JP2021024053A - 視覚誘導ロボットアームの補正方法 - Google Patents

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【課題】視覚誘導ロボットアームの補正方法を提供する。【解決手段】視覚誘導ロボットアームの補正方法はロボットアームに適用され、操作条件を設定するステップA)と、補正対象を設置するステップB)と、作業ツール中心点を転移するステップC)と、イメージセンサーを稼働させるステップD)と、位置決めマークに画像分析を行うステップE)と、画像と実距離を補正するステップF)と、画像補正データを計算するステップG)と、イメージセンサー座標系の補償量を計算するステップH)とを含む。上述した技術特徴により、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法は特定の補正対象、例えばドットマトリックスに限定されない。つまり、補正対象内に位置決めマークさえ指定すれば補正作業を進めることができるため、補正作業時間の縮減が実現できる。また、画像分析方式によって座標位置を判断することは人間の判断によって生じる視覚誤差を低減できる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットアームの補正方法、特に視覚誘導ロボットアームの補正方法に関するものである。
視覚誘導ロボットアームとはCCD(Charge−coupled Device)イメージセンサーなどの目になるイメージセンサーがロボットアームの末端効果器に増設してあるロボットアームのことである。工作物位置がイメージセンサーによって検知された後、ロボットアームの末端効果器はロボットアームのコントローラーによって制御され、工作物位置まで移動し、物を取ったり置いたりする作業を行う。
工作物を取ったり置いたりする作業を行う前に、視覚誘導ロボットアームの補正作業によって末端効果器とイメージセンサーのレンズとの間の座標位置の差をコントローラーに記録させることができる。
従来の視覚誘導ロボットアームの補正技術において、補正対象はドットマトリックス、即ち方向性のない規則的なパターンであるため、作業者は先にドットマトリックスに三つの特徴ポイントを順番に決める必要がある。続いて、ロボットアームを適切な高さまで移動させ、ビットマップ画像をカメラが撮影できる位置、即ち画像補正ポイントを決める。続いて、画像処理ソフトウェア中のビットマップ画像に上述の三つの特徴ポイントの画像座標と、ドットマトリックス中のドットの間に対応する現実世界の中心距離とを入力すれば、画像処理ソフトウェアは画像座標系を現実世界座標系に転換し、真実世界座標系X−Yを定義することができる。
上述した作業が完了した後、ロボットアームを動かしてロボットアームの作業ツールの作業ポイントを上述した三つの特徴ポイントに位置させ、作業ポイントが特徴ポイントに位置するロボットアーム座標値を記録する。補正作業が完了すると、ロボットアームのコントローラーがロボットアーム座標値に基づいて演算を自動的に行ってロボットアームの基台座標系を定義する。このときロボットアームの基台座標系は画像処理ソフトウェア内の真実世界座標系に重なる。つまり、画像処理ソフトウェアは画像を分析および転換して求めた工作物の真実世界座標をロボットアームに伝達して作業を進行させることができるため、それ以上の転換作業が不要である。
従来の視覚誘導ロボットアームの補正技術は人力に完全に頼らなければならないため、補正作業に手間が掛かるだけでなく、誤差が起こりやすい。一方、作業ツールの作業ポイントが特徴ポイントに正確に重なるか否かを確認する際、作業員の目視に頼らなければならないため、作業員によって補正結果が異なる、即ち目視の誤差が起る。
それに関連する技術において、特許文献1により開示されたオフライン相対校正法はロボットアームのツール中心点(tool center point,TCP)と工作物の誤差に基づいて補償を行って精確な加工経路を見出す。そのために、ロボットアームはあらかじめ標準の工作物の形状パラメータを標準パラメータに基づいて補正することが必要であり、オンライン操作を行う際、フィードバック制御または変位センサーによって目前の工作物のパラメータと標準の工作物のパラメータの誤差を求めて補償を行う。
特許文献2はロボットアームの末端のカメラで撮った少なくとも2枚の工作物の画像に対するハンドアイキャリブレーションを開示した。つまり、該案はロボットアームを動かして撮った少なくとも2枚の画像を投影し、ロボットアームとカメラの旋転および平行移動にベクトル演算を行う。しかしながら、2枚以上の工作物を撮像して計算するには、撮像対象になる工作物の辺縁に関わるデータが充分でないと、データ転換および最適化計算に時間が掛かるだけでなく、正確な結果を得ることができない。
特許文献3により開示された測量システムはロボットアームの移動方式を確認し、光を吸収する表面においてツール中心点の位置を所定位置に転移し、確定された位置でロボットを動かしてロボットアームの位置を記録することによってロボットのツールが装着してある表面に相対するツール中心点の位置を確定する。該案が画像補正技術に応用される際、ロボットアームによって補正ツール中心点の位置と画像表示の中心点とを一致させ、共通の座標系を計算する基礎を構成することが必要であるだけでなく、人の手で補正操作を行うため、手間が非常にかかる。
米国特許US6812665号公報 米国特許US7019825号公報 米国特許US20050225278A1号公報
本発明は、補正作業時間の縮減および誤差の低減が実現できる視覚誘導ロボットアームの補正方法を提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、視覚誘導ロボットアームの補正方法はロボットアームに適用される。ロボットアームはコントローラーに電気的に接続され、基台、末端に位置するフランジ面、フランジ面に装着される作業ツールおよびイメージセンサーから構成され、作動範囲を有する。作業ツールは作業ツール中心点を有する。イメージセンサーはコントローラーに電気的に接続され、撮像面を有する撮像チップを内蔵する。コントローラーはデータ入力、データ出力、データ保存、データ演算処理およびデータ表示などの機能を有し、予め基台座標系およびフランジ座標系を保存し、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系を設定する。基台座標系は相互に垂直のX軸、Y軸およびZ軸からなる座標空間であり、基台座標原点を有する。フランジ座標系は相互に垂直のX1軸、Y1軸およびZ1軸からなる座標空間であり、フランジ座標原点を有する。作業ツール座標系は相互に垂直のX2軸、Y2軸およびZ2軸からなる座標空間であり、作業ツール中心点に位置する作業ツール座標原点を有する。イメージセンサー第一座標系は相互に垂直のX3軸、Y3軸およびZ3軸からなる座標空間であり、イメージセンサー第一座標原点を有し、かつX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面が撮像チップの撮像面に平行である。作業員がコントローラーによってフランジ座標系、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系から現在座標系を選択する。現在座標系とは目前に現在使っている座標系のことである。視覚誘導ロボットアームの補正方法のステップは次のとおりである。ステップA)は操作条件を設定する。基台座標系において補正高度、第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標をコントローラーによって設定する。ステップB)は補正対象を設置する。ロボットアームの作動範囲内に補正対象を設置する。補正対象は位置決めマークを有する。ステップC)は作業ツール中心点を転移する。