報取得部211、重み情報取得部212、及び送信データ生成部213は、図2に示した制御部101が所定アプリを実行することで実現されるものとする。
入力画面生成部210は、図8に示す入力画面G80、G81、G82のような各種入力画面を生成する。例えば、入力画面生成部210は、情報提供者が所定情報や重み情報を入力するための入力画面を生成する。情報提供者は、図2に示した入力部107を介して、入力画面を操作しながら各種情報を入力できる。
所定情報取得部211及び重み情報取得部212は、図2に示した入力部107を介した入力(情報提供者からの入力)に基づいて、所定情報や重み情報を取得する。
送信データ生成部213は、所定情報取得部211及び重み情報取得部212により取得された所定情報及び重み情報に基づいて、送信情報を生成する。そして、情報提供端末21は、所定情報や重み情報を含む送信情報をサーバ31にネットワーク4を介して送信する。
本実施形態では、一例として、情報提供端末21は、対話形式のユーザインターフェース(入力画面生成部210により生成される入力画面)を介して得られるユーザからの入力に基づいて、所定情報や重み情報を取得する。
具体的には、まず、情報提供者は、図8に示す初期の入力画面G80において、情報提供用タブT802を選択した状態としてから、所定情報に係る疾患名を入力することで、情報提供のための入力作業を開始する。なお、編集等のための入力作業についても同様であってよい。
初期の入力画面G80は、疾患名を入力するための入力欄G801や、検索ボタンB802等を有する。情報提供者は、入力欄G801内に、情報提供したい疾患名を入力し、検索ボタンB802を押す(例えばタップする)と、初期の入力画面G80から、症状/所見の各項目や、検査の各項目、治療の各項目等を入力するための入力画面G81に遷移する。
入力画面G81は、症状/所見の各項目に係る重み入力用の入力画面への遷移を可能とするタブT810と、検査の各項目に係る重み入力用の入力画面への遷移を可能とするタブT811と、治療の各項目に係る重み入力用の入力画面への遷移を可能とするタブT812とを含む。なお、図8では、検査の各項目に係る重み入力用の入力画面が選択された状態が示される。
入力画面G81は、症状/所見の各項目を区別して表す画像部G810〜G815を含む。画像部G810〜G815に係る各項目は、情報提供者が各項目名を入力することで生成されてもよいし、疾患名に対応付けられた症状/所見として自動的に生成されてもよい。また、画像部G810〜G815に係る各項目以外の項目が情報提供者により新規に生成されてもよい。
本実施形態では、一例として、画像部G810〜G815のサイズが、それぞれの重みを表す。ここでは、サイズが大きいほど重みが大きくなる関係である。情報提供者は、画像部G810〜G815のサイズを変化させることで、症状/所見の各項目に対する重みを調整する。この場合、情報提供者は、自身の主観に基づいて、症状/所見の各項目のうちの、重要な項目ほど大きい重みが付与されるように、画像部G810〜G815のサイズを変化させる。例えば、画像部G810〜G815のサイズは、ピンチ操作で調整可能であってもよい。この場合、ユーザは、直感的な操作で重みを与えることができる。ただし、重み情報の与え方は任意であり、例えば重みゲージのような別の入力補助インターフェースが用意されてもよいし、重みの度合いを手入力で入力する方法であってもよい。なお、図8に示す例では、画像部G813のサイズが一番大きいので、最も大きい重みが付与されていることがわかる。
このようにして入力画面G81を介して入力される各種詳細情報は、医療情報記憶部311内の重み情報α1、α2、α3(図5参照)の生成に利用される。
なお、図8に示す例では、入力画面G81は、情報提供者を表す画像部G818や、情報提供者の評価を表す画像部G817等を含む。
入力画面G82は、症状/所見の各項目のうちの、任意の1つの項目についての詳細情報を入力するための画面である。情報提供者は、必要に応じて、任意の1つの項目についての詳細情報を入力できる。図8に示す例では、入力画面G82は、症状/所見の各項目のうちの、項目G813が選択された場合の画面である。
入力画面G82は、テキストを表示するための領域G820と、画像データを表示するための領域G822とを含む。この場合、情報提供者は、入力画面G82に含まれるテキストボタンB826を押す(例えばタップする)ことで、領域G820内に文字等を入力できる状態とすることができる。この場合、情報提供者は、例えば入力部207として画面上に出力されるソフトウェアキーボード(図示せず)を介して、項目G813に関するテキスト情報を入力できる。また、情報提供者は、入力画面G82に含まれる画像ボタンB828を押す(例えばタップする)ことで、領域G822に画像データを貼り付ける(関連付ける)ことができる状態とすることができる。この場合、情報提供者は、情報提供端末21に記憶されている画像データのうちから所望の画像データを選択することで、領域G822に画像データを取り込むことができる。なお、情報提供者は、情報提供端末21に備わるカメラを用いて、その場で画像データを取り込むことが可能であってもよい。また、画像データに代えて又は加えて、動画データ(ビデオボタンB830参照)や音声データ等が貼り付け可能であってもよい。
