JP2021022491A - 複合ケーブル - Google Patents

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剛 塚原
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Abstract

【課題】隙間が極小で、外径が小さく、軽量で、取回しが容易で、コストが低く、信頼性が高くなるようにする。【解決手段】データ及び映像信号通信用の複合ケーブル1であって、複数本の小径電線と、該小径電線以上の外径を有する複数本の大径電線50とが撚合されて形成された内層11と、前記大径電線50以上の外径を有する複数本の同軸線60と、1本の前記大径電線50とが、前記内層11の周囲に撚合されて形成された外層12とを備え、前記同軸線60及び大径電線50は、前記外層12内において密接している。【選択図】図1

Description

本開示は、複合ケーブルに関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、ナビゲーション装置等の電子機器においては、機器本体とディスプレイ等の外部機器との接続のために、多数本の電線を集合させ一体化させたハーネス形状の多心ケーブルが用いられている。この場合、両端が電気コネクタに接続された多数本の電線を所定のピッチで並行に配列して平面状のフラットケーブルを構成することもあるが、取回しを容易にするために、電線を長さ方向の中間部で束ねて太い円筒状ケーブルを構成することもある。
しかし、各電線の太さは、伝送する対象が電力であるか信号であるかに応じて、また、信号であっても信号の種類に応じて、異なっている。そこで、太さの異なる複数種類の電線を適切な方法で束ねて円筒状にすることによって、電線同士の間に無駄な隙間が生じることがなく、断面積が小さくて取回しが容易で、コストを抑制することができる複合ケーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は従来の複合ケーブルの横断面図である。
図において、801は通信ケーブルとしての複合ケーブルであり、中心寄りの内層811と、該内層811の周囲の外層812とに区画されている。
そして、前記内層811内には、番号1〜6が付与された第1種電線ユニット851が6本収容されている。該第1種電線ユニット851は、各々、径が0.65〔mm〕の心線を200本集合させたユニットである。
また、前記外層812内には、番号7〜12が付与された第2種電線ユニット852が6本、及び、番号13〜18が付与された第3種電線ユニット853が6本収容されている。前記第2種電線ユニット852は、各々、径が0.40〔mm〕の心線を200本集合させたユニットである。また、前記第3種電線ユニット853は、各々、径が0.32〔mm〕の心線を200本集合させたユニットである。
このように、内層811内にもっとも太い第1種電線ユニット851を収容し、外層812内により細い第2種電線ユニット852及び第3種電線ユニット853を収容することによって、複合ケーブル801の重量が軽くなり、運搬及び敷設が容易になる。
特開昭52−149388号公報
しかしながら、前記従来の複合ケーブル801においては、依然として、内層811及び外層812のそれぞれにおいて、第1種電線ユニット851、第2種電線ユニット852及び第3種電線ユニット853の間に無駄な隙間が存在し、断面積が十分に小さくなっていない。
ここでは、前記従来の複合ケーブルの問題点を解決して、隙間が極小で、外径が小さく、軽量で、取回しが容易で、コストが低く、信頼性の高い複合ケーブルを提供することを目的とする。
そのために、複合ケーブルにおいては、データ及び映像信号通信用の複合ケーブルであって、複数本の大径電線が撚合されて形成された内層と、前記大径電線以上の外径を有する複数本の同軸線と、1本の前記大径電線とが、前記内層の周囲に撚合されて形成された外層とを備え、前記同軸線及び大径電線は、前記外層内において密接している。
他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記外層内の大径電線は、グラウンド線である。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記同軸線は、USB用同軸線又はビデオ用同軸線であり、8本である。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記内層は、大径電線以下の外径を有する複数本の小径電線を備え、前記内層の外周円は、前記内層内の大径電線の外周に接するように形成され、前記小径電線は、前記外周円内において前記大径電線の隙間に配設される。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記内層内の大径電線は2本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心Oから各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.132度となるように配置されている。