JP2021020478A - ハイブリッド四輪駆動車 - Google Patents

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陽祐 秋山
陽平 葉畑
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Abstract

【課題】モータの性能を向上させることなくモータの駆動トルクによる走行性能を向上させることが可能なハイブリッド四輪駆動車を提供する。【解決手段】車両の前方側もしくは後方側に設けられた第1駆動輪4と、前記車両の前後方向において前記第1駆動輪4とは反対側に設けられた第2駆動輪5と、前記第1駆動輪4にトルクを伝達するエンジン1および第1モータ2と、前記第2駆動輪5にトルクを伝達する第2モータ3とを備えたハイブリッド四輪駆動車において、前記第1モータ2を前記第1駆動輪4に対して切り離しかつ前記第1モータ2を前記第2駆動輪5に対してトルクを伝達可能に接続する切り替え装置7,9を備えている。【選択図】図1

Description

この発明は、駆動力源としてエンジンおよびモータを備えたハイブリッド四輪駆動車に関するものである。
特許文献1には、駆動力源としてエンジンおよび第1モータと第2モータとの二つのモータを備えたハイブリッド車両の駆動装置が記載されている。この特許文献1に記載された駆動装置は、エンジンと第1モータとが同一軸線上に配置され、そのエンジンおよび第1モータのトルクが後輪に伝達されるように構成されている。また、前記エンジンおよび第1モータとは異なる駆動軸に第2モータが連結され、その第2モータのトルクが前輪に伝達されるように構成されている。そして、第1モータと第2モータとの間にトルクの伝達経路を変更可能なクラッチ機構(切り替え機構)が設けられている。
なお、特許文献2には、エンジンのトルクを後輪に伝達し、モータのトルクを前輪に伝達するように構成された四輪駆動車用の駆動装置が記載されている。
特開2003−291671号公報 特開2019−048527号公報
特許文献1に記載されたハイブリッド車両の駆動装置は、上記のクラッチ機構を制御することにより第2モータの駆動トルクのみを前輪へ伝達して走行する前輪走行、および、エンジンおよび第1モータの駆動トルクを後輪に伝達して走行する後輪走行、ならびに、エンジンと第1モータとの駆動トルクを前輪および後輪に伝達し、あるいは、そのエンジンおよび第1モータの駆動トルクに第2モータの駆動トルクを付加して走行する四輪駆動の走行が可能とされている。
しかしながら、特許文献1に記載された駆動装置では、モータのみの駆動トルクで走行する場合には、第2モータのみの駆動トルクで走行することになる。そのため、運転者の要求駆動力が大きい場合には、その要求駆動力を満たすためにエンジンの始動を要し、ひいては燃費が低下するおそれがある。また、前記要求駆動力をモータのみの駆動トルクで満たすために、そのモータの性能を向上させるとすれば、モータが大型化し、ひいては搭載性の低下ならびにコストの増大を招くおそれがある。なお、このような課題は特許文献2に記載された駆動装置においても同様に生じる。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、モータの性能を向上させることなくモータの駆動トルクによる走行性能を向上させることが可能なハイブリッド四輪駆動車を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両の前方側もしくは後方側に設けられた第1駆動輪と、前記車両の前後方向において前記第1駆動輪とは反対側に設けられた第2駆動輪と、前記第1駆動輪にトルクを伝達するエンジンおよび第1モータと、前記第2駆動輪にトルクを伝達する第2モータとを備えたハイブリッド四輪駆動車において、前記第1モータを前記第1駆動輪に対して切り離しかつ前記第1モータを前記第2駆動輪に対してトルクを伝達可能に接続する切り替え装置を備えていることを特徴とするものである。
