JP2021020272A - ナット締め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、締結後のおねじの出代の寸法測定が可能なナット締め装置を提供する。【解決手段】ボックスビット5と一体に回転可能なビット軸4と、ビット軸4の外周に配設される測定部6と、ボックスビット5およびビット軸4の内部を摺動自在な測定ロッド44を備え、ビット軸4は、測定ロッド44が挿通可能な挿通孔41と、この挿通孔41と直交する方向へ貫通した長孔42とが形成されており、測定ロッド44は、長孔42に沿って摺動自在な連結ピン43に係止されており、測定部6は、測定ロッド44に連動して軸方向へ摺動自在な昇降部62と、この昇降部62から所定の間隔を空けて配されるセンサ支持部63と、昇降部62のビット軸4に対する軸方向への相対移動を検出可能なセンサ64を備えることを特徴とするナット締め装置1による。【選択図】図2

Description

本発明は、ナット締結後のおねじの出代の寸法測定が可能なナット締め装置に関する。
従来のナット締め装置としては、ナットと係合可能なボックスビットと、このボックスビットに接続され、これと一体に回転可能なビット軸と、このビット軸を回転させるモータとからなるものが知られている。このようなナット締め装置は、予め設定した締付けトルクに達するとナットの締結を完了するように構成されているため、ナットまたはこれと螺合するおねじのねじ山に成形不良などがある際、ナットを正規の高さまで螺入できないという問題があった。
その解決手段として特許文献1に示されたナット締め装置9が知られている。このナット締め装置9は、図5に示すようにナットNと係合可能なボックスビット91と、このボックスビット91に連続するビット軸91aと、前記ボックスビット91およびビット軸91a内を昇降可能な測定ロッド92と、この測定ロッド92と連動する昇降部93と、前記ボックスビット91を回転させるモータ94と、このモータ94の支持部材94aに吊り下げ支持され、前記昇降部93の上昇を検出可能に構成されたセンサ95とを備えており、ナットNと螺合するおねじ(図示せず)に測定ロッド92が押圧されることで、測定ロッド92および昇降部93が上昇するように構成されている。この昇降部93の上昇を前記センサ95が検出することで、締結後のナットNの上面から突出するおねじの出代に相当する寸法を測定可能となる。このため、ナットNのめねじとおねじが正しく噛み合っておらず、ナットNの上面からおねじが突出していないようなナット締結を異常判定できる利点がある。
特開2019−25593号公報
しかしながら、従来のナット締め装置9は、昇降部93がビット軸91aに支持されており、センサ95が支持部材94aに支持される構成であった。これにより、図5の二点鎖線に示すようにビット軸91aが傾いた際、これに追従して傾いた昇降部93がセンサ95に近づくあるいは遠ざかるため、正確におねじの出代の寸法測定を行うことが困難となる等の問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、ビット軸の傾斜に影響を受けず、おねじの出代の寸法を測定可能なナット締め装置の提供を目的とする。この目的を達成するために本発明は、回転駆動源の駆動を受け回転可能なビット軸と、このビット軸と一体に回転するボックスビットと、前記ビット軸の外周に配設される測定部と、前記回転駆動源の駆動を制御する制御部と、ボックスビット内部およびビット軸内部を摺動自在な測定ロッドを備え、前記ビット軸には、前記測定ロッドが挿通可能な挿通孔と、この挿通孔と直交する方向へ貫通した長孔とが形成されており、前記測定ロッドは、前記長孔に沿って摺動自在な連結ピンに係止されているナット締め装置において、前記測定部は、前記測定ロッドに連動し、前記ビット軸に対して相対移動可能な昇降部と、この昇降部から所定の間隔を空けて配されるセンサ支持部と、このセンサ支持部に支持され前記昇降部の前記ビット軸に対する相対移動を検出可能なセンサを備え、前記制御装置は、前記センサからの信号に基づいて前記ナットと螺合したおねじの出代の寸法が適切か否か判定することを特徴とする。これにより、昇降部およびセンサ支持部がビット軸の外周に配される構成であるため、ビット軸が傾斜した際、昇降部およびセンサ支持部ともにビット軸に追従して一体に傾斜することが可能となる。そのため、傾斜時においても、昇降部とセンサ支持部との間隔が変わらない。
