JP2021023546A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出を選択する操作を簡略化することが可能であり、特定演出は演出モードに対応していることで遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行可能な遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】実行される演出の異なる複数の演出モードを備え、複数の演出モードのいずれを実行するかは、通常遊技中に遊技者が切り換え可能に形成され、特別遊技で実行される特定演出(BGM)は、遊技者が選択可能に設定されており、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることを特徴とする。【選択図】図31

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
従来、ボーナス遊技等の所定の遊技状態における演出内容を複数の選択肢の中から選択することができるものが知られている(特許文献1参照。)。
演出内容を選択する場合には、表示画面に、複数の選択肢や、これらの選択肢を指定するためのカーソルなどの演出画像が表示され、当該カーソルを遊技者が所定の移動スイッチ等を操作することで選択する。
その複数種類の演出の選択肢の中から選択する初期状態、いわゆるデフォルト状態では、選択するためのカーソルが、予め定めた所定の選択肢を指定可能となるように設定されている。
特開2009−165724号公報
しかしながら、従来の技術では、初期状態(デフォルト状態)において、予め所定の選択肢が設定可能な状態になっているため、遊技者が他の選択肢を選択したい場合には、遊技者自ら操作スイッチを操作して、他の選択肢を選択する必要がある。そのような場合には、複数種類の選択肢の中から所定の選択肢を選択する操作が煩わしいと感じる遊技者もいるという問題点があった。
さらに、ボーナス遊技状態等の特別遊技で実行される特定演出を遊技者が選択することができることに加えて、通常に実施される通常遊技中において、実行される演出の異なる複数の演出モードも選択することができることがある。このような場合に、特別遊技中の特別演出の選択と、通常遊技における演出モードの選択とにおいて、好適な処理が求められている。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、本発明は、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、遊技者が自由に切り換え可能な演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることで、演出を選択する操作を簡略化することが可能であり、当該特定演出は演出モードに対応していることで遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機10は、通常に実施される通常遊技と、
前記通常遊技よりも遊技者に対して有利な特別遊技とを備え、
実行される演出の異なる複数の演出モード(モードA(Mode_A)、モードB(Mode_B)、モードC(Mode_C))を備え、
前記複数の演出モードのいずれを実行するかは、前記通常遊技中に遊技者が切り換え可能に形成され、
前記特別遊技で実行される特定演出(BGM)は、遊技者が選択可能に設定されており、
遊技者が前記特定演出を選択する際のメニューは、前記演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることを特徴とする。
本発明によれば、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される。当該演出モードは、複数の演出モードのいずれを実行するかは、通常遊技中に遊技者が自由に切り換え可能に形成されていることで、遊技者の嗜好に適合した演出モードが選択されている可能性が高いことになる。
そして、特別遊技で実行される特定演出は、遊技者が選択可能に設定されているが、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、通常遊技中に遊技者が切り換えにより遊技者の嗜好に沿った演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることで、遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行することが可能となる。
ここで、本発明の「演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される」とは、複数の演出モードに含まれる特定の演出モード(例えばモードC)に対応した特定演出(例えばBGM_10)が選択された状態で表示可能であるということである。つまり、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、特定の演出モードに対応した特定演出とは異なる特定演出(例えばBGM_1〜9)が選択された状態で表示される場合もある。 ここで、本発明の「遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、…特定の演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される」とは、例えばメニュー画面内に特定演出に対応する選択肢画像(例えばCDジャケット画像)が表示される場合、メニュー画面の表示を開始したときに、既に、特定の演出モードに対応する選択肢画像が選択された状態で表示されている、と言うことである。
なお、本発明の「演出モード」は、例えば通常遊技で実行される役抽選の結果に応じて特別遊技が実行可能となる場合における当該通常遊技に設定される演出モードである。また、例えば通常遊技で実行される役抽選の結果に応じて所定の内部当選状態を経て特別遊技が実行可能となる場合における当該通常遊技に対して設定される演出モードである。また、例えば通常遊技で実行される役抽選の結果に応じて所定の内部当選状態を経て特別遊技が実行可能となる場合における当該内部当選状態の遊技に対して設定される演出モードとすることも可能である。
これにより、特定演出の選択操作の際、遊技者の嗜好に適合した特定演出を選択するために遊技者が再度選びなおすような操作が不要となる可能性が高く、演出を選択する操作を簡略化することができる。
このように、特別遊技中に実行される特定演出が通常遊技中に遊技者が自由に切り換え可能な演出モードに対応していることで、特別遊技中の特別演出の選択と、通常遊技における演出モードの選択とに関連性を持たせる好適な処理が可能となり、遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行することができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特定演出を切り換えるための切り換え操作と、
前記特定演出を決定するための決定操作とを備え、
前記特定演出が選択された状態とは、前記切り換え操作が可能であるが、前記切り換え操作を要することなく、前記決定操作が行われるのを待機している状態であることを特徴とする。
本発明によれば、特定演出が選択された状態は、切り換え操作が可能であるが、切り換え操作を要することなく、決定操作が行われるのを待機している状態である。
すなわち、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、通常遊技中に切り換え可能な演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される。
これにより、遊技者は、当該特定演出で良い場合には、決定操作を行うことで、容易に当該待機状態を解除して、当該特定演出に決定することができる。
また、遊技者は、当該特定演出が不服である場合には、切り換え操作を行うことで他の特定演出を新たに選択することもできる。
これにより、所望の特定演出を複数の特定演出の中から、常に、最初から新たに選択する選択操作を行い、その後に決定操作を行うようなものと比較して、特定演出の選択及び決定操作を簡略化することができる。
ここで、本発明の「切り換え操作」は、例えば遊技機に設けられる所定の切り換え手段(例えば演出用選択スイッチ43の上側部分43aや演出用選択スイッチ43の下側部分43b)に対する遊技者の操作である。また、本発明の「決定操作」は、例えば遊技機に設けられる所定の決定操作手段(例えばベットスイッチ32や演出用ボタンスイッチ42)に対する遊技者の操作である。
ここで、本発明の「切り換え操作を要することなく」とは、「遊技者が特定演出を選択する際のメニュー」が表示されているときに、前記切り換え操作が一度も行われなくても、所定の特定演出が選択された状態となっていることを意味する。つまり、本発明では、「遊技者が特定演出を選択する際のメニュー」の表示が開始されたときには、既にいずれかの特定演出が選択された状態となっている。
本発明に係る遊技機10は、さらに、遊技者が前記特定演出を選択するための方式には、
前回の前記メニューにおいて最終選択された前記特定演出が選択された状態で表示される第1選択方式(具体的には、例えば、後述する前回選択方式)と、
直前に実行された前記演出モードに予め定められた前記特定演出が選択された状態で表示される第2選択方式(具体的には、例えば、後述する当選モード方式)と、が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、遊技者が特定演出を選択するための方式として、前回のメニューにおいて最終選択された特定演出が選択された状態で表示される第1選択方式と、直前に実行された演出モードに予め定められた特定演出が選択された状態で表示される第2選択方式とが含まれている。これにより、遊技者が特定演出を選択するための方式として、一種類の選択方式だけであるような場合と比較して、単調さを回避して、複雑性や意外性を増すことができ、選択方式が同一種類だけであることにより飽きが発生するのを防止することができる。
ここで、本発明の「遊技者が前記特定演出を選択するための方式」とは、具体的には「遊技者が特定演出を選択する際のメニュー」の表示が開始されたときに、当該開始時のメニューにおいて選択された状態とされる特定演出(選択肢、選択肢画像)を選択する方式である。言い換えると、複数の特定演出の中から、「遊技者が特定演出を選択する際のメニュー」の表示が開始されたときに、どの特定演出を選択された状態とするかを決める方式である。
ここで、本発明では、前記決定操作が行われると、選択された状態の特定演出を変更することが不可能であるため、前記「最終選択された特定演出」とは、言い換えると、前記決定操作が行われたときに選択された状態となっている特定演出である。
ここで、本発明の「直前に実行された演出モード」とは、例えば通常遊技から特別遊技へ移行するときに遊技者が前記特別遊技の特定演出を選択する場合における当該通常遊技にて実行されていた演出モードである。また、例えば通常遊技からボーナス内部当選状態を経て特別遊技へ移行するときに遊技者が前記特別遊技の特定演出を選択する場合における当該通常遊技にて実行されていた演出モードである。また、例えば通常遊技からボーナス内部当選状態を経て特別遊技へ移行するときに遊技者が前記特別遊技の特定演出を選択する場合における当該ボーナス内部当選状態中の遊技にて実行されていた演出モードとすることも可能である。
ここで、本発明の「直前に実行された演出モード」は、予め設けられた複数の演出モード(例えばモードA〜C)に含まれる「一部の演出モード」(例えばモードC)にすると良い。つまり、具体的には、「直前に実行された演出モード」が「一部の演出モード」である場合にのみ第2選択方式が採用され、「直前に実行された演出モード」が「一部の演出モード」とは異なる演出モードである場合には第2選択方式を採用せずに、例えば第1選択方式を採用する。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特定演出には、BGMが含まれ、
前記BGMには、当該BGMに対応する動画(具体的にはボーナス演出用動画)が設定されてあり、
前記動画(ボーナス演出用動画)を表示するための液晶表示装置(表示装置84)が設けられ、
前記第1選択方式で前記特定演出のうち特別演出が選択された場合と、前記第2選択方式から前記特別演出が選択された場合とでは、前記BGMは同じであるが、
前記第2選択方式で前記特定演出のうち前記特別演出が選択された場合の方が、前記第1選択方式で前記特別演出が選択された場合よりも、前記液晶表示装置上の前記動画(ボーナス演出用動画)の再生サイズが大きいことを特徴とする。
第2選択方式は、直前に実行された演出モードに予め定められた特定演出が選択された状態であるため、当該遊技者は、通常遊技中に複数の演出モードのうち、当該特別演出を実行可能な特定の演出モードを継続して選択している可能性が高い。
一方、第1選択方式で特定演出のうち特別演出が選択された場合は、前回のメニューにおいて最終選択された演出が特別演出である。このため、たまたま最終選択された演出モードが、特別演出であった可能性もあり、継続して当該演出モードを継続して選択しているか否かの可能性は、第2選択方式より低いことになる。
結果として、特別遊技に当選するまでモードCで楽しんでいた遊技者に対して、特別遊技中も、通常遊技と同様なモードCの演出の流れを引き継いだ演出を提供することで、モードCの世界感に浸ってもらうことができる。そのような場合には、上述したように当該演出の表示するための液晶表示装置上の動画(ボーナス演出用動画)のサイズを大きくすることで、より効果的な演出を実行することができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記第1選択方式(前回選択方式)及び前記第2選択方式(当選モード方式)において、選択される前記特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の前記特定演出のうちから実行する前記特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、
前記第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢(ランダム)であった場合に、当該抽選選択肢(ランダム)で決定された前記特定演出が選択された状態で表示されず、前記抽選選択肢(ランダム)が選択されることを特徴とする。
本発明によれば、選択される特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が抽選選択肢(ランダム)であった場合に、抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出が選択された状態で表示されず、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定することを意味する抽選選択肢(ランダム)が選択される。すなわち、選択された選択肢が抽選選択肢である場合には、前回、抽選により選択された特定演出ではなく、再度、新たに抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出が決定されることになる。このような抽選選択肢を設けたことで、再度、新たな抽選が行われ、新たな気持ちで心機一転望むことができるとともに抽選による意外性を付与することができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記第1選択方式(前回選択方式)及び前記第2選択方式(当選モード方式)において、選択される前記特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の前記特定演出のうちから実行する前記特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、
前記第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢(ランダム)であった場合に、