作業ツール座標系を現在座標系に設定し、ロボットアームによって作業ツールを動かして作業ツール中心点を位置決めマークに転移する。コントローラーは基台座標系に位置する現在位置座標を保存する。ステップD)はイメージセンサーを稼働させる。イメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定し、操作条件を補正高度に設定する。ロボットアームはコントローラーの指示によってイメージセンサーを動かし、イメージセンサー第一座標原点を補正基準位置座標に転移し、補正基準位置座標を位置決めマークの上方に位置させるため、Z軸座標値の差が補正高度となる。ステップE)は位置決めマークに画像分析を行う。イメージセンサーは位置決め画像を撮る。位置決め画像は位置決めマークを有する画像である。コントローラーは画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心を設定し、位置決め画像を分析する。続いて、コントローラーは画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心に対する位置決め画像の位置決めマークの位置を確認し、位置決めマーク画像座標を求める。ステップF)は画像と実距離を補正する。ロボットアームはイメージセンサーを動かしてイメージセンサー第一座標原点を第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標に転移する。イメージセンサー第一座標原点が第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標に移る際、イメージセンサーは第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を撮る。続いて、コントローラーは画像分析ソフトウェアによって第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を分析し、第一画像から第四画像内の位置決めマームに別々に対応する第一補正画像座標、第二補正画像座標、第三補正画像座標および第四補正画像座標を求める。ステップG)は画像補正データを計算する。明確になった基台座標系の第一補正座標から第四補正座標と、第一補正画像座標から第四補正画像座標とに基づいて画像補正データを算出する。画像補正データに基づいて画像内距離と実距離の転換関係を明確にする。ステップH)はイメージセンサー座標系の補償量を計算する。位置決めマーク画像座標と画像補正データに基づいてイメージセンサー第一座標系の補償量を計算し、イメージセンサーの画像位置と作業ツール位置の誤差を補償する。
上述した技術特徴により、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法は特定の補正対象、例えばドットマトリックスに限定されない。つまり、補正対象内に位置決めマークさえ指定すれば補正作業を進めることができるため、補正作業時間の縮減が実現できる。一方、画像分析方式によって座標位置を判断することは人間の判断によって生じる視覚誤差を低減できる。
ステップA)において、第一補正座標から第四補正座標はZ軸成分が同じであり、同じ高さに位置する。
請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法において、補正座標は数が四つ以上である。補正座標が多ければ演算量が大きくなり、演算時間が長くなるとともに演算コストが増加するため、補正ポイントの数を適宜に選択することが必要である。本実施形態は4点補正を行う。
ステップG)において、画像補正データの計算方法は下記のとおりである。明確になった第一補正座標から第四補正座標の点の位置は式1によって表示され、マトリックスが式3によって表示される。それに対応する第一補正画像座標から第四補正画像座標は式2によって表示され、マトリックスが式4によって表示される。
式3において、マトリックスXは基台座標系の第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標から構成される。式4において、マトリックスXは画像空間中の第一補正画像座標、第二補正画像座標、第三補正画像座標および第四補正画像座標から構成される。マトリックスXおよびマトリックスXの関係は式5および式6によって表示される。
式6において、マトリックスAは二つの平面座標系の間のアフィン変換行列(Affine transformation matrix)である。マトリックスXのムーアペンローズ擬似逆行列X (Moore−Penrose pseudo−inverse matrix)を計算すれば式6によってマトリックスAを算出できる。
特異値分解(Singular Value Decomposition,SVD)によって擬似逆行列X を解くことができる。マトリックスA、即ち画像補正データは画像内距離と実距離の転換関係を表示する。
ステップH)において、さらにイメージセンサー第一座標系の補償量をコントローラーに書き込み、イメージセンサー第二座標系を形成することができる。
本発明の一実施形態のシステム、即ちロボットアームを示す模式図である。 本発明の一実施形態における補正対象を示す模式図である。 本発明の一実施形態のステップを示す模式図である。 本発明の一実施形態においてイメージセンサーが撮った画像内の補正対象、位置決めマークおよび画像中心を示す模式図である。
以下、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1から図4に示すように、本発明の一実施形態による視覚誘導ロボットアームの補正方法はロボットアーム10に適用される。ロボットアーム10は6軸ロボットアームであり、コントローラー13に電気的に接続され、基台11、フランジ面12、作業ツール15およびイメージセンサー17から構成され、作動範囲を有する。フランジ面12は物を繋ぎ合わせるためにロボットアーム10の末端に配置される。コントローラー13はデータ入力、データ出力、データ保存、データ演算処理およびデータ表示などの機能を有する。ロボットアーム10を出荷する際、基台座標系およびフランジ座標系をコントローラー13に予め保存する。
ロボットアーム10の作動範囲は基台座標系に位置する。基台座標系は相互に垂直のX軸、Y軸およびZ軸からなる座標空間であり、基台座標原点を有する。本実施形態の原点は基台11に位置するが、これに限定されず、別の部位に位置してもよい。フランジ座標系は相互に垂直のX1軸、Y1軸およびZ1軸からなる座標空間であり、フランジ座標原点を有する。本実施形態において、フランジ座標原点はフランジ面12の幾何学的中心に位置する。
フランジ座標系と基台座標系の関係はx1、y1、z1、a1、b1、c1によって明確になる。x1は基台座標系のX軸に対するフランジ座標系のX1軸の距離である。y1は基台座標系のY軸に対するフランジ座標系のY1軸の距離である。z1は基台座標系のZ軸に対するフランジ座標系のZ1軸の距離である。a1はフランジ座標系のX1軸が基台座標系のX軸を中心に旋転する角度である。b1はフランジ座標系のY1軸が基台座標系のY軸を中心に旋転する角度である。c1はフランジ座標系のZ1軸が基台座標系のZ軸を中心に旋転する角度である。
作業ツール15はフランジ面12に装着される。本実施形態において、作業ツール15は吸盤であるが、これに限定されない。作業ツール15は作業ツール中心点(tool center point)TCPを有する。作業員はコントローラー13によって作業ツール座標系を設定する。作業ツール座標系は相互に垂直のX2軸、Y2軸およびZ2軸からなる座標空間であり、作業ツール座標原点を有する。作業ツール座標原点は作業ツール中心点TCPに位置する。
