JP2021026444A - 集配業務管理装置、集配業務管理方法及びプログラム - Google Patents

集配業務管理装置、集配業務管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】集配経路を適切に設定できるようにする。【解決手段】集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務に対応して、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定部を備えて集配業務管理装置を構成する。【選択図】図18

Description

本発明は、集配業務管理装置、集配業務管理方法及びプログラムに関する。
道路情報や、各配送先での車両到着点から配送先入口までの移動時間、配送先滞在時間等を考慮して配送所要時間を算出し、配送所要時間が許容範囲内となるように必要に応じて配送対象コンテナの個数を調整して配送経路を決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1における車両到着点は、配送先入口ごとに対応する。
特開2018−73032号公報
予め設定された集配経路に沿って集配作業を行う場合には、集配経路が適切であることが求められる。
このような状況に鑑みて、本願発明は、集配経路を適切に設定できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務に対応して、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定部を備える集配業務管理装置である。
また、本発明の一態様は、集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務についての集配計画の策定にあたり、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定ステップを含む集配業務管理方法である。
また、本発明の一態様は、集配業務管理装置としてのコンピュータを、集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務についての集配計画の策定にあたり、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、集配業務における集配経路を適切に設定することが可能になるという効果が得られる。
本実施形態における集配業務管理システムの全体的な構成例を示す図である。 本実施形態における集配作業者端末の構成例を示す図である。 本実施形態における集配業務管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における管理者端末の構成例を示す図である。 本実施形態における駐停車地点登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における駐停車地点登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における駐停車地点登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における駐停車地点登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配計画策定画面と集配計画提示画面の一例を示す図である。 本実施形態における経路確認画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配計画提示画面の一例を示す図である。 本実施形態における個人集配進捗管理画面の一例を示す図である。 本実施形態における進捗一覧画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配作業量調整画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配作業量調整画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配作業量調整画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配作業量調整画面の一例を示す図である。 本実施形態における集配業務管理サーバが駐停車地点登録に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における集配業務管理サーバが集配計画の策定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における集配業務管理サーバが、集配作業者端末からの要求に応じた集配計画の再策定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における集配業務管理サーバが、管理者端末での個人集配進捗管理画面の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。 本実施形態における集配業務管理サーバが、管理者端末での進捗一覧画面の表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における集配業務管理サーバが、コース間の集配作業量の調整に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
[集配業務管理システムの構成例]
図1は、本実施形態の集配業務管理システムの全体的な構成例を示している。本実施形態の集配業務管理システムは集配業務に関する管理を行う。本実施形態において集配業務とは、荷物の集配に関する業務であり、集配作業者DRが行う集配作業を含む。また、集配作業者DRが行う集配作業は、担当区域において荷主から荷物(貨物)を預かる集荷業務と、担当区域における配達先に荷物を届ける配達業務とを含む。
なお、本実施形態おいて集配作業者DRは、1名の人であってもよいし、例えば互いに同行しながら集配作業を行う複数の人員からなるチームであってもよい。
集配作業者DRは、集配業務において、集配車両VHに荷物を積載し、集配車両を移動させて担当区域内を移動する。また、集配作業者DRは、集配業務にあたり、集配作業者端末100を所持する。集配作業者は、集配作業者端末100を使用することで、担当区域における集配計画の策定、集配作業時における集配業務管理サーバ200への集配状況の通知等を行うことができる。
集配作業者端末100は、コードリーダ機能を有しており、集荷した荷物BGまたは配達する荷物BGに貼り付けられた伝票SLのコード情報(例えば、バーコード、もしくは二次元コードでもよい)を読み取ることができる。伝票SLのコード情報には、例えば伝票番号等の荷物BGに関する情報(荷物情報)が含まれる。例えば伝票SLに代えて、RFID(Radio Frequency Identifier)タグやIC(Integrated Circuit)タグなどの近距離無線通信が可能な無線タグが荷物BGに設けられてもよい。この場合には、集配作業者端末100は、タグリーダ機能を備えることで、RFIDタグやICタグ等から荷物情報等を読み取るようにされてよい。
上記のようにして集配作業者端末100により取得された荷物は、集配業務管理サーバ200に送信される。集配業務管理サーバ200は、受信された荷物情報を集配業務管理に利用する。
また、集配作業者端末100は、現在位置を測位し、測位により得られた現在位置を示す位置情報を集配業務管理サーバ200に送信することができる。
集配作業者端末100は、例えばタブレット端末、スマートフォン、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、ウェアラブル端末等であってよい。このような集配作業者端末100の集配業務に対応する機能は、例えば集配作業者端末100にて集配業務に対応するアプリケーションソフトウェアを動作させることにより実現される。
集配業務管理サーバ200(集配業務管理装置の一例)は、集配業務の管理の対応する各種処理を行うサーバである。なお、集配業務管理サーバ200は、所定の機能ごとに応じた複数の装置に分散されたうえで、複数の装置が連携して集配業務の管理に応じた処理を実現するようにされてよい。
集配業務管理サーバ200は、ネットワークNTを介して、集配作業者端末100、管理者端末300、コールセンター端末400、集配車両VHと通信可能に接続される。
管理者端末300は、集配作業者DRが行う集配作業を管理する集配作業管理者が使用する端末装置である。管理者端末300は、集配業務管理サーバ200と通信を行うことで、集配作業者DRの集配作業の進捗状況を表示等により出力することができる。集配作業管理者は、出力された集配作業の進捗状況を確認し、或る集配作業者DRの進捗が遅れている場合には、集配作業者DR間で、集配作業量が平準化されるように(集配作業量の偏りが緩和されるように)集配計画を再構築させることができる。
コールセンター端末400は、コールセンターのオペレータが使用する端末装置である。コールセンター端末400は、集配業務管理サーバ200との通信により、集配作業者DRの集配作業の進捗状況や、荷物の配達状況等を表示等により出力させることができる。
オペレータは、例えば顧客からの荷物の配達状況の問合せに対応して、コールセンター端末400を操作して、問合せ対象の荷物の配達状況や、問合せ対象の荷物を担当する集配作業者DRの進捗状況を表示させることができる。これにより、コールセンターのオペレータは、顧客からの問合せに対して、例えば担当の集配作業者DRから顧客に折り返し連絡させたりするような応対をすることなく、配達状況をその場で確認して顧客に伝えることができる。
[集配作業者端末の構成例]
図2を参照して、集配作業者端末100の構成例について説明する。集配作業者端末100は、通信部101、測位部102、コード読取部103、表示部104、操作部105、制御部106、及び記憶部107を備える。
通信部101は、ネットワークNT経由で通信を行う。
測位部102は、現在位置を測定する。測位部102は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する測位デバイスを備えて構成されてよい。
コード読取部103は、コード情報を読み取る部位である。コード情報がバーコードである場合、コード読取部103は、バーコードを光学的に読み取ることのできるコードリーダのデバイスを備えて構成されてよい。また、RFIDタグやICタグ等の無線タグと通信可能なタグリーダが備えられてよい。
表示部104は、制御部106の制御に応じて画像を表示する。なお、同図において図示は省略しているが、集配作業者端末100は音を出力する部位を備えてよい。
操作部105は、集配作業者端末100が備える操作子や、集配作業者端末100に接続された入力デバイス等を示す。
なお、集配作業者端末100は、表示部の画面に対して指等の操作体を接触させることにより操作を行うことが可能なタッチパネルを備えてもよい。
制御部106は、集配作業者端末100における各種制御を実行する。制御部106としての機能は、集配作業者端末100が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
記憶部107は、集配作業者端末100に関連する各種の情報を記憶する。
[集配業務管理サーバの構成例]
図3を参照して、集配業務管理サーバ200の構成例について説明する。集配業務管理サーバ200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、ネットワークNT経由で通信を行う。
制御部202は、集配業務管理サーバ200における各種の制御を実行する。制御部202としての機能は、集配業務管理サーバ200が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。制御部202は、情報登録部221、駐停車地点設定部222、集配計画策定部223、及び進捗管理部224を備える。