なお、前記ビット軸は、これを回転自在に保持するビットガイド部材に所定の位置に保持されていることが好ましい。また、前記ビットガイド部材は、ビット軸を軸方向の移動自在に挿通させる滑り軸受と、この摺動部材を回転自在に支持する転がり軸受とを備えることが好ましい。さらに、前記測定部は、前記測定ロッドと一体に連動する連動部を備え、前記昇降部は、前記ビット軸および前記連動部に対して回転自在に構成されており、前記センサ支持部は、前記ビット軸に対して回転自在に構成されていることが好ましい。しかも、前記昇降部は、これを常時ボックスビット側に付勢する付勢部材に付勢されていることが好ましい。また、前記センサは、昇降部に向かい突出する接触子を備え、この接触子の撓み量を測定する接触式のセンサであることが好ましい。さらに、前記測定ロッドの下端部には、硬化処理が施されていることが好ましい。
本発明のナット締め装置によれば、ビット軸が傾斜した際、昇降部およびセンサ支持部がビット軸と一体に傾斜する。これにより、ビット軸の傾斜時においても、昇降部とセンサ支持部との間隔が変わらないため、高精度におねじの出代の寸法測定が可能となる等の利点がある。また、ビット軸がビットガイド部材により保持されるため、締付時にビット軸が過剰に傾斜することが防止される等の利点がある。さらに、ビットガイド部材がビット軸を挿通させる滑り軸受と、この滑り軸受を支持する転がり軸受とを備えるため、ビットが傾斜した際、ビットガイド部材との間で接触抵抗が減少する。これにより、傾斜時においても、所定の締付トルクでの締め付けが行える等の利点がある。しかも、昇降部およびセンサ支持部がビット軸に対して回転自在に構成されることにより、センサの破損が防止される等の利点がある。また、前記昇降部が付勢部材によりボックスビット側に付勢されるため、上方への締付けが可能になる等の利点がある。さらに、センサが接触式のセンサであるため、より高精度な測定が可能となる等の利点がある。しかも、測定ロッドの下端部に硬化処理が施されており、測定ロッドの摩耗が防止されるため、長期の使用においても高精度の測定が可能となる等の利点がある。
本発明に係るナット締め装置の側面図である。 本発明に係るナット締め装置の一部断面正面図である。 本発明に係るナット締め装置のナットの締付動作時を示す一部断面正面図である。 本発明に係るナット締め装置の他の実施形態を示す一部断面正面図である。 従来のナット締め装置の一部断面正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1ないし図3において1は、ワークWから突出しているおねじScにナットNを螺合させるナット締め装置であり、別途設けられる水平多関節ロボット(図示せず)等の移動操作機構に連結されている。このナット締め装置1は、前記水平多関節ロボットに支持されている直動機構2と、この直動機構2に支持されている回転駆動部3と、この回転駆動部3の出力軸31aに接続されているビット軸4と、このビット軸4に接続されているボックスビット5と、前記ビット軸4の外周に配される測定部6と、前記直動機構2および回転駆動部3の駆動を制御する制御部(図示せず)とを備える。
前記おねじScは、一例としてワークWの下方から圧入された圧入ねじであり、脚部がワークWの上面から所定の長さ突出するように構成されている。また、おねじScの下部には、ワークWと係合可能な凹凸等(図示せず)が設けられており、おねじScは、ワークWに対して回転が規制されている。
前期直動機構2は、昇降用ACサーボモータ(以下昇降モータ)21と、この昇降モータ21の駆動を受けて回転可能なボールねじ22と、このボールねじ22の回転に従い昇降する昇降ユニット23と、前記ボールねじ22の下端を回転自在に保持するビットガイド部材24とを備えており、昇降モータ21およびビットガイド部材24は、前記水平多関節ロボットの所定の位置に支持、固定されている。このビットガイド部材24は前記ビット軸4が挿通可能に構成された第一摺動部25を備えており、この第一摺動部25はビット軸4を昇降自在に挿通させる滑り軸受25aと、この滑り軸受25aを回転自在に保持する転がり軸受25bから構成されている。このような構成により、ビット軸4は、これを回転自在に保持するビットガイド部材24に所定の位置に保持されている構造となっている。また、前記昇降部23には、前記回転駆動部3が支持されている。