なお、図8に示す例では、入力画面G82は、引用元や参考文献等を入力するためのボタンB824を含む。この場合、情報提供者は、ボタンB824を押す(例えばタップする)ことで、引用元や参考文献等を貼り付ける(関連付ける)ことができる。
このようにして入力画面G82を介して入力される各種詳細情報は、医療情報記憶部311内の付属情報β1、β2、β3(図5参照)の生成に利用される。
なお、図8に示す各種入力画面G80〜G82は、あくまで一例であり、サーバ31側での医療情報記憶部311内の医療情報を生成するための情報を入力できる画面であれば、任意である。
図9は、情報送信システム1の情報閲覧端末22の機能の一例を示す機能ブロック図である。図10は、図9の説明図であり、情報閲覧端末22を介した医療情報の閲覧態様の一例の説明図である。図10には、情報閲覧端末22のディスプレイ装置上に表示される各種閲覧画面G100、G101、G102の一例が示される。なお、以下では、情報閲覧端末22のディスプレイ装置はタッチパネルを備えるものとし、情報閲覧端末22は、タッチ操作が可能であるものとする。なお、情報閲覧端末22の機能の一部はサーバ31により実現されてもよい。
情報閲覧端末22は、閲覧画面生成部220と、検索要求生成部221と、医療情報受信部222とを含む。閲覧画面生成部220及び検索要求生成部221は、例えば図2に示した制御部101のような制御部が記憶装置(例えば主記憶部102や補助記憶部103のような記憶装置)内の1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。本実施形態では、一例として、閲覧画面生成部220及び検索要求生成部221は、図2に示した制御部101のような制御部が所定アプリを実行することで実現されるものとする。
なお、図7に示した情報提供端末21の各機能部(入力画面生成部210、所定情報取得部211、重み情報取得部212、及び送信データ生成部213)と、図9に示す情報閲覧端末22の各機能部(閲覧画面生成部220及び検索要求生成部221)とは、同一の所定アプリにより実現されてもよい。本実施形態では、一例として、図7に示した情報提供端末21の各機能部と、図9に示す情報閲覧端末22の各機能部とは、同一の所定アプリにより実現されるものとする。この場合、所定アプリをダウンロードした情報提供端末21は、情報閲覧端末22としても機能でき、逆も同様である。
具体的には、図10に示す閲覧画面G100(初期画面)は、図8に示した初期の入力画面G80と同様の画面である。ユーザは、閲覧画面G100に設定される検索用タブT801を選択することで、情報閲覧者となることができる。なお、ユーザは、閲覧画面G100に設定される情報提供用タブT802を選択することで、情報提供者となることもできる(図8参照)。
閲覧画面生成部220は、図10に示す閲覧画面G100、G101、G102のような各種閲覧画面を生成する。例えば、閲覧画面生成部220は、情報閲覧者が医療情報(医療情報受信部222により受信される医療情報)等を閲覧するための閲覧画面を生成する。情報閲覧者は、図2に示した入力部107のような入力部を介して、閲覧画面を操作しながら各種情報を閲覧できる。
閲覧画面生成部220は、医療情報を閲覧するための閲覧画面を生成する際、重み情報の重みが相対的に大きい情報要素に所定の強調要素を対応付けて出力し、重み情報の重みが相対的に小さい情報要素に、所定の強調要素を対応付けずに出力する。
この場合、所定の強調要素は、任意であるが、例えばサイズ、色、装飾、表示順、立体形状の高さ等であり、上述した重み情報の対応付け方法と同様であってよい。例えば、サイズの場合、重み情報の重みが相対的に大きい情報要素を、重み情報の重みが相対的に小さい情報要素に比べて、大きなサイズで出力してもよい。これにより、情報閲覧者は、複数出力される情報要素のうちの、重要度の高い情報要素を容易に把握できる。
検索要求生成部221は、図2に示した入力部107を介した入力(情報閲覧者からの入力)に基づいて、検索要求を生成する。そして、情報閲覧端末22は、検索要求をサーバ31にネットワーク4を介して送信する。
医療情報受信部222は、サーバ31からネットワーク4を介して医療情報を受信する。例えば、医療情報受信部222は、上述の検索要求に応じてサーバ31から送信されてくる医療情報を受信する。また、上述のように医療情報とともにサーバ31が情報提供者情報を送信する場合は、医療情報受信部222は、医療情報とともに情報提供者情報を受信する。
図10に示す例では、閲覧画面G100は、検索したい疾患名を入力するための入力欄G1001や、検索ボタンB1002等を有する。情報提供者は、入力欄G1001内に、専門家等による提供の情報の閲覧をしたい疾患名を入力し、検索ボタンB1002を押す(例えばタップする)。検索要求生成部221は、検索ボタンB1002が押されると、対応する検索要求をサーバ31にネットワーク4を介して送信する。この場合、サーバ31は、当該検索要求に応答して、上述したように、当該検索要求に合致する医療情報を検索し抽出し、抽出した医療情報を、要求元の情報閲覧端末22に送信する。そして、情報閲覧端末22の医療情報受信部222が当該医療情報を受信すると、閲覧画面生成部220が、当該医療情報を閲覧するための閲覧画面G101を生成し出力する。
