JP2018530851A - 医療オペレーティングシステムを用いて医療専門家を評価および選択するためのシステムおよび方法 - Google Patents

医療オペレーティングシステムを用いて医療専門家を評価および選択するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、患者と、前記患者から遠くに位置する医療専門家間の診察を円滑にするためのサーバをホストとしたバーチャル診察アプリケーションを含む方法及び装置に関する。患者コンピュータデバイスを用いて患者からの診察を開始するためのリクエストが前記アプリケーション内で受信される。前記アプリケーションは前記患者の健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された情報を受信する。前記健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された前記情報に基づいて医療専門家が特定される。前記患者コンピュータデバイスを診察用の医療専門家コンピュータデバイスと接続することによって前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションが円滑になる。電子メッセージが前記医療専門家コンピュータデバイスから前記患者コンピュータデバイスに伝達され、前記電子メッセージは、診察中の前記健康関連の問い合わせ、および診察後の前記医療専門家による治療勧告に関連するものである。【選択図】1

Description

本発明は、ソーシャルネットワーク環境における医療専門家の評価に関する。より詳細には、本発明は、医療専門家に関する情報の提供、患者の自身のニーズに合った医療専門家の選択の支援、健康関連の質問に対する迅速で信頼性の高い回答の提供、およびソーシャルネットワーク環境における患者と医療専門家間のバーチャル診察の促進に関する。
現在、医療専門家を選択する過程は、時間がかかり、非効率的で、不安に満ちている。自分に医療が必要だとわかったとき、自分が満足する医師がなかなか見つからないことが多い。多くの人は、かかりつけ医からの紹介、友人や親類からの推薦、または医療機関ディレクトリに基づいて医師を選択する。これらの情報源には、広い医学界によって、または公表されている情報に基づいて評価されるような医師の知識の質の測定基準がない。
さらに、患者は医療機関ディレクトリや何らかのインターネット評価ウェブサイトを探す可能性がある。しかしながら、ほとんどのインターネット評価ウェブサイトは、匿名の情報源からのコメントや評価の集まりを提供しており、データの正確さは公衆にはわかっていない。これらの情報源には、広い医学界によって、または公表されている情報に基づいて評価されるような医師の知識の質の測定基準がない。
したがって、医療専門家のような専門家を実績および医療専門家の能力に基づいて評価するための情報を提供する信頼性の高いシステムおよび方法を提供する必要がある。
インターネットは、膨大な情報の宝庫である。人は健康に関する質問のような、専門的な知識分野の範囲内の質問に対する回答が自分に必要な場合、インターネットを調べることが多い。しかしながら、インターネット上で提供されるそのような質問に対する回答の情報源は、確認されていないことが多く、信憑性が怪しい。したがって、そのような質問に関して、例えば、検索エンジンを用いて、インターネットを調べることにより、以前よりも人々が混乱したり、おびえたり、誤解したりすることが多い。そこで、人々が薬のような専門分野や多くの健康関連専門分野において信頼できる情報を見つける手助けをする方法およびシステムを提供することが必要である。
しかしながら、特定の分野の信頼できる回答を探すことは費用がかかり、非効率的で、不便である場合がある。例えば、ある人が気にはなるが必ずしも深刻ではない病気に対する医師からの回答を欲している場合、その医師との約束を取り付けるのに何週間もかかる場合がある。また、医師や救急処置室を訪ねるには費用がかかる。自分の病歴を知っている医師との対面診察に代わるものはないが、時には、迅速で信頼できる医学的情報またはアドバイスが必要なだけである場合がある。したがって、外来診察の他に、医師と患者(あるいは、投資家と銀行家;依頼人となる人と弁護士;学生と教授;など)の間の、患者が信頼性の高い医師からの迅速で信頼できる医学的情報またはアドバイスを、たとえあったとしても、ごくわずかな費用で得ることができるような、コミュニケーションおよび情報交換の新たなシステムおよび方法が必要である。
以下の概要は、本発明のすべての特徴および態様を包含することを意図するものではなく、本発明が本概要で述べるすべての特徴および態様を包含しなければならないことを意味するものでもない。以下の一部の実施形態は、医師とのやり取りを説明しているが、医学的診断、治療、アドバイス、支援またはケアを提供するあらゆる専門家に適用することができる。
本開示は、一部の実施形態において、医療専門家を評価するためのコンピュータ実装方法およびシステムであって、a)コンピュータプロセッサにより、職業資格および能力を表す複数の属性データを受信するステップと;b)コンピュータプロセッサにより、前記属性に影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各前記属性に割り当てるステップと;c)コンピュータプロセッサにより、ステップbにおける各属性の全結果値の合計を計算して記憶するステップと;d)コンピュータプロセッサにより、医療専門家の他のユーザおよび他の医療専門家との関わりに関するフィードバックおよび推薦データを受信するステップと;e)コンピュータプロセッサにより、前記フィードバックデータに影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各フィードバックデータに割り当てるステップと;f)コンピュータプロセッサにより、ステップeにおける各フィードバックデータの全結果値の合計を計算して記憶するステップと;g)コンピュータプロセッサにより、ステップcおよびステップfに基づいて全体値を生成するステップとからなる、方法およびシステムを提供する。
一実施形態において、職業資格および能力を表す属性は、教育、訓練、免許、経験、出版物、編集上の立場、役職、紹介、賞、職能団体への参加、および病院所属からなる考慮事項群から選択される。より詳細には、職業資格および能力を表す属性は、教育要因、訓練要因、免許要因、経験要因、出版物要因、編集上の立場要因、役職要因、紹介要因、業績賞要因、職能団体への参加要因、および病院所属要因などと名付けられた考慮事項群から選択される。しかしながら、上記に挙げた要因は包括的ではなく、医療専門家の能力、評判、または業務スキルに関与するその他の要因を考慮してもよい。
別の実施形態では、職業資格および能力を表す各属性の値を計算して記憶し、全属性の合計値を計算するステップは、コンピュータプロセッサ・プロファイルデータ計算モジュールによって達成される。このモジュールは、前記属性に影響を及ぼす変数に基づいて、個別値またはかかる値を計算するための関数を各属性に既に割り当てている。このモジュールは、各属性の下で計算された各個別値の合計を導き出すことになる。したがって、各属性に割り当てられた値またはかかる値を計算するための関数はここで開示した例に限定すべきではないことに留意する必要がある。様々な異なるポイント、数値またはその他の形式の値を上記の属性の各々に割り当ててもよい。各属性の関数は、前記属性に影響を及ぼす可能性があるすべての関係変数を考慮に入れて、異なっていてもよい。割り当てられた値または設計された関数は、本開示に明確に記載された例と異なっていてもよく、医療専門家の実績および総合的立場の評価を反映する任意の割り当てられた値または関数であってもよい。
別の実施形態では、各フィードバックまたは推薦の値と、すべてのフィードバックおよび推薦の合計値を計算して記憶するステップは、コンピュータプロセッサ・フィードバックデータ計算モジュールによって処理される。さらに、フィードバックデータ計算モジュールにおいて、フィードバックの合計値は、フィードバックまたは推薦の現在の内容によって基準化することができる。このモジュールでは、値またはかかる値を計算するための関数が各フィードバックまたは推薦活動に割り当てられている。医療専門家が受けるフィードバックまたは推薦に基づいて、このモジュールは、各フィードバックまたは推薦下のすべての結果値の合計または重み付け合計を計算する。また、各フィードバックデータに割り当てられた値および関数は、本明細書に開示した例に限定すべきではない。その他のそのようなポイント、数値、あるいはその他の形式の値またはかかる値を計算するための関数を割り当ててもよく、様々な関数を、フィードバックまたは推薦データ入力に関係し得る任意の変数を考慮して、各フィードバックデータ入力を重み付けするかまたは別の方法で評価するために公式化してもよい。割り当てられた値または設計された関数は本開示における例と異なっていてもよいが、それらは本開示によって企図される医療専門家の実績および総合的立場の評価を反映するものである。
フィードバックデータ値の合計が現在の内容によって基準化されるという意味は、医療専門家がしばらく前から活動していない場合、フィードバックデータ値が減衰するということである。そのような減衰は、医療専門家が活動しなくなってからの日数の関数であってもよく、または、一定期間内に医療専門家に送られた質問全体のうち回答されている質問の割合の関数であってもよい。関数は、データの時間の考慮/現在の内容によって初期フィードバックデータポイントの合計を基準化してもよい。その他の関数は、様々な要因または考慮事項によって初期フィードバックデータポイントの合計を基準化してもよい。そのような計算は、本開示に示した例に限定すべきではない。
一実施形態において、プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値は、それぞれそれらの対応する初期値の関数であり、わかりやすくするためにより小範囲に変換される。例えば、一実施形態では、プロフィールデータ値は50〜85の数値範囲に変換される。フィードバックデータ値は0〜20の範囲に変換される。全体値(評判スコア)は、50〜100の範囲に変換される(最大99ポイントの評判スコアが設定される)。そのような変換関数は、最初の30日間の非活動の急落を反映するように設計される対応する初期データの区分化線形関数であってよい。その他の関数は、素点を好適な値形式、例えば、数値または百分位数に変換してもよい。1つ以上の区分化線形関数は、医療専門家の非活動に対して様々な下落率を割り当てることができる。評判スコアの2つの構成要素(すなわち、プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値)は、本開示の教示の下で割り当てられた異なる重み付けであってよい。
一実施形態において、本開示は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を含むメモリと、メモリに連結されて命令を実行するよう作動する1つ以上のプロセッサとからなる、医療専門家評価システムを生成するためのシステムであって、1つ以上のプロセッサは、命令を実行するとき、a)コンピュータプロセッサにより、職業資格および能力を表す複数の属性データを受信するステップと;b)コンピュータプロセッサにより、前記属性に影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各前記属性に割り当てるステップと;c)コンピュータプロセッサにより、ステップbにおける各属性の全結果値の合計を計算して記憶するステップと;d)コンピュータプロセッサにより、医療専門家の他のユーザとの関わりに関するフィードバックを受信するステップと;e)コンピュータプロセッサにより、前記フィードバックデータに影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各フィードバックデータに割り当てるステップと;f)コンピュータプロセッサにより、ステップeにおける各フィードバックデータの全結果値の合計を計算して記憶するステップと;g)コンピュータプロセッサにより、ステップcおよびステップfに基づいて全体値を生成するステップと、を行うよう作動する、システムを提供する。
一実施形態において、本開示は、1つ以上のコンピュータシステムによって実行されるとき、a)コンピュータプロセッサにより、職業資格および能力を表す複数の属性データを受信するステップと;b)コンピュータプロセッサにより、前記属性に影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各前記属性に割り当てるステップと;c)コンピュータプロセッサにより、ステップbにおける各属性の全結果値の合計を計算して記憶するステップと;d)コンピュータプロセッサにより、医療専門家の他のユーザとの関わりに関するフィードバックを受信するステップと;e)コンピュータプロセッサにより、前記フィードバックデータに影響を及ぼす変数に基づいて、値またはかかる値を算出する関数を各フィードバックデータに割り当てるステップと;f)コンピュータプロセッサにより、ステップeにおける各フィードバックデータの全結果値の合計を計算して記憶するステップと;g)コンピュータプロセッサにより、ステップcおよびステップfに基づいて全体値を生成するステップと、を行うよう作動するソフトウェアを収録する1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
そのような評価システムおよび方法は、施設、健康産業や診療所のその他の専門家、および施設のようなものにも適用できる。さらに、本開示によって示す一部の実施形態は主に医療専門家に関するものとして説明されているが、本明細書に示したシステムおよび方法は、弁護士、教師、会計士、請負業者またはその他のサービス提供者を含む、その他の専門家用に好都合に用いてもよい。本開示は、医師とのやり取りを説明しているが、医学的診断、治療、アドバイスまたはケアを提供するあらゆる専門家に適用することができる。さらに、本開示は特に医師に関して説明しているが、本開示は任意の特定の専門職または専門分野用に限定されず、むしろ、本明細書に示したシステムおよび方法は、任意の所定の分野の専門知識を有するその他の専門家または人用に好都合に用いてもよい。例えば、本明細書に示したシステムおよび方法を用いて、様々な分野の専門家は、弁護士、教授、会計士、請負業者、銀行家などを含む特定の専門分野または下位専門分野のスキルを示す票を要請および/または受信することができる。
一実施形態において、本開示は、医療専門家を評価するためのコンピュータ実行方法であって、コンピュータプロセッサにより、医療専門家が専門知識を有する項目または業務分野のカテゴリを生成するステップと;各項目または業務分野の下で有資格医療専門家ユーザおよび患者ユーザ両方からの複数の票を受信するステップと;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票を別個に計算して処理するステップと;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票の結果値を別個に表示するステップと、からなる方法を提供する。
一実施形態において、コンピュータ実行方法は、投票結果と共に医療専門家の身分証明を示すコンテンツを表示するステップをさらに含む。
別の実施形態では、本開示は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を含むメモリと、メモリに連結されて命令を実行するよう作動する1つ以上のプロセッサとからなる、医療専門家評価システムを生成するためのシステムであって、1つ以上のプロセッサは、命令を実行するとき、コンピュータプロセッサにより、医療専門家が専門知識を有する項目または業務分野のカテゴリを生成し;各項目または業務分野の下で有資格医療専門家ユーザおよび患者ユーザ両方からの複数の票を受信し;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票を別個に計算して処理し;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票の結果値を別個に表示するよう作動する、システムを提供する。
別の実施形態では、本開示は、1つ以上のコンピュータシステムによって実行されるとき、コンピュータプロセッサにより、医療専門家が専門知識を有する項目または業務分野のカテゴリを生成するステップと;各項目または業務分野の下で有資格医療専門家ユーザおよび患者ユーザ両方からの複数の票を受信するステップと;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票を別個に計算して処理するステップと;各項目また業務分野の下で有資格医師と患者ユーザとからの票の結果値を別個に表示するステップとを行うよう作動するソフトウェアを収録する、1つ以上のコンピュータ可読媒体を提供する。
さらに別の実施形態では、本開示は、健康関連情報に対する迅速で信頼性の高い回答を提供するためのコンピュータ実行システムおよび方法を提供する。一実施形態において、かかるコンピュータ実行システムは、コンピュータプロセッサにより、ユーザからの健康関連の質問を受信するステップと;すべての未回答質問が逆時系列順に順番付けられたキューに質問を配置するステップと;キュー順序によって優先順位をつけられた質問を優良な状態で資格のある確認された医療専門家ユーザに委任するステップと;質問と共に前記確認された医療専門家ユーザによって提供された回答を表示するステップとからなる。
一実施形態において、迅速で信頼性の高い回答を提供する方法は、コンテンツに基づいて質問を編成するために質問を処理して項目タグまたはシステムIDと関連付けるステップをさらに含む。
別の実施形態では、迅速で信頼性の高い回答を提供する方法は、ユーザが質問を提出する前にシステムに存在した類似の質問をユーザに表示するステップをさらに含む。
別の実施形態では、迅速で信頼性の高い回答を提供する方法は、優良な状態の有資格医療専門家にだけ質問を委任するステップをさらに含む。
別の実施形態では、医療専門家ユーザのファイルは他のユーザに対して完全に透過的かつ可視である。これらの医療専門家ユーザは、回答を提供する医療専門家ユーザまたは他者が提供した回答に同意する医療専門家ユーザであってよい。
別の実施形態では、本開示は、健康関連情報に対する迅速で信頼性の高い回答を提供するためのシステムを生成するためのシステムを提供する。一実施形態において、かかるコンピュータ実行システムは、コンピュータプロセッサにより、ユーザからの健康関連の質問を受信するステップと;すべての未回答質問が逆時系列順に順番付けられたキューに質問を配置するステップと;キュー順序によって優先順位をつけられた質問を優良な状態で資格のある確認された医療専門家ユーザに委任するステップと;質問と共に前記確認された医療専門家ユーザによって提供された回答を表示するステップとからなる。
別の実施形態では、本発明は、1つ以上のコンピュータシステムによって実行されたとき、コンピュータプロセッサにより、ユーザからの健康関連の質問を受信するステップと;すべての未回答質問が逆時系列順に順番付けられたキューに質問を配置するステップと;キュー順序によって優先順位をつけられた質問を優良な状態で資格のある確認された医療専門家ユーザに委任するステップと;質問と共に前記確認された医療専門家ユーザによって提供された回答を表示するステップと、を行うよう作動するソフトウェアを収録する1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
別の実施形態では、本開示は、患者と医療専門家間のバーチャル診察を円滑にするためのコンピュータ実行方法であって、少なくとも部分的にサーバをホストとしたバーチャル診察アプリケーションにより、患者コンピュータデバイスを用いた患者からのバーチャル診察を開始するためのリクエストを受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者の診察理由に関して患者によって入力された情報を受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者コンピュータデバイスから提供された添付情報を受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにアクセスする医療専門家コンピュータデバイスを介してバーチャル診察を行うことが可能な医療専門家を検索するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者と医療専門家間のバーチャル診察用の通信インタフェースであって、ビデオ、音声およびチャット通信のうちの少なくとも1つを円滑にする通信インタフェースを提供するステップと、からなる方法を提供する。
さらに別の実施形態では、本開示は、少なくとも部分的にサーバをホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム上で少なくとも1つの患者コンピュータデバイスと少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスに電子的にアクセス可能なバーチャル診察アプリケーションを含む、バーチャル診察用システムを提供する。バーチャル診察アプリケーションは、少なくとも1つの患者コンピュータデバイスを用いた患者からのバーチャル診察を開始するためのリクエストを受信し;患者の診察理由に関して患者によって入力された情報を受信し;患者コンピュータデバイスから提供された添付情報を受信し;バーチャル診察アプリケーションにアクセスする少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスを介してバーチャル診察を行うことが可能な医療専門家を検索し;患者と医療専門家間のバーチャル診察用の通信インタフェースであって、ビデオ、音声およびチャット通信のうちの少なくとも1つを円滑にする通信インタフェースを提供するように構成されている。
さらに別の実施形態では、本開示は、少なくとも部分的にコンピュータデバイスのプロセッサ上で使用可能な患者と医療専門家間のバーチャル診察を円滑にするための方法を提供するための命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、バーチャル診察アプリケーションは、プロセッサによって電子的にアクセス可能であると共に、少なくとも部分的にサーバをホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム上で少なくとも1つの患者コンピュータデバイスと少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスに電子的にアクセス可能であり、命令は、プロセッサによって実行されるとき、バーチャル診察アプリケーションにより、少なくとも1つの患者コンピュータデバイスを用いた患者からのバーチャル診察を開始するためのリクエストを受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者の診察理由に関して患者によって入力された情報を受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者コンピュータデバイスから提供された添付情報を受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにアクセスする少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスを介してバーチャル診察を行うことが可能な医療専門家を検索するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者と医療専門家間のバーチャル診察用の通信インタフェースであって、ビデオ、音声およびチャット通信のうちの少なくとも1つを円滑にする通信インタフェースを提供するステップとを行う、コンピュータ可読媒体を提供する。
本開示は、さらに、コンピュータ埋め込み方法およびシステムであって、任意のコンピュータまたはモバイルデバイスを介して、消費者と情報および医療提供者を接続して、あらゆる健康に関する要求に対処するための関連コンテンツまたはアドバイスへの即時アクセスを提供すると共に、予約(バーチャルまたは対面)をスケジューリングし(「スケジューリング」)、複数の情報源から(自動的にまたは手動で)情報を作成して健康関連コンテンツのデータベースにアクセスする健康管理歴(「PHR」)に記憶して追加し(「情報」)、医療提供者と(テキスト、音声、またはビデオを介して)コミュニケーションし(「コミュニケーション」)、検査および治療を含む健康関連サービスにアクセスし(「サービス」)、健康関連サポートサービスを受信し(「サポート」)、PHRを「情報」、「コミュニケーション」、「サービス」および「サポート」と接続するため、およびシステムの下の物品またはサービスの代金を支払う(「支払い」)ためのメカニズムを(5つの「モジュール」を介して)提供するための命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体と、「スケジューリング」のために医療専門家を消費者と接続し、コンテンツを提供して評価して応答し、「コミュニケーション」を介して消費者と対話し、「サービス」を促進して提供し、「サポート」を促進して提供するため、「情報」、「コミュニケーション」、「サービス」および「サポート」とPHRの接続によってこれらの要素の配信または評価を向上させるため、ならびに「支払い」を促進して受領するためのシステムと、「スケジューリング」、「情報」、「コミュニケーション」、「サービス」および「支払い」へのアクセスまたはそれらの配信を促進するための健康関連情報または医療サービスを提供するまたはそれらと連係すること、および「情報」、「コミュニケーション」、「サービス」および「サポート」をPHRと接続し、PHRを用いてPHRへのアクセスおよびその増大を通して健康関連情報およびケアおよびサポートの質を向上させることに対して責任がある組織のためのシステムとを含む、システムを提供する。