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記大径電線の直径dは、前記同軸線の半径rの1.914倍である。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記内層内の大径電線は3本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心Oから各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.380度となるように配置されている。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記大径電線の直径dは、前記同軸線の半径rの1.761倍である。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記内層内の大径電線は4本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心Oから各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.742度となるように配置されている。
更に他の複合ケーブルにおいては、さらに、前記大径電線の直径dは、前記同軸線の半径rの1.551倍である。
本開示によれば、複合ケーブルは、内部の隙間が極小で、外径が小さく、軽量で、取回しが容易となる。また、コストを低減することができ、信頼性が向上する。
第1の実施の形態における複合ケーブルの横断面図である。 比較例における複合ケーブルの横断面図である。 第1の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する横断面図であって、(a)は外層内の配置を最密化する前の状態を示し、(b)は外層内の配置を最密化した後の状態を示している。 第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第1の模式横断面図である。 第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第2の模式横断面図である。 第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第3の模式横断面図である。 第2の実施の形態における複合ケーブルの横断面図である。 第2の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する模式横断面図である。 第3の実施の形態における複合ケーブルの横断面図である。 第3の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する模式横断面図である。 従来の複合ケーブルの横断面図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における複合ケーブルの横断面図、図2は比較例における複合ケーブルの横断面図である。
図1において、1は本実施の形態における複合ケーブルであり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、ナビゲーション装置等の電子機器における機器本体とディスプレイ等の外部機器との接続に使用され、好適には、各種データ及び映像信号の送受信、並びに、外部機器への電力供給のために使用される。
図2には、一般的に、ゲーム機等において機器本体と外部機器との接続に使用される複合ケーブル901の横断面が示されている。該複合ケーブル901の内部は、中心寄りの内層911と、該内層911の周囲の外層912とに区画され、該外層912の周囲には、例えば、樹脂テープ等を巻付けることによって、外側押えテープ層922が形成されている。また、該外側押えテープ層922の外周には、例えば、金属製の編組等から成る外側シールド971が配設され、さらに、該外側シールド971の外周には、樹脂等から成るシースとしての外部被覆921が配設されている。
前記内層911内には、撚合された一対の電源線951が収容されている。また、前記内層911内における隙間、すなわち、電源線951の存在しない空間には、複数本(図に示される例では、4本)の信号線961が収容されている。なお、前記電源線951及び信号線961は、それぞれ、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。さらに、前記電源線951及び信号線961の周囲には、例えば、樹脂テープや紙テープ、導電テープ、紐等を巻付けることによって、内側押えテープ層913が形成され、内層911と外層912とを区画している。