作業ツール座標系とフランジ座標系の関係はx2、y2、z2、a2、b2、c2によって明確になる。x2はフランジ座標系のX1軸に対する作業ツール座標系のX2軸の距離である。y2はフランジ座標系のY1軸に対する作業ツール座標系のY2軸の距離である。z2はフランジ座標系のZ1軸に対する作業ツール座標系のZ2軸の距離である。a2は作業ツール座標系のX2軸がフランジ座標系のX1軸を中心に旋転する角度である。b2は作業ツール座標系のY2軸がフランジ座標系のY1軸を中心に旋転する角度である。c2は作業ツール座標系のZ2軸がフランジ座標系のZ1軸を中心に旋転する角度である。
イメージセンサー17は撮像のためにフランジ面12に装着される。本実施形態において、イメージセンサー17はCCD(Charge−coupled Device)イメージセンサーであり、コントローラー13に電気的に接続され、撮像面171aを有する撮像チップ171を内蔵する。作業員はコントローラー13によってイメージセンサー第一座標系を設定する。イメージセンサー第一座標系は相互に垂直のX3軸、Y3軸およびZ3軸からなる座標空間であり、イメージセンサー第一座標原点を有し、かつX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面が撮像チップ171の撮像面171aに平行である。本実施形態において、イメージセンサー第一座標原点は撮像面171aに位置する。
イメージセンサー第一座標系とフランジ座標系の関係はx3、y3、z3、a3、b3、c3によって明確になる。x3はフランジ座標系のX1軸に対するイメージセンサー第一座標系のX3軸の距離である。y3はフランジ座標系のY1軸に対するイメージセンサー第一座標系のY3軸の距離である。z3はフランジ座標系のZ1軸に対するイメージセンサー第一座標系のZ3軸の距離である。a3はイメージセンサー第一座標系のX3軸がフランジ座標系のX1軸を中心に旋転する角度である。b3はイメージセンサー第一座標系のY3軸がフランジ座標系のY1軸を中心に旋転する角度である。c3はイメージセンサー第一座標系のZ3軸がフランジ座標系のZ1軸を中心に旋転する角度である。
作業員はコントローラー13によってフランジ座標系、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系から現在座標系を選択する。現在座標系とは目前に現在使っている座標系のことである。作業員が基台座標系に位置を設定し、現在座標系の選択を完了させれば、コントローラー13は現在座標系の原点を設定した位置に転移し、現在座標系のX1Y1平面、X2Y2平面またはX3Y3平面を基台座標系のXY平面に平行させる。例えば、作業ツール座標系を現在座標系に設定すれば、コントローラー13はロボットアーム10によって作業ツール座標原点を設定した位置に転移し、作業ツール座標系のX2軸およびY2軸からなるX2Y2平面を基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行させる。またイメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定すれば、コントローラー13はロボットアーム10によってイメージセンサー第一座標原点を設定した位置に転移し、イメージセンサー第一座標系のX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面を基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行させる。
図3に示すように、視覚誘導ロボットアームの補正方法のステップは次のとおりである。
ステップA)は操作条件を設定する。
基台座標系において補正高度Zcal、第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4をコントローラー13によって設定する。第一補正座標P1から第四補正座標P4はZ軸成分が同じであり、同じ高さに位置する。
ステップB)は補正対象を設置する。
ロボットアーム10の作動範囲内に補正対象18を設置する。補正対象18は位置決めマーク181を有する。本実施形態において、位置決めマーク181はドットであるが、これに限定されない。
ステップC)は作業ツール中心点TCPを転移する。
作業ツール座標系を現在座標系に設定し、ロボットアーム10によって作業ツール15を動かして作業ツール中心点TCPを位置決めマーク181に転移する。コントローラー13は基台座標系に位置する現在位置座標Pspを保存する。
ステップD)はイメージセンサー17を稼働させる。
イメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定し、操作条件を補正高度Zcalに設定する。ロボットアーム10はコントローラー13の指示によってイメージセンサー17を動かし、イメージセンサー第一座標原点を補正基準位置座標Pcpに転移し、補正基準位置座標Pcpを位置決めマーク181の上方に位置させる。基台座標系において補正基準位置座標Pcpと現在位置座標Pspを比較対照すれば、X軸成分およびY軸成分が同じであるため、Z軸座標値の差が補正高度Zcalとなる。
ステップE)は位置決めマーク181に画像分析を行う。
イメージセンサー17は位置決め画像を撮る。位置決め画像は位置決めマーク191を有する画像である。コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心を設定し、位置決め画像を分析する。本実施形態において、位置決め画像の中心は位置決め画像の幾何学的中心であるが、これに限定されない。続いて、コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心に対する位置決め画像の位置決めマーク181の位置を確認し、位置決めマーク画像座標Xcsを求める。
画像分析ソフトウェアは画像内の物体を確認し、画像内の座標位置を分析する市販の画像分析ソフトウェアであるため、詳しい説明を省略する。
ステップF)は画像と実距離を補正する。
ロボットアーム10はイメージセンサー17を動かしてイメージセンサー第一座標原点を第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4に転移する。イメージセンサー第一座標原点が第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4に移る際、イメージセンサー17は第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を撮る。続いて、コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を分析し、第一画像から第四画像内の位置決めマーク181に別々に対応する第一補正画像座標Xc1、第二補正画像座標Xc2、第三補正画像座標Xc3および第四補正画像座標Xc4を求める。
ステップG)は画像補正データを計算する。
明確になった基台座標系の第一補正座標P1から第四補正座標P4の座標値(真実空間)と、第一画像から第四画像内の位置決めマーク181に別々に対応する第一補正画像座標Xc1、第二補正画像座標Xc2、第三補正画像座標Xc3および第四補正画像座標Xc4(画像空間)とに基づいて画像内距離と実距離(基台座標系)の関係を確認して画像補正データを求めることができる。画像補正データに基づいて画像内距離と実距離の転換関係を明確にすることができる。
本実施形態は4点補正を例として挙げるが、これに限定されず、四点以上でもよい。補正座標が多ければ演算量が大きくなり、演算時間が長くなるとともに演算コストが増加するため、補正ポイントの数を適宜に選択することが必要である。
本実施形態において、画像補正データの計算方法は下記の式のとおりであるが、これに限定されない。
明確になった第一補正座標P1から第四補正座標P4の点の位置は式1によって表示され、マトリックスが式3によって表示される。それに対応する第一補正画像座標から第四補正画像座標は式2によって表示され、マトリックスが式4によって表示される。