前記選択肢として前記抽選選択肢(ランダム)が選択されずに、
前回の選択された前記抽選選択肢(ランダム)で決定された前記特定演出が選択された状態で表示されることを特徴とする。
本発明によれば、選択される特定演出の選択肢の中に、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢(ランダム)であった場合に、選択肢として抽選選択肢(ランダム)が選択されずに、前回の選択された抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出が選択された状態で表示されることで、抽選選択肢が選択された場合、最初の抽選の結果を利用することで、毎回、抽選を行う必要がなく、抽選処理に必要な時間等の負担を省略することができ、スムーズな遊技の処理進行を計ることができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記メニューには、他の遊技機で採用された前記特定演出を選択可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「他の遊技機で採用された前記特定演出」とは、具体的には、例えば、「他の遊技機」は、当該遊技機10を製造販売している企業が過去に製造販売した遊技機であって、当該「他の遊技機」に採用され搭載されている音楽や音源や動画(ボーナス演出用動画)等を用いた演出等が含まれる。
本発明によれば、メニューにおいて、「他の遊技機」で採用された特定演出を選択可能にしていることにより、例えば、過去に製造販売された「他の遊技機」に採用され搭載されていた馴染みのある音楽や動画(ボーナス演出用動画)等の演出をもう一度聞きたい、或いは見たいと感じる遊技者にとって興味深い演出内容になり得る。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特別遊技を開始する前の前記通常遊技では、前記複数の演出モードのいずれかに決定されているように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、特別遊技を開始する前の通常遊技では、複数の演出モードのいずれかに決定されていることで、遊技者が複数の演出モードのいずれかを選択する必要がなく、そのような選択操作が不要となる。これにより、演出内容に対して特にこだわりの無い遊技者にとって複数の演出モードの中からいずれか1つを選択して選ぶという煩わしい操作を省略することができ、スムーズな遊技進行を実行することができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、通常に実行される通常遊技と、
前記通常遊技より移行可能な遊技者に対して有利な特別遊技(ボーナス遊技)と、
前記特別遊技(ボーナス遊技)を実行可能な特別遊技(ボーナス遊技)状態への移行を許可する特別役(ボーナス移行役)を含む複数種類の役のうちのいずれの役に当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
を備え、
前記通常遊技に設定される演出モードとして、所定の通常演出(キャラクタXが登場する演出、キャラクタYが登場する演出)が実行される第1の演出モード(モードA・モードB)と、当該所定の通常演出(キャラクタXが登場する演出、キャラクタYが登場する演出)とは異なる通常演出(キャラクタZが登場する演出)が実行される第2の演出モード(モードC)とが設けられ、
前記特別遊技(ボーナス遊技)にて実行される特定演出(BGM)として、所定の演出内容を有する第1の特定演出(BGB_10)と、当該所定の演出内容とは異なる演出内容を有する第2の特定演出(BGM_01〜BGM_09)とが設けられ、
前記第1の特定演出(BGB_10)は、前記第2の演出モード(モードC)が設定された通常遊技で実行される通常演出と関連する演出内容(キャラクタZのキャラクタボイスで歌われたBGM)を有するものであり、
前記特定演出(BGM)に対応する選択肢画像(CDジャケット図柄)が表示されて当該選択肢画像(CDジャケット図柄)を介して遊技者が特定演出(BGM)を選択するための特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)の表示を制御する表示制御手段(サブ制御基板のCPU)と、
遊技者が操作することによって前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)に表示される選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択される選択手段(演出選択スイッチ43)と、
前記選択手段(演出選択スイッチ43)により選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で、遊技者が操作することによって、当該選択された状態の選択肢画像(CDジャケット図柄)に対応する特定演出(BGM)を前記特別遊技(ボーナス遊技)にて実行する特定演出(BGM)として決定する決定手段(ベットスイッチ)と、
を備え、
前記表示制御手段(サブ制御基板のCPU)は、前記特別役(ボーナス移行役)が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第1の演出モード(モードA・モードB)である場合、当該当選した特別役(ボーナス移行役)により実行される特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)は、前記選択手段(演出選択スイッチ43)による選択操作を要することなく当該第1の演出モード(モードA・モードB)に設定される第1選択方式(前回選択方式)により選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で表示が開始され、
前記表示制御手段(サブ制御基板のCPU)は、前記特別役(ボーナス移行役)が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第2の演出モード(モードC)である場合、当該当選した特別役(ボーナス移行役)により実行される特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)は、前記選択手段(演出選択スイッチ43)による選択操作を要することなく当該第2の演出モード(モードC)に設定される前記第1選択方式(前回選択方式)とは異なる第2選択方式(モード選択方式)により選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で表示が開始され、
前記第1選択方式(前回選択方式)または前記第2選択方式(モード選択方式)により選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)の表示が開始されたときに、前記決定手段(ベットスイッチ)を遊技者が操作することで、当該選択された状態の選択肢画像(CDジャケット図柄)に対応する特定演出(BGM)が実行される特別遊技(ボーナス遊技)が開始される、ことを特徴とする。
本発明では、例えば通常遊技より移行する特別遊技(ボーナス遊技)を開始するときなど所定のタイミングで、遊技者が特定演出(BGM)を選択する際の特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)の表示が開始される。このときの特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)では、いずれかの選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態となっている(以下、このときの選択肢画像(CDジャケット図柄)を「初期選択肢画像」と言う)。特に、本発明では、前記初期選択肢画像を、通常遊技に設定される演出モードに設定されている選択方式により決定している。具体的には、第1の演出モード(モードA・モードB)であれば第1選択方式(前回選択方式)による初期選択肢画像が選択された状態で特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)の表示が開始され、第2の演出モード(モードC)であれば第2選択方式(モード選択方式)による初期選択肢画像が選択された状態で特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)の表示が開始される。
ここで、前記演出モードを設定する前記通常遊技は、特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)で選択する特定演出(BGM)が実行される特別遊技(ボーナス遊技)を実行可能とした特別役(ボーナス移行役)が当選した通常遊技である。そして、複数の演出モードのいずれを実行するかは、通常遊技中に遊技者が自由に切り換え可能に構成されていることで、遊技者の嗜好に適合した選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)が表示されることになる。一方、前記決定手段(ベットスイッチ)は、特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)でいずれかの選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態であれば、当該決定手段(ベットスイッチ)が操作されることで、この選択肢画像(CDジャケット図柄)に対応する特定演出(BGM)を特別遊技(ボーナス遊技)にて実行される特定演出(BGM)として決定する。よって、特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)が表示されて、遊技者が決定手段(ベットスイッチ)を操作することで、遊技者の嗜好に適合した特定演出(BGM)が実行される特別遊技(ボーナス遊技)を速やかに実行することができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記表示制御手段(サブ制御基板のCPU)は、前記特別役(ボーナス移行役)が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第1の演出モード(モードA・モードB)である場合、当該当選した特別役(ボーナス移行役)により実行される特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)は、前記選択手段(演出選択スイッチ43)による選択操作を要することなく、前回の特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を選択した前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)にて決定された選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で表示が開始され、
前記表示制御手段(サブ制御基板のCPU)は、前記特別役(ボーナス移行役)が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第2の演出モード(モードC)である場合、当該当選した特別役(ボーナス移行役)により実行される特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)は、前回の特別遊技(ボーナス遊技)の特定演出(BGM)を選択した前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)において決定された特定演出(BGM)に関わらず、前記選択手段(演出選択スイッチ43)による選択操作を要することなく、当該第2の演出モード(モードC)に関連する前記第1の特定演出(BGB_10)に対応する選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態で表示が開始される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、上述したように遊技者が特定演出を選択するための方式が異なる。これにより、遊技者が特定演出を選択するための方式として、一種類の選択方式だけであるような場合と比較して、単調さを回避して、複雑性や意外性を増すことができ、選択方式が同一種類だけであることにより飽きが発生するのを防止することができる。
ここで、前記「選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された状態」とは、前記選択手段(演出選択スイッチ43)による選択操作で選択肢画像(CDジャケット図柄)を選択可能であるが、当該選択操作を要することなく、前記決定手段(ベットスイッチ)による決定操作が待機している状態である。
ここで、前記「特定演出(BGM)」は、例えば特別遊技(ボーナス遊技)において出力される楽曲(BGM)である。この楽曲(特定演出(BGM))に対しては、特別遊技(ボーナス遊技)において表示される動画を設けることができる。このとき、第2選択方式(モード選択方式)により第1の特定演出(BGB_10)に対応する選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された場合は、第1選択方式(前回選択方式)により第1の特定演出(BGB_10)に対応する選択肢画像(CDジャケット図柄)が選択された場合よりも、第1の特定演出(BGB_10)に対する動画の再生サイズが大きくなるようにすると良い。
ここで、前記特定演出選択画面(メニュー画面、MUSIC_SELECT画面)に表示される選択肢画像(CDジャケット図柄)には、特定演出(BGM)が直接指定される選択肢画像(CDジャケット図柄)の他に、特定演出(BGM)が間接的に指定される選択肢画像(CDジャケット図柄)が含まれても良い。具体的には、所定の抽選により複数の特定演出(BGM)のうちから実行される特定演出(BGM)が決定される抽選選択肢画像(例えばランダムの選択肢画像(CDジャケット図柄))を設けても良い。言い換えると、所定の抽選により複数種類の特定演出(BGM)に対応する複数種類の選択肢画像(CDジャケット図柄)のうちから選択される選択肢画像(CDジャケット図柄)が決定される抽選選択肢画像を設けても良い。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のメイン制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のサブ制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス移行役の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、リプレイ役の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、小役の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態 であって、役の図柄の組合せや重複当選(同時当選)の有無を示す図である。 本発明の実施の形態であって、図3のメイン制御基板側で管理している遊技の状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、(A)は通常演出モードにおけるモード、キャラクタ、ゲーム性の内容、(B)は通常演出モードにおけるモード、初期選択肢の決定方式、決定方式の内容を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、(A)は通常演出モードの切り換えを示す説明図、(B)は演出用選択スイッチの外観平面図である。 本発明の実施の形態であって、BGM、演出映像(映像、画面サイズ)、過去機種の内容を説明するための説明図である。 (A)は初回用白7用のBGMの説明図、(B)は、初回用赤7用のBGMの説明図、(C)は特別遊技4連荘以降のBGMの説明図である。 本発明の実施の形態であって、BB演出選択肢におけるCDジャケットの映像、BGMの説明図である。 本発明の実施の形態であって、BGM選択確率(BGM、映像、抽選値)を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、(A)は初回用白7用の選択肢の映像、(B)は、初回用赤7用の選択肢の映像、(C)は特別遊技4連荘以降の選択肢の映像の説明図である。 本発明の実施の形態であって、表示開始時の楽曲選択画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、決定操作後の楽曲選択画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、ランダムに対応するジャケット絵の楽曲選択画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、モードCに対応するジャケット絵の楽曲選択画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択パターンの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る初期選択肢の決定方式であって、(A)はモード、キャラクタ、遊技性を示す説明図、(B)は初期選択肢の決定方式及びその内容の説明を示す説明図、(C)は各モードにおける初期選択肢の決定方式を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、楽曲選択画面処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、初期選択肢決定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1、図3を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前面側が開放され、他の面を板状態で形成される直方体状の筐体12と、この筐体12の前面側を開閉可能に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