この発明によれば、第1駆動輪にトルクを伝達するエンジンおよび第1モータと、第2駆動輪にトルクを伝達する第2モータとを備え、さらに第1モータを第1駆動輪に対して切り離し、かつその第1モータを第2駆動輪に対してトルクを伝達可能に接続する切り替え装置を有する。そのため、例えば第1モータのトルクを第1駆動輪(例えば後輪)に対して伝達せず、第2駆動輪(例えば前輪)に対してトルクを伝達可能なように切り替え装置を制御することにより、第1モータと第2モータとの駆動トルクが第2駆動輪に伝達される。したがって、この発明によれば、エンジンを始動せずに二つのモータの駆動トルクにより走行することができるため、例えば前掲の特許文献1の構成に比べてモータ走行する際の駆動トルクが増大し、その結果、モータの性能を向上させることなく、モータ走行における走行性能を向上させることができる。
また、この発明によれば、上述したように第2駆動輪(前輪)に第1モータと第2モータとの駆動トルクを伝達できるため、前輪駆動時に比較的大きな駆動力を発生させることができる。したがって、前輪駆動(あるいは四輪駆動)における前輪の駆動力が不足することを抑制もしくは回避できる。
この発明で対象とするハイブリッド四輪駆動車の例を説明するための図である。 この発明の実施形態における効果を説明するための図である。 この発明で対象とするハイブリッド四輪駆動車の他の例を説明するための図である。 この発明で対象とするハイブリッド四輪駆動車の更に他の例を説明するための図である。
この発明の実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、この発明を具体化した場合の一例に過ぎず、この発明を限定するものではない。
この発明の実施形態で対象にする車両は、例えばエンジンと二つのモータとを動力源とするハイブリッド車両である。図1に、その一例として、エンジン1、第1モータ2、および、第2モータ3を備えた四輪駆動車(4WDあるいはAWDと称される)の例を示してある。ここに示す車両Veは、動力源として、エンジン(ENG)1、ならびに、第1モータ(MG1)2、および、第2モータ(MG2)3を備え、主にエンジン1と第1モータ2とにより後輪4を駆動し、第2モータ3により前輪5を駆動するように構成されている。なお、エンジン1は前輪5側で左右の前輪5の間に、後輪4側に向けて配置されている。また、車両Veは、他の主要な構成要素として、変速装置(TM)6、発進装置7、伝動機構8、および、切り替え装置9を備えている。
エンジン1は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関であり、出力の調整、ならびに、始動および停止などの作動状態が電気的に制御されるように構成されている。例えばガソリンエンジンであれば、スロットルバルブの開度、燃料の供給量または噴射量、点火の実行および停止、ならびに、点火時期などが電気的に制御される。また、ディーゼルエンジンであれば、燃料の噴射量、燃料の噴射時期、あるいは、EGR[Exhaust Gas Recirculation]システムにおけるスロットルバルブの開度などが電気的に制御される。
第1モータ2は、エンジン1の出力側に配置されている。第1モータ2は、エンジン1が出力するエンジントルクを受けて駆動されることにより電気を発生する発電機としての機能(発電機能)を有し、また電力が供給されることにより駆動されてモータトルクを出力する電動機としての機能(電動機能)も有している。すなわち、第1モータ2は、発電機能を有するモータ(いわゆる、モータ・ジェネレータ)であり、例えば、永久磁石式の同期モータ、あるいは、誘導モータなどによって構成されている。なお、第1モータ2は、図1に示すようにエンジン1の出力軸(クランクシャフト)に直接連結されているものの、この第1モータ2は、適宜の伝動機構を介してエンジン1の出力軸に連結されていてもよい。
また、第1モータ2とエンジン1との間には、エンジン1の出力軸あるいは変速装置6の入力軸との連結を選択的に行うクラッチ機構10が設けられている。このクラッチ機構10は、複数の摩擦板10aおよび複数の摩擦板10bを有し、それら複数の摩擦板10aと複数の摩擦板10bとを交互に配置した多板クラッチによって構成されている。したがって、このクラッチ機構10を解放することにより、第1モータ2(およびエンジン1)が後輪4側の駆動系統から切り離される。また、そのクラッチ機構10を係合することにより、エンジン1および第1モータ2が後輪4側の駆動系統に連結される。また、第1モータ2には、インバータを介してバッテリ(共に図示せず)が接続されている。したがって、第1モータ2を発電機として駆動し、その際に発生する電力をバッテリに蓄えることができる。また、バッテリに蓄えられている電力を第1モータ2に供給し、第1モータ2を動力源として駆動してモータトルクを出力することもできる。
