JP2021021576A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散配置される複数のモジュール間の通信の信頼性を向上させることができるレーダ装置を得ること。【解決手段】レーダ装置100は、レーダ波を放射する送信モジュール2と、物標によって反射されたレーダ波を受信する送受信モジュール1とを備える。送信モジュール2は、シリアルペリフェラルインタフェース58と変換部43とを備える。送受信モジュール1は、シリアルペリフェラルインタフェース33と変換部24とを備える。変換部24は、シリアルペリフェラルインタフェース33から送信されるシングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を接続ケーブル3を介して送信する。変換部43は、接続ケーブル3を介して受信した差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号をシリアルペリフェラルインタフェース58へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、物標を検出するレーダ装置に関する。
近年、自動車などの車両に搭載されて、物標を検出するレーダ装置の開発が進められている。物標の一例は、レーダ装置が搭載される車両の前方を走行する車両である。物標の他の例は、レーダ装置が搭載される車両の前方に位置する障害物である。
レーダ装置は、送信アンテナおよび受信アンテナを備える。送信アンテナは、レーダ波を放射する。受信アンテナは、送信アンテナが放射したレーダ波の物標からの反射波を受信する。レーダ装置は、送信アンテナがレーダ波を放射してから受信アンテナが反射波を受信するまでの時間に基づいて、車両から物標までの距離などを求める。
特許文献1には、レーダ波を放射する送信アンテナを含む送信モジュールと、物標によって反射されたレーダ波を受信する受信アンテナを含む受信モジュールとを備えるレーダ装置が開示されている。かかるレーダ装置では、送信モジュールと受信モジュールとが分散配置され、モジュール間が接続ケーブルで接続される。
国際公開第2019/012741号
しかしながら、車両に複数のモジュールを分散配置した場合、車両の種類によっては接続ケーブルの引き回し距離が長くなる場合がある。接続ケーブルの引き回し距離が長くなると、接続ケーブルにより伝送される通信信号への外乱による雑音の重畳などによってモジュール間の通信の信頼性が低下する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、分散配置される複数のモジュール間の通信の信頼性を向上させることができるレーダ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーダ装置は、レーダ波を放射する第1のモジュールと、物標で反射されたレーダ波を受信する第2のモジュールとを備える。第2のモジュールは、第2の通信部と、第2の変換部とを備える。第2の通信部は、シングルエンド形式の通信信号を送信する。第2の変換部は、第2の通信部からのシングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を接続ケーブル経由で第1のモジュールへ送信する。第1のモジュールは、第1の変換部と、第1の通信部とを備える。第1の変換部は、第2のモジュールから接続ケーブル経由で送信される差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号を送信する。第1の通信部は、第1の変換部から送信されるシングルエンド形式の通信信号を受信する。
本発明によれば、分散配置される複数のモジュール間の通信の信頼性を向上させることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るレーダ装置が車両に配置された状況の一例を示す図 実施の形態1に係る送受信モジュールと送信モジュールとの間の通信を説明するための図 実施の形態1に係るレーダ装置の構成例を示す図 本発明の実施の形態2に係るレーダ装置の構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係るレーダ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るレーダ装置が車両に配置された状況の一例を示す図である。図1に示すように、レーダ装置100は、送受信モジュール1と、送信モジュール2と、接続ケーブル3とを備える。送受信モジュール1と送信モジュール2とは、自動車などの車両80に分散配置され、接続ケーブル3によって通信可能に接続される。送信モジュール2は、第1のモジュールの一例であり、送受信モジュール1は、第2のモジュールの一例である。
車両80は、フロントガラス81と、ルーフ82と、フロントピラー83とを備える。送受信モジュール1は、例えば、車両80の室内に配置される不図示のルームミラーの近くに配置される。図1に示す例では、フロントガラス81とルーフ82とに跨った位置に配置されている。また、送信モジュール2は、フロントガラス81とフロントピラー83とに跨った位置に配置されている。なお、図1では、送受信モジュール1および送信モジュール2の各々の配置が分かりやすくなるように、ルーフ82およびフロントピラー83は、各々一部が切り欠かれた状態で示されている。また、送受信モジュール1および送信モジュール2の配置は、図1に示す例に限定されない。
