JP2021024421A - 台車 - Google Patents

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勝彦 村越
Katsuhiko Murakoshi
勝彦 村越
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Abstract

【課題】よりコンパクトに収納することができる台車を提供する。【解決手段】折り畳みが可能な台座と、台座の中央線に対して線対称となるように配置される車輪と、を有し、台座を折り畳んだ場合に、台座は左右非対称または前後非対称に折り畳まれ、車輪が折り畳んだ前座の厚み方向においてずれる、台車。【選択図】図1

Description

本発明は、コンパクトに収納することができる台車に関する。
従来、台座を折り畳むことができるとともに、車輪を台車の枠体内に折り畳んで収容することで、台車をコンパクトに収納する技術が知られている(たとえば特許文献1)。
特開2002−178928号公報
しかしながら、従来技術では、車輪が台座の中央線に対して線対称となるように配置されるとともに、台座の中央線において台座を折り畳む構成のため、台座を折り畳んだ場合に、前後または左右に配置された2つの車輪が重なってしまい、台座の厚みに加えて車輪2つ分の厚みも有してしまい、台車を十分にコンパクトに収納することができなかった。近年、よりコンパクトに収納することができる、台車が求められている。
本発明は、よりコンパクトに収納することができる、台車を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る台車は、折り畳みが可能な台座と、前記台座の中央線に対して線対称となるように配置される車輪と、を有し、前記台座を折り畳んだ場合に、前記台座は左右非対称または前後非対称に折り畳まれ、前記車輪が折り畳んだ前記台座の厚み方向においてずれる。
本発明の第2の観点に係る台車は、中央線において折り畳み可能な台座と、3以上の車輪と、を有し、前記台座を前記中央線において折り畳んだ場合に前記車輪が厚み方向においてずれるように、前記車輪が前記中央線に対して非線対称となる位置に配置される。
上記台車において、前記台座の下側に前記台座を折り畳むためのヒンジ部を有し、前記ヒンジ部において前記台座を折り畳んだ場合に、前記車輪が内側に配置されるとともに、前記台座の上側面が外側に配置されるように構成することができる。
上記台車において、使用者が前記台座を折り畳んで持ち運ぶ際に、使用者が前記台車を把持するための取手部を、前記台座の側面に有するように構成することができる。
上記台車において、前記台座を折り畳んだ場合に、折り畳まれた前記台座の面積が200cm以下であるように構成することができる。
上記台車において、前記台座を折り畳んだ場合に、少なくとも1つの車輪に対応する位置に、凹部または孔を有するように構成することができる。
上記台車において、前記台座を折り畳んだ場合に、前記折り畳んだ台車の厚みが、前記車輪2つ分の厚みよりも小さくなるように構成することができる。
本発明の第3の観点に係る台車は、複数のスライド部材を有する台座を有し、前記複数のスライド部材は、隣り合うスライド部材に対してスライド可能となっており、前記複数のスライド部材をスライドさせることで、前記台座を伸縮可能となっている。
上記台車において、設備点検用機材を搭載するための台車であるように構成することができる。
本発明によれば、よりコンパクトに収納することができる台車を提供することができる。
第1実施形態に係る台車の背面図である。 第1実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す背面図である。 他の実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る台車の背面図である。 第2実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す背面図である。 他の実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 第3実施形態に係る台車の背面図である。 第3実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 第3実施形態に係る台車を折り畳んだ状態を示す背面図である。 第4実施形態に係る台車の収納状態を示す図である。 第4実施形態に係る台車の使用状態を示す図である。
以下に、図に基づいて、本発明に係る台車について説明する。なお、本発明においては、台座を半分に折り畳むことができるか否かに関わらず、台座を半分に折り畳むことができる折り畳み線を中央線として称す。また、本発明において、台車の進行方向を前後方向とし、前後方向と交差する方向を左右方向として説明する。
《第1実施形態》