また、該外層912内には、一対のグラウンド線(又は、電源線でもよい)952とともに、高速のデータ通信用の複数本(図に示される例では、4本)のUSB(Universal Serial Bus)用同軸線962、及び、映像信号(ビデオ信号)の通信用の複数本(図に示される例では、4本)のビデオ用同軸線963が収容されている。なお、前記グラウンド線952は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含み、前記USB用同軸線962及びビデオ用同軸線963は、それぞれ、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う誘電体層と、該誘電体層の周囲を覆う導電性のシールド層と、該シールド層の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。そして、前記グラウンド線952、USB用同軸線962及びビデオ用同軸線963は、内層911の周囲に均一に撚合されている。
一般的に、前記USB用同軸線962とビデオ用同軸線963とでは、特性インピーダンスが異なるので、径が異なっており、USB用同軸線962よりもビデオ用同軸線963の方が径が大きくなっている。また、前記グラウンド線952は、使用条件に応じて抵抗値〔Ω/m〕の上限が設定されることが多いので、一般的には、設定された抵抗値の上限に応じて、最適な径と本数とが選択される。さらに、前記電源線951は、グラウンド線952と同様に設定された抵抗値の上限や最大許容電流に応じて、最適な径と本数とが選択される。さらに、前記信号線961は、低速のデータ通信用に使用されるので、ディスクリートワイヤが採用され、できる限り径の小さなワイヤが選択される。
前記複合ケーブル901においては、これらの条件を考慮して、各電線の最適な組合せが決定される。また、各電線間の隙間に介在物を挿入して、複合ケーブル901全体が丸くなるように仕上げられる。さらに、電気要求特性の1つであるスキュー(Skew)特性を満たすには、同軸電線である同軸線を外層912において、均一に撚合せることが重要である。その際に、内層911と外層912との間に隙間が生じると、スキュー乱れの要因となる。
しかし、前記複合ケーブル901では、電線の種類が5種類と多く、また、同じ同軸線であってもUSB用同軸線962とビデオ用同軸線963とで径が異なっているので、安定的に撚合せることが困難であり、スキュー特性が不安定になってしまう。さらに、電線の種類が多いと、複合ケーブル901自体のコストや複合ケーブル901の端末加工費が上昇してしまう。
そこで、本実施の形態における複合ケーブル1では、図1に示されるように、電線の種類が2種類と少なく、複合ケーブル1の径が最小化されている。具体的には、電力の送電に使用される電源線51とグラウンド線52とが同じ種類で同じ径の電線なので1種類であり、高速のデータ通信用に使用されるUSB用同軸線62と映像信号通信に使用されるビデオ用同軸線63とが同じ種類で同じ径の同軸線なので1種類である。なお、以降において、電源線51とグラウンド線52とを統括的に説明する場合には大径電線50と称し、USB用同軸線62とビデオ用同軸線63とを統括的に説明する場合には同軸線60と称することとする。前記大径電線50は低速データ通信用に使用される小径電線としての信号線61以上の外径を有し、前記同軸線60は大径電線50以上の外径を有している。これにより、前記複合ケーブル1では、内部に含まれる電線の配置を最密化して、すなわち、その横断面内における電線の最密充填配置を実現して、径を最小化することができる。
図1に示される例において、複合ケーブル1の内部は、中心寄りの内層11と、該内層11の周囲の外層12とに区画され、該外層12の周囲には、例えば、樹脂テープや紙テープ、紐等を巻付けることによって、外側押えテープ層22が形成されている。また、該外側押えテープ層22の外周には、例えば、金属製の横巻シールド等から成る外側シールド71が配設され、さらに、該外側シールド71の外周には、樹脂等から成るシースとしての外部被覆21が配設されている。なお、前記外側シールド71は、適宜、省略することもできる。
前記内層11内には、互いに密接するように撚合された一対の電源線51が収容されている。なお、各電源線51は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。そして、撚合された一対の電源線51の周囲には、例えば、樹脂テープや紙テープ、導電テープ、紐等を巻付けることによって、内側押えテープ層13が形成され、内層11と外層12とを区画している。前記内側押えテープ層13は、前記電源線51の外周面に密接し、かつ、断面円形となるように形成されている。したがって、撚合された一対の電源線51は、内層11内に最密化されて配置されている。
また、前記内層11内における隙間、すなわち、電源線51の存在しない空間には、複数本(図に示される例では、4本)の信号線61が収容されてもよい。なお、各信号線61は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。前記信号線61は、前記電源線51の外周面に接触し、かつ、断面円形となるように形成された前記内側押えテープ層13内に収容されるのであれば、いかなる本数であっても、いかなる径のものであってもよい。