送受信モジュール1および送信モジュール2の各々は、周波数変調された電波であるレーダ波を空間に放射する。また、送受信モジュール1は、レーダ波の物標からの反射波を受信し、受信した反射波に基づいて、物標との距離と、車両80から見た物標の速度とを検出する。以下、車両80から見た物標の速度を相対速度と記載する場合がある。
送受信モジュール1と送信モジュール2とは、車両80に分散配置されることから、レーダ装置100の車両80への搭載性を向上させることができる。また、レーダ装置100では、送受信モジュール1と送信モジュール2との分散配置によって、例えば、アンテナを分散配置しアンテナの出力を合成することによって等価的にアンテナ開口の拡大を図ることが可能である。そして、アンテナ開口の拡大による高分解能化によって物標の検出精度を向上させることができる。さらに、レーダ装置100は、分散配置される送受信モジュール1と送信モジュール2との間の通信の信頼性を向上させる構成を有している。図2は、実施の形態1に係る送受信モジュールと送信モジュールとの間の通信を説明するための図である。
図2に示すレーダ装置100は、シングルエンド形式の通信信号を送受信するシリアルペリフェラルインタフェース(SPI:Serial Peripheral Interface)33,58を備える。以下、「シリアルペリフェラルインタフェース」を「SPI」と記載する。SPI33,58は、デジタル通信方式の通信インタフェースである。SPI58は、第1の通信部の一例であり、SPI33は、第2の通信部の一例である。
また、レーダ装置100は、通信信号をシングルエンド形式から差動形式へ変換し、差動形式からシングルエンド形式へ変換する変換部24,43を備える。変換部43は、第1の変換部の一例であり、変換部24は、第2の変換部の一例である。送受信モジュール1は、SPI33と変換部24を備え、送信モジュール2は、SPI58と変換部43を備える。
変換部24は、SPI33から送信されるシングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を接続ケーブル3経由で送信モジュール2へ送信する。変換部43は、送受信モジュール1から接続ケーブル3経由で送信される差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号をSPI58へ送信する。
また、変換部43は、SPI58からのシングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を接続ケーブル3経由で送受信モジュール1へ送信する。変換部24は、送信モジュール2から接続ケーブル3経由で送信される差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号をSPI33へ送信する。
このように、レーダ装置100では、接続ケーブル3によって差動形式の通信信号が伝送される。そのため、接続ケーブル3を伝送する通信信号へ外乱などによって重畳されるコモンモードの雑音は、変換部24,43によるシングルエンド形式への変換時にキャンセルされる。これにより、レーダ装置100では、分散配置される送受信モジュール1と送信モジュール2との間の通信の信頼性を向上させることができる。
また、差動形式の通信信号は、シングルエンド形式の通信信号に比べ、信号周波数を高くすることができるため、送受信モジュール1と送信モジュール2との間の通信の高速化を図ることができる。なお、SPI33,58は、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)形式の信号を用いることができる。
また、モジュール間においてシングルエンド形式でSPI通信を行うレーダ装置の構成に対して、変換部24,43を追加することで、接続ケーブル3によって伝送される通信信号を差動形式の信号にすることができる。そのため、レーダ装置100は、シングルエンド形式でSPI通信を行うレーダ装置から容易に開発可能である。
図3は、実施の形態1に係るレーダ装置の構成例を示す図である。図3に示すレーダ装置100は、周波数変調連続波(FM−CW:Frequency Modulated Continuous Waves)を使用するFM−CWレーダである。FM−CWレーダは、ベースバンドで取り扱う周波数帯域が比較的低周波数であり、信号処理が容易であるといった特徴を有している。
レーダ装置100から放射されるレーダ波は、時間の経過に伴って周波数が高くなるアップチャープ成分と、時間の経過に伴って周波数が低くなるダウンチャープ成分とを含む。レーダ装置100は、レーダ波の物標による反射波を受信し、受信した反射波に含まれるアップチャープ成分とダウンチャープ成分の各々から得られるビート信号のピーク周波数の和と差から、物標との距離および物標の相対速度を算出する。レーダ装置100は、のこぎり波のアップチャープ成分およびのこぎり波のダウンチャープ成分のうち一方をレーダ波に含む高速変調方式のFM−CWレーダであってもよい。この場合、レーダ装置100は、受信した反射波から得られるビート信号の周波数と位相から物標との距離および物標の相対速度を算出する。