本開示は、患者と、患者から遠くに位置する医療専門家間の診察を円滑にする方法を提供するものと見なすこともできる。この点に関して、かかる方法の一実施形態は、とりわけ、少なくとも部分的にサーバをホストとしたバーチャル診察アプリケーションにより、患者コンピュータデバイスを用いた患者からの診察を開始するためのリクエストを受信するステップと;バーチャル診察アプリケーションにより、患者の健康関連の問い合わせに関して患者によって入力された情報を受信するステップと;健康関連の問い合わせに関して患者によって入力された情報に基づいて医療専門家を特定するステップと;患者コンピュータデバイスを診察用の医療専門家コンピュータデバイスと接続することによって患者と医療専門家間のコミュニケーションを円滑にするステップであって、少なくとも1つの電子メッセージが医療専門家コンピュータデバイスから患者コンピュータデバイスに伝達され、その少なくとも1つの電子メッセージは、診察中の健康関連の問い合わせ、および診察後の医療専門家による治療勧告に関連するものであるステップとによって、大まかに要約することができる。
本実施形態の一態様において、本方法は、診察の終了後に患者と医療専門家間のコミュニケーションの要点を患者に提供するステップであって、要点は患者コンピュータデバイスに伝達された電子メッセージをさらに含むステップをさらに含む。
本実施形態の別の態様では、患者と医療専門家間の円滑になったコミュニケーションは、テキストベースの電子メッセージ、ビデオ通信、および音声通信のうちの少なくとも1つをさらに含む。
本実施形態のさらに別の態様では、患者と医療専門家間のコミュニケーションの円滑化に先立ち、医療専門家は患者の健康管理歴にアクセスする。
本態様では、医療専門家は、医療専門家コンピュータデバイス上で電子的に患者の健康管理歴にアクセスする。
本実施形態の別の態様では、本方法は、バーチャル診察アプリケーションにより、診察の終了後に患者を臨床試験提供者および薬局のうちの少なくとも一方に接続するステップをさらに含む。
本実施形態の別の態様では、本方法は、診察の終了後に、患者に自動チェックリストを配信すること;患者にニュースレターを配信すること;指定通知およびリマインダのうちの少なくとも1つによって患者に医療専門家の治療勧告を配信すること;および患者にサーベイを配信することのうちの少なくとも1つによって、患者をバーチャル診察アプリケーションと関わらせるステップをさらに含む。
本実施形態のさらに別の態様では、健康関連の問い合わせに関して患者によって入力された情報に基づいて医療専門家を特定するステップは、患者により、医療専門家のディレクトリから医療専門家を選択するステップであって、患者には、患者コンピュータデバイスのディスプレイ上で医療専門家の識別情報と評判スコアが表示されるステップをさらに含む。
本開示は、患者と、患者から遠くに位置する医療専門家間の診察を円滑にするためのコンピュータ実行システムを提供するものと見なすこともできる。簡単に説明すると、構造上、本システムの一実施形態は、とりわけ、以下のように実行することができる。バーチャル診察アプリケーションは、少なくとも部分的にサーバをホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム上で少なくとも1つの患者コンピュータデバイスと少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスに電子的にアクセス可能である。バーチャル診察アプリケーションは、患者コンピュータデバイスを用いた患者からのバーチャル診察を開始するためのリクエストを受信し;患者の健康関連の問い合わせに関して患者によって入力された情報を受信し;健康関連の問い合わせに関して患者によって入力された情報と医療専門家の評判スコアとに基づいて医療専門家を特定し;患者コンピュータデバイスを診察用の医療専門家コンピュータデバイスと接続することによって患者と医療専門家間のコミュニケーションを円滑にするように構成されており、少なくとも1つの電子メッセージは、診察中の健康関連の問い合わせに関して医療専門家コンピュータデバイスから患者コンピュータデバイスに伝達され、少なくとも1つの電子メッセージは、診察後の医療専門家の治療勧告に関して医療専門家コンピュータデバイスから患者コンピュータデバイスに伝達される。
本実施形態の一態様において、バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に患者と医療専門家間のコミュニケーションの要点を患者に提供するようにさらに構成されており、要点は患者コンピュータデバイスに伝達された電子メッセージをさらに含む。
本実施形態の別の態様では、患者と医療専門家間の円滑になったコミュニケーションは、テキストベースの電子メッセージ、ビデオ通信、および音声通信のうちの少なくとも1つをさらに含む。
本実施形態の別の態様では、患者と医療専門家間のコミュニケーションの円滑化に先立ち、医療専門家は患者の健康管理歴にアクセスする。
本態様では、医療専門家は、医療専門家コンピュータデバイス上で電子的に患者の健康管理歴にアクセスする。
本実施形態の別の態様では、バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に患者を臨床試験提供者および薬局のうちの少なくとも一方に接続するようにさらに構成される。
本実施形態の別の態様では、バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に、患者に自動チェックリストを配信すること;患者にニュースレターを配信すること;指定通知およびリマインダのうちの少なくとも1つによって患者に医療専門家の治療勧告を配信すること;および患者にサーベイを配信することのうちの少なくとも1つによって、
患者をバーチャル診察アプリケーションと関わらせるようにさらに構成される。
本実施形態の別の態様では、医療専門家は、患者が医療専門家のディレクトリから医療専門家を選択することによって特定され、患者には、患者コンピュータデバイスのディスプレイ上で医療専門家の識別情報と評判スコアが表示される。
本開示は、コンピュータ実行バーチャル診察アプリケーション上で健康関連の問い合わせをトリアージするコンピュータ実行方法を提供するものと見なすこともできる。この点に関して、かかる方法の一実施形態は、とりわけ、患者の少なくとも1つの症状をバーチャル診察アプリケーションに入力するステップと;患者に少なくとも1つの入力された症状に関する少なくとも1つの質問を尋ねるステップと;少なくとも1つの症状および少なくとも1つの質問に対する回答に基づいて患者の少なくとも1つの推定健康状態を有する確率的健康状態報告を作成するステップと;少なくとも1つの推定健康状態に基づいて患者に対してトリアージされた勧告を作成するステップとによって大まかに要約することができ、トリアージされた勧告は、医療知識データベース内の既存情報をチェックすること;医療専門家のネットワークに質問を尋ねること;医療専門家とのテキストベースの電子メッセージ通信を開始すること;医療専門家とのビデオチャット通信を開始すること;紹介された医療専門家のアドバイスを求めること;および救急処置を求めることのうち少なくとも1つを行うよう患者に指示する。
本実施形態の一態様において、本方法は、患者が医療専門家とのテキストベースの電子メッセージ通信またはビデオチャット通信を開始する前に、患者の確率的健康状態報告を医療専門家に送信するステップをさらに含む。
本態様では、患者の健康管理歴は、患者とのテキストベースの電子メッセージ通信またはビデオチャット通信を行う前に医療専門家によってアクセスされる。
本実施形態の別の態様では、患者の少なくとも1つの症状をバーチャル診察アプリケーションに入力するステップは、患者に対して患者コンピュータデバイス上で人体図を表示するステップと;患者により、人体図上の、患者の少なくとも1つの症状の位置に対応する位置にタッチするステップとをさらに含む。
本開示のその他のシステム、方法、特徴、および利点は、以下の図面および詳細な説明の検討により、当業者には明らかであるまたは明らかとなるであろう。すべてのそのようなさらなるシステム、方法、特徴、および利点は、本明細書内に含まれ、本開示の範囲内であり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
本発明の多くの態様は、以下の図面を参照してより良く理解することができる。図面の構成要素は必ずしも縮尺しておらず、代わりに本発明の原理がはっきりと示されるように強調されている。さらに、図面において、同様の参照番号は複数の図を通して対応する部品を示す。
本開示の第1の例示的実施形態による、医療専門家評価システムの概略図である。 本開示の第1の例示的実施形態による、医療専門家を評価するための方法を示すフローチャートである。 本開示の1つ以上の実施形態による、システムの一例の構成要素を示す図である。 本開示によって示す実施形態による、医師に投票するためにユーザに表示される投票ページを示す。 本開示によって示す実施形態による、特定の関連コンテンツを投票結果と共に配信することもできる投票結果配信ページの一例を示す。 本開示の実施形態による、ユーザが提出した質問に対する回答を提供するためのシステムの概略図である。 本開示の実施形態による、ユーザが提出した質問に対する回答を提供するための方法を示すフローチャートである。 本開示の実施形態による、医師に表示されるウェブページまたはその他のグラフィカルユーザインタフェース(「質問表示ページ」)を示す。 本開示の実施形態による、システムのあらゆるユーザによってアクセス可能であるウェブページまたはその他のグラフィカルユーザインタフェース(「回答表示ページ」)を示す。 本開示の実施形態による、バーチャル診察用のシステムの概略図である。 本開示の一実施形態による、支払人(組織)(任意)、医師(医療提供者)、および患者間の関係と、情報、仲介、およびコミュニケーションモジュールを概略的に示す。 本開示の一実施形態による、様々なモジュールの相互接続性を概略的に示す。 本開示の一実施形態による、健康トリアージシステムを概略的に示す。 本開示の一実施形態による、図13Aの症状トリアージ体験の概略図である。 本開示の一実施形態による、様々なモジュールの相互接続性を示す概略図である。 本開示の一実施形態による、図12および図14のライブラリデータベースのモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。 本開示の一実施形態による、図12および図14のライブラリデータベースのモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。 本開示の一実施形態による、図12および図14に示す、システムのコミュニケーションコンポーネントのモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。 本開示の一実施形態による、図12および図14に示す、システムのディレクトリのモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。 本開示の一実施形態による、システムのモバイル電子機器上のユーザインタフェースと、それがどのようにその他の電子機器と連動することができるのかのイメージである。
本発明の以下の詳細な説明では、本発明のより完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、当業者は以下の詳細を変更して本発明を実施してもよい。さらに、一部の既知の特徴は、本明細書を不必要に複雑にするのを避けるために本明細書では詳述していない。
本開示の多くの実施形態は、プログラム可能なコンピュータによって実行されるアルゴリズムを含む、コンピュータ実行可能命令の形態をとることができる。しかしながら、本開示は、同様にその他のコンピュータシステム構成によって実施することもできる。本開示の特定の態様は、以下に記載するコンピュータ実行可能アルゴリズムのうちの1つ以上を行うように特にプログラムされるか、構成されるかまたは組み立てられる、専用コンピュータまたはデータプロセッサにおいて実行することができる。したがって、本明細書において一般的に用いられる「コンピュータ」という用語は、あらゆるデータプロセッサを指し、インターネット家電、携帯用デバイス(パームトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、セルラーまたは携帯電話、マルチプロセッサシステム、プロセッサベースまたはプログラム可能の家庭用電化製品、ネットワークコンピュータ、ミニコンピュータを含む)などを含む。
本開示は、タスクまたはモジュールが通信ネットワークを通じてリンクされる遠隔処理装置によって行われる、分散コンピューティング環境において実施することもできる。さらに、本開示は、共用のリソース、ソフトウェアおよび情報をオンデマンドでコンピュータおよびその他のデバイスに提供することができる、インターネットベースのまたはクラウドコンピューティング環境において実施することができる。分散コンピューティング環境において、プログラムモジュールまたはサブルーチンは、ローカルとリモートの両方のメモリ記憶デバイスに位置していてもよい。以下に記載する本開示の態様は、磁気および光学的に読み取り可能なリムーバブルコンピュータディスク、固定磁気ディスク、フロッピーディスクドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ(HDD)、半導体ドライブ(SSD)、コンパクトフラッシュ(登録商標)または不揮発性メモリを含むコンピュータ可読媒体上に記憶または分散させても、クラウドを含むネットワーク上で電子的に分散させてもよい。データ構造および特に本開示の態様へのデータの送信もまた、本開示の範囲内に包含される。
本開示は特に医師および/または医療専門家に関して説明しているが、本開示は任意の特定の専門職または専門分野用に限定されず、むしろ、本明細書に示したシステムおよび方法は、任意の所定の分野の特別な専門知識を有するその他の専門家または人用に好都合に用いてもよい。例えば、弁護士、教授、会計士、請負業者、銀行家などを含む様々な分野の専門家が、本明細書に示したシステムおよび方法を用いてもよい。
本発明は、医療専門家に全体値(以下、便利かつ明確にするため「評判スコア」と呼ぶが、そのような名前は全体値を数値に限定するものではない)を割り当てることによって、医療専門家を評価するためのシステムおよび方法を提供する。そのような評判スコアを提供するシステムは、「医療専門家評価システム」と呼ぶことができる。
評判スコアは、2つの構成要素:プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値を有する。プロフィールデータ値は、医療専門家の実績(例えば、医学部、出版物、経験年数等)に関する情報に基づいて計算される。フィードバックデータ値は、医療専門家が他の医療専門家ユーザおよび/または患者ユーザから得たフィードバックおよび推薦(例えば、この医療専門家によって提供された健康関連の質問に対する回答が他の医療専門家によって推薦される)に基づいて計算される。
評判スコアは、プロフィールデータ値とフィードバックデータ値の合計であってよい。プロフィールデータ値は、初期プロフィールデータポイントまたはプロフィールデータポイントの変換値であってよい。フィードバックデータは、初期フィードバックデータポイントの重み付け値であってよい。評判スコアは、実績および同僚や患者から得た評価に基づいた各医療専門家の総合的立場を明確に反映する。評判スコアは、各医療専門家の資格、医療行為の知識、および患者または他の医療専門家との彼らの関わり合いの質を理解する方法を患者に与える。したがって、患者ユーザは、それらの信頼できる評価に基づいて専門家を探し出して選択することができる。
本発明の重要な態様は、本システムまたは方法が、実際に認定されているか資格を与えられている医療専門家を評価するために用いられることである。すべての医療専門家が、彼らの本来の身元でソーシャルネットワークで紹介される。専門または業務の記録はパブリックドメインから得ることができ、同様に医療専門家自身によって入力することもできる。そのような専門または業務の記録はすべてのユーザが利用でき、システムまたはサーバに記憶することができる。
プロフィールデータは、職業資格および能力を示す複数の属性を含む。プロフィールデータを受信した後、プロフィールデータ計算モジュール(コンピュータプロセッサを含むか、またはそれによって促進される)は、上記のプロフィールデータまたは情報のカテゴリを認識し、それらを対応する属性に割り当てる(例えば、医学部情報は教育要因に割り当てられる)。コンピュータは、特定の属性の下の情報に基づいて値を割り当てるか、または特定の属性の下で値を計算するための予め設計された関数の変数として情報を処理する。すべての属性から得られた値が追加され、合計値は初期プロフィールデータ値と呼ばれる。
一実施形態おいて、職業資格および能力を反映するために選ばれた属性は、教育要因、訓練要因、委員会認定要因、経験要因、出版物要因、編集上の立場要因、役職要因、紹介要因、業績賞要因、委員会規律要因、会議出席要因、職能団体への参加要因、病院所属要因などを含む。しかしながら、上記に挙げた要因は包括的ではない。当業者は、医師の能力、評判および業務スキルに関与すると思われる新たな要因を追加すること、または一部の要因があまり関連性がないと考えられる場合それらの要因を削除することによって上記の要因を調整することができる。
評判スコアの第2の構成要素は、フィードバックデータ値である。初期フィードバックデータ値は、個々の医療専門家の、システムの他のユーザ(例えば、他の医療専門家または患者ユーザ)との関わりのフィードバック情報に基づいて得られる。そのようなフィードバックは、コンピュータプロセッサによって定量化される。そのようなフィードバックは、患者ユーザからまたは同僚の医療専門家ユーザから提供してもよい。一実施形態において、患者ユーザからのフィードバック情報は、ソーシャルネットワーク内の患者がフォローしたもの、患者ユーザが推薦したもの、患者のかかりつけ医として患者が追加したもの、健康関連の質問に対する回答に対して患者がお礼を述べたもの、あるいは、患者がEメール、SMS、プッシュ通知、または第三者ソーシャルネットワーク(例えば、フェイスブック(登録商標)またはツイッター(登録商標))によって友人と共有したそのような回答、患者が(外来診察の)予約を取るリクエストをしたもの、特定の項目に関する知識を有することに賛成票を投じたものを含む。
他の同僚の医療専門家ユーザから得られたフィードバックまたは評価はより重きを置いてもよく、患者から得られたフィードバックに対するよりも高い値を割り当てることもできる。フィードバック(および結果として得られるフィードバックデータ値)は、専門家の推薦、すなわち他の有資格医師のものを明確に含むことができるか、または関連があるその他の推薦を含んでもよい。例えば、他の医療専門家が医療専門家にメッセージを送信したり、他の医療専門家が医療専門家の他のユーザに対する回答を参照するか、医療専門家に対する質問を参照するかしたり、他の医療専門家が医療専門家を自分のネットワークに追加したり、他の医療専門家が医療専門家が作成した回答に同意したり、他の医療専門家がネットワーク上で医療専門家を推薦したりする場合、高い値ポイントが医療専門家に割り当てられる。さらに、両者とも同じ医学分野で開業している一人の医師が別の医師に対して行った推薦は、同じ分野で開業していない医師からの推薦よりもより信頼性が高くなり得る。上記したフィードバックおよび推薦から得られた値は、第2の構成要素、フィードバックデータ値として評判スコアに共に加算される。
さらに、上記に挙げたフィードバックおよび推薦は包括的ではない。当業者は、医療専門家の能力、知識、信頼性または業務スキルに関与すると思われる場合、さらなるフィードバックおよび推薦を追加することもできる。または、あまり関連性のない上記に挙げたフィードバックデータエントリの一部を削除することができる。
初期フィードバックデータ値は、医療専門家の関与の値を反映する各数えられる活動に割り当てられた値の合計であってよい。または、そのような値は、数えられる活動に影響を及ぼす変数に基づいてそのような数えられる活動に割り当てられた関数から計算することができる。各フィードバックに割り当てられた値または関数は、実施形態において示された例に限定されるものではない。当業者は、様々な値を各フィードバックデータエントリに割り当てることができる。当業者は、特定の変数が異なる重みを与えられるべき、またはその他の変数が前記フィードバックデータの値を計算するためのそのような関数に追加されるべきだと考える可能性があるので、各フィードバックの値を計算するために様々な関数を設計することができる。たとえそのような修正計算が異なる合計値になる場合であっても、それらの計算はすべて、医療専門家の他の医療専門家および患者との関わりに対するフィードバックまたは推薦の同様の評価/考慮事項を反映するので、それでもなお本発明によってカバーされる。
しかしながら、フィードバックデータから得られる値は静的ではない。それは、活動しないことによって減少することになる。減少を避けるために、医療専門家は、必要とされる最低限の関与ポイントよりも多くのポイントをかせぐペースで活動に関わらなければならない。医療専門家は、再関与によってフィードバックから得られた値を回復することもできる。したがって、評判スコアの第2の構成要素、初期フィードバックデータ値は、現在の内容によって基準化される。それは、医療専門家の現在の知識の現在のフィードバックを反映する。
プロフィールデータおよびフィードバックデータ値は両方とも、わかりやすくするためにより小さな範囲の数値に変換することができる。一実施形態では、プロフィールデータは50〜85の範囲内で設定され、フィードバックデータ値は0〜20の範囲内で設定される。プロフィールデータおよびフィードバックデータの変換関数は、それらの各初期データの異なる区分化線形関数であってよい。したがって、評判スコアは0〜100の範囲に計算することができる。しかしながら、本システムは、評判スコアの最大値を設定することができる。例えば、一例では、評判スコアの最大値は99である。
図1は、本開示の第1の例示的実施形態による、医療専門家評価システム100(以下、「システム100」と呼ぶ場合がある)の概略図である。図1に示すように、本システムは、ウェブサーバ106、医療専門家評価アプリケーション102、およびデータ記憶媒体104のような複数の構成要素を含む。これらの構成要素は後述するが、同じデバイス(例えば、サーバ、メインフレーム、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、モバイルデバイス(スマートフォンまたはタブレット)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、電話、携帯電話キオスク、ケーブルボックス、およびその他のデバイス)上に位置してもよく、有線および/または無線セグメントを用いて、ネットワーク(例えば、インターネット、またはクラウドインフラストラクチャ)によって接続された別個のデバイス上に位置してもよい。当業者は、1つ以上のデータ記憶媒体104と、デバイス上で動作する医療専門家評価アプリケーション102があってもよいことを理解するであろう。
医療専門家評価アプリケーション102は、完全または部分的にサーバ106をホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム108上で電子的にアクセス可能である。ネットワークシステム108は、インターネット、またはその他の有線、無線および/または部分有線ネットワーク等の、あらゆるタイプのネットワークインフラストラクチャを含み得る。サーバ106、アプリケーション102およびネットワークシステム108は、当該技術分野で周知のように、サーバ106およびアプリケーション102の良好な機能を提供するための様々なハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含み得る。さらに、システム100には、その効率をさらに高めるため、当該技術分野で周知のあらゆる機構、特徴、設計および/または機能を含んでもよい。アプリケーション102は、任意のコンピュータ可読媒体に記憶することができる任意のコンピュータ可読メモリまたはデータベースを含んでもよく、コンピュータプロセッサによってアクセス可能であってもよい。アプリケーション102は、プロセッサに本開示で説明したあらゆるアルゴリズムおよび/または関数を実行させることができるコンピュータプログラム命令をさらに含むかまたは呼び出すことができる。医療専門家評価アプリケーション102は、プロフィールデータ計算モジュール103およびフィードバックデータ計算モジュール105を含むかまたは利用することができる。
本システムは、1つ以上の患者コンピュータデバイス110と、1つ以上の医療専門家コンピュータデバイス120をさらに含み得る。患者コンピュータデバイス110および医療専門家コンピュータデバイス120は、例えばネットワークシステム108を介して、アプリケーション102と通信することができるあらゆるコンピュータデバイスであってよい。1つ以上の患者コンピュータデバイス110はシステム100の患者ユーザによって動かすことができ、1つ以上の医療専門家コンピュータデバイス120は、かかりつけ医、医師、看護師、医療スタッフまたはその他の医療専門家、あるいはそれらの任意の代表者等の、あらゆる医療専門家(またはその他の専門家)によって動かすことができる。