図1は第1実施形態に係る台車1を示す背面図であり、図2は第1実施形態に係る台車1を折り畳んだ状態を示す側面図である。図1および図2に示すように、台車1は、台座10と、4つの車輪20〜20と、ヒンジ部30と、取手部40とを有する。
台座10は、第1部材11と第2部材12とを有し、第1部材11と第2部材12とで台座10の平面を形成する。第1部材11および第2部材12は、ヒンジ部30を介して連結されており、これにより、ヒンジ部30に沿って折り畳み線Bが形成され、折り畳み線Bを境に、台座10が折り畳み可能となっている。なお、台座10の平面のうち、搬送物(荷物)を載置する側を上側面13と称し、車輪20〜20が取り付けられている、上側面13と反対側の面を下側面14と称す。
ヒンジ部30は、台座10の下側面14側に取り付けられている。これにより、台座10をヒンジ部30で折り曲げた場合に、図2に示すように、下側面14側に取り付けられている車輪20〜20が、折り畳まれた台車1の内側に配置されることとなる。
本実施形態では、台車1は、下側面14に4つの車輪20〜20を有している。4つの車輪20〜20は、台座10の中央線Cに対して線対称となる位置に配置されている。これに対して、ヒンジ部30は、中央線Cから車輪20〜20の長さL1の半分(1/2)よりも離れた位置に取り付けられており、これにより、折り畳み線Bで台座10を折り畳んだ場合に、図3に示すように、車輪20〜20は、台車1の厚み方向において、互いに重ならないようにずれて配置される。すなわち、台座10を折り畳んだ場合に、台座10が中央線Cに対して非線対称で折り畳まれ、これにより、中央線Cに対して線対称に配置されている車輪20〜20が、折り畳んだ台車1の厚み方向においてずれた状態で折り畳まれる。
また、図1に示すように、本実施形態では、台座10の下側面14に、6つの凹部15〜15を有する。具体的には、車輪20〜20がそれぞれ設置されている位置に、凹部15〜15がそれぞれ形成されており、台座10を折り畳んだ場合に、車輪20,20と対向する下側面14の位置に、凹部15,15が形成されている。図2に示すように、車輪20〜20は、車輪取り付け具21〜21を含めた高さh1が、台座10の高さh2(厚さ)よりも高く構成されており、そのため、台座10を広げて使用する場合には、台座10が地面に擦れることなく、車輪20〜20を回転することができる。また、本実施形態では、凹部15〜15を台座10の下側面14に設けることで、図2に示すように、台座10を折り畳んだ場合に、車輪20〜20の一部が台座10に埋もれるため、台車1の厚みh3を小さくすることができ、台車1をよりコンパクトに収納することができる。
なお、台座10の素材は、特に限定されず、プラスチック、木材、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属などから構成することができるが、軽量化のために、プラスチックを用いることが好ましい。また、台車1は、比較的狭い作業場所で使用する電気設備などの設備点検用器具を搬送するために、小型の台車とすることができ、たとえば台座10の面積(第1部材11および第2部材12の合計面積)を300cm以下とすることができる。この場合、台座10を折り畳んだ場合に、第1部材11の面積を200cm以下とすることが好ましい。また、台車1の持ち運びのしやすさを考慮して、一例として、台車1の折り畳んだ状態での厚みh1を100mm以下とすることができ、あるいは、台車1の重量を4kg以下とすることができる。
また、図1および図2に示すように、台車1は、台座10を、折り畳んだ状態で保持するための留め具16〜16を有している。台座10を折り畳んだ場合、留め具16と16とが係合し、留め具16と16とが係合する。これにより、台座10を折り畳んだ状態で保持することができる。また、使用者は、留め具16と16との係合、および、留め具16と16との係合を解除することができ、これにより、台座10を使用状態とすることができる。なお、留め具16〜16は、特に限定されず、マグネットキャッチやプッシュキャッチ、ボールキャッチ、ローラーキャッチなどのキャッチ機構や締り部材を用いることができる。また、台座10の側面には、使用者が把持するための取手部40を有している。使用者は、台車1を折り畳んだ状態で、取手部40を把持することで、台車1をバックのように持ち運ぶことができる。
以上のように、本実施形態に係る台車1は、台座10が折り畳み可能な台車であって、台座10の中央線Cに対して線対称となる位置に車輪20〜20を有し、台座10を折り畳んだ場合に、台座10が中央線Cに対して左右非対称で折り畳まれるため、車輪20〜20が折り畳んだ台車1の厚み方向においてずれる。これにより、台車1を折り畳んだ場合に、台車1の厚みh3を、車輪20の2つ分の高さ(厚み)h1×2よりも薄くすることができ、台車1をよりコンパクトに収納することができる。