前記回転駆動部3は、回転駆動源の一例としてACサーボモータ(以下モータ)31を備えており、このモータ31は、その出力軸31aが下方を向くように配されている。このモータ31の下方には、支持部32が設けられており、この支持部32は、前記直動機構2の昇降ユニット23に一体に連結されている。また、この支持部32には、前記モータ31の出力軸31aおよびこの出力軸31aに連続する前記ビット軸4が回転自在に挿通している。さらに支持部32の下面には、ガイド軸33がビット軸4と並行に配設されている。
前記ビット軸4は、その軸方向に挿通孔41が貫通形成されている筒状部材であり、この挿通孔41と直交して長孔42が貫通形成されている。この長孔42には、これに沿って昇降可能に構成された連結ピン43が挿通しており、この連結ピン43は、後述する測定部6の連動部61と前記挿通孔41内に配されている測定ロッド44を挿通する。この測定ロッド44は、挿通孔41より若干小径に構成されている棒状部材であり、その下端部44aは、挿通孔41より小径かつ前記ボックスビット5に保持されたナットNのめねじ径より小径に構成されている。また、ビット軸4の下端には、前記ボックスビット5が螺合しており、このボックスビット5には、挿通孔41と連続して連続孔51が上下方向に貫通形成されている。この連続孔51は、前記測定ロッド44の下端部44aより大径に構成されており、その下端開口部には、前記ナットNとの係合部52が形成されている。このような構成により、測定ロッド44は、挿通孔41および連続孔51内で傾くことが規制されるとともに、下端部44aがナットNのめねじに侵入可能な構造となる。なお、前記係合部52付近は、磁化されている。
前記測定部6の連動部61は、前記ビット軸4が挿通している環状部材であり、前記連結ピン43が挿入されるピン孔61aが形成されている。この連動部61の外周には、ピン孔61aを塞ぐようにOリング61bが装着されており、このOリング61bにより、連結ピン43は抜け止めされている。また、連動部61の上面には、昇降部62の第二摺動部62aが当接している。この第二摺動部62aは、前記ビット軸4を回転自在かつ摺動自在に案内する滑り軸受であり、下端が大径のフランジ形状に構成されている。さらに、前記昇降部62の一端には、前記支持部材32のガイド軸33が挿通しており、他端の後述するセンサ64の直下には押圧部62bが備えられている。この昇降部62の上方には、これと所定の間隔を空けてセンサ支持部63が配設されており、このセンサ支持部63には、前記ビット軸4が挿通している。このセンサ支持部63は、ビット軸4との間に回転自在に構成された第三摺動部63aを備えており、この第三摺動部63aの上下には、環状固定部材63b、63bが配設されている。この環状固定部材63b、63bは、ビット軸4に固定されており、この環状固定部材63b、63bにより、センサ支持部63は、ビット軸4の所定の高さに固定されている。このセンサ支持部63の一端には、ガイド軸33が挿通しており、他端には、センサ64が支持されている。
前記センサ64は、接触子64aが昇降部62に向かい突出するように配された接触式センサであり、その接触子64aが昇降部62の押圧部62bに押圧されることで撓み、その撓み量を前記制御部へ出力可能に構成されている。なお、センサ64は、接触式センサに限定されることなく、例えば、近接センサやレーザセンサ等の非接触式センサでも良く、また、昇降部62に当接するようにピストンロッドを突き出すシリンダと、このシリンダに装着されるシリンダセンサとから構成されたもの等でもよい。
前記制御部は、前記センサ64から出力される測定値と予め設定された設定値とを比較し前記測定値が前記設定値の範囲内であれば正常判定する一方、範囲外であれば異常判定する判定部と、この判定部の設定値および回転駆動部3のモータ31の回転数、回転トルク等のナット締め装置1の駆動に必要な条件を記憶する記憶部と、この記憶部に基づきモータ31と直動機構2および前記水平多関節ロボットの駆動を制御する動作制御部とを備える。
