JP2021024069A - 研磨体の製造方法及び研磨体 - Google Patents

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【課題】より耐久性及び研磨能力に優れた研磨体を提供する。【解決手段】本発明の研磨体の製造方法は、第1工程において、基材1と、砥粒と研磨剤とを含むペーストとを用意する。第2工程において、基材1上にディスペンサによってペーストを規則的に供給し、多数個の未硬化凸部を形成する。第3工程において、各未硬化凸部を硬化し、基材1上に形成された多数個の研磨凸部3、5、7、9を形成する。ペーストは、粘度が80,000〜500,000cpsが好ましく、150,000〜200,000cpsがより好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は研磨体の製造方法及び研磨体に関する。
特許文献1に従来の研磨体としての研磨シートの製造方法が開示されている。この製造方法では、まず、第1工程において、可撓性のあるシートと、ペーストとを用意する。ペーストは、砥粒と結合剤とを含有している。結合剤は具体的にはバインダ樹脂と溶媒とを含んでいる。また、第2工程において、シート上にスクリーン印刷等の印刷手段によってペーストを規則的に供給し、多数個の未硬化凸部を形成する。この際、特許文献2に開示されているように、シート上に液滴噴射プリンタによってペーストを規則的に供給することも考えられる。そして、第3工程において、各未硬化凸部を硬化し、シート上に形成された多数個の研磨凸部を形成する。
こうして得られた研磨シートは、シートと多数個の研磨凸部とを備えており、フラットパネルディスプレイ等の研磨に供される。
特開2006−136973号公報 特開2017−205869号公報
しかし、上記従来の製造方法では、各研磨凸部を高いアスペクト比で形成できない。このため、耐久性及び研磨能力がより高い研磨体が要望されていた。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、より耐久性及び研磨能力に優れた研磨体を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の研磨体の製造方法は、基材と、砥粒と結合剤とを含有するペーストとを用意する第1工程と、
前記基材上にディスペンサによって前記ペーストを規則的に供給し、多数個の未硬化凸部を形成する第2工程と、
各前記未硬化凸部を硬化し、前記基材上に形成された多数個の研磨凸部を形成する第3工程とを備えていることを特徴とする。
本発明の製造方法では、第2工程において、ディスペンサを採用しているため、高粘度のペーストを供給してアスペクト比の高い未硬化凸部を形成できる。このため、第3工程で未硬化凸部を硬化することにより、アスペクト比の高い研磨凸部を形成できる。
したがって、本発明の製造方法では、より優れた耐久性及び研磨能力を発揮できる研磨体を製造することができる。また、この製造方法では、ディスペンサの供給口の奇跡を変更することにより、各研磨凸部の形状を容易に変更でき、使用目的に適宜応じた研磨体を容易に製造することが可能である。
基材は、可撓性を有するシート、フィルム等の他、剛性を有する基板を採用することが可能である。シートとしては、天然繊維、合成繊維、炭素繊維等の繊維から成る織布又は不織布を採用することができる。フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、アラミド等の合成樹脂、アルミニウム、銅等の金属からなる単層又は複層のものを採用することができる。基板としては、ガラス基板、セラミックス基板、金属基板等を採用することができる。
砥粒は、アルミナ(Al23)、シリカ(SiO2)、酸化鉄(Fe23)、ダイヤモンド、酸化セリウム(CeO2)、炭化珪素(SiC)、炭化ほう素(B4C)、チタニア(TiO2)、炭酸バリウム(BaCO3)、酸化クロム(Cr23)、ジルコニア(ZrO2)、立方晶窒化ホウ素(cBN)、窒化珪素(Si34)、酸化マンガン(Mn23)、硫酸バリウム(BaSO4)等を採用することが可能である。砥粒の粒径は研摩体の使用目的等に応じて適宜選択される。