式3において、マトリックスXは基台座標系の第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4から構成される。式4において、マトリックスXは画像空間中の第一補正画像座標、第二補正画像座標および第三補正画像座標および第四補正画像座標から構成される。マトリックスXおよびマトリックスXの関係は式5および式6によって表示される。
式6において、マトリックスAは二つの平面座標系の間のアフィン変換行列(Affine transformation matrix)である。マトリックスXのムーアペンローズ擬似逆行列X (Moore−Penrose pseudo−inverse matrix)を計算すれば式6によってマトリックスAを算出できる。
特異値分解(Singular Value Decomposition,SVD)によって擬似逆行列X を解くことができる。マトリックスA、即ち画像補正データは画像内距離と実距離の転換関係を表示する。
ステップH)はイメージセンサー座標系の補償量を計算する。
位置決めマーク画像座標Xcsと画像補正データに基づいてイメージセンサー第一座標系の補償量を計算し、イメージセンサーの画像位置と作業ツール位置の誤差を補償する。
好ましい場合、作業ツール座標系のX2軸およびY2軸からなるX2Y2平面と、イメージセンサー第一座標系のX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面とは基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行である。補正基準位置座標Pcpおよび現在座標系PspはX軸成分およびY軸成分が同じであるため、Z軸座標値の差が補正高度Zcalとなる。
作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系が理想的な状態であれば、位置決め画像内の位置決めマークが位置決め画像の中心に位置する。つまり、作業ツール座標系の位置決めマーク181の位置がイメージセンサー座標系の画像中心に重なる。画像補正データ(即ち画像内距離と実距離の比)が明確になれば、コントローラー13はイメージセンサー17で撮った画像データおよび画像補正データに基づいてロボットアーム10を作動させて作業ツール15を制御することができる。
画像内の位置決めマーク181の位置と画像中心との間に誤差が生じる場合、画像補償量Tcompを求めて補償を行うことが必要である。位置決めマーク画像座標Xcsは位置決め画像内の位置決めマーク181の原点が位置決め画像中心に位置する座標値である。位置決めマーク画像座標Xcsの座標値を画像補償量Tcompに転換すれば、画像内の作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系を補償する誤差が明確になる。
位置決めマーク181を中心にしてイメージセンサー17で撮った画像に基づいて作業ツールを制御する際、イメージセンサー17で撮った画像に画像補償量Tcompを加えて画像中の位置決めマーク画像を画像中心に位置させれば、イメージセンサー17で撮った画像に基づいて作業ツールを制御することができる。コントローラー13はイメージセンサー第一座標系の補償量に基づいて作業ツールの作動を制御し、イメージセンサー17で撮った画像位置と作業ツール位置との誤差を補償する。
イメージセンサー第一座標系の補償量をコントローラー13に書き込み、イメージセンサー第二座標系を形成すれば、イメージセンサー17で撮った画像に補償量を毎回加えることが必要でなくなり、ロボットアーム10がイメージセンサー17を稼働させる際、イメージセンサー第一座標系の補償量がイメージセンサー17の移動位置に加わることになるため、作業の便をはかることができる。
上述した技術特徴により、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法は特定の補正対象、例えばドットマトリックスに限定されない。つまり、補正対象内に位置決めマークさえ指定すれば補正作業を進めることができるため、補正作業時間の縮減が実現できる。また、画像分析方式によって座標位置を判断することは人間の判断によって生じる視覚誤差を低減できる。
10 ロボットアーム
11 基台
12 フランジ面
13 コントローラー
15 作業ツール
17 イメージセンサー
171 撮像チップ
171a 撮像面
18 補正対象
181 位置決めマーク
P1 第一補正座標
P2 第二補正座標
P3 第三補正座標
P4 第四補正座標
Psp 現在位置座標
Pcp 補正基準位置座標
TCP 作業ツール中心点
Xcs 位置決めマーク画像座標
Xc1 第一補正画像座標
Xc2 第二補正画像座標
Xc3 第三補正画像座標
Xc4 第四補正画像座標
Zcal 補正高度
X軸、Y軸、Z軸 基台座標系
X1軸、Y1軸、Z1軸 フランジ座標系
X2軸、Y2軸、Z2軸 作業ツール座標系
X3軸、Y3軸、Z3軸 イメージセンサー第一座標系
本発明は、ロボットアームの補正方法、特に視覚誘導ロボットアームの補正方法に関するものである。
視覚誘導ロボットアームとはCCD(Charge−coupled Device)イメージセンサーなどの目になるイメージセンサーがロボットアームの末端効果器に増設してあるロボットアームのことである。工作物位置がイメージセンサーによって検知された後、ロボットアームの末端効果器はロボットアームのコントローラーによって制御され、工作物位置まで移動し、物を取ったり置いたりする作業を行う。
工作物を取ったり置いたりする作業を行う前に、視覚誘導ロボットアームの補正作業によって末端効果器とイメージセンサーのレンズとの間の座標位置の差をコントローラーに記録させることができる。
従来の視覚誘導ロボットアームの補正技術において、補正対象はドットマトリックス、即ち方向性のない規則的なパターンであるため、作業者は先にドットマトリックスに三つの特徴ポイントを順番に決める必要がある。続いて、ロボットアームを適切な高さまで移動させ、ビットマップ画像をカメラが撮影できる位置、即ち画像補正ポイントを決める。続いて、画像処理ソフトウェア中のビットマップ画像に上述の三つの特徴ポイントの画像座標と、ドットマトリックス中のドットの間に対応する現実世界の中心距離とを入力すれば、画像処理ソフトウェアは画像座標系を現実世界座標系に転換し、現実世界座標系X−Yを定義することができる。
上述した作業が完了した後、ロボットアームを動かしてロボットアームの作業ツールの作業ポイントを上述した三つの特徴ポイントに位置させ、作業ポイントが特徴ポイントに位置するロボットアーム座標値を記録する。補正作業が完了すると、ロボットアームのコントローラーがロボットアーム座標値に基づいて演算を自動的に行ってロボットアームの基台座標系を定義する。このときロボットアームの基台座標系は画像処理ソフトウェア内の現実世界座標系に重なる。つまり、画像処理ソフトウェアは画像を分析および転換して求めた工作物の現実世界座標をロボットアームに伝達して作業を進行させることができるため、それ以上の転換作業が不要である。
従来の視覚誘導ロボットアームの補正技術は人力に完全に頼らなければならないため、補正作業に手間が掛かるだけでなく、誤差が起こりやすい。一方、作業ツールの作業ポイントが特徴ポイントに正確に重なるか否かを確認する際、作業員の目視に頼らなければならないため、作業員によって補正結果が異なる、即ち目視の誤差が起る。
それに関連する技術において、特許文献1により開示されたオフライン相対校正法はロボットアームのツール中心点(tool center point,TCP)と工作物の誤差に基づいて補償を行って精確な加工経路を見出す。そのために、ロボットアームはあらかじめ標準の工作物の形状パラメータを標準パラメータに基づいて補正することが必要であり、オンライン操作を行う際、フィードバック制御または変位センサーによって目前の工作物のパラメータと標準の工作物のパラメータの誤差を求めて補償を行う。