第2モータ3は、少なくとも、電力が供給されることにより駆動されてモータトルクを出力する動力源としての機能を有している。この発明の実施形態における車両Veでは、第2モータ3は、外部からトルクを受けて駆動されることによって電力を発生する発電機としての機能も有している。すなわち、第2モータ3は、上記の第1モータ2と同様に、発電機能を有するモータ(いわゆる、モータ・ジェネレータ)であり、例えば、永久磁石式の同期モータ、あるいは、誘導モータなどによって構成されている。また、第2モータ3には、インバータを介してバッテリ(共に図示せず)が接続されている。したがって、バッテリに蓄えられている電力を第2モータ3に供給し、第2モータ3を動力源として駆動してモータトルクを出力することができる。そして、第2モータ3は前輪5にトルクを伝達するように構成されている。
変速装置6は、上記の第1モータ2の出力側に配置されており、エンジン1および第1モータ2と後輪4との間でトルクを伝達する。変速装置6は、要は、入力回転数の出力回転数に対する比率(ギヤ比)を適宜に変更できる機構であって、有段変速機や無段変速機などの自動変速機によって構成され、この発明の実施形態における車両Veでは、変速装置6として、例えば前進8速や前進10速の多段自動変速機が用いられる。なお、この変速装置は前進8速や前進10速に限られず、それ以下あるいはそれ以上の多段変速機を用いてもよい。また、変速装置6と第1モータ2との間には、係合することによってトルクを伝達し、解放することによってトルクの伝達を遮断してニュートラル状態を設定することのできる発進装置7を備えている。
その発進装置7は、エンジン1および第1モータ2と後輪4との間で、選択的に動力の伝達および遮断を行う。図1に示す例では、発進装置7は、エンジン1および第1モータ2側の回転部材(図示せず)に連結された摩擦板7a、ならびに、後輪4側の回転部材(図示せず)に連結された摩擦板7bを有した発進クラッチとされている。なお、この発進装置7は、図示しないが、複数の摩擦板7aと複数の摩擦板7bとが交互に設けられた多板クラッチによって構成することもできる。また、車両Veが、エンジン1と変速装置6との間の発進装置としてトルクコンバータ(図示せず)を備えている場合は、そのトルクコンバータに設けられるロックアップクラッチ(図示せず)を、この発明の実施形態における発進装置7として機能させることができる。
そして、上記の変速装置6の出力側に、後輪4との間でトルクを伝達するリヤプロペラシャフト11が連結されている。そのリヤプロペラシャフト11は、変速装置6から車両Veの後方に延びていて、リヤデファレンシャルギヤ12に連結されている。なお、リヤデファレンシャルギヤ12は、左右の後輪4にトルクを伝達する終減速機である。つまり、図1に示す例では、後輪4は、発進装置7、変速装置6、リヤプロペラシャフト11、リヤデファレンシャルギヤ12、ならびに、リヤドライブシャフト13を介して、エンジン1および第1モータ2に連結されている。
また、この発明の実施形態では、第1モータ2のトルクを前輪5に伝達可能にする伝動機構8、および、その伝動機構8において前輪5への第1モータ2のトルクの伝達あるいは遮断を選択的行う切り替え装置9が設けられている。この切り替え装置9は、第1モータ2側のトルクの伝達を前輪5と後輪4とで切り替えるように構成された装置であって、図1に示す例では第1モータ2の回転軸2aに連結されたドライブギヤ14と第2モータ3の回転軸3aに連結されたドリブンギヤ15との間に配置されている。具体的には、ドライブギヤ14に噛み合うピニオンギヤ16との連結を選択的に行うことで第1モータ2のトルクを前輪5に伝達あるいは遮断することが可能とされている。つまり、図1の例では、切り替え装置9を、ピニオンギヤ16とドリブンギヤ15とに噛み合うようにスライドさせることにより、第1モータ2のトルクが前輪5側に伝達される。それとは反対に、切り替え装置9とピニオンギヤ16との連結を解除することにより、第1モータ2のトルクが前輪5へ伝達されることを遮断する。なお、この切り替え装置は、例えばドグクラッチあるいは摩擦クラッチなどにより構成される。
