JP2021023488A - 放射線撮影装置及び放射線撮影システム - Google Patents

放射線撮影装置及び放射線撮影システム Download PDF

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健太郎 原
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Akinori Kakigi
章徳 柿木
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Masahiro Kuwata
正弘 桑田
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Abstract

【課題】放射線画像の撮影に関する撮影データへのアクセスを、撮影に関する条件の設定状況毎に簡便に管理できるようにする。【解決手段】放射線撮影装置1,1Aは、受けた放射線に応じた放射線画像を生成する画像生成手段と、放射線画像の撮影に関する撮影データを記憶することが可能な少なくとも一つの記憶領域15a,15bと、少なくとも一つの撮影に関する条件の設定状況を判定する状況判定手段と、記憶領域15a,15bから、状況判定手段が判定した設定状況に対応する撮影データを選択して読み出す読出手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、放射線撮影装置及び放射線撮影システムに関する。
被検体を放射線撮影して被検体の放射線画像を生成するための装置・システムにおいて、従来、各種付帯情報(放射線画像の撮影時刻を示す時刻情報や、装置を識別する識別情報、装置の特性を示す特性情報、装置の位置を示す位置情報等)を用いて、放射線画像の画像データを管理したり、放射線画像の撮影に関する動作(装置の設定や、画像データの記憶方法、画像データの処理方法等)を切り替えたりするための各種技術が提案されている。
例えば特許文献1には、画像の付帯情報を使用して画像の管理を行い、付帯情報をもとに生画像を縮小して記憶する放射線画像撮影装置が記載されている。
また、特許文献2には、放射線画像検出装置の識別情報を読み取り、読み取った識別情報を撮影室と対応付けられた制御端末に送信し、制御端末は、記憶手段が受信した識別情報に対応する特性情報を取得し、識別情報に対応する放射線画像検出装置から放射線画像データを取得すると、取得しておいた特性情報により放射線画像データに演算処理を行う放射線画像撮影システムについて記載されている。
また、特許文献3には、識別IDを付与された放射線画像検出装置と、撮影オーダー情報を識別IDと対応付けて登録する複数の制御端末と、を備え、検出した放射線画像検出装置の位置情報に基づいて対応する制御端末を特定し、特定した制御端末へ該放射線画像検出装置の識別IDに対応付けられている撮影オーダー情報を登録する放射線画像撮影システムについて記載されている。
また、特許文献4には、第一の放射線源から照射された放射線に基づいて取得した第一のセンサー特性情報を記憶する第一の記憶領域と、第一のセンサー特性情報よりも後に第二の放射線源から照射された放射線に基づいて取得した第二のセンサー特性情報を記憶する第二の記憶領域と、を有する放射線撮影装置について記載されている。
特開2001−346789号公報 特許第5304115号公報 特開2009−204671号公報 特開2017−003530号公報
ところで、放射線撮影装置の中には、持ち運び可能な可搬型のものがある。そこで、近年、一の医療機関の中の複数の診療科で、又は複数の医療機関で、こうした可搬型の放射線撮影装置を共用利用するケースが出てくるようになった。
一方、放射線撮影装置の記憶領域には、過去に使用したときの設定(ネットワーク設定等)や、過去に撮影した放射線画像の画像データが残存することがある。
しかしながら、画像データの管理や設定の変更は、従来、放射線撮影装置に接続される他の機器(例えば管理サーバーや制御装置)が行うようになっており、各種データは他の機器に送信されて初めて管理されることになる。
また、特許文献4に記載された複数の記憶領域にそれぞれセンサー特性情報を記憶しておく技術は、一方のセンサー特性情報に問題があった場合に備えてバックアップをとるためのものである。
このため、一の使用者が、他の使用者から従来の放射線撮影装置を借りて撮影を行う場合、一の使用者は、放射線撮影装置の記憶領域に記憶された管理されていない多数の画像データの中から自分の画像データを探し出すことになるため、放射線画像の参照に手間がかかってしまう。
また、そのような場合、一の使用者が、他の使用者が使用した際に記憶した放射線画像を参照できてしまう可能性もあり、個人情報保護の観点からも課題がある。
更に、こうした問題点を解消するためには、各使用者が持つ管理装置同士を連携させるといった対応が考えられるが、そのようにするとシステムが非常に大掛かりなものとなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、放射線画像の撮影に関する撮影データへのアクセスを、撮影に関する条件の設定状況毎に簡便に管理できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る放射線撮影装置は、
受けた放射線に応じた放射線画像を生成する画像生成手段と、
前記放射線画像の撮影に関する撮影データを記憶することが可能な少なくとも一つの記憶領域と、
少なくとも一つの撮影に関する条件の設定状況を判定する状況判定手段と、
前記記憶領域から、前記状況判定手段が判定した設定状況に対応する撮影データを選択して読み出す読出手段と、を備える放射線撮影装置。