上述したように、実施の形態1に係るレーダ装置100は、送受信モジュール1と、送信モジュール2と、接続ケーブル3とを備える。送受信モジュール1は、ミリ波を送受信するマスタモジュールとして機能し、送信モジュール2は、ミリ波を送信するスレーブモジュールとして機能する。送受信モジュール1は、マスタ用ミリ波送受信モジュールと呼ぶこともでき、送信モジュール2は、スレーブ用ミリ波送信モジュールと呼ぶこともできる。
送受信モジュール1は、複数の送信アンテナ4〜4と、複数の受信アンテナ5〜5と、高周波回路6と、ベースバンド回路7と、MCU(Micro Controller Unit)8と、参照信号源9とを備える。高周波回路6は、例えば、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circuit)によって構成される。また、ベースバンド回路7は、例えば、ベースバンドIC(Integrated Circuit)などの集積回路によって構成される。
高周波回路6は、複数の送信アンテナ4〜4と、複数の受信アンテナ5〜5とに接続される。高周波回路6は、参照信号源9によって生成される参照信号REFに基づいてレーダ信号を生成し、生成したレーダ信号を送信アンテナ4〜4へ出力する。高周波回路6によって生成されるレーダ信号は、周波数変調されたミリ波帯の信号である。以下、受信アンテナ5〜5の各々を区別せずに示す場合、受信アンテナ5と記載する場合がある。
高周波回路6は、位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)11と、ループフィルタ(LF:Loop Filter)12と、高周波の変調信号源を生成する電圧制御発振器(VCO:Voltage Control Oscillator)13とを備える。以下、「位相同期回路」を「PLL」と記載し、「ループフィルタ」を「LF」と記載し、「電圧制御発振器」を「VCO」と記載する。
PLL11は、MCU8によって設定された変調パターンで周波数変調を行う。PLL11によって周波数変調された信号はLF12によって帯域制限されVCO13へ出力される。VCO13は、PLL11と連携し、周波数変調された高周波信号を出力する。VCO13から出力される高周波信号には、時間の経過に伴って周波数が高くなるアップチャープ信号と、時間の経過に伴って周波数が低くなるダウンチャープ信号とが含まれる。なお、レーダ装置100が高速変調方式のFM−CWレーダである場合、VCO13から出力される高周波信号には、のこぎり波のアップチャープ信号およびのこぎり波のダウンチャープ信号のうち一方が含まれる。
高周波回路6は、ドライバ増幅器(DA:Driver Amplifier)14と、複数の移相器(PS:Phase Shifter)15〜15とを備える。また、高周波回路6は、複数のダブラ(DBL:DouBLer)16〜16と、電力増幅器(PA:Power Amplifier)17〜17とを備える。nは、送信チャネル数であり、2以上の整数である。送信チャネルは、送信系の各信号処理における一纏まりの処理単位である。以下、「ドライバ増幅器」を「DA」と記載し、「移相器」を「PS」と記載し、「ダブラ」を「DBL」と記載し、「電力増幅器」を「PA」と記載する。
DA14は、VCO13から出力された高周波信号を増幅する。複数のPS15〜15は、送信チャネル数と同じ数だけ設けられており、DA14によって増幅された高周波信号の位相を調整する。DBL16〜16の各々は、複数のPS15〜15のうち対応するPSで位相が調整された高周波信号を2逓倍する。PA17〜17の各々は、DBL16〜16のうち対応するDBLで2逓倍された高周波信号を増幅し、増幅した高周波信号をレーダ信号として送信アンテナ4〜4のうち対応する送信アンテナへ出力する。送信アンテナ4〜4の各々は、PA17〜17のうち対応するPAから出力されるレーダ信号を電波であるレーダ波へ変換し、変換したレーダ波を空間に放射する。
高周波回路6は、複数の低ノイズ増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)18〜18と、DBL19と、複数のミキサ(MIX:MIXer)20〜20とを備える。また、高周波回路6は、複数の中間周波数増幅器(IFAMP:Intermediate Frequency AMPlifier)21〜21を備える。mは、受信チャネル数であり、2以上の整数である。以下、「低ノイズ増幅器」を「LNA」と記載し、「ミキサ」を「MIX」と記載し、「中間周波数増幅器」を「IFAMP」と記載する。また、図3においては、「中間周波数増幅器」を「IFA」と記載している。
受信チャネルは、受信アンテナ5毎に設けられ、受信系の各信号処理における一纏まりの処理単位である。受信チャネル数は、送信チャネル数と同じ数であってもよく、送信チャネル数と異なる数であってもよい。複数の受信アンテナ5〜5は、複数の送信アンテナ4〜4などから放射されるレーダ波の物標による反射波を受信し、受信した反射波からミリ波帯の受信信号へ変換する。複数のLNA18〜18の各々は、複数の受信アンテナ5〜5のうち対応する受信アンテナから出力される受信信号を増幅する。