また、上述した第2モータ3は、モータトルクを前輪5に伝達して駆動力を発生することが可能なように車両Veの駆動系統に連結されている。図1に示す例では、第2モータ3の回転軸3aが、減速機構17を介して、フロントプロペラシャフト18に連結されている。減速機構17はサンギヤ17Sと、サンギヤ17Sと同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ17Rと、サンギヤ17Sおよびリングギヤ17Rに噛み合っているプラネタリピニオンギヤ17Pを保持しているキャリヤ17Cとを回転要素としたシングルピニオン型の遊星歯車機構であって、フロントプロペラシャフト18と第2モータ3との間に配置されている。上記のキャリヤ17Cにフロントプロペラシャフト18が連結されており、リングギヤ17Rがケーシングなどの固定部19に固定されている。つまり、リングギヤ17Rを固定すると、入力要素となっているサンギヤ17Sの回転数に対して、出力要素となっているキャリヤ17Cの回転数が低回転数になる。したがって、キャリヤ17Cに連結されているフロントプロペラシャフト18の回転数は第2モータ3の回転数より低回転数になって減速機として機能する。そのため、第2モータ3が出力するモータトルクは、減速機構17およびフロントデファレンシャルギヤ20で増幅されて、フロントドライブシャフト21を介して前輪5に伝達される。
このように構成された車両Veは、エンジン1、第1モータ2、第2モータ3、クラッチ機構10、および、切り替え装置9を電子制御装置(ECU)22によって制御することにより、EV走行モードおよびHV走行モードの複数の走行モードの設定が可能である。例えば、クラッチ機構10を解放して第1モータ2と変速装置6の入力軸との連結を解除し、かつ、切り替え装置9を第1モータ2側と第2モータ3側とを接続するように制御することにより、第1モータ2のトルクおよび第2モータ3のトルクが前輪5に伝達される。すなわち二つのモータでの前輪走行が可能となる。そのため、この発明の実施形態によれば、第2モータ3のみのトルクのみで発生させる駆動力に不足が生じた場合には、第2モータ3のトルクに加えて第1モータ2のトルクを前輪5に伝達することができる。そのため、エンジン1を始動せずに駆動力を増大できる。
すなわち、前掲の特許文献1あるいは特許文献2に記載された駆動装置のように、要求駆動力が増大した場合にはその駆動力を満たすためにエンジン始動するところ、この発明の実施形態では、モータのトルクのみでドライバの要求する駆動力を満たすことができる。したがって、エンジン1の始動頻度を抑制でき、ひいては燃費が低下することを抑制できる。また、従来知られている構成では、前輪駆動の場合は一つのモータのトルクのみを前輪5に伝達して駆動力を発生させるところ、図1に示す例では、二つのモータのトルクを前輪5に伝達することが可能である。そのため、EV走行のみならず、エンジン1を始動させて四輪駆動する場合においても前輪5での駆動力を増大することができる。言い換えれば、前輪5の駆動力が不足することを抑制もしくは回避できる。そして、このように、エンジン1を始動せずに第1モータ2のトルクを前輪5へ伝達できることにより、モータの性能を向上させることに伴うコストの増加、ならびに、モータが大型化することによる搭載性が低下することを抑制できる。
図2は、この発明の実施形態における駆動力特性と、前掲の特許文献1に記載された四輪駆動車(従来例)における駆動力特性とを比較した図であって、実線がこの発明の実施形態における駆動力特性を示し、破線が従来例における駆動力特性を示している。この図2から把握できるように、この発明の実施形態における車両Veでは、第2モータ3に加えて第1モータ2のトルクを前輪5に伝達して駆動力を発生させることにより、従来例よりも大幅に駆動力を発生させることができる。また、低車速域において、従来例であればエンジン始動を要する領域であっても、この発明の実施形態では、第1モータ2のトルクを付加することでモータのみのトルクで要求駆動力に対応する駆動力を発生させることができる(図2左側)。また、高車速域においても、従来の四輪駆動車の前輪駆動力に相当する駆動力をモータのみのトルクで発生させることができる(図2右側)。