情報登録部221は、駐停車地点の登録や集配計画の策定に利用する情報の入力を受けて、入力された情報の登録を行う。
駐停車地点設定部222は、駐停車地点の設定に関する処理を実行する。
本実施形態において「駐停車地点」は、集配作業に対応して定められた集配経路において、集配作業者が運転する集配車両を駐車または停車させることが指定された位置である。
また、本実施形態において「集配車両」には、自動車(トラックを含む)等のほか、原動機付き自転車、軽車両(自転車やスリーター(リヤカー付き自転車)等を含む)、さらには台車等も含まれてよい。
集配計画策定部223は、集配計画を策定する。
進捗管理部224は、集配作業者DRごとの集配作業の進捗管理に関する処理を実行する。
記憶部203は、集配業務管理サーバ200に関連する各種の情報を記憶する。同図の記憶部203は、地図情報記憶部231、駐停車不可箇所情報記憶部232、集配実績情報記憶部233、集配リスト情報記憶部234、駐停車地点登録情報記憶部235、集配計画記憶部236、修正入口情報記憶部237、立寄地点情報記憶部238、及び集配作業者情報記憶部239を備える。
地図情報記憶部231は、地図情報を記憶する。地図情報は、地図ネットワーク情報を含む。地図ネットワーク情報には、建物ごとにおける入口の箇所を示す入口情報が付加される。また、地図情報には、集配作業にあたって集配対象区域に設定される集配区域の情報が含まれる。
例えば情報登録部221は、集配区域についての設定情報を外部から入力したことに応じて、設定情報が示す集配区域を地図情報に含めるようにする。
駐停車不可箇所情報記憶部232は、駐停車不可箇所(駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所の一例)を示す駐停車不可箇所情報を記憶する。駐停車不可箇所は、集配対象区域において集配車両VHを駐停車させることができない箇所を示す。つまり、駐停車不可箇所は、地図上の該当箇所に対して駐停車が不可であることを示す情報(駐停車の可否に関する情報)を対応付けたものである。
駐停車不可箇所は地点として示されてもよいし、例えば或る長さの道路などのように地域範囲として示されてもよい。また、駐停車不可箇所情報により示される駐停車不可箇所は、法定駐停車不可箇所と自主的駐停車不可箇所とが含まれる。
法定駐停車不可箇所は、法規的に駐停車不可となる場所である。法定不可箇所は、例えば駐停車禁止の道路、法規的に通行禁止となる道路、交差点から一定以内の距離にある道路部分等を挙げることができる。このような法定駐停車不可箇所は、事前に駐停車不可箇所情報記憶部232に記憶されている。法定駐停車不可箇所は、頻繁に変更されるものではなく、固定的な情報である。
自主的駐停車不可箇所は、集配作業者DRや集配作業管理者が自己の経験等に基づいて駐停車が不可であるとして登録した箇所である。集配作業者DRや集配作業管理者は、集配作業者端末100や管理者端末300を操作して、任意のタイミングで自主的駐停車不可箇所を地図上で指定して登録する操作(自主的駐停車不可箇所登録操作)を行うことができる。情報登録部221は、自主的駐停車不可箇所登録操作によって指定された自主的駐停車不可箇所を駐停車不可箇所情報記憶部232に記憶させることにより、自主的駐停車不可箇所の登録を行う。
集配実績情報記憶部233は、過去の集配作業の実績(履歴)を示す集配実績情報を記憶する。
集配リスト情報記憶部234は、集配リスト情報を記憶する。集配リスト情報は、当日において集配作業者DRごと(即ち、集配作業者DRの担当区域ごと)に完了すべき集配作業のリストである。集配リスト情報におけるリスト項目は、例えば集配地点ごとに対応してよい。
このような集配リスト情報は、集配作業者DR等が荷物から読み取って集配作業者端末100により送信させた伝票の情報、インターネット経由で顧客等から申し込まれた集荷依頼、再配達依頼などの情報に基づいて、情報登録部221が登録する。
駐停車地点登録情報記憶部235は、登録された駐停車地点を示す駐停車地点登録情報を記憶する。
集配計画記憶部236は、策定された登録計画を、集配作業者DRごとに対応付けて記憶する。
修正入口情報記憶部237は、修正入口情報を記憶する。修正入口情報は、地図情報記憶部231が記憶する入口情報について修正があるものについての修正内容を示す情報である。例えば、納品用搬入口の変更等のように、なんらかの事情で建物の入口の場所が変わる場合がある。しかしながら、変更後の入口が入口情報に反映されない場合がある。そこで、集配作業者DRや管理者端末は、例えば集配作業中において入口が変更されていた建物を見つけた場合に、集配作業者端末100や管理者端末300を操作して、変更された入口の情報を登録することができる。情報登録部221は、このようにして登録された入口の変更(修正)に関する情報を修正入口情報として修正入口情報記憶部237に記憶させる。
立寄地点情報記憶部238は、立寄地点情報を記憶する。立寄地点情報は、立寄地点を示す情報である。立寄地点は、集配作業中において、集配地点以外の所定の地点にも立ち寄るべき必要がある場所である。立寄地点として、例えばガソリンスタンド、営業先などを挙げることができる。
集配作業者DRは、集配作業を行うにあたって自分が立ち寄るべき立寄地点を例えば地図上で指定して登録する操作を行うことができる。情報登録部221は、このような登録操作によって指定された立寄地点を示す立寄地点情報を立寄地点情報記憶部238に記憶させる。
なお、前述のように、駐停車地点の登録は、集配作業者DRが集配作業者端末100を操作して行うことができるだけでなく、集配作業管理者も管理者端末300を操作して行うことができる。同様に、上記のように修正入口に関する登録や立寄地点の登録についても、集配作業管理者が管理者端末300を操作して行うことができる。即ち、集配作業者DRが集配作業者端末100を操作して行うことができる各種登録は、集配作業管理者も管理者端末300を操作して行うことができる。
集配作業者情報記憶部239は、集配作業者DRごとの集配作業者情報を記憶する。1の集配作業者DRに対応する集配作業者情報には、集配作業者に付された集配作業者ID、集配作業者の氏名、顔写真、所属等の情報が含まれてよい。
[管理者端末の構成例]
図4を参照して、管理者端末300の構成例について説明する。管理者端末300は、通信部301、表示部304、操作部305、制御部306、及び記憶部307を備える。
通信部301は、ネットワークNT経由で通信を行う。
表示部304は、制御部306の制御に応じて画像を表示する。なお、同図において図示は省略しているが、管理者端末300は音を出力する部位を備えてよい。
操作部305は、管理者端末300が備える操作子や、管理者端末300に接続された入力デバイス等を示す。
なお、管理者端末300は、表示部の画面に対して指等の操作体を接触させることにより操作を行うことが可能なタッチパネルを備えてもよい。
制御部306は、管理者端末300における各種制御を実行する。制御部106としての機能は、管理者端末300が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
記憶部307は、管理者端末300に関連する各種の情報を記憶する。
[駐停車地点登録について]
本実施形態の集配業務管理システムにおいては、集配作業の稼働日において集配作業者DRごとに対応して集配計画を策定する。集配計画は集配作業者DRが効率的に集配作業を進めていくことができるようにすることを配慮して策定される。従って、集配作業者DRは、集配計画に従って集配作業を行っていくことで、効率的に集配作業を進めていくことができる。
しかしながら、本実施形態の集配業務管理システムに対応する集配業者が集配業務の対象とする地域は、例えば住居や建物が密集した都市部である。このような地域では、道路のつくりや法規的制限や近隣住民等への配慮などの事情で、集配箇所に近い地点に集配車両VHを駐停車できるとは限らない。
例えば、集配作業者DRが駐停車可能な地点を探しながら徒に集配車両VHを走行させることは、交通安全面、二酸化炭素の排出による環境への影響、集配作業の効率等の点で好ましくない。また、仮に全ての集配箇所の近くに集配車両VHを駐停車させることを前提として集配計画を策定すると、例えば細い街路や行き止まりで通り抜けが不可の道路などにも集配車両VHを進入させるような経路となってしまう。この場合にも、同様に、交通安全面、環境面、集配作業効率等の点で好ましいとはいえない。
そこで、集配作業者DRは、集配作業において予め登録された駐停車地点に集配車両VHを駐停車させるようにしたうえで、駐停車地点ごとに対応する集配地点に徒歩で巡回するようにされる。
ここで、駐停車地点については、まず、法規により駐停車不可の箇所を除外することが求められる。さらに、法規的には駐停車可能であっても、近隣住民への影響や、現在行われている工事の状況や、集配作業者DRによる経験から、駐停車しないほうがよい箇所なども除外することが求められる。そのうえで、駐停車地点は、集配効率ができるだけ高くなるような箇所に設定されることが求められる。
上記のようなことを考慮すると、集配作業者DRが上記のような駐停車地点から除外すべき箇所を正しく、また漏れなく判断し、集配効率も考慮して駐停車地点を決定することは難しい。駐停車地点の決定を誤ると、交通安全面、環境面、集配作業効率等の面での利点を生かせなくなる可能性がある。そこで、本実施形態の集配業務管理システムにおいては、以下のようにして集配業務管理サーバ200が駐停車地点の登録の支援を行うようにされる。
図5〜図8を参照して、本実施形態における駐停車地点の登録に対応する操作手順例について説明する。駐停車地点の登録は、集配作業者DRが集配作業者端末100を操作して行うことができる。あるいは、駐停車地点の登録は、集配作業管理者が管理者端末300を操作して行うことができる。以下の説明では、集配作業者DRが集配作業者端末100を操作して駐停車地点の登録が行われる場合を例に挙げる。
集配作業者DRは、集配作業者端末100に対して、例えば自分の担当地域を指定したうえで、駐停車地点の登録を宣言する操作(駐停車地点登録宣言操作)を行う。この操作に応じて、集配作業者端末100は、表示部104に駐停車地点登録画面を表示する。
図5は、駐停車地点登録画面の初期画面の一例を示している。同図の駐停車地点登録画面においては、駐停車地点登録宣言操作に際して指定された担当地域を含む地図MPが表示される。そのうえで、地図MP上に対して集配区域レイヤCAが配置される。集配区域は、集配作業者DRの担当区域を例えば道路、番地等を境界として、さらに細分化するように区分した区域である。集配区域レイヤCAは、地図MP上に、例えば100%未満の所定の透過率が設定された所定の色のレイヤを重畳させるように配置することで集配区域を示すことができる。
集配作業者DRは、表示された集配区域レイヤCAにより示される集配区域のうちから、駐停車地点の登録対象とする集配区域を選択する操作(対象集配区域選択操作)を行う。対象集配区域選択操作により選択された集配区域に配置される集配区域レイヤCAは、例えば選択されていない他の集配区域に配置される集配区域レイヤCAに対して、所定の態様で強調表示されることで、登録対象の集配区域であることを示すようにされてよい。集配区域レイヤCAの強調表示の態様は特に限定されないが、例えば、他の集配区域に配置される集配区域レイヤCAと異なる色や透過率が設定されるようにしたり、集配区域レイヤCAの縁部の線の太さや色を変更するといった態様とすることができる。
同図では、対象集配区域選択操作により選択された集配区域において、地図MP上に、法定駐停車不可箇所マークNPK−Lと自主的駐停車不可箇所マークNPK−Vとが配置された状態が示されている。
法定駐停車不可箇所マークNPK−Lが配置された場所は、法定駐停車不可箇所であることを示す。法定駐停車不可箇所マークNPK−Lは、例えば、駐停車地点登録画面上に配置されたポインタPNTが一定以内の距離に位置したことに応じて出現するようにして表示されてよい。