なお、払出枚数表示器88は、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)を報知するようにしても良い。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRと、を有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には2枚又は3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて2枚又は3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
また、後述するように、ベットスイッチ32は、特定演出としてのBGMを決定するための決定操作が可能に形成されている。
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用選択スイッチ43及び演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
なお、この演出用選択スイッチ43は、モードの選択操作や、特定演出としてBGMの選択操作の際に、表示装置84上のカーソルを上下左右に移動可能に設定されているものである。すなわち、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを遊技者が操作すると、カーソルを上側に移動させることができ、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを遊技者が操作すると、カーソルを下側に移動させることができ、演出用選択スイッチ43の右側部分43cを遊技者が操作すると、カーソルを右側に移動させることができ、演出用選択スイッチ43の左側部分43dを遊技者が操作すると、カーソルを左側に移動させることができるように設定されている。
また、後述するように、演出用ボタンスイッチ42は、特定演出としてのBGMを決定するための決定操作が可能に形成されている。
具体的には、図12に示すように、通常遊技中の演出モードである通常演出モードを切り換える場合には、例えば、現在の演出モードがモードBである場合、カーソルがモードBの位置にあり、当該モードBを選択している状態において、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを押下操作すると、カーソルがモードBからモードAに移動する。
さらに、このモードAを選択している状態において、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを押下操作すると、カーソルがモードAからモードCに移動する。また、モードCを選択している状態において、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを押下操作すると、カーソルがモードCからモードAに移動する。
また、現在の演出モードがモードBである場合、カーソルがモードBの位置にあり、当該モードBを選択している状態において、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを押下操作すると、カーソルがモードBからモードCに移動する。このように、演出用選択スイッチ43を操作することで、通常演出モードの選択を切り換えることができる。そして、その状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作すると、当該演出モードに決定することができるものである。なお、BGMとしての特定演出を切り換える切り換え操作の場合も同様の操作態様となるものである。
具体的には、通常遊技中の演出モードである通常演出モードを切り換える場合には、先ず、演出用選択スイッチ43(詳しくは、上側部分43aまたは下側部分43b)を遊技者が操作することで、表示装置84の画面上に、現在設定されている通常演出モードに対応する選択肢画像(例えば「モードAの選択肢画像」「モードBの選択肢画像」「モードCの選択肢画像」のいずれか)を表示する。続いて、この選択肢画像が表示された状態で、再度、演出用選択スイッチ43(上側部分43aまたは下側部分43b)を遊技者が操作することで、図12(A)に示すように、選択肢画像が切り換わると共に現在設定されている通常演出モードが切り換わる。所望の選択肢画像へ切り換えた後は、一定時間経過後(例えば10秒経過後)またはベット操作を契機に、その時点で表示されている選択肢画像に対応する通常演出モードを設定すると共に当該選択肢画像を画面上から消去する。
なお、演出用選択スイッチ43を、音量調整用スイッチとしても兼用してもよい。演出用選択スイッチ43の右側部分43cまたは左側部分43dを遊技者が操作すると、通常演出モードに対応する選択肢画像ではなく、音量調整用の設定画面が表示されるようにしてもよい。
なお、カーソルは、表示装置84の表示領域内において、選択している位置が遊技者に理解できるようなものであればよいものであって、例えば、十字記号のカーソルが表示装置84の表示領域内で上下左右に移動するようにしてもよいし、また、そのような十字記号のカーソルの代わりに、選択している箇所は、赤色で点滅し、選択していない箇所の領域は、青色で点灯しているように表示し、当該赤色の点滅箇所が、演出用選択スイッチ43の移動操作で移動するようにしてもよい。
なお、本実施の形態は、通常遊技状態における遊技(通常遊技)中に通常演出モードを遊技者が切り換え可能としているが、これに限らず、例えば特殊な演出(例えば複数回の遊技に跨る連続演出、例えば出現確率が極めて低いレアな演出)が実行されているなど通常遊技の一定期間に限って通常演出モードを切り換え不可能とすることも可能である。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
(設定変更スイッチ46)
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット44の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44a有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット44とが配置されている。
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、メダルセレクタ17から流下した正規のメダルを貯留するメダルタンク(図示せず)と、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
(電源ユニット44)
この電源ユニット44には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44aと、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では2又は3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
ここで、規定の賭け数(規定数)は、後述するが、遊技状態(図10参照)に応じて規定の賭け数が変動するように設定されている。
具体的には、RT0〜RT3では、規定数が3枚であり、RBB1〜4、RBB5,6では、規定数が2枚である。
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の中段を結んだライン、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の上段を結んだライン、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の下段を結んだライン、左回転リール64の上段と、中回転リール66の中段と、右回転リール68の下段とを結んだライン、左回転リール64の下段と、中回転リール66の中段と、右回転リール68の上段とを結んだライン、の5本である。
なお、有効ライン86として、5ラインを示したが、これに限定されず、1〜4ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図10参照)や投入枚数を問わず5ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態や投入枚数で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
また、図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7」(赤色で7が描かれた絵柄)、「白7」(白色で7が描かれた絵柄)、「黒バー」(黒色の四角形にBARが描かれた絵柄)、「青バー」(青色の四角形にBARが描かれた図柄)、「リプレイ」(楕円形に薄い青色でRPが描かれた絵柄)、「特別リプレイ」(楕円形に濃い青色でRPが描かれた絵柄)、「ベル」(ベルを模して描かれた図柄)、「オレンジ」(オレンジを模して描かれた図柄)、「チェリー1」(チェリーを模して描かれた絵柄)、「チェリー2」(チェリーを模して描かれた図柄の周囲に四角枠を設けた図柄)の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(図柄番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
また、本実施の形態では、複数の回転リール62のうち少なくとも1つの回転リール62では、後述する第1ボーナス移行役に対応する図柄である「赤7」と「白7」とは、それぞれ互いに引き込み範囲外に配置されている。
具体的には、後述するリール制御手段220は、ストップスイッチ50が操作された時から回転方向に予め定められた図柄数分、本実施の形態では4コマ以内の図柄までの範囲に、役抽選により当選した役に対応する図柄61が含まれている場合には、当該図柄61が有効ライン86上に揃うような引き込み制御を行っている。
そのため、遊技者が「赤7」と「白7」とのどちらか一方を目押しした場合に、目押ししていない方の図柄が引き込まれて停止表示されることがないように、「赤7」と「白7」とが、引き込み範囲外である5コマ以上離れて配置されている。
例えば、左回転リール64では、図柄番号1に「赤7」、図柄番号13に「白7」が配置されており、5コマ以上離れている。
また、中回転リール66では、図柄番号1に「赤7」、図柄番号9に「白7」が配置されており、5コマ以上離れている。
また、右回転リール68では、図柄番号1に「赤7」、図柄番号13に「白7」が配置されており、5コマ以上離れている。
(演出装置70)
前記前扉14と前記筐体12には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示し、演出内容を表示可能な液晶表示装置である。
本実施形態の表示装置84において表示される画面としては、通常遊技状態における通常演出が実行される通常演出画面と、ボーナス遊技状態におけるボーナス演出が実行されるボーナス演出画面と、が設けられている。前記通常演出画面は、例えばキャラクタXが各種のステージを進んで行く演出用の映像が出力される画面、例えばキャラクタYが双六のマップを進んで行く演出用の映像が出力される画面、例えばキャラクタZが敵キャラクタとバトルする演出用の映像が出力される画面、である。
また、前記ボーナス演出画面は、例えばキャラクタXが空を飛んでいくムービーが出力される画面、例えば過去の機種で採用されていたボーナス演出のムービーが出力される画面である。
特に、本実施形態の表示装置84において表示される画面としては、通常遊技状態(またはボーナス内部当選中状態)からボーナス遊技状態へ移行するときに表示される画面であって、当該移行するボーナス遊技状態において設定されるBGM(特定演出)を選択するためのメニュー画面(BGM選択画面、MUSIC_SELECT画面、図18〜21参照)が設けられている。このメニュー画面では、BGM(特定演出)を選択するための選択肢(選択肢を示す静止画像)として、CDジャケットの映像(CDジャケット図柄)を採用し、当該画面中に表示されるCDジャケットの映像の中から特定のCDジャケットの映像を選択して決定することで、決定したCDジャケットの映像に対応するBGM(特定演出)が今回のボーナス遊技状態において設定されることになる。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、主制御装置の一例であり遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、ベットスイッチ32、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、図4に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250及び送信手段260の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(2枚又は3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組み合わせが揃うと、当該図柄61の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定値1(SET1)〜設定値6(SET6))設定されており、設定値によって当選確率の差がある役については、設定値1が最も低く、設定値6が最も高くなるように設定されている。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階や7段階以上であっても良い。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組み合わせが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類として通常遊技状態用、ボーナス内部当選中遊技状態用、ボーナス遊技状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御基板200のROM上に記憶されている。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップ301(図33参照)において行われる。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図6〜図8に示すように、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