特許文献2はロボットアームの末端のカメラで撮った少なくとも2枚の工作物の画像に対するハンドアイキャリブレーションを開示した。つまり、該案はロボットアームを動かして撮った少なくとも2枚の画像を投影し、ロボットアームとカメラの旋転および平行移動にベクトル演算を行う。しかしながら、2枚以上の工作物を撮像して計算するには、撮像対象になる工作物の辺縁に関わるデータが充分でないと、データ転換および最適化計算に時間が掛かるだけでなく、正確な結果を得ることができない。
特許文献3により開示された測量システムはロボットアームの移動方式を確認し、光を吸収する表面においてツール中心点の位置を所定位置に転移し、確定された位置でロボットを動かしてロボットアームの位置を記録することによってロボットのツールが装着してある表面に相対するツール中心点の位置を確定する。該案が画像補正技術に応用される際、ロボットアームによって補正ツール中心点の位置と画像表示の中心点とを一致させ、共通の座標系を計算する基礎を構成することが必要であるだけでなく、人の手で補正操作を行うため、手間が非常にかかる。
米国特許US6812665号公報 米国特許US7019825号公報 米国特許US20050225278A1号公報
本発明は、補正作業時間の縮減および誤差の低減が実現できる視覚誘導ロボットアームの補正方法を提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、視覚誘導ロボットアームの補正方法はロボットアームに適用される。ロボットアームはコントローラーに電気的に接続され、基台、末端に位置するフランジ面、フランジ面に装着される作業ツールおよびイメージセンサーから構成され、作動範囲を有する。作業ツールは作業ツール中心点を有する。イメージセンサーはコントローラーに電気的に接続され、撮像面を有する撮像チップを内蔵する。コントローラーはデータ入力、データ出力、データ保存、データ演算処理およびデータ表示などの機能を有し、予め基台座標系およびフランジ座標系を保存し、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系を設定する。基台座標系は相互に垂直のX軸、Y軸およびZ軸からなる座標空間であり、基台座標原点を有する。フランジ座標系は相互に垂直のX1軸、Y1軸およびZ1軸からなる座標空間であり、フランジ座標原点を有する。作業ツール座標系は相互に垂直のX2軸、Y2軸およびZ2軸からなる座標空間であり、作業ツール中心点に位置する作業ツール座標原点を有する。イメージセンサー第一座標系は相互に垂直のX3軸、Y3軸およびZ3軸からなる座標空間であり、イメージセンサー第一座標原点を有し、かつX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面が撮像チップの撮像面に平行である。作業員がコントローラーによってフランジ座標系、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系から現在座標系を選択する。現在座標系とは目前に現在使っている座標系のことである。視覚誘導ロボットアームの補正方法のステップは次のとおりである。ステップA)は操作条件を設定する。基台座標系において補正高度、第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標をコントローラーによって設定する。ステップB)は補正対象を設置する。ロボットアームの作動範囲内に補正対象を設置する。補正対象は位置決めマークを有する。ステップC)は作業ツール中心点を転移する。作業ツール座標系を現在座標系に設定し、ロボットアームによって作業ツールを動かして作業ツール中心点を位置決めマークに転移する。コントローラーは基台座標系に位置する現在位置座標を保存する。ステップD)はイメージセンサーを稼働させる。イメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定し、操作条件を補正高度に設定する。ロボットアームはコントローラーの指示によってイメージセンサーを動かし、イメージセンサー第一座標原点を補正基準位置座標に転移し、補正基準位置座標を位置決めマークの上方に位置させるため、Z軸座標値の差が補正高度となる。ステップE)は位置決めマークに画像分析を行う。イメージセンサーは位置決め画像を撮る。位置決め画像は位置決めマークを有する画像である。コントローラーは画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心を設定し、位置決め画像を分析する。続いて、コントローラーは画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心に対する位置決め画像の位置決めマークの位置を確認し、位置決めマーク画像座標を求める。ステップF)は画像と実距離を補正する。ロボットアームはイメージセンサーを動かしてイメージセンサー第一座標原点を第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標に転移する。イメージセンサー第一座標原点が第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標に移る際、イメージセンサーは第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を撮る。続いて、コントローラーは画像分析ソフトウェアによって第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を分析し、第一画像から第四画像内の位置決めマーに別々に対応する第一補正画像座標、第二補正画像座標、第三補正画像座標および第四補正画像座標を求める。ステップG)は画像補正データを計算する。明確になった基台座標系の第一補正座標から第四補正座標と、第一補正画像座標から第四補正画像座標とに基づいて画像補正データを算出する。画像補正データに基づいて画像内距離と実距離の転換関係を明確にする。ステップH)はイメージセンサー第一座標系の補償量を計算する。位置決めマーク画像座標と画像補正データに基づいてイメージセンサー第一座標系の補償量を計算し、イメージセンサーの画像位置と作業ツール位置の誤差を補償する。
上述した技術特徴により、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法は特定の補正対象、例えばドットマトリックスに限定されない。つまり、補正対象内に位置決めマークさえ指定すれば補正作業を進めることができるため、補正作業時間の縮減が実現できる。一方、画像分析方式によって座標位置を判断することは人間の判断によって生じる視覚誤差を低減できる。
ステップA)において、第一補正座標から第四補正座標はZ軸成分が同じであり、同じ高さに位置する。
請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法において、補正座標は数が四つ以上である。補正座標が多ければ演算量が大きくなり、演算時間が長くなるとともに演算コストが増加するため、補正ポイントの数を適宜に選択することが必要である。本実施形態は4点補正を行う。
ステップG)において、画像補正データの計算方法は下記のとおりである。明確になった第一補正座標から第四補正座標の点の位置は式1によって表示され、マトリックスが式3によって表示される。それに対応する第一補正画像座標から第四補正画像座標は式2によって表示され、マトリックスが式4によって表示される。