結合剤としては、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリビニルアセタール、ゴム、ポリアミド、フェノール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のバインダ樹脂の他、ホウ珪酸ガラス等のガラス、アルミニウム合金等の金属を採用することができる。バインダ樹脂は熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂であり得る。バインダ樹脂を結合剤として採用する場合、ペーストには溶媒が含まれ得る。溶媒としては、バインダ樹脂の種類により、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、エタノール、イソプロピルアルコール、アノン、ソルベッソ等を採用することができる。ペーストには、粘性調整剤、硬化開始剤、界面活性剤、染料、顔料、可塑剤、湿潤剤等も含み得る。
ペーストは、未硬化凸部に適したチキソトロピー性を付与する粘性調整剤を含有していることが好ましい。粘性調整剤としては、シリカ微粒子、アマイド系ワックス状組成物、セルロースナノファイバ等を採用することができる。
発明者らの試験結果によれば、結合剤がバインダ樹脂と溶媒とを含む場合、ペーストは粘度が80,000〜500,000cpsであることが好ましい。ペーストの粘度が80,000cps未満では、研磨凸部のアスペクト比が、印刷によって得られる研磨凸部のアスペクト比より高くなり難い。また、ペーストの粘度が80,000cps未満では、研磨凸部における頂面と側面とがなす角度αが、印刷によって得られる研磨凸部の角度αより大きくなり難い。一方、ペーストの粘度が500,000cps超では、ディスペンサによってペーストを供給し難く、基材と研磨凸部との密着性が不十分になり易い。ペーストは粘度が150,000〜200,000cpsであることがより好ましい。粘度がこの範囲のペーストであれば、研磨凸部のアスペクト比及び角度αが高く、また研磨凸部と基材との密着力が優れ、研磨能力が高く、かつ高い耐久性及び研磨能力を発揮可能である。
また、本発明の研磨体は、基材と、前記基材上に規則的に形成された多数個の研磨凸部とを備え、
各前記研磨凸部は、バインダ樹脂と、前記バインダ樹脂に分散された砥粒とからなる研磨体において、
各前記研磨凸部は、前記バインダ樹脂及び前記砥粒を含むペーストがディスペンサから供給された未硬化凸部が硬化され、頂面が円又は多角形に形成された錐台形状をなしていることを特徴とする。
本発明の研磨体は、各研磨凸部が高いアスペクト比を実現できるため、優れた耐久性及び研磨能力を発揮することができる。また、この研磨体は、ディスペンサによって各未硬化凸部が形成されていることから、使用目的に応じて適宜製造され得る。
基材は、可撓性を有し、バインダ樹脂を含浸可能なシートからなることが好ましい。この場合、各未硬化凸部のペーストがシートに含浸し、各研磨凸部がシートに噛み込んだ状態で形成されることから、基材と研磨凸部とが高い密着性を発揮する。
基材と各研磨凸部との間には基材と各研磨凸部とを密着させる密着層が形成され得る。この密着層はペーストを構成するバインダ樹脂からなることが好ましい。この場合、各未硬化凸部のペーストのバインダ樹脂と密着層のバインダ樹脂とが互いに強固に結合し易いことから、各研磨凸部が密着層に強固に結合し、基材と研磨凸部とが高い密着性を発揮する。
本発明の研磨体の製造方法によれば、より耐久性及び研磨能力に優れた研磨体を製造することが可能である。また、本発明の研磨体は、各研磨凸部が高いアスペクト比を実現できるため、優れた耐久性及び研磨能力を発揮することができる。
図1は、実施例1の研磨シートの一部平面図である。 図2は、実施例1の研磨シートの要部拡大断面図である。 図3は、実施例2の研磨シートの一部拡大平面図である。 図4は、実施例3の研磨シートの一部拡大平面図である。 図5は、実施例4の研磨シートの一部拡大平面図である。 図6は、実施例5の研磨シートの要部拡大断面図である。
以下、本発明を研磨体としての研磨シートに具体化し、試験により説明する。まず、第1工程として、基材として、可撓性のあるシート1を用意した。シート1は、ポリエステル繊維と綿との混紡織布(厚み0.2mm)である。
Figure 2021024069
また、表1に組成を示すペースト1〜11を用意した。ペースト1〜4はペースト供給手段をスクリーン印刷とするために用意したものであり、ペースト5〜11はペースト供給手段をディスペンサとするために用意したものである。
ここで、バインダ樹脂としてはフェノール樹脂を採用した。溶剤としての有機溶剤はプロパノールを採用した。砥粒は、D50=5μmのアルミナ粉末である。また、未硬化凸部に適したチキソトロピー性をペースト1〜11に付与するため、粘性調整剤としてのシリカ微粒子(平均粒径0.1μm)と、アマイド系ワックス組成物(楠本化成(株)製ET7020)とを用意した。これらを表1に示される質量部で配合した後、十分に混合し、ペースト1〜11とした。ペースト1〜11の粘度は表2に示すとおりである。
Figure 2021024069