つぎに、図6〜図8に示すように、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄の組み合わせについて説明する。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄61の組み合わせについては、図6〜図8に示すものに限定されない。
例えば、図6に示すように、特別役の一例であるボーナス移行役として、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の順(以下同様)に「赤7 赤7 赤7」の図柄61の組み合わせの第1ボーナス移行役1、「白7 白7 白7」の図柄61の組み合わせの第1ボーナス移行役2、「赤7 赤7 白7」の図柄61の組み合わせの第1ボーナス移行役3、「白7 白7 赤7」の図柄61の組み合わせの第1ボーナス移行役4、「赤7 赤7 黒バー」の図柄61の組み合わせの第2ボーナス移行役1、「白7 白7 黒バー」の図柄61の組み合わせの第2ボーナス移行役2、が設けられている。
また、ここで、第1ボーナス移行役は、第一の特別役の一例であり、第2ボーナス移行役は、第二の特別役の一例である。
また、ボーナス移行役は、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に揃うことで成立(入賞)するまで、当選の権利を有したまま持ち越し可能な役である。
また、第1ボーナス移行役のうち、第1ボーナス移行役1と第1ボーナス移行役3と第2ボーナス移行役1とが、左回転リール64と中回転リール66とに「赤7」が配置された赤7系の役であり、第1ボーナス移行役2と第1ボーナス移行役4と第2ボーナス移行役2とが、左回転リール64と中回転リール66とに「白7」が配置された白7系の役である。
また、第1ボーナス移行役と第2ボーナス移行役とは、少なくとも1つの回転リール62では対応する図柄組み合わせとして他のボーナス移行役に含まれない図柄61の組み合わせを含んでいる。
具体的には、第1ボーナス移行役は、対応する図柄組み合わせが「赤7」と「白7」との組み合わせにより構成されているが、第2ボーナス移行役では、対応する図柄組み合わせが、第1ボーナス移行役に含まれない「黒バー」(右回転リール68)を含んでいる。
ここで、第1ボーナス移行役(第1ボーナス移行役1〜4)は、250枚を超える払い出しで終了する第1ボーナス遊技へ移行させるための役であり、第2ボーナス移行役(第2ボーナス移行役1,2)は、105枚を超える払い出しで終了する第2ボーナス遊技へ移行させるための役である。
また、図7に示すように、所定役の一例であるリプレイ役(再遊技役)として、「リプレイ リプレイ リプレイ」の図柄61の組み合わせの第1再遊技役や、「リプレイ 特別リプレイ リプレイ」の図柄61の組み合わせの第2再遊技役、「リプレイ リプレイ ベル」の図柄61の組み合わせの第3再遊技役、が設けられている。
なお、所定役の一例は、リプレイ役に限定されず、他の役であっても良い。
また、図8に示すように、小役(入賞役)として、「ベル ベル ベル」の図柄61の組み合わせの第1入賞役、「オレンジ オレンジ オレンジ」の図柄61の組み合わせの第2入賞役、「黒バー オレンジ オレンジ」の図柄61の組み合わせの第3入賞役、「白7 赤7 チェリー2」の図柄61の組み合わせの第4入賞役、「チェリー1、ANY、赤7/白7/黒バー/リプレイ/ベル/オレンジ/チェリー1/チェリー2」の図柄61の組み合わせの第5入賞役、が設けられている。
ここで、小役(入賞役)3枚投入での配当(メダル払出枚数)は、第1入賞役が6枚、第2入賞役及び第3入賞役が3枚、第4入賞役及び第5入賞役が1枚となっており、2枚投入での配当(メダル払出枚数)は、いずれも15枚となっている。なお、上記「ANY」は、いずれの図柄でも良いことを意味している。また、「/」で区切られている図柄は、区切られている図柄であればいずれの図柄でも良いことを意味している。
図9に示すように、役抽選における各役の抽選領域として、ハズレ、通常リプレイ役、
特別リプレイ役、チャンスリプレイ役、通常ベル役、平行オレンジ役、斜めオレンジ役、確定1枚役、弱チェリー役、強チェリー役が設けられている。
各図柄61の組み合わせが、例えば、通常リプレイ役では、「リプレイ リプレイ リプレイ」(第1再遊技役(図7参照))のように設定され、これらの役(第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2)に対する重複当選役(同時当選役)の有無が設定されている。
図9中の「有」の場合には、ボーナス移行役との重複当選(同時当選)の発生可能性が有ることを意味し、「無」の場合には、ボーナス移行役との重複当選(同時当選)の発生可能性が無く、単独当選のみであることを意味している。
具体的には、例えば、役抽選の結果、平行オレンジ役に当選している場合、図9に示すように、図柄61の組み合わせとして、「オレンジ オレンジ オレンジ」(第2入賞役(図8参照))又は「黒バー オレンジ オレンジ」(第3入賞役(図8参照))が有効ライン86上に停止可能な状態となる。
この平行オレンジ役の場合、第1ボーナス移行役1の同時当選の有無は、「有」に設定されてあり、第1ボーナス移行役1の当選と平行オレンジ役の当選との重複当選(同時当選)の可能性があることになる。
平行オレンジ役では、第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2の同時当選の有無が、いずれも「有」となっているため、第1ボーナス移行役1、第1ボーナス移行役2、第1ボーナス移行役3、第1ボーナス移行役4、第2ボーナス移行役1、第2ボーナス移行役2のいずれも、平行オレンジ役との重複当選(同時当選)の可能性があることになる。
さらに、ハズレでも「有」となっているため、第1ボーナス移行役や第2ボーナス移行役の特別役に当選せずに、平行オレンジ役だけの単独当選もあり得ることになる。
確定1枚役では、第1ボーナス移行役1〜4及び第2ボーナス移行役1、2の同時当選の有無が、いずれの重複当選も「有」に設定され、ハズレが「無」に設定されているため、確定1枚役に当選した場合、必ず第1ボーナス移行役1、第1ボーナス移行役2、第1ボーナス移行役3、第1ボーナス移行役4、第2ボーナス移行役1、第2ボーナス移行役2のいずれかの特別役に重複当選していることが確定することになる。
なお、弱チェリー役当選の場合、第1ボーナス移行役1との重複当選は、設定6の場合のみ「有」となり、設定1〜5の場合は、「無」となる。
また、弱チェリー役当選の場合、第1ボーナス移行役2との重複当選は、設定4〜6の場合のみ「有」となり、設定1〜3の場合は、「無」となる。
また、強チェリー役は、ボーナス移行役と重複当選(同時当選)の可能性の高い役であり、又、他の役、例えば通常リプレイ役や通常ベル役よりも当選確率の低い、いわゆるレア役である。
なお、レア役は、強チェリー役に限定されず、他の役、例えば、平行オレンジ役、斜めオレンジ役、弱チェリー役などであっても良いし、又、レア役は、1種類に限定されず、例えば、強チェリー役と平行オレンジ役と斜めオレンジ役と弱チェリー役など、これらの当選役の総称であっても良い。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップ302(図33参照)において行われる。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組み合わせを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップ303(図33参照)において行われる。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップ304(図33参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、通常遊技状態制御手段251、ボーナス内部当選中遊技状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
(通常遊技状態制御手段251)
通常遊技状態制御手段251は、「通常遊技状態」(図10参照)を制御するものである。ここで、通常遊技状態は、ボーナス内部当選中遊技状態制御手段252によるボーナス内部当選中遊技状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
(ボーナス内部当選中遊技状態制御手段252)
ボーナス内部当選中遊技状態制御手段252は、「ボーナス内部当選中遊技状態」(図10参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部当選中遊技状態は、第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
(ボーナス遊技状態制御手段253)
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(図10参照)を制御するものである。
ボーナス遊技状態は、第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ここで、「RBB1」〜「RBB4」は、所定の枚数、例えば250枚を超えるメダルの払い出しで終了し、「RBB5」、「RBB6」は、所定の枚数、例えば105枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、通常遊技状態に移行する。
(送信手段260)
送信手段260は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、図5に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
なお、本実施の形態では、遊技者によりベットスイッチ32(マックスベットスイッチ34、シングルベットスイッチ35)が操作された場合、ベットスイッチ32から出力される信号の受信を契機に、メイン制御基板200は、投入枚数を示すメダル投入信号(メダル投入コマンド)を出力可能に構成されている。このメダル投入信号を受信したサブ制御基板300では、例えばメニュー画面において選択されている状態にある選択肢に対応するボーナス用のBGM(特定演出)を決定するなど、当該投入信号に対応した処理を実行する。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、図10に示す遊技状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
また、演出制御手段320は、後述するように、ボーナス内部当選中遊技状態において、図柄特定報知や当選特定報知を実行する。
なお、演出制御手段320は、AT状態やART状態を備えた場合は、当該AT状態やART状態の間、メイン制御基板200からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行可能である。
具体的には、演出制御手段320は、通常遊技状態において液晶画面の映像を制御して通常遊技中の演出を実行する。この通常遊技中の演出には、通常演出モード(モードA、モードB、モードC)に対応する演出が含まれる。例えばモードAの場合は主人公キャラクXがステージを移動する演出が含まれ、例えばモードBの場合は主人公キャラクタYが双六のマップを移動する演出が含まれ、例えばモードCの場合は主人公キャラクタZが敵キャラクタとバトルする演出が含まれる。
具体的には、演出制御手段320は、ボーナス遊技状態において液晶画面に出力される映像やスピーカーから出力される音を制御してボーナス遊技中の演出を実行する。例えば液晶画面上にボーナス遊技用の映像(MOV_10)を表示しつつ、ボーナス用のBGM(BGM_10)を出力する演出が含まれる(図13、図27参照)。また、演出制御手段320は、演出用選択スイッチ43から出力される信号とメイン制御基板200から出力される信号(コマンド)に基づいて、ボーナス遊技状態へ移行するときに表示される演出選択画面(メニュー画面、図18〜図20参照)を制御している。例えば、演出用選択スイッチ43の上側部分43aの操作に対応する信号を受信すると、演出選択画面に表示しているCDジャケット図柄を上方向へ順次移動させる表示を実行する(図18参照)。例えば、メイン制御基板200からメダル投入信号(メダル投入コマンド)を受信すると、演出選択画面に表示しているCDジャケット図柄からCDが飛び出す表示を実行する(図19参照)。
(図10を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図10を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、図10に示すように、大別すると、通常遊技状態、ボーナス内部当選中遊技状態、ボーナス遊技状態がある。
(通常遊技状態)
通常遊技状態は、通常遊技状態制御手段251により制御され、リプレイ役への当選確率が異なる「RT0」、「RT1」、「RT2」を備える。なお、通常遊技状態における遊技は、本発明の「通常遊技」の一例である。
「RT0」は、工場出荷時、設定変更後、ボーナス遊技状態終了後に滞在する遊技状態である。
「RT0」から「RT1」には、役抽選により所定の役、例えば、第2入賞役、第3入賞役(図8参照)が成立(入賞)した場合に移行する。
また、「RT0」から「RT2」には、役抽選により所定の役、例えば、第3再遊技役(図7参照)が成立(入賞)した場合に移行する。
「RT1」は、所定の終了条件、例えば、4ゲームを消化することで「RT0」に移行し、「RT2」は、特定の終了条件、例えば、8ゲームを消化することで「RT0」に移行する。
なお、「RT1」の終了条件と、「RT2」の終了条件とは、異なる終了条件である場合に限定されず、同じ終了条件であっても良い。
通常遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「RT0」は通常(例えば1/7.3)に設定されており、「RT1」は「RT0」よりも高く設定されており、「RT2」は「RT0」よりも高く設定されている。
通常遊技状態における役抽選によりボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に、通常遊技状態からボーナス内部当選中遊技状態へ移行し、停止表示された場合はボーナス遊技状態へ移行する。
通常遊技状態の規定数は、3枚であり、マックスベットスイッチ34を操作した場合は3枚のメダルが投入される。
(ボーナス内部当選中遊技状態)
ボーナス内部当選中遊技状態は、内部当選状態の一例であり、ボーナス内部当選中遊技状態制御手段252により制御され、通常遊技状態において、第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2(図6参照)に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に揃わなかった場合に移行する。
具体的には、第1ボーナス移行役1、第1ボーナス移行役2に当選した場合は「RT3」に、第1ボーナス移行役3、第1ボーナス移行役4、第2ボーナス移行役1に当選した場合は「RT4」に、第2ボーナス移行役2に当選した場合は「RT5」に、それぞれ移行する。
そして、ボーナス内部当選中遊技状態で、ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に揃った場合は、ボーナス遊技状態へ移行する。
そのため、ボーナス内部当選中遊技状態は、役抽選により当選したボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に揃うまで当選の権利を有したまま持ち越し可能な状態である。