閲覧画面G101は、症状/所見の各項目及び当該各項目に係る重み情報の閲覧用の閲覧画面への遷移を可能とするタブT1010と、検査の各項目及び当該各項目に係る重み情報の閲覧用の閲覧画面への遷移を可能とするタブT1011と、治療の各項目及び当該各項目に係る重み情報の閲覧用の閲覧画面への遷移を可能とするタブT1012とを含む。なお、図10では、タブT1010が選択された状態が示される。
閲覧画面G101は、症状/所見の各項目を区別して表す画像部G1010〜G1014を含む。なお、画像部G1010〜G1014に係る各項目は、サーバ31から送信されてくる医療情報に基づいて生成される。
本実施形態では、一例として、画像部G1010〜G1014のサイズが、それぞれの重みを表す。ここでは、サイズが大きいほど重みが大きくなる関係である。情報閲覧者は、画像部G1010〜G1014の相対的なサイズを見ることで、症状/所見の各項目に対する重み情報を得ることができる。なお、図10に示す例では、情報要素5の項目に係る画像部G1014のサイズが一番大きいので、最も大きい重みが付与されていることがわかる。従って、情報閲覧者は、“疾患2”の症状/所見においては、情報要素5の項目が重要と考える情報提供が存在することを容易に把握できる。
なお、図10に示す例では、閲覧画面G101は、情報提供者の評価を表す画像部G1017や、情報提供者の顔(若しくはその類)を表す画像部G1018や、情報提供者の名前を表す画像部G1019等を含む。このような画像部G1017〜G1019は、サーバ31から送信されてくる情報提供者情報に基づいて生成されてよい。
閲覧画面G102は、症状/所見の各項目のうちの、任意の1つの項目についての詳細情報を閲覧するための画面である。情報閲覧者は、必要に応じて、任意の1つの項目についての詳細情報を閲覧できる。図10に示す例では、閲覧画面G102は、症状/所見の各項目のうちの、情報要素3の項目が選択された場合の画面である。
閲覧画面G102は、テキストを表示するための領域G1020と、画像データを表示するための領域G1022とを含む。この場合、情報閲覧者は、領域G1020内の文字等を閲覧することで、情報要素3の項目に関する付属情報を得ることができる。なお、領域G1020内の文字等は、情報要素3の項目に関して図8に示すような領域G820内に入力された文字等に対応する。また、情報閲覧者は、領域G1022内の画像データを閲覧できる。この場合、情報閲覧者は、情報要素3の項目に関する視覚的な付属情報を得ることができる。なお、領域G1022内の画像データは、情報要素3の項目に関して図8に示すような領域G822内に入力された画像データに対応する。
なお、図10に示す例では、閲覧画面G102は、引用元や参考文献等を閲覧するためのボタンB1024を含む。この場合、情報閲覧者は、ボタンB1024を押す(例えばタップする)ことで、情報提供者により貼り付けられた(関連付けられた)引用元や参考文献等(図8のボタンB824参照)を閲覧できる。
ところで、近年、情報技術の発展に伴い、データのデジタル化管理が進行している。特定のデータを抽出する際には、しばしば検索エンジンあるいは検索機能が使われる。検索エンジンとしてはYahoo!(登録商標)、Bing(登録商標)、Google(登録商標)等で多くのホームページ回覧者に利用されており、人気があり、利便性も高い。
デジタル化管理されたデータが膨大になるにつれ、検索エンジンあるいは検索機能を使用しても、ユーザが欲しい情報や知りたい情報を素早く取得するのが困難になってきている。テキスト・写真・動画等の情報は、通常均一な情報であるため、どの情報が重要な情報なのかを特定するのが難しい。
ここで、情報は書籍やウェブアプリ等でしばしば膨大なテキスト情報として記載されるが、ユーザはその中でいくつかの重要な情報に重きを置いて閲覧している。この重要な情報とは、頻度・速度・結果・状態等の定量的な大小関係を持った客観的情報のみならず、個人の中で経験的に有用であるという主観的情報も含み、ユーザはそれらに基づき、判断又は意思決定している。通常、書籍やウェブアプリ等で書かれたテキスト情報は、一様な文字情報であるため、このような重要度の重み付けはしにくい。
この点、本実施形態では、情報提供者は、上述のように、自身の主観等に基づいて、症状/所見の各項目等のような各情報要素に重要度(重み情報)を対応付けることができる。これにより、情報閲覧者は、かかる情報提供者の主観的情報をも利用して、判断又は意思決定できる。
なお、本実施形態では、症状/所見の各項目等を表すテキスト情報を含む画像部G810〜G815のサイズ(すなわち図形のサイズ)に基づいて重み情報を対応付けているが、これに限られない。例えば、情報提供者は、図形のサイズに代えて又は加えて、図形の外形の種類や色彩等に基づいて重み情報を対応付けてもよいし、装飾等に基づいて重み情報を対応付けてもよい。また、データ提供者は、症状/所見の各項目等を表すテキスト情報に代えて又は加えて、写真・動画のような他の情報要素に重要度(重み情報)を対応付けてもよい。