DBL19は、DA14で増幅された高周波信号を2逓倍して、ローカル信号を生成する。MIX20〜20の各々は、複数のLNA18〜18のうち対応するLNAから出力される受信信号を、DBL19から出力されるローカル信号を用いた周波数変換によってダウンコンバートする。MIX20〜20は、ダウンコンバートによって得られる中間周波数(IF:Intermediate Frequency)信号を出力する。以下、「中間周波数信号」を「IF信号」と記載する。IFAMP21〜21の各々は、MIX20〜20のうち対応するMIXでダウンコンバートによって得られるIF信号を予め設定された信号レベルまで増幅する。
また、高周波回路6は、MCU8との間でSPI通信を行うSPI22を備える。SPI22は、MCU8のSPI32から出力されるSPI信号の出力データDOを受信し、受信した出力データDOに含まれる制御情報を高周波回路6に設定する。出力データDOに含まれる制御情報には、PLL11の変調パターンを示す情報、PS15〜15の位相調整量を示す制御情報、PA17〜17の電力調整量を示す制御情報、およびLNA18〜18の電力利得調整を示す制御情報などが含まれる。
SPI22は、SPI信号の出力データDOに含まれる制御情報に基づいて、PLL11の変調パターン設定、PS15〜15の位相調整、PA17〜17の電力調整、およびLNA18〜18の電力利得調整を実行する。SPI22は、高周波回路6への制御情報の設定処理を、例えば、PLL11、PS15〜15、PA17〜17、およびLNA18〜18の各々の内部レジスタに制御情報を設定することによって行う。PS15〜15の位相調整は、送信アンテナ4〜4の特性および配置関係に基づいて行われる。PS15〜15の位相調整によって送信波であるレーダ波の位相が制御され、送信アンテナ4〜4からのレーダ波の指向性を高めるビームフォーミングが行われる。
SPI信号は、シリアルデータを送受信するためのデジタル通信方式の信号であり、クロックCLK、出力データDO、入力データDI、およびラッチイネーブルLEを含む。出力データDOは、クロックCLKに同期してMCU8から出力されるシリアルデータである。入力データDIは、クロックCLKに同期して高周波回路6のSPI22または送信モジュール2のSPI58から出力されるシリアルデータである。ラッチイネーブルLEは、SPI通信が開始される場合にイネーブルにされ、SPI通信が終了される場合にディセーブルにされる選択信号であり、チップセレクトとも呼ばれる。MCU8とSPI22との間で送受信されるSPI信号は、シングルエンド形式の信号である。
ベースバンド回路7は、高周波回路6から出力される受信チャンネル毎のIF信号の増幅および帯域制限を行うベースバンド処理部23と、上述した変換部24を備える。ベースバンド処理部23は、複数のベースバンド増幅器(BBAMP:Base Band AMPlifier)25〜25と、複数のローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)26〜26と、アナログデジタル変換器(ADC:Analog−to−Digital Converter)27〜27とを備える。以下、「ベースバンド増幅器」を「BBAMP」と記載し、「ローパスフィルタ」を「LPF」と記載し、「アナログデジタル変換器」を「ADC」と記載する。なお、図3においては、「ベースバンド増幅器」を「BBA」と記載している。
複数のBBAMP25〜25の各々は、IFAMP21〜21のうち対応するIFAMPで増幅されたIF信号を増幅する。複数のLPF26〜26の各々は、複数のBBAMP25〜25のうち対応するBBAMPで増幅されたIF信号の高周波成分を除去することによってIF信号の帯域を制限する。ADC27〜27の各々は、複数のLPF26〜26のうち対応するLPFで帯域が制限されたアナログ信号であるIF信号をデジタル信号へ変換し、デジタル信号へ変換したIF信号をMCU8へ出力する。MCU8へ出力されるIF信号は、上述したビート信号である。
変換部24は、MCU8からのクロックCLK、出力データDO、およびラッチイネーブルLEをシングルエンド形式から差動形式へ変換する。変換部24は、差動形式へ変換したクロックCLK、出力データDO、およびラッチイネーブルLEを接続ケーブル3経由で送信モジュール2へ出力する。また、変換部24は、送信モジュール2からの入力データDIを差動形式からシングルエンド形式へ変換し、シングルエンド形式へ変換した入力データDIをMCU8へ出力する。このように、ベースバンド回路7には、変換部24が内蔵されており、送信モジュール2との間で差動形式のSPI信号を送受信することができる。
MCU8は、ベースバンド回路7から出力されるIF信号に基づく信号処理によって、物標との距離および物標の相対速度を検出する検出処理部30と、SPI通信を行う複数のSPI32,33とを備える。検出処理部30は、複数の高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部31〜31を備える。以下、「高速フーリエ変換」を「FFT」と記載する。
複数のFFT部31〜31の各々は、複数のADC27〜27のうち対応するADCから出力されるIF信号をFFTによって周波数成分のパワー分布へ変換する。FFT部31〜31によって変換される周波数成分のパワー分布には、アップチャープ期間における周波数成分のパワー分布とダウンチャープ期間における周波数成分のパワー分布とが含まれる。検出処理部30は、アップチャープ期間における周波数成分のパワー分布とダウンチャープ期間における周波数成分のパワー分布とから、物標との距離および物標の相対速度を求める。