データ記憶媒体104は、コンピュータシステム用のコードおよび/またはデータを記憶することができる任意のデバイスまたは媒体であってよい、コンピュータ可読記憶媒体である。これは、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ディスクドライブ等の光磁気記憶デバイス、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、あるいは現在知られているかまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を記憶することができるその他の媒体を含むが、これに限定されるものではない。データ記憶媒体104は、医療専門家用のウェブページプロフィールとしてシステム100内のユーザに表示するために含まれるかまたはアクセス可能である医療専門家のプロフィール情報を記憶することができる。
図1に示すように、医療専門家評価システム100用のデータは、パブリックドメイン、第三者、既存データベース、およびウェブサーバ106上の記憶データから提供される。患者デバイス110のユーザおよび医療専門家デバイス120のユーザは、システム100用のデータをさらに入力することができる。医療専門家評価アプリケーション102は、これらのデータを受信した後、そのようなデータを処理し、データに基づいた値を生成する。そのような値は、数、百分率、またはその他の形態であってよい。そのような値を提示するためにあらゆる形態を利用することができる。
図2は、本開示の第1の例示的実施形態による、医療専門家を評価するための方法を示すフローチャートである。本方法は、図1に示す医療専門家評価システム100を用いて実行または支援することができる。アプリケーション102は、パブリックドメインデータ(本明細書では「第三者データ要素」と呼ぶ)から、または医療専門家自身の(例えば、医療専門家デバイス120を用いた)入力から、プロフィールデータを受信する。アプリケーション102は、患者デバイス110、医療専門家デバイス120を通じて(例えば、ウェブサーバ106を通じたアプリケーション102への入力として)医療専門家の活動に関するフィードバックまたは推薦データを受信する。
職業資格および能力を表す複数の属性のプロフィールデータは、プロフィールデータ計算モジュール103(ステップ202)によって処理される。プロフィールデータ値は、職業資格および能力に関する要因から得られる合計値(ステップ204)であってよい。例えば、考慮される要因は、教育要因、訓練要因、委員会認定要因、経験要因、出版物要因、編集上の立場要因、役職要因、紹介要因、業績賞要因、委員会規律要因、会議出席要因、職能団体への参加要因、病院所属要因などを含み得る。様々な重みおよび/または値がこれらの要因に割り当てられ、各要因のすべての結果値の合計が初期プロフィールデータ値を構成する。しかしながら、これらの要因は包括的なリストではなく、医療専門家の能力または評判および業務スキルに関与するかまたはそれらを表す場合、多くのその他の要因を考慮してもよい。
さらに、各要因に割り当てられた値または関数は、実施形態に示した例に限定されるものではない。当業者は、様々な値が各フィードバックデータおよび関連要因または属性に割り当てられることを容易に理解するであろう。そのため、本明細書に示したような各属性の値を計算するための関数は、様々な変数または要因が異なる重みを与えられる、またはその他の変数が前記属性を計算するためのそのような関数に追加されるように、調整することができる。たとえそのような修正計算が異なる合計値になる場合であっても、それらの計算は、本明細書に示したような医療専門家の実績の評価方法に依存しているので、それでもなお本開示によって企図される。
一実施形態において、教育要因は、医療専門家が卒業した医学部のランキングの関数である。その関数は、学校の臨床ランキングおよび研究ランキングを考慮することができる。医療専門家が通ったすべての医学部がこの要因に関与している。学校の臨床ランキングおよび研究ランキングは、インターネットを介して入手できる、または第三者データによって提供される公開情報から得ることができるか、あるいは、ランキングが信頼でき、すべての医療専門家に一貫して適用されるのであれば、システム100のウェブサーバ106またはデータ記憶媒体104上のデータベースに存在していてもよい。しかしながら、当業者は、医学部の評判に関係するその他の変数(例えば、学校の学部の出版物)を含んで本明細書に示した関数を修正し、ひいては教育要因の結果値に影響を与えてもよいことを、本開示から容易に理解するであろう。また、医療専門家の研究中の学業成績も同様に、教育要因の結果値に影響を及ぼす変数となり得る。
一実施形態において、訓練要因は、研修病院および医療専門家が得た学位(例えば、医療専門家がMDまたはDOまたはMBBSまたはDDSまたはDMDの他に博士号を得ている場合、より多くのポイントが割り当てられる)のランキングの関数である。さらに、いくつかのその他の要因が研修医制度の評判または学位の信頼性に影響を及ぼすのであれば、それらの要因を考慮することができ、関数の変数となり得る。
一実施形態において、委員会認定要因は、医療専門家が得た各委員会認定の合計値である。固定値または関数のいずれかを各委員会認定記録に割り当てることができる。医療専門家がそのような認定を得たのがどのくらい前かというような要因が、委員会認定要因の値に影響を及ぼし得る。
一実施形態において、経験要因は、医療専門家が業務している年数の関数である。したがって、医療専門家が業務をしばらくの間停止したというような事実は、考慮して関数の変数とすることができる。最大値は、この(またはその他の)要因より重くなるのを避けるように設定してもよい。
一実施形態において、出版物要因は、医療専門家が自身の仕事を掲載した雑誌または定期刊行物の評判の関数である。そのような関数に含まれる変数は、雑誌または定期刊行物のランキング、および医療専門家が掲載した記事の数であってよい。そのような出版物は、パブリックドメインまたは医療専門家自身による入力から得ることができる。医療専門家の入力情報に対しては、PubMed識別子または同様の識別子が要求されることになる。
一実施形態において、編集上の立場要因は、医療専門家が編集者の役割を果たした雑誌のランキングおよび医療専門家が役割を果たした編集上の立場のレベルの関数である。例えば、医療専門家がPubMedインデックス付きの雑誌の編集者または共同編集者であった場合、顧問委員会の一員であるか、またはそのような雑誌の批評家であるよりも編集上の立場要因においてより高い値が得られる。
一実施形態において、役職要因は、医療専門家が就いた役職のレベル、および医療専門家が役職をつとめた機関のランクの関数である。高いレベル、例えば、上位の医学部の学部長であることは、医療専門家に非常に高い値をもたらすことになる。
一実施形態において、紹介情報要因は、医療専門家が紹介された回数、およびこの医療専門家を紹介した他の医療専門家の資格の関数である。この情報は、パブリックドメインおよび/またはサーバ106から得ることができる(例えば、紹介情報は、医療専門家デバイス120を用いて医療専門家を紹介することによってシステム100に入力してもよく、サーバ106によってアクセス可能であってもよい)。
一実施形態において、業績賞要因は各業績および賞の信頼性の関数である。変数は、その賞が同僚に認識されている程度、賞の最新性、医療専門家が得た賞の数を含み得る。時には、所定値を各業績または賞に割り当てることができる。したがって、業績賞要因は、単に医療専門家が獲得した各賞に割り当てられたポイントの合計値であってよい。例えば、医療専門家が選択された医師ディレクトリに載っている場合、業績賞要因に対して所定値が追加されることになる。または、医療専門家が市または町の2013年のベストドクターを授与された場合、業績賞要因に対してより高い所定値を追加してもよい。
一実施形態において、職能団体への参加要因は、医療専門家が参加した各団体の信頼性の関数である。変数は、同僚の間での職能団体の評判の程度、かかる職能団体の大きさ、および医療専門家が参加した職能団体の数を含み得る。
一実施形態において、病院所属要因は、医療専門家が所属した病院のランキングおよび病院の数の関数である。そのような病院のランキングは、ランキングが信頼でき、各医療専門家に一貫して適用されるのであれば、パブリックドメインで見つけることができる。
医療専門家の資格および能力を表す属性に関連するその他のそのような要因およびプロフィールデータは、医療専門家の総合的な実績および立場を反映する値を得るために本明細書に示した公式に含んでもよい。
一実施形態において、プロフィールデータ計算モジュール103は、医療専門家に自身のプロフィールデータを認証させる認証ツールを含んでおり、そのような認証はプロフィールデータ値に反映させることができる。例えば、医療専門家自身によって確認または検証された各属性の値に乗数(例えば、1.1−1.8)を割り当てることができる。あるいは、医療専門家がプロフィールデータを確認した場合、一定のポイントを医療専門家に割り当てることができる。
フィードバックまたは推薦から得られたフィードバックデータは、同僚の医療専門家および患者からの認知および評価を反映する。それは、社会が彼らのアドバイスを評価している程度も反映する。フィードバックデータは、フィードバックデータ計算モジュール105(ステップ208)によって処理される。一実施形態において、フィードバックデータ値は以下のように計算される。
フィードバックデータ値=初期フィードバックデータポイント×時間要因
フィードバックデータ値は、医療専門家の他の医療専門家および患者との関わりの質、量、および最新性を示す。初期フィードバックデータは、質を示す関わりの新たな単位毎に徐々に増加する。例えば、医療専門家が患者が尋ねた質問に対する回答を提供し、患者が(例えば、お礼のメッセージを送信することによって、または回答を他の人に勧めることによって)評価した場合、ポイントまたは値が医療専門家に割り当てられることになる。さらに、この回答が他の同僚の医療専門家に認められた場合、より多くのポイントが回答提供者に割り当てられることになる。
より詳細には、その後合計されるフィードバックデータの各々に値または関数が割り当てられて、初期フィードバックデータポイントの値が得られる。例えば、フィードバックデータは、医療専門家が他の患者ユーザまたは他の医療専門家ユーザによってシステム100内で「フォローされた」回数;医療専門家が患者または医療専門家ユーザから得た推薦の数;他の患者ユーザの自分の医療提供者(例えば、医師)として追加された回数;医療専門家がシステム100を通じて得た診察予約の数;特定の項目を知っていることに関する他のユーザからの票の数;医療専門家が質問に回答したこと、または何らかの医療問題関連コンテンツを提供したことに対して得た、システム100の患者ユーザからのお礼の数;医療専門家が提供した回答が、患者または他の医療専門家ユーザによって、例えば、Eメールによって、または第三者ソーシャルネットワーク(例えば、フェイスブック(登録商標)またはツイッター(登録商標))を通じて、システム100の外部の他の人と共有された回数を含み得る。システム100において医療専門家によって提供された回答は、任意の既知の技術を通して、例えば、回答を表示しているページにソーシャルネットワークを介してEメール送信、再発布および共有するためのツール(例えば、「この回答をEメール送信」、フェイスブック(登録商標)のシェア、フェイスブック(登録商標)の「いいね」、ツイッター(登録商標)上で回答を「ツイート」等)を埋め込むことによって、そのような外部ユーザと共有可能であってよい。
しかしながら、他の同僚の医療専門家(例えば、医師)から得た評価は、患者から得たフィードバックに対してよりもより高い値を与えられてもよい。例えば、他の医療専門家が医療専門家に質問を尋ねるメッセージを送信したり、他の医療専門家が医療専門家の他のユーザに対する回答を参照するか、医療専門家に対する質問を参照するかしたり、他の医療専門家が医療専門家を自分のネットワークに(例えば、「フォローすること」、またはシステム100上の医療専門家の彼らのネットワークに追加することによって)追加したり、他の医療専門家が医療専門家の回答に同意したり、他の医療専門家がシステム100上で医療専門家を推薦したりする場合、より高い値を医療専門家に割り当てることができる。このリストは包括的ではない。医療専門家の活動の質を反映するその他のそのようなフィードバックにまたは推薦を考慮して、フィードバックデータ値の計算に含んでもよい。
医療専門家によるプロフィールの更新は、同様にフィードバックデータの価値を高めることができる。しかしながら、この関与は他者からの評価ではない。それにもかかわらず、そのような行動は価値を与えられ、フィードバックデータ値に加算されて、医療専門家の自分のファイルの更新や、医療専門家と患者間のコミュニケーションの向上を促すことができる。
しかしながら、一実施形態では、初期フィードバックデータは活動していないことによって減少することになる。そのような場合、最終フィードバックデータは、初期フィードバックデータに時間要因を乗算することによって得ることができる。このようにして、フィードバックデータは、医療専門家の現在の知識または応答性を反映することができる。降下速度は設定することができ、フィードバックデータ値を維持可能にするために1日当たりの最低限の関与ポイントを設定することができる。医療専門家が一定期間、非活動状態を保っている場合、フィードバックデータは減少し、全体の評判スコアの減少につながることになる。スコアの減少を避けるために、医療専門家は、毎日必要とされる最低限の関与ポイントよりも多くのポイントをかせぐペースで、他の同僚の医療専門家および患者ユーザとのシステム100内での活動に関わらなければならない。
医療専門家ユーザがシステム100上の現在のままであるとすると、すべての以前の内容が、進行中の活動によるオフセット以上の安定した低速で減衰する。医療専門家ユーザが非活動になると、値のより急速な可逆的減衰が起こる。この減衰は、医師が再び関与して、サイト上での活動を通して多くのポイントを生成すると、逆転する。非活動の時間減衰は、最初の短期間では急落するように設定することができ、より少ない値が次の長期間にわたって徐々に失われることになる。医師は、再関与によってスコアを回復することができる。
プロフィールデータ計算モジュール103およびフィードバックデータ計算モジュール105がプロフィールデータ値およびフィードバックデータ値(初期フィードバックデータ値×時間要因)を計算した後で、評判スコアとも呼ばれる、全体値が得られる(ステップ212)。何らかのデータエントリが変化した場合、システム/コンピュータプロセッサは、その変化を検出し、評判スコアを最初から再計算することになる(ステップ216,220)。次の変化が検出される前に、評判スコアは医療専門家に割り当てられる(ステップ214)。
この詳細な説明の利益を得る当業者は、医師評価システムの多数のその他の使用法があること、および、評価システムはその他の医療実体またはその他の専門的サービス(例えば、医療機関、弁護士など)を評価するために適用してもよいことを理解するであろう。
定義
「ソーシャルネットワーク」という用語は、本明細書では、ユーザが互いに通信するかまたは別の方法で対話することが可能になるあらゆるコンピューティングシステムを指す。本明細書に示した医療専門家評価システム100は、ソーシャルネットワークである。例えば、かかるネットワークは、患者ユーザと医療専門家間の通信および対話のためのプラットフォームを提供することができる。患者ユーザは、有資格医療専門家に質問を尋ね、彼らから回答を得ることができる。医療専門家は、他の同僚の有資格医療専門家に同様に質問を尋ね、彼らから回答を得ることができる。患者ユーザは、自身の個人健康情報文書をアップロードし、指定した医療専門家とそれらを共有することができる。患者は、システム100を通して、指定した医療専門家との診察予約を取ることもできる。さらに、患者ユーザと医療専門家間の対話は、システム100によっていかなる形でも実行することができる。例えば、患者ユーザは、医療専門家が提供した回答に対して「お礼」のメモを送信することができ、医療専門家は、他の同僚の医療専門家が提供した回答に対して「同意」を示すことができる。通信および対話の方法は、本開示に明確に挙げた例に限定されるものではない。
「プロフィール」という用語は、本明細書では、ユーザのプロフィールを含んでいるページおよび/または一般市民に見える情報、ユーザ自身にだけ見える情報、ユーザが指定したユーザにだけ見える情報、ユーザが指定した情報、ならびに他のユーザに見えてはいけない情報を指す。一実施形態では、医療専門家のプロフィールにおいて、専門および業務の記録に関する情報はすべてのユーザに公開されている。ユーザは、医療専門家のプロフィールの内容を見ることによって、医療専門家の専門知識や経験を知ることができる。医療専門家のプロフィールにおいて、ユーザは、登録および免許情報のみならず、専門知識、地理的位置、出版物、および医療専門家が前に提供した健康関連の質問に対する回答さえもまた見つけることができる。反対に、患者ユーザのプロフィールは、プライベートで他のユーザには見えないように選択することができる。患者ユーザから許可された場合のみ、医療専門家は、患者がアップロードした患者ユーザの健康情報または医療文書にアクセスすることができる。
本開示において具体的に引用または参照していないその他の要因または変数もまた、本請求項に係る発明の範囲を限定することなく本明細書に示した関数に含んでもよい。したがって、その他の要因または変数は、医療専門家を評価するための関数の一部としてさらに用いてもよい。さらに、本開示は、様々な要因または変数に関連して示した重みは、より正確な評価を提供するために、さらなる要因の追加または必要に応じて調整することもできることを企図していることに留意されたい。
「患者」、「患者ユーザ」等の用語は、本明細書では広い意味で、本明細書に示したシステムを利用して健康関連情報を求めるあらゆる人またはあらゆる存在を指す。患者は、医療のあらゆる点に関する質問を尋ねることができる。いかなる患者もソーシャルネットワークのユーザであり得る。
「医療専門家」という用語は、本明細書では、あらゆる領域の医療サービス、または医療に付属するあらゆる種類のサービスを提供するあらゆる開業医を指す。医療専門家は、あらゆる医師、グループ開業医、および/または医療サービスを提供するまたは提供することができるあらゆる専門家を含む。本開示は特に「医療専門家」と「患者」に関して例示的実施形態を示しているが、本発明はそのように限定されず、本明細書におけるシステムおよび方法は、弁護士/クライアント、教師/学生、会計士/クライアント、請負業者またはその他のサービス提供者とそれらの受領者を含む、様々な専門家と潜在ユーザ/クライアントによって使用することができる。
「医師」という用語は、本明細書では最も広い意味で、あらゆる種類の医療サービス、または医療に付属するあらゆる種類のサービスを提供するあらゆる開業医または医療専門家を指す。医師の複数形は、あらゆる医師、グループ開業医、医療サービスを提供するまたは提供することができる医者以外のあらゆる専門家を含む。そのような医師は、歯科医、検眼士、療法士、指圧療法士、および医療分野内で医療サービスをユーザに提供する他の誰でもであってよい。
「全体値」という用語は、本明細書では、医療専門家の職業上の業績、資格および能力(すなわち、プロフィールデータ)、医療専門家がシステム100において受信したフィードバックおよび推薦(すなわち、フィードバックデータ)に基づいて、コンピュータプロセッサによって生成された値を指す。便宜上、全体値は、全体値の範囲または意味を特定の形態に限定することなく、「評判スコア」とも呼ばれることがある。全体値は、数値、あるいは、例えば百分率、文字、単語、記号、アイコン等のその他の好ましい形態で提示することができる。全体値は、プロフィールデータの初期値およびフィードバックデータの初期値の合計に基づいたものであってよい。全体値は、ユーザに提示すると共にわかりやすくするため、より小さな数値(またはその他の形態)に変換することもできる。全体値は、個別または集合的に、プロフィールデータとフィードバックまたは推薦データの初期値に対する区分関数であってよい。
「フィードバックデータ値」という用語は、本明細書では、すべての加算フィードバックまたは推薦データの重み付け合計値を指す(図2参照、ステップ208)。累積は、医療専門家がシステム100において受信したフィードバックまたは推薦に基づいている。フィードバックデータ値は、新たな投稿がない場合、ゆっくりと減衰する。
「職業資格および能力を表す属性」という用語は、本明細書では、医療分野における医療専門家の能力に関与し、プロフィールデータに含まれるあらゆる考慮事項を指す。それは、委員会認定、教育、業務経験、出版物、紹介情報、訓練、編集上の立場、役職、賞、職能団体への参加、委員会規律記録、医療過誤訴訟への関与、病院への所属、およびその他の業績賞考慮事項を含み得るが、これに限定されるものではない。この用語は、上記または実施形態において挙げた属性に限定されるものではない。当業者は、その他のそのような考慮事項が医療専門家の資格および職業能力に関与する可能性があり、したがってプロフィールデータに含まれ得ることを容易に理解するであろう。
「第三者」という用語は、本明細書では、患者、保険会社、医療組織、職能団体、政府、および医療関連情報へのアクセスをまとめるかまたは提供するあらゆる組織を含む。
本発明の範囲は、これらの定義のいずれかまたはそこで述べた具体例に限定されるものではなく、これらおよびその他の用語によって具現化される最も一般的な概念を含むことを意図している。
実施例:評判スコアを設けることによって医療提供者を評価する
本実施例は、医療提供者(例えば、医師)の職業上の業績ならびに患者および他の同僚の医療提供者が評価した関わりに基づいて医療提供者に評判スコア(数値)を割り当てることによって、医療提供者を評価するシステムおよび方法を示す。しかしながら、以下の実施形態は本発明の例示的な応用例に過ぎず、以下に説明したシステムおよび方法は他の専門家および/またはサービス提供者に完全に適用できる。評判スコアは、実績および他の医療提供者および患者ユーザからのフィードバックに基づいて、医療提供者の総合的立場を表す。評判スコアは、2つの構成要素:プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値を有する。評判スコアは以下のように計算することができる。
評判スコア=プロフィールデータ値+フィードバックデータ値
上記の評判スコアは、初期プロフィールデータ値と初期フィードバックデータ値を合計することによって得ることができる。または、評判スコアは、重み付けされたプロフィールデータ値と重み付けされたフィードバックデータ値の合計であってもよい。重み付けされたプロフィールデータ値および重み付けされたフィードバックデータ値は各々、対応する初期プロフィールおよび初期フィードバックデータ値それぞれの区分化線形関数によって得ることができる。この実施例では、区分化線形関数は、医療専門家の関与を促すために、初期の貢献(すなわち、医療専門家によるシステム100における初期の活動/対話)により多くの重みを与えるように設計される。一旦、評判スコアが一定の所定レベル(例えば、可能な99のうちの「70」のスコアに達すると、医療専門家は、評判スコアの連続的なポイントを得るために、システム100上の活動にますます関与しなければならない。
I.初期プロフィールデータポイントのプロフィールデータ値への、および初期フィードバックデータポイントのフィードバックデータ値への変換
本実施例では、評判スコアは、ユーザに提示したときにわかりやすくするため、50〜100の範囲であるように設定される。この範囲内で、プロフィールデータ値は約50〜85ポイントに貢献するように設定され、フィードバックデータ値は約0〜20ポイントに貢献するように設定される。プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値の両方を変換するための関数は、純粋線形関数ではなく、区分化線形関数である。これらの変換関数は、ポイントの初期累積は後期よりも労力がかからないように設計される。この方法は、医療専門家ユーザの初期関与を促すことになる。しかしながら、以下に説明するように、プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値がそれらの最大値に近づくと、医療専門家ユーザをベスト医療専門家ユーザ(例えば、最も高い評判スコアを有する)の一人にするのにより多くの労力と負担を必要とする。
評判スコアは、最大値によって制限してもよい。例えば、初期プロフィールデータポイントおよび初期フィードバックポイントの合計は、最大評判スコアを超えるであろう対応する変換された評判スコアを生成することになる値を有し得るが、そのような最大評判スコア値が設定されている場合、以下の公式を用いて評判スコアの最大値を設定する(例えば、評判スコアを最大99ポイントに制限する)ことができる:
評判スコア=最小(プロフィールデータ値+フィードバックデータ値、99)