そして、前記外層12内には、1本のグラウンド線52とともに、複数本(図に示される例では、合計8本)の同軸線として、USB用同軸線62及びビデオ用同軸線63が収容されている。前記USB用同軸線62は、機器本体と外部機器との間でUSB信号の送受信を行うための電線であり、例えば、機器本体から外部機器へUSB信号の送信を行うために2本のUSB用同軸線62が割当てられ、外部機器から機器本体へUSB信号の送信を行うために2本のUSB用同軸線62が割当てられている。また、前記ビデオ用同軸線63は、機器本体と外部機器との間で映像信号の送受信を行うための電線であり、例えば、機器本体から外部機器へ映像信号の送信を行うために2本のビデオ用同軸線63が割当てられ、外部機器から機器本体へ映像信号の送信を行うために2本のビデオ用同軸線63が割当てられている。
なお、前記グラウンド線52は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含み、前記電源線51と同じ種類で同じ径の電線である。また、前記USB用同軸線62及びビデオ用同軸線63は、それぞれ、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う誘電体層と、該誘電体層の周囲を覆う導電性のシールド層と、該シールド層の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。なお、前記USB用同軸線62とビデオ用同軸線63とは、同じ種類で同じ径の電線である。そして、前記グラウンド線52、USB用同軸線62及びビデオ用同軸線63は、内層11の周囲に均一に、かつ、互いに密接して撚合されている。そして、前記外側押えテープ層22は、前記グラウンド線52、USB用同軸線62及びビデオ用同軸線63の外周面に密接し、かつ、断面円形となるように形成されている。したがって、撚合されたグラウンド線52、USB用同軸線62及びビデオ用同軸線63は、外層12内に最密化されて配置されている。なお、内層11内の一対の電源線51と、外層12内のグランド線52とは、前述のように、同じ種類で同じ径の電線であるため、内層11内にグランド線52と1本の電源線51とが配置され、外層12内に他の1本の電源線51が配置されてもよい。
次に、前記構成の複合ケーブル1において、内部に含まれる電線の配置を最密化する方法について説明する。
図3は第1の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する横断面図、図4は第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第1の模式横断面図、図5は第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第2の模式横断面図、図6は第1の実施の形態における複合ケーブルの径とグラウンド線の径との関係を説明する第3の模式横断面図である。なお、図3において、(a)は外層内の配置を最密化する前の状態を示し、(b)は外層内の配置を最密化した後の状態を示している。
図3(a)に示される例においては、外層12内に配設されたグラウンド線52の外周が両側の同軸線60の外周と接触しておらず、前記グラウンド線52と両側の同軸線60との間に無駄な隙間12aが生じている。なお、図1に示される例と同様に、すべての同軸線60の直径は同一であり、すべての大径電線50の直径は同一である。
例えば、前記同軸線60の直径が0.790〔mm〕であり、前記大径電線50の直径も0.790〔mm〕であるとすると、図3(a)に示される複合ケーブル1の直径(外部被覆21の外表面の直径)は、4.460〔mm〕となる。
そこで、前記大径電線50、すなわち、電源線51及びグラウンド線52の直径を減少させて無駄な隙間12aを消滅させることとする。このように、電源線51の直径を減少させると、撚合された一対の電源線51を収容する内層11の外径が減少するので、内層11の外側の外層12の円周方向の長さが減少し、外層12内に配設された電線同士の間隔が狭くならざるを得ない。したがって、図3(b)に示されるように、外層12内に配設されたグラウンド線52の外周が両側の同軸線60の外周と接触し、無駄な隙間12aが消滅した状態となる。
例えば、同軸線60の直径を図3(a)に示される例と同様にして、大径電線50の直径を0.790〔mm〕から0.756〔mm〕に減少させると、図3(b)に示されるように、電線の配置が最密化され、外層12内における無駄な隙間12aが消滅した状態となる。そして、図3(b)に示される複合ケーブル1の直径(外部被覆21の外表面の直径)は、4.393〔mm〕となる。
このように、内部に含まれる電線の配置を最密化すると、複合ケーブル1の外径を減少させることができる。
次に、内部に含まれる電線の具体的な配置方法について説明する。