式3において、マトリックスXは基台座標系の第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標から構成される。式4において、マトリックスXは画像空間中の第一補正画像座標、第二補正画像座標、第三補正画像座標および第四補正画像座標から構成される。マトリックスXおよびマトリックスXの関係は式5および式6によって表示される。
式6において、マトリックスAは二つの平面座標系の間のアフィン変換行列(Affine transformation matrix)である。マトリックスXのムーアペンローズ擬似逆行列X (Moore−Penrose pseudo−inverse matrix)を計算すれば式6によってマトリックスAを算出できる。
特異値分解(Singular Value Decomposition,SVD)によって擬似逆行列X を解くことができる。マトリックスA、即ち画像補正データは画像内距離と実距離の転換関係を表示する。
ステップH)において、さらにイメージセンサー第一座標系の補償量をコントローラーに書き込み、イメージセンサー第二座標系を形成することができる。
本発明の一実施形態のシステム、即ちロボットアームを示す模式図である。 本発明の一実施形態における補正対象を示す模式図である。 本発明の一実施形態のステップを示す模式図である。 本発明の一実施形態においてイメージセンサーが撮った画像内の補正対象、位置決めマークおよび画像中心を示す模式図である。
以下、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1から図4に示すように、本発明の一実施形態による視覚誘導ロボットアームの補正方法はロボットアーム10に適用される。ロボットアーム10は6軸ロボットアームであり、コントローラー13に電気的に接続され、基台11、フランジ面12、作業ツール15およびイメージセンサー17から構成され、作動範囲を有する。フランジ面12は物を繋ぎ合わせるためにロボットアーム10の末端に配置される。コントローラー13はデータ入力、データ出力、データ保存、データ演算処理およびデータ表示などの機能を有する。ロボットアーム10を出荷する際、基台座標系およびフランジ座標系をコントローラー13に予め保存する。
ロボットアーム10の作動範囲は基台座標系に位置する。基台座標系は相互に垂直のX軸、Y軸およびZ軸からなる座標空間であり、基台座標原点を有する。本実施形態の原点は基台11に位置するが、これに限定されず、別の部位に位置してもよい。フランジ座標系は相互に垂直のX1軸、Y1軸およびZ1軸からなる座標空間であり、フランジ座標原点を有する。本実施形態において、フランジ座標原点はフランジ面12の幾何学的中心に位置する。
フランジ座標系と基台座標系の関係はx1、y1、z1、a1、b1、c1によって明確になる。x1は基台座標系のX軸に対するフランジ座標系のX1軸の距離である。y1は基台座標系のY軸に対するフランジ座標系のY1軸の距離である。z1は基台座標系のZ軸に対するフランジ座標系のZ1軸の距離である。a1はフランジ座標系のX1軸が基台座標系のX軸を中心に旋転する角度である。b1はフランジ座標系のY1軸が基台座標系のY軸を中心に旋転する角度である。c1はフランジ座標系のZ1軸が基台座標系のZ軸を中心に旋転する角度である。
作業ツール15はフランジ面12に装着される。本実施形態において、作業ツール15は吸盤であるが、これに限定されない。作業ツール15は作業ツール中心点(tool center point)TCPを有する。作業員はコントローラー13によって作業ツール座標系を設定する。作業ツール座標系は相互に垂直のX2軸、Y2軸およびZ2軸からなる座標空間であり、作業ツール座標原点を有する。作業ツール座標原点は作業ツール中心点TCPに位置する。
作業ツール座標系とフランジ座標系の関係はx2、y2、z2、a2、b2、c2によって明確になる。x2はフランジ座標系のX1軸に対する作業ツール座標系のX2軸の距離である。y2はフランジ座標系のY1軸に対する作業ツール座標系のY2軸の距離である。z2はフランジ座標系のZ1軸に対する作業ツール座標系のZ2軸の距離である。a2は作業ツール座標系のX2軸がフランジ座標系のX1軸を中心に旋転する角度である。b2は作業ツール座標系のY2軸がフランジ座標系のY1軸を中心に旋転する角度である。c2は作業ツール座標系のZ2軸がフランジ座標系のZ1軸を中心に旋転する角度である。
イメージセンサー17は撮像のためにフランジ面12に装着される。本実施形態において、イメージセンサー17はCCD(Charge−coupled Device)イメージセンサーであり、コントローラー13に電気的に接続され、撮像面171aを有する撮像チップ171を内蔵する。作業員はコントローラー13によってイメージセンサー第一座標系を設定する。イメージセンサー第一座標系は相互に垂直のX3軸、Y3軸およびZ3軸からなる座標空間であり、イメージセンサー第一座標原点を有し、かつX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面が撮像チップ171の撮像面171aに平行である。本実施形態において、イメージセンサー第一座標原点は撮像面171aに位置する。
イメージセンサー第一座標系とフランジ座標系の関係はx3、y3、z3、a3、b3、c3によって明確になる。x3はフランジ座標系のX1軸に対するイメージセンサー第一座標系のX3軸の距離である。y3はフランジ座標系のY1軸に対するイメージセンサー第一座標系のY3軸の距離である。z3はフランジ座標系のZ1軸に対するイメージセンサー第一座標系のZ3軸の距離である。a3はイメージセンサー第一座標系のX3軸がフランジ座標系のX1軸を中心に旋転する角度である。b3はイメージセンサー第一座標系のY3軸がフランジ座標系のY1軸を中心に旋転する角度である。c3はイメージセンサー第一座標系のZ3軸がフランジ座標系のZ1軸を中心に旋転する角度である。
作業員はコントローラー13によってフランジ座標系、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系から現在座標系を選択する。現在座標系とは目前に現在使っている座標系のことである。作業員が基台座標系に位置を設定し、現在座標系の選択を完了させれば、コントローラー13は現在座標系の原点を設定した位置に転移し、現在座標系のX1Y1平面、X2Y2平面またはX3Y3平面を基台座標系のXY平面に平行させる。例えば、作業ツール座標系を現在座標系に設定すれば、コントローラー13はロボットアーム10によって作業ツール座標原点を設定した位置に転移し、作業ツール座標系のX2軸およびY2軸からなるX2Y2平面を基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行させる。またイメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定すれば、コントローラー13はロボットアーム10によってイメージセンサー第一座標原点を設定した位置に転移し、イメージセンサー第一座標系のX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面を基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行させる。
図3に示すように、視覚誘導ロボットアームの補正方法のステップは次のとおりである。
ステップA)は操作条件を設定する。
基台座標系において補正高度Zcal、第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4をコントローラー13によって設定する。第一補正座標P1から第四補正座標P4はZ軸成分が同じであり、同じ高さに位置する。
ステップB)は補正対象を設置する。
ロボットアーム10の作動範囲内に補正対象18を設置する。補正対象18は位置決めマーク181を有する。本実施形態において、位置決めマーク181はドットであるが、これに限定されない。