特に、医学情報を含む医療情報は、医学書や医学情報検索サービス等のウェブアプリなどでしばしば膨大なテキスト情報として記載される。しかし、実際の診療では、医師などの医療従事者はいくつかの重要な情報に重きを置いて閲覧している。この重要な情報とは、頻度・速度・結果・状態等の定量的な大小関係を持った客観的情報のみならず、医療従事者個人の中で経験的に有用であるという主観的情報も含む。従って、上述した実施形態は、特に医療情報に好適である。
ここで、医療情報に関して更に詳説すると、疾患を一つの構成要素として捉えた場合、各々の疾病は下位概念として、以下の各種情報要素(1)〜(12)を有する。
・(1)概念/定義
・(2)病態
・(3)分類
・(4)症状/身体所見(所見)
・(5)検査所見(検査)
・(6)経過
・(7)危険因子/原因(喫煙、飲酒、海外渡航、性交渉、ペット飼育、粉塵や有機溶剤などの有害物質暴露、責任遺伝子、遺伝形式や家族歴の有無等を含む)
・(8)疫学(好発年齢、男女比、人種差、地域分布、遺伝背景、有病率、罹患率)
・(9)診断
・(10)治療
・(11)予後
・(12)その他(合併症、鑑別疾患、重症度等の判定や治療方針を決めるためのスコアリング)
そして、医療従事者は、診療行為における判断や意思決定プロセスにおいて、しばしばこれらの客観的情報に主観的情報を織り交ぜて、重要度に重み付けをし、判断又は意思決定している。しかし、医学書や医学情報検索サービス等のウェブアプリなどに書かれたテキスト情報は、通常一様な文字情報であり、このような重要度の重み付けはされていない。
・(1)概念/定義
・(2)病態
・(3)分類
・(4)症状/身体所見(所見)
・(5)検査所見(検査)
・(6)経過
・(7)危険因子/原因(喫煙、飲酒、海外渡航、性交渉、ペット飼育、粉塵や有機溶剤などの有害物質暴露、責任遺伝子、遺伝形式や家族歴の有無等を含む)
・(8)疫学(好発年齢、男女比、人種差、地域分布、遺伝背景、有病率、罹患率)
・(9)診断
・(10)治療
・(11)予後
・(12)その他(合併症、鑑別疾患、重症度等の判定や治療方針を決めるためのスコアリング)
そして、医療従事者は、診療行為における判断や意思決定プロセスにおいて、しばしばこれらの客観的情報に主観的情報を織り交ぜて、重要度に重み付けをし、判断又は意思決定している。しかし、医学書や医学情報検索サービス等のウェブアプリなどに書かれたテキスト情報は、通常一様な文字情報であり、このような重要度の重み付けはされていない。
なお、変形例では、情報要素(1)〜(12)のすべてが利用されず、情報要素(1)〜(12)のうちのいずれか2つ以上の11つ以下の組み合わせが利用されてもよいし、他の情報要素が追加的に利用されてもよい。
この点、本実施形態では、医療従事者(例えばある分野を専門とする医者)である情報提供者は、症状/所見の各項目等を表すテキスト情報に、自身の主観に基づく重要度(重み情報)を対応付けることができる。これにより、医療従事者(例えば、他の分野を専門とする医者)である情報閲覧者は、かかる情報提供者の主観的情報をも利用して、判断又は意思決定できる。
ところで、疾患の的確な診断にあたって、医師などの医療従事者は問診、身体診察、検査で、患者から上記の情報要素(4)〜(8)等に該当する情報を収集する。そして、それらの情報から疾患の候補を列挙した後、可能性の高い疾患を残し、可能性の低い疾患を除外する、という思考・判断プロセスを経る。このとき、どの情報をどの程度収集すべきかは、各々の患者のおかれた状況や、各々の医療従事者の判断や意思決定によって異なる。
熟練する医師などの医療従事者は、この思考・判断プロセスにおいて、以下の情報属性(A1)〜(A4)等を区別しながら選定し、情報を過不足なく効率よく収集する。
・(A1)特定の疾患の診断に繋がりやすい情報(可能性を高める情報)、
・(A2)特定の疾患ではなさそうなことを示す情報(可能性を低める情報)、
・(A3)複数考えられる疾患を区別する情報(一方の疾患の可能性を高め、他方の疾患の可能性を低める情報)、
・(A4)診断にほとんどないしは全く影響しない情報(どの疾患の可能性も高めたり低めたりしない情報)
これら情報属性(A1)〜(A4)の選定及び各々の情報の重要度の重み付けには、客観的情報のみならず、個人の経験において有用であったという主観的情報が活用される。データ提供者は、これらの情報を選定と、各々の情報への重要度の重み付けができる。例えば、特定の疾患の診断に繋がりやすい情報(可能性を高める情報)を選定し、この疾病を示唆する可能性の高さを重要度として重み付けすることができる。この場合、重要度が重み付けされた情報属性(A1)〜(A4)は、データベース(例えば医療情報記憶部311)に保管され、検索対象とされてよい。
・(A1)特定の疾患の診断に繋がりやすい情報(可能性を高める情報)、
・(A2)特定の疾患ではなさそうなことを示す情報(可能性を低める情報)、
・(A3)複数考えられる疾患を区別する情報(一方の疾患の可能性を高め、他方の疾患の可能性を低める情報)、
・(A4)診断にほとんどないしは全く影響しない情報(どの疾患の可能性も高めたり低めたりしない情報)