次いで、ペースト1〜11を用い、第2工程を行なった。この際、表2に示すように、試験1〜4では、シート1を水平にし、そのシート1上にスクリーン印刷によって各ペーストを規則的に供給し、多数個の未硬化凸部を形成した。
試験5〜11では、シート1を水平にし、そのシート1上にディスペンサによって各ペーストを規則的に吐出し、多数個の未硬化凸部を形成した。試験1〜11の各未硬化凸部は円錐台形状である。ディスペンサのノズル径及び吐出圧力は粘度によって変更した。
そして、第3工程として、試験1〜11において、各未硬化凸部をシート1とともに80°Cで放置し、各未硬化凸部から溶媒を揮発させ、シート1及び各未硬化凸部を乾燥した。この後、シート1及び各未硬化凸部を120〜150°Cで加熱することによりフェノール樹脂を熱硬化させ、各未硬化凸部を硬化した。こうして、図1に示すように、シート1上に多数個の研磨凸部3が形成された研磨シートを製造した。
(評価1)
試験1〜11の研磨シートでは、図2及び表2に示すように、研磨凸部3の高さh(mm)と、幅w(mm)と、高さh/幅wによるアスペクト比とを求めた。また、研磨凸部3における頂面3aと側面3bとがなす角度α(°)を求めた。
さらに、シート1と研磨凸部3との密着性として、研磨凸部3の頂面3aから0.1mm下部を治具によって押し、研磨凸部3がシート1から剥がれる際の力(N)を計測するダイシェアテスト(Dage Japan)を行なった。20N未満で研磨凸部3がシート1から剥がれた場合には×、20N以上、40N未満で研磨凸部3がシート1から剥がれた場合には○、40N以上でも研磨凸部3がシート1から剥がれなかった場合には◎を付して評価した。
また、研磨シートの研磨能力を評価するため、ガラス基板上に油性インクによって油膜を形成し、その油膜を研磨シートで除去した。油膜の面積除去率が60%以下であれば×、面積除去率60%が超、80%以下であれば○、面積除去率が80%超であれば◎を付して評価した。
さらに、研磨シートにおける研磨凸部3の厚みを90%以下に研削した後の研磨能力を耐久後の研磨能力とし、上記と同様、初期の研磨能力と、耐久後の研磨能力とを求めた。初期の面積除去率/耐久後の面積除去率が0.8超であれば耐久性が低く、初期の面積除去率/耐久後の面積除去率が0.8未満であれば耐久性が高いと評価した。これらも表2に示す。
表2からわかるように、試験1〜4の製造方法では、第2工程において、スクリーン印刷を採用しているため、研磨凸部のアスペクト比がさほど高くない。また、試験1〜4の製造方法では、研磨凸部の角度αが50〜65°である。試験1、4の製造方法のように、アスペクト比が0.20、0.22の研磨凸部を形成すると、密着力が劣り、耐久性も劣っている。
これに対し、試験5〜11の製造方法では、第2工程において、ディスペンサを採用しているため、アスペクト比が0.22以上の研磨凸部3を形成できる。また、試験5〜11の製造方法では、研磨凸部3の角度αも65°以上である。これは、試験5〜11の製造方法では、高粘度のペーストを吐出してアスペクト比の高い未硬化凸部を形成できるからである。
但し、試験5からわかるように、ペーストの粘度が80,000cpsでは、研磨凸部3のアスペクト比が、スクリーン印刷によって得られる研磨凸部のアスペクト比と同等である。また、ペーストの粘度が80,000cpsでは、研磨凸部3の角度αが、スクリーン印刷によって得られる研磨凸部の角度αと同等である。一方、試験10、11からわかるように、ペーストの粘度が500,000cps超では、シート1と研磨凸部3との密着性が不十分になっている。これはディスペンサによってペーストを供給し難いため、未硬化凸部がシート1に密着し難いからである。
試験7、8からわかるように、ペーストの粘度が150,000〜200,000cpsであれば、研磨凸部3のアスペクト比及び角度αが高く、また研磨凸部3とシート1との密着力が優れ、かつ高い耐久性及び研磨能力を発揮可能である。
したがって、試験5〜11、特に試験5〜10、より特に試験7、8の研磨シートの製造方法によれば、より耐久性及び研磨能力に優れた研磨シートを製造できることがわかる。また、これらで得られた研磨シートは、各研磨凸部3が高いアスペクト比を実現できるため、優れた耐久性及び研磨能力を発揮することができる。
また、試験7、8で得られた研磨シートは、シート1が可撓性を有し、バインダ樹脂を含浸可能であるため、製造途中で各未硬化凸部のペーストがシート1に含浸し、各研磨凸部3がシート1に噛み込んだ状態で形成されている。このため、これらの研磨シートはシート1と研磨凸部3とが高い密着性を発揮する。
(評価2)