ボーナス内部当選中遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「RT3」は「RT0」よりも高く設定されており、「RT4」は「RT0」と同じ通常に設定されており、「RT5」は「RT0」よりも高く設定されている。
ボーナス内部当選中遊技状態の規定数は、3枚であり、マックスベットスイッチ34を操作した場合は3枚のメダルが投入される。
(ボーナス遊技状態)
ボーナス遊技状態は、特別遊技の遊技状態の一例であり、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、第1ボーナス移行役1〜4、第2ボーナス移行役1、2(図6参照)に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。なお、ボーナス遊技状態における遊技は、本発明の「特別遊技」の一例である。
ボーナス遊技状態には、本実施の形態では、第1ボーナス移行役1に当選した場合に移行可能な「RBB1」、第1ボーナス移行役2に当選した場合に移行可能な「RBB2」、第1ボーナス移行役3に当選した場合に移行可能な「RBB3」、第1ボーナス移行役4に当選した場合に移行可能な「RBB4」、第2ボーナス移行役1に当選した場合に移行可能な「RBB5」、第2ボーナス移行役2に当選した場合に移行可能な「RBB6」、を備えている。
ボーナス遊技状態の規定数は、2枚であり、マックスベットスイッチ34を操作した場合は2枚のメダルが投入される。
ここで、上述したように、第1ボーナス移行役は、赤7系の第1ボーナス移行役と、白7系の第1ボーナス移行役とに分けられている。
そして、「赤7」の図柄61と「白7」の図柄61とは、引き込み範囲外に配置されているため、赤7系の第1ボーナス移行役を狙う場合と、白7系の第1ボーナス移行役を狙う場合とでは、遊技者が目押ししていない方の第1ボーナス移行役が揃うことがないようにされている。
また、ボーナス遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「0」に設定されている。
ここで、第一の特別遊技状態の一例である「RBB1」〜「RBB4」は、所定の枚数、例えば250枚を超えるメダルの払い出しで終了し、第二の特別遊技状態の一例である「RBB5」、「RBB6」は、「RBB1」〜「RBB4」よりも少ない利益である特定の枚数、例えば105枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そのため、「RBB1」〜「RBB4」の方が、「RBB5」、「RBB6」よりも遊技者にとって有利な状態となっている。
そして、ボーナス遊技状態の終了後、通常遊技状態に移行する。
なお、第一の特別遊技状態の一例を「RBB1」〜「RBB4」とし、第二の特別遊技状態の一例を「RBB1」〜「RBB4」よりも払出枚数が少ない「RBB5」、「RBB6」としたが、これに限定されない。
すなわち、第一の特別遊技状態で与えられる利益よりも第二の特別遊技状態で与えられる利益が少なければ良く、払出枚数は同じであっても他の利益、例えば、AT(アシストタイム)状態やART(アシストリプレイタイム)状態を備え、第一の特別遊技状態よりも第二の特別遊技状態の方が、AT状態やART状態の付与期待度が低い場合や、ボーナス遊技状態の終了後移行するRT(リプレイタイム)状態を備え、第一の特別遊技状態よりも第二の特別遊技状態の方が、RT状態のゲーム数が少ない場合なども含む。
また、第一の特別遊技状態で与えられる利益よりも第二の特別遊技状態で与えられる利益が少ない場合は、利益の内容が同じ場合に限定されず、第一の特別遊技状態で与えられる利益と第二の特別遊技状態で与えられる利益の種類が異なっていることも含む。
例えば、第一の特別遊技状態で与えられる利益が所定枚数の払い出しである場合に、第二の特別遊技状態で与えられる利益が所定ゲーム数の遊技を可能とすることであっても良い。
つまり、本実施の形態では、本発明の「特別遊技」の一例として「ボーナス遊技状態における遊技」を挙げて説明しているが、これに限らず、本発明の「特別遊技」は「AT状態」「RT状態」「ART状態」「チャンスゾーン状態」「上乗せ特化状態」としても良い。
次に、図11を用いて、モード、キャラクタ、ゲーム性、初期選択肢の決定方式(選択方式)等について説明する。
図11(A)に示すように、通常に実施される通常遊技において実行される演出モード、いわゆる通常演出モードには、モード(Mode)A、B、Cが設けてある。なお、通常演出モード(モードA、モードB、モードC)は、本発明の「演出モード」の一例である。
この複数の演出モードA、B、Cのいずれを実行するかは、後述するように通常遊技中に遊技者が切り換え可能に形成されている。
本実施の形態では、特別遊技としてのボーナス遊技で実行される特定演出には、BGM(背景音楽、バックグラウンドミュージック)が設定されている。このBGMは、遊技者が選択可能に設定されている。そして、遊技者が特定演出(BGM)を選択する際のメニューは、演出モードに対応した特定演出(BGM)が選択された状態で表示されるように形成されている(図13、14、15参照。)。
また、このBGMには、当該BGMに対応する演出映像としてのボーナス演出用動画が設定されている。このボーナス演出用動画は、上述した液晶表示装置である表示装置84により表示されるように形成されている。
なお、本実施の形態では、ボーナス遊技で実行される特定演出として、上述したようにBGMが設定され、この特定演出としてのBGMが設定されることで、BGMに対応する演出映像が設定されているが、特に特定演出として、BGMに限定されるものではない。具体的には、例えば、特定演出として、演出映像が設定されるようにしてもよい。このようにすると、特定演出として演出映像が選択されることにより、特定演出としての演出映像に対応するBGMが設定されることになる。
さらに、特定演出としては、上述したようなBGMや、演出映像に限定されるものでなく、例えば、特定演出として、所定の演出ランプによる所定の色による特定の点灯状態や、特定タイミングの点滅等による演出に設定してもよく、また、遊技機内部に遊技者から視認可能な位置に配置された可動可能なキャラクタ人形等による所定の役物の動作(例えば、人形が手を振る動作や、走る動作を行う)等による演出に設定してもよく、また、上述したような種々の演出の組み合わせ(例えば、特定演出としてBGMと役物の動作との組み合わせ)等によるものにしてもよいものである。
本実施の形態では、特定演出としてのBGMを切り換えるための切り換え操作と、特定演出としてのBGMを決定するための決定操作とを備えている。
この切り換え操作は、上述した演出用選択スイッチ43を用いて、表示装置84上のカーソルを移動させることにより行われる。そして、決定操作は、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42の操作により行われる。前記決定操作は、ベットスイッチ32だけでなく、演出用ボタンスイッチ42の操作でも行うことができるように形成されている。
また、特定演出としてのBGMが選択された状態とは、切り換え操作が可能であるが、切り換え操作を要することなく、決定操作が行われるのを待機している状態である。
モードAは、主人公キャラクタXが、複数の異なるステージを彷徨いつつキャラクタYに出会うと特典(ボーナス)を獲得するゲーム性に設定されている。
また、モードBは、主人公キャラクタXが、双六方式でマップを進んで、ゴールに到着すると特典(ボーナス)を獲得するゲーム性に設定されている。
また、モードCは、主人公キャラクタZがいろいろな敵キャラクタを倒して、ボスキャラクタに勝利すると特典(ボーナス)を獲得するゲーム性に設定されている。
つまり、本実施の形態では、各々の通常演出モードに設定された通常遊技では、主人公キャラクタが異なる(つまり、各通常演出モードにおいて実行される演出が異なる)と共に、ボーナス遊技を獲得するまでの遊技性が異なっている。
また、本実施の形態では、特別遊技としてのボーナス遊技を開始する前の通常遊技では、複数の演出モードのいずれかに決定されている。
そして、本実施の形態では、遊技者が特定演出としてのBGMを選択するための方式には、前回のメニューにおいて最終選択された特定演出としてのBGMが選択された状態で表示される第1選択方式としての前回選択方式と、直前に実行された演出モードに予め定められた特定演出としてのBGMが選択された状態で表示される第2選択方式としての当選モード方式とが設けられている。
図11(B)に示すように、モードA及びモードBは、初期選択肢の決定方式では、第1選択方式としての前回選択方式が採用されており、モードCは、初期選択肢の決定方式では、第2選択方式としての当選モード方式が採用されている。
この前回選択方式は、既に説明しているように前回の最終選択肢を今回の初期選択肢に決定するものであり、また、当選モード方式は、ボーナス遊技の当選時に滞在していたモードに対応する初期選択肢を決定するものである。
本実施の形態では、前記設定変更処理において初期化される各種の遊技情報の中には、通常演出モードや前回選択されたBGMに関する情報も含まれている。このため、設定変更直後の遊技状態(通常遊技状態)に対しては、予め定められた初期の通常演出モードが設定されることになる。詳しくは、設定変更後の通常遊技状態では、前記通常演出モードAが設定されると共に、通常演出モードAに対応する前記前回選択方式が設定される。
なお、本実施の形態では、通常演出モードAを設定変更後の通常遊技状態に設定しているが、これに限らず、通常演出モードBや通常演出モードCであっても良いが、初期選択肢の選択方式は、設定した通常演出モードに対応する方式を採用する。また、予め定められた通常演出モードを選択する以外に、所定の抽選により決定する、としても良い。
本実施の形態では、第1選択方式としての前回選択方式で特定演出としてのBGMのうち特別演出(BGM_10)が選択された場合と、第2選択方式としての当選モード方式から特別演出(BGM_10)が選択された場合とでは、BGMは同じであるが、第2選択方式で特定演出のうち特別演出(BGM_10)が選択された場合の方が、第1選択方式で特別演出(BGM_10)が選択された場合よりも、液晶表示装置としての表示装置84上のボーナス演出用動画の再生サイズが大きいように設定されている。
また、本実施の形態では、第1選択方式(前回選択方式)及び第2選択方式(当選モード方式)において、選択される特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が抽選選択肢(ランダム)であった場合に、当該抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出が選択された状態で表示されず、抽選選択肢(ランダム)が選択されるように形成されている。
なお、上述した場合、このように抽選選択肢(ランダム)が選択されるものに限定されるものではない。具体的には、例えば、第1選択方式(前回選択方式)及び第2選択方式(当選モード方式)において、選択される特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が抽選選択肢(ランダム)であった場合に、選択肢として抽選選択肢(ランダム)が選択されずに、前回の選択された抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出(BGM)が選択された状態で表示されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、表示装置84に表示されるメニューには、他の遊技機10で採用された特定演出(BGM)を選択可能に形成されている。この「他の遊技機10」とは、当該遊技機10を製造販売している企業が過去に製造販売した遊技機10を意味する。すなわち、過去に製造販売されて現在は製造販売されていないような過去の遊技機10で採用されていたBGM等が対象となるものであり、そのような昔の遊技機10で遊技をしていた遊技者が昔遊んだ遊技機10の音楽を懐かしみノスタルジックな雰囲気を醸し出すことが可能なものである。
次に図13を用いて、BGM、演出映像(映像、画面サイズ)、過去機種の内容を説明する。
図13に示すように、特定演出としてのBGMの種類には、BGM_01〜BGM_10の10種類が設定されている。例えば、BGM_01とは、所定の楽曲の種類を指しているものである。
そして、この10種類のBGMには、それぞれ対応する映像としてのボーナス演出用動画がMOV_01からMOM_10まで設定されている。BGMが設定されると、それに対応する異なる映像としてのボーナス演出用動画が設定されることになる。
また、この10種類のBGMは、それぞれ画面サイズが予め決定されている。例えば画面サイズが4:3とは、表示装置84の表示領域の一部を切り取って表示しているものであって、その表示領域の画面サイズの縦と横との長さの比が4対3に設定されていることを意味する。ここで、画面サイズの縦と横との比が設定されているものは、縦の実際の寸法は、全て同一に設定されている。また、画面サイズが全画面というのは、表示装置84の全画面を表示領域としているものである。
また、ここで、過去機種というのは、当該遊技機10を製造販売している会社が、過去に製造販売している遊技機10の機種であって、A、B、C、D、Fの5種類の機種を意味する。もちろん、過去機種には、同一会社の過去に営業販売したものに限定されるものではなく、他社が過去に製造販売しているようなものであっても、当該他社から了承や許認可等を得ているようなものを含めてもよい。
本実施形態では、表示装置84に表示されるメニュー画面にて選択可能な特定演出(BGM_01〜BGM_10)のうち、一部の特定演出(BGM_06、BGM_09)に対して設定される映像としてのボーナス演出用動画(MOV_06、MOV_09)は、それらが表示装置84に表示されたときに、その画面サイズが、当該表示装置84の画面サイズ(4:3)とは異なっている(16:9、16:10)。つまり、一部の特定演出では、それらが実行されたときに出力されるボーナス演出用動画のサイズ又は形状(縦横比)を異ならせている。
ここで、前記過去機種は、必ずしも搭載されている表示装置の画面比率(画面の縦横比、アスペクト比)が同一であるとは限らず、機種によって表示装置の画面比率が異なる場合がある。この様な場合、表示装置の画面比率に応じてボーナス演出用動画の表示比率(ボーナス演出用動画が表示されたときの映像の縦横比)も動画データのレベルで異なっている。
これに対し、本実施の形態では、一部の特定演出に対応するボーナス演出用動画の表示比率(表示されたときの映像の縦横比)を、当該実施の形態に係る表示装置84の画面比率(アスペクト比=4:3)に揃えるのではなく異ならせている(16:9、16:10)ため、これら一部の特定演出に対応するボーナス演出用動画として、当該実施の形態に係る表示装置84の画面比率とは異なる画面比率の表示装置を搭載した過去機種において採用されたボーナス演出用動画(動画データ)をそのまま利用することが可能であり、採用する過去機種のバリエーションを広げることができる。
本実施の形態では、ボーナス遊技が終了した後の遊技回数50回の間に次の「ボーナス遊技」に役抽選の結果、当選して、入賞し、当該「ボーナス遊技」に移行した場合、当該「ボーナス遊技」は、ボーナス遊技に連荘した場合として定義される。
上述した条件においてボーナス遊技に連荘せずに、すなわち前回のボーナス遊技から遊技回数50回を超えて次のボーナス遊技に移行した場合、当該ボーナス遊技は、「初回のボーナス遊技」として処理される。
本実施の形態では、ボーナス遊技が連荘しているボーナス遊技であるか否か、及び、連荘の回数により、遊技者が特定演出等を選択できる選択肢の内容が変化可能に形成されている。
本実施の形態では、「初回のボーナス遊技」及び「4連荘目以降のボーナス遊技(すなわち4連荘目、5連荘目、6連荘目、・・・のいずれかのボーナス遊技)」では、複数種類の特定演出(BGM)等の複数の選択肢が表示装置84上にメニュー画面として表示され、その中から遊技者が所定操作により特定演出等を選択することができるように形成されている。なお、このメニュー画面が、本発明の「遊技者が特定演出を選択する際のメニュー」の一例である。