初期値を重み付け値に変換する上述した関数は、各連続セグメントにおいて、変換値(すなわち、プロフィールデータ値またはフィードバックデータ値)の比例増加が初期値(すなわち、初期プロフィールデータ値および初期フィードバックデータ値)の連続的な大幅な増加を必要とするように、純粋線形関数ではなく、区分化線形関数である。例えば、第1線形セグメントは55〜60の変換値の範囲と一致し、変換値の1ポイントの増加(例えば、55から56、56から57など、最大60)を生成するために初期値(x)の増加を必要とする。第2線形セグメント(例えば、60〜70の変換値の範囲と一致する)では、変換値の1ポイントの増加(例えば、60から61、61から62など、最大70)は、xの何倍(A×x、ここでA>1)か、例えば第1セグメント内で必要とされる初期値の増加の1.5倍(1.5x)を必要とする。同様に、第3線形セグメント(例えば、70〜80の変換値の範囲と一致する)における変換値の1ポイントの増加は、xのより大きな倍数(B×x、ここでB>A)、例えば第1セグメント内で必要とされる初期値の増加の3倍(3x)を必要とする。各々が変換値の範囲に対応する、複数の線形セグメントが含まれ得る。
したがって、初期貢献(例えば、システム100内で医療専門家の初期の対話性によってもたらされるような)は最も高く重み付けしてもよい。例えば、変換された評判スコアの1ポイントを得る(例えば、50から始まって55まで増加する)ために、医療専門家は素点のわずかな増加のみ(例えば、150ポイント)を必要とする。システム100において医療専門家が提供した最初のわずかな回答は、評判スコアの急速な上昇を引き起こす。評判スコアの後期のセグメント(例えば、70〜90)における上昇には、システム100上での活動に関与するために医療専門家の適度な労力(例えば、約1か月の実質的な関与に調整される)を必要とする。最も高いスコア(例えば、90以上のスコア)は獲得するのが次第により難しくなり、システム100上の活動への長期間の関与にわたってかなりの労力を必要とし、95から99への変換された評判スコアの上昇には、例えば、初期評判スコアの800,000ポイントの増加を必要とする。
初期プロフィールデータポイントおよび初期フィードバックデータポイントは、プロフィールデータ値およびフィードバックデータ値に別個に変換することができる。その後、変換されたスコアは、評判スコアを得るために合計される。
II:初期プロフィールデータ値の計算
医療専門家の資格情報の多くが公であるので、プロフィールデータはパブリックドメイン(「第三者」データ要素とも呼ばれる)から得ることができる。そのような情報は、システム100内でアクセスおよび/または記憶して、医療専門家によって入力されたプロフィールデータ情報との整合に用いることができる。初期プロフィールデータ値は、職業資格および能力を表す各属性の下で計算された値の合計である。例えば、そのような属性は、教育要因、訓練要因、委員会認定要因、経験要因、出版物要因、編集上の立場要因、役職要因、紹介要因、業績賞要因、職能団体への参加要因、病院所属要因を含み得る。そのような値を計算する様々な値および関数がこれらの要因に割り当てられ、これらのポイントの合計が初期プロフィールデータスコアを構成する。
しかしながら、上記に挙げた要因は包括的なリストではなく、医療専門家の能力または評判および業務スキルに関係する場合、多くのその他の要因、例えば、委員会規律記録、会議出席およびその他のそのような要因を考慮してもよい。上記の要因の一部には数値を与えて、初期プロフィールデータ値に加算することができる。当業者は、上記の要因の各々に様々な数値を割り当てて異なる合計値を得ることができるが、医療専門家の実績の同様の評価/考慮事項を反映している。
さらに、一定の変数を含み、それらに異なって重み付けすることが望ましいので、各属性の値を計算するために様々な関数を実行してもよい。たとえそのような修正計算が異なる合計値になる場合であっても、それらの計算はすべて、医療専門家の実績の同様の評価/考慮事項を反映するので、それでもなお本発明によってカバーされる。
医療専門家は、例えば、医療専門家コンピュータデバイス120を用いてシステム100の医療専門家のアカウントにサインインすることによって、システム100内のプロフィールデータを確認することができる。第三者要素情報を確認することによって、医療専門家は、自身が有効だと確認した各第三者データ要素に割り当てられた増加値または重み(例えば、10%)を得ることができる。
初期プロフィールデータスコア(ネットワークに登録された医師に関する)=
(1.1)×確認前にシステムによって生成された初期プロフィールデータスコア
初期プロフィールデータ値全体は、以下のパラメータの各々の下でコンピュータプロセッサによって計算および加算されたポイントの合計である。
初期プロフィールデータスコア=f(教育要因)+f(訓練要因)+f(委員会認定要因)+f(経験要因)+f(出版物要因)+f(編集上の立場要因)+f(役職要因)+f(紹介要因)+f(業績賞要因)+f(職能団体への参加要因)+f(病院所属要因)。
1.教育要因
本実施例において、教育要因は、医療専門家が卒業した臨床ランキングおよび研究ランキングの関数である。医療専門家が通ったすべての医学部がこの要因に関係している。学校の臨床ランキングおよび研究ランキングは、ランキングが信頼でき、すべての医療専門家に一貫して適用されるのであれば、インターネット、第三者、またはシステム100のウェブサーバ106上の既存データベースから得ることができる。教育要因は、以下の公式によって計算することができる。
教育要因=[(A−臨床ランク)×B+(A−研究ランク)×C]学校1+・・・
+[(A−臨床ランク)×B+(A−研究ランク)×C]学校n
ここで、A=ランク付けされた学校の数、または任意の固定値に設定してもよい、
B=教育要因の臨床ランキングコンポーネント用の固定重み係数、
C=教育要因の研究ランキングコンポーネント用の重み係数。
ポイントの最大数は、プロフィールデータ値全体において、教育要因、または任意のその他の要因の重みを調整するように設定することができる。
2.訓練要因:
本実施例において、訓練要因は、医師が終了した各研修期間、奨学金制度および学位に値を割り当てることによって得られる。訓練要因は、以下の公式によって決定される。
訓練要因=研修期間の終了(xポイント)+奨学金制度の終了(yポイント)+MDまたはDOまたはMBBSまたはDDSまたはDMDの他に博士号の終了(zポイント)
この要因の様々な構成要素に割り当てられた値(例えば、x、yおよびz)は、様々な程度に異なる重みを与えて、医療専門家が得た訓練を同様に反映する値を得るために調整してもよい。
3.委員会認定要因:
委員会認定要因は、医療専門家が得た各委員会認定の合計値であってよい。固定値または関数のいずれかを各委員会認定記録に割り当てることができる。医療専門家がそのような認定を得てからの年数のような要因は、委員会認定要因の値に影響を及ぼし得る。一実施例では、医療専門家が米国専門医認定機構(ABMS)または米国検眼協会(AOA)から委員会認定を得ている場合、特定のポイント数を割り当てることになる。専門医認定により、各追加の認定に対して、追加ポイントが与えられることになる。
4.経験要因:
本実施例において、経験要因は、医療専門家が医学部を卒業してからの年数によって、または有効な業務年数によって、決定される。公式は以下の通りである。
経験要因=経験年数ポイント×卒業後の年数
この要因には、パーソナルプロフィールデータに加算される重みを調整するために最大値を割り当てることができる。
5.出版物要因:
本実施例において、出版物要因は以下のように決定される。
出版物要因=uポイント×同僚が批評した出版物の数+vポイント×追加出版物の数
出版物要因に対して、最大値を設定してもよい。出版物に医療専門家が参加した場合、PMID(PubMed識別子またはPubMed一意識別子)が要求される。システム100は、一般公開出版物データベースから頻繁にアップデートを取得することによって、医療専門家の出版物を更新する。
6.編集上の立場要因:
医療専門家がPubMedインデックス付き雑誌の編集者または共同編集者であった場合、多数のポイントが割り当てられる。さらなるポイントは、PubMedインデックス付き雑誌の顧問委員会にいる場合、およびPubMedインデックス付き雑誌の批評家である場合に割り当ててもよい。
7.役職要因:
医療専門家が医学部の講師であった場合、多数のポイントを割り当てることができる。医学部の教授団である場合、および医学部の学部長である場合には、ポイントをさらに割り当ててもよい。
8.紹介要因:
紹介情報要因は、医療専門家が紹介された回数、およびこの医療専門家を実際に紹介した他の医療専門家の資格または評判の関数である。または、一定のポイントを各紹介に与えることができ、ポイントの合計はこの紹介要因の値になる。この情報は、パブリックドメインまたはサーバ106から得ることができる。
この紹介要因は、例えば、フィードバックデータの下で、医療専門家がシステム100内で得られた紹介とは異なる。それらの紹介データは、医療専門家ユーザが得た紹介はソーシャルネットワークシステム内である、例えば、他の医療専門家ユーザが他の患者の質問に回答するために彼らに医療専門家を紹介しているので、フィードバックデータの下で計算される。
9.業績賞要因:
本実施例では、医療専門家が何らかの表彰または賞を得た場合にポイントが与えられることになる。例えば、彼が選択された医師ディレクトリに載っている場合、一定数のポイントが割り当てられることになる。そのディレクトリがより評判または名声がある(例えば、USニュースドクターランキング、アメリカのトップドクターリスト)場合、より高いスコアを与えることができる。
10.職能団体への参加要因:
職能団体への参加要因は、医療専門家が参加した各団体の信頼性の関数であってよい。変数は、同僚の間での職能団体の評判の程度、かかる職能団体の大きさ、および医療専門家が参加した職能団体の数であってよい。さらに、医療専門家が参加している各組織に固定値を割り当てることができる。例えば、医療専門家が医師協会の会員である場合、多数のポイントが割り当てられることになる。補足的な会員の地位の各々に対しては、更なるポイントが与えられることになる。
11.病院所属
公開情報または医療専門家の入力に基づいて、医療専門家が最高の病院(例えば、トップ17以内のランク)に属する場合、多数のポイントが割り当てられることになる。医療専門家が大きな病院(例えば、ランク1〜100)に所属している場合、ポイントを割り当ててもよい。医療専門家が所属している一定のランキングの残りのリストに記載された病院に対しては、より少ないポイントを割り当ててもよい。病院がリストに記載されていないまたはいかなる病院にも所属していない場合は、0ポイントが与えられる。上述したランキングシステムは、その利用が一貫しているのであれば、任意の一般公開された信頼できるランキングシステムであってよい。
III.初期フィードバックデータ値の計算
初期フィードバックデータ値は、システム100内での医療専門家の関与の質、量、および最新性を示す。初期フィードバックデータ値は、質を示す関与の新たな単位毎に徐々に増加する。例えば、医療専門家が患者によって提供された質問に対する回答を提供し、患者が(例えば、お礼のメッセージを送信することによって、または回答を他の人に勧めることによって)評価した場合、ポイントが医療専門家に割り当てられることになる。さらに、この回答が他の同僚の医療専門家に認められた場合、より多くのポイントが回答提供者の医療専門家に割り当てられることになる。
本実施例では、医療専門家が関与したすべての活動が数えられるというわけではない。関与の質に関する活動のみが初期フィードバックデータ値に加算される。例えば、患者ユーザが医療専門家をフォローしたり、医療専門家を推薦したり、医療専門家を自分の医師または医療提供者として追加したり、医療専門家との約束を求めたり、医療専門家が特定の項目を知っていることに賛成票を投じたり、医療専門家の回答に対してお礼を述べたり、Eメールによって、または第三者ソーシャルネットワーク(例えば、フェイスブック(登録商標)またはツイッター(登録商標))上で回答を友人と共有したりした場合、一定のポイントが回答を提供した医療専門家に割り当てられることになる。
さらに、他の同僚の医療専門家から得た評価は、より高い値が与えられることになる。例えば、他の医療専門家が医療専門家にメッセージを送信したり、他の医療専門家が医療専門家の他のユーザに対する回答を参照するか、医療専門家に対する質問を参照するかしたり、他の医療専門家が医療専門家をシステム100内の自分のネットワークに追加したり、他の医療専門家が医療専門家の回答に同意したり、他の医療専門家がシステム100上で医療専門家を推薦したりする場合、より高い値ポイントが医療専門家に割り当てられることになる。
医療専門家のプロフィールを更新することは、初期フィードバックデータ値のポイントの増加の原因となり得る。これは、主に、医療専門家の自分のファイルの更新や、医療専門家と患者間のコミュニケーションの向上を促すための手段である。
以下の表は、数えられる活動またはイベントのリストを提供するものであり、その各々がそのような活動またはイベントの発生をカウントするためのカウント項目と関連しており、さらに各発生に対して割り当てられるポイントの量と関連している。
Figure 2018530851
表1に示すように、たとえ多くの活動が初期プロフィールデータポイントに加算することができるとしても、単に同意のない回答をコメントするような活動は医療専門家に対するポイントを累積することにはならない。
しかしながら、初期フィードバックデータ値は活動していないことによって減少することになる。比較すると、プロフィールデータ値は大部分は安定している(変化が起きるのは、医療専門家が新たな出版をしたり、新たな賞を獲得したりしたときなどだけで、それは毎日のように起こるものではない)。したがって、初期フィードバックデータ値は、評判スコア値の頻繁な変化を引き起こすことになる。フィードバックデータ値の下でのそのような非活動に関連する減少は、追い付かなくてはならない総合ポイントの継続的な減衰となる、すなわち、初期フィードバックデータ値が(ゆっくりと)減少するように設計することができる。
医療専門家が1日当たりの最低限の関与スコアについていくことができない場合、医療専門家ユーザアカウントは非活動として扱われることになる。この状況において、時間要因がフィードバックデータ値に影響を及ぼす役割を果たし始めることになる。より詳細には、フィードバックデータ値は以下の公式によって計算することができる。
フィードバックデータ値=初期フィードバックデータポイント×時間要因
時間要因:
時間要因は、システム100の医療専門家ユーザの積極性を反映する。医療専門家がシステム100上で非活動になると、スコアの急速な可逆的減衰が起こる。この減衰は、医療専門家が再び関与して、システム100上の活動を通して多くのポイントを生成すると、逆転することになる。非活動の時間減衰は、非活動の初期期間では大幅な減少をもたらし(例えば、最初の30日間の非活動はフィードバックデータ値の50%を失うことになる)、その後、別の期間(例えば、次の11か月)では別の値(例えば、40%)を失い、1年の非活動後には0.1に達してとどまることになる。
さらに、乗数を医療専門家のステータスと関連させてもよく、医療専門家に割り当てて初期フィードバックデータ計算に役立たせることができる。例えば、医療専門家が選択ディレクトリ(例えば、医師ディレクトリ等)に載っている場合、1.4の乗数を有するように割り当てられることができ、初期フィードバックデータポイントの累積がより速くなる。この状況において、医療専門家のフィードバックデータ値は以下のように計算することができる。
フィードバックデータ値=初期フィードバックデータポイント×時間要因×ステータス乗数
上記のように、医療専門家が非活動になると、フィードバックデータ値の急速な可逆的減衰が起こる。しかしながら、この減衰は、医療専門家が再び関与して、システム100上の活動を通して多くのポイントを生成すると、逆転する。医療専門家は、再関与によってフィードバックまたは推薦スコアを回復することができる。再関与に応じて、初期フィードバックまたは推薦スコアは、1日当たりの所要最低関与×最後の活動からの日数を表す、回復不能な減衰量と等しい、ポイントの減衰によってのみ減少する以前の値に回復する。例えば、
回復した初期フィードバックデータ値=減衰(非活動)前の初期フィードバックデータ値−必要とされる最低関与/日×最後の活動からの日数
本明細書では主に数値に関して評判スコアについて述べているが、評判スコアは代わりに星等の記号によって表してもよい。一実施形態では、評判スコアは0〜5個の星の範囲に及び、医療専門家がシステム100内で受けた同僚の評価と、上記のように、関連する公開およびその他の情報を反映しており、それらは、他の医療専門家からの同意、票および推薦;経験年数;彼らを紹介した医療専門家の質;教育情報;委員会認定;その他の職業上の業績;および患者ユーザからのお礼、票および推薦を含み得る。特定の医療専門家に与えられる星(またはその他の記号)の数は、与えられる星の数と関連している数値の範囲(例えば、0〜20=0個の星;21〜40=2個の星;41〜60=3個の星;61〜80=4個の星;81〜100=5個の星)による、(例えば、上記のような)数値結果に基づいてもよい。
医療専門家に与えられる紹介または票
さらなる実施形態において、本開示は、専門家ユーザ(例えば、「専門家」など)が関心および専門分野を特定することを可能にして、自身がそれらの項目の知識および関心があると第三者が特定するため、およびそれらの項目についてのコンテンツ(応答質問の形式を含む)を作成することによって彼らの専門知識および関心を示す機会を彼らに与えるシステムと対話するためのシステムおよび方法を提供する。
図3は、本開示によって示す実施形態による、医療専門家評価システム30(以下、「システム30」と呼ぶことがある)の概略図である。システム30は、1つ以上のユーザコンピュータデバイス310(本明細書では「患者コンピュータデバイス」と記載する)、1つ以上の医療専門家ユーザコンピュータデバイス314(本明細書では「医師コンピュータデバイス」と記載する)、ウェブサーバ300、およびデータ記憶媒体304を含む。ユーザエンド308(例えば、コンピュータデバイス上で表示可能なウェブブラウザ)は、それを通じてユーザが票を投じたり、関心があるコンテンツを検索してアクセスしたり、医師を検索したりもできるユーザインタフェースを提供する。ウェブサーバ300は、少なくとも1つのネットワークシステム306を通して複数のコンピュータデバイス(例えば、患者ユーザコンピュータデバイス310、医療専門家ユーザデバイス314)に電子的にアクセス可能である。ネットワークシステム306は、インターネット、またはその他の有線、無線および/または部分有線ネットワーク等の、あらゆるタイプのネットワークインフラストラクチャを含み得る。
サーバ300は、情報を記憶することおよび/または情報へのアクセスを提供することができる、電子データベース、コンピュータおよび/またはコンピュータサーバ、データベースサーバ、またはデータを記憶することが可能であらゆるタイプのデータネットワークに接続される一般的な何らかのネットワークホスト等の、任意のデータベースであっても、それを含んでもよい。さらに、サーバ300は、分散ネットワークまたはクラウドコンピューティング環境を含んでも、その一部であってもよい。情報を記憶することができるあらゆるタイプの電子および/またはコンピュータデバイスがサーバ300として含まれてもよく、本開示の範囲内と考えられる。サーバ300は、コンピュータ可読記憶媒体と、データを処理して、本開示に記載のプロセスおよびアルゴリズムのいずれかを含む、アルゴリズムを実行するためのプロセッサとを含み得る。
ウェブサーバ300は、複数のアプリケーションロジックコンポーネント(例えば、投票処理モジュール302)を、完全または部分的に、ホストするか、または別の方法でそれらにアクセスする。関連技術の当業者にはわかるように、図3に示すモジュールは、実行可能なソフトウェア命令のセットと、命令を実行するための対応するハードウェア(例えば、メモリとプロセッサ)とを表している。サーバ300、投票処理モジュール302、およびネットワークシステム306は、当該技術分野で周知のように、サーバ300およびモジュール302の良好な機能を提供するための様々なハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含み得る。さらに、その効率をさらに高めるため、当該技術分野で既知のあらゆる機構、特徴、設計および/または機能をシステム10に含んでもよい。
システム30は、1つ以上の患者コンピュータデバイス310と、1つ以上の医師コンピュータデバイス314をさらに含み得る。患者コンピュータデバイス310および医師コンピュータデバイス314は、例えばネットワークシステム306を介して、サーバ300と通信することができるあらゆるコンピュータデバイスであってよい。1つ以上の患者コンピュータデバイス310は、システム30の患者ユーザ(システム30を用いて投票したり、別の方法でシステム30の専門家ユーザに関する情報を探したりする任意のユーザであってよく、治療者または医療介護者の積極的な患者である必要はない)によって動かすことができ、1つ以上の医師コンピュータデバイス314は、システム30の任意の医師ユーザ(システム30を用いて評価される任意のユーザであってよく、かかりつけ医、医師、看護師、医療スタッフまたはその他の医療専門家、あるいはそれらの任意の代表者等の、あらゆる医療専門家を含み得る)によって動かすことができる。
データ記憶媒体304は、本明細書に記載の方法または機能のいずれか1つ以上を実施するかまたはそれらによって用いられるコードおよび/またはデータを記憶することができる任意のデバイスまたは媒体であってよい、コンピュータ可読記憶媒体である。これは、揮発性メモリ、例として半導体メモリ装置(例えば、消去可能プログラマブルリードオンメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンメモリ(EEPROM)、およびフラッシュメモリデバイス)を含む不揮発性メモリ、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスク等の磁気記憶装置とディスクドライブ等の光学記憶装置、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、あるいは現在知られているかまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を記憶することができるその他の媒体を含むが、これに限定されるものではない。データ記憶媒体304は、ウェブサーバ300に含まれても、それによって電子的にアクセス可能であってもよい。
コンピュータ可読媒体は一部の実施形態では単一の媒体であるように示されているが、「コンピュータ可読媒体」という用語は、1つ以上の命令またはデータ構造を記憶する、単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型または分散型データベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含み得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータによって実行され、コンピュータに本発明の方法のうちのいずれか1つ以上を実行させる命令を記憶、符号化または実施することができるか、あるいはそのような命令によって用いられるかまたはそれと関連しているデータ構造を記憶、符号化または実施することができる任意の有形的表現媒体もまた含むものとする。
ユーザが票を投じるための項目または業務分野の設定
投票するための項目または業務分野は、医師自身によって特定することができる。医師は、自分の業務分野、または何らかの研究を行ったか関連分野での出版物があった関心分野を特定することができる。医師が登録プロセス中に上記分野を特定しなかった場合、システム30は、医師の専門および同僚が評価した出版物に基づいて項目または業務分野のそのようなリストを設定することもできる。一実施形態では、ユーザ(例えば、患者ユーザ)は、医師に対して投票するための新たな分野を追加するオプションをさらに有する。そのようなオプションは最後のボックス内に示すことができ、投票者は新たな項目または業務分野を特定する新たなコンテンツに記入することができる(図4に示す)。
しかしながら、システム30がユーザが投票するためのそのようなリストを作成すると、関連はあるが、異なる用語で記載されている業務または項目が存在し得る。システム30は、そのような異なる入力を編成し、関連項目を結合し、互いに示差的である項目を提供するための処理モジュール302を有する。
医師からの票と患者からの票の差別化
各タイプのユーザはより多くの通知または別の方法での関連入力をしなければならないが、有資格医療専門家と普通の患者ユーザからの票を差別化することは重要である。例えば、患者の票は、医師の患者の扱い方の評価に関して特に関連性があり得る。しかしながら、医師の業務スキルの評価に関しては、より客観的評価を行うには患者は専門知識が欠けている可能性がある。
その目的のため、自分を医療専門家と特定するユーザを確認するための認証モジュールをシステム30内に含んでもよい。認証モジュールは、投票処理モジュール302に含んでも、それに別の方法でアクセス可能であってよく、米国の医療専門家のディレクトリと各有資格医療専門家の職業資格に関連するその他のデータを有するデータベース(例えば、データ記憶媒体304に記憶される)を含んでも、それにアクセスしてもよい。医療専門家がシステムに登録またはサインインすると、認証モジュールは、一般的に、ユーザがシステム内の既存情報を確認し、自分の職業能力に関するさらなる情報を提供することを要求する。しかしながら、医療専門家の資格の正確さと最新性を保証するために、すべての医療専門家は、公平な第三者または公開登録された情報、例えば、各州の免許委員会によって公表された公開情報に基づいて身分証明がスクリーニングされる。そのような情報はシステム30(例えば、データ記憶媒体304)に記憶してもよく、新たに公表された公開情報に応じて頻繁に更新してもよい。医療専門家が現在開業する資格があるとシステム30によって確認されると、システム30は医療専門家が他の医療専門家の回答に票を投じたり、同意したりすることを可能にする。