次に、上記のように構成されたナット締め装置1の作用を説明する。
前記制御部は前記水平多関節ロボットを作動させ、別途設けられる供給装置(図示せず)により所定の位置に配されたナットNにボックスビット5の係合部52を係合させる。この時、ボックスビット5は、係合部52が磁化しているため、係合したナットNを吸着保持する。また、図2に示すように、前記測定ロッド44の下端部44aがナットNのめねじに侵入した状態になる。このナットNの吸着後、前記制御部は、再度水平多関節ロボットを作動させ、ナット締め装置1をワークWから突出するおねじScの上方に移動させる。この移動後、制御部は、前記直動機構2を作動させてボックスビット5を降下させるとともに、回転駆動部3のモータ31へ回転指令を送り、所定の回転数および締付トルクで回転駆動させ、締結動作を開始する。この時、前記昇降部62は、モータ31の回転駆動を受け回転するビット軸4および連動部61との間に第二摺動部62aを備えるため、ビット軸4および連動部61と一体に回転しない。同様に、センサ支持部63も、ビット軸4との間に第三摺動部63aを備えるため、ビット軸4と一体に回転しない。このため、センサ64の接触子64aが押圧部62bから回転方向の力を受けて破損することが防止されている。また、昇降部62およびセンサ支持部63は、その一端に回転駆動部3のガイド軸33が挿通していることにより、回転方向にずれることがない。
上述のような締結動作時において、ナットNと前記おねじScが螺合し始めると、当該おねじScは、ナットNのめねじに侵入して配される測定ロッド44と当接し、これを上方へ押し上げる。これにより、図3に示すように測定ロッド44と連動部61および昇降部62がビット軸4に対して相対的に上昇する。この時、前記センサ支持部63は、ビット軸4の所定の高さに固定されているため、昇降部62とセンサ支持部63との間隔が狭まる。これにより、昇降部62の押圧部62bがセンサ64の接触子64aを押圧し、接触子64aを徐々に撓ませる。その後、ナットNの下面がワークWに当接し、所定の締付トルクに達すると、前記制御部は回転駆動部3のモータ31を停止させる。この時、センサ64は、接触子64aの撓み量に応じた測定値を制御部に出力し、制御部の判定部は、当該測定値とあらかじめ設定されている設定値とを比較しておねじScの出代に相当する寸法の良否判定を行う。この時、測定ロッド44が挿通孔41および連続孔51に対して傾くことが防止されているため、当該測定ロッド44の傾きにより、測定に誤差が生じることが防止されている。上述のような判定後、前記制御部は、直動機構2および水平多関節ロボットを作動させ、所定の高さ、位置に復帰する。この時、測定ロッド44はおよび昇降部62は、これらの自重により、連結ピン43が長孔42の下端に当接する位置まで降下する。
上述のようなナットNの締結動作時において、おねじScがボックスビット5に対して傾いていたり、位置がずれていたりしている際、ナットNを介してボックスビット5およびビット軸4が傾斜する。この時、昇降部62およびセンサ支持部63がともにビット軸4の外周に配されているため、ビット軸4に追従して一体に傾斜する。これにより、ビット軸4の傾斜時においても、昇降部62とセンサ支持部63の間隔が変更されることがないため、高精度な測定を行うことが可能となる。また、ビット軸4が前記ビットガイド部材25に回転自在に保持されているため、ビット軸4が大きく傾斜することが防止されている。この時、ビット軸4は、ビットガイド部材25の第一摺動部26の滑り軸受26aに押圧されるが、この滑り軸受26aが転がり軸受26bに回転自在に支持されているため、ビット軸4とビットガイド部材25との間での接触抵抗が減少する。このため、当該傾斜時においても、適正な締付トルクでの締め付けが可能となる。