自主的駐停車不可箇所マークNPK−Vが配置された場所は、自主的駐停車不可箇所であることを示す。自主的駐停車不可箇所は、前述のように集配作業者DRや集配作業管理者が自己の経験等に基づいて駐停車が不可であるとして登録した箇所である。自主的駐停車不可箇所としては、例えば、実際には立て看板が路上に出て設置されているなどして駐停車ができない場所であるとか、駐停車することによって近隣の住民に影響があるような場所等を挙げることができる。
なお、以降の説明にあたり、法定駐停車不可箇所と自主的駐停車不可箇所とについて特に区別しない場合には、駐停車不可箇所と記載する。また、法定駐停車不可箇所マークNPK−L、自主的駐停車不可箇所マークNPK−Vについて特に区別しない場合には、法定駐停車不可箇所マークNPKと記載する。
このように表示される駐停車地点登録画面を見ることで、集配作業者DRは、自分の担当区域において集配区域がどのように区画されており、駐停車が不可な場所がどこであるのかを把握することができる。
このように地図MP上に集配区域レイヤCA、法定駐停車不可箇所マークNPK−L、自主的駐停車不可箇所マークNPK−Vを配した図5の駐停車地点登録画面の画像は、以下の情報に基づいて表示することができる。
つまり、同図の駐停車地点登録画面の画像は、集配業務管理サーバ200において地図情報記憶部231が記憶する地図情報と、駐停車不可箇所情報記憶部232が記憶する駐停車不可箇所情報とに基づいて表示することができる。
つまり、集配作業者端末100は、駐停車地点登録宣言操作が行われたことに応じて、集配業務管理サーバ200に駐停車地点登録画面要求を送信する。集配業務管理サーバ200における駐停車地点設定部222は、駐停車地点登録画面要求が受信されると、受信された駐停車地点登録画面要求により指定された担当地域に対応する地図情報を地図情報記憶部231から取得する。また、駐停車地点設定部222は、指定された担当地域に含まれる駐停車不可箇所を示す駐停車不可箇所情報を駐停車不可箇所情報記憶部232から取得する。
駐停車地点設定部222は、取得した地図情報と駐停車不可箇所情報とを利用して図5に例示するような駐停車地点登録画面を生成する。地図情報には、地図MPの画像と、地図に対して設定された集配区域の情報が含まれる。駐停車不可箇所情報には、法定駐停車不可箇所と自主的駐停車不可箇所とを示す情報が含まれる。
駐停車地点設定部222は、生成した駐停車地点登録画面を集配作業者端末100に送信して、集配作業者端末100にて駐停車地点登録画面を表示させる。
図5の駐停車地点登録画面が表示された状態のもとで、集配作業者DRは、駐停車地点の登録候補の表示を指示する操作(登録候補表示指示操作)を行うことができる。登録候補表示指示操作が行われたことに応じて、駐停車地点登録画面は、図6に示される態様に遷移する。
この際、集配作業者端末100は、例えば集配業務管理サーバ200に駐停車地点候補要求を送信する。集配業務管理サーバ200は、駐停車地点候補要求の受信に応じて、駐停車地点の候補を算出し、算出された駐停車地点の候補を含む駐停車地点候補情報を集配作業者端末100に送信する。集配作業者端末100は、受信された駐停車地点候補情報の内容を反映させることにより、図6の駐停車地点登録画面を表示することができる。
図6の駐停車地点登録画面においては、図5の状態からさらに、集荷実績マークPUと配達実績マークDLと、2つの駐停車地点候補アイコンPKp(PKp1、PKp2)が配置されている。
集荷実績マークPUは、過去の一定期間において集荷の実績のある地点に対応して配置される。集荷実績マークPUは、例えば集荷実績に応じて高さが変更されるようにして表示される。集荷実績マークPUが高いほど、例えば集荷回数が多いことを示す。
配達実績マークDLは、過去の一定期間において配達の実績のある地点に対応して配置される。配達実績マークDLは、例えば配達実績に応じて高さが変更されるようにして表示される。配達実績マークDLが高いほど、例えば配達回数が多いことを示す。
駐停車地点候補アイコンPKpが配置された位置は、集配業務管理サーバ200の駐停車地点設定部222により算出された駐停車地点候補となる地点を示す。駐停車地点候補は、集荷実績と配達実績から算出した重心位置に基づいて、駐停車不可箇所を除いた駐停車可能な道路から特定された地点である。
同図の場合、集配作業者DRは、配置された2つの駐停車地点候補アイコンPKpが示す2つの位置のうちからいずれか1つを選択して、駐停車地点として登録することができる。あるいは、集配作業者DRは、配置された2つの駐停車地点候補アイコンPKpが示す2つの位置のいずれも駐停車地点として登録することができる。
集配作業者DRは、駐停車地点の登録にあたり、登録対象とする位置に配置された駐停車地点候補アイコンPKpを指定する操作を行う。駐停車地点候補アイコンPKpの指定は、例えば、ポインタPNTにより対象の駐停車地点候補アイコンPKpを指し示したうえでクリック等により指定を確定させるといった操作であってよい。
ここで、集配作業者DRは、図6の駐停車地点登録画面が表示された状態において、駐停車地点候補アイコンPKp2の位置を駐停車地点として選択する操作(駐停車地点選択操作)を行った。駐停車地点選択操作が行われたことに応じて、駐停車地点登録画面は、図6から図7に示される状態に遷移する。なお、同図は、まず、駐停車地点選択操作により駐停車地点候補アイコンPKp2の選択する操作を行ったうえで、例えば駐停車地点登録対象の集配区域レイヤCAで囲まれた地図MPの部分を拡大して表示させる操作が行われた後の状態の駐停車地点登録画面を示している。
図7の駐停車地点登録画面における駐停車地点登録対象の集配区域の部分においては、図6の駐停車地点候補アイコンPKp1、PKp2が消去され、代わりに駐停車地点候補アイコンPKp2と同じ地図MP上の位置に、駐停車地点アイコンPK2が配置された状態が示されている。駐停車地点アイコンPK2は、駐停車地点選択操作によって選択状態となった駐停車地点を示す。つまり、同図は、駐停車地点候補アイコンPKp2の位置を駐停車地点として選択する操作が行われた結果を示している。
また、地図MP上には集配地点アイコンPCDが配置される。集配地点アイコンPCDが配置された位置は、駐停車地点登録対象の集配区域において、駐停車地点登録の対象となる対象稼働日において集配作業者DRが巡回する集配地点を示す。集配地点は集荷または配達が行われる地点である。
そのうえで、地図MP上においては、履歴経路RTLが示される。履歴経路RTLは、過去に設定された集配経路のうち、選択された駐停車地点を含んで設定された集配経路である。この場合には、履歴経路RTLが設定された際の集配地点が集配地点アイコンPCDによって示されている。集配地点アイコンPCDにおいては、履歴経路RTLが上での巡回順を示す数字が示されている。
同図の表示は、選択された駐停車地点の情報と、集配業務管理サーバ200の集配実績情報記憶部233が記憶する集配実績情報に含まれる過去の集配経路と、当該集配経路に沿って集配が行われた集配地点の情報(履歴経路情報)を利用して実現される。
また、同図の駐停車地点登録画面においては、さらに自主的駐停車不可箇所マークNPK−Vや通行不可道路マークNLDが表示されている。通行不可道路マークNLDは、集配車両VHの通行が不可な道路を示す。通行不可道路として、例えば車両重量や通行時間等の法規的制限により通行不可な道路については、法定駐停車不可箇所の1種として登録されてよい。また、通行不可道路として、工事中の現場等となって通行止めとなっている道路であったり、集配作業者DRの経験から車両を通過させるべきでないと判断されている道路等については、自発的駐停車不可箇所の1種として登録されてよい。
集配作業者DRは、同図のように表示された駐停車地点登録画面を見ることで、自分が選択した駐停車地点が妥当であるかどうかの判断材料とすることができる。また、周囲の集配車両VHが通行できない道路がどこにあるのかも把握できる。
また、集配作業者DRは、例えば上記のように駐停車地点候補のうちのいずれかを駐停車地点として選択する駐停車地点選択操作を行った後において、登録画面の地図MP上に、選択状態の駐停車地点の追加、削除、移動等の変更操作(駐停車地点変更操作)を行うことができる。
例えば集配作業者DRが駐停車地点選択操作を行って駐停車地点登録画面に表示された履歴経路RTL等を確認してみたところ、あまり妥当ではないと判断する場合がある。このような場合に、集配作業者DRは、駐停車地点変更操作を行って、選択状態の駐停車地点の地図MP上での配置状態を変更することができる。
図8は、図7の駐停車地点登録画面の状態のもとで、駐停車地点変更操作として、1つの駐停車地点を追加する操作が行われた場合の駐停車地点登録画面の一例を示している。同図においては、駐停車地点変更操作により、駐停車地点アイコンPKとして、駐停車地点アイコンPK2に加えてさらに駐停車地点アイコンPK3が配置された状態が示されている。つまり、この場合には、集配作業者DRが駐停車地点アイコンPK3の位置を指定して駐停車地点を追加する操作を行った結果が示される。
駐停車地点を追加する操作は、駐停車地点を追加したい位置をポインタPNTにより指し示すようにした状態のもとで、例えばクリックなどの追加実行を指示するという操作であってよい。
なお、選択状態の駐停車地点を消去する操作は、消去したい駐停車地点アイコンPKをポインタPNTにより指し示すようにした状態のもとで、例えばクリックなどの消去実行を指示するという操作であってよい。
また、駐停車地点を消去する操作は、消去したい駐停車地点アイコンPKをポインタPNTにより指し示すようにした状態のもとで、例えばクリックなどの消去実行を指示するという操作であってよい。
上記のようにして選択状態の駐停車地点の変更が行われることに伴い、履歴経路RTLも変更される。具体的に、図8においては、駐停車地点アイコンPK3に対応する駐停車地点が追加されたことに伴って、履歴経路RTLが図7と異なるパターンとなっている。
集配作業者DRは、選択状態の駐停車地点が妥当であると判断した場合には、選択状態の駐停車地点を、駐停車地点として登録させることを指示する操作(駐停車地点登録指示操作)を行う。駐停車地点登録指示操作が行われたことに応じて、選択状態の駐停車地点が対象の集配区域における駐停車地点として集配業務管理サーバ200に登録される。
このようにして本実施形態においては、駐停車不可箇所の情報や集配実績の情報(駐停車地点設定利用情報)を用いて駐停車地点の候補が算出される。集配作業者DR等は、算出された駐停車地点の候補のうちから、自分が妥当であると判断した候補を、駐停車地点として登録するようにされている。これにより、集配作業者DR等は、自分の経験のみによることなく、適切な駐停車位置を登録することができる。
本実施形態においては、登録された駐停車位置を含むようにして集配経路が設定される。本実施形態では、上記のように適切な駐停車位置が登録されることにより、集配計画における集配経路を適切に設定することが可能になる。
[集配計画の策定について]
集配作業者DRは、当日に集配作業を実施する前の段階において、集配作業者端末100を使用して、当日の集配計画の策定を行う。このような集配計画策定の手順について、図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10の説明にあたり、集配作業者端末100の表示部104がタッチパネルとして構成されている場合を例に挙げる。
集配計画の策定にあたり、例えば集配作業者DRは、当日における自分の担当区域に対応する配達リスト情報を集配業務管理サーバ200に登録する。このような配達リスト情報を登録する作業は、例えば仕分作業員や事務員などをはじめ、他の従業員が行うことも可能であるが、以下においては集配作業者DRが行う場合を例に説明する。
配達リスト情報の登録のために、集配作業者DRは、集配作業者端末100を用いて、当日において配達する荷物BGに付されている伝票SLのコード情報等から荷物情報を読み取らせる操作を行う。集配作業者端末100は読み取った荷物情報を配達リスト項目として集配業務管理サーバ200に送信する。集配業務管理サーバ200は、受信された配達リスト項目を、集配リスト情報に含めるようにして、集配リスト情報記憶部234に記憶させる。集配リスト情報は、集荷リスト情報と配達リスト情報を含む。集荷リスト情報は、集配作業者DRが集荷すべき荷物と集荷先の住所等を示す情報である。配達リスト情報は、集配作業者DRが配達すべき荷物と配達先の住所等を示す情報である。集荷リスト情報については、例えば、集配作業者DRやコールセンターのオペレータ等が顧客からの集荷依頼を受けるごとに、集配作業者端末100やコールセンター端末400から集配業務管理サーバ200に集荷リスト情報を送信(登録)するようにされている。また、インターネット経由で顧客から集荷依頼を受けたことに応じて、集配業務管理サーバ200に集荷リスト情報が登録される。