図4〜6においては、外側シールド71、外部被覆21及び信号線61の図示が省略され、また、電源線51、グラウンド線52、USB用同軸線62、ビデオ用同軸線63等の図示も簡略化され、円として描画されている。なお、11Aは内層11の外周円であり、12Aは外層12の外周円である。そして、2本の電源線51は、内層11に最密化されて収容されているので、同心円上に配置されて互いに外周が接しているとともに、内層11の外周円11Aとも接しているものとする。同様に、8本の同軸線60も、外層12に最密化されて収容されているので、同心円上に配置されて互いに外周が接しているとともに、内層11の外周円11A及び外層12の外周円12Aとも接しているものとする。また、Oは外周円11A及び12Aの中心であり、X軸は、複合ケーブル1の横断面において、中心Oとグラウンド線52及び同軸線60の境界とを通る座標軸であり、Y軸は、中心Oを通り、X軸に直交する座標軸である。
本実施の形態においては、前述のように内側押えテープ層13が撚合された一対の電源線51の外周面に密接して断面円形となるように形成されているので、内層11の外周円11Aの半径は電源線51の直径と等しい。そこで、図4に示されるように、内層11に収容された電源線51の直径をdとし、外層12に収容された同軸線60の半径をrとし、中心OとX軸に外周が接する同軸線60の中心とを結ぶ直線とX軸との間の角度をθとすると、次の式(1)が成立する。
sinθ=r/(d+r) ・・・式(1)
ところで、複合ケーブル1の外径は、外層12に収容されたグラウンド線52が細ければ細いほど、小さくなる。そこで、図4に示される例においては、電源線51の直径dが0.886〔mm〕であるのに対して、グラウンド線52の直径が0.466〔mm〕であるものとした。また、同軸線60の直径は0.990〔mm〕であるものとした。なお、グラウンド線52は、その外周が内層11の電源線51に接するように配置されているものとする。この場合、外層12の外周円12Aの直径は3.753〔mm〕となる。
ここで、前記グラウンド線52の半径をxとし、中心OとX軸に外周が接するグラウンド線52の中心とを結ぶ直線とX軸との間の角度をθ’とすると、次の式(2)が成立する。
sinθ’=x/(d+x) ・・・式(2)
また、中心Oから各同軸線60の円へ引いた2本の接線同士のなす角度は2θであり、中心Oからグラウンド線52の円へ引いた2本の接線同士のなす角度は2θ’であるところ、外層12に収容された8本の同軸線60及び1本のグラウンド線52は外周が相互に接しているから、次の式(3)が成立する。
8(2θ)+2θ’=360度 ・・・式(3)
該式(3)を変形して、次の式(4)を得ることができる。
2θ=(360−2θ’)/8 ・・・式(4)
ところで、グラウンド線52は、図2に示される例においても説明したように、使用条件に応じて抵抗値〔Ω/m〕の上限が設定されることが多いので、一般的には、少しでも径を大きくすることが望ましい。そこで、図4に示される例において、グラウンド線52の直径を0.466〔mm〕から0.699〔mm〕に増加させると、図5に示されるように、外層12の外周円12Aの直径も3.753〔mm〕から3.817〔mm〕に増加してしまう。なお、図5に示される例においては、外層12に配置されたすべての電線が相互に接触し、かつ、内層11の外周円11Aとも接触する、という状態を維持するために、内層11に配置された電源線51の直径dも0.886〔mm〕から0.918〔mm〕に増加している。
ここで、グラウンド線52の直径を更に増加させ、図1に示される例と同様に、電源線51の直径と等しくする。なお、これ以上グラウンド線52の直径を増加させると、グラウンド線52が外層12の外周円12Aからはみ出てしまい、複合ケーブル1の外径が急激に増加してしまうので、電源線51の直径がグラウンド線52の直径の実際的な最大値であると考えられる。
図6に示されるように、グラウンド線52の直径を電源線51の直径と等しくすると、2x=dとなる。これを前記式(2)に代入すると、次の式(5)を得ることができる。
sinθ’=x/(2x+x)=1/3 ・・・式(5)
なお、図6に示される例において、グラウンド線52及び電源線51の直径は、0.948〔mm〕になっている。また、外層12の外周円12Aの直径も3.875〔mm〕になっている。
前記式(5)を満たすθ’は、θ’=19.471度である。これを前記式(4)に代入すると、次の式(6)を得ることができる。
θ=20.066度 ・・・式(6)
これを前記式(1)に代入すると、次の式(7)を得ることができる。
d=1.914r ・・・式(7)
前記式(6)から、次のことが言える。すなわち、中心Oから各同軸線60の円へ引いた2本の接線同士のなす角度が2θ=40.132度となるように、同軸線60を配置すると、図6に示されるように、グラウンド線52の径を電源線51の径と等しくすることができる。そして、このとき、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係は、前記式(7)で表される。