これら情報属性(A1)〜(A4)の選定及び各々の情報の重要度の重み付けには、客観的情報のみならず、個人の経験において有用であったという主観的情報が活用される。データ提供者は、これらの情報を選定と、各々の情報への重要度の重み付けができる。例えば、特定の疾患の診断に繋がりやすい情報(可能性を高める情報)を選定し、この疾病を示唆する可能性の高さを重要度として重み付けすることができる。この場合、重要度が重み付けされた情報属性(A1)〜(A4)は、データベース(例えば医療情報記憶部311)に保管され、検索対象とされてよい。
あるいは、上記のような重み情報に代えて又は加えて、症状/所見の各項目等のような各種情報要素に対して、情報属性(A1)〜(A4)のいずれかを他の重み情報として対応付けてもよい。この場合、症状/所見の各項目等のような各種情報要素が、(A1)〜(A4)のいずれに当たるかの主観的情報(情報提供者の主観に基づく情報)が得られるので、情報閲覧者は、当該主観的情報を利用して、判断又は意思決定できる。
なお、変形例では、情報属性(A1)〜(A4)のすべてが利用されず、情報属性(A1)〜(A4)のうちのいずれか2つ以上の3つ以下の組み合わせが利用されてもよい。
また、本実施形態では、上述したように、医療情報記憶部311に記憶される医療情報は環境情報(医療情報に含まれる所定情報に係る環境を表す情報)を含むので、情報閲覧者は、上記の(8)に関連した環境情報を考慮して、判断又は意思決定できる。
また、本実施形態では、上述したように、情報閲覧者は、情報提供者及び提供された所定情報(及び重み情報)を支持・評価したり、お気に入り登録したりすることができる。また、このような支持・評価も情報提供者情報の閲覧者評価(図6参照)として情報提供者情報記憶部312に保存される。この場合、閲覧画面生成部220は、支持・評価の多寡やお気に入り登録の有無等、所定情報に対応付けられた重要度(重み情報)とともに出力・表示させることができ、情報閲覧者が望む順序(新着順、閲覧数順、評価順等)にしたがってその出力・表示順序を並べ替えてもよい。また、所定情報に対応付けられた重要度(重み情報)につき、ある特定の地域やコミュニティでの集計解析結果を情報閲覧者に閲覧可能とすることもできる。
なお、本実施形態では、検索要求は、疾患の名称を入力することで生成されるが、これに限られない。例えば、検索要求は、上記の情報要素(1)〜(4)のうちの少なくともいずれか1つをキーワードとして含む態様で生成されてもよい。この場合、情報閲覧者は、当該検索要求に応じて得られる医療情報を閲覧することで、候補となる疾患から最も的確な診断を導くために、追加情報としてどの情報をどの程度収集すべきかについて容易に判断できる。
次に、図11以降を参照して、各種の変形例や更なる具体例について説明する。
図11は、重み情報の対応付け方法の各種バリエーションを示す図である。図11には、情報要素A(又は情報要素A〜D)に対する重み情報の対応付け方法の各種バリエーションが示される。この場合、一例1100では、情報要素Aには、数字により重み情報が付与され、他の一例1101では、情報要素Aには、5段階のチェック欄により重み情報が付与され、他の一例1102では、情報要素Aには、スライダ1200の位置(目盛りにより示されるスコア)により重み情報が付与され、他の一例1103では、図形の相違により重み情報が付与される。なお、図形の場合、例えば三角形が最も重みが大きいといった具合に、予めどの図形がどのような重みを表すかが周知されてもよい。
図12及び図13は、スライダ1200を用いた所定情報及び重み情報の入力方法の具体例の説明図であり、図12は、所定情報及び重み情報の入力フォームの一例を示す図であり、図13は、特定の疾患“疾患1300”を例として、図12の入力フォームの入力後の状態を示す図である。図14は、図13に示す入力に応じて生成される所定情報及び重み情報の説明図である。図12では、□の空欄は、テキストが入力可能な欄を示す。各テキストには、スライダ1200が対応付けられ、各テキストには、対応するスライダ1200の位置(目盛りにより示されるスコア)により重み情報が付与される。なお、図13には、スライダ1200の位置に応じてスコアが変化する旨をガイドするためのガイド表示1300が示される。
図15は、上述した情報属性(A1)〜(A4)の利用態様の一例の説明図である。ここでは、上述したように、症状/所見の各項目等のような各種情報要素の少なくともいくつかに対して、情報属性(A1)が他の重み情報として対応付けられているものとする。
図15には、各種疾患1500A〜Fに対応付けられた症状/所見の各項目が示される。図15において、太字で示される情報要素は、情報属性(A1)が対応付けられていることを表す。この場合、図15に示す情報から、以下の点が把握可能となる。
・検査所見Z1があれば、疾患1500Aの可能性が高まる
・検査所見Z4があれば、疾患1500Bの可能性が高まる
・症状X5または検査所見Z5があれば、疾患1500Cの可能性が高まる
・身体所見Y7または検査所見Z6があれば、疾患1500Dの可能性が高まる
・身体所見Y8または検査所見Z7があれば、疾患1500Eの可能性が高まる
・症状X7または検査所見Z8があれば、疾患1500Fの可能性が高まる
このように、各種疾患1500A〜Fのように、共通の症状や身体所見等が多く現れる疾患に関しても、情報閲覧者は、対応付けられている情報属性(A1)を利用することで、患者が患う疾患を容易に特定できる。