本発明によれば、放射線画像の撮影に関する撮影データへのアクセスを、撮影に関する条件の設定状況毎に簡便に管理することができる。
本発明の実施形態に係る一の放射線撮影システムを表すブロック図である。 本発明の実施形態に係る他の放射線撮影システムを表すブロック図である。 図1又は図2の放射線撮影システムが備える放射線撮影装置を表すブロック図である。 図3の放射線撮影装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図1又は図2の放射線撮影システムの使用方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施形態や図面に記載されたものに限定されるものではない。
〔1.放射線撮影システム(1)〕
初めに、本実施形態に係る一の放射線撮影システム(以下、システム100)の概略構成について説明する。
図1は、システム100を表すブロック図である。
本実施形態に係るシステム100は、放射線撮影装置(以下、撮影装置1)と、放射線発生装置(以下、発生装置2)と、アクセスポイント(以下、AP3)と、を備えている。
発生装置2とAP3とは、有線で通信可能に接続されている。
また、撮影装置1とAP3とは、無線で通信可能に接続されている。
なお、図1には、撮影装置1及び発生装置2をそれぞれ一つずつ備えるシステム100を例示したが、撮影装置1及び発生装置2のうちの少なくとも一方は複数備えられていてもよい。
また、システム100は、撮影装置1と発生装置2とが有線で接続されたものであってもよい。その場合、AP3は不要となる。
また、システム100は、図示しない放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)や、図示しない画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)、画像解析装置等と接続することが可能となっていてもよい。
また、システム100は、静止画像(通常の放射線画像、長尺画像等を含む)の撮影のみを行うものであってもよいし、動画の撮影に対応したものであってもよい。
(1−1、放射線撮影装置)
撮影装置1は、発生装置2から放射線の照射を受けることで、撮影装置1と発生装置2との間に配置された被検体S(人、物)の放射線画像を生成することが可能となっている。
この撮影装置1の詳細については後述する。
(1−2.放射線発生装置)
発生装置2は、放射線(例えばX線)を発生させるもので、放射線制御装置21と、放射線源22と、コンソール23と、操作盤24と、を備えている。
これらは、有線で通信可能に接続されている。
放射線制御装置21は、コンソール23から入力された制御信号に基づいて、予め設定された放射線照射条件(管電圧や管電流、照射時間(mAs値)等)に応じた電圧を放射線源22に印加することが可能に構成されている。
放射線源22は、例えば、図示しない回転陽極やフィラメント等を有している。
そして、放射線制御装置21から電圧が印加されるとフィラメントが電圧に応じた電子ビームを回転陽極に向けて照射し、回転陽極が電子ビームの強度に応じた線量の放射線を発生させるようになっている。
コンソール23は、表示装置をなすもので、PC、携帯端末又は専用の装置によって構成されている。
また、コンソール23は、操作盤24から入力されている照射指示信号がオンにされたことに基づいて、撮影装置1と放射線制御装置21に制御信号をそれぞれ送信することが可能となっている。
また、コンソール23は、撮影装置1から各種データ(放射線画像の画像データを含む)を受信することが可能となっている。
また、コンソール23は、撮影装置1が読み出した(撮影装置1から受信した)各種データに基づく情報を認識可能な態様で表示することが可能となっている。例えば、読み出したデータが画像データである場合には放射線画像を表示し、情報データである場合には設定内容を表す文字や数字を表示する。
なお、コンソール23は、取得した撮影オーダー情報や、使用者によってなされた操作に基づいて、撮影条件(例えば、画像種別(静止画、動画)、管電圧や管電流、照射時間、フレームレート等)を設定することが可能となっていてもよい。
なお、コンソール23は、画像データに対し、各種画像処理を施すことが可能となっていてもよい。
また、コンソール23は、各種データを他の機器(撮影装置1等)へ送信することが可能となっていてもよい。
操作盤24は、使用者が操作可能な図示しない照射指示スイッチを備えている。
また、操作盤24は、照射指示信号を放射線制御装置21へ出力している。
そして、操作盤24は、照射指示スイッチが操作されたことに基づいて、撮影指示信号をオフからオンに切り替え、照射指示スイッチの操作が解除されたことに基づいて、撮影指示信号をオンからオフに切り替えるようになっている。
(1−3.アクセスポイント)
AP3は、撮影装置1と発生装置2との通信を中継するものである。
本実施形態に係るAP3は、発生装置2と有線で通信可能に接続されるとともに、撮影装置1と無線で通信可能に接続されている。
なお、図1には、AP3として、発生装置2から独立して設けられたものを例示したが、AP3は、発生装置2に内蔵されていてもよい。
このように構成されたシステム100は、撮影装置1と発生装置2の放射線源22とを間を空けて対向配置し、それらの間に配置された被検体Sへ放射線源22から放射線を照射することにより、被検体Sを放射線撮影することが可能となっている。
放射線画像が静止画像である場合には、1回の撮影操作(照射指示スイッチの押下)につき放射線の照射及び放射線画像の生成を1回だけ行い、放射線画像が動画である場合には、1回の撮影操作につきパルス状の放射線の照射及びフレームの生成を短時間に複数回(例えば1秒間に15回)繰り返す。
その結果、撮影装置1は、静止画像又は複数のフレームからなる動画を生成する。