本実施の形態における複合ケーブル1は、径が最小の信号線61、大径電線50及び同軸線60の3種類の電線を含んでいる。そして、内層11には、互いに接触するように撚合された2本の大径電線50と複数本(例えば、4本)の信号線61が収容される。なお、内層11に含まれる大径電線50は、1本であると断線の可能性があるので、2本以上が撚合されたものであることが望ましい。また、信号線61は、内層11の外周円11A内において大径電線50が存在しない箇所、すなわち、隙間に収容し得るのであれば、いかなる本数であってもよいし、いかなる径のものであってもよい。
また、外層12内には、8本の同軸線60及び1本のグラウンド線52が収容され、グラウンド線52の径を電源線51の径と等しくし、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係を前記式(7)で表されるようにするとともに、中心Oから各同軸線60の円へ引いた2本の接線同士のなす角度が40.132度となるように8本の同軸線60が配置されている。
これにより、複合ケーブル1の内部に含まれる電線の種類を2種類に低減し、かつ、その配置を最密化することができる。したがって、複合ケーブル1の製造コストを低減することができる。また、複合ケーブル1の端末加工が容易になり、加工コストを低減することができる。さらに、介在物を使用することなしに同軸線60を安定的に撚合せることができ、スキュー特性が向上する。
このように、本実施の形態において、データ及び映像信号通信用の複合ケーブル1は、複数本の信号線61と、信号線61以上の外径を有する複数本の大径電線50とが撚合されて形成された内層11と、大径電線50以上の外径を有する複数本の同軸線60と、1本の大径電線50とが、内層11の周囲に撚合されて形成された外層12とを備え、同軸線60及び大径電線50は、外層12内において密接している。
これにより、複合ケーブル1は、内部の隙間が極小で、外径が小さく、軽量で、取回しが容易となる。また、コストを低減することができ、信頼性が向上する。
また、外層12内の大径電線50は、グラウンド線52である。さらに、同軸線60は、USB用同軸線62又はビデオ用同軸線63であり、8本である。さらに、内層11の外周円11Aは、内層11内の大径電線50の外周に接するように形成され、信号線61は、外周円11A内において大径電線50の隙間に配設される。このように、複合ケーブル1の内部に含まれる電線の種類が低減されているので、電線の配置を容易に最密化することができ、安定したスキュー特性を得ることができる。
さらに、内層11内の大径電線50は2本であり、外層12内の同軸線60は8本であり、同軸線60は、内層11の外周円11Aの中心Oから各同軸線60の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.132度となるように配置されている。さらに、大径電線50の直径dは、同軸線60の半径rの1.914倍である。これにより、複合ケーブル1の内部における電線の最密充填配置を実現することができ、複合ケーブル1の外径を最小化することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図7は第2の実施の形態における複合ケーブルの横断面図である。
本実施の形態における複合ケーブル1の内層11内には、互いに密接するように撚合された3本の電源線51が収容されている。そして、撚合された3本の電源線51の周囲には、例えば、樹脂テープ等を巻付けることによって、内側押えテープ層13が形成され、内層11と外層12とを区画している。前記内側押えテープ層13は、前記電源線51の外周面に密接し、かつ、断面円形となるように形成されている。したがって、撚合された3本の電源線51は、内層11内に最密化されて配置されている。
また、前記内層11内における隙間、すなわち、電源線51の存在しない空間には、複数本(図に示される例では、3本)の信号線61が収容されている。なお、各信号線61は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。
なお、本実施の形態における複合ケーブル1のその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の複合ケーブル1において、内部に含まれる電線の配置を最密化する方法について説明する。
図8は第2の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する模式横断面図である。
前記第1の実施の形態においては、内層11に収容された電源線51は2本であって相互に密接していたので、内層11の外周円11Aの半径が電源線51の直径dと等しくなっていたが、本実施の形態においては、電源線51が3本なので、図に示されるように、中心Oが電源線51の外周の外側に位置し、内層11の外周円11Aの半径Rが電源線51の直径dより大きくなっている。幾何学的には、内層11に収容された電源線51がn本である場合、前記半径Rは次の式(8)によって求められる。