・検査所見Z1があれば、疾患1500Aの可能性が高まる
・検査所見Z4があれば、疾患1500Bの可能性が高まる
・症状X5または検査所見Z5があれば、疾患1500Cの可能性が高まる
・身体所見Y7または検査所見Z6があれば、疾患1500Dの可能性が高まる
・身体所見Y8または検査所見Z7があれば、疾患1500Eの可能性が高まる
・症状X7または検査所見Z8があれば、疾患1500Fの可能性が高まる
このように、各種疾患1500A〜Fのように、共通の症状や身体所見等が多く現れる疾患に関しても、情報閲覧者は、対応付けられている情報属性(A1)を利用することで、患者が患う疾患を容易に特定できる。
図16は、上述した情報属性(A1)〜(A4)の利用態様の他の一例の説明図である。ここでは、上述したように、症状/所見の各項目等のような各種情報要素の少なくともいくつかに対して、情報属性(A1)が他の重み情報として対応付けられているものとする。
図16は、情報閲覧者が、症状/身体所見X1と、症状/身体所見X2と、検査所見Z1とからなる3つのキーワードを含む検索要求を生成した場合に関する。この場合、かかる検索要求は、上述のようにサーバ31に送信される(矢印R1参照)。サーバ31の検索部315は、上述した医療情報記憶部311内の医療情報に基づいて、以下の3通りの検索のうちの少なくともいずれか1つを実行する。
・症状/身体所見X1があるなら可能性が高い疾患を検索
・症状/身体所見X2があるなら可能性が高い疾患を検索
・検査所見Z1があるなら可能性が高い疾患を検索
この場合、例えば図16に示すように、以下の4つの疾患の候補がサーバ31側で抽出され、情報閲覧端末22に送信され(矢印R2参照)、情報閲覧端末22上で表示・出力される。
・疾患1600A
・疾患1600B
・疾患1600C
・疾患1600D
この場合、サーバ31は、4つの疾病の候補に基づいて、更に以下の4通りの検索のうちの少なくともいずれか1つを実行してもよい(矢印R3参照)。この場合、上述した情報属性(A1)〜(A4)を利用した検索が実現される。
・疾患1600Aである可能性を高める項目(すなわち疾患1600Aに対応付けられた各種情報要素のうちの、情報属性(A1)が対応付けられた情報要素)を検索
・疾患1600Bである可能性を高める項目を検索
・疾患1600Cである可能性を高める項目を検索
・疾患1600Dである可能性を高める項目を検索
この場合、サーバ31は、情報閲覧者に対して、効率良く診断するために、どの情報をどの程度収集したら良いか提案できる。なお、図16において、各候補に対して、その可能性を示す情報が対応付けられてもよい。
・症状/身体所見X1があるなら可能性が高い疾患を検索
・症状/身体所見X2があるなら可能性が高い疾患を検索
・検査所見Z1があるなら可能性が高い疾患を検索
この場合、例えば図16に示すように、以下の4つの疾患の候補がサーバ31側で抽出され、情報閲覧端末22に送信され(矢印R2参照)、情報閲覧端末22上で表示・出力される。
・疾患1600A
・疾患1600B
・疾患1600C
・疾患1600D
この場合、サーバ31は、4つの疾病の候補に基づいて、更に以下の4通りの検索のうちの少なくともいずれか1つを実行してもよい(矢印R3参照)。この場合、上述した情報属性(A1)〜(A4)を利用した検索が実現される。
・疾患1600Aである可能性を高める項目(すなわち疾患1600Aに対応付けられた各種情報要素のうちの、情報属性(A1)が対応付けられた情報要素)を検索
・疾患1600Bである可能性を高める項目を検索
・疾患1600Cである可能性を高める項目を検索
・疾患1600Dである可能性を高める項目を検索
この場合、サーバ31は、情報閲覧者に対して、効率良く診断するために、どの情報をどの程度収集したら良いか提案できる。なお、図16において、各候補に対して、その可能性を示す情報が対応付けられてもよい。
図17は、環境情報の一例の説明図である。図17には、特定の疾患“疾患1700”を例として、各種情報要素の、地域別(図17では、地域1700A、1700B、1700Cの3地域)の集計解析結果が示される。このような環境情報は、上述のように、医療情報記憶部311に記憶される医療情報の一部を構成してよい。
この場合、各種情報要素の傾向が地域ごとに異なる例が示される。このように、疾患によっては、環境に応じて傾向が異なりうる。
このような環境情報は、上述したように、医療情報記憶部311に記憶される医療情報に含まれ、情報閲覧者の情報閲覧端末22に送信される場合がある。例えば、図17に示す例では、“疾患1700”が検索要求に含まれる場合、図17に示すような環境情報が併せて出力されてもよい。この場合、環境情報の出力態様は任意であり、図17に示すような地域別に出力されてもよいし、情報閲覧者の属する地域に応じた地域に係る所定情報及び重み情報だけが出力されてもよい。
次に、図18以降を参照して、情報送信システム1を利用した実際の治療等に関して説明する。