投票ユーザインタフェース
図4は、ユーザが対話することができる投票画面の一例示的実施形態を示す。このページは、グラフィックユーザインタフェース要素を通してアクセス可能にすることができる。このページの中央には、医療専門家の名前と専門がはっきり特定されている。医師の名前の下に、ユーザが票を投じることができる項目または業務分野をリストした複数のボックスがある。これらの投票用項目または業務分野は、医師自身によって、または医師の出版物およびその他の関連情報(例えば、専門委員会による認定)に基づいたシステム30によって、決定される。
しかしながら、患者ユーザからの票は、有資格医師によって投じられた票とは別に計算される。患者投票者からの票は、各項目または業務分野(図5、セクション1に示す)の下で患者の扱い方票として分類される。患者からの票は、これらの票が収集された場所の情報源を示していない。しかしながら、有資格医師からの票に関しては、システム30は、総得票数のみならず、どの医師が現在の医師に対して票を投じたかを明らかにするためのユーザ(医師および患者両方)用のアクセスもまた提供する。これは、投票プロセスの透明性を提供するだけでなく、投票結果の信頼性を向上させもする。例えば、医師が同一の分野または業務分野の多くの医師によって投票された場合、患者はかかる投票が関連分野の医師の評判を証明しているとわかることになる。さらに、投票源が明白であると、コメントがより客観的になる傾向がある。
投票の基準は、実際の経験、例えば、診察によるものでも、医師によって生成されたコンテンツ、例えば、ソーシャルネットワーク上で医師によって提供されたり、患者によって要請されたりした回答を読むことによるものでもよい。いずれの状況においても、そのような評価は、医師の業務スキルおよび知識を実際に知ることに基づいている。
票の表示
ユーザによって投じられた票は、投票結果表示ページに提示される前に、投票処理モジュール302によって処理される。図5は、投票結果表示ページの例示的実施形態を示す。セクション1は、医師が票を得た項目または業務分野を示す。例えば、本実施例では、医師は、股関節痛、予防接種、糖尿病、前十字靭帯損傷およびハチ刺されの項目に関して票を得ている。前述したように、医師からと患者からの票は別に計算される。例えば、股関節痛の項目の下で、この医師は50の医師票と50の会員票(非医療専門家ユーザからの票)を受けた。そのように投票源を分けることによって、ユーザが、医師が同僚の間で受けた評価を認識するのと同時に、医師が有する患者とのコミュニケーションスキルを知るのにも役立つ。
第二に、この医師に対して票を投じた50人の医師のすべての身元がユーザに明白である。例えば、ユーザは50の医師票を簡単にクリックして、股関節痛の項目の下で誰がこの医師に投票したかを知ることができる。
第三に、票は、その地域で、州全体で、および全国的に(例えば、全国的に、州全体で、またはその地域で)計算される。医師がその地域で上位(例えば、地域でトップ10以内)の票数を得た場合、そのような情報は、専門の業務分野の特定のカテゴリにおいて提供されることになる(例えば、図5、セクション1、「糖尿病」の下)。医師が全国的に上位(例えば、全国的にトップ20以内)の票数を得た場合、そのような情報もまたそのカテゴリ下で表示されることになる(例えば、図5、セクション1、「予防接種」の下)。これは、診察をして再検査を行うことができる地域の医師を探している患者の役に立つ。医師の投票が全国的に上位であることは、患者が非常に複雑な病気または健康問題を有する場合、彼らが特定の医療サービスを探す際の意思決定に役立ち得る。
セクション3は、医師は、知られているが、まだこれらの業務分野において票を得ていない専門の関連分野およびその他の項目を示す。セクション4は、姓と名、専門、委員会の認定、Docスコア(医師の職業上の評判またはスキルを示す外部の医師評価システムであってよい)、写真、およびこの医師と接続するためのグラフィカルユーザインタフェース要素を含む、医師に関する基本情報を示す。
最後に、そのような投票結果は、医師によって提供されたその他のコンテンツ、例えば、医師が以前に提供した回答、アドバイスまたは投稿、医師が有する免許情報または出版物リスト、あるいは医師が関係のあるネットワーク情報と共に表示することができる(セクション5)。さらに、投票結果は、この医師のその他の統計値、例えば、医師がユーザによって投稿された質問に対する回答を提供したときに得た「医師の同意」の数、医師がそのような回答を提供したときに患者ユーザから受けたお礼の数、または医師および患者フォロワーの数の統計値と共に表示してもよい(セクション2)。さらに、医師の応答の早さ(応答性)がどのくらいかも表示してもよい。そのような評価は、システムによって与えられている質問の数のうち医師が回答した質問の割合に基づくことができる。
システム30は、医師が提供したコンテンツの質を評価するための手段を提供することもできる。例えば、本システムは、特定のコンテンツが患者から多くの「お礼」を受けたとき、医師にメダル、例えば、5個以上の「お礼」には茶色のメダル、10個以上の「お礼」には銀色のメダル、そして15個以上の「お礼」には金色のメダルを与えることになる(セクション2の下部セクション)。
異なる情報源に基づいてそのように収集した情報は、ユーザにこの医師の能力および業務スキルの総合的な理解をもたらし、患者は、この医師について知り、医師をさらにフォローするか、例えば、質問を尋ねるかまたは診察予約を取るかを決めるためのより多くの情報源を有する。
さらに、そのような投票結果は、さらに異なる方法または基準に基づいたその他のランキングまたは格付けと共に表示することができる。例えば、単に医師の実績(例えば、教育を受けた場所、どんな出版物があるか)に基づいて医師を評価するための別の独立したシステムがあって、投票と共に表示してもよい。したがって、ユーザは、患者と同僚の医師とによって医師がどのように評価されているかについて理解する。
ユーザが提出した質問に対する回答の提供
さらなる実施形態において、本開示は、健康関連の質問(またはその他の知識分野の質問)に対して信頼できる回答を効率的かつタイムリーに提供するためのシステムおよび方法を提供する。本明細書に示した本発明の方法およびシステムの様々な態様は、健康関連(またはその他の)質問に対する回答の信頼性を増大させ、応答時間を減少させることを目指している。本発明は、あらゆる患者(またはその他のユーザ)がソーシャルネットワーク環境において健康関連(またはその他の)質問に対する回答を要請することを可能にする。さらに、ユーザは、所望の項目または業務分野に関連する既存の質問(関連する回答も同様)を探して見ることができる。
本明細書に示した実施形態によれば、回答は、確認された資格を有し、各自の職業において優良な状態である専門家(例えば、有資格医師)のみによって配信される。これらの回答は、さらに他の有資格専門家(例えば、医師)によって監督される。他の専門家(例えば、医師)は、回答に同意を示し、それによって回答の信頼性に影響を及ぼすことができる。回答がより多くの「同意」を得ると、その回答は回答のリスト中でより優先して(すなわち、高いランキングで)ユーザに表示される。さらに、回答は即座に提供されることになる。一実施形態では、回答は24時間以内に提供されることになる。
図6は、本開示によって示す実施形態による、ユーザが提出した質問に対する回答を提供するためのシステム60(以下、「システム60」と呼ぶことがある)の概略図である。システム60は、1つ以上のユーザコンピュータデバイス610(本明細書では「患者コンピュータデバイス」と記載する)、1つ以上の専門家ユーザコンピュータデバイス614(本明細書では「医師コンピュータデバイス」と記載する)、ウェブサーバ600、およびデータ記憶媒体620を含む。ウェブサーバ600は、少なくとも1つのネットワークシステム630を介して複数のユーザエンド(例えば、1つ以上の患者ユーザコンピュータデバイス610を有する患者ユーザエンド;1つ以上の医師コンピュータデバイス614を有する医師ユーザエンド)に電子的にアクセス可能である。ネットワークシステム630は、インターネット、またはその他の有線、無線および/または部分有線ネットワーク等の、あらゆるタイプのネットワークインフラストラクチャを含み得る。
サーバ600は、情報を記憶することおよび/または情報へのアクセスを提供することができる、電子データベース、コンピュータおよび/またはコンピュータサーバ、データベースサーバ、またはデータを記憶することが可能であらゆるタイプのデータネットワークに接続される一般的な何らかのネットワークホスト等の、任意のデータベースであっても、それを含んでもよい。さらに、サーバ600は、分散ネットワークまたはクラウドコンピューティング環境を含んでも、その一部であってもよい。情報を記憶することができるあらゆるタイプの電子および/またはコンピュータデバイスがサーバ600として含まれてもよく、本開示の範囲内と考えられる。サーバ600は、コンピュータ可読記憶媒体と、データを処理して、本開示に記載のプロセスおよびアルゴリズムのいずれかを含む、アルゴリズムを実行するためのプロセッサとを含み得る。
ウェブサーバ600は、複数のアプリケーションロジックコンポーネント(例えば、キュー管理モジュール602、質問処理モジュール604、コンテンツ推薦モジュール606および認証モジュール608)を、完全または部分的に、ホストするか、または別の方法でそれらにアクセスする。関連技術の当業者にはわかるように、図6に示すモジュールは、実行可能なソフトウェア命令のセットと、命令を実行するための対応するハードウェア(例えば、メモリとプロセッサ)とを表している。サーバ600、モジュール602,604,606,608、およびネットワークシステム630は、当該技術分野で周知のように、サーバ600およびモジュール602,604,606,608の良好な機能を提供するための様々なハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含み得る。さらに、その効率をさらに高めるため、当該技術分野で既知のあらゆる機構、特徴、設計および/または機能をシステム60に含んでもよい。
システム60は、1つ以上の患者コンピュータデバイス610と、1つ以上の医師コンピュータデバイス614をさらに含み得る。患者コンピュータデバイス610および医師コンピュータデバイス614は、例えばネットワークシステム630を介して、サーバ600と通信することができるあらゆるコンピュータデバイスであってよい。1つ以上の患者コンピュータデバイス610は、システム60の患者ユーザ(健康関連情報を探している任意のユーザであってよく、治療者または医療介護者の積極的な患者である必要はない)によって動かすことができ、1つ以上の医師コンピュータデバイス614は、システム60の任意の医師ユーザ(保留中の質問に回答を提供するためのアクセスが許可されている任意のユーザであってよく、かかりつけ医、医師、看護師、医療スタッフまたはその他の医療専門家、あるいはそれらの任意の代表者等の、あらゆる医療専門家を含み得る)によって動かすことができる。
データ記憶媒体620は、本明細書に記載の方法または機能のいずれか1つ以上を実施するかまたはそれらによって用いられるコードおよび/またはデータを記憶することができる任意のデバイスまたは媒体であってよい、コンピュータ可読記憶媒体である。これは、揮発性メモリ、例として半導体メモリ装置(例えば、消去可能プログラマブルリードオンメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンメモリ(EEPROM)、およびフラッシュメモリデバイス)を含む不揮発性メモリ、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスク等の磁気記憶装置とディスクドライブ等の光学記憶装置、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、あるいは現在知られているかまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を記憶することができるその他の媒体を含むが、これに限定されるものではない。データ記憶媒体620は、ウェブサーバ600に含まれても、それによって電子的にアクセス可能であってもよい。
コンピュータ可読媒体は一部の実施形態では単一の媒体であるように示されているが、「コンピュータ可読媒体」という用語は、1つ以上の命令またはデータ構造を記憶する、単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型または分散型データベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含み得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータによって実行され、コンピュータに本発明の方法のうちのいずれか1つ以上を実行させる命令を記憶、符号化または実施することができるか、あるいはそのような命令によって用いられるかまたはそれと関連しているデータ構造を記憶、符号化または実施することができる任意の有形的表現媒体もまた含むものとする。
医師の身分証明の認証
システム60では、回答は、優良な状態の有資格医師によって独占的に提供される。優良な状態のステータスは、医師に対する制裁または懲罰規制が何も実施されていないこと必要とする。そして、医師は、いかなる開廷中の医療過誤訴訟の被告人であってもならない。「医師」という用語は、本明細書では広い意味で、あらゆる種類の医療サービス、または医療に付属するあらゆる種類のサービスを提供するあらゆる開業医または医療専門家を指す。さらに、本開示は例示目的で医師と患者に関して説明しているが、本発明はいかなる特定の職業または専門分野での使用に限定されるものではない。むしろ、本明細書に示したシステムおよび方法は、任意の所定の分野におけるユーザ(すなわち、質問を提出する人々)と、特定の専門知識を有する専門家または人々(すなわち、回答を提供する人々)に適用できる。
医業を営む資格のないユーザまたは優良な状態のステータスではない医師ユーザは、システム60のユーザによって提示された質問に回答することができない。したがって、自分が優良な状態の医師だと主張するそれらのユーザの身元を確認することが重要である。この目的のため、システム60は、自分を特定の管轄で医業を営む資格があって、その管轄で優良な状態にある医師だと特定するユーザを確認するための認証モジュール608を含む。
認証モジュール608は、医師のディレクトリおよび各有資格医師の職業資格に関連するその他のデータを含むデータベース(例えば、データ記憶媒体120に記憶される)を含むか、またはそれにアクセスする。医師がシステム60に登録またはサインインすると、認証モジュール608は、医師ユーザがシステム60内の既存情報を確認し、自分の職業能力に関するさらなる情報を提供することを要求することができる。しかしながら、医師の資格の正確さと最新性を保証するために、すべての医師は、公平な第三者または公開登録された情報、例えば、各州の免許委員会によって公表された情報に基づいて認証モジュール608によって身分証明がスクリーニングされる(図7、ステップ216に示す)。そのような情報はシステム60に記憶され、新たに公表された公開情報を含むように頻繁に更新される。
医師がスクリーニングをパスし、認証モジュール608によって質問に回答するのが正当であると確認された場合、認証モジュール608は、保留中の質問に回答するためにシステム60を通したアクセスを医師に許可することになる。質問に対するそのようなアクセスの許可は、取り消し可能で、医師の現在の優良な状態のステータスが条件とされている。医師の優良な状態のステータスが変化し、必要条件をもはや満たさない場合、システムは保留中の質問への医師のアクセスをブロックし、そのようなブロックは優良な状態のステータスを取り戻すまでそのまま存続することになる。
さらに、実績、業務スキル、および職業能力に関する医師の情報の一部または全部は、全てのユーザ(すなわち、患者ユーザおよび医師ユーザ)に透過的にすることができる。医師の身元(例えば、名前、写真、位置、専門および/またはその他の識別情報)は、彼が提供した回答の隣に表示されることになる。医師のプロフィール写真をクリックすることによって、ユーザは医師のプロフィールにアクセスして、医師のスキルおよび身分証明についてさらに知ることができる。完全な透明性は、システム60を用いる医師と患者の間の信頼を育て、医師と患者の間の対話を促進する。さらに、医師がシステム60内で別の医師ユーザが既に提供した回答に同意すると、彼の身元も回答の隣に示されることになる。ユーザは、同様に、回答に同意した医師および彼らの職業資格が何であるかについてさらに知ることができる。
システム60の登録ユーザ(例えば、患者および医師ユーザ)は、ソーシャルネットワークおよび関連分野において周知のプロフィールを有する。プロフィールは、プロフィールを含んでいるページおよび/または一般市民に見える情報、ユーザ自身にだけ見える情報、ユーザが指定した特定ユーザにだけ見える情報、ユーザが指定したように見える情報、ならびに他のユーザに見えてはいけない情報であってよい。医師のプロフィールは、一般的にシステム60のユーザのすべてに見える。すべてのユーザは、医師のプロフィールを見ることができ、医師の身分証明を調べることができる。
質問処理モジュール
ユーザが質問またはキーワードを(例えば、システム60によって提供され、ユーザのコンピュータデバイス610のグラフィカルユーザインタフェースに表示される入力ボックスを用いて)入力して回答を要請すると、入力ボックス内の文字列コンテンツが質問処理モジュール606(図7、ステップ202)によって処理され、キーワードが抽出されることになる。キーワードを特定して抽出する技術は関連分野において既知であり、質問処理モジュール606によって任意のそのような技術をキーワード抽出に利用することができる。キーワードはその後、質問処理モジュール606によって、例えば、データ記憶媒体620内のデータベースに記憶することができる、単一または複数の既定の項目タグと関連付けられる。そのような項目タグは、病名、治療法、診断、外科手術、注目の話題、業務分野などの集合を含み得る。項目タグは、項目タグが同じ項目を参照する用語の変化形に割り当てられるように、意味または形式によって密接に関連する用語と関連付けることができる。例えば、項目タグは、同じ用語のスペルミス、単数および複数形、ならびに異なる表現と関連付けることができる。したがって、特定の項目に関して密接に関連する用語は、項目タグによって編成することができる。システム60はこれらの項目タグの大きな累積を記憶しており、これらの項目タグはグループIDによってさらに編成される。
グループIDは、項目タグの次に高いレベルの編成された主題であり、データ記憶媒体620内のデータベースに記憶して関連項目タグと関連付けることができる。一実施形態において、グループIDは病名であって、各グループIDは、病気に関する症状、コンディション、副作用、治療法、手術および投薬法に関連する項目タグの集合と関連付けられていてもよい。情報のそのような高レベルの編成は、同じグループIDを共有する関連コンテンツのプールから関連コンテンツを抽出することができるので、様々な状況で関連コンテンツを提供する機能にとって重要である。
質問、項目タグおよびグループID間の関連関係性は、質問とその回答と共に(例えば、データ記憶媒体620に)記憶される。質問は、項目タグとグループIDによって編成され、患者ユーザのリクエストに基づいてデータベースから質問処理モジュール606(例えば、ユーザが質問を投稿し始める前に類似の質問を表示すること)によって抜粋されることになる。例えば、ユーザが何らかの特定のコンテンツを検索したい場合、彼はキーワードを入力するだけでよく、質問処理モジュール606は、そのキーワードを認識し、それを既存のタグと調和させ、データベースから関連する質問と回答を抽出して、関連コンテンツを表示することになる。近い既存のタグがない場合、システム60は、関連コンテンツとグループIDを共有するコンテンツを提供することができる。
タイムリーな回答の提供
健康関連の質問に対する回答は、タイムリーかつ効率的に提供することが重要である。医療に関する質問は、多くの場合迅速に回答される必要がある。特定の健康不安に関しては、何らかの行動を即座にとらなくてはならない可能性がある。患者は迅速な回答から大きな恩恵を受けることになる場合が多く、タイミングの悪い回答はほとんどまたは全く役に立たなくなることがある。迅速な回答はさらに、何らかの疑わしい症状による不安を軽減するのに役立つ。システム60は、質問が回答されずに長期間システム60にありそうになることを防ぐか、または大幅に減らす。一実施形態では、すべての質問が、ユーザによってシステム60に提出されてから24時間以内に回答されることになる。質問が迅速に回答されることを保証するために、システム60は:
a.ユーザが新たな質問を投稿し始める前に類似の質問と回答をユーザに表示することによってトラフィックを低下させ;
b.システム内で最も古い質問が医師に表示される質問リストの上部に配置される、逆時系列順に質問を編成し;
c.質問に関連する分野の専門家である医師に質問を送信して、システムの効率を向上させ;
d.医師が質問に対する回答を提供した後、類似の未回答の質問を医師に提供し;
e.追加質問または緊急に回答する必要がある質問に回答することに対して医師に報奨またはクレジットを与え;
f.質問が長期間回答されていない場合、患者ユーザに質問を修正する選択肢を与えるメッセージを送る。
1.ユーザが新たな質問を投稿する前に類似の質問をユーザに表示することによってトラフィックを低下させる
システム60は、質問が短期間、例えば24時間以内に回答されることを保証することができる。システム60が効率的かつ即座に回答を提供することができる1つの方法は、システム60内で既に回答されている質問の処理(すなわち、医師への送信)を避けることによるものである。一実施形態では、ユーザ(主に患者ユーザ)には、システム60によって(例えば、質問処理モジュール606によって)特定された、ユーザが投稿したばかりの質問に類似または関連する質問のリストが提示されることになる。
関連質問は、以前に回答されていて、質問処理モジュール606によって割り当てられた関連する項目タグおよびグループIDと共にシステム60内(例えば、データ記憶媒体620内)に記憶されている。それらの関連回答は、同様に別個にタグ付けされて分類される。ユーザに表示される以前に回答した質問は、関連性に基づいて選択される。関連性は、システム60内に記憶された既存の質問と関連する項目タグおよび現在の質問と関連する項目タグを分析することを通して、システム60によって(例えば、質問処理モジュール606によって)決定される。以前に回答した質問と現在の質問が有する共通の項目タグが多ければ多いほど、システム60が既存の質問と現在の質問の間に存在すると決める関連性の程度がより高くなる。
さらに、各回答は回答スコアを割り当てることができる。回答スコアは、回答の内容の信頼性を反映する。回答スコアは、a.作成者の評判;b.回答が他の医師ユーザから得た「同意」;c.回答が患者ユーザから受けた「お礼」;d.回答が他のユーザに共有された回数;およびe.回答の長さ(より長い回答はより多くの詳細を有し、より高いスコアが与えられることになる)を含む、様々な要因に基づくものであってよい。そのような回答スコアは、上記の要因の任意の組み合わせの関数であってよい。この要因は、回答スコアの計算の際に様々な重みを与えられることができる。回答スコアは、質問処理モジュール606によって、またはシステム60内に含まれる別個のツールによって、生成することができる。
関連する以前の質問のリストは、項目タグの関連性および回答スコアの値の両方に基づいてランク付けされた順番で、ユーザに表示される(例えば、患者コンピュータデバイス610上に表示される)ことになる。高い回答スコアをもつ付随する回答を有する高度に関連する質問は、高くランク付けされ、したがって関連質問表示ページの上部に示されることになる。しかしながら、ユーザは、提出した質問が既に十分回答されているか否かに関して最終決定をする。一実施形態では、既存の関連質問および/またはそれらの付随する回答が関連質問表示ページ上に提示された後、一部のユーザは自分の質問が既に回答されてシステム60内に記憶されていると判断し、質問の投稿を進めることはない。このようにして、ある程度のトラフィック、データ記憶および冗長性が削減されることになる。しかしながら、ユーザが自分の質問が回答されていないと判断した場合、システム60はユーザが自分の新たな質問の投稿を進めることを可能にすることになる。
一般に、ユーザはあらゆる医師が回答するように質問を投稿することができる。しかしながら、効率を上げるために、一実施形態では、システム60は質問をソートし、関連分野または業務において専門性を主張している医師に質問を送信する。システム60はさらに、ユーザが質問に回答する特定の医師を指名するのを可能にすることができる。
2.システム内で最も古い質問が質問リストの上部に配置される、逆時系列順に質問を編成する−キュー管理