また、上述した第1実施形態の台車1に代えて、図4に示すように、台座10を折り畳んだ場合に、ヒンジ部30の芯棒が外側に位置するようにヒンジ部30を配置する構成とすることができる。この場合、図4に示すように、ヒンジ部30の芯棒の分だけ、台車1aの厚みをより薄くすることができるため、台車1aをよりコンパクトに収納することができる。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態に係る台車1bについて説明する。図5は第2実施形態に係る台車1bの背面図であり、図6は第2実施形態に係る台車1bを折り畳んだ状態を示す側面図である。また、図7は、第2実施形態に係る台車1bを折り畳んだ状態を示す背面図である。
第2実施形態に係る台車1bでは、台座10aの中央線Cにおいて折り畳みが可能なように、台座10aの下側面14aのうち中央線Cに沿う位置にヒンジ部30を有している。また、図5に示すように、台車1bは、3つの車輪20〜20を有している。3つの車輪20〜20は、台座10aの中央線Cに対して非線対称となる位置に配置されている。すなわち、第2実施形態に係る台車1bでは、台座10aを中央線Cにおいて折り畳むことが可能であり、台座10aを中央線Cにおいて折り畳んだ場合に、車輪20〜20が台車1bの厚みh1方向においてずれて、互いに重ならないようになっている。
また、図6に示すように、台座10aの下側面14aに、6つの凹部15a〜15aを有する。具体的には、車輪20〜20がそれぞれ設置されている位置に、凹部15a〜15aがそれぞれ形成されている。また、台座10aを折り畳んだ場合に、車輪20〜20と対向する下側面14aの位置に、凹部15a〜15aが形成されている。このように、凹部15a〜15aを台座10aの下側面14aに設けることで、図7に示すように、台座10aを折り畳んだ場合に、車輪20〜20の一部が台座10aに埋もれるため、台車1bの厚みh1を小さくし、台車1bをよりコンパクトに収納することができる。
このように、第2実施形態に係る台車1bでは、第1実施形態に係る台車1と同様に、車輪20〜20が中央線Cに対して非線対称となる位置に配置されているため、台座10aを中央線Cで折り畳んだ場合も、車輪20〜20が折り畳んだ台座10aの厚み方向においてずれ、車輪20〜20の2つ分の厚みよりも台車1bの厚みh1を薄くすることができ、台車1bをよりコンパクトに収納することができる。特に、第2実施形態では、台座10aを中央線Cにおいて折り畳むことができるため、台座10aを略半分の面積とすることができ、第1実施形態よりもさらに、台車1bをコンパクトに収納することができる。
また、第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、台車1bに代えて、図8に示すように、台座10aを折り畳んだ場合に、ヒンジ部30の芯棒が外側に位置するようにヒンジ部30を配置する構成とすることができる。この場合、図8に示すように、ヒンジ部30の芯棒の分だけ、台車1の厚みh1を薄くすることができるため、第2実施形態に係る台車1cをよりコンパクトに収納することができる。
《第3実施形態》
次に、第3実施形態に係る台車1dについて説明する。図9は第3実施形態に係る台車1dの背面図であり、図10は第3実施形態に係る台車1dを折り畳んだ状態を示す側面図である。また、図11は、第3実施形態に係る台車1dを折り畳んだ状態を示す背面図である。
第3実施形態に係る台車1dでは、台座10bの中央線Cにおいて折り畳みが可能なように、台座10bの中央線Cに沿う位置にヒンジ部30aを有している。また、図9に示すように、台車1cは、6つの車輪20〜2013を有している。6つの車輪20〜2013は、台座10bの中央線Cに対して非線対称となる位置に配置されている。そのため、第3実施形態に係る台車1dでも、第2実施形態に係る台車1bと同様に、台座10bを中央線Cにおいて折り畳むことが可能であり、台座10bを中央線Cにおいて折り畳んだ場合に、車輪20〜2013が台車1dの厚みh1方向においてずれて、互いに重ならないようになっている。
また、第2実施形態に係る台車1bでは、図5に示すように、車輪20〜20の位置および台座10aを折り畳んだ場合に車輪20〜20と対向する位置に凹部15a〜15aを有する構成であったが、第3実施形態に係る台車1dでは、図9および図10に示すように、台座10bの下側面14bにおいて周縁部以外が全体的に凹んだ構造を有している。車輪20〜2013は、周縁部以外の下側面14bに配置されるため、図10に示すように、台座10bを折り畳んだ場合に、車輪20〜2013が台座10b内に収納されることとなり、台車1dの厚みh1を小さくし、台車1dをよりコンパクトに収納することができる。また、第3実施形態では、車輪20〜2013のそれぞれに対応する位置に凹部を設ける必要がないため、台車1dの構造を簡潔にすることができる。