図18は、疾患の治療の説明図である。図18に示すように、一つの疾患に対しても、急性期なのか慢性期なのか、あるいは発作時なのか予防時なのかで治療が変わる場合がある。この点、情報送信システム1によれば、疾患を時期に応じて細分化することで、時期が考慮された所定情報を提供できる。このような疾患を時期に係る情報は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図19は、疾患の治療の他の説明図である。図19に示すように、疾患の治療は、第一選択治療から第二選択治療、第三選択治療へと順に選択することが多い。この点、情報送信システム1によれば、重み情報が適切に付与されることで、適切な順で治療が選択されることが期待される。このような治療の順序は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図20は、疾患の治療の他の説明図である。図20に示すように、治療選択肢にあまりはっきりした優劣がない場合もある。この点、情報送信システム1によれば、このような疾患の場合、治療に関して同等の重み情報が付与される可能性が高くなる。
図21は、疾患の治療の他の説明図である。図21に示すように、疾患の中に分類があり、それぞれ治療法が異なることがある。この点、情報送信システム1によれば、疾患を分類に応じて細分化することで、分類が考慮された所定情報を提供できる。このような疾患の分類は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図22は、疾患の治療の他の説明図である。図22に示すように、条件がこのように複雑な場合もある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる樹形図を表すことで、治療を適切に支援することも可能である。なお、このような樹形図は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図23は、疾患の治療の他の説明図である。図23に示すように、疾患によっては、重症度のスコアリングや治療選択のスコアリングがあり、その点数や該当項目の数によって、治療が変わるものがある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる点数や該当項目を加味することで、治療を適切に支援することも可能である。
図24は、疾患の治療の他の説明図である。図24に示すように、複数の条件項目のうちいくつかの、“アンド条件/オア条件”を満たす場合に治療が行えるという場合がある。図24は、図23に示したスコアリングと似ているが、異なる点としては、「治療Aを行うためには、条件項目1又は条件項目2が少なくとも必要」あるいは、「治療Bを行うためには、(条件項目3かつ条件項目4)または条件項目5が少なくとも必要」あるいは、「治療Cを行うためには、(条件項目6かつ条件項目7かつ条件項目8)に加え、その他の条件項目の少なくとも2つ以上を満たす必要がある」というように、必須の条件項目がある場合がある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる条件を出力することで、治療を適切に支援することも可能である。なお、このような条件は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図25は、疾患の治療条件の説明図である。図25に示すように、一つの治療を施行するにあたっては、いくつかの条件が必要な場合がある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる条件を出力することで、治療を適切に支援することも可能である。なお、このような条件は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図26は、疾患の禁忌条件の説明図である。図26に示すように、一つの治療を施行するにあたっては、いくつかの禁忌条件がある場合がある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる禁忌条件を出力することで、治療を適切に支援することも可能である。なお、このような禁忌条件は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
図27は、治療の注意条件の説明図である。図27に示すように、一つの治療を施行するにあたっては、いくつかの注意条件がある場合がある。注意条件が複数ある場合には、適用不可のことがある。この点、情報送信システム1によれば、重み情報に加えて、かかる注意条件を出力することで、治療を適切に支援することも可能である。なお、このような注意条件は、上述した所定情報の一部として、情報提供者の主観により設定されてもよい。
以上、各実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
1 情報送信システム
4 ネットワーク
21 情報提供端末
22 情報閲覧端末
30 サーバ群
31 サーバ
32 サーバ
101 制御部
102 主記憶部
103 補助記憶部
104 ドライブ装置
105 記録媒体
106 ネットワークI/F部
107 入力部
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 ドライブ装置
205 記録媒体
206 ネットワークI/F部
207 入力部
208 ディスプレイ装置
210 入力画面生成部