キュー管理モジュール602(図6)は、質問が提出された時間に基づいて、システム60内の回答すべき質問を編成するよう作動する。したがって、質問がシステム60内に未回答でいるのが長ければ長いほど、システム60によって処理(すなわち、回答)すべきこの質問により高い優先度が割り当てられることになる。さらに、キュー管理モジュール602はさらに、回答すべき質問を選択し、それらを個々の医師ユーザに紹介するよう作動する。キュー管理モジュール602による編成によって、医師ユーザは未回答の質問の非常に長いリスト(例えば、すべての保留中の未回答質問のリスト)を見ないことになる。むしろ、医師は、質問表示ページ(図8に示す)上でキュー管理モジュール602によって(例えば、医師の専門、位置またはその他の関連性考慮事項に基づいて)医師用に選択されたそれらの質問だけを見ることになる。
キュー管理モジュール602は、以下の考慮事項に基づいて回答すべき質問を編集する。a.提出時間:最も古い質問は質問表示ページ上で表示される優先権を与えられる;b.素早い回答に対する患者ユーザの特別なリクエスト:質問を素早く処理するユーザのリクエストに応じて、この質問はマークされてリストの上部またはその付近に自動的に繰り上げられる;c.医師が主張した専門との関連:キュー管理モジュール602は、デフォルトで専門の範囲内で医師に質問を送信する;d.医師の地理的位置:キュー管理モジュール602は、質問を投稿した患者ユーザに地理的位置がより近い医師に自動的に質問を送信する;e.医師が以前に類似の質問に対して類似の内容または回答を提供していたかどうか:キュー管理モジュール602は、医師にそれに関する知識を見せた質問を送信する。
3.質問に関連する分野または業務が専門である医師に質問を送信して、応答時間を削減する
医師は、自分が専門知識を有するかまたは質問に容易に回答できる分野を指定することができる。医師ユーザが専門を主張していない場合、システム60は、彼/彼女の免許情報や出版物に基づいて医師に専門タグを割り当てることになる。専門タグは、例えば、システム60内のまたはそれにアクセス可能なデータベース内に記憶することができる医師のプロフィールにおいて、医師と関連付けてもよい。そのような専門タグは、キュー管理モジュール602が医師に彼の専門に関連した質問のみを送信し、医師に容易に感じる質問を回答させることを可能にする。しかしながら、そのような専門のスクリーニングは任意であって、医師は、質問表示ページで、自分の専門だけまたはすべての分野のどちらの質問を見るのか選ぶ権利がある。
4.医師が関連質問に回答した後、医師に類似の質問を示す
さらに、医師が1つの質問に回答した後、類似の未回答の質問のリストをプッシュ通知(例えば、キュー管理モジュール602はそのような質問を医師のユーザデバイス614にプッシュすることができる)で表示することができる。そのような類似の質問のリストは、関連質問表示ページのユーザへの表示に関して説明したのと同じ分類編成技術を通して得られる。
5.高優先度または追加の質問に回答することに対して医師に報奨またはクレジットを与える
特にシステム60内の未回答の質問がたまっているとき、医師がより多くの質問に回答するよう促すために、賞制度を制定することができる。図8(セクション2)に示すように、医師は、1つ以上の質問に回答することによって、報奨またはクレジット(例えば、1日の関与ポイントを二倍にするボーナス)を獲得する機会が与えられる。さらに、システム60内の高優先度または緊急の質問に回答した医師ユーザに対して、ボーナスポイントを割り当ててもよい。そのようなボーナスポイントは、システム60内の医師のステータスまたはランキングを上昇させるために利用してもよく、医師のポイントを医師の評価、ランク付けまたは推薦の際の要因として利用することができる医師評価システムまたは推薦システムに設けてもよい。システム60は、そのような評価または推薦システムと一体化するか、または別の方法で通信可能に結合することにより、ステータスまたはランキングの上昇を促進することによって、システム60上で質問に回答する医師に利益をもたらすことができる。
6.質問が長い間回答されていない場合、患者ユーザに質問を修正するか選ばせるようメッセージを送る
一実施形態において、システム60は、質問が回答されなければならないタイムリミットを考慮して質問をモニタする。そのようなタイムリミットは、サーバのトラフィック量に基づいて決定することができる。質問がこのタイムリミット以内に回答されていないと、システム60は質問を投稿したユーザに彼/彼女の質問がまだ回答されていないことを彼/彼女に思い起こさせるようメッセージを送信することになる。システム60はさらに、ユーザに質問を修正して再度試みるか選ばせることができる。
回答表示ページ
質問が回答された後、回答はシステムによって処理され、回答表示ページ(図9に示す)上で患者ユーザに(例えば、ユーザがシステム60にログインしているときに患者デバイス610を用いて)表示されることになる。回答表示ページは、キーワードを検索することにより、他のユーザがアクセス可能でもある。さらに、システム60は、回答表示ページ上に質問に関連するコンテンツを表示することもできる。例えば、ユーザに対して回答表示ページ上で、関連する業務分野、関連する健康アドバイス、関連する医薬情報などにおける上位の医師を紹介してもよい。
図7は、本開示の第1の例示的実施形態による、ユーザが提出した質問に対する回答を提供するための方法を示すフローチャートである。ステップ200で示すように、ユーザは患者デバイス610上に提供されたユーザインタフェースを通して質問を投稿することができる。ステップ202では、質問は、ユーザによって入力されて入力内容からキーワードが抽出された後に、質問処理モジュール606によって受信されて処理される。キーワードはその後、予め生成されてシステム60内に記憶された項目タグと照合される。1つまたは複数の一致が確認された場合、そのようなタグはその後質問に割り当てられ、関連関係がデータ記憶媒体に記憶されることになる。そのような関連は、ボックス内の入力質問はシステムが認識可能な形式である文字列として受信されるので、キーワードとタグの間の内容一致に基づくものであってよい。
これらの項目タグは、同じ用語のスペルミス、単数および複数形、ならびに異なる表現を認識することができる。したがって、たとえ質問のキーワードがスペルミスされるかまたは異なる用語で表現されていたとしても、項目タグは同じ項目タグの下で質問を編成して正確に分類する。
例えば、患者ユーザが「胸痛と息切れの原因は何か?」という質問を入力する。その時、システム60は、質問から「原因」、「胸痛」および「息切れ」というキーワードを抽出し、それらを既存のタグと照合する。「胸痛」と「息切れ」自体は既存の項目タグであるはずである。あるいは、胸痛と息切れは心臓発作の典型的な症状であるので、「心臓発作」等の別の項目タグをこの質問に割り当てることができる。ユーザが「胸痛」をスペルミスした場合、システム60はそれでもそれを認識して、その質問を正しい項目タグ「胸痛」と関連付けることができる。さらに、システム60は、「心筋梗塞」は医師によって用いられる「心臓発作」の医学用語であるので、「心筋梗塞」という医学用語を項目タグ「心臓発作」と関連付けることもできる。さらに、システム60は、「心膜炎」、「肥大型心筋症」または「僧帽弁逸脱」のような項目タグと質問をさらに関連付けてもよく、これは胸痛がこれらの病気の一般的な発現し得る症状でもあるからである。
第1レベルのラベリングの後、質問は、グループID、例えば、「心臓血管疾患」にさらに割り当てられることができる。そして、このグループID「心臓血管疾患」は、心臓血管疾患に対する症状、治療法、手術、投薬法、健康アドバイス、食事に関する提言などに関連するコンテンツ、質問および回答を含み得る。
したがって、上記の実施例では、項目タグ「原因」、「胸痛」、「息切れ」、「心臓発作」、「心膜炎」、「肥大型心筋症」、および「僧帽弁逸脱」が、提示された質問に割り当てられることができる。同時に、この質問には、グループID「心臓血管疾患」がさらに割り当てられる。本明細書に記載の本実施例において用いられる項目タグは包括的ではなく、関連分野の当業者は、項目によって質問を分類し、ひいては関連質問を関連付けて編成するためにその他のそのような項目タグを適用してもよいことを容易に理解するであろう。
グループIDは、回答表示ページ上で類似または関連するコンテンツを提示するのに重要である。質問に関連して提示されたコンテンツは、すべて同じグループIDに属している。
システム60が質問を処理した後、質問を医師に送信し、回答を求め始めることになる。しかしながら、質問を医師に送信する前に、システム60は、質問に対する回答を効率的に処理および生成するためのいくつかの手段を講じる。まず、回答の配信を速くするために、不必要なトラフィックを避ける、例えば、以前に回答されているか、または類似の問題が言及されている質問の処理を避けるべきである。したがって、システム60は、ユーザ(主に患者ユーザ)に質問を投稿する前に再考する機会を与える。このステップは、ユーザが投稿したばかりの質問に類似または関連することがシステム60によって(例えば、質問処理モジュール606によって)確認された質問のリストを患者ユーザに表示することを含む(図7、ステップ204)。これらの既存の関連質問は、それらの付随するタグおよび項目と共にシステム60内(例えば、データ記憶媒体620内)に記憶されている。質問処理モジュール606は、システム60によって割り当てられたそれらと関連する複数のタグに基づいてこれらの既存の質問を編成する。
類似する質問(およびそれらの回答)の配信には、システム60が、投稿された質問に最も関連する既存の質問のリストを導き出すことが必要である。そのような関連性は、システム60によって、既存の質問と現在の質問の間でタグを分析して整合させることを通して計算される。関連する以前の質問のリストは、関連性の降順で表示されることになる。例えば、投稿された質問と全く同じタグを有する類似質問および回答は、先頭に表示されることになる。その後、タグの類似性は分析され、最も密接に関連するタグを共有する既存の質問が次に表示されることになる。質問がタグの関連性に基づいて類似質問と合致し得ない場合、入力質問と同じグループID内のコンテンツがユーザに提示されることになる。
以前の質問が表示された後、ユーザは、自分の質問が回答されているか否かに関して決める最終決定をするか選べる。本実施形態では、提示された既存の回答を再検討した後、一部のユーザは自分の質問が既に扱われていると判断することがあり得、質問の投稿を進めることがなくなる。このようにして、少なくとも一定量の不必要なトラフィックが削減されることになり、システム60はまだ回答されていない質問に対する回答を提供するための時間と空間を節約する。しかしながら、ユーザが自分の質問が回答されていないと判断した場合、システムはユーザが自分の質問の投稿を進めることができるようにする。
質問がユーザによって投稿され、システム60によって処理およびタグ付けされた後、質問はキュー管理モジュール602によって逆時系列順でキューに配置されることになる(ステップ206)。その後、キュー管理モジュール602は、システム60内に記憶されるかまたはそれにアクセス可能な、医師に関する情報(例えば、医師のプロフィールデータ)に基づいて、医師に選択的に質問を送信することになる。質問は、医師の適切で関連する専門性に関する質問の分析および質問のコンセプトのマッピングに従って、医師に送ることができる。医師に対する質問のそのような選択的表示によって、表示される質問は医師の関心や専門に合わせて(例えば、医師に同じ市や地域の患者によって尋ねられた質問を送信することによって)調整され、医師はより効率的かつ積極的に質問に回答することができるので、質問に対するより効率的かつより高品質の回答が可能になる。質問は、資格のある優良な状態の医師にのみ表示されて、アクセス可能である(ステップ208)。身分証明情報はステップ216で得ることができ、医師の優良な状態はステップ218で認証することができる。ステップ210では、質問が質問表示ページ(図8に示す)上で医師に表示されることになる。
図8は、システム60を用いて医師に表示することができる、ウェブページまたはその他のグラフィカルユーザインタフェース(「質問表示ページ」)の図である。質問表示ページは、医師ユーザによって、回答を提供するためだけでなく、自分自身のために質問を投稿するためのテキストを入力するか、あるいは、質問、項目、ユーザ、またはその他の内容を検索するためのキーワードを入力するために利用することができる、テキスト入力ボックス801を含む。テキスト入力ボックス801の下に、医師からの健康アドバイス(システム60にログインしたときにユーザに表示する、またはテキストメッセージまたはEメールによって配信することができる、美容、食生活、運動または育児のような分野において医師が書いた短いメモを意味する)を求めるフレーム(セクショ3)がある。回答すべき質問は、テキストボックスの下にリストアップされる(セクション4)。既に回答されている質問に対して追加の回答を提供するか、また既に提供された回答への同意を示すかの選択権も、質問表示ページ(セクション5)上で提供することができる。
質問表示ページのセクション4は、質問が医師にどのように表示されるかを例証している。たとえ質問表示ページのセクション4に示す質問が1つだけしかなくても、セクション4において医師に表示されるそのような未回答の質問が2つ以上あってもよい。そのような未回答の質問のリストは、医師の(自身によって主張されるか、またはシステムによって割り当てられた)専門のみに関するか、または様々な専門に関する質問であり得る。システム10は、医師の専門の範囲内のみの質問を医師に送信するデフォルト設定を有し得る。
医師に表示される質問は、キュー管理モジュール602によって分類されて提供され、以下の考慮事項に基づいて編成される。
a.提出時間:質問が長い間システム60内にあった場合、医師に送信される可能性が高く、質問表示ページ上で質問のリストの上部に現れる可能性が高い。
b.素早い回答に対する患者ユーザの特別なリクエスト:システム60は、ユーザに対して素早い回答をリクエストするオプションを設定することができる。そのようなリクエストに応じて、この質問はタグ付けされ、自動的に最初に処理され、質問表示ページ上で表示される質問キューの上部に配置されることになる。
c.医師が主張した専門との関連:前述したように、医師が自分の専門を特定することができたり、システム60が彼に専門を割り当てることができたりする。医師が自分の専門の範囲内のみの質問を受信したいのかどうかを指定していない場合、システム60は医師にデフォルトで彼の専門の範囲の質問を送信することになる。しかしながら、医師は自分の専門外の質問に回答することを選ぶことができる。質問がシステム60内に長い間ある状況では、医師は回答の提供に対して報奨を与えられ得る。
d.医師の地理的位置:図8に示すように、医師は、回答を求めるユーザの地理的位置を見ることができる。さらに、システム60(すなわち、キュー管理モジュール602)は、好ましくは質問を投稿した患者に対して地理的位置がより近い医師に質問を送信することになる。この機能は、同じ地理的領域内の患者と医師の間のコミュニケーションを推奨し、これにより、患者が同じまたは近い地域内で自分が好む医師を見つける機会を与えることになる。同様に、医師はそのようなコミュニケーションを通して将来の事業を発展させることができる。
e.医師が以前に類似の質問に対して類似の内容または回答を提供していたかどうか:すべての質問および回答がシステム60内でタグ付けされるので、医師が提供した回答および健康アドバイスをシステム60に記憶することができる。医師が特定の項目タグの下で何らかの健康関連コンテンツまたは回答を提供した場合、システム60は、この特別な項目または主題において知識のあるものとして(例えば、医師を特定の項目タグと関連付けることによって)医師を扱うことになる。したがって、システム60は、医師にそれに関する知識を見せたことに密接に関連する質問を送信することができる。
質問を処理した後、キュー管理モジュール602は、上記の考慮事項に基づいて、特定の質問を選択して、それを特定の医師に送信することになる。これらの質問は、さらに、上記の考慮事項の一部またはすべての重み付けの結果として、特別な順序または配列で表示される。これは、各考慮事項に対して、値、またはそのような値を計算するための関数を割り当てることによって獲得することができる。そのため、各質問は各考慮事項の下で計算されたポイントの合計値を得ることができ、合計値が医師に表示される質問の順序を決定する。
さらに、システム60は、医師が質問がどのくらい古いのかわかるように、質問が提供された時間を示す(セクション4の左上隅)ことができる。さらに、図9に示すように、医師には、彼/彼女が他の医師が専門家であって、質問に回答するより良い候補者であると考える場合、質問を別の医師に紹介する選択権もある。この機能は、質問を専門の正しい医師に回すのに役立ち、応答時間を削減する。
図8のセクション5は、さらに他の医師によって既に回答されている質問を示す。医師は、セクション5内で別の回答を提供することができたり、既存の回答に同意したりすることができる。これは、医師によって提供された回答の信頼性を評価するのに役立つことになる。
質問が一人または多数の医師によって回答された後、回答はサーバ600に送り返されて、例えば、データ記憶媒体620内に記憶されることになる。システム60は、これらの回答を処理し、本明細書において説明したように、各回答に項目タグおよびグループIDを割り当てることになる。処理して分類された後、回答は、ユーザに回答表示ページ上で表示されることになる(ステップ212)。
図9は、システム60のあらゆるユーザがアクセス可能なウェブページまたはその他のグラフィカルユーザインタフェース(「回答表示ページ」)を示す。図9に示すように、有資格医師によって提供された2つの回答がある(セクション2および3)。これは、回答がどのように表示されるかを示すための例示的方法に過ぎない。各質問は、医師によって提供された多数の回答を有し得る。回答がどのように表示されるかの順序は、回答スコアに基づくものであってよい。
回答スコアは、システム60が回答の内容の信頼度を反映するために各回答に割り当てる数値またはその他の値である。回答は、a.回答の作成者の評判;b.回答が他の医師ユーザから得た「同意」;c.回答が患者ユーザから受けた「お礼」;d.回答が他のユーザに共有された回数;およびe.回答の長さ(より長い回答はより多くの詳細を有し、より高いスコアが与えられることになる)に基づいて得られる。そのような回答スコアは、上記の変数の関数の結果値であってよい。上記の変数は、そのような回答スコアの計算の際に様々な重みを与えられることができる。
さらに、医師ユーザによって提供された回答は、別個に回答の内容に基づいて項目タグと関連付けられ、そのような項目タグが回答と共に表示される(図9、セクション2およびセクション3、ボックスの最下行)。これは、質問のタグ付けのプロセスと同様である。システム60は、回答からキーワードを抽出し、それらを処理して項目タグと整合させることになる。項目タグを回答と関連付け、そのような関連をシステム60内に(例えば、回答と、項目タグとの関連とをデータ記憶媒体620内に記憶することによって)記録した後、システム60は、そのような回答が項目タグに関連して要求されたときに回答を抽出することができる。例えば、ユーザが質問を投稿し始める前にユーザに類似質問を表示するステップでは、質問が検索されるだけではなく、項目タグに合致する回答もまた検索されてユーザに表示される。高い回答スコアを有する付随回答がある関連質問は、ユーザに回答表示ページ上で表示される(またはより高くランク付けされるか、または別の方法で表示回答の順序において優先される)可能性が高くなる。
さらに、回答は、回答を提供した医師の身元と共に表示される。回答表示ページのセクション2およびセクション3に示すように、医師の名前や画像は、提示された質問に対する医師の回答と共に表示される。さらに、患者が医師の身分証明を知ることができるように、システム60上の医師のプロフィールにアクセスする直接リンクが設けられる。さらに、患者が医師の回答に満足して、フォローしたり、さらなる質問を尋ねたり、診察の予約を行ったりしたい場合は、システム60は患者がそうするためにアクセスできるようにする。
さらに、他の医師から受けた医師の回答への「同意」の表示(例えば、「同意」と名付けられたボタンをクリックすることによって、提供された同意のしるし)もある。図9のセクション2の右上隅に、何人の医師が回答に同意したかが示され、これらの「同意した」医師の身元もまたユーザに提供される。図9のセクション2およびセクション3の右上隅にリストアップされた「同意した」医師のプロフィール画像のいずれかをクリックすることによって、ユーザは、「同意した」医師の身元および医療業務における信頼性の各々についてさらに知ることができる。
図9、セクション2およびセクション3に示すように、「お礼」グラフィカルユーザインタフェース要素が設けられ、患者ユーザはそれをクリックして回答を配信した医師に感謝を示すことができる。医師が受けた「お礼」の数は、システム60によってカウントされる。一方、そのような「お礼」の数は、医師の能力を評価するためにシステム60によって用いられる要因であり得る。医師がより多くのお礼を受けた場合、システム60は医師のより良好な評価を生成する。他方で、そのような「お礼」は、回答の質を評価するのにも貢献し得る。前述したように、回答が受けたお礼が多ければ多いほど、回答が受ける回答スコアが高くなり、これにより、回答が表示キューの上へ移動することになる(すなわち、回答がより高くランク付けされるため、回答がユーザに表示される回答の順序において高い優先度を与えられることになる)。
図9のセクション1において、質問の隣に、ユーザが質問を「フォロー」するオプションも与えられる。質問をフォローすることによって、ユーザはこの特定の質問に関する更新に関してシステム60によって自動的に通知され得る。例えば、この質問の下で新たな回答が提供された場合、ユーザはこれらの新たな回答を自動的に通知されることになる。そのような通知は、システム60を通して、例えば、システム60にログインしたときに患者ユーザデバイス610上に通知を表示することによって提供することができ、あるいは、Eメール、テキストまたは任意のその他のそのような電子通知技術によって提供してもよい。
回答表示ページ上の質問に対する回答以外に、ユーザが関連する問題の総合的な理解を得るのに役立つように提供されたその他の関連コンテンツもある(図7、ステップ214)。例えば回答表示ページ上に、関連する業務分野(セクション4)、関連する質問(セクション5)、および関連する項目(セクション6)において上位の医師を表示してもよい。コンテンツ推薦モジュール604がこのタスクを遂行することになる。
回答表示ページ上に表示される上位の医師のリストは、医師の専門と項目タグの合致に基づいて提供される。さらに、医師は、彼らの職業能力と、医師が他のユーザから受けた評価とによって評価され得る。関連する評価情報を得るために、コンテンツ推薦モジュールによってあらゆる医師評価またはランキングシステムにアクセスしてもよい。専門が合致した上位の医師(例えば、評価またはランキング情報に基づいて決定される)は、回答表示ページ上に表示されることになる。
関連質問と関連項目は、コンテンツ(すなわち、質問/回答、グループID、項目等の、データ記憶媒体620内に記憶された情報のコンテンツ)と関連する項目タグを質問と関連する項目タグに整合させるコンテンツ推薦モジュール604によって提供される。コンテンツと質問が共有する類似項目が多ければ多いほど、コンテンツが回答表示ページ上で表示される可能性がより多くなる。質問が合致したタグを共有するコンテンツを有していない状況では、同じ識別可能なグループIDの下でコンテンツを表示することができる。
バーチャル診察
さらなる実施形態において、本開示は、患者と医療専門家間のバーチャル診察用のシステムおよび方法を提供する。
図10は、本開示によって示す実施形態による、バーチャル診察用のシステム1000(以下、「システム1000」と呼ぶことがある)の概略図である。図10に示すように、システム1000は、少なくとも部分的にウェブサーバ1006をホストとするバーチャル診察アプリケーション1002と、データ記憶媒体1004とを含む。これらの構成要素は後述するが、同じデバイス(例えば、サーバ、メインフレーム、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、モバイルデバイス(スマートフォンまたはタブレット)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、電話、携帯電話キオスク、ケーブルボックス、および別のデバイス)上に位置してもよく、有線および/または無線セグメントを用いて、ネットワーク(例えば、インターネット、またはクラウドインフラストラクチャ)によって接続された別個のデバイス上に位置してもよい。
バーチャル診察アプリケーション1002は、完全または部分的にサーバ1006をホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム1008上で電子的にアクセス可能である。ネットワークシステム1008は、インターネット、またはその他の有線、無線および/または部分有線ネットワーク等の、あらゆるタイプのネットワークインフラストラクチャを含み得る。サーバ1006、アプリケーション1002およびネットワークシステム1008は、当該技術分野で周知のように、サーバ1006およびアプリケーション1002の良好な機能を提供するための様々なハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含み得る。さらに、システム1000には、その効率をさらに高めるため、当該技術分野で周知のあらゆる機構、特徴、設計および/または機能を含んでもよい。アプリケーション1002は、任意のコンピュータ可読媒体に記憶することができる任意のコンピュータ可読メモリまたはデータベースを含んでもよく、コンピュータプロセッサによってアクセス可能であってもよい。アプリケーション1002は、プロセッサに本開示で説明したあらゆるアルゴリズムおよび/または関数を実行させることができるコンピュータプログラム命令をさらに含むかまたは呼び出すことができる。バーチャル診察アプリケーション1002は、例えば、データ記憶媒体1004に記憶することができる1つ以上のバーチャル診察データベースを含むかまたは利用することができる。