なお、本発明に係るナット締め装置1は、前述したものに限定するものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、図4に示すように昇降部62とセンサ支持部63との間に、昇降部62を常時ボックスビット5側へ付勢する付勢部材の一例であるばね65を設けてもよい。これにより、昇降部62は、常時ボックスビット5側に押圧されるため、ビット軸4に対して傾くことが防止される。また、ばね65は、ボックスビット5を上方に向けて締め付ける際に昇降部62が自重により回転駆動部3側に移動することも防止する。このため、ボックスビット5を上方へ向けた締め付けにおいても、上述のような締め付けが可能となる。さらに、図4に示すようにセンサ支持部63は、下方に向かい突出する停止部66を設けてもよい。この停止部66は、昇降部62が過剰に上昇した際、これに当接し、昇降部の上昇を停止させる。このため、センサ64の接触子64aが押圧部62bに圧壊されることを防止可能となる。しかも、測定ロッド44は、その下端部44aに硬度を上げる等の処理が施されていても良く、潤滑部材等が装着されていてもよい。これにより、ナット締付時、おねじScとの当接する測定ロッド44の下端の摩耗を防止するため、長期の使用においても高精度に測定可能な状態を維持することができる。その上、直動機構2を用いず、作業者が任意の場所へ移動させるように構成されていてもよい。なお、センサ支持部63が昇降部62より下方に位置しており、昇降部62は、ナットNの締結時にセンサ支持部63から離れる方向に移動するような構成でもよい。これによれば、万一昇降部62が急激に上昇した際にも、センサ64が圧壊されることがない。
1 … ナット締め装置
4 … ビット軸
42 … 長孔
43 … 連結ピン
44 … 測定ロッド
61 … 連動部
62 … 昇降部
63 … センサ支持部
64 … センサ

Claims (7)

  1. 回転駆動源の駆動を受け回転可能なビット軸と、このビット軸と一体に回転するボックスビットと、前記ビット軸の外周に配設される測定部と、前記回転駆動源の駆動を制御する制御部と、ボックスビット内部およびビット軸内部を摺動自在な測定ロッドを備え、
    前記ビット軸には、前記測定ロッドが挿通可能な挿通孔と、この挿通孔と直交する方向へ貫通した長孔とが形成されており、
    前記測定ロッドは、前記長孔に沿って摺動自在な連結ピンに係止されているナット締め装置において、
    前記測定部は、前記測定ロッドに連動し、前記ビット軸に対して相対移動可能な昇降部と、この昇降部から所定の間隔を空けて配されるセンサ支持部と、このセンサ支持部に支持され前記昇降部の前記ビット軸に対する相対移動を検出可能なセンサを備え、
    前記制御装置は、前記センサからの信号に基づいて前記ナットと螺合したおねじの出代の寸法が適切か否か判定することを特徴とするナット締め装置。
  2. 前記ビット軸は、これを回転自在に保持するビットガイド部材に所定の位置に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のナット締め装置。
  3. 前記ビットガイド部材は、ビット軸を軸方向の移動自在に挿通させる滑り軸受と、この摺動部材を回転自在に支持する転がり軸受とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項2のいずれかに記載のナット締め装置。
  4. 前記測定部は、前記測定ロッドと一体に連動する連動部を備え、
    前記昇降部は、前記ビット軸および前記連動部に対して回転自在に構成されており、
    前記センサ支持部は、前記ビット軸に対して回転自在に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のナット締め装置。
  5. 前記昇降部は、これを常時ボックスビット側に付勢する付勢部材に付勢されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のナット締め装置。
  6. 前記センサは、昇降部に向かい突出する接触子を備え、この接触子の撓み量を測定する接触式のセンサであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のナット締め装置。
  7. 前記測定ロッドの下端部には、硬化処理が施されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のナット締め装置。
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