〔2.放射線撮影システム(2)〕
次に、本実施形態に係る他の放射線撮影システム(以下、システム100A)の概略構成について説明する。
図2は、システム100Aを表すブロック図である。
なお、ここでは、上記システム100と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係るシステム100Aは、放射線撮影装置(以下、撮影装置1A)と、放射線発生装置(以下、発生装置2A)と、情報端末4と、を備えている。
撮影装置1Aと情報端末4とは、有線又は無線で通信可能に接続されている。
撮影装置1Aと発生装置2Aとは、接続されていない。
なお、図2には、撮影装置1A、発生装置2A及び情報端末4をそれぞれ一つずつ備えるシステム100Aを例示したが、撮影装置1、発生装置2及び情報端末4のうちの少なくとも何れかは複数備えられていてもよい。
(2−1、放射線撮影装置)
撮影装置1Aは、放射線画像を生成する動作を開始する契機が上記撮影装置1と異なっている。
それ以外の構成・機能は、上記撮影装置1と同じである。
この撮影装置1Aの詳細については、上記撮影装置1の詳細と共に後述する。
(2−2.放射線発生装置)
発生装置2Aは、上記システム100のコンソール23に相当する機器を備えていない。
それ以外の各機器の構成・機能は、上記発生装置2と同じである。
なお、発生装置2Aは、コンソール23を備えていてもよい。
(2−3.情報端末)
情報端末4は、表示装置をなすもので、PC、携帯端末又は専用の装置によって構成されている。
また、情報端末4は、撮影装置1Aから各種データ(放射線画像の画像データを含む)を受信することが可能となっている。
また、情報端末4は、撮影装置1Aが読み出した(撮影装置1Aから受信した)各種データに基づく情報を認識可能な態様で表示することが可能となっている。例えば、読み出したデータが画像データである場合には放射線画像を表示し、情報データである場合には設定内容を表す文字や数字を表示する。
なお、情報端末4は、上記コンソール23の各種機能のうちの少なくともいずれかを備えていてもよい。
このように構成されたシステム100Aは、上記システム100と同様に、被検体Sを放射線撮影することが可能となっている。
放射線撮影の結果、撮影装置1は、静止画像又は動画を生成する。
〔3.放射線撮影装置〕
次に、上記システム100,100Aが備える撮影装置1,1Aの詳細について説明する。
図3は、撮影装置1,1Aを表すブロック図である。
なお、図3における括弧書きの符号は、撮影装置1Aのものである。
(3−1.構成)
撮影装置1,1Aは、制御部11と、センサー部12と、走査駆動部13と、読み出し部14と、記憶部15,15Aと、を備えている。
また、本実施形態に係る撮影装置1,1Aは、更に、通信部16,16Aと、操作部17と、を更に備えている。
また、本実施形態に係る撮影装置1Aは、図示しない放射線検知部を更に備えている。
各部11〜18は、バス等で電気的に接続されている。
制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)を備えている。
そして、CPUが、記憶部15,15Aに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該処理プログラムに従って各種処理を実行することで、撮影装置1,1A各部の動作を統括的に制御するようになっている。
センサー部12は、図示しないシンチレーターと、光電変換パネルと、を備えている。
シンチレーターは、例えばCsIの柱状結晶等で平板状に形成されている。
そして、シンチレーターは、放射線を受けることで、放射線よりも波長の長い電磁波(例えば可視光等)を、受けた放射線の線量に応じた強度で発するようになっている。
また、シンチレーターは、図示しない撮影装置1,1Aの筐体の放射線入射面と平行に広がるよう配置されている。
光電変換パネルは、基板と、基板の表面に二次元状(例えば行列状)に複数配列された画素と、を有している。
各画素は、シンチレーターが発生させた電磁波の強度に応じた量の電荷を生成する半導体素子と、各半導体素子と読み出し部14に接続された配線との間に設けられたスイッチ素子と、をそれぞれ有している。
また、光電変換パネルは、シンチレーターにおける筐体と対向する側とは反対側に、放射線入射面やシンチレーターと平行に広がるよう配置されている。
走査駆動部13は、各スイッチ素子のオン/オフを切り替えることが可能となっている。
読み出し部14は、各画素から放出された電荷の量を信号値として読み出すことが可能となっている。
記憶部15,15Aは、HDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリー等により構成され、各種処理を実行するための処理プログラムや、当該処理プログラムの実行に必要なパラメーターや、ファイル等を記憶している。
撮影装置1の記憶部15に記憶されているプログラムは、制御部11に、コンソール23から制御信号を受信したことを契機として走査駆動部13及び読み出し部14に信号値を読み出すための動作を行わせるものとなっている。
一方、撮影装置1Aの記憶部15Aに記憶されているプログラムは、放射線検知部からの入力を契機として走査駆動部13及び読み出し部14に信号値を読み出すための動作を行わせるものとなっている。
また、記憶部15,15Aは、撮影に関する撮影データを記憶することが可能な複数の記憶領域15a,15b・・を有している。
この「撮影データ」には、撮影によって得られた放射線画像の画像データ及び情報データのうちの少なくとも一方のデータが含まれる。