検出処理部30は、物標との距離の情報と物標の相対速度の情報とを、例えば、レーダ装置100を搭載する車両80に設けられた不図示の車両制御部などへ出力する。車両制御部は、レーダ装置100を搭載する車両の動作を統括的に制御する機能を備え、検出処理部30から取得した情報に基づき、クラッタ除去、目標識別、または衝突防止といった処理を行う。
SPI32は、高周波回路6のSPI22との間で、SPI通信を行い、高周波回路6の調整および制御などを行う。SPI33は、送信モジュール2との間で接続ケーブル3を介してSPI通信を行い、送信モジュール2の調整および制御などを行う。例えば、接続ケーブル3は、クロックCLK、出力データDO、入力データDI、およびラッチイネーブルLEを伝送する4組のツイストペアケーブルを含む。クロックCLK、出力データDO、入力データDI、およびラッチイネーブルLEの各々は4組のツイストペアケーブルのうち対応するツイストペアケーブルで伝送される。
MCU8は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)と、SPIなどの通信回路とを含む。また、MCU8は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせた処理回路を有する構成であってもよい。
MCU8は、レーダ装置100による物標の検出動作を開始する際に、レーダ装置100の動作を開始するためのトリガ信号TGを高周波回路6およびベースバンド回路7へ出力する。高周波回路6は、トリガ信号TGが入力されると、PLL11、LF12、およびVCO13によって構成されるローカル信号源による変調処理を開始する。また、ベースバンド回路7は、トリガ信号TGが入力されると、高周波回路6から出力されるIF信号の増幅および帯域制限を開始する。トリガ信号TGは、接続ケーブル3を介して送信モジュール2へ出力される。
送信モジュール2は、送信アンテナ41〜41と、送信アンテナ41〜41に接続され、送信アンテナ41〜41へ高周波信号を出力する高周波回路42と、上述した変換部43とを備える。kは、送信モジュール2の送信チャネル数であり、2以上の整数である。高周波回路42は、参照信号源9によって生成される参照信号REFに基づいて、FM−CW信号である高周波信号をレーダ信号として生成し、生成したレーダ信号を送信アンテナ41〜41へ出力する。高周波回路42によって生成される高周波信号は、高周波回路6と同様のミリ波帯の信号である。高周波回路42は、例えば、MMICによって構成される。なお、変換部43は、高周波回路42と共にMMICによって構成されてもよい。
高周波回路42は、PLL51と、LF52と、VCO53と、DA54と、複数のPS55〜55と、複数のDBL56〜56と、PA57〜57とを備える。PLL51は、MCU8によって設定された変調パターンで周波数変調を行う。PLL51の参照信号源は、PLL11と同様に、送受信モジュール1に搭載された参照信号源9であり、参照信号源9の参照信号REFは、接続ケーブル3を介してPLL51へ供給される。PLL51によって周波数変調された信号はLF52によって帯域制限されVCO53へ出力される。VCO53は、PLL51と連携し、VCO13と同様に、周波数変調された高周波信号を出力する。
高周波回路42において、PLL51、LF52、およびVCO53は、送信モジュール2のローカル信号源を構成する。送信モジュール2のローカル信号源は、送受信モジュール1から接続ケーブル3を介して高周波回路42にトリガ信号TGが入力されると、変調処理を開始する。
このように、送受信モジュール1および送信モジュール2の各々は、周波数変調を行うローカル信号源を備えており、送受信モジュール1と送信モジュール2との同期は、比較的に低周波である参照信号REFを生成する参照信号源9を共通化することで行われる。そのため、レーダ装置100では、送受信モジュール1と送信モジュール2との間でローカル信号源の出力線を引き回すことがないため、送受信モジュール1のみにローカル信号源を備える構成に比べ、送信モジュール2の性能を向上させることができる。
DA54は、VCO53から出力された高周波信号を増幅する。複数のPS55〜55は、送信チャネル数と同じ数だけ設けられており、DA54によって増幅された高周波信号の位相を調整する。DBL56〜56の各々は、複数のPS55〜55のうち対応するPSで位相が調整された高周波信号を2逓倍する。PA57〜57の各々は、DBL56〜56のうち対応するDBLで2逓倍された高周波信号を増幅する。送信アンテナ41〜41の各々は、PA57〜57のうち対応するPAから出力されるレーダ信号を電波であるレーダ波に変換し、変換したレーダ波として空間に放射する。
また、送信モジュール2は、変換部43と、SPI58とを備える。変換部43は、送受信モジュール1からのクロックCLK、出力データDO、およびラッチイネーブルLEを差動形式からシングルエンド形式へ変換する。変換部43は、シングルエンド形式へ変換したクロックCLK、出力データDO、およびラッチイネーブルLEをSPI58へ出力する。また、変換部43は、SPI58からの入力データDIをシングルエンド形式から差動形式へ変換し、差動形式へ変換した入力データDIを接続ケーブル3を介して送受信モジュール1へ出力する。