R=(1/(2sin(360度/2×n))+1/2)d ・・・式(8)
具体的には、半径R=1.07735dである。
すると、前記式(1)及び(2)は、次の式(1’)及び(2’)のようになる。
sinθ=r/(1.07735d+r) ・・・式(1’)
sinθ’=x/(1.07735d+x) ・・・式(2’)
そして、前記式(5)は、次の式(5’)のようになる。
sinθ’=0.31698 ・・・式(5’)
該式(5’)を満たすθ’は、θ’=18.48度である。これを前記式(4)に代入すると、次の式(6’)を得ることができる。
θ=20.19度 ・・・式(6’)
また、前記式(7)は、次の式(7’)のようになる。
d=1.761r ・・・式(7’)
したがって、本実施の形態においては、中心Oから各同軸線60の円へ引いた2本の接線同士のなす角度が2θ=40.380度となるように、同軸線60を配置すると、図に示されるように、グラウンド線52の径を電源線51の径と等しくすることができる。そして、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係は、前記式(7’)で表される。
このように、本実施の形態における複合ケーブル1では、内層11内に互いに密接するように撚合された3本の電源線51が収容され、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係が前記式(7’)で表されるようになっている。これにより、複合ケーブル1の内部に含まれる電線の種類を2種類に低減し、かつ、その配置を最密化することができる。
なお、本実施の形態における複合ケーブル1のその他の点の構成、動作及び効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、内層11内の大径電線50は3本であり、外層12内の同軸線60は8本であり、同軸線60は、内層11の外周円11Aの中心Oから各同軸線60の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.380度となるように配置されている。また、大径電線50の直径dは、同軸線60の半径rの1.761倍である。
これにより、複合ケーブル1の内部における電線の最密充填配置を実現することができ、複合ケーブル1の外径を最小化することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図9は第3の実施の形態における複合ケーブルの横断面図である。
本実施の形態における複合ケーブル1の内層11内には、互いに密接するように撚合された4本の電源線51が収容されている。そして、撚合された4本の電源線51の周囲には、例えば、樹脂テープ等を巻付けることによって、内側押えテープ層13が形成され、内層11と外層12とを区画している。前記内側押えテープ層13は、前記電源線51の外周面に密接し、かつ、断面円形となるように形成されている。したがって、撚合された4本の電源線51は、内層11内に最密化されて配置されている。
また、前記内層11内における隙間、すなわち、電源線51の存在しない空間には、複数本(図に示される例では、4本)の信号線61が収容されている。なお、各信号線61は、撚合された複数本の導電性の心線と、撚合された心線の周囲を覆う絶縁性の被覆とを含んでいる。
なお、本実施の形態における複合ケーブル1のその他の点の構成については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の複合ケーブル1において、内部に含まれる電線の配置を最密化する方法について説明する。
図10は第3の実施の形態における複合ケーブルの電線の最密充填配置を説明する模式横断面図である。
前記第1の実施の形態においては、内層11に収容された電源線51は2本であって相互に密接していたので、内層11の外周円11Aの半径が電源線51の直径dと等しくなっていたが、本実施の形態においては、電源線51が4本なので、図に示されるように、中心Oが電源線51の外周の外側に位置し、内層11の外周円11Aの半径Rが電源線51の直径dより大きくなっている。具体的には、幾何学的に求めると、内層11の外周円11Aの半径R=1.2071dである。
すると、前記式(1)及び(2)は、次の式(1’’)及び(2’’)のようになる。
sinθ=r/(1.2071d+r) ・・・式(1’’)
sinθ’=x/(1.2071d+x) ・・・式(2’’)
そして、前記式(5)は、次の式(5’’)のようになる。
sinθ’=0.2928 ・・・式(5’’)
前記式(5’’)を満たすθ’は、θ’=17.03度である。これを前記式(4)に代入すると、次の式(6’’)を得ることができる。
θ=20.37度 ・・・式(6’’)
また、前記式(7)は、次の式(7’’)のようになる。
d=1.551r ・・・式(7’’)