また、集配作業者DRは、集配計画の策定にあたり、当日における立寄地点を登録する操作を行う。
そのうえで、集配作業者DRは、自分の当日の集配計画の策定にあたり、集配作業者端末100に対して集配計画の策定を宣言する操作(集配計画策定宣言操作)を行う。集配計画策定宣言操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100の表示部104には集配計画策定画面が表示される。
図9(A)は、集配計画策定宣言操作が行われたことに応じて表示された集配計画策定画面の態様例を示している。同図の集配計画策定画面においては、集配作業者DRの当日の担当地域を含む地図MP上に、集配作業者DRの担当地域に含まれる集配区域(担当集配区域)を示す集配区域レイヤCAが配置されている。担当集配区域のそれぞれには、所定の付与規則に従って付された集配区域番号を示す数字が表示されている。以下の図中の集配区域の説明にあたり、集配区域番号(n)を用いて、「集配区域n」と記載する場合がある。同図の集配計画策定画面では、集配区域番号(n)を用いた場合には、集配区域1〜集配区域4が示されていることになる。
担当集配区域には、集配地点アイコンPCDと駐停車地点アイコンPKとが配置されている。集配計画策定画面において配置される集配地点アイコンPCDは、当日に対応する集配リスト情報によって示される集配地点の位置を示す。この場合の集配地点アイコンPCDは、集荷地点に対応する場合には、例えば「集」の文字の表示によって集荷地点であることが示され、配達地点に対応する場合には、例えば「配」の文字の表示によって配達地点であることが示される。
なお、同図には示されていないが、集配作業者DRが登録した立寄地点が地図MP上に存在する場合には、立寄地点もアイコンにより示されてよい。
また、集配計画策定画面において配置される駐停車地点アイコンPKは、担当集配区域に対応して登録済みとされている駐停車地点を示す。なお、同図では、担当集配区域のうち、集配区域2、4には駐停車地点が登録されていない場合の例が示されている。このことは、例えば前述の駐停車地点の登録にあたり、1つの集配区域において、駐停車地点を設ける必要が無い場合や駐停車可能な箇所が無いような場合には、駐停車地点を登録しなくともよいことを表している。
また、同図の集配計画策定画面においては、策定実行ボタンBT1が配置されている。策定実行ボタンBT1は、集配計画策定(ルート組み)の実行を指示するための操作が行われるボタンである。集配作業者DRは、例えば図9(A)に示される担当集配区域における集配地点と駐停車地点とを確認し、策定実行ボタンBT1を操作する。
策定実行ボタンBT1が操作されたことに応じて、集配作業者端末100から集配業務管理サーバ200に対して集配計画作成要求が送信される。集配業務管理サーバ200は、集配計画作成要求に応答して、まず、集配計画案を作成し、作成した集配計画案を示す集配計画案情報を集配作業者端末100に送信する。
集配作業者端末100は、集配業務管理サーバ200から受信した集配計画案情報が示す集配計画案を集配計画策定画面に反映させる。
図9(B)は、集配計画案が反映された集配計画策定画面の一例を示している。同図においては、図9(A)に示される担当集配区域に対して、さらに集配経路RT(RT−V、RT−W)が配置される。集配計画案は、集配経路と時間(時刻)とを対応付けた内容を有する。同図の集配計画策定画面に示される集配経路RTは、集配業務管理サーバ200にて作成された集配計画案における集配経路が反映されたものである。
集配経路RTは、集配計画案において含まれるものであり、当日において集配作業者端末が集配作業に際して移動する経路を示す。集配経路RTは、車両集配経路RT−Vと徒歩集配経路RT−Wとを含む。車両集配経路RT−Vは、集配作業者DRが集配車両VHを運転して移動する経路である。徒歩集配経路RT−Wは、集配作業者DRが徒歩で移動する経路である。
同図では、車両集配経路RT−Vと徒歩集配経路RT−Wとを視覚的に区別可能なように、車両集配経路RT−Vについては実線で示し、徒歩集配経路RT−Wについては破線で示している。なお、車両集配経路RT−Vと徒歩集配経路RT−Wとを視覚的に区別可能とするにあたっては、例えば色分けなどをはじめとして他の態様が採られてよい。
また、車両集配経路RT−Vと徒歩集配経路RT−Wとは、それぞれ矢印の線として表示されることで、集配作業者DRの進行方向も示すようにされている。
車両集配経路RT−Vは、担当集配区域全体(担当区域)において、駐停車地点を含むようにして形成されている。また、徒歩集配経路RT−Wは、駐停車地点を起点及び終点として巡回先となる集配地点を含むようにして形成されている。
このように集配経路RTが反映された集配計画策定画面においては、操作ボタンとして、策定実行ボタンBT1に加えて、さらに決定ボタンBT2が配置される。
この場合の策定実行ボタンBT1は、集配計画案の再作成を指示する操作が行われるボタンとなる。集配作業者DRは、例えば集配計画策定画面において表示された集配経路RTが好ましくないとの印象を持ったような場合に、他の集配経路についても確認したいと考える。このような場合、集配作業者DRは、策定実行ボタンBT1を操作して、集配計画案の再作成を指示する。この場合には、集配計画策定画面は、再作成された集配計画における集配経路RTを示す表示に変更される。
一方、決定ボタンBT2は、作成された集配計画案を、当日の集配計画として決定させるための操作が行われるボタンである。集配作業者DRは、集配計画策定画面において表示されている集配経路RTによる集配計画案でよいと判断した場合には、決定ボタンBT2を操作する。
決定ボタンBT2が操作されたことに応じて、決定ボタンBT2の操作時に集配計画策定画面において表示されていた集配経路RTを含む集配計画案の内容が、当日に対応して策定された集配計画(策定集配計画)として確定される。これにより、集配計画の策定が完了する。
そのうえで、決定ボタンBT2が操作されたことに応じて、例えば図9(B)の集配計画策定画面は、図9(C)に示すように、策定集配計画を時間的な流れのもとで提示する集配計画提示画面に遷移する。
集配作業者DRは、集配計画が策定されて以降においては、その当日において、いつでも集配作業者端末100を操作して集配計画提示画面を表示させ、集配計画を確認できる。
図9(C)の集配計画提示画面においては、当日の集配作業の時間の進行に沿って、駐停車地点、集配地点等の要所ごとの住所、到着時間(到着時刻)、出発時間(出発時刻)等が示される。つまり、集配計画提示画面においては、集配作業のスケジュールが示される。
図9(C)の集配計画提示画面は、例えば上下方向にスクロールすることで、さらに前または後ろの時間のスケジュールの内容を表示させることができる。
また、図9(C)の集配計画提示画面において、集配作業のスケジュールは、集配区域ごとの区切りのもとで、さらに駐停車地点と集配地点とで細分化された区分(作業区分)ごとに時間が定められている。
そのうえで、図9(C)の集配計画提示画面においては、作業区分ごとに対応させて確認ボタンBT11(BT11−1〜BT11−3)が配置されている。集配作業者DRは、例えば集配作業中において、或る1つの作業区分に対応する経路等の詳細を確認したい場合に、確認ボタンBT11を操作する。確認ボタンBT11が操作されると、表示部104の表示は、経路の詳細を示す経路確認画面に遷移する。
図10(A)は、例えば、図9(C)の集配計画提示画面において集配区域1における1番目の集配地点(配達地点)に対応して配置された確認ボタンBT11−2に対する操作が行われたことに応じて表示部104に表示される経路確認画面の態様例を示している。
同図においては、ほぼ集配区域1が画面の横幅いっぱい収まるように地図MPが拡大されたうえで、集配区域1における集配経路RT(RT−V、RT−W)が示される。そのうえで、表示された集配経路RTのうち、駐停車地点アイコンPKが示す駐停車地点から1番目の集配地点までの経路部分RT−Wpについては、例えば他の経路部分とは異なる色により強調して表示される。これにより、集配作業者DRは、駐停車地点から1番目の集配地点までの経路を的確に確認できる。
図10(A)の経路確認画面においては、戻るボタンBT21と次へボタンBT22とが配置されている。
戻るボタンBT21が操作された場合には、経路確認画面から集配作業のスケジュールが表示された集配計画策定画面に戻るように遷移する。具体的に、図10(A)に示される経路確認画面が表示された状態のもとで、戻るボタンBT21が操作された場合には、図9(C)の集配計画策定画面に表示が戻される。
次へボタンBT22が操作された場合には、次の担当集配区域の経路確認画面の表示に遷移する。
図10(B)は、図10(A)の経路確認画面が表示された状態のもとで次へボタンBT22が操作されたことに応じて表示された、次の担当集配区域(集配区域2)の経路確認画面の一例である。
なお、表示部104の表示面サイズに余裕があるような場合には、図9(B)に示した集配計画策定画面においても、集配経路を示す画像とともに、所定の態様により作業区分ごとの時刻を提示した画像が表示されるようにしてよい。
[集配作業の進捗管理]
次に、本実施形態の集配業務管理システムによる集配作業の進捗管理について説明する。
本実施形態の集配計画のもとでは、例えば集配車両VHが駐停車不可や通行不可であるような箇所を予め回避したうえで当日の集配地点を巡回するのに最適と判断された集配経路が作成される。また、本実施形態の集配計画のもとでは、作成された集配経路のもとで、作業区分ごとに定めた時間も提示される。
集配作業者は、このように策定された集配計画を集配計画提示画面により確認しながら当日の集配作業を進めていくことで、時間を無駄にすることなく、効率的に集配作業を進めていくことが可能になる。
ただし、例えば、配達先の不在が多いために不在連絡票を投函する等の付帯業務が増加したり、集配作業開始後における集荷依頼が相当に増加したなどの事情で、当初の集配計画のスケジュールより集配作業の進捗が遅れる場合がある。このような場合に、集配計画提示画面にて提示される集配計画が当初の内容のままであると、集配計画を提示することの有用性が低くなる。
そこで、集配作業者DRは、集配作業の進捗が遅れた場合には、以下のようにして集配計画を再策定することができる。
図11(A)は、集配作業者DRが集配作業中において、これから集配区域5にて集配作業を行おうとするタイミングで表示させた集配計画提示画面を示している。集配計画提示画面は、当日の集配作業に対応して策定された集配計画の内容を集配作業者DRに向けて提示する画面である。
同図の集配計画提示画面によれば、集配区域5における集配計画のもとでは、まず10時40分に駐停車地点に到着すべきことが示されている。しかしながら、同図の集配計画提示画面において示される現在時刻は10時55分となっており、駐停車地点に到着すべき時刻に対して遅延している。
このように、集配計画のもとで提示される時刻に対する現在時刻の遅延が所定以上である場合には、集配計画提示画面において再策定ボタンBT31が配置される。再策定ボタンBT31は、集配計画について現在の遅延状況に応じて再策定することを指示するために操作されるボタンである。そこで、この場合の集配作業者DRは再策定ボタンBT31を操作する。
再策定ボタンBT31が操作されたことに応じて、集配作業者端末100は、集配業務管理サーバ200に対して再策定要求を送信する。集配業務管理サーバ200は再策定要求の受信に応じて、現在時刻と、現時点における集配作業者DRの残りの業務内容とに基づいて、集配計画を再策定する。この場合の集配業務管理サーバ200は、集配計画の再策定にあたり、集配経路を再作成したうえで、再作成された集配経路に対して、現在時刻以降の時刻を対応付けるようにしてよい。集配業務管理サーバ200は、再策定された集配計画を集配作業者端末100に送信する。