本システムは、1つ以上の患者コンピュータデバイス1010と、1つ以上の医療専門家コンピュータデバイス1020をさらに含み得る。患者コンピュータデバイス1010および医療専門家コンピュータデバイス1020は、例えばネットワークシステム1008を介して、アプリケーション1002と通信することができるあらゆるコンピュータデバイスであってよい。1つ以上の患者コンピュータデバイス1010はシステム1000の患者ユーザによって動かすことができ、1つ以上の医療専門家コンピュータデバイス1020は、かかりつけ医、医師、看護師、医療スタッフまたはその他の医療専門家、あるいはそれらの任意の代表者等の、あらゆる医療専門家(またはその他の専門家)によって動かすことができる。
データ記憶媒体1004は、コンピュータシステム用のコードおよび/またはデータを記憶することができる任意のデバイスまたは媒体であってよい、コンピュータ可読記憶媒体である。これは、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ディスクドライブ等の光磁気記憶デバイス、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、あるいは現在知られているかまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を記憶することができるその他の媒体を含むが、これに限定されるものではない。データ記憶媒体1004は、例えば、バーチャル診察に利用できる医療専門家用のプロフィール情報、ならびにシステムの患者ユーザ用のプロフィールおよび/または健康関連情報を含む、バーチャル診察関連情報を記憶することができる。
バーチャル診察アプリケーション1002は、患者(患者コンピュータデバイス1010)と医療専門家(医療専門家コンピュータデバイス1020)間のライブビデオ、音声および/またはチャット、ならびにEメールベースのインボックス診察用のインタフェースを提供する。
患者は、患者コンピュータデバイス1010を用いてバーチャル診察アプリケーション1002にログインするかまたは別の方法でアクセスすることによって、システム1000の医療専門家ユーザとバーチャル診察を始めることができる。アプリケーション1002は、バーチャル診察中に医療専門家が使用するための背景情報および/または付随資料を得るために、質問またはその他のプロンプトに応じて情報を入力するよう患者に要請することができる。例えば、アプリケーション1002は、まず、ユーザがバーチャル診察の理由を記載した入力情報を提供することを要請することができる。患者は、その後、医療専門家との診察を望んでいる問題または質問を説明するための情報を(例えば、キーボードまたはその他の入力装置を用いて)入力することができる。
アプリケーション1002は、さらに、バーチャル診察中に医療専門家が使用するファイルをそれを通して添付するためのインタフェースを患者に提供することができる。一体型または付随カメラを有する患者コンピュータデバイス1010では、写真を撮るか、またはデバイス1010のフォトギャラリーから選択するかしてから、バーチャル診察中に使用するために添付することができる。患者コンピュータデバイス1010上で入手可能なその他のファイル(例えば、健康関連記録またはその他の書類)は、患者によって選択し、バーチャル診察中の添付および使用のためにアップロードすることができる。
患者の診察理由および/または任意のユーザ選択添付書類を受信した後、アプリケーション1002は、患者ユーザがライブ診察あるいは「インボックス」すなわちEメールベースの診察を望んでいるかどうかを選択することができるようにしてもよい。ライブ診察を選択することで、医療専門家コンピュータデバイス1014を用いて医療専門家とのビデオ、音声および/またはチャットを介したライブバーチャル診察を開始する。医療専門家(例えば、医師)は、アプリケーション1002を通してオンラインで能動的にバーチャル診察に応じてもよく、「オンコール」ベースで利用できるようにスケジューリングしてもよい。
患者がライブバーチャル診察のリクエストを提出すると、アプリケーション1002は、患者の入力した診察理由(例えば、患者の問題または質問の分野の特定の専門知識または訓練を有する医療専門家を選択することによる)、バーチャル診察をリクエストしている他の患者に対する患者の順番、患者がシステムの優先ユーザであるかどうか(例えば、契約または支払いユーザ−例えば、様々な段階の契約がある)、および/またはそのような考慮事項の組み合わせに基づいて、患者と医療専門家を接続しようとすることができる。さらに、患者は、バーチャル診察を共に行うための特定の医療専門家を選択することができ、その場合、患者は、医療専門家が診察することができるようになると通知を受けることができ、アプリケーション1002はさらに、医療専門家が患者のリクエスト時は時間がない場合、あとでバーチャル診察を予定するためのスケジューリングツールを提供することができる。
アプリケーション1002が患者を医療専門家にマッチングさせる(例えば、コンピュータデバイス1014を通して電子メッセージ、プロンプトなどを用いて医療専門家と連絡をとることによって)のを患者が待っている間、アプリケーション1002は、患者の入力したバーチャル診察理由に関連するユーザ情報を表示してもよい。例えば、アプリケーションは、関連質問または問題に対する回答を見つけるためにデータ記憶媒体1004内に記憶された情報にアクセスしてもよい。
医療専門家が連絡を受けてバーチャル診察のリクエストを受け入れると、アプリケーション1002は、患者(患者コンピュータデバイス1010を用いる)と医療専門家(医療専門家コンピュータデバイス1014を用いる)の間で行われるライブ診察用のインタフェースを提供する。インタフェースは、患者および/または医療専門家のビデオフィード(例えば、患者デバイス1010および/または医療専門家デバイス1014によってアクセス可能なカメラによる)、音声フィード(例えば、患者デバイス1010および/または医療専門家デバイス1014によってアクセス可能なマイクロフォンによる)、および/または患者と医療専門家間のテキストベースのチャット通信用のチャットインタフェースを含み得る。さらに、アプリケーション1002によって提供されるインタフェースは、医療専門家が患者コンピュータデバイス1010を介して患者によって提供される添付書類を受信できるようにする。
バーチャル診察中、アプリケーション1002は、診察を文書化および実施するための様々なツールを医療専門家に提供することができる。例えば、アプリケーション1002は、バーチャル診察インタフェースにおいて、患者の医療記録に付加すべき医療専門家のメモおよび/または所見を入力するためのツールを提供することができる。さらに、アプリケーション1002は、医療専門家から患者への処方情報の通信を円滑または可能にするための電子処方ツール、近くの薬局を探して表示するための薬局情報、患者をシステム1000の他の医療専門家ユーザだけでなくシステム1000のユーザではない医療専門家にも紹介するための紹介ツールを提供することができる。バーチャル診察中に提供および/または生成されるあらゆるそのような情報は、システム1000内に、例えば、データ記憶媒体1004に記憶して、患者および/または医療専門家と関連付けることができる。
システム1000を通して提供されるバーチャル診察の記録は記憶することができ、さらに、相互評価のために他の医療専門家(例えば、システム1000の医療専門家ユーザ)が利用できるようにすることができる。批評する医療専門家は、治療の適切さ、患者用説明書の明瞭さおよび使用可能性、ならびに文書化の完璧さおよび質等の、バーチャル診察の様々な側面を評価することができる。そのような批評は、システム1000の医療専門家ユーザを評価するために利用することができる。
医療専門家は、アプリケーション1002を通してバーチャル診察の提供の対価を支払われることになる。対価は、診察単位、持ち時間単位などに基づくものであってよい。同様に、患者ユーザは、診察単位、契約単位(例えば、契約ユーザは、ひと月またはその他の期間当たりに予め設定した数のバーチャル診察を受けることができる)などで、システム1000を通してバーチャル診察の対価を払うことになる。
本明細書に示したシステムおよび方法は、医療サービスをユーザに届けるための単一プラットフォームに統合するかまたは別の方法で組み込むことができる。例えば、医療専門家評価システム(例えば、図1および図3に関して図示されて説明された)、ユーザが提出した質問に対する回答を提供するためのシステム(例えば、図6に関して図示されて説明された)、および/またはバーチャル診察を円滑にするためのシステムは、患者と医療専門家にアクセス可能な単一プラットフォームに(例えば、患者コンピュータデバイスおよび医療専門家コンピュータデバイスを利用して)統合され、それによって、インターネットを通じてユーザにアクセス可能な単一ポータルを通した医療サービスの様々な機能と配信を可能にすることができる。
図1を再び参照すると、本開示の別の態様では、
1.PHR/EHRはシステムのベースラインを形成する−大部分の機能はEHRをタッチする。これは、オペレーティングシステムの「ファイルシステム」のように機能し、対話の基礎としての役割を果たす。
2.PHR/EHRの上に、オペレーティングシステム(OS)によって提供されるサービスのすべてが載せてある:
a.スケジューリング
i.これはPHR/EHRに接続することができるが、PHR/EHRとは独立して機能することもできる
b.情報{これは「モジュール」である}
i.健康アドバイス
ii.健康チェックリスト
iii.アプリ評価
iv.薬剤評価
v.質問に対する回答
c.コミュニケーションサービス{これは「モジュール」である}
i.非同期テキストメッセージ(セキュアメッセージ)
ii.同期テキストメッセージ/チャット
iii.電話/音声会議
iv.ビデオ会議
d.サービス{これは「モジュール」である}
i.薬局取引
ii.臨床検査室取引
e.支払い取引{これは「モジュール」である}
i.これはPHR/EHRに接続することができるが、PHR/EHRとは独立して機能することもできる
f.管理
i.身元管理
ii.アクセス管理
g.コンプライアンス
i.セキュリティコンプライアンス
ii.HIPAAコンプライアンス
h.技術サポート
i.モバイルデバイスサポート
ii.ブラウザサポート
3.上記の開示したサービスの上に、「標準アプリ」(すなわち、スマートフォン上で動くデフォルトアプリのような「すぐに使えるアプリ」)と「外部アプリ」を追加することが可能である。
a.標準アプリ
i.スケジューリング
1.予約スケジューリング
ii.コンテンツ
1.検索
a.情報
b.医療提供者
2.ディレクトリ
a.情報
b.医療提供者
iii.コミュニケーション
1.インボックス診察
2.ライブチャット診察
3.電話/ビデオ診察
iv.臨床メモ
v.電子処方箋(eRx)
vi.臨床試験オーダー
vii.紹介(他の医療提供者へ)
viii.リマインダと通知(すなわち、患者リマインダおよび通知)
ix.ニュースレター
x.サーベイ
b.外部アプリ:
i.疾病管理アプリ
ii.健康アドバイザ
iii.在宅モニタ
iv.ダイエットアプリ
v.エクササイズアプリ
vi.企業ディレクトリアプリ
次に図11〜図13Aを参照すると、本開示はさらに、個人から医療提供者、組織(個人または医療提供者のグループ、健康管理システム、保険会社、および会社から政府まで自家保険対象物を含むがこれに限定されない)まで、医療の供給および受領に関与する当事者の要求を満たすように設計された、消費者および医療提供者向けアプリケーションを備えたクラウドベースのソフトウェアシステム1100(医療オペレーティングシステム)を提供する。図10に関連して述べたように、クラウドベースのソフトウェアソリューションはバーチャル診察アプリケーション1002に統合してもよく、および/またはスタンドアロンアプリケーションとして実施してもよい。
図11に概して示すように、システム1100は、例えばビデオ診察、テキストチャットを通して、紹介を受けるため、または患者の健康管理歴に関する情報を伝達するために、患者が医師に24時間絶え間なくアクセスすることができるように、患者と医師間のコミュニケーションを促進することができる。このコミュニケーションは、医院内での対面診察の費用や諸設備を伴わない患者と医師間の関わり合いを可能にする。このコミュニケーションを促進するため、本明細書に開示したソリューションは、患者に対する個人用のチェックリストおよび自動医師リマインダを提供することができる。さらに、本明細書に開示したソリューションは、患者が、医療関連情報に対する個人用の医師監督コンテンツを受信可能にすることができる。保険業者または政府健康機関等のその他の組織は、同様にデータおよび/またはコミュニケーションにアクセスすることができる。
図12は、システム1100の様々な利点を表すシステム1100の別の概略図である。例えば、システム1100は、患者および/または医師が互いに診察または面会のスケジュールを入れることを可能にするスケジューリングコンポーネント1110を含み得る。システム1110は、患者および医師が利用できる情報を記憶したライブラリデータベース1120を有し得る。例えば、ライブラリデータベース1120は、一般的な健康関連質問に対する回答、医療データ、健康アドバイス、医療または健康関連トピックに関するニュース、薬剤評価、および相互評価、その他のデータを有し得る。コミュニケーションコンポーネント1130は、テキストまたはショートメッセージサービス、ビデオ通話、音声通話、あるいはその他の媒体を含む多数の媒体によって、医師と患者間のコミュニケーションを促進することができる。サービスコンポーネント1140は、患者および/または医師が臨床試験を完了させること、薬を注文すること、または医療分野の範囲内のその他のサービスを円滑に行うためにシステム1100と連結することができる。システム1100は、医師、看護師、医療グループ、またはその他の関係者を含む、様々な医療関係者への連絡先情報を有し得るディレクトリ1150を含む。仲介コンポーネント1160は、システム1100を用いたコミュニケーションと、医師、患者、および第三者グループにとってのシステムの使用性を高めるために含まれてもよい。仲介コンポーネント1160は、患者または医師に対するチェックリスト通知を提供することができ、専用フィードまたはニュースレター等の、患者または医師に専用化したデータを提供することができ、システム1100のユーザのサーベイを行うことができる。支払いモジュール1170は、患者、医師、および保険業者等の第三者支払人間の金銭の支払いを円滑にすることができる。収集されたデータのすべては患者の健康管理歴(PHR)1190に組み込むことができ、システム1100のコンポーネントのすべてがシステム1100の分析コンポーネント1180に情報を伝達することができ、それによってシステム1100がどのように使用されているかの分析が可能になる。
システム1100は、健康産業に対する様々なソリューションを提供することができる。例えば、システム1100は、いかなる種類の健康関連ニーズを有する個人でも、あらゆるコンピュータまたはモバイルデバイスから直接、健康関連情報または医療提供者と即座に接続して、適正レベルの情報、ケアまたは治療に直ちにトリアージされることができるようにする消費者向けソリューションを提供する。医療オペレーティングシステムは、消費者が抱えているのは、緊急性のない健康関連質問または要求なのか、あるいは迅速な応答または対応またはアドバイスを要する質問または要求なのかどうか、患者を迅速に適切な情報またはケアにトリアージすることによって、問い合わせまたは要求に早急に対応することを可能かつ円滑にする。同時に、システム1100のモジュールは、消費者に対して部分的または完全に統一されたヘルスケアソリューションを確立することができる。
システム1100が提供する別のソリューションは提供者向けソリューションであり、これは、医療提供者が、消費者または他の医療提供者に健康関連情報を提供するように設計された健康関連情報の集合を評価および精密化して、利用可能性を管理し、消費者または他の医療提供者との予約をスケジュールするのに貢献すること;あらゆるコンピュータまたはモバイルデバイスから直接テキスト、音声、またはビデオを介して、予定されるかオンデマンドのケアを消費者に提供すること;情報を参照して健康管理歴(PHR)に提供すること;診察を伴う消費者に対してサポートを提供すること;消費者に対する健康関連サービス(処方、検査、および処置を含むがこれに限らない治療の命令を含むがこれに限らない)を命令または提供すること;およびサービスに対する支払いを要請して受領することを可能にする。
システム1100はさらに、様々なモジュール、特に、スケジューリング、情報、コミュニケーション、サービス、サポート、および支払いに関するモジュールまたはコンポーネントへのアクセスを提供することによって、任意の大きさのグループまたは組織が、医療オペレーティングシステムを通して人々の健康を管理するのに役立つようにすることができる、組織向けソリューションも提供する。医療オペレーティングシステムは、統一統合されたヘルスケアソリューションを確立する。
システム1100の1つの利点は、ユーザの健康に関する彼または彼女の問い合わせに応じてデータベースのトリアージを行う機能である。具体的には、システム1100は、問い合わせに応じて適切な治療過程を推薦することが可能であり、ユーザに彼または彼女の健康症状の考えられる原因を表示するだけの既存のツールを大幅に向上させる。システム1100の機能は、部分的に、例えばユーザの健康管理歴と、システム1100によってユーザから集めたデータを通じた、システム1100内のデータの結合と、ユーザに対するシステム1100のカスタマイズ化とによるものである。
システム1100のバックエンドは、システム1100の効率的な運転を完全にサポートするように設計することができる。例えば、システム1100に含まれるデータは、少なくとも部分的に、医師およびその他の医療専門家のクラウドソーシングによる知識から編集することができる。データは確立された医療データも含み得るが、例えば、システム1100が患者の症状に基づく所定の健康状態の特定を支援するのに成功することができるように、クラウドソーシングを使った医師から収集した追加データに基づいて修正してもよい。様々なデータはモデル化または処理してもよく、その詳細は計画的に変更してもよい。一実施例では、ベイズモデルを用いてもよい。そして、収集されて処理された情報は、システム1100内での特定の種類のケアまたは第三者提供者を患者に推薦またはトリアージするために、患者から収集した経歴と組み合わせてもよい。システムは、患者のトリアージを支援するためにインテリジェント処理またはAIを用いてもよい。システム1100内でトリアージした患者は、一定の確率モデルに基づくものではないことに留意されたい。
一実施例において、システム1100は、患者用の「バーチャル症状チェッカー」としての役割を果たすことができる。このバーチャル症状チェッカーは、医師に質問を尋ねることを可能にする、システム1100の一部に含まれていてもよい。これは、まず、患者が誰であるかを特定する、すなわち、患者が質問を尋ねているのと同一人物か異なる人物かを判定することを含むことになる。ユーザが人体図の位置をタップすることができ、システム1100はユーザに対して各種症状を表示することができる。症状は、例えば一般的なものから極めてまれなものまで、様々な形態で構成してもよい。症状がタップされると、ユーザは、診断に影響を及ぼすであろう情報を得るために、症状に関連する一連のトリアージ質問に導かれる。トリアージ質問の例としては:症状がどのくらい重いか;患者が症状を感じてからどのくらい経つか;症状が現れたのは急激または次第にか;症状は、顎、腕、膝、脚、または足等の、体の一部から広がっているか;症状が現れたのは体のどちら側か;症状は、運動、ウォーキング、咳、深呼吸、感情的ストレス、一日の特定の時間、または特定の姿勢をとったときなど、様々な行動を実行することによって悪化するか;例えば、氷を当てること、体の一部を上の方に上げること、薬を飲むこと等のきっかけに基づいて、症状が改善するか;患者の性別;患者の年齢;および/または患者の民族性が挙げられる。その他の質問をさらに尋ねてもよい。
基本情報がわかっていない場合、年齢、性別、家族歴等の基本PHR情報を完成させるため、この時点で直接尋ねてもよい。その後、システム1100は、診断ではないが、あとで医師が診断を行うのに役立ち得る、確率的にランク付けされた健康状態報告を提供することができる。システム1100は、次いで、救急処置室に行くこと;すぐに医者に(バーチャルまたは対面で)診てもらうこと;急を要さない医師の診察を探すこと;チェックリストや治療選択肢を用いるなどの自己管理ケアを探すこと、などの推薦を含み得る、各推定健康状態に基づいたトリアージ推薦を行うことができる。患者がバーチャル診察を選択した場合、システムは、将来の診察予約の「診察理由」欄に自動入力することができる。最終的に、システム1100は、結果をまとめてシステムに関連する医師に渡すか、または患者がエクスポートして共有するために、患者の周辺の情報を収集することができる。
医師は、本実施形態において重要な役割を果たすことになる。例えば、ランク付けされた健康状態報告を作成する際、システム1100は、所定の条件を有する人には所定の症状がどれくらいの頻度で現れるかを医師に尋ねることになる。システム1100はさらに、症状および健康状態に適用されるRxモデルを評価し、条件に対する症状の頻度を評価し、条件に対する危険因子の強度を評価することができる。
図13Aは、健康トリアージシステムの概略図である。特に、図13Aは、システム1100がデータをどのように使用して、適正レベルの健康関連情報またはバーチャルケア(医療オペレーティングシステムの場合、システムの適切なモジュール)への迅速なアクセスを可能および円滑にするのかを示す。つまり、システム1100は、ユーザが個々のユーザにとって最適なエントリポイントでシステム1100のツールを使い始めることができるように、ユーザをシステム1100内の正しいポイントに導くのを助けるように機能する。図13Aは、システム1100への着信接続の多くが情報ベースの問い合わせに対して医師からの既存の知識ベースの情報または新たな回答を通してどのようにサービスを提供されているかを明らかにする、略「じょうご」を示しており、続く対話はコミュニケーションモジュール(医師とのテキストチャット、医師とのビデオチャット)を必要とし、トリアージシステムの最終段階は、診察(対面またはバーチャル)する専門医、または応急手当/救急サービスを紹介することを含む。
データは対話時にユーザが入力した情報に基づくものであってよく、ユーザリクエストの自然言語処置、適切なエントリポイントに関してユーザが特定した好みまたは要求、じょうごへの最適エントリポイントを決めるためのユーザPHR/EHRの参照を含み得る。
トリアージは、消費者によりコストがかかるソリューションを選ぶ前に、彼らのニーズを満たす最も速く利用できる最低コストのソリューションによって消費者のニーズに効果的に対処する(時には消費者が求めるサービスは、消費者を直ちに最もコストのかかるソリューションに接続することである場合があることを認識する)ように設計されている。一般的に、このトリアージシステムは、じょうごを通して消費者を、情報(既存のもの、その後新たに作成されたもの)から、バーチャルケア(非リアルタイムからリアルタイムチャット、電話、およびビデオ)へ、更なる専門ケア(バーチャルケアから非バーチャルケア)の他のケア提供者への紹介へ、非バーチャル応急/救急処置へと進ませる。
したがって、トリアージシステムは、既存の知識で対処される健康上の問題または懸念から、直接の救急治療の紹介までずっと、一連のケア全体を扱う。
消費者は、任意のポイントでシステムに入ってもよく、じょうご内を進むために必ずしもじょうごの各セグメントと関わり合うことが必要であるとは限らないことに留意されたい(すなわち、消費者は緊急の心配事でバーチャルケアのための医師と接続するためにじょうごに入って、直接の救急治療を即時に紹介されることがあり、同様に、消費者は情報の問い合わせでじょうごに入り、既存の情報から知識ベースで即時の直接の応急処置が必要だと判定することもある)。
ユーザのじょうご内の進行は以下の通りに起こり得る。
1.情報
a.既存の知識ベースから情報にアクセスする
b.ユーザリクエスト(知識ベースでは満たされていない)を知識ベースの一部になり得る応答を提供する医療提供者のネットワークに広める
2.バーチャルケア
a.医師への非同期メッセージ(非リアルタイムメッセージ)にアクセスする
b.医師への同期メッセージ(リアルタイムテキストチャット)にアクセスする
c.同期音声診察(リアルタイム音声通信)またはビデオ診察(リアルタイムビデオ診察)にアクセスする
3.紹介
a.消費者に専門医または異なるケア提供者によるバーチャルケアを紹介する
b.消費者に医療提供者による非バーチャルケア(すなわち対面ケア)を紹介する
c.消費者に応急または緊急の非バーチャルケアを紹介する
実施例1:症状トリアージシステムの一実施態様の概要
誘導質問
1.症状、同時に起こる健康状態、および現在の薬の一式に関して、最も診断しやすいのは何か?