また、本実施形態に係る「情報データ」には、放射線撮影に必要な設定に関する設定データ(例えば撮影条件に関する撮影条件データ、撮影装置1,1Aのキャリブレーション関するキャリブレーションデータ等)、及び撮影装置1,1Aの維持管理に必要な情報に関する管理データ(例えば、撮影装置1,1Aがこれまでに生成した放射線画像の枚数に関する累積撮影枚数データ、撮影装置1,1Aの落下(損傷)に関する落下情報データ等)のうちの少なくとも一方が含まれる。
なお、管理データについては、使用者毎のデータ及び全使用者の合計データをそれぞれ記憶しておくのが好ましい。
また、「複数の記憶領域15a,15b・・」は、物理的に別々ものであってもよいが、一つの記憶部15がそれぞれ独立した状態に分けられているように見えるもの(例えばHDDのパーティション分割等)であってもよい。
なお、撮影データの記憶方式(詳細後述)によっては、記憶領域は一つあればよい。
また、各記憶領域15a,15b・・には、撮影に関する条件の設定状況が対応付けられている。
本実施形態に係る「撮影に関する条件」には、例えば、接続機器、使用者、使用場所、使用時間帯等が含まれる。
例えば、撮影に関する条件が「接続機器」である場合には、複数の記憶領域15a,15b・・に、それぞれコンソールA(情報端末A、発生装置A)、コンソールB(情報端末B、発生装置B)・・が対応付けられ、条件が「使用者」である場合には、複数の記憶領域15a,15b・・に、それぞれ使用者A、使用者B・・が対応付けられる。
また、条件が「使用場所」である場合には、複数の記憶領域15a,15b・・に、それぞれ撮影室A(病室A、診療科A、医療施設A)、撮影室B(病室B、診療科B、医療施設B)・・が対応付けられ、条件が「使用時間帯」場所である場合には、複数の記憶領域15a,15b・・に、それぞれ撮影時間A〜B(撮影日A、貸出期間A〜B)、撮影時間B〜C(撮影日B)、貸出期間B〜C)・・が対応付けられる。
通信部16,16Aは、通信ネットワークN(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して接続された他の機器(例えばコンソール23)から各種データを受信することが可能となっている。
また、本実施形態に係る通信部16,16Aは、各種データを他の機器へ送信したり、他の機器との間で各種データを送受信したりすることが可能となっている。
また、撮影装置1Aの通信部16Aは、ケーブルを差し込むことが可能なコネクターを備えている。
このコネクターにケーブルの一端部を差し込み、ケーブルの他端部を他の機器(例えば情報端末4)のコネクターに差し込むことで、他の機器と接続することが可能となっている。
すなわち、本実施形態に係る通信部16Aは、接続部としても機能する。
操作部17は、使用者による操作が可能となるように構成されている。
本実施形態に係る操作部17は、一又は複数の操作ボタンとなっており、図示しない筐体表面に設けられている。
そして、操作部17は、なされた操作に応じた操作情報を制御部11に出力する。
なお、撮影装置1,1Aが図示しない表示部を備えている場合には、操作部17は、表示部に積層されたタッチパネルであってもよい。
また、撮影装置1,1Aは、キーボードやマウス等の外付けの操作機器を接続することが可能となっていてもよいし、操作部を備える他の機器から操作情報を受信することが可能(他の機器が操作部の代わり)となっていてもよい。その場合、操作部17は不要である。
撮影装置1Aが備える放射線検知部は、例えば、放射線を受けると所定の出力を行う放射線センサーで構成されている。
なお、放射線検知部は、センサー部12における一部の(例えば周縁部に設けられた)画素を改造した(例えば、半導体素子と読み出し部14とが常に導通している)ものであってもよい。
(3−2.動作)
このように構成された撮影装置1,1Aの制御部11は、走査駆動部13及び読み出し部14を制御して各画素の信号値を読み出させ、各画素の信号値に基づいて、受けた放射線に応じた放射線画像を生成するようになっている。
撮影装置1の場合は、コンソール23から受信した制御信号に基づいて放射線画像を生成する。
一方、撮影装置1Aの場合は、発生装置2Aから放射線を受けたことを契機として自動で放射線画像を生成する。
すなわち、制御部11は、画像生成手段をなす。
また、制御部11は、所定条件が成立する(例えば、放射線画像の画像データを生成する、操作部17に所定の設定操作がなされる、他の機器から情報データを受信する、撮影装置1が衝撃を受ける(落下する)等)と、撮影データを、記憶部15の記憶領域15a,15b・・に、各設定状況に対応付けて書き込むようになっている。
記憶する撮影データと設定状況とを対応付ける具体的方法としては、例えば、記憶領域切替、情報付加等が挙げられる。
「記憶領域切替」は、記憶領域15a,15b・・を想定される設定状況の数に分割しておき、ある設定状況下で得られた撮影データを当該設定状況に対応する記憶領域に書き込む方法である。
「情報付加」は、撮影データを書き込む際に、各撮影データに設定状況に対応する情報(例えばフラグ)を付加する方法である。この方法を用いる場合、書き込みに用いる記憶領域は一つでよい。
なお、記憶部15が複数備えられている場合には、ある設定状況に対応する撮影データを当該設定状況に対応する記憶部15に書き込むようにすることもできる。
また、各設定状況で共通する共通データ(例えば画像データの補正に用いられる補正データ、上記管理データのうち全使用者の合計データ等)については、特定の情報(例えば共通フラグ)を付加したり、各設定状況に対応する記憶領域15a,15b・・とは別の共通記憶領域に書き込んだりするようにしてもよい。
設定状況毎に記憶領域15a,15b・・を切り替える場合には、共通データを各記憶領域に重複して書き込むようにしてもよい。