SPI58は、MCU8のSPI33から出力されるSPI信号を受信し、受信したSPI信号の出力データDOに含まれる制御情報を高周波回路42に設定する。SPI信号の出力データDOに含まれる制御情報には、PLL51の変調パターンを示す制御情報、PS55〜55の位相調整量を示す制御情報、およびPA57〜57の電力調整量を示す制御情報などが含まれる。
SPI58は、SPI信号の出力データDOに含まれる制御情報に基づいて、PLL51の変調パターン設定、PA57〜57の電力調整、およびPS55〜55の位相調整を実行する。SPI58は、高周波回路42への制御情報の設定処理を、例えば、PLL51、PS55〜55、およびPA57〜57の各々の内部レジスタに制御情報を設定することによって行う。PS55〜55の位相調整は、送信アンテナ41〜41の特性および配置関係に基づいて行われる。PS55〜55の位相調整によって送信波であるレーダ波の位相が制御され、送信アンテナ41〜41からのレーダ波の指向性を高めるビームフォーミングが行われる。
また、SPI58は、SPI33から受信したSPI信号の出力データDOに含まれる制御情報を高周波回路42に設定した後、SPI33からのSPI通信による要求に基づいて、高周波回路42に設定した制御情報を高周波回路42から読み出す。SPI58は、高周波回路42から読み出した制御情報を含む入力データDIを変換部43へ送信する。変換部43は、SPI58からの入力データDIをシングルエンド形式から差動形式へ変換し、変換した差動形式の入力データDIを接続ケーブル3経由で送受信モジュール1へ送信する。これにより、入力データDIが接続ケーブル3を介して送信モジュール2から送受信モジュール1へ送信される。
変換部24は、接続ケーブル3を介して受信した入力データDIを差動形式からシングルエンド形式へ変換し、変換したシングルエンド形式の入力データDIをSPI33へ送信する。SPI33は、変換部24からシングルエンド形式の入力データDIを受信する。SPI33は、受信した入力データDIに含まれる制御情報と送信済の出力データDOに含まれる制御情報とを比較し、比較した結果に基づいて、高周波回路42に設定された制御情報の正当性をチェックする。
上述したように、送受信モジュール1のMCU8は、SPI通信による高周波回路6に対する制御情報の設定によって送受信モジュール1の調整および制御を行うことができる。また、MCU8は、SPI通信による高周波回路42に対する制御情報の設定によって送信モジュール2の調整および制御を行うことができる。例えば、MCU8は、送受信モジュール1の送信アンテナ4〜4からレーダ波を放射させ、送受信モジュール1の受信アンテナ5〜5からレーダ波の物標による反射波を受信させることができる。また、MCU8は、送信モジュール2の送信アンテナ41〜41からレーダ波を放射させ、送受信モジュール1の受信アンテナ5〜5からレーダ波の物標による反射波を受信させることができる。また、MCU8は、送受信モジュール1の送信アンテナ4〜4と送信モジュール2の送信アンテナ41〜41とから同時にレーダ波を放射させることができる。また、MCU8は、送受信モジュール1の送信アンテナ4〜4と送信モジュール2の送信アンテナ41〜41とを時分割に切り替えて交互にレーダ波を放射させることもできる。
また、MCU8は、例えば、レーダ運用中も、高周波回路6,42とのSPI通信によって、高周波回路6,42の調整および制御を行うことができる。例えば、MCU8は、レーダ運用中において、PLL11,51の変調パターン設定、PS15〜15,55〜55の位相調整、PA17〜17,57〜57の電力調整、およびLNA18〜18の電力利得調整を行うことができる。MCU8は、例えば、高周波回路6,42の調整および制御を運用待機期間に行うことができる。なお、レーダ運用中とは、レーダ装置100が物標を検出するための動作を行っている状態であることを意味する。また、運用待機期間は、レーダ波の送信および反射波の受信が行われていない期間である。
なお、上述した例では、レーダ装置100に設けられる送信モジュール2の数が1つである場合の例を示したが、送信モジュール2の数は2以上であってもよい。この場合、送受信モジュール1には、送信モジュール2毎にSPI33および変換部24が設けられてもよいし、送信モジュール2の数と同じ数のラッチイネーブルLEを有するSPIがSPI33として設けられてもよい。また、レーダ装置100は、送受信モジュール1に代えて、受信モジュールを第2のモジュールとして備える構成であってもよい。この場合の受信モジュールは、例えば、送受信モジュール1のうち、送信アンテナ4〜4、PS15〜15、DBL16〜16、およびPA17〜17が設けられない構成である。
以上のように、実施の形態1に係るレーダ装置100は、レーダ波を放射する送信モジュール2と、物標により反射されたレーダ波である反射波を受信する送受信モジュール1とを備える。送信モジュール2は、第1のモジュールの一例であり、送受信モジュール1は、第2のモジュールの一例である。送受信モジュール1と送信モジュール2とは車両80に分散配置される。送受信モジュール1は、第2の通信部の一例であるSPI33と、第2の変換部の一例である変換部24とを備える。送信モジュール2は、第1の通信部の一例であるSPI58と、第1の変換部の一例である変換部43とを備える。これにより、レーダ装置100は、分散配置される複数のモジュール間の通信の信頼性を向上させることができる。