また、そのときの特定演出(BGM)等の選択肢の中には、BGM_05〜09のように過去機種のBGM等の選択肢も含められるように設定されている。
また、ここで、本実施の形態では、3連荘目以降のボーナス遊技において、役抽選の結果、上述したような特定演出の選択等を実行せずに、ボーナス遊技の最初において、所定時間だけ操作スイッチの操作を受け付けない、いわゆるフリーズ状態を発生させる「フリーズボーナス遊技」を有している。
ボーナス遊技の「2連荘目」、「3連荘目」及び「フリーズボーナス遊技」では、表示装置84上にメニュー画面が表示されず、特定演出(BGM)等を選択することができないように設定されている。
つまり、本実施の形態では、前回のボーナス遊技(特別遊技状態)の終了から今回のボーナス遊技(特別遊技状態)が開始されるまでの通常遊技回数が計数される。そして、当該通常遊技回数が特定の遊技回数未満(例えば50ゲーム未満)である場合には「連荘」として扱い、連荘の累計回数をカウント(+1)する。また、当該通常遊技回数が特定の遊技回数を超えている(例えば50ゲームを超えている)場合には「連荘」として扱わず、連荘の累計回数を「0」にリセットする。
ここで、本実施の形態では、毎回のボーナス遊技においてボーナス遊技中のBGM(特別遊技状態の特定演出)を遊技者が選択可能とするのではなく、特定の「連荘」回数のボーナス遊技(例えば2連荘目のボーナス遊技、3連荘目のボーナス遊技)においては、これらのボーナス遊技中のBGMを遊技者が選択不可能としている。これにより、比較的短期間でボーナス遊技が繰り返し発生した場合であっても、所定のメニュー画面が表示されてボーナス遊技中のBGMを選択させる操作を遊技者に対して要求する場面が少なくなるため、メニュー画面の切り換えや選択操作に対して遊技者が感じる煩わしさを軽減することができる。なお、これに限らず、ボーナス遊技中のBGMは、「連荘」の回数に関わらず、所定のメニュー画面を表示して、毎回遊技者が選択可能とすることも可能である。
本実施の形態では、ボーナス遊技の「2連荘目」、「3連荘目」及び「フリーズボーナス遊技」、では、遊技者が特定演出(BGM)等を選択することができない代わりに、予め特定の特定演出(BGM)等が設定されているものである。
具体的には、図13に示すように、2連荘目のBGMには、BGM_03が設定され、演出映像は、MOV_03が設定されている。
また、図13に示すように、3連荘目のBGMには、BGM_04が設定され、演出映像は、MOV_04が設定されている。
また、特に図示していないが、フリーズボーナス遊技のBGMでも、予め定めた所定のBGM等が行われるように設定されている。
本実施の形態では、図13に示すように特別演出としてのBGM_10は、特定演出(BGM)としての特別演出(BGM_10)を選択する方式によって、表示装置84上のボーナス演出用動画の再生サイズが異なるように形成されている。
つまり、本実施の形態では、遊技者が選択可能な特定演出(ボーナス遊技状態のBGM)として、特別演出(ボーナス遊技状態の特別BGM、具体的にはBGM_10)と、特別演出として区分されない非特別演出(ボーナス遊技状態の通常BGM、具体的にはBGM_01〜09)とが設けられている。
なお、本実施形態では、1つの通常演出モード(具体的にはモードC)に対して1つの特別演出(具体的にはBGM_10の1つ)しか設けていないが、これ以外に、1つの通常演出モード(具体的にはモードC)に対して複数の特別演出を設けても良い。
具体的には、第1選択方式で特定演出のうち特別演出(BGM_10)が選択された場合と、第2選択方式から特別演出(BGM_10)が選択された場合とでは、BGMは同じ(BGM_10)であるが、第2選択方式で特定演出のうち特別演出(BGM_10)が選択された場合の方が、第1選択方式で特別演出(BGM_10)が選択された場合よりも、液晶表示装置上のボーナス演出用動画の再生サイズが大きくなるように設定されている。
さらに具体的に説明すると、第2選択方式で特定演出のうち特別演出(BGM_10)が選択された場合、画面サイズは、表示装置84の全画面において表示されるのに対して、第1選択方式で特別演出(BGM_10)が選択された場合、表示装置84の表示領域の一部において、全画面より縮小された画面サイズであって、縦横比(アスペクト比)が4:3の表示領域に表示される。
図14(A)は、ボーナス遊技において、上述したボーナス遊技の連荘途中(連荘1回目以外)ではなく、ボーナス遊技の初回であって白7系(すなわち、第1ボーナス移行役2、4、第2ボーナス移行役2(図6参照))の移行役でボーナス遊技に移行した場合に遊技者が選択可能な選択肢を示すものである。この場合、選択可能な選択肢は、BGM_01、BGM_05〜10に設定されている。
図14(B)は、ボーナス遊技において、上述したボーナス遊技の連荘途中(連荘1回目以外)ではなく、ボーナス遊技の初回であって赤7系(第1ボーナス移行役1、3、第2ボーナス移行役1(図6参照))の移行役でボーナス遊技に移行した場合に遊技者が選択可能な選択肢を示すものである。この場合、選択可能な選択肢は、BGM_01、BGM_05〜10に設定されている。この場合、選択可能な選択肢は、BGM_02、BGM_05〜10に設定されている。
図14(C)は、ボーナス遊技において、ボーナス遊技が4連荘目以降において、遊技者が選択可能な選択肢を示すものである。この場合、選択可能な選択肢は、BGM_01〜10に設定されている。
つまり、本実施の形態では、当選したボーナス移行役(移行するボーナス遊技状態)の種類に応じて、遊技者により選択可能なBGMの種類(特定演出の種類)が異なっている。また、本実施の形態では、特定の連荘回数を超えて多くのボーナス遊技状態(特別遊技)を獲得すると、それまでのボーナス遊技状態(3連荘目未満)では選択できなかったBGMが選択可能となるため、この様なBGMを選択することで、多くのボーナス遊技状態を獲得したことを周囲にアピールすることができ、遊技者に優越感を与えることができる。
図15は、表示装置84に表示されるメニュー画面におけるCDジャケットの映像(Jckt_01〜11)と、BGM_01〜10との関係を示している。
例えば、CDジャケットの映像として、遊技者がJckt_01を選択した場合には、そのときの特定演出としてのBGM_01が設定されることを意味する。このJckt_01とは、所定の楽曲の表示装置84に表示されるCDジャケットのCDジャケット図柄330を指しているものである(図18〜図21参照。)。また、このBGM_01とは、所定の楽曲の種類を指しているものであって、具体的には、所定のBGMの題名340を指しているものである(図18〜図21参照。)。
本実施の形態では、第1選択方式(前回選択方式)及び第2選択方式(当選モード方式)において、選択される特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれている。
本実施の形態では、図15に示すJckt_11が上述した抽選選択肢(ランダム)に相当するものである。この抽選選択肢(ランダム)に相当するCDジャケット(Jckt_11)の映像は、他のCDジャケットの映像の何れとも異なる映像とし、具体的には「ランダム」の文字が表示される映像となっている。
ボーナス遊技に移行した最初の遊技で表示装置84にメニューが表示され、Jckt_1〜11のいずれかの中から、遊技者は、演出用選択スイッチ43を操作することで、いずれか1つのCDジャケット図柄330を選択することになる。
ここで、図15に示すCDジャケット(選択肢)の映像(Jckt_01〜11)の並びは、メニュー画面が表示されている状態で演出用選択スイッチ43(上側部分43a、下側部分43b)を操作したときに、CDジャケット(選択肢)の映像がメニュー画面上に表れる順番に対応している。即ち、例えばメニュー画面上にJckt_07が大きく表示されている状態(Jckt_07の選択肢が選択されている状態)で、演出用選択スイッチ43の下側部分43bが操作されるとJckt_08が大きく表示される(Jckt_08の選択肢が選択されている状態へ切り換わる)。また、例えばメニュー画面上にJckt_07が大きく表示されている状態(Jckt_07の選択肢が選択されている状態)で、演出用選択スイッチ43の上側部分43aが操作されるとJckt_06が大きく表示される(Jckt_06の選択肢が選択されている状態へ切り換わる)。
抽選選択肢(ランダム)が選択された場合、当該ボーナス遊技へ移行した際の移行役に基づいて、抽選される範囲が設定されている。
また、この抽選の際に用いられる抽選値は、図16に示される。なお、図16に示される抽選値は、抽選確率を分数で示す場合の分母256に対する分子の数値を意味する。例えば、抽選値36の場合は、当該抽選確率は、36/256の数値で行われることを意味する。
本実施の形態では、メニュー画面が表示されている状態で、演出用選択スイッチ43を操作して、CDジャケット(選択肢)を切り換える。そして、CDジャケットが抽選選択肢(ランダム)のCDジャケットに切り換わったときに、ベットスイッチ32を操作すると、抽選により選択されたCDジャケット(選択肢)を報知した後(後述の決定報知演出によって報知した後)に、抽選選択肢(ランダム)に選択されたBGMが流れるボーナス遊技が開始される。つまり、抽選選択肢(ランダム)のCDジャケット(選択肢)を選ぶことで決定されるのは「BGM」となる。
この抽選選択肢(ランダム)によって抽選されるBGMは、毎回同じBGM群から抽選されるのではなく、ボーナス遊技が、初回か4連荘目以降かで抽選対象となるBGMの種類が異なるし、ボーナス遊技が同じ初回であっても移行役が白7か赤7かで抽選対象となるBGMの種類が異なる。これを図示しているのが、図15のJckt_11、図16、になる。特に、図16に示す内容は、それぞれの状況での抽選確率を示している。
ここで、演出用選択スイッチ43を操作したときに、CDジャケットが表示装置84にどのように表示されるかについて説明する。本実施の形態では、図14に示すように、メニュー画面が表示された状況に応じて、遊技者が選択できる選択肢の種類が異なる。言い換えると、遊技者が選択できない選択肢もある。このとき、遊技者が選択できない選択肢(CDジャケット)を、薄い灰色のいわゆるグレーアウト状態(操作画面上で入力欄等の入力要素が操作・選択できないようになっている状態)で表示しておくことも可能であるが、本実施の形態では、遊技者が選択できない選択肢(CDジャケット)は、遊技者の無駄な操作を回避するため、遊技者が演出用選択スイッチ43を操作しても表示されないように設定している。これを示しているのが、図17(A)(B)(C)である。図17に示すように、初回白7の場合は、初回赤7用のBGMを指定するCDジャケット(具体的には、Jckt_02)は、演出用選択スイッチ43を操作しても表示されない。さらに、この表示されないと同時に、抽選選択肢(ランダム)は、図16に示すように、メニュー画面で表示された状態で選択可能なBGMを抽選の対象として抽選によりBGMを決定する、とも言えるものである。よって、メニュー画面上で遊技者が演出用選択スイッチ43を操作することで、抽選選択肢(ランダム)で選ばれるかもしれないBGMを予め確認することができる。
図15に示すように、抽選選択肢(ランダム)が選択された場合であって、ボーナス遊技の初回の白7系(第1ボーナス移行役2、4、第2ボーナス移行役2、図6参照。)の移行役によりボーナス遊技へ移行した場合には、特定演出(BGM)として、BGM_01、05〜10のいずれかから抽選により、図16に示す抽選値を用いて抽選により初期選択肢が選択される。
また、図15に示すように、抽選選択肢(ランダム)が選択された場合であって、ボーナス遊技の初回の赤7系(第1ボーナス移行役1、3、第2ボーナス移行役1)の移行役によりボーナス遊技へ移行した場合には、特定演出(BGM)として、BGM_02、05〜10のいずれかから抽選により、図16に示す抽選値を用いて抽選により初期選択肢が選択される。
また、図15に示すように、抽選選択肢(ランダム)が選択された場合であって、ボーナス遊技が4連荘目以降のボーナス遊技へ移行した場合には、特定演出(BGM)として、BGM_01〜10のいずれかから抽選により、図16に示す抽選値を用いて抽選により初期選択肢が選択される。
図17に示すように、上述した抽選選択肢(ランダム)で初期選択肢が決定された場合であっても遊技者は、演出用選択スイッチ43を操作することで、所定の選択肢の映像の範囲(具体的には、所定のCDジャケット図柄の範囲)の中から選択された状態となるCDジャケット図柄の選択肢を変更することができる。
具体的には、図17(A)に示すように、ボーナス遊技の連荘に関して初回のボーナス遊技であって、移行役が白7系(第1ボーナス移行役2、4、第2ボーナス移行役2、図6参照。)の移行役である場合には、Jckt_01、05〜11の範囲内で、演出用選択スイッチ43の上側部分43a又は下側部分43bを操作することにより、カーソル移動させて選択することができる。具体的には、例えば、現在のカーソルは、Jckt_06が選択された状態であるような場合に、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを操作すると、カーソルが上に移動し、Jckt_05が選択された状態となり、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを操作すると、カーソルが下に移動し、Jckt_07が選択された状態で表示されることになる。
また、図17(B)に示すように、ボーナス遊技の連荘に関して初回のボーナス遊技であって、移行役が赤7系(第1ボーナス移行役1、3、第2ボーナス移行役1、図6参照。)の移行役である場合には、Jckt_02、05〜11の範囲内で、演出用選択スイッチ43の上側部分43a又は下側部分43bを操作することにより、白7系の場合と同様にカーソル移動させて選択することができる。
また、図17(C)に示すように、ボーナス遊技の連荘に関して4連荘以降のボーナス遊技である場合には、Jckt_01〜11の範囲内で、演出用選択スイッチ43の上側部分43a又は下側部分43bを操作することにより、白7系や赤7系の場合と同様にカーソル移動させて選択することができる。
役抽選の結果、ボーナス遊技の移行役に当選し、当該移行役に係る図柄組み合わせを所定の有効ライン86上に停止表示させることができた場合、入賞となって、所定時間のウェイト状態が発生し、当該ウェイト状態が解除された後、図18〜図21に示すような楽曲選択画面としてのメニュー画面が表示装置84に表示される。
図18は表示開始時のメニュー画面であって、所定の初期選択肢としてのCDジャケット図柄330が他のCDジャケット図柄に比べて大きく表示され、当該CDジャケット図柄330に対応するBGMの題名340が、中央右側に表示される。
この状態では、当該CDジャケット図柄330及びBGMの題名340に係る特定演出が選択された状態であって、演出用選択スイッチ43の上側部分43aや下側部分43bを操作することで、他のCDジャケット図柄候補328、329、331、332等を移動させてCDジャケット図柄330にまで移動させて当該CDジャケット図柄330に対応する特定演出等が選択された状態にすることができるものである。
ここで、メニュー画面において大きく表示されているCDジャケット図柄330は、その外周縁部が点滅表示している(図18〜21においてCDジャケット図柄330の外周の点線として描いている)。このように、メニュー画面において特定のCDジャケット図柄330を点滅表示させることによって、このCDジャケット図柄300に相当する選択肢が現在選択されていることを遊技者へ報知している。よって、表示開始時のメニュー画面では、初期選択肢とされるCDジャケット図柄330の外周縁部が点滅表示している。
具体的には、例えば、図18に示す状態において、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを1回操作すると、CDジャケット図柄候補331に位置している図柄が、1つだけ斜め右下側に移動して、現在のCDジャケット図柄330がある位置にまで1段階下がり、それに対応する特定演出(BGM)等が選択された状態となる。この状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作すると、当該特定演出(BGM)等が実行される特定演出として決定される