集配作業者端末100は、再策定された集配計画を受信すると、図11(B)に示すように、集配計画提示画面について、受信された集配計画が反映された内容に変更する。変更された集配計画提示画面においては、集配区域5における集配地点の巡回順や、作業区分ごとの時刻等が、図11(A)から変更されている。
また、図11(B)の集配計画提示画面においては、作業区分ごとの時刻が現在時刻に対応して再調整されたことで、再策定ボタンBT31が非表示の状態となっている。
また、集配作業者DRによる集配作業の進捗状況については、集配作業管理者が管理者端末300を使用して管理可能とされている。
例えば、集配作業管理者は、1の集配作業者DRについての集配作業の進捗状況を確認することができる。このために、集配作業管理者は、管理者端末300に対して、1の集配作業者DRを指定して集配作業の進捗確認を指示する操作(個人進捗確認指示操作)を行う。
管理者端末300は、個人進捗確認指示操作に応じて、個人進捗確認要求を集配業務管理サーバ200に送信する。集配業務管理サーバ200の進捗管理部224は、受信された個人進捗確認要求において指定される集配作業者DRに対応付けられた集配リスト情報を集配リスト情報記憶部234から取得する。集配リスト情報において、集配が完了した集配地点のリスト項目については、集配完了を示すフラグが付されている。
また、進捗管理部224は、個人進捗確認要求において指定される集配作業者DRの集配作業者端末100から送信される現在位置(作業者現在位置)と、集配作業者DRの集配車両VHから送信される現在位置(車両現在位置)とを取得する。
集配業務管理サーバ200は、取得された集配リスト情報、作業者現在位置、車両現在位置、地図情報等を利用して個人集配進捗管理画面を生成し、生成した個人集配進捗管理画面を管理者端末300に送信する。管理者端末300は、受信された個人集配進捗管理画面を表示部304に表示する。
図12は、表示部304にて表示された個人集配進捗管理画面の一例を示している。同図の個人集配進捗管理画面においては、現在において対象の集配作業者が作業している位置を含む地図MP上にて、集配地点アイコンPCD、駐停車地点アイコンPK、集配経路RT等が配置される。
そのうえで、個人集配進捗管理画面においては、集配作業者アイコンIw、集配車両アイコンIvが配置されている。集配作業者アイコンIwは、集配作業者DRの現在位置を示す。集配車両アイコンIvは、集配車両VHの現在位置を示す。集配作業者アイコンIwと集配車両アイコンIvとは、それぞれ、集配作業者DR、集配車両VHの移動に応じて地図MP上での位置が変化するようにして表示されてよい。
また、同図の個人集配進捗管理画面においては、集配作業者DRの作業の進捗状況を詳細に示す進捗詳細表示エリアAR1が配置されている。進捗詳細表示エリアAR1においては、集配作業の作業区分ごとの予定時刻、完了時刻等が示される。
集配管理者は、個人集配進捗管理画面を見ることで、対象の集配作業者DRの集配作業の進捗状況を的確に把握できる。つまり、個人集配進捗管理画面には、対象の集配作業者DRの集配作業進捗状況の表示が行われる。
なお、個人集配進捗管理画面においては、集配作業者アイコンIwが表示され集配車両アイコンIvが表示されない場合や、集配作業者アイコンIwが表示されず集配車両アイコンIvが表示される場合があってよい。
また、集配管理者は、管理者端末300により、複数の集配作業者DRの進捗状況を一元的に管理することも可能とされている。集配管理者は、複数の集配作業者DRの進捗状況を一元的に管理するにあたり、進捗一覧画面を管理者端末300に表示させる。
図13は、管理者端末300にて表示される進捗一覧画面(集配作業進捗状況の一覧)の態様例を示している。
ここで、同図に示される「便」について説明する。集配作業者DRが集配業務の拠点とする営業所には、荷物集配拠点から当日配達分の荷物が届けられる。1営業日において荷物集配拠点から営業所に荷物が届けられる回数と時刻は予め指定されている。一例として、1営業日において、荷物集配拠点から荷物が届けられる回数は3回であり、1回目は7時、2回目は14時、3回目は18時、といったように指定されている。集配業務においては、荷物集配拠点から営業所に荷物が届けられる一回ごとを「便」と呼ぶ。そして、上記の例では、荷物が届けられる1回目、2回目、3回目をそれぞれ「第1便」、「第2便」、「第3便」と呼ぶ。
同図では、1営業日において第1便から第3便により荷物が3回届けられる場合において、既に第1便に対応する配達は完了し、第2便に対応する集配作業が稼働中であるときの進捗一覧画面が示されている。この場合、稼働中の第2便に加えて、第2便に続く第3便についても示すようにされた進捗一覧画面が表示される。
同図の進捗一覧画面においては、コースごとに区分されるようにして集配作業の進捗の一覧が示されている。ここでのコースとは、1の集配作業者DRが当日において担当する担当区域が対応する。つまり、コースごとに対応して示される進捗状況は、集配作業者DRごとの集配作業の進捗状況を示す。
各便において、1のコースに対応して、集配作業者IDエリアAR11、集配作業者名エリアAR12、完了作業数エリアAR13、終了見込み時刻エリアAR14、及び進捗ゲージGAが配置される。
集配作業者IDエリアAR11においては、コースを担当する集配作業者DRの集配作業者IDが示される。
集配作業者名エリアAR12においては、コースを担当する集配作業者DRの氏名が示される。
完了作業数エリアAR13においては、例えば、集配地点ごとに対応する集配地点数の総数を分母とし、集配が完了した集配地点数を分子とするようにして、現時点において完了している集配地点数が示される。
終了見込み時刻エリアAR14においては、現在時刻と未完了の集配作業量(集配が未完了の集配地点数に対応する)とに基づいて算出された終了見込み時刻が示される。なお、既に全ての集配作業が終了している場合には、終了見込み時刻エリアAR14は、終了時刻を示す。
進捗ゲージGAにおいては、現時点の進捗状況がゲージの態様により示される。進捗ゲージGAは、例えば完了作業数エリアAR13において示される分母をゲージの全長とし、分子をゲージにおいて進捗度合いを示すバーとして表示させたものであってよい。
進捗ゲージGAの右横には、二重円、一重円、バツ印によって、進捗状況を分類して示している。二重円は、進捗状況が、現状の集配計画よりも終了が所定時間以上早まる「短縮」であることを示す。一重円は、進捗状況が、ほぼ現状の集配計画通りの「平常」のであることを示す。バツ印は、進捗状況が、現状の集配計画に対して所定時間以上遅れる「遅延」であることを示す。
また、例えば進捗ゲージGA自体や、終了見込み時刻エリアAR14の文字等のように進捗状況が反映される箇所については、進捗状況が視覚的に把握できるように、例えば色分けによる表示が行われてよい。一例として、進捗状況が「短縮」である場合には青色で表示し、「平常」である場合には緑色で表示し、「遅延」の場合には赤色で表示するようにされてよい。
同図の例では、第2便では、第1コース、第2コース、第3コースのそれぞれでは、ほぼ当初の集配計画通りに集配作業が終了する「平常」の見込みであるとして、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は緑色で表示される。第4コースでは、当初の集配計画よりも早く集配作業が終了したことから、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は「短縮」を示す青色で表示される。第5コースでは、当初の集配計画から遅延しているため、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は、「遅延」を示す赤色で表示される。
また、第3便では、第1コース、第2コースは、それぞれ当初の集配計画よりも早く集配作業が終了する見込みであることから、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は「短縮」を示す青色で表示される。第3コースでは、ほぼ当初の集配計画通りに集配作業が終了する見込みであるとして、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は、「平常」を示す緑色で表示される。第4コースでは、当初の集配計画から遅延する見込みであるため、進捗ゲージGA、終了見込み時刻エリアAR14は、「遅延」を示す赤色で表示される。第3便では、第5コースは集配作業は行われない。
ここで、現在は第2便としての集配作業が稼働中の状態であることから、第3便の集配作業は未だ開始されていない。従って、同図の進捗一覧画面における第2便の進捗状況は、現在の状況を示すものであるのに対して、第3便については予測される進捗状況を示すものとなる。
集配作業管理者は、同図に示される進捗一覧画面における第3便の進捗状況予測を見ることによって、第4コースについて集配作業の終了が当初の集配計画よりも遅れる見込みであることを事前に把握できる。一方で、第1コース及び第2コースについては、当初の集配計画よりも早く終了する見込みであることも把握される。この場合、当初の集配計画よりも早く集配作業が終了する見込みのコースに、当初の集配計画よりも集配作業の終了が遅れる見込みのコースの集配作業の一部を分担してもらうように調整すれば、コース間での集配作業の終了見込み時間を平準化することができる。
そこで、本実施形態の集配業務管理システムでは、以下のように、次便の集配作業が開始される前の段階で、次便の集配作業の稼働にあたり、コース間で集配作業量を融通するように調整することができる。このような集配作業量の調整は、当初の集配計画における集配経路とスケジュールを変更するものとなるので、集配計画の再策定となる。
集配作業管理者は、次便の集配作業でのコース間(集配作業者DR間)での集配作業量の調整を行う場合、集配作業量調整画面の表示を指示する操作(調整画面表示指示操作)を行う。調整画面表示指示操作が行われたことに応じて、管理者端末300の表示部304には集配作業量調整画面が表示される。
なお、同図の進捗一覧画面が表示されている状態において、コースを指定して個人集配進捗管理画面(図12)への遷移を指示する操作(画面遷移指示操作)が可能なようにされてよい。画面遷移指示操作が行われたことに応じて、表示部304の表示は、指定されたコースに対応する集配作業者DRの個人集配進捗管理画面に遷移する。
図14は、表示部304に表示された集配作業量調整画面の一例を示している。同図の集配作業量調整画面は、集配作業管理者が図13の進捗一覧画面を確認したうえで、第3便の集配計画を再策定するために表示させた場合を例に挙げている。
集配作業量調整画面は、地図エリアAR21と進捗状況エリアAR22とが配置される。
地図エリアAR21においては、地図MP上にてコースごとに含まれる集配区域が示される。同図において集配区域ごとに示される数字は、対応するコースの番号を示す。
同図の地図エリアAR21において、第4コースに含まれる集配区域は、集配区域レイヤCA−1、CA−2、CA−3により示される3つである。これらの集配区域のうち、集配区域レイヤCA−3により示される集配区域が強調表示されている。このように強調表示された集配区域は、例えば集配作業量が他の集配区域と比較して突出して多いことを示している。
進捗状況エリアAR22においては、現状において第3便について予測される進捗状況が示される。この段階では、進捗状況エリアAR22において表示される予測の進捗状況は、図13の進捗一覧画面における第3便の進捗状況と同様である。
この場合、集配作業管理者は、第4コースの集配作業量を他のコースに融通させる調整のために、集配作業量の調整を指示する操作(集配作業量調整指示操作)を行うことができる。