また、制御部11は、所定条件が成立した(例えば、他の機器が接続された、撮影装置1,1Aが移動された、前回の同処理の実行から所定時間が経過した、操作部17又は他の機器の操作部が操作された等)ことを契機として、撮影装置1,1A自身の撮影に関する条件の設定状況を判定するようになっている。
本実施形態に係る「撮影に関する条件」には、上述したように、例えば、接続機器、使用者、使用場所、使用時間帯等が含まれる。
(条件(1):接続機器)
撮影に関する条件が「接続機器」の場合、制御部11は、通信部16,16A(接続部)に接続された他の機器を設定状況として判定する。
本実施形態に係る制御部11は、識別子に基づいて接続機器を判定するようになっている。
「識別子」には、例えば他の機器のIPアドレス、MACアドレス、その他の個体情報等が含まれる。
また、識別子は、他の機器から受信したデータに含まれるものであってもよいし、又は使用者が行う所定の入力操作によって入力されたものであってもよい。
なお、撮影装置1,1Aと他の機器とを無線で接続する場合には、IEEE802.11で用いられるビーコンに含まれる識別子であってもよい。
なお、「所定の入力操作」は、操作部17になされた操作でもよいし、他の機器の操作部になされた操作でもよい。
なお、各接続機器の設置場所を予め固定しておくとともにそれを把握しておけば、接続機器を判定することにより、同時に撮影装置1,1Aの使用場所(部屋、施設)も識別されることになる。
また、各記憶領域15a,15b・・に補正データを記憶しておき、撮影に関する条件の設定状況として複数の発生装置2のうちのどの発生装置2が接続されているかを判断するようにすれば、接続された発生装置2に応じて放射線画像の補正データを変更することもできる。
(条件(2):使用者)
また、撮影に関する条件が「使用者」である場合、撮影装置1,1Aを使用する使用者を設定状況として判定する。
本実施形態に係る制御部11は、識別子に基づいて使用者を判定するようになっている。
「識別子」には、例えば使用者情報(使用者のID、当該IDに対応するパスワード等)及び撮影装置1,1Aの使用形態(使用場所、使用目的等)のうちの少なくとも一方が含まれる。
また、識別子は、通信部16,16Aが他の機器から受信したデータ(ビーコンを含む)に含まれるものであってもよいし、使用者が行う所定の入力操作によって入力されたものであってもよい。
なお、「所定の入力操作」は、操作部17になされた操作でもよいし、他の機器の操作部になされた操作でもよい。
なお、上述した、撮影に関する条件が「接続機器」又は「使用者」である(設定状況が識別子に基づいて判断される)場合には、例えば撮影装置1が何らかの機器に接続されたことを契機として、例えば図4に示すような処理を実行することもできる。
具体的には、まず、接続機器の識別子を取得し(ステップS1)、取得した識別子が登録済みであるか否かを判断する(ステップS2)。
このステップS2において、識別子が登録済みであると判断した場合(ステップS2:Yes)には、撮影装置1,1A自身の設定を取得した識別子に対応するものに切り替える(ステップS3)。そして、撮影装置1,1Aが放射線画像を生成すると、その画像データを記憶部15の対応する記憶領域15a,15b・・へ記憶する(ステップS4)。
一方、ステップS2において、識別子が登録済みではないと判断した場合(ステップS2:No)には、識別子の登録が可能であるか否か(例えば、登録数が上限に達しているか否か等)を判定する(ステップS5)。
このステップS5において、識別子の登録が可能であると判定した場合(ステップS5:No)には、記憶部15に取得した識別子に対応する記憶領域15a,15b・・を作成し(ステップS6)、ステップS3の処理に移行する。
なお、ステップS3の処理に移行する前に、取得した識別子に対応する情報データ(新たな設定)の入力を受け付けるようにしてもよい。
一方、ステップS5において、識別子の登録が可能ではないと判定した場合(ステップS5:No)には、所定動作を行う(ステップS6)。
このステップS6では、例えば、機器の接続や使用者のログインを拒否したり、既に登録されている識別子の削除を求めたり、既に登録されている識別子を取得した識別子に置き換えたりする。
(条件(3):使用場所)
また、撮影に関する条件が「使用場所」の場合、制御部11は、検知した位置に基づいて撮影装置1,1A自身が使用される場所(部屋、施設)を設定状況として判定する。
この場合、制御部11は、撮影装置1,1A自身の位置を検知することになる。
位置の検知は、例えば、他の機器(例えばコンソール23等)を介して入力された位置情報により、又は撮影装置1,1A自身が備える図示しない無線デバイス(例えばWi-Fi、Bluetooth(登録商標)、GPS等)が受信した位置情報に基づいて行う。
このため、この場合の制御部11は、位置検知手段をなすこととなる。
また、この場合、記憶部15は、地図情報(建物の位置(住所や座標、緯度経度)や、建物における部屋(撮影室、病棟、フロア、病室、診療科)の位置)を記憶しておくことになる。
そして、制御部11は、記憶部15に記憶された地図情報を参照して、取得した位置情報が示す位置が含まれる建物又は部屋を使用場所と判断する。
(条件(4):使用時間帯)
また、撮影に関する条件が「使用時間帯」である場合、制御部11は、取得した時刻情報に基づいて、自身が使用される時間帯を設定状況として判定する。
この場合、制御部11は、定期的に計時情報を取得することになる。
「計時情報」は、図示しないタイマーを備え、そこから取得するようにしてもよいし、AP3から定期的に受信するビーコンに含まれる時刻情報としてもよい。
このため、この場合の制御部11は、計時手段をなすことになる。
また、この場合、記憶部15は、スケジュール情報(撮影が予約されている時間や空き時間の一覧)を記憶しておくことになる。