SPI33とSPI58との間で送受信される通信信号は、出力データDO、入力データDI、クロックCLK、およびラッチイネーブルLEを含む。ラッチイネーブルLEは、選択信号の一例である。変換部24,43は、出力データDO、入力データDI、クロックCLK、およびラッチイネーブルLEをシングルエンド形式と差動形式との間で変換する。接続ケーブル3は、差動形式に変換された出力データDO、入力データDI、クロックCLK、およびラッチイネーブルLEを伝送する。これにより、接続ケーブル3を介したSPI通信の信頼性を向上させることができる。
また、送受信モジュール1は、SPI33を備え、SPI33からシングルエンド形式の通信信号を送信することによって送信モジュール2を制御するMCU8を備える。MCU8は、制御部の一例である。送信モジュール2は、高周波信号を生成する高周波回路42と、高周波回路42によって生成された高周波信号に基づいてレーダ波を放射する送信アンテナ41〜41とを備える。SPI58は、変換部43から送信されるシングルエンド形式の通信信号に基づいて、高周波回路42を制御する制御情報を高周波回路42に設定する。これにより、レーダ装置100は、送受信モジュール1から送信モジュール2の高周波回路42を精度よく制御することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るレーダ装置は、SPI信号のうちラッチイネーブルLEが接続ケーブル3を介してシングルエンド形式でそのまま送受信される点で、ラッチイネーブルLEが接続ケーブル3を介して差動形式で送受信されるレーダ装置100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1のレーダ装置100と異なる点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るレーダ装置の構成例を示す図である。図4に示すように、実施の形態2に係るレーダ装置100Aは、送受信モジュール1Aと、送信モジュール2Aと、送受信モジュール1Aと送信モジュール2Aとを通信可能に接続する接続ケーブル3Aとを備える。
送受信モジュール1Aは、ベースバンド回路7に代えて、ベースバンド回路7Aを備える点で、送受信モジュール1と異なる。ベースバンド回路7Aは、バッファ28を備えると共に、変換部24に代えて、変換部24Aを備える点で、ベースバンド回路7と異なる。変換部24Aは、SPI33から出力されるシングルエンド形式のラッチイネーブルLEを差動形式の信号へ変換しない点で、変換部24と異なる。送受信モジュール1AのSPI33から出力されるシングルエンド形式のラッチイネーブルLEはバッファ28および接続ケーブル3Aを介して送信モジュール2Aへ送信される。バッファ28は、変換部24Aを介して送信されるクロックCLK、入力データDI、出力データDOとのスキュータイミングを調整するために設けられる。
送信モジュール2Aは、バッファ44を備えると共に、変換部43に代えて、変換部43Aを備える点で、送信モジュール2と異なる。変換部43Aは、ラッチイネーブルLEが入力されない点で、変換部43と異なる。接続ケーブル3Aを介して送信モジュール2Aへ送信されるシングルエンド形式のラッチイネーブルLEは、バッファ44を介してSPI58で受信される。バッファ44は、バッファ28と同様に、変換部43Aを介して送信されるクロックCLK、入力データDI、出力データDOとのスキュータイミングを調整するために設けられる。
ラッチイネーブルLEは、SPI33がSPI58との通信を行う場合に信号レベルをイネーブルにする信号であり、雑音の重畳によってSPI通信の信頼性が劣化する可能性は少ない。ラッチイネーブルLEは、例えば、信号レベルがローレベルである場合にイネーブルである信号であるが、信号レベルがハイレベルである場合にイネーブルである信号であってもよい。
実施の形態2に係るレーダ装置100Aでは、ラッチイネーブルLEはシングルエンド形式で送受信モジュール1Aから送信モジュール2Aへ送信される。そのため、レーダ装置100Aは、レーダ装置100の接続ケーブル3と比べて、接続ケーブル3Aを伝送する差動信号のペアを1つ減らすことができる。
なお、上述した例では、レーダ装置100Aに設けられる送信モジュール2Aの数が1つである場合の例を示したが、送信モジュール2Aの数は2以上であってもよい。この場合、送受信モジュール1Aには、送信モジュール2A毎にSPI33および変換部24が設けられてもよいし、送信モジュール2Aの数と同じ数のラッチイネーブルLEを有するSPIがSPI33として設けられてもよい。また、レーダ装置100Aは、送受信モジュール1Aに代えて、受信モジュールを第2のモジュールとして備える構成であってもよい。この場合の受信モジュールは、例えば、送受信モジュール1Aのうち、送信アンテナ4〜4、PS15〜15、DBL16〜16、およびPA17〜17が設けられない構成である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A 送受信モジュール、2,2A 送信モジュール、3,3A 接続ケーブル、4〜4n,41〜41 送信アンテナ、5〜5 受信アンテナ、6,42 高周波回路、7,7A ベースバンド回路、8 MCU、9 参照信号源、11,51 位相同期回路、12,52 ループフィルタ、13,53 電圧制御発振器、14,54 ドライバ増幅器、15〜15,55〜55 移相器、16〜16,19,56〜56 ダブラ、17〜17,57〜57 電力増幅器、18〜18 低ノイズ増幅器、20〜20 ミキサ、21〜21 中間周波数増幅器、22,32,33,58 シリアルペリフェラルインタフェース、23 ベースバンド処理部、24,24A,43,43A 変換部、25〜25 ローパスフィルタ、26〜26 ベースバンド増幅器、27〜27 アナログデジタル変換器、28,44 バッファ、30 検出処理部、31〜31 高速フーリエ変換部、80 車両、81 フロントガラス、82 ルーフ、83 フロントピラー、100,100A レーダ装置。