集配作業量調整指示操作が行われたことに応じて、管理者端末300は、集配業務管理サーバ200に対して、集配作業量調整要求を送信する。集配作業量調整要求の受信に応じて集配業務管理サーバ200の進捗管理部224は、コースごとの集配作業量が平準化されるように、コースに含まれる集配区域の割り当ての変更を行う。進捗管理部224は、集配区域の割り当てを変更すると、変更に応じた第3便の進捗状況を予測する。このような進捗管理部224の処理は、集配計画を再策定することに相当する。
進捗管理部224は、集配区域の割り当ての変更結果と第3便の進捗状況の予測結果とを含む調整結果情報を、管理者端末300に送信する。管理者端末300は、受信された調整結果情報を集配作業量調整画面に反映させる。
調整結果情報が反映されたことにより、集配作業量調整画面は、図14から図15に示すように遷移する。
つまり、集配区域レイヤCA−1が示す集配区域は、図14の地図エリアAR21では第4コースに含まれるものとして示されていたが、図15の地図エリアAR21では、第1コースに含まれることが示されるように変更されている。この結果、集配区域レイヤCA−1が示す集配区域の集配作業は、第4コースから第2コースに融通されたことになる。
このようにして集配区域の集配作業が融通されたことに伴い、第3便での第4コースで予測される進捗状況としては、当初の計画よりも早く終了する見込みとなった。このため、進捗状況エリアAR22において第4コースの進捗ゲージGAと終了見込み時刻エリアAR14は、図14では赤色で表示されていたが、図15では青色の表示に変化している。このようにして、コース間の集配作業量が平準化されるようにして調整が行われる。
図15の集配作業量の調整は、調整の前と後とで、コースの数については同じとなる結果を生じていた。しかしながら、集配作業量の調整は、コースの数の増加や削減を伴って行われるようにされてよい。
具体的に、図14に示される第3便の進捗状況の予測のもとでは第4コース以外のコースの集配作業量に余裕があった。このため、進捗管理部224が、集配作業量調整要求に応答して集配作業量調整のシミュレーションを行ったところ、第4コースの集配作業の全てを他のコースに分配して、第4コースを削除するというシミュレーション結果が得られた。そこで、この場合の進捗管理部224は、このようなシミュレーション結果による調整結果情報を管理者端末300に送信する。管理者端末300は、受信された調整結果情報を集配作業量調整画面に反映させる。
図16は、上記の調整結果情報が反映された集配作業量調整画面の一例を示している。地図エリアAR21にて、集配区域レイヤCA−1、CA−2、CA−3により示される集配区域は、図14においてはいずれも第4コースに含まれていた。これに対して、図16の地図エリアAR21においては、集配区域レイヤCA−1、CA−2により示される集配区域は第1コースに、集配区域レイヤCA−3により示される集配区域は、第3コースに含まれるように割り当てが変更されている。このような集配区域の割り当ての変更に伴い、図16の地図エリアAR21においては、第4コースに含まれる集配区域は存在しない状態になっている。つまり、第4コースが削除された結果が示されている。
また、進捗状況エリアAR22においては、第1コースから第3コースの進捗状況の予測が示されている。つまり、この場合の進捗状況エリアAR22においても第4コースが削除された結果が反映されている。また、この場合の進捗状況エリアAR22における、第1コースから第3コースにおける進捗ゲージGAと終了見込み時刻エリアAR14は、いずれも緑色か青色で表示されている。つまり、第1コースから第3コースについては、それぞれ、集配作業の終了が見込み時間を超えて遅延しないようにされたうえで、集配作業量についても平準化が図られている。
同図の例のようにコースが削減されるということは、第3便にて集配作業に必要な集配作業者DRの数を削減できることを意味する。この場合、第4コースを担当する集配作業者DRは、当初の集配計画のもとでは、第3便でも集配作業を行わねばならなかったが、今回の集配作業量調整のために集配計画が再策定された後においては、第4コースを担当する集配作業者DRは、第3便での集配作業は行わずに、例えば当日の業務を早めに終了させることができる。
また、図15、図16に示される作業量調整の事例では、集配業務管理サーバ200が管理者端末300からの指示に応じて作業量の調整を実行するようにされていた。
これに対して、例えば、集配作業管理者が、手動により集配作業量調整画面に対して操作を行って集配作業量の調整を行えるようにされてもよい。
例えば、図14から図15、図16に示される調整結果となるように、集配作業管理者が、地図エリアAR21に対する操作によって、コースへの集配区域の割り当てを変更できるようにされてよい。
また、図17は、集配作業管理者の操作によりコースへの集配区域の割り当てが変更可能とされた場合に対応する集配作業量調整画面の一例である。同図においては、第1コースが集配区域の割り当て対象として選択されている。集配作業管理者は、第1コースに含めたい集配区域を指し示すようにポインタPNTを移動させ、例えばクリックなどの確定操作を行う。これにより、第1コースに含める集配区域が指定される。同図の進捗状況エリアAR22においては、指定集配区域エリアAR221が配置される。指定集配区域エリアAR221においては、集配作業管理者の操作により第1コースに含めることが指定された集配区域が示される。
[処理手順例]
図18のフローチャートを参照して、集配業務管理サーバ200が駐停車地点登録に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:前述のように、集配作業者端末100(管理者端末300でもよい)は、駐停車地点登録宣言操作が行われたことに応じて、集配業務管理サーバ200に駐停車地点登録画面要求を送信する。集配業務管理サーバ200において、駐停車地点設定部222は、送信された駐停車地点登録画面要求を受信する。
ステップS102:駐停車地点登録画面要求の受信に応じて、駐停車地点設定部222は、図5の初期表示に対応する駐停車地点登録画面を生成する。駐停車地点登録画面の生成にあたり、駐停車地点設定部222は、地図情報記憶部231が記憶する地図情報と、駐停車不可箇所情報記憶部232が記憶する駐停車不可箇所情報とを取得し、取得された情報を利用して駐停車地点登録画面を生成する。駐停車地点設定部222は、生成された駐停車地点登録画面を駐停車地点登録画面要求の送信元の集配作業者端末100に送信することで、集配作業者端末100にて駐停車地点登録画面を表示させる。
ステップS103:駐停車地点設定部222は、集配作業者端末100から送信された登録候補要求が受信されたか否かについて判定する。登録候補要求は、集配作業者DRが登録候補表示指示操作を行ったことに応じて、集配作業者端末100により送信される。
ステップS104:ステップS103にて登録候補要求の受信されたことが判定された場合、駐停車地点設定部222は、登録候補要求において指定される集配区域における駐停車地点候補を算出する。例えば、駐停車地点設定部222は、指定の集配区域において、駐停車不可箇所情報が示す駐停車不可箇所(通行不可道路も含む)以外の駐停車可能な道路を特定する。駐停車地点設定部222は、指定の集配区域についての過去の一定期間における集配実績を集配実績情報記憶部233から取得する。取得された集配実績によっては、指定の集配区域において、過去の一定期間内にどの地点で何件の集荷実績または配達実績があったのかが示される。駐停車地点設定部222は、集配実績を用いて算出した指定の集配区域内の重心に基づいて、駐停車可能な道路から駐停車地点候補となる地点を算出する。
ステップS105:駐停車地点設定部222は、ステップS104にて算出された駐停車地点候補を示す駐停車地点候補情報を、集配作業者端末100に送信する。駐停車地点候補情報には、集配実績情報記憶部233から取得した集配実績情報を含む。
集配作業者端末100は、受信された駐停車地点候補情報に基づいて、図6に例示した態様の駐停車地点登録画面を表示する。
ステップS106:図6に例示した態様の駐停車地点登録画面が表示された状態のもとで、集配作業者DRは、駐停車地点候補のうちから駐停車地点を選択する駐停車位置選択操作を集配作業者端末100に対して行う。駐停車地点選択操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100は、駐停車地点選択操作により選択された駐停車地点を示す駐停車地点選択通知を送信する。
駐停車地点設定部222は、ステップS105により駐停車地点候補情報を送信した後において、駐停車地点選択通知が受信されるのを待機する。
ステップS107:駐停車地点選択通知が受信されると、駐停車地点設定部222は、履歴経路情報を生成する。駐停車地点設定部222は、受信された駐停車地点選択通知が示す駐停車地点を含む過去の集配経路と、当該集配経路に沿って集配が行われた集配地点とを、集配実績情報記憶部233が記憶する集配実績情報から取得する。駐停車地点設定部222は、取得された集配経路と集配地点の情報を含む履歴経路情報を生成する。駐停車地点設定部222は、生成された履歴経路情報を集配作業者端末100に送信する。
集配作業者端末100は、受信された履歴経路情報を利用して、図7に示される態様の駐停車地点登録画面を表示する。
ステップS108:前述のように、集配作業者DRは、集配作業者端末100に対する操作(駐停車地点変更操作)により、選択状態の駐停車地点について、追加、削除、移動等の変更を行うことができる。集配作業者端末100は、駐停車地点変更操作が行われたことに応じて、駐停車地点の変更内容を示す駐停車地点変更通知を集配業務管理サーバ200に送信する。
駐停車地点設定部222は、駐停車地点変更通知が受信されたか否かについて判定する。
ステップS109:駐停車地点変更通知が受信されると、駐停車地点設定部222は、受信された駐停車地点変更通知が示す駐停車地点の変更内容に従って、選択状態の駐停車地点を変更する。
ステップS110:駐停車地点設定部222は、ステップS109により変更された駐停車地点に応じた履歴経路情報を生成し、生成された履歴経路情報を集配作業者端末100に送信する。
ステップS111:前述のように、集配作業者DRは、選択状態の駐停車地点が妥当であると判断した場合には、駐停車地点登録指示操作を行う。駐停車地点登録指示操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100は、駐停車地点登録要求を集配業務管理サーバ200に送信する。
ステップS110の処理の後、あるいはステップS108にて駐停車地点変更通知が受信されないと判定された場合、駐停車地点設定部222は、駐停車地点変更通知が受信されたか否かについて判定する。駐停車地点変更通知が受信されないと判定された場合には、ステップS108に処理が戻される。
ステップS112:駐停車地点変更通知が受信された場合、駐停車地点設定部222は、現在において選択状態の駐停車地点を、集配作業者DRにより確定された駐停車地点として登録する。つまり、駐停車地点設定部222は、現在において選択状態の駐停車地点を駐停車地点登録情報記憶部235に記憶させる。
なお、ステップS104により駐停車地点候補の算出した結果として、例えば駐停車不可箇所の状況等によっては、駐停車地点候補が無いとの結果が得られるようにされてよい。例えば、駐停車地点候補を必ず算出結果として出力するように構成するよりは、一定の条件が満たされない場合には、駐停車地点候補が無いとの結果を出力するようにしたほうが、例えば交通安全面等の観点では好ましい場合がある。
駐停車地点設定部222は、駐停車地点候補が無いとの結果が得られた場合には、ステップS105による駐停車地点候補情報の送信に代えて、駐停車地点候補が無い旨の通知を集配作業者端末100に送信する。