そして、制御部11は、記憶部15に記憶されたスケジュール情報を参照して、取得した計時情報が示す時刻が含まれる時間帯を使用時間帯と判断する。
撮影に関する条件を使用時間帯とすることで、例えば、予約時刻になったことを契機として、撮影装置1,1Aの状態を特定の撮影状態に切り替えたり、どの撮影状態にも紐づかないフリーの状態に切り替えたりすることが可能となる。
また、撮影装置1,1Aをレンタルする場合に、予め設定された利用時間を過ぎたことを契機として撮影装置の動作をロックするといった運用も可能となる。
なお、設定状況を判定する撮影に関する条件は、上記条件(1)〜(4)のうちの少なくとも一つ判定すればよい。
すなわち、上記条件(1)〜(4)のうちのいずれか一つについて設定状況を判定するようにしてもよいし、上記条件(1)〜(4)のうちの二つ以上について設定状況をそれぞれ判定するようにしてもよい。
以上のような動作をすることにより、制御部11は、状況判定手段をなす。
また、制御部11は、記憶領域15a,15b・・から撮影データを読み出す際(上記設定状況の判定の後)に、判定した設定状況に対応する撮影データを選択して読み出すようになっている。
制御部11は、このように読み出す撮影データを選択することで、判定した設定状況に対応しない撮影データの読み出しを規制することになる。
なお、共通データがある場合には、それも併せて読み出すようにしてもよい。
制御部11は、以上のような動作をすることにより、読出手段又は読出規制手段をなす。
なお、設定状況を判定する撮影に関する条件が複数ある場合には、判定した複数の設定状況の組み合わせに対応する撮影データを読み出すようにしてもよい。
こうすることで、例えば、撮影装置1,1Aを使用することのできる条件を、特定の場所且つパスワードが一致した場合に限定したり、管理者用のパスワードが入力された場合には他の使用条件によらず動作可能としたりする、といった運用も可能となる。
また、制御部11は、情報データに含まれる設定データを読み出した場合に、設定処理を実行することが可能となっている。
この設定処理で、制御部11は、撮影装置1,1Aの各種設定を、読み出した設定データに応じた態様に変更する。
また、制御部11は、画像データ、又は情報データに含まれる管理データを読み出した場合に、出力処理を実行することが可能となっている。
この出力処理で、本実施形態に係る制御部11は、読み出した画像データ又は管理データを、通信部16,16Aを介して他の機器(例えばコンソール23や情報端末4)へ送信するようになっている。
なお、撮影装置1,1A自身が図示しない表示部を備え、この出力処理で、制御部11が、放射線画像を表示部に表示させるようになっていてもよい。
〔4.効果〕
以上説明してきたシステム100は、撮影装置1が、記憶領域15a,15b・・から、判定した設定状況に対応する撮影データを選択して読み出すようになっている。
撮影に関する条件が「使用者(使用場所)」の場合、例えば図5に示すように、撮影装置1,1Aを使用者(施設)Aが使用する場合には、撮影に関する条件の設定状況を使用者(施設)Aに対応する設定状況Aと判定するため、使用者(施設)Aは設定状況Aに対応する記憶領域15aに記憶された撮影データのみ参照することが可能となる(記憶領域15bへのアクセスが規制される)。
一方、撮影装置1,1Aを使用者(施設)Bが使用する場合には、撮影に関する条件の設定状況を使用者(施設)Bに対応する設定状況Bと判定するため、使用者(施設)Bは設定状況Bに対応する記憶領域15bに記憶された撮影データのみ参照することが可能となる(記憶領域15aへのアクセスが規制される)。
このように、システム100によれば、放射線画像の撮影に関する撮影データへのアクセスを、撮影に関する条件の設定状況毎に簡便に管理することができる。
〔5.実施例〕
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態に係るシステム100に、下記実施例1〜6に係る技術を付加することも可能である。
(5−1.実施例1)
コンソール23と撮影装置1,1Aは、それぞれがソフトウェアを記憶しており、それぞれのソフトウェアに基づいて動作する。ソフトウェアにはバージョンがあり、例えば両方の機器のバージョンを最新の状態に維持するのも一つの方法である。しかし、ソフトウェアに含まれる不要な修正が新たな問題を生じさせてしまうことがあるため、場合によっては、少なくとも一方の機器のソフトウェアのバージョンを最新ではない特定のバージョンのままで維持することも重要となる。
このような課題に鑑み、コンソール23、撮影装置1,1A、外部ソフトウェアを記憶する他の機器のうちのいずれかの装置が、コンソール23のソフトウェアのバージョンと撮影装置1,1Aのソフトウェアのバージョンの両方を管理するようにしてもよい。
具体的には、コンソール23の制御部は、接続されている撮影装置1,1Aの中にソフトウェアのバージョンが適しているものがない場合はコンソール23自身の動作を制限する。
また、撮影装置1,1Aの制御部11は、接続されているコンソール23の中にソフトウェアのバージョンが適しているものがない場合は撮影装置1,1A自身の動作を制限する。
また、他の機器は、外部ソフトウェアを用いて、コンソール23及び撮影装置1,1Aのうちの少なくともいずれかの装置のソフトウェアを適切なバージョンに更新(バージョンアップ又はダウン)させる。
なお、接続先の機器のソフトウェアのバージョンが適していない場合に、動作を制限する代わりに、又は動作の制限と並行して、バージョンが適切でない旨を使用者に報知するようにしてもよい。
また、接続先の機器のソフトウェアのバージョンが適していない場合であっても、一部の動作に支障が無い場合には、その一部動作のみ許可し、その他の動作を制限するようにしてもよい。