Claims (6)

  1. レーダ波を放射する第1のモジュールと、
    物標で反射された前記レーダ波を受信する第2のモジュールと、を備え、
    前記第2のモジュールは、
    シングルエンド形式の通信信号を送信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部からの前記シングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を接続ケーブル経由で前記第1のモジュールへ送信する第2の変換部と、を備え、
    前記第1のモジュールは、
    前記第2のモジュールから前記接続ケーブル経由で送信される前記差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号を送信する第1の変換部と、
    前記第1の変換部から送信される前記シングルエンド形式の通信信号を受信する第1の通信部と、を備える
    ことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記第1の通信部は、
    シングルエンド形式の通信信号を前記第1の変換部へ送信し、
    前記第1の変換部は、
    前記第1の通信部からの前記シングルエンド形式の通信信号を差動形式の通信信号へ変換し、変換した差動形式の通信信号を前記接続ケーブル経由で前記第2のモジュールへ送信し、
    前記第2の通信部は、
    前記第1のモジュールから前記接続ケーブル経由で送信される前記差動形式の通信信号をシングルエンド形式の通信信号へ変換し、変換したシングルエンド形式の通信信号を前記第2の通信部へ送信し、
    前記第2の通信部は、
    前記第2の変換部から送信される前記シングルエンド形式の通信信号を受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記第1の通信部と前記第2の通信部との間で送受信される通信信号は、前記第2の通信部から前記第1の通信部へ出力されるデータである出力データ、前記第1の通信部から前記第2の通信部へ入力されるデータである入力データ、クロック、および通信が開始される場合にイネーブルになる選択信号を含み、
    前記第1の変換部および前記第2の変換部は、
    前記出力データ、前記入力データ、前記クロック、および前記選択信号を前記シングルエンド形式と前記差動形式との間で変換し、
    前記接続ケーブルは、
    差動形式に変換された前記出力データ、前記入力データ、前記クロック、および前記選択信号を伝送する
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記第1の通信部と前記第2の通信部との間で送受信される通信信号は、前記第2の通信部から前記第1の通信部へ出力されるデータである出力データ、前記第1の通信部から前記第2の通信部へ入力されるデータである入力データ、クロック、および通信が開始される場合にイネーブルになる選択信号を含み、
    前記第1の変換部および前記第2の変換部は、
    前記出力データ、前記入力データ、および前記クロックを前記シングルエンド形式と前記差動形式との間で変換し、
    前記接続ケーブルは、
    差動形式に変換された前記出力データ、前記入力データ、および前記クロックと、シングルエンド形式の前記選択信号とを伝送する
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーダ装置。
  5. 前記第2のモジュールは、
    前記第2の通信部を備え、前記第2の通信部から前記シングルエンド形式の通信信号を送信することによって前記第1のモジュールを制御する制御部を備え、
    前記第1のモジュールは、
    高周波信号を生成する高周波回路と、
    前記高周波回路によって生成された高周波信号に基づいて前記レーダ波を放射する送信アンテナと、を備え、
    前記第1の通信部は、
    前記第1の変換部から送信される前記シングルエンド形式の通信信号に基づいて、前記高周波回路を制御する制御情報を前記高周波回路に設定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のレーダ装置。
  6. 前記第2のモジュールは、
    前記レーダ波を放射すると共に前記レーダ波の物標による反射波を受信し、受信した反射波に基づいて前記物標を検出する送受信モジュールである
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のレーダ装置。
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