駐停車地点候補が無い旨の通知を受信した集配作業者端末100は、例えば駐停車地点候補が見つからなかったことの報知を駐停車地点登録画面上で行う。この場合、集配作業者端末100は、駐停車地点登録画面の地図MPにて駐停車地点(駐停車地点候補)を指定するための操作を受け付け可能な状態とする。集配作業者DRは、地図MPを見て、駐停車不可箇所や通行不可道路等を確認し、自分の経験と合わせて、地図MP上で駐停車地点にできる箇所を判断し、判断した箇所を駐停車地点として指定する操作(駐停車地点指定操作)を行う。駐停車地点指定操作は、例えば地図MP上の位置を指定してクリックするという操作であってよい。駐停車地点指定操作により指定された駐停車地点は、駐停車地点候補として扱われる。地図MP上で駐停車地点指定操作により駐停車地点として指定された位置には、例えば駐停車地点候補アイコンPKpが配置される。
駐停車地点指定操作によっては、複数の駐停車地点候補を指定可能なようにされてよい。また、駐停車地点指定操作によって指定した駐停車地点候補を移動させたり、取り消したりする操作も可能とされてよい。
そして、集配作業者DRは、上記のように指定した駐停車地点候補に対する駐停車地点選択操作を行うことで、駐停車地点を登録することができる。
図19のフローチャートを参照して、本実施形態の集配業務管理サーバ200が集配計画の策定に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:集配作業者DRは、集配計画の策定にあたり、集配作業者端末100に対して集配計画策定宣言操作を行う。集配計画策定宣言操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100は、策定要求を集配業務管理サーバ200に送信する。集配業務管理サーバ200において、集配計画策定部223は、策定要求が受信されるのを待機する。
ステップS202:策定要求が受信されたことに応じて、集配計画策定部223は、集配計画案を作成する。集配計画策定部223は、以下のように集配計画案の作成を実行する。
集配計画策定部223は、策定要求により指定される担当区域に含まれる集配区域を特定する。
集配計画策定部223は、特定された集配区域を含む地図情報を、地図情報記憶部231から取得する。地図情報には、地図に対して設定した集配区域の情報が含まれる。また、地図ネットワーク情報を含み、地図ネットワーク情報には、例えば建物の入口を示す情報が含まれる。
集配計画策定部223は、特定された集配区域ごとに登録された駐停車地点を、駐停車地点登録情報記憶部235から取得する。
集配計画策定部223は、特定された集配区域における駐停車不可箇所(通行不可道路を含む)の情報を、駐停車不可箇所情報記憶部232から取得する。
集配計画策定部223は、当日の集配地点ごとの情報のリスト項目による集配リスト情報を、集配リスト情報記憶部234から取得する。
集配計画策定部223は、特定された集配区域に対応する修正入口情報を、修正入口情報記憶部237から取得する。
集配計画策定部223は、特定された集配区域における立寄地点情報を、立寄地点情報記憶部238から取得する。
集配計画策定部223は、当日における集配作業者DRによる集配作業の開始時刻を取得する。
以降の説明にあたり、上記のようにして集配計画策定部223が集配計画の策定(集配計画案の作成)のために取得する情報については策定利用情報とも記載する。
集配計画策定部223は、上記のようにして取得した策定利用情報を利用して、集配計画案を作成する。集配計画案は、集配経路と当該集配経路に対応付けられた時刻を含む。集配計画策定部223は、登録された駐停車地点を含み、集配リスト情報によって示される集配地点と立寄地点の全てを効率的に巡回可能な集配経路を作成する。また、集配経路については車両集配経路と、駐停車地点を起点として集配地点を巡回する徒歩集配経路とが作成される。
また、集配計画策定部223は、上記のように作成した集配経路に対して時刻を対応付ける。集配計画策定部223は、例えば集配車両VHの移動距離及び移動速度、集配作業者DRの移動距離及び歩行速度、1件あたりの集配の所要時間等に基づいて、集配経路におけるイベントごとに時刻を対応付ける。ここでのイベントとは、駐停車地点での駐停車、集配地点ごとの集配作業等となる。
集配計画策定部223は、このような集配計画案の作成にあたり、上記のように利用される情報を学習データセットとして入力して学習させた学習モデルを用いてよい。
ステップS203:集配計画策定部223は、ステップS202により作成した集配計画案を示す集配計画案情報を、集配作業者端末100に送信する。
ステップS204:前述のように、集配作業者DRは、集配計画案における集配経路が表示された集配計画策定画面において配置される策定実行ボタンBT1を操作することにより、集配計画案の再作成を指示することができる。このような集配計画案の再作成を指示する操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100は、再作成要求を送信する。
集配計画策定部223は、再作成要求が受信されたか否かについて判定する。
再作成要求が受信された場合、ステップS202に処理が戻されることで、集配計画策定部223は、前回のステップS202とは異なる集配計画案を作成し、作成された集配計画案を、集配作業者端末100に送信する。
ステップS205:一方、ステップS204にて再作成要求が受信されないと判定された場合、集配計画策定部223は、確定通知が受信されたか否かについて判定する。確定通知は、集配計画策定画面において配置された決定ボタンBT2に対する操作が行われたことに応じて、集配作業者端末100から送信される。
確定通知が受信されないことが判定された場合には、ステップS204に処理が戻される。
ステップS206:ステップS205にて確定通知の受信されたことが判定された場合、集配計画策定部223は、最後に作成された集配計画案を、策定された集配計画として等録する。具体的に、集配計画策定部223は、最後に作成された集配計画案を、集配計画記憶部236に記憶させる。
以降において、集配作業者端末100は、例えば集配業務管理サーバ200から集配計画記憶部236に記憶された集配計画を取得することで、図9(C)の集配計画提示画面や、図10(A)、図10(B)等の経路確認画面を表示することができる。
図20のフローチャートを参照して、本実施形態の集配業務管理サーバ200が、集配作業者端末100からの要求に応じた集配計画の再策定に関連して実行する処理手順例について説明する。同図の処理によっては、図11により説明した集配作業者端末100の動作が得られる。
ステップS301:集配業務管理サーバ200の集配計画策定部223は、集配作業者端末100から送信された再策定要求が受信されるのを待機している。
ステップS302:再策定要求が受信されたことに応じて、集配計画策定部223は、再策定要求送信元の集配作業者端末100の集配作業者DRに対応する集配計画を再策定する。当該ステップS302の集配計画の再策定の処理は、図19のステップS202の処理に準じてよい。ただし、当該ステップS302において用いる策定利用情報に含まれる時刻の情報に関しては、集配作業の開始時刻に代えて現在時刻が利用される。また、この場合の策定利用情報に含まれる集配リスト情報においては、既に集配作業が完了した集配地点のリスト項目については完了フラグが付されている。この場合の集配計画策定部223は、集配リスト情報については、集配が未完了の集配地点の情報を利用する。
ステップS303:集配計画策定部223は、ステップS302により再策定された集配計画の登録を行う。つまり、集配計画策定部223は、再策定された集配計画を集配計画記憶部236に記憶させる。これにより、以降においては、ステップS302により再策定された集配計画が、策定集配計画として扱われる。
ステップS304:集配計画策定部223は、ステップS302により再策定された集配計画を示す集配計画情報を、再策定要求送信元の集配作業者端末100に送信する。集配計画情報を受信した集配作業者端末100は、図11(B)に示したように、再策定後の集配計画が提示された集配計画提示画面を表示することができる。
図21のフローチャートを参照して、集配業務管理サーバ200が、管理者端末300での個人集配進捗管理画面(図12)の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS401:前述のように、集配作業管理者は、個人集配進捗管理画面を表示させたい場合には、個人進捗確認指示操作を行うことで、管理者端末300により個人進捗確認要求を集配業務管理サーバ200に送信させる。
集配業務管理サーバ200において、進捗管理部224は、管理者端末300から送信された個人進捗確認要求を受信する。
ステップS401により個人進捗確認要求が受信されたことに応じて、進捗管理部224は、個人集配進捗管理画面の生成のために以下の情報を取得する。
ステップS402:進捗管理部224は、個人進捗確認要求より指定される集配作業者DR(対象集配作業者)の担当区域の地図情報を地図情報記憶部231から取得する。
ステップS403:進捗管理部224は、対象集配作業者に対応する集配計画を集配計画記憶部236から取得する。
ステップS404:進捗管理部224は、対象集配作業者の現在位置を取得する。このために、進捗管理部224は、対象集配作業者が所持する集配作業者端末100との通信により、集配作業者端末100から送信される位置情報を受信する。
ステップS405:進捗管理部224は、対象集配作業者の集配車両VHの現在位置を取得する。進捗管理部224は、対象集配作業者の集配車両VHから送信される位置情報を受信する。
ステップS406:進捗管理部224は、対象集配作業者の集配リスト情報を集配リスト情報記憶部234から取得する。
なお、ステップS402〜S406の間での処理の順序は適宜変更されてよい。
図22のフローチャートを参照して、集配業務管理サーバ200が、管理者端末300での進捗一覧画面(図13)の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS501:集配作業管理者は、進捗一覧画面を表示させるにあたり、管理者端末300に対して進捗一覧画面の表示を指示する操作(進捗一覧画面表示指示操作)を行う。進捗一覧画面表示指示操作が行われたことに応じて、管理者端末300は、集配業務管理サーバ200に進捗一覧画面要求を送信する。集配業務管理サーバ200が進捗一覧画面要求を送信したことに応じて、集配業務管理サーバ200の進捗管理部224は、送信された進捗一覧画面要求を受信する。
ステップS502:進捗一覧画面要求が受信されたことに応じて、進捗管理部224は、進捗一覧画面にて進捗状況を示すコースに対応する集配作業者DR(対象集配作業者)ごとの集配計画を集配計画記憶部236から取得する。
ステップS503:また、進捗一覧画面要求が受信されたことに応じて、進捗管理部224は、対象集配作業者ごとの集配リスト情報を集配リスト情報記憶部234から取得する。
ステップS504:進捗管理部224は、対象集配作業者ごとに現便の進捗状況を判定する。当該ステップS504における対象集配作業者は、図13におけるコースに該当する。また、現便とは、現時刻において稼働している便であり、図13の例では第2便となる。
進捗管理部224は、ステップS503により取得した集配リスト情報に基づき、現便において集配が未完了の集配地点を把握する。進捗管理部224は、現便における残りの集配地点と、残りの集配地点に応じた集配経路とに基づき、現便における終了見込み時刻を算出する。また、進捗管理部224は、終了見込み時刻と集配計画において集配経路に対応付けられた時刻とを比較して、集配計画に対する現便の集配作業の遅延状況を把握する。このようにして、進捗管理部224は、現便における対象集配作業者(コース)ごとの進捗状況を判定する。
ステップS505:進捗管理部224は、対象集配作業者ごとに後便の進捗状況を判定する。当該ステップS505においても対象集配作業者は、図13におけるコースに該当する。また、後便とは、現便より後に続く便であり、図13の例では第3便となる。
進捗管理部224は、対象集配作業者ごとの集配リスト情報を利用して、対象集配作業者ごとに、後便ごとにおける集配地点を把握する。進捗管理部224は、把握された集配地点と集配経路とに基づいて、後便における対象集配作業者ごとの集配作業の所要時間を算出する。進捗管理部224は、現便の終了見込み時刻と、後便の所要時間とにより、後便の終了見込み時刻を算出することができる。このようにして、進捗管理部224は、現便における対象集配作業者(コース)ごとの進捗状況を予測することができる。