このようにすれば、バージョンが適切でないソフトウェアを組み合わせたことにより、撮影装置1,1A及びコンソール23のうちの少なくとも一方の装置に不具合が生じてしまうのを防ぐことができる。
また、このようにすれば、撮影装置1,1A及びコンソール23の設置作業を簡便に行うことができるし、設置後の撮影装置1,1A及びコンソール23のメンテナンスも容易に行うことができる。
(5−2.実施例2)
システム100を使用しているうちに、構成機器が故障してしまうことがある。故障した機器を修理に出すと、その間、代替機器を用いることになるが、使用者としては、それまでと同じ設定を維持したまま代替機器を使いたいと考える。
例えば、撮影装置1,1Aが故障した場合は、なるべく短い時間で代替機器に交換することでダウンタイムを短縮したい。しかし、撮影装置1,1Aの設定を一から行おうとすると、撮影装置1,1Aの設定だけでなく、コンソール23の設定との整合をとる作業まで必要となる場合があり、代替機器への交換作業に時間がかかってしまう。
このような課題に鑑み、システム100を構成する各機器を設置するときの各機器の設定に関する設定情報を保持しておき、機器を交換する際に、保持しておいた設定情報を用いて代替機器の設定を行うようにしてもよい。
なお、機器をメンテナンスしたときに設定ミスをしてしまった(例えば設置値を間違えて接続できない、機器を誤って初期化してしまった等)場合などの復旧にも用いることができる。
また、機器を追加する際に、システム100を構成する各機器で共通する設定項目については保持しておいた設定情報を使用することで設定の入力を省略し、機器毎に異なる設定項目については設定情報を個別に入力するようにしてもよい。
このようにすれば、機器を交換する際に、設定情報の入力が不要になる、又は最小限で済むため機器の交換を簡便に行うことができる。
(5−3.実施例3)
中古の撮影装置1,1Aを新たに導入・設置する際、それがメーカーの整備を受けていないものであると、記憶領域15a,15b・・に過去の各種データが残存している可能性がある。メーカー又は前の所有者としては、撮影装置1,1Aを、過去のデータが残存したままの状態で次の所有者に使用されることは避けたい。
このような課題に鑑み、撮影装置1,1Aを設置する際に用いる設定ツールを、これから設置しようとする撮影装置1,1Aが新品であるか中古であるかを判定する処理と、中古である場合には設置しようとする撮影装置1,1Aを初期化する処理と、を実行した後に設定に進むように構成されたものとしてもよい。
設定ツールをこのように構成する場合には、初期化対象となる情報と、初期化させない情報を区別する機能を持たせるのが好ましい。例えば、撮影装置1,1Aが落下したことを示す落下ログや、過去に受けた放射線の線量を示す照射線量ログ等は初期化させないようにする。
このようにすれば、新たな所有者が中古の撮影装置1,1Aを、過去のデータが残存したままの状態で使用してしまうことを避けることができる。
なお、設定ツールを、撮影装置1,1Aが中古であると判定した後に、所定の入力に基づいて新たな使用者を認証する処理を実行し、認証した場合のみ撮影装置1,1Aの初期化に進む、又は認証しなかった場合に少なくとも一部の設定変更を規制するように構成されたものとしてもよい。
認証を受けるための所定の入力としては、例えば、撮影装置1,1A又は情報端末4への認証コードの入力等が挙げられる。なお、撮影装置1,1A又は情報端末4へ第一の認証コードを入力した後、情報端末4へ送信される第二の認証コードを入力する二段階認証としてもよい。
また、設定ツールを、撮影装置1,1Aが中古であると判定した後に、認証する処理を実行する代わりに、管理サーバーに初期化可否を確認する処理を実行し、管理サーバーから許可を受けた場合のみ初期化に進む、又は認証しなかった場合に少なくとも一部の設定変更を規制するように構成されたものとしてもよい。
また、認証しなかった、又は管理サーバー許可を受けられなかった場合には、撮影装置1,1Aの動作自体をロックするようにしてもよい。
また、認証しなかった、又は管理サーバー許可を受けられなかった場合には、完全な初期化ではなく、本来の所有者又はメーカーが所定のパスワードが入力した場合等に、後から復元できる形での初期化を行うようにしてもよい。
このようにすれば、中古の撮影装置1,1Aが、本来の所有者又はメーカーに無断で不正使用されてしまうことを防ぐことができる。
(5−4.実施例4)
システム100を設置する際、システム100を構成する機器の設定を個別に行う必要がある。また、各機器の設定を行う際には、機器毎に異なる設定ツールを使用する必要がある。このため、システム100の設置には手間がかかる。
このような課題に鑑み、システム100を構成する何れかの機器又はシステム100に含まれない他の機器に、システム100を構成する各機器の設定プロセスを記録しておき、この設定プロセスを記録した機器がシステム100を構成する各機器の設定を自動で実行するようにしてもよい。
複数の設定項目のうち、環境依存性が高く変更する可能性が高い設定項目を可変項目に、環境依存性が低く変更する可能性が低い設定項目を固定項目に分類し、可変項目については設定途中の操作により変更可能とし、固定項目については予め決まった値を設定値として設定後の別の機会においてのみ変更可能とするのが好ましい。
なお、特定環境における各機器の設定値のセットをプリセットとして記憶しておき、そのプリセットを用いることにより各機器の設定を一括して行うようにしてもよい。
このようにすれば、システム100を構成する主要機器の設置を、手間をかけることなく行うことができる。
(5−5.実施例5)