また、第3実施形態に係る台車1dでは、台座10bが第1部材11bと第2部材12とにより構成されており、取手部40a,40bが第1部材11bおよび第2部材12bのそれぞれの側面に取り付けられている。これにより、台座10bを折り畳んだ場合に、台車1dの厚み方向において、取手部40a,40bが折り畳み線Cに対して対称に配置され、持ち運び時の台車1dのバランスを適切に取ることができる。また、第3実施形態に係る台車1dでは、留め具16aとそれに係合する留め具16b、および留め具16aとそれに係合する留め具16bを有する。これにより、台車1dを折り畳むことで、アタッシュケースなどの手提げ鞄のような構造とすることができ、台車1dを持ち運びやすくすることができる。
以上のように、第3実施形態に係る台車1dでは、第2実施形態に係る台車1dと同様に、車輪20〜2013が中央線Cに対して非線対称となる位置に配置されているため、台座10bを中央線Cで折り畳んだ場合も、車輪20〜2013が折り畳んだ台座10bの厚み方向においてずれ、車輪20〜2013の2つ分の厚みよりも台車1dの厚みh1を薄くすることができ、台車1dをよりコンパクトに収納することができる。また、第3実施形態に係る台車1dでは、台座10bの下側面14bを周縁部以外が凹んだ構造として、台座10bを折り畳んだ場合に車輪20〜2013が台座10b内に完全に収納される構成とすることで、台車1dを、アタッシュケースなどの手提げ鞄のような構造とすることができ、台車1dをより持ち運びやすくすることができる。
《第4実施形態》
次に、第4実施形態に係る台車1eについて説明する。図12は、第4実施形態に係る台車1eの収納時の状態を示す背面図であり、図13は、第4実施形態に係る台車1eの使用時の状態を示す背面図である。
第4実施形態に係る台車1eでは、台座10cは、複数のスライド部材17〜17から構成されている。複数のスライド部材17〜17の素材は、特に限定されず、プラスチック、木材、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属などから構成することができるが、軽量化のために、プラスチックを用いることが好ましい。スライド部材17〜17には、隣り合うスライド部材17〜17同士がスライド可能となるように、スライド機構が連結されている。このようなスライド機構は、特に限定されず、スライドレール、リニアガイドなどの公知のスライド機構を利用することができる。
また、台車1eは、連結部18〜18を有している。本実施形態では、連結部18にスライド部材17,17,17,17が連結されており、連結部18にスライド部材17,17,17が連結されている。また、図13に示すように、連結部18にスライド部材17と17がスライド可能に連結されているとともに、連結部18にスライド部材17と17がスライド可能に連結されている。これにより、図12および図13に示すように、スライド部材17,17,17,17に対して、スライド部材17,17,17が相対的にスライド可能となる。すなわち、使用者は、スライド部材17,17,17,17から離れる方向にスライド部材17,17,17を相対的にスライドさせることで、台座10cを延伸させて台車1eを使用状態とすることができる。反対に、使用者は、スライド部材17,17,17,17に近づく方向にスライド部材17,17,17を相対的にスライドさせることで、台座10cを縮小させて台車1を収納状態とすることができる。なお、連結部18〜連結部18は、木材や金属などの棒状部材とすることができ、連結部18および連結部18には、スライド部材17,17またはスライド部材17,17をスライドさせるための、スライドレール、ガイドレールなどのスライド機構を有している。
なお、台車1eを使用しない場合には、図12に示すように、スライド部材17〜17をスライドさせて台座10cを縮ませることで、台車1eの持ち運びが容易となり、また、収納において省スペース化を図ることができる。また、使用者が取手部40を把持して持ち運ぶ際に、スライド部材17〜17がスライドしないように、スライド部材17〜17を固定するためのフック機構などの係止具を設けることが好ましい。
このように、第4実施形態に係る台車1eでは、台座10cは折り畳み可能ではないが、スライド部材17,17,17,17とスライド部材17,17,17とを相対的にスライドさせることができ、これにより、台座10cを伸縮することができる。すなわち、台車1eを使用する場合には、スライド部材17,17,17,17から離れる方向にスライド部材17,17,17を相対的にスライドさせることで台座10cを延伸させ、台車1eを収納する場合は、スライド部材17,17,17,17に近づく方向にスライド部材17,17,17を相対的にスライドさせることで台座10cを縮小させることができる。