JP2021024371A - チルト装置 - Google Patents

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榎本 満
Mitsuru Enomoto
満 榎本
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【課題】車両に搭載される機器のメンテナンスの作業性の向上を図ることができるチルト装置を提供する。【解決手段】車両のキャビン2を傾けるチルト装置1において、車幅方向に向けた支軸31を有し、支軸31を中心にキャビン2を回転可能に支持するヒンジ部3と、キャビン2に上方への力を与えキャビン2を回転させる駆動部4とを備え、ヒンジ部3は、支軸31を上下移動可能に支持し、キャビン2が傾いていない状態からキャビン2が回転して傾いた状態となる場合に支軸31を上方へ移動させるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両などに用いられるチルト装置に関する。
従来、車両などに用いられるチルト装置としては、例えば、実開昭61−153686号公報に記載されるように、車体に設けられるフレームに対しキャビンを前方に回転させて傾ける装置が知られている。すなわち、このチルト装置は、キャビンの前方下部に設けられたヒンジを中心にキャビンを回転させ、キャビンの下方に搭載されるエンジンなどのメンテナンスを可能とする。
実開昭61−153686号公報
ところで、このようなチルト装置においては、エンジンの前方に配置される機器のメンテナンスの作業が難しい。例えば、図4に示すように、エンジン101の前方に配置されるラジエータ102のメンテナンスを行うことが困難である。キャビン103を前方に回転させて傾けても、キャビンフロア104とエンジン101の隙間が狭い。このため、ラジエータ102などエンジン101の前方に設置される機器のメンテンナスを行う場合、作業姿勢が悪い状態でメンテナンスを行わなくてはならず、メンテナンスの作業性が悪かった。
そこで、本発明は、車両に搭載される機器のメンテナンスの作業性の向上が図れるチルト装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るチルト装置は、車両のキャビンを傾けるチルト装置において、車幅方向に向けた支軸を有し、支軸を中心にキャビンを回転可能に支持するヒンジ部と、キャビンに上方への力を与え、キャビンを回転させる駆動部とを備え、ヒンジ部は、支軸を上下移動可能に支持し、キャビンが傾いていない状態からキャビンが回転して傾いた状態となる場合に支軸を上方へ移動させるように構成されている。このチルト装置によれば、キャビンが回転して傾いた状態となる場合に支軸を上方へ移動させる。このため、キャビン全体が上方へ移動することとなる。従って、キャビンの下方に配置される機器をメンテナンスする空間が広くなり、メンテナンスの作業性を向上することができる。
また、本発明に係るチルト装置において、ヒンジ部は、支軸を上下移動可能に支持するガイドと、支軸を上方に向けて付勢する付勢部材と、支軸を掛止可能に設けられ、支軸を掛止することにより支軸の上方への移動を規制し、支軸の掛止を解除することにより支軸の上方への移動を許容する掛止部材とを有していてもよい。この場合、掛止部材による支軸の掛止により支軸の上方への移動を規制し、掛止部材の掛止解除により支軸の上方への移動を許容して、キャビン全体を上方へ移動させることができる。
本発明によれば、車両に搭載される機器のメンテナンスの作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るチルト装置の概要を示す図である。 図1のチルト装置においてキャビンが傾いていない状態を示す図である。 図1のチルト装置のヒンジ部の拡大図である。 背景技術を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は本実施形態に係るチルト装置1の概要を示す図である。チルト装置1は、車両のキャビン2を傾ける装置である。このチルト装置1は、例えばトラックなどの大型車両に適用される。キャビン2は、車両の乗員が乗り込む客室であり、キャブとも称される。図1では、キャビン2が傾けられた状態のチルト装置1を示している。
チルト装置1は、ヒンジ部3及び駆動部4を備えている。ヒンジ部3は、キャビン2を回転可能に支持する部位である。このヒンジ部3は、車幅方向に向けた支軸31を有し、この支軸31を中心にキャビン2を回転可能に支持している。支軸31は、キャビン2に取り付けられている。例えば、支軸31は、キャビン2の前方下部に取り付けられている。支軸31は、回転可能であって上下移動可能としてガイド34に支持されている。ガイド34は、支軸31を支持する部材であり、例えば車両のフレーム91に固定されている。支軸31は、例えば、ガイド34に開口される長孔34aに挿入されている。長孔34aは、上下方向に延びている。このため、支軸31は、長孔34aの開口範囲において上下に移動が可能となっている。図1では、支軸31が上方へ移動している状態を示している。キャビン2が傾いた状態で支軸31が上方へ移動することにより、キャビン2全体が上方へ移動した状態となる。
フレーム91には、エンジン92及びラジエータ93が取り付けられている。エンジン92及びラジエータ93は、キャビン2の下方に配置されている。キャビン2が前方へ回転し傾けられることにより、エンジン92及びラジエータ93のメンテナンスが行える。なお、フレーム91にはその他の機器も取り付けられているが、ここでは図示が省略されている。
駆動部4は、キャビン2に上方への力を与え、キャビン2を回転させる部位である。駆動部4としては、例えば油圧シリンダが用いられる。例えば、駆動部4の一端がフレーム91に取り付けられ、他端がキャビン2の後部に取り付けられる。駆動部4が伸張することにより、キャビン2の後部が上方へ持ち上げられる。このため、キャビン2は、支軸31を中心に前方へ回転して傾けられる。なお、駆動部4は、キャビン2に上方への力を与えキャビン2を回転させることができれば、上述した油圧シリンダと異なる設置形態で油圧シリンダを用いてもよいし、上述したような油圧シリンダ以外のアクチュエータなどを用いてもよい。