ステップC)は作業ツール中心点TCPを転移する。
作業ツール座標系を現在座標系に設定し、ロボットアーム10によって作業ツール15を動かして作業ツール中心点TCPを位置決めマーク181に転移する。コントローラー13は基台座標系に位置する現在位置座標Pspを保存する。
ステップD)はイメージセンサー17を稼働させる。
イメージセンサー第一座標系を現在座標系に設定し、操作条件を補正高度Zcalに設定する。ロボットアーム10はコントローラー13の指示によってイメージセンサー17を動かし、イメージセンサー第一座標原点を補正基準位置座標Pcpに転移し、補正基準位置座標Pcpを位置決めマーク181の上方に位置させる。基台座標系において補正基準位置座標Pcpと現在位置座標Pspを比較対照すれば、X軸成分およびY軸成分が同じであるため、Z軸座標値の差が補正高度Zcalとなる。
ステップE)は位置決めマーク181に画像分析を行う。
イメージセンサー17は位置決め画像を撮る。位置決め画像は位置決めマーク11を有する画像である。コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心を設定し、位置決め画像を分析する。本実施形態において、位置決め画像の中心は位置決め画像の幾何学的中心であるが、これに限定されない。続いて、コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって位置決め画像の中心に対する位置決め画像の位置決めマーク181の位置を確認し、位置決めマーク画像座標Xcsを求める。
画像分析ソフトウェアは画像内の物体を確認し、画像内の座標位置を分析する市販の画像分析ソフトウェアであるため、詳しい説明を省略する。
ステップF)は画像と実距離を補正する。
ロボットアーム10はイメージセンサー17を動かしてイメージセンサー第一座標原点を第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4に転移する。イメージセンサー第一座標原点が第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4に移る際、イメージセンサー17は第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を撮る。続いて、コントローラー13は画像分析ソフトウェアによって第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を分析し、第一画像から第四画像内の位置決めマーク181に別々に対応する第一補正画像座標Xc1、第二補正画像座標Xc2、第三補正画像座標Xc3および第四補正画像座標Xc4を求める。
ステップG)は画像補正データを計算する。
明確になった基台座標系の第一補正座標P1から第四補正座標P4の座標値(真実空間)と、第一画像から第四画像内の位置決めマーク181に別々に対応する第一補正画像座標Xc1、第二補正画像座標Xc2、第三補正画像座標Xc3および第四補正画像座標Xc4(画像空間)とに基づいて画像内距離と実距離(基台座標系)の関係を確認して画像補正データを求めることができる。画像補正データに基づいて画像内距離と実距離の転換関係を明確にすることができる。
本実施形態は4点補正を例として挙げるが、これに限定されず、四点以上でもよい。補正座標が多ければ演算量が大きくなり、演算時間が長くなるとともに演算コストが増加するため、補正ポイントの数を適宜に選択することが必要である。
本実施形態において、画像補正データの計算方法は下記の式のとおりであるが、これに限定されない。
明確になった第一補正座標P1から第四補正座標P4の点の位置は式1によって表示され、マトリックスが式3によって表示される。それに対応する第一補正画像座標から第四補正画像座標は式2によって表示され、マトリックスが式4によって表示される。
式3において、マトリックスXは基台座標系の第一補正座標P1、第二補正座標P2、第三補正座標P3および第四補正座標P4から構成される。式4において、マトリックスXは画像空間中の第一補正画像座標、第二補正画像座標および第三補正画像座標および第四補正画像座標から構成される。マトリックスXおよびマトリックスXの関係は式5および式6によって表示される。
式6において、マトリックスAは二つの平面座標系の間のアフィン変換行列(Affine transformation matrix)である。マトリックスXのムーアペンローズ擬似逆行列X (Moore−Penrose pseudo−inverse matrix)を計算すれば式6によってマトリックスAを算出できる。
特異値分解(Singular Value Decomposition,SVD)によって擬似逆行列X を解くことができる。マトリックスA、即ち画像補正データは画像内距離と実距離の転換関係を表示する。
ステップH)はイメージセンサー第一座標系の補償量を計算する。
位置決めマーク画像座標Xcsと画像補正データに基づいてイメージセンサー第一座標系の補償量を計算し、イメージセンサーの画像位置と作業ツール位置の誤差を補償する。
好ましい場合、作業ツール座標系のX2軸およびY2軸からなるX2Y2平面と、イメージセンサー第一座標系のX3軸およびY3軸からなるX3Y3平面とは基台座標系のX軸およびY軸からなるXY平面に平行である。補正基準位置座標Pcpおよび現在座標系PspはX軸成分およびY軸成分が同じであるため、Z軸座標値の差が補正高度Zcalとなる。
作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系が理想的な状態であれば、位置決め画像内の位置決めマークが位置決め画像の中心に位置する。つまり、作業ツール座標系の位置決めマーク181の位置がイメージセンサー第一座標系の画像中心に重なる。画像補正データ(即ち画像内距離と実距離の比)が明確になれば、コントローラー13はイメージセンサー17で撮った画像データおよび画像補正データに基づいてロボットアーム10を作動させて作業ツール15を制御することができる。
画像内の位置決めマーク181の位置と画像中心との間に誤差が生じる場合、画像補償量Tcompを求めて補償を行うことが必要である。位置決めマーク画像座標Xcsは位置決め画像内の位置決めマーク181の原点が位置決め画像中心に位置する座標値である。位置決めマーク画像座標Xcsの座標値を画像補償量Tcompに転換すれば、画像内の作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系を補償する誤差が明確になる。
位置決めマーク181を中心にしてイメージセンサー17で撮った画像に基づいて作業ツールを制御する際、イメージセンサー17で撮った画像に画像補償量Tcompを加えて画像中の位置決めマーク画像を画像中心に位置させれば、イメージセンサー17で撮った画像に基づいて作業ツールを制御することができる。コントローラー13はイメージセンサー第一座標系の補償量に基づいて作業ツールの作動を制御し、イメージセンサー17で撮った画像位置と作業ツール位置との誤差を補償する。
イメージセンサー第一座標系の補償量をコントローラー13に書き込み、イメージセンサー第二座標系を形成すれば、イメージセンサー17で撮った画像に補償量を毎回加えることが必要でなくなり、ロボットアーム10がイメージセンサー17を稼働させる際、イメージセンサー第一座標系の補償量がイメージセンサー17の移動位置に加わることになるため、作業の便をはかることができる。
上述した技術特徴により、本発明による視覚誘導ロボットアームの補正方法は特定の補正対象、例えばドットマトリックスに限定されない。つまり、補正対象内に位置決めマークさえ指定すれば補正作業を進めることができるため、補正作業時間の縮減が実現できる。また、画像分析方式によって座標位置を判断することは人間の判断によって生じる視覚誤差を低減できる。