また、図18に示す状態において、演出用選択スイッチ43の上側部分43aを2回操作すると、CDジャケット図柄候補332に位置している図柄が、2つ斜め右下側に移動して、現在のCDジャケット図柄330がある位置にまで2段階下がり、それに対応する特定演出(BGM)等が選択された状態となる。この状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作すると、当該特定演出(BGM)等が実行される特定演出として決定される
また、図18に示す状態において、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを1回操作すると、CDジャケット図柄候補329に位置している図柄が、1つだけ斜め左上側に移動して、現在のCDジャケット図柄330がある位置にまで1段階上がり、それに対応する特定演出(BGM)等が選択された状態となる。この状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作すると、当該特定演出(BGM)等が実行される特定演出として決定される
また、図18に示す状態において、演出用選択スイッチ43の下側部分43bを2回操作すると、CDジャケット図柄候補328に位置している図柄が、2つ斜め左上側に移動して、現在のCDジャケット図柄330がある位置にまで2段階上がり、それに対応する特定演出(BGM)等が選択された状態となる。この状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作すると、当該特定演出(BGM)等が実行される特定演出として決定される
つまり、本実施の形態では、メニュー画面において、現在選択されているCDジャケット図柄(選択肢)を示す表示位置(フォーカスがあっている位置であって、具体的には、図18〜図21のCDジャケット図柄330の表示位置)は固定されたままであって、当該表示位置(フォーカスがあっている位置であって、具体的には、図18〜図21のCDジャケット図柄330の表示位置)へ、演出用選択スイッチ43の操作に応じたCDジャケット図柄(例えば演出用選択スイッチ43aの上側部分43が操作されたならば前記フォーカスがあっている位置の斜め上に表示されていたCDジャケット図柄、例えば演出用選択スイッチ43の下側部分43bが操作されたならば前記フォーカスがあっている位置の斜め下に表示されていたCDジャケット図柄)を移動させている。
図19に示す状態は、決定操作後の状態を示すものであって、具体的には、図18に示す状態において、ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42を押下操作して、CDジャケット図柄330に対応する特定演出等が実行されるものとして決定された状態である。この決定操作後の状態では、図19に示すように、CDジャケット図柄330の左側からCDが外側に飛び出すように移動して、その左側の「く」の字状の部分が点滅している状態となる。
つまり、本実施の形態では、メニュー画面において、特定のCDジャケット図柄(選択肢)を選択していることを遊技者へ報知している状態で、遊技者により決定操作(ベットスイッチ32又は演出用ボタンスイッチ42の押下操作)が行われると、当該決定操作により決定されたCDジャケット図柄(選択値)を遊技者へ報知する決定演出表示(例えばCDジャケット図柄330からCDが飛び出す表示)を実行した後、ボーナス遊技状態(ボーナス遊技演出の画面)へ移行する。これにより、前記決定操作によって決定された選択肢(CDジャケット図柄330)を遊技者へ確実に伝えることができる。
図20に示す状態は、抽選選択肢(ランダム)に対応するCDジャケット図柄330(図15のJckt_11)を示しているものである。当該抽選選択肢のCDジャケット図柄330は、「?」記号が表示されるものである。
図21に示す状態は、モードCに対応するCDジャケット図柄330(図15のJckt_10)を示しているものである。当該モードCに対応するCDジャケット図柄330は、羽や尻尾を有する架空の動物が表示されている。この動物は、通常演出モードCが選択されたときに表示されるキャラクタの画像であって、この動物を表示することによって、当該CDジャケット図柄330が通常演出モードCに対応していることが容易に分かる
図22に示すように、モードA中にボーナス遊技に当選した場合、前回の楽曲選択画面(メニュー画面)で選択した特定演出(Jckt_01)としてのBGM(Jckt_01に対応するBGM_01)が、今回の楽曲選択画面において初期設定の特定演出としてのBGMとして選択された状態となる。
なお、電源投入後の1回目の楽曲選択画面では、前回選択したBGMが存在しないので、初期設定用のBGM_01が選択されている。
図22では、モードAについて行われているが、モードBにおいても、同じように、初期設定用のBGMが選択される。
図23に示すように、モードA中では、図22の場合と同様に、モードA中に当選した場合は、初期選択肢は、前回選択肢であるJckt_05が、今回の楽曲選択画面において初期選択肢のBGMとして設定される。
一方、モードC中では、モードCに対応するCDジャケット図柄330(つまり、BB当選時の演出モードであるモードCに対応したCDジャケット図柄330であるJckt_10)が、今回の楽曲選択画面(メニュー画面)において、初期選択肢のCDジャケット図柄330(Jckt_10)として選択された状態で表示される。すなわち、かかる場合には、前回選択肢であるJckt_05ではなく、モードCに対応したJckt_10が選択された状態で表示される。
図24に示すように、電源投入後の1回目(初回)のボーナス遊技(BB)の当選でも、モードCにおけるボーナス遊技の当選であればモードCに対応したCDジャケット図柄330であるJckt_10が、初期選択肢として選択された状態となるものである。
図25に示すように、モードCに対応したCDジャケット図柄330は、モードC時のボーナス遊技の当選だけでなく、モードAや、モードB時のボーナス遊技でも選択することができるものである。
すなわち、図25に示すように、最初は、初期選択肢としてJckt_01が初期選択肢として設定されていて、初期設定としてJckt_01が設定されるが、演出用選択スイッチ43の上側部分43a又は下側部分43bを操作することで、モードCに対応したJckt_10を選択することができるものである。
また、かかる場合に、モードAにおいて、ボーナス遊技に当選して入賞した場合には、前回選択した選択肢であるJckt_10が、今回の初期選択肢として選択される。
図26に示すように、楽曲選択肢として表示されている抽選選択肢(ランダム)であるJckt_11を選択した場合には、抽選により選択されたCDジャケット図柄330等が決定されるものである。
図27に示すように、モードAから、特別演出であるCDジャケット図柄330のJckt_10を選択した場合、そのときの演出画面では、特別演出に対応するキャラクタZが登場するボーナス演出用動画が表示される。
図28に示すように、モードCから、特別演出であるCDジャケット図柄330を選択した場合、そのときのBB演出画面では、キャラクタZが登場するボーナス演出用動画が表示される。
但し、モードCから特別演出を選択した場合は、キャラクタZのボーナス演出用動画が、図28に示すように表示装置84の全画面で表示され、一方、モードAから特別演出を選択した場合は、図27に示すように、キャラクタZのボーナス演出用動画が表示装置84の表示領域の一部である小さな枠内で表示され、表示サイズが異なるように形成されている。
本実施の形態では、モードAにおいて、前回の選択画面で抽選選択肢(ランダム)を選択した場合、モードAでボーナス遊技に当選すると、今回の選択画面における初期選択肢は、抽選選択肢(ランダム)になる。
しかし、これに限定されることなく、図29に示すように、前回の選択画面で抽選選択肢(ランダム)であるJckt_11を選択した結果、その後、ボーナス遊技に当選した場合、今回の選択画面における初期選択肢を、抽選選択肢(ランダム)ではなく、図29に示すように、前回の抽選選択肢(ランダム)の抽選で決定されたCDジャケット図柄330であるJckt_08としてもよいものである。
本実施の形態では、図11で説明したように、初期選択肢の決定方式としては、前回選択方式と、当選モード方式との2種類が設けられていたが、特にこれだけに限定されるものではなく、これらに加えて、または、これらに変えて、その他の初期選択肢の決定方式を採用してもよいものである。
具体的には、図30(A)に示すように、モードA、B、C、D、E、F、Gの7種類のモードを備え、各モードの遊技性としては、モードAが、キャラクタXがいろいろなステージを彷徨いつつキャラクタYに出会うとボーナス獲得となる、モードBが、キャラクタXが双六方式でマップを進んでゴールに到着すると、ボーナス獲得となる、モードCが、キャラクタZがいろいろな敵キャラクタを倒して、ボスキャラクタに勝利するとボーナス獲得となる、モードDが、キャラクタMがいろいろなステージを彷徨いつつキャラクタNに出会うとボーナス獲得となる、モードEが、キャラクタNがいろいろなステージを彷徨いつつキャラクタMに出会うとボーナス獲得となる、モードFが、キャラクタMが双六方式でマップを進んでゴールに到着するとボーナス獲得となる、モードGが、キャラクタKがいろいろな敵キャラクタを倒してボスキャラクタに勝利するとボーナス獲得となるようなものが含まれるようにしてもよい。
さらに、図30(B)に示すように、初期選択肢の決定方式としては、前回選択方式や、当選モード方式に加えて、ボーナス遊技の当選時に抽選により初期選択肢を決定する抽選選択方式や、ボーナス遊技の当選時までに滞在期間が最も長いモードに対応する初期選択肢とする滞在モード方式や、電源投入時からの当選回数の最も多いモードに対応する初期選択肢とする回数モード方式等を設けてもよい。
さらに、図30(C)に示すように、初期選択肢の決定方式として、モードAは、前回選択方式、モードBは、前回選択方式、モードCは、当選モード方式、モードDは、抽選選択方式、モードEは、滞在モード方式、モードFは、滞在モード方式、モードGは、回数モード方式で決定するようにしてもよい。
図31に示すフローチャートに基づいて、楽曲選択画面処理について説明する。
先ず、ステップ210において、ボーナス遊技のウェイト処理が終了したか否かが判定される。終了していると判定された場合、次のステップ211に進み、終了していないと判定された場合、ステップ210に戻る。
ステップ211において、初期選択肢決定処理が行われる。なお、この初期選択肢決定処理は、後で詳細に説明する。そして、次のステップ212に進む。
ステップ212において、楽曲選択画面表示の開始が行われる。そして、次のステップ213に進む。
ステップ213において、メニューボタン(具体的には、演出用選択スイッチ43)操作を検知したか否かが判定される。検知したと判定された場合、次のステップ214に進み、検知していないと判定された場合、ステップ216に進む。
ステップ214において、検知されたボタンに応じて、現在の選択肢(選択されている状態の選択肢)を変更する。そして、次のステップ215に進む。
ステップ215において、楽曲選択画面を更新して、変更された選択肢を表示する。そして、ステップ213に戻る。
ステップ216において、チャンスボタン(具体的には、演出用ボタンスイッチ42)操作を検知したか否かが判定される。検知したと判定された場合、ステップ214に進み、検知していないと判定された場合、ステップ217に進む。
ステップ217において、メダルの投入情報(メイン制御基板200からメダル投入コマンド)を受信したか否かが判定される。受信したと判定された場合、次のステップ218に進み、受信していないと判定された場合、ステップ213に戻る。
ステップ218において、現在の選択肢がJckt_11(抽選選択肢)であるか否かが判定される。現在の選択肢がJckt_11であると判定された場合、次のステップ219に進み、現在の選択肢がJckt_11でないと判定された場合、ステップ222に進む。
ステップ219において、特定演出としてのBGM抽選処理が行われる。そして、次のステップ220に進む。
ステップ220において、BGMの抽選結果に対応する選択肢を現在の選択肢として決定する。そして、次のステップ221に進む。
ステップ221において、楽曲選択画面を更新して、抽選により決定した選択肢(BGM)を表示する。そして、次のステップ222に進む。
ステップ222において、現在の選択肢を今回の選択肢として記憶する。そして、次のステップ223に進む。
ステップ223において、楽曲決定表示処理が行われる。具体的には、CDジャケットからCDの一部が飛び出して「く」の字状部分が点滅する表示が行われる。そして、当該処理が終了する。
図32に示すフローチャートに基づいて、初期選択肢決定処理について説明する。
先ず、ステップ310において、フリーズBBが実行されているか否かが判定される。実行されていないと判定された場合、次のステップ311に進み、実行されていると判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ311において、連荘カウンタ値が1又は4であるか否かが判定される。1又は4であると判定された場合、次のステップ312に進み、1又は4でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ312において、演出モードは、モードCであるか否かが判定される。モードCであると判定された場合、次のステップ313に進み、モードCでないと判定された場合、ステップ314に進む。
ステップ313において、初期選択肢をJckt_10に設定する。そして、当該処理が終了する。
ステップ314において、前回選択肢がJckt_11(抽選選択肢(ランダム))であるか否かが判定される。Jckt_11であると判定された場合、次のステップ315に進み、Jckt_11でないと判定された場合、ステップ316に進む。
ステップ315において、初期選択肢がJckt_11に設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ316において、記憶していた選択肢を初期選択肢として設定する。そして、当該処理が終了する。
図33に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップ300において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ301に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ300となる。
なお、このステップ300の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(2枚又は3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップ301において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップ302に進む。
ステップ302において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、すべての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段260からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ303に進む。
ステップ303において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップ304に進む。
ステップ304において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上述したように、回転リール62が3個ある場合を用いて説明したが、これに限定されず、3個以外の、例えば4個であっても良い。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより下記に示すような作用及び効果を奏する。