図2は、キャビン2が傾けられていない状態のチルト装置1を示す図である。図2に示すように、駆動部4が収縮している場合、キャビン2の後部はフレーム91の位置まで降りており、キャビン2が傾けられていない状態となっている。この状態において、エンジン92及びラジエータ93は、キャビン2に覆われている。支軸31は、長孔34aの下方の位置で掛止されている。すなわち、ヒンジ部3の掛止部材33により支軸31が掛止され、支軸31が上方へ移動することが規制されている。掛止部材33は、L型又はほぼL型の部材であり、フレーム91に対し回転可能に設けられる。掛止部材33は、支軸31を掛止可能に設けられ、支軸31を掛止することにより支軸31の上方への移動を規制し、支軸31の掛止を解除することにより支軸31の上方への移動を許容する。
ヒンジ部3には、スプリング32を有している。スプリング32は、支軸31を上方に向けて付勢する付勢部材である。支軸31が掛止部材33に掛止され支軸31が下方に位置している場合、スプリング32は、収縮して支軸31を上方へ付勢している。掛止部材33の掛止が解除された場合、スプリング32は、支軸31を押し上げて支軸31を上方へ移動させる。
図3は、ヒンジ部3の拡大図である。図3に示すように、支軸31は、掛止部材33に掛止され、長孔34aの下部に位置している。掛止部材33は、フレーム91に回転可能に取り付けられている。掛止部材33は、キャビン2と共に回転するように設けられていてもよい。例えば、キャビン2から延びる突起21などを掛止部材33に掛け止めるなどして、掛止部材33をキャビン2の回転に応じて回転するようにしてもよい。この場合、キャビン2が回転して傾くと、掛止部材33も回転し、掛止部材33による支軸31の掛止が解除される。
次に、本実施形態に係るチルト装置1の動作について説明する。
まず、図2に示すように、キャビン2が傾けられていない状態では、エンジン92やラジエータ93がキャビン2の下方に位置している。このため、エンジン92やラジエータ93のメンテナンスを行うことはできない。ここで、掛止部材33による支軸31の掛止を解除し、駆動部4を作動させてキャビン2に対し上方への力を与える。すなわち、駆動部4を伸張させ、キャビン2の後部を上方へ持ち上げる。これにより、キャビン2が支軸31を中心に前方へ回転し傾いていく。
すると、図1に示すように、駆動部4が伸張していくことによりキャビン2が徐々に傾いていく。これにより、ヒンジ部3にかかる荷重が抜けていき、スプリング32の付勢により支軸31が上方へ移動する。なお、掛止部材33による支軸31の掛止は、上述したように駆動部4の作動開始前に解除されてもよいし、キャビン2が傾くことにより解除されてもよい。
そして、支軸31が長孔34aの上方へ移動すると、キャビン2全体が上方へ移動した状態となる。このため、キャビン2の下方に配置されるエンジン92やラジエータ93などの機器をメンテナンスするための空間が広くなる。従って、車載される機器のメンテナンスの作業性が向上する。
以上のように、本実施形態に係るチルト装置1によれば、キャビン2が回転して傾いた状態となる場合に支軸31を上方へ移動させる。このため、キャビン2全体が上方へ移動することとなる。従って、キャビン2の下方に配置される機器をメンテナンスするための空間が広くなり、メンテナンスの作業性を向上することができる。
これに対し、図4に示すように、支軸31が上方へ移動しないチルト装置では、キャビン103を前方に回転させて傾けても、キャビンフロア104とエンジン101の隙間が狭い状態となる。このため、ラジエータ102などエンジン101の前方に設置される機器のメンテンナスを行う場合、作業姿勢が悪い状態でメンテナンスを行わなくてはならず、メンテナンスの作業性が悪い。一方、本実施形態に係るチルト装置1では、キャビン2を回転させて傾けるときに支軸31を上方へ移動させる。このため、キャビン2全体が上方へ移動することとなり、キャビン2の下方に配置される機器をメンテナンスするための空間が広くなる。従って、メンテナンスの作業性を向上することができるのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明に係るチルト装置の一実施形態を説明したものであり、本発明に係るチルト装置は上記実施形態に記載されたものに限定されない。本発明に係るチルト装置は、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で上記実施形態に係るチルト装置を変形し、又は他のものに適用したものなどであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、キャビン2の回転時においてヒンジ部3の支軸31のみを上方へ移動させているが、支軸31を含むガイド34を上方へ移動させるように構成されていてもよい。この場合であっても、上述の実施形態と同様に、キャビン2全体を上方へ移動させて、メンテナンスの作業性の向上を図ることができる。
1…チルト装置、2…キャビン、3…ヒンジ部、4…駆動部、31…支軸、32…スプリング(付勢部材)、33…掛止部材、34…ガイド、34a…長孔、91…フレーム、92…エンジン、93…ラジエータ。

Claims (2)

  1. 車両のキャビンを傾けるチルト装置において、
    車幅方向に向けた支軸を有し、前記支軸を中心に前記キャビンを回転可能に支持するヒンジ部と、
    前記キャビンに上方への力を与え、前記キャビンを回転させる駆動部と、を備え、
    前記ヒンジ部は、前記支軸を上下移動可能に支持し、前記キャビンが傾いていない状態から前記キャビンが回転して傾いた状態となる場合に前記支軸を上方へ移動させる、
    チルト装置。
  2. 前記ヒンジ部は、
    前記支軸を上下移動可能に支持するガイドと、
    前記支軸を上方に向けて付勢する付勢部材と、
    前記支軸を掛止可能に設けられ、前記支軸を掛止することにより前記支軸の上方への移動を規制し、前記支軸の掛止を解除することにより前記支軸の上方への移動を許容する掛止部材と、
    を有する請求項1に記載のチルト装置。
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