211 所定情報取得部
212 重み情報取得部
213 送信データ生成部
220 閲覧画面生成部
221 検索要求生成部
222 医療情報受信部
311 医療情報記憶部
312 情報提供者情報記憶部
313 医療情報生成部
314 情報提供者情報生成部
315 検索部
316 医療情報出力部
4 ネットワーク
21 情報提供端末
22 情報閲覧端末
30 サーバ群
31 サーバ
32 サーバ
101 制御部
102 主記憶部
103 補助記憶部
104 ドライブ装置
105 記録媒体
106 ネットワークI/F部
107 入力部
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 ドライブ装置
205 記録媒体
206 ネットワークI/F部
207 入力部
208 ディスプレイ装置
210 入力画面生成部
211 所定情報取得部
212 重み情報取得部
213 送信データ生成部
220 閲覧画面生成部
221 検索要求生成部
222 医療情報受信部
311 医療情報記憶部
312 情報提供者情報記憶部
313 医療情報生成部
314 情報提供者情報生成部
315 検索部
316 医療情報出力部
Claims (11)
- 複数種類の情報要素を含む所定情報と、前記複数種類の情報要素に対して前記所定情報の情報提供者が付与した重み情報とを記憶する記憶部と、
情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記重み情報に基づいて、前記複数種類の情報要素を出力する情報出力部とを含む、情報提供システム。 - 前記情報出力部は、前記複数種類の情報要素のそれぞれを、それぞれに付与された前記重み情報の重みに応じた態様で、出力する、請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報出力部は、前記複数種類の情報要素のうちの、前記重み情報の重みが相対的に大きい情報要素が、前記重み情報の重みが相対的に小さい情報要素よりも強調される態様で、前記複数種類の情報要素を出力する、請求項2に記載の情報提供システム。
- 前記情報出力部は、前記重み情報の重みが相対的に大きい前記情報要素に所定の強調要素を対応付けて出力し、前記重み情報の重みが相対的に小さい前記情報要素に、前記所定の強調要素を対応付けずに出力する、請求項3に記載の情報提供システム。
- 前記所定情報は、医療情報に関連し、前記複数種類の情報要素は、各疾患に関して、以下の(1)〜(11)のうちの少なくともいずれか2つに関連する、
(1)概念/定義
(2)病態
(3)分類
(4)症状/身体所見(所見)
(5)検査所見(検査)
(6)経過
(7)危険因子/原因
(8)疫学
(9)診断
(10)治療
(11)予後
、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の情報提供システム。 - 前記記憶部は、前記所定情報に環境情報を対応付けて記憶し、
前記情報出力部は、情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記複数種類の情報要素とともに、前記所定情報に対応付けられた環境情報を出力する、請求項5に記載の情報提供システム。 - 前記記憶部は、前記所定情報に前記情報提供者の属性情報を対応付けて記憶し、
前記情報出力部は、情報閲覧者に前記所定情報を提示する際に、前記複数種類の情報要素とともに、前記所定情報に対応付けられた属性情報を出力する、請求項5に記載の情報提供システム。 - 前記重み情報は、以下の(A1)〜(A4)のうちの少なくともいずれか1つに関連する、
(A1)特定の疾患の診断に繋がりやすい情報
(A2)特定の疾患ではなさそうなことを示す情報
(A3)複数考えられる疾患を区別する情報
(A4)診断にほとんどないしは全く影響しない情報
、請求項5に記載の情報提供システム。 - ユーザ端末に実装されるアプリケーションと、サーバとにより実現される、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の情報提供システム。
- 請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の情報提供システムの少なくとも一部を構成し、ユーザ端末に実装されるアプリケーション。
- 請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の情報提供システムの少なくとも一部を構成するサーバ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019146743A JP2021026714A (ja) | 2019-08-08 | 2019-08-08 | 情報提供システム、アプリケーション及びサーバ |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2019-08-08 JP JP2019146743A patent/JP2021026714A/ja active Pending
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