撮影装置1,1Aには軽量化が求められている。このため、撮影装置1,1Aの多くは、構成部品の中でも比較的重量の大きいバッテリーの容量が制限されていることが多い。このようなバッテリーは、通常、長時間(例えば一日の稼働時間中ずっと)電力を供給し続けることはできないため、使用途中でバッテリーが切れてしまった場合には、そのバッテリーを充電したり、既に充電されている予備のバッテリーと交換したりする必要がある。
その際、撮影装置1,1Aが、本体からバッテリーを取り外す形式のものであると、本体とバッテリーとが必ずしも一対一で対応しなくなるため、個々のバッテリーの劣化度(例えば、最初にフル充電したときに出力可能な電力量に対する現状でフル充電したときに出力可能な電力量の割合)が把握しにくくなってしまう。
このような課題に鑑み、コンソール23に撮影装置1,1Aが接続されたことを契機として、コンソール23が接続された撮影装置1,1Aが備えるバッテリーのシリアル番号及び劣化度を取得し、予め取得してある予備のバッテリーのシリアル番号及び劣化度と併せて表示するようにしてもよい。
ここで、取得したシリアル番号が取得済みのシリアル番号の中にある(シリアル番号及び劣化度を過去に取得したことがある)場合は、取得済みの劣化度は表示せず、最新の劣化度を表示するのが好ましい。
なお、シリアル番号及び劣化度の他に、これらの情報の取得日時を併せて表示するようにしてもよい。
また、劣化度を、撮影装置1,1Aの動作可能時間や撮影装置1,1Aによる撮影可能枚数に置き換えて表示するようにしてもよい。
また、コンソール23が、シリアル番号や劣化度を取得した後、これらの情報を管理サーバーに送信するようになっていてもよい。
また、劣化度を、数値の代わりに、又は数値と共に段階表示(レベル表示)するようにしてもよい。具体的な段階の表示方法としては、図形、色等を用いた表示が挙げられる。
また、安全性を考慮して、劣化度を、測定値よりも少なめに表示するようにしてもよい。例えば、測定値が10%のところを5%、0%等と表示する。
また、撮影装置1,1Aの使用形態に応じて劣化度の算出方法を変更するようにしてもよい。例えば、立位撮影の場合には、撮影装置1,1Aを電源ケーブルに接続しながら使用するため、測定値が50%のところを80%と表示し、撮影装置1,1Aを撮影台に装填せずに用いる(カセッテ運用する)場合には、バッテリーを使用するため、測定値通りに表示し、例えばコンソール23のソフトウェアのバージョンが、撮影装置1,1Aをより少ない電力で動作させることができるものである場合には、測定値より10%増しで表示する等。
このようにすれば、撮影装置1,1Aに内蔵されているバッテリーの劣化度だけでなく、予備のバッテリーの劣化度も併せて管理することができるため、個々のバッテリーの劣化度を容易に把握することができる。
100,100A 放射線撮影システム
1,1A 放射線撮影装置
11 制御部
12 センサー部
13 走査駆動部
14 読み出し部
15,15A 記憶部
15a,15b 記憶領域
16,16A 通信部
17 操作部
2,2A 放射線発生装置
21 放射線制御装置
22 放射線源
23 コンソール
24 操作盤
3 アクセスポイント
4 情報端末
N 通信ネットワーク
S 被検体

Claims (8)

  1. 受けた放射線に応じた放射線画像を生成する画像生成手段と、
    前記放射線画像の撮影に関する撮影データを記憶することが可能な少なくとも一つの記憶領域と、
    少なくとも一つの撮影に関する条件の設定状況を判定する状況判定手段と、
    前記記憶領域から、前記状況判定手段が判定した設定状況に対応する撮影データを選択して読み出す読出手段と、を備える放射線撮影装置。
  2. 他の機器と接続することが可能な接続部を備え、
    前記状況判定手段は、前記接続部に接続された前記他の機器を判定する請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 自身の位置を検知する位置検知手段を備え、
    前記状況判定手段は、前記位置検知手段が検知した位置に基づいて自身が使用される場所を判定する請求項1又は請求項2に記載の放射線撮影装置。
  4. 他の機器からデータを受信することが可能な通信部を備え、
    前記状況判定手段は、前記通信部が前記他の機器から受信したデータに含まれる識別子に基づいて前記設定状況を判定する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記状況判定手段は、使用者が行う所定の入力操作によって入力された識別子に基づいて前記設定状況を判定する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  6. 定期的に計時情報を取得する計時手段を備え、
    前記状況判定手段は、計時手段が取得した時刻情報に基づいて、自身が使用される時間帯を判定する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  7. 受けた放射線に応じた放射線画像を生成する画像生成手段と、
    前記放射線画像の撮影に関する撮影データを記憶することが可能な少なくとも一つの記憶領域と、
    少なくとも一つの撮影に関する条件の設定状況を判定する状況判定手段と、
    前記記憶領域から前記撮影データを読み出す際に、前記状況判定手段が判定した設定状況に対応しない撮影データの読み出しを規制する読出規制手段と、を備える放射線撮影装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線撮影装置と、
    前記放射線撮影装置が読み出した撮影データに基づく情報を認識可能な態様で表示することが可能な表示装置と、を備える放射線撮影システム。
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