10 ロボットアーム
11 基台
12 フランジ面
13 コントローラー
15 作業ツール
17 イメージセンサー
171 撮像チップ
171a 撮像面
18 補正対象
181 位置決めマーク
P1 第一補正座標
P2 第二補正座標
P3 第三補正座標
P4 第四補正座標
Psp 現在位置座標
Pcp 補正基準位置座標
TCP 作業ツール中心点
Xcs 位置決めマーク画像座標
Xc1 第一補正画像座標
Xc2 第二補正画像座標
Xc3 第三補正画像座標
Xc4 第四補正画像座標
Zcal 補正高度
X軸、Y軸、Z軸 基台座標系
X1軸、Y1軸、Z1軸 フランジ座標系
X2軸、Y2軸、Z2軸 作業ツール座標系
X3軸、Y3軸、Z3軸 イメージセンサー第一座標系

Claims (5)

  1. ロボットアームに適用される視覚誘導ロボットアームの補正方法において、
    前記ロボットアームはコントローラーに電気的に接続され、基台、末端に位置するフランジ面、前記フランジ面に装着される作業ツールおよびイメージセンサーから構成され、作動範囲を有し、前記作業ツールは作業ツール中心点を有し、前記イメージセンサーは前記コントローラーに電気的に接続され、撮像面を有する撮像チップを内蔵し、
    前記コントローラーはデータ入力、データ出力、データ保存、データ演算処理およびデータ表示などの機能を有し、予め基台座標系およびフランジ座標系を保存し、作業ツール座標系およびイメージセンサー第一座標系を設定し、前記基台座標系は相互に垂直のX軸、Y軸およびZ軸からなる座標空間であり、基台座標原点を有し、前記フランジ座標系は相互に垂直のX1軸、Y1軸およびZ1軸からなる座標空間であり、フランジ座標原点を有し、前記作業ツール座標系は相互に垂直のX2軸、Y2軸およびZ2軸からなる座標空間であり、前記作業ツール中心点に位置する作業ツール座標原点を有し、前記イメージセンサー第一座標系は相互に垂直のX3軸、Y3軸およびZ3軸からなる座標空間であり、イメージセンサー第一座標原点を有し、かつ前記X3軸および前記Y3軸からなるX3Y3平面が前記撮像チップの前記撮像面に平行であり、
    前記コントローラーによって前記フランジ座標系、前記作業ツール座標系および前記イメージセンサー第一座標系から現在座標系を選択することができ、前記現在座標系とは目前に現在使っている座標系のことであり、
    ステップは下記のとおりであり、
    ステップA)は操作条件を設定することであり、前記基台座標系において補正高度、第一補正座標、第二補正座標、第三補正座標および第四補正座標を前記コントローラーによって設定し、
    ステップB)は補正対象を設置することであり、前記ロボットアームの前記作動範囲内に位置決めマークを有する補正対象を設置し、
    ステップC)は前記作業ツール中心点を転移することであり、前記作業ツール座標系を前記現在座標系に設定し、前記ロボットアームによって前記作業ツールを動かして前記作業ツール中心点を前記位置決めマークに転移し、前記コントローラーによって前記基台座標系に位置する前記現在位置座標を保存し、
    ステップD)は前記イメージセンサーを稼働させることであり、前記イメージセンサー第一座標系を前記現在座標系に設定し、前記操作条件として前記補正高度を加え、前記ロボットアームは前記コントローラーの指示によって前記イメージセンサーを動かし、前記イメージセンサー第一座標原点を補正基準位置座標に転移し、前記補正基準位置座標を前記位置決めマークの上方に位置させるため、Z軸座標値の差が前記補正高度となり、
    ステップE)は前記位置決めマークに画像分析を行うことであり、前記イメージセンサーは前記位置決めマークを有する位置決め画像を撮り、前記コントローラーは画像分析ソフトウェアによって前記位置決め画像に位置決め画像中心を設定し、前記位置決め画像を分析し、続いて、前記コントローラーは前記画像分析ソフトウェアによって前記位置決め画像中心に対する前記位置決め画像の前記位置決めマークの位置を確認し、位置決めマーク画像座標を求め、
    ステップF)は画像と実距離を補正することであり、前記ロボットアームは前記イメージセンサーを動かして前記イメージセンサー第一座標原点を前記第一補正座標、前記第二補正座標、前記第三補正座標および前記第四補正座標に転移し、前記イメージセンサー第一座標原点が前記第一補正座標、前記第二補正座標、前記第三補正座標および前記第四補正座標に移る際、前記イメージセンサーは第一画像、第二画像、第三画像および第四画像を撮り、続いて、前記コントローラーは前記画像分析ソフトウェアによって前記第一画像、前記第二画像、前記第三画像および前記第四画像を分析し、前記第一画像から前記第四画像内の前記位置決めマームに別々に対応する第一補正画像座標、第二補正画像座標、第三補正画像座標および第四補正画像座標を求め、
    ステップG)は画像補正データを計算することであり、明確になった前記基台座標系の前記第一補正座標から前記第四補正座標と、前記第一補正画像座標から前記第四補正画像座標とに基づいて画像補正データを算出し、前記画像補正データに基づいて画像内距離と実距離の転換関係を明確にすることができ、
    ステップH)はイメージセンサー座標系の補償量を計算することであり、前記位置決めマーク画像座標と前記画像補正データに基づいて前記イメージセンサー第一座標系の補償量を計算し、前記イメージセンサーの画像位置と作業ツール位置の誤差を補償することを特徴とする、
    視覚誘導ロボットアームの補正方法。
  2. 前記ステップA)において、前記第一補正座標から前記第四補正座標はZ軸成分が同じであり、同じ高さに位置することを特徴とする請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法。
  3. 補正座標は数が四つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法。
  4. 前記ステップG)において、前記画像補正データの計算方法は下記のとおりであり、明確になった前記第一補正座標から前記第四補正座標の点の位置は前記式1によって表示され、マトリックスが前記式3によって表示され、それに対応する前記第一補正画像座標から前記第四補正画像座標は前記式2によって表示され、マトリックスが前記式4によって表示され、前記式3において、マトリックスXは前記基台座標系の前記第一補正座標、前記第二補正座標、前記第三補正座標および前記第四補正座標から構成され、前記式4において、マトリックスXは画像空間中の前記第一補正画像座標、前記第二補正画像座標、前記第三補正画像座標および前記第四補正画像座標から構成され、前記マトリックスXおよび前記マトリックスXの関係は前記式5および前記式6によって表示され、前記式6において、マトリックスAは二つの平面座標系の間のアフィン変換行列(Affine transformation matrix)であり、前記マトリックスXのムーアペンローズ擬似逆行列X (Moore−Penrose pseudo−inverse matrix)を計算すれば前記式6によって前記マトリックスAを算出でき、特異値分解(Singular Value Decomposition,SVD)によって擬似逆行列X を解くことができ、前記マトリックスA即ち前記画像補正データは画像内距離と実距離の転換関係を表示することを特徴とする請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法。
  5. 前記ステップH)において、さらに前記イメージセンサー第一座標系の補償量を前記コントローラーに書き込み、イメージセンサー第二座標系を形成することを特徴とする請求項1に記載の視覚誘導ロボットアームの補正方法。
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