2.既に集められた情報に基づいて、最も重要な次に尋ねるべき質問は何か?
3.この入力ならば、推奨される治療過程は何か?
目標
会員:
・適時の適正コストの適切なケア
・心の平安と治療への素早く便利な経路
医師:
・「HealthTap履歴」によりバーチャル診察または外来診察の背景を得る
・貴重な診察時間を節約する
・専門家の診断を円滑にする
トリアージ体験:
図13Bは、図13Aの症状トリアージ体験の概略図である。図示するように、システムは、まずユーザが誰かを問い合わせてから、ユーザの関連履歴を特定することができる。AI主導のトリアージ質問がユーザに出され、それによってシステムは、ユーザを、彼らの関心が単に健康関連トピックを調べているだけ(その場合、彼らはシステムを用いて学んだり質問を尋ねたりすることができる)であろうと、または健康関連問題を経験しているのであろうと、手助けすることができるようになる。この場合、ユーザは、緊急の治療を求めたり、提案された専門医によるバーチャル診察を受けたり、医師自身に会ったりなど、適切な治療に導かれることになる。
競争上の優位性
1.快適
・スムーズで最新のモバイル機器用に最適化されたUI
・バーチャルまたは外来診察用に「HealthTap履歴」を出力する
個人化
・PHRからの自動入力
・どんな人物か:その他の健康状態、投薬、アレルギー、家族歴、危険因子等の背景において計算された確率
・出力をPHRに戻す
スマート
・他の代わるものよりも多く含まれた症状と健康状態
・重症度に基づいて最良の行動方針(緊急の治療、外来診察、バーチャル診察)を知的に提案する
・症状オントロジーがより正確な提案のための特定症状の絞り込みに役立つ
・確率計算を向上させるために家族と個人の危険因子が評価される
・健康状態または薬の副作用の確率的推薦
・適切な専門医(バーチャルまたは外来診察)を推薦するためにオントロジーを利用する
専門家主導
・HealthTapの比類がない102,000人の医師ネットワークによって運営されている
・クラウドソーシングを使った専門家の知識と機械学習アルゴリズムで常に改良する
製品のコンテキスト:
本システムの本実施態様では、症状トリアージシステムが医師依頼フローの一部であり得る。将来の反復では、症状トリアージが、診察前の患者履歴を集める方法と、通院用の情報を統合する方法とになり得る。
Figure 2018530851
これに対応するために、以下のように現在表示されている関係を:
<薬>|副作用を有する|<臨床所見>
あたかも以下のように扱う。
<薬>の副作用|臨床所見を有する|<臨床所見>
これは、すべての薬に「<薬>の副作用」と呼ばれる健康状態を与えることを意味し、その健康状態は薬の副作用の臨床所見を有している。
Figure 2018530851
Figure 2018530851
危険因子(RF)および症状(Sx)は病気の確率を修正する。危険因子の結果によって確率を更新するために、オッズに変換して、病気を有するオッズに危険因子がある場合の病気のオッズ比を乗算する。
Figure 2018530851
Figure 2018530851
症状と症状の次元のペアは、データベースにおいて別個の臨床所見エントリとして存在することになる。症状と症状−次元のペアは、医師UIにおいて別個の症状として現れることになり、別個の独立した確率を有する。症状−次元ペアである新たな症状を作成するたびに、上記の関係を用いて2つをリンクさせなければならない。
データロードファイル用の予想されるフォーマット:
臨床所見1|id1|症状関係|臨床所見2|id2
例えば、
胸痛|12345678|重度の重症度|重度の胸痛|87654321
胸痛|12345678|ズキズキする質|ズキズキする胸痛|新規
関係の命名規則は、治療の命名規則(すなわち、投薬による治療、手術による治療)に基づいている。データロードファイルおよび記憶データは、一貫性のため、上記の表内の名称のみを使用することが期待される。
医師の体験:
制約:
・条件付き独立仮定:各症状は、各病気の診断上の条件付きの単独作用の一因となる。
・格付け治療プラットフォーム、症状トリアージが「格付け指標」を用いて医師ネットワークからのデータを収集した後、モデル化される。
・リクルート機構としてディレクトリ医師をこの取り組みに関与させることによって、ネットワークへの加入を勧める。これにより、我々のネットワークの医師数が増大することになる。
Figure 2018530851
Figure 2018530851
Figure 2018530851
Figure 2018530851
データ収集:
データはレビューとして保存された後、健康状態や臨床所見の確率を更新するために使用される。
危険因子データは、以下のように保存しなくてはならない。
条件1|強度$Xの危険因子を有する|条件2
例えば、
Figure 2018530851
会員の体験:
ボディタップインタフェース
まず、スプラッシュ画面のチュートリアル
アカウントの選択および変更
2人目か3人目か
部位ごとの症状リスト
症状の検索
体の回転
症状の絞り込み
絞り込み質問
個々の症状に関して、データ駆動は症状の追加/削除によって変化する
PHRプロフィール
症状の期間
症状トリアージ機能内でのPHRの更新
健康状態と症状に分ける
過去/現在の症状
症状の追加/削除
追加する症状がないことの表明
トリアージ質問
必要なPHR情報
危険因子
家族歴
個人の危険因子
過去/現在の健康状態
アレルギー

手術
体験なのか探索なのか
健康状態報告
アルゴリズム
健康状態
薬の副作用
一致確率
トリアージレベル
1.セルフケア
2.急を要さない診察
3.緊急の診察
4.ER
免責事項
ERへの通報(深刻な状態に見える場合、得た情報はERに提供する)
診断警告ではない
参加の際の最初の法的免責事項
HealthTap履歴
一連の診察理由
家族歴のPDF(v2)
健康状態ファイルへの保存
かかりつけ医との共有
Figure 2018530851
Figure 2018530851
どの質問が各質問の値と共に表示されるのかは、質問に対する回答が関連しているかどうか(すなわち、症状−次元関係ペアはその症状のバックエンドに存在する)と、健康状態が危険因子との関係を有するかどうかとに基づいて動的に変化することになる。
図14は、本開示の一実施形態による、様々なモジュールの相互接続性を示す概略図である。特に、図14は、図12に関して説明したシステム1100と様々なAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)との相互接続性を示す。図示するように、APIは、システム1100にデータを入れて、システム1100にさらなるデータと機能性を与えることができる。図示するように、様々なAPIは、システム1100の設計およびインフラストラクチャに応じて、システム1100の内部またはシステム1100の外部にあってよい、データベース1200内に記憶されることができる。APIは、質疑応答(Q&A)API1210、ライブラリAPI1220、医師コミュニケーションAPI1230、サービスAPI1240、ディレクトリAPI1250、データAPI1260、およびアプリケーションAPI1270などを含み得る。APIの各々は、システム1100の様々なモジュールまたはコンポーネントに入れてもよい。さらに、図14は、システム1100と連動することができる、電子医療記録(EMR)コンポーネント1280の組み入れを示している。
図15および図16は、図12および図14のライブラリデータベース1120のモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。図示するように、システム1100のユーザは、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはその他のコンピュータデバイス等の、モバイル電子機器からシステム1100にアクセスすることができる。ユーザは、医療問題を調査したり、質問を尋ねたり、既存の質問と回答を再検討したり、または別の方法でライブラリデータベース1120を使用したりするために、システム1100のライブラリデータベース1120にナビゲートするためのユーザインタフェースを用いることができる。ユーザはさらに、図16に示すように、システム1100を用いて医師が提供した関連記事等の、ユーザが関心のある可能性がある様々な自動入力された健康関連トピックにアクセスすることができてもよい。ライブラリデータベース1120は様々な項目を含み得る、すなわちそれによって検索可能であり、質問を尋ねること、アドバイスをチェックすること、新しい記事を読むこと、健康状態、症状、または処置、薬歴調査、アプリケーションのレビュー、および相互評価などによるものが含まれる。
図17は、図12および図14に示す、システム1100のコミュニケーションコンポーネント1130のモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。コミュニケーションコンポーネント1130またはモジュールは、例えば音声通話、ビデオ通話、テキストまたは電子メッセージサービス等の、様々な媒体を通して、システム1100のユーザが医師および他の医療専門家と通信することができるようにすることができる。医師は、1日24時間など、所定の時間にユーザにアクセスすることができ、リアルタイムでまたはかなりリアルタイムに近くユーザに対応できるので、患者は必要に応じて医師に質問を投げ掛けることができる。ユーザが医師とのコミュニケーションを行うと、医師は同時に患者のPHRにアクセスできるので、医師は患者の問い合わせに最も良く答えることができ、患者に対して医学的アドバイスと考えられる診断を行うこと、患者に治療情報、薬を受け取るための処方箋、さらなる情報またはセカンドオピニオンのための別の医師への紹介を提供すること、および臨床試験を注文または判断することなど、が含まれる。医師と患者間のコミュニケーションの終了後、患者はシステム1100を通して会話の要点を入手することができる。要点は、図17に示すように、医師との患者の問い合わせの履歴またはその他の病歴、健康診断等の行われた検査に関する情報、患者の健康の評価、更なるケアの指示を含み得る、患者に対して医師が提供したプランなどの情報を含んでもよい。
図18は、図12および図14に示す、システム1100のディレクトリ1150のモバイル電子機器上のユーザインタフェースのイメージである。図示するように、ディレクトリ1150は、医師の名前、業務分野または専門、医師の格付けまたは評価、および医師が医業を営むことを許可された場所を含む、医師に関する識別情報を含み得る。ディレクトリ1150はさらに、ライブ診察、メッセージまたはテキストベースの診察、および医師が応対できる日時を含む、システム1100を用いて医師が提供する様々なサービスを含んでもよい。医師の業務の概要、医師の場所のマップ、またはその他の関連情報等の、その他の情報もさらに提供することができる。特定の医師に関する情報の他に、ディレクトリ1150は、ユーザが医師を見つけるのに役立つ情報をさらに提供することもできる。例えば、ディレクトリ1150は、ユーザが様々な基準、例えばキーワード等に基づいて医師を検索することができる、検索クエリ位置を設けてもよい。
図19は、システム1100のモバイル電子機器上のユーザインタフェースと、それがどのようにその他の電子機器と連動することができるのかのイメージである。例えば、システム1100は携帯電話または同様の電子機器上で動作するアプリケーションであってよく、アプリケーションは、スマートウォッチまたは同様のデバイス等の、補助装置にまで拡張することもできる。システム1100の機能またはコミュニケーションのいずれかは、補助装置上で実施してもよい。
システム1100は、患者が適切な治療を受けるのを援助する際に大きな恩恵をもたらし得ることに留意されたい。システム1100は「症状チェッカー」ではないが、治療および/または医学的アドバイスを提供するために患者の経歴を彼らの症状と組み合わせてうまく利用する。さらにまた、システム1100は、効率的かつ能率的にこれらの成果を挙げる。例えば、患者がじょうご(図13A)内の適切なレベルに導かれる機能により、患者はできるだけ早く正確な情報を受信することができるようになる。患者が彼らの問題に役立つ治療および/またはアドバイスを受けると、医師との対話、ユーザへのテキストフォーマットでの出力を含む、システム1100との対話の要点が得られる機能は、患者をさらなる治療にとって最良の場所に位置させることによって、患者のケアの最終結果を大幅に向上させることができる。
システムの個々のコンポーネントがシステムのユーザに利益をもたらす一方で、システムおよびそのコンポーネントの全体の組み合わせは治療または医療情報を求めている人々に付加価値をもたらす。この価値は、部分的に、医療専門家の近くに位置していない場合があるユーザに対して効率的に治療を提供する機能を含む。それはさらに、ユーザがフィードバック、推薦、ならびに医療専門家の資格および専門知識に関する信頼できる情報を提供するその他のデータに関して医療専門家を選択することができるようにする。フィードバック、推薦、ならびに医療専門家の身分証明および専門に関連するその他のデータの利用は、システム上で医療専門家の質に関する特定のデータを見ることができるので、システムのユーザに高い信頼要因を保証する。システムはさらに、例えば、ユーザが、システム上で尋ねられた以前の質問を見ること、質問に対する多数の医療専門家の回答を見ること、および医療専門家にユーザ固有の質問を尋ねることを可能にすることによって、信頼できる医療データを効率的かつ好都合に得られるという利益をユーザにもたらす。これらの機構、および本開示において説明したその他の機構の1つのシステムへの統合化により、患者は、効果的かつ効率的な治療および情報を得ることができるようになる。
本発明は限られた数の実施形態に関して説明しているが、包括的であること、または本発明を開示した正確な形に限定することを意図していない。本開示の恩恵にあずかる当業者は、本開示を考慮して多くの修正および変更が可能であることを理解することが可能である。例えば、本明細書に示したシステムおよび方法は、弁護士、教授、会計士、請負業者、銀行家などを含む、任意の所定の分野の特定の専門知識を有するその他の専門家または人用に好都合に用いてもよい。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
本開示の精神および原理から実質的に逸脱することなく、本開示の上述した実施形態に対し、多くのその他の変更および修正がなされてもよい。そのような修正および変更はすべて、本明細書において本開示の範囲内に含まれ、以下の特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。

Claims (15)

  1. 患者と、前記患者から遠くに位置する医療専門家間の診察を円滑にするためのコンピュータ実行方法であって、
    少なくとも部分的にサーバをホストとしたバーチャル診察アプリケーションにより、患者コンピュータデバイスを用いた患者からの診察を開始するためのリクエストを受信するステップと;
    前記バーチャル診察アプリケーションにより、前記患者の健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された情報を受信するステップと;
    前記健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された前記情報に基づいて医療専門家を特定するステップと;
    前記患者コンピュータデバイスを診察用の医療専門家コンピュータデバイスと接続することによって前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションを円滑にするステップであって、少なくとも1つの電子メッセージが前記医療専門家コンピュータデバイスから前記患者コンピュータデバイスに伝達され、前記少なくとも1つの電子メッセージは、診察中の前記健康関連の問い合わせ、および診察後の前記医療専門家による治療勧告に関連するものであるステップと、からなる方法。
  2. 以下の特徴:
    (a)診察の終了後に患者と医療専門家間のコミュニケーションの要点を患者に提供するステップであって、要点は患者コンピュータデバイスに伝達された電子メッセージをさらに含むステップ、
    (b)前記バーチャル診察アプリケーションにより、診察の終了後に前記患者を臨床試験提供者および薬局のうちの少なくとも一方に接続するステップ、および、
    (c)診察の終了後に、
    前記患者に自動チェックリストを配信すること;
    前記患者にニュースレターを配信すること;
    指定通知およびリマインダのうちの少なくとも1つによって前記患者に医療専門家の治療勧告を配信すること;および、
    前記患者にサーベイを配信すること、
    のうちの少なくとも1つによって、前記患者を前記バーチャル診察アプリケーションと関わらせるステップ、
    のうちの1つ以上をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記患者と前記医療専門家間の前記円滑になったコミュニケーションは、テキストベースの電子メッセージ、ビデオ通信、および音声通信のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションの円滑化に先立ち、前記医療専門家は、好ましくは前記医療専門家コンピュータデバイス上で電子的に、前記患者の健康管理歴にアクセスする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された前記情報に基づいて前記医療専門家を特定するステップは、前記患者により、医療専門家のディレクトリから前記医療専門家を選択するステップであって、前記患者には、前記患者コンピュータデバイスのディスプレイ上で前記医療専門家の識別情報と評判スコアが表示されるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 患者と、患者から遠くに位置する医療専門家間の診察を円滑にするためのコンピュータ実行システムであって、
    少なくとも部分的にサーバをホストとし、少なくとも1つのネットワークシステム上で少なくとも1つの患者コンピュータデバイスと少なくとも1つの医療専門家コンピュータデバイスに電子的にアクセス可能であるバーチャル診察アプリケーションを備えており、前記バーチャル診察アプリケーションは、
    患者コンピュータデバイスを用いた患者からの診察を開始するためのリクエストを受信し;
    前記患者の健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された情報を受信し;
    前記健康関連の問い合わせに関して前記患者によって入力された前記情報と前記医療専門家の評判スコアとに基づいて医療専門家を特定し;
    前記患者コンピュータデバイスを診察用の医療専門家コンピュータデバイスと接続することによって前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションを円滑にするように構成されており、少なくとも1つの電子メッセージは、診察中の前記健康関連の問い合わせに関して前記医療専門家コンピュータデバイスから前記患者コンピュータデバイスに伝達され、少なくとも1つの電子メッセージは、診察後の前記医療専門家の治療勧告に関して前記医療専門家コンピュータデバイスから前記患者コンピュータデバイスに伝達される、システム。
  7. 前記バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションの要点を前記患者に提供するようにさらに構成されており、前記要点は前記患者コンピュータデバイスに伝達された電子メッセージをさらに含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記患者と前記医療専門家間の前記円滑になったコミュニケーションは、テキストベースの電子メッセージ、ビデオ通信、および音声通信のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記患者と前記医療専門家間のコミュニケーションの円滑化に先立ち、前記医療専門家は、好ましくは前記医療専門家コンピュータデバイス上で電子的に、前記患者の健康管理歴にアクセスする、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に前記患者を臨床試験提供者および薬局のうちの少なくとも一方に接続するようにさらに構成される、請求項6に記載のシステム。
  11. 前記バーチャル診察アプリケーションは、診察の終了後に、
    前記患者に自動チェックリストを配信すること;
    前記患者にニュースレターを配信すること;
    指定通知およびリマインダのうちの少なくとも1つによって前記患者に医療専門家の治療勧告を配信すること;および、
    前記患者にサーベイを配信することのうちの少なくとも1つによって、前記患者を前記バーチャル診察アプリケーションと関わらせるようにさらに構成される、請求項6に記載のシステム。
  12. 前記医療専門家は、前記患者が医療専門家のディレクトリから前記医療専門家を選択することによって特定され、前記患者には、前記患者コンピュータデバイスのディスプレイ上で前記医療専門家の識別情報と評判スコアが表示される、請求項6に記載のシステム。
  13. コンピュータ実行バーチャル診察アプリケーション上で健康関連の問い合わせをトリアージするコンピュータ実行方法であって、
    患者の少なくとも1つの症状を前記バーチャル診察アプリケーションに入力するステップと;
    前記患者に前記少なくとも1つの入力された症状に関する少なくとも1つの質問を尋ねるステップと;
    前記少なくとも1つの症状および前記少なくとも1つの質問に対する回答に基づいて前記患者の少なくとも1つの推定健康状態を有する確率的健康状態報告を作成するステップと;
    前記少なくとも1つの推定健康状態に基づいて前記患者に対してトリアージされた勧告を作成するステップであって、前記トリアージされた勧告は、
    医療知識データベース内の既存情報をチェックすること;
    医療専門家のネットワークに質問を尋ねること;
    医療専門家とのテキストベースの電子メッセージ通信を開始すること;
    前記医療専門家とのビデオチャット通信を開始すること;
    紹介された医療専門家のアドバイスを求めること;および、
    救急処置を求めること、のうちの少なくとも1つを行うよう患者に指示するステップ、とからなる方法。
  14. 前記患者が前記医療専門家とのテキストベースの電子メッセージ通信またはビデオチャット通信を開始する前に、前記患者の前記確率的健康状態報告を前記医療専門家に送信するステップをさらに含み、任意で、前記患者とのテキストベースの電子メッセージ通信またはビデオチャット通信を行う前に、前記医療専門家によって前記患者の健康管理歴にアクセスするステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記患者の少なくとも1つの症状を前記バーチャル診察アプリケーションに入力するステップは、
    前記患者に対して前記患者のコンピュータデバイス上で人体図を表示するステップと;
    前記患者により、前記人体図上の、前記患者の前記少なくとも1つの症状の位置に対応する位置にタッチするステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。
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