進捗管理部224は、ステップS504により判定された現便の進捗状況とステップS505により予測された後便の進捗状況とを利用して進捗一覧画面を生成する。進捗一覧画面においては、ステップS504、S505により得られた集配作業者ごとの進捗状況は、コースごとの進捗状況として扱われる。
進捗管理部224は、生成された進捗一覧画面を管理者端末300に送信する。管理者端末300は、受信された進捗一覧画面を表示する。
図23のフローチャートを参照して、集配業務管理サーバ200が、コース間の集配作業量の調整に関連して実行する処理手順例について説明する。コース間の集配作業量の調整に関連して、集配業務管理サーバ200は、集配作業量調整画面(図14)の表示に関連する処理と、集配作業量調整のための集配計画の再策定の処理とを実行する。
まず、集配業務管理サーバ200が、集配作業量調整画面の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS601:集配作業管理者は、前述のように次便以降の集配作業でのコース間(集配作業者DR間)での集配作業量の調整を行うにあたり、管理者端末300に対して集配作業量調整画面の表示を指示する操作(調整画面表示指示操作)を行う。調整画面表示指示操作が行われたことに応じて、管理者端末300は、集配作業量調整画面要求を集配業務管理サーバ200に送信する。
集配業務管理サーバ200の集配計画策定部223は、管理者端末300から集配作業量調整画面要求が送信されたことに応じて、集配作業量調整画面要求を受信する。
ステップS602:集配作業量調整画面要求が受信されたことに応じて、集配計画策定部223は、集配作業量調整画面を生成する。集配作業量調整画面における地図エリアAR21は、地図情報、集配計画、集配リスト情報等に基づいて生成することができる。集配作業量調整画面における進捗状況エリアAR22は、例えば図13の第3便の進捗状況の画像部分と同じである。集配計画策定部223は、生成された集配作業量調整画面を管理者端末300に送信する。管理者端末300は、受信された集配作業量調整画面を表示する。
次に、集配業務管理サーバ200が、集配作業量調整のための集配計画の再策定に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS701:集配作業管理者は、管理者端末300にて集配作業量調整画面を表示させたうえで、コース間の集配作業量の調整を行わせるにあたり、集配作業量調整指示操作を行う。集配作業量調整指示操作が行われたことに応じて、管理者端末300は、集配作業量調整要求を集配業務管理サーバ200に送信する。
集配業務管理サーバ200の集配計画策定部223は、管理者端末300から集配作業量調整要求が送信されたことに応じて、集配作業量調整要求を受信する。
ステップS702:集配作業量調整要求の受信に応じて、集配計画策定部223は、集配計画の再策定を行う。つまり、集配計画策定部223は、集配作業者DR間(即ち、コース間)で後便の集配作業量が平準化されるように、1の集配作業者DRが担当する集配区域のうちから所定の条件に従って選択した集配区域を、他の集配作業者DRが担当する集配区域に割り当てる。
また、集配計画策定部223は、後便において、1の集配作業者DRの集配作業量を他の集配作業者DRに分配することで、1の集配作業者DRの集配作業量をゼロとすることが可能であると判断した場合には、以下のように集配計画を再策定する。つまり、集配計画策定部223は、後便において、1の集配作業者DRの担当区域の全てを、所定の条件に従って他の集配作業者DRが担当する集配区域に割り当てるようにする。
ステップS703:集配計画策定部223は、ステップS702により再策定された集配計画の登録を行う。つまり、集配計画策定部223は、再策定された集配計画記憶部236に記憶させる。
ステップS704:集配計画策定部223は、ステップS702により策定された集配計画に応じた後便の進捗状況の予測を行う。
ステップS704:集配計画策定部223は、ステップS702により策定された集配計画と、ステップS704により予測された進捗状況の予測結果とが反映された集配作業量調整画面を生成する。集配計画策定部223は、生成された集配作業量調整画面を管理者端末300に送信する。
管理者端末300は、受信された集配作業量調整画面を表示する。これにより、集配作業量調整画面は、図15または図16にて例示したように、集配作業量の調整結果が反映された状態に遷移する。
上記説明では、集配作業者DR間の集配業務量を調整するための集配計画の再策定は、進捗一覧画面(図13)が表示された後において、集配作業管理者の管理者端末300に対する操作に応じて実行される場合を例に挙げた。しかしながら、集配作業者DR間の集配業務量を調整するための集配計画の再策定は、例えば個人集配進捗管理画面(図12)が表示された状態から、集配作業管理者の管理者端末300に対する操作に応じて実行されるようにしてよい。
なお、駐停車地点登録画面(図6〜図8)においては、駐停車不可箇所や通行不可道路等のように、駐停車が不可の箇所について明示的に表示するようにしている。しかしながら、本実施形態の変形例として、駐停車地点登録画面においては、駐停車が可能な箇所のほうを明示的に表示するようにされてもよい。また、駐停車地点登録画面において、駐停車が不可の箇所と可能な箇所とがともに明示的に表示されるようにしてもよい。
また、上記説明では、駐停車地点の登録にあたり、駐停車不可箇所を事前に登録するようにされている。そのうえで、本実施形態の変形例としては、駐停車可否指示箇所として、駐停車不可箇所と併せて駐停車可能箇所についても登録可能とされてよい。駐停車可能箇所は、例えば駐停車が可能であるとの情報が対応付けられた地図上の箇所である。駐停車可能箇所については、地点だけではなく、道路範囲、地域範囲を指定して登録可能とされてよい。
例えば、集配作業者DR等は、経験的に駐停車地点として好適であると判断している箇所を、事前に駐停車可能箇所として登録しておくことができる。このように登録された駐停車可能箇所は、例えば駐停車地点登録画面の地図MP上にて表示されてよい。駐停車可能箇所を表示する場合、駐停車不可箇所については表示しないようにしてもよいし、駐停車不可箇所も併せて表示するようにしてもよい。
また、駐停車地点設定部222は、駐停車地点候補の算出にあたり、登録された駐停車可能箇所の情報を利用してよい。これにより、例えば、駐停車地点設定部222は、登録された駐停車可能箇所に含まれる地点を優先的に駐停車地点候補とする算出結果を得るようにすることができる。また、駐停車地点設定部222は、駐停車地点登録画面にて複数の駐停車地点候補を提示している際に、登録された駐停車可能箇所の情報を利用して、提示された駐停車地点候補に付した優先順位や推薦度を所定の態様で示すようにされてよい。
以上説明した本実施形態の構成によれば、まず、集配業務従事者の熟練度や経験に頼ることなく、適切な箇所を駐停車地点として登録することができる。これにより、駐停車地点を含む集配経路についても適切に作成することが可能になり、さらに、集配経路に時刻を対応付けた集配計画も安定して適切に策定することができる。このように適切な集配計画が安定して策定できるようになることで、集配車両を円滑に移動させることが可能になり、集配作業も順序よく行えることになる。
さらに、本実施形態によっては、策定された集配計画のもとで集配作業者DRごとの集配作業の進捗を的確に管理することができる。また、本実施形態では、複数の集配作業者DRの集配業務量を平準化したり、次便における集配のコースを削減したりするようにして集配計画の再策定を行うことができる。
これにより、本実施形態によっては、交通安全性を高め、環境保全に寄与し、業務効率の向上を図ることが可能になる。また、業務効率の向上により、集配業務従事者の人員不足の解消、短時間勤務の促進、集配作業における応援稼働の活性化等も可能になる。さらに、例えば、新人の集配作業者DRであっても、熟練度や経験に依存しすぎることなく円滑に集配作業を行うことが可能になる。
なお、上述の集配業務管理サーバ200、集配作業者端末100、管理者端末300、コールセンター端末400等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の集配業務管理サーバ200、集配作業者端末100、管理者端末300、コールセンター端末400等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 集配作業者端末、200 集配業務管理サーバ、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、221 情報登録部、222 駐停車地点設定部、223 集配計画策定部、224 進捗管理部、231 地図情報記憶部、232 駐停車不可箇所情報記憶部、233 集配実績情報記憶部、234 集配リスト情報記憶部、235 駐停車地点登録情報記憶部、236 集配計画記憶部、237 修正入口情報記憶部、238 立寄地点情報記憶部、239 集配作業者情報記憶部、300 管理者端末、400 コールセンター端末

Claims (10)

  1. 集配車両を利用して行う集配業務に対応して、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定部
    を備える集配業務管理装置。
  2. 前記駐停車可否指示箇所は、駐停車が不可の箇所を示す駐停車不可箇所を含み、前記駐停車不可箇所は、法規に従って駐停車が禁止される箇所に加えて、任意に登録された箇所を含む
    請求項1に記載の集配業務管理装置。
  3. 前記駐停車地点設定利用情報は、設定される駐停車地点を含む所定区域内の集配実績をさらに含む
    請求項1または2に記載の集配業務管理装置。
  4. 前記駐停車地点設定部は、前記駐停車地点設定利用情報に基づいて複数の駐停車地点候補を算出し、算出された駐停車地点候補から選択された駐停車地点候補を、前記駐停車地点として設定する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の集配業務管理装置。
  5. 前記駐停車地点設定部は、駐停車地点候補の指定に応じて、指定された駐停車地点候補を含む過去の集配経路を提示する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の集配業務管理装置。
  6. 少なくとも前記駐停車地点設定部により設定された駐停車地点と、集配が行われる集配地点とに基づいて、集配経路を設定する集配計画策定部をさらに備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の集配業務管理装置。
  7. 前記集配計画策定部は、前記集配経路として、前記駐停車地点を経由して集配車両が移動する第1集配経路と、駐停車地点を起点として集配作業者が徒歩で移動する第2集配経路とを設定する
    請求項6に記載の集配業務管理装置。
  8. 前記集配計画策定部は、設定された集配経路に対して集配作業の時刻を対応付けた集配計画を策定する
    請求項6または7に記載の集配業務管理装置。
  9. 集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務に対応して、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定ステップ
    を含む集配業務管理方法。
  10. 集配業務管理装置としてのコンピュータを、
    集配作業者が集配車両を利用して行う集配業務に対応して、駐停車の可否に関する情報が対応付けられた駐停車可否指示箇所を少なくとも含む駐停車地点設定利用情報に基づいて、集配車両を駐停車させる駐停車地点を設定する駐停車地点設定部
    として機能させるためのプログラム。
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