これにより、第4実施形態に係る台車1eでは、台車1eを収納する場合に、台車1eの厚みを増やすことなく、台車1eを収納することができ、よりコンパクトに台車1eを収納することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した第1,第2実施形態では、台座10,10aを折り畳んだ場合に、車輪20〜20と対向する位置に、車輪20〜20の一部を収納するための凹部15,15,15a〜15aを有する構成を例示したが、凹部15,15,15a〜15aに代えて、車輪20〜20と対向する位置に台座10,10aの下側面14,14aから上側面13,13aに貫通する貫通孔を設ける構成とすることができる。この場合、凹部15,15,15a〜15aと比べて、車輪20〜20をより貫通孔内に収納することができるため、車輪20〜20の位置に設けた凹部15,15,15a〜15aを省略することができ、台車1,1bの構成をより簡素化することができる。
また、上述した実施形態に加えて、使用者が台車1〜1eを押すための取手部を着脱可能な構成とすることができる。たとえば、台座10,10a〜10cの上側面13,13a〜13cに取手部を取り付けるための取り付け部を設けることで、取手部を着脱自在とすることができる。なお、取手部および取り付け部の構成は、公知の構成とすることができる。
さらに、上述した実施形態に係る台車1〜1eは、電気設備点検用の機材を搭載するために小型とすることを例示したが、台車1〜1eの大きさは特に限定されず、たとえば一般家庭で通常使用するための用途や、什器搬入など業務用途などに合わせて適宜大きさを設定することができる。また、キャンプ用の台車(ワゴン)として利用するために、台座の大きさ、台車の厚み、あるいは車輪の大きさを適宜変更することもできる。
加えて、上述した第1〜3実施形態では、凹部15を有し、車輪20の一部を凹部15に埋もれさせることで、台車1をコンパクトに収納する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、台座10は凹部15を有しない構成とすることもできる。
また、上述した第1,2実施形態では、台座10,10aを折り畳み線Bにおいて前後非対称または前後対称に折り畳む構成を例示したが、この構成に限定されず、台座10,10aを左右非対称または左右対称に折り畳む構成としてもよい。
1,1a〜1e…台車
10,10a〜10c…台座
11,11a〜11b…第1部材
12,12a〜12b…第2部材
13,13a〜13c…上側面
14,14a〜13c…下側面
15〜1516,15a〜15a16…凹部
16〜16,16a,16a,16b,16b…留め具
17〜17…スライド部材
20〜2016…車輪
21〜21…車輪取り付け具
30,30a…ヒンジ部
40…取手部

Claims (9)

  1. 折り畳みが可能な台座と、
    前記台座の中央線に対して線対称となるように配置される車輪と、を有し、
    前記台座を折り畳んだ場合に、前記台座は左右非対称または前後非対称に折り畳まれ、前記車輪が折り畳んだ前記台座の厚み方向においてずれる、台車。
  2. 中央線において折り畳みが可能な台座と、
    3以上の車輪と、を有し、
    前記台座を前記中央線において折り畳んだ場合に前記車輪が厚み方向においてずれるように、前記車輪が前記中央線に対して非線対称となる位置に配置される、台車。
  3. 前記台座の下側に前記台座を折り畳むためのヒンジ部を有し、
    前記ヒンジ部において前記台座を折り畳んだ場合に、前記車輪が内側に配置されるとともに、前記台座の上面が外側に配置される、請求項1または2に記載の台車。
  4. 使用者が前記台座を折り畳んで持ち運ぶ際に、使用者が前記台車を把持するための取手部を、前記台座の側面に有する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の台車。
  5. 前記台座を折り畳んだ場合に、折り畳まれた前記台座の面積が200cm以下である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の台車。
  6. 前記台座のうち、前記台座を折り畳んだ場合に、少なくとも1つの車輪に対応する位置に、凹部または孔を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載の台車。
  7. 前記台座を折り畳んだ場合に、折り畳んだ台車の厚みが、前記車輪2つ分の厚さよりも小さくなる、請求項1ないし6のいずれかに記載の台車。
  8. 複数のスライド部材を有する台座を有し、
    前記複数のスライド部材は、隣り合うスライド部材に対してスライド可能となっており、前記複数のスライド部材をスライドさせることで、前記台座を伸縮可能となっている、台車。
  9. 設備点検用機材を搭載するための台車である、請求項1ないし8のいずれに記載の台車。
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