なお、その他の走行モードとして、第2モータ3が出力するモータトルクのみを前輪5に伝達して駆動力を発生させるシングルモードの設定が可能である。また、エンジン1(および第1モータ2)を駆動し、かつ切り替え装置9の連結を解除することにより、エンジン1(および第1モータ2)のトルクを後輪4に伝達して駆動力を発生させるHV走行モードの設定が可能である(後輪駆動)。また、エンジン1および第1モータ2を駆動し、切り替え装置9の連結を解除し、かつ、第2モータ3のトルクを前輪5に伝達して走行するパラレルHV走行モードの設定が可能である(四輪駆動あるいは全輪駆動)。さらに、発進装置7を解放した状態でエンジン1を運転し、エンジン1のトルクで第1モータ2を駆動して発電させるとともに、第2モータ3のトルクを前輪5に伝達して駆動力を発生させるシリーズHV走行モードの設定も可能である。なお、これらの走行モードは、例えば、要求駆動力および車速をパラメータとする走行モードの切り替えマップに基づいて、各走行モードのいずれかを設定することができる。
つぎに、この発明の実施形態における他の例について説明する。上述したように、この発明の実施形態では、第1モータ2および第2モータ3のトルクを前輪5にトルク伝達可能とされている。したがって、そのような構成であれば、車両Veの構成は適宜変更してもよい。図3は、図1における第1モータ2とエンジン1とを同一線上に配置した構成に替えて、第1モータ2を、エンジン1が連結された回転軸と第2モータ3が連結された回転軸3aとの間の中間軸23に連結した例を示している。また、伝動機構8におけるドライブギヤ14とドリブンギヤ15との間にその中間軸23に連結された中間ギヤ24が設けられている。そして、その中間ギヤ24とドライブギヤ14とを選択的に連結および切り離す(遮断する)ことが可能な切り替え装置9aが設けられている。また同様に、中間ギヤ24とドリブンギヤ15とを選択的に連結および切り離すことが可能な切り替え装置9bが設けられている。したがって、切り替え装置9aを切り離し、かつ切り替え装置9bを連結することにより、第1モータ2のトルクおよび第2モータ3のトルクが前輪5に伝達される。なお、その他の構成は、図1の例と同様であるため、その説明は省略する。また、伝動機構8は、図示した歯車機構に限られず、チェーンやベルトなどの巻き掛け伝動機構であってもよい。
以上、この発明の複数の実施形態について説明したが、この発明は上述した例に限定されないのであって、この発明の目的を達成する範囲で適宜変更してもよい。例えば搭載性の都合により減速機構17を第1モータ2の収容室(ケーシング)に配置できない場合には、図4に示すように第2モータ3の収容室に減速機構17を配置してもよい。また図4に示す例では、第1モータ2の減速比を伝動機構8において適宜のギヤ比に設定するように構成されている。また、その適宜の減速比を設定するために減速機構を追加してもよい。
1…エンジン、 2…第1モータ、 3…第2モータ、 4…後輪(第1駆動輪)、 5…前輪(第2駆動輪)、 6…変速装置、 7…発進装置、 8…伝動機構、 9…切り替え装置、 10…クラッチ機構、 11…リヤプロペラシャフト, 12…リヤデファレンシャルギヤ、 13…リヤドライブシャフト、 14…ドライブギヤ、 15…ドリブンギヤ、 16…ピニオンギヤ、 17…減速機構、 18…フロントプロペラシャフト、 19…固定部、 20…フロントデファレンシャルギヤ、 21…フロントドライブシャフト、 22…電子制御装置、 23…中間軸、 24…中間ギヤ、 Ve…車両。

Claims (1)

  1. 車両の前方側もしくは後方側に設けられた第1駆動輪と、前記車両の前後方向において前記第1駆動輪とは反対側に設けられた第2駆動輪と、前記第1駆動輪にトルクを伝達するエンジンおよび第1モータと、前記第2駆動輪にトルクを伝達する第2モータとを備えたハイブリッド四輪駆動車において、
    前記第1モータを前記第1駆動輪に対して切り離しかつ前記第1モータを前記第2駆動輪に対してトルクを伝達可能に接続する切り替え装置を備えている
    ことを特徴とするハイブリッド四輪駆動車。
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