本実施の形態によれば、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される。当該演出モードは、複数の演出モードのいずれを実行するかは、通常遊技中に遊技者が自由に切り換え可能に形成されていることで、遊技者の嗜好に適合した演出モードが選択されている可能性が高いことになる。
そして、特別遊技で実行される特定演出は、遊技者が選択可能に設定されているが、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、通常遊技中に遊技者が切り換えにより遊技者の嗜好に沿った演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることで、遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行することが可能となる。
これにより、特定演出の選択操作の際、遊技者の嗜好に適合した特定演出を選択するために遊技者が再度選びなおすような操作が不要となる可能性が高く、演出を選択する操作を簡略化することができる。
このように、特別遊技中に実行される特定演出が通常遊技中に遊技者が自由に切り換え可能な演出モードに対応していることで、特別遊技中の特別演出の選択と、通常遊技における演出モードの選択とに関連性を持たせる好適な処理が可能となり、遊技者の嗜好に沿った内容の演出を継続して容易に実行することができる。
本実施の形態によれば、特定演出が選択された状態は、切り換え操作が可能であるが、切り換え操作を要することなく、決定操作が行われるのを待機している状態である。
すなわち、遊技者が特定演出を選択する際のメニューは、通常遊技中に切り換え可能な演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示される。
これにより、遊技者は、当該特定演出で良い場合には、決定操作を行うことで、容易に当該待機状態を解除して、当該特定演出に決定することができる。
また、遊技者は、当該特定演出が不服である場合には、切り換え操作を行うことで他の特定演出を新たに選択することもできる。
これにより、所望の特定演出を複数の特定演出の中から、常に、最初から新たに選択する選択操作を行い、その後に決定操作を行うようなものと比較して、特定演出の選択及び決定操作を簡略化することができる。
本実施の形態によれば、遊技者が特定演出を選択するための方式として、前回のメニューにおいて最終選択された特定演出が選択された状態で表示される第1選択方式と、直前に実行された演出モードに予め定められた特定演出が選択された状態で表示される第2選択方式とが含まれている。これにより、遊技者が特定演出を選択するための方式として、一種類の選択方式だけであるような場合と比較して、単調さを回避して、複雑性や意外性を増すことができ、選択方式が同一種類だけであることにより飽きが発生するのを防止することができる。
本実施の形態によれば、第2選択方式は、直前に実行された演出モードに予め定められた特定演出が選択された状態であるため、当該遊技者は、通常遊技中に複数の演出モードのうち、当該特定演出を実行可能な特定の演出モードを継続して選択している可能性が高い。
一方、第1選択方式で特定演出のうち特別演出が選択された場合は、前回のメニューにおいて最終選択された演出が特定演出である。このため、たまたま最終選択された演出モードが、特別演出であった可能性もあり、継続して当該演出モードを継続して選択しているか否かの可能性は、第2選択方式より低いことになる。
結果として、特別遊技に当選するまでモードCで楽しんでいた遊技者に対して、特別遊技中も、通常遊技と同様なモードCの演出の流れを引き継いだ演出を提供することで、モードCの世界感に浸ってもらうことができる。そのような場合には、上述したように当該演出の表示するための液晶表示装置上のボーナス演出用動画のサイズを大きくすることで、より効果的な演出を実行することができる。
本実施の形態によれば、選択される特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が抽選選択肢(ランダム)であった場合に、抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出が選択された状態で表示されず、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定することを意味する抽選選択肢(ランダム)が選択される。すなわち、選択された選択肢が抽選選択肢である場合には、前回、抽選により選択された特定演出ではなく、再度、新たに抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出が決定されることになる。このような抽選選択肢を設けたことで、再度、新たな抽選が行われ、新たな気持ちで心機一転望むことができるとともに抽選による意外性を付与することができる。
本実施の形態によれば、選択される特定演出の選択肢の中に、抽選により複数の特定演出のうちから実行する特定演出を決定する抽選選択肢(ランダム)が含まれ、第1選択方式(前回選択方式)において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢(ランダム)であった場合に、選択肢として抽選選択肢(ランダム)が選択されずに、前回の選択された抽選選択肢(ランダム)で決定された特定演出が選択された状態で表示されることで、抽選選択肢が選択された場合、最初の抽選の結果を利用することで、毎回、抽選を行う必要がなく、抽選処理に必要な時間等の負担を省略することができ、スムーズな遊技の処理進行を計ることができる。
本実施の形態において、「他の遊技機で採用された前記特定演出」とは、具体的には、例えば、「他の遊技機」は、当該遊技機を製造販売している企業が過去に製造販売した遊技機であって、当該「他の遊技機」に採用され搭載されている音楽や音源やボーナス演出用動画等を用いた演出等が含まれる。
本実施の形態によれば、メニューにおいて、「他の遊技機」で採用された特定演出を選択可能にしていることにより、例えば、過去に製造販売された「他の遊技機」に採用され搭載されていた馴染みのある音楽やボーナス演出用動画等の演出をもう一度聞きたい、或いは見たいと感じる遊技者にとって興味深い演出内容になり得る。
本実施の形態によれば、特別遊技を開始する前の通常遊技では、複数の演出モードのいずれかに決定されていることで、遊技者が複数の演出モードのいずれかを選択する必要がなく、そのような選択操作が不要となる。これにより、演出内容に対して特にこだわりの無い遊技者にとって複数の演出モードの中からいずれか1つを選択して選ぶという煩わしい操作を省略することができ、スムーズな遊技進行を実行することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口
30 操作部
32 ベットスイッチ 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 演出用選択スイッチ 43a 上側部分
43b 下側部分 43c 右側部分
43d 左側部分 44 電源ユニット
44a 電源スイッチ
50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 200 メイン制御基板
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 通常遊技状態制御手段
252 ボーナス当選中遊技状態制御手段
253 ボーナス遊技制御手段 260 送信手段
300 サブ制御基板
310 受信手段 320 演出制御手段
330 CDジャケット図柄 328、329、331、332 CDジャケット図柄候補
340 BGMの題名

Claims (10)

  1. 通常に実施される通常遊技と、
    前記通常遊技よりも遊技者に対して有利な特別遊技とを備え、
    実行される演出の異なる複数の演出モードを備え、
    前記複数の演出モードのいずれを実行するかは、前記通常遊技中に遊技者が切り換え可能に形成され、
    前記特別遊技で実行される特定演出は、遊技者が選択可能に設定されており、
    遊技者が前記特定演出を選択する際のメニューは、前記演出モードに対応した特定演出が選択された状態で表示されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定演出を切り換えるための切り換え操作と、
    前記特定演出を決定するための決定操作とを備え、
    前記特定演出が選択された状態とは、前記切り換え操作が可能であるが、前記切り換え操作を要することなく、前記決定操作が行われるのを待機している状態であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技者が前記特定演出を選択するための方式には、
    前回の前記メニューにおいて最終選択された前記特定演出が選択された状態で表示される第1選択方式と、
    直前に実行された前記演出モードに予め定められた前記特定演出が選択された状態で表示される第2選択方式と、が含まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記特定演出には、BGMが含まれ、
    前記BGMには、当該BGMに対応する動画が設定されてあり、
    前記動画を表示するための液晶表示装置が設けられ、
    前記第1選択方式で前記特定演出のうち特別演出が選択された場合と、前記第2選択方式から前記特別演出が選択された場合とでは、前記BGMは同じであるが、
    前記第2選択方式で前記特定演出のうち前記特別演出が選択された場合の方が、前記第1選択方式で前記特別演出が選択された場合よりも、前記液晶表示装置上の前記動画の再生サイズが大きいことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技者が前記特定演出を選択する際のメニューには、前記特定演出に対応する選択肢が表示され、
    前記第1選択方式及び前記第2選択方式において、選択される前記特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の前記特定演出のうちから実行する前記特定演出を決定する抽選選択肢が含まれ、
    前記第1選択方式において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢であった場合に、前記特定演出を選択する際のメニューは、当該抽選選択肢で決定された前記特定演出の選択肢が選択された状態で表示されず、前記抽選選択肢が選択された状態で表示されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  6. 前記遊技者が前記特定演出を選択する際のメニューには、前記特定演出に対応する選択肢が表示され、
    前記第1選択方式及び前記第2選択方式において、選択される前記特定演出の選択肢の中には、抽選により複数の前記特定演出のうちから実行する前記特定演出を決定する抽選選択肢が含まれ、
    前記第1選択方式において、前回の選択された選択肢が前記抽選選択肢であった場合に、前記特定演出を選択する際のメニューは、前記選択肢として前記抽選選択肢が選択されずに、前回の選択された前記抽選選択肢で決定された前記特定演出の選択肢が選択された状態で表示されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  7. 前記メニューには、
    他の遊技機で採用された前記特定演出を選択可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の遊技機。
  8. 前記特別遊技を開始する前の前記通常遊技では、前記複数の演出モードのいずれかに決定されているように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の遊技機。
  9. 通常に実行される通常遊技と、
    前記通常遊技より移行可能な遊技者に対して有利な特別遊技と、
    前記特別遊技を実行可能な特別遊技状態への移行を許可する特別役を含む複数種類の役のうちのいずれの役に当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
    を備え、
    前記通常遊技に設定される演出モードとして、所定の通常演出が実行される第1の演出モードと、当該所定の通常演出とは異なる通常演出が実行される第2の演出モードとが設けられ、
    前記特別遊技にて実行される特定演出として、所定の演出内容を有する第1の特定演出と、当該所定の演出内容とは異なる演出内容を有する第2の特定演出とが設けられ、
    前記第1の特定演出は、前記第2の演出モードが設定された通常遊技で実行される通常演出と関連する演出内容を有するものであり、
    前記特定演出に対応する選択肢画像が表示されて当該選択肢画像を介して遊技者が特定演出を選択するための特定演出選択画面の表示を制御する表示制御手段と、
    遊技者が操作することによって前記特定演出選択画面に表示される選択肢画像が選択される選択手段と、
    前記選択手段により選択肢画像が選択された状態で、遊技者が操作することによって、当該選択された状態の選択肢画像に対応する特定演出を前記特別遊技にて実行する特定演出として決定する決定手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記特別役が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第1の演出モードである場合、当該当選した特別役により実行される特別遊技の特定演出を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面は、前記選択手段による選択操作を要することなく当該第1の演出モードに設定される第1選択方式により選択肢画像が選択された状態で表示が開始され、
    前記表示制御手段は、前記特別役が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第2の演出モードである場合、当該当選した特別役により実行される特別遊技の特定演出を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面は、前記選択手段による選択操作を要することなく当該第2の演出モードに設定される前記第1選択方式とは異なる第2選択方式により選択肢画像が選択された状態で表示が開始され、
    前記第1選択方式または前記第2選択方式により選択肢画像が選択された状態で前記特定演出選択画面の表示が開始されたときに、前記決定手段を遊技者が操作することで、当該選択された状態の選択肢画像に対応する特定演出が実行される特別遊技が開始される、ことを特徴とする遊技機。
  10. 前記表示制御手段は、前記特別役が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第1の演出モードである場合、当該当選した特別役により実行される特別遊技の特定演出を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面は、前記選択手段による選択操作を要することなく、前回の特別遊技の特定演出を選択した前記特定演出選択画面にて決定された選択肢画像が選択された状態で表示が開始され、
    前記表示制御手段は、前記特別役が当選したときの通常遊技に設定されている演出モードが第2の演出モードである場合、当該当選した特別役により実行される特別遊技の特定演出を遊技者が選択する際の前記特定演出選択画面は、前回の特別遊技の特定演出を選択した前記特定演出選択画面において決定された特定演出に関わらず、前記選択手段による選択操作を要することなく、当該第2の演出モードに関連する前記第1の特定演出に対応する選択肢画像が選択された状態で表示が開始される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
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