表3に示すように、ペースト7を用い、試験7及び試験12〜14によって種々の形状の研磨凸部を形成した。試験7では、図3に示すように、四角錐台形状の研磨凸部5を形成した(実施例2)。試験12では、図1に示すように、円錐台形状の研磨凸部3を形成した(実施例1)。試験13では、図4に示すように、三角錐台形状の研磨凸部7を形成した(実施例3)。試験14では、図5に示すように、六角錐台形状の研磨凸部9を形成した(実施例4)。試験7及び試験12〜14のペースト供給手段、各研磨凸部3、5、7、9のアスペクト比及び角度αは同一である。
Figure 2021024069
各研磨シートについて、密着力、研磨能力及び耐久性を評価した。試験7及び試験12〜14では、研磨凸部の形状が異なる点を除き、製造方法及び評価の仕方は上記と同一である。結果も表3に示す。
表3に示されるように、各研磨シートは、研磨凸部の形状の差によって特性にさほどの相違を生じない。
(評価3)
表4に示すように、ペースト8を用い、試験8及び試験15〜19を行なった。これらでは、ディスペンサによって未硬化凸部の高さ方向の吐出量を大きくし、アスペクト比を変更した。試験8及び試験15〜19のペースト供給手段は同一であり、各研磨凸部の角度αは80°である。
Figure 2021024069
各研磨シートについて、アスペクト比、密着力、研磨能力及び耐久性を評価した。試験8及び試験15〜19では、アスペクト比が異なる点を除き、製造方法及び評価の仕方は上記と同一である。結果も表4に示す。
表4に示されるように、粘度が同じペーストでも、ディスペンサによる塗布条件を調整すれば、アスペクト比を制御できることがわかる。このため、本発明の製造方法では、ディスペンサの供給口の奇跡を変更することにより、各研磨凸部の形状を容易に変更でき、使用目的に適宜応じた研磨体を容易に製造することが可能である。
(実施例5)
まず、シート1上にペースト1〜11のバインダ樹脂と同じフェノール樹脂を塗布した。この後、試験7、8と同様に第2工程及び第3工程を行い、実施例5の研磨シートを得た。シート1上のフェノール樹脂は密着層11となっている。
この研磨シートでは、各未硬化凸部のペーストのバインダ樹脂と密着層のバインダ樹脂とが同一樹脂として互いに強固に結合するため、図6に示すように、密着層11がシート1に強固に結合し、かつ各研磨凸部3が密着層11に強固に結合する。このため、シート1と各研磨凸部3とが高い密着性を発揮する。
以上において、本発明を試験5〜19及び実施例1〜5に即して説明したが、本発明は上記試験5〜19及び実施例1〜5に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記試験5〜19及び実施例1〜4では、基材を可撓性のある混紡織布のシート1としたが、他の織布、不織不を基材として採用できる他、基材を剛性のある基板とする研磨ディスクに本発明を具体化することも可能である。
また、試験5〜19、実施例1〜4の砥粒はアルミナ粉末であるが、シリカ、酸化鉄、ダイヤモンド、酸化セリウム等の粉末を採用するいことも可能である。
また、バインダ樹脂、溶媒等も種々のものを採用することが可能である。
本発明は、フラットパネルディスプレイ等のクリーニング用の研磨シート、研磨ディスク等に利用可能である。
1…基材(シート)
3、5、7、9…研磨凸部
11…密着層

Claims (6)

  1. 基材と、砥粒と結合剤とを含有するペーストとを用意する第1工程と、
    前記基材上にディスペンサによって前記ペーストを規則的に供給し、多数個の未硬化凸部を形成する第2工程と、
    各前記未硬化凸部を硬化し、前記基材上に形成された多数個の研磨凸部を形成する第3工程とを備えていることを特徴とする研磨体の製造方法。
  2. 前記ペーストは、前記未硬化凸部に適したチキソトロピー性を付与する粘性調整剤を含有している請求項1記載の研磨体の製造方法。
  3. 前記結合剤は、バインダ樹脂と溶媒とを含み、
    前記ペーストは粘度が80,000〜500,000cpsである請求項2記載の研磨体の製造方法。
  4. 基材と、前記基材上に規則的に形成された多数個の研磨凸部とを備え、
    各前記研磨凸部は、バインダ樹脂と、前記バインダ樹脂に分散された砥粒とからなる研磨体において、
    各前記研磨凸部は、前記バインダ樹脂及び前記砥粒を含むペーストがディスペンサから供給された未硬化凸部が硬化され、頂面が円又は多角形に形成された錐台形状をなしていることを特徴とする研磨体。
  5. 前記基材は、可撓性を有し、前記バインダ樹脂を含浸可能なシートからなる請求項4記載の研磨体。
  6. 前記基材と各前記研磨凸部との間には前記基材と各前記研磨凸部とを密着させる密着層が形成され、
    前記密着層は前記バインダ樹脂からなる請求項4又は5記載の研磨体。
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