したがって、本実施の形態においては、中心Oから各同軸線60の円へ引いた2本の接線同士のなす角度が2θ=40.742度となるように、同軸線60を配置すると、図に示されるように、グラウンド線52の径を電源線51の径と等しくすることができる。そして、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係は、前記式(7’’)で表される。
このように、本実施の形態における複合ケーブル1では、内層11内に互いに密接するように撚合された4本の電源線51が収容され、同軸線60の半径rと電源線51の直径dとの関係が前記式(7’’)で表されるようになっている。これにより、複合ケーブル1の内部に含まれる電線の種類を3種類に低減し、かつ、その配置を最密化することができる。
なお、本実施の形態における複合ケーブル1のその他の点の構成、動作及び効果については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、内層11内の大径電線50は4本であり、外層12内の同軸線60は8本であり、同軸線60は、内層11の外周円11Aの中心Oから各同軸線60の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.742度となるように配置されている。また、大径電線50の直径dは、同軸線60の半径rの1.551倍である。
これにより、複合ケーブル1の内部における電線の最密充填配置を実現することができ、複合ケーブル1の外径を最小化することができる。
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、複合ケーブルに適用することができる。
1、801、901 複合ケーブル
11、811、911 内層
11A、12A 外周円
12、812、912 外層
12a 隙間
13、913 内側押えテープ層
21、921 外部被覆
22、922 外側押えテープ層
50 大径電線
51、951 電源線
52、952 グラウンド線
60 同軸線
61、961 信号線
62、962 USB用同軸線
63、963 ビデオ用同軸線
71、971 外側シールド
851 第1種電線ユニット
852 第2種電線ユニット
853 第3種電線ユニット

Claims (10)

  1. (a)データ及び映像信号通信用の複合ケーブルであって、
    (b)複数本の大径電線が撚合されて形成された内層と、
    (c)前記大径電線以上の外径を有する複数本の同軸線と、1本の前記大径電線とが、前記内層の周囲に撚合されて形成された外層とを備え、
    (d)前記同軸線及び大径電線は、前記外層内において密接していることを特徴とする複合ケーブル。
  2. 前記外層内の大径電線は、グラウンド線である請求項1に記載の複合ケーブル。
  3. 前記同軸線は、USB用同軸線又はビデオ用同軸線であり、8本である請求項1又は2に記載の複合ケーブル。
  4. 前記内層は、大径電線以下の外径を有する複数本の小径電線を備え、
    前記内層の外周円は、前記内層内の大径電線の外周に接するように形成され、前記小径電線は、前記外周円内において前記大径電線の隙間に配設される請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
  5. 前記内層内の大径電線は2本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心から各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.132度となるように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
  6. 前記大径電線の直径は、前記同軸線の半径の1.914倍である請求項5に記載の複合ケーブル。
  7. 前記内層内の大径電線は3本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心から各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.380度となるように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
  8. 前記大径電線の直径は、前記同軸線の半径の1.761倍である請求項7に記載の複合ケーブル。
  9. 前記内層内の大径電線は4本であり、前記外層内の同軸線は8本であり、該同軸線は、前記内層の外周円の中心から各同軸線の円周に引いた2本の接線同士のなす角度が40.742度となるように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合ケーブル。
  10. 前記大径電線の直径は、前記同軸線の半径の1.551倍である請求項9に記載の複合ケーブル。
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